JP2017140279A - 遊技機 - Google Patents
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Description
特許文献1には、再抽選演出時に演出ボタンの操作が有効となる操作有効期間を設定し、演出ボタンが操作される毎に、装置内部にて確変昇格演出を行うか否かを抽選で決定し、この抽選に当選したときに確変昇格演出を行うようした遊技機が開示されている。
本発明は、上記したような点を鑑みてなされたものであり、演出ボタンを利用した新たな遊技演出を実行可能な遊技機を提供することを目的とする。
第1の形態の遊技機は、遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かの判定を行う判定手段と、遊技者が接触可能な接触手段と、前記接触手段を含む所定の演出手段を用いて、所定の演出を実行可能な演出制御手段と、を備え、前記接触手段は、遊技者が接触しているときの遊技者の触感が互いに異なる第1態様と第2態様とに変化可能に構成され、前記演出制御手段は、所定期間にわたって前記接触手段への接触を促す接触演出を実行可能であり、前記判定の結果に基づいて、前記接触演出の実行を開始した後において、前記接触手段を前記第1態様から前記第2態様に変化させることを可能にすることを特徴とする。
図1は、本発明の実施形態に係る遊技機の一例としてのパチンコ機の構成を示した正面図である。図2は、図1に示した遊技機に搭載されている遊技盤の正面図である。図3は、図1、図2に示した遊技盤に搭載されている演出用可動役物装置の動作説明図である。図4は、図1に示した遊技機に備えられている演出ボタンの構成を示した図である。
ガラス枠310は、遊技盤2の前方(遊技者側)において遊技領域3を視認可能に覆うガラス板(図示しない)を支持している。
また、ガラス枠310には、回動操作されることにより遊技領域3に向けて遊技球を発射させる操作ハンドル311と、図1には示していない音声出力装置(スピーカ)312(図5参照)と、複数のランプを有する上下の演出用照明装置313a、313bと、左右の演出用可動照明装置320L、320Rと、が設けられている。
演出用可動照明装置320L、320Rは、ガラス枠310の左上隅及び右上隅に設けられている。演出用可動照明装置320L、320Rは、図示しない可動照明部を備えており、図1に示す可動照明部を収納(閉塞)した状態から図示しない可動照明部を開放(突出)した状態に自動的に変動させることができるように構成されている。
球皿部は、操作ハンドル311の方向側に遊技球が流下するように下りの傾斜を有しており、遊技者が操作ハンドル311を回動させると、球皿部の遊技球が遊技盤2の遊技領域3に発射される。
演出ボタン11及び十字キー12の内部には、押圧操作を検出するための演出ボタンSW11a(図5参照)及び十字キーSW12a(図5参照)が設けられている。なお、演出ボタン11については後述する。
図1、図2において、遊技者が操作ハンドル311を操作することにより発射された遊技球は、レール5a、5b間を上昇して球戻り防止片5cを超えると、遊技盤2の遊技領域3に到達する。
遊技領域3の中央には、開口部3Aが形成されており、開口部3Aの周縁に沿って遊技球の流下に影響を与える枠部6が設けられている。この枠部6の略中央部分(開放部)であって遊技盤2の背面側には、液晶表示装置等からなるメイン画像表示装置7が設けられている。
第1始動口13には、遊技球の入球を検出する第1始動口スイッチ(SW)13a(図5参照)が設けられており、この第1始動口SW13aにおいて、遊技球の入球が検出されると、後述する大当たり判定用乱数値等の遊技用乱数値が取得され、後述する大当たり遊技を実行する権利獲得の抽選(以下、「大当たり抽選」という)等が行われる。
また、第1始動口SW13aにおいて、遊技球の入球が検出された場合には、所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
また、第2始動口SW14aにおいて、遊技球の入球が検出された場合も所定の賞球(例えば3個の遊技球)が払い出される。
ゲート15には、遊技球の通過を検出するゲートSW15a(図5参照)が設けられており、このゲートSW15aにおいて、遊技球の通過が検出されると、普通図柄判定用乱数値が取得され、後述する「普通図柄の当たり抽選」が行われる。
大入賞口16の内部には、入賞した遊技球を検出する大入賞口SW16aが設けられており、大入賞口SW16aにおいて遊技球の入賞が検出されると、予め設定された賞球(例えば15個の遊技球)が払い出される。
さらに、遊技領域3の最下部には、一般入賞口19、第1始動口13、第2始動口14、大入賞口16のいずれにも入球しなかった遊技球を遊技領域3から排出するためのアウト口29が設けられている。
この表示領域9には、後述する第1特別図柄表示装置20、第2特別図柄表示装置21、普通図柄表示装置22、第1特別図柄保留表示器23、第2特別図柄保留表示器24、普通図柄保留表示器25、ラウンド回数表示器26等が設けられている。
上記第1特別図柄表示装置20は、第1始動口13に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たり抽選の結果を報知するためのものである。
第2特別図柄表示装置21は、第2始動口14に遊技球が入球したことを契機として行われた大当たり抽選の結果を報知するためのものである。
本実施形態に係る遊技機1では、大当たり遊技として大入賞口16の開閉扉16bを開放するラウンド遊技(R)を所定ラウンド行う。
大当たりにおけるラウンド遊技回数は、ラウンド回数表示器26により表示される。なお、本実施形態の遊技機1では、大当たり遊技が複数種類設けられており、その詳細については後述する。
ここで、「普通図柄の抽選」とは、遊技球がゲート15を通過したときに、普通図柄判定用乱数値を取得し、取得した普通図柄判定用乱数値が「当たり」に対応する乱数値であるかどうかの判定する処理をいう。
この普通図柄の抽選結果についても、遊技球がゲート15を通過して即座に抽選結果が報知されるわけではなく、普通図柄表示装置22において普通図柄が点滅等の変動表示を行い、所定の変動時間を経過したところで、普通図柄の抽選結果に対応する普通図柄を停止表示させて、遊技者に抽選結果を報知するようにしている。
これら両保留は、それぞれ上限保留個数が4個に設定され、その保留個数は、それぞれ第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24とに表示される。
さらに、普通図柄の上限保留個数も4個に設定されており、その保留個数が、上記第1特別図柄保留表示器23および第2特別図柄保留表示器24と同様の態様によって、普通図柄保留表示器25において表示される。
図3に示す演出用可動役物装置50は、2つの可動体51、51と、各可動体51、51を駆動する図示しない駆動機構と、により構成される。
各可動体51、51は、枠部6の左右裏側に退避した初期位置(第2位置)と表示画面7aの前方に突出した中央位置(第1位置)との間を進退可能に構成されている。
また、各可動体51、51には、演出用役物ランプとして多数の可動体ランプ55が設けられている。
可動体ランプ55は、例えばフルカラーLEDにより構成され、可動体51、51の駆動に連動させて任意の色で点灯又は点滅させることが可能に構成されている。
本実施形態の遊技機1は、図4(a)に示すように、遊技者が操作(接触)可能な操作手段(接触手段)として、演出ボタン(図4においては「CHANCE」と表記)11と十字キー12とを備えている。
演出ボタン11は、例えば凸状のボタンにより構成され、互いに異なる第1態様と第2態様とに変化可能とされる。
例えば、本実施形態の遊技機1では、遊技者が演出ボタン11に触れたときの触感が互いに異なる第1態様と第2態様とに変化可能とされる。
具体的には、図4(b)に示す遊技者が演出ボタン11に触れたときに振動を感じない非振動状態(第1態様)から図4(c)に示す遊技者が演出ボタン11に触れたときに「ビリビリ」や「ブルブル」といった振動を感じる第2態様(振動状態)に変化可能に構成されている。
なお、本実施形態の遊技機1では、演出ボタン11として、凸状のボタンを例に挙げて説明するが、これはあくまでも一例であり、演出ボタン11はタッチセンサ等により構成してもよい。
図5は、本実施形態の遊技機1の遊技制御を行う遊技制御装置の構成を示したブロック図である。
この図5に示す遊技制御装置には、遊技の進行を制御する主制御基板として、遊技制御基板211が設けられている。また副制御基板として、演出制御基板221、画像制御基板231、ランプ制御基板241、払出制御基板251等が設けられている。
遊技制御基板211は、CPU212、ROM213、及びRAM214等を有し、当該遊技機1の主たる制御を行う。
遊技制御基板211には、第1始動口13内に設けられた第1始動口SW13a、第2始動口14内に設けられた第2始動口SW14a、第2始動口14の可動片14bを開閉動作させるための第2始動口ソレノイド(SOL)14c、ゲート15内に設けられたゲートSW15a、大入賞口16内に設けられた大入賞口SW16a、大入賞口16の開閉扉16bを開閉動作させるための大入賞口ソレノイド(SOL)16c、一般入賞口19内に設けられた一般入賞口SW19a等が接続されている。
第1特別図柄表示装置20及び第2特別図柄表示装置21は、特別図柄を変動表示させ所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより特別図柄が当たりに当選したか否かを表示する。
普通図柄表示装置22は、遊技球がゲートSW15aを通過したときに、普通図柄を変動表示させ、所定時間経過後に当該変動表示を停止させることにより普通図柄が当たりに当選したか否かを表示する。
なお、本実施形態に係る遊技機1では、第1特別図柄保留表示器23と第2特別図柄保留表示器24に第1特別図柄の保留球と第2特別図柄の保留球とが共に保留されている場合、第2特別図柄の保留球を優先的に消化するように構成されているものとする。勿論、第1特別図柄と第2特別図柄の保留球を入賞順に消化するように構成してもよい。
さらに、遊技制御基板211には、演出制御基板221、払出制御基板251、及び盤用外部情報端子基板260等が接続されている。
演出制御基板221には、画像及び音声の制御を行う画像制御基板231、各種ランプ及び演出役物の制御を行うランプ制御基板241、演出ボタンSW11a及び十字キーSW12a等が接続されている。
画像制御基板231は、CPU232、ROM233、CGROM234、RAM235等を有し、演出制御基板221の指示に基づいて、画像及び音声の制御を行う。このため、画像制御基板231には、メイン画像表示装置7及びサブ画像表示装置30と、音声出力装置(スピーカ)312とが接続されている。
CGROM234は、フラッシュメモリ、EEPROM、EPROM、マスクROM等から構成され、各種画像データ及び音声データ等を記憶している。
音声出力装置312は、BGM(バックグランドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)等を出力し、サウンドによる演出を行う。
また、ランプ制御基板241は、演出制御基板221の指示に基づいて、演出ボタン11に内蔵されているランプ等の点灯制御を行うことが可能とされる。
さらに、ランプ制御基板241は、演出制御基板221の指示に基づいて、演出ボタン11を振動させる制御を行うことが可能とされる。このため、ランプ制御基板241には演出ボタン振動装置314が接続されている。
払出制御基板251には、枠用外部情報端子基板270が接続されている。
盤用外部情報端子基板260は、遊技盤の各種情報を外部に出力するための端子基板である。
枠用外部情報端子基板270は、枠の各種情報を外部に出力するための端子基板である。
次に、本実施形態の遊技機1の主制御基板である遊技制御基板211が実行する判定処理について説明する。
図6は、遊技機1の遊技制御基板211において用いられる各種判定用テーブルを示した図であり、(a)は大当たり判定用テーブル、(b)は大当たり図柄判定用テーブル、(c)はリーチ判定用テーブル、(d)は普通図柄判定用テーブルの一例をそれぞれ示した図である。
遊技制御基板211においては、図6(a)に示す大当たり判定用テーブルと、図6(b)に示す大当たり図柄判定用テーブルとにより特別図柄が決定される。また、図6(d)に示す普通図柄判定用テーブルにより普通図柄が決定される。
図6(a)に示す大当たり判定用テーブルの場合、低確率遊技状態(通常遊技状態)では、大当たりの割合が1/300に設定され、取得した大当たり判定用乱数値が「3」のときに大当たりと判定される。
一方、高確率遊技状態では、大当たりの割合が、例えば低確率遊技状態の10倍である10/300に設定され、取得した大当たり判定用乱数値が「3」、「7」、「37」、「67」、「97」、「127」、「257」、「187」、「217」、「247」のときに大当たりと判定される。
また、図6(a)に示す大当たり判定用テーブルでは、ハズレの一種である小当たりの判定も行っている。
ここでは、小当たりの割合が3/300に設定され、取得した大当たり判定用乱数値が「150」、「200」、「250」のときに小当たりと判定される。
本実施形態では、複数種類の大当たりとして、通常時短付き長当たり(時短長当たり)、通常時短付き短当たり(時短短当たり)、高確率時短付き長当たり(確変長当たり)、高確率時短付き短当たり(確変短当たり)、高確率時短無し短当たり(潜伏確変短当たり)が用意されている。
時短短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く(例えば2ラウンド)、出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後、特別図柄が所定回数(例えば100回)変動するまでの期間、第2始動口14への遊技球の入球確率を高めた可動片14bの開放サポートを伴う時短遊技を付与する大当たりである。
確変短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く(例えば2ラウンド)、出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技と第2始動口14への遊技球の入球確率を高めた可動片14bの開放サポートを伴う時短遊技の両方を付与する大当たりである。
潜伏確変短当たりは、大当たり遊技時における大入賞口16の開放時間が短く(例えば2ラウンド)、出球の払い出しは期待できないものの、大当たり遊技終了後に高確率遊技を付与する大当たりである。
例えば、時短長当たりが選択される割合は、遊技球が第1始動口13に入賞した場合と第2始動口14に遊技球が入賞した場合のいずれも35/250で同一とされる。同様に時短短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合と第2始動口14に遊技球が入賞した場合のいずれも15/250で同一とされる。
具体的には、図6(b)に示すように、第1始動口又は第2始動口に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数値が「0」〜「34」であれば、時短長当たりが選択され、「35」〜「49」であれば、時短短当たりが選択される。
また、確変短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合は、75/250、第2始動口14に遊技球が入賞した場合は、25/250とされる。
また、潜伏確変短当たりが選択される割合は、第1始動口13に遊技球が入賞した場合のみ100/250とされる。
具体的には、第1始動口に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数値が「50」〜「74」であれば、確変長当たりが選択され、「75」〜「149」であれば、確変短当たりが選択され、「150」〜「249」であれば、潜伏確変短当たりが選択される。
これに対して、第2始動口に遊技球が入賞した時に取得された大当たり図柄判定用乱数値が「50」〜「224」であれば、確変長当たりが選択され、「225」〜「249」であれば、確変短当たりが選択される。
具体的には、遊技球がゲート15を通過することを条件に行われる普通図柄の変動時間が非時短遊技状態の場合に比べて短く設定され、かつ、第2始動口14の総開放時間が非時短遊技状態の場合に比べて長い遊技状態をいう。
また、時短遊技状態では、非時短遊技状態よりも普通図柄が当たりに当選する確率が高くなるように構成されている。
したがって、時短遊技状態では、非時短遊技状態よりも遊技球がゲート15を通過する限りにおいて、第2始動口14の可動片14bが開状態となる第2の態様に制御され易くなる。
よって、確変遊技状態では、遊技者が遊技球を消費せずに遊技を進行することが可能となり、通常遊技状態などの非時短遊技状態のときと比べて遊技効率を大幅に高めることができる。
なお、普通図柄が当たりに当選する確率は、非時短遊技状態および時短遊技状態のいずれの遊技状態であっても変わらないように設定してもよい。
そして、時短フラグと高確フラグが共にOFFとなる低確率遊技状態又は時短フラグがOFFで高確フラグがONとなる潜伏確変遊技状態のときは取得した普通図柄判定用乱数値が「7」のときのみ当たりと判定する。
一方、時短フラグがON、高確フラグがOFFとなる時短遊技状態、又は時短フラグと高確フラグが共にONとなる確変遊技状態のときは、取得した普通図柄判定用乱数値が「0」〜「9」のときに当たりと判定する。
なお、遊技球が第2始動口14に入球して第2始動口SW14aを通過した場合も特別図柄の始動条件が成立する。そして、この場合もCPU212は、上記と同様の処理を実行する。
具体的には、図6(a)に示した大当たり判定用テーブルを利用して、取得した大当たり判定用乱数値が大当たりに当選しているか否かの判定を行い、大当たりに当選していると判定した場合は、図6(b)に示した大当たり図柄判定用テーブルと、取得した大当たり図柄判定用乱数値とに基づいて、特別図柄を所定の大当たり図柄に決定する。なお、大当たりに当選していないと判定した場合は、特別図柄をハズレ図柄に決定する。
この後、CPU212は、第1特別図柄表示装置20または第2特別図柄表示装置21において第1特別図柄または第2特別図柄の変動を開始させる処理を実行する。
なお、遊技制御基板211が演出制御基板221に対して送信する変動開始コマンドには、特別図柄の変動パターンを示す変動パターン指定コマンド、大当たりの判定結果を示す大当たりコマンド、大当たり図柄を示す大当たり図柄コマンド、リーチの判定結果を示すリーチ判定コマンド、現在の遊技状態を示す遊技状態コマンド等が含まれる。
なお、演出制御基板221は、変動開始コマンドに含まれる変動パターン指定コマンドから特別図柄の変動が停止するタイミングを認識できるため、遊技制御基板211のCPU212は、必ずしも演出制御基板221に対して、変動停止コマンドを送信する処理を実行する必要はない。
大当たり遊技中は、大入賞口16の開閉扉16bを所定時間経過するまで、または遊技球が規定個数入賞するまで開状態となるよう制御するラウンド遊技を所定ラウンド(16ラウンドまたは2ラウンド)実行する。従って、長当たり遊技中は、遊技者は開状態になっている大入賞口16を狙って遊技球を発射すれば出球を獲得することができる。
また、各ラウンドのラウンド遊技終了時に、演出制御基板221に対して、ラウンド遊技終了コマンドを送信する処理を実行する。
また、CPU212は、大当たり遊技終了時、演出制御基板221に対して、大当たりのエンディングを告げるエンディングコマンドを送信する処理を実行する。
確変遊技状態中は、第2始動口14への遊技球の入球率が通常遊技状態より高くなるため、遊技者は第2始動口14を狙って遊技を行うことで、通常遊技状態に比べて遊技効率を大幅に高めることできる。
確変遊技は、特別図柄の変動回数が予め設定した設定回数(例えば100回)に達するか、或いは再度大当たりに当選するまで継続して行われる。
事前判定処理では、大当たり判定用乱数値、大当たり図柄判定用乱数値、リーチ判定用乱数値、変動パターン乱数値等に基づいて、事前判定結果を示す事前判定情報を生成する。生成した事前判定情報は、例えば上記保留数増加コマンドに付加して演出制御基板221に対して送信される。
次に、本実施形態の遊技機1のサブ制御基板が実行する各種処理について説明する。
図7は、演出制御基板221のCPU222が実行するタイマ割込処理の一例を示したフローチャートである。なお、図7に示すタイマ割込み処理は、演出制御基板221のCPU222がROM223に格納されているプログラムを実行することにより実現できる。タイマ割込処理は、所定の周期(4ms)毎に実行される。
図8は、演出制御基板221のCPU222が実行するコマンド受信処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、ステップS701において、CPU222は、保留数増加コマンドを受信したか否かの判別を行い、保留数増加コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS702に移行し、保留数増加コマンドを受信していないと判別した場合は、ステップS704に移行する。
ステップS702において、CPU222は、保留数加算処理を行い、続くステップS703において、CPU222は、保留数加算コマンドを画像制御基板231に送信するためにセットする。
ステップS704において、CPU222は、変動開始コマンドを受信したか否かの判別を行い、変動開始コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS705に移行し、変動開始コマンドを受信していないと判別した場合は、ステップS706に移行する。
ステップS705において、CPU222は、後述する演出選択処理を実行する。
ステップS707において、CPU222は、変動停止コマンドの解析を行い、その解析結果に基づいて各種処理を行う。そして続くステップS708において、変動演出終了コマンドをセットする。
ステップS709において、CPU222は、オープニングコマンド受信処理を実行する。オープニングコマンド受信処理ではオープニングコマンドを受信したときに当たり演出選択処理を実行する。
ステップS710において、CPU222は、エンディングコマンド受信処理を実行する。エンディングコマンド受信処理では、エンディングコマンドを受信したときにエンディング演出選択処理を実行する。
ステップS711において、CPU222は、客待ちコマンド受信処理を実行する。客待ちコマンド受信処理では、客待ちコマンドを受信したときに客待ち処理を実行する。客待ちコマンド受信処理後は、コマンド受信処理を終了する。
図9は、演出制御基板221のCPU222が実行する演出選択処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、ステップS721において、CPU222は、遊技制御基板211から送信されてきた変動開始コマンドの解析を行い、続くステップS722において、RAM224に記憶されている保留数を減算する保留数減算処理を実行する。
ステップS724において、CPU222は、上記ステップS723において選択された変動演出パターンに基づいて、メイン画像表示装置7の表示画面7aに停止表示させる演出図柄8を選択する演出図柄選択処理を実行する。
ステップS725において、CPU222は、選択した演出図柄8に対応した演出図柄表示コマンドを画像制御基板231に対して送信するためにRAM224の所定領域にセットする。
ステップS726において、CPU222は、選択した変動演出パターンに対応した変動演出開始コマンドを画像制御基板231やランプ制御基板241に対して送信するためにRAM224の所定領域にセットする。
図10は、演出制御基板221のCPU222が実行する演出ボタン処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、ステップS731において、CPU222は、演出ボタン11が有効な有効期間中であるか否かの判別を行い、有効期間中であると判別した場合は、ステップS732に移行し、有効期間中でないと判別した場合は、演出ボタン処理を終了する。
ステップS732において、CPU222は、演出ボタン11が押下されたか否かの判別を行い、演出ボタン11が押下されたと判別した場合は、ステップS733に移行し、演出ボタン11が操作されていないと判別した場合は、演出ボタン処理を終了する。
ステップS733において、CPU222は、操作検出信号をONにする。
次に、画像制御基板231が実行する処理について説明する。
図11は、画像制御基板231のCPU232が実行する画像表示処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、ステップS911において、画像制御基板231のCPU232は、演出制御基板221から演出図柄表示コマンドを受信したか否かの判別を行い、演出図柄表示コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS912に移行し、演出図柄表示コマンドを受信していないと判別した場合は、ステップS913に移行する。
ステップS912において、CPU232は、受信した演出図柄表示コマンドに基づいて、メイン画像表示装置7に演出図柄8を表示する表示制御を実行する。
ステップS914において、CPU232は、受信した変動演出開始コマンドに基づいて、メイン画像表示装置7に所定の演出画像を表示する表示制御を実行する。
ステップS916において、CPU232は、受信した操作演出コマンドに基づいて、メイン画像表示装置7に所定の演出画像を表示する表示制御を実行する。
図12は、ランプ制御基板241のCPU242が実行する役物作動処理の一例を示したフローチャートである。
この場合、ステップS921において、ランプ制御基板241のCPU242は、演出制御基板221から変動演出開始コマンドを受信したか否かの判別を行う。ステップS921において、変動演出開始コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS922に移行し、変動演出開始コマンドを受信していないと判別した場合は、ステップS923に移行する。
ステップS922において、CPU242は、変動演出開始コマンドに基づいて、例えば所定のタイミングで演出用可動役物装置50と演出用ランプ55を作動させる。
ステップS923において、CPU242は、演出制御基板221から操作演出コマンド(後述する操作促進演出コマンドや操作結果演出コマンド)を受信したか否かの判別を行い、操作演出コマンドを受信したと判別した場合は、ステップS924に移行し、操作演出コマンドを受信していないと判別した場合は、役物作動処理を終了する。
ステップS924において、CPU242は、操作演出コマンドに基づいて、演出ボタン11に内蔵されているランプを点灯させたり、演出ボタン11を振動させる演出ボタン振動装置314を作動させたりする。また、場合によっては、例えば演出用可動役物装置50と演出用ランプ55を作動させることも可能とされる。
以下、本実施形態の遊技機1において実行可能な演出ボタン11を利用した遊技演出について説明する。
演出制御基板221は、遊技制御基板211からの変動パターン指定コマンドを受信すると、図示しない変動演出パターン決定テーブル、受信した変動パターン指定コマンド、及び演出用乱数値とに基づいて、変動演出パターンを決定するとともに、遊技演出の内容(演出シナリオ)を作成する。
変動演出パターン及び演出シナリオの情報は、特別図柄の変動開始時に演出制御基板221から画像制御基板231及びランプ制御基板241に送信される。
これにより、画像制御基板231のCPU232及びランプ制御基板241のCPU242は、変動演出パターン及び演出シナリオの情報に対応した遊技演出を実行することが可能になる。
図13、図14は、本実施形態の遊技機1が実行可能な演出ボタンを利用した第1遊技演出の説明図である。
第1遊技演出は、演出ボタン11の1回操作を伴う演出であり、例えば変動演出パターン選択処理において変動演出パターン1(当たり)または変動演出パターン2(ハズレ)が選択されたときに実行される。
ここで、当該遊技演出が変動演出パターン1(当たり)に基づく場合、メイン画像表示装置7には、図14(c)に示すような大当たり期待度が高いことを示唆する示唆画像(例えば「激アツ」)を表示させる割合が高くなる。
従って、大当たり当選時に遊技者がボタン操作指示画像33の指示に従って演出ボタン11の操作を行った場合は、期待度示唆画像35により大当たりの期待度が高いことを示唆することができる。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図14(d)に示すように演出図柄8を大当たり図柄揃い(例えば「777」)で停止表示させる。
従って、ハズレ時に遊技者がボタン操作指示画像33の指示に従って演出ボタン11の操作を行った場合は、期待度示唆画像35により大当たりの期待度が高くないことを示唆することができる。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図14(f)に示すように演出図柄8をハズレ図柄揃い(例えば「767」)で停止表示させる。
図15は、上記第1遊技演出を実現するために演出制御基板221のCPU222が実行する演出実行中処理1の一例を示したフローチャートである。
なお、以下に説明する演出実行中処理1は、演出制御基板221のCPU222が、図7に示したステップS630の処理において実行される。
ステップS742において、CPU222は、演出ボタン11の操作が有効となる有効期間であるか否かの判別を行い、有効期間であると判別した場合は、ステップS743に移行し、有効期間でないと判別した場合は、当該演出実行中処理1を終了する。
ステップS744において、CPU222は、演出ボタン11のボタン操作が行われたか否かの判別を行い、ボタン操作が行われたと判別した場合は、ステップS745に移行し、ボタン操作が行われたことを判別できなかった場合は、当該演出実行中処理1を終了する。
ステップS745において、CPU222は、演出ボタン11の操作結果演出、例えば図14(c)(e)に示した期待度示唆画像35の表示を画像制御基板231のCPU232に行わせるための操作結果演出コマンドをセットして、当該演出実行中処理1を終了する。
このような演出実行中処理1を実行すれば、図14に示した演出ボタン11を利用した第1遊技演出を実現することができる。
図16は、本実施形態の遊技機1が実行可能な演出ボタンを利用した第2遊技演出の説明図である。
第2遊技演出は、演出ボタン11の連打操作を伴う演出であり、例えば変動演出パターン選択処理において変動演出パターン3(当たり)または変動演出パターン4(ハズレ)が選択されたときに実行される。
なお、図16に示す期待度レベル画像41では、期待度レベルが最大レベルに到達するか、あるいは最大レベルに近いほど大当たり期待度が高いことを報知(示唆)している。
従って、大当たり当選時に遊技者がボタン操作指示画像33の指示に従って演出ボタン11の連打操作を行った場合は、期待度レベル画像41により大当たりの期待度が高いことを示唆することができる。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図16(c)に示すように演出図柄8を大当たり図柄揃い(例えば「777」)で停止表示させる。
従って、ハズレ時に遊技者がボタン操作指示画像33の指示に従って演出ボタン11の連打操作を行った場合は、期待度レベル画像41により大当たりの期待度が高くないことを示唆することができる。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図16(e)に示すように演出図柄8をハズレ図柄揃い(例えば「767」)で停止表示させる。
図17は、上記第2遊技演出を実現するために演出制御基板221のCPU222が実行する演出実行中処理2の一例を示したフローチャートである。
なお、以下に説明する演出実行中処理2も、演出制御基板221のCPU222が、図7に示したステップS630の処理において実行される。
ステップS752において、CPU222は、演出ボタン11の操作が有効となる有効期間であるか否かの判別を行い、有効期間であると判別した場合は、ステップS753に移行し、有効期間でないと判別した場合は、当該演出実行中処理2を終了する。
ステップS753において、CPU222は、演出ボタン11の連打操作を促す操作促進演出、例えば図16(a)に示したボタン操作指示画像33の表示を画像制御基板231のCPU232に行わせるための操作促進演出コマンドをセットする。
ステップS754において、CPU222は、演出ボタン11のボタン操作が行われたか否かの判別を行い、ボタン操作が行われたと判別した場合は、ステップS755に移行し、ボタン操作が行われたことを判別できなかった場合は、当該演出実行中処理2を終了する。
ステップS757において、CPU222は、演出ボタン11の操作回数Nが最大回数Nmaxに到達したか否かの判別を行い、演出ボタン11の操作回数Nが最大回数Nmaxに到達したと判別した場合は、ステップS758に移行し、演出ボタン11の操作回数Nが最大回数Nmaxに到達しなかった場合は、当該演出実行中処理2を終了する。
ステップS758において、CPU222は、演出ボタン11の操作結果演出、例えば図16(b)(d)に示したような期待度レベル画像41の表示を画像制御基板231のCPU232に行わせるための操作結果演出コマンドをセットして、当該演出実行中処理2を終了する。
このような演出実行中処理2を実行すれば、図16に示した演出ボタン11の連打操作を利用した第2遊技演出を実現することができる。
図18は、本実施形態の遊技機1が実行可能な演出ボタンを利用した第3遊技演出の説明図である。
第3遊技演出は、演出ボタン11の長押し操作を伴う演出であり、例えば変動演出パターン選択処理において変動演出パターン5(当たり)または変動演出パターン6(ハズレ)が選択されたときに実行される。
従って、大当たり当選時に遊技者がボタン操作指示画像33の指示に従って演出ボタン11の長押し操作を行った場合は、期待度レベル画像41により大当たりの期待度が高いことを示唆することができる。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図18(c)に示すように演出図柄8を大当たり図柄揃い(例えば「777」)で停止表示させる。
従って、ハズレ時に遊技者がボタン操作指示画像33の指示に従って演出ボタン11の長押し操作を行った場合は、期待度レベル画像41により大当たりの期待度が高くないことを示唆することができる。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図18(e)に示すように演出図柄8をハズレ図柄揃い(例えば「767」)で停止表示させる。
図19は、上記第3遊技演出を実現するために演出制御基板221のCPU222が実行する演出実行中処理3の一例を示したフローチャートである。
なお、以下に説明する演出実行中処理3も、演出制御基板221のCPU222が、図7に示したステップS630の処理において実行される。
ステップS762において、CPU222は、演出ボタン11の操作が有効となる有効期間であるか否かの判別を行い、有効期間であると判別した場合は、ステップS763に移行し、有効期間でないと判別した場合は、当該演出実行中処理3を終了する。
ステップS763において、CPU222は、演出ボタン11の長押し操作を促す操作促進演出、例えば図18(a)に示したボタン操作指示画像33の表示を画像制御基板231のCPU232に行わせるための操作促進演出コマンドをセットする。
ステップS764において、CPU222は、演出ボタン11のボタン操作が行われたか否かの判別を行い、ボタン操作が行われたと判別した場合は、ステップS765に移行し、ボタン操作が行われたことを判別できなかった場合は、当該演出実行中処理3を終了する。
ステップS766において、CPU222は、演出ボタン11の操作が所定期間行われたか否かの判別を行い、演出ボタン11の操作が所定期間行われたと判別した場合は、ステップS767に移行し、演出ボタン11の操作が所定期間行われていないと判別した場合は、当該演出実行中処理3を終了する。
ステップS767において、CPU222は、演出ボタン11の操作結果演出、例えば図18(b)(d)に示した期待度レベル画像41の表示を画像制御基板231のCPU232に行わせるための操作結果演出コマンドをセットする。
このような演出実行中処理3を実行すれば、図18に示した演出ボタン11の長押し操作を利用した第3遊技演出を実現することができる。
図20は、本実施形態の遊技機1が実行可能な演出ボタンを利用した第4遊技演出の説明図である。
第4遊技演出は、演出ボタン11の長押し操作を伴う演出であり、例えば変動演出パターン選択処理において変動演出パターン7(当たり)または変動演出パターン8(ハズレ)が選択されたときに実行される。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図20(c)に示すように演出図柄8を大当たり図柄揃い(例えば「777」)で停止表示させる。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図20(e)に示すように演出図柄8をハズレ図柄揃い(例えば「767」)で停止表示させる。
図21は、上記第4遊技演出を実現するために演出制御基板221のCPU222が実行する演出実行中処理4の一例を示したフローチャートである。
なお、以下に説明する演出実行中処理4も、演出制御基板221のCPU222が、図7に示したステップS630の処理において実行される。
ステップS772において、CPU222は、演出ボタン11の操作が有効となる有効期間であるか否かの判別を行い、有効期間であると判別した場合は、ステップS773に移行し、有効期間でないと判別した場合は、当該演出実行中処理4を終了する。
ステップS773において、CPU222は、演出ボタン11の長押し操作を促す操作促進演出、例えば図20(a)に示したボタン操作指示画像33の表示を画像制御基板231のCPU232に行わせるための操作促進演出コマンドをセットする。
ステップS774において、CPU222は、演出ボタン11のボタン操作が行われたか否かの判別を行い、ボタン操作が行われたと判別した場合は、ステップS775に移行し、ボタン操作が行われたことを判別できなかった場合は、当該演出実行中処理4を終了する。
ステップS776において、CPU222は、演出ボタン11の操作結果演出、例えば図20(b)に示した演出ボタン11を非振動状態(第1態様)から振動状態(第2態様)へ変化させるための操作結果演出コマンドをセットする。この場合、操作結果演出コマンドは、ランプ制御基板241に送信される。
このように構成すれば、図20に示した演出ボタン11の長押し操作を利用して、演出ボタン11に接触している遊技者の手に振動を与えて大当たり期待度を示唆するという遊技演出を実現することができる。
このように構成すれば、長押し演出を実行しているときにおいて、遊技者が演出ボタン11の長押し操作を行わないと示唆演出の実行が規制されるので、遊技者に演出ボタン11の長押し操作を積極的に行わせることが可能になる。
また、遊技者が演出ボタン11に接触しているか否かの判定を、遊技者が演出ボタン11を操作しているか否かの判定結果を利用して行うようにしているので、接触を検知するセンサを別途設ける必要が無いという利点もある。
図22は、本実施形態の遊技機1が実行可能な演出ボタンを利用した第5遊技演出の説明図である。
第5遊技演出は、演出ボタン11の長押し操作を伴う演出であり、例えば変動演出パターン選択処理において変動演出パターン9(当たり)または変動演出パターン10(ハズレ)が選択されたときに実行される。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図22(c)に示すように演出図柄8を大当たり図柄揃い(例えば「777」)で停止表示させる。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図22(e)に示すように演出図柄8をハズレ図柄揃い(例えば「767」)で停止表示させる。
図23は、上記第5遊技演出を実現するために演出制御基板221のCPU222が実行する演出実行中処理5の一例を示したフローチャートである。
なお、以下に説明する演出実行中処理5も、演出制御基板221のCPU222が、図7に示したステップS630の処理において実行される。
この場合、ステップS781において、CPU222は、遊技演出を実行中であるか否かの判別を行い、遊技演出を実行中であると判別した場合は、ステップS782に移行し、遊技演出を実行中でないと判別した場合は、当該演出実行中処理5を終了する。
ステップS782において、CPU222は、演出ボタン11の操作が有効となる有効期間であるか否かの判別を行い、有効期間であると判別した場合は、ステップS783に移行し、有効期間でないと判別した場合は、ステップS788に移行する。
ステップS783において、CPU222は、演出ボタン11の長押し操作を促す操作促進演出、例えば図22(a)に示したボタン操作指示画像33の表示を画像制御基板231のCPU232に行わせるための操作促進演出コマンドをセットする。
ステップS784において、CPU222は、演出ボタン11のボタン操作が行われたか否かの判別を行い、ボタン操作が行われたと判別した場合は、ステップS785に移行し、ボタン操作が行われたことを判別できなかった場合は、当該演出実行中処理5を終了する。
ステップS786において、CPU222は、演出ボタン11の操作が所定期間行われたか否かの判別を行い、演出ボタン11の操作が所定期間行われたと判別した場合は、ステップS787に移行し、演出ボタン11の操作が所定期間行われていないと判別した場合は、当該演出実行中処理5を終了する。
ステップS787において、CPU222は、示唆演出の実行を指示する演出フラグを「1」にして、当該演出実行中処理5を終了する。
ステップS789において、CPU222は、例えば図22(b)に示した期待度レベル画像41の表示と演出ボタン11を通常状態から振動状態へ変化させるための操作結果演出コマンド、或いは図22(d)に示した期待度レベル画像41の表示だけを行わせるための操作結果演出コマンドをセットする。
例えば、図22(b)に示した示唆演出を行う場合は、画像制御基板231及びランプ制御基板241に操作結果演出コマンドを送信し、図22(d)に示した示唆演出を行う場合は、画像制御基板231に操作結果演出コマンドを送信すれば良い。
このように構成すれば、図22に示した演出ボタン11の長押し操作を利用して、遊技者の手に振動を与えて大当たり期待度を示唆する示唆演出を実現することが可能になる。
図24は、本実施形態の遊技機1が実行可能な演出ボタンを利用した第6遊技演出の説明図である。
第6遊技演出は、演出ボタン11の長押し操作を伴う演出であり、例えば変動演出パターン選択処理において変動演出パターン11(当たり)または変動演出パターン12(ハズレ)が選択されたときに実行される。
その後、図24(c)に示すように、メイン画像表示装置7に表示されている期待度レベル画像41の期待度レベルが上昇し、最終的には長押し操作終了時に期待度レベル画像41の期待度レベルが最大レベル(MAX)まで上昇するとともに、演出ボタン11を上記特殊態様と同一(「ビリ」或いは「ブル」)又は異なる特定態様(「ビリビリ」或いは「ブルブル」といった長い振動状態)に変化させる。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図24(d)に示すように演出図柄8を大当たり図柄揃い(例えば「777」)で停止表示させる。
さらに、長押し操作終了時において、メイン画像表示装置7に表示されている期待度レベル画像41の期待度レベルも最大レベル(MAX)まで上昇することなく最大レベルより低いレベルで停止する。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図24(f)に示すように演出図柄8をハズレ図柄揃い(例えば「767」)で停止表示させる。
図25は、上記第6遊技演出を実現するために演出制御基板221のCPU222が実行する演出実行中処理6の一例を示したフローチャートである。
なお、以下に説明する演出実行中処理6も、演出制御基板221のCPU222が、図7に示したステップS630の処理において実行される。
ステップS802において、CPU222は、演出ボタン11の操作が有効となる有効期間であるか否かの判別を行い、有効期間であると判別した場合は、ステップS803に移行し、有効期間でないと判別した場合は、ステップS810に移行する。
ステップS803において、CPU222は、演出ボタン11の長押し操作を促す操作促進演出、例えば図24(a)に示したボタン操作指示画像33の表示を画像制御基板231のCPU232に行わせるための操作促進演出コマンドをセットする。
ステップS804において、CPU222は、演出ボタン11のボタン操作が行われたか否かの判別を行い、ボタン操作が行われたと判別した場合は、ステップS805に移行し、ボタン操作が行われたことを判別できなかった場合は、当該演出実行中処理6を終了する。
ステップS805において、演出ボタン11の操作期間(オン時間)に応じた期待度示唆演出、例えば図24(a)に示した期待度レベル画像41の表示を画像制御基板231のCPU232に行わせるための期待度示唆演出コマンドをセットする。
ステップS807において、CPU222は、例えば図24(b)に示した演出ボタン11を通常態様から特殊態様(振動状態)へ変化させるための第1操作結果演出コマンドをセットする。この場合、第1操作結果演出コマンドは、ランプ制御基板241に送信される。
ステップS808において、CPU222は、演出ボタン11の操作が所定期間行われたか否かの判別を行い、演出ボタン11の操作が所定期間行われたと判別した場合は、ステップS809に移行し、演出ボタン11の操作が所定期間行われていないと判別した場合は、当該演出実行中処理6を終了する。
ステップS809において、CPU222は、演出フラグを「1」にして、当該演出実行中処理6を終了する。
ステップS811において、CPU222は、例えば図24(c)に示した期待度レベル画像41の表示と演出ボタン11を通常態様から特定態様に変化させるための第2操作結果演出コマンドをセットする。この場合、第2操作結果演出コマンドは、画像制御基板231及びランプ制御基板241に送信される。
このように構成すれば、図24に示した演出ボタン11の長押し操作を利用して、演出ボタン11に接触している遊技者の手に振動を与えて大当たり期待度を示唆するという遊技演出を実現することができる。
また、演出ボタン11が長押し演出の途中において特殊態様に変化した場合は、長押し演出の演出終了時において特定態様に変化しやすい構成とされるため、演出ボタン11が特殊態様に変化した時点で、遊技演出に対する興趣を高めることができる。
このように構成すれば、長押し演出を実行しているときにおいて、遊技者が演出ボタン11の長押し操作を行わないと示唆演出の実行が規制されるので、遊技者に演出ボタン11の長押し操作を積極的に行わせることが可能になる。
また、遊技者が演出ボタン11に接触しているか否かの判定を、遊技者が演出ボタン11を操作しているか否かの判定結果を利用して行うようにしているので、接触を検知するセンサを別途設ける必要が無いという利点もある。
図26は、本実施形態の遊技機1が実行可能な演出ボタンを利用した第7遊技演出の説明図である。
第7遊技演出は、演出ボタン11の長押し操作を伴う演出であり、例えば変動演出パターン選択処理において変動演出パターン13(当たり)または変動演出パターン14(ハズレ)が選択されたときに実行される。
さらに、第7遊技演出では、例えば長押し演出の途中(第1のタイミング)において特定演出を実行する。例えば、図26(c)に示すように、演出用可動役物装置50を構成する可動体51、51を、初期位置からメイン画像表示装置7の中央位置に移動させると共に、各可動体51、51に多数設けられている可動体ランプ55を点灯又は点滅させる。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図26(d)に示すように演出図柄8を大当たり図柄揃い(例えば「777」)で停止表示させる。
この後、画像制御基板231のCPU232は、図26(g)に示すように演出図柄8をハズレ図柄揃い(例えば「767」)で停止表示させる。
具体的には、図21に示したステップS776において、ランプ制御基板241に送信する操作結果演出コマンドとして、図26(b)に示した演出ボタン11を特定態様へ変化させるためのコマンドと、図26(c)に示した演出用可動役物装置50を可動させるためのコマンドをセットすれば良い。
このように構成すれば、図26に示した演出ボタン11の長押し操作を利用して、演出ボタン11に接触している遊技者の手に振動を与えて大当たり期待度を示唆するという遊技演出を実現することができる。
遊技機1は、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かの判定を行う判定手段(遊技制御基板211)と、遊技者が接触可能な接触手段(演出ボタン11)と、接触手段を含む所定の演出手段を用いて、所定の演出を実行可能な演出制御手段(演出制御基板221、画像制御基板231、ランプ制御基板241)と、を備え、接触手段は、遊技者が接触しているときの遊技者の触感が互いに異なる第1態様(非振動状態)と第2態様(振動状態)とに変化可能に構成される。そして、演出制御手段は、所定期間にわたって接触手段への接触を促す接触演出(長押し演出)を実行可能であり、判定の結果に基づいて、接触演出の実行を開始した後において、接触手段を第1態様から第2態様に変化させることを可能に構成されている。
このように構成すれば、接触手段の接触演出を利用して、接触手段に接触している遊技者の手に振動を与えて特別遊技期待度を示唆するという遊技演出を実現することができる。
遊技機1は、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かの判定を行う判定手段(遊技制御基板211)と、遊技者が操作可能な操作手段(演出ボタン11)と、判定の結果に基づいて、操作手段を含む所定の演出手段を用いて、所定の演出を実行可能な演出制御手段(演出制御基板221、画像制御基板231、ランプ制御基板241)と、を備える。そして、演出制御手段は、操作手段が操作されている可能性があるときにおいて、所定のタイミングで操作手段を特別遊技が実行される可能性が高いことを示唆する特定態様(振動状態)に変化させることを可能に構成されている。
このように構成すれば、操作手段における所定の演出を利用して特別遊技期待度を示唆するという遊技演出を実現することができる。
遊技機1は、遊技者に有利な特別遊技(大当たり遊技)を実行するか否かの判定を行う判定手段(遊技制御基板211)と、遊技者が接触可能な接触手段(演出ボタン11)と、判定の結果に基づいて、接触手段を含む所定の演出手段を用いて、所定の演出を実行可能な演出制御手段(演出制御基板221、画像制御基板231、ランプ制御基板241)と、を備える。そして、演出制御手段は、所定期間にわたって接触手段への接触を促す接触演出(長押し演出)を実行可能であり、接触演出の実行を開始した後における第1のタイミング又は第1タイミングよりも遅い第2のタイミングで、接触手段を特別遊技が実行される可能性が高いことを示唆する特定態様(振動状態)に変化させることを可能に構成されている。
このように構成すれば、接触手段の接触演出を利用して、接触手段に接触している遊技者の手に振動を与えて特別遊技期待度を示唆するという遊技演出を実現することができる。
第1の形態の遊技機は、遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かの判定を行う判定手段と、遊技者が接触可能な接触手段と、前記接触手段を含む所定の演出手段を用いて、所定の演出を実行可能な演出制御手段と、を備え、前記接触手段は、遊技者が接触しているときの遊技者の触感が互いに異なる第1態様と第2態様とに変化可能に構成され、前記演出制御手段は、所定期間にわたって前記接触手段への接触を促す接触演出を実行可能であり、前記接触演出の実行を終了した後において、前記判定の結果に基づいて、前記接触手段を前記第1態様から前記第2態様に変化させることを可能にすることを特徴とする。
Claims (2)
- 遊技者に有利な特別遊技を実行するか否かの判定を行う判定手段と、
遊技者が接触可能な接触手段と、
前記接触手段を含む所定の演出手段を用いて、所定の演出を実行可能な演出制御手段と、を備え、
前記接触手段は、遊技者が接触しているときの遊技者の触感が互いに異なる第1態様と第2態様とに変化可能に構成され、
前記演出制御手段は、所定期間にわたって前記接触手段への接触を促す接触演出を実行可能であり、前記判定の結果に基づいて、前記接触演出の実行を開始した後において、前記接触手段を前記第1態様から前記第2態様に変化させることを可能にすることを特徴とする遊技機。 - 前記演出制御手段は、前記接触演出を実行しているときにおいて、遊技者が前記接触手段に接触しているか否かを判定可能であり、遊技者が前記接触手段に接触していないと判定した場合は、前記接触手段を前記第1態様から前記第2態様に変化させることを規制することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
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