JP3189177U - 浸水防止シート - Google Patents

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張希 毛利
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毛利織物株式会社
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Abstract

【課題】工事が不要で、価格も安く、女性や高齢者等でも簡単に設置することが可能な浸水防止シートを提供する。
【解決手段】家屋への水の浸入を防止する浸水防止シートである。家屋構造体に固定するための固定手段を備えたシート状の本体部2と、その裾部に取り付けられた柔軟なスカート部とから構成される。固定手段は、例えば粘着剤又は剥離可能な接着剤である。スカート部は、例えばシリコーンゴムにより形成されている。本体部2は、例えばシート状本体4と、家屋と対向する裏面側に形成され密着性を向上するための密着層5とから構成され、その裏面に固定手段である接着層6が形成され、接着層6の表面が保護シート7で被覆されている。
【選択図】図2

Description

本考案は、急な水害の発生時等に、家屋や工場、倉庫等への浸水を効果的に防止し得る浸水防止シートに関するものである。
我が国は、気象現象による災害が多く、中でも台風等による水害は、例年多くの被害を全国的にもたらしている。また、近年では、ゲリラ豪雨と呼ばれる突然の集中豪雨による河川や用水路の急激な増水が社会問題化しており、その対策が急がれるところである。
前記台風や集中豪雨により、用水路等からあふれた水が家屋の玄関等から浸入しそうな場合、土嚢等を積むのが一般的である。土嚢は、古くから使用されてきたものであり、浸水防止の観点から、ある程度の効果が期待される。
しかしながら、女性や高齢者等にとっては、土嚢等を積む作業は困難であり、急な増水等に対応することも難しい。したがって、水の浸入に対して、ほとんど対策が講じられていないのが現状である。
このような状況から、土嚢に代わる新たな対応策について、各方面で検討が進められている。例えば、特許文献1には、設置のための構造規模が小さく工事が小規模で済むとともに、設置費用が少なくて済み、かつ収容された状態から、例えば単に上方に引き上げて掛止する等の非常に簡単な操作で設置できるようにした浸水防止堰が開示されている。
特開2003−214051号公報
しかしながら、特許文献1に記載される浸水防止堰では、水浸入口部の底部に予め堀込み部を設ける必要があり、また、フレーム枠やこれを支持する保持手段等を設置する必要がある。したがって、小規模とはいえ工事が必要であり、個人で負担するには設置費用の負担も大きい。このようなことから、広く一般に普及させることは困難である。
本件考案は、このような従来の実情に鑑みて案出されたものであり、素早い対応を図ることができ、工事が不要で、価格も安く、女性や高齢者等でも簡単に設置することが可能な浸水防止シートを提供することを目的とする。
本考案の浸水防止シートは、前述の目的を達成するために、家屋への水の浸入を防止する浸水防止シートであって、家屋構造体に固定するための固定手段を備えたシート状の本体部と、その裾部に取り付けられた柔軟なスカート部とから構成されることを特徴とするものである。
本考案の浸水防止シートは、不使用時には折りたたんだり巻回して収容保存され、例えば玄関等に水が浸入しそうな場合、これを取り出して設置する。設置は、シート状のものを玄関周り等に取り付けるだけであり、大きな力は不要である。また、設置に際して、予め掘込み部等を設ける必要がなく、特段の工事は不要である。
本考案によれば、水害が予想される際に素早い対応を図ることができ、工事が不要で、価格も安く、女性や高齢者等でも簡単に設置することが可能な浸水防止シートを提供することが可能である。
本考案を適用した浸水防止シートの一実施形態を示す概略斜視図である。 本考案を適用した浸水防止シートの要部概略断面図である。 本考案を適用した浸水防止シートの玄関等への設置状態を示す模式的な図である。 本考案を適用した浸水防止シートの家屋への設置状態の一例を示す模式的な図である。 本考案を適用した浸水防止シートのフェンスへの設置状態の一例を示す模式的な図である。 本考案を適用した浸水防止シートの他の実施形態を示す概略斜視図である。 ループを形成した浸水防止シートの他の実施形態を示す概略斜視図である。
以下、本考案を適用した具体的な実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の浸水防止シート1は、シート状の本体部2を主たる構成要素とするものであり、その裾部にスカート部3を設けてなるものである。また、図1において、図示は省略するが、本体部2の裏面側(玄関等の家屋構造体と接する側)に、浸水防止シート1を家屋構造体(玄関やサッシ等の両側にある柱や壁等)に対して固定するための固定手段が設けられている。
前記構成において、シート状の本体部2は、本考案の浸水防止シート1において浸水防止機能を果たす主要部材であり、求められる機能としては、丈夫であること、ある程度の強度を有すること、防水性があること、経年劣化が少ないこと、家屋等の構造体と密着するため柔軟でフィットしやすいこと等を挙げることができる。
具体的には、ポリ塩化ビニルのシート、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィンシート等、樹脂製シートを用いることができる。あるいは、樹脂シートに強度を持たせるためにワイヤーネットや網等をプレスにより中心に挟み込んだもの、ゴムシート、低密度ポリエチレンフォーム等の樹脂発泡シート、シリコーンゴムスポンジシート等であってもよい。さらには、市販の止水機能付き防水シート、防水加工した生地や帆布、コンクリート保水保護用養生テープ、ビル屋上雨漏り防止用ゴムシート、ゴムシートにポリエチレンフォームをラミネートさせたシート、強力防水補修シート、トラックシート、マルチ防水シート等も使用可能である。
シート状の本体部2の厚さは、任意であるが、あまり厚いと取り扱い難くなるおそれがあり、あまり薄いと防水機能が不十分になるおそれがある。好ましくは、0.5mm〜2mmである。
シート状の本体部2は、前述の材質のシートを単独で用いても良いが、家屋等の構造体との密着性を考慮すると、裏面側に柔軟な密着層を設けておくことが好ましい。すなわち、図2に示すように、シート状の本体部2を、シート本体4と、家屋と対向する裏面側に形成され密着性を向上するための密着層5とから構成するようにする。さらには、その裏面に固定手段である接着層6を形成し、接着層6の表面を保護シート7で被覆する。
このような構成を採用する場合、シート状本体4には、本体部2の材質として例示したものをいずれも使用可能である。
裏面側に設ける密着層5は、シート状本体4と家屋等の外周面との隙間を埋めるためのものであり、柔軟性を有する材料を用いることができる。例えば、シリコン系材料、ウレタン系材料、アクリル系材料等である。あるいは、低反発マットのような高密度ウレタンや、濡れたら固まるジェル状の素材、濡れることで膨らむ発泡材、シーリング材、コーキング剤等も使用可能である。
前記密着層5は、緩衝材、密着材として機能し、隙間等を埋め、密封することで防水機能を持たせることができる。このような機能を考えた場合、密着層5はある程度厚い方が好ましく、厚さ1mm〜5mm程度とすることが好ましい。
一方、接着層6は、本実施形態の浸水防止シート1を家屋の玄関やサッシ等に固定するための固定手段として機能するものであり、したがって、浸水防止シート1を保持し得る接着強度を有する必要がある。また、繰り返し使用を考えた場合、剥がせるものであることが好ましい。繰り返し使用した場合に、何度剥がしても痕が残らず、接着強度が低下しないものが好ましい。
また、接着層6も、貼り付ける場所の形状や凹凸、隙間等を埋めて密着させる機能を有することが好ましく、ジェル状やスライム状であることが好ましい。さらに、防水性能を有し、濡れた場所のも貼れることが好ましい。
以上の要求を満たすものとしては、市販の製本テープやマスキングテープ用いられているのり、貼って剥がせる両面テープ、弾性接着剤、シリコン粘着剤、強力粘着ジェル、強力接着ジェル等を挙げることができる。
接着層6は、シート状本体4の裏面の全体に設けることが好ましく、これにより十分な接着力を付与することができるが、これに限らず、必要な部分に部分的に設けることも可能である。
保護シート7は、接着層6の表面を被覆し、使用時に剥がして使うもので、いわゆる離型紙、離型シート等が使用可能である。
以上がシート状の本体部2の構成であるが、このシート状の本体部の裾部には、スカート部3が設けられている。本実施形態の浸水防止シート1を家屋の玄関、サッシ等に設置する場合、裾部が地面等に接するように接地することで、浸水を効果的に防止することができる。この時、浸水防止の観点から、裾部が地面に対して密着することが望ましい。そこで、本実施形態の浸水防止シート1では、シート状の本体部2の裾部にスカート部3そ設けている。
前記スカート部3は、前記目的から、柔軟性に富んだ材質により形成することが好ましい。スカート部3には接着層6を設けることができないからである。そのため、例えばシリコーンゴムのシート等を用いることが好ましい。このようなスカート部3を設けることで、地面等が接着しにくい形状であっても、図3に示すように、浸水防止シート1を玄関ドアD等に接地した際に、スカート部3が柔らかさで地面Gに密着し、水圧で圧着機能を持たせることができる。
本実施形態の浸水防止シート1は、例えばフォークリフトの荷崩れ防止用ラップのようにロール状にして販売することができる。この場合、必要な長さに切り出し、例えば図4に示すように、家屋Kの玄関等、浸水を防止する必要のある所に設置する。あるいは、ラップで覆う如く、家屋の周囲に巻き付けるように設置することも可能である。
さらに、本実施形態の浸水防止シート1は、家屋に限らず、工場や倉庫等に設置することも可能である。設置形態も任意であり、例えば図5に示すように、フェンスFの周囲に設置することで浸水を防止するようにすることも可能である。
また、本実施形態の浸水防止シート1は、折りたたんだり巻回した状態で保管し、必要時(浸水が予想される場合等)に広げて設置するというのが基本の考えであるが、ガード材として日常的に設置しておくことも可能である。
例えば、商店のシャッター等に普段から貼り付けておけば、何かがぶつかっても衝撃からガードする効果を得ることができる。すなわち、破壊行為等に対する備えとして機能させることが可能である。また、浸水のおそれがなくても、台風等の時に、がれき等の衝突に対する備えとして設置することも可能である。
設置場所に関しても、家屋の玄関やサッシに限らず、縁の下の通気口における浸水防止等、水の浸入を防止したい場所であれば、如何なる場所であっても設置可能である。
設置に際して、接着による固定のみでは不十分であれば、クリップや釘打ちで止める等の方法を併用することも可能である。例えば、浸水防止シート1の販売に際して、固定のための器具等をセット販売することも可能である。
シート状の本体部2の強度が不足する場合には、補強材を差し込んで、これを補うようにしてもよい。例えば、図6に示すように、シート状の本体部2の一方の面(表面でも裏面でも可能)に、ズボンのベルト通しのようにループ8を一列に配列形成しておき、ここに補強材9を差し込むようにする。これにより、保管時には浸水防止シート1を畳んでおき、使用時に補強材9を差し込んで強度の高い状態とすることができる。
前記ループ8を複数列形成し、複数本の補強材9で補強することも可能である。補強材9は、長尺状の板であってもよいし、棒状部材であってもよい。その材質も、プラスチックや木材等、任意である。
ループ8は、例えば図7に示すように、帯状のシートを本体部2に貼り付け、その中途部を本体部2から離間させることで形成してもよい。このようにすることで、ループ8を一つ一つ取り付けて形成する場合に比べて効率良く形成することが可能である。また、ループ8は、複数列形成することも可能であり、図7に示す例では、ループ8を2列形成している。
以上のような構成を有する本考案の浸水防止シート1は、例えば浸水しはじめてからでも簡単に素早く設置することが可能である。また、土嚢等と比べると、女性や高齢者でも、素早く簡単に設置することができる。
さらに、本考案の浸水防止シートは、安価で、保管にも場所を取らないという利点があり、ホームセンター等で手軽に購入することができ、いろいろな施設の簡易防災備品として、また一般家庭の常備用の防災用品として役立つものである。
以上、本考案を適用した実施形態について説明してきたが、本考案がこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることはいうまでもない。
1 浸水防止シート
2 本体部
3 スカート部
4 シート状本体
5 密着層
6 接着層
7 保護シート
8 ループ
9 補強材

Claims (5)

  1. 家屋への水の浸入を防止する浸水防止シートであって、
    家屋構造体に固定するための固定手段を備えたシート状の本体部と、その裾部に取り付けられた柔軟なスカート部とから構成されることを特徴とする浸水防止シート。
  2. 前記固定手段は、粘着剤又は剥離可能な接着剤であることを特徴とする請求項1記載の浸水防止シート。
  3. 前記スカート部は、シリコーンゴムにより形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の浸水防止シート。
  4. 前記本体部は、シート本体と、家屋と対向する裏面側に形成され密着性を向上するための密着層とから構成され、その裏面に固定手段である接着層が形成され、接着層の表面が保護シートで被覆されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の浸水防止シート。
  5. 前記本体部の裏面側に、補強材を挿入するためのループが形成され、使用時に前記ループに補強材が挿入されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の浸水防止シート。
JP2013007108U 2013-12-16 浸水防止シート Expired - Lifetime JP3189177U (ja)

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