JP2017133949A - 壁面計測装置、飛行ロボットおよび壁面検査システム - Google Patents

壁面計測装置、飛行ロボットおよび壁面検査システム Download PDF

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Abstract

【課題】質量をなるべく小さくすることが可能な壁面計測装置、当該壁面計測装置を搭載した飛行ロボットおよび当該飛行ロボット用いた壁面検査システムを提供する。【解決手段】壁面計測装置30は、光源314aと、光検出器314gと、光源314aおよび光検出器314gを1つの軸回りに一体的に回転させる回転部314と、回転部314による所定の回転範囲において光源314aから出射されたレーザ光を反射するミラー311〜313と、光検出器314gから出力される信号に基づいて、壁面までの距離および傾きをそれぞれ算出する演算処理部32と、を備える。回転部314の回転に伴い物体が互いに異なる複数の走査経路で走査されるようにミラー311〜313が構成される。演算処理部32は、複数の走査経路に沿って物体までの距離を計測して得た3次元の座標点群に整合する平面を物体の壁面として取得する。【選択図】図2

Description

本発明は、レーザ光を用いて壁面の距離および傾きを計測する壁面計測装置、当該壁面計測装置を搭載した飛行ロボット、および、当該飛行ロボットを用いた壁面検査システムに関する。
橋脚等の構造物は、時間の経過とともに老朽化する。このため、この種の構造物では、定期的に壁面の状況が点検され、適宜、修復等の措置が採られる。この場合、たとえば、カメラを用いて壁面の状況が検査される。カメラで撮像した画像を解析することにより、たとえば、橋脚等の表面に生じた亀裂が確認される。
以下の特許文献1には、レーザ光を用いて壁面の距離および傾きを計測する壁面検出手段が記載されている。特許文献1の構成では、自動車に搭載されたレーザスキャナによりレーザ光を水平方向および垂直方向に走査させて、三次元の座標点群のデータが取得される。こうして取得された座標点群データに基づいて、道路の付属物の壁面や道路付近の建物、塀等の壁面が検出される。
特開2013−54522号公報
橋脚等の構造物は、高さが非常に高い場合がしばしばある。また、橋脚が、河川に架けられた橋の橋脚である場合、点検を行う作業者が橋脚付近に近づくことが極めて困難な場合がある。このような場合、空中で停止可能な飛行ロボットにカメラを搭載して構造物の表面を撮像することが有効である。
飛行ロボットにカメラを搭載する場合、カメラの撮像方向が構造物の壁面に対して略垂直となるように、飛行ロボットの姿勢を制御する必要がある。この制御のため、飛行ロボットには、構造物の壁面までの距離および傾きを計測する壁面計測装置が搭載され得る。この場合、飛行ロボットの負荷を軽減するため、搭載される壁面計測装置は、なるべく質量が小さいことが好ましい。これに対し、自動車に搭載されるレーザスキャナは、通常、レーザ光を水平方向および垂直方向にそれぞれ個別に走査させるための2つのアクチュエータが設けられるため、壁面計測装置の質量が大きくなってしまう。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、質量をなるべく小さくすることが可能な壁面計測装置、当該壁面計測装置を搭載した飛行ロボット、および、当該飛行ロボット用いた壁面検査システムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、壁面計測装置に関する。この態様に係る壁面計測装置は、レーザ光を出射する光源と、物体から反射された前記レーザ光を受光する光検出器と、前記光源と前記光検出器を1つの軸回りに一体的に回転させる回転部と、前記回転部による所定の回転範囲において前記光源から出射された前記レーザ光を反射するミラーと、前記光検出器から出力される信号に基づいて、前記レーザ光が照射された位置における前記物体の壁面について、前記壁面までの距離および傾きをそれぞれ算出する演算処理部と、を備える。前記回転部の回転に伴い前記物体が互いに異なる複数の走査経路で走査されるように、前記ミラーが構成される。また、前記演算処理部は、前記複数の走査経路に沿って前記物体までの距離を計測して得た3次元の座標点群に整合する平面を、前記物体の壁面として取得する。
本態様に係る壁面計測装置によれば、レーザ光を走査させるための構成として、1軸周りに回転する回転部と、レーザ光を反射するミラーを設けるのみでよい。このため、レーザ光を水平方向および垂直方向にそれぞれ個別に走査させるための2つのアクチュエータを設ける場合に比べて、壁面計測装置の質量を顕著に小さくできる。よって、壁面計測装置を飛行ロボットに搭載する場合に、飛行ロボットにかかる負荷を効果的に抑制できる。さらに、回転部とミラーを配置する構成であるため、壁面計測装置の簡素化および小型化を図ることができる。よって、この点からも、本態様に係る壁面計測装置は、飛行ロボットに搭載する場合に有利である。
第1の態様に係る壁面計測装置は、前記回転部を囲むように3つの前記ミラーが配置され、前記光源から出射された前記レーザ光の光軸を前記3つのミラーで折り曲げることにより、各ミラーに対応する3つの走査経路で前記物体が走査されるよう構成され得る。このように3つの走査経路で物体を走査することにより、物体の壁面を精度良く計測できる。
また、第1の態様に係る壁面計測装置は、前記回転部を挟むように2つの前記ミラーが配置され、前記光源から出射された前記レーザ光の光軸を前記2つのミラーで折り曲げることにより、各ミラーに対応する2つの走査経路を含む複数の走査経路で前記物体が走査されるよう構成され得る。この構成では、上記のように3つのミラーを用いる場合に比べて、ミラーを1つ削減でき、壁面計測装置の質量を抑制できる。
この場合、壁面計測装置は、前記2つのミラーの間の隙間を前記レーザ光が通過することにより生じる走査経路と、前記2つのミラーにより前記レーザ光が反射されることにより生じる2つの走査経路で、前記物体が走査されるように、前記2つのミラーが配置された構成とされ得る。こうすると、3つの走査経路で物体が走査されるため、物体の壁面を精度良く計測できる。
また、第1の態様に係る壁面計測装置は、前記回転部の周囲に1つの前記ミラーが配置され、前記ミラーが配置されていない領域を前記レーザ光が通過することにより生じる走査経路と、前記ミラーにより前記レーザ光が反射されることにより生じる走査経路で、前記物体が走査されるように、前記ミラーが配置された構成とされ得る。この構成では、走査に用いるミラーが1つであるため、壁面計測装置の質量をさらに抑制できる。
第1の態様に係る壁面計測装置において、前記複数の走査経路は、当該壁面計測装置に正対向する平面において三角形の各辺に略沿うように設定され得る。こうすると、測定により取得された壁面は、正規の壁面に対して、どの方向項においても傾きの誤差が生じにくくなる。よって、壁面の計測精度を高めることができる。
また、第1の態様に係る壁面計測装置は、前記ミラーの反射面が、平面、且つ、一方向に長い形状を有し、前記回転部の回転に伴い前記レーザ光の光軸が前記反射面の長手方向に移動するように、前記ミラーが配置された構成とされ得る。こうすると、簡素な構成のミラーを用いながら、物体における走査軌跡を3方向に設定できる。このため、物体壁面の計測精度を高めることができる。
第1の態様に係る壁面計測装置において、前記演算処理部は、平面までの距離および平面の傾きを変化させてその平面に含まれる前記座標点群の数を計数し、計数した数が最も多い平面を、前記物体の前記壁面として取得するよう構成され得る。こうすると、座標点群から円滑に、物体の壁面を取得できる。
本発明の第2の態様は、飛行ロボットに関する。この態様に係る飛行ロボットは、上記第1の態様に係る壁面計測装置と、前記壁面を撮像する撮像装置と、静止可能に飛行するためのプロペラ駆動部と、前記壁面計測装置による計測結果に基づいて飛行姿勢を制御する制御部と、を備える。
本態様に係る飛行ロボットによれば、上記のように質量が抑制された壁面計測装置が搭載されるため、飛行の際の負荷が軽減される。よって、円滑かつ安定的に目標の壁面位置へと飛行して壁面の撮像を行うことができる。
本発明の第3の態様は、壁面検査システムに関する。この態様に係る壁面検査システムは、第2の態様に係る飛行ロボットと、前記撮像装置により撮像された画像を処理して前記壁面の状況を評価する情報処理装置と、を備える。
本態様に係る壁面検査システムによれば、上記の飛行ロボットが用いられるため、円滑かつ安定的に壁面の撮像を行うことができ、壁面の検査を円滑に進めることができる。
以上のとおり本発明によれば、質量をなるべく小さくすることが可能な壁面計測装置、当該壁面計測装置を搭載した飛行ロボット、および、当該飛行ロボット用いた壁面検査システムを提供することができる。
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
図1は、実施の形態に係る壁面検査システムの外観を示す斜視図である。 図2(a)、(b)は、それぞれ、実施の形態に係る走査検出部の構成を示す平面図および側面図である。図2(c)は、実施の形態に係る回転部に保持された光学系の構成を示す図である。図2(d)は、物体までの距離を計測する手法を説明するタイミングチャートである。 図3(a)は、実施の形態に係る走査経路を模式的に示す図、図3(b)は、実施の形態に係る壁面の検出方法を説明するための図である。 図4は、実施の形態に係る飛行ロボットの構成を示すブロック図である。 図5(a)は、実施の形態に係る壁面計測装置の処理を示すフローチャートである。図5(b)は、実施の形態に係る壁面計測処理を示すフローチャートである。 図6(a)、(b)は、それぞれ、変更例1に係る走査検出部の構成を示す平面図および側面図である。図6(c)は、変更例1に係る走査経路を模式的に示す図である。 図7(a)、(b)は、それぞれ、変更例2に係る走査検出部の構成を示す平面図および側面図である。図7(c)は、変更例2に係る走査経路を模式的に示す図である。 図8(a)、(b)は、それぞれ、変更例3に係る走査検出部の構成を示す平面図および側面図である。図8(c)は、変更例3に係る走査経路を模式的に示す図である。
図1は、実施の形態に係る壁面検査システム1の外観を示す斜視図である。図1には、便宜上、飛行ロボット10の前後方向、左右方向および上下方向が実線矢印で示されている。
図1に示すように、壁面検査システム1は、飛行ロボット10と、情報処理装置20とを備える。
飛行ロボット10は、6つのプロペラ11を備える。飛行ロボット10は、プロペラ11を駆動して飛行し、また、プロペラ11を制御して、所定の姿勢で空中に静止することが可能である。飛行ロボット10は、着陸のための一対の脚部12を備えている。
さらに、飛行ロボット10は、前方向に直線状に延びる筒状のシャフト13を備えている。シャフト13の先端に回転可能に滑車14が装着されている。滑車14の回転軸は、左右方向に平行である。滑車14の回転軸には、滑車14の回転を検出するためのエンコーダ(図示せず)が配されている。エンコーダは、シャフト13の内部を通る配線によって、飛行ロボット10本体の回路部に接続されている。
橋脚等の壁面2を検査する際、飛行ロボット10は、壁面2に滑車14を接触させた状態で、上下方向に移動する。飛行ロボット10は、この移動の際にエンコーダから出力される信号に基づいて、上下方向における壁面2の位置を取得する。滑車14とエンコーダを用いた構成以外の構成により、上下方向の位置が検出されてもよい。たとえば、飛行ロボット10にGPS(Global Positioning System)の機能を持たせることも可能である。しかし、橋脚では、橋に遮られてGPSの機能が不能となることがある。また、GPSによる測位には所定の誤差がある。このことから、上下方向における壁面2の位置は、図1に示すような構成により、壁面2から直接取得することが好ましい。飛行ロボット10は、さらに、気圧センサやジャイロセンサ等の高度検出用のセンサを備えていてもよい。飛行ロボット10は、このセンサによって、高さ方向における壁面2の位置を取得するよう構成されてもよい。
飛行ロボット10の下面には、棚15が設けられている。この棚15に壁面計測装置30、撮像装置40およびメモリドライブ50が設置されている。壁面計測装置30およびメモリドライブ50は棚15の上面に設置され、撮像装置40は棚15の下面に設置されている。
壁面計測装置30は、前方向にレーザ光を出射し、壁面2からの反射光を受光して、壁面2までの距離および壁面2の傾きを算出する。壁面計測装置30の構成および壁面計測の方法は、追って、図2(a)〜図3(b)を参照して説明する。
撮像装置40は、飛行ロボット10の前方の領域を撮像する。撮像装置40の撮像方向は、飛行ロボット10の前方向に一致する。メモリドライブ50は、壁面計測装置30の後方に配置されている。メモリドライブ50には、SDカード等の記憶媒体が着脱可能である。メモリドライブ50は、撮像装置40によって撮像された画像を随時記憶媒体に書き込んでいく。
飛行ロボット10は、壁面計測装置30により算出された壁面2までの距離および壁面の傾きに基づいて、撮像装置40の撮像方向が壁面2に対して略垂直となり、且つ、滑車14が壁面2に接触するように、自身の位置および姿勢を制御する。この制御を行いつつ、飛行ロボット10は、壁面2に沿って周方向に移動する。その間、撮像装置40は、壁面2を撮像する。撮像された画像は、逐次、メモリドライブ50の記憶媒体に書き込まれる。
飛行ロボット10の飛行経路は、情報処理装置20を介してユーザにより設定される。情報処理装置20は、ケーブルによってリモートコントロール装置60に接続されている。情報処理装置20は、ユーザにより設定された飛行経路に沿って飛行ロボット10を飛行させるための指令信号を、リモートコントロール装置60を介して飛行ロボット10に送信する。
飛行ロボット10の自動位置制御機能は、主として後述する飛行ロボット10の制御部84(図4参照)が実行する。情報処理装置20は、飛行経路となる次の目標位置および飛行動作を指示する指令信号を、リモートコントロール装置30を介して飛行ロボット10の制御部84に送信する。たとえば、壁面2との距離を一定距離に保ちながら壁面2に沿って数メートル降下する旨の指令信号がリモートコントロール装置30から飛行ロボット10に送信される。この指令信号に基づき、飛行ロボット10の制御部84は、プロペラ11を制御して、指令に応じた飛行動作を実行する。これにより、飛行ロボット10は、設定された飛行経路に沿って、壁面2付近を飛行する。
飛行ロボット10は、こうしてユーザが設定した飛行経路に沿って飛行しつつ、壁面計測装置30により算出された壁面2までの距離および壁面2の傾きに基づいて、上記のように、自身の位置および姿勢を制御する。
飛行ロボット10が飛行する間、滑車14とエンコーダにより検出された飛行ロボット10の位置情報が、随時、飛行ロボット10からリモートコントロール装置60に送信され、情報処理装置20に提供される。情報処理装置20は、受信した位置情報に基づいて、飛行ロボット10が所期の飛行経路に沿って飛行するよう制御する。こうして、飛行ロボット10は、ユーザが設定した飛行経路に沿って飛行する。
この他、ユーザがリモートコントロール装置60を操作してマニュアルで飛行ロボット10を壁面2付近で飛行させてもよい。この場合、撮像装置40により取得された画像がリモートコントロール装置60に随時送信され、リモートコントロール装置60のモニタ61に表示される。ユーザは、モニタ61を参照しながら、リモートコントロール装置60を操作して、飛行ロボット10を壁面2に沿って移動させる。この場合も、飛行ロボット10は、壁面計測装置30により算出された壁面2までの距離および壁面2の傾きに基づいて、撮像装置40の撮像方向が壁面2に対して略垂直となり、且つ、滑車14が壁面2に接触するように、自身の位置および姿勢を制御する。
壁面2の検査が終了すると、ユーザは、飛行ロボット10を回収し、メモリドライブ50から記憶媒体を取り出す。ユーザは、取り出した記憶媒体を情報処理装置20に装着する。情報処理装置20は、たとえば、パーソナルコンピュータで構成される。情報処理装置20は、ユーザからの操作に応じて、記憶媒体から画像情報を読み出し、読み出した画像情報を解析処理して、壁面2の状況を評価する。情報処理装置20は、評価結果を画面に表示する。たとえば、解析処理により、壁面2に亀裂等が見つかると、情報処理装置20は、ユーザにそのことを報知する画面を表示する。
図2(a)、(b)は、それぞれ、壁面計測装置30に配された走査検出部31の構成を示す平面図および側面図である。図2(a)、(b)には、図1に示した飛行ロボット10の前後、左右および上下の方向が示されている。また、図2(a)、(b)には、走査検出部31とともに演算処理部32が示されている。演算処理部32は、走査検出部31から出力される信号に基づいて、壁面2までの距離および壁面2の傾きを算出する。
図2(a)、(b)に示すように、走査検出部31は、3つのミラー311、312、313と回転部314とを備える。3つのミラー311、312、313と回転部314は、支持部材315に設置されている。3つのミラー311、312、313は、回転部314を囲むように、所定の三角形の各辺に沿って配置されている。ミラー311、312、313は、それぞれ、板状の直方体形状を有し、回転部314側に反射面311a、312a、313aを有する。反射面311a、312a、313aは、それぞれ、平面である。ミラー311、312、313は、たとえば、樹脂等の軽量な素材からなる本体の側面に反射面311a、312a、313aを塗布または蒸着により形成することによって構成される。
ミラー311は、平面視において、反射面311aの長手方向が左右方向に平行となるように配置されている。ミラー312は、平面視において、反射面312aの長手方向が上下方向に対して所定角度だけ右方向に傾くように配置されている。ミラー313は、平面視において、反射面313aの長手方向が上下方向に対して所定角度だけ左方向に傾くように配置されている。ミラー312、313は、平面視において、上下方向に平行な対称軸について対称となる位置に配置され、この対称軸に、回転部314の回転軸が垂直に交差している。また、ミラー311は、平面視において、前記対称軸により2等分されるように配置されている。
なお、ミラー311、312、313の配置方法は、これに限られるものではない。後述のように、壁面2におけるレーザ光の3つの走査経路が三角形の各辺に略沿うように設定されれば、他の配置方法でミラー311、312、313が配置されてもよい。
回転部314は、飛行ロボット10の前後方向に平行な軸を回転軸として回転する。平面視において回転部314は円形である。回転部314の回転軸は平面視において回転部314の中心に位置付けられている。回転部314は、その側面から、回転軸に垂直な方向にレーザ光を出射する。回転部314の回転に伴って、レーザ光が回転する。ミラー311、312、313は、反射面311a、312a、313aが、それぞれ、回転部314から入射したレーザ光を、飛行ロボット10の前方向に反射するように、配置されている。ミラー311、312、313は、上下左右に平行な平面に対して、反射面311a、312a、313aが同じ角度で傾くように配置されている。なお、上下左右に平行な平面に対する反射面311a、312a、313aの傾き角は、必ずしも互いに同じでなくてもよい。
図2(c)は、回転部314に保持された光学系の構成を示す図である。
回転部314には、光源314aと、ミラー314bと、コリメータレンズ314cと、集光レンズ314dと、フィルタ314eと、ミラー314fと、光検出器314gとが設置されている。光源314aは、たとえば、所定波長のレーザ光を出射する半導体レーザである。光源314aから出射されたレーザ光は、ミラー314bで反射された後、コリメータレンズ314cで平行光に変換される。こうして平行光に変換されたレーザ光が、図2(a)に破線矢印で示すように、回転部314の側面から出射される。その後、レーザ光は、ミラー311、312、313の何れかにより反射され、図1に示す壁面2に照射される。
壁面2で反射されたレーザ光は、集光レンズ314dによって集光される。フィルタ314eは、光源314aから出射されるレーザ光の波長以外の波長の光をカットする。集光レンズ314dで集光されたレーザ光は、フィルタ314eを透過し、さらに、ミラー314fで反射されて、光検出器314gに収束する。光検出器314gは、受光したレーザ光の強度に応じた信号を、図2(a)、(b)に示す演算処理部32に出力する。
回転部314の側面は、たとえば、コリメータレンズ314cから壁面2に向かうレーザ光の通過位置と、壁面2から集光レンズ314dに向かうレーザ光の通過位置が開放されている。あるいは、回転部314の側面の全てが、光を透過可能なカバーによって覆われていてもよい。
壁面計測動作時、回転部314は、光源314aを駆動した状態で回転する。これにより、図2(c)の光学系と光源314aおよび光検出器314gが一体的に回転する。こうして、上記のように、回転部314の側面から出射されるレーザ光が、回転部314の回転に伴い回転する。光源314aは、一定周期でパルス状に発振される。演算処理部32は、光源314aから出射されるレーザ光と光検出器314gによって受光されるレーザ光との位相差により、壁面2までの距離を計測する。
図2(d)は、物体までの距離を計測する手法を説明するタイミングチャートである。
図2(d)の上段は、光源314aを駆動する駆動信号(パルス列)を示し、図2(d)の下段は、光検出器314gから出力される検出信号(パルス列)を示している。演算処理部32は、駆動信号と検出信号との間の位相差D1に基づいて、タイミングt1で出射されたレーザ光が照射された壁面2の位置までの距離を計測する。具体的には、演算処理部32は、位相差D1と光速とを乗算して距離を算出する。他のタイミングにおいても、同様に、壁面2までの距離が計測される。他のパルスのタイミングにおいても同様の処理により、壁面2までの距離が計測される。
なお、回転部314から壁面2に照射されるレーザ光は、必ずしも、パルスでなくてもよく、正弦波であってもよい。たとえば、走査経路上の各タイミングにおいて、正弦波のレーザ光を数周期分、壁面2に照射し、壁面2からの反射光の位相を検波回路で検知する、いわゆるチャープ式の距離計測方法を用いてもよい。レーザ光を用いた距離検出の手法として、従来周知の種々の手法を用いることができる。
図3(a)は、回転部314を回転させた際のレーザ光の走査経路を模式的に示す図である。図3(a)には、壁面計測装置30の前後方向に垂直な壁面2を壁面計測装置30の前側から壁面計測装置30の後方に向かって透視した場合の走査経路が示されている。図3(a)にも、図1に示した飛行ロボット10の左右および上下の方向が示されている。
走査経路L1は、回転部314から出射されるレーザ光が図2(a)の反射面311aに入射する期間に、レーザ光が壁面2を移動する走査経路である。走査経路L2は、回転部314から出射されるレーザ光が図2(a)の反射面312aに入射する期間に、レーザ光が壁面2を移動する走査経路である。走査経路L3は、回転部314から出射されるレーザ光が図2(a)の反射面313aに入射する期間に、レーザ光が壁面2を移動する走査経路である。
図3(a)に示すように、本実施の形態では、図2(a)に示す3つのミラー311、312、313によって、壁面2に3つの走査経路L1、L2、L3が設定される。壁面2が壁面計測装置30の前後方向に垂直である場合、すなわち、壁面2が壁面計測装置30に正対向する平面である場合、図3(a)に示すように、走査経路L1、L2、L3は、三角形の各辺に略沿うように設定される。
図2(a)、(b)に示す演算処理部32は、図2(c)の光検出器314gからの検出信号に基づいて、図3(a)に示す走査経路L1、L2、L3に沿って、所定間隔ごとに、壁面2までの距離を計測する。そして、演算処理部32は、計測した距離と、そのタイミングにおけるレーザ光の走査位置とから、回転部314が1回転する間の3次元座標点群を取得し、取得した3次元の座標点群に整合する平面を、壁面2として取得する。
なお、3つのミラー311、312、313で反射されたレーザ光の距離計測の起点が光源314aの鏡像位置になるため、ミラー311、312、313ごとに起点位置が異なることになる。このため、演算処理部32は、ミラー311、312、313ごとの起点位置からの距離により、壁面2上の光点(レーザ光の照射点)の3次元位置を算出する。
図3(b)は、壁面2の検出方法を説明するための図である。この検出方法は、ハフ変換に基づく壁面2の検出方法である。
図3(b)において、点O(0,0,0)は、撮像装置40の視点(第一主点)である。撮像装置40の撮像方向は、図3(b)のy軸方向である。この場合、点Oから所定の平面H上に下した垂線の足を点P(p,p、p)、平面H上の点P以外の任意の点をQ(q,q、q)とすると、次式が成り立つ。
{p,p,p}・{(q−p),(q−p),(q−p)}T=0 … (1)
また、OPの長さをρ、OPの方向を図3(b)に示す角度φ、θで表すと、以下の関係が成り立つ。
=ρcosθ・cosφ
=ρcosθ・sinφ
=ρsinθ
投票による探索のために、P1≦ρ≦P2、φ1≦φ≦φ2、θ1≦θ≦θ2の範囲で一定のきざみで各変数を振って平面Hを変化させる3重ループを構成する。このループの内側において、上述の距離計測結果で得られた各3次元座標点R(r,r,r)について、式(1)より、次式のeが一定の値ε以下の場合に、その平面Hに1票を投じる。
e=p+p+p−ρ2
すなわち、ρ、φ、θを上記範囲で変化させて得られる平面Hに、距離計測結果の各3次元座標点R(r,r,r)が含まれると見做せる場合に、その平面に1票を投じる。この処理を、処理対象とされる全ての3次元座標点R(r,r,r)について実行し、平面Hに対する投票数(点数)を求める。こうして、投票数が最も多かった平面Hを壁面2として取得する。
演算処理部32は、図2(c)の光検出器314gからの検出信号に基づく距離計測により得た3次元座標点群について、上記処理を実行し、3次元座標点群に整合する平面Hを、壁面2として取得する。そして、演算処理部32は、壁面2として取得した平面Hにおける変数ρの値を壁面2までの距離として取得し、また、この平面Hの変数φ、θの値を壁面2の傾きとして取得する。
図4は、飛行ロボット10の構成を示すブロック図である。
飛行ロボット10は、位置検出部81と、プロペラ駆動部82と、無線通信部83と、制御部84と、インタフェース85とを備える。
位置検出部81は、図1に示すシャフト13、滑車14および滑車14の回転軸に配置されたエンコーダを含む。プロペラ駆動部82は、図1に示すプロペラ11を駆動するモータを含む。無線通信部83は、図1に示すリモートコントロール装置60と通信を行う。制御部84は、CPU(Central Processing Unit)等の処理回路とROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリを備え、メモリに保持されたプログラムに従って各部を制御する。インタフェース85は、壁面計測装置30および撮像装置40と通信を行うためのインタフェースである。
壁面計測装置30は、図2(a)、(b)に示す走査検出部31および演算処理部32に他に、制御部33と、インタフェース34とを備える。制御部33は、CPU等の処理回路とROM、RAM等のメモリを備え、メモリに保持されたプログラムに従って各部を制御する。インタフェース34は、制御部84と通信を行うためのインタフェースである。
撮像装置40は、カメラ部41と、画像処理部42と、制御部43と、インタフェース44とを備える。カメラ部41は、撮像レンズやイメージセンサ等の光学ブロックを含む。画像処理部42は、カメラ部41から入力される撮像データを所定の圧縮方式で圧縮し画像データを生成する。制御部43は、CPU等の処理回路とROM、RAM等のメモリを備え、メモリに保持されたプログラムに従って各部を制御する。インタフェース44は、制御部84およびメモリドライブ50と通信を行うためのインタフェースである。
壁面検査動作時において、壁面計測装置30の制御部33は、演算処理部32により算出された壁面2までの距離および壁面2の傾きを、制御部84に送信する。制御部84は、壁面計測装置30から受信した情報に基づいて、プロペラ駆動部82を制御する。制御部84は、演算処理部32から受信した壁面2までの距離および壁面2の傾きに基づいて、撮像装置40の撮像方向が壁面2に対して略垂直となり、且つ、滑車14が壁面2に接触するように、自身の位置および姿勢を制御する。
また、壁面検査動作時において、撮像装置40の制御部43は、画像処理部42により生成された画像データを随時、制御部84に送信する。制御部84は、受信した画像データを位置検出部81により検出された壁面2の位置を示す位置データに対応付けて、メモリドライブ50に保持された記憶媒体51に書き込む。この際、飛行ロボット10内の時計(図示せず)によって取得された時刻データが記憶媒体51に併せて記憶される。飛行ロボット10内の時計は、予め、情報処理装置20の時計と時刻が合わされている。
なお、画像データは、撮像装置40の制御部43が直接、メモリドライブ50の記憶媒体51に書き込んでもよい。この場合、飛行ロボット10本体側の制御部84は、位置検出部81によって検出された位置データを、随時、記憶媒体51上の、画像データに対応するアドレスに書き込む。
図5(a)は、壁面計測動作時における壁面計測装置30の処理を示すフローチャートである。
壁面計測装置30の制御部33は、図2(c)の光源314aを駆動した状態で、図2(a)、(b)の回転部314を1回転させ、壁面2をレーザ光で走査する(S11)。制御部33は、この走査において所定の間隔で、壁面2までの距離を計測する処理を演算処理部32に実行させ、3次元座標点群を取得させる(S12)。さらに、制御部33は、取得した3次元座標点群に基づいて、壁面2の傾きを計測する処理を演算処理部32実行させる(S13)。制御部33は、演算処理部32が計測した距離と傾きを、飛行ロボット10本体側の制御部84に送信する(S14)。
その後、制御部33は、壁面計測動作の終了が指示されたか否かを判定する(S15)。壁面計測動作の終了指示がなされていない場合(S15:NO)、制御部33は、処理をステップS11に戻して、壁面2の計測処理を継続する。壁面計測動作の終了指示がなされていると(S15:NO)、制御部33は、処理を終了する。
図5(b)は、図5(a)のステップS13において実行される壁面計測処理を示すフローチャートである。
演算処理部32は、図3(b)を参照して説明したように、変数ρ、φ、θに所定の値を与えて平面Hを設定する(S101)。演算処理部32は、設定した平面Hに3次元座標点Rが含まれている場合(S102:YES)、設定した平面Hに1点を加算する(S103)。設定した平面Hに3次元座標点Rが含まれていない場合(S102:NO)、演算処理部32は、設定した平面Hに1点を加算しない。演算処理部32は、ステップS102、S103の処理を全ての3次元座標点について実行し(S104)、当該平面Hに対する点数を決定する。
その後、演算処理部32は、変数ρ、φ、θを変化させ得る範囲の全ての平面Hについて、ステップS102〜S104の処理が終了したか否かを判定する(S105)。全ての平面Hについて、ステップS102〜S104の処理が終了していない場合(S105:NO)、演算処理部32は、変数ρ、φ、θに所定の値を与えて、新たに平面Hを設定する(S101)。そして、演算処理部32は、新たに設定した平面Hに対して、ステップS102〜S104の処理を実行し、当該平面Hに対する点数を決定する。
こうして、全ての平面Hについて点数を決定した後(S105:YES)、演算処理部32は、点数が最も高い平面Hを、壁面2に設定する(S106)。そして、この平面Hまでの距離、すなわち、図3(b)のρを壁面2までの距離として取得し、この平面Hの傾き、すなわち、図3(b)のφ、θを壁面2の傾きとして取得する。これらの距離ρおよび傾きφ、θは、図5(a)のステップS14の処理により、飛行ロボット10本体側の制御部84に送信される。これを受けて、飛行ロボット10の制御部84は、上記のように、自身の位置および姿勢を制御する。
なお、図5(a)のステップS12で取得される3次元座標点群については、飛行ロボット10に近すぎる座標点および飛行ロボット10から遠すぎる座標点をステップS13における処理対象から除外することが好ましい。たとえば、図1のシャフト13および滑車14により決定される壁面計測装置30からの距離に対して、飛行ロボット10に近づく方向と離れる方向とに距離の閾値を設定し、これら閾値間の範囲から外れる距離の座標点を処理対象から除外する。こうすると、演算処理に要する時間を短縮できる。なお、除外した座標点の数が多い場合は、壁面2の検査位置が壁面2の端付近にあると判定してもよく、あるいは、距離探索に異常があったと判定としてもよい。
また、図5(a)の工程が2回目以降において実行される場合、図5(b)のステップS101において設定される壁面Hは、前回の工程によって算出された距離および傾きの壁面を基準として、所定の範囲でパラメータを振って、設定することが好ましい。こうすると、壁面Hを振るパラメータの範囲を極力小さくでき、ハフ変換に基づく壁面の探索処理を高速化できる。
なお、上記のように、図5(a)のステップS12で取得される3次元座標点群について、飛行ロボット10に近すぎる座標点および飛行ロボット10から遠すぎる座標点をステップS13における処理対象から除外する場合、全体の座標点に対して除外する座標点の比率が多い場合は、壁面2の検査位置が壁面2の端付近である可能性がある。この場合、壁面2の端に他の壁面が続くコーナー部分に検査位置が差し掛かりつつあることが想定され得る。したがって、このように除外する座標点の比率が多い場合は、2番目に点数が高い平面Hや、3番目に点数が高い平面Hが最も点数が高い平面Hに繋がる平面となり得るかを判定してもよい。そして、これらの平面Hが最も点数が高い平面Hに繋がる平面となり得ると判定できる場合は、最も点数が高い平面Hが飛行ロボット10の正面にある検査対象の壁面Hの平面であると判定してもよい。
<実施の形態の効果>
本実施の形態によれば、以下の効果が奏され得る。
壁面計測装置30は、レーザ光を走査させるための構成として、1軸周りに回転する回転部314と、レーザ光を反射するミラー311、312、313を設けるのみでよい。このため、レーザ光を水平方向および垂直方向にそれぞれ個別に走査させるための2つのアクチュエータを設ける場合に比べて、壁面計測装置30の質量を顕著に小さくできる。よって、壁面計測装置30を飛行ロボット10に搭載する場合に、飛行ロボット10にかかる負荷を効果的に抑制できる。また、回転部314とミラー311、312、313を配置する構成であるため、壁面計測装置30の簡素化および小型化を図ることができる。よって、この点からも、壁面計測装置30を飛行ロボット10に円滑に搭載させ得る。
また、本実施の形態では、図2(a)、(b)に示すように、回転部314を囲むように配置された3つのミラー311、312、313によってレーザ光の光軸を折り曲げることにより、各ミラーに対応する3つの走査経路L1、L2、L3で壁面2が走査される。このように、3つの走査経路L1、L2、L3で壁面2を走査することにより、壁面2の探索に用いる3次元座標点群を分散させつつ座標点群の数を多くできる。よって、壁面2の探索精度を高めることができる。
また、本実施の形態では、図3(a)に示すように、三角形に略沿った3つの走査経路L1、L2、L3でレーザ光を走査させて壁面2が探索される。このため、探索された壁面2は、正規の壁面に対して、どの方向においても傾きの誤差(ブレ)が生じにくい。よって、壁面2の計測精度を高めることができる。
また、本実施の形態では、図2(a)、(b)に示すように、ミラー311、312、313の反射面311a、312a、313aが、平面、且つ、一方向に長い形状を有し、回転部314の回転に伴いレーザ光の光軸が反射面311a、312a、313aの長手方向に移動するように、ミラー311、312、313が配置されている。これにより、簡素な構成のミラー311、312、313を用いながら、壁面2における走査軌跡L1、L2、L3を3方向に設定できる。このため、壁面2の計測精度を高めることができる。
また、本実施の形態において、演算処理部32は、図3(b)を参照して説明したように、平面Hまでの距離および平面Hの傾きを変化させてその平面Hに含まれる3次元座標点群の数を計数し、計数した数が最も多い平面Hを、壁面2として取得するよう構成されている。これにより、3次元座標点群から円滑かつ精度良く、壁面2が検出され得る。
また、飛行ロボット10は、上記のように質量が抑制された壁面計測装置30が搭載されるため、飛行の際の負荷が軽減される。よって、円滑かつ安定的に目標の壁面位置へと飛行して壁面2の撮像を行うことができる。さらに、壁面検査システム1は、このような構成の飛行ロボット10を用いるため、円滑かつ安定的に壁面2の撮像を行うことができ、壁面2の検査を円滑に進めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態によって制限されるものではなく、本発明の実施形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
<変更例1>
上記実施の形態では、3つのミラー311、312、313を用いて壁面2に3つの走査経路L1、L2、L3が設定された。これに対し、変更例1では、ミラー311が省略され、2つのミラー312、313を用いて壁面2に3つの走査経路L1、L2、L3が設定される。
図6(a)、(b)は、それぞれ、変更例1に係る走査検出部31の構成を示す平面図および側面図である。図6(a)、(b)には、図1に示した飛行ロボット10の前後、左右および上下の方向が示されている。また、図2(a)、(b)には、走査検出部31とともに演算処理部32が示されている。演算処理部32は、上記実施の形態と同様、走査検出部31から出力される信号に基づいて、壁面2までの距離および壁面2の傾きを算出する。
図6(a)、(b)に示すように、壁面計測装置30の走査検出部31は、回転部314を挟むように2つのミラー312、313が配置されている。そして、回転部314の側面から出射されたレーザ光の光軸をこれら2つのミラー312、313で折り曲げることにより、各ミラーに対応する2つの走査経路を含む3つの走査経路で壁面2が走査されるよう構成されている。回転部314の構成は、上記実施の形態と同様である。
なお、図6(a)、(b)の前後方向および上下方向は、図2(a)、(b)の前後方向および上下方向と異なっている。すなわち、変更例1では、反射面312a、313aによってレーザ光が前方に反射されるように、上下左右に平行な平面に対する反射面312a、313aの傾き角が、図2(a)、(b)の場合に比べて、90度に近づくように設定されている。より詳細には、前後方向に垂直な壁面2において、反射面312a、313aによって前方向に反射されたレーザ光が、それぞれ、図6(c)の走査経路L2、L3を辿るように、反射面312a、313aの傾き角と配置が調整されている。なお、図6(c)の走査経路L1は、ミラー312、313の前側の隙間をレーザ光が通過する期間に、壁面2に設定されるレーザ光の走査経路である。
図6(c)に示す走査経路L1、L2、L3は、前後方向に垂直な壁面2を壁面計測装置30側から前方向に見たときの、当該壁面2上におけるレーザ光の走査経路である。ミラー312、313の前側の隙間をレーザ光が通過する範囲において回転部314が回転すると、壁面2が走査経路L1に沿ってレーザ光で走査される。また、ミラー312の反射面312aにレーザ光が入射する範囲において回転部314が回転すると、壁面2が走査経路L2に沿ってレーザ光で走査され、ミラー313の反射面313aにレーザ光が入射する範囲において回転部314が回転すると、壁面2が走査経路L3に沿ってレーザ光で走査される。
変更例1の走査検出部31によっても、上記実施の形態と同様、壁面2に、三角形の各辺に略沿った走査経路L1、L2、L3を設定できる。よって、上記実施の形態と同様の精度で壁面2を検出することができる。
また、変更例2では、上記実施の形態に比べて、ミラー311が削減されるため、壁面計測装置30の質量をさらに抑制できる。よって、飛行ロボット10にかかる負荷をさらに軽減でき、飛行ロボット10をより一層円滑かつ安定的に目標の壁面位置付近で飛行させることができる。
<変更例2>
図7(a)、(b)は、それぞれ、変更例2に係る走査検出部31の構成を示す平面図および側面図である。図7(c)は、変更例2に係る走査経路L1、L2を模式的に示す図である。
変更例2の走査検出部31は、上記変更例1の走査検出部31からミラー313を省略した構成となっている。このため、壁面2に設定される走査経路は、図6(c)の走査経路L3が省略されて、走査経路L1、L2のみとなっている。演算処理部32は、レーザ光が走査経路L1、L2を辿る期間において3次元座標点群を取得して壁面2を検出し、壁面2までの距離および壁面2の傾きを計測する。壁面2の検出処理は、上記実施の形態と同様である。
変更例2によっても、壁面2を適正に検出できる。ただし、走査経路L3が省略されるため、壁面2の検出に用いる3次元座標点群の数が上記実施の形態および変更例1に比べて減少する。このため、本変更例では、上記実施の形態および変更例1に比べて、壁面2の検出精度がやや低下する。
その一方、変更例2では、さらにミラー313が省略されるため、壁面計測装置30の質量をさらに抑制できる。よって、飛行ロボット10にかかる負荷を顕著に軽減できる。これにより、飛行ロボット10を円滑かつ安定的に目標の壁面位置付近で飛行させることができる。
<変更例3>
図8(a)、(b)は、それぞれ、変更例3に係る走査検出部31の構成を示す平面図および側面図である。図8(c)は、変更例3に係る走査経路L1、L2を模式的に示す図である。
変更例3の走査検出部31は、上記実施の形態の走査検出部31からミラー311を省略した構成となっている。このため、壁面2に設定される走査経路は、図6(c)の走査経路L1が省略されて、走査経路L2、L3のみとなっている。演算処理部32は、レーザ光が走査経路L2、L3を辿る期間において3次元座標点群を取得して壁面2を検出し、壁面2までの距離および壁面2の傾きを計測する。壁面2の検出処理は、上記実施の形態と同様である。
変更例3によっても、壁面2を適正に検出できる。ただし、走査経路L1が省略されるため、壁面2の検出に用いる3次元座標点群の数が上記実施の形態および変更例1に比べて減少する。このため、本変更例では、上記実施の形態および変更例1に比べて、壁面2の検出精度がやや低下する。
<その他の変更例>
上記実施の形態および変更例1〜3では、三角形の3辺または2辺に略沿うようにレーザ光の走査経路が設定されたが、走査経路の設定方法はこれに限られるものではない。たとえば、曲率半径がある程度小さい円弧状の曲線に沿った一つの走査経路のみが設定されてもよい。走査経路に沿って取得された3次元座標点群が一つの平面を特定可能に3次元空間において分散する限りにおいて、走査経路は、適宜、変更可能である。
また、上記実施の形態および変更例1〜3では、ハフ変換に基づく壁面2の検出手法を用いたが、壁面2の検出手法はこれに限られるものではない。たとえば、3次元座標点群から、それぞれの走査軌跡に対応する近似直線を最小二乗法により求め、求めた近似直線と、予め、壁面2の距離および傾きごとに保持した参照直線とを比較し、近似直線に最も整合する参照直線に対応する距離および傾きを、当該壁面2の距離および傾きとして取得してもよい。
また、上記実施の形態および変更例1〜3では、ミラー311、312、313の反射面311a、312a、313aが平面であったが、反射面311a、312a、313aは必ずしも平面でなくてもよい。所望の走査経路が壁面2に設定されるように、反射面311a、312a、313aの一部または全部が曲面となっていてもよい。
さらに、上記実施の形態および変更例1〜3では、飛行ロボット10にメモリドライブ50を搭載し、メモリドライブ50に装着された記憶媒体に壁面2の画像データおよび位置データを記憶するようにしたが、メモリドライブ50を省略し、飛行ロボット10から無線通信により、壁面2の画像データおよび位置データを情報処理装置20に随時送信するようにしてもよい。あるいは、記憶媒体が着脱可能となるようにリモートコントロール装置60を構成し、飛行ロボット10から無線通信により、壁面2の画像データおよび位置データを、リモートコントロール装置60に送信して、記憶媒体に記憶するようにしてもよい。
この他、本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 … 壁面検査システム
10 … 飛行ロボット
20 … 情報処理装置
30 … 壁面計測装置
31 … 走査検出部
32 … 演算処理部
311、312、313 … ミラー
314 … 回転部
314a … 光源
314h … 光検出器
40 … 撮像装置
82 … プロペラ駆動部

Claims (10)

  1. レーザ光を出射する光源と、
    物体から反射された前記レーザ光を受光する光検出器と、
    前記光源と前記光検出器を1つの軸回りに一体的に回転させる回転部と、
    前記回転部による所定の回転範囲において前記光源から出射された前記レーザ光を反射するミラーと、
    前記光検出器から出力される信号に基づいて、前記レーザ光が照射された位置における前記物体の壁面について、前記壁面までの距離および傾きをそれぞれ算出する演算処理部と、を備え、
    前記回転部の回転に伴い前記物体が互いに異なる複数の走査経路で走査されるように、前記ミラーが構成され、
    前記演算処理部は、前記複数の走査経路に沿って前記物体までの距離を計測して得た3次元の座標点群に整合する平面を、前記物体の壁面として取得する、
    ことを特徴とする壁面計測装置。
  2. 前記回転部を囲むように3つの前記ミラーが配置され、
    前記光源から出射された前記レーザ光の光軸を前記3つのミラーで折り曲げることにより、各ミラーに対応する3つの走査経路で前記物体が走査される、請求項1に記載の壁面計測装置。
  3. 前記回転部を挟むように2つの前記ミラーが配置され、
    前記光源から出射された前記レーザ光の光軸を前記2つのミラーで折り曲げることにより、各ミラーに対応する2つの走査経路を含む複数の走査経路で前記物体が走査される、請求項1に記載の壁面計測装置。
  4. 前記2つのミラーの間の隙間を前記レーザ光が通過することにより生じる走査経路と、前記2つのミラーにより前記レーザ光が反射されることにより生じる2つの走査経路で、前記物体が走査されるように、前記2つのミラーが配置されている、請求項3に記載の壁面計測装置。
  5. 前記回転部の周囲に1つの前記ミラーが配置され、
    前記ミラーが配置されていない領域を前記レーザ光が通過することにより生じる走査経路と、前記ミラーにより前記レーザ光が反射されることにより生じる走査経路で、前記物体が走査されるように、前記ミラーが配置されている、請求項1に記載の壁面計測装置。
  6. 前記複数の走査経路は、当該壁面計測装置に正対向する平面において三角形の各辺に略沿うように設定されている、請求項1ないし5の何れか一項に記載の壁面計測装置。
  7. 前記ミラーの反射面は、平面、且つ、一方向に長い形状を有し、
    前記回転部の回転に伴い前記レーザ光の光軸が前記反射面の長手方向に移動するように、前記ミラーが配置されている、請求項1ないし6の何れか一項に記載の壁面計測装置。
  8. 前記演算処理部は、平面までの距離および平面の傾きを変化させてその平面に含まれる前記座標点群の数を計数し、計数した数が最も多い平面を、前記物体の前記壁面として取得する、請求項1ないし7の何れか一項に記載の壁面計測装置。
  9. 請求項1ないし8の何れか一項に記載の壁面計測装置と、
    前記壁面を撮像する撮像装置と、
    静止可能に飛行するためのプロペラ駆動部と、
    前記壁面計測装置による計測結果に基づいて飛行姿勢を制御する制御部と、を備える飛行ロボット。
  10. 請求項9に記載の飛行ロボットと、
    前記撮像装置により撮像された画像を処理して前記壁面の状況を評価する情報処理装置と、を備える壁面検査システム。
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