JP2017143407A - 通信管理装置、通信管理方法及び通信管理プログラム - Google Patents

通信管理装置、通信管理方法及び通信管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】広範囲に渡るAPの各々について適切なチャネルを設定することができる通信管理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】無線通信機であるAP200が送受信する無線信号のチャネルとレーダー波のチャネルとの干渉が検知されたことを表す検知データ201であって干渉が検知されたチャネルを含む検知データ201を受信し、受信した検知データ201を検知データ情報131として記憶部170に蓄積する検知情報収集部130と、対象検知データ2011に含まれるチャネルと同一のチャネルを含む検知データ201を検知データ情報131から抽出し、抽出した検知データ201に基づいて、対象検知データ2011の送信元であるAP200が干渉を検知したレーダー波の影響範囲を算出する影響範囲計算部140とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信管理装置、通信管理方法及び通信管理プログラムに関する。特に、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントにおけるチャネルを管理する通信管理装置、通信管理方法及び通信管理プログラムに関する。
無線LANのアクセスポイント(以下、APと称する)或いはコントローラには、気象レーダーなどの特定の通信を優先するため、DFS(Dynamic Frequency Selection)及びTPC(Transmit Power Control)の実装が義務付けられている。DFSとは、レーダー波を検知した際に、このレーダー波に該当するチャネルを変更する機能である。また、TPCとは、レーダー波を検知した際に、このレーダー波に該当するチャネルの出力を低下させる機能である。
DFSやTPCが発生すると無線LANの瞬断や無線LAN通信距離の縮小など、無線LAN通信品質へ悪影響を与える。これを事前に回避するには、建屋内でレーダー波の調査を行うことが考えられる。ただし、天候による影響といった空間伝送路の状態次第で調査期間内に計測漏れの可能性があり、無線LAN品質の低下を必ずしも避けることができない。
特許文献1には、複数のレーダーパルスを複合的に分析し、誤検知か本物のレーダー波かを判別し、判別結果を近隣のAPで共有するシステムが開示されている。
特許第4532197号公報
しかし、特許文献1の技術は近隣のAP内で閉じたシステムであり、広範囲に渡るAPの各々についてレーダー波の影響を受けるか否かを判定することはできないという課題がある。
本発明は、APから送信されるレーダー波との干渉情報に基づいてレーダー波が影響する範囲を算出するので、広範囲に渡るAPの各々についてレーダー波の影響を受けるか否かを判定し、広範囲に渡るAPの各々について適切なチャネルを設定することができる通信管理装置を提供することを目的とする。
本発明に係る通信管理装置は、
無線通信機が送受信する無線信号のチャネルとレーダー波のチャネルとの干渉が検知されたことを表す検知データであって干渉が検知されたチャネルを含む検知データを受信し、受信した前記検知データを検知データ情報として記憶部に蓄積する検知情報収集部と、
前記検知情報収集部により受信された前記検知データを対象検知データとして、前記対象検知データに含まれるチャネルと同一のチャネルを含む検知データを前記検知データ情報から抽出し、抽出した前記検知データに基づいて、前記対象検知データの送信元である無線通信機が干渉を検知したレーダー波の影響範囲を算出する影響範囲計算部とを備えた。
前記影響範囲計算部は、
前記検知データ情報から、前記対象検知データの送信元である無線通信機が干渉を検知したレーダー波と同一のレーダー波との干渉を検知した検知データを抽出し、抽出した検知データの送信元である無線通信機の位置と前記対象検知データの送信元である無線通信機の位置とを取得し、取得した無線通信機の位置を包含する範囲を前記影響範囲として算出する。
前記通信管理装置は、
前記対象検知データの送信元の無線通信機以外の無線通信機が、前記対象検知データの送信元の無線通信機が干渉を検知したレーダー波と同一のレーダー波により干渉されたか否かの判定に用いる同一干渉元判定距離を前記記憶部に記憶し、
前記影響範囲計算部は、
前記対象検知データを送信した無線通信機の位置と前記記憶部に記憶された同一干渉元判定距離とに基づいて、前記対象検知データの送信元の無線通信機が干渉を検知したレーダー波と同一のレーダー波により干渉されたと判定できる無線通信機を選定する。
前記通信管理装置は、さらに、
前記影響範囲の内側に位置する無線通信機に対して、前記対象検知データに含まれるチャネル以外のチャネルを設定する自動設定部を備えた。
前記通信管理装置は、さらに、
レーダー波の発生源が動体であるか否かを判定し、前記レーダー波の発生源が動体である場合に、前記動体の速度と前記動体の予測動線とを算出し、前記動体の速度と前記動体の予測動線とに基づいて、予測影響範囲と影響予測時刻とを算出する動体特定部を備えた。
前記自動設定部は、
前記予測影響範囲に含まれる無線通信機に対して、前記影響予測時刻までに前記対象検知データに含まれるチャネル以外のチャネルを設定する。
本発明に係る通信管理方法は、
検知情報収集部が、無線通信機が送受信する無線信号のチャネルとレーダー波のチャネルとの干渉が検知されたことを表す検知データであって干渉が検知されたチャネルを含む検知データを受信し、受信した前記検知データを検知データ情報として記憶部に蓄積し、
影響範囲計算部が、前記検知情報収集部により受信された前記検知データを対象検知データとして、前記対象検知データに含まれるチャネルと同一のチャネルを含む検知データを前記検知データ情報から抽出し、抽出した検知データに基づいて、前記対象検知データの送信元である無線通信機が干渉を検知したレーダー波の影響範囲を算出する。
無線通信機が送受信する無線信号のチャネルとレーダー波のチャネルとの干渉が検知されたことを表す検知データであって干渉が検知されたチャネルを含む検知データを受信し、受信した前記検知データを検知データ情報として記憶部に蓄積する検知情報収集処理と、
前記検知情報収集処理により受信された前記検知データを対象検知データとして、前記対象検知データに含まれるチャネルと同一のチャネルを含む検知データを前記検知データ情報から抽出し、抽出した検知データに基づいて、前記対象検知データの送信元である無線通信機が干渉を検知したレーダー波の影響範囲を算出する影響範囲計算処理と
をコンピュータに実行させる。
本発明に係る通信管理装置によれば、無線通信機がレーダー波と干渉したことを表す検知データであって干渉が検知されたチャネルを含む検知データを受信し、受信した検知データを検知データ情報として記憶部に蓄積する検知情報収集部と、検知情報収集部が新たに受信した対象検知データに含まれるチャネルと同一のチャネルを含む検知データを検知データ情報から抽出し、抽出した検知データに基づいて、対象検知データの送信元である無線通信機が干渉を検知したレーダー波の影響範囲を算出するので、広範囲に渡るアクセスポイントである無線通信機についてもレーダー波の影響を受けるか否かを的確に判定することができる。
実施の形態1に係る通信管理装置100を含むシステムの構成図。 実施の形態1に係る通信管理装置100の構成図。 実施の形態1に係るAP情報210の構成図。 実施の形態1に係るレーダー情報収集処理S120のフロー図。 実施の形態1に係るデータベース171に格納されている情報の構成図であり、(a)は定数情報(時間)1711、(b)は無線LAN周波数情報1712、(c)は定数情報1713。 実施の形態1に係る既知レーダー情報310の構成図。 実施の形態1に係る検知情報収集処理S130のフロー図。 実施の形態1に係る検知データ情報131の構成図。 実施の形態1に係る影響範囲計算処理S140のフロー図。 実施の形態1に係る影響範囲計算処理S140のフロー図。 実施の形態1に係る地域情報151の構成図。 実施の形態1に係る地域情報151により表される地域セルのイメージ図。 実施の形態1に係る対象チャネルを用いるレーダーの影響範囲の算出のイメージ図。 実施の形態1に係る対象チャネルを用いるレーダーの影響範囲の算出のイメージ図。 実施の形態1に係る対象チャネルを用いるレーダーの影響範囲の算出のイメージ図。 実施の形態1に係る自動設定処理S150のフロー図。 実施の形態1の変形例に係る通信管理装置100の構成図。 実施の形態2に係る通信管理装置100aを含むシステムの構成図。 実施の形態2に係る検知情報収集処理S130aのフロー図。 実施の形態2に係る動体特定処理S160のフロー図。 実施の形態2に係る動体特定処理S160をイメージ図。 実施の形態2に係る動体特定処理S160をイメージ図。 実施の形態2に係る自動設定処理S150aのフロー図。
実施の形態1.
***構成の説明***
図1は、本実施の形態に係る通信管理装置100を含むシステムの構成を示す図である。また、図2は、本実施の形態に係る通信管理装置100の構成図である。
図1に示す点線の円は、レーダー波発生源であるレーダーから発せられるレーダー波が到達する範囲を示している。また、各地には、無線LANのAP200が設置されている。AP200には、無線LANのコントローラを含むものとする。また、AP200は無線通信機700の一例である。
通信管理装置100は、AP200の位置情報を取得し、AP情報210として記憶部170に記憶する。
また、通信管理装置100は、レーダーに関する情報を取得する。具体的には、通信管理装置100は、公開されている情報であるレーダー公開情報300からレーダーに関する情報を取得し、既知レーダー情報310として記憶部170に記憶する。
また、通信管理装置100は、AP200が送受信する無線信号のチャネルとレーダー波のチャネルとの干渉が検知されたことを表す検知データ201であって干渉が検知されたチャネルを含む検知データ201を受信する。検知データ201は、具体的には、AP200がレーダー波発生源からレーダー波を受信したことによりDFS又はTPCを検知した場合に送信される検知データである。また、通信管理装置100は、受信した検知データ201を検知データ情報131として記憶部170に蓄積する。
通信管理装置100は、記憶部170に記憶されたAP情報210、既知レーダー情報310、検知データ情報131などを用いて、特定地域における使用不可チャネルを算出する。そして、通信管理装置100は、地域ごとの使用不可チャネルが設定された地域情報151を生成し、生成した地域情報151を記憶部170に記憶する。
通信管理装置100は、生成した地域情報151に基づいて、AP200に適切なチャネルを設定する。
図2に示すように、本実施の形態において、通信管理装置100は、コンピュータである。通信管理装置100は、CPU(Central Processing Unit)910、記憶装置920、入力インタフェース930、出力インタフェース940、通信装置950といったハードウェアを備える。記憶装置920は、メモリ921と補助記憶装置922とを含む。
また、通信管理装置100は、機能構成として、AP位置特定部110と、レーダー情報収集部120と、検知情報収集部130と、影響範囲計算部140と、自動設定部150と、記憶部170とを備える。以下の説明では、通信管理装置100におけるAP位置特定部110と、レーダー情報収集部120と、検知情報収集部130と、影響範囲計算部140と、自動設定部150との機能を、通信管理装置100の「部」の機能という。通信管理装置100の「部」の機能は、ソフトウェアで実現される。
また、記憶部170には、メモリ921及び補助記憶装置922で実現される。記憶部170は、AP情報210と、既知レーダー情報310と、検知データ情報131と、地域情報151と、データベース171とが記憶される。
CPU910は、信号線を介して他のハードウェアと接続され、他のハードウェアを制御する。
CPU910は、プロセッシングを行うIC(Integrated Circuit)である。CPU910は、プロセッサである。
補助記憶装置922は、読み込み可能な記憶装置である。具体的には、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、又は、HDD(Hard Disk Drive)である。メモリ921は、具体的には、RAM(Random Access Memory)である。本実施の形態では、記憶部170は、メモリ921及び補助記憶装置922により実現されるが、補助記憶装置922のみ、或いはメモリ921のみにより実現されてもよい。
通信装置950はレシーバ951とトランスミッタ952とを備える。具体的には、通信装置950は通信チップまたはNIC(Network Interface Card)である。通信装置950はデータを通信する通信部として機能する。レシーバ951はデータを受信する受信部として機能し、トランスミッタ952はデータを送信する送信部として機能する。通信装置950は、インターネット400といったネットワークに接続される。レシーバ951は、ネットワークを介してレーダー公開情報300、或いはAP200からの検知データ201を受信する。また、トランスミッタ952は、ネットワークを介してAP200に適切なチャネルを設定するためのチャネル設定要求を送信する。
入力インタフェース930は、マウス、キーボード、タッチパネルといった入力装置と接続されるポートである。入力インタフェース930は、具体的には、USB(Universal Serial Bus)端子である。なお、入力インタフェース930は、LANと接続されるポートであってもよい。
出力インタフェース940は、ディスプレイといった出力装置のケーブルが接続されるポートである。出力インタフェース940は、具体的には、USB端子又はHDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)端子である。ディスプレイは、具体的には、LCD(Liquid Crystal
Display)である。
補助記憶装置922には、「部」の機能を実現するプログラムが記憶されている。このプログラムは、メモリにロードされ、CPU910に読み込まれ、CPU910によって実行される。補助記憶装置922には、OS(Operating System)も記憶されている。OSの少なくとも一部がメモリにロードされ、CPU910はOSを実行しながら、「部」の機能を実現するプログラムを実行する。
通信管理装置100は、1つのCPU910のみを備えていてもよいし、複数のCPU910を備えていてもよい。複数のCPU910が「部」の機能を実現するプログラムを連携して実行してもよい。
「部」の処理の結果を示す情報、データ、信号値、及び、変数値は、補助記憶装置922、メモリ921、又は、CPU910内のレジスタ又はキャッシュメモリに記憶される。
「部」の機能を実現するプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(Digital
Versatile Disc)といった可搬記録媒体に記憶されてもよい。
なお、「部」の機能を実現する通信管理プログラム520は、通信管理装置100の「部」として説明している機能を実現するプログラムである。また、通信管理プログラムプロダクトと称されるものは、「部」として説明している機能を実現するプログラムが記録された記憶媒体及び記憶装置であり、見た目の形式に関わらず、コンピュータ読み取り可能なプログラムをロードしているものである。
***動作の説明***
図1及び図2を用いて、本実施の形態に係る通信管理方法510及び通信管理プログラム520の通信管理処理S100の動作の概要について説明する。
通信管理処理S100は、AP位置特定部110によるAP位置特定処理S110と、レーダー情報収集部120によるレーダー情報収集処理S120と、検知情報収集部130による検知情報収集処理S130と、影響範囲計算部140による影響範囲計算処理S140と、自動設定部150による自動設定処理S150とを有する。
AP位置特定処理S110において、AP位置特定部110は、入力インタフェース930を介したユーザによる手入力により、又は、AP200から通信装置950を介して、AP200の位置情報を取得する。例えば、AP位置特定部110は、GPS情報(AP200にGPSが搭載されている場合)や、AP200のグローバルIPアドレスなどから自動でAP200の位置情報を取得する。AP位置特定部110は、取得したAP200の位置情報をAP情報210として記憶部170に記憶する。
図3は、本実施の形態に係るAP情報210の構成を示す図である。
図3に示すように、AP情報210には、AP番号、AP位置(経度)、AP位置(緯度)、設定チャネル、候補チャネル、IPアドレス、管理プロトコル、ユーザID、パスワードといった情報が設定される。
レーダー情報収集処理S120において、レーダー情報収集部120は、通信装置950を介して、レーダー公開情報300を取得する。レーダー情報収集部120は、取得したレーダー公開情報300に基づいて、既知レーダー情報310を記憶部170に記憶する。既知レーダー情報310については後述する。
検知情報収集処理S130において、検知情報収集部130は、AP200が送受信する無線信号のチャネルとレーダー波のチャネルとの干渉が検知されたことを表す検知データ201であって干渉が検知されたチャネルを含む検知データ201を受信する。また、検知情報収集部130は、受信した検知データ201を検知データ情報131として記憶部170に蓄積する。具体的には、検知情報収集部130は、通信装置950を介して、AP200がレーダー波発生源からレーダー波を受信したことによりDFS又はTPCを検知した場合に送信される検知データ201を受信する。検知情報収集部130は、受信した検知データ201に基づいて、検知データ情報131を記憶部170に記憶する。検知データ情報131については後述する。
影響範囲計算処理S140において、影響範囲計算部140は、検知情報収集部130により受信された検知データ201を対象検知データ2011とする。影響範囲計算部140は、対象検知データ2011に含まれるチャネルと同一のチャネルを含む検知データ201を検知データ情報131から抽出する。影響範囲計算部140は、抽出した検知データ201に基づいて、対象検知データ2011の送信元であるAP200が干渉を検知したレーダー波の影響範囲142を算出する。具体的には、影響範囲計算部140は、レーダー情報収集処理S120又は検知情報収集処理S130により呼び出され、影響範囲計算処理S140を実行する。影響範囲計算部140は、レーダー波、或いはDFS又はTPCの検知の対象となったチャネルの影響範囲142を計算し、影響範囲142に基づいて地域情報151を記憶部170に記憶する。地域情報151については後述する。
自動設定処理S150において、自動設定部150は、影響範囲142の内側に位置するAP200に対して、対象検知データ2011に含まれるチャネル以外のチャネルを設定する。具体的には、自動設定部150は、影響範囲計算処理S140により呼び出され、地域情報151に基づいて、AP200に対して適切なチャネルを設定するためのチャネル設定要求を送信する。
<レーダー情報収集処理S120>
図4を用いて、本実施の形態に係るレーダー情報収集処理S120について説明する。
ステップS121において、レーダー情報収集部120は、レーダー公開情報300を確認する公開情報確認間隔が経過したか否かを判定する。
図5は、本実施の形態に係るデータベース171に格納されている情報の構成を示す図であり、(a)は定数情報(時間)1711、(b)は無線LAN周波数情報1712、(c)は定数情報1713である。
図5の(a)の定数情報(時間)1711には、公開情報確認間隔、自動再計算間隔、検知情報利用期間といった時間に関する定数が予め設定されている。図5の(b)の無線LAN周波数情報1712には、チャネルがDFSの対象となっているか、或いはTPCの対象となっているかの情報が予め設定されている。図5の(c)の定数情報1713には、同一干渉元認識距離、公開情報URL(uniform resource locator)、同一動体認識距離といった通信管理装置100の通信管理処理S100で利用する定数が予め設定されている。
ステップS121で利用する公開情報確認間隔は定数情報(時間)1711に設定されている。また、レーダー公開情報300のURLは、図5の(c)の定数情報1713に予め設定されている。
レーダー情報収集部120は、公開情報確認間隔が経過していない場合、ステップS121を繰り返す。レーダー情報収集部120は、公開情報確認間隔が経過した場合、ステップS122に進む。
ステップS122において、レーダー情報収集部120は、通信装置950を介してインターネット400上からレーダー公開情報300を取得する。
ステップS123において、レーダー情報収集部120は、取得したレーダー公開情報300と記憶部170に記憶されている既知レーダー情報310とを比較する。
ステップS124において、レーダー情報収集部120は、取得したレーダー公開情報300に変更があるか否かを判定する。レーダー情報収集部120は、レーダー公開情報300に変更がない場合、ステップS121に戻る。レーダー情報収集部120は、レーダー公開情報300に変更がある場合、ステップS125に進む。
ステップS125において、レーダー情報収集部120は、レーダー公開情報300に基づいて既知レーダー情報310を更新する。
ステップS126において、レーダー情報収集部120は、影響範囲計算部140に対し影響範囲計算処理S140の実行を要求し、影響範囲計算処理S140が実行される。即ち、レーダー情報収集部120は、影響範囲計算部140に対し影響範囲計算処理S140の実行要求を出力する。
図6を用いて、本実施の形態に係る既知レーダー情報310の構成について説明する。
図6に示すように、既知レーダー情報310には、レーダー番号、レーダー位置(経度)、レーダー位置(緯度)、使用チャネル、送信電力(W)、アンテナ高さ(m)、送信アンテナ利得(dBi)といった情報が設定される。
<検知情報収集処理S130>
図7を用いて、本実施の形態に係る検知情報収集処理S130について説明する。
ステップS131において、検知情報収集部130は、AP200から通信装置950介して検知データ201を受信したか否かを判定する。検知データ201は、AP200がレーダー波を受信したことによりDFS又はTPCを検知した場合に送信される。検知情報収集部130は、検知データ201を受信しない場合、ステップS132に進む。検知情報収集部130は、検知データ201を受信した場合、ステップS133に進む。
ステップS132において、検知情報収集部130は、全地域再計算値間隔が経過したか否かを判定する。全地域再計算値間隔は、図5の(a)の定数情報(時間)1711に予め設定されている。
ステップS133において、検知情報収集部130は、受信した検知データに基づいて、検知データ情報131を更新する。即ち、AP200が新たに検知したDFS又はTPCに関する情報を検知データ情報131に設定する。
図8を用いて、本実施の形態に係る検知データ情報131の構成について説明する。
図8に示すように、検知データ情報131には、検知日時、検知種別、検知データを送信したAP200のAP番号、干渉が検知されたチャネルといった情報が設定される。検知日時は検知データを送信した日時、検知種別はDFS又はTPCのいずれかである。以下において、検知データ情報131において更新されたレコードの検知データ201を対象検知データ2011として説明する場合がある。
ステップS134において、検知情報収集部130は、影響範囲計算部140に対し影響範囲計算処理S140の実行を要求し、影響範囲計算処理S140が実行される。即ち、検知情報収集部130は、影響範囲計算部140に対し影響範囲計算処理S140の実行要求を送信する。
<影響範囲計算処理S140>
図9及び図10を用いて、本実施の形態に係る影響範囲計算処理S140について説明する。
ステップS141において、影響範囲計算部140は、レーダー情報収集部120から実行要求を受信したか、或いは、検知情報収集部130から実行要求を受信したかを判定する。影響範囲計算部140は、レーダー情報収集部120から実行要求を受信した場合、ステップS142に進む。一方、影響範囲計算部140は、検知情報収集部130から実行要求を受信した場合、ステップS145に進む。
ステップS142において、影響範囲計算部140は、記憶部170から既知レーダー情報310を取得する。
ステップS143において、影響範囲計算部140は、既知レーダー情報310に基づいて、レーダーの影響可能範囲を算出する。
ステップS144において、影響範囲計算部140は、算出したレーダーの影響可能範囲と、レーダー発信源の設置位置とに基づいて、レーダーの影響範囲にある地域の位置情報を特定する。
次に、図10に進む。
ステップS145において、影響範囲計算部140は、記憶部170から検知データ情報131を取得する。
ステップS146において、影響範囲計算部140は、検知データ情報131から、対象検知データ2011の送信元であるAP200が干渉を検知したレーダー波と同一のレーダー波との干渉を検知した検知データ201を抽出する。具体的には、影響範囲計算部140は、検知データ情報131から、ステップS133で更新した最新の検知データ情報131のレコード(即ち、対象検知データ2011)のチャネルであり、かつ、検知情報利用期間より新しいレコードを取得し、リスト化する。上述したように、ステップS133で更新した最新の検知データ情報131のレコード(即ち、対象検知データ2011)を、対象検知レコードともいう。また、対象検知データ2011に設定されているAP200のAP番号を対象AP、チャネルを対象チャネルとする。即ち、対象検知レコードとは、新たにDFS又はTPCを検知したAP200についての検知データ201が設定されているレコードである。対象検知データ2011、対象AP、対象チャネルをターゲットともいう。また、以下の説明においてリスト内の検知データ201を単にデータと呼ぶ場合もある。
ステップS147において、影響範囲計算部140は、検知データ情報131の対象検知レコードのAP番号を取得する。影響範囲計算部140は、取得したAP番号によりAP情報210を検索し、対象APの緯度経度を取得すると共に、検知データ情報131の対象検知レコードをチェック済みとする。検知データ情報131にチェック済みか否かを示すフラグを設け、このフラグを用いて対象検知レコードをチェック済みとしてもよい。つまり、影響範囲計算部140は、検知データ情報131から抽出した検知データ201の送信元であるAP200の位置情報と対象検知レコードの送信元である対象APの位置情報とを取得する。
図11は、本実施の形態に係る地域情報151の構成を示す図である。図12は、本実施の形態に係る地域情報151により表される地域セルのイメージを示す図である。
図11に示すように、地域情報151には、地域セル番号、DFS不許可チャネル、TPC不許可チャネル、経度上限、経度下限、緯度上限、緯度下限が設定される。DFS不許可チャネルはDFS_NG_Channelともいう。また、TPC不許可チャネルはTPC_NG_Channelともいう。地域セルにおける経度、緯度の範囲は、予め設定されているものとする。図12に示すように、図11の地域情報151に基づいて、地域セル毎にDFS不許可チャネル及びTPC不許可チャネルが設定される。
以下のステップS148からステップS1413において、影響範囲計算部140は、ステップS146において抽出した検知データ201の送信元であるAP200の位置情報と、ターゲットである対象検知データ2011の送信元であるAP200の位置情報とを取得する。影響範囲計算部140は、取得したAP200の位置情報を包含する範囲を影響範囲142として算出する。記憶部170のデータベース171には、対象検知データ2011の送信元のAP200に隣接するAP200が、同一の干渉元により干渉されたか否かを判定するために用いられる同一干渉元判定距離が記憶されている。影響範囲計算部140は、検知データ情報131から抽出された検知データ201を送信したAP200と記憶部170に記憶された同一干渉元判定距離とに基づいて、ターゲットのAP200と同一の干渉元により干渉されたと判定できるAP200を抽出する。
ステップS148において、影響範囲計算部140は、ターゲットである対象APの経度緯度が、最大値か、又は、最低値かを判定する。対象APの経度緯度が最大値又は最低値の場合、影響範囲計算部140は、ステップS149に進む。対象APの経度緯度が最大値又は最低値でない場合、影響範囲計算部140は、ステップS1410に進む。
影響範囲計算部140が対象APの経度緯度が最大値か、又は、最低値かを判定する処理は、例えば、以下のようにして行う。
(1)「現時点の緯度経度最大値、最小値」を格納する一時変数(初期値は0)を用意する。
(2)「検知ログ情報131」から抽出したレコードをリスト化する際、各レコードに対応する「対象APの緯度、経度」を付加しておく。「対象APの緯度、経度」は「検知ログ情報131」の「AP番号」をキーに「AP情報210」から該当のレコードを検索し、そのレコードから「AP位置(緯度)」、「AP位置(経度)」を抽出して付加する。
(3)ターゲットとの「対象APの緯度、経度」と、「現時点の緯度経度最大値、最小値」とを比較し、「現時点の緯度経度最大値、最小値」が最大値より大きい、または最小値より小さい場合は、「現時点の緯度経度最大値、最小値」を更新する。
(4)リスト内のデータとターゲットの距離とをそれぞれ計算し、その距離が同一干渉元距離内である場合は、そのリスト内データを新しいターゲットとして設定し、「現時点の緯度経度最大値、最小値」の比較を行う。以下(1)から(4)を繰り返す。
リスト内のデータが同一干渉元距離内に無い場合は、その時点で、「現時点の緯度経度最大値、最低値」が、包含円作成に用いられる「緯度、経度の最大値、最低値」となる。
ステップS149において、影響範囲計算部140は、対象APの経度緯度に基づいて、対象チャネルにおける経度又は緯度の最大値又は最低値を更新する。
ステップS1410において、影響範囲計算部140は、リスト内にターゲットから同一干渉元認識距離内にある未チェックのデータがあるか否かを判定する。同一干渉元認識距離は、図5の(c)の定数情報1713に予め設定されている。
未チェックのデータがある場合、ステップ1411において、影響範囲計算部140は、同一干渉元認識距離内の未チェックックのデータを対象レコードとすると共に、チェック済みとし、ステップS148に戻る。
未チェックのデータがない場合、ステップ1412において、影響範囲計算部140は、経度及び緯度の最大値と最低値とが包含される包含円を作成する。
ステップS1413において、影響範囲計算部140は、作成した包含円内を、対象チャネルを用いるレーダーの影響範囲142とする。影響範囲計算部140は、作成した包含円に基づいて、対象チャネルを用いるレーダーの影響範囲142である地域範囲を特定する。
図13から図15は、対象チャネルを用いるレーダーの影響範囲を算出する処理を示す図である。
図13から図15において、○は新たにDFS又はTPCを検知した対象チャネルにより検知データ情報131からリストアップしたリスト内のAP200を示す。◎は対象AP、すなわちターゲットを示す。△は検知データ情報131において対象チャネルでないAP200を示す。□はチェック済みのAP200を示す。
図14に示すように、図13で◎の対象APについては□のチェック済みとなる。図13で◎の対象APについて上述したステップS148からステップS1410を実行すると、図14に示すように図13で◎の対象AP(図14で□のチェック済みAP)の周囲に3つのターゲット◎の対象APが検出される。図14において、これらの3つの◎の対象APについて、順にステップS148からステップS1410を実行する。なお、図14では、図13で◎の対象AP(図14で□のチェック済みAP)から次の対象APを探す場合、同一干渉元認識距離内として、縦横合計2回までの移動で到達できる距離内としている。なお、次の対象APを探す場合の同一干渉元認識距離内の定義は、予め設定しておく。
図15に示すように、影響範囲計算部140は、経度及び緯度の最大値と最低値とが包含される最小の包含円を影響範囲142として作成する。◇は、チェック済みであり、かつ、経度又は緯度が最大値又は最低値であるAPを表す。またh、本実施の形態では、◇のAP、即ちチェック済みであり、かつ、経度又は緯度が最大値又は最低値であるAPを用いて、これらのAPが包含される最小の包含円を影響範囲142として作成したが、影響範囲142は円でなくてもよい。◇のAPから求められる四角形状の範囲、楕円形状の範囲、不定形状の範囲でもよい。あるいは、◇のAPの位置関係から予め定められた方法により算出される範囲でもよい。
図9に戻り説明を続ける。
ステップS1414において、影響範囲計算部140は、レーダーの影響範囲142として算出した地域範囲に基づいて、地域情報151のDFS不許可チャネル又はTPC不許可チャネルを更新する。
ステップS1415において、影響範囲計算部140は、対象チャネルを用いるレーダーの影響範囲142である地域範囲内のAP200、即ちチャネルの更新をする必要があるAP200を、AP情報210から抽出する。影響範囲計算部140は、地域範囲内のAP200をAP200のAP位置(経度)及びAP位置(緯度)から抽出すると共に、抽出したAP200のうち設定チャネルが更新したDFS不許可チャネル又はTPC不許可チャネルと同じチャネルを使用するAP200を抽出する。すなわち、影響範囲計算部140は、チャネルの更新が必要となるAP200を抽出する。
ステップS1416において、影響範囲計算部140は、自動設定部150に対し自動設定処理S150の実行を要求し、自動設定処理S150が実行される。即ち、影響範囲計算部140は、自動設定部150に対し自動設定処理S150の実行要求を送信する。この実行要求には、ステップS1415において抽出されたAP200のAP番号が含まれる。
<自動設定処理S150>
図16を用いて、本実施の形態に係る自動設定処理S150について説明する。
ステップS151において、自動設定部150は、実行要求に含まれるAP番号のAP200について、以下の処理を行う。自動設定部150は、AP200について、TPC不許可チャネル(TPC_NG_Channel)及びDFS不許可チャネル(DFS_NG_Channel)に設定されていない周波数をAP情報210の設定候補チャネルの中から設定チャネルとして取得する。自動設定部150は、通信装置950を介して、取得した設定チャネルを割り当てるチャネル設定指示をAP200に送信する。なお、AP情報210の設定候補チャネルには、AP200について移行しても問題の無い候補チャネルを予め選定し、選定した候補チャネルを設定しておく。設定候補チャネルは、周波数利用環境はそれぞれのAPの環境に依存するので、DFS/TPCの情報だけでは判断できないため必要となる。
以上で、AP200に対しレーダー波と干渉しないチャネルを設定する通信管理処理S100を終了する。
***他の構成***
AP(アクセスポイント)には自律型とコントローラ型の2種類あるが、本実施の形態では、自律型のAP200について説明した。しかし、本実施の形態は、コントローラ型のAPであっても適用することができる。コントローラ型のAPの場合、コントローラ経由でAPの情報を収集する。
本実施の形態では、通信管理装置100の機能がソフトウェアで実現されるが、変形例として、通信管理装置100の機能がハードウェアで実現されてもよい。
図17を用いて、本実施の形態の変形例に係る通信管理装置100の構成について説明する。
図17に示すように、通信管理装置100は、処理回路909、入力インタフェース930、出力インタフェース940、通信装置950といったハードウェアを備える。
処理回路909は、前述した通信管理装置100の「部」の機能及び記憶部170を実現する専用の電子回路である。処理回路909は、具体的には、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA(Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又は、FPGA(Field−Programmable Gate Array)である。
通信管理装置100の「部」の機能及び記憶部170は、1つの処理回路909で実現されてもよいし、複数の処理回路909に分散して実現されてもよい。
別の変形例として、通信管理装置100の機能がソフトウェアとハードウェアとの組合せで実現されてもよい。即ち、通信管理装置100の一部の機能が専用のハードウェアで実現され、残りの機能がソフトウェアで実現されてもよい。
CPU910、記憶装置920、及び、処理回路909を、総称して「プロセッシングサーキットリ」という。つまり、通信管理装置100の構成が図2及び図17のいずれに示した構成であっても、「部」の機能は、プロセッシングサーキットリにより実現される。
「部」を「工程」又は「手順」又は「処理」に読み替えてもよい。また、「部」の機能をファームウェアで実現してもよい。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る通信管理装置によれば、APから送信されるレーダー波との干渉情報である検知データに基づいて、APの各々についてレーダー波の影響を受けるか否かを判定してレーダー波の影響範囲を算出するので、的確な影響範囲を算出することができる。よって、APの各々について適切なチャネルを設定することができる。また、本実施の形態に係る通信管理装置は、同一干渉元認識距離を有し、APの各々について同一干渉元認識距離内の他のAPについてレーダー波の影響を受けているかを判定することによりレーダー波の影響範囲を算出するので、レーダー波の影響範囲を的確に判定することができる。
このように、本実施の形態に係る通信管理装置によれば、APの位置がどこにあろうとも検知データに基づいて影響範囲を算出することができるので、広範囲に渡るAPについてレーダー波の影響範囲を適切に判定することにより、広範囲に渡るAPについて適切なチャネルを設定することができる。
実施の形態2.
本実施の形態では、主に、実施の形態1と異なる点について説明する。
本実施の形態では、レーダー波の発生源が動体の場合においてレーダー波の影響を受けるAP200を算出する処理について説明する。
***構成の説明***
図18を用いて、本実施の形態に係る通信管理装置100aの構成について説明する。
本実施の形態において、実施の形態1と同様の機能を有する構成部には同一の符号を付し、その説明を省略する場合がある。
通信管理装置100aは、実施の形態1で説明した通信管理装置100の機能構成に加え、動体特定部160を備える。また、検知情報収集部130aと自動設定部150aとの各々には、実施の形態1で説明した機能に加え追加機能が加わる。即ち、本実施の形態では、通信管理装置100aの「部」の機能に動体特定部160の機能、及び検知情報収集部130aと自動設定部150aとの各々の追加機能が加わる。その他の構成については、実施の形態1で説明した通信管理装置100の構成と同様である。
***動作の説明***
図19を用いて、本実施の形態に係る検知情報収集処理S130aについて説明する。
図19の検知情報収集処理S130aにおいて、ステップS131からステップS134までの処理は実施の形態1と同様である。
ステップS135において、検知情報収集部130は、動体特定部160に対し動体特定処理S160の実行を要求し、動体特定処理S160が実行される。即ち、検知情報収集部は、動体特定部160に対し動体特定処理S160の実行要求を出力する。
<動体特定処理S160>
図20を用いて、本実施の形態に係る動体特定処理S160について説明する。また、図21及び図22は、本実施の形態に係る動体特定処理S160をイメージ化した図である。
動体特定部160は、レーダー波の発生源が動体であるか否かを判定し、レーダー波の発生源が動体650である場合に、動体650の速さ651と動体650の予測動線652とを算出する。そして、動体特定部160は、動体650の速さ651と動体650の予測動線652とに基づいて、予測影響範囲653と影響予測時刻654とを算出する動体特定処理S160を実行する。
ステップS161において、動体特定部160は、検知データ情報131から、対象チャネルかつ検知情報利用期間より新しい検知データを取得し、かつ同一動体認識距離より近い検知データをリストへ追加する。同一動体認識間隔は、動体650の軌跡を割り出すものであるため、十分短いものとする。具体的には、数分或いは数時間である。同一動体認識間隔は、図5の(a)の定数情報(時間)1711に予め設定される。また、同一動体認識距離は、異なる複数の動体を除外するためのパラメータである。同一動体認識距離は、図5の(c)の定数情報1713に予め設定される。
図21の(a)は、新たに検知データを受信し、検知データ情報131からリスト化したイメージである。同一動体認識距離を用いることにより、距離が遠すぎるものは別の動体の可能性があるためリストから除外している。
ステップS162において、動体特定部160は、リスト内で日時の古いデータが最終ポイントと同じか否かを判定する。最終ポイントと同じ場合、動体特定部160は、ステップS164に進む。最終ポイントと異なる場合、動体特定部160は、ステップS163に進む。
ステップS163において、動体特定部160は、リスト内で最も日時の古いデータを最終ポイントとして保存し、ステップ161に戻る。
ステップS162及びステップS163の処理は、動体の起点を探っていく際、新しいデータを起点にすべてを見つけ出そうとするよりも、より古いデータへと順に探っていく方が、誤差などが少なることから実行される。DFS、TPCが検知され、動体特定部160が動作する場合、その検知された地点からある程度近いものだけがリストアップされ、それ以外は除外される。同一動体認識距離を大きくすることで、リストを増やすこともできるが、その場合、異なる動体により検知したデータまで含まれる可能性が高まる。そこで、なるべく異なる動体を検知しないようにしつつ、動体特定部160の計算に用いるデータを増やす方法としてステップS162及びステップS163の処理を行う。
ステップS162及びステップS163の処理を以下に具体的に説明する。
(1)トリガーとなった検知データAから、同一動体認識距離内のデータをリストに追加する。
(2)リスト内のデータBを起点とし、そこからさらに同一動体認識距離内のデータCをリストに追加する。リスト内に同一動体認識距離内にデータCがない(すなわち、データBが最も古い場合)は、リストの作成を終了し、ステップS164へ遷移する。
この処理により、例えば、同一動体により一定期間(同一動体認識間隔)内検知されたデータ1、データ2、データ3、データ4という順で新しいデータがあるとする。データ1が検知された時点で、データ1を起点とした同一動体認識距離内に該当するデータがデータ2しかなかったとしても、次にデータ2を起点として同一動体認識距離内にデータ3、データ4を見つけ出し、リストに追加することができる。
ステップS164において、動体特定部160は、リスト内にデータが動体認識数以上あるか否かを判定する。動体認識数は、図5の(c)の定数情報1713に予め設定される。動体認識数以上でない場合、動体特定部160は、処理を終了する。これは、動体認識数以下であれば、動体と認識しないことを意味する。動体認識数以上ある場合、動体特定部160は、ステップS165に進む。
ステップS165において、動体特定部160は、リスト内データの内、時系列で隣接する2つのデータ間の速度を、距離と時間差とを用いて求める。
ステップS166において、動体特定部160は、それぞれの速度を比較し、その差が許容可能誤差の範疇であるか否かを判定する。許容可能誤差は、図5の(c)の定数情報1713に予め設定される。許容可能誤差の範疇でない場合、動体特定部160は、処理を終了する。これは、一定の速度で動いていないものは動体と認識しないことを意味する。許容可能誤差の範疇である場合、動体特定部160は、ステップS167に進む。
図21の(b)は、◎1と◎2を検知した時間の差と、◎1と◎2の距離とから、◎1−◎2間の速度1−2を算出するイメージである。また、◎2と◎3を検知した時間の差と、◎2と◎3の距離とから、◎2−◎3間の速度2−3を算出する。動体特定部160は、速度1−2と速度2−3の値が近しい場合、動体650が存在すると判断する。
ステップS167において、動体特定部160は、各リスト内のデータを最小二乗法などの線形モデル等を利用して動体650の予測動線652を割り出す。なお、動線予測ができればよく、その方法は線形モデル以外の方法でもよい。船舶や航空機が主要なレーダーを発生する動体650になると想定されるため、基本的に動体650は直線移動すると想定される。
ステップS168において、動体特定部160は、予測動線652とリスト内データとの距離とを比較し最大誤差655を算出する。
図22の(a)は、線形モデルなどの手法で予測動線652を引き、予測動線652からリスト内データとの誤差で最も大きいものを割り出すイメージである。図22の(a)は、予測動線652と◎1とが最も大きい最大誤差655を有しているイメージである。
ステップS169において、動体特定部160は、最大誤差655と、動体予測時間の間に動体650が移動する距離とから、対象チャネルの予測影響範囲653を求める。動体特定部160は、動体予測時間の間に動体が移動する距離を動体の速度から算出する。
ステップS1610において、動体特定部160は、AP情報210からAPの位置情報を参照し、今後動体650の影響を受けるAP200を抽出する。
ステップS1611において、動体特定部160は、抽出したAP200がレーダー波の影響を受ける影響予測時刻654を動体650の速度651から算出する。
図22の(b)に示すように、予測動線652をどこまで伸ばすかは、動体予測時間内に移動する範囲内とし、無限に伸ばさない。動体予測時間は、図5の(a)の定数情報(時間)1711に予め設定されている。図22の(b)に示すように、予測動線652の距離をもとめ、予測影響範囲653を求める。予測影響範囲653内のAP(以下、影響APともいう)を探す際はAP情報210のAP位置情報を利用する。また、動体650の速度651とAP位置とから、AP200の影響予測時刻654を割り出す。
ステップS1611において、動体特定部160は、自動設定部150aに対し自動設定処理S150aの実行を要求し、自動設定処理S150aが実行される。即ち、動体特定部160は、自動設定部150aに対し自動設定処理S150aの実行要求を出力する。実行要求には、抽出したAP200のAP番号と、抽出したAP200がレーダー波の影響を受ける影響予測時刻654とが含まれる。
<自動設定処理S150a>
図23を用いて、本実施の形態に係る自動設定処理S150aについて説明する。
本実施の形態に係る自動設定処理S150aでは、実施の形態1で説明したステップS151の前に、ステップS1501を実行する。
ステップS1501において、自動設定部150aは、動体特定部160による呼出か、影響範囲計算部140による呼出かを判定する。
影響範囲計算部140による呼出の場合、ステップS151に進む。ステップS151の処理は実施の形態1で説明したものと同様である。
動体特定部160による呼出の場合、ステップS152において、自動設定部150aは、実行要求に含まれるAP番号に基づいて、AP200へアクセスし、無線LANの利用状況、すなわちクライアントのアソシエーション数を確認する。ここでは、アクセス方法にssh(Secure Shell)、TELNETといった標準プロトコルを利用したアクセスを想定している。その他、SNMP(Simple Network Management Protocol)といった標準プロトコルを利用してもよい。また、AP200を直接操作するだけでなく、無線LANコントローラやSDN(Software−Defined Networking)コントローラを経由してAP200へアクセスしてもよい。
ステップS153において、自動設定部150aは、AP200のクライアント数が切り替え判断数以下であるか否かを判定する。切り替え判断数は、図5の(c)の定数情報1713に予め設定されているものとする。切り替え判断数以下の場合、自動設定部150aは、ステップS151に進む。切り替え判断数以下ではない場合、自動設定部150aは、ステップS154に進む。ここでは、AP200に接続しているクライアント数で無線LANチャネル変更による影響の多少を判断している。なお、クライアント数の判定以外の方法で、無線LANチャネルの変更による影響を判断してもよい。具体的には、音声トラフィックの有無により、無線LANチャネルの変更による影響を判断してもよい。
ステップS154において、自動設定部150aは、現時刻とレーダーの影響を受ける予測時刻との差が、自動変更猶予時間以上あるか否かを判定する。自動変更猶予時間は、図5の(a)の定数情報(時間)1711に予め設定されている。自動変更猶予時間以上ない場合、自動設定部150aは、ステップS151に進む。自動変更猶予時間以上ある場合、自動設定部150aは、ステップS155に進む。
ステップS155において、自動設定部150aは、自動変更待機時間、待機する。自動変更待機時間は、図5の(a)の定数情報(時間)1711に予め設定されている。
このように、時間的余裕がない場合は、即時チャネル変更を行う。これは、即時チャネル変更の場合でも、DFS/TPC発生による通信断よりは、通信品質に与える影響は少ないからである。
以上のように、本実施の形態に係る自動設定処理S150aでは、自動設定部150aは、予測影響範囲に含まれるAP200に対して、影響予想時刻までに対象チャネル以外のチャネルを設定する処理を行う。
***本実施の形態の効果の説明***
以上のように、本実施の形態に係る通信管理装置によれば、実施の形態1で説明した効果に加え、レーダー波の発生源が動体の場合であってもAPに対して適切なチャネルを設定することができる。
以上のように、実施の形態1及び2に係る通信管理方式によれば、レーダー波を考慮した割り当てるべきではないチャネルを割り当てないようにすることができる。このような実施の形態1及び2に係る通信管理方式を、通常の動的チャネル選択アルゴリズムに適用すれば、より良いチャネル選択アルゴリズムとなる。つまり、広範囲に渡ってDFS_NG_Channel、TPC_NG_Channelを考慮した適切なチャネルを設定できる動的チャネル選択アルゴリズムを提供することができる。
以上、本発明の実施の形態1及び2について説明したが、これらの実施の形態の説明において「部」として説明するもののうち、いずれか1つのみを採用してもよいし、いくつかの任意の組合せを採用してもよい。つまり、通信管理装置の機能ブロックは、上記の実施の形態で説明した機能を実現することができれば、任意である。これらの機能ブロックを、どのような組合せ、或いは任意のブロック構成で通信管理装置を構成しても構わない。また、通信管理装置は、1つの装置でなく、複数の装置から構成された通信管理システムでもよい。
また、実施の形態1及び2について説明したが、これらの2つの実施の形態のうち、複数を部分的に組合せて実施しても構わない。或いは、これらの2つの実施の形態のうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。その他、これらの2つの実施の形態を、全体として或いは部分的に、どのように組合せて実施しても構わない。
なお、上記の実施の形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
100,100a 通信管理装置、110 AP位置特定部、120 レーダー情報収集部、130,130a 検知情報収集部、131 検知データ情報、140 影響範囲計算部、142 影響範囲、150,150a 自動設定部、151 地域情報、160 動体特定部、170 記憶部、171 データベース、1711 定数情報(時間)、1712 無線LAN周波数情報、1713 定数情報、200 AP、201 検知データ、2011 対象検知データ、210 AP情報、300 レーダー公開情報、310 既知レーダー情報、400 インターネット、510 通信管理方法、520 通信管理プログラム、650 動体、651 速度、652 予測動線、653 予測影響範囲、654 影響予測時刻、655 最大誤差、700 無線通信機、909 処理回路、910 CPU、920 記憶装置、921 メモリ、922 補助記憶装置、930 入力インタフェース、940 出力インタフェース、950 通信装置、951 レシーバ、952 トランスミッタ、S100 通信管理処理、S110 AP位置特定処理、S120 レーダー情報収集処理、S130,S130a 検知情報収集処理、S140 影響範囲計算処理、S150,S150a 自動設定処理、S160 動体特定処理。

Claims (8)

  1. 無線通信機が送受信する無線信号のチャネルとレーダー波のチャネルとの干渉が検知されたことを表す検知データであって干渉が検知されたチャネルを含む検知データを受信し、受信した前記検知データを検知データ情報として記憶部に蓄積する検知情報収集部と、
    前記検知情報収集部により受信された前記検知データを対象検知データとして、前記対象検知データに含まれるチャネルと同一のチャネルを含む検知データを前記検知データ情報から抽出し、抽出した検知データに基づいて、前記対象検知データの送信元である無線通信機が干渉を検知したレーダー波の影響範囲を算出する影響範囲計算部と
    を備えた通信管理装置。
  2. 前記影響範囲計算部は、
    前記検知データ情報から、前記対象検知データの送信元である無線通信機が干渉を検知したレーダー波と同一のレーダー波との干渉を検知した検知データを抽出し、抽出した検知データの送信元である無線通信機の位置と前記対象検知データの送信元である無線通信機の位置とを取得し、取得した無線通信機の位置を包含する範囲を前記影響範囲として算出する請求項1に記載の通信管理装置。
  3. 前記通信管理装置は、
    前記対象検知データの送信元の無線通信機以外の無線通信機が、前記対象検知データの送信元の無線通信機が干渉を検知したレーダー波と同一のレーダー波により干渉されたか否かの判定に用いる同一干渉元判定距離を前記記憶部に記憶し、
    前記影響範囲計算部は、
    前記対象検知データを送信した無線通信機の位置と前記記憶部に記憶された同一干渉元判定距離とに基づいて、前記対象検知データの送信元の無線通信機が干渉を検知したレーダー波と同一のレーダー波により干渉されたと判定できる無線通信機を選定する請求項2に記載の通信管理装置。
  4. 前記通信管理装置は、さらに、
    前記影響範囲の内側に位置する無線通信機に対して、前記対象検知データに含まれるチャネル以外のチャネルを設定する自動設定部を備えた請求項1から3のいずれか1項に記載の通信管理装置。
  5. 前記通信管理装置は、さらに、
    レーダー波の発生源が動体であるか否かを判定し、前記レーダー波の発生源が動体である場合に、前記動体の速度と前記動体の予測動線とを算出し、前記動体の速度と前記動体の予測動線とに基づいて、予測影響範囲と影響予測時刻とを算出する動体特定部を備えた請求項4に記載の通信管理装置。
  6. 前記自動設定部は、
    前記予測影響範囲に含まれる無線通信機に対して、前記影響予測時刻までに前記対象検知データに含まれるチャネル以外のチャネルを設定する請求項5に記載の通信管理装置。
  7. 検知情報収集部が、無線通信機が送受信する無線信号のチャネルとレーダー波のチャネルとの干渉が検知されたことを表す検知データであって干渉が検知されたチャネルを含む検知データを受信し、受信した前記検知データを検知データ情報として記憶部に蓄積し、
    影響範囲計算部が、前記検知情報収集部により受信された前記検知データを対象検知データとして、前記対象検知データに含まれるチャネルと同一のチャネルを含む検知データを前記検知データ情報から抽出し、抽出した検知データに基づいて、前記対象検知データの送信元である無線通信機が干渉を検知したレーダー波の影響範囲を算出する通信管理方法。
  8. 無線通信機が送受信する無線信号のチャネルとレーダー波のチャネルとの干渉が検知されたことを表す検知データであって干渉が検知されたチャネルを含む検知データを受信し、受信した前記検知データを検知データ情報として記憶部に蓄積する検知情報収集処理と、
    前記検知情報収集処理により受信された前記検知データを対象検知データとして、前記対象検知データに含まれるチャネルと同一のチャネルを含む検知データを前記検知データ情報から抽出し、抽出した検知データに基づいて、前記対象検知データの送信元である無線通信機が干渉を検知したレーダー波の影響範囲を算出する影響範囲計算処理と
    をコンピュータに実行させる通信管理プログラム。
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