JP2017143707A - バンドクリップおよびこれを備えたワイヤハーネス - Google Patents
バンドクリップおよびこれを備えたワイヤハーネス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017143707A JP2017143707A JP2016024949A JP2016024949A JP2017143707A JP 2017143707 A JP2017143707 A JP 2017143707A JP 2016024949 A JP2016024949 A JP 2016024949A JP 2016024949 A JP2016024949 A JP 2016024949A JP 2017143707 A JP2017143707 A JP 2017143707A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- band
- clip
- bolt
- hole
- electric wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
【課題】取付孔から電線までの離間距離が大きい箇所で、電線を抱持し車体パネルの取付孔に容易かつ確実に装着することができるバンドクリップおよびこれを備えたワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス5は、電線6とバンドクリップ10とを備える。バンドクリップ10は、バンド部14とヘッド部12とを有するバンド本体11と、クリップ本体15と、クリップ本体15に被嵌された弾性体20と、を備える。ヘッド部12は、ねじ用ロック爪12cと、バンド部固定部13と、を有する。クリップ本体15は、フランジ部と、アンカー部18と、フランジ部より延在され、延在方向先端部よりヘッド部12の収容孔12bに収容され、かつ、ねじ用ロック爪12cに係止されるボルト部19とを有する。弾性体20は、ボルト部19の長さ方向に対応する厚みがボルト部19の長さよりも小さく、ボルト部19に被嵌されている。
【選択図】図1
【解決手段】ワイヤハーネス5は、電線6とバンドクリップ10とを備える。バンドクリップ10は、バンド部14とヘッド部12とを有するバンド本体11と、クリップ本体15と、クリップ本体15に被嵌された弾性体20と、を備える。ヘッド部12は、ねじ用ロック爪12cと、バンド部固定部13と、を有する。クリップ本体15は、フランジ部と、アンカー部18と、フランジ部より延在され、延在方向先端部よりヘッド部12の収容孔12bに収容され、かつ、ねじ用ロック爪12cに係止されるボルト部19とを有する。弾性体20は、ボルト部19の長さ方向に対応する厚みがボルト部19の長さよりも小さく、ボルト部19に被嵌されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、バンドクリップおよびこれを備えたワイヤハーネスに関する。
従来の一般的なバンドクリップは、バンド本体とクリップ本体とを有する。バンドクリップは、バンド部と、バンド部の基端を固定しかつ先端部側をロックするバンド部固定部(ヘッド)と、を有する。クリップ本体は、バンド部固定部と一体の皿部と、皿部に一体のコラム部と、コラム部に一体のアンカー部とを有する。
上記構成のバンドクリップは、車体パネルの取付孔から電線束までの離間距離が大きい箇所では、アンカー部が取付孔に届かず適用することができない。
具体的に説明すると、電線束の配索経路には、車体パネルの取付孔を有する部位の高さレベルが配索方向にオフセットした他の部位の高さレベルよりも大きく落ち窪んでいる箇所が存在する。すなわち、車体パネルの取付孔の位置では、車体パネルの取付孔から電線束までの離間距離が大きく、車体パネルの取付孔からオフセットした位置では、車体パネルの取付孔から電線束までの離間距離が小さいという状況にある。この状況の取付孔に、従来の一般的なバンドクリップを適用し、アンカー部を接近させていくと、接近途中で、電線束のバンド本体により抱持された位置からオフセットした位置が、車体パネルの取付孔からオフセットした部位に先に当接してしまうことから、アンカー部が取付孔に届かず適用することができない。
上記のような場合、従来は、例えば、特許文献1に示すバンドクリップを適用することができる。図5に示すバンドクリップ36は、特許文献1に示すものと実質的に同一の構成であり、バンド本体37とクリップ本体38とが、水平方向にオフセットしていて、かつ上下方向に相対的にスライド可能に連結されている。
このバンドクリップ36は、電線束33が、枝線35が幹線34から上方に延び、幹線34が、大径部分34aと小径部分34bとに径サイズを大きく変化し、かつ大径部分34aについて、車体パネル31から電線束までの離間距離を小さくなるように配索する必要があるときに適用される。すなわち、バンドクリップ36は、大径部分34aに対応する位置でバンド本体37により電線束33を抱持し、小径部分34bに対応する位置に取付孔32が設けられ、取付孔32に対してクリップ本体38が装着され、バンド本体37側をクリップ本体38側に対して相対的に押下げるように装着されている。
しかし、このバンドクリップ36は、クリップ本体38側をバンド本体37側に対して相対的に押下げるという、上記とは異なる使い方ができる。すなわち、取付孔が車体パネルの落ち窪んでいる箇所に設けられており、かつ、車体パネルの取付孔からオフセットした位置が高いレベルにあり、この高いレベルより下方へ電線束の下面を下げられない場合にも使用できる。まず、電線束の下面を前記高いレベルに合わせ、バンド本体37とクリップ本体38とのスライド連結部をスライドさせない状態で、かつ、取付孔に対してクリップ本体38を対応させ、次いで、バンド本体37により電線束を抱持し、続いて、スライド連結部のスライドが生じるようクリップ本体38を押し下げて取付孔に対して装着する。
しかしながら、図5に示すバンドクリップ36を上記の異なる使い方をすれば、クリップ本体38側をバンド本体37側に対して相対的に引き下げるときに、スライド連結部のストロークが大きくなるに連れてクリップ本体38とバンド本体37との連結が不確かな状態になり、円滑なスライドが行えなくなり、取付孔に対する装着が難しくなり、ストローク限界を越えたときに、両者が分離してしまう恐れがある、という従来の問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、車体パネルの落ち窪んでいる箇所に取付孔が設けられ、取付孔から電線束までの離間距離が大きい箇所での電線束の配索規制に適用され、車体パネルの取付孔に容易かつ確実に装着することができるバンドクリップおよびこれを備えたワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本発明に係るバンドクリップは、上記目的達成のため、電線を抱持するバンド部および前記バンド部の基端と連結されかつ先端側を固定するヘッド部を有するバンド本体と、フランジ部およびアンカー部とで車体パネルを挟持する状態に前記車体パネルの取付孔に固定されるクリップ本体と、前記クリップ本体に被嵌された弾性体と、を備え、前記ヘッド部は、前記クリップ本体との連結側と反対側の他端にバンド部固定部と、前記バンド部固定部と反対側の端面より内方に形成された収容孔と、前記収容孔の内壁面より突出するねじ用ロック爪と、を有し、前記クリップ本体は、前記フランジ部より前記アンカー部と反対方向に一体に延在され、延在方向先端部より前記ヘッド部の前記収容孔に収容されかつ前記ねじ用ロック爪に係止されるボルト部と、を有する構成である。
この構成によれば、本発明のバンドクリップは、取付孔から電線までの離間距離が大きく、従来のバンドクリップを取付孔に固定し難い箇所での電線の配索規制に適用される。本発明のバンドクリップは、バンド本体で電線を抱持し、弾性体をフランジ部に当接し、ボルト部の先端部がねじ用ロック爪に係止された状態で、クリップ本体を取付孔に取り付けられた形態が、取付孔に取り付ける前の形態である。作業者が本発明のバンドクリップを取付孔に取り付けるには、アンカー部を取付孔に挿し込み、アンカー部とフランジ部とで車体パネルを挟持する状態にする。次に、電線のバンド部で抱持された部位を把持し、ボルト部がヘッド部の収容孔に進入するよう押圧し、ヘッド部が弾性体に当接し、弾性体が若干圧縮した状態とする。これにより、ねじ用ロック爪が、ボルト部の新たな係止位置をロックする。弾性体は、ねじ用ロック爪とボルト部との当接状態に遊びが生じるのを回避する。
本発明に係るバンドクリップは、前記弾性体が、前記ボルト部の谷径に等しい大きさのボルト通し孔を有する環状に形成され、前記ボルト通し孔が前記ボルト部に螺合されている構成であるのがよい。
この構成によれば、本発明のバンドクリップは、弾性体をフランジ部から所望離れた状態でボルト部に堅く固定できるので、ヘッド部と弾性体との間のギャップを所望寸法に設定できるから、取付孔から電線までの離間距離が大小相違しても適用可能である汎用性を有する。
本発明に係るワイヤハーネスは、電線と、前記バンドクリップとを備え、前記バンド本体で前記電線を抱持する構成である。
本発明によれば、車体パネルの落ち窪んでいる箇所に取付孔が設けられ、取付孔から電線までの離間距離が大きい箇所での電線の配索規制に適用され、車体パネルの取付孔に容易かつ確実に装着することができるバンドクリップおよびこれを備えたワイヤハーネスを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、構成を説明する。図1〜図3に示すように、第1の実施の形態に係るワイヤハーネス5は、電線6と、バンド本体11とクリップ本体15と弾性体20とを有するバンドクリップ10とを備えている。バンド本体11は、ヘッド部12と、バンド部14と、を一体に有する。クリップ本体15は、フランジ部16と、コラム部17と、アンカー部18と、ボルト部19と、を一体に有する。バンド本体11とクリップ本体15は、ポリプロピレン等の樹脂からなる成形体である。
まず、構成を説明する。図1〜図3に示すように、第1の実施の形態に係るワイヤハーネス5は、電線6と、バンド本体11とクリップ本体15と弾性体20とを有するバンドクリップ10とを備えている。バンド本体11は、ヘッド部12と、バンド部14と、を一体に有する。クリップ本体15は、フランジ部16と、コラム部17と、アンカー部18と、ボルト部19と、を一体に有する。バンド本体11とクリップ本体15は、ポリプロピレン等の樹脂からなる成形体である。
このワイヤハーネス5は、電線6をヘッド部12の側方に来るようバンド本体11で抱持しヘッド部12とボルト部19と連結長が、短い連結状態から長い連結状態にして車体パネル31の取付孔32に取り付けることができる構成である。
電線6は、この実施の形態では、複数の被覆電線を粘着テープにより、オーバラップ巻きまたは粗巻きとなるよう螺旋巻するか、または固定巻きしてさらにコルゲートチューブ7で外周を覆った構成である。なお、電線6は、アース用の裸電線を含んでいてもよく、また太物電線であってもよい。電線6は、コルゲートチューブ7で覆われない場合も含む。
図2に示すように、ヘッド部12は、収容孔12bと、ねじ用ロック爪12cと、バンド部固定部13と、を有する。収容孔12bは、クリップ本体15との連結側の一端に孔口12aを有する。収容孔12bは、バンド部固定部13と反対側の端面より内方に形成されている。
ねじ用ロック爪12cは、収容孔12bを形成している内壁面の孔口12a寄りの位置より収容孔12bの中心方向に突出している。ねじ用ロック爪12cは、ボルト部19の周方向の等配置に複数設けられている。
バンド部固定部13は、クリップ本体15との連結側と反対側の他端に設けられている。バンド部固定部13は、貫通孔13aと、バンド部用ロック爪13bと、を有する。貫通孔13aは、クリップ本体15との連結側と反対側の他端に、バンド部14の先端部を通すように設けられている。バンド部用ロック爪13bは、バンド部14の一方の面に設けられた凸条部に当接し抜け止めロックするようになっている。
バンド部14は、基端がヘッド部12のクリップ本体15との連結側の側面部に一体に連結され、ヘッド部12の側面部に当接させる電線6を一巻きして先端部を貫通孔13aに挿通する長さを有し、貫通孔13aに対する挿通領域にバンド部14用ロック爪に係止される複数の係止突条部を有する。
フランジ部16は、バンド本体11のヘッド部12に連結され、車体パネル1の手前側の取付孔周囲部4に係止する。アンカー部18は、フランジ部16の中央より延在するコラム部17を介してフランジ部16と連結され、車体パネル1の取付孔2に挿し込まれ、車体パネル1の向こう側で取付孔縁部3に係止する。なお、フランジ部16とコラム部17とアンカー部18とは、一般的な一体形状と車体パネル1の取付孔2に対する固定機能を有していればよい。
ボルト部19は、フランジ部16のアンカー部18と反対側の面の中央部より一体に延在されている。ボルト部19は、延在方向先端部よりヘッド部12の収容孔12bに収容されかつねじ用ロック爪12cに係止される。ねじ用ロック爪12cは、爪先端部がボルト部19を挟持するようボルト部19のねじ山に係止する。
ヘッド部12とボルト部19との寸法関係を説明する。ボルト部19の長さは、ボルト部19の先端部をヘッド部12の一端の開口より収容孔12bに挿入しねじ用ロック爪12cに係止された状態で、かつ、弾性体20がフランジ部16に密着した状態において、ヘッド部12の一端と弾性体20との間のギャップが、車体パネル1の他の部位に対する落ち窪み寸法よりも大きくなるように設定されている。ヘッド部12の収容孔12bの長さは、ヘッド部12の一端と弾性体20との間のギャップよりも大きくなるように設定されている。収容孔12bは、ねじ用ロック爪12cよりも内方の内径がボルト部19の外径よりも例えば0.5mm〜1.0mm大きく形成されている。
弾性体20は、ボルト通し孔20aを有する環状に形成されクリップ本体15に被嵌されている。弾性体20は、ボルト部19の長さ方向に対応する厚みがボルト部19の長さの例えば1/4〜1/3とされ、かつ、ボルト通し孔20aの径が、ボルト部19の谷径に等しい大きさに設定されている。したがって、弾性体20は、ボルト部19に対し螺合していくことでボルト部19に対し上下に移動できるとともに所望位置に固定できる。なお、ボルト通し孔20aの径は、ボルト部19の外径に等しい大きさとしてもよく、この場合には、弾性体20は、ボルト部19に対し上下に円滑に移動できるが所望位置に固定できずフランジ部16に密着する。
弾性体20は、例えばヘッド部12を当接されかつ作業者により極端に大きくない押付力が加わったときに数mm圧縮される軟らかさを有しているのがよい。弾性体20は、合成ゴムまたは天然ゴムを用いることができる。合成ゴムとしては、例えば、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ニトリルゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴムなどを用いることができる。
次に、図1,図3を参照して、本実施の形態のバンドクリップ10の作用効果について説明する。本実施の形態のバンドクリップ10は、取付孔2から電線6までの離間距離が大きく、従来のバンドクリップを取付孔に固定し難い箇所での電線の配索規制に適用される。
図1に示すように、まず、バンドクリップ10の組付け状態を以下のように設定する。初期状態では、ボルト部19の先端部がねじ用ロック爪12cに係止される。すなわち、バンド本体11で電線6を抱持し、弾性体20をフランジ部16に当接し、ボルト部19の先端部がねじ用ロック爪12cに係止された状態で、クリップ本体15を取付孔2に取り付けられた形態が、取付孔に取り付ける前の形態である。
弾性体20は、フランジ部16に密着状態にしてヘッド部12と弾性体20とのギャップを最大に設定する場合と、ボルト部19の中途位置に固定してヘッド部12と弾性体20とのギャップを最大長よりも短くに設定する場合とがある。このギャップは、車体パネルの落ち窪んでいる箇所に設けられた取付孔から電線までの離間距離に応じて決定する。
作業者がバンドクリップ10を取付孔2に取り付けるには、アンカー部18を取付孔2に挿し込み、アンカー部18とフランジ部16とで車体パネル1を挟持する状態にする。
次に、電線6のバンド部14で抱持された部位を把持し、ボルト部19がヘッド部12の収容孔12bに進入するよう押圧し、ヘッド部12が弾性体20に当接し、かつ弾性体20が若干圧縮した状態とする。これにより、ねじ用ロック爪12cが、ボルト部19の新たな係止位置をロックする。これにより、作業者による個人差が無く、クリップ本体15を取付孔2の方向に所要ストローク押し込むことができ、クリップ本体15を取付孔2に取り付けることができる。
弾性体20は、ねじ用ロック爪12cとボルト部19との当接状態に遊びが生じるのを回避する。すなわち、ヘッド部12が弾性体20に当接し弾性体20が若干圧縮されることにより、弾性体20の弾性力がヘッド部12に対して押し上げる反作用力として生じ、ボルト部19がヘッド部12の収容孔12bへの進入を停止したときに、ねじ用ロック爪12cがボルト部19のねじ山の下側の傾斜面に当接し、ねじ用ロック爪12cの先端がボルト部19のねじの谷部で上下方向に動く遊びが生じない。
弾性体20がフランジ部16に当接した状態では、バンドクリップ10を取付孔2に組み組み付けたとき、ボルト部19がヘッド部12の収容孔12bに最も深く進入し、ヘッド部12と弾性体20とのギャップが解消し、車体パネル1と電線6とのギャップ最小になる。
弾性体20のボルト通し孔20aの径がボルト部19の谷径に等しい大きさに設定されていて、弾性体20がボルト部19の中途位置に固定された状態では、バンドクリップ10を取付孔2に組み組み付けたとき、ヘッド部12と弾性体20とのギャップが解消し、弾性体20とフランジ部16とのギャップはそのまま保持されるので、車体パネル1と電線6とのギャップが、弾性体20がフランジ部16に当接した状態のときに比べて大きくなる。
このように、弾性体20の固定位置を設定することにより、ヘッド部12とフランジ部16との距離を可変設定することができるから、車体パネルの落ち窪んでいる箇所に設けられた取付孔2から電線6までの離間距離が様々に異なっていても、バンドクリップ10を取付孔2に組み付けることができる。また、取付孔2から電線6までの離間距離に対応し、ボルト部19の長さが設定されたクリップ本体15、または厚みが設定された弾性体20を選択し交換して取り付けることにより、取付孔2から電線6までの離間距離が大小相違しても適用可能である汎用性を有する。
本実施の形態に係るワイヤハーネス5は、弾性体20をフランジ部16から所望離れた状態でボルト部19に固定できるので、ヘッド部12と弾性体20との間のギャップを所望寸法に設定できるから、車体パネル1の、車体の他の部位に対する落ち窪み寸法が、ヘッド部12と弾性体20との間のギャップよりも小さい範囲で、クリップ本体15を取付孔2に取り付けることができる。
[第2の実施の形態]
図4に示すように、第2の実施の形態に係るワイヤハーネス5Aは、電線6と、バンド本体11Aとクリップ本体15Aと弾性体20Aとを有するバンドクリップ10Aとを備えている。
図4に示すように、第2の実施の形態に係るワイヤハーネス5Aは、電線6と、バンド本体11Aとクリップ本体15Aと弾性体20Aとを有するバンドクリップ10Aとを備えている。
バンドクリップ10Aは、バンド部固定部13Aが、第1の実施の形態の場合と同様に、ヘッド部12Aの上端部に設けられ、バンド部14Aの基端が、第1の実施の形態の場合とは相違して、ヘッド部12Aの側面のバンド部固定部13Aよりも上側位置より延在されている。ヘッド部12Aは、側面部上端より水平方向に延在する電線受部12dを有している。
バンドクリップ10Aについて、その他の構成部分は、第1の実施の形態に係るワイヤハーネス5の場合と同一であり、構成、作用、効果に相違がないので、詳しい説明を省略する。
したがって、電線6がバンドクリップ10Aの上に載置されるようにして、バンド本体11Aで電線6を抱持する構成であり、第1の実施の形態に係るワイヤハーネス5に比べて、バンドクリップ10Aは、車体パネルの落ち窪んでいる箇所に設けられる取付孔から電線までの離間距離が、第1の実施の形態の場合に比べて一層大きい場合に適用する。
本発明によれば、車体パネルの落ち窪んでいる箇所に取付孔が設けられ、取付孔から電線までの離間距離が大きい箇所での電線の配索規制に適用され、車体パネルの取付孔に容易かつ確実に装着することができる、という効果を有し、バンドクリップおよびこれを備えたワイヤハーネスの全般に有用である。
1 車体パネル
2 取付孔
3 取付孔縁部
4 取付孔周囲部
5,5A ワイヤハーネス
6 電線
10,10A バンドクリップ
11,11A バンド本体
12,12A ヘッド部
12a 孔口
12b 収容孔
12c ねじ用ロック爪
13,13A バンド部固定部
13a 貫通孔
13b バンド部用ロック爪
14,14A バンド部
15,15A クリップ本体
16 フランジ部
18 アンカー部
19 ボルト部
20,20A 弾性体
20a ボルト通し孔
2 取付孔
3 取付孔縁部
4 取付孔周囲部
5,5A ワイヤハーネス
6 電線
10,10A バンドクリップ
11,11A バンド本体
12,12A ヘッド部
12a 孔口
12b 収容孔
12c ねじ用ロック爪
13,13A バンド部固定部
13a 貫通孔
13b バンド部用ロック爪
14,14A バンド部
15,15A クリップ本体
16 フランジ部
18 アンカー部
19 ボルト部
20,20A 弾性体
20a ボルト通し孔
Claims (3)
- 電線を抱持するバンド部および前記バンド部の基端と連結されかつ先端側を固定するヘッド部を有するバンド本体と、
フランジ部およびアンカー部とで車体パネルを挟持する状態に前記車体パネルの取付孔に固定されるクリップ本体と、
前記クリップ本体に被嵌された弾性体と、を備え、
前記ヘッド部は、前記クリップ本体との連結側と反対側の他端にバンド部固定部と、前記バンド部固定部と反対側の端面より内方に形成された収容孔と、前記収容孔の内壁面より突出するねじ用ロック爪と、を有し、
前記クリップ本体は、前記フランジ部より前記アンカー部と反対方向に一体に延在され、延在方向先端部より前記ヘッド部の前記収容孔に収容されかつ前記ねじ用ロック爪に係止されるボルト部と、を有する、ことを特徴とするバンドクリップ。 - 前記弾性体は、前記ボルト部の谷径に等しい大きさのボルト通し孔を有する環状に形成され、前記ボルト通し孔が前記ボルト部に螺合されている、ことを特徴とする請求項1に記載のバンドクリップ。
- 電線と、請求項1または2に記載のバンドクリップとを備え、前記バンド本体で前記電線を抱持する、ことを特徴とするワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016024949A JP2017143707A (ja) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | バンドクリップおよびこれを備えたワイヤハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016024949A JP2017143707A (ja) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | バンドクリップおよびこれを備えたワイヤハーネス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017143707A true JP2017143707A (ja) | 2017-08-17 |
Family
ID=59628748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016024949A Pending JP2017143707A (ja) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | バンドクリップおよびこれを備えたワイヤハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017143707A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111169407A (zh) * | 2018-11-13 | 2020-05-19 | 矢崎总业株式会社 | 用于线束的端部的临时锁定结构 |
CN111749970A (zh) * | 2019-03-27 | 2020-10-09 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 可调整推进式螺柱紧固件 |
-
2016
- 2016-02-12 JP JP2016024949A patent/JP2017143707A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111169407A (zh) * | 2018-11-13 | 2020-05-19 | 矢崎总业株式会社 | 用于线束的端部的临时锁定结构 |
CN111749970A (zh) * | 2019-03-27 | 2020-10-09 | 伊利诺斯工具制品有限公司 | 可调整推进式螺柱紧固件 |
JP7489803B2 (ja) | 2019-03-27 | 2024-05-24 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | 調整可能な押込みスタッド締結具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7251409B2 (en) | Cable strain relief design for limited space through-hole applications | |
US20110260025A1 (en) | Carpet clamp | |
JP2010159843A (ja) | ボルト用クリップ | |
US10468817B1 (en) | Housing device with slidable engagement | |
EP3336989A1 (en) | Cable fixation device | |
CN112918402B (zh) | 索环 | |
US9397451B2 (en) | Connector device | |
JP2001323906A (ja) | 部材取付具 | |
JP2016166650A (ja) | 留め具及び締結構造 | |
US8461457B2 (en) | Grommet | |
JP2017143707A (ja) | バンドクリップおよびこれを備えたワイヤハーネス | |
JP2017143608A (ja) | バンドクリップおよびワイヤハーネス | |
US20090173843A1 (en) | Mounting structures for wire harnesses | |
JP2020016250A (ja) | スタッド係止具 | |
JP2010283935A (ja) | ワイヤハーネスとプロテクタの取付構造 | |
US20220170492A1 (en) | Fastening system | |
KR101820143B1 (ko) | 배선장치 | |
JP5764360B2 (ja) | インナー付きグロメット | |
JP2014171275A (ja) | プロテクタ | |
CN107484375B (zh) | 电子设备及其紧固结构 | |
JP2017153186A (ja) | バンドクリップおよびこれを備えたワイヤハーネス | |
JP5533192B2 (ja) | ワイヤハーネスを支持体に取り付ける方法 | |
JP5553265B2 (ja) | 止め具 | |
JP2010266053A (ja) | クリップ | |
KR101830435B1 (ko) | 배선장치 |