JP2017140961A - 電動油圧式パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】悪路走行時にステアリングギヤからの振動や異音の発生を低減し、操舵フィーリングのよい電動油圧式パワーステアリング装置を提供する。【解決手段】CPUは、検出された車速Vおよび操舵角θhを取得し、操舵角θhを微分することにより操舵速度ωhを演算する。車速Vが所定の車速値Voより大きい場合、通常走行と判断し、操舵速度ωhおよび車速Vに基いて、操舵速度および車速に対する目標モータ回転速度Nm*を記憶したモータ回転速度マップを選択する。操舵速度ωhに応じて車速Vが増大するとモータ回転速度Nmが減少するように目標モータ回転速度Nm*が設定され、操舵速度ωhが増大すると目標モータ回転速度Nm*は上昇する。一方、車速Vが所定の車速値Vo以下の場合、悪路等の低速走行と判断し、目標モータ回転速度Nm*を操舵速度ωhの大小にかかわらない一定の値に設定する。【選択図】図3

Description

本発明は、電動油圧式パワーステアリング装置に関するものである。
従来より、ステアリングギヤに連結された油圧シリンダに油圧ポンプからのオイル(作動油)を供給することによって、操舵状態に応じた操舵補助力を電動モータおよび油圧ポンプにより発生させ、ステアリングホイールの操作をアシストする電動油圧式パワーステアリング装置が知られている。このような電動油圧式パワーステアリング装置において、電動モータが車速およびステアリングホイールの操舵角速度(操舵速度)に応じた目標モータ回転速度で回転されるように、電動モータに供給される駆動電力が制御される(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−30437号公報
上記のような電動油圧式パワーステアリング装置では、車両走行時、ECU内に記憶された車速と操舵速度とに対応したモータ回転速度マップが選択され、油圧ポンプの回転速度が決定される。車速が上昇するとモータ回転速度が下がり、ポンプ回転速度が下がると、ステアリングギヤへの油圧ポンプの吐出流量が減少し、ステアリングギヤの油圧特性が重くなる(ステアリングホイールが重い)。一方、操舵速度が上昇するとモータ回転速度が上がり、ポンプ回転速度が上がると、ステアリングギヤへのポンプ吐出流量が増加し、ギヤの油圧特性が軽くなる(ステアリングホイールが軽い)。
しかしながら、ステアリングギヤが悪路(凹凸路)走行によって転舵輪のタイヤから逆入力を受けると、ラックは軸線方向に左右に振られ、ラックに噛み合っているピニオンが回転方向に回される。それにより、ステアリングシャフトに設置された操舵角センサから得られる操舵角が変動し、モータ回転速度も変動することになる。このため、油圧ポンプの吐出流量が変動することによってバルブ(油圧制御弁)の圧力変動が発生し、ステアリングギヤに配置された油圧シリンダのピストンが振動すると配管系統の共振を誘発する。また、バルブの圧力変動が油圧回路(バルブハウジング、油圧シリンダ、油圧ポンプ、電動モータ、およびタンク等を配管で繋ぎ形成される)に伝達され、発生した振動が車室内のステアリングホイールまで伝達される。さらに、ECUが操舵角に追従して通常の油圧パワーステアリング(PS)システムに比べて異常に脈動の大きい油圧源でアシストするため配管系統の振動を招く場合がある。これにより、油圧パワーステアリングシステム全体から異音が発生するおそれがある。この結果、このような電動油圧式パワーステアリング装置においては、振動は操舵フィーリングを低下させると同時に、異音は車室内の静粛性を損なうものとなる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、悪路走行時にステアリングギヤからの振動や異音の発生を低減し、操舵フィーリングのよい電動油圧式パワーステアリング装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、電動油圧式パワーステアリング装置において、電動モータと、前記電動モータにより駆動され、油圧源としてオイルを吐出する油圧ポンプと、ステアリングギヤに配置され、操舵機構に操舵補助力を与える油圧シリンダと、前記油圧ポンプと前記油圧シリンダとの間に介装され、ステアリングホイールと前記操舵機構との連結軸の中途に配置され、前記ステアリングホイールの操作に応じて、前記油圧シリンダに前記オイルの給排動作を行う油圧制御弁と、車速と操舵角速度とに応じた所定のモータ回転速度マップに基いて、前記電動モータの回転速度を制御する制御装置と、を備える電動油圧式パワーステアリング装置であって、前記制御装置は、前記車速が所定の値以下の場合、前記操舵角速度にかかわらず前記電動モータの回転速度一定とする制御を行うことを要旨とする。
上記構成によれば、車速および操舵速度に応じた目標モータ回転速度を、選択されたモータ回転速度マップにて設定して電動モータを制御し、車両の低速走行時には操舵角速度の大小にかかわらない一定のモータ回転速度を設定し制御する。このため、車両の悪路走行による路面からの逆入力によって操舵角速度が変動しても油圧ポンプの最適吐出流量を設定することができるので、モータ回転速度が変動することなく、油圧ポンプが安定して吐出動作することができる。これにより、ステアリングギヤでの油圧制御弁の油圧変動による振動が抑えられ、油圧回路に伝達される振動を低減できる。この結果、油圧パワーステアリングシステム全体から発生する振動や異音を低減するとともに、操舵フィーリングの向上を図ることが可能になる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電動油圧式パワーステアリング装置において、前記制御装置は、前記車速が所定の値より大きい場合、前記モータ回転速度マップに基いた前記操舵角速度に応じて前記車速の増大により前記電動モータの回転速度を減少させ、前記車速が所定の値以下の場合、前記モータ回転速度マップによらない一定の前記電動モータの回転速度とすることを要旨とする。
上記構成によれば、低速走行時に車速が所定の車速値以下の場合、モータ回転速度はモータ回転速度マップによらない一定の値に設定される。このため、油圧ポンプの吐出流量を一定に保つことができる。これにより、悪路走行等の低速走行時においてステアリングギヤから油圧回路に伝達される油圧の変動による振動が抑制され、油圧パワーステアリングシステム全体から発生する振動や異音を低減するとともに、操舵フィーリングの向上を図ることが可能になる。
本発明によれば、悪路走行時にステアリングギヤからの振動や異音の発生を低減し、操舵フィーリングのよい電動油圧式パワーステアリング装置を提供できる。
本発明の一実施形態に係る電動油圧式パワーステアリング装置の概略構成を示す模式図。 車速に対するモータ回転速度の特性を示す図。 制御装置による目標モータ回転速度を設定する動作の処理手順を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態に係る電動油圧式パワーステアリング装置について、図に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動油圧式パワーステアリング装置1の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、電動油圧式パワーステアリング装置1は、車両のステアリング機構(操舵機構)2に関連して設けられ、このステアリング機構2に操舵補助力を与えるためのものである。ステアリング機構2は、車両の操向のために運転者によって操作されるステアリングホイール3と、このステアリングホイール3に連結されたステアリングシャフト4と、ステアリングシャフト4の先端部に油圧制御弁14を介して連結され、ピニオン(ピニオンギヤ)6を持つピニオン軸5と、ピニオン6に噛合するラック(ラックギヤ)8を有し(ラックアンドピニオン機構)、車両の左右方向に延びた転舵軸としてのラック軸7とを備えている。
ラック軸7の両端にはタイロッド9がそれぞれ連結されており、このタイロッド9は、それぞれ左右の転舵輪10を支持するナックルアーム11に連結されている。ナックルアーム11は、キングピン12まわりに回動可能に設けられている。
ステアリングホイール3が操作されてステアリングシャフト4が回転されると、この回転がピニオン6およびラック8によって、ラック軸7の軸線方向に沿う直線運動に変換される。この直線運動は、ナックルアーム11のキングピン12まわりの回転運動に変換され、これにより、左右の転舵輪10の転舵が行われる。
油圧制御弁14は、ピニオンハウジング(図示せず)の内部に支持されたピニオン軸5(連結軸)の中途に設けられたロータリーバルブであり、ステアリングシャフト4に接続されたスリーブ弁体(メインシャフト、図示せず)と、ピニオン軸5に接続されたシャフト弁体(バルブボディ、図示せず)と、入出力軸を同軸上に連結するトーションバー(図示せず)とからなる。トーションバーは、ステアリングホイール3に加えられた操舵トルクの方向および大きさに応じて捩れを生じ、このトーションバーの捩れの方向および大きさに応じて油圧制御弁14の相対角変位が生じる。
この油圧制御弁14は、ステアリング機構2に操舵補助力を与える油圧シリンダ15に接続されている。油圧シリンダ15は、ラック軸7を支持するラックハウジング(図示せず)の一端半部に所定の長さ範囲にわたって設けられ、ラック軸7に一体に設けられたピストン16と、このピストン16によって区画された一対のシリンダ室17,18とを有している。各シリンダ室17,18は、それぞれ対応する油路19,20を介して油圧制御弁14に接続されている。
油圧制御弁14は、リザーバタンク21および油圧の発生源としての油圧ポンプ22を通る油循環路23の中途に介装されている。油圧ポンプ22は、例えばギヤポンプからなり、電動モータ24によって駆動され、リザーバタンク21に貯留されているオイル(作動油)を汲み出して油圧制御弁14に供給する。余剰分のオイルは、油圧制御弁14から油循環路23を介してリザーバタンク21に帰還される。
電動モータ24は、一方向に回転駆動されて油圧ポンプ22を駆動する。具体的には、電動モータ24は、その出力軸が油圧ポンプ22の入力軸に連結されており、電動モータ24の出力軸が回転することで、油圧ポンプ22の入力軸が回転して油圧ポンプ22の駆動が行われる。
油圧制御弁14は、トーションバーに一方方向の捩れが加わった場合には、油路19,20のうちの一方を介して油圧シリンダ15のシリンダ室17,18のうちの一方にオイルを供給するとともに、他方のオイルをリザーバタンク21に戻す。また、トーションバーに他方方向の捩れが加えられた場合には、油路19,20のうちの他方を介してシリンダ室17,18のうちの他方にオイルを供給するとともに、一方のオイルをリザーバタンク21に戻す。
トーションバーに捩れがほとんど加わっていない場合には、油圧制御弁14は、いわば平衡状態となり、操舵中立で油圧シリンダ15の両シリンダ室17,18は等圧に維持され、オイルは油循環路23を循環する。操舵により油圧制御弁14の両弁体が相対回転すると、油圧シリンダ15のシリンダ室17,18のいずれかにオイルが供給され、油圧シリンダ15は両シリンダ室17,18の間に生じる圧力差に応じた油圧を発生し、ピストン16が車幅方向(車両の左右方向)に沿って移動する。これにより、ラック軸7に操舵補助力が作用する。
電動モータ24は、例えば3相ブラシレスモータが用いられ、モータ制御装置としてのECU(電子制御ユニット)25によって制御される。ECU25には、操舵角センサ26、回転角センサ27および車速センサ28が接続されている。
操舵角センサ26は、運転者によって操作されるステアリングホイール3の操舵角θhを検出し、ステアリングシャフト4の中立位置からのステアリングシャフト4の正逆両方向の回転角を検出する。回転角センサ27は、例えばレゾルバから構成されており、電動モータ24のロータの回転角θmを検出する。車速センサ28は、車両の速度Vを検出する。
ECU25は、CPU(マイコン、図示せず)と、CPUによって制御され電動モータ24に電力を供給する駆動回路(インバータ)とを備えている。CPUは、操舵角センサ26の出力値を時間微分することによって操舵角速度(以下、操舵速度という)ωhを演算する。また、操舵速度ωhおよび車速Vに基いて電動モータ24のモータ回転速度Nmの目標値である目標モータ回転速度Nm*を設定する。より具体的には、操舵速度および車速に対する目標モータ回転速度を記憶したモータ回転速度マップを用いて、検出された操舵速度ωhおよび検出された車速Vに応じた目標モータ回転速度Nm*を設定する。これにともない、モータ回転速度Nmに対応して油圧ポンプ22の回転速度が決定される。そして、油圧ポンプ22が電動モータ24により回転駆動され、所望のポンプ吐出流量が得られる。
図2は、車速Vに対するモータ回転速度特性を示す図である。
図2に示すように、所定の車速値Vo以上では車速V(km/h)の増大によりモータ回転速度Nm(r/min−1)を減少させ、操舵速度ωh(deg/sec)が大きくなるにしたがって、車速Vに対するモータ回転速度Nmの特性は変化し、モータ回転速度Nmは増大する。一方、所定の車速値Vo以下では操舵速度ωhの大小にかかわらず、モータ回転速度Nmを一定とするような特性をもって電動モータ25を駆動制御するように構成している。これにより、悪路走行のような低速走行時において、油圧ポンプ22の吐出流量を一定に保つことができる。
次に、図3は、ECU25による目標モータ回転速度Nm*を設定する動作の処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す制御ブロック(ステップS301〜S306)は、ECU25のCPU(マイコン、図示せず)が実行するプログラムにより実現され、所定の周期毎に各演算処理が繰り返し実行されることにより、複数の機能処理を行う。
図3に示すように、まず、CPUは、車速センサ28によって検出された車速V、および操舵角センサ26によって検出された操舵角θhを取得する(ステップS301)。
続いて、CPUは、検出された操舵角θhを時間微分することにより操舵速度ωhを演算する(ステップS302)。
次に、検出された車速Vが所定の車速値Vo以下か否かを判定する(ステップS303)。
車速Vが所定の車速値Voより大きい場合、車両は通常走行であると判断し、演算された操舵速度ωhおよび検出された車速Vに応じた電動モータ24の回転速度の目標値である目標モータ回転速度Nm*をモータ回転速度マップを用いて設定する。
まず、操舵速度ωhおよび車速Vに基いて、所定の操舵速度および車速に対する目標モータ回転速度Nm*を記憶したモータ回転速度マップ(図示せず)を選択する(ステップS304)。ここで、モータ回転速度マップは、例えば不揮発性メモリに記憶されており、隣り合う列(例えば、操舵速度ωh)の間、および行(例えば、車速V)の間の目標モータ回転速度Vm*は、線形補間によって求められる。
そして、操舵速度ωhに応じて車速Vが増大するとモータ回転速度Nmが減少するように目標モータ回転速度Nm*が設定される(ステップS305)。このとき、操舵速度ωhが増大すると目標モータ回転速度Nm*は上昇する。その後、処理を終了してフローを抜ける。
一方、車速Vが所定の車速値Vo(例えば、20km/h)以下の場合、車両は悪路等の低速走行であると判断し、目標モータ回転速度Nm*をモータ回転速度マップによらない、すなわち操舵速度ωhの大小にかかわらない一定の値に設定する(ステップS306)。その後、処理を終了してフローを抜ける。
上記設定が選択したモータ回転速度マップおよびプログラムに組み込まれており、油圧ポンプ22の回転速度を増減することによりステアリング機構2のステアリングギヤへの油圧ポンプ22の吐出流量を増減する制御を行い、ステアリング機構2のステアリングギヤの油圧特性を変化させることができる。
次に、上記のように構成された本実施形態である電動油圧式パワーステアリング装置1の作用および効果について説明する。
上記構成によれば、車速Vおよび操舵速度ωhに応じた目標モータ回転角度Nm*を、選択したモータ回転速度マップにて設定して電動モータ24を制御し、車両の低速走行時には、操舵速度ωhの大小にかかわらない一定の目標モータ回転速度Nm*を設定し制御する。このため、車両の悪路(凹凸路)走行による路面からの逆入力によって操舵速度ωhが変動しても油圧ポンプ22の最適吐出流量を設定することができるので、モータ回転速度Nmが変動することなく、油圧ポンプ22が安定して吐出動作することができる。
また、低速走行時に車速Vが所定の車速値Vo以下の場合、目標モータ回転速度Nm*はモータ回転速度マップによらない一定の値に設定される。このため、油圧ポンプ22の吐出流量を一定に保つことができる。
これにより、悪路走行等の低速走行時においてステアリング機構2のステアリングギヤでの油圧制御弁14の油圧変動による振動が抑えられ、油圧回路に伝達される振動が低減される。この結果、油圧パワーステアリングシステム全体から発生する振動や異音を低減するとともに、操舵フィーリングの向上を図ることができる。
以上のように、本実施形態によれば、悪路走行時にステアリングギヤからの振動や異音の発生を低減し、操舵フィーリングのよい電動油圧式パワーステアリング装置を提供できる。
以上、本発明に係る一実施形態について説明したが、本発明はさらに他の形態で実施することも可能である。
上記実施形態では、電動モータ24とECU25とを別体で設け、油圧ポンプ22と電動モータ24の入出力軸を結合する電動油圧式パワーステアリング装置1について説明したが、これに限らず、他の構成としてもよい。例えば、軸線方向に隣接してECU25を内蔵した電動モータ24(ECU一体型モータ)を設け、ECU25の中央を貫通した電動モータ24の回転軸が油圧ポンプ22と結合する構成であってもよい。
上記実施形態では、操舵角センサ26をステアリングコラム側(ステアリングシャフト4)に搭載する例について示したが、これに限らず、ステアリング機構2のステアリングギヤ側(ピニオン6)に搭載されるように構成してもよい。
上記実施形態では、電動モータ24の制御において、モータ回転速度Nmが車速Vの減少にともなって直線的に上昇し、所定の車速値Voで一定値に移行する例を示したが、これに限らず、車速値Voより大きい所定の車速において目標モータ回転速度Nm*を直線的にまたは滑らかに増大あるいは減少させるようにして一定速度に移行するように設定してもよい。あるいは、車速値Vo以下の所定の車速に向かって直線的にまたは滑らかに増減させて一定速度に移行するように設定してもよい。これにより、車速Vが所定の車速値Voを跨いで変化したとき、モータ回転速度Nmが急変し、操舵フィーリングに違和感を与えることを抑制することができる。
1:電動油圧式パワーステアリング装置、2:ステアリング機構(操舵機構)、
3:ステアリングホイール、4:ステアリングシャフト、5:ピニオン軸、
6:ピニオン、7:ラック軸、8:ラック、9:タイロッド、10:転舵輪、
11:ナックルアーム、12:キングピン、13:ポンプロータ、14:油圧制御弁、
15:油圧シリンダ、16:ピストン、17,18:シリンダ室、19,20:油路、
21:リザーバタンク、22:油圧ポンプ、23:油循環路,24:電動モータ、
25:ECU(制御装置)、26:操舵角センサ、27:回転角センサ、
28:車速センサ、
V:車速、θh:操舵角、ωh:操舵速度(操舵角速度)、θm:ロータ回転角、
Nm:モータ回転速度、Nm*:目標モータ回転速度

Claims (2)

  1. 電動モータと、
    前記電動モータにより駆動され、油圧源としてオイルを吐出する油圧ポンプと、
    ステアリングギヤに配置され、操舵機構に操舵補助力を与える油圧シリンダと、
    前記油圧ポンプと前記油圧シリンダとの間に介装され、ステアリングホイールと前記操舵機構との連結軸の中途に配置され、前記ステアリングホイールの操作に応じて、前記油圧シリンダに前記オイルの給排動作を行う油圧制御弁と、
    車速と操舵角速度とに応じた所定のモータ回転速度マップに基いて、前記電動モータの回転速度を制御する制御装置と、を備える電動油圧式パワーステアリング装置であって、
    前記制御装置は、前記車速が所定の値以下の場合、前記操舵角速度にかかわらず前記電動モータの回転速度一定とする制御を行うことを特徴とする電動油圧式パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動油圧式パワーステアリング装置において、
    前記制御装置は、前記車速が所定の値より大きい場合、前記モータ回転速度マップに基いた前記操舵角速度に応じて前記車速の増大により前記電動モータの回転速度を減少させ、前記車速が所定の値以下の場合、前記モータ回転速度マップによらない一定の前記電動モータの回転速度とすることを特徴とする電動油圧式パワーステアリング装置。
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