JP7127899B1 - サーバ装置、無線lanシステム、情報提供方法、及びプログラム - Google Patents

サーバ装置、無線lanシステム、情報提供方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の無線LANアクセスポイントからなる無線LAN環境において、互いに干渉せず且つレーダー電波の検知に起因するDFS機能が発動され難くいチャネル設計を行うことを可能にする。【解決手段】サーバ装置1は、第1取得部1a、第2取得部1b、予測部1c、及び提供部1dを備える。第1取得部1aは、複数の無線LANアクセスポイントから、DFS機能によりレーダー電波の検知に起因する無線チャネル選択制御が発生したことを示す発生情報を取得する。第2取得部1bは、上記複数の無線LANアクセスポイントに接続されそれらを管理する管理装置において管理のために使用される無線LAN設計情報を取得する。予測部1cは、無線LAN設計情報と複数の発生情報とに基づき、各無線LANアクセスポイントにおける上記無線チャネル選択制御の発生を予測する。提供部1dは、予測部1cでの予測結果を示す情報を外部に提供する。【選択図】図1

Description

本開示は、サーバ装置、無線LANシステム、情報提供方法、及びプログラムに関する。
無線設備が使用する電波において、5GHzのW53帯、W56帯は、気象、衛星、船舶等のレーダーでも使用されている。そして、それら電波との共用条件として、レーダーが送信する電波を検出した場合に、即座に当該電波が使用する周波数の電波送信を停波しなければならないことが電波法で定められている。これに対し、一般的には無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントに搭載されたDFS機能を利用することにより当該チャネルの使用を停止し、使用チャネルを変更することで対処している。DFSはDynamic Frequency Selectionの略である。このとき、チャネル変更のためにデータ通信が途切れてしまう。
また、ストリーミング通信を行う際の使用チャネルの選択に関し、特許文献1には、電波の干渉による影響の受けやすさに応じたチャネルの選択が可能な無線通信装置が記載されている。特許文献1に記載の無線通信装置は、使用可能なチャネルの現在における干渉度を取得する干渉度取得部と、実行対象の無線通信について、電波の干渉による影響の受けやすさを判定する判定部と、を備える。また、この無線通信装置は、電波の干渉による影響を受けやすいと判定部によって判定された通信を実行する場合、実行対象の無線通信に用いるチャネルを、使用可能なチャネルの中から干渉度取得部による取得結果に基づき選択するチャネル選択部を備える。さらに、この無線通信装置は、干渉度取得部による取得履歴に基づき干渉が予測されるチャネルを、チャネル選択部によって選択される候補から除外する干渉予測部を備える。
特開2017-175659号公報
上述したように、レーダーの電波との干渉に起因して該当チャネルの使用を停止した後に他のチャネルの使用を開始する場合には、チャネル変更のためにデータ通信が途切れてしまう。よって、より良い無線LAN環境の通信品質を実現するためには、極力DFS機能が発動され難いチャネル設計と運用を行うことが求められる。
しかしながら、レーダーの電波が検知されたチャネルやその検知頻度は、時間帯や地域によっても異なり、それらの情報が一般に公開されていないため、現地に無線LANアクセスポイントを設置した後にDFS機能の発動有無や頻度を確認する以外に方法がない。そのため、運用開始後にDFSが頻繁に発生する無線LANアクセスポイントについては、その度にチャネルの再設計及び再設定が必要になる。このような再設計及び再設定は、無線LAN環境の運用管理者にとって負担が大きく、また無線LAN環境を利用するユーザのエクスペリエンスを低下させる事態を招くことになる。
特に、例えば企業構内における無線LAN環境のように、単一ではなく複数の無線LANアクセスポイントで構成される無線LAN環境では、無線LANアクセスポイント同士の干渉も防ぐことが望ましく、このような再設計及び再設定による問題が顕著となる。具体的には、企業構内では、例えば同一フロア内、上下階で隣接する(電波到達領域が重なる)無線LANアクセスポイントのチャネルを異ならせるなどの条件を考慮したチャネル設計が初期の設置段階で施されることになる。そして、企業構内では、障害発生時の再現性の確保のためにチャネルが固定された状態で無線LANシステムが運用されており、チャネルの変更はこのシステムの運用管理者が手動で行うこととなり、上述した再設計及び再設定の問題が顕著になる。
このように、複数の無線LANアクセスポイントからなる無線LAN環境においては、より良い無線LAN環境の通信品質を実現するために、周囲の隣接する無線LANアクセスポイントの使用チャネルやネットワークの利用状況を考慮した上でチャネルを変更することが望まれる。なお、特許文献1に記載の技術は、1つの無線LANアクセスポイントについての技術であり、このような課題を解決できるものではない。
本開示の目的は、上述した課題を解決するサーバ装置、無線LANシステム、情報提供方法、及びプログラムを提供することにある。上述した課題は、複数の無線LANアクセスポイントからなる無線LAN環境において、互いに干渉せず且つレーダーの電波の検知に起因するDFS機能が発動され難くいチャネル設計を行うことを可能にする、というものである。
本開示の第1の態様に係るサーバ装置は、DFS(Dynamic Frequency Selection)機能を有する複数の無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントから、前記DFS機能によりレーダーから送信される電波の検知に起因する無線チャネル選択制御が発生したことを示す発生情報を取得する第1取得部と、前記複数の無線LANアクセスポイントに接続され前記複数の無線LANアクセスポイントを管理する管理装置において管理のために使用される無線LAN設計情報を取得する第2取得部と、前記無線LAN設計情報と前記第1取得部で取得された複数の前記発生情報とに基づき、各無線LANアクセスポイントにおける前記電波の検知に起因する前記無線チャネル選択制御の発生を予測する予測部と、前記予測部での予測結果を示す情報を外部に提供する提供部と、を備えたものである。
本開示の第2の態様に係る情報提供方法は、DFS(Dynamic Frequency Selection)機能を有する複数の無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントから、前記DFS機能によりレーダーから送信される電波の検知に起因する無線チャネル選択制御が発生したことを示す発生情報を取得し、前記複数の無線LANアクセスポイントに接続され前記複数の無線LANアクセスポイントを管理する管理装置において管理のために使用される無線LAN設計情報を取得し、前記無線LAN設計情報と複数の前記発生情報とに基づき、各無線LANアクセスポイントにおける前記電波の検知に起因する前記無線チャネル選択制御の発生を予測し、前記発生を予測した結果を示す情報を外部に提供する、ものである。
本開示の第3の態様に係るプログラムは、コンピュータに、DFS(Dynamic Frequency Selection)機能を有する複数の無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントから、前記DFS機能によりレーダーから送信される電波の検知に起因する無線チャネル選択制御が発生したことを示す発生情報を取得し、前記複数の無線LANアクセスポイントに接続され前記複数の無線LANアクセスポイントを管理する管理装置において管理のために使用される無線LAN設計情報を取得し、前記無線LAN設計情報と複数の前記発生情報とに基づき、各無線LANアクセスポイントにおける前記電波の検知に起因する前記無線チャネル選択制御の発生を予測し、前記発生を予測した結果を示す情報を外部に提供する、処理を実行させるためのプログラムである。
本開示により、上記課題を解決するサーバ装置、無線LANシステム、情報提供方法、及びプログラムを提供することができる。即ち、本開示によれば、複数の無線LANアクセスポイントからなる無線LAN環境において、互いに干渉せず且つレーダーの電波の検知に起因するDFS機能が発動され難くいチャネル設計を行うことが可能になる。
実施形態1に係るサーバ装置の一構成例を示す概略図である。 W52帯、W53帯、及びW56帯のチャネル配置を示す概略図である。 図1のサーバ装置における処理例を説明するためのフロー図である。 実施形態2に係る無線LANシステムの一構成例を示すブロック図である。 同一フロアにおける無線LANアクセスポイントのチャネル設計例を示す概略図である。 建物の上下階における無線LANアクセスポイントのチャネル設計例を示す概略図である。 建物の上下階における無線LANアクセスポイントの、電波干渉が生じるチャネル設計例を示す概略図である。 無線LANアクセスポイント設置後にDFS機能が発動された際に収集するDFS発生データの要素の一例を示す図である。 DFS発生予測データの要素の一例を示す図である。 図3の無線LANシステムの他の構成例であって3階建てのビルに適用した例を示す概略ブロック図である。 装置に含まれるハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。なお、実施形態において、同一又は同等の要素には、同一の符号を付し、適宜重複する説明を省略する。
<実施形態1>
図1及び図2を参照しながら、実施形態1に係るサーバ装置について説明する。図1は、実施形態1に係るサーバ装置の一構成例を示す概略図である。また、図2は、W52帯、W53帯、及びW56帯のチャネル配置を示す概略図である。
図1に示すように、本実施形態に係るサーバ装置1は、第1取得部1a、第2取得部1b、予測部1c、及び提供部1dを備える。サーバ装置1は、図示しない複数の無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント(以下、単に「AP」と称す)に接続される。本実施形態に係る無線LANシステムは、サーバ装置1とこれらのAPとを含んで構築される。
各APは、無線LANルータ等の無線LAN親機であり、各APには、1又は複数の無線端末装置を無線LAN子機として無線接続することができる。各無線端末装置は、設置型又は可搬型のPC(Personal Computer)、情報端末装置、携帯電話機(スマートフォンと称されるものも含む)などとすることができる。
つまり、各APは、例えばIEEE802.11規格に準拠した無線LANのAPとすることができ、またインフラストラクチャモードで動作することが可能になっている。なお、IEEEは、Institute of Electrical and Electronics Engineersの略である。
また、図示しないが、各APは、無線通信部、通信部、及びそれらを制御する制御部を備えることができ、この無線通信部はレーダーから送信される電波(レーダー電波)を検知(検出)する検知部を有する。各APは、この検知部での検知結果に基づき動的に周波数を選択する(チャネルを選択する)DFS(Dynamic Frequency Selection)機能を有する。DFS機能は、検知部と制御部の一部で実現させることができる。上記無線通信部は無線通信インターフェースとすることができる。上記通信部は、サーバ装置1等の無線LAN子機以外の外部装置との有線通信を行う有線の通信インターフェースとすることができる。但し、上記通信部は、上記外部装置との無線通信を行う他の無線通信インターフェースとすることもできる。
各APの構成要素について具体的に説明する。上記無線通信部は、無線電波の送受信用のアンテナを有し、アンテナで受信した電波を復調して復調後のデータを上記制御部に渡すこと、並びに上記制御部から受け取った送信対象データを変調してアンテナから電波として送信することなどができる。上記無線通信部は、このような構成により、無線LAN子機との無線通信を行うことができる。上記検知部は、上記無線通信部で使用中の無線チャネルにおいて、レーダー電波を検知する。上記制御部は、上記検知部での検知結果に基づき動的にチャネルを変更する無線チャネル選択制御を行う。なお、変更先のチャネルは問わず、予め定めておくこともできるし、別途、そのAP又は他の装置でレーダー電波を検知した結果に基づき決定することもできる。
ここで、検知部での検知対象のレーダー電波は、APにおける本来の通信目的とは異なる目的外電波を指す。この目的外電波は、例えば、図2に示すように、移動衛星、地球探査衛星、気象観測レーダーや、船舶、航空等の各種レーダーにおける周波数として使用されるW52帯、W53帯、及びW56帯の電波を指すことができる。
なお、各APの上記制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、作業用メモリ、及びプログラム(ファームウェア等)を記憶した不揮発性の記憶装置などによって実現されることができる。この制御部は、その一部又は全部を集積回路(Integrated Circuit)とすることができる。
サーバ装置1の各構成要素について説明する。
第1取得部1aは、このようなDFS機能を有する複数のAPから、DFS機能によりレーダー電波の検知(つまりレーダー電波との干渉の検知)に起因する無線チャネル選択制御が発生したことを示す発生情報を取得する。発生情報の取得は、各APから能動的に発生情報の送信を行い、それを第1取得部1aが受信することで実行することができるが、各APに対して定期的に発生情報の要求を行い、受信していない発生情報が存在していた場合に受信することで実行することもできる。
第2取得部1bは、管理装置(図示せず)において各APの管理のために使用される無線LAN設計情報を取得する。上記管理装置は、上記複数のAPに接続されそれらを管理する装置であり、各APを含むネットワークを制御するネットワーク制御装置とすることができ、上記無線LANシステムの構成要素の一つとすることができる。各APは、上記管理装置に格納された無線LAN設計情報に基づき時間帯毎の使用チャネルが設定されることができ、この設定は上記管理装置側から実行することができるが、APが無線LAN設計情報を参照して実行することもできる。
また、この管理装置はサーバ装置1に接続されることができるが、接続されていなくてもよい。前者の場合、第2取得部1bは管理装置に格納されている無線LAN設計情報を受動的又は能動的に取得すればよい。後者の場合、例えば管理装置に格納されている無線LAN設計情報と同じ又は同等のデータを、運用管理者が手動で入力すること又は別の格納場所から受信することで取得されることができる。
上記無線LAN設計情報は、各APについて、時間帯毎に使用チャネル等を定めた情報とすることができる。上記無線LAN設計情報は、例えば同一フロア内、上下階で隣接する(電波到達領域が重なる)APについて使用チャネルを異ならせるなどの条件に基づくチャネルの設計情報とすることができる。なお、この具体例については実施形態2において図5~図7を参照して後述する。このように、上記無線LAN設計情報は、互いのAPにおいて電波干渉がないように設計された情報としておくことができる。
予測部1cは、第2取得部1bで取得された無線LAN設計情報と第1取得部1aで取得された複数の発生情報とに基づき、各APにおけるレーダー電波の検知に起因する無線チャネル選択制御の発生を予測する。よって、サーバ装置1は干渉予測装置と称することもできる。
予測部1cにおける予測の手法は問わず、例えば取得されたデータに基づきディープラーニングにより学習することで、予測結果を出力することができる。この学習に用いられるアルゴリズム等も問わない。このように予測部1cは、AI(artificial intelligence)解析により上記発生を予測することができ、その場合、サーバ装置1はAI解析サーバ装置と称することができる。
提供部1dは、予測部1cでの予測結果を示す情報(以下、予測情報)を外部(外部装置)に提供する。この提供は、外部装置からの要求に応じて受動的に送信することで実行できるが、能動的に所定の送信先に送信することで実行することもできる。提供先となる外部装置は、任意のユーザが使用する端末装置とすることができ、例えば無線LAN環境の運用管理者が使用する端末装置とすることができる。
提供先では、予測情報を、上記の管理装置における無線LAN設計情報に反映させること、つまり無線LAN設計情報の変更に利用することができる。この変更は、例えば運用管理者が行うことができるが、互いのAP間での干渉が生じないようにしておくだけでなく予測部1cでの予測結果に基づくものとすることができる。よって、変更後の無線LANシステムにおいては、AP間での干渉が生じないだけでなく、各APでのレーダー電波起因の無線チャネル選択制御を減らすことができ、チャネル変更時のデータ通信の中断を低減させることができる。
つまり、無線LAN設計情報の変更後も、各APでは、レーダー電波を検知した場合において使用チャネルを変更する制御を行うが、上述したような予測に基づきチャネル設計がなされているため、次のような効果を奏する。即ち、予測後は、無線チャネル選択制御がなされる頻度(DFS機能の発動頻度)を低減させることができ、予測回数が増える度に(つまり予測に用いる発生情報が増える度に)、この頻度を更に減らすことが期待できる。
また、サーバ装置1は、図示しないが、その全体を制御する制御部と外部装置との通信を行う通信部とを備えることができる。この制御部は、例えば、CPU、作業用メモリ、及び上述のような処理を行うプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置などによって実現されることができる。この制御部は、その一部又は全部を集積回路とすることができる。サーバ装置1の通信部は、有線の通信インターフェースとすることができるが、無線通信インターフェースとすることもできる。
なお、上記管理装置は、図示しないが、その全体を制御する制御部とAPや他の外部装置との通信を行う通信部とを備えることができる。この制御部は、例えば、CPU、作業用メモリ、及びAPの管理を行うプログラムを記憶した不揮発性の記憶装置などによって実現されることができる。この制御部は、その一部又は全部を集積回路とすることができる。上記管理装置の通信部は、有線の通信インターフェースとすることができるが、無線通信インターフェースとすることもできる。
次に、図3を参照しながらサーバ装置1における情報提供処理(DFS発生予測処理)の例を説明する。図3は、サーバ装置1における処理例を説明するためのフロー図である。
サーバ装置1は、DFS機能を有する複数のAPから、DFS機能によりレーダー電波の検知に起因する無線チャネル選択制御が発生したことを示す発生情報を取得し(ステップS1)、上記管理装置において管理のために使用される無線LAN設計情報を取得する(ステップS2)。ステップS1,S2の順序は問わない。次いで、サーバ装置1は、取得した無線LAN設計情報と複数の発生情報とに基づき、各APにおけるレーダー電波の検知に起因する無線チャネル選択制御の発生を予測する(ステップS3)。次いで、サーバ装置1は、発生を予測した結果を示す情報を外部に提供し(ステップS4)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、複数のAPからなる無線LAN環境において、互いに干渉せず且つレーダーの電波の検知に起因するDFS機能が発動され難くいチャネル設計を行うことが可能になる。また、本実施形態に基づくチャネル設計を行うことで、非使用チャネルのレーダー電波を常時監視する機能を有するAPを使用しなくても、DFS発生を適切に予測し、DFS発生の頻度を少なくすることができる。本実施形態は、特に、ビル、建屋等で長期運用を想定している無線LAN環境に好適に利用できる。
<実施形態2>
実施形態2について、図4~図10を参照しながら、実施形態1との相違点を中心に説明するが、本実施形態でも、実施形態1で説明した様々な例が適用できる。まず、図4を参照しながら、本実施形態に係る無線LANシステム(以下、本システムと称す)の概略について説明する。図4は、本システムの一構成例を示すブロック図である。
本システムは、図4に示すように、サーバ装置1の一例としてのサーバ装置10と、複数のAP30-1,30-2,・・・,30-n(nは2以上の整数)と、上述した管理装置の一例としての通信管理装置20と、を備えることができる。なお、複数のAP30-1,30-2,・・・,30-nのそれぞれは、それらを特に区別しない場合、AP30として説明する。本システムにおいて、サーバ装置10、通信管理装置20、及び複数のAP30はいずれも、互いに情報の送受が可能なように有線のネットワークNに接続されることができる。
AP30は、全体を制御する制御部31、通信部32、及び無線LAN通信部33を備えることができ、DFS機能を有する。通信部32は、ネットワークNを介して通信管理装置20やサーバ装置10と通信を行う。無線LAN通信部33は、実施形態1において無線通信部として説明した部位であり、スマートフォン41、モバイルPC42等の無線端末装置と無線通信を行い、例えば無線端末装置間や無線端末装置と外部の図示しないサーバ装置との通信を中継する。また、無線LAN通信部33は、目的外電波であるレーダー電波を検知するレーダー検知部36を有し、レーダー検知部36はレーダー電波を検知した場合、その検知結果を制御部31に渡す。
制御部31は、発生情報生成部34及びチャネル選択部35を有することができる。発生情報生成部34は、レーダー電波を検知した検知結果を受け取った場合、発生情報を生成し、通信部32を介してサーバ装置10に発生情報を送信する。この発生情報は、DFS機能によりレーダー電波が検知されて無線チャネル選択制御が発生したこと、つまりレーダー起因のDFSの発生(以下、単に「DFS発生」として説明する)を示す情報である。以下、発生情報は、発生情報を示すDFS発生データとして送信されるものとして説明し、そこに含まれる情報の例については後述する。
また、チャネル選択部35は、レーダー電波を検知した検知結果を受け取った場合、無線LAN通信部33で使用する他の無線チャネルを動的に選択し、無線LAN通信部33にチャネル変更を指示する。このチャネル変更の指示に従い、無線LAN通信部33は無線通信に使用する周波数(無線チャネル)を動的に変更することになる。
このように、AP30は、DFS機能を制御部31及び無線LAN通信部33で実現させることができる。なお、DFS発生データの生成及び送信と、無線チャネルの選択及び変更指示との順序は問わない。
通信管理装置20は、各AP30を管理するための装置であり、ネットワークNを介して各AP30及びサーバ装置10に接続されている。通信管理装置20は、その全体を制御する制御部21、サーバ装置10や各AP30とネットワークNを介して通信する通信部22、及び記憶部23を有することができる。通信管理装置20は、各AP30を管理するための情報として、無線LAN設計情報を示すデータ(無線LAN設計データ)25を記憶部23に保持している。
無線LAN設計データ25は、各APについて、時間帯毎に使用チャネル等を定めた情報を含むことができ、互いのAPにおいて電波干渉がないように設計された情報を含むことができる。
図5~図7を参照しながら無線LAN設計データ25の例について、いずれもW53帯のチャネルを利用する場合を例に挙げて説明する。図5は、同一フロアにおけるAPのチャネル設計例を示す概略図である。また、図6は建物の上下階におけるAPのチャネル設計例を示す概略図で、図7は建物の上下階におけるAPの、電波干渉が生じるチャネル設計例を示す概略図である。なお、図5~図7では、各AP30についての電波到達領域を破線で示している。
無線LAN設計データ25は、例えば図5においてAP30-1とAP30-2とのように、同一フロア内において隣接する(電波到達領域が重なる)AP30同士でチャネルを異ならせるといった条件に基づきチャネルが設計された設計情報を含むことができる。例えば、AP30-1とAP30-3とは双方52chを使用するように設計されるが、両者の電波到達領域が重複しないように離間させて設置されているため問題ない。
また、無線LAN設計データ25は、例えば各AP30が2点鎖線で示す外来波到達領域(ここでは52chで例示)と干渉しないチャネルを使用するといった条件に基づきチャネルが設計された設計情報を含むことができる。図5の例では、上記外来波到達領域と重なるAP30-8では、52ch以外のチャネル(ここでは64ch)を使用するように設計されることとなる。よって、当初52chを使用するように設計しようとした場合でも上記外来波を検知装置で検知した場合には52ch以外のチャネルに変更して設計されることになる。
また、無線LAN設計データ25は、例えば、図6に示すように、同じ階や上下階で隣接する(電波到達領域が重なる)APについて、互いの電波が干渉しないように使用チャネルを異ならせるなどの条件に基づき設計された情報を含むことができる。
具体的には、無線LAN設計データ25は、同じ階で隣接するAP同士の電波到達領域が重なるような場合にはそれらのAPの使用チャネルを異ならせた設計情報を含む。また、無線LAN設計データ25は、図6において上下階での電波到達領域重複部分61、62、63、64、65、66で示すように上下階での電波到達領域が重なる場合にはそれらのAPの使用チャネルを異ならせた設計情報を含む。換言すれば、無線LAN設計データ25は、例えば図7において、電波干渉部分61ng、62ng、63ng、64ng、65ng、66ngで示すように同じチャネルで電波到達領域が重なるようにチャネルが設計された設計情報を含まない。
そして、AP30は、通信管理装置20に格納された無線LAN設計データ25に基づき時間帯毎の使用チャネルが設定されることができ、この設定は通信管理装置20側から実行することができるが、AP30が無線LAN設計データ25を参照して実行することもできる。
サーバ装置10は、その全体を制御する制御部11、通信管理装置20や各AP30とネットワークNを介して通信する通信部12、及び記憶部13を有することができる。以下の説明から分かるように、図1の第1取得部1a、第2取得部1b、及び提供部1dはいずれも制御部11及び通信部12(及び記憶部13)で例示することができ、図1の予測部1cは制御部11及び記憶部13で例示することができる。
制御部11は、通信管理装置20に無線LAN設計データ25を要求し、それを取得して記憶部13に記憶するか、或いは通信管理装置20から能動的に送信された無線LAN設計データ25を受信して記憶部13に記憶する。記憶部13に記憶された無線LAN設計データ25を無線LAN設計データ15として説明するが、互いに含まれる情報は同じとすることができる。また、サーバ装置10が定期的に無線LAN設計データ25を要求するか、或いは通信管理装置20が無線LAN設計データ25の変更がなされる度にサーバ装置10にそれを送信するように構成しておく。これにより、無線LAN設計データ25が変更された場合には、記憶部13の無線LAN設計データ15も更新することができる。
制御部11は、各AP30からDFS発生データを、通信部12を介して受信し、記憶部13のDFS発生データベース(DB)14に格納する。レーダー電波の受信の傾向は、短期間では把握しきれないことが想定されるため、DFS発生DB14は長期間にわたってDFS発生データを収集して格納することが望ましい。そのため、実際の運用は初期のチャネル設計で無線LANシステムを構築した時点からの時間が長いことが望ましい。
但し、運用を開始してから随時、後述の予測及びその予測結果に基づく無線LAN設計データ25の更新を実行するようにしておけば、上記時間は短くてもよく、更にレーダー電波の状況の変化にも対応することができる。
無線LAN設計データ15が記憶部13に格納され且つ複数のDFS発生データがDFS発生DB14に格納された状態で、制御部11は、これらが示す情報に基づき(つまりDFS発生DB14及び無線LAN設計データ15に基づき)、予測を行う。この予測は、各AP30におけるレーダー電波の検知に起因する無線チャネル選択制御の発生の予測であり、制御部11は予測結果を示す予測情報を得る。なお、予測の手法は問わず、例えば取得されたデータに基づきディープラーニングにより学習することで、予測情報を得ることができる。
次に、図8及び図9を参照しながら、DFS発生時のデータであるDFS発生データと予測情報を示すデータ(以下、DFS発生予測データ)とについて例を挙げて説明する。図8は、AP30の設置後にDFS機能が発動された際に収集するDFS発生データの要素の一例を示す図で、図9は、予測情報として外部に提供されるDFS発生予測データの要素の一例を示す図である。
図8に示すように、AP30の設置後にDFS機能が発動された際に収集するDFS発生データ14aは、レーダーを検知したAP30のAP名及びBSSID、レーダーを検知したチャネル(周波数)、及び検知日時を含むことができる。ここで、BSSIDはBasic Service Set Identifierの略である。AP名及びBSSIDは、検知されたAPを示すアクセスポイント情報の例であり、アクセスポイント情報は例えばこのいずれか一方であってもよい。レーダーを検知したチャネルは、検知時に無線端末装置との無線通信に使用していたチャネルであり、実際に無線通信を行っていなくても行う設定となっていたチャネルであればよい。検知日時は、検知日と検知時間帯だけでもよいが、時、分、秒までの情報を含むことが好ましい。
また、DFS発生データ14aは、レーダーを検知したAPに帰属していた無線LAN子機の台数(帰属台数)、及び検知したAP30における検知日時でのネットワーク(無線LAN)の使用状況を含むことができる。この使用状況は、検知したチャネルでの使用状況とすればよい。また、使用状況を表す数値としては、ネットワーク通信の使用量とすることができ、より具体的には例えば、検知日時に無線通信されたビットレート(平均値であってもよい)又は検知日時を含む所定期間内に無線通信されたデータ量とすることができる。なお、DFS発生データ14aは例示したうちの一部の情報のみを含むこともできる。
DFS発生予測データは、DFS発生について事前に予測したデータである。図9に示すように、DFS発生予測データ14bは、DFS発生が予測(予期)されるAP30についてのAP名及びBSSID、及び干渉が予測されるチャネルを含むことができる。AP名及びBSSIDは、予測されるAP30を示すアクセスポイント情報の例であり、アクセスポイント情報は例えばこのいずれか一方であってもよい。さらに、DFS発生予測データ14bは、DFS発生が予測される日時、DFS発生が予測される日時における無線LAN子機の帰属想定台数(帰属予測台数)を含むことができる。この日時も、日と時間帯だけでもよいが、時、分、秒までの情報を含むことが好ましい。なお、DFS発生予測データ14bは例示したうちの一部の情報のみを含むこともできる。
そして、制御部11は、DFS発生予測データ14bで例示したDFS発生予測データを、通信部12を介して、運用管理者が使用する端末装置(図示せず)又は通信管理装置20等の外部装置に送信する。この送信は、外部装置からの要求に応じて受動的に実行できるが、能動的に所定の外部装置を送信先として実行することもできる。
提供先の外部装置を通信管理装置20以外の装置とする場合、運用管理者が通知を受けた外部装置を使用しDFS発生予測データを閲覧するなどして、通信管理装置20にアクセスしDFS発生予測データを無線LAN設計データ25に反映させることができる。通信管理装置20は、無線LAN設計データ25が更新された場合に各AP30にチャネル設定を行うように構成しておけば、自動的にDFS発生予測データが反映されたチャネル設計及びチャネル設定を行うことができる。無論、運用管理者が各AP30に対し、上記外部装置などからDFS発生予測データを参照して時間帯毎の使用チャネルを設定することもできる。
提供先の外部装置を通信管理装置20とする場合、通信管理装置20は、提供されたDFS発生予測データを無線LAN設計データ25に反映し、各AP30にチャネル設定を行うように構成しておけば、自動的に予測結果が反映されたチャネル設計及びチャネル設定を行うことができる。
いずれの場合でも、無線LAN設計データ25の変更は、AP30間での干渉が生じないようにしておくだけでなくDFS発生予測データに基づくものとすることができる。よって、AP30間での干渉が生じないだけでなく、各AP30でのレーダー電波起因の無線チャネル選択制御を減らすことができ、チャネル変更時のデータ通信の中断を低減させることができる。実際、無線LAN設計データ25の変更後も、各AP30では、レーダー電波を検知した場合において使用チャネルを変更する制御を行うが、上述したような予測に基づきチャネル設計がなされているため、次のような効果を奏する。即ち、予測後は、無線チャネル選択制御がなされる頻度(DFS機能の発動頻度)を低減させることができ、予測回数が増える度に(つまり予測に用いるDFS発生データが増える度に)、この頻度を更に減らすことが期待できる。
特に、本実施形態に係るサーバ装置10は、DFS発生予測データと無線LAN設計データ15とに基づき、各AP30について無線通信に使用すべきチャネル及び当該チャネルへの変更日時を算出する算出部を備えることができる。この算出部は制御部11の一部として組み込むことができる。この変更日時は、変更を適用する日時であるため適用日時と称することができ、変更の開始日時を少なくとも含むとよく、変更の終了日時も含むことができる。
上記算出部における算出の手法は問わないが、AP30間での干渉が生じず、且つ、DFS発生予測データが示す予測結果を避けるようにして、各AP30についての使用チャネル及び適用日時を算出するとよい。DFS発生予測データからは、例えばチャネル毎のDFS発生の時間帯や曜日などの傾向を含むことができる。よって、上記算出部は、その時間帯とチャネル及び発生領域(DFS発生時のAPのチャネル及び位置等の設計データで特定可)との組み合わせを避けるように、各AP30についての使用チャネル及び適用日時を算出することができる。このように、上記算出部では、DFS発生予測データを無線LAN設計データ15と照らし合わせることで、上記の使用チャネル及び適用日時を算出することができる。また、この算出についてもディープラーニングを利用することができる。
そして、制御部11は、通信部12を介して、DFS発生予測データの代わりに又はDFS発生予測データとともに、上記算出部で算出された結果を示す情報を外部(外部装置)に提供する。この情報を示すデータを以下、干渉回避用チャネル変更データと称する。
この提供先の外部装置は、通信管理装置20以外の装置とすることができ、その場合、外部装置を使用して運用管理者が干渉回避用チャネル変更データを閲覧するなどして、通信管理装置20にアクセスし干渉回避用チャネル変更データを無線LAN設計データ25に反映させることができる。通信管理装置20は、無線LAN設計データ25の更新時に各AP30にチャネル設定を行うように構成しておけば、自動的に干渉回避用チャネル変更データが反映されたチャネル設計及びチャネル設定をその最適な日時(適用開始日時)に行うことができる。無論、運用管理者が各AP30に対し、上記外部装置などから干渉回避用チャネル変更データを参照して適用日時に使用チャネルを設定することもできる。
但し、上記算出部を備える構成においては特に、干渉回避用チャネル変更データの提供先となる外部装置を通信管理装置20としておくことが好ましい。この干渉回避用チャネル変更データは通信管理装置20に対し、各AP30にそのデータを設定するために送信されることができる。そして、通信管理装置20は、提供された干渉回避用チャネル変更データを無線LAN設計データ25に反映し、AP30のそれぞれに対し使用チャネルを適用日時に設定を行うように構成しておく。これにより、通信管理装置20は、自動的に予測結果及び現在のチャネル設計が反映されたチャネル設計及びチャネル設定を最適な日時(適用開始日時)に行うことができる。
次に、図10を参照しながら、図3の無線LANシステムの他の構成例についてその設置状態の例も併せて説明する。図10は、図3の無線LANシステムの他の構成例であって3階建てのビルに適用した例を示す概略ブロック図である。
図10に示す無線LAN(WLAN)システムは、企業構内に構築される構内無線LANシステムの例である。この構内無線LANシステムは、4台のAP30-1~30-4、各階に設けられたL2(Layer 2)スイッチ91~93と、WLANコントローラ20a、データベースサーバ70a、データサーバ70b、及びAI解析サーバ70cで構成される。各AP30は、L2スイッチ91~93を含むネットワークを介してWLANコントローラ20aに接続され、各サーバ70a~70cもネットワークを介してWLANコントローラ20aに接続される。また、図10では、AP30-1、30-2、30-3、30-4においてそれぞれ無線端末装置41、42、43、44が無線接続できる状態を示している。
WLANコントローラ20aは、通信管理装置20の一例であり、複数のAP30の認証、暗号化、電波出力調整、ローミング等を集中管理、集中制御する。また、WLANコントローラ20aは、WLAN設計データを参照して各AP30に使用チャネルを設定することが可能な構成とすることもできる。DBサーバ70aにはDFS発生データを保存したDFS発生DB14が格納されており、データサーバ70bには無線LAN(WLAN)設計データ15が格納されている。AI解析サーバ70cは、WLAN設計データ15及びDFS発生DB14を解析し、DFS発生予測データを生成する。
無論、図10の構成は一例に過ぎず、AP30の数や配置は干渉を考慮してなされていればよく、他の装置の数や配置も問わない。例えば、各サーバ70a,70b,70cはサーバ装置10を構成する要素として3層構造となっているが、分散配置はこの例に限らず、無論、1つのサーバとすることもできる。
図10に示す構内無線LANシステムの動作例について簡単に説明する。AP30のいずれかにおいて使用チャネルと同一のチャネルを使用するレーダー電波を検知した場合、そのAP30がDFSを発動する。例えば、気象レーダーLのレーダー電波と同じチャネル(56ch)を使用するAP30-2がそのレーダー電波を検知した場合、AP30-2がDFSを発動する。
DFSが発動すると同時に、そのAP30-2は図8に示すDFS発生データ14aをWLANコントローラ20a経由でDBサーバ70aに送信する。AI解析サーバ70cは、DBサーバ70a及びデータサーバ70bに格納されたデータに対して、ディープラーニングを実行することで、DFS発生時におけるデータの特徴抽出や相関性の解析を実行する。これにより、AI解析サーバ70cは、図9に示すDFS発生予測データ14bを生成することができる。AI解析サーバ70cは、生成されたDFS発生予測データ14bを外部装置に送信する。
ここで、AI解析サーバ70cは、DFS発生DB14に基づき、或るAP30について一定の周期(1日毎、1週間毎、1週間以上の間隔、不定期など)でDFSが発生すると予想することができる。但し、上述したようにAP30-1~30-4の配置や設計も考慮することが好ましい。つまり、AI解析サーバ70cはDFS発生DB14だけではなくWLAN設計データ15にも基づき、DFSが一定の周期で発生すると予測することで、予測精度を向上させることができる。一定期間DFSが発生しない場合にはレーダー電波の届かないエリアであると予測することができ、そのエリアの精度もWLAN設計データ15にも基づくことで向上させることができる。また、DFSは不定期にでも一度発生したら一定期間発生しない傾向があると予想することもできる。
このように、同じ構内にある複数のAP30-1~30-4からのDFS発生データを長期間解析することで、実際に周期的にDFSが発生するAP、チャネルを特定することができる。そして、運用開始時は、一定の頻度でDFSが発生していても、長期間運用していくことでDFS発生の頻度を少なくすることができる。
また、AI解析サーバ70cは、DFS発生予測データ14b及びWLAN設計データ15に基づき、AP30-1~30-4それぞれについて適用すべき使用チャネルと適用日時を示す干渉回避用チャネル変更データを生成し、外部装置に送信してもよい。さらに、外部装置をWLANコントローラ20aとし、WLANコントローラ20aがこの干渉回避用チャネル変更データに基づき、AP30-1~30-4それぞれに適用すべき使用チャネルを適用日時に設定してもよい。この設定は、AI解析サーバ70cがAP30-1~30-4のそれぞれに対して実行するように構成することもできる。
以上のように、本実施形態では、AP30の設置後にDFSが発動された際、当該APの名称、BSSID、干渉を受けたチャネル、日時、無線LAN子機の帰属台数、ネットワーク利用量などをDFS発生データとしてDFS発生DB14へ保存する。そして、このDFS発生データを蓄積したDFS発生DB14と無線LAN設計データ15とを、例えばディープラーニングにより学習・解析することでDFS発生時の特徴抽出を行い、図9に示すDFS発生予測データ14bが生成される。
このDFS発生予測データ14bは、今後DFSが発生するであろうAP、チャネル、時期、時刻、及び無線LAN子機の帰属想定台数を示すデータとして算出されることができる。また、DFS発生予測データ14bには、例えば同時にユーザが各AP30に接続する数の多さを示す情報など、無線LAN環境を利用するユーザに対する影響度を示す情報を含むことができ、この情報は例えば上記帰属想定台数から得ることができる。このDFS発生予測データ14bは無線LANネットワークの稼働率が高い(DFS発生の少ない)チャネルを再設計するために使用することができる。
本実施形態では、そのようなDFS発生予測データ14bを外部に提供することができる。また、本実施形態では、DFS発生予測データ14bだけでなく、例えば無線LAN設計データ15に記載されている周囲のAPの使用チャネルのデータも合わせて外部装置に提供することもできる。なお、この外部装置が通信管理装置20である場合には無線LAN設計データ15の送信を省略することができる。
また、本実施形態では、DFS発生が予測されるAPが適用すべき使用チャネルと適用日時を示す干渉回避用チャネル変更データを生成して提示することもできる。干渉回避用チャネル変更データは、DFS発生予測データ14bを周囲の隣接するAP30の使用チャネルの情報を含む無線LAN設計データ15と照らし合わせ、周囲にあるAP30が使用するチャネルを避けるように生成されることができる。つまり、干渉回避用チャネル変更データは、レーダーが検知されず且つ周囲のAPと干渉しない(重複がない)チャネルとその適用日時とを含むことができ、この適用日時はネットワーク利用量が少ない時間帯を考慮して算出されることができる。
そして、このように提供された各データは、その無線LANシステムの運用時におけるチャネルのリバランスに利用すること、即ちチャネルの変更の要否の判断時や変更時に利用することができ、この判断や変更を容易なものとすることができる。予測等においてディープラーニングを用いた場合、各AP30について、そのディープラーニングによる事前予測に基づく最適な使用チャネルのリバランスを行うことができるようになる。
実際、無線LAN環境の運用開始後にDFSが頻繁に発生するAPが見つかった場合、チャネル変更時のデータ通信中断が頻繁に発生することになるため、無線LAN環境のチャネルの再設計が必要となる。しかし、本実施形態では、無線LAN環境の運用開始後に各AP30におけるDFS発生データを保存(好ましくは長期に渡り保存)し、予測を行ってDFS発生予測データ14bを得て、それを再設計に利用することができる。また、本実施形態では干渉回避用チャネル変更データを得て、それを再設計に利用することもできる。
そして、このような再設計を行うことで、DFS機能の発動頻度を低減させることができ、予測回数が増える度に(つまり予測に用いるDFS発生データが増える度に)、この頻度を更に減らすことが期待できる。つまり、本実施形態では、複数のAPからなる無線LAN環境を長期利用・運用するに際し、DFS発生に伴うデータ通信中断の発生回数(即ちダウンタイム発生回数)を下げることができる。よって、本実施形態では、無線LANネットワークの稼働率を高め、ユーザエクスペリエンスの低下を回避することができる。また、本実施形態では、非使用チャネルのレーダー電波を常時監視する機能を有するAPでなくても、DFS発生を適切に予測し、DFS発生の頻度を少なくすることができる。
<他の実施形態>
実施形態1,2で説明した各装置は、いずれも次のようなハードウェア構成を有することができる。図11は、装置に含まれるハードウェア構成の一例を示す図である。
図11に示す装置100は、実施形態1,2に係る各装置であり、プロセッサ101、メモリ102、及び通信インターフェース103を有する。実施形態1,2で説明した各装置における各部位の機能は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを読み込んで通信インターフェース103と協働しながら実行することにより実現されることができる。なお、通信インターフェース103は装置によって無線通信インターフェース及び有線通信インターフェースの少なくとも一方が設けられることになる。
サーバ装置1,10等に組み込まれるプログラムは、コンピュータに、情報提供方法として説明した処理を実行させるためのプログラムであり、その他の例については各実施形態で説明した通りである。
プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
なお、本開示は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。また、本開示は、それぞれの実施形態を適宜組み合わせて実施されてもよい。
1、10 サーバ装置
1a 第1取得部
1b 第2取得部
1c 予測部
1d 提供部
11 制御部
12 通信部
13 記憶部
14 DFS発生DB
14a DFS発生データ
14b DFS発生予測データ
15 無線LAN設計データ
20 通信管理装置
20a WLANコントローラ
21 制御部
22 通信部
23 記憶部
25 無線LAN設計データ
30、30-1、30-2、30-3、30-4、30-5、30-6、30-7、30-8、30-n 無線LANアクセスポイント(AP)
31 制御部
32 通信部
33 無線LAN通信部
34 発生情報生成部
35 チャネル選択部
36 レーダー検知部
41、43 スマートフォン(無線端末装置)
42、44 モバイルPC(無線端末装置)
70a DBサーバ
70b データサーバ
70c AI解析サーバ
91、92、93 L2スイッチ
100 装置
101 プロセッサ
102 メモリ
103 通信インターフェース
L 気象レーダー
N ネットワーク

Claims (7)

  1. DFS(Dynamic Frequency Selection)機能を有する複数の無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントから、前記DFS機能によりレーダーから送信される電波の検知に起因する無線チャネル選択制御が発生したことを示す発生情報を取得する第1取得部と、
    前記複数の無線LANアクセスポイントに接続され前記複数の無線LANアクセスポイントを管理する管理装置において管理のために使用される無線LAN設計情報を取得する第2取得部と、
    前記無線LAN設計情報と前記第1取得部で取得された複数の前記発生情報とを入力し各無線LANアクセスポイントにおける前記電波の検知に起因する前記無線チャネル選択制御の発生の予測結果を出力するディープラーニングモデルを用い、前記発生を予測する予測部と、
    前記予測部での前記予測結果と前記無線LAN設計情報とを入力し各無線LANアクセスポイントについて無線通信に使用すべきチャネル及び当該チャネルへの変更日時を出力するディープラーニングモデルを用い、各無線LANアクセスポイントについて無線通信に使用すべきチャネル及び当該チャネルへの変更日時を算出する算出部と、
    前記予測部での前記予測結果を示す情報及び前記算出部で算出された結果を示す情報の少なくとも一方を外部装置に提供する提供部と、
    を備え、
    前記予測部での前記予測結果を示す情報は、少なくとも、前記発生が予測される無線LANアクセスポイントを示すアクセスポイント情報、前記発生が予測される日時、及び前記発生が予測されるチャネル、を含む
    サーバ装置。
  2. 前記提供部は、前記算出部で算出された結果を示す情報を、前記管理装置が各無線LANアクセスポイントに設定するために、前記管理装置に出力する、
    請求項に記載のサーバ装置。
  3. 前記発生情報は、前記電波を検知した無線LANアクセスポイントを示すアクセスポイント情報、検知時において無線通信に使用していたチャネル、検知日時、前記検知日時に前記電波を検知した無線LANアクセスポイントに帰属していた無線LAN子機の台数、及び、前記電波を検知した無線LANアクセスポイントで前記検知日時に無線通信されたビットレート又は前記検知日時を含む所定期間内に無線通信されたデータ量を含む、
    請求項1又は2に記載のサーバ装置。
  4. 前記予測部での前記予測結果を示す情報は、前記発生が予測される日時に前記発生が予測される無線LANアクセスポイントに帰属していることが予測される無線LAN子機の台数を含む、
    請求項1~のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  5. 請求項1~のいずれか1項に記載のサーバ装置と、前記複数の無線LANアクセスポイントと、前記管理装置と、を備えた無線LANシステム。
  6. サーバ装置が、DFS(Dynamic Frequency Selection)機能を有する複数の無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントから、前記DFS機能によりレーダーから送信される電波の検知に起因する無線チャネル選択制御が発生したことを示す発生情報を取得し、
    前記サーバ装置が、前記複数の無線LANアクセスポイントに接続され前記複数の無線LANアクセスポイントを管理する管理装置において管理のために使用される無線LAN設計情報を取得し、
    前記サーバ装置が、前記無線LAN設計情報と複数の前記発生情報とを入力し各無線LANアクセスポイントにおける前記電波の検知に起因する前記無線チャネル選択制御の発生の予測結果を出力するディープラーニングモデルを用い、前記発生を予測し、
    前記サーバ装置が、前記予測結果と前記無線LAN設計情報とを入力し各無線LANアクセスポイントについて無線通信に使用すべきチャネル及び当該チャネルへの変更日時を出力するディープラーニングモデルを用い、各無線LANアクセスポイントについて無線通信に使用すべきチャネル及び当該チャネルへの変更日時を算出し、
    前記サーバ装置が、前記予測結果を示す情報と、算出した各無線LANアクセスポイントについて無線通信に使用すべきチャネル及び当該チャネルへの変更日時とのうち、少なくとも一方を外部装置に提供し、
    前記予測結果を示す情報は、少なくとも、前記発生が予測される無線LANアクセスポイントを示すアクセスポイント情報、前記発生が予測される日時、及び前記発生が予測されるチャネル、を含む
    情報提供方法。
  7. サーバ装置に備えられたコンピュータに、情報提供処理を実行させるためのプログラムであって、
    前記情報提供処理は、
    前記サーバ装置が、DFS(Dynamic Frequency Selection)機能を有する複数の無線LAN(Local Area Network)アクセスポイントから、前記DFS機能によりレーダーから送信される電波の検知に起因する無線チャネル選択制御が発生したことを示す発生情報を取得し、
    前記サーバ装置が、前記複数の無線LANアクセスポイントに接続され前記複数の無線LANアクセスポイントを管理する管理装置において管理のために使用される無線LAN設計情報を取得し、
    前記サーバ装置が、前記無線LAN設計情報と複数の前記発生情報とを入力し各無線LANアクセスポイントにおける前記電波の検知に起因する前記無線チャネル選択制御の発生の予測結果を出力するディープラーニングモデルを用い、前記発生を予測し、
    前記サーバ装置が、前記予測結果と前記無線LAN設計情報とを入力し各無線LANアクセスポイントについて無線通信に使用すべきチャネル及び当該チャネルへの変更日時を出力するディープラーニングモデルを用い、各無線LANアクセスポイントについて無線通信に使用すべきチャネル及び当該チャネルへの変更日時を算出し、
    前記サーバ装置が、前記予測結果を示す情報と、算出した各無線LANアクセスポイントについて無線通信に使用すべきチャネル及び当該チャネルへの変更日時とのうち、少なくとも一方を外部装置に提供する、
    処理を含み、
    前記予測結果を示す情報は、少なくとも、前記発生が予測される無線LANアクセスポイントを示すアクセスポイント情報、前記発生が予測される日時、及び前記発生が予測されるチャネル、を含む
    プログラム。
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