JP2017138532A - シミュレータドーム - Google Patents
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また、プロジェクタが天井の内面に吊るされていると、シミュレータドームの製造時やメンテナンス時において、プロジェクタを取り付けたり取り外したりする際に、作業者がプロジェクタを支持する必要がある。すなわち、プロジェクタの取付作業、メンテナンス作業等の各種作業が面倒である、という問題もある。
前記シミュレータドームは、前記スクリーン部の上方の開口を覆う天井部を備えてもよい。
また、プロジェクタが支持フレーム部上に配されることで、シミュレータドームの製造時やメンテナンス時において、プロジェクタを取り付けたり取り外したりする際に、作業者がプロジェクタを支持する必要が無くなる。すなわち、プロジェクタの取付作業、メンテナンス作業等の各種作業を容易に行うことが可能となる。
図1〜4に示すように、本実施形態に係るシミュレータドーム1は、スクリーン部2と、天井部3と、複数のプロジェクタ4と、支持フレーム部5と、を備える。
スクリーン本体11の下方の開口は、床板部6によって覆われている。また、スクリーン本体11には、シミュレータドーム1に出入りするためのドア13が設けられている。
スクリーン本体11の内周面の上端領域に形成されたスクリーン内側リブ16C,16Dは、天板部12の下面に接続されて天板部12を下側から支持する天板支持リブ16C,16Dである。周方向においてスクリーン外側リブ14に対応する位置に形成された天板支持リブ16Cは、天板部12の内周縁まで到達している。
周方向における各スクリーン分割体20の両端には、天板部上側リブ15を含むスクリーン外側リブ14、及び、天板支持リブ16Cを含むスクリーン内側リブ16A,16Cが形成されている。周方向に隣り合う二つのスクリーン分割体20は、互いのスクリーン外側リブ14及びスクリーン内側リブ16A,16Cを、周方向に重ね合せた上でネジ止め等により相互に連結することで、互いに固定される。
さらに、本実施形態の天井部3は、スクリーン本体11と共に中空の楕円体(球体を含む)の一部を構成している。このため、天井部3の内面及び外面は、それぞれスクリーン本体11の内周面及び外周面に滑らかに連なる。
天井外側リブ31は、天井部3がスクリーン部2上に配された状態で、スクリーン外側リブ14の上端に当接し、スクリーン外側リブ14の上端から延長するように位置する。
周方向における各天井分割体35の両端には、天井外側リブ31及び天井内側リブ32が形成されている。周方向に隣り合う二つの天井分割体35は、互いの天井外側リブ31及び天井内側リブ32を周方向に重ね合せた上で、互いの天井外側リブ31をネジ止め等により相互に連結することで、互いに固定される。
また、本実施形態のシミュレータドーム1において、スクリーン部2と天井部3とは、後述する支持フレーム部5の梁部42を介してネジ止め等によって着脱自在に連結(固定?)される。
環状枠部41は、平面視環状に形成されると共に径方向においてスクリーン部2(特に天板部12)の内側に配され、複数のプロジェクタ4を支持する。環状枠部41は、例えば平面視円形の環状に形成されてもよいが、本実施形態では平面視正多角形の環状に形成されている。
各環状枠43は、直線状に延びる複数の棒状部材44を連結して構成されている。各棒状部材44は、例えばプロジェクタ4が配置される環状枠部41の上面が平坦になるように形成されているとよい。二つの環状枠43は、後述する複数の梁部42によって、中心及び高さ位置が互いに一致する位置に保持されている。
本実施形態において、各プロジェクタ4は、上記した二つの環状枠43の両方に支持されるように環状枠部41上に配される。
さらに、天井部3をスクリーン部2上に配した状態では、各梁部42の外側端部が、天板部12の上面と、天井部3の天井内側リブ32との間に挟み込まれる。
また、本実施形態において、各梁部42の外側端部は、周方向に隣り合う二つの天板分割部22の両方の上面に配され、周方向に隣り合う二つの天井分割体35の天井内側リブ32の両方の下側に配されている。
また、プロジェクタ4が支持フレーム部5上に配されることで、シミュレータドーム1の製造時やメンテナンス時において、プロジェクタ4を取り付けたり取り外したりする際に、作業者がプロジェクタ4を支持する必要が無くなる。すなわち、プロジェクタ4の取付作業、メンテナンス作業等の各種作業を容易に行うことが可能となる。
また、本実施形態のシミュレータドーム1では、スクリーン本体11と天板部12とが一体に形成されているため、スクリーン部2全体の強度も向上できる。
また、平面視正多角形に形成された環状枠部41では、プロジェクタ4が配置される環状枠部41の上面などの面を容易に平坦面とすることができる。例えば、環状枠部41を構成する棒状部材44は、押出成形などにより得ることができるため、棒状部材44の長手方向に直交する断面を簡単に多角形に設定することができる。環状枠部41に平坦面を形成できることで、プロジェクタ4等の部品を簡単に環状枠部41上に配置することが可能となる。
また、平面視正多角形に形成された環状枠部41は、正多角形の外接円を環状枠部41とする場合と比較して小さく形成できるため、支持フレーム部5及びこれを備えるシミュレータドーム1の軽量化を図ることができる。
また、プロジェクタ4の設置部分よりも上方に、シミュレータドーム1の内部空間が形成されるため、プロジェクタ4の設置部分と天井部3の内面との空間を作業スペースとして活用できる。したがって、シミュレータドーム1の組み立てやメンテナンスを容易に行うことができる。
また、本実施形態では、支持フレーム部5が天板支持リブ16C上に配される。このため、天板部12に支持フレーム部5やプロジェクタ4の荷重が作用しても、天板部12がスクリーン本体11に対して変形することを防止できる。
また、本実施形態のシミュレータドーム1によれば、スクリーン部2と天井部3との隙間Gを利用して、一部のスクリーン分割体20を他のスクリーン分割体20や天井部3に対して容易に着脱することができる。
また、天井部3は、例えばスクリーン部2に対して直接ネジ止め等によって着脱自在に連結されてもよい。
2 スクリーン部
3 天井部
4 プロジェクタ
5 支持フレーム部
11 スクリーン本体
12 天板部
14 スクリーン外側リブ
15 天板部上側リブ
32 天井内側リブ
41 環状枠部
42 梁部
Claims (7)
- 平面視円環状に形成されたスクリーン部と、前記スクリーン部の内周面に光を投射する複数のプロジェクタと、複数の前記プロジェクタを支持する支持フレーム部と、を備え、
前記支持フレーム部が、前記スクリーン部の上端部に配され、
前記プロジェクタが、前記支持フレーム部上に配されているシミュレータドーム。 - 前記スクリーン部の上方の開口を覆う天井部を備える請求項1に記載のシミュレータドーム。
- 前記スクリーン部が、平面視円環の筒状に形成されたスクリーン本体と、前記スクリーン本体の上端部から径方向において前記スクリーン本体の内側に延びる天板部と、を備え、
前記支持フレーム部が、前記天板部の上面に配されている請求項1又は請求項2に記載のシミュレータドーム。 - 前記支持フレーム部が、平面視環状に形成されると共に径方向において前記スクリーン部の内側に配され、前記プロジェクタを支持する環状枠部と、前記環状枠部から前記スクリーン部の上端部まで径方向に延びて形成され、前記環状枠部の周方向に間隔をあけて配された複数の梁部と、を備え、
前記スクリーン部が、前記スクリーン部の外周面から突出すると共に前記スクリーン部の下端部から上端部まで延びて形成され、前記スクリーン部の周方向に間隔をあけて配された複数のスクリーン外側リブを備え、
前記スクリーン部の上端部側に位置する各梁部の外側端部が、各スクリーン外側リブの上端部に連結されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシミュレータドーム。 - 前記スクリーン部が、周方向に延びて平面視円環の筒状に形成されたスクリーン本体と、径方向において前記スクリーン本体の上端部から前記スクリーン本体の内側に延びる天板部と、を備え、
前記スクリーン外側リブの上端部が、前記天板部の上面から突出すると共に、径方向において前記天板部の中途部まで延びる天板部上側リブを含み、
前記梁部の外側端部が、前記天板部の上面に配されると共に前記天板部上側リブに連結されている請求項4に記載のシミュレータドーム。 - 前記スクリーン部の上方の開口を覆う天井部を備え、
前記天井部は、前記スクリーン部の径方向における前記天井部の中央部が前記スクリーン部の上端部に対向する前記天井部の外周端部に対して上方に膨らむように形成され、
前記天井部の外周端部のうち周方向において複数の前記スクリーン外側リブに各々対応する位置に、径方向において内側に突出する複数の天井内側リブが形成され、
各天井内側リブが、各梁部の外側端部に連結されている請求項4又は請求項5に記載のシミュレータドーム。 - 前記環状枠部が、平面視正多角形の環状に形成され、
前記環状枠部側に位置する各梁部の内側端部が、前記環状枠部の各角部に連結されている請求項4から請求項6のいずれか一項に記載のシミュレータドーム。
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Cited By (1)
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2016
- 2016-02-05 JP JP2016020593A patent/JP6652851B2/ja active Active
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