JP2017144413A - 太陽光発電パネル清掃装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】発電パネルユニット間で上下高さが異なっていても、汚れの残しを少なくすることができる太陽光発電パネル清掃装置を提供する。【解決手段】太陽光発電パネル清掃装置100は、発電パネルユニットUが縦列および横列に配列された太陽光発電パネルPの発電パネルユニットUの受光面Sを清掃する清掃部110と、受光面Sを横列方向F2に移動するための走行部120とを有する装置ユニット10が、連結部20により縦列方向F1に連結されている。連結部20は、一方の装置ユニットまたは他方の装置ユニットを、相対的に、上下方向にスライドさせるスライド機構を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、発電パネルユニットが縦列および横列に配列された太陽光発電パネルの受光面に付着した砂や泥、塵埃などを清掃して、発電効率を復活させる太陽光発電パネル清掃装置に関するものである。
メガソーラーと呼ばれる太陽光発電パネルは、発電パネルユニットが、日本国では南側に向けて傾斜した状態で、縦列および横列に並べられている。
このような状態で並べられた太陽光発電パネルは、長い期間、発電を行っていると、降雨による塵埃、風により飛来する砂、火山の近くでは火山灰などにより表面が汚れる。太陽光発電パネルの表面が汚れると、発電効率が落ちる。このような太陽光発電パネルの表面の汚れを除去するための清掃装置が、例えば、特許文献1として知られている。
特許文献1に記載の洗浄装置は、被洗浄面に洗浄のための水を供給する配管およびノズルと、被洗浄面を拭き取る、弾性部材であるブレードと、それらを保持する保持部材を備えるものである。この洗浄装置は、保持部材に、他の保持部材またはガイド部と連結できる連結部が備えられ、被洗浄面の一括洗浄に必要な数だけ洗浄装置を連結して運用するものである。
特開2014−223564号公報
しかし、この特許文献1に記載の洗浄装置では、洗浄装置ユニット同士を蝶番や板ばね、連結板を用いて連結しているため、太陽電池モジュール(発電パネルユニット)が平面状からV字状になった状態では対応できるが、平行に上下高さが異なるような場合では、高い位置にある洗浄装置ユニットが低い位置にある洗浄装置ユニットを引っ張り上げるため、低い位置にある洗浄装置ユニットの連結部分が浮いてしまうおそれがある。そうなると、被洗浄面を拭き取るブレードの一端部が浮き上がるおそれがあるため、汚れが大きく残ってしまうおそれがある。
そこで本発明は、発電パネルユニット間で上下高さが異なっていても、汚れの残しを少なくすることができる太陽光発電パネル清掃装置を提供することを目的とする。
本発明の太陽光発電パネル清掃装置は、発電パネルユニットが縦列および横列に配列された太陽光発電パネルの前記発電パネルユニットの受光面を清掃する清掃部と、前記受光面を横列方向に移動するための走行部とを有する装置ユニットが、連結部により縦列方向に連結され、前記連結部は、一方の装置ユニットまたは他方の装置ユニットを、相対的に、上下方向にスライドさせるスライド機構を備えたことを特徴とする。
本発明の太陽光発電パネル清掃装置によれば、走行部によって発電パネルユニットの受光面を横列方向に移動しながら、清掃部が発電パネルユニットの受光面を清掃する。本発明の太陽光発電パネル清掃装置は、装置ユニットが連結部により縦列方向に連結されている。この連結部は、一方の装置ユニットまたは他方の装置ユニットを、相対的に、上下方向にスライドさせるスライド機構を備えている。そのため、一方の装置ユニットが走行する発電パネルユニットと、他方の装置ユニットが走行する発電パネルユニットとが平行に上下高さが異なるような場合でも、スライド機構が、一方の装置ユニットと他方の装置ユニットとが相対的にスライドして、受光面と平行を保つことができる。
前記連結部は、前記一方の装置ユニットまたは前記他方の装置ユニットを、相対的に、連結方向に沿った軸線を中心に軸回転させる軸回転機構を備えることができる。そのため一方の装置ユニットが走行している発電パネルユニットが、他方の装置ユニットが走行する発電パネルユニットに対して、走行方向に向かって上り傾斜、または下り傾斜している場合でも、軸回転機構が、一方の装置ユニットまたは他方の装置ユニットを、相対的に、連結方向に沿った軸線を中心に軸回転させて、受光面と平行を保つことができる。
前記連結部は、前記一方の装置ユニットに連結される可動部と、前記他方の装置ユニットに設置されたスライド案内部材と、前記一方の装置ユニットおよび前記可動部とを連結する接続部とを備え、前記可動部は、前記接続部によって前記一方の装置ユニットと共に移動する軸部と、前記スライド案内部材が有する上下方向に延びるスライド空間に配置され、前記軸部が軸回転自在に取り付けられた摺動部材とを備えたものとすることができる。
一方の装置ユニットと他方の装置ユニットの可動部とは、接続部によって連結されている。一方の装置ユニットと他方の装置ユニットとが相対的に上下方向にずれると、一方の装置ユニットに連結された可動部の軸部に取り付けられた摺動部材が、他方の装置ユニットに設置されたスライド案内部材のスライド空間で移動する。また、一方の装置ユニットと他方の装置ユニットとが相対的に軸回転すると、可動部の軸部が、摺動部材にて軸回転する。このように連結部が構成されていることで、連結部はスライド機構と軸回転機構とを合わせ持つことができる。
前記スライド案内部材には、前記スライド空間の上下方向における前記摺動部材の移動を制限するストッパ部材が配置させることができる。発電パネルユニット同士の間で、上下の差が大きくなり過ぎても、ストッパ部材のいずれかが、摺動部材の移動を制限するため、装置ユニット同士の間で大きく上下して連結部が損傷を受けるような事態を回避することができる。
前記スライド案内部材と軸部材とは硬質部材からなり、前記摺動部材は、前記硬質部材より軟質な軟質部材からなるものとしてもよい。スライド案内部材と軸部材とが硬質部材から形成され、摺動部材が軟質部材により形成されていると、摺動部材がスライド案内部材のスライド空間内で上下するときや、軸部材が摺動部材で軸回転するときなど、摺動部材が軟質部材により形成されていることで、急激な変位による応力を摺動部材が弾性変形することで緩和させることができる。
前記発電パネルユニットが並ぶ縦列方向の両端部に位置する前記装置ユニットに、前記太陽光発電パネルの横列方向に沿った端面を走行して、前記装置ユニットの移動を案内するガイド部を備えさせることができる。
ガイド部が、太陽光発電パネルの横列方向に沿った端面を走行して、装置ユニットの移動を案内するため、太陽光発電パネルに走行を案内するレールがなくても、進行方向である横列方向に対して傾斜することなく、安定した走行を実現することができる。
前記ガイド部は、前記太陽光発電パネルの横列方向の端を検出して、前記走行部の走行を停止または/および反転させるためのセンサ部を備えることもできる。
太陽光発電パネルの端が検知できることで、前進から後退へ走行部の走行を停止したり、反転させたりすることができる。
本発明の太陽光発電パネル清掃装置によれば、スライド機構が、一方の装置ユニットと他方の装置ユニットとが相対的にスライドして、受光面と平行を保つことができるので、発電パネルユニット間で上下高さが異なっていても、汚れの残しを少なくすることができる。
本発明の実施の形態に係る太陽光発電パネル清掃装置が太陽光発電パネルに搭載された状態を示す平面図である。 図1に示す太陽光発電パネル清掃装置の装置ユニットが2台連結され、カバーが外れた状態の平面図である。 図2に示す装置ユニットの左側面図である。 図2に示す装置ユニットの右側面図である。 図2に示す装置ユニット同士を連結する連結部を説明するための分解斜視図である。
本発明の実施の形態に係る太陽光発電パネル清掃装置を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る太陽光発電パネル清掃装置100は、発電パネルユニットUが縦列および横列に配列された太陽光発電パネルPの受光面Sを清掃するものである。
太陽光発電パネルPは、発電パネルユニットUが配列されていることで、1枚の大きなパネルとなるものである。太陽光発電パネルPは、傾斜した状態で、図示しない架台に設置されている。太陽光発電パネルPは、図1においては、上側から下側に向かって下り傾斜となっている。本実施の形態では、縦列方向F1に4枚の発電パネルユニットUが並べられている。
太陽光発電パネル清掃装置100は、装置ユニット10が、連結部20により縦列方向F1に連結されている。図1においては、縦列方向F1に4枚の発電パネルユニットUが並べられているため、4台の装置ユニット10(11〜14)が連結されている。
図1から図4に示す装置ユニット10は、縦列方向F1に並ぶ発電パネルユニットUの受光面Sを一度に清掃する清掃部110と、受光面Sを横列方向F2に移動するための走行部120とを有している。清掃部110と走行部120とは、フレーム部130に支持されている。また、清掃部110と走行部120とは、制御部140により制御される。
発電パネルユニットUが並ぶ縦列方向F1の両端部に位置する装置ユニット10に、一対のガイド部150を備えている。この一対のガイド部150は、センサ部160を横列方向F2の両側に備えている。
清掃部110は、フレーム部130に両端が回転自在に支持された軸部材の外周面に、複数条のブラシ列が螺旋状に植毛された回転型のブラシである。清掃部110は、発電パネルユニットUの傾斜における下り方向F3(図1参照)に対して、下側が横列方向F2における一側(後退方向側)、上側が他側(前進方向側)にずれていることで傾斜した状態で取り付けられている。清掃部110は、ブラシを回転させるモータを内蔵しており、制御部140からの指示により正転したり逆転したりする。
走行部120は、フレーム部130の底面に設置された1個の駆動輪121および非駆動輪である従動輪122と、駆動輪を駆動するモータ123とを備えている。
駆動輪121は、フレーム部130の中央部に設置されたモータ123の回転軸に連結して、隣接した位置に配置されている。従動輪122は、下り方向F3に対して、フレーム部130の上側の端部に2個、フレーム部130の下側の端部に1個が配置されている。
フレーム部130は、制御部140とモータ123、これらの電源である電池(図示せず)が搭載された矩形状の主フレーム部材131を備えている。また、フレーム部130は、清掃部110および従動輪122を取り付けるために、主フレーム部材131から横列方向F2に沿って突出させた一対の取付用フレーム132を備えている。フレーム部130には、電池とモータ123を覆って保護するための箱状のカバー180が取り付けられている。なお、電池は、装置ユニット14のみが備えており、装置ユニット11〜14のそれぞれの制御部140を繋ぐ制御線(図示せず)と共に、電池からの電源線(図示せず)が、装置ユニット11から装置ユニット12〜14へ配線されている。
制御部140は、タブレット型のコンピューターや、スマートフォンなどの操作装置にインストールされた制御プログラムにより制御される。制御部140は、タブレット型のコンピューターや、スマートフォンなどと通信するための無線部と、制御プログラムからの指示により走行部120の走行方向の制御および清掃部110の回転方向の制御を行う清掃制御部とを備えている。複数台が連結される装置ユニット10の制御部140は、操作装置からの無線信号を受信して、自装置ユニットと他装置ユニットに指示を出力する親機と、親機から指示に従って動作する子機とが設定により決定される。
ガイド部150は、太陽光発電パネルPの横列方向F2に沿った端面P1を走行して、装置ユニット10を連結した太陽光発電パネル清掃装置100の移動を案内するものである。ガイド部150は、フレーム部130の主フレーム部材131から縦列方向F1の外側に突出した取付用部材151に、端面P1に当接する3個のガイド用車輪152取り付けられている。
センサ部160は、ガイド部150の取付用部材151から横列方向F2に突出した取付用部材161に、端面P1を押圧する方向に付勢するリミットスイッチ162が、横列方向F2の両側に一対取り付けられている。リミットスイッチ162の出力は、制御部140に接続されている。
ここで、それぞれの装置ユニット10を連結する連結部20の構成について、図面に基づいて説明する。
装置ユニット10(11〜14)を縦列方向F1に連結する連結部20は、図2に示すように、一方の装置ユニット11と他方の装置ユニット12とが上下方向にスライドするスライド機構と、一方の装置ユニット11と他方の装置ユニット12とが、装置ユニット10の連結方向F4に沿った軸線を中心に軸回転する軸回転機構とを兼ね備えたものである。
連結部20は、図5に示すように、一方の装置ユニット11側の連結用部材210と、一方の装置ユニット11と共に移動する可動部220と、他方の装置ユニット12側のスライド案内部材230と、連結用部材210および可動部220を接続する接続部材240(図2参照)とを備えている。
連結用部材210は、一方の装置ユニット11の主フレーム部材131の端部に立設されている。連結用部材210は、硬質部材である金属製である。連結用部材210のそれぞれ角部に、装置ユニット12側に突出する突起210aを有している。
可動部220は、軸回転部材221と、摺動部材222と、ドグプレート223とを備えている。
軸回転部材221は、硬質部材である金属製である。軸回転部材221は、連結用部材210の突起210aに嵌合する貫通孔221cを有する基板部221aから、他方の装置ユニット12に向かって軸線Lの位置で軸部221bが突出している。軸部221bの先端には、軸部221bの先端面より輪郭形状が大きい矩形状で金属製の抜け防止用部材221dがねじ止めされていることで、軸部221bが摺動部材222に軸回転自在に取り付けられ、摺動部材222から抜けることを防止している。
摺動部材222は、スライド案内部材230のスライド空間となる凹部230a内に配置され、上下方向にスライドする矩形状の板材である。摺動部材222は、金属製より軟質な軟質部材である樹脂製である。摺動部材222は、軸部221bを回転自在に挿通させる貫通孔222aを有している。
ドグプレート223は、軸部221bが挿通する貫通孔223aを有している。ドグプレート223は、樹脂製である。
スライド案内部材230は、金属製である。スライド案内部材230は、他方の装置ユニット12の主フレーム部材131の端部に固定され、設置されている。スライド案内部材230には、上下方向に延びる凹部230aが形成されている。また、スライド案内部材230には、軸部221bの先端部を覗かせるための矩形状の貫通孔230bが形成されている。
スライド案内部材230には、凹部230a内に位置する摺動部材222が凹部230aから出ないようにするためと、軸部221bの上下方向の移動範囲を設定するために、ストッパ部材230cが、一対、ねじ止めされ、固定されている。
図2に示す接続部材240は、装置ユニット10(11,12)同士を接続する部材である。本実施の形態では、接続部材240を、一方の装置ユニット11側の連結用部材210と、他方の装置ユニット12側の軸回転部材221との両側部同士を接続するパッチン錠としている。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係る太陽光発電パネル清掃装置100の動作および使用状態を図面に基づいて説明する。
まず、作業者は、準備として、連結部20が切り離された状態の装置ユニット10を1台ずつ、縦列方向F1に並んだ発電パネルユニットU上に配置して、装置ユニット10同士を連結部20により連結する。
連結部20は、図5に示すように、一方の装置ユニット10の連結用部材210と、他方の装置ユニット10の軸回転部材221とを対向させ、突き合わせる。そして、図2に示す接続部材240により、連結用部材210と軸回転部材221とを連結する。このように、装置ユニット10同士を突き合わせて、パッチン錠からなる接続部材240により連結できるので、容易に連結することができる。
作業者は、制御ブログラムがインストールされた図示しないタブレット型のコンピューターやスマートフォンなどの操作装置から、太陽光発電パネル清掃装置100の清掃を指示する。
操作装置からの無線信号は、親機として動作する制御部140が受信することで、親機および子機の制御部140は、清掃部110を動作させ、清掃部110のブラシを正転(受光面Sに対してすくいあげる方向)する。また、制御部140は、走行部120のモータ123を正転駆動させる。
モータ123の駆動により、それぞれの駆動輪121が回転して、太陽光発電パネル清掃装置100の横列方向F2に沿って太陽光発電パネル清掃装置100が前進する。
ガイド部150が、太陽光発電パネルPの横列方向F2に沿った端面P1を走行して、装置ユニット10の移動を案内するため、太陽光発電パネルPに走行を案内するレールがなくても、進行方向である横列方向F2に対して傾斜することなく、安定した走行を実現することができる。
太陽光発電パネル清掃装置100が、太陽光発電パネルPの端まで到達すると、前進方向側におけるセンサ部160のリミットスイッチ162が、端面P1から外れる。リミットスイッチ162は、端面P1を押圧する方向に付勢されているため、進行方向に開いていた状態から閉じる方向に回動する。
リミットスイッチ162からの信号により、制御部140は、太陽光発電パネル清掃装置100が、太陽光発電パネルPの一側の端まで到達したことを検知すると、清掃部110のブラシを逆転すると共に、走行部120のモータ123を逆転させて、太陽光発電パネル清掃装置100を後退させる。
そして、制御部140は、太陽光発電パネルPの反対側の他側の端まで到達したことを、後退側のリミットスイッチ162により検知すると、清掃部110のブラシを停止させると共に、走行部120のモータ123を停止させる。
このように、複数の装置ユニット10が、縦列方向F1に連結された発電パネルユニットU全部を清掃しながら、横列方向F2へ移動することで、1回の清掃で、太陽光発電パネルP全部に付着した汚れを除去することができる。従って、太陽光発電パネル清掃装置100は効率よく清掃することができる。
太陽光発電パネルPの清掃が終了すると、他の太陽光発電パネルPの清掃を行うために、連結部20を連結したときと反対の操作で連結を解除する。
そして、装置ユニット10を1台ずつ他の太陽光発電パネルPへ移動することで、全体として重量が重い太陽光発電パネル清掃装置100であっても、装置ユニット10が1台ずつであれば重量を軽減することができる。従って、作業者一人でも移動しながらの作業を容易に行うことができる。
ここで、連結部20の機能について詳細に説明する。
例えば、一方の装置ユニット11が走行している発電パネルユニットUが、他方の装置ユニット12が走行する、縦列方向F1に並ぶ発電パネルユニットUに対して、上方へずれていたり、下方へずれていたりする場合がある。
そうなると、装置ユニット11が、装置ユニット12に対して上方または下方にずれる。装置ユニット11が、装置ユニット12に対して上方または下方にずれると、装置ユニット11(連結用部材210)が接続部材240により軸回転部材221に連結されているため、軸回転部材221が上下方向のいずれかの方向に移動する。
軸回転部材221の軸部221bが移動することにより、軸部221bと共に、ドグプレート223と摺動部材222とが一緒に移動する。摺動部材222は、スライド案内部材230のスライド空間となる凹部230aとストッパ部材230cとの間で上下方向にスライドする。
このようにして、装置ユニット11と装置ユニット12とは相対的に上下方向にスライドすることができる。
そのため、装置ユニット11と装置ユニット12とは、それぞれの発電パネルユニットUの受光面Sに対して平行を保つことができるため、清掃部110と受光面Sとの距離を一定に保つことができる。従って、清掃部110と受光面Sとの間隔が開いて、清掃部110による受光面Sへの押圧力が弱まり、掃き残しを発生させたり、清掃部110と受光面Sとの間隔が縮まり、清掃部110により受光面Sに傷を付けたりすることが防止できる。
また、スライド案内部材230の凹部230aとストッパ部材230cとの隙間の間で、摺動部材222が余裕を持って上下にスライドする。そのため、一方の装置ユニット11が走行している発電パネルユニットUと、他方の装置ユニット12が走行する発電パネルユニットUとの受光面Sが少しV字状になったとしても、摺動部材222の上下のスライドで、一方の装置ユニット11と他方の装置ユニット12とがV字状になる変位を吸収することができる。
また、発電パネルユニットU同士の間で、上下の差が大きくなり過ぎても、ドグプレート223が上下方向に位置する一対のストッパ部材230cのいずれかに当接することにより移動が制限されるため、装置ユニット11と装置ユニット12との間で大きく上下して連結部20が損傷を受けるような事態を回避することができる。
また、一方の装置ユニット11が走行している発電パネルユニットUが、他方の装置ユニット12が走行する発電パネルユニットUに対して、走行方向に向かって上り傾斜、または下り傾斜している場合がある。
そうなると、装置ユニット11が、装置ユニット12の水平に対して傾斜方向がずれる。例えば、装置ユニット11が水平に走行しているときに、装置ユニット12が走行方向に対して傾斜していると、軸部221bがドグプレート223および摺動部材222の貫通孔223a,222aの中で軸回転する。このようにして、装置ユニット11と装置ユニット12とは相対的に軸回転することができる。
そのため、装置ユニット10の軸線L(図5参照)からずれた位置にある清掃部110が、軸線Lに対して浮き上がったり、沈み込んだりすることが防止できるので、装置ユニット11と装置ユニット12とは、それぞれの発電パネルユニットUの受光面Sに対して平行を保つことができる。従って、清掃部110と受光面Sとの距離を一定に保つことができるので、清掃部110による受光面Sへの押圧力が弱まり、掃き残しを発生させたり、清掃部110と受光面Sとの間隔が縮まり、清掃部110により受光面Sに傷を付けたりすることが防止できる。
このように連結部20がスライド機構と、軸回転機構とを兼ね備えているため、設置状態が複雑に歪む太陽光発電パネルPであっても、太陽光発電パネル清掃装置100は太陽光発電パネルPの汚れを除去して発電を復活することができる。
また、スライド案内部材230と軸回転部材221とが金属製であり、摺動部材222とドグプレート223とが樹脂製である。そのため、スライド案内部材230の凹部230a内で摺動部材222が上下にスライドする際に、摺動部材222が急激に上下方向から外れる他の方向へ変位しようとしても、軟質な摺動部材222が弾性変形して衝撃を緩和する。また、軸回転部材221の軸部221bが、摺動部材222の貫通孔222aと、ドグプレート223の貫通孔223a内で軸回転するときの擦れや、軸部221bの軸線の傾斜などの急激な変位による応力を、摺動部材222およびドグプレート223が弾性変形することで緩和させることができる。
なお、本実施の形態では、発電パネルユニットUの縦列方向F1のみが水平に対して傾斜していたが、反対に、発電パネルユニットUの横列方向F2のみが傾斜する太陽光発電パネルを、太陽光発電パネル清掃装置100が横列方向F2に沿って走行してもよい。
本発明の太陽光発電パネル清掃装置は、装置ユニットを連結することにより、発電パネルユニットの連結枚数が多くても効率的に清掃できるので、大規模なメガソーラーに好適であり、装置ユニットごとに分割することで少ない人数でも太陽光発電パネルの清掃ができるため、小規模でも好適である。
100 太陽光発電パネル清掃装置
10,11,12,13,14 装置ユニット
110 清掃部
120 走行部
121 駆動輪
122 従動輪
123 モータ
130 フレーム部
131 主フレーム部材
132 取付用フレーム
140 制御部
150 ガイド部
151 取付用部材
152 ガイド用車輪
160 センサ部
161 取付用部材
162 リミットスイッチ
180 カバー
20 連結部
210 連結用部材
210a 突起
220 可動部
221 軸回転部材
221a 基板部
221b 軸部
221c 貫通孔
221d 抜け防止用部材
222 摺動部材
222a 貫通孔
223 ドグプレート
223a 貫通孔
230 スライド案内部材
230a 凹部
230b 貫通孔
230c ストッパ部材
240 接続部材
P 太陽光発電パネル
P1 端面
U 発電パネルユニット
S 受光面
F1 縦列方向
F2 横列方向
F3 下り方向
F4 連結方向
L 軸線

Claims (7)

  1. 発電パネルユニットが縦列および横列に配列された太陽光発電パネルの前記発電パネルユニットの受光面を清掃する清掃部と、前記受光面を横列方向に移動するための走行部とを有する装置ユニットが、連結部により縦列方向に連結され、
    前記連結部は、一方の装置ユニットまたは他方の装置ユニットを、相対的に、上下方向にスライドさせるスライド機構を備えた太陽光発電パネル清掃装置。
  2. 前記連結部は、前記一方の装置ユニットまたは前記他方の装置ユニットを、相対的に、連結方向に沿った軸線を中心に軸回転させる軸回転機構を備えた請求項1記載の太陽光発電パネル清掃装置。
  3. 前記連結部は、前記一方の装置ユニットに連結される可動部と、前記他方の装置ユニットに設置されたスライド案内部材と、前記一方の装置ユニットおよび前記可動部とを連結する接続部とを備え、
    前記可動部は、前記接続部によって前記一方の装置ユニットと共に移動する軸部と、前記スライド案内部材が有する上下方向に延びるスライド空間に配置され、前記軸部が軸回転自在に取り付けられた摺動部材とを備えた請求項2記載の太陽光発電パネル清掃装置。
  4. 前記スライド案内部材には、前記スライド空間の上下方向における前記摺動部材の移動を制限するストッパ部材が配置された請求項3記載の太陽光発電パネル清掃装置。
  5. 前記スライド案内部材と軸部材とは硬質部材からなり、
    前記摺動部材は、前記硬質部材より軟質な軟質部材からなるものである請求項3または4のいずれかの項に記載の太陽光発電パネル清掃装置。
  6. 前記発電パネルユニットが並ぶ縦列方向の両端部に位置する前記装置ユニットに、前記太陽光発電パネルの横列方向に沿った端面を走行して、前記装置ユニットの移動を案内するガイド部を備えた請求項1から5のいずれかの項に記載の太陽光発電パネル清掃装置。
  7. 前記ガイド部は、前記太陽光発電パネルの横列方向の端を検出して、前記走行部の走行を停止または/および反転させるためのセンサ部を備えた請求項6記載の太陽光発電パネル清掃装置。
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