JP2017131053A - モータ調整システム - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ調整システムにおいて、モータ調整装置とモータ制御装置とを接続する中継ハーネスやそれを接続するコネクタの経年劣化により、モータ制御装置に供給される駆動用電源の電圧低下を防ぐと共に、ハーネスとコネクタの接触抵抗の異常を検出する。【解決手段】モータ調整装置とモータ制御装置間を接続したモータ調整システムにおいて、モータ駆動用電源線IGおよびグランド線GNDと一緒に束ねられた指令信号線SIと実回転数信号線FPに関して、パルス波形のLowレベルがGND準位にならないよう、分圧抵抗を備えると共に、そのLowレベルを測定し、日々の変化から、モータ駆動用電源線IGの経年劣化による接触抵抗の増加を算出推定する。その接触抵抗の増加分だけ、モータ調整装置のDC電源生成部からの出力電圧を増加させ、モータ制御装置に供給される電圧を補正すると共にその推定結果に基づき、ハーネス寿命を診断する。【選択図】図1

Description

本発明は、モータを駆動制御するモータ制御装置と、その電源や回転指令を生成するモータ調整装置に関する。特に、モータ制御装置とモータ調整装置を接続するハーネスやコネクタの経年劣化により、指令に対する回転速度およびトルクのズレが大幅に増加する前に、その原因となり得るハーネスを診断すると共に、その経年劣化の影響を小さくするための補正機能を備えたモータ調整装置とモータ制御装置とを用いたモータ調整システムに関する。
昨今、一般的に使われているハイブリッド自動車の電池冷却用ファンには、その寿命や省エネ化および静音性の要求からブラシレスモータが使用されている。そして、冷却用ファンには、その時々の気温や冷却対象の温度に応じて、ファンに必要とされる風量や、周辺付近に発する駆動音が定められており、それを満足するよう制御する必要がある。風量のバラツキは、インペラー(羽根車)に取り付けられているモータの回転速度のバラツキに依存し、駆動音はモータの回転トルクに依存することが知られている。
ところで、パルス幅変調(Pulse Width Modulation、以下、適宜、「PWM」と記す)駆動で制御される三相ブラシレスモータの場合、次のようにモータ制御装置で制御される。まず、モータ制御装置では、ホールセンサの出力レベルから、モータの回転位置を検出する。さらに、単位時間当たりの回転位置の変化量から実回転速度を算出する。そして、モータ制御装置において、算出された実回転速度に従い、PWM駆動を実現するインバータ回路内に備え付けられたMOS−FET素子のスイッチングパルス幅が制御される。
そのため、同一のスイッチングパルス幅であっても、インバータに供給される電源電圧が低下すると、モータコイルに流れる電流が減少するため、実現できる最大トルクや最大回転数が低下してしまう。生産工程でこれらが低下すると、モータ検査において、トルク/回転数未達により、不良判定となるモータが増加する。また、モータ調整工程において、進角値の調整結果/設定がズレてしまい、モータ回転時の電流値が増加し、省エネ性能が低下してしまう。そして、これらバラツキへの余裕を確保するために、より大きなモータとなってしまう。
ところで、上記のようなモータ制御装置の電源電圧の低下を検出する方法として、モータ制御装置に備えられた電圧検出回路の結果をモータ調整装置にシリアル通信等でフィードバックする方法があるが、このような構成では、モータ制御装置に高精度な電圧検出回路とシリアル通信回路が必要であり、電子部品の高精度化、部品点数の増加により、モータ制御装置の大型化、コストアップとなってしまう。
一方、生産工程において、モータ制御装置の上記のような電源電圧の低下は、モータ制御装置内の回路やモータコアは、前工程で検査されているため、原因とならず、繰返し抜差し作業が行われる、モータ調整装置とモータ制御装置を接続する中継ハーネスやそれを接続するコネクタの異常である事が多い。特に、コネクタの接触抵抗の増加が、最も検知が難しい要因の1つである。
特開2007−333674号公報
しかしながら、従来では、モータ調整装置とモータ制御装置の間に接続する中継ハーネスに対して、診断装置を別途接続し、インピーダンスや接触抵抗等を測定し、必要があれば、電源電圧を微調整していた(例えば、特許文献1)。このような方法では、ハーネス診断装置に接続する毎に、生産工程の作業が停止するため、全数を実施する事は、非常に手間と工数がかかり困難であるという課題を有していた。
本発明では、従来の課題を解決するもので、モータ調整装置とモータ制御装置とを接続する中継ハーネスやそれを接続するコネクタの接触抵抗の増加等、これら経年劣化により、モータ制御装置に供給される駆動用電源の電圧低下を防ぐと共に、ハーネス異常を検出することを目的とモータ調整システムを提供する。
中継ハーネスのモータ駆動用電源線およびグランド線と一緒に束ねられた指令信号線と実回転数信号線に関して、そのパルス波形のLowレベルがGND準位にならないよう、分圧抵抗を備えると共に、そのLowレベルを測定する事により、指令信号線および実回転数信号線の接触抵抗を測定する。そして、その日々の変化から、モータ駆動用電源線の接触抵抗の増加を推定し、その増加によるモータ制御装置における電圧降下分だけ、モータ調整装置のDC電源生成部からの出力電圧を増加させる。また、その接触抵抗の推定結果に基づき、所定範囲を逸脱している場合は、ハーネス寿命と診断する。
本発明によれば、モータ調整装置とモータ制御装置をつなぐ中継ハーネスやそれを接続するコネクタの経年劣化(インピーダンスや接触抵抗の増加)による、電源電圧低下の影響を小さくすることができるため、モータの最大トルク/最大回転数および進角調整のバラツキを小さくすることができる。従って、これら余裕を確保するために大きなモータを搭載する必要がなくなり、例えば、冷却ファンでは、小型化・軽量化・高効率化を図ることができる。また、高精度な電圧検出回路やシリアル通信回路を備える必要がないため、安価な回路構成で容易に実現でき、回路のコストを抑制することができる。
本発明のモータ調整システムは、モータ調整装置から接続される中継ハーネスやそれを接続するコネクタの接触抵抗の増加等、これら経年劣化により、モータ制御装置に供給される駆動用電源の電圧低下を防ぐと共に、ハーネス異常を検出することができる。
本発明の実施の形態におけるブラシレスモータ調整装置およびブラシレスモータ制御装置の構成を示すブロック図 (a)中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)が正常である場合における、モータ制御装置2のAD変換ユニット11に入力される、中継ハーネスの指令信号SIの波形と、AD変換ユニット11の読込みタイミングTrg01,Trg02を示すタイミングチャート(b)中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)が異常である場合における、モータ制御装置2のAD変換ユニット11に入力される、中継ハーネスの指令信号SIの波形と、AD変換ユニット11の読込みタイミングTrg01,Trg02を示すタイミングチャート (a)中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)が正常である場合における、モータ調整装置1のAD変換ユニット7に入力される、中継ハーネスの実回転数信号FPの波形と、AD変換ユニット7の読込みタイミングTrg11,Trg12を示すタイミングチャート(b)中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)が異常である場合における、モータ調整装置1のAD変換ユニット7に入力される、中継ハーネスの実回転数信号FPの波形と、AD変換ユニット7の読込みタイミングTrg11,Trg12を示すタイミングチャート 現在の生産台数Nにおける、算出された中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)rをプロットしたグラフ
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態におけるモータ調整装置1とモータ制御装置2の構成を示すブロック図である。図1では、モータ駆動用電源線IGとGND線と指令信号線SIと実回転数信号線FPとで構成された中継ハーネスおよびコネクタで、モータ調整装置1とモータ制御装置2を接続した構成の一例を示している。
このような構成により、モータ制御装置2は、モータ調整装置1からの指令に従った回転動作をするようにブラシレスモータ17を駆動制御する。
ブラシレスモータ17は、巻線をステータコアに巻回したコイルを備えるステータと、コイルを通電駆動することで、シャフトを中心に回転するロータとを備えている。
本実施の形態では、ブラシレスモータ17がU相、V相、W相とする3相のコイルを有し、モータ制御装置2が各相をパルス幅変調(PWM)された駆動信号Drvで回転駆動する一例を挙げて説明する。
図1に示すように、モータ制御装置2には、モータ調整装置1など、外部の上位コントローラからの指令の1つとして、回転速度やトルク量を指定するための指令信号SIが入力される。
モータ制御装置2は、ブラシレスモータ17の回転が、指令信号SIに応じた回転速度やトルクとなるように、駆動信号Drvを生成する。そして、モータ制御装置2は、生成した3相の駆動信号Drvを各コイルに印加し、ブラシレスモータ17を回転制御する。
モータ制御装置2は、モータ調整装置1から与えられる指令信号SIに従って回転動作をすると共に、実回転数信号FPをモータ調整装置1へ出力する。
また、図2、図3に示すように、指令信号SIおよび実回転数信号FPはパルス波形である。
図1に示すように、モータ制御装置2には、指令信号SIのパルス周波数およびデューティ比を検出する指令信号入力ユニット14と、指令信号SIのパルス信号準位を計測するAD変換ユニット11と、実回転数信号FPを生成する実回転数信号出力ユニット13を備える。
更に、モータ調整装置1の指令信号出力ユニット9は、モータ制御装置2に備えた所定の電源5Vと抵抗R3およびモータ調整装置1に備えた抵抗R2が、直列に接続されており、その中間点に、モータ制御装置2に備えた指令信号入力ユニット14およびAD変換ユニット11が、接続された構成となっている。
また、モータ調整装置1は、モータ制御装置2の実回転数信号FPの周波数を検出する
実回転数信号入力ユニット8と、実回転数のパルス信号準位を計測するAD変換ユニット7と、指令信号SIを生成する指令信号出力ユニット9を備える。
更に、モータ制御装置2の実回転数信号出力ユニット13は、モータ調整装置1に備えた所定の電源5Vと抵抗R1およびモータ制御装置2に備えた抵抗R4が、直列に接続されており、その中間点に、モータ調整装置1に備えた実回転数信号入力ユニット8およびAD変換ユニット7が、接続されている構成となっている。
モータ調整装置1に備えたAD変換ユニット7は、実回転数信号FPの信号レベルを測定し、そのAD(Analog−Digital)変換結果Dig1をハーネス寿命診断部6およびハーネス電圧降下補正部5へ出力する。ハーネス寿命診断部6は、AD変換結果Dig1から、モータ調整装置1とモータ制御装置2をつなぐ中継ハーネスおよびコネクタ4を通る、実回転信号FPの接触抵抗r10を算出し、所定の範囲を逸脱している場合は、ハーネス寿命と診断し、モータ駆動用電源IGを遮断する等、モータの回転動作をNG停止させる。
ハーネス電圧降下補正部5は、ハーネス寿命診断部6が算出した接触抵抗r10を入力とし、これにより、中継ハーネスおよびコネクタ4による低下電圧を算出し、DC電源生成部3へ、低下電圧分だけを増加した電圧指令ComVを出力する。
DC電源生成部3は、電圧指令ComVに従い、モータ駆動用電源線IGへ所定の電圧を出力する。
モータ制御装置2に備えたAD変換ユニット11は、指令信号SIの信号レベルを測定し、そのAD変換結果Dig2をハーネス寿命診断部12へ出力する。ハーネス寿命診断部12は、AD変換結果Dig2から、モータ調整装置1とモータ制御装置2をつなぐ中継ハーネスおよびコネクタ4を通る、指令信号SIの接触抵抗r00を算出し、所定の範囲を逸脱している場合は、ハーネス寿命と診断し、モータの回転動作をNG停止させる。
ただし、通常、指令信号線SIまたは実回転信号線FPと、モータ駆動用電源線IGの接触抵抗は、ほぼ同等であり、ハーネス寿命診断部6、ハーネス寿命診断部12およびハーネス電圧降下補正部5では、算出された接触抵抗r00、r10をそのまま用いる。
図2(a)は、中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)が正常である(小さい)場合における、モータ制御装置2のAD変換ユニット11に入力される電圧波形である。
図2(b)は、中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)が異常である(大きい)場合における、モータ制御装置2のAD変換ユニット11に入力される電圧波形である。
本実施の形態では、指令信号SIは、パルス波形であり、周波数(周期)は固定である。そして、このパルス波形のデューティ比を変化させる事により、指令値をモータ制御装置2へ伝達する。また、モータ制御装置2のAD変換ユニット11は、タイミングTrg01,Trg02において、その電圧レベルを読込み、AD変換結果Dig2をハーネス寿命診断部12へ出力する。また、本実施の形態では、デューティ比を0%と100%を除く、所定の範囲内(例えば10〜90%)に限定する事により、パルス波形のHighレベルが、最小でもHmin時間以上あり、AD変換ユニット11がパルス波形のHighレベルを必ず読込めるように、タイミングTrg01は、Hmin時間以内となっている。また、タイミングTrg02も同様にパルス波形のLowレベルを必ず読込めるよう
に、Hmax時間以上パルス波形の1周期以内となっている。
本実施の形態では、モータ制御装置2のAD変換ユニット11は、中継ハーネスの指令信号SIの抵抗R2と抵抗R3の中間点に接続されるため、Lowレベル時の電圧V02、V03は、下式となる。
V02=(R2+r00)×5/(R2+R3+r00)・・・・(式1)
V03=(R2+r01)×5/(R2+R3+r01)・・・・(式2)
ただし、中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)を、正常時はr00、異常時はr01とする。
ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)が、r00からr01へ徐々に増加すると、図2(a)、(b)に示すように、パルス波形のLowレベルは、式1、式2に従い、V02からV03へ徐々に増加する。
図3(a)は、中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)が正常である(小さい)場合における、モータ調整装置1のAD変換ユニット7に入力される電圧波形である。
図3(b)は、中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)が異常である(大きい)場合における、モータ調整装置1のAD変換ユニット7に入力される電圧波形である。
本実施の形態では、実回転数信号FPは、パルス波形であり、デューティ比は50%で固定である。そして、このパルス波形の周波数(周期)を変化させる事により、実回転数(速度またはトルク)をモータ調整装置1へ伝達する。また、モータ調整装置1のAD変換ユニット7は、タイミングTrg11,Trg12において、その電圧レベルを読込み、AD変換結果Dig1をハーネス寿命診断部6へ出力する。また、本実施の形態では、デューティ比が50%に固定する事により、パルス波形のHighレベルが、周期×1/2時間となり、AD変換ユニット7がパルス波形のHighレベルを必ず読込めるように、タイミングTrg11は、周期×1/4時間となっている。また、タイミングTrg12も同様にパルス波形のLowレベルを必ず読込めるように、周期×3/4時間となっている。
本実施の形態では、モータ調整装置1のAD変換ユニット7は、中継ハーネスの指令信号FPの抵抗R1と抵抗R4の中間点に接続されるため、Lowレベル時の電圧V12、V13は、下式となる。
V12=(R4+r10)×5/(R1+R4+r10)・・・・(式3)
V13=(R4+r11)×5/(R1+R4+r11)・・・・(式4)
ただし、中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)を、正常時はr10、異常時はr11とする。例えば、コネクタの接触抵抗が、r10からr11へ徐々に増加すると、図3(a)、(b)に示すように、パルス波形のLowレベルは、式3、式4に従い、V12からV13へ徐々に増加する。
図4は、現在の生産台数Nにおける、算出された中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)rをプロットしたグラフである。r00は、生産台数0台における、指令信号SIのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)である。r10は、生産台数0台における、実回転数信号FPのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)である。r_ngは、中継ハーネスが、寿命に到達したとNG判定するための閾値ある。r_wgは、中継ハーネス
が、まもなく寿命に到達すると警告を発するための閾値ある。
中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)は、式1または式3を変形した下式から算出する。ただし、指令信号SIのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)をr_SI、実回転数FPのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)をr_FPとする。
r_SI=(5*R2−V02*(R2+R3))/(V02−5)・・・(式5)
r_FP=(5*R4−V12*(R1+R4))/(V12−5)・・・(式6)
本実施の形態では、モータ調整装置1において、AD変換ユニット7の入力電圧V12が、デジタル値にDig1に変換され、ハーネス寿命診断部6に入力される。ハーネス寿命診断部6では、式5に基づき、中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)r_FPを算出し、所定の範囲r_wg、r_ngを逸脱していないか診断する。また、ハーネス寿命診断部6は、中継ハーネスのモータ駆動用電源線IGのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)r_IGをハーネス電圧降下補正部5へ出力する。本実施の形態では、実回転信号FPと、モータ駆動用電源線IGのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)は、ほぼ同等であり、r_FPをr_IGとして出力する。
ハーネス電圧降下補正部5では、インピーダンス(コネクタ接触抵抗)r_IGを入力として、下式に従い、DC電源生成部への電源電圧指令ComVを変化させる。
ComV=V_IG+r_IG×I・・・・(式7)
ただし、インピーダンス(コネクタ接触抵抗)r_IGがゼロの際に、モータ制御装置2に印加すべき電圧をV_IG、モータ制御装置に流すべき電流をIとする。
このように電源電圧指令ComVを変化させる事により、中継ハーネスのインピーダンス(コネクタ接触抵抗)の変化に関わらず、モータ制御装置へ印加される電圧および電流を一定にする事ができるため、モータの最大トルク/最大回転数および進角調整のバラツキを小さくすることができる。そして、これらの余裕を確保するために大きなモータを搭載する必要がなくなり、例えば、冷却ファンでは、小型化・軽量化・高効率化を図ることができる。また、高精度な電圧検出回路やシリアル通信回路を備える必要がないため、安価な回路構成で容易に実現でき、回路のコストを抑制することができる。
本発明のブラシレスモータ制御装置は、簡単な構成で高精度な速度制御およびトルク制御が可能となるので、ハイブリッド自動車の電池冷却用ブロアだけでなく、家庭用あるいは産業用のモータにも適用でき、特に高効率、低騒音が要求される冷却ファンやブロアの制御に好適である。また、本実施の形態では、ブラシレスモータで説明したが、ブラシ付きモータの調整装置および制御装置にも適用可能である。
1 モータ調整装置
2 モータ制御装置
3 DC電源生成部
4 中継ハーネスおよびコネクタ
5 ハーネス電圧降下補正部
6 ハーネス寿命診断部
7 AD変換ユニット
8 実回転数信号入力ユニット
9 指令信号出力ユニット
10 ブラシレスモータ制御用マイコン
11 AD変換ユニット
12 ハーネス寿命診断部
13 実回転数信号出力ユニット
14 指令信号入力ユニット
15 インバータ駆動用プリドライバ
16 インバータ回路
17 ブラシレスモータ
18 ホールセンサ
R1 抵抗
R2 抵抗
R3、R4 抵抗
Tr1、Tr2 トランジスタ

Claims (5)

  1. モータ調整装置とこのモータ調整装置から与えられる指令信号に従って回転動作をすると共に、実回転数信号を前記モータ調整装置へ出力するモータ制御装置とを備え、それらを中継ハーネスとコネクタにより接続したモータ調整システムであって、かつ、前記指令信号および前記実回転数信号はパルス波形であり、
    モータ制御装置は、前記指令信号のパルス周波数およびデューティ比を検出する指令信号入力ユニットと、
    前記指令信号のパルス信号準位を計測する第1のAD変換ユニットと、
    前記実回転数信号を生成する実回転数信号出力ユニットと、
    第1の所定の電源と、
    第1のプルダウン抵抗と、
    を備え、
    前記モータ調整装置は、前記指令信号を生成する指令信号出力ユニットと、
    第1の分圧抵抗と、
    を備え、
    前記モータ制御装置に備えた第1の所定の電源と第1のプルダウン抵抗と前記モータ調整装置に備えた第1の分圧抵抗と前記指令信号出力ユニットとが直列に接続されており、
    第1のプルダウン抵抗と第1の分圧抵抗との間の第1の中間接続点に前記モータ制御装置に備えた前記指令信号入力ユニットおよび第1のAD変換ユニットが接続されており、
    前記指令信号のパルス波形のデューティ比は0%と100%を除く、所定の範囲内に限定されている事を特徴とするモータ調整システム。
  2. 前記モータ制御装置は、第2の分圧抵抗と、
    をさらに備え、
    前記モータ調整装置は、前記モータ制御装置の実回転数信号の周波数を検出する実回転数信号入力ユニットと、
    前記実回転数信号のパルス信号準位を計測する第2のAD変換ユニットと、
    第2の所定の電源と、
    第2のプルダウン抵抗と、
    をさらに備え、
    前記モータ調整装置に備えた第2の所定の電源と第2のプルダウン抵抗と前記モータ制御装置に備えた第2の分圧抵抗と前記実回転数信号出力ユニットとが直列に接続されており、
    第2のプルダウン抵抗と第2の分圧抵抗との間の第2の中間接続点に前記モータ調整装置に備えた前記実回転数信号入力ユニットおよび第2のAD変換ユニットが接続されており、
    前記実回転数信号のパルス波形のデューティ比は0%と100%を除く、所定の範囲内に限定されている事を特徴とする請求項1記載のモータ調整システム。
  3. 前記モータ制御装置への前記指令信号がLowの状態であって、第1の中間接続点の電圧を入力とした前記モータ制御装置の第1のAD変換ユニットの出力値が、所定範囲を逸脱している場合は、前記モータ調整装置と前記モータ制御装置とをつなぐ前記中継ハーネスと前記コネクタとの接触抵抗の異常と判定することを特徴とする請求項1に記載のモータ制御装置を備えたモータ調整システム。
  4. 前記モータ調整装置への前記実回転数信号がLowの状態であって、第2の中間接続点の電圧を入力とした前記モータ調整装置の第2のAD変換ユニットの出力値が、所定範囲を逸脱している場合は、前記モータ調整装置と前記モータ制御装置とをつなぐ前記中継ハーネスと前記コネクタとの接触抵抗の異常と判定することを特徴とする請求項2に記載のモ
    ータ調整装置を備えたモータ調整システム。
  5. 前記モータ調整装置は、前記モータ制御装置のインバータ回路に電源を供給するモータ駆動用電源線に接続された、任意の電圧出力が可能なDC電源生成部をさらに備えると共に、
    前記モータ調整装置への実回転数信号がLowの状態であって、第2の中間接続点の電圧を入力とした、前記モータ調整装置の第2のAD変換ユニットの出力値から、前記モータ調整装置と前記モータ制御装置をつなぐ中継ハーネスとコネクタとの接触抵抗を算出推定し、この接触抵抗による電圧降下分だけ、前記モータ駆動用電源線の電圧を増加させることを特徴とする請求項2に記載のモータ調整装置を備えたモータ調整システム。
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