JP2017145107A - 乗客コンベア及び防水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】機械室への雨水の浸入を確実に防止することができる乗客コンベア及び防水装置4の提供。
【解決手段】本発明に係る乗客コンベア例えばエスカレーター1は、乗降床2の下方に配置された図示しない機械室の上部を覆う床カバー3から機械室への雨水の浸入を防止する防水装置4を備え、この防水装置4は、床カバー3よりも大きな形状に設定され、床カバー3の上に配置された吸水シート5と、この吸水シート5よりも大きな形状に設定され、乗降床2に接着された接着シート6と、この接着シート6に接着され、接着シート6よりも大きな形状に設定され、吸水シート5を覆う防水シート7とを有している。
【選択図】図3
【解決手段】本発明に係る乗客コンベア例えばエスカレーター1は、乗降床2の下方に配置された図示しない機械室の上部を覆う床カバー3から機械室への雨水の浸入を防止する防水装置4を備え、この防水装置4は、床カバー3よりも大きな形状に設定され、床カバー3の上に配置された吸水シート5と、この吸水シート5よりも大きな形状に設定され、乗降床2に接着された接着シート6と、この接着シート6に接着され、接着シート6よりも大きな形状に設定され、吸水シート5を覆う防水シート7とを有している。
【選択図】図3
Description
本発明は、機械室への雨水の浸入を防止する乗客コンベア及び防水装置に関する。
大雨により乗客コンベア、例えばエスカレーターが設置される建物が冠水して、エスカレーターの乗降床の下方に配置された機械室の上部を覆う床カバーの隙間から機械室へ雨水が浸入すると、機械室内の機器、機材の損傷、あるいは発錆による劣化を招いてしまう。
なお、本発明が対象としている防水装置を備えた乗客コンベアとは異なるが、乗客コンベアの乗降床に設置する技術として、特許文献1に、乗降床の乗客歩行部に凹部を形成し、シート状滑り止め部材を凹部内に接着剤を介して固定した技術が開示されている。
前述した特許文献1に開示されたシート状滑り止め部材では、冠水による機械室への雨水の浸入を防止できない懸念がある。このようなことから、冠水による機械室への雨水の浸入を確実に防止できる有効な技術の開発が要望されていた。
上記課題を解決するために、本発明の目的は、機械室への雨水の浸入を確実に防止することができる乗客コンベア及び防水装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る乗客コンベアは、乗降床の下方に配置された機械室の上部を覆う床カバーから前記機械室への雨水の浸入を防止する防水装置を備えた乗客コンベアにおいて、前記防水装置は、前記床カバーよりも大きな形状に設定され、前記床カバーの上に配置された吸水シートと、前記吸水シートよりも大きな形状に設定され、前記乗降床に接着された接着シートと、前記接着シートに接着され、前記接着シートよりも大きな形状に設定され、前記吸水シートを覆う防水シートとを有することを特徴としている。
また、本発明に係る防水装置は、乗客コンベアの乗降床の下方に配置された機械室の上部を覆う床カバーよりも大きな形状に設定され、前記床カバーの上に配置された吸水シートと、前記吸水シートよりも大きな形状に設定され、前記乗降床に接着された接着シートと、前記接着シートに接着され、前記接着シートよりも大きな形状に設定され、前記吸水シートを覆う防水シートとを有することを特徴としている。
本発明に係る乗客コンベア及び防水装置は、接着シートで乗降床に接着された防水シートにより、床カバーから機械室への雨水の浸入を防止することができる。また万一接着シートと乗降床との接着部分から雨水が浸入したときには、その雨水を吸水シートによって吸水し、床カバーの隙間から機械室への雨水の浸入を防止することができる。すなわち本発明は、機械室への雨水の浸入を確実に防止することができ、従来から懸念されていた機械室内の機器、機材の雨水による損傷、あるいは発錆劣化を抑えることができる。前述した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
以下、本発明に係る乗客コンベア及び防水装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る乗客コンベアは例えばエスカレーター1であり、乗降床2の下方には図示しない機械室が配置されている。この機械室の上部は床カバー3で覆われている。本実施形態に備えられる防水装置4は、床カバー3の隙間から図示しない機械室への雨水の浸入を防止するものである。
防水装置4は、例えば大雨が予想され、建物の冠水の虞を生じたときに乗降床2に配置されるものである。機械室への雨水の浸入の虞の無いときには、図6に示すように防水装置4は配置されない。
図2〜図5に示すように、本実施形態に備えられる防水装置4は、四角形状の床カバー3よりも大きな四角形状に設定され、床カバー3の上に配置された例えば高分子材から成る吸水シート5と、この吸水シート5よりも大きな四角の枠形状に設定され、乗降床2に接着された密着性の高いジェル状の接着シート6とを備えている。
接着シート6は、中央部分に穴部例えば角穴部6aを有しており、吸水シート5は例えば接着シート6の角穴部6aに配置してある。例えば吸水シート5の外形形状を接着シート6の角穴部6aの形状と同等に設定し、吸水シート5を接着シート6の角穴部6aに嵌着させてある。
また防水装置4は、接着シート6よりも大きな四角形状に設定され、吸水シート5を覆う防水シート7を備えている。この防水シート7は、図1に示すように、エスカレーター1の踏段8に近づく側に、雨水をせき止めて踏段8方向への雨水の浸入を防止する防水せき9を有している。
また本実施形態に係るエスカレーター1は、図1に示すように、欄干10に防水装置4の収納部11を設けてある。
また本実施形態に備えられる防水装置4は、図7に示すように、収納部11への収納に際して接着シート6に接着され、吸水シート5を覆う保護シート12を備えている。
本実施形態に備えられる防水装置4を収納部11に収納する際には、保護シート12を接着シート6に接着した状態で、同図7に示すように例えば、保護シート12、吸水シート5、接着シート6、及び防水シート7を含むシート部分の全体を丸めるようにして、収納部11に収納するようになっている。
このように構成した本実施形態に係るエスカレーター1及び防水装置4は、接着シート6で乗降床2に接着された防水シート7により、床カバー3から図示しない機械室への雨水の浸入を防止することができる。また万一接着シート6と乗降床2との接着部分から雨水が浸入したときには、その雨水を吸水シート5によって吸水し、床カバー3の隙間から機械室への雨水の浸入を防止することができる。すなわち本実施形態は、機械室への雨水の浸入を確実に防止することができ、機械室内の機器、機材の雨水による損傷、あるいは発錆劣化を抑えることができる。
本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前述した実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
1・・エスカレーター(乗客コンベア)、2・・乗降床、3・・床カバー、4・・防水装置、5・・吸水シート、6・・接着シート、6a・・角穴部、7・・防水シート、8・・踏段、9・・防水せき、10・・欄干、11・・収納部、12・・保護シート
Claims (6)
- 乗降床の下方に配置された機械室の上部を覆う床カバーから前記機械室への雨水の浸入を防止する防水装置を備えた乗客コンベアにおいて、
前記防水装置は、
前記床カバーよりも大きな形状に設定され、前記床カバーの上に配置された吸水シートと、
前記吸水シートよりも大きな形状に設定され、前記乗降床に接着された接着シートと、
前記接着シートに接着され、前記接着シートよりも大きな形状に設定され、前記吸水シートを覆う防水シートとを有することを特徴とする乗客コンベア。 - 請求項1記載の乗客コンベアにおいて、
前記防水装置の前記接着シートは、中央部分に穴部を有し、前記吸水シートを前記接着シートの前記穴部に配置したことを特徴とする乗客コンベア。 - 請求項1記載の乗客コンベアにおいて、
前記防水装置は、所定箇所への収納に際して前記接着シートに接着され、前記吸水シートを覆う保護シートを有することを特徴とする乗客コンベア。 - 請求項3記載の乗客コンベアにおいて、
前記所定箇所は、欄干に設けた収納部から成ることを特徴とする乗客コンベア。 - 請求項1記載の乗客コンベアにおいて、
当該乗客コンベアはエスカレーターから成り、
前記防水装置の前記防水シートは、前記エスカレーターの踏段に近づく側に、雨水をせき止める防水せきを有することを特徴とする乗客コンベア。 - 乗客コンベアの乗降床の下方に配置された機械室の上部を覆う床カバーよりも大きな形状に設定され、前記床カバーの上に配置された吸水シートと、
前記吸水シートよりも大きな形状に設定され、前記乗降床に接着された接着シートと、
前記接着シートに接着され、前記接着シートよりも大きな形状に設定され、前記吸水シートを覆う防水シートとを有することを特徴とする防水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016028268A JP2017145107A (ja) | 2016-02-17 | 2016-02-17 | 乗客コンベア及び防水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016028268A JP2017145107A (ja) | 2016-02-17 | 2016-02-17 | 乗客コンベア及び防水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017145107A true JP2017145107A (ja) | 2017-08-24 |
Family
ID=59682574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016028268A Pending JP2017145107A (ja) | 2016-02-17 | 2016-02-17 | 乗客コンベア及び防水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017145107A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018002430A (ja) * | 2016-07-06 | 2018-01-11 | 東日本旅客鉄道株式会社 | エスカレーター用防水カバー |
-
2016
- 2016-02-17 JP JP2016028268A patent/JP2017145107A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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