JP6652852B2 - シミュレータドーム - Google Patents
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Description
特許文献1には、スクリーンと背面板とにより天井を支持して構成されたシミュレータドームが開示されている。
また、上記構成のシミュレータドームによれば、作業者の手を窓部からシミュレータドームの内部に入れることが可能となる。これにより、例えば、作業者は、天板部上に配されているプロジェクタ等の各種部品の操作(例えばメンテナンス作業など)を、シミュレータドームの外側から行うことができる。また、スクリーン部と天井部とのネジ止め部分がシミュレータドームの内側にあっても、作業者はシミュレータドームの外側からネジ止め部分を操作することができる。すなわち、スクリーン部に対する天井部の着脱作業を容易に行うことができる。
また、窓部はカバー部によって閉じることができるため、シミュレータドームを使用する際に、窓部からシミュレータドームの内部に光が入り込むことを防止できる。
また、プロジェクタが天板部の上面に配されることで、シミュレータドームの製造時やメンテナンス時において、プロジェクタを取り付けたり取り外したりする際に、作業者がプロジェクタを支持する必要が無くなる。すなわち、プロジェクタの取付作業、メンテナンス作業等の各種作業を容易に行うことが可能となる。
また、プロジェクタを設置するための部材を別途設ける必要が無いため、シミュレータドームの軽量化も図ることができる。
図1〜4に示すように、本実施形態に係るシミュレータドーム1は、スクリーン部2と、天井部3と、を備える。また、本実施形態のシミュレータドーム1は、複数のプロジェクタ4を備える。
スクリーン本体11の下方の開口は、床板部6によって覆われている。また、スクリーン本体11には、シミュレータドーム1に出入りするためのドア13が設けられている。
スクリーン本体11の内周面の上端領域に形成されたスクリーン内側リブ16C,16Dは、天板部12の下面に接続されて天板部12を下側から支持する天板支持リブ16C,16Dである。周方向においてスクリーン外側リブ14に対応する位置に形成された天板支持リブ16Cは、天板部12の内周縁まで到達している。
周方向における各スクリーン分割体20の両端には、スクリーン外側リブ14、及び、これに対応するスクリーン内側リブ16A,16Cが形成されている。周方向に隣り合う二つのスクリーン分割体20は、互いのスクリーン外側リブ14及びスクリーン内側リブ16A,16Cを、周方向に重ね合せた上でネジ止め等により相互に連結することで、互いに固定される。
さらに、本実施形態の天井部3は、スクリーン本体11と共に中空の楕円体(球体を含む)の一部を構成している。このため、天井部3の内面及び外面は、それぞれスクリーン本体11の内周面及び外周面に滑らかに連なる。
天井外側リブ31は、天井部3がスクリーン部2上に配された状態で、スクリーン外側リブ14の上端に当接し、スクリーン外側リブ14の上端から延長するように位置する。
固定用板部36は、例えば周方向において天井部3の外周端部全体に形成されてもよいが、本実施形態では、周方向に間隔をあけて複数形成されている。一部の固定用板部36は、周方向において天井外側リブ31に対応する位置に形成されている。また、残りの固定用板部36は、周方向において隣り合う天井外側リブ31の中間に形成されている。
周方向における各天井分割体35の両端には、天井外側リブ31、天井内側リブ32及び固定用板部36が形成されている。周方向に隣り合う二つの天井分割体35は、互いの天井外側リブ31及び天井内側リブ32を周方向に重ね合せた上で、互いの天井外側リブ31をネジ止め等により相互に連結することで、互いに固定される。
また、本実施形態のシミュレータドーム1では、スクリーン本体11と天板部12とが一体に形成されているため、スクリーン部2全体の強度も向上できる。
また、プロジェクタ4が天板部12の上面に配されることで、シミュレータドーム1の製造時やメンテナンス時において、プロジェクタ4を取り付けたり取り外したりする際に、作業者がプロジェクタ4を支持する必要が無くなる。すなわち、プロジェクタ4の取付作業、メンテナンス作業等の各種作業を容易に行うことが可能となる。
また、プロジェクタ4を設置するための構造物を別途設ける必要が無いため、シミュレータドーム1の軽量化も図ることができる。
また、プロジェクタ4の設置部分よりも上方に、シミュレータドーム1の内部空間が形成されるため、プロジェクタ4の設置部分と天井部3の内面との空間を作業スペースとして活用できる。したがって、シミュレータドーム1の組み立てやメンテナンスを容易に行うことができる。
また、本実施形態のシミュレータドーム1では、天井内側リブ32が固定用板部36に接続されている。これにより、固定用板部36の強度を向上できる。
図8に例示した構成を含むシミュレータドームによれば、天板部12全体の大きさを上記実施形態と比較して小さくすることができる。これにより、シミュレータドームの軽量化、及び、製造コスト削減を図ることができる。
2 スクリーン部
3 天井部
4 プロジェクタ
11 スクリーン本体
12 天板部
16A,16B,16C,16D スクリーン内側リブ
17 本体板部
18 配置板部
33A 第一窓部(窓部)
33B 第二窓部(窓部)
34 カバー部
Claims (6)
- 平面視円環状に形成されたスクリーン部と、前記スクリーン部の上方の開口を覆う天井部と、を備え、
前記スクリーン部が、平面視円環の筒状に形成されたスクリーン本体と、前記スクリーン本体の上端部から径方向において前記スクリーン本体の内側に延びる天板部と、を備え、
前記天井部が、前記天板部の上面に配され、
前記天井部には、当該天井部の内側から外側に貫通する窓部が形成されると共に、前記窓部を開閉するカバー部が設けられているシミュレータドーム。 - 前記スクリーン部の上端部に対向する前記天井部の外周端部に、径方向において内側に延びる固定用板部が形成され、
前記固定用板部が、前記天板部に重ねて配されると共に、ネジ止めによって前記天板部に固定される請求項1に記載のシミュレータドーム。 - 前記スクリーン本体及び前記天井部が、中空の楕円体の一部を構成するように形成されている請求項1又は請求項2に記載のシミュレータドーム。
- 前記スクリーン本体の内周面に光を投射する複数のプロジェクタを備え、
前記プロジェクタが、前記天板部の上面に配されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシミュレータドーム。 - 前記天板部が、周方向において前記スクリーン本体の全体に形成された平面視環状の本体板部と、径方向において前記本体板部の内縁から内側に延びて形成されると共に周方向に間隔をあけて配列され、それぞれプロジェクタを配する複数の配置板部と、を備える請求項4に記載のシミュレータドーム。
- 前記スクリーン部の内周面のうち、プロジェクタの光が投射される投射領域の外側の領域に、前記内周面から突出すると共に前記スクリーン部の軸方向に延びるスクリーン内側リブが形成されている請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のシミュレータドーム。
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