JP4427502B2 - チェックアウト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スーパーマーケットなどの店内で顧客が買い入れた商品のバーコードなどのデータを、精算場所において読取って精算する場合に適用されるチェックアウト装置に関する。
一般に、セルフサービスのスーパーマーケットなどにおいては、店内の精算場所に顧客が進行する通路と平行に、カウンターが設置されている。
このカウンターは、通常、顧客の進行方向に沿って、順次買い物籠を手持ちした顧客が買い物籠を載せる籠載せテーブルと、この籠載せテーブル上に載せた籠から取り出す商品のバーコードなどのデータを読み取るスキャナ装置と、読み取り後の商品を収容するための籠を載せる天板とを有している。
ところで、このようなカウンターを有するチェックアウト装置においては、顧客がショッピング用カートを使用する場合、買い入れた商品のデータを精算場所で読取って会計を行うには、カウンターの通路側にカートを横付けし、顧客自身が、買い入れた商品をカートの荷台から取り出して、スキャナ装置の搬入側の籠載せテーブル上に置き、これを店員であるチェッカーが、スキャナ装置で商品データの読取り作業を行いながら、搬出側の天板上の買い物籠に移し替えている。
この商品を移し替えた買い物籠を、キャッシュレジスターのある搬出側で会計を終えた顧客が再びカートの荷台に載せ、カートをサッカー台まで移動した後に包装を行っている。
しかし、このように、顧客自身に商品を荷台から取り出す作業を行わせることは、顧客サービス上から疑問があり、また顧客が籠載せテーブル上に置いてから、商品データの読取りを行うから、精算事務効率が悪く、精算待ち時間が増加して、混雑の原因ともなり、さらにチェッカーが、カウンターを挟んだ搬送路側にあるカートの荷台から商品を取り出すのも困難である。
そのため、カウンターを使用せずに、例えば特許文献1に記載のように、搬送路内のカートの荷台の上位に、または特許文献2に記載のように、搬送路に面して、それぞれスキャナ装置を独立して設け、搬入側のカートから搬出側のカートに商品を移し替えながら、商品データの読取り作業を行い、顧客が搬出側のカートを引き取った後、チェッカーが搬入側の空のカートを搬出側に送るようにした装置が提案されている。
しかし、特許文献1に記載の従来例では、スキャナ装置を上昇させてからカートを通過させ、スキャナ装置を下降させて、商品データの読取りを行うのが面倒であり、上昇させたままで読取り作業を行うと、読取り窓が高いため、疲労の原因となる。
特許文献2に記載の従来例では、チェッカーは、カートを挟んでスキャナに向かうことになるので、特に大型のカートの場合には、スキャナが遠くなり、作業性が損なわれる。
また、これらの場合には、搬送路の搬入側と搬出側とにカートがあるため、カートを使用した顧客は、搬送路を通り抜けることができず、商品データの読取り後に一旦後退し、搬送路の外側を大きく迂回して、キャッシュレジスターのある精算場所まで移動しなければならない。
さらに、いずれの従来例でも、顧客が搬出側のカートを引き取った後に、チェッカーは搬入側の空のカートを搬出側に送る作業を行なわなければならず、チェッカーに余分な負担がかかる。
さらにまた、カウンターテーブルを使用しないカート専用のチェックアウト装置を設けた場合、カートを用いずに買い物籠を手で持った顧客のために、カウンターテーブルを使用した精算場所を別に設けなければならないが、いずれの精算場所を選択するかにより、顧客に混乱が生じる。
特開平3−80381号公報 特開平3−80382号公報
本発明は、前記のような事情に鑑みてなされたものであり、カートを使用する顧客、カートを使用せず買い物籠のみを使用する顧客、およびカートも買い物籠も使用せずに、商品を手持ちする顧客の三者に対し、同一のカウンターにより、迅速なチェックアウトサービスを提供し得るとともに、顧客の利便性およびチェックアウト業務効率の向上を図ることを可能とし、かつチェッカーの労力軽減にも有効な、理想的なチェックアウト装置を提供することを課題とする。
上記課題は、特許請求の範囲における各請求項に示すように、下記の構成を備える発明によって解決される。
(1) 店内の精算場所に顧客が進行する通路と平行に設置したカウンターを、顧客の進行方向に沿って、順次買い物籠を載せる籠載せテーブルと、この籠載せテーブル上に載せた籠から取り出す商品のデータを読み取るスキャナ装置と、読み取り後の商品を収容するための買い物籠を載せる天板とを有するものとし、前記籠載せテーブルを、荷台の底部下方の前面が開口したショッピング用カートの当該荷台の底部よりも低い位置に設け、カートの荷台に載せたままの買い物籠を、籠載せテーブルにおける買い物籠が搬入される側の端部を越えて、スキャナ装置側に接近可能にするとともに、籠載せテーブルをパイプ材等の棒状体で形成して、その下方を透視しうるようにし、かつ、籠載せテーブルの上面の少なくとも一部に多孔プレートを配設し、この多孔プレートにおける買い物籠が搬入される側の端部のうち、籠載せテーブルを形成する前記パイプ材等の相隣り合う棒状体間の上方に位置する端部を下向きに湾曲させたチェックアウト装置とする。
(2) 前記(1)項において、多孔プレートにおける買い物籠が搬入される方の端部のうち、籠載せテーブルを構成するパイプ材等の棒状体の上面に位置する端部を、パイプ材等の棒状体の上面に段部を設けて、一段下がった部分に取り付ける。
(3) 上記(1)項または(2)項において、多孔プレートの孔部の周縁を、逆円錐状に縁取りする。
(4) 上記(1)項〜(3)項のいずれかにおいて、籠載せテーブルに載せた買い物籠が、チェッカー側に向けて傾斜するように、籠載せテーブルの上面の少なくとも一部を、傾斜させる。
(5) 上記(1)項〜(4)項のいずれかにおいて、籠載せテーブルにおけるチェッカー側に近い端部周辺に、籠載せテーブルの下方を透視するための視認窓を設ける。
(6) 上記(1)項〜(5)項のいずれかにおいて、籠載せテーブルを、スキャナ装置と、読み取り後の商品を収容するための買い物籠とを載せる天板よりも、チェッカー側にずらして設ける。
本発明によると、次のような効果が奏せられる。
請求項1記載の発明によれば、カートを使用する顧客は、カートの底部下方の前面が開口しており、この荷台の底部よりも低い位置に籠載せテーブルが設けられているため、カートの荷台に載せたままの買い物籠を、籠載せテーブルにおける買い物籠が搬入される側の端部を越えてスキャナ装置側に接近させることができる。このため、チェッカーは、カートの荷台に載せたままの買い物籠から商品を取り出しながら、籠載せテーブルに近接して設けられているスキャナ装置により、商品データの読取り作業、および搬出側の買い物籠に移し替えることができるので、迅速なチェックアウトサービスを提供して、精算事務効率を向上させることができる。
また、カートを使用せず買い物籠のみを使用する顧客は、籠載せテーブル上に買い物籠を載せて、通常のチェックアウトサービスを受けることができる。この場合、顧客は、最初に籠載せテーブルにおける、買い物籠が搬入される側の端部近傍に、ひとまず買い物籠を載せ、チェックアウトサービスを順番待ちする。先の顧客のチェックアウトサービスが終了すると、籠載せテーブル上を買い物籠を滑らせて、スキャナ装置側に近づけていくことになるが、多孔プレートの端部が下向きに湾曲されているため、買い物籠の底部が多孔プレートの端部に引掛かることがなく、パイプ材等の棒状体で形成された籠載せテーブル上を、円滑に滑らせて移動させることができる。
さらに、カートも買い物籠も使用せず、商品を手持ちする顧客も、籠載せテーブルの上面に多孔プレートが配設されているため、この多孔プレートの上に、手持ちした商品を載せて、チェックアウトサービスを受けることができる。
多孔プレートを使用していることにより、多数の孔部から下方を透視することができるため、カートが上下2段に買い物籠を載せる荷台がある場合にも、上下の荷台間に、籠載せテーブルが入り込んで、下段の荷台にも商品を入れた買い物籠があることを見落としてしまうことがない。
このように、カートを使用する顧客、カートを使用せず買い物籠のみを使用する顧客、およびカートも買い物籠も使用せず、商品を手持ちする顧客の三者に対し、同一のカウンターにより迅速なチェックアウトサービスを提供し得るとともに、顧客の利便性およびチェックアウト業務効率の向上を図ることができ、かつチェッカーの労力軽減にも有効である。
請求項2記載の発明によれば、買い物籠の底部が、多孔プレートの端部のうち、籠載せテーブルを構成するパイプ材等の棒状体の上面に位置する端部に引掛かることがなく、買い物籠を、籠載せテーブル上を円滑に移動させることができる。
請求項3記載の発明によれば、買い物籠の脚部が、多孔プレートの孔部に入り込み、買い物籠の籠載せテーブル上における円滑な移動を妨げることを有効に防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、チェッカーがチェックアウト業務を行う際に、買い物籠の中の商品を見易く、かつ取り出し易くすることができる。
請求項5記載の発明によれば、視認窓が設けられていることにより、この視認窓から籠載せテーブルの下方を容易に透視することができるため、カートが上下2段に荷台がある場合にも、下段の荷台にも商品を入れた買い物籠があることを見落とすことがない。
請求項6記載の発明によれば、商品を入れた買い物籠がチェッカーの近くに位置するようになるため、チェッカーの作業が容易となり、チェックアウト業務の効率向上とチェッカーの労力軽減に有効である。
以下、図面に示す実施形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
図1は、チェックアウト装置をチェッカー側から見た側面図、図2は、その平面図、図3は、ショッピングカートを使用した顧客がチェックアウトするときの状態を示す側面図、図4は、図3の平面図、図5は、買い物籠を手に持った顧客、またはカートも買い物籠も使用せず、商品を手持ちする顧客がチェックアウトする場合を示す平面図である。
図1および図2に示すように、店内の精算場所に顧客が進行する通路と並行にカウンター(1)が設置されている。このカウンター(1)は、顧客(A)の進行方向(a)に沿って順次、買い物籠(2)を載せる籠載せテーブル(3)と、この籠載せテーブル(3)上に載せた買い物籠(2)から取り出す商品のデータを読み取るスキャナ装置(4)と、読み取り後の商品を収容するための籠を載せる天板(5)とを有している。
天板(5)は、棚(5a)および引出し(5b)などを有する基台(5c)の上に載置固定されており、この天板(5)の籠搬入側端部上にスキャナ装置(4)が搭載されている。天板(5)は、スキャナ装置(4)から籠搬出側に沿って複数、例えば3個の買い物籠(2)を載せることができる長さを有している。
スキャナ装置(4)は、天板(5)に載せた買い物籠(2)の高さとほぼ同一高さに水平な読み取り窓(4a)を有する構成となっている。したがって、チェッカー(B)(図2参照)は、カウンター(1)に接近して立ち、読み取り窓(4a)の上方で商品を移動させることによって、商品データの読み取りを行うことができるとともに、読み取り後には、そのままの高さから、商品を搬出側の買い物籠(2)に移し替える動作が行えるようになっている。なお、スキャナ装置(4)の読み取り窓(4a)の上方部位に、読み取り補助用の入力等を行うためのキーボード(4b)が設けられている。
籠載せテーブル(3)は、スキャナ装置(4)の籠搬入側に位置して天板(5)とほぼ同一高さに水平に配置され、スキャナ装置(4)側の端部が天板(5)の端部に固定支持されて、片持ち梁状に構成されている。
この籠載せテーブル(3)は、下方が透視できるように、例えば複数本のパイプ材(3a)などの棒状体を接合して、平坦な格子状をなす構成とされており、その上に搬出入方向に沿って、複数、例えば2個の買い物籠(2)を載せることができる長さを有している。
なお、籠載せテーブル(3)の搬出入方向中間位置が、天板(5)の基台(5c)に、側面視でほぼく字状に折曲され平面視でほぼコ字状をなす支持パイプ(3b)によって連結されている。これにより、籠載せテーブル(3)が下方から支えられて、搭載される商品の重量あるいは人や物の接触時の荷重等に対する補強がなされている。
このようにスキャナ装置(4)の位置から搬入側に片持ち梁状に突出して設けられた籠載せテーブル(3)は、図3に示すように、荷台(6a)の底部前面が開口したショッピング用カート(6)の荷台(6a)の底部よりも低い高さに設定され、これにより、カート(6)の前進時に、その前部が籠載せテーブル(3)を越えて、スキャナ装置(4)側に接近可能とされている。
すなわち、ショッピング用カート(6)は、図3に示すように、台車(6b)の後部より立設した支柱(6c)の上部に、前方を向く荷台(6a)を、籠載せテーブル(3)の上面よりやや上位として設けた片持ち式構成とされ、荷台(6a)の底部下方の前面側が開口した構成とされている。
この荷台(6a)の底部が、籠載せテーブル(3)の上面よりも高い位置に配置する構造とされている。
これにより、カート(6)の前部を籠載せテーブル(3)に向けて搬入側から移動させた場合、このカート(6)が籠載せテーブル(3)に当接せずに、これを越えてスキャナ装置(4)側に接近しうるようになっている。
なお、本実施例のカート(6)は、荷台(6a)の底部下方の前面から横方向までに亘って広範囲に開口している。したがって、このカート(6)は、図3に示す対スキャナ装置接近位置から横方向に向かっても、自由に移動することが可能である。
なお、基台(5c)の搬入側の側面には、籠載せテーブル(3)を支持する支持パイプ(3b)の下方に、カート(6)の台車(6b)の前端部と当接して、その前進を一定位置で阻止するカートストッパ(7)が設けられ、カート(6)がスキャナ装置(4)に衝突することを防止するようになっている。また、天板(5)上には、スキャナ装置(4)をコ字状に囲むスキャナガード(8)(図2参照)が設けられており、このスキャナガード(8)により、カート(6)の移動時に、カート(6)が直接スキャナ装置(4)に当接するのが防止されるとともに、籠載せテーブル(3)及び天板(5)上に載置した買い物籠(2)は、このスキャナガード(8)の前後面に当接して停止するようになっている。
カウンター(1)の搬出側には、図4に示すように、キャッシュレジスター(9)およびサッカー台(10)が設置されている。
図6は、籠載せテーブル(3)の拡大平面図、図7,図8,図9は、それぞれ図6におけるVII〜VII線、VIII〜VIII線、IX〜IX線拡大断面図である。
図2,図6に示すように、籠載せテーブル(3)のスキャナ装置(4)側よりの上面には、多孔プレート(11)が配設されている。この多孔プレート(11)は、カート(6)も買い物籠(2)も使用せず、商品を手持ちする顧客(A)が、この多孔プレートの上に、手持ちした商品を載せて、チェックアウトサービスを受けることができるようにするためである。
多孔プレート(11)を使用していることにより、多数の孔部(11c)から下方を透視することができるため、カート(6)が上下2段に買い物籠(2)を載せる荷台がある場合にも、上下の荷台間に、籠載せテーブル(3)が入り込んで、下段の荷台にも商品を入れた買い物籠(2)があることを見落としてしまうことがない。
籠載せテーブル(3)におけるチェッカー(B)側に近い端部周辺には、多孔プレート(11)を配設せず、視認窓(12)が形成されている。この視認窓(12)により籠載せテーブル(3)の下方を容易に透視することができるため、カート(6)が上下2段に荷台がある場合にも、下段の荷台にも商品を入れた買い物籠(2)があることを見落とすことがない。多孔プレート(11)における買い物籠(2)が搬入される側の端部のうち、相隣り合うパイプ材(3a)間の上方に位置する端部(11a)は、図7,図8に示すように、下向きに湾曲されている。
顧客(A)は、最初に籠載せテーブル(3)における、買い物籠(2)が搬入される側の端部近傍に、ひとまず買い物籠(2)を載せ、チェックアウトサービスを順番待ちする。先の顧客(A)のチェックアウトサービスが終了すると、籠載せテーブル(3)上を買い物籠(2)を滑らせて、スキャナ装置(4)側に近づけていくことになるが、多孔プレート(11)の端部(11a)が下向きに湾曲されているため、買い物籠(2)の底部が多孔プレート(11)の端部(11a)に引掛かることがなく、籠載せテーブル(3)上を、円滑に滑らせて移動させることができる。
多孔プレート(11)における買い物籠(2)が搬入される方の端部のうち、籠載せテーブル(3)を構成するパイプ材(3a)の上面に位置する端部(11b)は、図8,図9に示すように、パイプ材(3a)の上面に段部(3c)を設けて、一段下がった部分に取り付けられている。このため、買い物籠(2)の底部が、籠載せテーブル(3)を構成するパイプ材(3a)の上面に位置する多孔プレート(11)の端部(11b)に引掛かることがなく、買い物籠(2)を、籠載せテーブル(3)上を円滑に移動させることができる。
図10は、多孔プレート(11)の孔部(11c)の中央縦断面図である。
多孔プレート(11)における孔部(11c)は、図10に示すように、周縁を逆円錐状に縁取りされている。これにより、買い物籠(2)の脚部が、多孔プレート(11)の孔部(11c)に入り込み、買い物籠(2)の籠載せテーブル(3)上における円滑な移動を妨げることを有効に防止することができる。
次に、チェックアウトサービスを受ける手順について具体的に説明する。
ショッピング用カート(6)を使用した顧客(A)は、図4の矢印(a1)の如く、先ずカウンター(1)の搬入側において、籠載せテーブル(3)に向かってカート(6)を前進移動させる。図3に示すように、この籠載せテーブル(3)の上面は片持ち梁状で、カート(6)の荷台(6a)の底部よりも低いので、カート(6)は、籠載せテーブル(3)を乗り越える形でスキャナ装置(4)側に容易に接近する。この場合、基台(5c)の搬入側面に設けられたカートストッパ(7)により、カート(6)のスキャナ装置(4)への衝突は確実に防止される。
チェッカー(B)は、カート(6)の荷台(6c)またはこの荷台(6a)に乗せた買い物籠(2)から商品を順次に取り出し、その各商品をスキャナ装置(4)の読み取り窓(4a)の上方で移動させながら、商品データの読み取りを行った後、天板(5)上に搭載された搬出側の買い物籠(2)に移し替える。
空になった買い物籠(2)を荷台(6c)から下ろして、チェッカー(B)の付近に設けた収容スペースに積載する。
こうして商品の移し替えが終ったら、顧客(A)は、図4の矢印(a2)の如く、通路側に移動するとともに、カート(6)を、同図の矢印(a3)の如く直接横方向に移動させて、通路を前進し、商品の移し替えがなされた新たな買い物籠(2)を受け取って、カート(6)の荷台(6a)に乗せる。
その後、キャッシュレジスター(9)で精算を行った後、同図の矢印(a4)の如く、カート(6)をサッカー台(10)まで移動して商品の包装を行う。
このような本実施例によるカート使用時のチェックアウトにおいては、顧客(A)は、最初、カート(6)をスキャナ装置(4)に衝突のおそれなく、容易に接近させることができ、商品移し替え後は、迅速にカート(6)とともに通路側に横移動および前進を行うことができ、買い物籠受け取り後は、円滑に精算およびサッカー台(10)までの移動ならびに商品包装作業が行える。
したがって、カート(6)を使用した顧客(A)は、渋滞のおそれなく、また面倒なあるいは不合理な動きを行う必要なく、迅速かつ円滑にチェックアウトが行える。
また、この場合におけるチェッカー(B)の作業は、スキャナ装置(4)に接近したカート(6)からの商品の取り出し、およびその取り出した高さ位置での商品移動による商品データの読み取り、さらに同高さからの商品移し替えという、一連の短いルートによる極めて効率よい作業となり、したがって迅速なチェックアウトサービスを提供して、精算事務効率を向上させることができる。
一方、図5は、カート(6)を使用せずに、買い物籠(2)を手持ちで使用して商品を購入した顧客(A)、またはカート(6)も買い物籠(2)も使用せず、商品を手持ちする顧客(A)が、チェックアウトを行う場合を示したものである。
買い物籠(2)を使用した顧客(A)は、図5に示すように、通路に並び、順番に従って籠載せテーブル(3)上に買い物籠(2)を載せる。
次いで、チェッカー(B)による買い物籠(2)からの商品の取り出し、スキャナ装置(4)による商品データの読み取り、およびその後の商品の移し替えの後、通路を前進して、キャッシュレジスター(9)での精算、商品の移し替えがなされた新たな買い物籠(2)の受け取りを経て、サッカー台(10)まで移動しての商品の包装等、通常のチェックアウトサービスを受けることができる。
商品を手持ちする顧客(A)も、商品(13)を籠載せテーブル(3)の多孔プレート(11)上に直接載せ、同様にして、チェックアウトサービスを受けることができる。
このように、チェッカー(B)は、買い物籠(2)のみを使用した顧客(A)やカート(6)も買い物籠(2)も使用せず、商品(13)を手持ちする顧客(A)に対しても、カート(6)による顧客(A)に対すると同様の動作でチェックアウト業務を行え、カウンター(1)の搬出側に空の買い物籠(2)を補充する等の疲労の少ないチェックアウト業務を行うことができる。
以上のように、本実施例によれば、チェッカー(B)は、ショッピング用カート(6)による顧客(A)、カート(6)を使用せずに、少量の商品を買い物籠(2)を用いて購入する顧客(A)、カート(6)も買い物籠(2)も使用せず、商品を手持ちする顧客(A)のすべての顧客(A)に対して、ほぼ、同じ動作のチェックアウト業務等を行うだけで良く、チェッカー(B)にとって負担の少ない、疲労しにくいチェックアウト業務を行うことができる。
なお、前記実施例では、籠乗せテーブル(3)を一定高さで固定した構成としたが、本発明はそのような構成に限らず、籠乗せテーブル(3)を高さ調節可能に支持する構成としてもよい。
例えば図11に示すように、籠乗せテーブル(14)を縦長のレールなどのガイド部材(15)に昇降可能に支持させるとともに、モータ等の駆動手段(16)にピニオン及びラック等の減速ならびに動力伝達を行う連動手段(17)を設け、所定の操作手段によってこれらを駆動し、籠乗せテーブル(14)を昇降させて高さ調節を行うようにしてもよい。
このように、籠乗せテーブル(14)を高さ調節可能に支持する構成とすれば、新カートを使用する場合や、複数種類のカートを同一店舗で使用する場合等、必要に応じて種々の高さのカートに対応できる利便性が得られる。
図12〜図16は、さらに別の実施形態のチェックアウト装置を示す図であり、図12は、チェッカー側から見た側面図、図13は、その平面図、図14は、要部拡大図、図15は、図13におけるXV〜XV線断面図、図16は、顧客がチェックアウトする場合を示す平面図である。
図1〜図10に示す実施例と異なる点は、次の三点である。すなわち、その1は、籠載せテーブル(18)が、片持ち梁状ではなく籠載せテーブル(18)における買い物籠(2)搬入側の端部のチェッカー(B)側に支持脚(19)が設けられている。これにより、図16に示すように、顧客(A)は、籠載せテーブル(18)に対して、矢印(a5)の如く、カウンター(20)に対して直角方向から接近することも容易である。
その2は、図13に示すように、籠載せテーブル(18)を、スキャナ装置(21)と、読み取り後の商品を収容するための買い物籠とを載せる天板(22)よりも、チェッカー(B)側にずらして設けてある。これにより、商品を入れた買い物籠(2)がチェッカー(B)の近くに位置するようになるため、チェッカー(B)の作業が容易となり、チェックアウト業務の効率向上とチェッカー(B)の労力軽減に有効である。
その3は、図12,図14,図15に示すように、籠載せテーブル(18)に載せた買い物籠(2)が、チェッカー(B)側に向けて傾斜するように、籠載せテーブル(18)の上面を少なくとも一部傾斜させてある。これにより、チェッカー(B)がチェックアウト業務を行う際に、買い物籠(2)の中の商品を見易く、かつ取り出し易くすることができる。
チェックアウト装置をチェッカー側から見た側面図である。 図1の平面図である。 ショッピングカートを使用した顧客がチェックアウトするときの状態を示す側面図である。 図3の平面図である。 買い物籠を手に持った顧客、またはカートも買い物籠も使用せず、商品を手持ちする顧客がチェックアウトする場合を示す平面図である。 籠載せテーブルの拡大平面図である。 図6におけるVII〜VII線拡大断面図である。 同じく、図6におけるVIII〜VIII線拡大断面図である。 同じく、図6におけるIX〜IX線拡大断面図である。 多孔プレートの孔部の中央縦断面図である。 高さ調節を可能とした籠載せテーブルを示す側面図である。 さらに別の実施形態のチェックアウト装置を示す図であり、チェッカー側から見た側面図である。 同じく、さらに別の実施形態のチェックアウト装置を示す図であり、図12の平面図である。 同じく、さらに別の実施形態のチェックアウト装置を示す図であり、図12の要部拡大図である。 同じく、さらに別の実施形態のチェックアウト装置を示す図であり、図13におけるXV〜XV線断面図である。 同じく、さらに別の実施形態のチェックアウト装置を示す図であり、顧客がチェックアウトする場合を示す平面図である。
符号の説明
(1)カウンター
(2)買い物籠
(3)籠載せテーブル
(3a)パイプ材
(3b)支持パイプ
(3c)段部
(4)スキャナ装置
(4a)読み取り窓
(5)天板
(5a)棚
(5b)引出し
(5c)基台
(6)ショッピング用カート
(6a)荷台
(6b)台車
(6c)支柱
(7)カートストッパ
(8)スキャナガード
(9)キャッシュレジスター
(10)サッカー台
(11)多孔プレート
(11a)(11b)端部
(11c)孔部
(12)視認窓
(13)商品
(14)籠載せテーブル
(15)ガイド部材
(16)駆動手段
(17)連動手段
(18)籠載せテーブル
(19)支持脚
(20)カウンター
(21)スキャナ装置
(22)天板

Claims (6)

  1. 店内の精算場所に顧客が進行する通路と平行に設置したカウンターを、顧客の進行方向に沿って、順次買い物籠を載せる籠載せテーブルと、この籠載せテーブル上に載せた籠から取り出す商品のデータを読み取るスキャナ装置と、読み取り後の商品を収容するための買い物籠を載せる天板とを有するものとし、前記籠載せテーブルを、荷台の底部下方の前面が開口したショッピング用カートの当該荷台の底部よりも低い位置に設け、カートの荷台に載せたままの買い物籠を、籠載せテーブルにおける買い物籠が搬入される側の端部を越えて、スキャナ装置側に接近可能にするとともに、籠載せテーブルをパイプ材等の棒状体で形成して、その下方を透視しうるようにし、かつ、籠載せテーブルの上面の少なくとも一部に多孔プレートを配設し、この多孔プレートにおける買い物籠が搬入される側の端部のうち、籠載せテーブルを形成する前記パイプ材等の相隣り合う棒状体間の上方に位置する端部を下向きに湾曲させたことを特徴とするチェックアウト装置。
  2. 多孔プレートにおける買い物籠が搬入される方の端部のうち、籠載せテーブルを構成するパイプ材等の棒状体の上面に位置する端部を、パイプ材等の棒状体の上面に段部を設けて、一段下がった部分に取り付けたことを特徴とする請求項1記載のチェックアウト装置。
  3. 多孔プレートの孔部の周縁を、逆円錐状に縁取りしたことを特徴とする請求項1または2記載のチェックアウト装置。
  4. 籠載せテーブルに載せた買い物籠が、チェッカー側に向けて傾斜するように、籠載せテーブルの上面の少なくとも一部を、傾斜させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のチェックアウト装置。
  5. 籠載せテーブルにおけるチェッカー側に近い端部周辺に、籠載せテーブルの下方を透視するための視認窓を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のチェックアウト装置。
  6. 籠載せテーブルを、スキャナ装置と、読み取り後の商品を収容するための買い物籠とを載せる天板よりも、チェッカー側にずらして設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のチェックアウト装置。
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