JP2017144486A - 装置点検システム - Google Patents
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Abstract
テムを得る。
【解決手段】装置点検システム10の点検対象となる装置12には、予め設定された点検
対象となる部品14にバーコード18が設けられている。これに対して、携帯端末20は
、バーコードリーダ20Aが点検対象となる部品14のバーコード18を読み取り、表示
部20Eがバーコード18の識別用データに応じて点検画面を表示すると共に、点検画面
に応じて入力された点検結果の情報を送信部20Fがパソコンへ送信する。パソコンは、
印刷用又は表示用として点検結果の情報を表形式に変換する。
【選択図】図1
Description
例えば、特許文献1参照)。このような場合、例えば、ハンディ式ターミナル装置が、装
置単位に設けられたバーコードをスキャンすることで、バーコードが付された装置の全点
検項目をハンディ式ターミナル装置に表示し、また、ハンディ式ターミナル装置への点検
結果の入力も可能としている。
入力が可能になってしまう場合があるため、装置の各点検箇所で該当部品の点検を確実に
行わせるという点で改善の余地がある。
ことができる装置点検システムを得ることが目的である。
当部品の点検を確実に行わせることができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る装置点検システムについて図1〜図10を用いて説明す
る。図1及び図2には、本発明の第1の実施形態に係る装置点検システム10の一部が斜
視図にて示されている。また、図3には、装置点検システムのシステム構成を示すブロッ
ク図が示されている。
図1に示されるように、装置点検システム10の点検対象となる装置12には、装置本
体部等の所定部位にバーコードシール12Aが貼り付けられている。なお、図1では、装
置12は模式的に示している。バーコードシール12Aには、バーコード12Bが印刷さ
れている。バーコード12Bは、点検対象となる装置12の識別用データを表しており、
具体的には太さの異なる多数の黒い線(バー)の組み合わせによって装置情報をコード化
している。なお、バーコードシール12Aは、点検対象となる装置12に直接貼り付ける
ことができない場合等には、装置12の周囲部に貼り付けられる。また、バーコード12
Bは、装置12又はその周囲部に刻印される等のように、バーコードシール12Aの貼り
付け以外の形態で設けられてもよい。
となる各部品14にもバーコードシール16、16A、16Bが貼り付けられている。な
お、図1では、部品14も模式的に示している。部品14において最上段に貼り付けられ
たバーコードシール16には、部品識別部としてのバーコード18が印刷されており、部
品14において中段及び最下段に貼り付けられたバーコードシール16A、16Bには、
点検項目識別部としてのバーコード18A、18Bが印刷されている。また、部品14に
おいて最上段に貼り付けられたバーコード18は、点検対象となる部品14の識別用デー
タを表しており、太さの異なる多数の黒い線(バー)の組み合わせによって部品情報をコ
ード化している。これに対して、部品14において中段及び最下段に貼り付けられたバー
コード18A、18Bは、点検対象となる部品14における点検項目の識別用データを表
しており、太さの異なる多数の黒い線(バー)の組み合わせによって点検項目情報をコー
ド化している。
直接貼り付けることができない場合等には、部品14の周囲部に貼り付けられる。また、
バーコード18、18A、18Bは、部品14又はその周囲部に刻印される等のように、
バーコードシール16、16A、16Bの貼り付け以外の形態で設けられてもよい。
0を有する。バーコードリーダ20Aは、点検対象となる装置12のバーコード12B、
点検対象となる部品14のバーコード18、及び点検項目のバーコード18A、18Bを
それぞれ認識して光学的に読み取ることが可能となっている。
帯端末20は、バーコードリーダ20Aに接続された制御部20Bを備えている。制御部
20Bには、入力部20Cが接続されている。入力部20Cは、配列されたキー等を備え
、点検作業者による点検結果等のデータ、及びその他の指示データを入力するための構成
部とされている。また、制御部20Bには、記憶部20Dが接続されている。記憶部20
Dには、制御プログラム、点検部品テーブル、点検項目テーブル、判定基準テーブル等の
テーブルの他、入力部20Cから入力された点検結果のデータ等が記憶されている。点検
部品テーブルは、装置12(図1参照)のバーコード12Bの識別用データに応じた点検
部品(点検箇所)のデータがテーブル化されたものである。点検項目テーブルは、部品1
4(図1参照)のバーコード18の識別用データに応じた点検項目のデータがテーブル化
されたものである。判定基準テーブルは、点検項目のバーコード18A、18Bの識別用
データに応じた判定基準のデータがテーブル化されたものである。
ドリーダ20Aから取得した装置12(図1参照)の識別用データ(バーコード12Bの
データ)をキーとして、記憶部20Dの点検部品テーブルを参照し、前記識別用データと
それに対応する点検部品のデータを所定の表示形式に従って表示部20Eに表示させる。
以上により、表示部20Eは、バーコードリーダ20Aが読み取ったバーコード12Bの
識別用データに応じて点検部品を表示するようになっている。また、制御部20Bは、バ
ーコードリーダ20Aから取得した部品14(図1参照)の識別用データ(バーコード1
8のデータ)をキーとして、記憶部20Dの点検項目テーブルを参照し、前記識別用デー
タとそれに対応する点検項目のデータを所定の表示形式に従って表示部20Eに表示させ
る。以上により、表示部20Eは、バーコードリーダ20Aが読み取ったバーコード18
の識別用データに応じて点検画面を表示するようになっている。
タ(バーコード18A、18Bのデータ)をキーとして、記憶部20Dの判定基準テーブ
ルを参照し、前記識別用データとそれに対応する判定基準のデータを所定の表示形式に従
って表示部20Eに表示させる。以上により、表示部20Eは、バーコードリーダ20A
が読み取ったバーコード18A、18Bの識別用データに応じて点検項目及びその各判定
基準を表示するようになっている。
は、外部装置との間でデータの授受を行うデータ伝送機能を有しており、入力部20Cか
ら点検画面に応じて点検項目毎に入力された点検結果の情報を、送信器22を介して送信
するようになっている。なお、図2に示されるように、本実施形態では、送信器22は、
携帯端末20のホルダを兼ねると共に送信部20F(図3参照)と接続される本体部22
Aと、本体部22Aと第一コンピュータとしてのパソコン24とを接続する配線22Bと
、を備えている。
ソコン24は、送信器22に接続される受信部24Aを備えている。受信部24Aは、携
帯端末20の送信部20Fから送信された点検結果の情報を、送信器22を介して受信す
るようになっている。
には、入力部24Cが接続されている。入力部24Cは、配列されたキー等を備え、指示
データ等を入力するための構成部とされている。また、制御部24Bには、記憶部24D
が接続されている。記憶部24Dには、制御プログラム(後述するデータ転送ソフト及び
点検報告書作成ソフトの各プログラムを含む)及び各種テーブルの他、受信部24Aで受
信されて制御部24Bを介して取得した点検結果の情報(データ)等が記憶されている。
そして、制御部24Bの一部は作表部24Gとされ、作表部24Gは、記憶部24Dから
点検結果の情報を読み出すと共に印刷用又は表示用として点検結果の情報を表形式(少な
くとも点検箇所と点検結果を示す所定フォーマットの一覧表形式)に変換するようになっ
ている。
4Cからの指示データ等に応じた画面を表示部24Eに表示させる。制御部24Bには、
出力部24F(インタフェース)が接続されている。出力部24Fは、外部装置との間で
データの授受を行うデータ伝送機能を有しており、入力部24Cからの指示データ等に応
じて、作表された点検結果の情報を、配線を介してプリンタ26に出力(送信)可能にな
っている。
されるように、第一コンピュータとしてのパソコン24はプリンタ26の他にサポートセ
ンター32の社内ネットワーク32Aに接続されている。サポートセンター32とは、装
置12が設置された現場を支援するための機関である。なお、パソコン24及びプリンタ
26は、サポートセンター32に設置されてもよいし、サポートセンター32以外の場所
に設置されてもよい。サポートセンター32では、社内ネットワーク32Aにメインサー
バ32S及びパソコン32Bが接続されている。すなわち、サポートセンター32に設置
されたメインサーバ32S及びパソコン32Bは、通信回線を介してパソコン24に接続
されている。
続されている。なお、管理サーバ32Cは、社内ネットワーク32Aに直接接続されても
よい。管理サーバ32Cには点検等に関するデータがデータベースとして格納されている
。社内ネットワーク32Aは、公衆回線34(通信回線ネットワーク)に接続されており
、パソコン32Bは、社内ネットワーク32Aを介して公衆回線34に接続されている。
また、公衆回線34には、管理サーバ32C等を管理する管理会社36のシステムが接続
されると共に、第二コンピュータとしてのパソコン38が接続されている。パソコン38
は、顧客先に設置されている。そして、サポートセンター32に設置されたパソコン32
Bは、パソコン24から受信した点検結果の情報を、顧客先のパソコン38に社内ネット
ワーク32A及び公衆回線34(通信回線ネットワーク)を介して送信する。なお、図4
では、サポートセンター32のパソコン32Bから顧客先のパソコン38への送信経路を
二点鎖線で示している。以上により、点検結果の情報(パソコン24の出力情報)は、サ
ポートセンター32のパソコン32Bで参照できると共に、パソコン32Bから社内ネッ
トワーク32A及び公衆回線34を介して顧客先のパソコン38に提供可能となっている
。
いずれか(特に重要なもの)にはセンサ付発信器42Aが取り付けられている。センサ付
発信器42Aは、振動、騒音、及び温度を検知すると共に検知した検知情報を無線で送信
できる発信器である。センサ付発信器42Aは、中継器42Bを介して受信器(親器)4
2Cに送信可能となっている。換言すれば、受信器42Cは、センサ付発信器42Aから
送信された検知情報を受信する。なお、センサ付発信器42Aと受信器42Cとの距離が
短い場合、中継器42Bは不要である。
受信器42Cで受信した検知情報はモバイルルータ42Dに転送される。モバイルルータ
42Dは、受信器42Cで受信された検知情報を無線ネットワーク(図示省略)内の無線
基地局42Eに送信するための通信機器である。また、無線基地局42Eは、公衆回線3
4(通信回線ネットワーク)に接続されている。そして、サポートセンター32に設置さ
れた管理サーバ32Cは、モバイルルータ42Dから無線基地局42E及び通信回線ネッ
トワーク(公衆回線34及び社内ネットワーク32A)を介して検知情報を受信する。
検知情報は、サポートセンター32の管理サーバ32Cに格納される。これにより、管理
サーバ32Cに格納された検知情報は、通信回線ネットワーク(公衆回線34及び社内ネ
ットワーク32A)を介して顧客先のパソコン38からアクセス可能とされている。また
、管理サーバ32Cに格納された検知情報は、サポートセンター32のパソコン32Bか
らもアクセス可能とされている。このため、顧客先のパソコン38(端末)及びサポート
センター32のパソコン32Bから検知情報を閲覧することができる。また、サポートセ
ンター32では、センサ付発信器42Aの検知情報を収集分析し、部品交換時期の予想情
報を顧客先(ユーザー)に提供すると共に、予防保全計画を提案する。
次に、装置点検システム10を用いた処理手順について図5のフローチャートを参照し
ながら説明する。
1)。次に、携帯端末20で点検する装置12のバーコード12Bをスキャンする(S2
)。すると、携帯端末20には、装置12全体の点検対象となる部品14が列挙される形
で表示される(S3)。次に、携帯端末20で点検対象となる部品14のバーコード18
をスキャンする(S4)。なお、このスキャン処理(読み取り処理)の前に携帯端末20
に種々の情報(例えば、点検作業者のIDコード、日常点検、週次点検、月次点検のいず
れであるか等の情報)を入力する形態であってもよい。
点検画面が表示される。この点検画面には、点検項目が列挙される形で表示される。点検
作業者は、携帯端末20の点検画面に従って(点検画面の表示に応じて)点検対象となる
部品14における点検項目のバーコード18A、18Bをスキャンし、その点検項目の点
検を行う(S5)。このとき、携帯端末20の点検画面には、点検項目及びその判定基準
が表示されると共に、点検項目に対応する点検結果の入力(画面上の選択肢の選択等)が
可能となる。そして、点検作業者は、判定基準に従った点検結果(例えば、○、×等の判
定結果)を携帯端末20に入力する(S6)。なお、点検日がいつであるかの情報(デー
タ)は、一例として携帯端末20のシステム日付が自動的に書き込まれる。
検項目のバーコード18A、18Bをスキャンしその点検項目の点検を行う工程(S5)
に戻る。また、未点検の項目がない場合には、点検作業者は、未点検の部品14が有るか
否かを判断する(S8)。そして、点検作業者は、未点検の部品14が有る場合には、点
検対象となる部品14のバーコード18のスキャンを行う工程(S4)に戻る。また、未
点検の部品14がない場合には、点検作業者は、点検予定の装置12が有るか否かを判断
し(S9)、有る場合には、点検する装置12のバーコード12Bをスキャンする工程(
S2)に戻る。一方、点検予定の装置12がない場合、点検作業者は、点検を終了する。
を確実に行わせることができる。
図5(B)に示されるように、データ転送時には、まず、携帯端末20を送信器22にセ
ットする(S11)。次に、パソコン24の電源を入れる(S12)、そして、パソコン
24でデータ転送ソフトを立ち上げ(S13)、パソコン24を待受け状態にする。なお
、この直後に後述する点検報告書作成ソフトを立ち上げてもよい。
タ(点検画面に応じて点検項目毎に入力された点検結果の情報)をパソコン24に転送(
送信)する(S14)。そして、転送されたデータをパソコン24の記憶部24Dに保存
する(S15)。その後、データ転送ソフトを終了する(S16)。なお、データ転送ソ
フトは、後述するパソコン24をOFFする直前に終了させてもよい。
。図5(C)に示されるように、この処理フローでは、まず、点検報告書をプリントアウ
トするか否かを作業者が判断する(S21)。プリントアウトしない場合はパソコン24
の電源をOFFにし(S29)、処理を終了する。一方、プリントアウトする場合は、パ
ソコン24上で点検報告書作成ソフトを立ち上げる(S22)。次に、点検報告書作成ソ
フトで点検データを取り込む(S23)。そして、点検をした装置のうち、プリントアウ
トしたい装置を選択し(S24)、点検日を入力すると(S25)、点検者、及び点検結
果等が表示部24Eに表示され(S26)、印刷処理の操作を実行することでプリンタ2
6にプリントアウトされる(S27)。その後、点検報告書作成ソフトを終了させ(S2
8)、パソコン24の電源をOFFにして(S29)、処理を終了させる。
次に、図6及び図7を参照しながら、点検対象の装置を造型機50とした場合について
説明する。図6には、造型機50が正面図にて示され、図7には、造型機50の一部を構
成する油圧ユニット56が平面図(図7(A))、正面図(図7(B))、及び側面図(
図7(C))にて示されている。この造型機50には、装置識別用として造型機50の識
別用データを表すバーコード(図示省略)が付されている。
る。図6の造型機50では、上下の鋳枠52は、左右二対で並設されており、図中左側に
配置された鋳枠52においては、鋳物砂がスクイズされるようになっており、図中右側に
配置された鋳枠52においては、造型した鋳型の抜き出しがなされるようになっている。
これらの鋳枠52は、鋳枠旋回機構59によって装置上下方向の回転軸59X回りに旋回
可能とされ、図中の左右位置が入れ替え可能となっている。また、各鋳枠52の側壁には
砂吹込口が形成されている。
フト51に沿って昇降可能とされている。そして、上下の鋳枠52の間にはマッチプレー
トが挟持されるようになっている。また、上側の鋳枠52の上部開口及び下側の鋳枠52
の下部開口にはそれぞれスクイズプレート(スクイズボードともいう)55が挿入可能と
なっている。スクイズプレート55は、油圧シリンダ54によって昇降可能とされている
。すなわち、油圧シリンダ54は、鋳枠52内の鋳物砂をスクイズするための駆動用とさ
れている。油圧シリンダ54は、図7に示される油圧ユニット56に接続されている。油
圧ユニット56は、造型機50において予め設定された点検対象となる部品となっており
、油圧ユニット56には、油圧ユニット56の識別用データを表すバーコード(図示省略
)が付されている。
ク56Aを備えると共に、油圧タンク56Aの油を油圧シリンダ54(図6参照)へ供給
するために加圧する油圧ポンプ56Bを備えている。また、油圧ユニット56は、油圧ポ
ンプ56Bで加圧される油を濾過するオイルクリーナ56Cを備えている。オイルクリー
ナ56Cは、油の供給路に設けられたハウジング、及び当該ハウジング内に収納された濾
過エレメントを備えている。
が図7に示される油圧ユニット56を表す識別用データである場合に、表示部20E(図
1参照)が点検画面に油圧タンク56Aにおける油量、油圧ポンプ56Bによる圧力、オ
イルクリーナ56Cに作用する圧力及び油圧タンク56Aの油の温度を点検項目として表
示する。
することで確認される。点検作業者は、油圧タンク56A内の油が予め設定された基準油
面まで油が入っているか否かを判定し、判定結果(点検結果)を携帯端末20(図1参照
)に入力する。また、油圧ポンプ56Bによる圧力は、油圧ポンプ56Bを作動させると
共に、油圧ポンプ56Bに設けられた圧力計56Eを目視で読み取ることで確認される。
点検作業者は、圧力計56Eの値が予め設定された圧力値を示しているか否かを判定し、
判定結果(点検結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。
、オイルクリーナ56Cに設けられた圧力計56Fを目視することで確認される。点検作
業者は、圧力計56Fのメーターが予め設定された範囲内にあるか否かを判定し、判定結
果(点検結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。また、油圧タンク56Aの油の
温度は、油圧タンク56Aに設けられた油温形56Gを目視することで確認される。点検
作業者は、油温形56Gの値が予め設定された温度以下であるか否かを判定し、判定結果
(点検結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。
ナ56Cに作用する圧力及び油圧タンク56Aの油の温度が点検されて保守されることで
、油圧シリンダ54(図6参照)が良好に作動し、鋳物砂が良好にスクイズされる。
離型剤タンク58に貯留された離型剤を鋳枠52内に噴霧する離型剤スプレー60(部分
拡大図参照)と、を備えている。離型剤タンク58及び離型剤スプレー60は、造型機5
0において予め設定された点検対象となる部品となっている。離型剤タンク58の周囲部
には離型剤タンク58の識別用データを表すバーコード(図示省略)が付され、離型剤ス
プレー60の周囲部には離型剤スプレー60の識別用データを表すバーコード(図示省略
)が付されている。
が図6に示される離型剤スプレー60を表す識別用データである場合に、表示部20E(
図1参照)が点検画面に離型剤スプレー60の目詰まり及び離型剤スプレー60からの液
漏れを点検項目として表示する。
で確認される。点検作業者は、離型剤スプレー60の目詰まりの有無、及び、離型剤スプ
レー60からの液漏れの有無を判定し、判定結果(点検結果)を携帯端末20(図1参照
)に入力する。ここで、離型剤スプレー60の目詰まり及び離型剤スプレー60からの液
漏れが点検されて保守されることで、離型剤タンク58に貯留された離型剤が鋳枠52内
に良好に供給され、鋳枠52から鋳型が良好に抜型される。
ド18が図6に示される離型剤タンク58を表す識別用データである場合に、表示部20
E(図1参照)が点検画面に離型剤タンク58に貯留された離型剤の量を点検項目として
表示する。
を目視することで確認される。点検作業者は、離型剤タンク58に貯留された離型剤の量
が予め設定した所定量以上あるか否かを判定し、判定結果(点検結果)を携帯端末20(
図1参照)に入力する。また、離型剤タンク58に貯留された離型剤の量が点検されて保
守されることで、離型剤が離型剤タンク58から鋳枠52内に良好に供給され、鋳枠52
から鋳型が良好に抜型される。
枠52の内側で伸縮可能とされた湯口棒62を備えている。湯口棒62は、前述したスク
イズプレート55に基端部が固着され、装置上下方向を軸方向とし、先端側が伸縮可能に
構成されている。なお、湯口とは、溶湯を鋳型内に導く最初の流路を意味し、この湯口は
、湯道に接続される。湯口棒62は、造型機において予め設定された点検対象となる部品
となっており、湯口棒62の周囲には、湯口棒62の識別用データを表すバーコード(図
示省略)が付されている。
が図6に示される湯口棒62を表す識別用データである場合に、表示部20E(図1参照
)が点検画面に湯口棒62の動きを点検項目として表示する。湯口棒62の動きは、目視
することで確認される。点検作業者は、湯口棒62がスムーズに動くか否かを判定し、判
定結果(点検結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。ここで、湯口棒62の動き
が点検されて保守されることで、鋳型内に適正な湯口を形成することができる。
は、上下対の鋳枠52の対向部(すなわち、上側の鋳枠52の下端面及び下側の鋳枠52
の上端面)に出没可能に装着されており、作動時には図示しないシリンダによって鋳枠5
2に対して装置上下方向に相対移動可能とされている。造型終了後に抜型する場合には、
鋳枠52に挟持されたマッチプレートを抜型ピン64が上下から押圧することで、強力に
密着した鋳枠52とマッチプレートとの間に隙間を形成する。このような隙間を形成した
後、上側の鋳枠52の上昇或いは下側の鋳枠52の下降で型開きを行うことになる。抜型
ピン64が設けられた鋳枠52は、予め設定された点検対象となる部品となっており、鋳
枠52には、鋳枠52の識別用データを表すバーコード(図示省略)が付されている。
が図6に示される鋳枠52を表す識別用データである場合に、表示部20E(図1参照)
が点検画面に抜型ピン64の動きを点検項目として表示する。抜型ピン64の動きは、目
視することで確認される。点検作業者は、抜型ピン64がスムーズに動くか否かを判定し
、判定結果(点検結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。ここで、抜型ピン64
の動きが点検されて保守されることで、造型後に抜型ピン64が適正に作動し、良好な型
開きがなされる。
ためのエアレーションタンク部66を備えている。エアレーションタンク部66の下端開
口にはエアレーションノズル68が形成されている。また、エアレーションタンク部66
の鋳物砂投入用の上端開口には当該上端開口をスライドによって開閉するスライドゲート
70が設けられている。なお、詳細説明を省略するが、造型機50には、エアレーション
ノズル68に鋳枠52の側壁の砂吹込口を当接させてエアレーションノズル68から鋳枠
52への砂充填を可能とするために、鋳枠52を移動させる機構が設けられている。エア
レーションタンク部66は、造型機50において予め設定された点検対象となる部品とな
っており、エアレーションタンク部66には、エアレーションタンク部66の識別用デー
タを表すバーコード(図示省略)が付されている。
が図6に示されるエアレーションタンク部66を表す識別用データである場合に、表示部
20E(図1参照)が点検画面にエアレーションノズル68の摩耗及び詰まり、並びに、
スライドゲート70の摩耗を点検項目として表示する。エアレーションノズル68の摩耗
及び詰まりは、目視することで確認される。点検作業者は、エアレーションノズル68に
許容限度を超える摩耗及び詰まりがないか否かを判定し、判定結果(点検結果)を携帯端
末20(図1参照)に入力する。また、スライドゲート70の摩耗も、目視することで確
認される。点検作業者は、スライドゲート70に許容限度を超える摩耗がないか否かを判
定し、判定結果(点検結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。
エアレーションタンク部66の内部の鋳物砂が鋳型造型空間に良好に充填される。また、
スライドゲート70の摩耗が点検されて保守されることで、スライドゲート70が良好に
作動するので、エアレーションタンク部66の内部に鋳物砂が良好に供給される。
表すバーコード(図示省略、図1の符号18A、18B参照、点検項目識別部)が設けら
れている。詳細説明を省略するが、これらのバーコードは、点検項目に対応する点検対象
となる部品又はその周囲部に設けられている。すなわち、造型機50において、点検項目
の識別用データを表すバーコードは、前記の「装置点検システムの概要」、及び「装置点
検システムを用いた処理手順」で説明したバーコード18A、18B(図1参照)に対応
する構成部である。このように、点検項目の識別用データを表すバーコードが設けられる
ことで、点検項目毎に当該バーコードを図1に示される携帯端末20のバーコードリーダ
20Aで読み取ってから点検結果が入力されることになるので、点検の堅実化をサポート
することができる。
次に、図8を参照しながら、点検対象の装置を造粒機76とした場合について説明する
。図8には、造粒機76が正面図にて示されている。この造粒機76には、装置識別用と
して造粒機76の識別用データを表すバーコード(図示省略)が付されている。
圧縮形成する装置である。造粒機76は、ホッパ78と、ホッパ78の内部に設けられた
フィーダスクリュー80と、ホッパ78の下方側に設けられた一対のロール82と、を備
えている。
いの回転軸線が平行になるように、水平方向に並列配置されかつ密接している。一対のロ
ール82の各々の外周面には、複数の凹状のポケット(図示省略)が形成されている。一
対のロール82の各外周面に形成された前記ポケットは、各外周面において互いに周方向
に整合する位置に形成されている。
)の周囲に螺旋状フィン(図示省略)が設けられている。フィーダスクリュー80の軸部
には、駆動力伝達機構84を介してフィーダスクリュー80の回転駆動用とされた可変速
モータ86が接続されている。フィーダスクリュー80は、可変速モータ86の回転駆動
力で回転することで、ホッパ78内の原料を一対のロール82の間に押し込む。
回転駆動用とされた図示しない可変速モータが接続されている。なお、前記可変速モータ
の駆動力は、前記駆動力伝達機構で互いに反対周りとなる二つの出力に変換されている。
一対のロール82は、前記可変速モータの回転駆動力で互いに反対周りに回転することで
、互いの間に供給された原料を加圧固化して造粒物を圧縮形成する。
点検対象となる部品となっている。一対のロール82の周囲部には、一対のロール82の
識別用データを表すバーコード(図示省略)が付され、フィーダスクリュー80の周囲部
には、フィーダスクリュー80の識別用データを表すバーコード(図示省略)が付されて
いる。
が図8に示される一対のロール82を表す識別用データである場合に、表示部20E(図
1参照)が点検画面に一対のロール82の摩耗及び異音、並びに、一対のロール82の間
の圧力を点検項目として表示する。一対のロール82の摩耗及び異音は、視聴することで
確認される。点検作業者は、一対のロール82の摩耗及び異音の程度を判定し、判定結果
(点検結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。また、一対のロール82の間の圧
力は、圧力計(図示省略)を目視で読み取ることで確認される。点検作業者は、一対のロ
ール82の間の圧力表示値が予め想定した圧力値であるか否かを判定し、判定結果(点検
結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。
ド18が図8に示されるフィーダスクリュー80を表す識別用データである場合に、表示
部20E(図1参照)が点検画面にフィーダスクリュー80の摩耗及び異音を点検項目と
して表示する。フィーダスクリュー80の摩耗及び異音は、視聴することで確認される。
点検作業者は、フィーダスクリュー80の摩耗及び異音の程度を判定し、判定結果(点検
結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。
パ78内の原料を一対のロール82の間に適量押し込むことができる。これらにより、適
量の原料で適正形状の造粒物が形成される。また、一対のロール82の間の圧力設定値及
び一対のロール82の間の圧力表示値が点検されて保守されることで、造粒物の密度が良
好に維持される。
表すバーコード(図示省略、図1の符号18A、18B参照、点検項目識別部)が設けら
れている。詳細説明を省略するが、これらのバーコードは、点検項目に対応する点検対象
となる部品又はその周囲部に設けられている。すなわち、造粒機76において、点検項目
の識別用データを表すバーコードは、前記の「装置点検システムの概要」、及び「装置点
検システムを用いた処理手順」で説明したバーコード18A、18B(図1参照)に対応
する構成部である。このように、点検項目の識別用データを表すバーコードが設けられる
ことで、点検項目毎に当該バーコードを図1に示される携帯端末20のバーコードリーダ
20Aで読み取ってから点検結果が入力されることになるので、点検の堅実化をサポート
することができる。
次に、図9及び図10を参照しながら、点検対象の装置をブラシ研磨装置90とした場
合について説明する。図9にはブラシ研磨装置90が正面図にて示され、図10にはブラ
シ研磨装置90が側面図にて示されている。このブラシ研磨装置90には、装置識別用と
してブラシ研磨装置90の識別用データを表すバーコード(図示省略)が付されている。
た公転テーブル104を備えている。公転テーブル104は、モータ106によって回転
駆動させられる。また、公転テーブル104の上には、周方向に等間隔で並ぶ複数個(本
実施形態では二個)の自転テーブル108が配置されている。自転テーブル108は、研
磨室102の所定位置(後述するブラシ96の下方位置)に配置された場合にモータ11
0の駆動力を受けて回転駆動させられる。
、自転テーブル108には、設置部92に被処理対象物を取り付ける取付治具94が設け
られている。一方、研磨室102の研磨エリアには、公転テーブル104及び自転テーブ
ルよりも上方側の高さ位置にブラシ96が設けられている。ブラシ96は、その毛先を下
方側に向けて配置されると共に、図9及び図10に示される駆動モータ98によって回転
駆動させられる。これにより、図10に示されるブラシ96は、取付治具94によって設
置部92に取り付けられた被処理対象物に対して回転しながら接触することで当該被処理
対象物の表面を研磨する。また、ブラシ研磨装置90は、ブラシ96と被処理対象物との
接触部及びその周囲部にクーラントを噴射する機構(図示省略)を備えると共に、前記ク
ーラントを循環させるクーラント循環部100を備えている。
れた点検対象となる部品となっており、駆動モータ98の周囲部には、駆動モータ98の
識別用データを表すバーコード(図示省略)が付されている。図1に示される携帯端末2
0は、バーコードリーダ20Aが読み取ったバーコード18が図10に示される駆動モー
タ98を表す識別用データである場合に、表示部20E(図1参照)が点検画面に駆動モ
ータ98の電流値、異音及び振動を点検項目として表示する。
及び振動は、視聴することで確認される。点検作業者は、駆動モータ98の電流値が予め
想定した電流値であるか否か、並びに、駆動モータ98の異音及び振動の程度を判定し、
判定結果(点検結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。これにより、ブラシ研磨
装置90の基本機能の故障の有無が事前に確認される。ここで、駆動モータ98の電流値
、異音及び振動が点検されて保守されることで、図10に示されるブラシ96が適正に回
転し、被処理対象物の表面がブラシ96によって良好に研磨される。
検対象となる部品となっており、ブラシ96の周囲部には、ブラシ96の識別用データを
表すバーコード(図示省略)が付されている。図1に示される携帯端末20は、バーコー
ドリーダ20Aが読み取ったバーコード18が図10に示されるブラシ96を表す識別用
データである場合に、表示部20E(図1参照)が点検画面にブラシ96の摩耗を点検項
目として表示する。
程度を判定し、判定結果(点検結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。ここで、
ブラシ96の摩耗が点検されて保守されることで、被処理対象物の表面がブラシ96によ
って精密に研磨される。
象となる部品となっており、クーラント循環部100の周囲部には、クーラント循環部1
00の識別用データを表すバーコード(図示省略)が付されている。図1に示される携帯
端末20は、バーコードリーダ20Aが読み取ったバーコード18が図10に示されるク
ーラント循環部100を表す識別用データである場合に、表示部20E(図1参照)が点
検画面にクーラントの循環を点検項目として表示する。
。点検作業者は、クーラントの循環が正常に行われているか否かを判定し、判定結果(点
検結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。ここで、クーラントの循環が点検され
て保守されることで、ブラシ96による被処理対象物の研磨時に、クーラントによる冷却
が良好になされる。
品となっており、取付治具94の周囲部には、取付治具94の識別用データを表すバーコ
ード(図示省略)が付されている。図1に示される携帯端末20は、バーコードリーダ2
0Aが読み取ったバーコード18が図10に示される取付治具94を表す識別用データで
ある場合に、表示部20E(図1参照)が点検画面に取付治具94の摩耗を点検項目とし
て表示する。
耗の程度を判定し、判定結果(点検結果)を携帯端末20(図1参照)に入力する。ここ
で、取付治具94の摩耗が点検されて保守されることで、被処理対象物が適正に取り付け
られた状態で研磨がなされる。
データを表すバーコード(図示省略、図1の符号18A、18B参照、点検項目識別部)
が設けられている。詳細説明を省略するが、これらのバーコードは、点検項目に対応する
点検対象となる部品又はその周囲部に設けられている。すなわち、ブラシ研磨装置90に
おいて、点検項目の識別用データを表すバーコードは、前記の「装置点検システムの概要
」、及び「装置点検システムを用いた処理手順」で説明したバーコード18A、18B(
図1参照)に対応する構成部である。このように、点検項目の識別用データを表すバーコ
ードが設けられることで、点検項目毎に当該バーコードを図1に示される携帯端末20の
バーコードリーダ20Aで読み取ってから点検結果が入力されることになるので、点検の
堅実化をサポートすることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る装置点検システムについて、第1の実施形態を示
す図面を援用しながら説明する。なお、第2の実施形態は、以下に説明する点を除き、第
1の実施形態と同様の構成とされている。よって、第1の実施形態と同様の構成部につい
ては説明を省略する。
ーコード18(部品識別部)が設けられていない。一方、点検対象となる部品14におけ
る点検項目の識別用データを表すバーコード18A、18B(点検項目識別部)は、装置
12において予め設定された点検対象となる部品14又はその周囲部に設けられている。
得した装置12(図1参照)の識別用データ(バーコード12Bのデータ)をキーとして
、記憶部20Dの点検項目テーブル及び判定基準テーブルを参照する。そして、制御部2
0Bは、参照した点検項目及び判定基準のデータを所定の表示形式に従って表示部20E
に表示させる。以上により、表示部20Eは、バーコードリーダ20Aが読み取ったバー
コード12Bの識別用データに応じて点検項目等を表示するようになっている。
れる第1の実施形態における処理手順とは以下の点で異なっている。まず、図5(A)に
示される「携帯端末に装置全体の点検部品が表示される工程」(S3)に代えて、「携帯
端末に装置全体の点検項目が表示される工程」が適用される。また、図5(A)に示され
る「携帯端末で点検部品のバーコードをスキャンする工程」(S4)及び「未点検の部品
の有無を判断する工程」(S8)は適用されない。
行わせることができる。
なお、上記実施形態において、点検時に目視で判定しているものについては、点検箇所
を撮影し、撮影された画像のデータを併用して種々の判定をしてもよい。
ン24である場合を例に挙げて説明したが、コンピュータ(第一コンピュータ)は、大型
コンピュータであってもよい。同様に、第二コンピュータは、図4に示されるパソコン3
8に代えて、大型コンピュータでもあってもよい。
ア噴射式のショット処理装置、バレル研磨機等のような上記実施形態以外の装置であって
もよい。
られない構成も採り得る。この変形例に係る装置点検システムでは、図3に示される制御
部20Bは、バーコードリーダ20Aから取得した部品14(図1参照)の識別用データ
(バーコード18のデータ)をキーとして、記憶部20Dの点検項目テーブル及び判定基
準テーブルを参照する。そして、制御部20Bは、参照した点検項目及び判定基準のデー
タを所定の表示形式に従って表示部20Eに表示させる。また、この変形例に係る装置点
検システムを用いた処理手順は、図5(A)の第1の実施形態における処理手順に示され
る「携帯端末の画面に従い点検項目のバーコードをスキャンし、点検を行う工程」(S5
)に代えて、「携帯端末の画面に従い点検を行う工程」が適用されることになる。
音、及び温度のいずれか二つを検知すると共に検知した検知情報を無線で送信するもので
あってもよい。また、他の変形例として、センサ付発信器は、部品の振動、騒音、及び温
度のいずれか一つを検知すると共に検知した検知情報を無線で送信するものであってもよ
い。
2C、及びモバイルルータ42Dが設置されないような構成も採り得る。
記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿
論である。
12 装置
14 部品
18 バーコード(部品識別部)
18A、18B バーコード(点検項目識別部)
20 携帯端末
20A バーコードリーダ(読取部)
20E 表示部
20F 送信部
24 パソコン(第一コンピュータ(コンピュータ))
24A 受信部
24D 記憶部
24G 作表部
32C 管理サーバ
38 パソコン(第二コンピュータ)
42A センサ付発信器
42C 受信器
42D モバイルルータ
50 造型機(装置)
52 鋳枠
54 油圧シリンダ
56 油圧ユニット
56A 油圧タンク
56B 油圧ポンプ
56C オイルクリーナ
58 離型剤タンク
60 離型剤スプレー
62 湯口棒
64 抜型ピン
66 エアレーションタンク部
68 エアレーションノズル
70 スライドゲート
76 造粒機(装置)
78 ホッパ
80 フィーダスクリュー
82 ロール
90 ブラシ研磨装置(装置)
92 設置部
94 取付治具
96 ブラシ
98 駆動モータ
100 クーラント循環部
Claims (22)
- 装置において予め設定された点検対象となる部品又はその周囲部に設けられ、点検対象
となる部品の識別用データを表す部品識別部と、
点検対象となる部品の前記部品識別部を読み取る読取部と、前記読取部が読み取った前
記部品識別部の識別用データに応じて点検画面を表示する表示部と、前記点検画面に応じ
て入力された点検結果の情報を送信する送信部と、を備えた携帯端末と、
前記携帯端末の前記送信部から送信された点検結果の情報を受信する受信部と、前記受
信部で受信した点検結果の情報を記憶する記憶部と、前記記憶部から点検結果の情報を読
み出すと共に印刷用又は表示用として点検結果の情報を表形式に変換する作表部と、を備
えたコンピュータと、
を有する装置点検システム。 - 前記部品識別部によって識別用データが表された点検対象となる部品又はその周囲部に
設けられ、点検対象となる部品における点検項目の識別用データを表す点検項目識別部と
、
前記点検項目識別部を読み取る前記読取部と、前記読取部が読み取った前記点検項目識
別部の識別用データに応じて点検項目を表示する前記表示部と、前記点検項目毎に入力さ
れた点検結果の情報を送信する前記送信部と、を備えた前記携帯端末と、
を有する請求項1記載の装置点検システム。 - 前記部品識別部及び前記点検項目識別部がいずれもバーコードで構成され、前記読取部
が前記バーコードを読み取るバーコードリーダである、請求項2記載の装置点検システム
。 - 前記コンピュータを第一コンピュータとして有すると共に、
点検対象となる部品の少なくともいずれかに取り付けられて当該部品の少なくとも振動
、騒音、及び温度のいずれかを検知すると共に検知した検知情報を無線で送信するセンサ
付発信器と、
前記センサ付発信器から送信された検知情報を受信する受信器と、
前記受信器に接続され、前記受信器で受信された検知情報を、通信回線ネットワークに
接続される無線ネットワーク内の無線基地局に送信するモバイルルータと、
前記モバイルルータから前記無線基地局及び前記通信回線ネットワークを介して検知情
報を受信して格納する管理サーバと、
前記通信回線ネットワークに接続されて顧客先に設置され、前記管理サーバに格納され
た検知情報を、前記通信回線ネットワークを介してアクセス可能な第二コンピュータと、
を有する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の装置点検システム。 - 前記装置は、鋳枠内の鋳物砂を造型する造型機である、請求項1〜請求項3のいずれか
1項に記載の装置点検システム。 - 前記造型機は、前記鋳枠内の鋳物砂をスクイズするための駆動用とされた油圧シリンダ
を備えており、
前記造型機において予め設定された点検対象となる部品には、前記油圧シリンダへ供給
する油を貯留する油圧タンクと、前記油圧タンクの油を前記油圧シリンダへ供給するため
に加圧する油圧ポンプと、を備えた油圧ユニットを含み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記油圧ユニット
を表す識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記油圧タンクにおける油量
及び前記油圧ポンプによる圧力を点検項目として表示する、請求項5に記載の装置点検シ
ステム。 - 前記造型機は、前記鋳枠内の鋳物砂をスクイズするための駆動用とされた油圧シリンダ
を備えており、
前記造型機において予め設定された点検対象となる部品には、前記油圧シリンダへ供給
する油を貯留する油圧タンクと、前記油圧タンクの油を前記油圧シリンダへ供給するため
に加圧する油圧ポンプと、前記油圧ポンプで加圧される油を濾過するオイルクリーナと、
を備えた油圧ユニットを含み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記油圧ユニット
を表す識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記オイルクリーナに作用す
る圧力及び前記油圧タンクの油の温度を点検項目として表示する、請求項5に記載の装置
点検システム。 - 前記造型機は、前記鋳枠内に供給する離型剤を貯留する離型剤タンクと、前記離型剤タ
ンクに貯留された離型剤を前記鋳枠内に噴霧する離型剤スプレーと、を備えており、
前記造型機において予め設定された点検対象となる部品には、前記離型剤スプレーを含
み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記離型剤スプレ
ーを表す識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記離型剤スプレーの目詰
まり及び前記離型剤スプレーからの液漏れを点検項目として表示する、請求項5に記載の
装置点検システム。 - 前記造型機において予め設定された点検対象となる部品には、前記鋳枠内に供給する離
型剤を貯留する離型剤タンクを含み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記離型剤タンク
を表す識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記離型剤タンクに貯留され
た離型剤の量を点検項目として表示する、請求項5に記載の装置点検システム。 - 前記造型機において予め設定された点検対象となる部品には、造型された鋳型内に湯口
を形成するための湯口形成用とされて前記鋳枠の内側で伸縮可能とされた湯口棒を含み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記湯口棒を表す
識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記湯口棒の動きを点検項目として
表示する、請求項5に記載の装置点検システム。 - 前記造型機は、上下対の前記鋳枠の対向部に出没可能に装着されて作動時に前記鋳枠に
対して相対移動する抜型ピンを備え、
前記造型機において予め設定された点検対象となる部品には、前記抜型ピンが設けられ
た前記鋳枠を含み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記鋳枠を表す識
別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記抜型ピンの動きを点検項目として
表示する、請求項5に記載の装置点検システム。 - 前記造型機は、前記鋳枠の内側に形成された鋳型造型空間に鋳物砂を充填させるための
エアレーションタンク部を備えると共に、前記エアレーションタンク部の下端開口にはエ
アレーションノズルが形成されており、
前記造型機において予め設定された点検対象となる部品には、前記エアレーションタン
ク部を含み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記エアレーショ
ンタンク部を表す識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記エアレーショ
ンノズルの摩耗及び詰まりを点検項目として表示する、請求項5に記載の装置点検システ
ム。 - 前記造型機は、前記鋳枠の内側に形成された鋳型造型空間に鋳物砂を充填させるための
エアレーションタンク部を備えると共に、前記エアレーションタンク部の鋳物砂投入用の
上端開口には当該上端開口を開閉するスライドゲートが設けられ、
前記造型機において予め設定された点検対象となる部品には、前記エアレーションタン
ク部を含み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記エアレーショ
ンタンク部を表す識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記スライドゲー
トの摩耗を点検項目として表示する、請求項5に記載の装置点検システム。 - 前記装置は、
その回転軸と直交する断面がそれぞれ輪状に形成されて互いの回転軸線が平行になるよ
うに配置されると共に、互いの間に供給された原料を回転に伴って加圧固化して造粒物を
圧縮形成する一対のロールと、
前記一対のロールの上方側に配置されたホッパと、
前記ホッパ内に設けられ、回転に伴って前記ホッパ内の原料を前記一対のロールの間に
押し込むフィーダスクリューと、
を備えた造型機である、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の装置点検システム
。 - 前記造粒機において予め設定された点検対象となる部品には、前記一対のロール及び前
記フィーダスクリューを含み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記一対のロール
を表す識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記一対のロールの摩耗及び
異音を点検項目として表示すると共に、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータ
が前記フィーダスクリューを表す識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前
記フィーダスクリューの摩耗及び異音を点検項目として表示する、請求項14記載の装置
点検システム。 - 前記造粒機において予め設定された点検対象となる部品には、前記一対のロールを含み
、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記一対のロール
を表す識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記一対のロールの間の圧力
を点検項目として表示する、請求項14に記載の装置点検システム。 - 前記装置は、
被処理対象物が設置される設置部と、
前記設置部に被処理対象物を取り付ける取付治具と、
前記取付治具によって前記設置部に取り付けられた被処理対象物に対して回転しながら
接触することで当該被処理対象物の表面を研磨するブラシと、
前記ブラシを回転駆動させる駆動モータと、
を備えたブラシ研磨装置である、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の装置点検
システム。 - 前記ブラシ研磨装置において予め設定された点検対象となる部品には、前記駆動モータ
を含み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記駆動モータを
表す識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記駆動モータの電流値、異音
及び振動を点検項目として表示する、請求項17記載の装置点検システム。 - 前記ブラシ研磨装置において予め設定された点検対象となる部品には、前記ブラシを含
み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記ブラシを表す
識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記ブラシの摩耗を点検項目として
表示する、請求項17に記載の装置点検システム。 - 前記ブラシ研磨装置は、前記ブラシと被処理対象物との接触部及びその周囲部に噴射さ
れるクーラントを循環させるクーラント循環部を備え、
前記ブラシ研磨装置において予め設定された点検対象となる部品には、前記クーラント
循環部を含み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記クーラント循
環部を表す識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記クーラントの循環を
点検項目として表示する、請求項17に記載の装置点検システム。 - 前記ブラシ研磨装置において予め設定された点検対象となる部品には、前記取付治具を
含み、
前記携帯端末は、前記読取部が読み取った前記部品識別部のデータが前記取付治具を表
す識別用データである場合に、前記表示部が点検画面に前記取付治具の摩耗を点検項目と
して表示する、請求項17に記載の装置点検システム。 - 装置において予め設定された点検対象となる部品又はその周囲部に設けられ、点検対象
となる部品における点検項目の識別用データを表す点検項目識別部と、
前記点検項目識別部を読み取る読取部と、前記読取部が読み取った前記点検項目識別部
の識別用データに応じて点検項目を表示する表示部と、前記点検項目毎に入力された点検
結果の情報を送信する送信部と、を備えた携帯端末と、
前記携帯端末の前記送信部から送信された点検結果の情報を受信する受信部と、前記受
信部で受信した点検結果の情報を記憶する記憶部と、前記記憶部から点検結果の情報を読
み出すと共に印刷用又は表示用として点検結果の情報を表形式に変換する作表部と、を備
えたコンピュータと、
を有する装置点検システム。
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