JP2015172856A - 情報収集評価装置、情報収集評価方法および情報収集評価プログラム - Google Patents
情報収集評価装置、情報収集評価方法および情報収集評価プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】場所や位置情報に紐付けられる評価対象に対するWebサイトに投稿された投稿データを利用し、当該評価対象に対する男女別の客観的な評価を適切に把握可能にする。【解決手段】場所・性別特定部102は場所や位置情報に関するキーワードを含む投稿データを見つけ出し、そのキーワードに応じた場所や位置を特定する。場所・性別特定部102は当該投稿データが存在するWebサイトの性別属性を特定する。基準投稿特定部104、評価方向特定部105、加減算値特定部106、評価値更新部107が機能して、Webサイトの投稿データを評価し、特定された場所や位置に対する、性別属性別(男女別)の評価値を集計し、場所などに関する男女別の客観的な評価を得る。【選択図】図1
Description
この発明は、インターネット上に設けられている種々のWebサイトにされた一般の使用者からの場所や位置情報に関する投稿に基づいて、当該場所や位置情報についての客観的な評価を男女別に把握して利用できるようにする装置、方法、プログラムに関する。
インターネット上には、ブログ、口コミサイト、Q&Aコミュニティ、SNS(Social Networking Service)など、使用者が自分の意見などを気軽に投稿し、これを多数の人と共有できるようにした種々のWebサイトが存在する。このようなWebサイトに投稿された情報に基づいて、商品などに対する評判を分析することが行われている。例えば、後に記す特許文献1には、携帯電話端末から投稿される絵文字を含む文章ファイルとユーザーの属性から、ユーザーの属性別に商品などの評判分析を行うシステムなどに関する発明が開示されている。
特許文献1に記載された発明では、投稿される文書ファイルには投稿者識別情報として携帯電話加入者IDが付加される。投稿さえた文書ファイルを解析し、商品などについての評価を得る。一方、解析対象の文書ファイルに付加されている携帯電話加入者IDに基づいて携帯電話通信事業者から性別、年代、住居想定地などのユーザーの属性情報を得る。そして、解析により得られた商品などについての評価を、携帯電話通信事業者から得られたユーザーの属性情報を利用して、性別別、年代別に集計して、商品などについての客観的な評価を得ている。
上述した特許文献1に記載の発明は、携帯電話端末から投稿される文書ファイルに基づいて商品などについての評判分析を行うものである。このため、投稿される文書ファイルに携帯電話加入者IDを付加しておくことにとり、当該携帯電話加入者IDに対応する加入者の性別や年齢などの属性情報を携帯電話通信事業者から得て、これを利用することにより、性別に応じた分析も可能にしている。
しかし、インターネット上の種々のWebサイトへの投稿は、デスクトップ型やノート型のパーソナルコンピュータやタブレットPC(Personal Computer)などを通じても行われる。家庭などにおいて用いられるパーソナルコンピュータは、複数人で共用される場合もあり、パーソナルコンピュータと使用者とが1対1に対応しない場合もある。
このため、パーソナルコンピュータやタブレットPCに対して固有の識別情報を付与したとしても、当該識別情報は投稿者と1対1に対応する投稿者識別情報にはならない。従って、通信機能を備えた種々の端末装置から投稿された投稿情報については、投稿者の性別などの属性情報を適切に把握できないという課題がある。
また、チャットやチャット風メールなどのように会話形式で投稿が行われる場合、投稿を時系列順に見て行かないと、各投稿が何についての投稿かが分からない場合も多い。例えば、最初に「○○のケーキ、美味しいよね。」という投稿があり、次に、「確かに、美味しい。」という投稿があったとする。この場合、「確かに、美味しい」という投稿は、この投稿だけでは何が美味しいのか分からないために評価対象の投稿にはなり得ない。
しかし、その前の投稿を加味すれば、「○○のケーキ」についての投稿であることは明らかであるので、評価対象の投稿となるべきである。このように、チャットやチャット風メールなどでは、例えば商品などに対する投稿であるにもかかわらず、当該商品などに対する評価の対象にならない投稿がほとんどであり、Webサイトの投稿情報を十分に活かしきれていないという課題がある。
以上のことに鑑み、この発明は、場所や位置情報に紐付けられる評価対象に対するWebサイトに投稿された投稿データを利用し、当該評価対象に対する男女別の客観的な評価を適切に把握可能にすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の情報収集評価装置は、
インターネット上に設けられ使用者からの投稿を受け付けて他の使用者と共有できるようにしているWebサイトに対する、投稿者に応じた性別属性を特定する性別属性特定手段と、
前記Webサイトに投稿されている投稿データを順次に参照し、場所に関するキーワードを含む投稿データを探索し、当該キーワードに対応する場所を特定する場所特定手段と、
前記場所に関するキーワードを含む投稿データが存在するWebサイトにおいて、前記キーワードを含む投稿データ以降に投稿された投稿データを順次に参照し、前記性別属性特定手段で特定された前記性別属性に対応する性別の投稿者からの投稿データであって、前記場所特定手段で特定された場所についての評価の基準となるべき基準投稿データを特定する基準投稿特定手段と、
前記基準投稿特定手段で特定された前記基準投稿データの内容から当該基準投稿データの評価方向を特定する評価方向特定手段と、
前記キーワードを含む投稿がなされたWebサイトにおいて、前記基準投稿データ以降に投稿された投稿データを順次に参照し、前記性別属性特定手段で特定された前記性別属性に対応する性別の投稿者からの投稿であって、前記基準投稿特定手段で特定された前記基準投稿データに対する投稿データを特定し、当該投稿データの内容が前記基準投稿データの評価方向と同一方向か反対方向かに応じた加減算値を特定する加減算値特定手段と、
前記評価方向特定手段で特定された前記基準投稿データの前記評価方向と前記加減算値特定手段で特定された前記加減算値とに応じた評価値を、場所別であって性別属性別に、場所に対する評価値を管理するデータベースに更新する評価値更新手段と
を備えることを特徴とする。
インターネット上に設けられ使用者からの投稿を受け付けて他の使用者と共有できるようにしているWebサイトに対する、投稿者に応じた性別属性を特定する性別属性特定手段と、
前記Webサイトに投稿されている投稿データを順次に参照し、場所に関するキーワードを含む投稿データを探索し、当該キーワードに対応する場所を特定する場所特定手段と、
前記場所に関するキーワードを含む投稿データが存在するWebサイトにおいて、前記キーワードを含む投稿データ以降に投稿された投稿データを順次に参照し、前記性別属性特定手段で特定された前記性別属性に対応する性別の投稿者からの投稿データであって、前記場所特定手段で特定された場所についての評価の基準となるべき基準投稿データを特定する基準投稿特定手段と、
前記基準投稿特定手段で特定された前記基準投稿データの内容から当該基準投稿データの評価方向を特定する評価方向特定手段と、
前記キーワードを含む投稿がなされたWebサイトにおいて、前記基準投稿データ以降に投稿された投稿データを順次に参照し、前記性別属性特定手段で特定された前記性別属性に対応する性別の投稿者からの投稿であって、前記基準投稿特定手段で特定された前記基準投稿データに対する投稿データを特定し、当該投稿データの内容が前記基準投稿データの評価方向と同一方向か反対方向かに応じた加減算値を特定する加減算値特定手段と、
前記評価方向特定手段で特定された前記基準投稿データの前記評価方向と前記加減算値特定手段で特定された前記加減算値とに応じた評価値を、場所別であって性別属性別に、場所に対する評価値を管理するデータベースに更新する評価値更新手段と
を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明の情報収集評価装置によれば、性別属性特定手段は、使用者からの投稿を受け付けて多数の使用者で共有できるようにするWebサイトの性別属性を特定する。特定の手法としては、Webサイトが男性専用か女性専用かを示す情報や性別ごとの利用実績などの当該Webサイトの属性情報や、投稿データに付された性別情報や、投稿データの内容などに基づいて行える。場所特定手段は、Webサイトの投稿データから場所に関するキーワードを含む投稿データを探索し、当該キーワードに対応する場所を特定する。
基準投稿特定手段は、場所に関するキーワードを含む投稿データが存在するWebサイトにおいて、特定された場所に対する評価を内容とし、性別属性特定手段で特定された性別属性に対応する性別の投稿者からの投稿データを特定する。この基準投稿データについては、評価方向特定手段により評価方向、すなわち、場所に対して良い評価(プラス方向)の投稿か悪い評価(マイナス方向)の投稿かが特定される。
加減算値特定手段は、場所に関するキーワードを含む投稿が存在するWebサイトにおいて、特定された基準投稿データへの応答を内容とし、性別属性特定手段で特定された性別属性に対応する性別の投稿者からの投稿データを特定する。そして、加減算値特定手段は、特定した投稿データが、基準投稿データに対して同調や肯定の投稿データの場合には例えば「+1」、基準投稿データに対して非同調や非肯定する内容の投稿データの場合には例えば「−1」のように加減算値を特定する。
評価値更新手段は、評価方向特定手段で特定された基準投稿データの評価方向(プラス方向かマイナス方向)と加減算値特定手段で特定された加減算値(例えば、「+1」、「−1」)とに応じた評価値を求める。そして、評価値更新手段は、場所別であって性別属性別に、場所に対する評価値を管理するデータベースに更新する。
これにより、場所別、男女別に、注目した場所についての男女別の評価値がデータベースに蓄積され、これを利用することにより、女性に人気のある場所、男性に人気のある場所、女性と男性の両方に人気のある場所などを評価値により客観的に把握できる。
この発明によれば、場所に紐付けられる評価対象(注目する場所)に対するWebサイトに投稿された投稿データを利用し、当該評価対象(注目する場所)に対する男女別の客観的な評価を適切に把握できる。このようにして把握した注目する場所に対する男女別の客観的な評価は、出店計画、その場所で提供する新商品の開発計画、その場所にある店舗の改善計画などに利用できる。
以下、図を参照しながらこの発明の装置、方法、プログラムの一実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態の装置、方法、プログラムは、インターネット上に多数存在するWebサイトに投稿される一般の使用者(エンドユーザー)からの投稿データを用いて、場所に関する男女別の客観的な評価を適切に得て、これを利用可能にするものである。
その背景として、インターネット上には一般の使用者(エンドユーザー)からの投稿を受け付けて、これを多数の使用者によって共有する種々のWebサイトが多数存在していることがある。このようなWebサイトにおいては、男性は状況を把握し、課題を分析して、見解を述べようとする傾向があり、女性は感情や感覚を共有しようとする傾向がある。そして、一般に、男性が評価するのはより「目的」に合っている度合であり、女性が好むのは「安心」、「安全」、「清潔」、「快適」などであるという傾向も分かっており、このような傾向がWebサイトの投稿にも現れる。
また、近年、女性限定のいわゆるガールズトークサイトが盛況になっており、その理由はジャンル別の感情や感覚のはけ口として有効だからだといわれている。この場合、はけ口として有効なのは、自分の感情や感覚に同調してくれるコメント(投稿データ)が次々にアップ(投稿)されてくるからである。また、従前のWebサイト(男性向けのWebサイト)は、目的を完遂するための手段や果たすべき役割に関して、議論が白熱する。
このように、男女ともWebサイトを通じて感情や意見のやり取りを盛んに行っており、このように盛んにやり取りされている感情や意見を的確に集約することにより、有用な情報が得られるという点に着眼してなされたものが、この発明の装置、方法、プログラムである。また、この発明の装置、方法、プログラムは、Webサイトに投稿された感情や意見を集約するにとどまらず、Webサイトの利用者に対して、投稿を促す機能をも実現している。以下、具体的に説明する。
[サーバー1の男女別の評価集計機能]
図1は、この実施の形態の男女別情報収集評価サーバー装置(以下、単にサーバーと記載する。)1を説明するためブロック図である。サーバー1は、この発明の装置、方法、プログラムの一実施の形態が適用されたものである。サーバー1は、インターネット上に開示されているWebサイトをクロールし、使用者からの投稿を受け付けるWebサイトにおいて、場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データを探索する。
図1は、この実施の形態の男女別情報収集評価サーバー装置(以下、単にサーバーと記載する。)1を説明するためブロック図である。サーバー1は、この発明の装置、方法、プログラムの一実施の形態が適用されたものである。サーバー1は、インターネット上に開示されているWebサイトをクロールし、使用者からの投稿を受け付けるWebサイトにおいて、場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データを探索する。
場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データが見つかると、サーバー1は、その投稿データに含まれる場所や位置情報に関するキーワードに基づいて場所や位置を特定する。更に、サーバー1は、当該投稿データが投稿されたWebサイトが女性の投稿が多いサイト(女性用サイト(ガールズサイト))か、男性の投稿が多いサイト(男性用サイト(ボーイズサイト))かを特定する。そして、サーバー1は、当該Webサイトに投稿された多数の投稿データに基づいて、特定した場所に対する性別に応じた客観的な評価を集計して得て、これを利用可能にする。すなわち、女性に人気のある場所、ない場所、男性に人気のある場所、ない場所などを明確に把握し、例えば出店計画などに利用できるようにする。
なお、この明細書において、「場所や位置情報」との文言は、多数の人が訪れるために評価対象となり得る場所、位置、エリアを意味する。具体的には、種々の業種や業態の店舗や種々の施設、観光地などを含む。店舗の一例を挙げれば、いわゆる路面店などと呼ばれる比較的に小規模な飲食店や小売店、デパートやショッピングモールなどの大規模商業施設などがある。もちろん、店舗には、デパート、ショッピングセンター、商業ビルなどのテナントとして入居しているものも含まれる。
また、施設の一例を挙げれば、開業医院や総合病院などの医療機関、銀行や証券会社などの金融機関、郵便局、図書館、駅、空港などの公共施設、映画館、劇場、遊園地などの娯楽施設、市役所、県庁などの行政機関などが含まれる。観光地の一例を挙げれば、温泉地、景勝地、スキー場、海水浴場などの種々のものが含まれる。
ネットワーク2は、主にはインターネットであるが、携帯電話網、公衆交換電話網などの広域通信網(広域ネットワーク)やWi−Fi(登録商標)規格の無線LANなどをも含む。すなわち、ネットワーク2は、Webサイトに対して投稿を行う一般の使用者(エンドユーザー)の端末装置とインターネットとを接続する種々のネットワークも含む。ネットワーク2上には、種々のWebサイトが設けられており、図1に示したように、投稿サイトA、B、…が設けられている。なお、投稿サイトは、使用者からの投稿を受け付けて、これを多数の使用者で共有するWebサイトを意味し、SNS、ブログ、チャットなどの種々のWebサイトが含まれる。
図1に示すように、サーバー1は、ネットワーク2に接続され、通信機能を実現する通信インターフェース(以下、通信I/Fと記載する。)101を備える。通信I/F101には、場所・性別特定部102と、リコメンド等処理部112とが接続されている。
場所・性別特定部102は、いわゆるクロール処理を行うものであり、ネットワーク2上に開示されている多数のWebサイトについて、張られているリンクを辿りながら各Webサイトを参照し、場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿がなされているWebサイトを探索する。場所や位置情報に関するキーワードは、例えば、店名、施設名、エリア名などの場所や位置を特定可能な文字情報である。場所・性別特定部102は、場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データを見つけ、そのキーワードが示す場所や位置を特定すると共に、当該投稿が行われたWebサイトの性別属性(男性用サイトか女性用サイトか)を特定する。
場所・性別特定部102は、特定した場所や位置と当該Webサイトの特定した性別特性と、当該Webサイトに投稿されている投稿データのそれぞれとを基準投稿特定部104に供給する。また、場所・性別特定部102は、当該Webサイトに投稿された投稿データのそれぞれを投稿状況判定部111にも供給する。
なお、場所・性別特定部102は、例えばフラッシュメモリなどのメモリ102Mを備え、どのWebサイトをいつ参照したのかを示す履歴情報を保持している。そして、場所・性別特定部102は、メモリ102Mの履歴情報と各投稿データの投稿日時を比較することによって、繰り返し参照するWebサイトにおいては、既に評価済みの投稿データを重複して評価しない構成になっている。
場所・性別特定部102の動作について具体的に説明する。場所・性別特定部102は、まず、アクセスしたWebサイトにおいて使用者からの投稿データが存在するか否かを確認する。投稿データの存在が確認できた場合、場所・性別特定部102は、投稿データ(文章データ)のそれぞれを例えば形態素解析するなどの所定の手法を用いて意味のある文字列に分解し、場所や位置情報に関するキーワードの可能性のある文字列部分を特定する。この後、場所・性別特定部102は、特定した文字列部分を用いて、施設等DB103の蓄積情報を参照し、特定した文字列部分が真に場所や位置情報に関するキーワードか否かを判別する。
図2は、施設等DB103のレイアウト例を説明するための図である。図2に示すように、施設等DB103は、エリア別、ジャンル別に、識別ID、名称、住所、緯度経度、詳細情報が登録されて形成されたものである。施設等DB103において、エリアコードは、都道府県コード(先頭2桁)と市区町村コード(続く3桁)とからなる。ジャンルは、場所の種別を示す所定桁(例えば6桁)の数字コードで示される。
具体的にジャンルは、該当場所が店舗である場合には、飲食店(フレンチ)、飲食店(中華)、…、小売店(アパレル)、小売店(書籍、文具)、…、のように示されるものである。また、該当場所が総合病院や内科医院である場合には、医療機関(総合)、医療機関(内科)のように示され、該当場所が市役所や図書館である場合には、行政機関(市役所)、公共施設(図書館)などのように示される。また、該当場所が観光地である場合には、温泉地、景勝地、スキー場、海水浴場、…などのように示される。
また、識別IDは、店舗や施設や観光地である場所や位置を一意に特定可能な識別情報である。名称は、識別IDで特定される場所や位置の名前である。従って、該当場所が店舗である場合には名称は店舗名であり、該当場所が施設である場合には名称は施設名である。また、該当場所が観光地である場合の名称は、例えば、○○温泉、○○岬、△△スキー場、△△海岸などのように、当該観光地に付けられた名前となる。
また、住所は、当該場所に付されている住所表示であり、緯度経度は当該場所の中心位置などの代表位置の緯度経度である。詳細情報は、当該場所に関する種々の情報である。例えば、当該場所が飲食店であれば、その詳細情報は、営業時間、定休日、座席数、駐車場の有無、価格帯、顧客の年代層などの種々の情報が含まれる。このように、詳細情報は場所ごと異なる場合のある種々の情報が含まれる。
そして、場所・性別特定部102が参照しているWebページに、例えば「渋谷の○○○ってお店、評判どう?」という投稿データがあったとする。場所・性別特定部102においては、当該投稿データを解析処理することにより意味のある文字列に分解した結果に基づいて、「渋谷」が地名で、「○○○」が店舗名などの名称であると推測できる。そこで、場所・性別特定部102は、施設等DB103を参照し、名称が「○○○」で、住所が「東京都渋谷区」である登録データの有無を確認する。
この確認処理で該当する登録データが施設等DB103に存在する場合には、当該投稿データはその登録データに対応する場所や位置に関するもの、すなわち、場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データであると判別できる。この場合、場所や位置情報に関するキーワードにヒットした施設等DB103の投稿データの識別IDが、当該場所や位置情報に関するキーワードが示す場所や位置を特定する情報となり、基準投稿特定部104に供給される。
なお、ここでは、場所の名称と住所とを用いた検索を行うようにしたが、これに限るものではない。例えば、「東京都渋谷区」などのように、所在エリアが明確な場合には、そのエリアにおいて、目的とする施設名の店舗や施設が存在するかを確認することにより、場所や位置情報に関するキーワードか否かを判別してもよい。
このようにして、場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データが検知できると、場所・性別特定部102は、さらに、場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データが投稿された当該Webサイトの性別属性を特定する処理をも行う。図3は、場所・性別特定部102において参照しているWebサイトの性別属性の特定手法を説明するための図である。当該特定手法には、Webサイトの性別制限に基づく第1の特定手法と、投稿者や登録者の性別比率に基づく第2の特定手法と、投稿データの内容の傾向に基づく第3の特定手法とがある。
第1の特定手法は、Webサイトが有する属性情報に投稿者の性別を限定する旨の情報が存在する場合には、当該情報に基づいて、女性用サイトか男性用サイトかの性別属性を特定する。例えば、近年盛況ないわゆるガールズトークサイトには、投稿者は女性に限定する旨の情報が示されており、当該情報に基づいて当該ガールズトークサイトは女性用サイトと特定できる。また、投稿者は男性に限定する旨の情報が示されている場合には、当該情報に基づいて当該Webサイトは男性用サイトと特定できる。
また、第2の特定手段は、Webサイトが有する属性情報に投稿者の性別の構成比率が存在する場合には、当該情報に基づいて、女性用サイトか男性用サイトかを特定する。例えば、投稿者の性別は限定していないものの、投稿の傾向から男性の投稿者の割合が多い場合には男性用サイトと、逆に、女性の投稿者の割合が多い場合には女性用サイトと特定できる。
なお、男女別の投稿の比率は、今までに投稿された投稿データに付されている性別情報を集計することにより算出できる。また、当該Webサイトへの投稿を行えるようにするためのアカウントやハンドルネームの取得時において、使用者がWebサイトに登録した性別情報を集計することによっても算出できる。
また、第3の特定方法は、投稿データの内容を解析し、感情や感覚に関する投稿が多いWebサイトは女性用サイトと特定する。また、状況の把握、課題の分析、自己の見解の主張といった内容の投稿が多いWebサイト、より具体的には目的、目標、手段に関する投稿が多いWebサイトは男性用サイトと特定する。これは、上述もしたように、男性が評価するのはより「目的」にあっている度合であり、男性は目的、目標、手段を共有しようとし、女性が好むのは「安全」、「安心」、「清潔」、「快適」であり、女性は感情や感覚を共有しようとする傾向があるため、この傾向を利用してWebサイトの性別属性を特定するものである。
このようにして、場所・性別特定部102において特定された場所を示す情報(施設等DB103の識別ID)と参照しているWebページの性別属性とが基準投稿特定部104に供給される。また、場所・性別特定部102は、場所や位置情報に関するキーワードを有する当該投稿データを含め、当該キーワードを有する投稿データ以降の投稿データを基準投稿特定部104に供給する。基準投稿特定部104に供給される投稿データは、上述もしたように、場所・性別特定部102において意味のある文字列に分解されたものである。
なお、場所・性別特定部102は、参照しているWebサイトに投稿されている全ての投稿データについて、上述した所定の解析処理を行い、場所や位置情報に関するキーワードの存在を確認する。場所・性別特定部102は、直前に検知した場所や位置情報に関するキーワードとは異なるキーワードを検出する都度、当該キーワードが示す場所や位置を示す識別IDを施設等DB103から取得して基準投稿特定部104に供給する。これにより、基準投稿特定部104においては、評価対象の場所や位置を適切に把握できる。
基準投稿特定部104は、場所・性別特定部102から供給される、参照しているWebサイトの性別属性と投稿データに基づいて、場所・性別特定部102において特定された場所に対する評価の基準となる投稿データを特定する。図4は、この実施の形態において、場所に対する評価の基準となる投稿データを特定する手法について説明するための図である。
上述もしたように、Webサイトに対する女性の投稿は感情や感覚を共有しようとする傾向があるのに対して、Webサイトに対する男性の投稿は目的や目標を共有しようとする傾向がある。上述もしたように、場所・性別特定部102からは投稿データを取得した(参照している)Webサイトの性別属性も基準投稿特定部104に供給される。
基準投稿特定部104は、場所・性別特定部102からのWebサイトの性別属性が「女性」を示すものである場合には、図4(A)に示すように、感情や感覚に関するキーワードを検出することにより、場所に対する評価の基準となる投稿データを特定できる。具体的には、図4(A)示したように、「良い、悪い、おいしい、まずい、広い、狭い、…」といった感情や感覚に関するキーワードを検出することにより、場所に対する評価の基準となる投稿データを特定できる。
また、基準投稿特定部104は、場所・性別特定部102からのWebサイトの性別属性が「男性」を示すものである場合には、図4(B)に示すように、目的や目標や手段に関するキーワードを検出することにより、場所に対する評価の基準となる投稿を特定できる。具体的には、図4(B)に示したように、「安く、高く、減ら、増や、改良、改善、変える、交替、…」といった目的や目標や手段に関するキーワードを検出することにより、場所に対する評価の基準となる投稿データを特定できる。
基準投稿特定部104は、特定した場所に対する評価の基準となる投稿データと、当該投稿データが投稿されているWebサイトの性別属性とを評価方向特定部105に供給する。また、基準投稿特定部104は、特定した場所に対する評価の基準となる投稿データ以降の投稿データを加減算値特定部106に供給する。
なお、基準投稿特定部104は、場所・性別特定部102から供給される全ての投稿データについて、場所に対する評価の基準となる投稿データとなるか否かを判別する。そして、同じ場所に対する投稿データであって、前回特定した場所に対する評価の基準となる投稿データと異なる基準を提供する投稿データについては、新たな評価の基準となる投稿データとして特定し、評価方向特定部105に供給する。すなわち、評価の対象が「味」から「雰囲気」に変わった場合などを、基準投稿特定部104は検知し、新たな基準を提供する投稿データを評価方向特定部105に供給する。
また、基準投稿特定部104は、場所・性別特定部102からの性別属性に合致しない投稿データについては処理の対象にしないことにより、性別属性に対応する性別の投稿者の評価を適切に集計できるようにしている。また、基準投稿特定部104は、特定した場所に対する評価の基準となる投稿データと、場所・性別特定部102からの場所を特定する識別IDと、Webサイトの性別属性とを自己のメモリ104Mに記憶保持している。メモリ104Mはフラッシュメモリなどであり、当該メモリ104Mに記憶保持されている情報は、後述する評価値更新部107やリコメンド等処理部112が参照できる。
評価方向特定部105は、基準投稿特定部104からのWebサイトの性別属性を考慮し、基準投稿特定部104からの特定した場所に対する評価の基準となる投稿データを解析して、評価方向がプラス方向かマイナス方向かを特定する。そして、評価方向特定部105は、特定した評価方向を評価値更新部107に供給する。
例えば、基準投稿特定部104からのWebサイトの性別属性が「女性」の場合には、基準投稿特定部104からの投稿データに含まれる感情や感覚に関するキーワードがプラスの評価に関連するものか、マイナスの評価に関連するものかを判別する。また、基準投稿特定部104からのWebサイトの性別属性が「男性」の場合には、基準投稿特定部104からの投稿データに含まれる目的や手段に関するキーワードがプラスの評価に関連するものか、マイナスの評価に関連するものかを判別する。
具体的に、評価方向特定部105は、Webサイトの性別属性が「女性」の場合であって、基準投稿特定部104からの投稿データに「良い、おいしい、広い、豪華、…」といったキーワードが含まれている場合には、評価の方向はプラス方向であると特定する。逆に、基準投稿特定部104からの投稿データに「悪い、まずい、狭い、貧弱、…」といったキーワードが含まれている場合には、評価の方向はマイナス方向であると特定する。
もちろん、評価方向特定部105は、当該キーワードの語尾まで確認し、例えば、「いいとは言えない」、「おいしいという評価はできない」といように否定的な言い回しの場合には評価の方向はマイナス方向であると特定する。逆に、例えば、「悪くは無い。」、「まずいとは言えない」というように否定的なキーワードを否定する言い回しの場合には、評価の方向はプラス方向であると特定する。
また、評価方向特定部105は、Webサイトの性別属性が「男性」の場合であって、基準投稿特定部104からの投稿データに例えば「(値段を)安くする必要はない。」、「(座席を)増やすことない。」といったキーワードが含まれていたとする。この場合には、現状を変える手段は必要ないことが主張されているため、評価の方向はプラス方向であると特定する。逆に、基準投稿特定部104からの投稿データに「(値段を)安くしないとだめだね。」、「(座席を)増やす必要がある。」といったキーワードが含まれていたとする。この場合には、現状を変える手段が必要であると主張されているため、評価の方向はマイナス方向であると特定する。
一方、加減算値特定部106は、基準投稿特定部104からの投稿データを解析し、感情や感覚に同調したり、目的や手段を肯定(高評価)したりする文言が含まれているか否かに応じて、当該投稿データにおける加減算の方向と値からなる加減算値を決める。「そうね」、「確かに」、「同感」、「そう思う」、…といった同調あるいは肯定する文言が存在する場合には、例えば「+1」とする。逆に、「違う」、「思わない」、「賛成できない」、…といった非同調あるいは非肯定の文言が存在する場合には例えば「−1」とする。加減算値特定部106は、このようにして決めた加減算値を評価値更新部107に供給する。
評価値更新部107は、評価方向特定部105からの特定した評価方向と、加減算値特定部106からの加減算値とに基づいて、評価の対象となっている場所に対する評価値を求める。具体的には、評価方向特定部105からの特定した評価の方向がプラス方向で、加減算値特定部106からの加減算値が「+1」であれば、評価値は「+1」となる。この場合、評価の基準となる投稿データがプラス方向(良い評価)の投稿であり、それに同調あるいは肯定する投稿が続いているので、評価値は「+1」となるのである。
また、評価方向特定部105からの特定した評価の方向がプラス方向で、加減算値特定部106からの加減算値が「−1」であれば、評価値は「−1」となる。この場合、評価の基準となる投稿データがプラス方向(良い評価)の投稿であるが、それに非同調あるいは非肯定する投稿が続いているので、評価値は「−1」となるのである。
一方、評価方向特定部105からの特定した評価の方向がマイナス方向で、加減算値特定部106からの加減算値が「+1」であれば、評価値は「−1」となる。この場合、評価の基準となる投稿データがマイナス方向(悪い評価)の投稿であり、それに同調あるいは肯定する投稿が続いているので、悪い評価に対する同調あるいは肯定となり、評価値は「−1」となるのである。
また、評価方向特定部105からの特定した評価の方向がマイナス方向で、加減算値特定部106からの加減算値が「−1」であれば、評価値は「+1」となる。この場合、評価の基準となる投稿データがマイナス方向(悪い評価)の投稿であり、それに非同調あるいは非肯定する投稿が続いているので、悪い評価に対する非同調あるいは非肯定であるので、評価値は「+1」となるのである。
そして、評価値更新部107は、男女別場所等評価DB108の該当データに対して評価値を更新する。評価値更新部107は、基準投稿特定部104のメモリ104Mに記憶されている現在評価の対象になっている場所を特定する識別IDをキー情報として用いて男女別場所等評価DB108の該当データを特定する。そして、評価値更新部107は、同じくメモリ104MのWebサイトの性別属性に応じて特定される男性の評価か女性の評価かに応じて、男女別場所等評価DB108の特定された該当データの男性評価欄、あるいは、女性評価欄に対して、評価値を更新(加減算処理)する。
なお、男女別場所等評価DB108に該当データが存在しない場合には、評価値更新部107は、男女別場所等評価DB108に対して追加する新たな登録データを形成し、追加登録する機能を有する。
図5は、場所・性別特定部102、基準投稿特定部104、評価方向特定部105、加減算値特定部106、評価値更新部107を通じて行われる評価処理の具体例を示す図である。この内、図5(A)は女性の投稿の場合の評価例を、図5(B)は男性の投稿の場合の評価例を示している。
まず、図5(A)の女性の投稿の場合の評価例について説明する。図5(A)に示すように、1番目の「渋谷の○○○はどう?」という投稿データに基づいて、場所・性別特定部102において場所が特定され、当該投稿に続く投稿データが評価の対象とされる。また、場所・性別特定部102では、図3を用いて説明した特定手法により、当該投稿データが投稿されたWebサイトの性別属性を特定する。この例では、当該Webサイトの性別属性が「女性」と判別されているものとする。
次に、基準投稿特定部104において、図4(A)を用いて説明した特定手法に従って、評価の基準となる投稿データが特定される。図5(A)に示した例の場合には、1番目の投稿に続く2番目の投稿データに「おいしい」という感情や感覚に関するキーワードが存在するために、2番目の投稿データが評価の基準となる投稿データとして特定される。次に、評価方向特定部105において、2番目の投稿データが解析され、評価の方向が特定される。図5(A)に示した例の場合には、「おいしいんじゃない。」と言う肯定的な文言により、評価の方向はプラス方向と特定される。
次に、3番目以降の投稿データについて、基準となる2番目の投稿に対して同調しているか否かを判定し、加減算する方向と値からなる加減算値を決める。図5(A)に示した例の場合には、3番目の投稿データでは「おいしい、おいしい」と同調しており、4番目の投稿データでも「量もちょうどいいよ」と同調しているため、いずれの投稿データについても、加減算値(点数)は「+1」となっている。
そして、評価値更新部107において、評価方向特定部105からの評価の方向と、加減算値特定部106からの加減算値とが考慮され評価値が求められ、求められた評価値が男女別場所等評価DB108に更新される。図5(A)に示した例の場合には、評価の方向はプラス方向であり、3番目、4番目の投稿データも加減算値は「+1」であるので、3番目、4番目の投稿データに基づく評価値は、いずれも「+1」となる。
そして、5番目の投稿データでは、「雰囲気がイマイチかな」というように、感情や感覚に関する評価の対象が「雰囲気」に変わったため、基準投稿特定部104において、評価の基準となる投稿データが2番目の投稿データから5番目の投稿データに変えられる。5番目の投稿データは「イマイチ」という文言の存在により、評価方向特定部105において、評価の方向がマイナス方向と特定される。
そして、6番目の投稿は5番目の投稿に同調する投稿であるため、加減算値特定部106において、加減算値は「+1」と判定される。この場合、評価方向特定部105からの評価の方向がマイナス方向であり、加減算値特定部106からの加減算値が「+1」であるので、評価値更新部107における評価値は「−1」になる。
また、7番目の投稿は「でも夜は雰囲気いいよ」と言うように5番目の投稿に非同調の投稿であるため、加減算値特定部106において、加減算値は「−1」と判定される。この場合、評価方向特定部105からの評価の方向がマイナス方向であり、加減算値特定部106からの加減算値が「−1」であるので、評価値更新部107における評価値は「+1」になる。
そして、評価値更新部107において特定された評価値が、男女別場所等評価DB108に更新される。図5(A)示した例の場合、評価値更新部107の評価値が、「+1」、「+1」、「−1」、「+1」であるので、場所「渋谷の○○○」に対する評価は「+3」となる。
次に、図5(B)の男性の投稿の場合の評価例について説明する。図5(B)に示すように、1番目の「新宿の××は少し高いね」という投稿データに基づいて、場所・性別特定部102において場所が特定され、当該投稿に続く投稿データが評価の対象とされる。また、場所・性別特定部102では、図3を用いて説明した特定手法により、当該投稿データが投稿されたWebサイトの性別属性を特定する。この例では、当該Webサイトの性別属性が「男性」と判別されているものとする。
次に、基準投稿特定部104において、図4(A)を用いて説明した特定手法に従って、評価の基準となる投稿データが特定される。図5(B)に示した例の場合には、1番目の投稿に続く2番目の投稿データに「安くしないとね」という目的や手段に関するキーワードが存在するために、2番目の投稿データが評価の基準となる投稿データとして特定される。次に、評価方向特定部105において、2番目の投稿データが解析され、評価の方向が特定される。図5(B)に示した例の場合には、「安くしないとね。」と言う否定的な文言により、評価の方向はマイナス方向と特定される。
次に、3番目以降の投稿データについて、基準となる2番目の投稿に対して肯定しているか否かを判定し、加減算値(点数)を決める。図5(B)に示した例の場合には、2番目の投稿に対して3番目の投稿データでは「安かろう悪かろうは×」と否定的な見解を示しており、2番目の投稿に対して4番目の投稿データでは「変革が必要」と肯定している。また、5番目の投稿データでも「シェフを変える?」と手段を提供して2番目の投稿を肯定している。このため、3番目の投稿データについての加減算値は「−1」となり、4番目と5番面の投稿データについての加減算値は「+1」となっている。
そして、評価値更新部107において、評価方向特定部105からの評価の方向と、加減算値特定部106からの加減算値とが考慮され評価値が求められ、求められた評価値が男女別場所等評価DB108に更新される。図5(B)に示した例の場合には、2番目の投稿に基づく評価の方向はマイナス方向であり、3番目の投稿データの加減算値は「−1」であるので、3番目の投稿データに基づく評価値は「+1」となる。また、2番目の投稿に基づく評価の方向はマイナス方向であり、4番目、5番目の投稿データのいずれも加減算値は「+1」であるので、4番目、5番目の投稿データに基づく評価値は、いずれも「−1」となる。
そして、6番目の投稿データでは、「お酒は種類があるよ」というように、目的や手段に関する対象が「お酒の種類」に変わったため、基準投稿特定部104において、評価の基準となる投稿データが2番目の投稿データから6番目の投稿データに変えられる。6番目の投稿データは「種類がある(「種類が多い」の意味)」という文言の存在により、評価方向特定部105において、評価の方向がプラス方向と特定される。
そして、7番目の投稿は「カクテルは揃っている」というように、6番目の投稿を肯定する投稿であるため、加減算値特定部106において、加減算値は「+1」と判定される。この場合、評価方向特定部105からの評価の方向(6番目の投稿に基づく評価の方向)がプラス方向であり、加減算値特定部106からの加減算値(7番目の投稿に基づく加減算値)が「+1」であるので、評価値更新部107における評価値は「+1」になる。
そして、評価値更新部107において特定された評価値が、男女別場所等評価DB108に更新される。図5(A)示した例の場合、評価値更新部107の評価値が、「+1」、「−1」、「−1」、「+1」であるので、場所「新宿の××」に対する評価は「±0」ということになる。
このようにして求められる場所に対する男女別の評価値が、男女別場所等評価DB108に順次に更新され、所定の場所についての男女別の評価が得られる。図6は、男女別場所等評価DB108のレイアウト例を説明するための図である。図6に示すように、男女別場所等評価DB108は、識別ID別に、男性評価、女性評価、作成日、更新日が記録されて形成される。識別IDは、上述もしたように、Webサイトに投稿された投稿データに含まれる場所に関するキーワードに基づいて、場所・性別特定部102において特定されたものでる。当該識別IDによって、評価の対象になっている場所が一意に特定できる。男性評価と女性評価の欄には、上述したように、評価値更新部107によって算出された男女別の評価値が更新される。
なお、作成日は、当該登録データが作成されて登録された年月日を、また、更新日は当該登録データの男性評価あるいは女性評価が更新された年月日を示している。また、エリアコード、ジャンル、名称は、所定のタイミングで識別IDに基づいて施設等DB103を参照することにより得られる情報であり、各項目の意味は図2の説明においてした通りである。
従って、図6に示した男女別場所等評価DB108においては、識別IDが「123456」である場所は、男性(23点)よりも、女性(87点)の評価が高いことが示されている。当該場所は、施設等DB103の情報より、東京都渋谷区(13113)の飲食店・フレンチ(001001)である「ビストロ×××」あることが示されている。同様に、識別IDが「234567」である場所は、女性(78点)よりも男性(96点)の評価が高いが、女性にもある程度の評価がされていることが示されている。そして、当該場所は、施設等DB103の情報より、東京都渋谷区(13113)の飲食店・フレンチ(001001)である「ブラッスリー○○○○」であることが示されている。
[サーバー1の男女別の評価集計値の補正機能]
上述のようにして、場所ごとに男女別の客観的な評価を把握できるが、女性の投稿の場合、前の投稿データに対して真に同調していなくても、まず同調してしまうといった傾向も見られる。このため、女性の投稿についての評価値については、投稿を行う女性への例えばアンケート結果に基づいて評価値の補正を行う。この場合の補正処理を行うのが評価補正処理部109である。
上述のようにして、場所ごとに男女別の客観的な評価を把握できるが、女性の投稿の場合、前の投稿データに対して真に同調していなくても、まず同調してしまうといった傾向も見られる。このため、女性の投稿についての評価値については、投稿を行う女性への例えばアンケート結果に基づいて評価値の補正を行う。この場合の補正処理を行うのが評価補正処理部109である。
例えば、投稿を行う女性へのアンケートの結果、前の投稿に同調する投稿をしてもその内の20%の投稿が本心は反対であるのにとりあえず同調しているとの結果が得られたとする。この場合、評価補正処理部109は、男女別場所等評価DB108の女性評価からその20%分を減じた値を女性評価とするように補正できる。もちろん、女性ほどではないものの、男性の場合にも、前の投稿に対して本心は反対であるのに10%の投稿がとりあえず同調するようにしたというアンケート結果がある場合には、男女別場所等評価DB108の男性評価からその10%分減じた値を男性評価とするように補正できる。
この他にも種々の補正方法を用いて補正を行える。例えば、評価方向がマイナス方向である場合に同調すると評価値はマイナスされ、評価方向がプラス方向である場合に同調すると評価値はプラスされる。このため、評価の対象となる場所ごとに、評価の基準となった投稿データの内、プラス方向の投稿データの数と、マイナス方向の投稿データの数とに応じて、補正値による加減算を行うことができる。
この場合、評価の基準となった投稿データの内、プラス方向の投稿データの数と、マイナス方向の投稿データの数とは、評価方向特定部105からの特定結果を、場所ごと、評価の方向ごとにカウントすることにより把握できる。そして、評価の基準となった投稿データの内、プラス方向の投稿データの数が40%、マイナス方向の投稿データの数が60%であったとする。また、評価対象の投稿データが投稿されたWebページが女性用であったとする。
この場合、評価補正処理部109は、当該場所の評価値に対して、その評価値の12%分の値を加算し、その評価値の8%分の値を減算するという補正を行うことができる。この場合の12%の意味は、女性が本心と異なる同調をする割合である20%の内の更に60%分に相当し、同様に、8%の意味は、女性が本心と異なる同調をする割合である20%の内の更に40%分に相当している。このようにすれば、評価の方向に応じて、より適切な補正を行うことができる。
更に、その場所に対する全ての投稿の投稿数と、全ての投稿の評価の方向とを考慮して、評価値を補正することもできる。すなわち、評価補正処理部109においては、男女別場所等評価DB108の男女別の評価値をより適正にすることを目的として、種々の態様の補正を行うことができる。
[サーバー1の投稿を促す機能]
また、参照しているWebサイトにおいて、場所に関するキーワードを含む投稿がなされてはいるものの、活発に投稿が行われていないという状況もありえる。この場合には、投稿状況判定部111とリコメンド等処理部112との機能により、多数の使用者からの投稿を促す投稿を、サーバー1自身が行う。
また、参照しているWebサイトにおいて、場所に関するキーワードを含む投稿がなされてはいるものの、活発に投稿が行われていないという状況もありえる。この場合には、投稿状況判定部111とリコメンド等処理部112との機能により、多数の使用者からの投稿を促す投稿を、サーバー1自身が行う。
上述もしたように、投稿状況判定部111には、場所・性別特定部102から投稿データが提供されている。このため、投稿状況判定部111は、提供を受けた投稿データの数や投稿データに付されている投稿時間から分かる投稿の時間間隔(投稿の発生頻度)などに応じて、投稿を促す必要があるか否かを判定する。促す必要があると判定したときには、投稿状況判定部111は、投稿を促す投稿を行うことをリコメンド等処理部112に指示する。
リコメンド等処理部112は、投稿を行うことが指示されると、基準投稿特定部104のメモリ104Mに記憶保持されている評価の基準となる投稿データに対して、同調するあるいは肯定(高評価)する内容の投稿データを形成する。そして、リコメンド等処理部112は、形成した投稿データを、現在参照しているWebサイトに対して通信I/F101を通じて投稿する。投稿は1回でもよいが、言い回しを変えて複数の投稿を連続して行ったり、あるいは、時間をおいて離散的に行ったりできる。
なお、リコメンド等処理部112が行った投稿は、基準投稿特定部104、評価方向特定部105、加減算値特定部106での処理対象にはしない。この区別は、投稿者の識別情報に基づいて、基準投稿特定部104において行う。投稿者の識別情報は、当該Webサイトがアカウントやハンドルネームが必要なサイトである場合には、アカウントやハンドルネームに基づいて判別できる。また、アカウントやハンドルネームの必要のないWebページの場合には投稿名を投稿データに付加することにより判別できる。
このように、リコメンド等処理部112は、アカウントやハンドルネームが必要なWebサイトに対して投稿を行う必要がある。このため、リコメンド等処理部112は、種々のWebサイトに対して事前に投稿者の登録を行い、アカウントやハンドルネームを取得して、自己のメモリ112Mにアカウントやハンドルネームなどの必要な情報を保持している。なお、メモリ112Mはフラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。また、リコメンド等処理部112は、アカウントやハンドルネームを取得していないWebページに投稿を行う場合には、当該Webページに対して自己に関する登録情報を登録して、アカウントやハンドルネームの発行を受けて、これを利用できるようにする機能をも備える。
また、リコメンド等処理部112は、例えば、評価の基準になっている投稿データに対して同調する投稿を行っても投稿が誘発されない場合には、他の場所や位置をリコメンドする投稿を行うこともできる。例えば、評価の基準になっている投稿データが、評価対象になっている場所に対する悪い感情や感覚についてのものや低評価するものであり、評価の方向がマイナス方向であったとする。この場合、リコメンド等処理部112は、施設等DB103を参照し、リコメンドする他の場所や位置を特定して、その特定した他の場所や位置をリコメンドする投稿を作成して投稿する。
この場合に、リコメンドする場所の特定は、例えば、その時点において評価の対象となって場所とは属性が異なる場所を選択したり、逆に、その時点において評価の対象となって場所と属性が同じ場所を選択したりできる。そして、このように、評価の対処となる場所や位置を変える投稿を行った場合には、当該投稿は、場所・性別特定部102における処理の対象になる。評価の対象となる可能性のある場所や位置を適切に把握するためである。
このように、この実施の形態のサーバー1は、投稿が活発に行われていないWebサイトにおいては、他の使用者からの投稿を促すようにする投稿を行うことにより、投稿データを集めるようにできる。これにより、既に投稿された投稿データだけでなく、リアルタイムに投稿されて来る新しい投稿データを利用して、場所に関する評価を男女別に得ることができる。すなわち、サーバー1は、場所や位置のリコメンドメッセージ作成ツールを備えている。
[サーバー1の処理のまとめ]
次に、上述した構成を有するこの実施の形態のサーバー1で実行される処理について、図7、図8のフローチャートを参照しながら説明する。この実施の形態のサーバー1は、上述もしたように、Webサイトに投稿された場所や位置情報に関する投稿に基づく場所や位置に対する男女別の評価処理と、Webサイトにおける投稿を促すためのリコメンド等の処理とがある。これらの処理は並列的に実行されるが、以下においては説明を簡単にするため別々に説明する。
次に、上述した構成を有するこの実施の形態のサーバー1で実行される処理について、図7、図8のフローチャートを参照しながら説明する。この実施の形態のサーバー1は、上述もしたように、Webサイトに投稿された場所や位置情報に関する投稿に基づく場所や位置に対する男女別の評価処理と、Webサイトにおける投稿を促すためのリコメンド等の処理とがある。これらの処理は並列的に実行されるが、以下においては説明を簡単にするため別々に説明する。
[場所の男女別の評価処理]
図7は、サーバー1で実行される場所の男女別の評価処理について説明するためのフローチャートである。この図7に示す処理は、いわゆるクロール処理において順次にアクセスされるWebサイトごとに実行される処理である。サーバー1においては、場所・性別特定部102が通信I/F101を通じてネットワーク2上に設けられているWebサイトにアクセスし、当該Webサイトに投稿データが存在するかを確認し、存在することが確認できた場合に、図7に示す処理を実行する。
図7は、サーバー1で実行される場所の男女別の評価処理について説明するためのフローチャートである。この図7に示す処理は、いわゆるクロール処理において順次にアクセスされるWebサイトごとに実行される処理である。サーバー1においては、場所・性別特定部102が通信I/F101を通じてネットワーク2上に設けられているWebサイトにアクセスし、当該Webサイトに投稿データが存在するかを確認し、存在することが確認できた場合に、図7に示す処理を実行する。
場所・性別特定部102は、アクセスしたWebサイトに投稿されている投稿データを投稿順に読み出し(ステップS101)、投稿データが読み出せたか否か(未処理の投稿データが存在するか否か)を判別する(ステップS102)。ステップS102の判別処理において、投稿データが読み出せたと判別したときには、場所・性別特定部102は、当該投稿データを意味のある文字列に分解して、場所や位置情報に関するキーワードが存在するか否かを判別する(ステップS103)。
なお、ステップS103においては、場所や位置情報に関するキーワードが存在していても、直前に判別した場所や位置情報に関するキーワードと同じキーワードが存在する場合には重複するため場所に関するキーワードは存在しないものと見なす。すなわち、ステップS103では、その時点において特定されている場所や位置とは異なる場所や位置に関するキーワードの存在を確認する。
ステップS103の判別処理において、当該投稿データに場所や位置情報に関するキーワードが存在すると判別したときには、場所・性別特定部102は、施設等DB103を参照して、当該場所や位置情報に関するキーワードに対応する場所や位置を特定し、その場所や位置の識別IDを取得する(ステップS104)。
次に、場所・性別特定部102は、図3を用いた特定手法を用いて、当該投稿データが投稿されたWebサイトの性別属性を特定する(ステップS105)。すなわち、当該Webサイトは、主に女性が投稿を行う女性用サイトか、主に男性が投稿を行う男性用サイトかを特定する。ステップS105の処理の後、サーバー1は、ステップS101からの処理を繰り返す。
一方、ステップS103の判別処理において、場所や位置情報に関するキーワードは存在しないと判別した場合には、基準投稿特定部104が機能し、当該投稿データは特定された場所に対する評価の基準になるものか否かを判別する(ステップS106)。ステップS106の判別処理では、投稿先のWebサイトが女性用サイトである場合には、投稿データに感情や感覚に関するキーワードがあるか否かにより評価の基準になる投稿データか否かを判別する。また、投稿先のWebサイトが男性用サイトである場合には、投稿データに目的や手段に関するキーワードがあるか否かにより評価の基準になる投稿データか否かを判別する。
ステップS106の判別処理において、当該投稿データは特定された場所に対する評価の基準になるものであると判別したときには、評価方向特定部105が機能し、評価の基準となる当該投稿データの評価方向を特定する(ステップS107)。すなわち、投稿データの内容から、特定された場所に対する良い(肯定的な)評価の場合には評価方向はプラス方向、逆に悪い(否定的な)評価の場合には評価方向はマイナス方向となる。このステップS107の処理の後、サーバー1はステップS101からの処理を繰り返す。
一方、ステップS106の判別処理において、当該投稿データは特定された場所に対する評価の基準になるものではないと判別したとする。この場合、加減算値特定部106が機能し、当該投稿データは、基準となる投稿データに対して、同調/非同調、あるいは、肯定/非肯定を示すものか否かを判別する(ステップS108)。
ステップS108の判別処理において、当該投稿データは、基準となる投稿データに対して、同調/非同調、あるいは、肯定/非肯定を示すものであると判別したとする。この場合、加減算値特定部106は、当該投稿データに基づいて、当該投稿データにおける加減算値(この実施の形態では、「+1」か「−1」か)を得る(ステップS109)。
この後、評価値更新部107が機能し、評価方向特定部105からの評価方向と、加減算値特定部106からの加減算値とに基づいて、最終的な評価値を算出する(ステップS110)。そして、評価値更新部107は、算出した最終的な評価値を男女別場所等評価DB108に更新する(ステップS111)。この後、サーバー1は、ステップS101からの処理を繰り返す。
一方、テップS108の判別処理において、当該投稿データは、基準となる投稿データに対して、同調/非同調、あるいは、肯定/非肯定を示すものではないと判別したとする。この場合、当該投稿データは、評価に利用可能なものでは無いと判別し、サーバー1はステップS101からの処理を繰り返す。
なお、ステップS102の判別処理において、投稿データは読み出せていない(処理すべき投稿データは無い)と判別したときには、サーバー1は、当該Webサイトへのアクセスを終了するなどの所定の終了処理を行う。そして、この図7に示すフローチャートの処理を終了し、次のWebサイトに対する処理を行うことになる。
このようにして、使用者により投稿がなされているWebサイトの投稿データを用いて、場所や位置についての男女別の客観的な評価が集計される。
[リコメンド等の処理]
図8は、サーバー1で実行される、投稿を促すためのリコメンド等の処理を説明するためのフローチャートである。この図8に示す処理は、主に、投稿状況判定部111とリコメンド等処理部112とによって実行される処理である。
図8は、サーバー1で実行される、投稿を促すためのリコメンド等の処理を説明するためのフローチャートである。この図8に示す処理は、主に、投稿状況判定部111とリコメンド等処理部112とによって実行される処理である。
投稿状況判定部111は、場所・性別特定部102からの投稿データに基づいて、アクセス中のWebサイトにおける投稿状況を解析し(ステップS201)、投稿を促す必要がある状況か否かを判別する(ステップS202)。ステップS202で、投稿数が所定値よりも少なかったり、投稿間隔が所定間隔よりも長かったりする場合に、投稿を促す必要がある状況であると判別する。ステップS202で投稿を促す必要がある状況であると判別したときには、投稿状況判定部111は投稿を行うことをリコメンド等処理部112に指示するので、リコメンド等処理部112は投稿内容を特定する(ステップS203)。
投稿内容を特定する場合の一例を示せば、リコメンド等処理部112は、まず、評価の基準になっている投稿データに対して同調する内容の投稿を行うように特定する。そして、リコメンド等処理部112は、同調する投稿を行った後に、更に投稿を行うことが指示された場合には、他の場所をリコメンドする内容の投稿を行うように特定する。この場合、評価の基準となる投稿データ(基準投稿特定部104のメモリ104Mに保持されている投稿データ)の内容に応じて、リコメンド先はどのような場所にするのかを決めればよい。
例えば、評価の基準となる投稿データの内容が特定された場所に対して良い感情や感覚、あるいは、高評価を示すものである場合には、現時点において評価の対象となっている場所と同様の属性を有する他の場所をリコメンド先とする。また、評価の基準となる投稿データの内容が特定された場所に対して悪い感情や感覚、あるいは、低評価を示すものである場合には、現時点において評価の対象となっている場所と異なる属性を有する他の場所をリコメンド先とする。具体的なリコメンド先は、施設等DB103の情報に基づいて特定できる。
この後、リコメンド等処理部112は、ステップS203で特定した内容の投稿データを生成し(ステップS204)、これを通信I/F101を通じて、アクセスしているWebサイトに投稿する(ステップS205)。この後、サーバー1においては、ステップS201からの処理を繰り返す。
ステップS202の判別処理において、投稿を促すための投稿は必要ないと判別したときには、投稿状況判定部111、リコメンド等処理部112は、図8に示す処理を終了する。なお、投稿を促すための投稿は必要ないと判別できる場合は、投稿を促す投稿により、投稿状態が改善した場合や予め決められた回数だけ投稿を促す投稿を行った場合などである。
このように、この実施の形態のサーバー1は、Webサイトに対して行われている投稿の状況に応じて、サーバー1自ら投稿を促すための投稿データを生成して、これをアクセス中のWebサイトに投稿できる。
[実施の形態の効果]
上述した実施の形態のサーバー1によれば、まず、Webサイトをクロールし、場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データを探索する。当該投稿データが投稿されていたWebサイトの性別属性を特定する。当該Webサイトが女性により投稿かがなされる女性用サイトの場合には、感情や感覚に関するキーワードを有する投稿データを探索し、その投稿データを評価の基準とし、評価の方向、すなわち良い方向の評価(プラス方向)か悪い方向の評価(マイナス方向か)を特定する。基準となる投稿データに対して同調する投稿データと、非同調となる投稿データと、更に特定した評価の方向に応じて、特定した場所に対する女性の客観的な評価値が求められる。
上述した実施の形態のサーバー1によれば、まず、Webサイトをクロールし、場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データを探索する。当該投稿データが投稿されていたWebサイトの性別属性を特定する。当該Webサイトが女性により投稿かがなされる女性用サイトの場合には、感情や感覚に関するキーワードを有する投稿データを探索し、その投稿データを評価の基準とし、評価の方向、すなわち良い方向の評価(プラス方向)か悪い方向の評価(マイナス方向か)を特定する。基準となる投稿データに対して同調する投稿データと、非同調となる投稿データと、更に特定した評価の方向に応じて、特定した場所に対する女性の客観的な評価値が求められる。
同様に、当該Webサイトが男性により投稿かがなされる男性用サイトの場合には、目的や手段に関するキーワードを有する投稿データを探索し、その投稿データを評価の基準とし、評価の方向、すなわち良い方向の評価(プラス方向)か悪い方向の評価(マイナス方向か)を特定する。基準となる投稿データに対して肯定する投稿データと、非肯定となる投稿データと、更に特定した評価の方向に応じて、特定した場所に対する男性の客観的な評価値が求められる。
これにより、図6を用いて説明したように、男女別の場所や位置情報に関する評価DBが形成でき、ジャンルを加味することにより、ジャンル別男女別の場所や位置情報の評価DBが構築できる。また、エリアコードをも考慮することにより、エリア別男女別の場所や位置情報の評価DBや、エリア別、ジャンル別、男女別の場所や位置情報の評価DBも構築できる。従って、男性に好まれている場所、女性に好まれている場所、逆に、男性に好まれていない場所、女性に好まれていない場所が分かる。また、目的とする場所や位置が、男性に好まれているのか、女性に好まれているのかといった見方も可能となる。
また、Webサイトへの投稿を促す機能をも備えることにより、既存の投稿データを評価の対象とする評価だけでなく、サーバー1が能動的に機能して、目的とする場所の男女別の客観的な評価値も把握できる。この場合、目的とする場所や位置をリコメンドすることにより、目的とする場所や位置に対する男女別の最新の評価値を得ることができる。
[リコメンド等の他の例]
また、上述したサーバー1は、投稿を促すリコメンド等の処理を用いながら、目的とする場所や位置に対する男女別の客観的な評価を得るように制御することもできる。すなわち、サーバー1において、(1)場所・性別特定部102がサイトをクロールし、場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データを探索する。(2)場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データが見つかったら、場所・性別特定部102がその投稿がなされていたWebサイトの性別属性を特定する。
また、上述したサーバー1は、投稿を促すリコメンド等の処理を用いながら、目的とする場所や位置に対する男女別の客観的な評価を得るように制御することもできる。すなわち、サーバー1において、(1)場所・性別特定部102がサイトをクロールし、場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データを探索する。(2)場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データが見つかったら、場所・性別特定部102がその投稿がなされていたWebサイトの性別属性を特定する。
当該Webサイトが主に女性が投稿を行う女性用サイトであると特定されたとする。この場合、(3)場所・性別特定部102は、基準投稿特定部104を機能させ、感情や感覚に関するキーワードを探索する。(4)当該キーワードを有する投稿データが評価の基準となる投稿データとなり、評価方向特定部105が機能し、上述したように、評価の方向が特定される。そして、(5)場所・性別特定部102は、投稿状況判定部111を通じてリコメンド等処理部112を制御し、当該Webサイトにサーバー1を参加させ、評価の基準となる投稿データが示す感情や感覚に対して同調するコメントを生成して投稿(掲載)する。この場合の投稿状況判定部111は、投稿状況を判定する必要はなく、単にリコメンド等処理部112を機能させて、評価の基準となる投稿データに対応する投稿を行わせるようにリコメンド等処理部112を制御する。
(6)サーバー1からの当該コメント(投稿)に対して、更に同調するコメント(投稿)が追加でアップ(複数)されたかどうかを、基準投稿特定部104、加減算値特定部106を機能させてカウントする。(7)評価方向特定部105における評価の方向がマイナス方向の場合であって、これに対する同調であれば、評価値更新部107の機能により、男女別場所等評価DB108のその場所や位置情報の女性評価に減点登録する。評価方向特定部105における評価の方向がマイナス方向の場合であって、これに対する非同調であれば、評価値更新部107の機能により、男女別場所等評価DB108のその場所や位置情報の女性評価に加点登録する。
また、評価方向特定部105における評価の方向がプラス方向の場合であって、これに対する同調であれば、評価値更新部107の機能により、男女別場所等評価DB108のその場所や位置情報の女性評価に加点登録する。また、評価方向特定部105における評価の方向がプラス方向の場合であって、これに対する非同調であれば、評価値更新部107の機能により、男女別場所等評価DB108のその場所や位置情報の女性評価に減点登録する。
このようにして、1つの場所に対する評価が終了したら、(8)場所・性別特定部102は、投稿状況判定部111を通じて、リコメンド等処理部112を制御し、他の場所や位置情報をリコメンドする。そして、上記(3)からの処理を繰り返す。
また、場所・性別特定部102が、場所や位置情報に関するキーワードを有する投稿データが存在するWebサイトの性別属性が、男性等サイトであると判別したとする。この場合、(3−1)場所・性別特定部102は、基準投稿特定部104を機能させ、目的や手段に関するキーワードを探索する。(4−1)当該キーワードを有する投稿データが評価の基準となる投稿データとなり、評価方向特定部105が機能し、上述したように、評価の方向が特定される。そして、(5−1)場所・性別特定部102は、投稿状況判定部111を通じてリコメンド等処理部112を制御し、当該Webサイトにサーバー1を参加させ、評価の基準となる投稿データが示す目的や手段を高評価するコメントを生成して投稿(掲載)する。
(6−1)サーバー1からの当該コメント(投稿)に対して、更に高評価のコメント(投稿)が追加でアップ(複数)されたかどうかを、基準投稿特定部104、加減算値特定部106を機能させてカウントする。(7−1)評価方向特定部105における評価方向がマイナス方向の場合であって、これに対する投稿データの内容が高評価であれば、評価値更新部107の機能により、男女別場所等評価DB108のその場所や位置情報の男性評価に減点登録する。評価方向特定部105における評価方向がプラス方向の場合であって、これに対する投稿データの内容が高評価であれば、評価値更新部107の機能により、男女別場所等評価DB108のその場所や位置情報の男性評価に加点登録する。
また、評価方向特定部105における評価の方向がマイナス方向の場合であって、これに対する投稿データの内容が低評価であれば、評価値更新部107の機能により、男女別場所等評価DB108のその場所や位置情報の男性評価に加点登録する。評価方向特定部105における評価の方向がプラス方向の場合であって、これに対する投稿データの内容が低評価であれば、評価値更新部107の機能により、男女別場所等評価DB108のその場所や位置情報の男性評価に減点登録する。
このようにして、1つの場所に対する評価が終了したら、(8−1)場所・性別特定部102は、投稿状況判定部111を通じて、リコメンド等処理部112を制御し、他の場所や位置情報をリコメンドする。そして、上記(3−1)からの処理を繰り返す。
このようにすることによって、1つのWebサイトを通じて、複数の場所や位置に対する男女別の客観的な評価値を得ることができる。なお、この例で、同調するコメントや評価するコメントが複数アップされることを条件にしたのは、より適切に評価結果を得たいためである。また、同調するコメントや評価するコメントが所定数より多いか少ないかによって、加点、減点を特定するようにしてもよい。
[変形例など]
なお、上述した実施の形態では、場所や位置情報に関する投稿データが存在するWebサイトにおいて、そのWebサイトの性別特性を特定して、場所や位置に対する男女別の評価を得るようにしたが、これに限るものではない。まず、女性用サイトを対象とするか、男性用サイトを対象とするのかを選択し、この選択に応じた性別特性を有するWebサイトについて、場所や位置情報に関する投稿データが存在するか否かを探索するようにしてもよい。
なお、上述した実施の形態では、場所や位置情報に関する投稿データが存在するWebサイトにおいて、そのWebサイトの性別特性を特定して、場所や位置に対する男女別の評価を得るようにしたが、これに限るものではない。まず、女性用サイトを対象とするか、男性用サイトを対象とするのかを選択し、この選択に応じた性別特性を有するWebサイトについて、場所や位置情報に関する投稿データが存在するか否かを探索するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、既存の投稿データを対象として場所や位置に対する男女別の評価を得るようにした。しかし、これに限るものではない。既存の投稿データは用いずに、投稿を促す投稿を行うことによって、目的とする場所や位置に対する男女別の評価を得て、これに応じて、場所や位置に関する情報を得るようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、加減算値特定部106の機能により、投稿データに基づいて特定される中間評価値である加減算値は、「+1」と「−1」であるものとして説明したが、例えば、投稿内容に応じて、「+2」、「−2」などのように値の絶対値を種々の値とすることができる。例えば、1つの投稿データに含まれる同調と肯定、あるいは非同鏡と非肯定を示す文言の数に応じて加減算値の絶対値の大きさを変えるなどのことが可能である。
また、上述した実施の形態では、まず、評価の対象となる投稿がなされているWebサイトが女性用か男性用かを判別し、女性用のWebサイトでは男性からの投稿を排除し、男性用のWebサイトでは女性の投稿を排除するようにした。しかし、これに限るものではない。投稿データに投稿者の性別を示す情報が付加されているなど、投稿データごとに投稿者の性別が特定可能であれば、評価値更新部107において処理対象の投稿データの投稿者の性別を特定し、これに応じて男女別場所等評価DB108の評価値を更新するように構成することも可能である。
また、上述した実施の形態では、女性の投稿か男性の投稿かを判別する基準の1つとして、女性は感情や感覚を共有しようとする傾向があり、男性は状況を把握し、課題を分析して、見解を述べようとする傾向がある点に着目した。すなわち、感情や感覚に関するキーワードが存在する投稿は女性の投稿であり、目的や目標や手段に関するキーワードが存在する投稿は男性の投稿であると判別した。しかし、これに限るものではない。
例えば、女性の投稿の場合には、雰囲気、接客の良し悪しといった個人の主観的な内容が多いのに対して、男性の投稿の場合には、値段、味、利便性といったいわゆるスペック(仕様)に関する客観的な内容が多いという傾向もある。換言すれば、上述もしたように、女性が好むのは「安心」、「安全」、「清潔」、「快適」などであり、男性が評価するのはより「目的」に合っている度合であるという傾向がある。このような傾向を利用し、女性の投稿か男性の投稿かを判別するようにしてもよい。
具体的には、投稿の内容が、「安心」、「安全」、「清潔」、「快適」といったことに関する主観的なキーワードを含む場合には「女性」の投稿と判別できる。一方、目的を評価、批判するような客観的なキーワードを含む場合には「男性」の投稿と判別できる。もちろんこれは一例であり、種々の基準を用い、また、種々の基準を組み合わせて、女性の投稿か男性の投稿かを判別する仕組みを採用することもできる。
[その他]
上述した実施の形態の説明からも分かるように、情報収集評価装置の性別属性特定手段と場所特定手段との機能は、サーバー1の場所・性別特定部102が実現している、また、情報収集評価装置の基準投稿特定手段の機能はサーバー1の基準投稿特定部104が実現し、情報収集評価装置の評価方向特定手段の機能はサーバー1の評価方向特定部105が実現している。また、情報収集評価装置の加減算値特定手段の機能はサーバー1の加減算値特定部106が実現し、情報収集評価装置の評価値更新手段の機能はサーバー1の評価値更新部107が実現している。また、情報収集評価装置の場所別であって性別属性別に、場所に対する評価値を管理するデータベースの機能は、サーバー1の男女別場所等評価DB108が実現している。
上述した実施の形態の説明からも分かるように、情報収集評価装置の性別属性特定手段と場所特定手段との機能は、サーバー1の場所・性別特定部102が実現している、また、情報収集評価装置の基準投稿特定手段の機能はサーバー1の基準投稿特定部104が実現し、情報収集評価装置の評価方向特定手段の機能はサーバー1の評価方向特定部105が実現している。また、情報収集評価装置の加減算値特定手段の機能はサーバー1の加減算値特定部106が実現し、情報収集評価装置の評価値更新手段の機能はサーバー1の評価値更新部107が実現している。また、情報収集評価装置の場所別であって性別属性別に、場所に対する評価値を管理するデータベースの機能は、サーバー1の男女別場所等評価DB108が実現している。
また、情報収集評価装置の第1、第2の投稿処理手段の機能は、サーバー1の主にリコメンド等処理部112が実現し、情報収集評価装置の補正処理手段の機能は、サーバー1の評価補正処理部109が実現している。
また、図7、図8に示した処理を行なう方法が、この発明の情報収集評価方法の一実施の形態であり、図1に示したサーバー1の各構成部である、場所・性別特定部102、基準投稿特定部104、評価方向特定部105、加減算値特定部106、評価値更新部107の各機能を実現するプログラムが、この発明の情報収集評価プログラムの一実施の形態である。
1…男女別情報収集評価サーバー装置、101…通信I/F、102…場所・性別特定部、103…施設等DB、104…基準投稿特定部、105…評価方向特定部、106…加減算値特定部、107…評価値更新部、108…男女別場所等評価DB、109…評価補正処理部、111…投稿状況判定部、112…リコメンド等処理部、2…ネットワーク
Claims (6)
- インターネット上に設けられ使用者からの投稿を受け付けて他の使用者と共有できるようにしているWebサイトに対する、投稿者に応じた性別属性を特定する性別属性特定手段と、
前記Webサイトに投稿されている投稿データを順次に参照し、場所に関するキーワードを含む投稿データを探索し、当該キーワードに対応する場所を特定する場所特定手段と、
前記場所に関するキーワードを含む投稿データが存在するWebサイトにおいて、前記キーワードを含む投稿データ以降に投稿された投稿データを順次に参照し、前記性別属性特定手段で特定された前記性別属性に対応する性別の投稿者からの投稿データであって、前記場所特定手段で特定された場所についての評価の基準となるべき基準投稿データを特定する基準投稿特定手段と、
前記基準投稿特定手段で特定された前記基準投稿データの内容から当該基準投稿データの評価方向を特定する評価方向特定手段と、
前記キーワードを含む投稿がなされたWebサイトにおいて、前記基準投稿データ以降に投稿された投稿データを順次に参照し、前記性別属性特定手段で特定された前記性別属性に対応する性別の投稿者からの投稿であって、前記基準投稿特定手段で特定された前記基準投稿データに対する投稿データを特定し、当該投稿データの内容が前記基準投稿データの評価方向と同一方向か反対方向かに応じた加減算値を特定する加減算値特定手段と、
前記評価方向特定手段で特定された前記基準投稿データの前記評価方向と前記加減算値特定手段で特定された前記加減算値とに応じた評価値を、場所別であって性別属性別に、場所に対する評価値を管理するデータベースに更新する評価値更新手段と
を備えることを特徴とする情報収集評価装置。 - 請求項1に記載の情報収集評価装置であって、
前記評価方向特定手段で特定された前記基準投稿データの評価方向と同一方向の内容を有する投稿データを生成して、前記Webサイトに投稿することにより、投稿を促すようにする第1の投稿処理手段を備えることを特徴とする情報収集評価装置。 - 請求項1または請求項2のいずれかに記載の情報収集評価装置であって、
特定可能な場所と、当該場所の属性情報とを対応付けて記憶保持する場所データベースと、
前記場所特定手段で特定された場所と同一属性の他の場所、あるいは、前記場所特定手段で特定された場所と異なる属性の他の場所をリコメンドするための投稿データを生成して、前記Webサイトに投稿することにより、投稿を促すようにする第2の投稿処理手段を備えることを特徴とする情報収集評価装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報収集評価装置であって、
統計的に求められるWebサイトへの投稿に対する女性と男性の傾向に応じて、場所別であって、性別属性別に、評価値を管理する前記データベースの前記評価値に対して補正処理を行う補正処理手段を備えることを特徴とする情報収集評価装置。 - 性別属性特定手段が、インターネット上に設けられ使用者からの投稿を受け付けて他の使用者と共有できるようにしているWebサイトに対する、投稿者に応じた性別属性を特定する性別属性特定工程と、
場所特定手段が、前記Webサイトに投稿されている投稿データを順次に参照し、場所に関するキーワードを含む投稿データを探索し、当該キーワードに対応する場所を特定する場所特定工程と、
前記場所に関するキーワードを含む投稿データが存在するWebサイトにおいて、前記キーワードを含む投稿データ以降に投稿された投稿データを順次に参照し、前記性別属性特定工程で特定した前記性別属性に対応する性別の投稿者からの投稿データであって、前記場所特定工程で特定した場所についての評価の基準となるべき基準投稿データを特定する基準投稿特定工程と、
評価方向特定手段が、前記基準投稿特定工程で特定した前記基準投稿データの内容から当該基準投稿データの評価方向を特定する評価方向特定工程と、
加減算値特定手段が、前記キーワードを含む投稿がなされたWebサイトにおいて、前記基準投稿データ以降に投稿された投稿データを順次に参照し、前記性別属性特定工程で特定した前記性別属性に対応する性別の投稿者からの投稿であって、前記基準投稿特定工程で特定した前記基準投稿データに対する投稿データを特定し、当該投稿データの内容が前記基準投稿データの評価方向と同一方向か反対方向かに応じた加減算値を特定する加減算値特定工程と、
評価値更新手段が、前記評価方向特定手段で特定した前記基準投稿データの前記評価方向と前記加減算値特定工程で特定した前記加減算値とに応じた評価値を、場所別であって性別属性別に、場所に対する評価値を管理するデータベースに更新する評価値更新工程と
を備えることを特徴とする情報収集評価方法。 - インターネット上のWebサイトにアクセス可能な情報処理装置に搭載されたコンピュータを、
インターネット上に設けられ使用者からの投稿を受け付けて他の使用者と共有できるようにしているWebサイトに対する、投稿者に応じた性別属性を特定する性別属性特定手段と、
前記Webサイトに投稿されている投稿データを順次に参照し、場所に関するキーワードを含む投稿データを探索し、当該キーワードに対応する場所を特定する場所特定手段と、
前記場所に関するキーワードを含む投稿データが存在するWebサイトにおいて、前記キーワードを含む投稿データ以降に投稿された投稿データを順次に参照し、前記性別属性特定手段で特定された前記性別属性に対応する性別の投稿者からの投稿データであって、前記場所特定手段で特定された場所についての評価の基準となるべき基準投稿データを特定する基準投稿特定手段と、
前記基準投稿特定手段で特定された前記基準投稿データの内容から当該基準投稿データの評価方向を特定する評価方向特定手段と、
前記キーワードを含む投稿がなされたWebサイトにおいて、前記基準投稿データ以降に投稿された投稿データを順次に参照し、前記性別属性特定手段で特定された前記性別属性に対応する性別の投稿者からの投稿であって、前記基準投稿特定手段で特定された前記基準投稿データに対する投稿データを特定し、当該投稿データの内容が前記基準投稿データの評価方向と同一方向か反対方向かに応じた加減算値を特定する加減算値特定手段と、
前記評価方向特定手段で特定された前記基準投稿データの前記評価方向と前記加減算値特定手段で特定された前記加減算値とに応じた評価値を、場所別であって性別属性別に、場所に対する評価値を管理するデータベースに更新する評価値更新手段と
して機能させるようにしたことを特徴とする情報収集評価プログラム。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020129232A (ja) * | 2019-02-07 | 2020-08-27 | 株式会社日本総合研究所 | 機械学習装置、プログラム及び機械学習方法 |
JP7487157B2 (ja) | 2021-09-16 | 2024-05-20 | Lineヤフー株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム |
-
2014
- 2014-03-12 JP JP2014048341A patent/JP2015172856A/ja active Pending
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