JP2017144971A - ハイブリッド自動車 - Google Patents
ハイブリッド自動車 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017144971A JP2017144971A JP2016030225A JP2016030225A JP2017144971A JP 2017144971 A JP2017144971 A JP 2017144971A JP 2016030225 A JP2016030225 A JP 2016030225A JP 2016030225 A JP2016030225 A JP 2016030225A JP 2017144971 A JP2017144971 A JP 2017144971A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- engine
- drive shaft
- output
- maximum
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
Landscapes
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】駆動軸に要求される制動力を確保できるようにする。【解決手段】走行中のアクセルオフにより駆動軸に制動力が要求されると、駆動軸の現在の回転数からモータMG1の最高回転数の範囲内で正回転・燃料カットモードにより駆動軸に出力可能な最大制動力と、モータMG1の最高回転数の範囲内で負回転・燃料カットモードにより駆動軸に出力可能な最大制動力とを算出する。そして、正回転・燃料カットモードと負回転・燃料カットモードのうち最大制動力が大きい方のモードを選択する。これにより、駆動軸に対する大きな制動力の要求に対応することができる。【選択図】図2
Description
本発明は、エンジンと、第1モータと、遊星歯車機構と、第2モータと、二次電池とを備えるハイブリッド自動車に関する。
従来、この種のハイブリッド自動車としては、エンジンと、モータMG1,MG2と、動力分割装置と、バッテリとを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド自動車では、モータMG2による回生制御の実行中に、エンジンの吸気バルブのリフト量と作用角とを小さくすることで、エンジンブレーキ力を増加させる。これにより、駆動軸に出力する制動力を確保しつつモータMG2から駆動軸に出力する回生制動力を低減させることができ、バッテリの過充電を抑制することができる。
しかしながら、吸気バルブのリフト量や作用角を小さくするだけでは、得られる制動力には限界があるため、十分な制動力を確保できない場合がある。
本発明のハイブリッド自動車は、駆動軸に要求される制動力を確保できるようにすることを主目的とする。
本発明のハイブリッド自動車は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のハイブリッド自動車は、
エンジンと、
第1モータと、
共線図上で第1回転要素,第2回転要素,第3回転要素の順に並び前記第1回転要素に前記第1モータの回転軸が接続され前記第2回転要素に前記エンジンの出力軸が接続され前記第3回転要素に車軸に連結された駆動軸に接続された遊星歯車機構と、
前記駆動軸に動力を入出力可能な第2モータと、
前記第1モータおよび前記第2モータと電力をやり取り可能な二次電池と、
前記駆動軸に制動力の出力が要求されたとき、前記エンジンへの燃料供給を停止させた状態で該エンジンが正回転方向にモータリングされると共に要求制動力が出力されるよう前記第1モータと前記第2モータとを制御する第1制動制御と、前記エンジンへの燃料供給を停止させた状態で該エンジンが負回転方向にモータリングされると共に前記要求制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記第1モータと前記第2モータとを制御する第2制動制御とを実行可能な制動制御手段と、
を備えるハイブリッド自動車であって、
前記制動制御手段は、前記第1制動制御において前記第1モータが正回転方向に許容最大回転数で回転するよう駆動された場合に前記駆動軸の現在の回転数に基づき前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとから前記駆動軸に出力可能な最大制動力と、前記第2制動制御において前記第1モータが負回転方向に許容最大回転数で回転するよう駆動された場合に前記駆動軸の現在の回転数に基づき前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとから前記駆動軸に出力可能な最大制動力とのうち制動力が大きい方の制動制御を選択して実行する
ことを要旨とする。
エンジンと、
第1モータと、
共線図上で第1回転要素,第2回転要素,第3回転要素の順に並び前記第1回転要素に前記第1モータの回転軸が接続され前記第2回転要素に前記エンジンの出力軸が接続され前記第3回転要素に車軸に連結された駆動軸に接続された遊星歯車機構と、
前記駆動軸に動力を入出力可能な第2モータと、
前記第1モータおよび前記第2モータと電力をやり取り可能な二次電池と、
前記駆動軸に制動力の出力が要求されたとき、前記エンジンへの燃料供給を停止させた状態で該エンジンが正回転方向にモータリングされると共に要求制動力が出力されるよう前記第1モータと前記第2モータとを制御する第1制動制御と、前記エンジンへの燃料供給を停止させた状態で該エンジンが負回転方向にモータリングされると共に前記要求制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記第1モータと前記第2モータとを制御する第2制動制御とを実行可能な制動制御手段と、
を備えるハイブリッド自動車であって、
前記制動制御手段は、前記第1制動制御において前記第1モータが正回転方向に許容最大回転数で回転するよう駆動された場合に前記駆動軸の現在の回転数に基づき前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとから前記駆動軸に出力可能な最大制動力と、前記第2制動制御において前記第1モータが負回転方向に許容最大回転数で回転するよう駆動された場合に前記駆動軸の現在の回転数に基づき前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとから前記駆動軸に出力可能な最大制動力とのうち制動力が大きい方の制動制御を選択して実行する
ことを要旨とする。
この本発明のハイブリッド自動車では、駆動軸に制動力の出力が要求されたとき、制動制御として、第1制動制御と第2制動制御とを実行可能である。第1制動制御は、エンジンへの燃料供給を停止させた状態でエンジンを正回転方向にモータリングし、第2制動制御は、エンジンへの燃料供給を停止させた状態でエンジンを負回転方向にモータリングする。ここで、エンジンは正回転で回転する方が負回転で回転するよりも回転抵抗が小さくなるよう設計されているのが一般的である。このため、第1モータでエンジンを負回転方向にモータリングした方が正回転方向にモータリングするよりもエンジンでの消費エネルギを高くすることができる。したがって、第2制動制御を実行することで、第1制動制御に比して、大きな制動力を駆動軸に出力することが可能である。しかしながら、第1モータにはその許容最大回転数が定められており、第2制動制御を実行した場合に、遊星歯車機構の特性上、駆動軸の回転数が高くなるほど、第1モータの回転数は許容最大回転数に到達し易くなる。このため、駆動軸の回転数によっては、第1制動制御の方が第2制動制御よりも駆動軸に出力可能な制動力が大きくなる場合がある。本発明では、第1制動制御と第2制動制御のうち駆動軸の現在の回転数に基づき駆動軸に出力可能な最大制動力が大きくなる方の制動制御を選択して実行するから、駆動軸に要求される制動力をより確実に出力することができる。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図1に示すように、エンジン22と、プラネタリギヤ30と、モータMG1と、モータMG2と、インバータ41,42と、バッテリ50と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUという)70と、を備える。
エンジン22は、例えばガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24には、エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号、例えば、エンジン22のクランクシャフト26のクランク角を検出する図示しないクランクポジションセンサからのクランクポジションなどが入力されている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、エンジンECU24は、図示しないクランクポジションセンサからのクランクポジションに基づいてクランクシャフト26の回転数、即ちエンジン22の回転数Neも演算している。
プラネタリギヤ30は、外歯歯車のサンギヤ31と、内歯歯車のリングギヤ32と、サンギヤ31およびリングギヤ32に噛合する複数のピニオンギヤ33と、複数のピニオンギヤ33を自転かつ公転自在に保持するキャリア34と、を有するシングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。サンギヤ31には、モータMG1の回転子が接続されている。リングギヤ32には、駆動輪39a,39bにデファレンシャルギヤ38およびギヤ機構37を介して連結された駆動軸36が接続されている。キャリア34には、ダンパ28を介してエンジン22のクランクシャフト26が接続されている。
モータMG1は、例えば同期発電電動機として構成されている。このモータMG1は、上述したように、回転子がプラネタリギヤ30のサンギヤ31に接続されている。モータMG2は、例えば同期発電電動機として構成されている。このモータMG2は、回転子が減速ギヤ35を介して駆動軸36に接続されている。インバータ41,42は、バッテリ50と共に電力ライン54に接続されている。モータMG1,MG2は、モータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40によって、インバータ41,42の図示しない複数のスイッチング素子がスイッチング制御されることにより、回転駆動される。
モータECU40は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
モータECU40には、モータMG1,MG2を駆動制御するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、以下のものを挙げることができる。
・モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2
・モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流
・モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ43,44からの回転位置θm1,θm2
・モータMG1,MG2の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流
モータECU40からは、インバータ41,42の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号などが出力ポートを介して出力されている。
モータECU40は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このモータECU40は、HVECU70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御する。また、モータECU40は、必要に応じてモータMG1,MG2の駆動状態に関するデータをHVECU70に出力する。モータECU40は、回転位置検出センサ43,44からのモータMG1,MG2の回転子の回転位置θm1,θm2に基づいてモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2を演算している。
バッテリ50は、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されている。このバッテリ50は、上述したように、インバータ41,42と共に電力ライン54に接続されている。このバッテリ50は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52によって管理されている。
バッテリECU52は、図示しないが、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートを備える。
バッテリECU52には、バッテリ50を管理するのに必要な各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、以下のものを挙げることができる。
・バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧Vb
・バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib(バッテリ50から放電するときが正の値)
・バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tb
・バッテリ50の端子間に設置された電圧センサ51aからの電池電圧Vb
・バッテリ50の出力端子に取り付けられた電流センサ51bからの電池電流Ib(バッテリ50から放電するときが正の値)
・バッテリ50に取り付けられた温度センサ51cからの電池温度Tb
バッテリECU52は、HVECU70と通信ポートを介して接続されている。このバッテリECU52は、必要に応じてバッテリ50の状態に関するデータをHVECU70に出力する。バッテリECU52は、電流センサ51bからの電池電流Ibの積算値に基づいて蓄電割合SOCを演算している。蓄電割合SOCは、バッテリ50の全容量に対するバッテリ50から放電可能な電力の容量の割合である。また、バッテリECU52は、蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリ50に充放電してもよい許容最大充放電電力(放電側が正の値)である入力制限Win,Woutも設定している。
HVECU70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に、処理プログラムを記憶するROM74やデータを一時的に記憶するRAM76,入出力ポート,通信ポートを備える。
HVECU70には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。各種センサからの信号の一部として、以下のものを挙げることができる。
・イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号
・シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP
・アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc
・ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP
・車速センサ88からの車速V
・イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号
・シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP
・アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc
・ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP
・車速センサ88からの車速V
HVECU70は、上述したように、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と通信ポートを介して接続されている。このHVECU70は、エンジンECU24,モータECU40,バッテリECU52と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸36に出力すべき要求トルクTp*を計算し、この要求トルクTp*に対応する要求動力が駆動軸36に出力されるように、エンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては以下の(1)〜(3)のものがある。(1)のトルク変換運転モードと(2)の充放電運転モードは、いずれもエンジン22の運転を伴って要求動力が駆動軸36に出力されるようエンジン22とモータMG1,MG2とを制御するモードであり、実質的な制御における差異はないため、以下、両者を合わせてエンジン運転モード(ハイブリッドモード)という。
(1)トルク変換運転モード:要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてがプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する運転モード
(2)充放電運転モード:要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部がプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによりトルク変換されて要求動力が駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する運転モード
(3)モータ運転モード:エンジン22の運転を停止してモータMG2から要求動力に見合う動力を駆動軸36に出力するよう駆動制御する運転モード
(1)トルク変換運転モード:要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてがプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する運転モード
(2)充放電運転モード:要求動力とバッテリ50の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ50の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部がプラネタリギヤ30とモータMG1とモータMG2とによりトルク変換されて要求動力が駆動軸36に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する運転モード
(3)モータ運転モード:エンジン22の運転を停止してモータMG2から要求動力に見合う動力を駆動軸36に出力するよう駆動制御する運転モード
また、実施例のハイブリッド自動車20では、シフトレバーのシフトポジションSPとして、駐車時に用いる駐車ポジション(Pポジション)、後進走行用のリバースポジション(Rポジション)、中立のニュートラルポジション(Nポジション)、前進走行用の通常のドライブポジション(Dポジション)が用意されている。加えて、アクセルオン時の駆動力の設定等はDポジションと同一であるが走行中のアクセルオフ時に作用させる制動力がDポジションより大きく設定されるブレーキポジション(Bポジション)、アップシフト指示ポジションおよびダウンシフト指示ポジションを有するシーケンシャルシフトポジション(Sポジション)も用意されている。ここで、Sポジションは、アクセルオン時の駆動力や走行中のアクセルオフ時の制動力を例えば4段階(S1〜S4)に変更するポジションである。このSポジションでは、アップシフト指示ポジションを操作してアップシフトする毎にアクセルオン時の駆動力と走行中のアクセルオフ時の制動力は小さくなり、ダウンシフト指示ポジションを操作してダウンシフトする毎にアクセルオン時の駆動力と走行中のアクセルオフ時の制動力は大きくなる。
実施例のハイブリッド自動車20では、走行中にアクセルオフされたときのエンジン22とモータMG1とモータMG2の制御として、シフトポジションSPがDポジションの場合には、エンジン22への燃料供給を停止し、モータMG1から出力するトルクを値0とすると共に要求トルクTp*(制動力)が駆動軸36に出力されるようモータMG2を駆動制御する。一方、シフトポジションSPがBポジションまたはSポジションの場合には、エンジン22への燃料供給を停止し、エンジン22を目標回転数Ne*でモータリングするようモータMG1を駆動制御すると共に要求トルクTp*(制動力)が駆動軸36に出力されるようモータMG2を駆動制御する。ここで、エンジン22の目標回転数Ne*として、正回転方向の回転数を設定すれば、モータMG1からの正のトルクによってエンジン22を正回転方向にモータリングすることができ、負回転方向の回転数を設定すれば、モータMG1からの負のトルクによってエンジン22を負回転方向にモータリングすることができる。
図2は、エンジン22を正回転方向にモータリングする場合と負回転方向にモータリングする場合のプラネタリギヤ30の各回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係を示す共線図である。図示するように、エンジン22への燃料供給を停止してモータMG1からの正のトルクによりエンジン22を正回転方向にモータリングする場合、モータMG1は正の回転数で正のトルクを出力するから電力を消費する。また、エンジン22のフリクション(エンジンブレーキ)は負の方向に作用するから、駆動軸36には負のトルク(直達トルク)が出力される。このエンジン22の動作モードを、正回転・燃料カットモードという。この正回転・燃料カットモードでは、モータMG2は、要求トルクTp*(負のトルク)から直達トルク(負のトルク)を減じたトルクを出力する(図2中、(1)参照)。これにより、エンジン22のフリクション(エンジンブレーキ)を用いてモータMG1で電力を消費しながら、駆動軸36に比較的大きな制動力を出力することができる。また、エンジン22のフリクションを用いてモータMG1で電力を消費するから、バッテリ50に過大な電力により充電されるのを抑制することができる。
一方、エンジン22への燃料供給を停止してモータMG1からの負のトルクによりエンジン22を負回転方向にモータリングする場合、モータMG1は負の回転数で負のトルクを出力するから電力を消費する。また、エンジン22のフリクション(エンジンブレーキ)は正の方向に作用するから、駆動軸36には正のトルク(直達トルク)が出力される。このエンジン22の動作モードを、負回転・燃料カットモードという。負回転・燃料カットモードでは、モータMG2は、要求トルクTp*に直達トルク(正のトルク)を相殺するための負のトルクを付加したトルクを出力する(図2中、(2)参照)。これにより、負回転・燃料カットモードは、正回転・燃料カットモードと同様に、エンジン22のフリクションを用いてモータMG1で電力を消費しながら、駆動軸36に比較的大きな制動力を出力することができる。
ここで、エンジン22は、負回転方向に回転する方が正回転方向に回転するよりもフリクション(消費エネルギ)が大きいのが一般的である。このため、モータMG1の回転数に制限がなければ、エンジン22をモータMG1の最高回転数付近までモータリングすることで、負回転・燃料カットモードの方が正回転・燃料カットモードよりも、全体の消費エネルギが大きくなり、より大きな制動力の出力に対応することができる。しかし、モータMG1には最高回転数が正回転方向および負回転方向に定められており、前進走行している状況(駆動軸36が正回転している状況)を考えれば、車速V(駆動軸36の回転数)が高いほど、モータMG1によりエンジン22を負回転方向にモータリングする際に、モータMG1の最高回転数に達しやすくなる。この場合、エンジン22を十分な回転数でモータリングすることができないから、車速V(駆動軸36の回転数)によっては、正回転・燃料カットモードの方が負回転・燃料カットモードよりも駆動軸36に大きな制動力を出力できる場合がある。
次に、こうして構成された本実施例のハイブリッド自動車20の動作、特に、前進走行中にアクセルオフされた際の動作について説明する。図3は、HVECU70のCPU72により実行される制動時モード選択ルーチンの一例を示すフローチャートである。
制動時モード選択ルーチンが実行されると、HVECU70のCPU72は、まず、シフトポジションセンサ82からのシフトポジションSPやアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc、車速センサ88からの車速V、エンジン回転数Ne、モータ回転数Nm1,Nm2、バッテリ50の入力制限Winなどのデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。ここで、エンジン回転数Neは、クランクポジションセンサにより検出される信号に基づいてエンジンECU24により演算されたものを通信により入力するものとした。また、モータ回転数Nm1,Nm2は、回転位置検出センサ43,44によりそれぞれ検出されたモータMG1,MG2の回転位置θm1,θm2に基づいてモータECU40により演算されたものを通信により入力するものとした。また、入出力制限Winは、蓄電割合SOCと電池温度Tbとに基づいてバッテリECU52により設定されたものを通信により入力するものとした。
こうしてデータを入力すると、入力したアクセル開度Accに基づいてアクセルオフであるか否かを判定すると共に(ステップS110)、シフトポジションSPがBポジションまたはSポジションであるか否かを判定する(ステップS120)。アクセルオフでないと判定したり、シフトポジションSPがBポジションまたはSポジションでないと判定すると、他の制御を実行するため、制動時モード選択ルーチンを終了する。
一方、アクセルオフされており、且つ、シフトポジションSPがBポジションまたはSポジションであると判定すると、入力した車速VとモータMG1の正回転方向の最高回転数Nm1maxとに基づいて次式(1)によりエンジン22の正回転方向の制限回転数としての仮の値である仮エンジン制限回転数Neftmpを設定し、入力した車速VとモータMG1の負回転方向の最高回転数(−Nm1max)とに基づいて次式(2)によりエンジン22の負回転方向の制限回転数としての仮の値である仮エンジン制限回転数Nertmpを設定する(ステップS130)。なお、式(1)および(2)中の「k」は、車速Vを駆動軸36の回転数に換算する換算係数である。なお、駆動軸36の回転数として、モータMG2の回転数Nm2を減速ギヤ35のギヤ比Grで割ったもの(Nm2/Gr)を用いるものとしてもよい。
Neftmp=(ρ・Nm1max+V・k)/(1+ρ) …(1)
Nertmp=(-ρ・Nm1max+V・k)/(1+ρ) …(2)
Nertmp=(-ρ・Nm1max+V・k)/(1+ρ) …(2)
仮エンジン制限回転数Neftmp,Nertmpを計算すると、次式(3),(4)により計算した仮エンジン制限回転数Neftmp,Nertmpをそれぞれエンジン22の最高回転数Nemax,−Nemaxでガードしてエンジン制限回転数Nef,Nerを算出する(ステップS140)。
Nef=min(Neftmp,Nemax) …(3)
Ner=max(Nertmp,-Nemax) …(4)
Ner=max(Nertmp,-Nemax) …(4)
そして、エンジン制限回転数Nef,Nerでエンジン22をモータリングした場合にエンジン22から出力されるフリクショントルクTef,Terをそれぞれを算出する(ステップS150)。ここで、フリクショントルクTef,Terは、本実施例では、エンジン制限回転数Nef,NerとフリクショントルクTef,Terとの関係を予め実験的に求めてマップとしてROM74に記憶しておき、エンジン制限回転数Nef,Nerが与えられると、マップから対応するフリクショントルクTef,Terを導出するものとした。
フリクショントルクTef,Terを算出すると、算出したフリクショントルクTef,Terがリングギヤ32側に分配、即ち駆動軸36に伝達されるトルク(直達トルク)Tepf,Teprを次式(5),(6)により算出する(ステップS160)。
Tepf=Tef/(1+ρ) …(5)
Tepr=Ter/(1+ρ) …(6)
Tepr=Ter/(1+ρ) …(6)
次に、エンジン22をそれぞれエンジン制限回転数Nef,Nerで回転させるためのモータMG1の目標回転数Nm1f,Nm1rを次式(7),(8)により算出する(ステップS170)。そして、モータMG1の目標回転数Nm1f,Nm1rとフリクショントルクTef,Terとに基づいて次式(9),(10)によりそれぞれのモータMG1の消費パワーPm1f,Pm1rを算出する(ステップS180)。なお、式(9)中、{−Tef・ρ/(1+ρ)}は、フリクショントルクTefがサンギヤ31側に分配されるトルクの反力を受け持つためにモータMG1から出力するトルクを示す。また、式(10)中、{−Ter・ρ/(1+ρ)}は、フリクショントルクTerがサンギヤ31側に分配されるトルクの反力を受け持つためにモータMG1から出力するトルクを示する。
Nm1f=Nef・(1+ρ)/ρ-V・k/ρ …(7)
Nm1r=Ner・(1+ρ)/ρ-V・k/ρ …(8)
Pm1f=Nm1f・[-Tef・ρ/(1+ρ)] …(9)
Pm1r=Nm1r・[-Ter・ρ/(1+ρ)] …(10)
Nm1r=Ner・(1+ρ)/ρ-V・k/ρ …(8)
Pm1f=Nm1f・[-Tef・ρ/(1+ρ)] …(9)
Pm1r=Nm1r・[-Ter・ρ/(1+ρ)] …(10)
そして、バッテリ50の入力制限Winと算出したモータMG1の消費パワーPm1f,Pm1rとの偏差をモータMG2の回転数Nm2で割ることによりモータトルクTm2f,Tm2rを次式(11),(12)により算出する(ステップS190)。
Tm2f=(Win-Pm1f)/Nm2 …(11)
Tm2r=(Win-Pm1r)/Nm2 …(12)
Tm2r=(Win-Pm1r)/Nm2 …(12)
こうして直達トルクTepf,TeprとモータトルクTm2f,Tm2rとを算出すると、直達トルクTepf,TeprとモータトルクTm2f,Tm2rとのそれぞれの和により正回転・燃料カットモード,負回転・燃料カットモードでそれぞれ駆動軸36に出力される合計トルクTpf,Tprを次式(13),(14)により算出する(ステップS200)。こうして合計トルクTpf,Tprを算出することにより、合計トルクTpfの絶対値は、駆動軸36の現在の回転数において、正回転・燃料カットモードにより、モータMG1の最高回転数Nm1maxおよびエンジン22の最高回転数Nemaxの範囲内で駆動軸36に出力可能な最大制動トルクを示す。また、合計トルクTprの絶対値は、駆動軸36の現在の回転数において、負回転・燃料カットモードにより、モータMG1の最高回転数(−Nm1max)およびエンジン22の最高回転数(−Nemax)の範囲内で駆動軸36に出力可能な最大制動トルクを示す。
Tpf=Tepf+Tm2f …(13)
Tpr=Tepr+Tm2r …(14)
Tpr=Tepr+Tm2r …(14)
合計トルクTpf,Tprを算出すると、算出した合計トルクTpfの絶対値(最大制動トルク)が合計トルクTprの絶対値(最大制動トルク)よりも大きいか否か、即ち正回転・燃料カットモードの方が負回転・燃料カットモードよりも大きな制動力を出力できるか否かを判定する(ステップS210)。合計トルクTpfの絶対値が合計トルクTprの絶対値よりも大きいと判定すると、エンジン22の動作モードとして正回転・燃料カットモードを選択し(ステップS220)、合計トルクTpfの絶対値が合計トルクTprの絶対値よりも大きくないと判定すると、エンジン22の動作モードとして負回転・燃料カットモードを選択して(ステップS230)、制動時モード選択ルーチンを終了する。
なお、走行中にアクセルオフで且つシフトポジションSPがBポジションまたはSポジションとなって(エンジン22のフリクションを用いた制動力の要求がなされて)エンジン22の動作モードが一旦選択されると、アクセルオンあるいはBポジションおよびSポジション以外のポジションへの変更のいずれかが成立する(エンジン22のフリクションを用いた制動力の要求が解除される)まで、選択した動作モードを維持するものとしてもよい。これにより、エンジン22の回転方向が途中で変更されることにより、駆動軸36に伝達されるトルクが急変するのを抑制することができる。
以上説明した本実施例のハイブリッド自動車20によれば、走行中のアクセルオフにより駆動軸36に制動力が要求されると、駆動軸36の現在の回転数からモータMG1の最高回転数Nm1maxおよびエンジン22の最高回転数Nemaxの範囲内で正回転・燃料カットモードにより駆動軸36に出力可能な最大制動トルク(合計トルクTpfの絶対値)と、モータMG1の最高回転数(−Nm1max)およびエンジン22の最高回転数(−Nemax)の範囲内で負回転・燃料カットモードにより駆動軸36に出力可能な最大制動トルク(合計トルクTprの絶対値)とを算出する。そして、正回転・燃料カットモードと負回転・燃料カットモードのうち最大制動トルク(合計トルクの絶対値)が大きい方のモードを選択する。これにより、駆動軸36に対する大きな制動力の要求に対応することができる。
実施例では、駆動軸36の現在の回転数からモータMG1の最高回転数Nm1maxおよびエンジン22の最高回転数Nemaxの範囲内で正回転・燃料カットモードにより駆動軸36に出力可能な最大制動トルク(合計トルクTpfの絶対値)と、モータMG1の最高回転数(−Nm1max)およびエンジン22の最高回転数(−Nemax)の範囲内で負回転・燃料カットモードにより駆動軸36に出力可能な最大制動トルク(合計トルクTprの絶対値)とを比較し、両者のうち大きい方のモードを選択した。しかし、エンジン22として高回転型エンジンが採用されている場合には、駆動軸36の現在の回転数からモータMG1の最高回転数Nm1maxの範囲内で正回転・燃料カットモードにより駆動軸36に出力可能な最大制動トルクと、モータMG1の最高回転数(−Nm1max)の範囲内で負回転・燃料カットモードにより駆動軸36に出力可能な最大制動トルクとを比較するものとしてもよい。この場合、ステップS130で算出される回転数Neftmp,Nertmpをそのままエンジン制限回転数Nef,Nerとし、ステップS140の処理を省略するものとすればよい。
実施例では、駆動軸36の現在の回転数から正回転・燃料カットモードにより駆動軸36に出力可能な最大制動トルク(合計トルクTpfの絶対値)と、負回転・燃料カットモードにより駆動軸36に出力可能な最大制動トルク(合計トルクTprの絶対値)とをそれぞれ算出するものとした。しかし、最大制動トルクを算出することなく、駆動軸36の回転数(車速V)に基づいて動作モード(正回転・燃料カットモード,負回転・燃料カットモード)を選択するものとしてもよい。この場合、図4に示すように、駆動軸36の回転数と正回転・燃料カットモードで出力可能な最大制動トルク(負側に大きい方が制動トルクが大きい)との関係および駆動軸36の回転数と負回転・燃料カットモードで出力可能な最大制動トルクとの関係をそれぞれ求め、両者の関係から最大制動トルクの大小が逆転するときの駆動軸36の回転数を閾値Nprefとして予め定めておく。そして、駆動軸36の回転数が閾値Npref未満の場合に、負回転・燃料カットモードを選択し、駆動軸36の回転数が閾値Npref以上の場合に、正回転・燃料カットモードを選択する。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、エンジン22が「エンジン」に相当し、モータMG1が「第1モータ」に相当し、プラネタリギヤ30が「遊星歯車機構」に相当し、モータMG2が「第2モータ」に相当し、バッテリ50が「二次電池」に相当し、HVECU70とエンジンECU24とモータECU40とが「制動制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ハイブリッド自動車の製造産業に利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 プラネタリギヤ、31 サンギヤ、32 リングギヤ、33 ピニオンギヤ、34 キャリア、35 減速ギヤ、36 駆動軸、37 ギヤ機構、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、41,42 インバータ、43,44 回転位置検出センサ、50 バッテリ、51a 電圧センサ、51b 電流センサ、51c 温度センサ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、54 電力ライン、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、MG1,MG2 モータ。
Claims (1)
- エンジンと、
第1モータと、
共線図上で第1回転要素,第2回転要素,第3回転要素の順に並び前記第1回転要素に前記第1モータの回転軸が接続され前記第2回転要素に前記エンジンの出力軸が接続され前記第3回転要素に車軸に連結された駆動軸に接続された遊星歯車機構と、
前記駆動軸に動力を入出力可能な第2モータと、
前記第1モータおよび前記第2モータと電力をやり取り可能な二次電池と、
前記駆動軸に制動力の出力が要求されたとき、前記エンジンへの燃料供給を停止させた状態で該エンジンが正回転方向にモータリングされると共に要求制動力が出力されるよう前記第1モータと前記第2モータとを制御する第1制動制御と、前記エンジンへの燃料供給を停止させた状態で該エンジンが負回転方向にモータリングされると共に前記要求制動力が前記駆動軸に出力されるよう前記第1モータと前記第2モータとを制御する第2制動制御とを実行可能な制動制御手段と、
を備えるハイブリッド自動車であって、
前記制動制御手段は、前記第1制動制御において前記第1モータが正回転方向に許容最大回転数で回転するよう駆動された場合に前記駆動軸の現在の回転数に基づき前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとから前記駆動軸に出力可能な最大制動力と、前記第2制動制御において前記第1モータが負回転方向に許容最大回転数で回転するよう駆動された場合に前記駆動軸の現在の回転数に基づき前記エンジンと前記第1モータと前記第2モータとから前記駆動軸に出力可能な最大制動力とのうち制動力が大きい方の制動制御を選択して実行する
ことを特徴とするハイブリッド自動車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016030225A JP2017144971A (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | ハイブリッド自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016030225A JP2017144971A (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | ハイブリッド自動車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017144971A true JP2017144971A (ja) | 2017-08-24 |
Family
ID=59680672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016030225A Pending JP2017144971A (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | ハイブリッド自動車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017144971A (ja) |
-
2016
- 2016-02-19 JP JP2016030225A patent/JP2017144971A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6468223B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP5742568B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP6090273B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP4222332B2 (ja) | ハイブリッド車およびその制御方法 | |
JP6458770B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP4297108B2 (ja) | 車両およびその制御方法 | |
JP2019108069A (ja) | ハイブリッド車両 | |
JP6387947B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP6443353B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP4365354B2 (ja) | 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法 | |
JP2011188569A (ja) | 車両およびその制御方法 | |
JP2010195255A (ja) | ハイブリッド車およびその制御方法 | |
JP4345765B2 (ja) | 車両およびその制御方法 | |
JP2009196472A (ja) | ハイブリッド車およびその制御方法 | |
JP4301252B2 (ja) | 動力出力装置およびその制御方法並びに車両 | |
JP6036546B2 (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP5387460B2 (ja) | 車両およびその制御方法 | |
JP2009023527A (ja) | 車両およびその制御方法 | |
JP2009184387A (ja) | ハイブリッド車およびその制御方法 | |
JP4258519B2 (ja) | 車両およびその制御方法 | |
JP2008239074A (ja) | 動力出力装置およびこれを搭載する自動車並びに動力出力装置の制御方法,駆動装置,駆動装置の制御方法 | |
JP2017144971A (ja) | ハイブリッド自動車 | |
JP2009132170A (ja) | 車両およびその制御方法 | |
JP4453699B2 (ja) | 車両およびその制御方法 | |
JP2017094756A (ja) | ハイブリッド自動車 |