JP2014199296A - 光操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化に適する光操作装置を提供すること。
【解決手段】光入出力ポートのポートに対応して設けられたコリメータレンズと、光入出力ポートのいずれかのポートからの光をいずれかのポートに向けて出力する光操作素子と、光入出力ポートと光操作素子との間に配置され、これらを光学的に結合させる集光レンズ系と、光入出力ポートと集光レンズ系との間に配置され、光入出力ポート側から入力された光のビーム径をビーム径拡大方向に拡大するアナモルフィック光学系とを備え、集光レンズ系の主面から光操作素子までの距離が集光レンズ系の焦点距離より長く、コリメータレンズによるビームウエスト半径ω01は、ビームウエスト半径ω01と光スイッチ素子上でのビーム拡大方向のビームウエスト半径ω22との関係を示す曲線において、ビームウエスト半径ω22が極大値をとる値よりも小さい値に設定されている光操作装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、光操作装置に関するものである。
近年の光通信システムは、その形態がpoint−to−point型から、リング型またはメッシュ型のネットワークへと発展しつつある。このような形態のネットワークのノードには、任意の信号光を任意のポートに入出力させて、信号光の経路を任意に変更するための光操作装置である光スイッチ装置が必要とされる。
特に、互いに異なる波長の信号光が波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing)されたWDM信号光を用いる場合は、任意の波長の信号光に対して任意に経路を変更できる波長選択光スイッチ装置が必要とされる。
特許文献1に記載の波長選択光スイッチ装置では、信号光が入出力される入出力ポートと回折格子との間にアナモルフィックプリズムが配置されている。このアナモルフィックプリズムは、回折格子に到達する前での信号光のビーム径を、回折格子が光を分散する方向(分散方向)に拡大し、分散方向を長径方向とする楕円形とする。すなわち、分散方向と、アナモルフィックプリズムがビーム径を拡大する方向は略同一である。その後、分散された信号光は、集光レンズによって光スイッチ素子に集光される。その際、集光レンズに入射する光のビーム径が大きいと集光された光のビーム径は小さく、集光レンズに入射する光のビーム径が小さいと集光された光のビーム径は大きくなる。従って、集光された信号光のビーム径は、光の分散方向と垂直の方向(光スイッチ方向)を長径方向とする楕円形となる。
米国特許第8,243,372号明細書
ところで、光スイッチ装置のスペクトル特性を良好なものとするには、光スイッチ素子に集光される信号光のビーム径を、分散方向でできるだけ小さくすることが好ましい。しかしながら、分散方向での信号光のビーム径を小さくするためには、アナモルフィックプリズムの倍率を大きくしなければならないため、アナモルフィックプリズムが大型し、光スイッチ装置の大型化を招くという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、小型化に適する光操作装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る光操作装置は、外部から光が入力される、または外部に光を出力する少なくとも一つのポートを有する光入出力ポートと、前記光入出力ポートのポートに対応して設けられた少なくとも一つのコリメータレンズと、前記光入出力ポートのいずれかのポートから入力した光を前記光入出力ポートのいずれかのポートに向けて出力する光操作素子と、前記光入出力ポートと前記光操作素子との間に配置され、前記光入出力ポートと前記光操作素子とを光学的に結合させる集光レンズ系と、前記光入出力ポートと前記集光レンズ系との間に配置され、前記光入出力ポート側から入力された光のビーム径をビーム径拡大方向に拡大するアナモルフィック光学系と、を備え、前記集光レンズ系の主面から前記光操作素子までの距離が前記集光レンズ系の焦点距離より長く、前記光の前記コリメータレンズによるビームウエスト半径ω01は、前記ビームウエスト半径ω01と前記光スイッチ素子上でのビーム拡大方向のビームウエスト半径ω22との関係を示す曲線において、前記ビームウエスト半径ω22が極大値をとる値よりも小さい値に設定されていることを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記コリメータレンズの焦点距離は、前記焦点距離と前記ビームウエスト半径ω22との関係を示す曲線において、前記ビームウエスト半径ω22が極大値をとる値よりも小さい値に設定されていることを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、下記式が成り立つことを特徴とする。
ω22<(λ・f)/(π・m・ω01
ここで、λは前記光の波長、fは前記集光レンズ系の焦点距離、mは前記アナモルフィック光学系の拡大倍率を示す。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記ビームウエスト半径ω01は95μmより小さいことを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記コリメータレンズの焦点距離は1mmより小さいことを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記光操作素子は、前記ビーム径拡大方向と垂直な方向においてレンズ効果を有するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記光操作素子は、前記ビーム径拡大方向と垂直な方向においてフレネルレンズ状の屈折率分布を形成するように制御されることができる複数の位相変調素子が配列して構成されていることを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記光操作素子は、LCOSで構成されていることを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記集光レンズ系は、前記ビーム径拡大方向における第1焦点距離と前記ビーム径拡大方向に対して垂直な方向における第2焦点距離とが互いに異なることを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記第2焦点距離は前記第1焦点距離よりも長いことを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記集光レンズ系は、前記第1焦点距離を有する第1シリンドリカルレンズと前記第2焦点距離を有する第2シリンドリカルレンズとを有することを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記集光レンズ系は、前記第2焦点距離を有する点対称レンズおよび前記点対称レンズとの合成焦点距離が前記第1焦点距離である焦点距離を有するシリンドリカルレンズ、または、前記第1焦点距離を有する点対称レンズおよび前記点対称レンズとの合成焦点距離が前記第2焦点距離である焦点距離を有するシリンドリカルレンズ、を有することを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記アナモルフィック光学系と前記集光レンズ系との間に設けられた光分散素子を備え、波長選択光スイッチとして機能することを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記コリメータレンズによるビームウエストは、前記光分散素子よりも該コリメータレンズ側に位置することを特徴とする。
本発明に係る光操作装置は、上記発明において、前記光分散素子は、前記ビーム径拡大方向における前記集光レンズ系の結像位置に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、小型化に適する光操作装置を実現できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。 図2は、実施の形態1に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。 図3は、実施の形態1に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。 図4は、実施の形態1に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。 図5は、ビームウエストまでの距離とビーム半径との関係を示す図である。 図6は、2つのビームウエストまでの距離の関係を示す図である。 図7は、コリメータレンズによるビームウエスト半径と光スイッチ素子上での分散方向のビーム半径との関係の一例の計算結果を示す図である。 図8は、コリメータレンズの焦点距離と光スイッチ素子上での分散方向のビーム半径との関係の一例の計算結果を示す図である。 図9は、コリメータレンズによるビームウエスト半径と光スイッチ素子上での分散方向のビーム半径との関係の一例の計算結果を示す図である。 図10は、コリメータレンズの焦点距離と光スイッチ素子上での分散方向のビーム半径との関係の一例の計算結果を示す図である。 図11は、実施の形態2に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。 図12は、実施の形態2に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。 図13は、実施の形態1の変形例1に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。 図14は、実施の形態1の変形例2に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。 図15は、実施の形態1の変形例3に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。 図16は、波長ブロッカーと光サーキュレータとを組み合わせた構成を示す図である。 図17は、比較形態の光スイッチ装置の模式的な構成図である。 図18は、比較形態の光スイッチ装置の模式的な構成図である。
以下に、図面を参照して本発明に係る光操作装置の実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、各図面において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付している。さらに、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実のものとは異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施の形態1)
図1〜4は、本発明の実施の形態1に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。この光スイッチ装置100は、光の経路をスイッチング操作する光操作装置である。図1、3は、光スイッチ装置100を、光分散方向(アナモルフィックプリズムペアのビーム径拡大方向、方向D1で示す)と垂直の方向から見た図である。図2、4(a)は、光スイッチ装置100を、光スイッチ方向(方向D2で示す)と垂直の方向から見た図である。図4(b)については後に詳述する。また、図1、2は、入力される光を光線で示した図であり、図3、4は、入力されるガウシアンビームの光を、ガウシアンビームのスポットサイズ(光強度が1/eとなるビーム半径)の軌跡で示した図である。後述する、信号光L1、L2はガウシアンビームであるとする。
光スイッチ装置100は、光入出力ポート110と、コリメータレンズアレイ120と、アナモルフィック光学系であるアナモルフィックプリズムペア130と、光分散素子である回折格子140と、集光レンズ150と、光操作素子である光スイッチ素子160とがこの順番に配置されて構成されている。
なお、実際には回折格子140において光路は曲げられるので、アナモルフィックプリズムペア130から光スイッチ素子160までの各素子は回折格子140の前後で角度を持って配置される。また、アナモルフィックプリズムペア130において光路が方向D1の方向にシフトすることがあるが、図1〜4においては、説明の簡略化のために各素子を直列に配置して示している。
光入出力ポート110は、光ファイバからなる光ファイバポート111、112、113、114、115を備えている。光ファイバポート111〜115は、所定の配列方向(光スイッチ方向である方向D2)に沿って、略等間隔でアレイ状に配列されている。光ファイバポート111〜115は、外部から光が入力される、または外部に光を出力するものである。なお、光スイッチ装置100に入力または出力される光は特に限定されないが、たとえば波長1520〜1620nmの光通信用の信号光である。
コリメータレンズアレイ120は、複数のコリメータレンズからなる。図2、4では、コリメータレンズアレイ120としては、光入出力ポート110を構成する光ファイバポート111、112に対応するコリメータレンズ121、122だけ図示してあるが、コリメータレンズアレイ120の各コリメータレンズは、光入出力ポート110を構成する各光ファイバポート111に対応して設けられている。コリメータレンズアレイ120は、各光ファイバポート111〜115から出力した光を平行光にする、または、入力された平行光を各光ファイバポート111〜115に集光して結合させる機能を有する。
光スイッチ素子160は、たとえばSLM(Spatial Light Modulator)である。SLMは、1次元もしく2次元的に配列された複数の位相変調素子の画素から構成され、その各画素の位相を制御することで光を操作する空間位相変調素子である。本実施の形態1では、光スイッチ素子160は、SLMの一種であるLiquid Crystal On Silicon(LCOS)であるとする。
光スイッチ素子160は、光入出力ポート110のいずれかの光ファイバポートから入力した光を反射して光路を切り換え、光入出力ポート110の他のいずれかの光ファイバポートに向けて出力する機能を有する。
集光レンズ150は、点対称レンズであって、光入出力ポート110と光スイッチ素子160との間に配置されている。この集光レンズ150は、光入出力ポート110と光スイッチ素子160とを光学的に結合するものである。なお、図4に示すように、回折格子140は集光レンズ150から焦点距離fだけ離間した位置に配置されている。以下、焦点距離とは、レンズまたはレンズ系の主面から焦点までの距離とする。
アナモルフィックプリズムペア130は、2つのプリズム131、132から構成されており、光入出力ポート110と集光レンズ150との間に配置されている。アナモルフィックプリズムペア130は、光入出力ポート110側から入力された光のビーム形状をビーム径拡大方向である方向D1に拡大する機能を有する。また、アナモルフィックプリズムペア130は、光相反性を有するため、光スイッチ素子160側から入力された光のビーム形状を方向D1に縮小する機能を有する。なお、アナモルフィックプリズムペア130は、たとえばシリンドリカルレンズ系などの他のアナモルフィック光学系に置き換えてもよい。また、ビーム径を拡大する方法としてアナモルフィックプリズムペアとしたが、本発明はこれに限らず、アナモルフィックプリズムを用いても良い。
この光スイッチ装置100では、集光レンズ150の光軸と一致するように配置された光ファイバポート111が、外部から光が入力される共通の光ファイバポート(Comポート)として設定されており、その他の4つの光ファイバポート112、113、114、115が、外部に光を出力する光ファイバポートとして設定されている。すなわち、この光スイッチ装置100は1×4の光スイッチとして機能する。
つぎに、この光スイッチ装置100の動作について、図1、2を用いて説明する。まず、光ファイバポート111に、外部から或る信号光L1が入力される。信号光L1はWDM信号光であり、互いに異なる波長を有する信号光L1a、L1b、L1cを含むとする。
光ファイバポート111は、入力された信号光L1をコリメータレンズ121へ出力する。コリメータレンズ121は、信号光L1を、ビーム形状が略円形の略平行光にする。アナモルフィックプリズムペア130は、略平行光にされた信号光L1のビーム形状を方向D1に拡大し、楕円形にする。回折格子140は、楕円形にされた信号光L1をその波長に応じた所定の回折角で回折する。その結果、信号光L1は、信号光L1a、L1b、L1cに分離する。
集光レンズ150は、回折された信号光L1a、L1b、L1cを光スイッチ素子160に集光させる。光スイッチ素子160は、信号光L1a、L1b、L1cが集光された部分の画素の位相が制御されて、各信号光L1b、L1a、L1cを、各信号光の波長に応じた所定の角度で反射させる。
以下、反射された信号光のうち、信号光L1aの反射光を代表して信号光L2として説明する。集光レンズ150は、反射された信号光L2を略平行光にする。
アナモルフィックプリズムペア130は、光相反性によって、信号光L2のビーム形状を方向D1の方向に縮小して略円形に戻す。その後、信号光L2は光ファイバポート112に対応するコリメータレンズ122に入力する。コリメータレンズ122は、信号光L2を集光し、光ファイバポート112に結合させる。光ファイバポート112は結合された光を外部に出力する。以上のようにして、この光スイッチ装置100は、Comポートである光ファイバポート111から入力された信号光の経路を光ファイバポート112に切り換えることができる。
また、他の波長の信号光L1b、L1cについても同様に、その経路が、光ファイバポート112以外の光ファイバポート、たとえば光ファイバポート113,114にそれぞれ切り換られる。これによって、信号光の波長毎の所望の経路の切り換えを実現することができる。
各素子の配置の具体例を説明する。図1に示すように、回折格子140と集光レンズ150と集光レンズ150の焦点距離fだけ離して配置する設計が好ましい。これによって、光分散方向と垂直方向(方向D2)から見たときに、回折格子140により分散された信号光が光スイッチ素子160に垂直に入射する。
ここで、図3、4に示すように、方向D2において、コリメータレンズ121によりコリメートされた信号光L1のビームウエストW1は、例えば、回折格子140よりもコリメータレンズ121側にある。ガウシアンビームのビームウエストとは、ガウシアンビームの波面がフラットになり、ビーム径が最も小さくなる場所である。なお、距離dは回折格子140とビームウエストW1との距離である。また、距離dはコリメータレンズ121の主面とビームウエストW1との距離である。また、集光レンズ150で集光された信号光L1のビームウエストW2は光スイッチ素子160の位置から少しずれた位置にある。これに対して、方向D1においては、コリメータレンズ121のビームウエストW3の位置は、アナモルフィックプリズムペア130のビーム拡大作用の影響によって、見かけ上、コリメータレンズ121によるビームウエストW1を挟んで集光レンズ150とは反対側に移動する。そして、集光レンズ150で集光された信号光L1のビームウエストW22は光スイッチ素子160の位置にある。
光スイッチ装置100において、アナモルフィックプリズムペア130が存在しない構成を考えると、以下の式(1)が成り立つ。
ω21=(λ・f)/(π・ω01) ・・・ (1)
ここで、ω21は集光レンズ150による集光後のビームウエストの半径(図4のビームウエストW2における半径に対応)を示し、λは光の波長を示し、fは集光レンズ150の焦点距離を示し、ω01はコリメータレンズ121によるビームウエストの半径(図4のビームウエストW1における半径に対応)を示す。
一方、光スイッチ装置100のようにアナモルフィックプリズムペア130が存在する構成の場合、式(1)にアナモルフィックプリズムペア130の拡大倍率mを単に適用すると、アナモルフィックプリズムペア130によるビーム拡大方向(方向D1)においては、式(2)のようになると考えられていた。ここで、アナモルフィックプリズムペア130の拡大倍率mは、たとえば15〜25である。
ω22=(λ・f)/(π・m・ω01) ・・・ (2)
ここで、ω22は集光レンズ150による集光後のビームウエストの半径を示す。
しかしながら、本発明者らが見出したところによれば、アナモルフィックプリズム130の影響によって、図3に示すように、コリメータレンズ121のビームウエストW3の位置が見かけ上移動する。
また、図5は、集光レンズ150の主面からビームウエストW3までの距離d(図3参照)とビームウエスト半径ω22との関係を示す図である。ここで、fは、集光レンズ150の焦点距離であり、ここではfである。図5に示すように、距離dをfから大きくする程、ビームウエスト半径ωは単純に小さくなる。また、図6は、集光レンズ150の主面からビームウエストW3までの距離dと集光レンズ150の主面からビームウエストW2までの距離dとの距離の関係を示す図である。図6に示すように、距離dをfから大きくすると、距離dはfから一旦増加してから減少する。
本発明者らは、以上の考察の結果、以下の式(3)に示す関係が成り立つようにできることを見出した。
ω22<(λ・f)/(π・m・ω01) ・・・ (3)
本実施の形態1に係る光スイッチ装置100では、図3に示すように、集光レンズ150の主面からビームウエストW3までの距離d、および、集光レンズ150の主面からビームウエストW2までの距離dを、集光レンズ150の焦点距離よりも長くしている。すなわち、f<dかつf<dとして、式(3)が成り立つ条件のうえで、ビームウエスト半径ω22が小さくなるようにしている。
図7は、コリメータレンズ121によるビームウエスト半径ω01と光スイッチ素子160上での分散方向のビームウエスト半径ω22との関係の一例の計算結果を示す図である。ここで、計算に用いた集光レンズ150の焦点距離fの値は100mmである。また、アナモルフィックプリズムペア130の拡大倍率は15〜25倍程度としている。
上述した式(1)では、コリメータレンズ121によるビームウエスト半径ω01と光スイッチ素子160上での光スイッチ方向のビームウエスト半径ω21とは単純な反比例の半径にある。しかしながら、図7に示すように、方向D1では、あるビームウエスト半径ω01の値までは、ω01が減少するとビームウエスト半径ω22が増加するが、ある値ω01でω22は極大値をとり、これよりω01が減少すると半径ω22は減少し始める。図7ではω22が極大値をとるω01は約95μmであり、このときの極大値は約21μmである。
このように、コリメータレンズ121によるビームウエスト半径ω01と光スイッチ素子160上でのビーム拡大方向のビームウエスト半径ω22との関係を示す曲線において、ビームウエスト半径ω22が極大値をとるω01の値よりも小さい値にω01を設定すると、アナモルフィックプリズムペア130を大型化しなくても、ビーム拡大方向においてビームウエスト半径ω22をより小さくできる。本実施の形態1に係る光スイッチ装置100は、このようにビームウエスト半径ω22が極大値をとるω01の値よりも小さい値にω01が設定されているものなので、小型化に適するものである。
図8は、コリメータレンズ121の焦点距離と光スイッチ素子160上での分散方向のビームウエスト半径ω22との関係の一例の計算結果を示す図である。なお、図8でのコリメータレンズ121の焦点距離は、図7の横軸に示すコリメータレンズ121によるビームウエスト半径ω01を実現する値となっている。たとえば、図7において横軸の値が約190μmのデータ点は、図8において焦点距離が2mmの場合のデータ点に対応している。
図8に示すように、方向D1では、ある焦点距離の値までは、焦点距離が減少するとビームウエスト半径ω22が増加するが、ある焦点距離でω22は極大値をとり、これより焦点距離が減少すると半径ω22は減少し始める。図8ではω22が極大値をとる焦点距離は1mmであり、このときの極大値は約21μmである。
このように、コリメータレンズ121の焦点距離と光スイッチ素子160上でのビーム拡大方向のビームウエスト半径ω22との関係を示す曲線において、ビームウエスト半径ω22が極大値をとる焦点距離よりも小さい値に焦点距離を設定すると、アナモルフィックプリズムペア130を大型化しなくても、ビーム拡大方向においてビームウエスト半径ω22をより小さくできる。本実施の形態1に係る光スイッチ装置100は、このようにビームウエスト半径ω22が極大値をとる焦点距離よりも小さい値に焦点距離が設定されているものなので、小型化に適するものである。
つぎに、集光レンズ150の焦点距離fの値を100mmから200mmに変更して、同様の計算を行った。図9は、コリメータレンズ121によるビームウエスト半径ω01と光スイッチ素子160上での分散方向のビームウエスト半径ω22との関係の一例の計算結果を示す図である。図10は、コリメータレンズ121の焦点距離と光スイッチ素子160上での分散方向のビームウエスト半径ω22との関係の一例の計算結果を示す図である。図9、10では、計算に用いた集光レンズ150の焦点距離fの値は200mmである。
図9、10のように、集光レンズ150の焦点距離fの値が200mmの場合も、図7、8の場合と同様に、コリメータレンズ121によるビームウエスト半径ω01、またはコリメータレンズ121の焦点距離と、光スイッチ素子160上でのビーム拡大方向のビームウエスト半径ω22との関係を示す曲線において、ビームウエスト半径ω22が極大値をとるω01または焦点距離の値よりも小さい値にω01または焦点距離を設定すると、アナモルフィックプリズムペア130を大型化しなくても、ビーム拡大方向においてビームウエスト半径ω22をより小さくできる。
また、図9、10において、ω22が極大値である42.5μmをとるω01は、図7と同様に約95μmであり、焦点距離は図8と同様に1mmであった。このように、集光レンズ150の焦点距離fの値を少なくとも100mm〜200mmの範囲で変更しても、ビームウエスト半径ω22が極大値をとるω01または焦点距離の値はほとんど変動しないことが確認された。
また、図8、10に例示すように、本実施の形態1に係る光スイッチ装置100は、コリメータレンズ121を含むコリメータレンズアレイ120を構成するレンズとして、焦点距離が1mmより小さい小型のレンズを使用している。その結果、コリメータレンズアレイ120を小型化できるとともに、光入出力ポート110を構成する光ファイバポート111、112、113、114、115間の距離を狭くすることができるので、光スイッチ装置100は、さらに小型化なものとできる。また、光入出力ポート110を構成する光ファイバポートの距離を近接させることにより、光スイッチ素子160に要求されるスイッチ角を小さくすることができるという効果もある。さらに、集光レンズ150の光軸に近い場所を通るので、集光レンズ150の収差を抑制する効果もある。
ところで、本実施の形態1に係る光スイッチ装置100では、光スイッチ素子160によって、アナモルフィックプリズムペア130の影響による方向D1、D2におけるビームウエストの位置の違いを補正している。
以下、具体的に説明する。
図17、18は、比較形態の光スイッチ装置の模式的な構成図である。図17は、光スイッチ装置1000を、光分散方向(アナモルフィックプリズムペアのビーム径拡大方向、方向D1001で示す)と垂直の方向から見た図である。図18は、光スイッチ装置1000を、光スイッチ方向(方向D1002で示す)と垂直の方向から見た図である。
また、信号光L1000、L1002はガウシアンビームであるとする。図17、図18では信号光L1000、L1002のガウシアンビームのスポットサイズの軌跡を模式的矢線で示している。
光スイッチ装置1000の光ファイバポート1011、コリメータレンズアレイ1002、アナモルフィックプリズムペア1030、回折格子1040、および集光レンズ1050は、図1〜4に示す本実施の形態1に係る光スイッチ装置100の対応する要素と同一のものである。また、光スイッチ素子1060については、たとえばLCOSであり、集光された信号光L1000を所定の反射角で反射させ、信号光L2000とする。なお、図17、18では、説明の簡略化のために反射角は0度としている。
ここで、一般的な設計としては、コリメータレンズアレイ1002を構成している、たとえばコリメータレンズ1021から出力される信号光L1000のビームウエストW1001の位置に回折格子1040を配置し、回折格子1040および光スイッチ素子1060は、集光レンズ1050の焦点距離F1001の位置に配置する設計とすることが好ましい。これによって、集光レンズ1050を通過した信号光L1000のビームウエストW1002の位置が光スイッチ素子1060の位置となり、光分散方向と垂直方向(方向D1002)から見たときに、回折格子1040により分散された信号光L1000が光スイッチ素子1060に垂直に入射し、かつ、光入出力ポート1010の各光ファイバポートの端面に信号光L2000が集光する。
しかしながら、光スイッチ装置1000のように、コリメータレンズアレイ1020と回折格子1040の間にアナモルフィックプリズムペア1030を配置する構成の場合は、アナモルフィックプリズムペア1030を配置するための空間が必要となるため、コリメータレンズ1021から出力される信号光L1000のビームウエストW1001の位置に回折格子1040を配置することが困難になる。その結果、方向D1002においては、集光レンズ1050を通過した信号光L1000のビームウエストW1002の位置が集光レンズ1050の焦点距離の位置からずれる場合がある。一方、方向D1001においては、コリメータレンズ121のビームウエストの位置は、アナモルフィックプリズムペア1030のビーム拡大作用の影響によって、見かけ上、コリメータレンズ121を挟んで集光レンズ1050とは反対側に移動する。そして、集光レンズ1050で集光された信号光L1のビームウエストW1003は集光レンズ150からF1001離れた位置にある。集光レンズ1050に入射する方向D1001のビームウエスト位置と、集光レンズ1050に入射する方向D1002のビームウエスト位置が異なるため、ビームウエスト位置W1002とW1003の位置が異なる。そのため、光スイッチ素子1060の位置を決める際に両方向の結合効率を両立させることができない。例えば、光スイッチ1060をW1002に配置すると、方向D1002のL2000は光入出力ポート1010の各光ファイバポートの端面に集光しなくなり、結合効率が劣化する。
これに対して、本実施の形態1に係る光スイッチ装置100では、光スイッチ素子160は、光スイッチ方向である方向D2において、レンズ状の屈折率分布を形成するように位相変調素子が制御され、レンズ効果を有している。ただし、光スイッチ素子160で制御できる位相範囲の制約がある場合、図4(b)に示すようにフレネルレンズ状の屈折率分布を形成するように位相変調素子を制御してもよい。これによって、光スイッチ素子160は、方向D2においては凸面鏡のように作用し、光を拡散しながら反射させる。ここで、レンズの曲率は、方向D2において、光入出力ポート110の各光ファイバポートの端面に、光スイッチ素子160によって反射された所定波長の信号光L2が集光するように設定する。なお、図3、4のいずれにおいても信号光L1と信号光L2とでスポットサイズを示す矢線を一致させて示しているのは、方向D1、D2のいずれにおいても信号光L1と信号光L2とでスポットサイズの軌跡が略一致することを意味している。ここで、光スイッチ素子160を方向D2のビームウエスト位置W2に配置するよりも、方向D1のビームウエスト位置W22に配置するほうがよい。ビームウエスト位置W22に配置することで、分散方向のビーム径が最も小さい位置でスイッチすることができ、各信号光の出力のスペクトルの形状が良好になる。
なお、各信号光L1b、L1a、L1cを所定の方向に反射させて所定の光ファイバポートに集光させるために、光スイッチ素子160は、各信号光L1b、L1a、L1cが入力される位置において、それぞれ異なるレンズの曲率となるように、入力される位置にある位相変調素子が制御される。
このように光スイッチ素子160を構成する位相変調素子によってレンズ状の屈折率分布を形成することによって、方向D1、D2のいずれにおいても、信号光L2と光ファイバポート111との結合効率の低下が抑制されるので、光損失の発生も抑制される。
たとえば、コリメータレンズによるビームウエストの半径を25μm、アナモルフィックプリズムペアの倍率を15〜25倍程度の値、集光レンズの焦点距離を200mmとすると、図17、18に示す構成の場合、経路を切り換えられた信号光と光ファイバポートとの結合効率は2.0%であり、ビーム拡大方向において光スイッチ素子上でのビームウエスト半径は67μmであった。なお、このとき光スイッチ素子の位置は、分散方向における結合効率が最大になるように最適化した。
これに対して、図1〜4に示す本実施の形態1の構成の場合、経路を切り換えられた信号光と光ファイバポートとの結合効率は約100%であり、ビーム拡大方向において光スイッチ素子上でのビームウエスト半径は15.8μmであった。なお、このとき光スイッチ素子の位置は、分散方向における結合効率が最大になるように最適化し、かつ集光レンズの主面と光スイッチ素子との距離は206.9mm(>200mm)とし、光スイッチ素子ではフレネルレンズ状の屈折率分布を形成するように位相変調素子を制御し、分散方向においては凸面鏡のように作用させるようにした。
以上説明したように、本実施の形態1に係る光スイッチ装置100は、小型化であり、かつアナモルフィックプリズムペア130の影響による光損失の発生も抑制されたものである。
(実施の形態2)
図11、12は、本発明の実施の形態2に係る光スイッチ装置の模式的な構成図である。図11、12に示すように、本実施の形態2に係る光スイッチ装置200は、図1〜4に示す光スイッチ装置100の構成において、集光レンズ150を集光レンズ系250に置き換えた構成を有する。
集光レンズ系250は、ビーム径拡大方向である方向D1において第1焦点距離fを有し、光スイッチ方向である方向D2においては焦点を有さないシリンドリカルレンズ251と、方向D2において第2焦点距離fを有し、方向D1においては焦点を有さないシリンドリカルレンズ252とで構成されている。ここで、第1焦点距離fと第2焦点距離fとは互いに異なる。
この光スイッチ装置200においても、方向D1においては、コリメータレンズ121のビームウエストW5の位置は、アナモルフィックプリズムペア130のビーム拡大作用の影響によって、見かけ上、コリメータレンズ121を挟んで集光レンズ系250とは反対側に移動する。そして、集光レンズ系250のシリンドリカルレンズ251の主面からビームウエストW5までの距離dと、シリンドリカルレンズ251の主面からビームウエストW4までの距離dとの距離に関して、図5、6の関係に基づき、図11に示すように、f<dかつf<dとして、式(3)が成り立つ条件のうえで、ビームウエストW4におけるビームウエスト半径ω22が小さくなるようにしている。
さらに、図7〜10の場合と同様に、コリメータレンズ121によるビームウエスト半径ω01、またはコリメータレンズ121の焦点距離と、光スイッチ素子160上でのビーム拡大方向のビームウエスト半径ω22との関係を示す曲線において、ビームウエスト半径ω22が極大値をとるω01または焦点距離の値よりも小さい値にω01または焦点距離を設定している。これによって、光スイッチ装置200は、アナモルフィックプリズムペア130を大型化しなくても、ビーム拡大方向においてビームウエスト半径ω22をより小さくできる。
さらに、光スイッチ装置200においても、コリメータレンズ121を含むコリメータレンズアレイ120を構成するレンズとして、焦点距離が1mmより小さい小型のレンズを使用している。その結果、コリメータレンズアレイ120を小型化できるとともに、光入出力ポート110を構成する光ファイバポート111、112、113、114、115間の距離を狭くすることができるので、光スイッチ装置200は、さらに小型化なものとできる。また、光スイッチ装置100の場合と同様に、光スイッチ素子160に要求されるスイッチ角を小さくすることができ、集光レンズ150の収差を抑制できる。
さらに、光スイッチ装置200では、集光レンズ系250は、方向D1において第1焦点距離fを有し、方向D2においては、第1焦点距離とは異なる第2焦点距離fを有する。その結果、集光レンズ系250を通過した信号光L1のビームウエストW4の位置を、方向D1、方向D2のいずれにおいても、光スイッチ素子160に対して適切な位置とすることができる。なお、この場合は、光スイッチ素子160はフレネルレンズ状の屈折率分布を形成しなくてもよく、単に反射素子となるように位相変調素子を制御すれば良い。
各素子の配置の具体例を説明する。図11に示すように、回折格子140とシリンドリカルレンズ251とをシリンドリカルレンズ251の焦点距離fだけ離して配置する設計が好ましい。これによって、光分散方向と垂直方向(方向D2)から見たときに、回折格子140により分散された信号光が光スイッチ素子160に垂直に入射する。また、シリンドリカルレンズ251と光スイッチ素子160をシリンドリカルレンズ251の焦点距離fだけ離して配置する設計とすることが好ましい。これによって、方向D1において、集光レンズ系250を通過した信号光L1のビームウエストW2の位置が、光スイッチ素子160の位置となり、かつ、方向D1において、光入出力ポート110の各光ファイバポートの端面に信号光L2が集光する。
また、同時に、光スイッチ素子160の位置、および、コリメータレンズ121から出力される信号光L1のビームウエストW1の位置を、シリンドリカルレンズ252の焦点距離fの位置に配置する設計とすることが好ましい。これによって、方向D2においても、集光レンズ系250を通過した信号光L1のビームウエストW4の位置が光スイッチ素子160の位置となり、かつ、光入出力ポート110の各光ファイバポートの端面に信号光L2が集光する。
図11、12のいずれにおいても信号光L1と信号光L2とでスポットサイズを示す矢線を一致させて示しているのは、方向D1、D2のいずれにおいても信号光L1と信号光L2とでスポットサイズの軌跡が略一致することを意味している。
したがって、方向D1、D2のいずれにおいても、信号光L2と光ファイバポート111との結合効率の低下が抑制されるので、光損失の発生も抑制される。
集光レンズ系250の第1焦点距離fと第2焦点距離fの組み合わせについては、たとえば(f、f)=(80mm、100mm)、(100mm、120mm)、または(200mm、220mm)とすることができる。このように、第2焦点距離は第1焦点距離よりも長い、すなわちf>fであることが好ましい。
このとき、回折格子140とビームウエストW1との距離をdとすると、2×(f−f)≒d=40mmである。また、コリメータレンズ121の主面とビームウエストW1との距離dが11mmのように短いコリメータレンズ121を用いても、d+d=51mmとなり、アナモルフィックプリズムペア等の光学系を配置するための距離を確保することができる。この場合、ビームウエストW1は、回折格子140よりもコリメータレンズ121側に位置することとなるが、光損失の発生は抑制される。
なお、本実施の形態2の場合、光スイッチ素子160ではフレネルレンズ状の屈折率分布を形成する必要は無いので、たとえばMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いた反射ミラーを備えるものを利用できる。
以上説明したように、本実施の形態2に係る光スイッチ装置200は、小型化であり、かつアナモルフィックプリズムペア130の影響による光損失の発生も抑制されたものである。
(変形例)
上述した実施の形態1に係る光スイッチ装置100では、光スイッチ素子160としてLCOSを使用している。LCOSは偏波依存特性を有するため、以下の変形例1〜3のように、その偏波依存性を解消する構成としてもよい。
図13は、実施の形態1の変形例1に係る光スイッチ装置100Aの模式的な構成図である。この光スイッチ装置100Aは、実施の形態1に係る光スイッチ装置100の構成において、コリメータレンズアレイとアナモルフィックプリズムペア130との間に偏波分離素子としてのウォーラストンプリズム170Aを配置し、かつ集光レンズ150と光スイッチ素子160との間に1/2波長板180を配置したものである。
光ファイバポート111から入力された信号光は、光スイッチ方向である方向D2において、ウォーラストンプリズム170Aによって、互いに直交する偏波状態を有する常光L11Aと異常光L12Aとに分離される。ここで、ウォーラストンプリズム170Aの出射面から出力される常光L11Aと異常光L12Aは異なる出射角を持って出射される。異常光L12Aの光路に1/2波長板180が配置されており、異常光L12Aはその偏波方向が90度回転されて、常光L11Aの偏波方向と揃えられる。これによって、常光L11Aと異常光L12Aとは、いずれも光スイッチ素子160の特性が良好な方の偏波状態で光スイッチ素子160に入力される。
図14は、実施の形態1の変形例2に係る光スイッチ装置100Bの模式的な構成図である。この光スイッチ装置100Bは、実施の形態1に係る光スイッチ装置100の構成において、集光レンズ150と光スイッチ素子160との間に偏波分離素子としてのサバール板170Bを配置し、さらにサバール板170Bと光スイッチ素子160との間に1/2波長板180を配置したものである。
光ファイバポート111から入力された信号光L1は、光スイッチ方向である方向D2において、サバール板170Bによって互いに直交する偏波状態を有する常光L11Bと異常光L12Bとに分離される。異常光L12Bの光路に1/2波長板180が配置されており、異常光L12Bはその偏波方向が90度回転されて、常光L11Bの偏波方向と揃えられる。これによって、常光L11Bと異常光L12Bとは、いずれも光スイッチ素子160の特性が良好な方の偏波状態で光スイッチ素子160に入力される。
図15は、実施の形態1の変形例3に係る光スイッチ装置100Cの模式的な構成図である。この光スイッチ装置100Cは、実施の形態1に係る光スイッチ装置100の構成において、コリメータレンズアレイ120とアナモルフィックプリズムペア130との間に偏波分離素子としてのサバール板170Cを配置し、さらにサバール板170Cとアナモルフィックプリズムペア130との間に1/2波長板180を配置したものである。
光ファイバポート111から入力された信号光1は、光分散方向である方向D1において、サバール板170Cによって互いに直交する偏波状態を有する常光L11Cと異常光L12Cとに分離される。異常光L12Cの光路に1/2波長板180が配置されており、異常光L12Cはその偏波方向が90度回転されて、常光L11Cの偏波方向と揃えられる。これによって、常光L11Cと異常光L12Cとは、いずれも光スイッチ素子160の特性が良好な方の偏波状態で光スイッチ素子160に入力される。
なお、上記実施の形態2では、集光レンズ系250は、2つのシリンドリカルレンズから構成されているが、使用される集光レンズ系の構成としては、ビーム径拡大方向と光スイッチ方向とで、互いに異なる第1焦点距離と第2焦点距離とを有するものであれば、特に限定はされない。
たとえば、集光レンズ系としては、第1焦点距離(または第2焦点距離)を有する点対称レンズおよび点対称レンズとの合成焦点距離が第2焦点距離(または第1焦点距離)である焦点距離を有するシリンドリカルレンズを有する構成としてもよい。また、集光レンズ系は単レンズで構成されてもよい。
また、上記実施の形態では回折格子を透過型としたが、本発明はこれに限らず、反射型の回折格子を用いても良い。また、回折格子の代わりにたとえば分散プリズムなどの他の光分散素子を用いても良い。また、本発明に係る光スイッチ装置は、光分散素子を用いずに、非波長選択型の光スイッチ装置として構成してもよい。
また、偏波分離素子としては、ウォーラストンプリズムやサバール板だけでなく、PBS(Polarization Beam Splitter)等の他の偏波分離素子を用いてもよい。
また、上記実施の形態では、光スイッチ装置100は1×4光スイッチであるが、本発明では光が入出力するポートの数は特に限定されず、N×M光スイッチ(N、Mは任意の整数)であればよい。また、たとえば光スイッチ装置100の構成において、光ファイバポート112、113、114、115のいずれかから信号光を入力させて、Comポートである光ファイバポート111から出力させるように光スイッチ装置100を動作させてもよい。これによって、光スイッチ装置100を4×1光スイッチとして使用することができる。
また、上記実施の形態では、光スイッチ装置として説明してきたが、光操作素子としての光スイッチ素子を他の光操作機能を有する光操作素子に置き換えることで、例えば波長ブロッカーや波形整形器等の光操作装置としても利用することができる。
波長ブロッカーは、入力されたWDM信号光のなかの特定の波長成分を有する信号光のみを出力し、その他の波長成分を有する信号光を遮断する機能を持つ光操作装置である。波長ブロッカーは、光スイッチ装置100の光スイッチ素子160を、光操作素子を有する波長ブロック部に置き換えることで実現できる。波長ブロック部はたとえばSLMで構成できる。したがって、波長ブロッカーは、光入力ポートと光出力ポートと、コリメータレンズアレイと、アナモルフィック光学系であるアナモルフィックプリズムペアと、光分散素子である回折格子と、集光レンズ系と、波長ブロック部とがこの順番に配置されて構成されることができる。波長ブロッカーの機能は、光入力ポートから入力されたWDM信号光が回折格子によって分光され、波長ブロック部に集光された信号光のうち、出力したい波長成分を有する信号光のみを光出力ポートに結合するようにスイッチし、その他の波長成分を有する信号光を光出力ポートに結合しないように制御することで実現される。上記光入力ポートと光出力ポートは必ずしも、別のポートである必要はなく、1つの光入出力ポートで光入力ポートと光出力ポートを兼ねてもよい。その場合は、図16に示すように、波長ブロッカー300の1つの光入出力ポート310の手前に光サーキュレータ320を配置する構成とすることが好ましい。この構成によって、光サーキュレータ320を介して、WDM信号光L1を波長ブロッカー300の1つの光入出力ポート310に入力して、出力したい信号光L1aを取り出すことができる。
波形整形器は、入力された光の各波長成分の強度や位相を制御することでスペクトルの形状や光パルスの時間波形を制御する機能を持つ光操作装置である。波形整形器は、光スイッチ装置100の光スイッチ素子160を、光操作素子を有する波形整形部に置き換えることで実現できる。波形整形部はたとえば光操作素子としてのSLMで構成できる。したがって、波形整形器は、光入力ポートと光出力ポートと、コリメータレンズアレイと、アナモルフィック光学系であるアナモルフィックプリズムペアと、光分散素子である回折格子と、集光レンズ系と、波形整形部とがこの順番に配置されて構成されることができる。波形整形器の機能は、光入力ポートから入力された光が回折格子によって分光され、波形整形部に集光された各波長成分の光のうち、出力したい波長成分の光のみを光出力ポートに結合するようにスイッチし、その他の波長成分の光を出力ポートに結合しないように制御することで実現され、これによってたとえばスペクトルの形状を制御することが可能である。更に、波形整形器において、各波長に該当するSLMの画素の位相のオフセット量を制御することで、各波長の位相も制御することが可能である。波形整形器の場合も、波長ブロッカーと同様に、上記光入力ポートと光出力ポートは必ずしも、別のポートである必要はなく、1つの光入出力ポートで光入力ポートと光出力ポートを兼ねてもよい。その場合は、図16と同様に、光入出力ポートの手前に光サーキュレータを配置することで出力光を取り出すことができる。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
100,200 光スイッチ装置
110,310 光入出力ポート
111,112,113,114,115 光ファイバポート
120 コリメータレンズアレイ
121,122 コリメータレンズ
130 アナモルフィックプリズムペア
131,132 プリズム
140 回折格子
150 集光レンズ
160 光スイッチ素子
170A ウォーラストンプリズム
170B,170C サバール板
180 1/2波長板
250 集光レンズ系
251,252 シリンドリカルレンズ
300 波長ブロッカー
320 光サーキュレータ
D1,D2 方向
L1,L1a,L1b,L1c,L2 信号光
W1,W2,W22,W3,W4,W5 ビームウエスト

Claims (15)

  1. 外部から光が入力される、または外部に光を出力する少なくとも一つのポートを有する光入出力ポートと、
    前記光入出力ポートのポートに対応して設けられた少なくとも一つのコリメータレンズと、
    前記光入出力ポートのいずれかのポートから入力した光を前記光入出力ポートのいずれかのポートに向けて出力する光操作素子と、
    前記光入出力ポートと前記光操作素子との間に配置され、前記光入出力ポートと前記光操作素子とを光学的に結合させる集光レンズ系と、
    前記光入出力ポートと前記集光レンズ系との間に配置され、前記光入出力ポート側から入力された光のビーム径をビーム径拡大方向に拡大するアナモルフィック光学系と、
    を備え、
    前記集光レンズ系の主面から前記光操作素子までの距離が前記集光レンズ系の焦点距離より長く、
    前記光の前記コリメータレンズによるビームウエスト半径ω01は、前記ビームウエスト半径ω01と前記光スイッチ素子上でのビーム拡大方向のビームウエスト半径ω22との関係を示す曲線において、前記ビームウエスト半径ω22が極大値をとる値よりも小さい値に設定されていることを特徴とする光操作装置。
  2. 前記コリメータレンズの焦点距離は、前記焦点距離と前記ビームウエスト半径ω22との関係を示す曲線において、前記ビームウエスト半径ω22が極大値をとる値よりも小さい値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の光操作装置。
  3. 下記式が成り立つことを特徴とする請求項1または2に記載の光操作装置。
    ω22<(λ・f)/(π・m・ω01
    ここで、λは前記光の波長、fは前記集光レンズ系の焦点距離、mは前記アナモルフィック光学系の拡大倍率を示す。
  4. 前記ビームウエスト半径ω01は95μmより小さいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の光操作装置。
  5. 前記コリメータレンズの焦点距離は1mmより小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の光操作装置。
  6. 前記光操作素子は、前記ビーム径拡大方向と垂直な方向においてレンズ効果を有するように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の光操作装置。
  7. 前記光操作素子は、前記ビーム径拡大方向と垂直な方向においてフレネルレンズ状の屈折率分布を形成するように制御されることができる複数の位相変調素子が配列して構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の光操作装置。
  8. 前記光操作素子は、LCOSで構成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の光操作装置。
  9. 前記集光レンズ系は、前記ビーム径拡大方向における第1焦点距離と前記ビーム径拡大方向に対して垂直な方向における第2焦点距離とが互いに異なることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の光操作装置。
  10. 前記第2焦点距離は前記第1焦点距離よりも長いことを特徴とする請求項9に記載の光操作装置。
  11. 前記集光レンズ系は、前記第1焦点距離を有する第1シリンドリカルレンズと前記第2焦点距離を有する第2シリンドリカルレンズとを有することを特徴とする請求項9または10に記載の光操作装置。
  12. 前記集光レンズ系は、前記第2焦点距離を有する点対称レンズおよび前記点対称レンズとの合成焦点距離が前記第1焦点距離である焦点距離を有するシリンドリカルレンズ、または、前記第1焦点距離を有する点対称レンズおよび前記点対称レンズとの合成焦点距離が前記第2焦点距離である焦点距離を有するシリンドリカルレンズ、を有することを特徴とする請求項9または10に記載の光操作装置。
  13. 前記アナモルフィック光学系と前記集光レンズ系との間に設けられた光分散素子を備え、波長選択光スイッチとして機能することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一つに記載の光操作装置。
  14. 前記コリメータレンズによるビームウエストは、前記光分散素子よりも該コリメータレンズ側に位置することを特徴とする請求項13に記載の光操作装置。
  15. 前記光分散素子は、前記ビーム径拡大方向における前記集光レンズ系の結像位置に配置されていることを特徴とする請求項13または14に記載の光操作装置。
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