JP2017139668A - 通信装置、撮像装置及びそれらの制御方法、プログラム - Google Patents

通信装置、撮像装置及びそれらの制御方法、プログラム Download PDF

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【課題】遠隔制御を行う際に安全に鏡筒の繰り出し動作を実行しかつユーザ操作の煩わしさを解消することが可能な遠隔制御技術を実現する。【解決手段】通信装置は、無線通信を介して撮像装置と通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記撮像装置を遠隔制御する制御手段と、前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合に、ユーザに対して前記撮影機能を起動することの確認を促す確認情報を出力する出力手段と、を有し、前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合、前記出力手段は、前記撮像装置の撮影機能を起動させる前に前記確認情報を出力するか否かを、前記撮像装置の起動状態に応じて異ならせる。【選択図】図4

Description

本発明は、無線通信により機器を遠隔制御する技術に関する。
近年、携帯電話を含むスマートデバイスを無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)を介して接続し、スマートデバイスから遠隔操作が可能なデジタルカメラが知られている。このような遠隔制御機能を持つデジタルカメラは、スマートデバイスから撮影動作や再生動作が遠隔制御できる。しかしながら、遠隔制御では、カメラを把持して支えることができないため、例えば鏡筒の伸び縮み等に起因する問題がある。特許文献1では、カメラが転倒することを防ぐために、遠隔制御モード中はレンズの動作を禁止することを開示している。
特開2001−147363号公報
しかしながら、上述の特許文献1では、遠隔制御可能な状態に遷移する指示やメインCPUの電源をオンにする指示も遠隔制御により行う場合については何ら考慮されていない。このような遠隔制御機能を備えた場合には、遠隔制御可能な状態になる前の段階でも、鏡筒の動きを適切に制御しなければならない。なぜなら、一般的にデジタルカメラの電源をオンにすると、撮影モードに遷移して鏡筒が自動的に伸びるからである。このような操作が遠隔操作で可能となった場合、ユーザは、鏡筒が伸びてしまうことに気が付かずに、カメラの電源をリモートでオンにしてしまう虞がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その目的は、遠隔制御を行う際に安全に鏡筒の繰り出し動作を実行しかつユーザ操作の煩わしさを解消することが可能な遠隔制御技術を実現することである。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明の通信装置は、無線通信を介して撮像装置と通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記撮像装置を遠隔制御する制御手段と、前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合に、ユーザに対して前記撮影機能を起動することの確認を促す確認情報を出力する出力手段と、を有し、前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合、前記制御手段は、前記撮像装置の撮影機能を起動させる前に前記確認情報を出力するか否かを、前記撮像装置の起動状態に応じて異ならせる。
また、本発明の通信装置は、無線通信を介して撮像装置と通信する通信手段と、前記通信手段を介して前記撮像装置を遠隔制御する制御手段と、前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合に、ユーザに対して前記撮影機能を起動することの確認を促す確認情報を出力する出力手段と、を有し、前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合、前記制御手段は、前記撮像装置の撮影機能を起動させる前に前記確認情報を出力するか否かを、前記撮像装置に対する操作の有無に応じて異ならせる。
また、本発明の撮像装置は、無線通信を介して外部装置と通信する通信手段を介して前記外部装置により遠隔制御される撮像装置であって、レンズにより結像された被写体像を撮像する撮像手段と、前記通信手段を介して前記外部装置から受信したコマンドに基づいて前記撮像手段を制御する制御手段と、前記通信手段を介して前記外部装置から撮影機能を起動する要求を受け付けた場合、前記撮像装置の起動状態に応じて、前記外部装置のユーザに撮影機能を有効にすることの確認を促す確認情報を出力するよう指示する指示手段と、を有し、前記撮影機能はレンズ鏡筒の繰り出しを含む。
また、本発明の撮像装置は、無線通信を介して外部装置と通信する通信手段を介して前記外部装置により遠隔制御される撮像装置であって、レンズにより結像された被写体像を撮像する撮像手段と、前記通信手段を介して前記外部装置から受信したコマンドに基づいて前記撮像手段を制御する制御手段と、前記通信手段を介して前記外部装置から撮影機能を起動する要求を受け付けた場合、前記撮像装置に対する操作の有無に応じて、前記外部装置のユーザに撮影機能を有効にすることの確認を促す確認情報を出力するよう指示する指示手段と、を有し、前記撮影機能はレンズ鏡筒の繰り出しを含む。
本発明によれば、ユーザに対して鏡筒を繰り出してよいかどうかを確認するタイミングを適切に制御し、遠隔制御を行う際に安全に鏡筒の繰り出し動作を実行しかつユーザ操作の煩わしさを解消することが可能となる。
本実施形態のデジタルカメラの構成を示すブロック図(a)及び外観図(b)、(c)。 本実施形態のスマートデバイスの構成を示すブロック図(a)及び外観図(b)。 本実施形態のスマートデバイスの画面表示例。 本実施形態のデジタルカメラとスマートデバイスの通信シーケンス図。 実施形態1のスマートデバイスの動作フローチャート。 実施形態1のデジタルカメラの動作フローチャート。 実施形態2のデジタルカメラとスマートデバイスの通信シーケンス図。 実施形態2のデジタルカメラの動作フローチャート。 実施形態2のスマートデバイスの動作フローチャート。
以下に、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、本発明を実現するための一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
[実施形態1]
以下、本発明の撮像装置および通信装置としてデジタルカメラとスマートデバイスを適用し、スマートデバイス200によりデジタルカメラ100を遠隔制御するシステムについて説明する。なお、スマートデバイスは、携帯電話の一種であるスマートフォン、タブレット、腕時計型のスマートウォッチ、メガネ型のスマートグラス等のウェアラブルコンピュータを含む。
<デジタルカメラ100の構成>
まず、図1を参照して、本実施形態の撮像装置の一例であるデジタルカメラ100の構成について説明する。なお、ここでは撮像装置の一例としてデジタルカメラについて述べるが、これに限られず、鏡筒が繰り出し可能なレンズユニットが外付けされたスマートデバイス等の情報処理端末であってもよい。また、本実施形態のデジタルカメラは、主に静止画を撮影するスチルカメラのほか、主に動画を撮影するビデオカメラを含む。
制御部101は、デジタルカメラ100の全体を統括して制御する演算処理装置(CPU)であって、後述する不揮発性メモリ103に格納されたプログラムを実行することで、後述する通信処理および制御処理を実現する。なお、制御部101が装置全体を制御する代わりに、複数のハードウェアが処理を分担することで、装置全体を制御してもよい。
撮像部102は、ズームレンズやフォーカスレンズを含むレンズ群、絞り機能を備えるシャッターを含む。また、撮像部102は、被写体像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子、撮像素子から出力されるアナログ画像信号をデジタル信号に変換するA/D変換器を有する。撮像部102は、制御部101の制御により、撮像部102に含まれるレンズにより結像された被写体像光を、撮像素子により電気信号に変換し、ノイズ低減処理などを行って、デジタル信号からなる画像データを出力する。
画像処理部110は、撮像部102により撮像された画像データに対し、画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部110は、上記処理を施した静止画データをJPEG等により圧縮符号化したり、動画データをMPEG2やH.264等の動画圧縮方式でエンコードして画像ファイルを生成し、記録媒体107に記録する。本実施形態のデジタルカメラ100では、画像データはDCF(Design Rule for Camera File system)規格に従って、記録媒体107に記録される。また、画像処理部110は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づき制御部101が撮像部102のフォーカスレンズや絞り、シャッターを制御することで、AF(オートフォーカス)処理やAE(自動露出)処理を行う。
不揮発性メモリ103は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ103には、制御部101の動作用の定数、プログラム等が記録される。ここでいう、プログラムとは、本実施形態にて後述する通信シーケンスや制御シーケンスを実行するためのプログラムのことである。
作業用メモリ104は、制御部101の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ103から読み出したプログラム等を展開する作業領域として使用される。また、作業用メモリ104は、撮像部102で撮像された画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部106の画像表示用メモリとして使用される。
操作部105は、ユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチ、ボタン、タッチパネル等の操作部材からなる。例えば図1(b)および(c)に示すように、操作部105は、電源をオン・オフする電源ボタン105a、撮影指示を行うシャッターボタン105bを含む。更に、操作部105は、カメラの動作モードを撮影モードや再生モードに変更するモード切替ボタン105c、カメラの各種設定を行うための上下左右のボタンからなる4方向キー105dなどを含む。また、操作部105は、後述する外部装置としてのスマートデバイス200との通信を開始するための専用の接続ボタン等を含む。また、後述する表示部106に一体的に形成されるタッチパネル105eも操作部105に含まれる。
シャッターボタン105bは操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)でONとなり第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1を受けて、制御部101は撮像部102を制御することによりAF(オートフォーカス)処理やAE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。また、シャッターボタン105bの操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)でONとなり、第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。制御部101は、第2シャッタースイッチ信号SW2を受けて、撮像部102からの信号読み出しから記録媒体107に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。
表示部106は、撮影時のビューファインダー画像の表示、撮影した画像の表示、対話的な操作のための文字表示等を行う。表示部106は、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示デバイスである。表示部106は、デジタルカメラ100と一体化された構成であっても、デジタルカメラ100に接続された外部装置であってもよい。デジタルカメラ100は、表示部106と接続することができ、表示部106の表示を制御する機能を有していればよい。
記録媒体107は、撮像部102から出力された画像データが記録されたり、制御部101により既に記録されている画像ファイルが読み出される。記録媒体107は、デジタルカメラ100に装着されるメモリカードやハードディスクドライブ等であっても良いし、デジタルカメラ100に内蔵されたフラッシュメモリやハードディスクドライブであってもよい。デジタルカメラ100は少なくとも記録媒体107にアクセスする手段を有していればよい。
電源管理部108は、電源ボタン105aおよびモード切り替えボタン105cからの信号を検出することに応じて、デジタルカメラ100への電力供給を制御する。電源管理部108は、デジタルカメラ100の全体に電力供給を行うほか、後述する副制御部116と近距離無線通信部112に限定して電力供給を行うことができる。本実施形態では、この電力の供給のレベルに応じて、以下の3つの起動状態をとる。すなわち、電源管理部108がカメラ全体に電力供給を行っている状態(電源ON状態)、副制御部116と近距離無線通信部112に限定して電力供給を行っている状態(スタンバイ状態)、カメラへの電力供給が停止されている状態(電源OFF状態)である。スタンバイ状態は、デジタルカメラ100は消費電力が極めて低い状態である。
通信部111は、後述するスマートデバイス200などの外部装置と接続するためのインターフェースである。本実施形態のデジタルカメラ100は、通信部111を介して、外部装置とデータの授受を行うことができる。例えば、画像処理部110で生成された画像データを、通信部111を介して外部装置に送信することができる。なお、本実施形態では、通信部111は外部装置とIEEE802.11の規格に従い、無線LANで通信するためのインターフェースを含む。制御部101は、通信部111を制御することで外部装置との無線通信を実現する。なお、通信方式は無線LANに限定されるものではなく、例えば、赤外線通信インターフェース、WirelessUSBなどの無線通信インターフェースを含むことができる。さらには、USBケーブルなどの有線接続手段を用いてもよい。
近距離無線通信部112は、例えば無線通信のためのアンテナと無線信号を処理するため変復調回路や通信コントローラから構成される。近距離無線通信部112は、変調した無線信号をアンテナから出力し、またアンテナで受信した無線信号を復調することによりIEEE802.15の規格(Bluetooth)に従った近距離無線通信を実現する。本実施形態においてBluetoothでの通信は、低消費電力であるBluetooth Low Energy(BLE)のバージョン4.0を採用する。Bluetoothでの通信は、無線LANでの通信と比べて通信可能な範囲が狭い(つまり、通信可能な距離が短い)。また、Bluetoothでの通信は、無線LANでの通信と比べて通信速度が遅い。その一方で、Bluetoothでの通信は、無線LANでの通信と比べて消費電力が少ない。
本実施形態のデジタルカメラ100は、近距離無線通信部112を介してスマートデバイス200などの外部装置とデータの授受を行うことができる。例えば外部装置から撮影コマンドを受信した場合は、撮像部102を制御して撮影処理を実行し、無線LANでの通信によるデータの授受を行うためのコマンドを受信した場合は、通信部111を制御して無線通信を開始する。また、近距離無線通信部112は、前述のスタンバイ状態で動作可能であるため、スタンバイ状態で外部装置からデジタルカメラ100の電源をオンするコマンドを受信した場合は、後述する副制御部116を介してカメラ全体の電源供給を開始することも可能である。
副制御部116は、近距離無線通信部112を制御し、外部装置との近距離無線通信を実現する。副制御部116は、前述のスタンバイ状態でも動作可能であり、外部装置から近距離無線通信部112を介してデジタルカメラ100の電源をオンするコマンドを受信した場合は、電源管理部108を制御してカメラ全体への電源供給を開始することが可能である。
なお、本実施形態のデジタルカメラ100が備える撮影モードとは、撮像部102や画像処理部110の動作によって撮像処理を行い、画像を生成するためのモードである。また、本実施形態のデジタルカメラ100が備える再生モードとは、記録媒体107に記録されている画像を読み出して表示部106で閲覧するためのモードである。本実施形態のデジタルカメラ100はモード切り替えボタン105cの操作によって、撮影モードと再生モードとを切り替えることができる。
また、電源ボタン105aの押下によって起動する場合、デジタルカメラ100は撮影モードの状態で起動する。この場合、自動的にレンズ鏡筒を繰り出し、撮影できる状態になる。
更に、モード切り替えボタン105cに対する操作でもデジタルカメラ100を起動することができる。この場合、デジタルカメラ100は再生モードの状態で起動する。なお、再生モードでは撮影を行わないため、この場合はレンズ鏡筒を繰り出すことはない。
<スマートデバイス200の構成>
次に、図2を参照して、本実施形態の通信装置の一例であるスマートデバイス200の構成について説明する。
本実施形態のスマートデバイス200は、制御部201、撮像部202、不揮発性メモリ203、作業用メモリ204、操作部205、表示部206、記録媒体207、画像処理部210、通信部211、近距離無線通信部212を備える。上記各要素の基本的な機能はデジタルカメラ100と同様であり、詳細な説明は省略する。
本実施形態のスマートデバイス200の通信処理や制御処理は、アプリケーションにより提供されるソフトウェアを読み込むことにより実現される。なお、アプリケーションはスマートデバイス200にインストールされたOSの基本的な機能を利用するためのソフトウェアを有しているものとする。なお、スマートデバイス200のOSが本実施形態における処理を実現するためのソフトウェアを有していてもよい。
通信部211は、デジタルカメラ100などの外部装置と無線で通信するための無線LAN通信インターフェースを含む。制御部201は、通信部211を制御することで外部装置との無線通信を実現する。なお、通信部211は、デジタルカメラ100と直接接続されてもよいし、アクセスポイントを介して接続される構成でもよい。データを通信するためのプロトコルとしては、例えば無線LANを通じたPTP/IP(Picture Transfer Protocol over Internet Protocol)を用いることができる。なお、デジタルカメラ100との通信はこれに限られるものではない。
近距離無線通信部212は、デジタルカメラ100との近距離無線通信においては、最初にペアリングと呼ばれる近距離無線通信における一対一接続のための操作によってデジタルカメラ100の近距離無線通信部112と接続する必要がある。ペアリング操作においては、例えばデジタルカメラ100がPeripheralとなり、近距離無線通信部112を用いてAdvertiseと呼ばれる自分の存在を周辺に知らせる動作を行う。スマートデバイス200がCentralとして動作し、近距離無線通信部212によりScan動作を行うことによって、デジタルカメラ100を発見し、Initiate動作によって参加要請を行うことによって近距離無線通信接続を行う。なお、ペアリングという用語は暗号化を伴うBluetooth接続の際に限定して使用されることもあるが、本実施形態では暗号化の有無に関わらず、近距離無線通信を用いた一対一接続のための操作をペアリングと呼ぶ。
公衆網接続部213は、3G/LTE等の広域ネットワーク(WAN)を介して無線通信を行う際に用いられるインターフェースである。スマートデバイス200は、公衆網接続部213を介して、他の機器と通話をしたり、データ通信をすることができる。通話の際には、制御部201はマイク214およびスピーカ215を介して音声信号の入力と出力を行う。本実施形態では、公衆網接続部213は3GやLTEに限らず、WiMAX、ADSL、FTTHといった他の通信方式を用いてもよい。本実施形態では、公衆網接続部213はアンテナであり、制御部201は、アンテナを介して、公衆網に接続することができる。なお、通信部211および公衆網接続部213は、1つのアンテナで兼用することも可能である。なお、通信部211および公衆網接続部213は必ずしも独立したハードウェアで構成する必要はなく、例えば1つのアンテナで兼用することも可能である。
図2(b)は、本実施形態のスマートデバイス200の外観を示している。電源ボタン205a、ホームボタン205b及びタッチパネル205cは、操作部205に含まれる操作部材である。ホームボタン205bは、ユーザが押下することで実行中のアプリケーションを中断し、表示部206に他のアプリケーションを選択できるホーム画面を表示することができる。
<スマートデバイスによるデジタルカメラの遠隔操作>
次に、図3から図6を参照して、デジタルカメラ100とスマートデバイス200がBLEで無線通信を行い、スマートデバイス200によりデジタルカメラ100を遠隔操作して撮影可能となるまでの操作手順と通信処理について説明する。
まず、図3のスマートデバイス200の画面表示例を参照しながら、図4のスマートデバイス200とデジタルカメラ100の通信シーケンスを説明する。
図4の通信シーケンスは、スマートデバイス200とデジタルカメラ100がBLEにより無線通信可能な状態であって、デジタルカメラ100の起動状態はスタンバイ状態から開始される。
図3の画面301は、スマートデバイス200のホーム画面を示している。図4のS401でユーザは画面301でデジタルカメラ100をBLEや無線LANを介して制御するためのアプリケーションを起動する。アプリケーションが起動すると、図3の画面302のようにデジタルカメラ100を制御可能な機能(画面302では、無線LAN接続(ハンドオーバー)機能、再生機能、撮影機能)が選択可能に表示される。この時点では、まだデジタルカメラ100は起動していない(すなわちレンズ鏡筒は繰り出さない)ので、警告メッセージは表示されない。画面302で、ユーザがS402でデジタルカメラ100の撮影機能を遠隔制御する”撮影リモコン”を選択すると、リモコンのモードに遷移する前に、S403でスマートデバイス200からデジタルカメラ100へ起動状態を確認するためのコマンド(カメラ起動状態確認要求)が送信される。
なお、画面302で、“再生リモコン”が選択された場合には、起動状態を確認するためのコマンドを送信することなく、カメラ電源起動要求および再生モード遷移要求を送信し、デジタルカメラ100を再生モードで起動する。
デジタルカメラ100はカメラ起動状態確認要求を受信すると電源ON状態かスタンバイ状態かを判定し、S405でデジタルカメラ100の起動状態をスマートデバイスへ返信する(カメラ起動状態確認応答)。デジタルカメラ100の起動状態がスタンバイ状態であった場合にスマートデバイス200はS406において、表示部206に図3の画面303のような、モード遷移するとレンズ鏡筒の繰り出しが発生することをユーザに伝えるための警告メッセージを表示し、レンズ鏡筒の繰り出しを行ってもよいかどうかユーザに許可を求める。画面303において、S407でユーザが“はい”を選択すると、スマートデバイス200はS408でデジタルカメラ100に対して電源ON状態にするためのカメラ電源起動要求を送信する。デジタルカメラ100はカメラ電源起動要求を受信すると、電源管理部108を制御してデジタルカメラ100の電源をONする。デジタルカメラ100が電源ON状態になるとS410でデジタルカメラ100はスマートデバイス200に対してカメラ電源起動応答を送信する。
スマートデバイス200はS411でデジタルカメラ100を撮影モードに切り替えるための撮影モード遷移要求を送信し、デジタルカメラ100はS412で撮像部102のレンズ鏡筒の繰り出しを伴う撮影モードへの状態遷移を行い、完了するとS413でスマートデバイス200に対して撮影モード遷移応答を返信する。スマートデバイス200は撮影モード遷移応答を受信すると、表示部206に図3の画面304のようなデジタルカメラ100を操作するリモコン画面を表示する。ユーザはリモコン画面を操作することによってデジタルカメラ100の撮影動作を制御することが可能となる。
<スマートデバイスの動作>
次に、図5を参照して、本実施形態のスマートデバイス200の動作を説明する。
なお、本処理はデジタルカメラ100の近距離無線通信部112とスマートデバイス200の近距離無線通信部212がBLEによって通信可能な状態となり、ユーザがスマートデバイス200のホーム画面をタッチ操作することによって、デジタルカメラ100を無線通信により制御するためのアプリケーションを起動し、図3の画面302で”撮影リモコン”を選択した時点から開始される。後述する図8でも同様である。
S501では、制御部201は、デジタルカメラ100の起動状態を確認するために近距離無線通信部212を制御してデジタルカメラ100へカメラ起動状態確認要求を送信する。
S502では、制御部201は、デジタルカメラ100から近距離無線通信部212を介してカメラ起動状態確認応答が返信されるのを待つ。制御部201はカメラ起動状態確認応答を受信すると、処理をS503へ進める。
S503では、制御部201は、デジタルカメラ100の起動状態を判断する。制御部201はカメラの起動状態がスタンバイ状態であると判断した場合は、処理をS504へ進める。
S504では、制御部201は表示部206に図3の画面303のような警告メッセージを表示し、ユーザに対して、デジタルカメラ100のレンズ鏡筒を繰り出してもよいかどうかの確認を促す。
S505では、制御部201は、ユーザが画面303をタッチ操作して“はい”もしくは“いいえ”が選択されるのを待つ。
S506では、制御部201は、ユーザが“いいえ”を選択したと判定した場合は、ユーザが撮影リモコンの操作を続ける意思がないと判断できるので、図3の画面302に戻り、処理を終了する。また、制御部201は、ユーザが“はい”を選択したと判定した場合には、処理をS507へ進める。
S507では、制御部201は、近距離無線通信部212を介してデジタルカメラ100にカメラ電源起動要求を送信する。
S508では、制御部201は、デジタルカメラ100からカメラ電源起動応答が返信されるのを待つ。制御部201は、デジタルカメラ100からカメラ電源起動応答を受信すると、処理をS509へ進める。
S509では、制御部201は、近距離無線通信部212を介してデジタルカメラ100に撮影モード遷移要求を送信する。
S510では、制御部201は、デジタルカメラ100から近距離無線通信部212を介して撮影モード遷移応答を受信するのを待つ。制御部201は、デジタルカメラ100から撮影モード遷移応答を受信すると、処理をS511へ進める。
なお、S503のデジタルカメラ100の起動状態判定において、スマートデバイス200において既にデジタルカメラ100が電源ON状態であると判定している場合にはS504からS508の処理は行わずに、S509へ処理を進める。
S511では、制御部201は、表示部206に図3の画面304のような撮影用のリモコン画面を表示し、リモコン画面へのユーザのタッチ操作に応じて近距離無線通信部212を介してデジタルカメラ100へコマンドを送信する。
<デジタルカメラの動作>
次に、図6を参照して、本実施形態におけるデジタルカメラ100の動作を説明する。なお、本処理はデジタルカメラ100の近距離無線通信部112とスマートデバイス200の近距離無線通信部212がBLEによって通信可能な状態となった時点から開始される。後述する図9でも同様である。
S601では、副制御部116は、近距離無線通信部112を介してスマートデバイス200からカメラ起動状態確認要求を受信するのを待つ。副制御部116は、スマートデバイス200からカメラ起動状態確認応答を受信すると、処理をS602に進める。
S602では、副制御部116は、デジタルカメラ100から受信したカメラ起動状態確認要求に応じてデジタルカメラ100の起動状態を確認する。
S603では、副制御部116は、近距離無線通信部112を介してスマートデバイス200へカメラ起動状態確認応答を送信する。なお、S602のカメラ起動状態の確認では、副制御部116は、スマートデバイス200からカメラ起動状態確認応答を受信したタイミングで電源管理部108もしくは制御部101により起動状態を確認してもよい。あるいは、予め起動状態が変化する度に電源管理部108もしくは制御部101から通知を受け取り、メモリ104に記憶するようにしてもよい。
S604では、副制御部116は、デジタルカメラ100の起動状態を判定する。副制御部116はデジタルカメラ100の起動状態がスタンバイ状態であると判定した場合には、処理をS605へ進め、スタンバイ状態ではないと判定した場合には、処理をS608に進める。
S605では、副制御部116は、スマートデバイス200から近距離無線通信部112を介してカメラ電源起動要求を受信するのを待つ。副制御部116は、スマートデバイス200からカメラ電源起動要求を受信すると、処理をS606に進める。
S606では、副制御部116は、電源管理部108を制御して、デジタルカメラ100を電源ON状態とし、処理をS607へ進める。
S607では、副制御部116は、近距離無線通信部112を介してスマートデバイス200へカメラ電源起動応答を送信する。
S608では、副制御部116は、近距離無線通信部112を介してスマートデバイス200から撮影モード遷移要求を受信するのを待つ。副制御部116は、スマートデバイス200から撮影モード遷移要求を受信すると、処理をS609に進める。
S609では、副制御部116は、内部バスを介して制御部101に撮影モード遷移要求を送信する。
S610では、副制御部116は、制御部101から撮影モードへの遷移が完了したことを示す撮影モード遷移完了通知を受け取ると、処理をS611に進める。
S611では、副制御部116は、スマートデバイス200に近距離無線通信部112を介して撮影モード遷移応答を送信する。
以上説明したように、本実施形態によれば、デジタルカメラ100がスタンバイ状態であって、スマートデバイス200で遠隔撮影要求を受けた場合にのみユーザに対してレンズ鏡筒の繰り出しを行ってもよいかどうかを確認する確認情報として警告メッセージを表示する。したがって、安全かつ煩わしさなしにスマートデバイスからの遠隔撮影操作が可能となる。
なお、デジタルカメラ100の種類によっては撮影モードにおいても撮像部102のレンズ鏡筒が繰り出されないタイプもある。スマートデバイス200は予めデジタルカメラ100のタイプを判定し、撮影モードにおいて撮像部102のレンズ鏡筒を繰り出すタイプのデジタルカメラ100に対してのみカメラ起動状態確認要求を送信し、レンズ鏡筒を繰り出さないタイプのデジタルカメラ100にはカメラ起動状態の確認を行わずに、カメラ電源起動要求・撮影モード遷移要求を送信してもよい。
[実施形態2]
次に、図7から図9を参照して、実施形態2について説明する。
上述した実施形態1では、ユーザがデジタルカメラ100の起動状態がスタンバイ状態から遠隔操作のみで撮影機能を起動しようとした場合にユーザに撮影機能を有効にすることの確認を促す警告メッセージを表示する例について述べた。実施形態2では、これに加えて、デジタルカメラ100の起動状態が電源ON状態のときにリモコンの機能を利用しようとした際に警告メッセージを表示する場合について説明する。このようにする理由は、レンズ鏡筒の繰り出しという動作は、スタンバイ状態からの起動のみならず、再生モードから撮影モードに遷移する場合にも生じるからである。
なお、デジタルカメラ100とスマートデバイス200の構成、スマートデバイス200の画面表示例は実施形態1と同様であるため説明を省略する。
まず、図3の画面表示例を参照しながら図7でスマートデバイス200とデジタルカメラ100の通信シーケンスについて説明する。なお、図7の通信シーケンスはスマートデバイス200とデジタルカメラ100がBLEでの通信可能な状態となった時点から始まり、図7のS701およびS702の手順は、図3のS301およびS302と同様である。
ユーザがS702で画面302で“撮影リモコン”を選択すると、S703でスマートデバイス200からデジタルカメラ100へ撮影モード遷移要求が送信される。デジタルカメラ100は撮影モード遷移要求を受信すると、S704でカメラの起動状態や操作部への操作を含むカメラの内部状態を確認する。ここでの操作部への操作の確認は、起動状態が電源ONのときに行われる。そして、操作部への操作の確認は、デジタルカメラ100がスタンバイ状態または電源OFF状態から電源ONの状態になり、現在までに一度でもデジタルカメラ100の本体に搭載される操作部が操作されたか否かを確認することを含む。この確認を行うのは以下の理由による。すなわち、ユーザ操作が行われた場合には、レンズ鏡筒の繰り出しが問題となるシーンではないと考えられる。なぜなら、デジタルカメラ100本体にユーザが触れていることは、つまりデジタルカメラ100がバッグの中ではなく、ユーザが把持している可能性が高いためである。一方、一度もユーザ操作が行われていない場合は、カメラはバッグの中にある可能性がある。従って、ユーザ操作の有無をチェックすることで、デジタルカメラ100がレンズ鏡筒の繰り出しが問題となるシーンかどうかを判断する。問題となる場合には、撮影モードへ遷移してよいか確認が必要であると判断する。そして、ユーザに対して本当に撮影モードへ遷移してよいか確認が必要と判断した場合にはS705でスマートデバイス200に対してレンズ繰り出し確認要求を送信する。スマートデバイス200はデジタルカメラ100からレンズ繰り出し確認要求を受信すると、S706で表示部206に図3の画面303のような警告メッセージを表示し、ユーザの選択を待つ。ユーザがS707で“はい”を選択すると、スマートデバイス200はS708でレンズ繰り出し確認応答に“はい”の情報を含ませて返信する。デジタルカメラ100はスマートデバイス200からレンズ繰り出し確認応答を受信すると、S709で必要に応じて起動状態を電源ONにし、撮影モードに遷移し、S710で撮影モード遷移応答をスマートデバイス200へ送信する。スマートデバイス200は、デジタルカメラ100から撮影モード遷移応答を受信すると、S711で表示部206に図3の画面304のようなリモコン画面を表示する。ユーザはリモコン画面を操作することによってデジタルカメラ100の撮影動作を制御することが可能となる。
<スマートデバイスの動作>
次に、図8を参照して、本実施形態のスマートデバイス200の動作を説明する。なお、以下の説明では、図5と異なる点を中心に説明を行う。
S801では、制御部201は、近距離無線通信部212を介してデジタルカメラ100に撮影モード遷移要求を送信する。
S802では、制御部201は、デジタルカメラ100からのコマンドの応答を待ち、応答を受信すると、処理をS803へ進める。
S803では、制御部201は、デジタルカメラ100から受信したコマンドを判定する。制御部201は、デジタルカメラ100から受信したコマンドが撮影モード遷移応答であると判定した場合には、処理をS810へ進め、レンズ繰り出し確認要求であると判定した場合には、処理をS804へ進める。
S804、S805、S806は、図5のS504、S505、S506と同様である。制御部201は、S806でユーザが“はい”を選択したと判定した場合は、処理をS808へ進め、ユーザが“いいえ”を選択したと判定した場合は、ユーザが撮影リモコンの操作を続ける意思がないと判断できるので、処理をS807に進める。
S807では、制御部201は、近距離無線通信部212を介してデジタルカメラ100へ“いいえ”の情報を含むレンズ繰り出し確認応答を送信し、図3の画面302に戻り、処理を終了する。
S808では、制御部201は、近距離無線通信部212を介して、デジタルカメラ100へ“はい”の情報を含むレンズ繰り出し確認応答を送信する。
S809では、制御部201は、デジタルカメラ100から撮影モード遷移応答が送信されるのを待つ。制御部201は、デジタルカメラ100から近距離無線通信部212を介して撮影モード遷移応答を受信すると、処理をS810に進める。
S810は、図5のS511と同様である。
<デジタルカメラの動作>
次に、図9を参照して、本実施形態のデジタルカメラ100の動作を説明する。なお、以下の説明では、図6と異なる点を中心に説明を行う。
S901では、副制御部116は、図6のS608と同様に、近距離無線通信部112を介してスマートデバイス200から撮影モード遷移要求を受信するのを待つ。副制御部116は、スマートデバイス200から撮影モード遷移要求を受信すると、処理をS902に進める。
S902では、副制御部116は、図6のS602と同様に、デジタルカメラ100から受信した撮影モード遷移要求に応じてデジタルカメラ100の起動状態を確認する。
S903では、副制御部116は、図6のS604と同様に、デジタルカメラ100の起動状態を判定する。副制御部116はデジタルカメラ100の起動状態がスタンバイ状態であると判定した場合には、処理をS906へ進め、スタンバイ状態ではない(すなわち電源ON状態である)と判定した場合には、処理をS904に進める。
S904では、副制御部116は、デジタルカメラ100が電源ON状態になった後に操作部105への操作を含むカメラの内部状態を確認する。すなわち、デジタルカメラ100がスタンバイ状態または電源OFF状態から電源ONの状態になり、現在までに一度でもデジタルカメラ100の本体に搭載される操作部が操作されたか否かを確認する。なお、S904のカメラ内部状態の確認では、副制御部116は、カメラ起動状態確認のタイミングで電源管理部108もしくは制御部101に問い合せを行ってもよい。あるいは、予め操作部が操作される度に制御部101から通知を受け取り、メモリ104に記憶するようにしてもよい。
S905では、副制御部116は、操作部105への操作があったと判定した場合には、処理をS909へ進め、操作がなかったと判定した場合には、処理をS906へ進める。
S906では、副制御部116は、近距離無線通信部112を介してスマートデバイス200へレンズ繰り出し確認要求を送信する。これにより、操作がなかった場合、すなわち、デジタルカメラ100がバッグの中にある可能性がある状態で、レンズ繰り出しをして故障などの不都合が生じないように、ユーザに確認することができる。
S907では、副制御部116は、スマートデバイス200から近距離無線通信部112を介してレンズ繰り出し確認応答を受信するのを待つ。副制御部116は、スマートデバイス200からレンズ繰り出し確認応答を受信すると、処理をS908に進める。
S908では、副制御部116は、スマートフォンか200から受信したレンズ繰り出し確認応答に“はい”の情報が含まれているか、“いいえ”の情報が含まれているかを判定する。副制御部116は、”いいえ”の情報が含まれていると判定した場合は、ユーザが撮影リモコンの操作を続ける意思がないと判断し、処理を終了する。また、副制御部116は、”はい”の情報が含まれていると判定した場合は、処理をS909へ進める。
S909では、副制御部116は、S903と同様にカメラの起動状態の判定を行い、スタンバイ状態と判定した場合は、処理をS910に進め、スタンバイ状態ではない(すなわち電源ON状態である)と判定した場合は、処理をS911に進める。
S910では、副制御部116は、図6のS606と同様に、電源管理部108を制御して、デジタルカメラ100を電源ON状態とし、処理をS911へ進める。
S911、S912、S913は、図6のS609、S610、S611と同様である。
以上のように、本実施形態によれば、デジタルカメラ100が起動状態であっても操作部105への操作がない場合にはユーザに対してレンズ鏡筒の繰り出しを行ってもよいかどうかを確認する確認情報として警告メッセージを表示する。したがって、例えば、レンズ鏡筒の繰り出しを伴わない図3の画面302のような無線LAN接続(ハンドオーバー)や再生リモコン等のコマンドによってデジタルカメラ100が電源ON状態となり、その後に撮影リモコンコマンドによってレンズ鏡筒の繰り出しが行われる場合であっても、ユーザに確認を促すことが可能となり、安全かつ煩わしさなしにスマートデバイスからの遠隔撮影操作が可能となる。
なお、撮影モードにおいてデジタルカメラ100がレンズ鏡筒の繰り出しを行わないタイプの場合には、繰り出しによる問題は生じない。そこで、レンズ鏡筒の繰り出しを行わないタイプの場合は、スマートデバイス200からの撮影モード遷移要求に対して、起動状態や操作部からの操作の有無に関わらず、デジタルカメラ100は撮影モード遷移応答を返信するようにしてもよい。なお、レンズ鏡筒の繰り出しを行わないタイプのカメラとしては、例えば一眼カメラのようにレンズが別体のカメラや、レンズ鏡筒全体がカメラ筐体内に収まっていて、ズームのためのレンズの移動は筐体内で行われるようなカメラが挙げられる。これらのカメラの識別情報を取得することで、警告メッセージを表示すべきか否かを判断することができる。
なお、上述した各実施形態では、デジタルカメラ100とスマートデバイス200の通信はそれぞれの近距離無線通信部112、212を介したBLE通信の例を説明したが、撮影モード遷移要求は図3の画面302で例示したような無線LAN接続(ハンドオーバー)等のコマンドによって互いの通信部111、211を無線LANで接続した後に無線LANを介して撮影モード遷移要求を送信する場合にも適用可能である。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100…デジタルカメラ、101…制御部、112…近距離無線通信部、116…副制御部、200…スマートデバイス、201…制御部、206…表示部、212…近距離無線通信部

Claims (23)

  1. 無線通信を介して撮像装置と通信する通信手段と、
    前記通信手段を介して前記撮像装置を遠隔制御する制御手段と、
    前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合に、ユーザに対して前記撮影機能を起動することの確認を促す確認情報を出力する出力手段と、を有し、
    前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合、前記制御手段は、前記撮像装置の撮影機能を起動させる前に前記確認情報を出力するか否かを、前記撮像装置の起動状態に応じて異ならせることを特徴とする通信装置。
  2. 無線通信を介して撮像装置と通信する通信手段と、
    前記通信手段を介して前記撮像装置を遠隔制御する制御手段と、
    前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合に、ユーザに対して前記撮影機能を起動することの確認を促す確認情報を出力する出力手段と、を有し、
    前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合、前記制御手段は、前記撮像装置の撮影機能を起動させる前に前記確認情報を出力するか否かを、前記撮像装置に対する操作の有無に応じて異ならせることを特徴とする通信装置。
  3. 前記制御手段は、前記出力手段により出力された前記確認情報に対してユーザにより前記撮影機能の起動が許可された場合には、前記撮影機能を起動させることを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記制御手段は、前記出力手段により出力された前記確認情報に対してユーザにより前記撮影機能の起動が許可された場合には、前記撮像装置の電源をONさせた後、前記撮影機能を起動させることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記出力手段は、前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合に、前記撮像装置の起動状態が電源ONの状態よりも消費電力の少ないスタンバイ状態ではなかったならば、前記撮像装置に対する操作の有無を確認し、操作がなかった場合に前記情報を出力することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  6. 前記出力手段は、前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合に、前記撮像装置の起動状態が電源ONの状態よりも消費電力の少ないスタンバイ状態であったならば、前記撮像装置に対する操作が確認されたか否かにかかわらず、前記情報を出力することを特徴とする請求項2または5に記載の通信装置。
  7. 前記通信手段を介して前記撮像装置にコマンドを送信する送信手段をさらに有し、
    前記送信手段は、前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合に、前記撮像装置に対して起動状態の確認要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  8. 前記通信手段を介して前記撮像装置にコマンドを送信する送信手段をさらに有し、
    前記送信手段は、前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合に、前記撮像装置に対して撮影モードへの遷移要求を送信することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  9. 前記撮影機能はレンズ鏡筒の繰り出しを含み、
    前記情報は、レンズ鏡筒の繰り出しを行ってもよいかユーザに確認する画面であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記出力手段は、前記撮像装置の撮影機能が起動された場合には、前記撮像装置を遠隔操作するためのリモコン画面を表示することを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 無線通信を介して外部装置と通信する通信手段を介して前記外部装置により遠隔制御される撮像装置であって、
    レンズにより結像された被写体像を撮像する撮像手段と、
    前記通信手段を介して前記外部装置から受信したコマンドに基づいて前記撮像手段を制御する制御手段と、
    前記通信手段を介して前記外部装置から撮影機能を起動する要求を受け付けた場合、前記撮像装置の起動状態に応じて、前記外部装置のユーザに撮影機能を有効にすることの確認を促す確認情報を出力するよう指示する指示手段と、を有し、
    前記撮影機能はレンズ鏡筒の繰り出しを含むことを特徴とする撮像装置。
  12. 無線通信を介して外部装置と通信する通信手段を介して前記外部装置により遠隔制御される撮像装置であって、
    レンズにより結像された被写体像を撮像する撮像手段と、
    前記通信手段を介して前記外部装置から受信したコマンドに基づいて前記撮像手段を制御する制御手段と、
    前記通信手段を介して前記外部装置から撮影機能を起動する要求を受け付けた場合、前記撮像装置に対する操作の有無に応じて、前記外部装置のユーザに撮影機能を有効にすることの確認を促す確認情報を出力するよう指示する指示手段と、を有し、
    前記撮影機能はレンズ鏡筒の繰り出しを含むことを特徴とする撮像装置。
  13. 前記撮像装置への電源供給を制御する電源管理手段をさらに有し、
    前記電源管理手段は、前記撮像装置の全体に電力供給を行っている電源ON状態、前記通信手段と前記電源管理手段に限定して電力供給を行っているスタンバイ状態、前記撮像装置への電力供給を停止する電源OFF状態のうちのいずれかの状態をとることを特徴とする請求項11または12に記載の撮像装置。
  14. 前記受信手段は、前記撮像装置の起動状態が前記スタンバイ状態であった場合には、前記外部装置においてユーザにより前記撮影機能の起動が許可されたことに応じて、前記外部装置から前記撮影機能を起動するコマンドを受信することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  15. 前記制御手段は、前記通信手段を介して前記外部装置から前記撮影機能を起動するコマンドを受信したことに応じて前記撮像装置の起動状態を確認すると共に、前記起動状態に応じて前記撮像装置に対する操作の有無を確認し、
    前記起動状態がスタンバイ状態ではなく、前記撮像装置に対する操作がない場合に前記確認情報を出力する要求を送信することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  16. 前記制御手段は、前記起動状態がスタンバイ状態であった場合には、前記撮像装置に対する操作の有無にかかわらず、前記確認情報を出力する要求を送信することを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. 前記制御手段は、ユーザにより前記撮影機能の起動が許可された場合には、前記撮像装置の電源を前記スタンバイ状態から電源ON状態にして前記撮影機能を起動することを特徴とする請求項15または16に記載の撮像装置。
  18. 無線通信を介して撮像装置と通信する通信手段を有し、前記通信手段を介して前記撮像装置を遠隔制御する通信装置の制御方法であって、
    前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合に、ユーザに対して前記撮影機能を起動することの確認を促す確認情報を出力する出力ステップと、
    前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合、前記撮像装置の撮影機能を起動させる前に前記確認情報を出力するか否かを、前記撮像装置の起動状態に応じて異ならせる制御ステップと、を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  19. 無線通信を介して撮像装置と通信する通信手段を有し、前記通信手段を介して前記撮像装置を遠隔制御する通信装置の制御方法であって、
    前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合に、ユーザに対して前記撮影機能を起動することの確認を促す確認情報を出力する出力ステップと、
    前記通信手段を介して前記撮像装置の撮影機能を起動させる場合、前記撮像装置の撮影機能を起動させる前に前記確認情報を出力するか否かを、前記撮像装置に対する操作の有無に応じて異ならせる制御ステップと、を有することを特徴とする通信装置の制御方法。
  20. 無線通信を介して外部装置と通信する通信手段と、レンズにより結像された被写体像を撮像する撮像手段とを有し、前記通信手段を介して前記外部装置により遠隔制御される撮像装置の制御方法であって、
    前記通信手段を介して前記外部装置から受信したコマンドに基づいて前記撮像手段を制御するステップと、
    前記通信手段を介して前記外部装置から撮影機能を起動する要求を受け付けた場合、前記撮像装置の起動状態に応じて、前記外部装置のユーザに撮影機能を有効にすることの確認を促す確認情報を出力するよう指示する指示ステップと、を有し、
    前記撮影機能はレンズ鏡筒の繰り出しを含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  21. 無線通信を介して外部装置と通信する通信手段と、レンズにより結像された被写体像を撮像する撮像手段とを有し、前記通信手段を介して前記外部装置により遠隔制御される撮像装置の制御方法であって、
    前記通信手段を介して前記外部装置から受信したコマンドに基づいて前記撮像手段を制御するステップと、
    前記通信手段を介して前記外部装置から撮影機能を起動する要求を受け付けた場合、前記撮像装置に対する操作の有無に応じて、前記外部装置のユーザに撮影機能を有効にすることの確認を促す確認情報を出力するよう指示する指示ステップと、を有し、
    前記撮影機能はレンズ鏡筒の繰り出しを含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  22. コンピュータを、請求項1ないし10のいずれか1項に記載された通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  23. コンピュータを、請求項11ないし17のいずれか1項に記載された撮像装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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