JP2017134530A - 外国人の国籍判別装置及び国籍判別方法 - Google Patents

外国人の国籍判別装置及び国籍判別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】外国人の国籍をより簡易に取得できる国籍判別装置及び方法を提供する。
【解決手段】個人の携帯端末12のログ情報を取得した無線通信センサー10からログ情報を受信する情報受信部6と、情報受信部6が受信したログ情報から、個人の携帯端末12の識別情報と個人の携帯端末12が属する無線LANのアクセスポイント13の識別情報(SSID)とを抽出して記憶する受信情報サーバ2と、SSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国とを記憶するSSIDサーバ3と、受信情報サーバ2に記憶された個人の携帯端末12の識別情報とSSIDとの関係を、個人とSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国との関係に変換して記憶する国籍情報記憶部72と、国籍情報記憶部72に記憶されたSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国を個人の国籍と判別する国籍判別部4とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は外国人の国籍判別装置及び国籍判別方法に関する。詳しくは、通信ネットワークから取得した情報を用いて外国人を判別する外国人の国籍判別装置及び国籍判別方法に関する。
商業、観光業では外国人の国籍に応じた対応が求められ、入国する外国人の国籍と行動についての分析が強く求められている。
外国人の国籍の見分け方については、現在では、従業員の採用試験時に、戸籍謄(抄)本・住民票の写しを提出させることや、面接時に本人が生まれたところや家族構成・家族の職業などを尋ねることは、厚生労働省等から公正な採用選考には相応しくないものであるとの指導が行われている。ただし、外国人の不法就労を防ぐ為に採用決定前に、履歴書やエントリーシート等各種の書類への記入及び面接時の確認を行うことは認められている。
したがって、就職時以外の日常の場で、外国人の国籍を判別するには本人からの情報提供以外は難しく、分析を行う場合には、本人からの情報提供に基づいて行われている状況である。
国籍判別装置及び判別方法として、個人の人種・形質のような生物学的特性、民族といった文化人類学的特性、発生した言語の属する母国語ないし方言といった語学的特性その他個人の外部的特徴を客観的に測定し、その測定結果に基づいて個人の国籍を自動的・総合的に判別する国籍判別装置及び判別方法が開示されている(特許文献1参照)。
特開2010-191530号公報
しかしながら、企業やNPO法人側で、入国する多数の外国人に国籍情報を提供してもらうことは、多大の労力を必要とする。また、個人の生物学的特性・文化人類学的特性・語学的特性等をデータベース化することも多大の労力と費用を要する。
本発明は、外国人の国籍をより簡易に取得できる装置及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る外国人の国籍判別装置(以下、単に国籍判別装置ともいう。)1は、例えば図2に示すように、個人の携帯端末12のログ情報を取得した無線通信センサー10からログ情報を受信する情報受信部6と、情報受信部6が受信したログ情報から、個人の携帯端末12の識別情報と個人の携帯端末12が属する無線LANのアクセスポイント13の識別情報(SSID)とを抽出して、表形式に関連付けて記憶する受信情報サーバ2と、SSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国とを表形式に関連付けて記憶するSSIDサーバ3と、受信情報サーバ2に記憶された個人の携帯端末12の識別情報とSSIDとの関係を、SSIDサーバに記憶されたSSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国との関係を用いて、個人とSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国との関係に変換して国籍情報記憶部72に記憶し、国籍情報記憶部72に記憶されたSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国を個人の国籍と判別する国籍判別部4とを備える。
ここにおいて、個人と個人の携帯端末12の識別情報(典型的には識別番号)とは1対1に対応し、個人の所在位置と個人の携帯端末12の所在位置とは1対1に対応するとみなす。なお、無線通信センサー10の所在位置を携帯端末の所在位置とみなしても良い。すなわち、個人を個人の携帯端末12の識別情報で表現しても良く、個人の所在位置を個人の携帯端末12の所在位置又は無線通信センサー10の所在位置で表しても良い。また、情報受信部6、受信情報サーバ2、SSIDサーバ3、国籍情報記憶部72、国籍判別部4はそれぞれ独立して国籍判別装置1内に存在しても良いが、1つの部又はサーバが他の部又はサーバを含んで構成されても良い。例えば、受信情報サーバ2は情報受信部6を含んで構成されても良く、SSIDサーバ3は国籍情報記憶部72及び/又は国籍判別部4を含んで構成されても良い。また、SSIDは無線LANのアクセスポイント13で、典型的には無線LANのルーターに付与されるが、モバイル通信端末に充電池内臓の小型モバイルルーターを組み合わせたものに付与される場合、アクセスポイント機能を持たせた多機能携帯電話に付与される場合もある。
また、表形式とは、必ずしも図4のように1つの表で構成されなくても、例えばリレーショナル形式で行データが実質的に関連付けて記憶されていればよい。また、個人には、外国人だけでなく内国人を含んでも良い。一般的に無線通信センサー10は外国人と内国人を切り分けてログ情報を取得するのは困難であり、国籍判別部4で国籍を判別した後に外国人と内国人を切り分けても、国籍の判別及び外国人の特定の地域・場所における国別構成比率や移動の傾向を分析するのに特に支障ないからである。また、無線通信センサー10を利用するので、無線通信センサー10のない地域のデータは利用できない。従って、特定の地域・場所における分析データは無線通信センサー10の所在位置でのデータを集計して求めたものとなる。しかしながら、現在の無線通信センサー10の普及程度でも大きな傾向を把握できるので、分析情報を利用する価値は大きい。
このように構成すると、SSIDに係るアクセスポイントが所在する国を個人の国籍とみなすことができる。典型的には、個人は自国に所在するアクセスポイントを所有する通信会社と携帯端末を使用する契約を締結する確率が高いので、高確率で個人の国籍を判別できる。
また、本発明の第2の態様に係る外国人の国籍判別装置1は、第1の態様において、例えば図2に示すように、個人の携帯端末12のログ情報を取得する無線通信センサー10の識別情報(典型的には識別番号)と無線通信センサー10の設置位置とを表形式に関連付けて記憶するセンサー情報記憶部71と、国籍情報記憶部72、受信情報サーバ2又はSSIDサーバ3に記憶されたデータを集計し、統計処理を行う集計分析部5と、個人の所在位置を記憶する位置情報記憶部73とを備え、受信情報サーバ2は、ログ情報から無線通信センサー10の識別情報を抽出して、個人の携帯端末12の識別情報とSSIDとに表形式に関連付けて記憶し、国籍判別部4は、受信情報サーバ2に記憶された個人の携帯端末12の識別情報とSSIDと無線通信センサー10の識別情報との関係を、SSIDサーバ3に記憶されたSSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国との関係、及びセンサー情報記憶部71に記憶された無線通信センサー10の識別情報と無線通信センサー10の設置位置との関係を用いて、個人とSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国と無線通信センサー10の設置位置との関係に変換して国籍情報記憶部72に記憶し、位置情報記憶部73は、国籍情報記憶部72に記憶された無線通信センサー10の設置位置を個人の所在位置として記憶する。
ここにおいて、集計分析部5は主として国籍情報記憶部72に記憶されたデータを集計し、統計処理を行うのであるが、受信情報サーバ2及び/又はSSIDサーバ3に記憶されたデータを集計し、統計処理することも可能である。また、集計分析部5は国籍判別装置1内の1箇所に集中して構成されても良く、国籍判別装置1内の1箇所の他に、受信情報サーバ2内及びSSIDサーバ3内に分散して構成されても良い。また、統計処理には、例えば、特定エリアに所在する外国人の国別割合(構成比率)、さらに外国人の移動状況等が含まれる。
このように構成すると、無線通信センサーの設置位置に基づいて、個人の所在位置を特定でき、特定の地域・場所における外国人の国別構成比率を求められる。
また、本発明の第3の態様に係る外国人の国籍判別装置1は、第2の態様において、例えば図2に示すように、受信情報サーバ2は、ログ情報から無線通信センサー10の受信時刻を抽出して、個人の携帯端末12の識別情報とSSIDと無線通信センサー10の識別情報とを表形式に関連付けて記憶し、国籍判別部4は、受信情報サーバ2に記憶された個人の携帯端末12の識別情報、SSID、無線通信センサー10の識別情報及び受信時刻との関係を、SSIDサーバ3に記憶されたSSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国との関係、及びセンサー情報記憶部71に記憶された無線通信センサー10の識別情報と無線通信センサー10の設置位置との関係を用いて、個人とSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国と無線通信センサー10の設置位置と無線通信センサー10の受信時刻との関係に変換して、国籍情報記憶部72に記憶する。
このように構成すると、複数の無線通信センサー10で検出された個人の携帯端末の識別情報を時系列的に追跡することにより、外国人の移動状況を求められる。
また、本発明の第4の態様に係る外国人の国籍判別装置は、第1ないし第3のいずれかの態様において、例えば図4に示すように、SSIDサーバ3はSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国に追加して、又はその一部又は全部に代えて個人が自己の国籍であると提示した国を記憶し、国籍判別部4は、SSIDサーバ3が個人が自己の国籍であると提示した国を記憶するデータについては、個人が自己の国籍であると提示した国を個人の国籍と判別する。
このように構成すると、個人が自己の国籍であると提示した国を国籍と判別することにより、個人の国籍をより高精度に把握できる。
また、本発明の第5の態様に係る外国人の国籍判別装置は、第2ないし第4のいずれかの態様において、例えば図8に示すように、集計分析部5は、国籍情報記憶部72に記憶されたSSIDについて、記憶データ数が多い方から抽出して合計が所定数に達するまで又は所定割合に達するまでのSSIDを抽出して、データを集計し、統計処理を行う。
ここにおいて、多い方から抽出して所定数に達するまで又は所定割合に達するまでとは、SSIDがロングテール分布(ベキ乗分布又はパレート分布ともいわれる)を示す場合には、ロングテール部分(分析への寄与が少ない部分)以外を全部含み、ロングテール部分の全部又は一部を除外することを意味する。任意の分布の場合でも分析への寄与が少ない部分の全部又は一部を除外することを意味する。ただし、SSIDを抽出する際に、アクセスポイント13が所在する国が不明確であるというSSIDの属性を有するものは除かれる。また、外国人のみを対象とする場合には、アクセスポイント13が所在する国が日本であるものは除かれる。
このように構成すると、分析への寄与が少ない部分の全部又は一部を除外して分析するので、分析を効率化できる。
上記課題を解決するために、本発明の第6の態様に係る外国人の国籍判別方法は、例えば図5に示すように(装置構成については図2参照)、個人の携帯端末12のログ情報を取得した無線通信センサー10からログ情報を受信する情報受信工程(S102)と、情報受信工程(S102)にて受信したログ情報から、個人の携帯端末12の識別情報と個人の携帯端末12が属する無線LANのアクセスポイント13の識別情報(SSID)とを抽出して、表形式に関連付けて受信情報サーバ2に記憶する受信情報サーバ記憶工程(S103)と、SSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国とを表形式に関連付けてSSIDサーバ3に記憶するSSIDサーバ記憶工程(S104)と、国籍判別部4にて、受信情報サーバ2に記憶された個人の携帯端末12の識別情報とSSIDとの関係を、SSIDサーバ3に記憶されたSSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国との関係を用いて、個人とSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国との関係に変換して(S106:SSID照合工程)、国籍情報記憶部72に記憶する国籍情報記憶工程(S107)と、国籍情報記憶工程(S107)にて記憶されたSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国を個人の国籍と判別する国籍判別工程(S108)とを備える。
このように構成すると、SSIDに係るアクセスポイント13が所在する国を個人の国籍とみなすことにより、高確率で個人の国籍を判別できる。
また、本発明の第7の態様に係る外国人の国籍判別方法は、第6の態様において、例えば図5に示すように(装置構成については図2参照)、個人の携帯端末12のログ情報を取得する単数又は複数の無線通信センサー10の識別情報と無線通信センサー10の設置位置とを表形式に関連付けて記憶するセンサー情報記憶工程(S105)と、国籍判別工程(S108)にて国籍情報記憶部72、受信情報サーバ2又はSSIDサーバ3に記憶されたデータを集計し、統計処理を行う集計分析工程(S110)と、個人の所在位置を位置情報記憶部73に記憶する位置情報記憶工程(S109)とを備え、受信情報サーバ記憶工程(S103)において、ログ情報から無線通信センサー10の識別情報を抽出して、個人の携帯端末12の識別情報とSSIDとに表形式に関連付けて受信情報サーバ2に記憶し、国籍情報記憶工程(S107)において、受信情報サーバ記憶工程(S103)にて受信情報サーバ2に記憶された個人の携帯端末12の識別情報とSSIDと無線通信センサー10の識別情報との関係を、SSIDサーバ記憶工程(S104)にてSSIDサーバ3に記憶されたSSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国との関係、及びセンサー情報記憶工程(S105)にて記憶された無線通信センサー10の識別情報と無線通信センサー10の設置位置との関係を用いて、個人とSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国と無線通信センサー10の設置位置との関係に変換して、国籍情報記憶部72に記憶し、位置情報記憶工程(S109)において、国籍情報記憶工程(S107)にて記憶された無線通信センサー10の設置位置を個人の所在位置として位置情報記憶部73に記憶する。
このように構成すると、無線通信センサー10の設置位置に基づいて、個人の所在位置を特定でき、外国人の所在の分布を求められる。
本発明によれば、外国人の国籍をより簡易に取得できる装置及び方法を提供できる。
外国人の国籍判別装置及び国籍判別方法の概念を示す図である。 実施例1における外国人の国籍判別装置の構成例を示す図である。 無線通信センサーについて説明するための図である。図3(A)は無線通信センサー10の外観図、図3(B)は店内に電気レールが設置されている場合の無線通信センサーの設置の様子を示す図、図3(C)は店舗1階及び2階のゾーン分析結果の例を示す図である。 サーバ及び記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図4(A)は受信情報サーバに記憶された情報の例を示す図、図4(B)はSSIDサーバに記憶された情報の例を示す図、図4(C)はセンサー情報記憶部71に記憶された情報の例を示す図、図4(D)は国籍情報記憶部72に記憶された情報の例を示す図である。 実施例1における外国人の国籍判別方法の処理フロー例を示す図である。 分析結果として、外国人の構成比率の例を示す図である。図6(A)は、東京全体において特定時期に検出された外国人の構成比率を示す図である。図6(B)は、欧米系の訪日客が多い都内の商圏に絞って特定時期に検出された外国人の構成比率を示す図である。 分析結果として、日本人及び外国人の拠点間移動状況の例を示す図である。図7(A)は日本人の例、図7(B)はアメリカ人の例を示す図である。 ロングテール分布を説明するための図である。図8(A)はSSIDがデータ件数の多い方から上位少数のデータが、データ量の殆どを占める旨を説明するための図、図8(B)はロングテール分布では、両対数グラフではロングテール部分が直線になることを示す図である。
以下に図面に基づき本発明の実施の形態について説明する。尚、各図において、互いに同一又は相当する部分には同一符号を付し、重複した説明は省略する。
図1は本実施例における外国人の国籍判別装置1及び国籍判別方法の概念を示す図である。本実施例では、外国人の国籍判別の他に、外国人の所在位置、及び特定エリアに所在する外国人の国別割合(構成比率)を求められ、さらに外国人の移動状況を求められる国籍判別装置1の例について説明する。
国籍判別装置1は、無線通信センサー10が個人の携帯端末12から無線電波を通して取得した携帯端末12のログ情報を、インターネット11を介して受信する。次に、ログ情報から個人の携帯端末12の識別情報とSSID(無線LANアクセスポイント13(図2参照)の識別情報)とを表形式に関連付けて受信情報サーバ2に記憶する。
またSSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国とを表形式に関連付けてSSIDサーバ3に記憶しておく。また、国籍判別装置1は国籍判別部4において、受信情報サーバ2の情報とSSIDサーバ3の情報とを照合する。すなわち、判別プログラム40を用いて、同じSSIDに関連付けられる個人(すなわち、個人が所有する携帯端末12)とSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国とを結び付け、SSIDに係るアクセスポイントが所在する国を個人の国籍と判別する。そして当該個人の国籍を記憶部7の国籍情報記憶部72(図2参照)に記憶する。
SSIDは無線LANアクセスポイントであり、典型的には無線LANサービスを提供する企業名が解るようになっているが、直接国名が解るようになっていない。そこで、無線LANサービスを提供するサービス提供者が所在する国を予め調査しておき、SSIDサーバ3に記憶しておくことが必要である。分析対象の国が多数の場合には、それら多数の国に所在するSSIDの調査が必要になる。また、多数国から登録できて、所在する国が不明なSSID、少人数で使用され分析への寄与が少ないSSIDもあり、これらを除外して使用する等の工夫が求められる。また、外国人のみを分析の対象とする場合には国内に所在するSSIDを除外する。すなわち、SSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国との関係を使用しやすいように、SSIDサーバ3に記憶しておく内容を整理しておくことが肝要である。
国を特定する観点から、SSIDにはいくつかの属性がある。すなわち、「当該国に長期に渡って定住していないと契約および利用ができない」(アクセスポイントが所在する国が明確である)、「定住していなくても誰でも契約および利用ができる」(アクセスポイントが所在する国が不明確である)、「誰でも自由に利用できる(例えば、Free Wi−Fi)」(アクセスポイントが所在する国が不明確である)、「特定の企業や施設の内部でのみ使用され、無線LANの加入者数が少ない」等がある。このうち「当該国に長期に渡って定住していないと契約および利用ができない」SSIDが国籍の判別には最も有用であるが、その他の属性のSSIDでも重み付けなどの処理をして国籍の判定に用いても良い。
さらに、この個人の国籍情報を無線通信センサー10の設置位置情報又は個人の携帯端末12の位置情報と関連付けて、分布情報を取得すれば、東京都や都内の商圏等における外国人の構成比率を分析できる。20は分析結果を概念的に示したものである。
図2は、本実施例における外国人の国籍判別装置1の構成例を示す図である。
国籍判別装置1は、受信情報サーバ2、SSIDサーバ3、国籍判別部4、集計分析部5、情報受信部6、記憶部7、表示部8、制御部9を含んで構成される。
情報受信部6は、個人の携帯端末12のログ情報を取得した無線通信センサー10からログ情報を受信する。
受信情報サーバ2は、情報受信部6が受信したログ情報から、個人の携帯端末12の識別情報、個人の携帯端末12が属する無線LANのアクセスポイント13の識別情報(SSID)、無線通信センサー10の識別情報、無線通信センサー10の受信時刻を抽出して、表形式に関連付けて記憶する。
SSIDサーバ3は、SSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国とを表形式に関連付けて記憶する。
国籍判別部4は、受信情報サーバ2の記憶情報とSSIDサーバ3の記憶情報とを照合して、判別プログラム40を用いて、同じSSIDに関連付けられる個人とSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国とを結び付け、記憶部7の国籍情報記憶部72に記憶する。
すなわち、国籍情報記憶部72は、受信情報サーバ2に記憶された個人の携帯端末12の識別情報、SSID、無線通信センサー10の識別情報及び受信時刻との関係に基づいて、SSIDサーバ3に記憶されたSSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国との関係、及びセンサー情報記憶部71に記憶された無線通信センサー10の識別情報と無線通信センサー10の設置位置との関係を用いて、個人(個人の携帯端末12の識別情報で表現しても良い)とSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国と無線通信センサー10の設置位置と無線通信センサー10の受信時刻との関係に変換された情報を記憶する。
そして、国籍判別部4は、国籍情報記憶部72に記憶されたSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国を個人の国籍と判別する。
集計分析部5は、国籍情報記憶部72、受信情報サーバ2又はSSIDサーバ3に記憶されたデータを集計し、統計処理を行う。なお、他の記憶部に記憶されたデータを集計し、統計処理を行うことも可能である。
記憶部7は、センサー情報記憶部71、国籍情報記憶部72、位置情報記憶部73を有する。
センサー情報記憶部71は、無線通信センサー10の識別情報と無線通信センサー10の設置位置とを表形式に関連付けて記憶する。
国籍情報記憶部72は、個人の国籍情報を記憶する。個人(すなわち、個人が所有する携帯端末の識別情報)とSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国と無線通信センサー10の設置位置と無線通信センサー10の受信時刻とを表形式に関連付けて、SSIDに係るアクセスポイント13が所在する国を個人の国籍情報として記憶する。
位置情報記憶部73は、個人の所在位置を記憶する。国籍情報記憶部72に記憶された無線通信センサー10の設置位置を個人の所在位置として記憶する。なお、個人の所在位置を個人の携帯端末のGPS位置情報として取得でき、国籍判別装置1に取り込める場合には、かかるGPS位置情報を個人の所在位置として記憶しても良い。
表示部8は、受信情報サーバ2、SSIDサーバ3、記憶部7に記憶された内容、国籍判別部4で判別された結果、集計分析部5で集計・分析された結果、操作・管理に必要な事項等を例えばディスプレイ機器に表示する。
制御部9は、国籍判別装置1の全体及び各部を制御して、国籍判別装置1として機能するように制御する。
無線通信センサー10は、個人の携帯端末12を検知して、個人の携帯端末12からログ情報を取得する。そして、国籍判別装置1に個人の携帯端末12のログ情報を送信する。
なお、これら各部のうち、国籍判別部4、集計分析部5、情報受信部6及び制御部9を1つのパーソナルコンピュータ内にまとめて構成可能である。
図3は無線通センサー10について説明するための図である。図3(A)は無線通信センサー10の外観図である。例えば、無線通信センサー10は寸法115×115×26mmの筐体内に実装され、Wi−Fi,Bluetooth(登録商標)、Ethernet(登録商標)による通信が可能である。メモリは64MB、電波取得可能距離は約50mであるが、パワーを大きくすると検知可能距離が大きくなる。そして、検出するパワーの範囲を制御する等により、検知範囲を制限できる。データ取得可能量は10,000/secである。携帯端末が移動すると追随可能であるが、高速で移動すると追随できない。図3(B)は店内に電気レールが設置されている場合のセンサーの設置の様子を示す図である。例えば、電気レールから吊り下げられた上側筐体に、通信・検知ユニットをボルトで取り付け、下側筐体をはめて取り付ける。図3(C)は店舗1階(第1、第2センサ−)及び2階(第3、第4センサー)のゾーン分析結果例を示す図である。すなわち、人の密集状態の多少を示すもので、黒色部分が多いほど人が密集している。複数のセンサーをエリア内に配置して、検知可能エリアをカバーしている。
図4は、サーバ及び記憶部に記憶される情報の例を示す図である。図4(A)は受信情報サーバ2に記憶される情報で、番号、個人の携帯端末の識別情報、SSID、無線通信センサーの識別情報、受信時刻が記憶される。番号はなくても良いが、ここではサーバ及び記憶部に記憶される情報の対応関係を解り易くするために付した(サーバ及び記憶部に記憶される情報間で同じ番号の情報は相互に関係付けられていることを表す。)。図4(B)はSSIDサーバ3に記憶される情報で、番号、SSID、アクセスポイントが所在する国、SSIDの属性、個人が表明した国籍が記憶される。SSIDの属性は、例えば、アクセスポイントが所在する国が明確なもの〇、多数国から登録可能なもの(所在する国が不明確になる)×、無線LANの加入者数が少なく無視できるもの△に区別される。図4(C)はセンサー情報記憶部71に記憶される情報で、番号、無線通信センサー10の識別情報、無線通信センサー10の設置位置が記憶される。図4(D)は国籍情報記憶部72に記憶される情報で、番号、個人の携帯端末の識別情報、アクセスポイント13が所在する国、無線通信センサー10の設置位置、受信時刻が記録される。これにより、特定の国籍の個人が、何時・何処にいたかというデータが記憶され、必要に応じて解析に使用できる。図4(B)の個人が表明した国籍に*が付されているが、これは本実施例では必要なく、後の実施例4で使用される。
図5に、実施例1における外国人の国籍判別方法の処理フロー例を示す。なお、装置構成については図2を参照されたい。ここにおいて、個人の識別情報と個人の携帯端末12の識別情報とは1対1に対応し、個人の所在位置と個人の携帯端末12の所在位置とは1対1に対応するとみなす。なお、無線通信センサー10の所在位置を個人の携帯端末の所在位置とみなしても良い。
まず、無線通信センサー10により個人の携帯端末12からログ情報を取得する(S101:ログ情報取得工程)。無線通信センサー10は単数でも複数でも良い。次に、情報受信部6にて、個人の携帯端末12のログ情報を取得した無線通信センサー10からログ情報を受信する(S102:情報受信工程)。次に、情報受信工程(S102)にて受信したログ情報から、個人の携帯端末12の識別情報と個人の携帯端末12が属する無線LANのアクセスポイント13の識別情報(SSID)と無線通信センサー10の識別情報と受信時刻を抽出して、表形式に関連付けて受信情報サーバ2に記憶する(S103:受信情報サーバ記憶工程)。
また、受信情報サーバ記憶工程(S103)に並行して又は予め、SSIDとSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国とを表形式に関連付けてSSIDサーバ3に記憶する(S104:SSIDサーバ記憶工程)。また、同様に並行して又は予め、無線通信センサー10の識別情報と無線通信センサー10の設置位置とを表形式に関連付けてセンサー情報記憶部71に記憶する(S105:センサー情報記憶工程)。
次に、国籍判別部4にて、受信情報サーバ記憶工程(S103)で記憶された個人の携帯端末12の識別情報とSSIDと無線通信センサーの識別情報と受信時刻との関係を、判別プログラム40を用いて、SSIDサーバ記憶工程(S104)にて記憶されたSSIDとSSIDに係るアクセスポイントが所在する国との関係、及び、センサー情報記憶工程(S105)にて記憶された無線通信センサー10の識別情報と無線通信センサー10の設置位置との関係を用いて、個人とSSIDに係るアクセスポイントが所在する国と無線通信センサー10の設置位置と受信時刻との関係に変換する。この変換において、SSIDに関連付けられた個人とアクセスポイントが所在する国とが照合されて関連付けられる(S106:照合工程)。次に、個人とSSIDに係るアクセスポイントが所在する国と無線通信センサー10の設置位置と受信時刻との関係を国籍情報記憶部72に記憶する(S107:国籍情報記憶工程)。次に、国籍判別部4にて、国籍情報記憶工程(S107)にて記憶されたSSIDに係るアクセスポイント13が所在する国を個人の国籍と判別する(S108:国籍判別工程)。
次に、国籍情報記憶工程(S107)にて国籍情報記憶部72に記憶された無線通信センサー10の設置位置を個人が所在する位置として、位置情報記憶部73に記憶する(S109:位置情報記憶工程)。次に、国籍情報記憶工程(S107)にて国籍情報記憶部72に記憶されたデータを集計し、統計処理を行う(S110:集計分析工程)。例えば、個人とSSIDに係るアクセスポイント13の属する国と無線通信センサー10の設置位置と無線通信センサー10の識別情報と受信時刻の関係を用いて、特定の時間と位置における個人の位置を求め、単数又は複数の無線通信センサー10と単数又は複数の時間のデータを用いて、外国人の国別構成比率又は外国人の移動状況を求める。集計分析工程(S110)において、典型的には、国籍情報記憶工程(S107)にて国籍情報記憶部72に記憶されたデータを集計し、統計処理を行う。ただし、国籍情報記憶部72にデータを記憶する際に、前もって受信情報サーバ2に記憶されたデータ又はSSIDサーバ3に記憶されたデータでのデータ集計・統計処理を行っておいても良い。例えば、情報受信サーバ2に記憶されたデータをセンサーの設置位置又は受信時刻でソートしておき、SSIDサーバ3に記憶されたデータをアクセスポイントが所在する国でソートしておき、ソートされたデータを用いて照合する等である。この様にすると、照合を効率的にできる。次に、集計分析工程(S110)で求められた外国人の国別構成比率又は外国人の移動状況を表示する(S111:外国人位置情報表示工程)。
図6に、本国籍判別装置1を用いて得られた分析結果として、外国人の国別構成比率の例を示す。複数の無線センサー10を調査領域に設置し、複数の無線センサー10からの情報を集計して、分析結果を得ている。図6(A)は、東京全体において特定時期(例えば○月○日、○月、○年等) に検出された外国人の構成比率を示す。日本人は除かれている(含まれても良い)。中国が最大で63%である。次いで韓国24%、アメリカ4%、・・・である。図6(B)は、欧米系の訪日客が多い都内の商圏に絞って特定時期に検出された外国人の構成比率を示す。中国38%、韓国23%、アメリカ15%、イギリス6%・・・となる。このように、地域によって、外国人の構成比率が異なる。各地域・各店舗では外国人の国籍に対応するサービスを実現するために、かかる解析データが求められている。
図7に、本国籍判別装置1を用いて得られた分析結果として、日本人及び外国人の拠点間移動状況の例を示す。図7(A)に日本人の例、図7(B)にアメリカ人の例を示す。拠点A,B,Cにいた人が次にどの拠点にいくかを分析したものである。例えば、無線通信センサー10を各拠点に設置し、移動情報を取得することにより、顧客の拠点間の移動状況を把握できる。図7の例では、日本人では拠点A→拠点C,拠点B→拠点Aが多く、アメリカ人では拠点B→拠点Cが多かった。このように、日本人と外国人とで差異が見出されることがある。
また、センサーを観光スポット(寺社・公園等)、娯楽施設(舞台・遊戯場)、店舗、旅館、駐車場等に設置すると、例えば、駅→寺社→おみやげ店→旅館 等の移動情報を取得可能となる。特定の外国人に人気の店(買い物・飲食等)も把握可能であり、かかる分析結果を市役所、商工会などに提供すれば、地域振興に役立てられる。
以上説明したように、本実施例によれば、外国人の国籍をより簡易に取得できる国籍判別装置及び国籍判別方法を提供できる。
実施例2では、外国人の国籍判別の他に、外国人の所在位置、及び特定地域・場所における外国人の構成比率を求めるが、しかし外国人の移動状況を求めない国籍判別装置1A(図示しない)の例について説明する(図2と図5を参照されたい)。
外国人の移動状況を求めないので、分析に時間的要素を使用しなくても良い。したがって、受信情報サーバ2(及び受信情報サーバ記憶工程(S103))は、ログ情報から無線通信センサー10の受信時刻を抽出する必要はなく、また、受信時刻を記憶する必要もなく、図4(A)及び図4(D)に示す表の項目に受信時刻を設けなくても良い。また、位置情報記憶部73(及び位置情報記憶工程(S109))は、受信時刻を記憶する必要もない。また、集計分析部5(及び集計分析工程(S110))は、時間的要素を使用しないので、外国人の移動状況は求めない。
その他の装置構成及び処理フローは実施例1と同様であり、実施例1と同様に、外国人の国籍をより簡易に取得できる国籍判別装置及び国籍判別方法を提供できる。
実施例3では、外国人の国籍判別は行うが、外国人の所在位置、特定地域・場所における外国人の構成比率、外国人の移動状況を求めない国籍判別装置1B(図示しない)の例について説明する(図2と図5を参照されたい)。
国籍判別を行うが、外国人の所在位置等の分析を行う必要はない。したがって、受信情報サーバ2(及び受信情報サーバ記憶工程(S103))は、ログ情報から無線通信センサー10の受信時刻及び設置位置を抽出する必要はなく、また、受信時刻を記憶する必要もなく、図4(A)及び図4(D)に示す表の項目に受信時刻を設けなくても良い。また、位置情報記憶部73(及び位置情報記憶工程(S109))は、無くても良い。また、無線通信センサー情報記憶部21(及びセンサー情報記憶工程(S105))は無線通信センサー10の設置位置を記憶する必要もない。また、集計分析部5(及び集計分析工程(S110))は、外国人の構成比率及び外国人の移動状況は求めない。
その他の装置構成及び処理フローは実施例1と同様であり、実施例1と同様に、外国人の国籍をより簡易に取得できる国籍判別装置及び国籍判別方法を提供できる。
実施例1では、各国のSSIDを調査して作成したSSIDサーバを用いて、携帯端末所持者個人の国籍を判定する例について説明したが、実施例4では、各個人が提示した国籍情報がある場合には、SSIDサーバ3におけるアクセスポイントの属する国に代えて各個人が提示した国を国籍とする例について説明する。
図3(B)において、SSIDサーバに、個人が表明した国籍を入力するセルが設けられる。実施例1では、個人の携帯端末12の無線LANアクセスポイント13が所在する国を国籍とみなしたが、一致しない場合もあり得る。例えば、個人が国籍のある国とは別の国に居住し、居住国のアクセスポイントを利用している場合が考えられる。そこで、個人が国籍を表明した場合には、当該個人の国籍を個人が表明した国籍に切り替えた方がデータの信頼性が高くなる。
したがって、各個人が提示した国籍情報がある場合には、SSIDサーバ3におけるアクセスポイントが所在する国に代えて各個人が提示した国を国籍としても良い。
切り替える条件として、国籍確認後としても良い。確認は、パスポートを提示してもらう、パスポートが提示された店の情報を貰う等である。
また、本実施例の変形として、国籍判別装置に国籍登録部を設けて各個人に登録してもらうことにより、各個人が登録した国籍を各個人が提示した国として取り扱っても良い。
本実施例及びその変形においても、その他の装置構成及び処理フローは実施例1と同様であり、外国人の国籍をより簡易に取得できる国籍判別装置及び国籍判別方法を提供できる。
実施例5では、国籍判別装置1をネットワークシステムの上位装置と下位装置として構成する場合について説明する。つまり、全国を統括する1個の上位装置と地方を管轄する数個の下位装置から構成されるものとする。かかる構成によれば、広範囲にデータを集積でき、分析の信頼度が高くなる。
この場合、上位装置は典型的には集計を行う集計分析部5は必要であるが、照合と国籍判別は下位装置で行われるので、SSDIサーバ3と国籍判別部4は必ずしも必要ない。ただし、上位装置で全国エリアでの照合と国籍判別を行っても良く、また下位装置の稼働が非常に多い場合に、上位装置で支援のために照合と国籍判別を行っても良い。また、上位装置にSSDIサーバ3と国籍判別部4が無い場合には、下位装置のSSDIサーバ3と国籍判別部4を組み合わせれば、実施例1の国籍判別装置1と同様な構成になる。
よって、本実施例においても、実施例1と同様に、外国人の国籍をより簡易に取得できる国籍判別装置及び国籍判別方法を提供できる。
実施例6では、分析全体への寄与が少ないSSIDデータを除外して集計・分析を行う例について説明する。上位から所定数までのデータで分析の大要が定まり、他の多数の下位データが全体への寄与が少ないデータである場合には、これら他の多数のデータを除外して集計・分析を行うと効率的である。
図8はロングテール分布(ベキ乗分布又はパレート分布ともいわれる)を説明するための図である。図8(A)はSSIDがデータ件数の多い方から上位少数のデータが、データ量の殆どを占める旨を説明するための図、図8(B)はロングテール分布では、両対数グラフではロングテール部分が直線になることを示す図である。図8(A)より、SSIDデータの例では、上位8%のデータで全体の65%を占めている。すなわち、下位のロングテール部分に該当するSSIDデータは、個人や家庭又は企業の固有のSSIDであり、分析に殆ど寄与しない、すなわち、ロングテール部分を母数から除外しても分析への影響は限定的であるといえる。図8(B)より、SSIDデータの例では、両対数グラフでは直線で表せ、ロングテール分布を有することが解る。すなわち、下位のロングテール部分に該当するSSIDデータは、集計・分析を行う場合に、母数から除外しても分析への影響は限定的である。
本実施例では、集計・分析を行う場合に、国籍情報記憶部72に記憶されたSSIDについて、記憶データ数が多い方から抽出して合計が所定数に達するまで又は所定割合に達するまでのSSIDを抽出して、データを集計し、統計処理を行うものである。SSIDがロングテール分布を示すので、下位のロングテール部分に該当するSSIDデータは、集計・分析を行う場合に、母数から除外しても良い。すなわち、上位8%のSSIDデータで集計・分析を行っても良い。その他の装置構成及び処理フローは実施例1と同様であり、外国人の国籍をより簡易に取得できる国籍判別装置及び国籍判別方法を提供できる。
また、本発明は、以上の実施例に記載の国籍判別方法をコンピュータに実行させるためのプログラムとしても実現可能である。プログラムは国籍判別装置の制御部又は国籍判別部に蓄積して使用してもよく、外付けの記憶装置に蓄積して使用してもよく、インターネットからダウンロードして使用しても良い。また、当該プログラムを記録した記録媒体としても実現可能である。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明は以上の実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、実施の形態に種々の変更を加えられることは明白である。
例えば、地域統計データをとる場合には、その地域に無線通信センサーの数量が多いほど、国籍判別装置の分析の信頼性が高まる。そこで、多数の無線通信センサーをネットワークで連結した国籍判別装置を構成しても良い。
また、例えば、各商店やウェブサイト等で個人の属性(性別・年齢・国籍)・嗜好に関するデータが利用されることが多くなっている。そこで、個人が特定のエリアに侵入した時には、個人の属性・嗜好に関するデータと関連させて、当該エリアからの広告情報、注意事項等を携帯端末に送信しても良い。
また、例えば、特定の国籍の外国人が集まる店舗に協力してもらうと、多くの外国人の国籍情報を集めるのに好適である。また、外国人の趣向情報も加味すると、一層外国人の利用促進に役立つ。
また、例えば、複数の携帯端末の識別情報について、同一の移動経路を示す場合には、同一人と推定されるので、人数を1人にして、複数の携帯端末の移動経路を1つに合成可能である。つまり、これら複数の携帯端末の各携帯端末のデータを繋いで移動経路を求められる。
また、例えば、個人の携帯端末12がGPSを利用し、無線通信センサーがそのGPS位置情報を取得できるように構成される場合には、センサーの設置位置に代えてそのGPS位置情報を個人の位置情報として利用すると、より詳細な個人の位置情報を得られる。
また、以上の実施例では、記憶部7を1つの国籍判別装置内に構成する例を説明したが、外部に使用可能な記憶部があれば、それを用いても良い。また、判別プログラムも外部に使用可能なものがあれば、それを使用しても良い。その他、無線通信センサーの数量、設置間隔、感度等は適宜選択できる。
本発明は、外国人の国籍判別に利用される。
1,1A,1B 国籍判別装置
2 受信情報サーバ
3 SSIDサーバ
4 国籍判別部
5 集計分析部
6 制御部
7 記憶部
8 表示部
9 制御部
10 無線通信センサー
11 インターネット
12 個人の携帯端末
13 無線LANのアクセスポイント
20 分析結果
40 判別プログラム
71 センサー情報記憶部
72 国籍情報記憶部
73 位置情報記憶部

Claims (7)

  1. 個人の携帯端末のログ情報を取得した無線通信センサーから前記ログ情報を受信する情報受信部と;
    前記情報受信部が受信した前記ログ情報から、個人の携帯端末の識別情報と前記個人の携帯端末が属する無線LANのアクセスポイントの識別情報(以下本特許請求の範囲において、SSIDという。)とを抽出して、表形式に関連付けて記憶する受信情報サーバと;
    前記SSIDと前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国とを表形式に関連付けて記憶するSSIDサーバと;
    前記受信情報サーバに記憶された前記個人の携帯端末の識別情報と前記SSIDとの関係を、前記SSIDサーバに記憶された前記SSIDと前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国との関係を用いて、前記個人と前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国との関係に変換して国籍情報記憶部に記憶し、前記国籍情報記憶部に記憶された前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国を前記個人の国籍と判別する国籍判別部とを備える;
    外国人の国籍判別装置。
  2. 個人の携帯端末のログ情報を取得する無線通信センサーの識別情報と前記無線通信センサーの設置位置とを表形式に関連付けて記憶するセンサー情報記憶部と;
    前記国籍情報記憶部、前記受信情報サーバ又は前記SSIDサーバに記憶されたデータを集計し、統計処理を行う集計分析部と、
    前記個人の所在位置を記憶する位置情報記憶部とを備え;
    前記受信情報サーバは、前記ログ情報から前記無線通信センサーの識別情報を抽出して、前記個人の携帯端末の識別情報と前記SSIDとに表形式に関連付けて記憶し;
    前記国籍判別部は、前記受信情報サーバに記憶された前記個人の携帯端末の識別情報と前記SSIDと前記無線通信センサーの識別情報との関係を、前記SSIDサーバに記憶された前記SSIDと前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国との関係、及び前記センサー情報記憶部に記憶された前記無線通信センサーの識別情報と前記無線通信センサーの設置位置との関係を用いて、前記個人と前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国と前記無線通信センサーの設置位置との関係に変換して前記国籍情報記憶部に記憶し;
    前記位置情報記憶部は、前記国籍情報記憶部に記憶された前記無線通信センサーの設置位置を前記個人の所在位置として記憶する;
    請求項1に記載の外国人の国籍判別装置。
  3. 前記受信情報サーバは、前記ログ情報から前記無線通信センサーの受信時刻を抽出して、前記個人の携帯端末の識別情報と前記SSIDと前記無線通信センサーの識別情報とを表形式に関連付けて記憶し;
    前記国籍判別部は、前記受信情報サーバに記憶された前記個人の携帯端末の識別情報、前記SSID、前記無線通信センサーの識別情報及び前記受信時刻との関係を、前記SSIDサーバに記憶された前記SSIDと前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国との関係、及び前記センサー情報記憶部に記憶された前記無線通信センサーの識別情報と前記無線通信センサーの設置位置との関係を用いて、前記個人と前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国と前記無線通信センサーの設置位置と前記無線通信センサーの受信時刻との関係に変換して、前記国籍情報記憶部に記憶する;
    請求項2に記載の外国人の国籍判別装置。
  4. 前記SSIDサーバは前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国に追加して、又はその一部又は全部に代えて前記個人が自己の国籍であると提示した国を記憶し;
    前記国籍判別部は、前記SSIDサーバが前記個人が自己の国籍であると提示した国を記憶するデータについては、前記個人が自己の国籍であると提示した国を前記個人の国籍と判別する;
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の外国人の国籍判別装置。
  5. 前記集計分析部は、前記国籍情報記憶部に記憶された前記SSIDについて、記憶件数が多い方から抽出して合計が所定件数に達するまで又は所定割合に達するまでのSSIDを抽出して、データを集計し、統計処理を行う;
    請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の外国人の国籍判別装置。
  6. 個人の携帯端末のログ情報を取得した無線通信センサーから前記ログ情報を受信する情報受信工程と;
    前記情報受信工程にて受信した前記ログ情報から、個人の携帯端末の識別情報と前記個人の携帯端末が属する無線LANのアクセスポイントの識別情報(SSID)とを抽出して、表形式に関連付けて受信情報サーバに記憶する受信情報サーバ記憶工程と;
    前記SSIDと前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国とを表形式に関連付けてSSIDサーバに記憶するSSIDサーバ記憶工程と;
    前記国籍判別部にて、前記受信情報サーバに記憶された前記個人の携帯端末の識別情報と前記SSIDとの関係を、前記SSIDサーバに記憶された前記SSIDと前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国との関係を用いて、前記個人と前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国との関係に変換して国籍情報記憶部に記憶する国籍情報記憶工程と;
    前記国籍情報記憶工程にて記憶された前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国を前記個人の国籍と判別する国籍判別工程とを備える;
    外国人の国籍判別方法。
  7. 個人の携帯端末のログ情報を取得する単数又は複数の無線通信センサーの識別情報と前記無線通信センサーの設置位置とを表形式に関連付けて記憶するセンサー情報記憶工程と;
    前記国籍判別工程にて前記国籍情報記憶部、前記受信情報サーバ又は前記SSIDサーバ3に記憶されたデータを集計し、統計処理を行う集計分析工程と、
    前記個人の所在位置を位置情報記憶部に記憶する位置情報記憶工程とを備え;
    前記受信情報サーバ記憶工程において、前記ログ情報から前記無線通信センサーの識別情報とを抽出して、前記個人の携帯端末の識別情報と前記SSIDとに表形式に関連付けて前記受信情報サーバに記憶し;
    前記国籍情報記憶工程において、前記受信情報サーバ記憶工程にて前記受信情報サーバに記憶された前記個人の携帯端末の識別情報と前記SSIDと前記無線通信センサーの識別情報との関係を、前記SSIDサーバ記憶工程にて前記SSIDサーバに記憶された前記SSIDと前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国との関係、及び前記センサー情報記憶工程にて記憶された前記無線通信センサーの識別情報と前記無線通信センサーの設置位置との関係を用いて、前記個人と前記SSIDに係るアクセスポイントが所在する国と前記無線通信センサーの設置位置との関係に変換して、前記国籍情報記憶部に記憶し;
    前記位置情報記憶工程において、前記国籍情報記憶部工程(S107)にて記憶された前記無線通信センサーの設置位置を前記個人の所在位置として前記位置情報記憶部に記憶する;
    請求項6に記載の外国人の国籍判別方法。
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