JP2017142051A - 保冷ショーケース用ガラスドア、及び保冷ショーケース - Google Patents

保冷ショーケース用ガラスドア、及び保冷ショーケース Download PDF

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Hiroki Nakayama
広樹 中山
哲 菊地
Satoru Kikuchi
哲 菊地
井上 誠二
Seiji Inoue
誠二 井上
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【課題】従来よりも高い断熱性を備える保冷ショーケース用ガラスドア、及び保冷ショーケースを提供する。【解決手段】保冷ショーケースの庫外側に位置する第1のガラス板と、前記第1のガラス板と所定の空間を隔てて対向しかつ庫内側に位置する第2のガラス板と、前記第1及び第2のガラス板の周縁部を、スペーサーを介して保持して一体構造を構成する複層ガラスの周縁にドア框フレームが環装されてなる保冷ショーケース用ガラスドアであって、前記ドア框フレームは、前記第2のガラスの庫内側面と結合する庫内側枠部と、前記複層ガラスの周縁部と結合するガラス端面カバー部とを有し、前記ガラス端面カバー部は、前記第1のガラス板の庫外側面と結合する部位を有しておらず、かつ、中空部を有していないことを特徴とする、保冷ショーケース用ガラスドア。【選択図】図1

Description

本発明は、保冷ショーケース用ガラスドア、及び保冷ショーケースに関する。
従来、コンビニエンス・ストア等においては、保冷ショーケース内に各種商品(飲料品、生鮮食品、冷凍食品等)を保管し販売している。保冷ショーケースは正面に枠体とガラス板で構成されたドアを備え、枠体の正面にはハンドルが取り付けられている。このハンドルをユーザが開閉操作することで、ドアを前後に開閉することができる。なお、保冷ショーケース内には、多くの商品を保管する必要があるため、保冷ショーケースのドアには高い断熱性が求められている。
保冷ショーケース用のドアの断熱性を高めるため、複数枚の透明板が周縁部においてスペーサーを間に挟んで互いに結合されることで複層透明板が形成され、この複層透明板が枠体内に嵌着されたものにおいて、前記スペーサーと前記透明板との間に、熱伝導性の低い材質の介装体が装着されている保冷ショーケース用のドア等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−316945号公報
しかしながら、特許文献1の冷却貯蔵庫の扉には、スペーサーと前記透明板との間に、熱伝導性の低い材質の介装体が装着されているが、枠体を介して冷気が伝導してしまうという問題があった。
そこで本発明は、従来よりも簡便な構成で、かつ高い断熱性を備える保冷ショーケース用ガラスドア、及び保冷ショーケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る保冷ショーケース用ガラスドアは、保冷ショーケースの庫外側に位置する第1のガラス板と、前記第1のガラス板と所定の空間を隔てて対向しかつ庫内側に位置する第2のガラス板と、前記第1及び第2のガラス板の周縁部を、スペーサーを介して保持して一体構造を構成する複層ガラスの周縁にドア框フレームが環装されてなる保冷ショーケース用ガラスドアであって、前記ドア框フレームは、前記第2のガラスの庫内側面と結合する庫内側枠部と、前記複層ガラスの周縁部と結合するガラス端面カバー部とを有し、前記ガラス端面カバー部は、前記第1のガラス板の庫外側面と結合する部位を有しておらず、かつ、中空部を有していないことを特徴とする。
本発明によれば、従来よりも保冷ショーケース用ガラスドアのドア框フレームを介した冷気の伝導を抑制でき、より高い断熱性を備える保冷ショーケース用ガラスドア、及び保冷ショーケースを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドアの一例を示した側断面図である。 従来の保冷ショーケース用ガラスドアの一例を示した側断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドアの一例を示した側断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドアの一例を示した側断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドアの一例を示した側断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドアの一例を示した側断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドアの一例を示した側断面図である。
保冷ショーケース用ガラスドア100は、保冷ショーケースの庫外側に位置する第1のガラス板11と、第1のガラス板11と所定の空間を隔てて対向しかつ庫内側に位置する第2のガラス板12とを有する。また、第1、第2のガラス板の周縁部を、スペーサー14を介して保持することで一体的に構成される複層ガラスの周縁に、ドア框フレーム16が環装されている。
第1、第2のガラス板11、12の厚さは特に限定されないが、1枚の場合でも窓として使用実績のある1〜5mmが好ましい。必要に応じて、強化ガラス、合わせガラスを1枚もしくは2枚に適用してもよい。強化ガラスとしては、風冷強化法や化学強化法により得られる強化ガラスを用いることができる。
なお、本発明では、ガラスは無機ガラスと有機ガラスの両方を含むものとする。無機ガラスとしては、ソーダライムガラス、ホウ珪酸ガラス、無アルカリガラス、石英ガラス等が挙げられる。有機ガラスとは、アクリル、ポリカーボネートなどに代表される透明樹脂を示す。
第1のガラス板11の庫内側面、及び/または第2のガラス板12の庫外側面には、低放射膜(Low−E膜)が設けられていてもよい。低放射膜は、銀系の低放射膜であってもよいし、非銀系の低放射膜であってもよい。
低放射膜が銀系の低放射膜の場合は、薄膜の積層膜からなり、銀を主成分とする膜を、亜鉛を主成分とする酸化物薄膜で挟んだ積層膜(以下、亜鉛酸化物/銀/亜鉛酸化物と記載する)であってもよい。放射率を下げるためには、前記積層体を2重にした積層膜(亜鉛酸化物/銀/亜鉛酸化物/銀/亜鉛酸化物)であってもよい。この積層膜では透過率が高く、保冷ショーケースの内部を目視しやすい。
なお、低放射膜としては、特公平8−32436号公報に開示されている透明導電性の膜や、特開平6−144874号公報に開示されている熱線反射膜を適用できる。ここで、熱線反射膜は、導電性酸化物の超微粒子と、酸化ルテニウムと、さらに、酸化珪素、酸化チタン、酸化ジルコニウム、及び酸化アルミニウムの中から選ばれる少なくとも1種の金属酸化物とを主成分とし、導電性酸化物の超微粒子として、アンチモン含有酸化錫微粒子または/かつ錫含有酸化インジウム微粒子が含まれるものであってもよい。
第2のガラス板12の庫内側面には、ガラス板を通電加熱する機能を有する加熱手段が設けられていてもよい。加熱手段は、透明導電膜でもよいし、ガラス板の表面に発熱用のワイヤーを設置したものや、発熱用の銀系のプリントを設置したものや、導電性フィルムを貼合したものでもよい。この中でも保冷ショーケースの内部の目視しやすさの観点から透明導電膜を用いたものが好ましく、透明導電膜の材料としては、アンチモンドープされた酸化スズ、ビスマスドープされた酸化スズ、またはフッ素ドープされた酸化スズがよく、フッ素ドープの酸化スズがコスト的にも安くより好ましい。
第2のガラス板12の庫内側面には、防曇層が設けられていてもよい。防曇層は、ガラス表面への結露や結氷を防ぐ機能を備える。防曇層は、防曇機能を有する固形分を溶剤に溶解させて得た薬液をガラス板(第2のガラス板12)に塗布し、溶剤を揮発・乾燥させることで第2のガラス板12の庫内側面に防曇層を形成してもよい。なお、防曇層を透明の樹脂フィルム上に形成することで得られた防曇性樹脂フィルムを第2のガラス板12の庫内側面に貼合してもよい。
防曇層は、空気中の水分や膜表面に吸着した水分を膜中に吸収することで膜表面の水滴形成を阻害し、防曇機能を発揮する吸水性樹脂膜であってもよいし、膜表面に付着した水の接触角を10°以下程度まで低下せしめる水膜とし、水滴の形成を阻害する親水性膜のどちらであってもよい。親水性膜はその表面に吸着した水が膜状となる。吸水性樹脂膜としては、例えばポリアクリル酸エステルとエポキシをアルコールで溶解し、これをガラス表面に塗布し、加熱乾燥して形成する方法がある。
防曇層は、完全に透明であることが視認性の観点から好ましいが、視認性を損なわない程度に着色されていても構わない。さらに、防曇層を防曇性樹脂フィルムとして第2のガラス板12の庫内側面に貼付する場合は、フィルムをガラスに密着させて固定するために接着剤を用いることもできる。接着剤の種類は特に限定されるものではないが、視認性の観点から、完全に透明であることが好ましい。
なお、防曇層としては、特開2005−119920号公報等に開示されている公知の親水膜を適用できる。
第1のガラス板11と第2のガラス板12との間の空間は、空間を満たす気体によって断熱効果は異なるが、保冷ショーケースのドアとしての収まりの点から、厚さが8〜20mmであることが好ましい。ここで、空間の厚さとは、第1のガラス板11の庫内側面と第2のガラス板12の庫外側面との最短距離を意味する。
第1のガラス板11と第2のガラス板12との間の空間には、乾燥空気や、断熱ガスが充填されていてもよい。断熱ガスとは、熱伝導率が空気より小さいガスのことを意味し、希ガスであるクリプトン(Kr)ガス、アルゴン(Ar)ガスが好ましい。断熱ガス中の希ガスの濃度は高いほど好ましい。熱伝導率が空気より小さくなれば、空気と希ガスの混合ガスでもよい。
断熱ガスがクリプトンの場合、空間の厚さは8〜12mmであることが好ましく、断熱ガスがアルゴンの場合、空間の厚さは14〜20mmであることが好ましい。
スペーサー14は、ガラス板とガラス板の間隔を保持する機能、ガラス板を接着する機能、空気層内部を密閉する機能を持つ。ガラス板とガラス板の間隔を保持する機能を持つ部材の主な構成物質が樹脂であることが好ましい。樹脂が主な構成物質とは、樹脂の中に金属の部品が一部導入してあってもよいことを意味する。
ドア框フレーム16は、マグネットガスケット22を備えていてもよい。マグネットガスケット22は、柔軟な本体を有し、保冷ショーケース用ガラスドア100を閉じたときに、密封性を保つとともに、マグネットの吸引力に抗してガラスドア100の開閉を可能とするためのシール部材である。ガスケット受け面23は、磁性体からなる。したがって、保冷ショーケース用ガラスドア100を閉じたときに、マグネットガスケット22が磁力によりガスケット受け面23と吸引するため、保冷ショーケース用ガラスドア100の密封性が高い。
フレーム21は、保冷ショーケース用ガラスドア100に対するフレームとしての機能を果たすための枠体であり、ガスケット受け面23でマグネットガスケット22を受けるとともに、保冷ショーケース用ガラスドア100の庫内側の側面及び下端側の端部を囲むように設けられる。
ドア框フレーム16は、庫内側枠部161とガラス端面カバー部162とを有する。ドア框フレーム16は、庫内側枠部161とガラス端面カバー部162とを一体成形してもよいし、庫内側枠部161とガラス端面カバー部162とを、別々に成形した後に組み合わせて形成してもよい。
庫内側枠部161は、第2のガラス12の庫内側面と結合する部位であって、庫内側枠部161の庫内側面には、マグネットガスケット22が設けられる。
ここで、「結合」とは直接接していることだけではなく、接着層や緩衝層などを介して接していることも含む。
庫内側枠部161は強度の観点から、アルミやスチール等の金属材料で形成されてもよい。庫内側枠部161は、押し出し成形により製造されてもよいが、その他の方法で製造されてもよい。庫内側枠部161は中空部を有していてもよい。庫内側枠部161が中空部を有している場合は、中空部に発泡ウレタン樹脂等からなる断熱材や発泡スチロール、真空断熱材等が充填されていてもよい。
ガラス端面カバー部162は、第1のガラス板11と第2のガラス板12とスペーサー14とからなる複層ガラスの周縁部と結合する部位であって、第1のガラス板11の庫外側面と結合する部位を有していない。さらに、ガラス端面カバー部162は中空部を有していない。
ガラス端面カバー部162は強度の観点から、アルミやスチール等の金属材料で形成されてもよい。ガラス端面カバー部162は、押し出し成形により製造されてもよいが、その他の方法で製造されてもよい。ガラス端面カバー部162の厚さ(第1のガラス板11及び第2のガラス板12の主面方向の長さ)は、庫内側枠部161の肉厚と同等の厚さであることが好ましいが、ガラス端面カバー部162が第1のガラス板11と第2のガラス板12とスペーサー14とからなる複層ガラスの重量を支えられる厚さであれば、庫内側枠部161の肉厚と同等の厚さでなくてもよい。
ガラス端面カバー部162は、第1のガラス板11の庫外側面と結合する部位を有しておらず、かつ、中空部を有していない形状であるため、ガラス端面カバー部162の庫外側に露出する端面が極めて小さくてすむ。
図2は、従来の保冷ショーケース用ガラスドア200の一例を示した側断面図である。従来の保冷ショーケース用ガラスドア200のドア框フレーム26は中空部を有し、第1のガラス板の庫外側面と結合する部位を有する。さらに、ドア框フレーム26は、第1のガラス板11と第2のガラス板12とスペーサー14とからなる複層ガラスの周縁部と結合する部位と、第1のガラス板11と第2のガラス板12とスペーサー14とからなる複層ガラスの周縁部と結合する部位と中空部を介して対向する部位と、ドア框フレーム26の庫外側に位置する部位とを有するため、ドア框フレーム26の中空部に断熱材を充填したとしても、第1のガラス板11と第2のガラス板12とスペーサー14とからなる複層ガラスの周縁部と結合する部位や、第1のガラス板11と第2のガラス板12とスペーサー14とからなる複層ガラスの周縁部と結合する部位と中空部を介して対向する部位を介して保冷ショーケース内の冷気が第1のガラス板の庫外側面と結合する部位や、ドア框フレーム26の庫外側に位置する部位に伝導してしまうため、保冷ショーケースの断熱性を損なうおそれがある。さらに、ドア框フレーム26の庫外側面に露出する面積が大きいため、ドア框フレーム26の庫外側面に結露等が発生してしまうおそれがある。
しかし、図1に示した第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドア100においては、ドア框フレーム16が、上述したように第2のガラス12の庫内側面と結合する庫内側枠部161と、第1のガラス板11と第2のガラス板12とスペーサー14とからなる複層ガラスの周縁部と結合するガラス端面カバー部162とを有する。ガラス端面カバー部162は、第1のガラス板11の庫外側面と結合する部位を有しておらず、かつ、中空部を有していないため、保冷ショーケースの冷気は庫内側枠部161を介してガラス端面カバー部162にしか伝導しない。さらに、ドア框フレーム16が庫外側に露出する部位がガラス端面カバー部162の端面のみであるため、ドア框フレーム16を介して保冷ショーケースの冷気が庫外側に放出することを抑制でき、保冷ショーケース用ガラスドア100の断熱性をより高くすることができる。さらに、第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドア100において、ドア框フレーム16が庫外側に露出する部位がガラス端面カバー部162の端面のみであるため、ドア框フレーム16の庫外側には結露等が発生しない。
また、第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドア100は上述の構造であるため、保冷ショーケースのドア全体の寸法を大きくすることなく、庫内の商品の視認性を高めることが出来る。さらに、第1のガラス面の庫外側面と結合する部位がないため、第1のガラス板11と第2のガラス板12とスペーサー14とからなる複層ガラスをより庫外側に配置することが可能となり、第2のガラス板12の庫内側面と、保冷ショーケース内の商品との距離が広がるため、冷気対流効果が生まれ、保冷ショーケースの省エネにつながる。さらに、保冷ショーケースを正面から見たときに、金属製のドア框フレームが殆ど露出しないため美観に優れ、さらに、第1のガラス11の庫外側面とガラス端面カバー部162の庫外側端面との間に段差が殆どないため、ゴミがたまることもなく、清掃もしやすい。
〔第2の実施形態〕
図3は、本発明の第2の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドアの一例を示した側断面図である。図3において、保冷ショーケース用ガラスドア101は、第1のガラス板11と第2のガラス板12の間に、第3のガラス板13を備えており、第2のガラス板12と第3のガラス板13の間隔を保持するスペーサー15を備えている点で、第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドア100と異なっている。
図3に示す保冷ショーケース用ガラスドア101は、第1のガラス板11と第2のガラス板12との間に第3のガラス板13を備える。更に、第1のガラス板11と所定の空間を隔てて対向しかつ庫内側に位置する第3のガラス板13と、第1、第3のガラス板の周縁部を、スペーサー14を介して保持され、さらに第3のガラス板13と所定の空間を隔てて対向しかつ庫内側に位置する第2のガラス板12と、第2、第3のガラス板の周縁部を、スペーサー15を介して保持されることで一体的に構成する3層ガラスを備えるため、より保冷ショーケース用ガラスドア101の断熱性を高めることが出来る。
なお、その他の構成要素については、第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドア100と同様であるので、対応する構成要素に同一の参照符号を付してその説明を省略する。
〔第3の実施形態〕
図4は、本発明の第3の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドアの一例を示した側断面図である。図4において、保冷ショーケース用ガラスドア102は、庫内側枠部161の、庫内側かつ第2のガラス板12の庫内側面に対して略垂直な面に発光素子17を備える点で、第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドア100と異なっている。その他の構成要素については、第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドア100と同様であるので、対応する構成要素に同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図4に示す保冷ショーケース用ガラスドア102は、庫内側枠部161の、庫内側かつ第2のガラス板12の庫内側面に対して略垂直な面に発光素子17を備えるため、より保冷ショーケース内の商品を視認しやすくなる。
〔第4の実施形態〕
図5は、本発明の第4の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドアの一例を示した側断面図である。図5において、保冷ショーケース用ガラスドア103は、第1のガラス板11の主面の面積が第2のガラス板12よりも主面の面積が大きい点で、第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドア100と異なっている。その他の構成要素については、第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドア100と同様であるので、対応する構成要素に同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図5に示す保冷ショーケース用ガラスドア103は、第1のガラス板11の主面の面積が第2のガラス板12よりも主面の面積が大きく、ガラス端面カバー部162の庫外側端面が露出しない構造になっているため、よりドア框フレーム16を介して保冷ショーケースの冷気が庫外側に放出することを抑制でき、保冷ショーケース用ガラスドア103の断熱性をより高くすることができる。さらに、保冷ショーケース用ガラスドア103を正面から見たとき、ドア框フレーム16が庫外側に露出する部位がないため、美観に優れる。
なお、図5では、第1のガラス板11の端面が、ガラス端面カバー部162のスペーサー14と結合する面と反対側の面と同一面になっている場合が例示されているが、第1のガラス板11の端面は、ガラス端面カバー部162のスペーサー14と結合する面と反対側の面と同一面にならなくてもよい。
また、図5に示す保冷ショーケース用ガラスドア103において、第1のガラス板11の少なくとも庫外側の端面をエッジ処理してもよい。第1のガラス板11の少なくとも庫外側の端面をエッジ処理することで、保冷ショーケース用ガラスドア103の庫外側の全面が第1のガラス板11となる構造であっても、第1のガラス板11が破損し難くなる。
〔第5の実施形態〕
図6は、本発明の第5の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドアの一例を示した側断面図である。図6において、保冷ショーケース用ガラスドア104は、ガラス端面カバー部162の庫外側の少なくとも一部が樹脂部材18である点で、第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドア100と異なっている。その他の構成要素については、第1の実施形態に係る保冷ショーケース用ガラスドア100と同様であるので、対応する構成要素に同一の参照符号を付してその説明を省略する。
樹脂部材18は、PVC(Polyvinyl Chloride),ポリプロピレンやABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の適切な硬質樹脂材料で形成されてもよいし、ゴム材料等で形成されてもよいが、熱伝導性の低い材質であることが好ましい。また、樹脂部材18は、それぞれ押し出し成形により製造されてもよいが、その他方法で製造されてもよい。
図6に示す保冷ショーケース用ガラスドア104において、ガラス端面カバー部162の前記ガラス端面カバー部162の庫外側端部に樹脂部材18を備える。ガラス端面カバー部162が全て樹脂部材18で形成されていてもよいし、ガラス端面カバー部162の庫外側端部の一部が樹脂部材18でもよい。全てが金属部材で形成されたガラス端面カバー部162の、庫外側端部を樹脂部材18で被覆してもよい。ガラス端面カバー部162の庫外側端部に樹脂部材18を備えることで、保冷ショーケース用ガラスドア104の庫外側端部が破損し難くなる。
なお、樹脂部材18は、第1のガラス板11の庫外側の外周面を保護するために、保冷ショーケース用ガラスドアの美観を損なわない程度に、第1のガラス庫外側面の外周面にも設けられていてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態に種々の変形、改良及び置換を加えることができる。
本発明に係る保冷ショーケース用ガラスドアは、冷蔵または冷凍食品等を保管するのに使用される保冷ショーケースに好適である。また、本発明は、開き戸だけでなく、引き戸や固定窓等にも適用できることは明らかである。また、本発明は、自動車、鉄道車両、航空機、船舶、または建築物の窓に適用することもできる。
100、101、102、103、104、105、106、200 保冷ショーケース用複層ガラスドア
11 第1のガラス板
12 第2のガラス板
13 第3のガラス板
14、15 スペーサー
16、26 ドア框フレーム
161 庫内側枠部
162 ガラス端面カバー部
17 発光素子
18 樹脂部材
21 フレーム
22 マグネットガスケット
23 ガスケット受け面

Claims (6)

  1. 保冷ショーケースの庫外側に位置する第1のガラス板と、前記第1のガラス板と所定の空間を隔てて対向しかつ庫内側に位置する第2のガラス板と、前記第1及び第2のガラス板の周縁部を、スペーサーを介して保持して一体構造を構成する複層ガラスの周縁にドア框フレームが環装されてなる保冷ショーケース用ガラスドアであって、
    前記ドア框フレームは、前記第2のガラス板の庫内側面と結合する庫内側枠部と、前記複層ガラスの周縁部と結合するガラス端面カバー部とを有し、
    前記ガラス端面カバー部は、前記第1のガラス板の庫外側面と結合する部位を有しておらず、かつ、中空部を有していないことを特徴とする、保冷ショーケース用ガラスドア。
  2. 前記第1のガラス板と前記第2のガラス板の間に、第3のガラス板を備える、請求項1に記載の保冷ショーケース用ガラスドア。
  3. 前記庫内側枠部の、庫内側かつ前記第2のガラス板の庫内側面に対して略垂直な面に発光素子を備える、請求項1または2に記載の保冷ショーケース用ガラスドア。
  4. 前記第1のガラス板は、前記第2のガラス板よりも主面の面積が大きい、請求項1〜3のいずれか1項に記載の保冷ショーケース用ガラスドア。
  5. 前記ガラス端面カバー部の庫外側端部に樹脂部材を備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の保冷ショーケース用ガラスドア。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の保冷ショーケース用ガラスドアを備えた保冷ショーケース。
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