JP2017145606A - 合板ウエブ耐力制震壁による耐震構造およびその形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
また、制震壁と耐力壁とが一元化できるので、閉鎖壁面の比率が減少し、その分だけ開口部を増やすことができる。これにより設計の自由度、生活の合理性や利便性を向上させることができる
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る耐震構造を示す正面図である。
図1に示すように、耐震部材100は、制震デバイス110、固定金具120、および表裏2枚の充腹材130を備えている。なお便宜上、図1において構造枠200内手前側の斜線で示される充腹材130を第一充腹材130とし、もう一方の構造枠200内奥側充腹材130を第二充腹材130とする。
2本の縦材210の長手方向三分割点に、制震デバイス110を構造枠200の中心方向に向けて、図示しない複数のネジ例えば角ビットビスで固定する。
構造枠200に地震による水平力Pが加わると、2本の縦材210に水平力Pによる応力が伝わり、縦材210に固定された制震デバイス110および固定金具120を介して、表裏2枚の充腹材130にその応力が伝わる。表裏2枚の充腹材130は、制震デバイス110および固定金具120を挟むようにして構造枠200に固定されているので、充腹材130に加わった正負交番で反対向きの水平力Pによる応力は、表裏2枚の充腹材130にそれぞれ圧縮側は圧縮方向に、引張り側は引張り方向に、表裏個別に充腹材130の全体に均一に広がり、応力の向きによって構造枠200を水平方向に傾斜変形させつつ充腹材130全体で構造枠200を支えて正負交番の水平力Pに抵抗する。
図3に示すように、制震デバイス110はΩ型の形状をしている。この制震デバイス110は、低降伏点鋼帯状鋼板からなる制震素子111と、縦材に取り付けるための普通鋼製のベースプレートと、充腹材130を取り付けるための充腹材取付板115とを備える。
図4に示すように、第1の実施形態において固定金具120は縦材210に取り付けるためのベースプレート121と、充腹材130を固定するための充腹材取付板122とを備える。充腹材取付板122は、ベースプレート121の長手方向中心線上に垂直かつベースプレート121短手方向の断面がT形になるように溶着されている。
図5に示すように、切り欠いた充腹材130の形状は概ね船体側面状の形状をしている。表裏2枚の充腹板130は同形状で逆対称のものである。
(a)に示すように、水平力が加わらなければ、固定された状態を保っている。
(b)に示すように、水平力Paが矢印方向から加わると、充腹材130を介し制震デバイス110に伝わった水平力Paからの応力により、弾性限界を超えると制震素子111は塑性変形し、(b)のように、上部の立上部114が制震素子111の外側に湾曲し、下部の立上部114が制震素子111の内側に湾曲する。
(b)の様な水平力Paが加わったことによる反動で、逆方向の水平力Pbが加わると、充腹材130を介し制震デバイス110に伝わった水平力Pbからの応力により、弾性限界を超えると制震素子111は塑性変形し、(c)のように、上部の立上部114が制震素子111の内側に湾曲し、下部の立上部114が制震素子111の外側に湾曲する。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態の耐震構造は、充腹材の枚数が1枚となること以外は、第1の実施の形態で示した構成とほぼ同様である。このため、上記第1の実施の形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付すなどして適宜その説明を省略する。
図7に示すように、耐震部材100は、制震デバイス110、固定金具120、および充腹材130を備えている。固定金具120には第1の実施の形態の固定金具120と異なり充腹材130取付用のためのボルト孔が1つ明けられている。
2本の縦材210の長手方向三分割点に、制震デバイス110を構造枠200の中心方向に向けて、図示しない複数のネジ例えば角ビットビスで固定する。
構造枠200に加わった地震による水平力Pは、制震デバイス110および固定金具120を介して構造枠200に固定された充腹材130に水平力Pが伝わる。充腹材130は制震デバイス110および固定金具120で構造枠200に固定されており、一体となっているので、充腹材130に加わった水平力Pによる応力によって構造枠200は変形しつつ、さらに水平力Pは充腹材130の全体に面上に均一に広がり、充腹材130全体で構造枠200を支えて水平力Pに抵抗する。
図9に示すように、第2の実施形態において固定金具120は縦材210に取り付けるためのベースプレート121と、充腹材130を固定するための充腹材取付板122とを備える。充腹材取付板122は、ベースプレート121の長手方向中心線上に垂直かつベースプレート121短手方向の断面がT形になるように溶着されている。
図10に示すように充腹材130は、長方形の四隅を切り取った形状をしている。
110 制震デバイス
111 制震素子
112、121 ベースプレート
113 取付面
114 立上部
115、122 充腹材取付板
116 上辺面
117 ネジ穴
120 固定金具
123 ネジ穴
124 ボルト孔
130 充腹材
131、132、133 切欠部
200 構造枠
210 縦材
220 横材
P、Pa、Pb 水平力
Claims (12)
- 縦材および横材で構成される建家の構造枠内に制震部材を有する耐力耐震構造において、
前記構造枠部材内の対向した面に設けられる固定部と、
前記固定部を介して前記構造枠と連結された充腹材と、
を備え、
前記固定部のうち少なくとも1つが制震デバイスであることを特徴とする耐力耐震構造。 - 前記充腹材が、
耐力性を備えた板状体であることを特徴とする請求項1記載の耐力耐震構造。 - 前記耐力性を備えた板状体が構造用合板であることを特徴とする請求項2記載の耐力耐震構造。
- 前記充腹材は、
前記構造枠を変形する力が加わるときに前記充腹材が前記構造枠と干渉する部分に切欠部を設けたことを特徴とする請求項1記載の耐力耐震構造。 - 前記充腹材が、
複数枚の板状部材を重ねて配置され、それぞれの板状部材に対して固定部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の耐力耐震構造。 - 前記板状部材は、
前記構造枠に固定された他の前記板状部材に設けられた前記固定部と干渉する部分に切欠部を備えたことを特徴とする請求項5記載の耐力耐震構造。 - 前記構造枠内が複数の固定部を備える場合、
前記固定部同士または前記制震デバイス同士、
または前記固定部と前記制震デバイスとを対向する位置に取り付けることができることを特徴とする請求項1記載の耐力耐震構造。 - 前記制震デバイスは、加力が弾性限界を超えると塑性変形する帯状鋼板で構成される制震素子と、
ベースプレートと、
充腹材取付板と、
を備え、
前記制震素子は、
前記ベースプレートに取り付けるための2つの取付面と、
前記取付面の内側端部から立ち上がる2つの立上部と、
前記立上部間を繋ぎ、前記構造枠から伝達される地震の振動が前記取付板を介して伝わる上辺面と、
を備えることを特徴とする請求項1記載の制震デバイス。 - 前記制震素子は、
前記帯状鋼板が低降伏点鋼であることを特徴とする請求項8記載の制震デバイス。 - 前記上辺面の両端辺は、前記立上部外側と同等かこれより突出していることを特徴とする請求項8記載の制震デバイス。
- 前記上辺面の両端辺は、前記取付面方向に折り曲げられていることを特徴とする請求項8記載の制震デバイス。
- 縦材および横材で構成される建家の構造枠内に制震部材を有する耐力耐震構造において、
前記構造枠内に固定部を設ける工程と、
前記固定部のうち少なくとも1つに制震デバイスを設ける工程と、
前記構造枠に前記固定部を介して前記充腹材を連結する工程と、
を備えることを特徴とする耐力耐震構造の形成方法。
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