JP2018519506A - 追跡のためのデバイス及び方法 - Google Patents

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Abstract

デバイスを追跡する方法が、デバイスの一組の以前の位置と、デバイスの現在の位置の初期推定値とを含むデバイスの位置間の相関を求め、各アクセスポイント(AP)について、デバイスの以前の位置について求められた以前のパスロス指数と、デバイスの位置間の相関とを用いて、デバイスの現在の位置の現在のパスロス指数を求める。この方法は、現在の位置における各APから受信された信号の受信信号強度(RSS)と、各APについて求められた現在のパスロス指数とを用いて、パスロスモデルに従ってデバイスの現在の位置を求める。各APの現在のパスロス指数は、デバイスの現在の位置と、対応するAPから受信された信号のRSSとを用いて更新される。

Description

本発明は、包括的には、屋内位置同定(indoor localization:屋内測位)に関し、より詳細には、受信信号強度(RSS:received signal strength)測定及びパスロス指数推定(path loss exponent)を用いたデバイスのスーパーバイザー無しの(unsupervised:監督されていない)位置同定に関する。
無線ローカルエリアネットワーク(WLAN:wireless local area network)等の無線ネットワークが広く用いられている。WLAN等の無線通信ネットワークにおいて無線機の位置を同定することによって、位置ベースサービス及び位置認識管理等の新しく高度な機能が可能になる。位置ベースサービスは、例えば、無線デバイスの位置同定又は追跡、デバイス、例えばWLANの無線局に最も近いプリンターの指定、及びその位置に基づく無線デバイスの制御を含む。
衛星ベースの全地球測位システム(GPS)を用いた正確な屋内位置同定は、実現するのが困難である。なぜならば、GPS信号は、当該信号が屋根、床、壁及び家具等の障害物を通って伝播するときに減衰されるからである。その結果、信号強度は過度に低下し、屋内環境では位置同定ができなくなる。
同時に、コンピューター、スマートフォン、ステレオ、及びテレビ等の種々のデバイス内に組み込まれたWiFi無線周波数(RF)チップセットの非常に大きな発展によって、既存のWiFi信号、すなわち、電気電子技術者協会(IEEE)802.11標準規格に基づいた任意の信号に基づく又はこの信号を利用した、WiFi装備デバイスの屋内位置特定(indoor location)方法の必要性が喚起されている。屋内位置同定の幾つかの方法は、信号強度測定を用い、受信信号電力が距離の可逆関数であることを前提とし、したがって、受信電力の情報が、信号の送信機からの距離を意味する。他の方法は、機械学習の進歩とともにWiFiデバイスの大規模な展開を更に利用することを試み、自己位置同定及びマッピングとともにフィンガープリンティングを提案するものである。
しかしながら、屋内位置同定について専ら従来のWi−Fiチップセットに依拠した上記方法は、Wi−Fiチップセットから取得される測定された受信信号強度(RSS)レベルを用いる。それらの方法はトレーニングを必要とし、このトレーニングは、屋内環境においてオフラインでRSSレベルを測定することを含む。これらの測定値は、その後、オンラインの使用中に位置同定方法に供給される。
このトレーニングに伴う1つの限界は、オフライン測定が信頼できないことが多いということである。これは、環境内のRSSレベルが、例えば、占有者の数、家具の配置及びAPの位置の変化に起因して時間とともに動的に変動するからである。これは、環境が変化するごとにトレーニングを繰り返す必要があることを意味する。
加えて、上記オフライン方法は、RSSレベルのオンライン測定値とともに、事前に求められたパスロス指数をパスロスモデルにおいて用いて、屋内位置を求める。それらのパスロス指数が事前に求められた後、それらのパスロス指数の値は、位置追跡の全プロセスについて同じままであり、環境の全セクションについて同じであると仮定される。
したがって、スーパーバイザー無しの方法で、すなわち、トレーニングを伴わずに、RSSベースの位置同定を行うことが所望されている。
本発明の幾つかの実施の形態は、閉鎖環境内に配置された一組のアクセスポイント(AP)によって送信された信号の受信信号強度(RSS)レベルを測定することによって、デバイスの位置を同定するシステム及び方法を提供する。本方法は、パスロスモデルをRSSレベルに用いる。対数距離パスロスモデルは、信号が閉鎖環境において遭遇するパスロスを距離の関数として予測する無線伝播モデルである。このモデルによれば、特定のAPによって送信された受信基準信号のRSSレベルは、APまでの距離と、関連付けられたパスロス指数とに依存する。パスロス指数は、未知のモデルパラメーターである。所与の位置においてAPごとに単一のモデルパラメーターがある。
本発明の幾つかの実施の形態は、閉鎖環境内において、デバイスの位置が異なると、パスロス指数は変化する可能性があるという認識に基づいている。一方、幾つかの実施形態は、近傍の位置のパスロス指数間には相関があるという認識に基づいている。例えば、現在の位置の現在のパスロス指数は、以前の位置の以前のパスロス指数と、以前の位置と現在の位置との間の距離との関数として表すことができる。直感的には、以前の位置と現在の位置との間の距離が大きいほど、それらの位置のパスロス指数間の差が大きくなることを示唆することが可能である。一方、複数の観測及び実験は、パスロス指数間の相関が、それらの位置間の距離に依存することを実証している。
本発明の幾つかの実施の形態は、デバイスの現在の位置の初期推定値を求めることができる場合、その初期推定値を用いて、その位置とデバイスの以前の位置との間の相関を求めることができ、さらに、それらの相関を用いて、デバイスの位置の初期推定値を更新するのに必要とされるパスロス指数を求めることができるという認識に基づいている。その後、位置の更新された初期推定値と、その位置推定値について求められたパスロス指数とを、各APによって送信された信号のRSSレベルを用いて修正することができる。そのために、幾つかの実施の形態は、現在の位置の初期推定値とそれに対応する一組のパスロス指数とを含む近傍の位置間の相関を用いて、パスロス指数とデバイスの位置とを反復的に更新することによってデバイスを追跡するシステム及び方法を提供する。
例えば、本発明の1つの実施の形態は、ガウスプロセス(GP)を用いて、或る位置に対応するパスロス指数を推定する。GPは、或る位置と、異なるアクセスポイントに関連付けられた対応するパスロス指数との間の非常に複雑な関係をモデル化する。この相関構造は、パラメーター化されたカーネル関数を介して記述され、このカーネル関数のハイパーパラメーターは、リアルタイムで求められる。
したがって、本発明の1つの実施形態は、デバイスを追跡する方法を開示する。本方法は、デバイスの位置間の相関を求めることであって、この位置は、デバイスの一組の以前の位置と、デバイスの現在の位置の初期推定値とを含むことと、各アクセスポイント(AP)について、デバイスの以前の位置について求められた以前のパスロス指数と、デバイスの位置間の相関とを用いて、デバイスの現在の位置の現在のパスロス指数を求めることと、現在の位置において各APから受信された信号の受信信号強度(RSS)と、各APについて求められた現在のパスロス指数とを用いて、パスロスモデルに従ってデバイスの現在の位置を求めることと、デバイスの現在の位置と、対応するAPから受信された信号のRSSとを用いて、各APの現在のパスロス指数を更新することと、を含む。本方法のステップは、プロセッサを用いて実行される。
別の実施形態は、デバイスを追跡する方法を開示する。本方法は、デバイスの現在の位置と、現在の位置におけるアクセスポイント(AP)に対応するパスロス指数とを反復的に推定する。反復は、デバイスの現在の位置の初期推定値を求めることと、デバイスの位置間の相関を求めることであって、この位置は、デバイスの一組の以前の位置と、デバイスの現在の位置の初期推定値とを含むことと、各APについて、デバイスの一組の以前の位置に対応する以前のパスロス指数と、デバイスの位置間の相関とを用いて、現在のパスロス指数を求めることと、現在の位置において各APから受信された信号の強度レベルと、各APについて求められた現在のパスロス指数とを用いて、パスロスモデルに従ってデバイスの現在の位置を求めることと、デバイスの現在の位置と、対応するAPから受信された信号の強度レベルとを用いて、各APの現在のパスロス指数を更新することとを含む。本方法のステップは、プロセッサを用いて実行される。
更に別の実施形態は、デバイスであって、本デバイスの現在の位置の初期推定値を求めるように構成された測定ユニットと、現在の位置において受信された信号の強度レベルを求めるように構成された送受信機であって、この信号は、環境内に配置された一組のアクセスポイント(AP)によって送信される、送受信機と、現在のパスロス指数を信号の強度レベルに適用することによって、現在の位置の初期推定値を反復的に更新するように構成されたコントローラーであって、本デバイスの一組の以前の位置と現在の位置の初期推定値とを含む本デバイスの位置間の相関と、本デバイスの以前の位置について求められた以前のパスロス指数とを用いて、現在のパスロス指数を求めるプロセッサを備える、コントローラーと、を備える、デバイスを開示する。
本発明の幾つかの実施形態による、受信信号強度(RSS)測定を用いたデバイス位置同定のための環境及びアクセスポイントの概略図である。 本発明の幾つかの実施形態による、基準信号のRSSレベルを用いたデバイス位置同定の図である。 本発明の1つの実施形態による、デバイスを追跡する方法のブロック図である。 本発明の幾つかの実施形態による、追跡されるデバイスのブロック図である。 面積要素のグリッドのグラフィックオーバーレイを備えるユーザーインターフェースの一例を示す図である。 閉鎖環境の建築構造を表すグラフィックオーバーレイを備えるユーザーインターフェースの別の例を示す図である。 本発明の1つの実施形態による、デバイスの位置を求める方法のブロック図である。 本発明の1つの実施形態による、現在のパスロス指数を求める方法のブロック図である。
図1Aは、アクセスポイント(AP)110を用いて閉鎖環境100におけるデバイス120の位置(location)を求める本発明の幾つかの実施形態による、受信信号強度(RSS)測定を用いた位置同定問題の概略図を示している。この閉鎖環境は、例えば、壁140、家具等の複数の障害物を有する住宅、ビル、地下空間、更にはアーバンキャニオン等の内部とすることができる。デバイスは、例えば、モバイルロボット、スマートフォン、ポータブルコンピューター等とすることができる。1つの実施形態では、デバイスは、未知のパス150に沿って移動する。デバイスの位置が求められた後、デバイスをその現在の位置に従って制御することができる。
本発明の幾つかの実施形態は、閉鎖環境内に配置された一組のアクセスポイント(AP)によって送信された信号の受信信号強度(RSS)レベルを測定することによってデバイスの位置を同定するシステム及び方法を提供する。本方法は、RSSレベルのパスロスモデルを用いる。対数距離パスロスモデルは、信号が閉鎖環境において遭遇するパスロスを距離の関数として予測する無線伝播モデルである。このモデルによれば、特定のAPによって送信された受信基準信号のRSSレベルは、APまでの距離と、関連付けられたパスロス指数とに依存する。パスロス指数は、未知のモデルパラメーターである。APごとに単一のモデルパラメーターがある。
図1Bは、AP110によって送信された基準信号のRSSレベル121を用いてデバイス120の位置を求める方法を図によって示している。この基準信号は、連続して送信することもできるし、周期的に送信することもできるし、デバイスによる位置同定要求に応答して送信することもできる。デバイスは、閉鎖環境に関連付けられた任意の座標系160における未知の位置x 122に位置している。この座標系は、2次元とすることもできるし、3次元とすることもできる。
この座標系における第jのAP110の位置は、r113として示されている。ここで、j=1,...,Nである。AP jは、このAPからの半径距離d111における基準受信信号強度(RSS)レベル
Figure 2018519506
112によって特徴付けられる。位置rと、APからの距離dにおける基準RSSレベル
Figure 2018519506
とは既知である。閉鎖エリアに関連付けられた座標系に対するアクセスポイントの位置(position)は、既知の3次元ベクトルr,r,...,rである。アクセスポイントから送信された基準信号の測定された受信信号強度(RSS)レベルから、未知の位置(position)が推定される。或る位置xにおいて、測定されたRSSレベルは、z(n),z(n),...,z(n)である。これらの測定値は収集されて、列ベクトルz(n)にされる。ここで、n=1,2,...は、或るトラバースされたパスに沿った位置同定要求をインデックス付けする。
位置xにおけるRSSレベルz(n)は、パスロスモデルを用いてモデル化され、以下の式によって与えられる。
Figure 2018519506
ここで、
Figure 2018519506
は、位置rにおけるアクセスポイントからの距離dにおける基準RSSレベルであり、h(n)は、対応するパスロス指数であり、v(n)は、ゼロ平均白色ガウス測定雑音である。
場所推定は、RSS測定値に加えて、2つの連続した位置同定要求の間の位置変化の推定値も用いて補助される。すなわち、第nの位置同定要求では、
Figure 2018519506
が既知であると仮定される。この推定値は、慣性計測装置(IMU)の測定値から取得することができる。
本発明の幾つかの実施形態は、閉鎖環境内において、デバイスの位置が異なると、パスロス指数は変化する可能性があるという認識に基づいている。一方、幾つかの実施形態は、近傍の位置のパスロス指数間には相関があるという認識に基づいている。例えば、現在の位置の現在のパスロス指数は、以前の位置の以前のパスロス指数と、以前の位置115と現在の位置120との間の距離130との関数として表すことができる。直感的には、以前の位置と現在の位置との間の距離が大きいほど、それらの位置のパスロス指数間の差が大きくなることを示唆することが可能である。一方、複数の観測及び実験は、幾つかの位置におけるパスロス指数間の相関が統計的であり、それらの位置間の距離の間の相関に依存することを実証している。
したがって、デバイスの現在の位置の初期推定値を求めることができる場合、その初期推定値を用いて、デバイスの位置間の相関を評価することができ、そのような相関を用いて、デバイスの位置の初期推定値のパスロス指数を求めることができる。その後、位置の初期推定値と、その初期推定値について求められたパスロス指数とを、各APによって送信された信号のRSSレベルを用いて修正することができる。そのために、幾つかの実施形態は、現在の位置の初期推定値と、対応する一組のパスロス指数と、を含む一組の近傍の位置間の相関を用いて、パスロス指数とデバイスの位置とを反復的に更新することによってデバイスを追跡するシステム及び方法を提供する。
図1Cは、本発明の1つの実施形態による、デバイスを追跡する方法のブロック図を示す。この実施形態は、反復内で求められたデバイスの位置間の相関を用いて、デバイスの一組の位置と、これらの一組の位置に対応する一組のパスロス指数とを反復的に更新することができる。
本方法は、デバイスの位置間の相関175を求める(170)。デバイスの位置は、デバイスの一組の以前の位置172と、デバイスの現在の位置の初期推定値171とを含む。初期推定値171は、GPS、RSSレベルの三角測量、及び/又は以前の位置からのデバイスの変位を測定することができる慣性計測装置(IMU)を用いて求めることができる。
一組の以前の位置172は、デバイスの追跡中に求めることができる。例えば、現在の位置は、その後の反復については、以前の位置になる。以前の位置と、それらの以前の位置について求められた対応する(174)パスロス指数173とが、本方法の現在の反復への入力である。
本方法は、各アクセスポイント(AP)について、デバイスの以前の位置について求められた以前のパスロス指数と、デバイスの位置間の相関175とを用いて、デバイスの現在の位置の現在のパスロス指数185を求める(180)。例えば、以前のパスロス指数は、一組の以前の位置172からの最も近い位置又は最も近時に求められた位置に対応する(174)パスロス指数として、一組のパスロス指数173から選択することができる。
次に、本方法は、現在の位置において各APから受信された信号の強度レベル192と、各APについて求められた現在のパスロス指数185とを用いて、パスロスモデル191に従ってデバイスの現在の位置195を求める(190)。現在の位置の初期推定値171は、求められる位置195を用いて更新することができる。
また、現在の位置195が求められた後、本方法は、デバイスの現在の位置195と、対応するAPから受信された信号の強度レベル192とを用いて、各APの現在のパスロス指数を更新する(199)。そのようにして、その後の反復では、位置195及び対応するパスロス指数185のより正確な値を用いることができる。
図2は、本発明の幾つかの実施形態による、デバイス200のブロック図を示す。デバイス200は、その位置195を求め及び/又は追跡し、及び/又はこの位置に応じて様々な制御機能を実行する本発明の種々の実施形態の原理を用いることができる。
デバイス200は、現在の位置において受信された信号の強度レベルを求めるように構成された送受信機205を備え、これらの信号は、環境内に配置された一組のアクセスポイント(AP)によって送信される。例えば、このデバイスは、アナログRF部及び/又はデジタルモデムを含む無線送受信機205に結合された1つ以上のアンテナ203を有する無線部201を備えることができる。したがって、無線部は、物理層(PHY)を実施する。PHY201のデジタルモデムは、この局のMAC処理を実施する媒体アクセス制御(MAC:media access control)プロセッサ207に結合されている。MACプロセッサ207は、単一のバスサブシステム211としてシンボルを用いて示された1つ以上のバスを介してホストプロセッサ213に接続されている。ホストプロセッサは、バスに接続されたメモリサブシステム215、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又は読み出し専用メモリ(ROM)を備える。
デバイス200は、デバイスの現在の位置の初期推定値を求めるように構成された測定ユニット221も備えることができる。測定ユニット221は、GPS、RSSレベルの三角測量を実行するプロセッサ、及び/又は、例えば、加速度計、ジャイロスコープ及び磁気計を用いて以前の位置からのデバイスの変位を測定することができる他の慣性計測装置(IMU)のうちの1つ又はそれらの組み合わせを備えることができる。
1つの実施形態では、MAC処理、例えば、IEEE802.11のMACプロトコルは、MACプロセッサ207において全面的に実施される。プロセッサ207はメモリ209を備え、このメモリは、MACプロセッサ207が、MAC処理と、1つの実施形態では、本発明によって用いられる追加の処理の一部又は全てとを実施するための命令を記憶する。このメモリは、必ずしもROMではないが、通常はROMであり、ソフトウェアは、通常はファームウェアの形態である。
MACプロセッサは、ホストプロセッサ213によって制御される。1つの実施形態では、MAC処理の一部はMACプロセッサ207において実施され、一部はホストにおいて実施される。そのような場合、ホスト213が、当該ホストによって実施されるMAC処理を実施するための命令は、メモリ215に記憶されている。1つの実施形態では、本発明によって用いられる追加の処理の一部又は全ても、ホストによって実施される。これらの命令は、メモリの一部分217として示されている。
デバイス200は、現在のパスロス指数を信号の強度レベルに適用することによって、現在の位置の初期推定値を反復的に更新するように構成されたコントローラーも備える。このコントローラーは、プロセッサ、例えば、プロセッサ207又は213を用いて実施することができる。このプロセッサは、以前の位置と現在の位置の初期推定値との間の相関に基づいてデバイスの以前の位置について求められた以前のパスロス指数の関数として、現在のパスロス指数を求めるように構成されている。このプロセッサは、現在の位置の初期推定値、及び対応するパスロス指数を伴う以前の位置等の必要な情報219にアクセスするために、メモリ215に作動接続されている。
無線管理の構成要素は、管理されたAP及びそれらのクライアントにおける無線測定を含む。1つの実施形態は、送信電力制御(TPC:transmission power control)及び動的周波数選択(DFS:dynamic frequency selection)を加えることによってMACプロトコルを変更したIEEE802.11h標準規格を用いる。TPCは、最遠のユーザーに到達するのに必要とされる最小電力に送信電力を制限する。DFSは、他のシステム、例えばレーダーとの干渉を最小にするように、APにおける無線チャネルを選択する。
別の実施形態は、APにおけるタスク、更にはクライアントにおけるタスクがスケジュールに従って無線測定を自律的に行うことを規定することによって、現在の802.11標準規格と異なるプロトコルを用いる。1つの実施形態では、報告される情報は、検出されたAPごとに、検出についての情報と、ビーコン/プローブ応答の内容についての情報又はこの内容から取得された情報とを含む。
IEEE802.11標準規格は、相対的なRSS示度(RSSI:RSS indication)が物理レベル(PHY:physical level)において求められることを明記しているが、本発明の1つの態様は、多くの現代の無線機が比較的正確な絶対的RSS測定を提供するPHYを含むということを用いる。1つの実施形態では、PHYにおいて測定されたRSSレベルが、位置を求めるのに用いられる。
本発明の幾つかの実施形態は、デバイス200が位置している屋内環境のモデル、例えば、ビルの床配置図を用いる。全領域内の管理されるいずれのAPの位置も既知であり、本方法に提供される。例えば、本発明の1つの実施形態は、対象エリア内の既知のアクセスポイントの位置を含むユーザーインターフェースを構築又は使用する。
図3Aは、面積要素のグリッドのグラフィックオーバーレイ303を含む1つのユーザーインターフェース300を示している。ユーザーインターフェース300は、AP1(305)、AP2(307)及びAP3(309)として示された3つの管理されるAPの位置を示すグラフィック表示を含む。
図3Bは、グリッドのグラフィックオーバーレイ303と、管理されるAP305、307、及び309の位置を示す表示とに加えて、建築構造を、例えば内部の建築プラン、例えばビルの床配置図として表すグラフィックオーバーレイ311を含む別のユーザーインターフェース350を示している。別のユーザーインターフェース(図示せず)は、グリッドを有しない床構造のグラフィック表示を示すことができる。したがって、1つの実施形態は、2次元画面上でAPの位置を視認することを可能にする。
追跡方法の例
本発明の幾つかの実施形態は、デバイスの位置間の相関と、デバイスの一組の以前の位置の一組のパスロス指数とを用いて、パスロス指数の統計的相関を求めるとともに、パスロス指数のこの統計的相関および以前のパスロス指数を用いて現在のパスロス指数を求める。
例えば、本発明の1つの実施形態は、ガウスプロセス(GP:Gaussian Processes)を用いて、或る位置に対応するパスロス指数を推定する。GPは、或る位置と、異なるアクセスポイントに関連付けられた対応するパスロス指数との間の非常に複雑な関係をモデル化する。この相関構造は、パラメーター化されたカーネル関数を介して記述され、このカーネル関数のハイパーパラメーターは、リアルタイムで求められる。
図4は、本発明の1つの実施形態によるデバイスの位置を求める方法のブロック図を示している。M個のアクセスポイントの位置r,r,...,r及び基準距離dにおける基準RSSレベル
Figure 2018519506
は、既知であると仮定され、この図には明示的に示されていない。本方法は、第nの位置同定要求において、測定されたRSSレベルz(n),z(n),...,z(n)と、以前の位置同定要求からの位置変化の推定値Δxとを供給される。加えて、L個の以前の位置同定要求からの位置推定値xn−1,xn−2,...,xn−Lが、これらの位置に対応する推定されたパスロス指数とともに、時刻nにおける位置同定に用いられる。これらは全て、図4に示すように、プロセッサ400への入力410を形成する。以前に推定された位置の数Lは、閉鎖環境の構成、連続した位置の近接性及び計算リソースに基づいて求められる設計パラメーターである。
本方法は、以前の位置の推定値xn−1と、2つの位置同定要求間の座標の変化Δxとに基づいて、現在の位置を求める。予測された位置xは、420において以下のように評価される。
Figure 2018519506
次の処理ステージ500において、
Figure 2018519506
として示される、予測された位置xにおけるM個のアクセスポイントに対応するパスロス指数が推定される。これは、スーパーバイザー有りの(supervised)方法でガウスプロセス(GP)を用いることによって実現される。このガウスプロセスでは、トレーニングデータは、L個の以前の位置推定値と、アクセスポイントに対応する関連付けられたパスロス指数とを含む。
時刻nにおける位置の推定値xは、430において、測定されたRSSレベルz(n),z(n),...,z(n)と、予測されたパスロス指数
Figure 2018519506
とから取得される。これは、観測雑音v(n)がガウス分布であるという仮定の下で、パスロス指数h(n)及び位置xを用いてパラメーター化された、測定されたRSSレベルz(n)の尤度がガウシアンであること、すなわち、
Figure 2018519506
であることを、(1)から観測することによって実現される。ここで、σは、上記雑音の分散である。
1つの実施形態は、現在の位置における信号の受信強度レベルと、パスロスモデル及び現在のパスロス指数を用いて推定された信号の強度レベルとの間の差に応じて、目的関数を最適化して、デバイスの現在の位置を生成する(430)。測定されたRSSレベルは無相関であり、位置xにおいて行われた測定の結合尤度モデルは、(4)から直接得られる。未知の位置xは、その場合、結合尤度モデルの最大尤度(ML:maximum likelihood)推定値として与えられる。1つの実施形態では、最終の位置は、以下のように推定される(430)。
Figure 2018519506
上記問題の解決法は、閉形式(closed form)で与えられていない。したがって、勾配ベースの最適化技法が用いられる。目的関数の勾配及びヘッシアンは、閉形式で計算することができることに留意されたい。このステップの結果、440における最終の位置推定値であるxが得られる。
次に、本方法は、現在の位置に対応するパスロス指数の推定値を更新する(450)。これらの推定値は、次のL個の位置同定要求に必要とされる。パスロス指数h(n)は、測定されたRSSレベルz(n)及び推定された位置xのガウス尤度モデル(4)に対応する最大尤度推定値として取得される。すなわち、
Figure 2018519506
である。ここで、m=1,2,...,Mである。
図5は、本発明の1つの実施形態による、現在のパスロス指数を求める方法のブロック図を示す。本方法は、L個の以前に推定された位置xn−1,xn−2,...,xn−Lと、対応するML個のパスロス指数
Figure 2018519506
とを用いて、予測された位置xにおけるアクセスポイントに関連付けられたパスロス指数を推定する。異なるアクセスポイントに関連付けられたパスロス指数は無相関であるので、位置xに対応するM個のパスロス指数(各アクセスポイントにつき1つ)を推定する問題は、M個の別個の推定問題に分離される。表記を簡略化するために、本方法は、位置x,x,...,xにおけるそれぞれのパスロス指数h,h,...,hをトレーニングデータセットDとして考えることによって説明される。本発明者らの目標は、或る新たな位置xにおけるパスロス指数hを予測することである。この新たな位置及びこのトレーニングデータセットは、本方法500への入力510である。
或る特定のアクセスポイントに関連付けられたパスロス指数は、非常に複雑な方法で屋内位置に依存する。この依存関係をモデル化するために、幾つかの実施形態はガウスプロセス(GP)を用いる。GPによれば、パスロス指数h,...,hは、以下のように、平均ベクトルμ及び共分散行列Σを有する結合ガウス分布となる。
Figure 2018519506
パスロス指数の平均は等しく、
Figure 2018519506
となるようになっている。ここで、
Figure 2018519506
は、1からなるベクトルであり、μは、閉鎖環境及びアクセスポイントの位置に応じた或る事前設定された値を取る。例えば、閉鎖環境において全てのアクセスポイントとほとんどの位置との間に見通し線があり、障害物があまり存在しない場合、μは、2よりも僅かに大きくなるように設定することができる。
代替的に、μは、トレーニングデータセットDからのパスロス指数のサンプル平均であり、520において以下のように評価される。
Figure 2018519506
とhとの間の共分散は、以下の式のように、対応する位置xとxとの間の相関に依存し、それ自体がベクトルθに収集されたハイパーパラメーターに依存するカーネル関数によって与えられる。
Figure 2018519506
カーネル関数の一例は、以下のように、2つの指数カーネルの和である。
Figure 2018519506
ここで、θ=[α β α β σ]であり、δ(i,j)は、クロネッカー(Kronecker)のデルタ(i=jである場合には1に等しく、そうでない場合には0に等しい)である。記号の僅かな濫用を用いて、白色加法性ガウス測定雑音の分散σがハイパーパラメーターのベクトルに組み込まれていることに留意されたい。例えば、2つの検討対象の位置間の距離は、これらの2つの位置間の相関の1つの例である。
ハイパーパラメーターは、未知であり、トレーニングデータDから推定される。1つの実施形態は、トレーニングデータDの結合尤度を最大にするベクトルθを求める。パスロス指数は結合ガウシアンであるので、トレーニングデータの対数尤度は、以下の式によって与えられる。
Figure 2018519506
したがって、ハイパーパラメーターのベクトルのML推定値は、以下の式によって与えられ、
Figure 2018519506
530において評価される。この最適化問題は、一般に、閉形式解(closed-form solution)を許容しておらず、したがって、勾配ベースのソルバー(solver)のうちの1つを用いることによって数値的に解かれる。勾配、及び必要な場合にはヘッシアン(Hessian)は、閉形式で取得することができ、ソルバーに供給することができる。
ハイパーパラメーターが推定された後、或る新たな位置xにおけるパスロス指数hは、パスロス指数の拡張ベクトル(augmented vector)(すなわち、[h h])が多変量ガウス分布に従うことに留意することによって求められる。このガウス分布の共分散行列は、以下の式に従って求めることができる(540)。
Figure 2018519506
ここで、
Figure 2018519506
であり、κは、位置xに対応するパスロス指数とトレーニングデータDからのパスロス指数との間の共分散のベクトルである。
このベクトルは、以下のように、カーネル関数から評価される。
Figure 2018519506
パスロス指数hの分散κは、以下の式によって簡潔に与えられる。
Figure 2018519506
パスロス指数hの分布は、結合ガウス分布を無視することから取得され、以下の式によって与えられる。
Figure 2018519506
ここで、
Figure 2018519506
であり、
Figure 2018519506
である。
このガウス分布の平均及び分散が求められる(550)。幾つかの実施形態は、パスロス指数が負の値を取ることができないという認識に基づいている。パスロス指数が負の値を取る可能性は、(16)では除外されていない。実際に、パスロス指数はhminとhmaxとの間(2と4との間等)の範囲内に含まれる。したがって、ガウスモデル(16)は、hminとhmaxとの間にトランケート(truncate)され、トランケートされたガウス分布が、パスロス指数hをモデル化する。パスロス指数の予測された値
Figure 2018519506
は、トランケートされたガウス分布の平均であり、以下の式によって与えられる。
Figure 2018519506
ここで、φ(a)及びΦ(a)は、それぞれ、点aにおいて評価される確率密度関数(p.d.f.)及び累積分布関数(c.d.f.)である。トランケートされたガウス分布の平均が560において求められ、570において、位置xに対応する現在のパスロス指数として出力される。

Claims (20)

  1. デバイスを追跡する方法であって、
    前記デバイスの位置間の相関を求めるステップであって、該位置は、前記デバイスの一組の以前の位置と、前記デバイスの現在の位置の初期推定値とを含む、ステップと、
    各アクセスポイント(AP)について、前記デバイスの前記以前の位置について求められた以前のパスロス指数と、前記デバイスの前記位置間の前記相関とを用いて、前記デバイスの前記現在の位置の現在のパスロス指数を求めるステップと、
    前記現在の位置において各APから受信された信号の受信信号強度(RSS)と、各APについて求められた前記現在のパスロス指数とを用いて、パスロスモデルに従って前記デバイスの前記現在の位置を求めるステップと、
    前記デバイスの前記現在の位置と、前記対応するAPから受信された信号の前記RSSとを用いて、各APの前記現在のパスロス指数を更新するステップと、
    を含み、該方法の各ステップはプロセッサが実行する、方法。
  2. 反復ごとに求められた前記デバイスの位置間の前記相関を用いて、前記デバイスの前記一組の位置と、該一組の位置に対応する一組のパスロス指数とを反復的に更新すること、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記現在のパスロス指数の確率分布を求めることと、
    前記確率分布を用いて前記デバイスの前記現在の位置を求めることと、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記確率分布は、トランケートされたガウス分布であり、
    前記方法は、
    前記トランケートされたガウス分布の少なくとも平均を用いて、前記デバイスの前記現在の位置を求めること、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  5. パスロス指数の共分散行列を用いて、前記現在のパスロス指数のガウス分布の平均を求めることと、
    前記ガウス分布の前記平均を用いて、前記トランケートされたガウス分布の前記平均を求めることと、
    を更に含む、請求項4に記載の方法。
  6. パスロス指数を対応する位置に関係付けるカーネル関数を求めることと、
    前記デバイスの位置間の前記相関と、前記カーネル関数とを用いて、前記パスロス指数の前記共分散行列を求めることと、
    を更に含む、請求項3に記載の方法。
  7. 前記カーネル関数は、ハイパーパラメーターによってパラメーター化され、
    前記方法は、
    前記以前のパスロス指数の結合確率分布の目的関数を最適化することによって、前記カーネル関数の前記ハイパーパラメーターを求めること、
    を更に含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記デバイスの前記現在の位置に従って前記デバイスを制御すること、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  9. 慣性測定を用いて前記デバイスの前記現在の位置の前記初期推定値を求めること、
    を更に含む、請求項1に記載の方法。
  10. デバイスを追跡する方法であって、該方法は、前記デバイスの現在の位置と、該現在の位置におけるアクセスポイント(AP)に対応するパスロス指数とを反復的に推定し、反復は、
    前記デバイスの前記現在の位置の初期推定値を求めるステップと、
    前記デバイスの位置間の相関を求めるステップであって、該位置は、前記デバイスの一組の以前の位置と、前記デバイスの現在の位置の前記初期推定値とを含む、ステップと、
    各APについて、前記デバイスの前記一組の以前の位置に対応する以前のパスロス指数と、前記デバイスの前記位置間の前記相関とを用いて、現在のパスロス指数を求めるステップと、
    前記現在の位置において各APから受信された信号の強度レベルと、各APについて求められた前記現在のパスロス指数とを用いて、パスロスモデルに従って前記デバイスの前記現在の位置を求めるステップと、
    前記デバイスの前記現在の位置と、前記対応するAPから受信された信号の前記強度レベルとを用いて、各APの前記現在のパスロス指数を更新するステップと、
    を含み、該方法の各ステップは、プロセッサを用いて実行される、方法。
  11. 前記デバイスの前記現在の位置を前記求めることは、
    前記現在の位置における前記信号の前記受信された強度レベルと、前記パスロスモデル及び前記現在のパスロス指数を用いて推定された前記信号の強度レベルとの間の差に依存する目的関数を求めることと、
    前記目的関数を最適化して、前記デバイスの前記現在の位置を生成することと、
    を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記目的関数は、
    Figure 2018519506
    であり、ここで、Mは、前記閉鎖エリア内のアクセスポイントの数であり、z(n)は、第nの位置における前記第mのアクセスポイントからの前記受信信号強度であり、
    Figure 2018519506
    は、前記基準距離dにおける第mのアクセスポイントの前記基準信号レベルであり、xは、前記デバイスの前記位置の座標を含む前記ベクトルであり、rは、前記第mのアクセスポイントの前記位置ベクトルであり、
    Figure 2018519506
    は、第nの位置における前記第mのアクセスポイントに対応する前記パスロス指数である、請求項11に記載の方法。
  13. 各APについて、前記現在のパスロス指数のガウス分布の平均及び分散を求めることと、
    前記パスロス指数の最小値と最大値との間に前記ガウス分布をトランケートして、トランケートされたガウス分布を生成することと、
    前記トランケートされたガウス分布の少なくとも平均を用いて、前記デバイスの前記現在の位置を求めることと、
    を更に含む、請求項10に記載の方法。
  14. ハイパーパラメーターを用いてパラメーター化されたカーネル関数と、前記デバイスの前記位置間の前記相関とを用いて、前記ガウス分布の前記平均及び前記分散を求めること、
    を更に含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記以前のパスロス指数の結合ガウス分布に依存する目的関数を最適化することによって前記ハイパーパラメーターを求めること、
    を更に含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記デバイスの以前の位置間の前記相関を用いて、ハイパーパラメーターの関数として前記結合ガウス分布の共分散行列を求めること、
    を更に含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記デバイスの前記現在の位置に従って前記デバイスを制御すること、
    を更に含む、請求項10に記載の方法。
  18. デバイスであって、
    該デバイスの現在の位置の初期推定値を求めるように構成された測定ユニットと、
    前記現在の位置において受信された信号の強度レベルを求めるように構成された送受信機であって、該信号は、環境内に配置された一組のアクセスポイント(AP)によって送信される、送受信機と、
    現在のパスロス指数を前記信号の前記強度レベルに適用することによって、前記現在の位置の前記初期推定値を反復的に更新するように構成されたコントローラーであって、該デバイスの一組の以前の位置と前記現在の位置の前記初期推定値とを含む該デバイスの位置間の相関と、該デバイスの前記以前の位置について求められた以前のパスロス指数とを用いて、前記現在のパスロス指数を求めるプロセッサを備える、コントローラーと、
    を備える、デバイス。
  19. 前記コントローラーは、
    前記以前のパスロス指数の結合確率分布の目的関数を最適化することによってカーネル関数のハイパーパラメーターを求めることであって、該カーネル関数は、パスロス指数を対応する位置に関係付けることと、
    前記デバイスの位置間の前記相関と、前記カーネル関数とを用いて、パスロス指数の共分散行列を求めることと、
    前記パスロス指数の共分散行列を用いて、前記現在のパスロス指数の確率分布を求めることと、
    前記確率分布を用いて、前記デバイスの前記現在の位置を求めることと、
    を行うように構成されている、請求項18に記載のデバイス。
  20. 前記確率分布は、トランケートされたガウス分布である、請求項19に記載のデバイス。
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