JP2017132187A - 易滑性フィルムおよびそれを用いた積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】40℃以上でエージングしてもフィルム表面の滑剤量を適切な範囲内に維持でき、それによってフィルム表面の摩擦係数として望ましい値である0.2以下を達成できるポリプロピレン系複合フィルムを備えた易滑性フィルムと、それを用いた積層体を提供する。【解決手段】少なくともA/Bの2層を有するポリプロピレン系複合フィルムを備えた易滑性フィルムであって、A層はプロピレンにエチレンまたはブテンをランダム共重合したプロピレン系ランダム共重合体を主成分とする層からなり、B層はプロピレン系ブロック共重合体を主成分とし、かつ、少なくとも脂肪酸アミド系滑剤を100ppm以上添加した層からなることを特徴とする易滑性フィルム、およびそれを用いた積層体。【選択図】なし

Description

本発明は、ポリプロピレン系複合フィルムを備えた易滑性フィルムと、それを用いた積層体に関する。
例えば包装フィルムとしてポリプロピレン系フィルムが用いられることは広く知られており、ポリプロピレン系フィルムとそれとは異種のポリプロピレン系フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムやナイロン(Ny)フィルム、とくに延伸PETフィルムや延伸ナイロンフィルム(ONy)を積層した積層体も広く知られている。
包装用に用いられる無延伸ポリプロピレンフィルムは一般的に有機滑剤が添加されており、製膜後に滑剤がフィルム表面に滲み出すことで良好な滑り性を発現している。従来の無延伸ポリプロピレンフィルムにおいては、接着剤を介して延伸PETフィルムやONyなどのフィルムと貼り合わせ、接着剤を硬化させるために40℃以上をかけてエージングすると、フィルム表面に滲み出た有機滑剤(とくに、脂肪酸アミド系滑剤)がフィルム中に再移行するため、滑りが悪くなる傾向があった。このため、延伸PETフィルムやONyなどのフィルムと貼り合わせるときに、粉振りを行なって滑り性を保持することが行われているが、粉振りされる滑剤の量が多くなりすぎると、衛生面等の問題が発生することがあった。
したがって、とくにポリプロピレン系フィルムに他のフィルム等をラミネートして積層体とする際の工程安定性等を確保するためには、該ポリプロピレン系フィルムには、40℃以上でエージングされる場合にあっても、そのフィルム表面が良好な滑り性、とくにあるレベル以下の静摩擦係数、例えば0.2以下の静摩擦係数を有することが望まれる。
このような要望に関して、特許文献1には、ポリエチレン樹脂に、有機アミド二量体を100〜3000ppm、無機充填剤を1000〜10000ppm添加したシーラントフィルムおよびそれを用いた複合包装材が開示されているが、その実施例ではラミネート前後の摩擦係数が0.3/0.3と、十分に低い摩擦係数が得られるには至っていない。
また、特許文献2には、融点70〜90℃の不飽和脂肪酸アマイド0.02〜0.2重量%、融点115〜135℃の不飽和脂肪酸ビスアマイド0.01〜0.12重量%を含有する積層フィルムが開示されているが、エチレン・αオレフィンを使用しているため、耐熱性に劣り、本知見をポリプロピレン系に適応した場合、不飽和脂肪酸アマイド及び不飽和脂肪酸ビスアマイドの量を多くする必要があり、摩擦係数は低く抑えられるもののエージング処理後にフィルム表面の滑剤量が多くなりすぎ、衛生面や作業環境上の問題が生じる。
さらに、特許文献3には、両外層にエルカ酸アミドなどの最適エージング温度40℃未満の滑剤を添加し、中間層にベヘン酸アミド、エチレンビスアミドなどの最適エージング温度40℃以上の滑剤を添加し、その実施例に記載されているように、中間層にプロピレン―エチレンランダム共重合体、少なくとも一方の外層にプロピレン―エチレンランダム共重合体を用いて3層構成のポリプロピレン系多層フィルムおよび複合フィルムが開示されている。この特許文献3の各実施例では、各層に特殊な滑剤を添加した場合には、積層フィルムのエージング後の表面静摩擦係数として0.2以下が達成されている場合も見受けられるが、後述の如く本発明者らの知見によれば、通常一般の滑剤(例えば、通常一般の脂肪酸アミド系滑剤)を各層に添加する場合、特に表層に添加する場合、中間層、表層ともにプロピレン―エチレンランダム共重合体で構成されている場合には、エージング後の静摩擦係数として0.2以下を達成するのは困難である。その理由は、前述したように、プロピレン―エチレンランダム共重合体からなるフィルム層中に、添加した有機滑剤(とくに、脂肪酸アミド系滑剤)がフィルム表層から内部に移行し、滑りが悪くなる傾向があるからであると考えられる。
特開平8−277350号公報 特開平9−77881号公報 特開平11−334004号公報
そこで本発明の課題は、とくに40℃以上でエージングしてもフィルム表面の滑剤量を適切な範囲内に維持でき、それによってフィルム表面の静摩擦係数として望ましい値である0.2以下を達成できるポリプロピレン系複合フィルムを備えた易滑性フィルムと、それを用いた積層体を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る易滑性フィルムは、少なくともA/Bの2層を有するポリプロピレン系複合フィルムを備えた易滑性フィルムであって、A層はプロピレンにエチレンまたはブテンをランダム共重合したプロピレン系ランダム共重合体を主成分とする層からなり、B層は第一工程でエチレンやブテンとプロピレンとを重合させてエチレン又はブテン含有量0〜1.5重量%のプロピレン−エチレン又はブテン共重合体(a成分)を全重合体の60〜90重量%製造し、次いで第二工程でエチレンまたはブテンとプロピレンとを重合させてエチレン又はブテン含有量20〜50重量%のプロピレンーエチレン又はブテン共重合体(b成分)を全重合体の10〜40重量%製造して得られるポリプロピレン系共重合体(以下、プロピレン系ブロック共重合体と称す)を主成分とし、かつ、少なくとも脂肪酸アミド系滑剤を100ppm以上添加した層からなることを特徴とするものからなる。
そしてこの本発明に係る易滑性フィルムにおいては、常温環境下でのフィルム表面の脂肪酸アミド系滑剤量が3〜20mg/mの範囲であり、フィルムを40℃以上でエージングしても表面の脂肪酸アミド系滑剤の量が3〜20mg/mの範囲でかつ静摩擦係数が0.2以下であることが好ましい。
このような本発明に係る易滑性フィルムにおいては、滑り性が問題とされる外層を、プロピレンにエチレンやブテンをランダム共重合したプロピレン系ランダム共重合体を主成分とするA層とし、そのA層に対して内側に位置する層に、プロピレンにエチレンやブテンをブロック共重合したプロピレン系ブロック共重合体を主成分とするB層とから構成したものとなす。本発明者らの知見によれば、これら両層に脂肪酸アミド系滑剤を添加した場合、例えば40℃以上に加熱してエージングした場合には、プロピレン系ランダム共重合体を主成分とする層では脂肪酸アミド系滑剤がフィルム層中に取り込まれて(移行されて)そのフィルム層表面における滑剤量が減少し、それに伴って静摩擦係数が悪化(上昇) する傾向にあり、一方、プロピレン系ブロック共重合体を主成分とする層では、逆に温度上昇に伴ってフィルム層中に添加されていた滑剤がブリードアウトされてそのフィルム層表面側に移行し、そのフィルム層表面における滑剤量が増加する傾向にある。本発明では、これらの傾向を考慮し、プロピレン系ブロック共重合体を主成分とするB層への脂肪酸アミド系滑剤の添加量を100ppm以上とすることで、40℃以上に加熱してエージングされる場合にB層内の脂肪酸アミド系滑剤はB層表面側に、さらにはそこからA層内へと移行されることを可能としたものである。その結果、A層内中に添加されていた滑剤が40℃以上に加熱してエージングされる場合にA層内中に移行されようとする際に、A層内中に移行されようとするA層内中に添加されていた滑剤と、B層からA層内へと移行されてきた滑剤とが、適切にバランスされ、結果的に滑り性が問題とされる外層としてのA層の表面における滑剤量が最適な範囲(例えば、常温環境下でのフィルム表面の脂肪酸アミド系滑剤量の範囲が3〜20mg/m、40℃以上のエージング後のフィルム表面の脂肪酸アミド系滑剤量の範囲が3〜20mg/m、好ましくは5〜20mg/mの範囲)に維持されることが可能になり、0.2以下の静摩擦係数の達成が実現される。なお、B層に使用するプロピレン系ブロック共重合体は、ポリプロピレン部の割合を示す20℃キシレン不溶部の割合が75〜85重量%で、該不溶部の極限粘度(〔η〕)が1.7〜2.2dl/gであり、エチレン・プロピレン共重合ゴム成分の割合を示すキシレン可溶部の極限粘度(〔η〕EP)が2.5〜3.4dl/gであることが好ましい。
ここで、上記20℃キシレン不溶部、及び可溶部とは、上記プロピレン・エチレンブロック共重合体のペレットを沸騰キシレンに完全に溶解させた後20℃に降温し、4時間以上放置し、その後これを析出物と溶液とに濾別した際、析出物を20℃キシレン不溶部と称し、溶液部分(濾液)を乾固して減圧下70℃で乾燥して得られる部分を可溶部と称す。
上記本発明に係る易滑性フィルムにおいては、前記B層への脂肪酸アミド系滑剤の添加量が100ppm以上2000ppm未満の範囲にあることが好ましい。上記の如く、40℃以上のエージングによってB層からA層内へと移行されようとする滑剤の量とA層内中に移行されようとする滑剤の量とのバランスを、A層表面における静摩擦係数の観点から適切に考慮すると良い。B層への脂肪酸アミド系滑剤の添加量が2000ppm以上になると、後述の比較例1に示すように、静摩擦係数は低く抑えられるものの、A層表面の滑剤量が多くなりすぎ、衛生面や作業環境上の問題が生じるおそれがあるので注意を要する。
また、上記においては少なくともA/Bの2層構成を有する場合について説明したが、本発明に係る易滑性フィルムは、上記ポリプロピレン系複合フィルムが少なくともA/B/Cの3層を有し、C層がプロピレンにエチレンおよび/またはブテンをランダム共重合したプロピレン系ランダム共重合体を主成分とする層からなる場合を含む。
本発明は、上記のような易滑性フィルムの一面に、少なくとも、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム、またはアルミニウム箔のいずれか一つがラミネートされた積層体についても提供する。この場合、ラミネート時等の工程安定性のみを考えれば、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム等のラミネート面としてはA/Bの2層のいずれの層の表面側でも可能であるが、ラミネート後の積層体の一面の良好な滑り性まで考慮するのであれば、A/Bの2層の場合にはB層表面側にラミネートされることが好ましい。ラミネート方法としては、例えば、接着剤を使ったドライラミネート法がある。
このように、本発明によれば、40℃以上でエージングしてもフィルム表面の滑剤量を適切な範囲内に維持でき、それによってフィルム表面の静摩擦係数を0.2以下に抑えることが可能なポリプロピレン系複合フィルムを備えた易滑性フィルムを実現できる。
また、本発明に係る積層体によれば、包装材として好適な、例えば、袋の開口性が求められるレトルト食品などの包装用材料を提供することができ、本発明に係る積層体はその他にも、絞り成型で易滑性が求められるリチウムイオン電池の包装などにも好適に使用することが可能である。
各実施例、比較例における表面滑剤量の変化を表すグラフである。 表面滑剤量と静摩擦係数の関係を表すグラフである。
以下に、本発明について、実施例、比較例を主体に説明する。
本発明に係る易滑性フィルムは、前述したように、少なくともA/Bの2層を有するポリプロピレン系複合フィルムを備えた易滑性フィルムであるが、実施例ではA/B/Cの3層フィルムを作製した。表1に示すように、A層とC層にエチレン含量3.8重量%、融点142℃のプロピレン―エチレンランダム共重合体(「EPC」と表示)を用い、B層に20℃キシレン可溶部20重量%、該可溶部の極限粘度[η]EP3.2dl/g、20℃キシレン不溶部80重量%、該不溶部の極限粘度[η]H1.9dl/gのプロピレン系ブロック共重合体(「BPP」と表示)を用いて易滑性フィルムを作製し、実施例1〜比較例2はA層/B層/C層の3層構成であり、それぞれの層の厚みは、10/40/10μmとした。比較例3、4は、A層のみの単層フィルムであり、厚みは60μmとした。
尚、20℃キシレン可溶部の含有量は、ポリプロピレンペレット5gを沸騰キシレン(関東化学(株)製1級)500mlに完全に溶解させた後に、20℃に降温し、4時間以上放置する。その後、これを析出物と溶液とに濾過して、可溶部と不溶部に分離した。可溶部は濾液を減圧下で固化した後、70℃で乾燥し、その重量を測定して含有量(重量%)を求めた。また、20℃キシレン不溶部および可溶部の極限粘度は、可溶部と不溶部に分離したサンプルを用い、ウベローデ型粘度計を用いて、135℃テトラリン中で測定を行った。
上記A、B、C層に、表1に示す量の脂肪酸アミド系滑剤を添加した。脂肪酸アミド系滑剤としては、例えば、オレイン酸アミドやエルカ酸アミド、ベヘン酸アミド等が使用可能であり、各実施例、比較例ではエルカ酸アミドを使用した。
各実施例、比較例における各サンプルを表1に示すそれぞれのエージング温度(23℃、40℃、50℃)で3日間保存した直後に表面滑剤量を定量した。表面滑剤の採取は、各サンプルで内寸が20cm×25cmの袋を作り、その中に50mlのエタノールを入れ、3分間攪拌してエタノール中に溶解させた。滑剤が溶解したエタノールを、水素炎イオン検出器付薄層クロマトグラフィー(LSIメディエンス製のイアトロスキャン)を用い、定量分析を行った。表面滑剤量の変化を図1に示した。また、表面滑剤量と静摩擦係数の関係を図2に示した。静摩擦係数の測定は、JIS K 7125に準拠し、フィルム対フィルムで行った。
表1に示すように、実施例1では、常温23℃から50℃の範囲で表面滑剤量が3〜20mg/mの範囲であり、静摩擦係数は0.2以下で良好な滑り性であり、加工時に滑剤付着が指摘される(滑剤量が多すぎる)20mg/mを超えないものであった。実施例2,3についても同様の結果であった。
比較例1では、40℃以上のエージングで20mg/mを超えるレベルであった。静摩擦係数は0.2以下で良好な滑り性であるが、表面滑剤量が多すぎ、加工時に滑剤付着が指摘されるレベルを超えていた。比較例2では、40℃以上でエージングしても滑剤が3mg/mを超えることはなく、静摩擦係数が0.2を超えるものであった。比較例3では、常温23℃で表面滑剤量が3mg/m以上であったが、50℃にエージングすると表面滑剤量が3mg/mを下回り、静摩擦係数が0.2を超えるものであった。比較例4では、50℃にエージングしても表面滑剤量が3mg/mを下回ることはなかったが、常温23℃では表面滑剤量が加工時に滑剤付着が指摘される20mg/mを超えるものであった。
Figure 2017132187
本発明に係る易滑性フィルムおよびそれを用いた積層体は、各種包装材として、例えば、袋の開口性が求められるレトルト食品などの包装用材料として、さらには通常の包装材以外にも、例えば、絞り成型で易滑性が求められるリチウムイオン電池の包装などにも好適なものである。

Claims (6)

  1. 少なくともA/Bの2層を有するポリプロピレン系複合フィルムを備えた易滑性フィルムであって、A層はプロピレンにエチレンまたはブテンをランダム共重合したプロピレン系ランダム共重合体を主成分とする層からなり、B層はプロピレン系ブロック共重合体を主成分とし、かつ、少なくとも脂肪酸アミド系滑剤を100ppm以上添加した層からなることを特徴とする易滑性フィルム。
  2. 常温環境下でのフィルム表面の脂肪酸アミド系滑剤量が3〜20mg/mの範囲であり、フィルムを40℃以上でエージングしても表面の脂肪酸アミド系滑剤の量が3〜20mg/mの範囲でかつJIS K 7125で測定したフィルム対フィルムの摩擦係数が0.2以下であることを特徴とする、請求項1に記載の易滑性フィルム。
  3. 前記B層への脂肪酸アミド系滑剤の添加量が100ppm以上2000ppm未満の範囲にあることを特徴とする、請求項1または2に記載の易滑性フィルム。
  4. 前記ポリプロピレン系複合フィルムが少なくともA/B/Cの3層を有し、C層はプロピレンにエチレンおよび/またはブテンをランダム共重合したプロピレン系ランダム共重合体を主成分とする層からなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の易滑性フィルム。
  5. B層に使用するプロピレン系ブロック共重合体は、ポリプロピレン部の割合を示す20℃キシレン不溶部の割合が75〜85重量%で、該不溶部の極限粘度(〔η〕)が1.7〜2.2dl/gであり、キシレン可溶部の極限粘度(〔η〕EP)が2.5〜3.4dl/gであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の易滑性フィルム。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の易滑性フィルムの一面に、少なくとも、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム、またはアルミニウム箔のいずれか一つがラミネートされた積層体。
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