JP2017140337A - レジカウンターとショピングカートとで構成するレジカウンターシステム - Google Patents

レジカウンターとショピングカートとで構成するレジカウンターシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2017140337A
JP2017140337A JP2016030657A JP2016030657A JP2017140337A JP 2017140337 A JP2017140337 A JP 2017140337A JP 2016030657 A JP2016030657 A JP 2016030657A JP 2016030657 A JP2016030657 A JP 2016030657A JP 2017140337 A JP2017140337 A JP 2017140337A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cashier
counter
shopping
shopping basket
shopping cart
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016030657A
Other languages
English (en)
Inventor
清志 西部
Kiyoshi Nishibe
清志 西部
弘樹 西田
Hiroki Nishida
弘樹 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Sangyo Co Ltd
Nissan Steel Industry Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Sangyo Co Ltd
Nissan Steel Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Sangyo Co Ltd, Nissan Steel Industry Co Ltd filed Critical Daiwa Sangyo Co Ltd
Publication of JP2017140337A publication Critical patent/JP2017140337A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Abstract

【課題】スーパーマーケット等におけるレジカウンターへの買い物籠の搬入及び移動を、簡単な構造にて軽い力で実施することができるレジカウンター構造、及び、レジカウンターとショッピングカートとでなるレジカウンターシステムを提供する。
【解決手段】買い物籠Wを、買い物客Yの買い物客の通路側からレジ担当者G側に押し込む方向に、買い物籠Wのスライド促進部材としての回転ロール1の上面を露出させて設けたレジカウンターTとした。なお、スライド促進部材は回転ロール1以外で実施してもよく、さらにレジカウンターTにショッピングカートをスライド自在に嵌合させるレジカウンターシステムとして実施することもできる。
【選択図】図6

Description

本発明は、スーパーマーケット等において購入商品の料金精算の際に使用されるレジカウンター、及び、そのレジカウンターとショッピングカートとで構成されるレジカウンターシステムに関するものである。
スーパーマーケット等におけるレジカウンターの使用方法は、通常、図1(a)で表わす正面図及び図1(b)で表わす平面図に示すように、先ず、レジ担当者Gが空の買い物籠W0を準備した状態で、買い物客Yが手で持ったりショッピングカートで運ばれた買い物籠W1、W2を搬入スペースTaに載置することから始まる。
尚、図中のRは電子多項目キーボード、Cは自動釣銭機である。
そして、図2(a)の破線の矢印で表わすように、買い物籠W1に入った商品S1を、レジ担当者Gが準備した買い物籠W0に移される。
次に、図2(b)の矢印で表わされるように、商品S1の入った買い物籠W0は、レジ担当者GによってレジカウンターTの搬出スペースTbに移動され、空になった買い物籠W1はレジ担当者Gの前に移動され、さらに商品S2の入った買い物籠W2がレジ担当者G側に移動される。
この状態から、図2(c)のように、商品S1の入った買い物籠W0はレジカウンターTから搬出され、空になった買い物籠W1には、買い物籠W2に入った商品S2が移される。
そして新たに商品S3の入った買い物籠W3が、搬入スペースTaに載置されることになる。
以上の作業を繰り返すことにより、図2(d)のように、買い物の精算は途切れることなく連続して行われる。
このように、買い物籠は、次の買い物客の商品の移し替え用の籠に使用されることにより、搬入から搬出までレジカウンターT上を移動することになる。
なお、図3に表わすように、商品が大きいものや重いもの(S4)等は、買い物籠W4を移し替えることなく、レジカウンターT上で搬出から搬入が行われることもある。
また、図示しないが、そのような商品は、買い物籠に入れられることなくレジカウンターT上で、搬出から搬入が行われることもある。
なお、図4に表わすように、商品の搬入用の買い物籠Wa、Wa・・・と、搬出用の買い物籠Wb、Wb・・・とは区別して使用する運用方法もある。
この場合には、搬入用の買い物籠Wa、Wa・・・は、レジカウウターT上をレジ担当者G側に押し込むように移動した後に積み重ねて収納され、予め積み重ねられた搬出用の買い物籠Wb、Wb・・・は、搬入商品毎に準備して使用する事になる。
従って、同じ買い物籠がレジカウンター上を搬入から搬出まで移動することはないが、総合的には、買い物籠がレジカウンターTを全面的に移動することについては同様ということになる。
なお、近年は、スーパーマーケットが中心街から郊外に多設されることに伴い、買い物もまとめ買いが増えつつあるため、買い物籠内の商品量の増加に伴い必然的に重量も増える傾向にあり、重くなった買い物籠に対するお客やレジ担当者への重量面での労力負担については憂慮すべき状況にあると思料される。
ただ、このような背景でありながら、この分野における改良技術は少なく、例えば特許文献1のチェックアウトシステムには搬送技術としてベルトコンベアを使った搬送技術が開示されているが、装置が大掛かりで利用しにくいものであり、上述したお客やレジ担当者の重量的な労力の負担の軽減についての細かな配慮については、改善の余地が残されている状況となっている。
特開平7−320164号
そこで本発明は、簡単な構造でありながら、お客やレジ担当者の重量的な労力の負担の軽減をすることができるレジカウンター、及び、ショッピングカートを使った場合には買い物客の労力をさらに軽減できるレジカウンターとショッピングカートとで構成するレジカウンターシステムについて提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく鋭意検討の結果、本発明は、買い物籠を買い物客の通路側からレジ担当者側に押し込む方向、及び又は、レジ担当者から買い物客の通路側に押し出す方向に移動させた際、その移動力を軽減させるスライド促進部材を、その上面が載置面から露出するように配置して設けた構成のレジカウンターとした。
このようにすれば、簡単な構造で実現することが可能となる。
その場合、スライド促進部材は、棒状の回転ローラ、及び又は、回転ボールからなる回転部材で構成するのが好ましい対応となる。
この構成であれば、機械的に安定した作用を奏することが可能となる。
なお、スライド促進部材は、買い物客の通路側端面からレジ担当者側に向かって、少なくとも買い物籠の底面の面積の約半分に接触する範囲に設けると、レジカウンターに買い物籠を安定した状態で載置することができるので好適である。
一方、買い物客の通路側の壁面に、断面略L字型のレール状嵌合部を水平方向に設けたレジカウンターと、買い物籠載置面形成部の壁面に嵌合片を設けたショッピングカートとで構成され、レジカウンターに設けた断面略L字型のレール状嵌合部に対してショッピングカートの嵌合片を嵌合させた状態で、ショッピングカートを移動可能とするレジカウンターシステムとすることが好ましい。
このようにすれば、ショッピングカートはレジカウンターと移動可能に嵌合する為、買い物籠を無駄なく安定した状態で、レジカウンターに搬入できるので、買い物客の労力を軽減することができる。
なお、ショッピングカートの買い物籠載置面の高さは、レジカウンター上のスライド促進部材の上面の高さと略同一に形成するようにしてもよい。
そうすれば、買い物籠を持ち上げることなく、スライド状態でレジカウンター上に移動できるので、さらに買い物客の労力を軽減することができる。
買い物籠等を軽い力で移動できるため、買い物客やレジ担当者の重量的な労力の軽減することができ、作業効率が向上する。
なお、簡単な機械的構成で実現できるため、故障しにくく、安定した作用効果を得ることができる。
また、ショッピングカート使用も対象としているため、買い物客の多量のまとめ買いもしやすくなる利点もある。
従来のレジカウンターの使用方法を現したものであり、(a)は正面図(b)は平面図を示す。 従来のレジカウンター使用状況を表わす平面図であり、(a)は買い物籠の最初の裁置状態、(b)は買い物を移動させた状態、(c)は買い物籠の搬出及び搬入状況、(d)は搬入及び搬出が連続して行なわれる状況を示す。 従来のレジカウンター使用状況における同一の買い物籠を使用する状況を表わす平面図を示す。 従来のレジカウンター使用状況における搬入と搬出の買い物籠を分けて使う状況を表わす平面図を示す。 本発明の実施例1を表わしたものであり、(a)は平面図、(b)はA−B拡大断面図、(c)は変形例を示す。 本発明の実施例1の使用状態を表わす平面図を示す。 本発明の実施例1の使用状態を表わしたものであり、(a)はC−D拡大断面図、(b)はさらに拡大した断面図を示す。 本発明の実施例1の変形例の平面図を表わしたものであり、(a)回転ローラを全幅に設けた状態、(b)はさらに横方向にも追加した状態を示す。 本発明の実施例2を表わしたものであり、(a)は平面図、(b)は拡大断面図、(c)は変形例の断面図を示す。 本発明の実施例2の変形例の平面図を示す。 本発明の実施例1と実施例2を併用した変形例の平面図を示す。 本発明の実施例3を表わしたものであり、(a)は平面図、(b)は拡大断面図を示す。 本発明の実施例3と実施例2を併用した変形例の平面図を示す。 本発明の実施例4の平面図を示す。 本発明の実施例4の使用状態を表す平面図を示す。 本発明の実施例4の変形例の使用状態を表す平面図であり、(a)は両端の回転ロール間に回転ボールを配置した構成、(b)は長手方向端部と短手方向端部に回転ロールを設けその間に回転ボールを配置した構成を示す。 本発明の実施例4におけるショッピングカート嵌合前の(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図、(d)は拡大側面図に示す。 本発明の実施例4におけるショッピングカート嵌合状態の(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は側面図、(d)は拡大側面図、(e)は(d)の構成の変形例を示す。 本発明のショッピングカートから買い物籠をレジカウンターに搬入する状態をあらわしたものであり、(a)は平面図、(b)は拡大断面図、(c)は買い物籠の搬出状態を含む平面図を示す。
本発明は、簡単な構成でありながら、買い物籠をレジカウンター上に軽い力で移動させることができ、ショッピングカートからのレジカウンターへの買い物籠の移動の労力も軽減させることができることを特徴としたものであり、以下、実施例及び変形例に沿って詳細に説明する。
図5は、実施例1及びその変形例を表したものであり、(a)は平面図、(b)はA−B拡大断面図、(c)は変形例を示す。
本実施例においては、レジカウンターTの上面の中央に設置された電子多項目キーボードRの左右に形成される買い物籠搬入スペースTaと、買い物籠搬出スペースTbとの買い物客の通路P側に、スライド促進部材として、夫々回転ローラ1を3本づつ配置したものである。
具体的には、図5(b)のように、回転ローラ1の本体部1aの両端に軸部1bを形成し、そこに軸受部材2を差し込んだ状態で、この軸受部材2を、回転ローラ収納枠体3に取付けることにより、回転ローラ1は回転ローラ収納枠体3内に回転自在に収納される。
そして、この回転ローラ収納枠体3,3は、鋼板等でなるレジカウンター本体4と、レジカウンターTの上面を形成する合成木材等でなる天板ボード5に設けられた切欠き部6,6とで形成されるスペースに、接着等の手段で取り付けられる。
この時、回転ローラ1の本体部1aの上面1cは、レジカウンターTの載置面Tcより突出するように構成される。
なお、回転ローラは、単なる一体構造のものに限らず、それ自体が回転機能を有する構成のものを使用してもよい。
図5(c)は、市販されている1例の商品の断面を示したものである。
即ち、回転ローラ7は、樹脂製の外筒部7a、内筒部7b、カバー7cと、内筒部7bとカバー7c間に収納された複数のステンレス球体7dとからなり、内筒部7bには金属製等の軸部8を固定或いは遊嵌合状態に挿入して使用する。
この構成であれば、内筒部7bとカバー7cとは介在するステンレス球体7dによってスムーズに回転する効果がある。
次に、実施例1のレジカウンターに、買い物籠を搬入する際の作用について説明する。
図6は、買い物籠をレジカウンターの上面に載せた状態の平面図を示したものであり、図7(a)は図6のC−D拡大断面図、図7(b)はさらに拡大した断面図を示している。
本実施例は、回転ローラ1上に買い物籠W置いて滑らせて使用するものであるので、買い物籠の底面全面をレジカウンター上におく必要は無い。
即ち、買い物籠の一端を持った状態でレジカウンターに置いたときに不安定でなければよく、その状態からレジ作業員側に向かって直ちに滑らせれば問題は無い。
従って、注意して扱えば回転ローラは1本でも効果を奏することができる。
但し、買い物籠の端を持った状態で安定状態を確実に維持するには、買い物籠の底面の面積の約半分が置かれる状況が好ましいので、回転ローラの設置範囲もそれに対応させるのが好ましいということになる。
そのような観点で、実施例1の回転ローラ1は設けられ、数量は3本を選択しているが、数量は状況に合わせて増減させても何ら問題は無い。
そして、図7に示すように、買い物籠Wは、安定した状態にてレジ担当者側に押し込めば、スムーズに移動することができる。
なお、回転ローラ1の配置面積は、多いほど買い物籠は移動しやすくなるので、状況によっては図8に示す変形例のように配置しても構わない。
即ち、図8(a)に示す変形例は、回転ローラ1が、買い物籠をレジ担当者側に押し込む幅全体に、搬入方向及び搬出方向の2列に、多数個設けられている。
また、図8(b)に示す変形例は、回転ローラ1が、図8(a)に示す状況に加え、その間を横方向にスライドしやすいように、直行する方向に複数設けられている。
図9は、実施例2及びその変形例を表したものであり、(a)は平面図、(b)は拡大断面図、(c)は変形例を示す。
本実施例は、スライド促進部材として、回転ボール11を使用することを特徴としている。
即ち、図9(b)の拡大断面図に示すように、回転ボール11は、抜け止め部材12と受け部材13で形成される回転ボールユニット14の空間15に、上面11aが抜け止め部材12の上面12aから露出した状態で、回動自在に収容される。
そして、回転ボールユニット14を、天板ボード5に設けられた穴部16とレジカウンター本体4とで形成されるスペースに接着等で取り付けられる.
なお、この回転ボールの収納構造は、必ずしもユニット化する必要は無く、図示しない各種の収納構造で実施してもよい。
そして、回転ボールの配置は、図9(a)に示すように、実施例1と同様に、買い物籠の底面の面積の約半分が裁置できる程度に、複数個を複数列設ける。
なお、本実施例では、3列で設けたが、これに限らず、適宜に実施してよいことは言うまでもない。
また、回転ボールは、市販されている各種のボールローラー構造にて実施しても良い。
図9(c)は変形例として、その1例を示したものであり、回転ボール11は、回転ボールユニット14aのユニット本体17内に、下方に多数の小回転ボール18を介在させた状態で圧入されている。
この構成は、小回転ボールにより、回転ボールの回動がスムーズに行なわれる利点がある。
なお、回転ボールの配置等については、実施例1と同様に、各種変形して実施しても良い。
例えば、図10に示すように、レジカウンターTの載置面Tcの略全面に設けてよい。
また、図11に示すように、実施例1で表した回転ローラ1の前方のスペースに、回転ボールを複数配置するようにしても良い。
スライド促進部材としては、これまで説明した構成以外の構成で実施してもよく、本実施例は、図12で表わす(a)の平面図、(b)の断面図で示すように、テフロン(登録商標)等の滑り性の優れた材料或いは滑り性の良い表装材をコーティングした材料でなる高滑り材20を、客の通路側からレジ担当者側に向かう方向及びレジ担当者から客の通路側に向かう方向に複数本形成することを特徴としている。
もちろんこの構成においても、他のスライド促進部材と併用して用いることは可能であり、例えば図13に表わすように、実施例2で説明した回転ボール11構造を併用して用いてもよい。
これまでの実施例は、レジ担当者の正面に対し買い物客が対面する状態で、レジカウンター上に、買い物籠を移動させやすいようにスライド促進部材を設ける構成を示してきたが、本発明は、買い物籠を買い物客の通路側からレジ担当者側に押し込む方向、及び又は、レジ担当者から買い物客の通路側に押し出す方向に作用するスライド促進部材が設けられていればよいことを特徴としているので、スライド促進部材は、買い物客の位置に合うように自由に配置すればよい。
一例として、レジカウンターの長手方向の端部側にも買い物客の通路Pが形成されている状況下では、レジカウンターの端部、即ち、レジ担当者の側面方向にスライド促進部材を設ける構成で実施してもよい。
図14は、その状況の実施例4を表したものであり、レジカウンターTの長手方向の端部側にも買い物客の通路Pが形成されている状況下で、レジカウンターTの長手方向の両端部に、それぞれ回転ローラ1を3本づつ設けている。
そして、図15の使用状態を示す平面図に示すように、買い物客YがレジカウンターTの長手方向の端部に買い物籠Wを乗せ。レジ担当者G側に押し込むと、回転ローラが回転することにより、買い物籠はスムーズに移動することになる。
なお、本実施例においても、スライド促進部材は各種に変形して実施することが可能であり、その一例について図16を用いて説明する。
図16(a)は、レジカウンターTの長手方向の両端に回転ローラ1をそれぞれ3本づつ配置し、その間に多数の回転ボール11を配置した変形例であり、買い物籠の回転ローラとレジ担当者間をよりスムーズにスライドさせることができる。
また、図16(b)の変形例では、複数の回転ローラ1を、レジカウンターTの長手方向の一端と、電子多項目キーボードRを介在させた位置の短手方向の端部をそれぞれ設けており、その間に多数の回転ボール11を配置した構成としている。
その他、図示しないが、図16(a)における回転ローラ1も多数の回転ボール11と置き換えたり、前述した高滑り材も使用するなど、スライド促進部材は適宜に選択し配置することが可能である。
次に、レジカウンターとショッピングカートでなる、レジカウンターシステムについて図17〜図19を用いて説明する。
なお、図17はレジカウンターとショッピングカートの嵌合前、図18はレジカウンターとショッピングカートの嵌合状態、図19はショッピングカートから買い物籠をレジカウンターに搬入する状態を示したものである。
また、図中、Gはレジ担当者、Yは買い物客を示している。
本実施例においては、図17(a)の正面図、(b)の平面図、(c)の側面図、(d)の拡大側面図に示すように、レジカウンターTの買い物客の通路P側の側面に、断面略L字型のスライド嵌合部21が、ビス止め等適宜の方法で水平状態に取り付けられる。
この断面略L字型のスライド嵌合部21は、L字部を形成する金属製の複数の取付片22,22,22・・・と、金属製の丸棒でなるレール部材23とを溶接にて結合して形成される。
この方法は部材が少なくて済むので軽量化する利点を有するが、一体型の引き抜き材料を使用する等、作製方法はこれに限らず任意の方法で実施しても構わない。
そして、ショッピングカートKのレジカウンターTに沿う側面側には、上記レジカウンターTに取り付けられた断面略L字型のスライド嵌合部21に、隙間をもって嵌合する嵌合片24が溶接にて取り付けられている。
なお、この嵌合片24は、太い丸棒を折り曲げて形成しているが、この場合も、適宜の材料や形態で実施しても支障はない。
そして、ショッピングカートKを、その側面が、レジカウンターTの買い物客の通路P側の側面に接触させるような状態として移動していくと、図18(a)の正面図、(b)の平面図、(c)の側面図、(d)の拡大側面図に示すように、レジカウンターTに取り付けられた断面略L字型のスライド嵌合部21に、ショッピングカートKの嵌合片24が隙間をもって嵌合するので、ショッピングカートKは、レジカウンターTとの結合状態を維持した状態で移動することが可能となる。
従って、ショッピングカートKに乗せられている買い物籠Wは、レジカウンターTに最短距離でレジカウンターに搬入させることができるので、買い物客の労力を少なくすることができるという利点が生じる
なお、断面略L字型のスライド嵌合部と嵌合片とは、上記実施例に限らず、逆L字状構造として実施することも可能である
即ち、図18(e)の変形例に示すように、レジカウンターTには上下を反対にした断面略L字型のスライド嵌合部21aを取り付け、ショッピングカートにはそれと嵌合するように上部が解放した状態の嵌合片24aを取り付けるようにしてもよい。
このように、本発明は、趣旨を逸脱しない範囲で各種に変形して実施することが可能である。
また、図19(a)の買い物籠裁置状態の平面図に対応する(b)の拡大断面図に示すように、本実施例では、ショッピングカートKの買い物籠裁置面25と、スライド促進部材である回転ロール1の上面1cとを同一に形成している。
従って、買い物籠Wは持ち上げることなく、レジカウンターTの上面にスライドさせて搬入させることができるので、お客の労力をさらに軽減させることができる。
また、この作用は、図19(c)の買い物籠の搬入・搬出状態を示す平面図中の矢印で表わされる、買い物籠WのショッピングカートKへの搬出にも同様な関係となる。

このように、ショッピングカートKの買い物籠裁置面25は、スライド促進部材の上面と略同一に形成するのが好ましい態様となる。
なお、この、レジカウンターとショッピングカートでなるレジカウンターシステムにおける、レジカウンターの断面略L字型のスライド嵌合部の設置場所は、図17から図19で説明したようなレジ担当者の正面側に沿った位置に限られることはない。
即ち、図示しないが、先に述べたレジカウンターにおけるスライド促進部材の設置場所と同様に、買い物客の位置に合わせて自由に配置すればよい。
本発明は、買い物籠を軽い力でレジカウンター上に搬入して移動させることができるため、レジ担当者はもとより、買い物客の労力をも低減させる利点があり、また、ショッピングカートを使うことも対象としているため、買い物客のまとめ買いの傾向が強まっているスーパーマーケット等において、利便性を高めるための施策として利用するのに好適である。
T レジカウンター
Ta 買い物籠搬入スペース
Tb 買い物籠搬出スペース
Tc レジカウンターTの載置面
R 電子多項目キーボード
C 自動釣銭機
G レジ担当者
Y 買い物客
K ショッピングカート
P 買い物客の通路
W、W0、W1、W2、W3 買い物籠
S1、S2、S3 商品
1 回転ローラ
1a 本体部
1b 軸部
1c 回転ローラ1の本体部1aの上面
2 軸受部材
3 回転ローラ収納枠体
4 レジカウンター本体
5 天板ボード
6 切欠き部
7 回転ローラ
7a 外筒部
7b 内筒部
7cカバー
7d ステンレス球体
11 回転ボール
11a 上面
12 抜け止め部材
12a 上面
13 受け部材
14、14a 回転ボールユニット
15 空間
16 穴部
17 ユニット本体
18 小回転ボール
20 高滑り材
21、21a 断面略L字型のスライド嵌合部
22 取付片
23 レール部材
24、24a 嵌合片
上記課題を解決すべく鋭意検討の結果、本発明は、買い物籠を買い物客の通路側よりレジ担当者側に押し込む位置から、レジ担当者から買い物客の通路側に押し出す位置に亘って、買い物客の通路側の壁面に、断面略L字型のレール状嵌合部を水平方向に設けたレジカウンターと、側方に嵌合片を設けたショッピングカートとで構成され、レジカウンターに設けた断面略L字型のレール状嵌合部に対して、ショッピングカートの側方に設けられた嵌合片を嵌合させた状態で、ショッピングカートを、レジカウンターにおける、買い物客の買物籠を通路側よりレジ担当者側に押し込む方向の位置から、レジ担当者の買物籠を買い物客の通路側に押し出す方向の位置に亘って、水平方向にスムーズに移動可能としたことを特徴とするレジカウンターシステム、とした。
このようにすれば、ショッピングカートはレジカウンターと移動可能に嵌合する為、買い物籠を無駄なく安定した状態で、レジカウンターに搬入できるので、買い物客の労力を軽減することができる。
なお、ショッピングカートの買い物籠載置面の高さは、レジカウンター上面の高さと略同一に形成するようにしてもよい。
そうすれば、買い物籠を持ち上げることなく、スライド状態でレジカウンター上に移動できるので、さらに買い物客の労力を軽減することができる。
また、レジカウンターの上面における、買い物籠を買い物客の通路側からレジ担当者側に押し込む位置、及び又は、レジ担当者から買い物客の通路側に押し出す位置には、買い物籠の移動力を軽減させるスライド促進部材を、その上面がレジカウンターの上面から露出するように配置して設けるようにしてもよい。
このようにすれば、軽い力で買い物籠をレジカウンター上に移動させることができる。
その場合、スライド促進部材は、棒状の回転ローラ、及び又は、回転ボールからなる回転部材で構成するのが好ましい対応となる。
この構成であれば、機械的に安定した作用を奏することが可能となる。
なお、スライド促進部材は、買い物客の通路側端面からレジ担当者側に向かって、少なくとも買い物籠の底面の面積の約半分に接触する範囲に設けると、レジカウンターに買い物籠を安定した状態で載置することができるので好適である。

Claims (7)

  1. 買い物籠を買い物客の通路側からレジ担当者側に押し込む方向、及び又は、レジ担当者から買い物客の通路側に押し出す方向に移動させた際、その移動力を軽減させるスライド促進部材を、その上面が載置面から露出するように配置して設けたことを特徴とするレジカウンター
  2. スライド促進部材は、棒状の回転ローラ、及び又は、回転ボールからなる回転部材で構成することを特徴とする請求項1に記載のレジカウンター
  3. スライド促進部材は、買い物客の通路側端面からレジ担当者側に向かって、少なくとも買い物籠の底面の面積の約半分に接触する範囲に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレジカウンター
  4. 買い物客の通路側の壁面に、断面略L字型のレール状嵌合部を水平方向に設けたレジカウンターと、買い物籠載置面形成部の壁面に嵌合片を設けたショッピングカートとで構成され、上記レジカウンターに設けた断面略L字型のレール状嵌合部に対して上記ショッピングカートの嵌合片を嵌合させた状態で、ショッピングカートを移動可能としたことを特徴とするレジカウンターシステム。
  5. ショッピングカートの買い物籠載置面の高さは、レジカウンター上のスライド促進部材の上面の高さと略同一に形成することを特徴とする請求項4に記載のレジカウンターシステム
  6. レジカウンターは、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のレジカウンターを使用したことを特徴とする請求項5に記載のレジカウンターシステム
  7. ショッピングカートの買い物籠載置面の高さは、レジカウンター上のスライド促進部材の上面の高さと略同一に形成することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のレジカウンターシステム
JP2016030657A 2016-02-08 2016-02-22 レジカウンターとショピングカートとで構成するレジカウンターシステム Pending JP2017140337A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016021455 2016-02-08
JP2016021455 2016-02-08

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017140337A true JP2017140337A (ja) 2017-08-17

Family

ID=59626813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016030657A Pending JP2017140337A (ja) 2016-02-08 2016-02-22 レジカウンターとショピングカートとで構成するレジカウンターシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017140337A (ja)

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5258658A (en) * 1975-11-10 1977-05-14 Tokyo Electric Co Ltd Device for selling commodity
US4177880A (en) * 1977-09-23 1979-12-11 Stanley Joseloff Combination supermarket counter and cart therefor
JPH0271361U (ja) * 1988-11-18 1990-05-30
JPH02220611A (ja) * 1989-02-22 1990-09-03 Tokyo Electric Co Ltd 商品販売装置
JPH0333553U (ja) * 1989-08-08 1991-04-02
US5027924A (en) * 1988-09-15 1991-07-02 Firma Karl Gutmann Kg Cashier check-out station with package-catching shopping cart
JPH0446869U (ja) * 1990-08-28 1992-04-21
JPH04219892A (ja) * 1990-03-07 1992-08-10 Siemens Nixdorf Inf Syst Ag 商店用の商品把握装置
US5211263A (en) * 1992-01-21 1993-05-18 In-Store Products Limited Store check-out station
JPH06103462A (ja) * 1992-09-24 1994-04-15 Tokyo Electric Co Ltd チェックアウトカウンタ
JPH06259656A (ja) * 1993-03-03 1994-09-16 Kokuyo Co Ltd 料金精算装置
WO2000050287A1 (fr) * 1999-02-25 2000-08-31 Fujitsu Limited Chariot a courses et couloir pour caisse de sortie
JP3142996U (ja) * 2008-04-22 2008-07-03 三原 冨紗子 レジカウンター用テーブル、およびそれを利用したレジスター用什器システム
DE102011004168A1 (de) * 2011-02-15 2012-08-16 ITAB Harr GmbH Kassentisch

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5258658A (en) * 1975-11-10 1977-05-14 Tokyo Electric Co Ltd Device for selling commodity
US4177880A (en) * 1977-09-23 1979-12-11 Stanley Joseloff Combination supermarket counter and cart therefor
US5027924A (en) * 1988-09-15 1991-07-02 Firma Karl Gutmann Kg Cashier check-out station with package-catching shopping cart
JPH0271361U (ja) * 1988-11-18 1990-05-30
JPH02220611A (ja) * 1989-02-22 1990-09-03 Tokyo Electric Co Ltd 商品販売装置
JPH0333553U (ja) * 1989-08-08 1991-04-02
JPH04219892A (ja) * 1990-03-07 1992-08-10 Siemens Nixdorf Inf Syst Ag 商店用の商品把握装置
JPH0446869U (ja) * 1990-08-28 1992-04-21
US5211263A (en) * 1992-01-21 1993-05-18 In-Store Products Limited Store check-out station
JPH06103462A (ja) * 1992-09-24 1994-04-15 Tokyo Electric Co Ltd チェックアウトカウンタ
JPH06259656A (ja) * 1993-03-03 1994-09-16 Kokuyo Co Ltd 料金精算装置
WO2000050287A1 (fr) * 1999-02-25 2000-08-31 Fujitsu Limited Chariot a courses et couloir pour caisse de sortie
JP3142996U (ja) * 2008-04-22 2008-07-03 三原 冨紗子 レジカウンター用テーブル、およびそれを利用したレジスター用什器システム
DE102011004168A1 (de) * 2011-02-15 2012-08-16 ITAB Harr GmbH Kassentisch

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140140797A1 (en) Trolley for storage in a vehicle
US8240563B2 (en) Self checkout stands
MY165072A (en) Stack Comprising A Number of Identical Shopping Carts Pushed One Inside The Other
KR101404023B1 (ko) 쇼핑카트 및 이를 이용한 계산대의 물품 운반장치
NL9300098A (nl) Kassastation voor een winkel.
JP2017140337A (ja) レジカウンターとショピングカートとで構成するレジカウンターシステム
JP3142996U (ja) レジカウンター用テーブル、およびそれを利用したレジスター用什器システム
US2286548A (en) Check-out counter
CN210236155U (zh) 一种电商用物品转运装置
US2628691A (en) Self-service store
US8485346B2 (en) Checkstand
CA2843092A1 (en) Accessible check-out counter
EP2723624A1 (en) Trolley with vehicle storage device
US3011593A (en) Check-out counter
JP2007145045A (ja) ショッピングカート
JP4427502B2 (ja) チェックアウト装置
CN207389265U (zh) 一种铝制方板周转车
CN211324079U (zh) 一种香油零售用存放装置
US3476215A (en) Grocery store checkstand
CN205344954U (zh) 一种圆筒状物料周转车
JPH0710988Y2 (ja) ショッピングカート
JPH11286328A (ja) 小物類の仕分け装置
US10098482B2 (en) Check stand conveyor vacated shopping bin
US20100329830A1 (en) Conveyor vacated shopping bin
JP2005278811A (ja) カート装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170808

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180501

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180911