JP2017141519A - バイアス織物製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】バイアス角の微調整を容易にする。
【解決手段】バイアス織物製造装置は、ガイドバー10の対と、切刃180と、取付体16とを備える。切刃180は、ガイドバー10の対の間に位置する。取付体16には、ガイドバー10の対および切刃180がそれぞれ取り付けられる。取付体16が、基部と、回転部54と、回転駆動部56と、受止部58とを有している。回転部54は基部に載せられている。回転部54には、切刃180が接続される。回転部54は、所定の回転中心箇所を中心として基部に対して回転する。回転駆動部56は、基部に回転部54が載る箇所から見て側部において回転部54に力を加える。
【選択図】図6

Description

本発明はバイアス織物製造装置に関する。
特許文献1は、バイアス織物製造装置を開示する。このバイアス織物製造装置は、一対のガイドバーと、円板状カッティングブレードと、織物巻取用芯材とを含む。一対のガイドバーは、管状織物を案内する。この管状織物は、経糸および緯糸の交差角が90度であり、かつ、経糸が織物の長手方向に沿っているものである。管状織物は、それらのガイドバーに沿って進む。円板状カッティングブレードは、管状織物の進行方向に対して斜め方向にその管状織物をカットする。その管状織物のうちカットされた部分がバイアス織物である。バイアス織物は、経糸が延びる方向および緯糸が延びる方向が織物の長手方向に対して斜めである織物を言う。織物巻取用芯材は、円板状カッティングブレードによってカットされたバイアス織物を巻く。織物巻取用芯材によってバイアス織物が巻き取られることにより、管状織物は連続的に回転する。
特許文献1に開示されたバイアス織物製造装置によれば、低コストで高生産性を得られるだけでなく、接続部位のないバイアス織物を連続して生産することができる。
特表2014−529016号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたバイアス織物製造装置には、バイアス角の微調整が困難という問題点がある。バイアス角とは、織物の長手方向に対して経糸がなす角度を言う。本発明は、このような問題を解決するものである。本発明の目的は、バイアス角の微調整が容易なバイアス織物製造装置を提供することにある。
図面を参照し本発明のバイアス織物製造装置を説明する。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためであって内容を図示した範囲に限定する意図ではない。
上述した課題を解決するために、本発明のある局面に従うと、バイアス織物製造装置は、ガイドバー10の対と、切刃180と、取付体16とを備える。ガイドバー10の対は互いに沿うように延びる。切刃180は、ガイドバー10の対の延びる方向に対し斜め方向に沿う。切刃180は、ガイドバー10の対の間に位置する。取付体16には、ガイドバー10の対および切刃180がそれぞれ取り付けられる。取付体16が、基部50と、ガイドバー接続部52と、回転部54と、回転駆動部56とを有している。ガイドバー接続部52は、ガイドバー10の一端をガイドバー10の他端の向きが変更できるよう基部50に接続する。回転部54は基部50に載せられている。回転部54には切刃180が接続される。回転部54は、所定の回転中心箇所を中心として基部50に対して回転する。回転駆動部56は、回転部54が所定の回転中心箇所を中心として回転するよう回転部54に力を加える。回転駆動部56は、基部50のうち回転部54が載る箇所70から見た側部において回転部54に力を加える。
ガイドバー10の対に沿って管状の織物150が案内され得る。ガイドバー接続部52は、ガイドバー10の一端をガイドバー10の他端の向きが変更できるよう基部50に接続する。回転部54は、基部50に載せられている。回転部54には切刃180が接続される。切刃180は、ガイドバー10の対の延びる方向に対して斜め方向に沿う。切刃180は、ガイドバー10の対の間に位置する。これにより、切刃180は、ガイドバー10の対によって案内される管状の織物150の進行方向に対して斜め方向にその管状の織物150の側面を切ることができる。その結果、切られた織物150は帯状の織物150となる。回転部54は、所定の回転中心箇所を中心として基部50に対して回転する。これにより、カッター部12が管状の織物150の側面を切る方向は、ガイドバー接続部52に加え、回転部54によっても変更可能になる。回転駆動部56は、回転部54が所定の回転中心箇所を中心として回転するよう回転部54に力を加える。回転駆動部56は、基部50のうち回転部54が載る箇所70から見た側部において回転部54に力を加える。回転部54は、回転駆動部56の力を受けることにより、所定の回転中心箇所を中心として基部50に対して回転する。回転部54が載る箇所70から見た側部において力を受けることにより回転部54が回転する場合、上述された回転中心箇所において回転部54を回転させる場合に比べ、回転部54の回転角の微調整が容易になる。回転部54が載る箇所70から見た側部において力を加えることにより回転部54を回転させる場合には、回転部54の中心箇所において回転部54に力を加えて回転部54を回転させる場合に比べると、同一の角度変化を実現するために、力が加えられる箇所をより多く移動させる必要があるためである。回転部54の回転角の微調整が容易になると、切刃180が管状の織物150の側面を切る方向の微調整も容易になる。切刃180が管状の織物150の側面を切る方向はバイアス角に対応する。その結果、バイアス角の微調整が容易なバイアス織物製造装置を提供できる。
また、上述した回転部54が、切刃配置部92と、基部接続部96と、抵抗軽減部98とを有していることが望ましい。切刃配置部92はガイドバー10の対に対向する。切刃配置部92は、ガイドバー10の対の間に切刃180を配置する。基部接続部96は、切刃配置部92が基部50に対し回転中心箇所を中心として回転可能となるように切刃配置部92を基部50に接続する。抵抗軽減部98は、切刃配置部92が基部50に対して回転する際の抵抗を軽減する。
切刃配置部92はガイドバー10の対に対向する。切刃配置部92は、ガイドバー10の対の間に切刃180を配置する。基部接続部96が、切刃配置部92を基部50に対し回転可能とする。これにより、切刃180が管状の織物150を切る方向が変更可能になる。切刃配置部92が回転する際の抵抗を抵抗軽減部98が軽減する。その結果、その抵抗が軽減されない場合に比べ、バイアス角の微調整が容易になる。
もしくは、上述した抵抗軽減部98が複数の車輪100を有していることが望ましい。車輪100は、切刃配置部92に接続される。複数の車輪100は、回転中心箇所から見て互いに反対側である一方の箇所と他方の箇所とに配置される。車輪100は、切刃配置部92の回転に伴って基部50の表面を転がる。
抵抗軽減部98は、車輪100を有しているので、切刃配置部92が基部50に対して回転する際の抵抗を軽減する際、転がり抵抗を受ける。その転がり抵抗は、周知の潤滑剤によりその抵抗を軽減する場合に比べて小さい。抵抗軽減部98が有している複数の車輪100は、回転中心箇所から見て互いに反対側である一方の箇所と他方の箇所とに配置される。それらの箇所に車輪100が配置されることにより、それらの箇所の片方のみに車輪100が配置される場合と比べ、車輪100が配置されなかった箇所が基部50から受ける抵抗を軽減できる。
また、上述した回転駆動部56が、軸部110と、筒部112と、操作部材120とを有していることが望ましい。軸部110は基部50と回転部54とのうち一方に接続される。軸部110の外周には雄ねじ130が設けられている。筒部112は基部50と回転部54とのうち他方に接続される。軸部110は筒部112の内部に進入する。筒部112の内部には雌ねじ132が設けられている。この雌ねじ132は軸部110の雄ねじ130とかみ合う。操作部材120は軸部110にトルクを与える。
軸部110は操作部材120によってトルクを与えられると筒部112の雌ねじ132に沿って移動する。軸部110は基部50と回転部54とのうち一方に接続される。筒部112は基部50と回転部54とのうち他方に接続される。これにより、操作部材120が軸部110にトルクを与えると軸部110と筒部112とは相対運動をする。その相対運動に伴い、回転部54が回転する。軸部110の回転に起因して回転部54が回転するので、軸部110をその中心軸に沿う方向へ押すことによって回転部54を回転させる場合に比べ、軸部110の移動量の微調整が容易になる。その微調整が容易になるので、バイアス角の微調整も容易になる。
本発明によれば、バイアス角の微調整が容易になる。
本発明のある実施形態にかかるバイアス織物製造装置の正面図である。 本発明のある実施形態にかかるバイアス織物製造装置の平面図である。 本発明のある実施形態にかかるバイアス織物製造装置の側面図である。 本発明のある実施形態にかかる取付体の正面図である。 本発明のある実施形態にかかる基部の斜視図である。 本発明のある実施形態にかかる回転部の平面図である。 本発明のある実施形態にかかる車輪の配置を示す図である。 本発明のある実施形態にかかる取付体の側面図である。 本発明のある実施形態にかかる筒部の断面図である。
以下、本発明について図面に基づき詳細に説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。従って、それらについての詳細な説明は繰返さない。
[構成の説明]
図1は、本実施形態にかかるバイアス織物製造装置の正面図である。図2は、本実施形態にかかるバイアス織物製造装置の平面図である。図3は、本実施形態にかかるバイアス織物製造装置の側面図である。図1乃至図3に基づいて、本実施形態にかかるバイアス織物製造装置の構成が説明される。
本実施形態にかかるバイアス織物製造装置は、ガイドバー10の対と、カッター部12と、取付体16と、空気供給部18とを備える。図1に示されているように、ガイドバー10の対は互いに沿うように延びる。図2に示されているように、ガイドバー10の対は共に管状の織物150の中に挿入される。後述されるように、管状の織物150はそれらのガイドバー10の対に沿って進む。これにより、ガイドバー10の対は管状の織物150を案内することとなる。その案内の方向はガイドバー10の対が伸びる方向に沿う。カッター部12はその織物150の側面を切断する。カッター部12が織物150の側面を切断する方向は、ガイドバー10の対が伸びる方向ひいては織物150の進む方向に対して斜め方向である。切断された織物150は帯状になる。この織物がバイアス織物である。カッター部12は切刃180を有する。切刃180は、ガイドバー10の対の延びる方向に対して斜め方向に沿う。切刃180は、ガイドバー10の対の間に位置する。取付体16には、ガイドバー10の対、カッター部12、および、空気供給部18が取り付けられる。空気供給部18は管状の織物150の中に空気を吹き込む。空気が吹き込まれることにより、管状の織物150の切断が容易になる。
図4は、本実施形態にかかる取付体16の正面図である。図4に基づいて、本実施形態にかかる取付体16の構成が説明される。取付体16は、基部50と、ガイドバー接続部52の対と、回転部54と、回転駆動部56と、受止部58とを有する。基部50は、ガイドバー10の対、カッター部12、および、空気供給部18の取付元となる部分である。ガイドバー接続部52にはガイドバー10の一端が接続される。ガイドバー接続部52は、基部50に連結される基部連結部分160と、ガイドバー10の一端に連結される一端連結部分162と、図示されない軸とを有する。この軸は、一端連結部分162が基部連結部分160に対して回転可能となるよう基部連結部分160と一端連結部分162とを接続する。これにより、ガイドバー接続部52は、ガイドバー10の一端をガイドバー10の他端の向きが変更できるよう基部50に接続することとなる。なお、基部連結部分160には車輪が取り付けられている。回転部54は基部50に載せられている。回転部54にはカッター部12が接続される。回転部54は後述される回転中心箇所を中心として基部50に対して回転する。受止部58は回転部54の側面に固定される。回転駆動部56は、基部50のうち回転部54が載る箇所(後述される回転面70)から見た側部に設けられる。回転駆動部56は、回転部54が所定の回転中心箇所を中心として回転するよう回転部54に力を加える。受止部58は、回転部54のうち基部50に載せられる箇所から見た側部に設けられる。受止部58は、回転駆動部56から力を受けて、取付体16に力を伝達する。これにより、回転駆動部56は、受止部58を介して回転部54に力を加えることとなる。
図5は、本実施形態にかかる基部50の斜視図である。図5に基づいて、本実施形態にかかる基部50の構成が説明される。基部50は、回転面70と、連結梁部72と、支持梁部74と、固定梁部76と、軸受取付ブラケット78とを有する。回転面70には回転部54が載せられる。回転部54は回転面70上で回転する。回転面70の中央部分には空間が形成されている。この空間を経由してバイアス織物は織物巻取用芯材14に巻き取られる。回転面70には軸挿入孔80が設けられている。連結梁部72には、ガイドバー接続部52のうち基部連結部分160が連結される。本実施形態の場合、基部連結部分160は、連結梁部72に沿って移動可能である。支持梁部74には基部連結部分160に取り付けられた車輪が載せられる。ガイドバー接続部52の基部連結部分160が連結梁部72に連結され、かつ、その基部連結部分160に取り付けられた車輪が支持梁部74に載せられているので、ガイドバー接続部52は基部50に接続されることとなる。固定梁部76には空気供給部18が固定される。軸受取付ブラケット78には回転駆動部56が接続される。
図6は、本実施形態にかかる回転部54の平面図である。図6に基づいて、本実施形態にかかる回転部54の構成が説明される。回転部54は、構造材90と、切刃配置部92と、芯材配置駆動部94と、基部接続部96と、抵抗軽減部98とを有している。構造材90には、切刃配置部92と、芯材配置駆動部94と、基部接続部96と、抵抗軽減部98とが接続される。本実施形態の場合、構造材90は矩形である。その構造材90の中央部分には空間が形成される。この空間を経由して、上述されたバイアス織物が巻き取られる。このような構造は、互いに沿うように配置される2本の長辺用溝型鋼60と、これらの両端に接続され、かつ、互いに沿うように配置される2本の短辺用溝型鋼62とによって形成される。上述された受止部58は構造材90の一端に設けられる。切刃配置部92は、構造材90からガイドバー10の対に対向するよう突出する。切刃配置部92はカッター部12を保持する。その結果、カッター部12がガイドバー10の対と対向し、かつ、カッター部12の切刃180がガイドバー10の対の間に配置される。芯材配置駆動部94は織物巻取用芯材14を保持する。織物巻取用芯材14がバイアス織物を巻取る。本実施形態の場合、芯材配置駆動部94は、駆動ローラー170と、従動ローラー172と、抑えローラー174とを有する。駆動ローラー170と従動ローラー172と抑えローラー174とは、切刃180から見たガイドバー10の一端がある方向に対し、斜め方向に配置されていればよい。ここで言う「ガイドバー10の一端」とは、ガイドバー接続部52に接続される側の端を言う。ただし、図6から明らかなように、本実施形態の場合、駆動ローラー170と従動ローラー172と抑えローラー174とは、その斜め方向(切刃180から見た斜め方向)からガイドバー10の一端がある方向にわたって配置されている。これらが延びる方向は、ガイドバー10が延びる方向に対して斜め方向である。駆動ローラー170と従動ローラー172とは、水平方向に並ぶように配置される。駆動ローラー170は図示されないモータにより駆動される。駆動ローラー170が回転すると、駆動ローラー170から摩擦力を受けた(織物巻取用芯材14がバイアス織物を巻取っている途中においてはそのバイアス織物を介して駆動ローラー170から摩擦力を受けた)織物巻取用芯材14が回転する。この回転に伴ってバイアス織物が巻取られる。バイアス織物の巻取りに伴って管状の織物150は連続的に回転することとなる。その回転方向はガイドバー10の外周方向に沿う。従動ローラー172は、織物巻取用芯材14の回転に伴って回転する。駆動ローラー170と従動ローラー172とが織物巻取用芯材14を支持する。従動ローラー172はバイアス織物を織物巻取用芯材14へ誘導するローラーでもある。バイアス織物は従動ローラー172を経て織物巻取用芯材14に巻き取られる。抑えローラー174は駆動ローラー170および従動ローラー172に沿うよう配置される。抑えローラー174は昇降可能になっている。抑えローラー174は織物巻取用芯材14を駆動ローラー170と従動ローラー172とに抑え付ける。これにより、駆動ローラー170から織物巻取用芯材14へ摩擦力が効率よく伝わる。本実施形態の場合、基部接続部96は、周知のボルトと周知のナットとを有する。前者が構造材90と回転面70の軸挿入孔80とを貫通した状態で基部50に接続されることにより、基部接続部96は、構造材90を基部50に接続することとなる。この場合、図2に二点鎖線によって示されているように、構造材90(ひいては切刃配置部92)は回転可能である。その回転の中心は基部接続部96のボルトの中心軸である。その結果、基部接続部96は、芯材配置駆動部94が基部50に対し回転中心箇所を中心として回転可能となるように芯材配置駆動部94を間接的に基部50に接続することとなる。すなわち、本実施形態の場合、上述された「回転中心箇所」は、基部接続部96のボルトの中心軸上にある。抵抗軽減部98は、芯材配置駆動部94が基部50に対して回転する際の抵抗を軽減する。
図7は、本実施形態にかかる車輪100の配置を示す図である。図7に基づいて、本実施形態にかかる抵抗軽減部98の構成が説明される。抵抗軽減部98は複数の車輪100を有する。車輪100は、周知の方法で構造材90の短辺用溝型鋼62に接続される。車輪100は、上述された回転中心箇所から見て互いに反対側である一方の箇所と他方の箇所とに配置される。すなわち、図7において、車輪100は、基部接続部96より左側の領域のいずれかの箇所と基部接続部96より右側の領域のいずれかの箇所とに配置される。これらの車輪100の回転軸は回転中心箇所の方向を向いている。これらの車輪100は、構造材90の回転に伴って基部50の回転面70の表面を転がる。芯材配置駆動部94が構造材90に接続されているので、構造材90の回転に伴って車輪100が回転面70の表面を転がることは、芯材配置駆動部94の回転に伴って車輪100が基部50の表面を転がることを意味する。
図8は、本実施形態にかかる取付体16の側面図である。図9は、筒部112の断面図である。図8および図9に基づいて、本実施形態にかかる回転駆動部56および受止部58の構成が説明される。回転駆動部56は、軸部110と、筒部112と、カップリング114と、連結材116と、軸受118と、ハンドル120とを有している。軸部110の先端部分の外周には雄ねじ130が設けられている。筒部112は、受止部58に接続される。筒部112を軸部110が貫通する。その結果、軸部110の端部は筒部112の外に突出する。筒部112の内部には雌ねじ132が設けられている。雌ねじ132は、軸部110の雄ねじ130とかみ合う。カップリング114は、軸部110と連結材116の一端とを接続する。連結材116は、カップリング114を介して軸部110にトルクを伝える。軸受118は軸受取付ブラケット78に接続される。その結果、軸部110は基部50に間接的に接続されることとなる。軸受118は連結材116を支える。軸受118に支えられることによって、連結材116は回転可能になる。連結材116はハンドル120に接続される。ハンドル120はユーザによって操作される。ハンドル120は、連結材116にトルクを与える。連結材116がカップリング114を介して軸部110に接続されているので、ハンドル120は軸部110に間接的にトルクを与えることとなる。したがって、ハンドル120は本実施形態における操作部材に相当する。
受止部58は、ブラケット140と、接続ボルト142とを有する。ブラケット140は、筒部112から力を受ける。ブラケット140の先端には溝状部が設けられている。筒部112はこの溝状部に嵌め込まれている。接続ボルト142は、ブラケット140の溝状部の内周面に筒部112を押付ける。これにより、筒部112がブラケット140に接続される。
[製造方法の説明]
本実施形態にかかるバイアス織物製造装置の製造方法は、上述された各部の部品を予め製造した後、それらを組み立てるというものである。それらの部品を製造するための具体的な方法は周知のものを任意に用い得る。それらの具体的な組立方法も同様である。
[使用方法の説明]
以下、本実施形態にかかるバイアス織物製造装置の使用方法が説明される。まず、ユーザは、ガイドバー10の向きを調整する。次に、ユーザは、回転駆動部56のハンドル120を操作する。これにより、回転部54が回転する。その回転の結果、カッター部12の切刃180の向きが変わる。次に、ユーザは、ガイドバー10の対に管状の織物150をかぶせる。これにより、ガイドバー10の対がその織物150の中に挿入されることとなる。次に、ユーザは、カッター部12を起動する。その起動により、カッター部12の切刃180が回転し始める。切刃180が回転し始めることにより、織物150の切断が可能になる。次に、ユーザは、カッター部12の切刃180により、管状の織物150の端部を切る。織物150ののうちその切刃180により切られた部分はバイアス織物になる。ユーザは、そのバイアス織物の先端部分を駆動ローラー170と従動ローラー172との間に通し、かつ、その先端部分を織物巻取用芯材14に巻き付ける。その先端部分が織物巻取用芯材14に巻き付けられると、ユーザは、駆動ローラー170を起動する。駆動ローラー170は織物巻取用芯材14を回転させる。織物巻取用芯材14の回転に伴い、織物巻取用芯材14は、バイアス織物を巻取る。その巻取に伴い、カッター部12の切刃180は管状の織物150を連続的に切断する。同時に、管状の織物150はそれらのガイドバー10の対に沿って進む。
[効果の説明]
本実施形態にかかるバイアス織物製造装置では、回転駆動部56は、回転部54が回転中心箇所を中心として回転するよう回転部54に力を加える。受止部58は、回転駆動部56の力を受ける。受止部58が回転駆動部56の力を受けることにより、回転部54は、回転中心箇所を中心として基部50に対して回転する。すなわち、回転面70から見て側部に設けられた受止部58が回転面70から見て側部に設けられた回転駆動部56の力を受けることにより回転部54が回転する。この場合、上述された回転中心箇所において回転部54を回転させる場合に比べ、回転部54の回転角の微調整が容易になる。回転部54の回転角の微調整が容易になると、切刃180が管状の織物150の側面を切る方向の微調整も容易になる。切刃180が管状の織物150の側面を切る方向はバイアス角に対応する。その結果、バイアス角の微調整が容易なバイアス織物製造装置を提供できる。
本実施形態にかかるバイアス織物製造装置では、切刃配置部92が回転する際の抵抗を抵抗軽減部98が軽減する。その結果、その抵抗が軽減されない場合に比べ、バイアス角の微調整が容易になる。
本実施形態にかかるバイアス織物製造装置では、切刃配置部92が基部50に対して回転する際の抵抗は、周知の潤滑剤によりその抵抗を軽減する場合に比べて小さい。しかも、回転中心箇所から見て互いに反対側である一方の箇所と他方の箇所とのうち片方のみに車輪100が配置される場合に比べ、車輪100が配置されなかった箇所が基部50から受ける抵抗を軽減できる。
本実施形態にかかるバイアス織物製造装置では、軸部110の回転に起因して回転部54が回転するので、軸部110をその中心軸に沿う方向へ直接押すことによって回転部54を回転させる場合に比べ、軸部110の移動量の微調整が容易になる。その微調整が容易になるので、バイアス角の微調整も容易になる。
〈変形例の説明〉
上述したバイアス織物製造装置は、本発明の技術的思想を具体化するために例示したものである。上述したバイアス織物製造装置は、本発明の技術的思想の範囲内において種々の変更を加え得るものである。
例えば、上述した回転駆動部56は回転部54に接続されていてもよい。この場合、受止部58は基部50に接続される。この場合、回転駆動部56は、いったん受止部58に力を加え、受止部58から受ける反力によって間接的に回転部54に力を加える。また、回転駆動部56の構成は上述したものに限定されない。例えば、回転駆動部は回転部54の接線方向に沿って伸縮するシリンダであってもよい。回転駆動部56は受止部58を介さず回転部54に直接力を加えてもよい。
また、抵抗軽減部98が有している車輪100の数は特に限定されない。車輪100の配置も上述したものに限定されない。抵抗軽減部98の具体的な構成は上述されたものと異なっていてもよい。
また、上述した回転部54の構成は特に限定されない。芯材配置駆動部94の具体的な構成は上述されたものと異なっていてもよい。
また、ガイドバー接続部52の構成は特に限定されない。例えば、ガイドバー接続部は、ガイドバー10の対の双方を接続可能な構造となっていてもよい。
10…ガイドバー
12…カッター部
14…織物巻取用芯材
16…取付体
18…空気供給部
50…基部
52…ガイドバー接続部
54…回転部
56…回転駆動部
58…受止部
60…長辺用溝型鋼
62…短辺用溝型鋼
70…回転面
72…連結梁部
74…支持梁部
76…固定梁部
78…軸受取付ブラケット
80…軸挿入孔
90…構造材
92…切刃配置部
94…芯材配置駆動部
96…基部接続部
98…抵抗軽減部
100…車輪
110…軸部
112…筒部
114…カップリング
116…連結材
118…軸受
120…ハンドル
140…ブラケット
142…接続ボルト
150…織物
160…基部連結部分
162…一端連結部分
170…駆動ローラー
172…従動ローラー
174…抑えローラー
180…切刃

Claims (4)

  1. 互いに沿うように延びるガイドバーの対と、
    前記ガイドバーの対の延びる方向に対し斜め方向に沿い、かつ、前記ガイドバーの対の間に位置する切刃と、
    前記ガイドバーの対および前記切刃がそれぞれ取り付けられる取付体とを備えるバイアス織物製造装置であって、
    前記取付体が、
    基部と、
    前記ガイドバーの前記一端を前記ガイドバーの他端の向きが変更できるよう前記基部に接続するガイドバー接続部と、
    前記基部に載せられており、前記切刃が接続され、かつ、所定の回転中心箇所を中心として前記基部に対して回転する回転部と、
    前記回転部が前記所定の回転中心箇所を中心として回転するよう前記基部のうち前記回転部が載る箇所から見た側部において前記回転部に力を加える回転駆動部とを有していることを特徴とするバイアス織物製造装置。
  2. 前記回転部が、
    前記ガイドバーの対に対向し、かつ、前記ガイドバーの対の間に前記切刃を配置する切刃配置部と、
    前記切刃配置部が前記基部に対し前記回転中心箇所を中心として回転可能となるように前記切刃配置部を前記基部に接続する基部接続部と、
    前記切刃配置部が前記基部に対して回転する際の抵抗を軽減する抵抗軽減部とを有していることを特徴とする請求項1に記載のバイアス織物製造装置。
  3. 前記抵抗軽減部が、前記切刃配置部に接続され、前記回転中心箇所から見て互いに反対側である一方の箇所と他方の箇所とに配置され、かつ、前記切刃配置部の回転に伴って前記基部の表面を転がる複数の車輪を有していることを特徴とする請求項2に記載のバイアス織物製造装置。
  4. 前記回転駆動部が、
    前記基部と前記回転部とのうち一方に接続され、外周に雄ねじが設けられている軸部と、
    前記基部と前記回転部とのうち他方に接続され、前記軸部が内部に進入し、前記軸部の前記雄ねじとかみ合う雌ねじが前記内部に設けられている筒部と、
    前記軸部にトルクを与える操作部材とを有していることを特徴とする請求項1に記載のバイアス織物製造装置。
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