JP2017142465A - 光操作装置および光源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化に適する光操作装置および光源装置を提供すること。【解決手段】光操作装置は、光が外部から入力される、または外部に光を出力する少なくとも一つのポートを有する光入出力ポートと、前記光入出力ポートのいずれかのポートから入力した光を前記光入出力ポートのいずれかのポートに向けて出力するための光操作素子と、前記光入出力ポートと前記光操作素子との間に配置され、前記光入出力ポートと前記光操作素子とを光学的に結合させる集光レンズ系と、前記光入出力ポートと前記集光レンズ系との間に配置され、前記ポートから入力した光を光分散方向で分光する透過型の回折格子と、を備え、前記回折格子は、前記光入出力ポートから入力した光の入射角とリトロー角とが異なるように配置されている。【選択図】図1
Description
本発明は、光操作装置および光源装置に関するものである。
近年の光通信システムは、その形態がpoint−to−point型から、リング型またはメッシュ型のネットワークへと発展しつつある。このような形態のネットワークのノードには、任意の信号光を任意のポートに入出力させて、信号光の経路を任意に変更するための光操作装置である光スイッチ装置が必要とされる。
特に、互いに異なる波長の信号光が波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing)されたWDM信号光を用いる場合は、任意の波長の信号光に対して任意に経路を変更できる波長選択光スイッチ装置が必要とされる(特許文献1)。
光スイッチ装置には、信号光の経路を切り替えるために、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)を用いたものがある。LCOSは、2次元配列された複数の微小光操作素子である位相変調素子(液晶の画素)を有し、入力された光の位相を位相変調素子によって変調し、回折させることができる光操作素子である。したがって、LCOSを用いた光スイッチ装置では、ある経路から入力された信号光を、LCOSによって回折させて、特定の経路に出力することにより、光スイッチ動作を実現している。
また、波長選択光スイッチ装置の場合は、回折格子などの光分散素子を備えている。入力されたWDM信号光は光分散素子により分光され、互いに波長が異なる信号光毎にLCOSの異なる位置に到達する。LCOSでは、複数の位相変調素子を含んでおり各信号光が入力される入力領域が割り当てられている。そして、各信号光は各入力領域に入力され、各入力領域の位相変調素子は各信号光をその信号光の所望の経路に出力するように回折させる。
特許文献2には、光操作素子としてMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を用いた2次元配列された複数の微小光操作素子である微小反射ミラーを有するMEMSミラーを使用し、かつアナモルフィックプリズムを用いた波長選択光スイッチ装置が開示されている。この波長選択光スイッチ装置では、アナモルフィックプリズムにより、回折格子に入力する信号光のビーム形状を、信号光が分光される方向(分散方向)に長軸を有し、分散方向とは垂直方向(スイッチ方向)に短軸を有する楕円形状とし、MEMSミラーに入力する信号光のビーム形状を、分散方向に短軸を有し、スイッチ方向に長軸を有する楕円形状とする。これにより、波長選択光スイッチ装置の波長分解能およびMEMSミラーの面積効率が向上する。
非特許文献1には、液晶を用いたSLM(Spatial Light Modulator)によりWDM信号光に対する波長選択光スイッチ装置であって、SLMによりWDM信号光の偏波回転を行うことによりスイッチングを行うものが開示されている。SLMは、1次元もしく2次元的に配列された複数の微小光操作素子である位相変調素子の画素から構成され、その各画素の位相を制御することで光を操作する空間位相変調素子である。
Al R. Ranalli, et al., "LIQUID CRYSTAL-BASED WAVELENGTH SELECTABLE CROSS-CONNECT",ECOC’99, 26-30 Sepetmber 1999, Nice, France.
ところで、近年は波長選択光スイッチの小型化が急速に進んでおり、さらなる小型化が望まれている。同様に、WDM信号光を出力する光源装置も、小型化が望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、小型化に適する光操作装置および光源装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る光操作装置は、光が外部から入力される、または外部に光を出力する少なくとも一つのポートを有する光入出力ポートと、前記光入出力ポートのいずれかのポートから入力した光を前記光入出力ポートのいずれかのポートに向けて出力するための光操作素子と、前記光入出力ポートと前記光操作素子との間に配置され、前記光入出力ポートと前記光操作素子とを光学的に結合させる集光レンズ系と、前記光入出力ポートと前記集光レンズ系との間に配置され、前記ポートから入力した光を光分散方向に分光する透過型の回折格子と、を備え、前記回折格子は、前記光入出力ポートから入力した光の入射角とリトロー角とが異なるように配置されていることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光操作装置は、前記入射角がリトロー角よりも小さいことを特徴とする。
本発明の一態様に係る光操作装置は、前記入射角がリトロー角よりも大きいことを特徴とする。
本発明の一態様に係る光操作装置は、前記光操作素子は、2次元配列された複数の微小光操作素子を有していることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光操作装置は、前記光入出力ポートから入力した光は互いに異なる複数の信号光を含むWDM信号光であり、前記WDM信号光が前記光操作素子上に入射する幅が前記光操作素子の有効エリアの幅の90%以上であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光操作装置は、前記光操作素子は、前記光分散方向に沿って離散的に配列された複数の操作素子を有していることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光操作装置は、前記光入出力ポートから入力した光は互いに異なる複数の信号光を含むWDM信号光であり、前記WDM信号光に含まれる各信号光が分光されて、前記光操作素子の各操作素子に到達し、前記複数の操作素子の間隔と分光された前記各信号光の前記操作素子上での間隔が略等しいことを特徴とする。
本発明の一態様に係る光操作装置は、前記光の前記光操作素子近傍でのビームウェスト半径が12μm以上であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光操作装置は、前記光入出力ポートの前記集光レンズの光軸に一致したポートから入力された光の前記光操作素子近傍におけるビームウェストの位置と、前記集光レンズの光軸から最もはずれたポートから入力された光の前記光操作素子近傍におけるビームウェストの位置との中間の位置において、前記光軸に一致したポートから入力された光の前記光操作素子上でのビーム半径の、前記ビームウェスト半径からの増加率が20%以下であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光操作装置は、前記光の前記光操作素子近傍でのビームウェスト半径が12μm以上であることを特徴とする。
本発明の一態様に係る光源装置は、外部に光を出力するポートを有する光出力ポートと、離散的に配列された、互いに波長が異なる光を出力する複数の光源と、前記光出力ポートと前記複数の光源との間に配置され、前記光出力ポートと前記複数の光源とを光学的に結合させる集光レンズ系と、前記光出力ポートと前記集光レンズ系との間に配置され、前記複数の光源から出力された各光を前記複数の光源の配列方向である光分散方向で分光する透過型の回折格子と、を備え、前記回折格子は、前記複数の光源から入力した各光がリトロー角とは異なる入射角で入射し、かつ前記各光が同じ回折角で出射するように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、小型化に適する光操作装置および光源装置を実現できるという効果を奏する。
以下に、図面を参照して本発明に係る光操作装置および光源装置の実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、各図面において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付している。さらに、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。また、図中、3軸(x軸、y軸、z軸)の直交座標系であるxyz座標系を適宜用いて方向を説明する。
(実施形態1)
図1、2は、本発明の実施形態1に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。この光スイッチ装置1000は、波長選択光スイッチ装置であって、光の経路をスイッチング操作する光操作装置である。図1は、光スイッチ装置1000を、x軸の負の側から見た図である。図2は、光スイッチ装置1000を、y軸の正の側から見た図である。
図1、2は、本発明の実施形態1に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。この光スイッチ装置1000は、波長選択光スイッチ装置であって、光の経路をスイッチング操作する光操作装置である。図1は、光スイッチ装置1000を、x軸の負の側から見た図である。図2は、光スイッチ装置1000を、y軸の正の側から見た図である。
光スイッチ装置1000は、光入出力ポート10と、アナモルフィックプリズムペアなどで構成されるアナモルフィック光学系20と、光分散素子である透過型の回折格子30と、集光レンズ系である集光レンズ40と、光操作素子である光スイッチ素子50とがこの順番に配置されて構成されている。また、光スイッチ装置1000は、光スイッチ素子50を制御する制御部60を備える。
なお、実際には回折格子30において光路は曲げられるので、アナモルフィック光学系20から光スイッチ素子50までの各素子は回折格子30の前後で角度を持って配置される。また、アナモルフィック光学系20において光路がy軸方向にシフトすることがある。ただし、図1、2においては、説明の簡略化のために、z軸方向に平行な集光レンズ40の光軸40aに沿って各素子を直列に配置して示している。
光入出力ポート10は、光ファイバからなる光ファイバポート11、12、13、14、15と、コリメート部16とを備えている。光ファイバポート11〜15は、所定の配列方向(x軸に沿った光スイッチ方向である方向D2)に沿って、略等間隔でアレイ状に配列されている。光ファイバポート11〜15は、外部から光が入力される、または外部に光を出力するものである。コリメート部16は、複数のコリメータレンズを備える。各コリメータレンズは、各光ファイバポート11〜15に対応して設けられている。各コリメータレンズは、各光ファイバポート11〜15から出力した光を平行光にする、または、入力された平行光を各光ファイバポート11〜15に集光して結合させる機能を有する。なお、コリメート部16は、複数のコリメータレンズの代わりにコリメート機能を有する複数の光導波路を備えていてもよい。なお、コリメート部16を省略することもできる。
なお、本明細書では光ファイバポートが方向D2に沿ったアレイ状の構成で説明するが、本発明は、光ファイバポートが後述する方向D1にも配列する2次元アレイ状光ファイバポートにも拡張することができる。また、光スイッチ装置1000に入力または出力される光は特に限定されないが、たとえば波長1520〜1620nmの光通信用の信号光である。
光スイッチ素子50は、たとえばSLM(Spatial Light Modulator)である。SLMは、1次元もしくは2次元的に配列された複数の微小光操作素子である位相変調素子の画素から構成され、その各画素の位相を制御することで光を操作する空間位相変調素子である。本実施形態1では、光スイッチ素子50は、SLMの一種であり、位相変調素子である液晶の画素が2次元配列されたLCOSであるとする。ただし、光スイッチ素子50はLCOSに限られず、たとえばDMD(Digital Micromirror Device)でもよい。DMDは入力された光の角度を変化させて出力することができる微小な画素(微小光操作素子)が2次元的に配列した素子である。
光スイッチ素子50は、光入出力ポート10のいずれかの光ファイバポートから入力した光を反射(回折)して光路を切り換え、光入出力ポート10の他のいずれかの光ファイバポートに向けて出力する機能を有する。
単レンズである集光レンズ40は、点対称レンズであって、光入出力ポート10と光スイッチ素子50との間に配置されている。この集光レンズ40は、光入出力ポート10と光スイッチ素子50とを光学的に結合するものである。
回折格子30は、光入出力ポート10と集光レンズ40との間に配置され、光入出力ポート10のいずれかの光ファイバポートから入力した光を光分散方向(y軸に沿った方向D1)に分光する。なお、回折格子30および光スイッチ素子50はそれぞれ集光レンズ40の前側と後側の凡そ焦点位置に配置されるように設計されている。このように、光スイッチ装置1000では、集光レンズ40により2f光学系が形成されている。以下、焦点位置とは、レンズまたはレンズ系の主面から焦点距離fだけ離れた位置とする。
アナモルフィック光学系20は、光入出力ポート10と回折格子30との間に配置されている。アナモルフィック光学系20は、光入出力ポート10側から入力された光のビーム形状を方向D1に拡大する機能を有する。また、アナモルフィック光学系20は、光相反性を有するため、光スイッチ素子50側から入力された光のビーム形状を方向D1に縮小する機能を有する。なお、アナモルフィック光学系20は、たとえばシリンドリカルレンズ系やアナモルフィックプリズムで構成されていてもよい。
制御部60は、光スイッチ素子50の各位相変調素子の画素に電圧信号を印加し、その画素が光に与える位相を制御する。制御部60は、たとえば電圧信号発生部と、演算部と、記憶部とを備えている。電圧信号発生部は、光スイッチ素子50に印加する電圧信号を発生する。演算部は、電圧信号発生部の制御のための各種演算処理を行うものであり、たとえばCPU(Central Processing Unit)で構成される。記憶部は、演算部が演算処理を行うために使用する各種プログラムやデータ等が格納される、たとえばROM(Read Only Memory)で構成される部分と、演算部が演算処理を行う際の作業スペースや演算部の演算処理の結果等を記憶する等のために使用される、たとえばRAM(Random Access Memory)で構成される部分とを備えている。
この光スイッチ装置1000では、光ファイバポート11〜15のうちいずれか一つが、外部から光が入力される共通の光ファイバポート(Comポート)として機能し、その他の四つの光ファイバポートが、外部に光を出力する光ファイバポートとして設定されている。すなわち、この光スイッチ装置1000は1×4の光スイッチとして機能する。
つぎに、図1、2を参照して、この光スイッチ装置1000の動作について説明する。
まず、光入出力ポート10の光ファイバポート13をComポートとした場合、光ファイバポート13に、外部から或る信号光L1が入力される。信号光L1はWDM信号光であり、互いに異なる波長を有する信号光L1a、L1b、L1cを含むとする。信号光L1a、L1b、L1cの波長については、信号光L1cが最も長波長であり、信号光L1bが最も短波長であり、信号光L1aがその中央の波長であるとする。
光ファイバポート13は、入力された信号光L1をコリメート部16の対応するコリメータレンズへ出力する。このコリメータレンズは、信号光L1を、ビーム形状が略円形の略平行光にする。このとき、光入出力ポート10の光の出射側において、信号光L1のビーム(ビームB1とする)の方向D1、D2におけるビーム半径は、それぞれωh1、ων1である。信号光L1のビームは光入出力ポート10の略光の出射側の位置でビームウェストを有している。
アナモルフィック光学系20は、光入出力ポート10から出力された信号光L1のビーム形状を方向D1の方向に拡大し、楕円形にする。
回折格子30は、楕円形にされた信号光L1をその波長に応じた所定の回折角で回折する。その結果、図1に示すように、信号光L1は、それぞれ信号光L1a、L1b、L1cに分光される。なお、図2では、分光された後の信号光も信号光L1として図示している。
集光レンズ40は、回折された信号光L1a、L1b、L1cを光スイッチ素子50のそれぞれ別の領域に集光させる。このとき、集光レンズ40の光の入力側において、信号光L1のビーム(ビームB2とする)の方向D1、D2におけるビーム半径は、それぞれωh2、ων2である。なお、ビーム半径は光強度のピーク値から1/e2となるビーム半径で定義される。また、信号光L1(信号光L1a、L1b、L1c)は、光スイッチ素子50の表面にほぼ垂直に入射する。回折格子30と集光レンズ40との間において信号光L1aと信号光L1bとのなす角をθ1、信号光L1aと信号光L1cとのなす角をθ2とすると、光スイッチ素子50において信号光L1a、L1b、L1cが入射される領域の幅Wは、W=f×(tanθ1+tanθ2)である。
光スイッチ素子50では、幅Wよりも広い有効エリアに信号光L1a、L1b、L1cが入射される。有効エリアでは、制御部60により、有効エリアに含まれる複数の画素の位相が制御されて、各信号光L1b、L1a、L1cを、各信号光の波長に応じた所定の角度で反射(回折)させる。このとき、光スイッチ素子50上において、信号光L1a、L1b、L1cのビーム(ビームB31、B32、B33とする)の方向D1におけるビーム半径は、それぞれωh3である。また、信号光L1a、L1b、L1cのビーム(代表してビームB3とする)の方向D2におけるビーム半径は、ων3である。信号光L1a、L1b、L1cのビームは、光スイッチ素子50上または光スイッチ素子50の近傍でビームウェストを有している。
以下、反射された信号光L1a、L1b、L1cのうち、信号光L1aの反射光を代表して説明する。信号光L1aは、集光レンズ40、回折格子30を順次通過し、光相反性によって反射前とは逆の屈折または回折を受ける。
アナモルフィック光学系20は、光相反性によって、信号光L1aのビーム形状を方向D1の方向に縮小して略円形に戻す。その後、信号光L1aはコリメート部16の、光ファイバポート11に対応するコリメータレンズに入力する。このコリメータレンズは、信号光L1aを集光し、光ファイバポート11に結合させる。光ファイバポート11は結合された信号光L1aを外部に出力する。以上のようにして、この光スイッチ装置1000は、Comポートである光ファイバポート13から入力された信号光L1に含まれる信号光L1aの経路を光ファイバポート11に切り換えることができる。
また、信号光L1に含まれる他の波長の信号光L1b、L1cについても同様に、その経路が、光ファイバポート13以外の光ファイバポート、たとえば光ファイバポート12、14にそれぞれ切り換られる。これによって、信号光の波長毎の所望の経路の切り換えを実現することができる。
つぎに、回折格子30への信号光L1の入射角について図を参照して説明する。図3に示すように、信号光L1は、破線で示す回折格子30の法線に対して入射角αで入射する。信号光L1a、L1b、L1cはその波長に応じた回折角で回折される。たとえば信号光L1aの回折角はβである。
ここで、実施形態1に係る光スイッチ装置1000では、回折格子30の入射角αとリトロー(Littrow)角θLとが異なるように配置されている。ここで、入射角αとリトロー角θLとが異なるとは、たとえば、両者の差が1°よりも大きいことを意味する。具体的には、本実施形態1においては、入射角αがリトロー角θLよりも小さい。したがって、図3においてα≠βである。ここで、リトロー角θLとは、回折格子に入射する或る波長の光について、入射角と回折角とが等しくなるような入射角である。なお、実施形態1では、リトロー角θLを、入射する信号光L1a、L1b、L1cが形成する波長帯域(使用波長帯域)の中心波長である信号光L1aの波長の光に対して定義する。なお、使用波長帯域の中心波長に信号光がない場合には、使用波長帯域の中心波長の光に対してリトロー角θLを定義する。
光スイッチ装置1000は、信号光L1(L1a)の入射角αがリトロー角θLよりも小さいことにより、小型化できる。その理由を以下に説明する。
上述したように、光スイッチ装置には小型化が要求されているが、特に、yz平面の小型化、薄型化(x方向の小型化)を実現する方法として、集光レンズの焦点距離を短くする方法がある。しかしながら、集光レンズの焦点距離を短くすると、集光レンズにより集光した後の光の光分散方向におけるビーム径が小さくなる。そのため、光スイッチ素子位置と光のビームウェスト位置がずれた場合、光の損失の増加が大きくなる場合がある。
そこで、本発明者は、光スイッチ装置を設計するにあたり、回折格子への光の入射角をリトロー角とは異なるように回折格子を配置することで、回折された光のビームの特性を調整し、光スイッチ装置の小型化、薄型化が実現される設計とできることに想到した。
図4は、回折格子への光の入射角と回折角との関係を説明する図である。信号光L1(信号光L1a)の入射角がαの場合の光分散方向におけるビーム径をd1、回折角がβの場合の光分散方向におけるビーム径をd2とし、λを信号光L1aの波長とし、mを回折次数とし、Λを回折格子30の溝間隔とすると、sinα+sinβ=mλ/Λ、d2=d1×(cosβ/cosα)が成り立つ。したがって、入射角αを小さくすると回折角βが大きくなり、信号光L1aのビーム径d2が小さくなる。ただし、信号光L1aのビーム径は集光レンズ40で集光後は逆に大きくなる。また、回折角βが大きくなるため、分散dβ/dλ=m/(d cosβ)が大きくなる。そのため、信号光L1a(および信号光L1b、L1c)の分散も大きくなる。一方、入射角αを大きくすると回折角βが小さくなり、信号光L1aのビーム径d2が大きくなる。ただし、信号光L1aのビーム径は集光レンズ40で集光後は逆に小さくなる。また、回折角βが小さくなるため、分散dβ/dλ=m/(d cosβ)が小さくなる。そのため、信号光L1a(および信号光L1b、L1c)の分散も小さくなる。このように、入射角αを変化させることで回折光のビーム径と分散とを調整できる。
上記の説明から解るように、光スイッチ装置1000では、回折格子30における信号光L1(L1a)の入射角αがリトロー角θLよりも小さいことにより、集光レンズ40を短焦点化しても、集光後の信号光L1aのビーム径を光分散方向において大きくできる。これにより、光スイッチ装置1000の作製時における光スイッチ素子50の位置ずれに対する光スイッチ装置1000の透過率のスペクトル帯域のトレランスが高くなる。その結果、光スイッチ装置1000は製造性高く小型化できる。
以下に好ましい入射角αの設定方法についてさらに詳細に説明する。光スイッチ装置1000の透過率のスペクトル帯域とビーム径との関係についてさらに詳述する。まず、信号光L1aの光分散方向(方向D1)のビーム半径ωh3(図1参照)が小さい場合、信号光L1aのビームウェストと光スイッチ素子50との光伝搬方向(z軸方向)における位置ずれが発生すると、光スイッチ装置1000の挿入損失が増加(透過率が低下)するとともに、透過率のスペクトル帯域が狭くなる。ここで、帯域の性能を示す指標として、2ω/dがある。dは信号光L1a、L1b、L1cに割り当てられた光スイッチ素子50の分散方向の幅を示し、ωは光スイッチ素子50近傍のビームウェストにおけるビーム半径を示す。図5(a)に示すように、2ω/dが小さいほど(d/ωが大きいほど)、透過率の0.5dB帯域が広くなり、好ましい。なお、0.5dB帯域とは、図5(b)に示すように、光の周波数を横軸とした透過率スペクトルにおいて、スペクトルのピークから0.5dBだけ透過率が低下する帯域を意味する。
また、図6に示すように、信号光L1aのビームウェストと光スイッチ素子50との光伝搬方向における位置ずれ(光スイッチ素子50のビームウェスト位置からのオフセット)が大きいほど、光スイッチ素子50での信号光L1a、L1b、L1cのビーム半径が大きくなる(ビームが広がってしまう)。特に、ビームウェスト半径が小さいビームであるほどそのビーム半径の広がりの程度が大きい。なお、ビームウェストの位置とは、ビーム径が最小となるときのビーム形状の中心位置とする。
図7は、計算による2ω/dと0.5dB帯域との関係を示す図である。なお、dは100μmとしている。図7に示すように、2ω/dと0.5dB帯域とは凡そ負の傾きを持つ線形の関係となり、BW=−39.745×2ω/d+50となる。BWは0.5dB帯域を示す。また、矢印はそれぞれωが12μm、14μm、22μmの位置を示している。
たとえば、WDM信号において、信号光を配置するグリッドの間隔を光の周波数で50GHzとする場合、0.5dB帯域はおよそ35GHz以上であることが好ましい。図7より、光伝搬方向における位置ずれのオフセットによる0.5dB帯域の減少量を1GHz以下としたい場合を考える。たとえば、0.5dB帯域が36GHzから35GHzとなる場合、2ω/dは、0.359から0.384になる。すなわち、オフセットによるビーム半径ωのビームウェスト半径からの増加率を7%以下とすればよい。同様にして、減少量を2GHz以下としたい場合は、ビーム半径ωの増加率を14%以下とすればよく、減少量を3GHz以下としたい場合は、ビーム半径ωの増加率を20%以下とすればよいことがわかる。なお、このような増加率の設定は、回折格子30の配置により入射角αを調整することで実現することができる。
図8は、オフセットとビーム半径の増加率との関係を示す図である。縦軸の破線は、ビーム半径の増加量が7%、14%、20%の位置をそれぞれ示している。図9は、計算により求めた、光入出力ポート10において集光レンズ40の光軸40aと一致する光ファイバポート13から入力される光の光スイッチ素子50近傍におけるビームウェストの位置I2と、光入出力ポート10において集光レンズ40の光軸40aから最もはずれた光ファイバポート11または15から入力される光の光スイッチ素子50近傍におけるビームウェストの位置I1を分散方向にプロットした図である。図9が示すように、集光レンズ40の光学収差により光学軸に近いポートと光学軸から離れたポートではビームウェスト位置が互いにz方向(光軸方向)で400μm程だけずれる場合がある。図10が示すように、このような光軸40a上のポートからの光のビームウェストBaと光軸40aから最も離れたポートからの光のビームウェストBbとの400μmのずれの中間地点に光スイッチ素子50を配置すると、各ビームウェストに対するオフセットは200μmとなる。図8から、オフセットが200μm以下である場合、光スイッチ素子50近傍でのビームウェスト半径が16.2μm以上であればオフセットによるビーム半径ωのビームウェスト半径からの増加率を7%以下とすることができ、0.5dB帯域の減少量を1GHz以下とできる。同様に、ビームウェスト半径が13.6μm以上であればビーム半径ωの増加率を14%以下とすることができ、0.5dB帯域の減少量を2GHz以下とでき、ビームウェスト半径が12μm以上である12.2μm以上であればビーム半径ωの増加率を20%以下とすることができ、0.5dB帯域の減少量を3GHz以下とできることがわかる。なお、このようなビームウェスト半径の設定は、回折格子30の配置により入射角αを調整することで実現することができる。
図11は、オフセットと、結合効率との関係を示す図である。図11ではオフセットが0μmの場合を基準として、オフセットが生じたときの結合効率の低下(すなわち、光スイッチ装置の挿入損失の増加)を示している。ここで、光スイッチ装置の典型的な挿入損失は10dB以下であることを考慮すると、オフセットによる挿入損失の増加は0.5dB以下とすることが望ましい。この点から、図11に示すように、オフセットが200μm以下である場合、光スイッチ素子50近傍でのビームウェスト半径を12μm以上とすれば、オフセットによる挿入損失の増加を0.5dB以下とすることができる。なお、このようなビームウェスト径の設定は、回折格子30の配置により入射角αを調整することで実現することができる。
以上のように、オフセットによるビーム半径ωのビームウェスト半径からの増加率が20%以下となるように入射角αを調整することにより、0.5dB帯域の減少量を3GHz以下とすることができ、増加率が14%以下となるように入射角αを調整することにより、0.5dB帯域の減少量を2GHz以下とすることができ、増加率が7%以下となるように入射角αを設定することにより、0.5dB帯域の減少量を1GHz以下とすることができる。
また、光スイッチ素子50近傍でのビームウェスト半径を12μm以上となるように入射角αを設定することにより、オフセットによる挿入損失の増加を0.5dB以下とすることができる。
なお、入射角αをリトロー角θLとよりも小さくし、その差を大きくすることで、ビームウェスト半径をより大きくでき、オフセットによるビーム半径ωのビームウェスト半径からの増加率を小さく抑えることができる。
また、光スイッチ素子50近傍でのビームウェスト半径を12μm以上となるように入射角αを設定することにより、オフセットによる挿入損失の増加を0.5dB以下とすることができる。
なお、入射角αをリトロー角θLとよりも小さくし、その差を大きくすることで、ビームウェスト半径をより大きくでき、オフセットによるビーム半径ωのビームウェスト半径からの増加率を小さく抑えることができる。
本実施形態においては、光分散方向におけるビーム径が大きくなるため、挿入損失の増大と帯域の低減を抑制できるという効果も得られる。
本効果について、さらに詳細に説明する。まず、光分散方向における光スイッチ素子50近傍でのビームウェスト半径について説明する。光分散方向における光スイッチ素子50近傍でのビームウェスト半径が小さいと、光スイッチ装置1000の挿入損失が大きくなりやすく、かつ0.5dB帯域が劣化しやすい。図12は、光入出力ポート10の異なる2つのポートから入力した各光の光スイッチ素子50上でのビームの状態を示しており、図12(a)は光スイッチ素子50上での光分散方向におけるビーム半径が大きい場合を示しており、図12(b)は光スイッチ素子50上でのビーム半径が小さい場合を示している。図12に示すように、2つのビームの光分散方向(y軸方向)における位置ずれ量が同じであっても、図12(b)の場合のように光分散方向におけるビーム半径が小さいと、2つのビームの重なり積分が小さくなるため、結合効率が低下して挿入損失が増加する。また、帯域が低減しやすい。
本効果について、さらに詳細に説明する。まず、光分散方向における光スイッチ素子50近傍でのビームウェスト半径について説明する。光分散方向における光スイッチ素子50近傍でのビームウェスト半径が小さいと、光スイッチ装置1000の挿入損失が大きくなりやすく、かつ0.5dB帯域が劣化しやすい。図12は、光入出力ポート10の異なる2つのポートから入力した各光の光スイッチ素子50上でのビームの状態を示しており、図12(a)は光スイッチ素子50上での光分散方向におけるビーム半径が大きい場合を示しており、図12(b)は光スイッチ素子50上でのビーム半径が小さい場合を示している。図12に示すように、2つのビームの光分散方向(y軸方向)における位置ずれ量が同じであっても、図12(b)の場合のように光分散方向におけるビーム半径が小さいと、2つのビームの重なり積分が小さくなるため、結合効率が低下して挿入損失が増加する。また、帯域が低減しやすい。
図13は、ビームウェストと光スイッチ素子との分散方向における位置ずれと、結合効率との関係を示す図である。図13より、ビームウェスト半径(ωh3、図1参照)が小さいと、光スイッチ素子50のy軸方向における位置ずれに応じて結合効率が低下して挿入損失が増大しやすい。
これに対して、光スイッチ装置1000では、入射角αをリトロー角θLより小さくしているので、光分散方向におけるビーム径が大きくなるため、挿入損失の増大と帯域の低減を抑制できる。これにより、光スイッチ装置1000の作製時における光スイッチ素子50の位置ずれに対する光スイッチ装置1000の透過率のスペクトル帯域のトレランスが高くなる。その結果、光スイッチ装置1000は製造性高く小型化できる。
図14は、比較例と実施例の光スイッチ装置の0.5dB帯域の波長依存性の測定結果を示す図である。実施例の光スイッチ装置は光スイッチ装置1000の構成を有し、入射角αを、リトロー角である48.3°から2.3°だけ小さくした46°としたものである。比較例の光スイッチ装置は光スイッチ装置1000の構成を有するが、入射角αを、リトロー角である48.3°としたものである。なお、測定した波長帯域は1529nm〜1565nmである。
光スイッチ素子近傍での光分散方向のビームウェスト半径については、上記波長帯の最短波長において、比較例で14μm、実施例で17μmであった。また、上記波長帯の最長波長において、比較例で18μm、実施例で22μmであった。また、上記波長帯域において光スイッチ素子上で光が入射される50GHz gridの領域の幅は、比較例で100μmであり、実施例で113μmであった。また、比較例では、最短波長から最長波長までの光が入射される領域(両側のビームの端部から端部までの領域)の幅は、有効エリアの幅88%であり、実施例では有効エリアの幅95%であった。また、上記波長帯の最短波長において、2ω/dの値は、比較例で0.30、実施例で0.28であった。
図14(a)に示す比較例では、短波長側の0.5dB帯域が約3GHz低下したが、図14(a)に示す実施例では、短波長側の0.5dB帯域の低下が約2GHzに改善された。また、比較例では光スイッチ素子の有効エリアの88%を使用できたが、実施例では有効エリアの90%以上である95%を使用できた。
(実施形態2)
図15、16は、本発明の実施形態2に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。この光スイッチ装置1000Aは、実施形態1に係る光スイッチ装置1000の構成において、光スイッチ素子50を光スイッチ素子50Aに置き換え、回折格子30の配置を変更したものである。光スイッチ装置1000Aのその他の構成や基本的な動作は光スイッチ装置1000と同様であるので、説明を省略する。
図15、16は、本発明の実施形態2に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。この光スイッチ装置1000Aは、実施形態1に係る光スイッチ装置1000の構成において、光スイッチ素子50を光スイッチ素子50Aに置き換え、回折格子30の配置を変更したものである。光スイッチ装置1000Aのその他の構成や基本的な動作は光スイッチ装置1000と同様であるので、説明を省略する。
回折格子30への信号光L1の入射角について図を参照して説明する。図17に示すように、信号光L1は、破線で示す回折格子30の法線に対して入射角α1で入射する。信号光L1a、L1b、L1cはその波長に応じた回折角で回折される。たとえば信号光L1aの回折角はβ1である。
ここで、実施形態2に係る光スイッチ装置1000Aでは、回折格子30の入射角α1とリトロー角θLとが異なるように配置されている。ここで、入射角αとリトロー角θLとが異なるとは、たとえば、両者の差が1°よりも大きいことを意味する。具体的には、入射角α1がリトロー角θLよりも大きい。なお、実施形態2では、リトロー角θLを、入射する信号光L1a、L1b、L1cが形成する波長帯域の中心波長である信号光L1aの波長の光に対して定義する。
光スイッチ装置1000Aは、回折格子30への信号光L1(L1a)の入射角α1がリトロー角θLよりも大きいことにより、y方向の小型化ができる。その理由を以下に説明する。
図18は、光スイッチ素子と信号光のビームとを示す図である。図18(a)に示すように、光スイッチ素子50Aは光スイッチ素子50よりも小型のものであり、光スイッチ素子50Aの有効エリア50Aaの幅は、光スイッチ素子50の有効エリア50aの幅より狭くなっている。したがって、光スイッチ装置1000のように信号光L1(L1a)の入射角αがリトロー角θLよりも小さい場合、光スイッチ素子50を用いた場合は信号光L1a、L1b、L1cのいずれも有効エリア50aに入射するが、光スイッチ素子50Aを用いた場合は信号光L1b、L1cは有効エリア50Aaに入射しないこととなり、光スイッチングを行うことができない。
そこで、本発明者は、光スイッチ装置を設計するにあたり、回折格子への光の入射角をリトロー角とは異なるように回折格子を配置することで、回折された光のビームの特性を調整し、光スイッチ装置の小型化が実現される設計とできることに想到した。
光スイッチ装置1000Aでは、信号光L1(L1a)の入射角α1がリトロー角θLよりも大きい。図4を参照して説明したように、入射角α1を大きくすると回折角β1が小さくなり、信号光L1a(および信号光L1b、L1c)のy軸方向での分散も小さくなる。その結果、図18(b)に示すように、信号光L1a、L1b、L1cのいずれも有効エリア50Aaに入射し、いずれの信号光に対しても光スイッチングを行うことができる。
すなわち、光スイッチ装置1000Aは、回折格子30への信号光L1(L1a)の入射角α1がリトロー角θLより大きいことにより、より小型の光スイッチ素子50Aを用いることができるので、装置全体を小型化できる。
なお、入射角α1は、許容される挿入損失や使用波長帯域などを考慮して、使用する光スイッチ素子50Aの有効エリア50Aaの幅に応じて設定し、このような入射角α1となるように回折格子30を配置することで実現することができる。
(実施形態3)
図19、20は、本発明の実施形態3に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。この光スイッチ装置1000Bは、実施形態2に係る光スイッチ装置1000Aの構成において、光スイッチ素子50Aを光スイッチ素子50Bに置き換え、制御部60を制御部60Bに置き換えたものである。光スイッチ装置1000Bのその他の構成や基本的な動作は光スイッチ装置1000Aと同様であるので、説明を省略する。
図19、20は、本発明の実施形態3に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。この光スイッチ装置1000Bは、実施形態2に係る光スイッチ装置1000Aの構成において、光スイッチ素子50Aを光スイッチ素子50Bに置き換え、制御部60を制御部60Bに置き換えたものである。光スイッチ装置1000Bのその他の構成や基本的な動作は光スイッチ装置1000Aと同様であるので、説明を省略する。
光スイッチ素子50Bは、光分散方向(y軸方向)に沿って離散的に配列された複数の操作素子であるMEMSミラー50Ba、50Bb、50Bcを有している。
制御部60Bは、光スイッチ素子50Bの各MEMSミラー50Ba、50Bb、50Bcに電圧信号を印加し、ミラー面の角度を制御する。これにより、光スイッチ素子50Bでは、MEMSミラー50Ba、50Bb、50Bcのそれぞれに信号光L1a、L1b、L1cのそれぞれが入射されると、各MEMSミラー50Ba、50Bb、50Bcはミラー面の角度が制御されて、各信号光L1b、L1a、L1cを、各信号光の波長に応じた所定の角度で反射させる。
この光スイッチ装置1000Bは、光スイッチ装置1000Aと同様に、回折格子30への信号光L1(L1a)の入射角α1がリトロー角θLよりも大きいことにより、小型化できる。
図21は、光スイッチ素子と信号光のビームとを示す図である。図21(a)に示すように、MEMSミラー50Ba、50Bb、50Bcはy軸方向で離散的に配列されている。したがって、回折格子30への信号光L1(L1a)の入射角によっては、信号光L1b、L1cはMEMSミラー50Bb、50Bcに入射しないこととなり、光スイッチングを行うことができない。
これに対して、光スイッチ装置1000Bでは、信号光L1(L1a)の入射角α1がリトロー角θLよりも大きいので、信号光L1a(および信号光L1b、L1c)のy軸方向での分散も小さくなる。その結果、図21(b)に示すように、信号光L1a、L1b、L1cのいずれも、対応するMEMSミラー50Ba、50Bb、50Bcに入射し、いずれの信号光に対しても光スイッチングを行うことができる。
すなわち、光スイッチ装置1000Bは、回折格子30への信号光L1(L1a)の入射角α1がリトロー角θLよりも大きいことにより、より小型の光スイッチ素子50Bを用いることができるので、装置全体を小型化できる。
なお、入射角α1は、許容される挿入損失や使用波長帯域などを考慮して、WDM信号光に含まれる各信号光が分光されて、光スイッチ素子の各MEMSミラーに到達するように設定し、このような入射角α1となるように回折格子30を配置することで実現することができる。
(実施形態4)
図22は、本発明の実施形態4に係る光源装置の模式的な構成図である。この光源装置1000Cは、実施形態3に係る光スイッチ装置1000Bの構成において、光入出力ポート10を光出力ポート10Cに置き換え、光スイッチ素子50Bを光源アレイ50Cに置き換え、制御部60Bを制御部60Cに置き換えたものであり、WDMレーザ光源として機能する。光源装置1000Cのその他の構成は光スイッチ装置1000Bと同様であるので、説明を省略する。
図22は、本発明の実施形態4に係る光源装置の模式的な構成図である。この光源装置1000Cは、実施形態3に係る光スイッチ装置1000Bの構成において、光入出力ポート10を光出力ポート10Cに置き換え、光スイッチ素子50Bを光源アレイ50Cに置き換え、制御部60Bを制御部60Cに置き換えたものであり、WDMレーザ光源として機能する。光源装置1000Cのその他の構成は光スイッチ装置1000Bと同様であるので、説明を省略する。
光出力ポート10Cは、光ファイバからなる光ファイバポート11〜15と、コリメート部16Cとを備えている。光ファイバポート11〜15は、外部に光を出力するものである。コリメート部16Cは、光ファイバポート11に対応して設けられたコリメータレンズを備えている。このコリメータレンズは、入力された平行光を光ファイバポート11に集光して結合させる機能を有する。なお、コリメート部16Cは、コリメータレンズの代わりにコリメート機能を有する光導波路を備えていてもよい。
光源アレイ50Cは、光分散方向(y軸方向)に沿って離散的に配列された複数の光源である半導体レーザ素子50Ca、50Cb、50Ccを有している。半導体レーザ素子50Ca、50Cb、50Ccは、駆動電力を供給することにより、互いに波長が異なるレーザ光L2a、L2b、L2cを出力するように構成されている。レーザ光L2a、L2b、L2cの波長については、レーザ光L2cが最も長波長であり、レーザ光L2bが最も短波長であり、レーザ光L2aがその中央の波長であるとする。
制御部60Cは、光源アレイ50Cに駆動電力を供給するように構成されている。
つぎに、光源装置1000Cの動作について説明する。制御部60Cが光源アレイ50Cに駆動電力を供給すると、半導体レーザ素子50Ca、50Cb、50Ccはそれぞれレーザ光L2a、L2b、L2cを出力する。レーザ光L2a、L2b、L2cはx軸方向に長軸を有する楕円形のビームとして出力される。
集光レンズ40は、レーザ光L2a、L2b、L2cを回折格子30に集光させる。集光後のレーザ光L2a、L2b、L2cはy軸方向に長軸を有する楕円形のビームとなる。
回折格子30は、レーザ光L2a、L2b、L2cを所定の回折角で回折する。ここで、図23に示すように、回折格子30は、レーザ光L2aがリトロー角θLとは異なる入射角で入射し、かつ各レーザ光L2a、L2b、L2cが同じ回折角β3で出射するように配置されている。なお、実施形態3では、リトロー角θLを、レーザ光L2a、L2b、L2cが形成する波長帯域(使用波長帯域)の中心波長であるレーザ光L2aの波長の光に対して定義する。レーザ光L2aの波長が使用波長帯域の中心波長からずれている場合には、使用波長帯域の中心波長の光に対してリトロー角θLを定義する。たとえば、レーザ光L2aの入射角α3はリトロー角θLよりも大きい。その結果、3つのレーザ光L2a、L2b、L2cは合波されて1つのWDMレーザ光L2となる。
アナモルフィック光学系20は、WDMレーザ光L2の入力を受け付け、そのビーム形状を方向D1の方向に縮小して略円形とする。その後、WDMレーザ光L2はコリメート部16Cのコリメータレンズに入力する。このコリメータレンズは、WDMレーザ光L2を集光し、光ファイバポート11に結合させる。光ファイバポート11は結合されたWDMレーザ光L2を外部に出力する。以上のようにして、この光源装置1000Cは、WDMレーザ光源として機能する。
この光源装置1000Cは、回折格子30へのレーザ光L2aの入射角α3がリトロー角θLよりも大きいことにより、半導体レーザ素子50Ca、50Cb、50Ccの離間間隔が小さい小型の光源アレイ50Cを用いることができるので、装置全体を小型化できる。また、回折格子30が、各レーザ光L2a、L2b、L2cが同じ回折角β3で出射するように配置されているので、確実にWDMレーザ光L2を生成することができる。なお、入射角α3は、半導体レーザ素子50Ca、50Cb、50Ccの離間間隔に応じて適宜設定することができる。
なお、光源アレイにおける複数の光源として、円形のビーム形状の光を出力するものを用いた場合は、アナモルフィック光学系を使用しなくてもよい。
また、上記実施形態では、集光レンズ系である集光レンズ40は単レンズで構成されているが、本発明はこれに限らず、複数のレンズで構成されている集光レンズ系を用いても良い。また、集光レンズ系として、シリンドリカルレンズを用いてもよい。
また、上記実施形態では、光スイッチ装置は1×4光スイッチであるが、本発明では光が入出力するポートの数は特に限定されず、N×M光スイッチ(N、Mは任意の整数)であればよい。また、たとえば光スイッチ装置1000の構成において、光ファイバポート12、13、14、15のいずれかから信号光を入力させて、Comポートとしての光ファイバポート11から出力させるように光スイッチ装置1000を動作させてもよい。これによって、光スイッチ装置1000を4×1光スイッチとして使用することができる。
また、上記実施形態では、光操作装置を光スイッチ装置として説明してきたが、光操作素子としての光スイッチ素子を他の光操作機能を有する光操作素子に置き換えることで、例えば光フィルタや分散補償器等の光操作装置としても利用することができる。
光フィルタは、入力されたWDM信号光に含まれる特定の信号光の強度を減衰させたり、入力されたWDM信号光に含まれる信号光毎に異なる量の光減衰を与えて出力する光操作装置である。光フィルタは、たとえば光スイッチ装置1000の光スイッチ素子50を、光操作素子を有する光減衰部に置き換えることで実現できる。光減衰部はたとえばSLMで構成できる。したがって、光フィルタは、光入力ポートと光出力ポートと、アナモルフィック光学系と、回折格子と、集光レンズ系と、光減衰部とをこの順番に配置して構成することができる。光フィルタの機能は、光入力ポートから入力されたWDM信号光が回折格子によって分光され、光減衰部に入力された信号光のうち、強度を減衰した信号光を光出力ポートに、強度が減衰するような入射角度で入射するようにスイッチするように制御することで実現される。上記光入力ポートと光出力ポートは必ずしも、別のポートである必要はなく、1つの光入出力ポートで光入力ポートと光出力ポートを兼ねてもよい。その場合は、図24に示すように、光フィルタ1200の1つの光入出力ポート1210の手前に光サーキュレータ1220を配置する構成とすることが好ましい。この構成によって、光サーキュレータ1220を介して、信号光L1を光フィルタ1200の1つの光入出力ポート1210に入力して、強度を減衰させた信号光L1aを取り出すことができる。
分散補償器は、入力された光の各波長成分の遅延時間を制御することで各波長成分の波長分散を補償する機能を持つ光操作装置である。分散補償器は、たとえば光スイッチ装置1000の光スイッチ素子50を、光操作素子を有する分散補償部に置き換えることで実現できる。分散補償部はたとえば光操作素子としてのSLMで構成できる。したがって、分散補償部は、光入力ポートと光出力ポートと、アナモルフィック光学系と、回折格子と、集光レンズ系と、分散補償部とをこの順番に配置して構成することができる。分散補償部の機能は、光入力ポートから入力された光が回折格子によって分光され、分散補償部に入力された各波長成分に、異なる遅延時間を与えるように制御することで実現される。分散補償器の場合も、光フィルタと同様に、上記光入力ポートと光出力ポートは必ずしも、別のポートである必要はなく、1つの光入出力ポートで光入力ポートと光出力ポートを兼ねてもよい。その場合は、図24と同様に、光入出力ポートの手前に光サーキュレータを配置することで出力光を取り出すことができる。
また、上実施形態では、回折格子30は一つの回折格子で構成されているが、これに換えて複数の回折格子からなる回折格子ユニットを用いてもよい。たとえば、図25のように、2つの透過型の回折格子30Aa、30Abで構成される回折格子ユニット30Aの場合、回折格子ユニット30Aにおける信号光L1の入射角α4と回折角β4とは図示した角度となる。
ところで、本発明において、回折格子への入射角αをリトロー角θLよりも大きくするか、小さくするかは、これを適用する光操作装置または光源装置に対してどの方向での小型化が必要かによって選択できる。以下では光操作装置の場合について説明するが、光源装置に対しても同様の理由で選択を行うことができる。
まず、yz平面方向またはx方向の小型化を行うため、集光レンズの焦点距離を短くする場合について説明する。焦点距離を短くすると、集光レンズ近傍でのx方向でのビーム径が小さくなるため、x方向での小型化をすることができる。なお、集光レンズの焦点距離を短くしたことにより、回折格子を入射角=リトロー角で配置したときに、光スイッチ素子(光操作素子)近傍におけるビーム径が小さくなることにより光操作装置の特性が劣化する場合は、入射角をリトロー角よりも小さくする。
逆に、信号光の光スイッチ素子(光操作素子)への入射領域(y方向における幅)を狭くし、y方向の小型化を行いたい場合は入射角をリトロー角よりも大きくすればよい。
逆に、信号光の光スイッチ素子(光操作素子)への入射領域(y方向における幅)を狭くし、y方向の小型化を行いたい場合は入射角をリトロー角よりも大きくすればよい。
また、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
10、1210 光入出力ポート
10C 光出力ポート
11、12、13、14、15 光ファイバポート
16、16C コリメート部
20 アナモルフィック光学系
30、30Aa、30Ab 回折格子
30A 回折格子ユニット
40 集光レンズ
40a 光軸
50、50A、50B 光スイッチ素子
50a、50Aa 有効エリア
50Ba、50Bb、50Bc MEMSミラー
50C 光源アレイ
50Ca、50Cb、50Cc 半導体レーザ素子
60、60B、60C 制御部
1000、1000A、1000B 光スイッチ装置
1000C 光源装置
1200 光フィルタ
1220 光サーキュレータ
B1、B2、B3、B31、B32、B33 ビーム
Ba、Bb ビームウェスト
D1、D2 方向
I1、I2 位置
L1、L1a、L1b、L1c 信号光
L2 WDMレーザ光
L2a、L2b、L2c レーザ光
10C 光出力ポート
11、12、13、14、15 光ファイバポート
16、16C コリメート部
20 アナモルフィック光学系
30、30Aa、30Ab 回折格子
30A 回折格子ユニット
40 集光レンズ
40a 光軸
50、50A、50B 光スイッチ素子
50a、50Aa 有効エリア
50Ba、50Bb、50Bc MEMSミラー
50C 光源アレイ
50Ca、50Cb、50Cc 半導体レーザ素子
60、60B、60C 制御部
1000、1000A、1000B 光スイッチ装置
1000C 光源装置
1200 光フィルタ
1220 光サーキュレータ
B1、B2、B3、B31、B32、B33 ビーム
Ba、Bb ビームウェスト
D1、D2 方向
I1、I2 位置
L1、L1a、L1b、L1c 信号光
L2 WDMレーザ光
L2a、L2b、L2c レーザ光
Claims (11)
- 光が外部から入力される、または外部に光を出力する少なくとも一つのポートを有する光入出力ポートと、
前記光入出力ポートのいずれかのポートから入力した光を前記光入出力ポートのいずれかのポートに向けて出力するための光操作素子と、
前記光入出力ポートと前記光操作素子との間に配置され、前記光入出力ポートと前記光操作素子とを光学的に結合させる集光レンズ系と、
前記光入出力ポートと前記集光レンズ系との間に配置され、前記ポートから入力した光を光分散方向に分光する透過型の回折格子と、
を備え、
前記回折格子は、前記光入出力ポートから入力した光の入射角とリトロー角とが異なるように配置されている
ことを特徴とする光操作装置。 - 前記入射角がリトロー角よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の光操作装置。
- 前記入射角がリトロー角よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の光操作装置。
- 前記光操作素子は、2次元配列された複数の微小光操作素子を有していることを特徴とする請求項1に記載の光操作装置。
- 前記光入出力ポートから入力した光は互いに異なる複数の信号光を含むWDM信号光であり、前記WDM信号光が前記光操作素子上に入射する幅が前記光操作素子の有効エリアの幅の90%以上であることを特徴とする請求項4に記載の光操作装置。
- 前記光操作素子は、前記光分散方向に沿って離散的に配列された複数の操作素子を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の光操作装置。
- 前記光入出力ポートから入力した光は互いに異なる複数の信号光を含むWDM信号光であり、前記WDM信号光に含まれる各信号光が分光されて、前記光操作素子の各操作素子に到達し、前記複数の操作素子の間隔と分光された前記各信号光の前記操作素子上での間隔が略等しいことを特徴とする請求項6に記載の光操作装置。
- 前記光の前記光操作素子近傍でのビームウェスト半径が12μm以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の光操作装置。
- 前記光入出力ポートの前記集光レンズの光軸に一致したポートから入力された光の前記光操作素子近傍におけるビームウェストの位置と、前記集光レンズの光軸から最もはずれたポートから入力された光の前記光操作素子近傍におけるビームウェストの位置との中間の位置において、前記光軸に一致したポートから入力された光の前記光操作素子上でのビーム半径の、前記ビームウェスト半径からの増加率が20%以下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の光操作装置。
- 前記光の前記光操作素子近傍でのビームウェスト半径が12μm以上であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の光操作装置。
- 外部に光を出力するポートを有する光出力ポートと、
離散的に配列された、互いに波長が異なる光を出力する複数の光源と、
前記光出力ポートと前記複数の光源との間に配置され、前記光出力ポートと前記複数の光源とを光学的に結合させる集光レンズ系と、
前記光出力ポートと前記集光レンズ系との間に配置され、前記複数の光源から出力された各光を前記複数の光源の配列方向である光分散方向で分光する透過型の回折格子と、
を備え、
前記回折格子は、前記複数の光源から入力した各光がリトロー角とは異なる入射角で入射し、かつ前記各光が同じ回折角で出射するように配置されている
ことを特徴とする光源装置。
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