JP2017141090A - 小荷物専用昇降機 - Google Patents
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Abstract
【課題】他の停止階の状況を確認することができないことに起因する作業効率の低下を抑制することが可能な小荷物専用昇降機を実現する。
【解決手段】小荷物専用昇降機は、撮像装置31と表示装置30とを複数の停止階のそれぞれに備えると共に、表示装置30に表示される画像を制御する表示制御装置PNLを備える。撮像装置31のそれぞれは、各撮像装置31が設けられた停止階における昇降経路の外部の空間を撮影するように配置される。表示制御装置PNLは、表示装置30に、当該表示装置30の設置階とは異なる停止階に設けられた撮像装置31による撮像画像を表示させる他階表示制御を実行するように構成されている。
【選択図】図4
【解決手段】小荷物専用昇降機は、撮像装置31と表示装置30とを複数の停止階のそれぞれに備えると共に、表示装置30に表示される画像を制御する表示制御装置PNLを備える。撮像装置31のそれぞれは、各撮像装置31が設けられた停止階における昇降経路の外部の空間を撮影するように配置される。表示制御装置PNLは、表示装置30に、当該表示装置30の設置階とは異なる停止階に設けられた撮像装置31による撮像画像を表示させる他階表示制御を実行するように構成されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、小荷物搬送用のカゴと、建物の複数の階に亘って形成された昇降経路内においてカゴを昇降させる駆動装置と、複数の階の全て又は一部を構成する複数の停止階のそれぞれに設けられ、複数の停止階の中からカゴの移動先となる目標停止階を選択する選択装置と、駆動装置を制御する駆動制御装置とを備え、駆動制御装置が、選択装置にて選択された目標停止階にカゴを昇降させるカゴ昇降制御を実行する小荷物専用昇降機に関する。
上記のような小荷物専用昇降機として、特開2011−98829号公報(特許文献1)に記載された小荷物専用昇降機が知られている。特許文献1の段落0065及び図5に記載されているように、特許文献1に記載の小荷物専用昇降機は、異なる停止階の間で通話を行うためのインターホン装置を、複数の停止階のそれぞれに備えている。これにより、小荷物の搬送元の停止階から搬送先の停止階に小荷物を搬送することを知らせること等のように、互いに異なる停止階の間での作業者同士のコミュニケーションが可能となっている。
ところで、互いに異なる停止階の間でのコミュニケーションをとるための手段として上記のようにインターホン装置を用いる場合、インターホンの呼び出しに対して呼び出し先の停止階からの応答がない状況が想定される。そして、このような状況では、呼び出しを行っている作業者は、呼び出し先の停止階の状況(作業者の作業状態や作業者の有無等)を確認することができない。そのため、呼び出し先の停止階の作業者が呼び出しに応じることができない状況や呼び出し先の停止階に作業者が存在しない状況のように、インターホンの呼び出しに対する応答が期待できない状況において作業者がインターホンの呼び出しや発話を繰り返し行うことで、作業効率が低下するおそれがある。また、インターホンの呼び出しに対して呼び出し先の停止階からの応答がない状況で小荷物を当該呼び出し先の停止階に搬送させる場合は、作業者は、搬送先の停止階において小荷物がカゴから速やかに取り出されることを期待して、カゴを搬送先の停止階に昇降させることになる。このような場合に、搬送先の停止階においてカゴに対する扱い処理を直ちに行えない状況であると、カゴから小荷物が取り出されるまでの待機時間が長くなることで、カゴを利用した作業効率(小荷物の搬送効率)が低下するおそれもある。
そこで、他の停止階の状況を確認することができないことに起因する作業効率の低下を抑制することが可能な小荷物専用昇降機の実現が望まれる。
上記に鑑みた、小荷物搬送用のカゴと、建物の複数の階に亘って形成された昇降経路内において前記カゴを昇降させる駆動装置と、前記複数の階の全て又は一部を構成する複数の停止階のそれぞれに設けられ、前記複数の停止階の中から前記カゴの移動先となる目標停止階を選択する選択装置と、前記駆動装置を制御する駆動制御装置と、を備え、前記駆動制御装置が、前記選択装置にて選択された前記目標停止階に前記カゴを昇降させるカゴ昇降制御を実行する小荷物専用昇降機の特徴構成は、撮像装置と表示装置とを前記複数の停止階のそれぞれに備えると共に、前記表示装置に表示される画像を制御する表示制御装置を備え、前記撮像装置のそれぞれは、各撮像装置が設けられた前記停止階における前記昇降経路の外部の空間を撮影するように配置され、前記表示制御装置は、前記表示装置に、当該表示装置の設置階とは異なる前記停止階に設けられた前記撮像装置による撮像画像を表示させる他階表示制御を実行するように構成されている点にある。
上記の特徴構成によれば、複数の停止階のそれぞれに撮像装置と表示装置とが設けられると共に、表示装置を制御する表示制御装置により他階表示制御が実行される。そして、この他階表示制御では、表示装置に、当該表示装置の設置階とは異なる停止階に設けられた撮像装置による撮像画像が表示される。なお、撮像装置のそれぞれは、各撮像装置が設けられた停止階における昇降経路の外部の空間(すなわち、カゴの外側の空間)を撮影するように配置される。よって、作業者は、自階の表示装置に表示される他の停止階の撮像画像から他の停止階の状況を把握することができ、この結果、例えば、インターホンの呼び出しに対する応答が期待できない状況においてインターホンの呼び出しや発話を繰り返し行うことを避けることができる。また、作業者は、自階の表示装置に表示される搬送先の停止階(目標停止階)の撮像画像から搬送先の停止階の状況を把握することができるため、搬送先の停止階においてカゴに対する扱い処理を直ちに行えない状況である場合には、カゴを搬送先の停止階に昇降させない判断を行うことができる。
以上のように、上記の特徴構成によれば、他の停止階の状況を確認することができないことに起因して作業者が作業効率の低下を招くような行動をとることを回避することが可能となり、この結果、作業効率の低下を抑制することができる。
以上のように、上記の特徴構成によれば、他の停止階の状況を確認することができないことに起因して作業者が作業効率の低下を招くような行動をとることを回避することが可能となり、この結果、作業効率の低下を抑制することができる。
ここで、前記撮像装置及び前記表示装置の双方が、前記選択装置に設けられていると好適である。
この構成によれば、作業者の操作性を考慮した位置に設けられることが多い選択装置に、撮像装置及び表示装置の双方が設けられる。よって、作業者の状況を確認しやすい位置に撮像装置を設けることができると共に、作業者が視認しやすい位置に表示装置を設けることができ、作業者の利便性を高めることができる。
また、前記選択装置にて選択された前記目標停止階の情報を前記選択装置から前記駆動制御装置に送信するための通信経路とは別に、前記他階表示制御の実行中に互いに異なる前記停止階の間で前記撮像装置による撮像画像の情報を送信するための通信経路が設けられていると好適である。
この構成によれば、他階表示制御の実行中における互いに異なる停止階の間での撮像画像情報の送信が、選択装置にて選択された目標停止階の情報を選択装置から駆動制御装置に送信するための通信経路(以下、「第一通信経路」という。)を介して行われる場合に比べて、他階表示制御を実行することによる第一通信経路の負荷の増大(すなわち、通信速度の低下)を抑えることができる。よって、目標停止階にカゴを昇降させるカゴ昇降制御の応答性に大きな影響を与えることなく、他階表示制御を実行することができる。
また、前記撮像装置の撮像方向を調整する調整機構を備え、前記表示制御装置は、前記他階表示制御に加えて、前記表示装置に、当該表示装置の設置階と同じ前記停止階に設けられた前記撮像装置による撮像画像を表示させる同階表示制御を実行するように構成されていると好適である。
この構成によれば、例えば小荷物専用昇降機が壁の近くに配置される場合でも、調整機構による調整によって、撮像装置による撮像範囲を、当該撮像装置が設けられた停止階の状況を適切に把握できるような撮像範囲に設定することができる。そして、このように撮像装置の撮像方向を調整する際に同階表示制御を実行することで、撮像方向の調整後の撮像装置による撮像範囲の確認を、当該撮像装置の設置階と同じ停止階に設けられた表示装置で確認することができる。よって、撮像装置の撮像方向の調整作業を容易なものとすることができる。
また、前記表示制御装置は、前記選択装置による当該選択装置が設けられた前記停止階とは異なる前記目標停止階の選択に応じて、前記他階表示制御として目標階表示制御を実行し、前記目標階表示制御は、前記目標停止階の選択がなされた前記選択装置の設置階と同じ前記停止階に設けられた前記表示装置に、前記目標停止階に設けられた前記撮像装置による撮像画像を表示させる制御であると好適である。
目標停止階の選択操作を行った作業者は、一般に、目標停止階でのカゴに対する扱い処理の有無等、目標停止階の状況を確認することを望む傾向があると考えられる。上記の構成によれば、目標停止階の選択に応じて他階表示制御として目標階表示制御が実行されるため、目標停止階の選択操作を行った作業者は、別途特別な操作を行うことなく、自階の表示装置に表示される目標停止階の撮像画像から目標停止階の状況を確認することができ、作業者の利便性を高めることができる。
また、前記複数の停止階のそれぞれに、通話装置と、前記通話装置を介した通話の要求先の前記停止階である要求先停止階を前記複数の停止階の中から選択するための通話要求装置とを備え、前記要求先停止階の選択がなされた前記通話要求装置の設置階と同じ前記停止階に設けられた前記撮像装置及び前記表示装置を、それぞれ第一撮像装置及び第一表示装置とし、前記通話要求装置にて選択された前記要求先停止階に設けられた前記撮像装置及び前記表示装置を、それぞれ第二撮像装置及び第二表示装置として、前記表示制御装置は、前記通話要求装置による前記要求先停止階の選択に応じて、前記他階表示制御として第一表示制御及び第二表示制御の双方を実行し、前記第一表示制御は、前記第一表示装置に前記第二撮像装置による撮像画像を表示させる制御であり、前記第二表示制御は、前記第二表示装置に前記第一撮像装置による撮像画像を表示させる制御であると好適である。
この構成によれば、通話装置を介した通話の際に、互いに異なる停止階で通話する作業者のそれぞれが、自階の表示装置に表示される撮像画像から、通話相手の様子等の通話先の停止階の状況を確認することができる。よって、異なる停止階の間で通話装置を介して通話を行う際のコミュニケーション機能の向上を図ることができる。また、上記の構成によれば、通話要求装置による要求先停止階の選択に応じて他階表示制御として第一表示制御及び第二表示制御が実行されるため、作業者は別途特別な操作を行うことなく通話先の停止階の状況を確認することができ、作業者の利便性を高めることもできる。
小荷物専用昇降機のさらなる特徴と利点は、図面を参照して記述する以下の実施形態の説明によってより明確となる。
小荷物専用昇降機の実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態に係る小荷物専用昇降機100は、図1に示すように、カゴ6に対して小荷物を出し入れするための出し入れ口Dが人の腰の高さに合わせて設けられる、テーブルタイプの小荷物専用昇降機である。テーブルタイプの小荷物専用昇降機は、例えば、レストラン等の飲食店、病院、オフィス等に設置される。例えば、1階に厨房が設けられ2階〜4階に配膳室及び客室が設けられた飲食店に設置された小荷物専用昇降機の場合、1階の厨房から各階の配膳室に料理や飲み物等の料理類を搬送し、各階の配膳室から1階の厨房に飲食後の食器類を搬送するような使用形態とされる。
図1及び図2に示すように、小荷物専用昇降機100は、小荷物搬送用のカゴ6と、昇降経路L内においてカゴ6を昇降させる巻上機10と、操作盤PNLと、巻上機10を制御する制御盤Hとを備えている。昇降経路Lは、カゴ6が巻上機10によって昇降される際にカゴ6が移動する空間であり、建物の複数の階に亘って形成される。本実施形態では、小荷物専用昇降機100は、4階建ての建物に設置されており、昇降経路Lは、当該建物の4つの階に亘って形成されている。具体的には、1階から4階まで連通する建物内の設置用空間に、鉄骨製の経路形成枠1が設置され、平面視で経路形成枠1によって囲まれる空間(図5参照)に、上下方向に沿って延びる昇降経路Lが形成されている。
小荷物専用昇降機100が設置される建物(以下、単に「建物」という。)の複数の階には、複数の停止階が含まれる。すなわち、複数の停止階が、建物の複数の階の全て又は一部を構成する。停止階は、カゴ6を停止させてカゴ6に対する小荷物の出し入れが可能な階である。すなわち、図1及び図2に示すように、停止階のそれぞれには、カゴ6に対して小荷物を出し入れするための出し入れ口Dが設けられる。本実施形態では、複数の停止階が建物の複数の階の全てを構成している。すなわち、建物の複数の階(本実施形態では4つの階)のそれぞれが停止階とされている。図2には、各階に設けられた出し入れ口Dのうち、2階に設けられた2階出し入れ口D2、3階に設けられた3階出し入れ口D3、及び4階に設けられた4階出し入れ口D4が示されている。
巻上機10は、経路形成枠1の上部に設けられた受材3に固定されている。巻上機10は、モータ、減速機、プーリ等を用いて構成され、巻き上げロープ9(索状体の一例)を巻き上げ又は繰り出すことで、カゴ6を昇降駆動する。なお、巻き上げロープ9の一端にはカゴ6が固定され、巻き上げロープ9の他端には釣合い重り11が固定されている。釣合い重り11は、ガイドレール5によって昇降自在に案内されており、カゴ6の昇降に伴ってカゴ6とは上下方向における反対側に移動する。これにより、巻上機10の駆動負荷が軽減される。本実施形態では、巻上機10が「駆動装置」に相当する。
操作盤PNLは、複数の停止階のそれぞれに設けられる。以下では、1階に設けられた操作盤PNLを1階操作盤PNL1とし、2階に設けられた操作盤PNLを2階操作盤PNL2とし、3階に設けられた操作盤PNLを3階操作盤PNL3とし、4階に設けられた操作盤PNLを4階操作盤PNL4とする。図3に示すように、操作盤PNLは、手動操作式の装置であり、操作盤PNLには、作業者が各種操作を行うための複数の操作ボタン20が備えられている。操作盤PNLに備えられる複数の操作ボタン20には、複数の停止階の中からカゴ6の移動先となる目標停止階を選択するための複数の運転操作ボタン21が含まれる。本実施形態では、操作盤PNLは、1階〜4階の各階に対応して4つの運転操作ボタン21を備えている。例えば、図3において「1」で示される運転操作ボタン21は、1階を目標停止階として選択するための運転操作ボタン21である。本実施形態では、操作盤PNLが「選択装置」に相当する。なお、後述するように、本実施形態では、操作盤PNLは「表示制御装置」や「通話要求装置」にも相当する。すなわち、本実施形態では、選択装置としての機能、表示制御装置としての機能、及び通話要求装置としての機能が、1つの装置である操作盤PNLに集約されている。なお、本実施形態で示す操作盤PNLと制御盤Hとの間での各機能の割り当ては単なる一例であり、各機能の割り当ては適宜変更可能である。すなわち、本実施形態で操作盤PNLに備えられる一部の機能が制御盤Hに備えられる構成や、本実施形態で制御盤Hに備えられる一部の機能が操作盤PNLに備えられる構成とすることもできる。
制御盤Hは、操作盤PNLにて選択された目標停止階にカゴ6を昇降させるカゴ昇降制御を実行する。いずれかの操作盤PNLにて目標停止階が選択されると、選択された目標停止階の情報が制御盤Hに入力される。そして、制御盤Hは、巻上機10の作動と、制動装置としてのディスクブレーキ(図示せず)の作動を制御して、入力された目標停止階の出し入れ口Dに対応する高さ(目標停止位置)にカゴ6を停止させる。本実施形態では、昇降経路Lにおける各停止階の出し入れ口Dに対応する位置(高さ)のそれぞれに、昇降位置検出装置としての停止位置検出用リードスイッチLS(図4参照)が設けられており、停止位置検出用リードスイッチLSのそれぞれの検出情報が制御盤Hに入力されるように構成されている。制御盤Hは、停止位置検出用リードスイッチLSの検出情報に基づいて、カゴ6を目標停止位置に停止させる。本実施形態では、経路形成枠1の上部に制御ボックスCBが設けられており、制御盤Hは、外部から動作用の電力が供給される受電盤と共に、制御ボックスCBの内部に収容されている。なお、制御盤Hは、マイクロコンピュータ等のプロセッサを備えると共に、メモリ等の周辺回路を備え、これらのハードウェアと、プロセッサ等のハードウェア上で実行されるプログラムとの協働により、制御盤Hの各機能が実現される。本実施形態では、制御盤Hが「駆動制御装置」に相当する。
制御盤Hが実行するカゴ昇降制御には、カゴ6が停止している停止階に設けられた操作盤PNLにより、当該停止階とは異なる停止階が目標停止階として選択されたことに応じてカゴ6を当該目標停止階に昇降させる「送り昇降処理」と、カゴ6が停止していない停止階に設けられた操作盤PNLにより、当該停止階が目標停止階として選択されたことに応じてカゴ6を当該目標停止階に昇降させる「呼び昇降処理」とが含まれる。
図1及び図2に示すように、カゴ6は、直方体形状の筐体を用いて構成されている。例えば、床面積が1m2以下で、且つ、天井の高さが1.2m以下のステンレス製又は鋼板性の筐体を用いてカゴ6が構成される。そして、カゴ6には、小荷物を出し入れする開口部(扱い面)を開閉するカゴ戸7が設けられている。本実施形態では、カゴ戸7は、カゴ6の高さの中央部分で上下2枚に分割された上下開き式の2枚戸で構成されており、上下方向にスライド自在なカゴ上戸7aとカゴ下戸7bとを備えている。そして、カゴ上戸7aとカゴ下戸7bとが連動して互いに逆方向にスライド移動することで、カゴ6の開口部が開閉される。図1に示すカゴ戸7の状態は、カゴ上戸7aの下端部とカゴ下戸7bの上端部とが当接してカゴ6の開口が閉じられている閉じ状態であり、図2に示すカゴ戸7の状態は、カゴ上戸7aとカゴ下戸7bとが離間してカゴ上戸7aの下端部がカゴ6の天面付近に位置し且つカゴ下戸7bの上端部がカゴ6の底面付近に位置する開き状態である。
カゴ6には、カゴ戸7の開閉状態を検出するカゴ戸スイッチ8(図4参照)が設けられており、カゴ戸スイッチ8の検出情報が制御盤Hに入力されるように構成されている。制御盤Hは、カゴ戸スイッチ8の検出情報に基づきカゴ戸7が閉じ状態であると判別される場合に、操作盤PNLによる目標停止階の選択に応じてカゴ昇降制御を実行する。一方、制御盤Hは、カゴ戸スイッチ8の検出情報に基づきカゴ戸7が開き状態であると判別される場合には、操作盤PNLにて目標停止階の選択がなされた場合であってもカゴ昇降制御を実行しないように構成されている。
図1及び図2に示すように、各停止階に設けられた出し入れ口Dは、壁面に設けられた開口の左右両側及び上側の縁部に設けられた三方枠12、及び、床面からの高さが人の腰の高さに対応する高さ(例えば、70cm)となるように当該開口の下側の縁部(下端辺)に設けられた膳板13等で構成されている。三方枠12や膳板13は、例えば、ステンレス製又は鋼板性のものが用いられる。そして、出し入れ口Dには、鉛直平面に沿って上下方向にスライド自在な開閉戸14と、操作盤PNLとが備えられている。本実施形態では、開閉戸14は、出し入れ口Dの高さの中央部分で上下2枚に分割された上下開き式の2枚戸で構成されており、上下方向にスライド自在な上戸14aと下戸14bとを備えている。そして、上戸14aと下戸14bとが連動して互いに逆方向にスライド移動することで、出し入れ口Dが開閉される。図2に示す2階や3階の開閉戸14の状態は、上戸14aの下端部と下戸14bの上端部とが当接して出し入れ口Dが閉じられている閉じ状態であり、図2に示す4階の開閉戸14の状態は、上戸14aと下戸14bとが離間して上戸14aの下端部が三方枠12の上側フレーム付近に位置し且つ下戸14bの上端部が膳板13付近に位置する開き状態である。
本実施形態では、開閉戸14は、開閉戸14に設けられた把手を引き上げ操作又は引き下げ操作することで、開閉するように構成されている。そして、カゴ戸7には、開閉戸14の開閉作動に連動してカゴ戸7を開閉させる連動機構(図示せず)が備えられ、カゴ6が停止している停止階の開閉戸14が開閉操作されると、開閉戸14の開閉作動に連動してカゴ戸7が開閉するように構成されている。なお、開閉戸14がモータ等の開閉駆動装置の駆動力により開閉される構成や、カゴ戸7がモータ等の開閉駆動装置の駆動力により開閉される構成としても良い。
各停止階の出し入れ口Dには、開閉戸14の開閉状態を検出する出し入れ口リミットスイッチDS(図4参照)が設けられており、出し入れ口リミットスイッチDSの検出情報が、操作盤PNLを介して制御盤Hに入力されるように構成されている。制御盤Hは、各停止階の出し入れ口リミットスイッチDSの検出情報に基づき全ての停止階の開閉戸14が閉じ状態であると判別される場合に、操作盤PNLによる目標停止階の選択に応じてカゴ昇降制御を実行する。一方、制御盤Hは、各停止階の出し入れ口リミットスイッチDSの検出情報に基づき少なくともいずれかの停止階の開閉戸14が開き状態であると判別される場合には、操作盤PNLにて目標停止階の選択がなされた場合であってもカゴ昇降制御を実行しないように構成されている。また、制御盤Hは、カゴ昇降制御の実行中に、各停止階の出し入れ口リミットスイッチDSの検出情報に基づき少なくともいずれかの停止階の開閉戸14が開き状態であると判別された場合には、カゴ6の昇降作動を緊急停止するように構成されている。
図3及び図4に示すように、各停止階に設けられる操作盤PNLには、操作ボタン20として、上述した運転操作ボタン21に加えてインターホン呼び出しボタン22と非常停止ボタン23が設けられている。また、操作盤PNLには、音声アナウンス用スピーカ34が設けられている。非常停止ボタン23は、昇降作動中のカゴ6を直ちに停止させるためのボタンである。いずれかの操作盤PNLにて非常停止ボタン23が押し操作されると、その情報が制御盤Hに入力され、制御盤Hはカゴ6を非常停止させる。また、インターホン呼び出しボタン22は、相互式インターホン41を介した通話の要求先の停止階(以下、「要求先停止階」という。)を、複数の停止階の中から選択するためのボタンである。本実施形態では、小荷物専用昇降機100は、複数の停止階のそれぞれに相互式インターホン41を備えており、本実施形態では、操作盤PNLに相互式インターホン41が備えられている。そして、インターホン呼び出しボタン22は、運転操作ボタン21と同数(本実施形態では4つ)設けられている。いずれかの操作盤PNLにて要求先停止階が選択されると、選択された要求先停止階の情報が制御盤Hに入力される。そして、制御盤Hは、要求先停止階の選択がなされた操作盤PNLと、要求先停止階に設けられた操作盤PNLとの間での、相互式インターホン41を介した通話を開始するための処理や、当該2つの操作盤PNLの間での音声信号の伝送を中継する処理を行う。本実施形態では、相互式インターホン41は、半二重通信で音声通話を行うための装置であり、例えば、搬送元の停止階から搬送先の停止階に小荷物を搬送する際に、搬送元の停止階の作業者が搬送先の停止階の作業者に小荷物を搬送することを予め伝えるために用いられる。本実施形態では、相互式インターホン41が「通話装置」に相当し、操作盤PNLが「通話要求装置」に相当する。
音声アナウンス用スピーカ34は、カゴ6の到着や開閉戸14の開閉状態等を作業者に知らせるための音声メッセージを出力する音声出力装置である。また、音声アナウンス用スピーカ34は、相互式インターホン41を用いた通話の際に、他の停止階の作業者が発話した音声を出力するためにも用いられる。詳細は省略するが、操作盤PNLにはマイクが内蔵されており、相互式インターホン41を用いた通話の際には、当該マイクにより作業者の発話した音声が検出される。
図4に示すように、各停止階に設けられた操作盤PNLと制御盤Hとは、第一通信経路51を介して互いに通信可能に接続されている。第一通信経路51は、例えば、RS−485等のシリアル通信を行うための通信経路とされる。この場合、第一通信経路51は、シリアル通信を行うための通信ケーブルにより構成される。
操作盤PNLは、操作盤制御部40を備えており、操作盤制御部40には、運転操作ボタン21等の各種操作ボタン20、音声アナウンス用スピーカ34、相互式インターホン41、及び出し入れ口リミットスイッチDSが接続されている。操作盤制御部40には、後述する撮像装置31及び表示装置30も接続されている。運転操作ボタン21により選択された目標停止階の情報や、インターホン呼び出しボタン22により選択された要求先停止階の情報等の、操作ボタン20に対して行われた操作の情報や、出し入れ口リミットスイッチDSの検出情報が、各停止階に設けられた操作盤制御部40から第一通信経路51を介して制御盤Hに送信される。また、相互式インターホン41を用いた通話の際には、作業者の発話内容を表す音声信号が各停止階に設けられた操作盤制御部40から第一通信経路51を介して制御盤Hに送信されると共に、通話先の作業者(他の停止階の作業者)の発話内容を表す音声信号が制御盤Hから第一通信経路51を介して操作盤制御部40に入力される。なお、操作盤制御部40は、マイクロコンピュータ等のプロセッサを備えると共に、メモリ等の周辺回路を備え、これらのハードウェアと、プロセッサ等のハードウェア上で実行されるプログラムとの協働により、操作盤制御部40(操作盤PNL)の各機能が実現される。
図3及び図4に示すように、小荷物専用昇降機100は、撮像装置31と表示装置30とを、複数の停止階のそれぞれに備えている。本実施形態では、撮像装置31及び表示装置30の双方が、操作盤PNLに設けられている。撮像装置31は、例えば、CCD(charge coupled device)やCIS(CMOS image sensor)等の撮像素子を備えたカメラとされる。表示装置30は、例えば、液晶ディスプレイパネルや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイパネル等により構成される。表示装置30として、表示画面がタッチパネルとして機能する表示入力装置を用いても良い。
図5に示すように、撮像装置31のそれぞれは、各撮像装置31が設けられた停止階における昇降経路Lの外部の空間を撮影するように配置される。具体的には、撮像装置31のそれぞれは、各停止階における小荷物専用昇降機100の設置空間の外側の空間(すなわち、作業者の作業空間)を撮影するように配置される。本実施形態では、撮像装置31のそれぞれは、出し入れ口Dに対して昇降経路Lとは反対側の空間を撮影するように配置されている。また、本実施形態では、撮像装置31は、相互式インターホン41で通話する作業者の顔を撮像範囲に含むように配置されている。なお、撮像装置31が、出し入れ口Dを撮像範囲に含むように配置される構成とすることもできる。
本実施形態では、小荷物専用昇降機100は、撮像装置31の撮像方向を調整する調整機構35を備えている。本実施形態では、調整機構35は、撮像装置31の撮像方向を左右に(すなわち、鉛直軸周りに)調整することが可能に構成されている。具体的には、図2及び図3に示すように、調整機構35は、操作盤PNLに設けられた調整ダイヤル33を備え、調整ダイヤル33を左右に回すことで、調整ダイヤル33の回転量に応じて撮像装置31の撮像方向が左右に調整されるように構成されている。これにより、図5に示す例のように撮像装置31が設けられた操作盤PNLが壁の近くに設置される場合でも、撮像装置31による撮像範囲を、当該撮像装置31が設けられた停止階の状況を適切に把握できるような撮像範囲に設定することが可能となっている。なお、本実施形態では、撮像装置31及び調整ダイヤル33の双方を覆うように、取り外し可能なカバー32が操作盤PNLに取り付けられており、撮像装置31の撮像方向の調整時には、カバー32を外して調整作業が行われる。
表示装置30に表示される画像は、操作盤PNLによって制御される。具体的には、操作盤PNLに設けられた操作盤制御部40によって、表示装置30に表示される画像が描画制御される。そして、操作盤制御部40は、以下に述べる他階表示制御及び同階表示制御を実行するように構成されている。詳細は省略するが、操作盤制御部40は、これらの表示制御に加えて、各種情報を表示装置30に表示させる制御も実行する。この各種情報は、例えば、カゴ6が停止している停止階を示す情報、昇降作動中のカゴ6の昇降方向を示す情報、開閉戸14或いはカゴ戸7が開き状態であることを示す情報、エラーが発生したことを示す情報等である。本実施形態では、操作盤PNLが「表示制御装置」に相当する。
〔他階表示制御〕
他階表示制御は、表示装置30に、当該表示装置30の設置階とは異なる停止階に設けられた撮像装置31による撮像画像を表示させる制御である。なお、撮像装置31による撮像画像は、表示装置30の全域又は一部の領域に表示される。本実施形態では、図4に示すように、操作盤PNLにて選択された目標停止階の情報を操作盤PNLから制御盤Hに送信するための第一通信経路51とは別に、他階表示制御の実行中に互いに異なる停止階の間で撮像装置31による撮像画像の情報を送信するための第二通信経路52が設けられている。これにより、第二通信経路52が設けられず、互いに異なる停止階の間で撮像装置31による撮像画像の情報が第一通信経路51を介して送信される場合に比べて、第一通信経路51の負荷(トラフィック量)の増大を抑えることができる。よって、カゴ昇降制御のための通信が行われる第一通信経路51の通信速度を低下させることなく、互いに異なる停止階の間で撮像装置31による撮像画像の情報を送信することが可能となっている。第二通信経路52の通信容量が、第一通信経路51の通信容量よりも大きい構成とすると好適である。第二通信経路52は、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブルにより通信を行うための通信経路とされる。なお、第一通信経路51及び第二通信経路52の一方又は双方が、無線で通信を行う通信経路であっても良い。
他階表示制御は、表示装置30に、当該表示装置30の設置階とは異なる停止階に設けられた撮像装置31による撮像画像を表示させる制御である。なお、撮像装置31による撮像画像は、表示装置30の全域又は一部の領域に表示される。本実施形態では、図4に示すように、操作盤PNLにて選択された目標停止階の情報を操作盤PNLから制御盤Hに送信するための第一通信経路51とは別に、他階表示制御の実行中に互いに異なる停止階の間で撮像装置31による撮像画像の情報を送信するための第二通信経路52が設けられている。これにより、第二通信経路52が設けられず、互いに異なる停止階の間で撮像装置31による撮像画像の情報が第一通信経路51を介して送信される場合に比べて、第一通信経路51の負荷(トラフィック量)の増大を抑えることができる。よって、カゴ昇降制御のための通信が行われる第一通信経路51の通信速度を低下させることなく、互いに異なる停止階の間で撮像装置31による撮像画像の情報を送信することが可能となっている。第二通信経路52の通信容量が、第一通信経路51の通信容量よりも大きい構成とすると好適である。第二通信経路52は、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブルにより通信を行うための通信経路とされる。なお、第一通信経路51及び第二通信経路52の一方又は双方が、無線で通信を行う通信経路であっても良い。
〔目標階表示制御〕
本実施形態では、操作盤PNLは、操作盤PNLによる当該操作盤PNLが設けられた停止階とは異なる目標停止階の選択に応じて、他階表示制御として目標階表示制御を実行するように構成されている。すなわち、送り昇降処理の実行に合わせて目標階表示制御が実行される。ここで、目標階表示制御は、目標停止階の選択がなされた操作盤PNLの設置階と同じ停止階に設けられた表示装置30に、目標停止階に設けられた撮像装置31による撮像画像を表示させる制御である。本実施形態では、目標階表示制御は、目標停止階の選択がなされた操作盤PNLに設けられた表示装置30に、目標停止階の操作盤PNLに設けられた撮像装置31による撮像画像を表示させる制御である。
本実施形態では、操作盤PNLは、操作盤PNLによる当該操作盤PNLが設けられた停止階とは異なる目標停止階の選択に応じて、他階表示制御として目標階表示制御を実行するように構成されている。すなわち、送り昇降処理の実行に合わせて目標階表示制御が実行される。ここで、目標階表示制御は、目標停止階の選択がなされた操作盤PNLの設置階と同じ停止階に設けられた表示装置30に、目標停止階に設けられた撮像装置31による撮像画像を表示させる制御である。本実施形態では、目標階表示制御は、目標停止階の選択がなされた操作盤PNLに設けられた表示装置30に、目標停止階の操作盤PNLに設けられた撮像装置31による撮像画像を表示させる制御である。
本実施形態では、図6に示す手順に沿って、操作盤PNLが目標階表示制御を実行する。操作盤PNLにて目標停止階の選択がなされると(ステップ#01:Yes)、選択された目標停止階の情報が、目標停止階の選択がなされた操作盤PNLから第一通信経路51を介して制御盤Hに送信されると共に(ステップ#02)、撮像装置31による撮像画像の送信要求が、目標停止階の選択がなされた操作盤PNL(以下、「搬送元の停止階の操作盤PNL」という。)から目標停止階に設けられた操作盤PNLに送信される(ステップ#03)。この送信要求は、第一通信経路51を介して送信され、或いは、第二通信経路52を介して送信される。なお、目標停止階の情報を受信した制御盤Hは、カゴ昇降制御を開始する。
上記の送信要求を受信した目標停止階の操作盤PNLは、当該操作盤PNLに設けられた撮像装置31による撮像画像の情報の、搬送元の停止階の操作盤PNLへの第二通信経路52を介した送信を開始する(ステップ#04)。搬送元の停止階の操作盤PNLは、受信した撮像画像情報に基づき、目標停止階の撮像装置31による撮像画像を搬送元の停止階の操作盤PNLに設けられた表示装置30に表示させる(ステップ#05)。目標停止階からの撮像画像情報の送信と、搬送元の停止階の表示装置30への目標停止階の撮像画像の表示(ステップ#05)は、予め定められた終了条件が満たされるまでの間(ステップ#06:No)、繰り返し実行される。そして、当該終了条件が満たされると(ステップ#06:Yes)、目標停止階からの撮像画像の送信が終了され(ステップ#07)、処理は終了する。なお、この終了条件は、例えば、カゴ6が目標停止階に到着したこと、開閉戸14或いはカゴ戸7が閉じ状態から開き状態に切り替わったこと、或いは、開閉戸14或いはカゴ戸7が閉じ状態から開き状態に切り替わった後、閉じ状態に切り替わったこと等とされる。
〔相互表示制御〕
本実施形態では、操作盤PNLは、操作盤PNLによる要求先停止階の選択に応じて、他階表示制御として相互表示制御を実行するように構成されている。ここで、要求先停止階の選択がなされた操作盤PNLの設置階と同じ停止階に設けられた撮像装置31及び表示装置30を、それぞれ第一撮像装置及び第一表示装置とし、操作盤PNLにて選択された要求先停止階に設けられた撮像装置31及び表示装置30を、それぞれ第二撮像装置及び第二表示装置とする。本実施形態では、第一撮像装置及び第一表示装置は、要求先停止階の選択がなされた操作盤PNLに設けられた撮像装置31及び表示装置30であり、第二撮像装置及び第二表示装置は、要求先停止階の操作盤PNLに設けられた撮像装置31及び表示装置30である。そして、相互表示制御は、第一表示装置に第二撮像装置による撮像画像を表示させる第一表示制御と、第二表示装置に第一撮像装置による撮像画像を表示させる第二表示制御の双方を実行する制御である。この相互表示制御を実行することで、要求先停止階の選択がなされた操作盤PNLと、要求先停止階に設けられた操作盤PNLとの間で、相互式インターホン41を介した通話を行っている間、それぞれの操作盤PNLに設けられた表示装置30に、通話先の操作盤PNLに設けられた撮像装置31による撮像画像が表示される。
本実施形態では、操作盤PNLは、操作盤PNLによる要求先停止階の選択に応じて、他階表示制御として相互表示制御を実行するように構成されている。ここで、要求先停止階の選択がなされた操作盤PNLの設置階と同じ停止階に設けられた撮像装置31及び表示装置30を、それぞれ第一撮像装置及び第一表示装置とし、操作盤PNLにて選択された要求先停止階に設けられた撮像装置31及び表示装置30を、それぞれ第二撮像装置及び第二表示装置とする。本実施形態では、第一撮像装置及び第一表示装置は、要求先停止階の選択がなされた操作盤PNLに設けられた撮像装置31及び表示装置30であり、第二撮像装置及び第二表示装置は、要求先停止階の操作盤PNLに設けられた撮像装置31及び表示装置30である。そして、相互表示制御は、第一表示装置に第二撮像装置による撮像画像を表示させる第一表示制御と、第二表示装置に第一撮像装置による撮像画像を表示させる第二表示制御の双方を実行する制御である。この相互表示制御を実行することで、要求先停止階の選択がなされた操作盤PNLと、要求先停止階に設けられた操作盤PNLとの間で、相互式インターホン41を介した通話を行っている間、それぞれの操作盤PNLに設けられた表示装置30に、通話先の操作盤PNLに設けられた撮像装置31による撮像画像が表示される。
本実施形態では、図7に示す手順に沿って、操作盤PNLが相互表示制御を実行する。操作盤PNLにて要求先停止階の選択がなされると(ステップ#10:Yes)、選択された要求先停止階の情報が、要求先停止階の選択がなされた操作盤PNL(以下、「要求元停止階の操作盤PNL」という。)から第一通信経路51を介して制御盤Hに送信されると共に(ステップ#11)、撮像装置31による撮像画像の送信要求が、要求元停止階の操作盤PNLから要求先停止階の操作盤PNLに送信される(ステップ#12)。この送信要求は、第一通信経路51を介して送信され、或いは、第二通信経路52を介して送信される。なお、要求先停止階の情報を受信した制御盤Hは、要求先停止階の操作盤PNLへの通話要求(相互式インターホン41を介した通話の要求)処理を行うと共に、要求先停止階の操作盤PNLにて相互式インターホン41を介した通話を開始するための操作がなされると、相互式インターホン41を介した通話処理を開始する。
上記の送信要求を受信した要求先停止階の操作盤PNLは、当該操作盤PNLに設けられた撮像装置31による撮像画像の情報の、要求元停止階の操作盤PNLへの第二通信経路52を介した送信を開始し、また、要求元停止階の操作盤PNLは、当該操作盤PNLに設けられた撮像装置31による撮像画像の情報の、要求先停止階の操作盤PNLへの第二通信経路52を介した送信を開始する。(ステップ#13)。そして、要求元停止階の操作盤PNLは、受信した撮像画像情報に基づき、要求先停止階の撮像装置31による撮像画像を要求元停止階の操作盤PNLに設けられた表示装置30に表示させると共に、要求先停止階の操作盤PNLは、受信した撮像画像情報に基づき、要求元停止階の撮像装置31による撮像画像を要求先停止階の操作盤PNLに設けられた表示装置30に表示させる(相互表示処理、ステップ#14)。要求元停止階の操作盤PNLと要求先停止階の操作盤PNLとの間での撮像画像情報の送信と、相互表示処理(ステップ#14)は、予め定められた終了条件が満たされるまでの間(ステップ#15:No)、繰り返し実行される。そして、当該終了条件が満たされると(ステップ#15:Yes)、要求元停止階の操作盤PNLと要求先停止階の操作盤PNLとの間での撮像画像情報の送信が終了され(ステップ#16)、処理は終了する。なお、この終了条件は、例えば、相互式インターホン41を介した通話が終了されたこと、或いは、いずれかの操作盤PNLにて相互表示制御を終了するための操作がなされたこと等とされる。
〔同階表示制御〕
本実施形態では、操作盤PNLは、他階表示制御に加えて、表示装置30に、当該表示装置30の設置階と同じ停止階に設けられた撮像装置31による撮像画像を表示させる同階表示制御を実行するように構成されている。本実施形態では、同階表示制御は、撮像装置31による撮像画像を、当該撮像装置31と同じ操作盤PNLに設けられた表示装置30に表示させる制御である。この際、撮像装置31による撮像画像は、表示装置30の全域又は一部の領域に表示される。撮像装置31による撮像画像の左右(水平方向)を反転させて表示装置30に表示させても良い。
本実施形態では、操作盤PNLは、他階表示制御に加えて、表示装置30に、当該表示装置30の設置階と同じ停止階に設けられた撮像装置31による撮像画像を表示させる同階表示制御を実行するように構成されている。本実施形態では、同階表示制御は、撮像装置31による撮像画像を、当該撮像装置31と同じ操作盤PNLに設けられた表示装置30に表示させる制御である。この際、撮像装置31による撮像画像は、表示装置30の全域又は一部の領域に表示される。撮像装置31による撮像画像の左右(水平方向)を反転させて表示装置30に表示させても良い。
同階表示制御は、同階表示制御を開始するための操作盤PNLに対する操作に応じて開始される。上述したように、本実施形態では、撮像装置31の撮像方向を調整する調整機構35が設けられているが、同階表示制御が実行不可能であって他階表示制御のみが実行可能な場合には、撮像方向の調整後の撮像装置31による撮像範囲の確認を、当該撮像装置31の設置階とは異なる停止階の表示装置30で確認する必要があり、撮像装置31の撮像方向の調整作業が煩雑な作業となる。これに対し、本実施形態では、同階表示制御が実行可能であるため、撮像装置31の撮像方向の調整時に同階表示制御を実行することで、撮像方向を調整した後の撮像装置31による撮像範囲の確認を、当該撮像装置31の設置階と同じ停止階に設けられた表示装置30で確認することができ、撮像装置31の撮像方向の調整作業が容易となる。
〔その他の実施形態〕
小荷物専用昇降機のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
小荷物専用昇降機のその他の実施形態について説明する。なお、以下のそれぞれの実施形態で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態では、調整ダイヤル33の回転量に応じて撮像装置31の撮像方向が調整される構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されず、調整機構35が、撮像装置31の撮像方向をモータ等の駆動装置の駆動力により調整するように構成され、操作盤PNLに設けられた調整用ボタンを操作することや、タッチパネルとして構成された表示装置30の表示画面を操作すること等で、撮像装置31の撮像方向が調整される構成とすることもできる。また、上記の実施形態では、調整機構35が、撮像装置31の撮像方向を左右に(すなわち、鉛直軸周りに)調整する機構である場合を例として説明したが、調整機構35が撮像装置31の撮像方向を上下に調整する機構であっても、調整機構35が撮像装置31の撮像方向を左右及び上下に調整する機構であっても良い。なお、小荷物専用昇降機100が、撮像装置31の撮像方向を調整する調整機構35を備えない構成とすることもできる。
(2)上記の実施形態では、操作盤PNLが、目標停止階の選択に応じて目標階表示制御を実行する構成としたが、目標停止階の選択に加えて別の操作がなされたことを条件に、或いは目標停止階の選択を条件とせずに別の操作がなされたことを条件に、目標階表示制御を実行する構成とすることもできる。また、上記の実施形態では、操作盤PNLが、要求先停止階の選択に応じて第一表示制御及び第二表示制御を実行する構成を例として説明したが、要求先停止階の選択に加えて別の操作(例えば、要求先停止階の操作盤PNLによる通話の開始操作等)がなされたことを条件に、或いは要求先停止階の選択を条件とせずに別の操作がなされたことを条件に、第一表示制御及び第二表示制御を実行する構成とすることもできる。
(3)上記の実施形態では、操作盤PNLが他階表示制御に加えて同階表示制御を実行する構成を例として説明したが、操作盤PNLが同階表示制御を実行しない構成とすることもできる。
(4)上記の実施形態では、異なる停止階の間で撮像装置31による撮像画像の情報を送信するための通信経路(第二通信経路52)が、第一通信経路51とは別に設けられる構成を例として説明したが、第二通信経路52が設けられず、異なる停止階の間での撮像装置31による撮像画像の情報の送信が、第一通信経路を介して行われる構成とすることもできる。この場合、撮像画像情報の伝送を制御盤Hが中継する構成としても中継しない構成としても良い。
(5)上記の実施形態では、撮像装置31及び表示装置30の双方が操作盤PNLに設けられた構成を例として説明したが、撮像装置31及び表示装置30の一方又は双方が、操作盤PNLとは別の部位又は装置に設けられる構成とすることもできる。
(6)上記の実施形態では、選択装置としての機能、表示制御装置としての機能、及び通話要求装置としての機能が、1つの装置である操作盤PNLに集約された構成を例として説明したが、これら3つの機能が、2つ又は3つの装置に分かれて備えられる構成とすることもできる。
(7)上記の実施形態では、複数の停止階が建物の複数の階の全てを構成する場合を例として説明したが、複数の停止階が建物の複数の階の一部を構成しても良い。この場合、建物の複数の階には、カゴ6が停止されない階が含まれる。また、上記の実施形態では、停止階の数が4つである場合を例として説明したが、停止階の数が4つ以外(例えば、3つや8つ等)であっても良い。
(8)上記の実施形態では、いずれかの操作盤PNLにて要求先停止階が選択されると、選択された要求先停止階の情報が制御盤Hに入力され、制御盤Hが、要求先停止階の選択がなされた操作盤PNLと、要求先停止階に設けられた操作盤PNLとの間での、相互式インターホン41を介した通話を開始するための処理や、当該2つの操作盤PNLの間での音声信号の伝送を中継する処理を行う構成を例として説明した。しかし、そのような構成に限定されることなく、選択された要求先停止階の情報が要求先停止階に設けられた操作盤PNLに直接(すなわち、制御盤Hを介することなく)入力される構成や、相互式インターホン41を介した通話の際に、要求先停止階の選択がなされた操作盤PNLと、要求先停止階に設けられた操作盤PNLとの間で、音声信号が直接(すなわち、制御盤Hを介さずに)伝送される構成とすることもできる。
(9)上記の実施形態では、カゴ戸7及び開閉戸14の双方が2枚戸で構成される場合を例として説明したが、カゴ戸7及び開閉戸14の一方又は双方が1枚戸で構成されても良い。また、上記の実施形態では、カゴ6にカゴ戸7が設けられる構成を例示したが、カゴ6にカゴ戸7が設けられない構成としても良い。
(10)上記の実施形態では、テーブルタイプの小荷物専用昇降機を例示したが、出し入れ口Dが床面の高さに合わせて設けられるフロアタイプの小荷物専用昇降機等の、他のタイプの小荷物専用昇降機であっても良い。また、カゴ6に対する出し入れ口Dの設置位置が各停止階の間で共通ではなく、カゴ6に対する出し入れ口Dの設置位置が停止階によって異なっていても良い。
(11)その他の構成に関しても、本明細書において開示された実施形態は全ての点で単なる例示に過ぎないと理解されるべきである。従って、当業者は、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜、種々の改変を行うことが可能である。
6:カゴ
10:巻上機(駆動装置)
30:表示装置
31:撮像装置
35:調整機構
41:相互式インターホン(通話装置)
51:第一通信経路(通信経路)
52:第二通信経路(通信経路)
100:小荷物専用昇降機
H:制御盤(駆動制御装置)
L:昇降経路
PNL:操作盤(選択装置、表示制御装置、通話要求装置)
10:巻上機(駆動装置)
30:表示装置
31:撮像装置
35:調整機構
41:相互式インターホン(通話装置)
51:第一通信経路(通信経路)
52:第二通信経路(通信経路)
100:小荷物専用昇降機
H:制御盤(駆動制御装置)
L:昇降経路
PNL:操作盤(選択装置、表示制御装置、通話要求装置)
Claims (6)
- 小荷物搬送用のカゴと、
建物の複数の階に亘って形成された昇降経路内において前記カゴを昇降させる駆動装置と、
前記複数の階の全て又は一部を構成する複数の停止階のそれぞれに設けられ、前記複数の停止階の中から前記カゴの移動先となる目標停止階を選択する選択装置と、
前記駆動装置を制御する駆動制御装置と、を備え、
前記駆動制御装置が、前記選択装置にて選択された前記目標停止階に前記カゴを昇降させるカゴ昇降制御を実行する小荷物専用昇降機であって、
撮像装置と表示装置とを前記複数の停止階のそれぞれに備えると共に、前記表示装置に表示される画像を制御する表示制御装置を備え、
前記撮像装置のそれぞれは、各撮像装置が設けられた前記停止階における前記昇降経路の外部の空間を撮影するように配置され、
前記表示制御装置は、前記表示装置に、当該表示装置の設置階とは異なる前記停止階に設けられた前記撮像装置による撮像画像を表示させる他階表示制御を実行するように構成されている小荷物専用昇降機。 - 前記撮像装置及び前記表示装置の双方が、前記選択装置に設けられている請求項1に記載の小荷物専用昇降機。
- 前記選択装置にて選択された前記目標停止階の情報を前記選択装置から前記駆動制御装置に送信するための通信経路とは別に、前記他階表示制御の実行中に互いに異なる前記停止階の間で前記撮像装置による撮像画像の情報を送信するための通信経路が設けられている請求項1又は2に記載の小荷物専用昇降機。
- 前記撮像装置の撮像方向を調整する調整機構を備え、
前記表示制御装置は、前記他階表示制御に加えて、前記表示装置に、当該表示装置の設置階と同じ前記停止階に設けられた前記撮像装置による撮像画像を表示させる同階表示制御を実行するように構成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の小荷物専用昇降機。 - 前記表示制御装置は、前記選択装置による当該選択装置が設けられた前記停止階とは異なる前記目標停止階の選択に応じて、前記他階表示制御として目標階表示制御を実行し、
前記目標階表示制御は、前記目標停止階の選択がなされた前記選択装置の設置階と同じ前記停止階に設けられた前記表示装置に、前記目標停止階に設けられた前記撮像装置による撮像画像を表示させる制御である請求項1から4のいずれか一項に記載の小荷物専用昇降機。 - 前記複数の停止階のそれぞれに、通話装置と、前記通話装置を介した通話の要求先の前記停止階である要求先停止階を前記複数の停止階の中から選択するための通話要求装置とを備え、
前記要求先停止階の選択がなされた前記通話要求装置の設置階と同じ前記停止階に設けられた前記撮像装置及び前記表示装置を、それぞれ第一撮像装置及び第一表示装置とし、前記通話要求装置にて選択された前記要求先停止階に設けられた前記撮像装置及び前記表示装置を、それぞれ第二撮像装置及び第二表示装置として、
前記表示制御装置は、前記通話要求装置による前記要求先停止階の選択に応じて、前記他階表示制御として第一表示制御及び第二表示制御の双方を実行し、
前記第一表示制御は、前記第一表示装置に前記第二撮像装置による撮像画像を表示させる制御であり、
前記第二表示制御は、前記第二表示装置に前記第一撮像装置による撮像画像を表示させる制御である請求項1から5のいずれか一項に記載の小荷物専用昇降機。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2016
- 2016-02-10 JP JP2016023577A patent/JP2017141090A/ja active Pending
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