JP2017129817A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で発熱部に冷却効果を及ぼすことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成に伴って昇温する積載部61を冷却した高温の空気が吸引ファン101に吸引されて、第1空気流路108を流れる。第2空気流路107は、画像形成に伴って発熱する電装ボックス103の上面に配置される。羽根車111は、第1空気流路108の空気の流れに駆動されて回転する。電装ボックス103により加熱された空気は、羽根車111により送風されて第2空気流路107を通じて電装ボックス103の近傍から運び出される。羽根車111は、第1空気流路108と第2空気流路107との両方に進入して回転している。
【選択図】図7

Description

本発明は、シートに画像を形成する画像形成装置に関する。
画像形成装置は、画像形成に伴って昇温する昇温部を冷却するための空気流路(エアフロー)を備えている場合がある。ここでは、昇温部で加熱されて温度上昇した空気を、空気流路を通じて強制的に昇温部又はその周囲から運び出している。
特許文献1には、昇温部の一例である画像形成されたシートを除熱するために、シートの搬送経路に複数の空気流路を並列に配置した画像形成装置が示される。そして、それぞれの空気流路に、強制的な空気の流れを形成する電動ファンを配置している。
特開2006−267479号公報
画像形成装置において、昇温部の一例である定着装置や排出トレイに排出されたシートは、発熱量が大きい。これに対して、画像形成装置は、画像形成に伴って比較的に小さな発熱量で発熱する発熱部を複数有している。発熱部は、電源ユニット、制御ユニット、画像形成プロセスを実行する各種ユニット等であって、昇温部に比較すると作動に伴う発熱量が少ないものの、正常に運転を続けるためには冷却を要する。そのような発熱部を冷却するために、空気流路を流れる空気を分岐して吹き付けた場合、空気流路を流れる空気は、既に昇温部で加熱されて温度上昇しているため、発熱部を十分に冷却することができない。
しかし、発熱部ごとに独立した電動ファンを設けるのでは、電動ファンの台数増加によるコストの上昇、電気配線の増加、消費電力の上昇等、新たな問題が発生する。
本発明は、簡易な構成で発熱部に冷却効果を及ぼすことができる画像形成装置を提供することを目的としている。
本発明の画像形成装置は、画像形成する画像形成装置において、送風される画像形成装置内の空気が流れる第1の空気流路と、前記第1の空気流路の空気の流れに駆動される送風手段と、前記送風手段により送風される空気が流れる第2の空気流路と、を備えるものである。
本発明の画像形成装置は、簡易な構成で発熱部に冷却効果を及ぼすことができる。
画像形成装置の構成の説明図である。 画像形成装置の制御系の説明図である。 画像形成装置の積載部及び背面パネルの平面図である。 吸引ファンの制御のフローチャートである。 電装ボックスの斜視図である。 背面側から見た冷却機構の取付状態の説明図である。 冷却機構の説明図である。 空気流路の組み立て構造の説明図である。 比較例の冷却機構の説明図である。 画像形成装置の積載部及び背面パネルの平面図である。 電装ボックスの斜視図である。 背面側から見た冷却機構の取付状態の説明図である。 冷却機構の説明図である。 空気流路の組み立て構造の説明図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<実施の形態1>
(画像形成装置)
図1は画像形成装置の構成の説明図である。図1に示すように、画像形成装置1は、装置本体1Bの上部に画像読取装置6を配置した電子写真方式のモノクロ複写機である。
形成部の一例である画像形成部3は、トナー像を形成してシートに転写する。画像形成部3は、感光ドラム7の周りに、帯電ローラ31、露光装置32、現像装置33、転写ローラ8、及びドラムクリーニング装置34を配置している。感光ドラム7は、金属円筒の周面に感光層を有する。帯電ローラ31は、直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を印加されて、感光ドラム7を一様な電位に帯電させる。
露光装置32は、画像データを展開した走査線信号をON−OFF変調した画像信号で半導体レーザーを駆動してレーザービームを発生する。露光装置32は、レーザービームにより感光ドラム7を走査露光して画像の静電潜像を形成する。
現像装置33は、現像ローラに現像剤を担持させて感光ドラム7との対向部へ搬送し、感光ドラム7の静電潜像をトナー像に現像する。転写ローラ8は、直流電圧を印加されて、転写部Tを通過するシートへ感光ドラム7のトナー像を転写する。
装置本体1Bの下部にカセット2が配置される。ピックアップローラ35は、カセット2からシートPを繰り出して給紙ローラ12へ給送する。給紙ローラ12は、重送シートを分離して最上位のシートPをレジローラ11へ給送する。レジローラ11は、感光ドラム7のトナー像にタイミングを合わせて転写部TへシートPを給送する。
トナー像を転写されたシートPは、加熱部の一例である定着装置4に搬送されて表面に画像を定着される。
積載部61は、定着装置4により加熱されたシートが積載される。画像を定着されたシートPは、排出ローラ10に搬送され、排出部28を通じて排出トレイ62に排出して積載される。
また、両面印刷の場合、第1面に画像が形成されたシートPは、排出ローラ10で停止されて、両面印刷経路60へ折り返される。シートPは、搬送ローラ17、18を経て、第1面のトナー像を転写した際とは表裏反転状態で再びレジローラ11へ給送される。レジローラ11は、感光ドラム7のトナー像にタイミングを合わせて転写部TへシートPを給送し、シートPの第2面にもトナー像を転写させる。シートPは、定着装置4で第2面の画像も定着され、排出ローラ10によって排出トレイ62に排出される。
(定着装置)
図1に示すように、定着装置4は、立ち上りの早いいわゆるオンデマンド型の定着装置である。定着装置4は、画像形成部3においてトナー像を転写されたシートを加熱する。定着装置4は、定着ユニット40のヒータ43から供給される熱と加圧ローラ42の加圧力とによってシートP上のトナー像を溶融して画像をシートPに定着させる。定着装置4は、トナー像を転写されたシートPを下方から受け入れ、定着ユニット40と加圧ローラ42とのニップでシートPを加熱し、上方へ排出する。
定着ベルト41は、軸方向に貫通する非回転の梁部材45により支持された支持部44に、回転自在に外挿されている。支持部44の定着ベルトに接する側にヒータ43が固定されている。ヒータ43は、支持部44の温度が所定温度に保たれるように、印加電圧をON/OFF制御されている。
加圧ローラ42は、軸部材46の周囲に弾性層47を設けて構成され、不図示の加圧機構によって定着ユニット40に対して所定の圧力で当接するように両端部をばね付勢されている。
(搬送制御系)
図2は画像形成装置の制御系の説明図である。図1を参照して図2に示すように、CPU71は、ROM73から読み出した処理プログラムをRAM72に保持して、画像形成プロセスの制御を実行する。ユーザーは、タッチパネルの表示部74を有する操作部75を操作して画像形成の開始を指令する。ユーザーは、外部のコンピュータ77からインターフェース部76へ印刷データを送信することによっても画像形成の開始を指令することができる。
メインモータ22は、感光ドラム7、レジローラ11、給紙ローラ12、ピックアップローラ35を回転させる。ソレノイド26は、ピックアップローラ35を昇降させる。定着モータ20は、加圧ローラ42を回転させる。排紙モータ23は、排出ローラ10を正転動作/逆転動作させる。両面モータ21は、両面印刷経路60の搬送ローラ17、18を回転させる。
CPU71は、ソレノイド26をONしてピックアップローラ35を下降させることにより、ピックアップローラ35に当接したシートPを給紙ローラ12へ送り込み、シートPの搬送を開始させる。CPU71は、給紙ローラ12によるシートPの搬送開始後、所定時間が経過してもシートPがレジ前センサ13に検知されない場合、紙詰まりと判断して、メインモータ22及び定着モータ20を停止させる。
CPU71は、レジローラ11を停止させた状態でシートPを待ち受ける。レジローラ11は、ニップにシートPの先端を突き当ててループを形成することにより、シートPの斜行修正を行う。
CPU71は、レジ前センサ13がシートPを検知してから所定時間経過後、レジクラッチ25を連結してメインモータ22の回転をレジローラ11へ伝える。これにより、レジローラ11が回転して、斜行修正されたシートPが転写部Tへ給送される。CPU71は、レジローラ11によるシートPの搬送開始後、所定時間が経過してもシートPが定着排出センサ14に検知されない場合、紙詰まりと判断してメインモータ22及び定着モータ20を停止させる。
CPU71は、シートPが定着排出センサ14を通過したタイミングで排紙モータ23を作動させ、排出ローラ10を正転動作させる。排出ローラ10は、排出部5へ搬送されたシートPを、積載部61へ安定した状態で排出する。CPU71は、積載部61へ排出されたシートPの後端が最終排出センサ15によって検知されると、積載部61へのシートPの排出が正常に終了したと判断する。
(吸引ファン)
図3は画像形成装置の積載部及び背面パネルの平面図である。図1を参照して図3に示すように、積載部61の背面パネル61pに開口61aが形成され、開口61aに吸引ファン101が取り付けられている。
積載部61に排出されたシートPには、トナーを定着する過程で定着装置4により大量の熱が付与されている。積載部61に積載されたシートPは、排出直後は60℃ほどに加熱されている。このため、積載部61の熱源は、積載部61に排出されたシートPである。
図3に示すように、積載部61は、シート排出方向に直角な幅方向の一端側に壁部の一例である背面パネル61pを有する。そして、背面パネル61pの積載部61とは反対側の空間に、吸引ファン101が積載部61から吸入した空気を搬送するための第1空気流路108が設けられている。第1空気流路214は、背面パネル61pを挟んだ積載部61とは反対側に配置される。
開口61aは、積載部61の上方に設けられ、積載部61の空間と第1空気流路214とを連通させる。開口61aに吸引ファン101が配置されている。吸引ファン101は、第1空気流路108を構成する第1エアガイド106に嵌め込まれている。流れ形成ファンの一例である吸引ファン101は、積載部61を冷却した空気の流れを第1空気流路214に形成する。
吸引ファン101は、積載部61のシートPに加熱された空気を第1空気流路108へ運び出すことにより、積載部61のシートPの放熱を促進して速やかにシートPの温度を下げる。吸引ファン101は、積載部61のシートPに加熱された空気を吸引して、積載部61の空間の温度を下げることにより、シートP同士の貼り付きを防止している。
(吸引ファン制御)
図4は吸引ファンの制御のフローチャートである。図4に示すように、CPU71は、画像形成の開始が指令されたとき、シート有無センサ19によりシートPの有無を検知する(S1)。CPU71は、シートPを検知しない場合(S1のNo)、カセット2にシートPが無いと判断して、シート無しエラーを表示部74に表示する(S8)。
CPU71は、シート有無センサ19がシートPを検知している場合(S1のYes)、吸引ファン101の回転を開始させ、吸引ファン101により積載部61の空間から空気を吸引させることを開始する(S2)。
CPU71は、メインモータ22及び定着モータ20を動作させてシートPの給紙動作を開始する(S3)。CPU71は、画像形成部3を制御して感光ドラム7にトナー像を形成し、転写部TでシートPにトナー像を転写し、定着装置4によりシートPに画像を定着させる(S4)。
CPU71は、定着装置4及び排出部5を制御して画像を定着されたシートPを積載部61へ排出する(S5)。CPU71は、シートPを積載部61へ排出し終わって所定時間が経過すると、吸引ファン101を停止する(S6)。CPU71は、メインモータ22及び定着モータ20を停止して、印刷終了の処理を実行する(S7)。
(電装ボックス)
図5は電装ボックスの斜視図である。図3に示すように、電装ボックス103は、画像形成部3を制御する回路ユニットであるとともに、画像形成部3に電圧を出力する回路ユニットである。電装ボックス103は、筐体104に対して支持脚132で位置保持された接続板131に、ネジ締結により固定されている。
図5に示すように、電装ボックス103は、制御部70を搭載した回路基板を収容している。制御部70を搭載した回路基板は、画像形成動作を実行すると発熱する。このため、電装ボックス103の上面に複数の空気孔109が設けられ、電装ボックス103の側面に複数の空気孔159が設けられている。そして、側面の空気孔159から流入した空気は、電装ボックス103の内部で暖められて上昇し、上面の空気孔109から出ていく。ただし、積載部61に積載されたシートは、連続的な画像形成に伴う発熱量が電装ボックス103よりも大きい。
(冷却機構)
図6は背面側から見た冷却機構の取付状態の説明図である。図7は冷却機構の説明図である。図8は空気流路の組み立て構造の説明図である。
図6に示すように、電装ボックス103の上面の複数の空気孔109に対向した位置に冷却機構102が配置される。図1に示すように、吸引ファン101は、画像読取装置6と排出トレイ62に挟まれた積載部61の空間から空気を吸引して、排出されたシートPを冷却する。
図7に示すように、第1の空気流路の一例である第1空気流路108は、送風される画像形成装置内の空気が流れる。第1空気流路108は、画像形成に伴って昇温する昇温部の一例である積載部61を冷却した高温の空気が流れる。積載部61は、画像形成に伴う発熱量が電装ボックス103よりも大きい。積載部61の加熱された空気が吸引ファン101に吸入されて第1空気流路108へ導かれる。第1空気流路108の空気は、吸引ファン101に駆動されて、出口108cから機体外へ排出される。吸引ファン101は、第1空気流路108に空気を送って第1空気流路108に強い気流を形成する。
そして、第1空気流路108に案内された強い気流が羽根車111に衝突して羽根車111を回転させる。送風手段の一例である羽根車111は、第1空気流路108の空気の流れに駆動される。羽根車111は、第1空気流路108に進入して回転することで第2空気流路107に空気の流れを形成する回転羽根を有する。第1空気流路108を流れる空気の流れの方向と、羽根車111が第2空気流路107に形成する空気の流れの方向と、が同じである。羽根車111は、第1空気流路108の出口に配置される。羽根車111は、第1空気流路108の出口108cから排出される気流に駆動されて回転する。羽根車111は、周方向の一部分が第1空気流路214に進入し、周方向の一部分とは異なる部分が第2空気流路107に進入している状態で回転する。羽根車111は、第1空気流路108に位置する部分で空気の流れに駆動され、第2空気流路107に位置する部分で空気の流れを形成する。
第1空気流路108に対して水平方向に隣接して第2の空気流路の一例である第2空気流路107が設けられている。第1空気流路108と第2空気流路107とが壁を挟んで隣接する。第2空気流路107は、画像形成に伴い発熱する発熱部の一例である電装ボックス103の上面に配置される。第2空気流路107は、羽根車111により送風される空気が流れる。第2空気流路107の空気は、羽根車111によって出口107c側へ吸い出される。回転する羽根車111は、第2空気流路107の出口107cから空気を吸い出すことにより、電装ボックス103の空気孔159を通じて電装ボックス103内へ未加熱の冷たい空気を吸入させる。羽根車111は、電装ボックス103内で加熱され、空気孔109を通って第2空気流路107に滞留していた空気を、装置本体1Bの外部へ排出する。
図8に示すように、第2エアガイド105は、開口105aを下向きにしている。図3に示すように、第2エアガイド105の開口105aは、電装ボックス103の空気孔109に接続している。第1エアガイド106は、開口106aを第2空気流路107側に向けている。第1空気流路108は、第1エアガイド106と隔壁105bとを接続して形成される。
第1空気流路108と第2空気流路107とが合流する出口に、第2空気流路107から空気を吸い出すための羽根車111が配置されている。羽根車111は、隔壁105bに固定された回転軸112に挿入されて回転自在である。
(比較例)
図9は比較例の冷却機構の説明図である。図9に示すように、比較例では、電装ボックス103を冷却するために、専用の吸引ファン300を設けている。吸引ファン300は、冷却ファンホルダ301を介して電装ボックス103に取り付けられている。
比較例では、電装ボックス103を冷却するために、独立して電力を消費する冷却装置を設けることが必要となり、消費電力、騒音、部品コスト、配線コストが上昇し、信頼性が下がってしまう。これに対して実施の形態1では、専用の吸引ファン300を設けないので、このような問題は生じない。
(実施の形態1の効果)
実施の形態1では、羽根車111は、第1空気流路214の空気の流れに駆動されて回転することにより、第1空気流路214の外側に電装ボックス103を冷却する空気の流れを形成する。このため、電装ボックス103専用の吸引ファンを設けることなく、電装ボックス103内の温度を低減させることができる。
実施の形態1では、羽根車111は、電装ボックス103を冷却した空気の流れを第2空気流路107に形成する。このため、空気孔109を通じて効率的に電装ボックス103から空気を吸い上げて、電装ボックス103内の冷却に関与する空気量を増やすことができる。
実施の形態1では、羽根車111は、周方向の一部分が第1空気流路214に進入し、周方向の一部分とは異なる部分が第2空気流路107に進入している状態で回転する。このため、1つの羽根車111でファン機構(送風手段)を構成できる。
実施の形態1では、吸引ファン101が第1空気流路214に形成する空気の流れの方向と、羽根車111が第2空気流路107に形成する空気の流れの方向と、が同じである。このため、第1空気流路214から排出された温度の高い空気が第2空気流路107へ侵入しにくく、少ない空気の流量でも電装ボックス103内を効率的に冷却できる。
実施の形態1では、第1空気流路214と第2空気流路107とが壁を挟んで隣接し、羽根車111は、前記壁に回転軸を支持される。このため、第1空気流路214と第2空気流路107の材料が節約され、両者を分離することで第1空気流路214の内面を側面から清掃可能である。
実施の形態1では、羽根車111は、第1空気流路214と第2空気流路107との出口に配置される。このため、第1空気流路214と第2空気流路107の全長にわたって第1空気流路214から第2空気流路107へ温度の高い空気が流れ込むことを回避できる。
実施の形態1では、第2空気流路107は、電装ボックス103の上面に配置される。このため、電装ボックス103内で加熱された上昇気流を効率的に電装ボックス103から吸い上げることができる。
実施の形態1では、積載部61に積載されたシートPは、連続的な画像形成に伴う発熱量が電装ボックス103よりも大きい。このため、電装ボックス103を冷却するために必要な動力を、積載部61を冷却するための強い気流から容易に確保できる。
<実施の形態2>
実施の形態2では、実施の形態1において水平方向に隣接していた第1空気流路と第2空気流路とが、高さ方向に隣接している。実施の形態2の他の構成及び制御は、実施の形態1と同一であるため、図10〜図14において実施の形態1と共通する部分には図5〜図9と共通の符号を付して重複する説明を省略する。
(吸引ファン)
図10は画像形成装置の積載部及び背面パネルの平面図である。図1に示すように、積載部61の背面パネル61pに開口61aが形成されている。開口61aに吸引ファン201が取り付けられている。吸引ファン201は、積載部61のシートPによって加熱された空気を第1空気流路214へ逃がすことにより、シートPの温度を下げ、積載部61に排出されたシートP同士が熱で貼り付くことを防止している。
図10に示すように、背面パネル61pの積載部61とは反対側の空間に、吸引ファン201が吸引した空気を搬送する第1空気流路214が設けられている。第1空気流路214を構成する第1エアガイド202と第2エアガイド203の間に吸引ファン201が嵌め込まれている。
実施例1と同様に、電装ボックス103は、筐体104に対して支持脚132で位置保持された接続板131に、ネジ締結により固定されている。実施の形態2でも、実施例1と同様に、冷却機構200は、第1空気流路214を流れる強い気流を用いて電装ボックス103内の冷却を行う。
(電装ボックス)
図11は電装ボックスの斜視図である。図11に示すように、電装ボックス103は、画像形成装置の運転に伴って温度上昇する制御部70を収容している。側面に設けられた複数の空気孔159から電装ボックス103内へ流入した空気は、電装ボックス103の内部で暖められて上昇し、上面に設けられた複数の空気孔109から出ていく過程で電装ボックス103内を冷却する。
(冷却機構)
図12は背面側から見た冷却機構の取付状態の説明図である。図13は冷却機構の説明図である。図14は空気流路の組み立て構造の説明図である。
図12に示すように、電装ボックス103の上部に第2空気流路207が形成され、第2空気流路207に第2羽根車211が配置されている。第2羽根車211は、第2空気流路207の空気を駆動して、電装ボックス103内の空気を上面の空気孔109から吸い上げる。
図13に示すように、第1空気流路214の下方に隣接して第2空気流路207が設けられている。第2エアガイド203の底面と電装ボックス103の上面との間に第2空気流路207が形成されている。
吸引ファン201は、積載部61の加熱された空気を吸入して第1空気流路214へ導いて、第1空気流路214に強い気流を形成し、出口214aから機体外へ気流を排出する。
第1回転羽根の一例である第1羽根車213は、第1空気流路214の空気の流れに回転駆動される。第1羽根車213は、吸引ファン201が第1空気流路214に形成する気流に駆動されて回転する。第1空気流路214と第2空気流路207とが壁を挟んで隣接する。第1羽根車213及び第2羽根車211の共通の回転軸212は壁を貫通する。
第2回転羽根の一例である第2羽根車211は、第1羽根車213に回転駆動されて第2空気流路207の空気の流れを形成する。第1羽根車213と第2羽根車111とは回転軸212により連結されて同一方向へ一体に回転する。このため、第1空気流路214で第1羽根車213が回転すると、第2空気流路207で第2羽根車111が回転する。吸引ファン201が回転することで、第1空気流路214の第1羽根車213が回転し、第1羽根車213が回転することで第2空気流路207の第2羽根車211が回転する。
第2羽根車211は、第1羽根車213に回転駆動されて、第1空気流路214の外側に、電装ボックス103を冷却する空気の流れを形成する。第2羽根車211は、電装ボックス103内で加熱され、空気孔109を通って第2空気流路207に滞留していた空気を外部へ排出する。
図11に示すように、第2空気流路207の空気は、回転する第2羽根車211に駆動されて上方へ移動し、第2エアガイド203の底面に沿って外周方向へ流れ出す。第2空気流路207は、電装ボックス103の空気孔109に接続しているため、第2羽根車211の回転に伴って電装ボックス103内の空気が空気孔109を通じて第2空気流路207へ吸い上げられる。同時に、空気孔159を通じて電装ボックス103内へ未加熱の冷たい空気が流れ込む。
図14に示すように、第1エアガイド202と第2エアガイド203とは、開口同士を突き合わせた内側に、第1羽根車213の回転空間である第1空気流路214を形成する。第2エアガイド203の一対の開口203hに回転軸212を支持されることにより、第1羽根車213は、第1空気流路214内で回転自在である。
(冷却制御)
図10を参照して図2に示すように、実施の形態2では、実施の形態1と同様に、CPU71は、画像形成が開始される前に吸引ファン201を作動開始させ、画像形成の終了後、吸引ファン201の動作を終了させる。
画像形成装置100は、画像形成を継続して画像形成されたシートPが積載部61へ排出され、積載されている間、吸引ファン201を作動させ続ける。これにより、吸引ファン201は、積載部61のシートPにより加熱された空気を吸引して、積載されたシートPの放熱を促進する。
そして、吸引ファン201が作動して第1空気流路214に気流を形成している間、第2空気流路207で第2羽根車211が回転して電装ボックス103が冷却される。第2羽根車211が回転することで、空気孔109から流れてくるエアーを上方へ送り出し、電装ボックス103内の放熱が促進される。
(実施の形態2の効果)
実施の形態2では、第1空気流路214の空気の流れにより第1羽根車213が回転駆動されると、第2羽根車211が第1羽根車213に回転駆動されて第1空気流路214の外側に電装ボックス103を冷却する空気の流れを形成する。このため、電装ボックス103冷却専用の吸引ファンを設けることなく、電装ボックス103内の温度を低減させることができる。
実施の形態2では、第1羽根車213が回転軸212を回転させて第2羽根車211を同期回転させるので、電装ボックス103の空気孔109から流れてくる空気を上方へ円滑に送り出して、電装ボックス103を低温に保つことができる。これにより、積載部61に積載されたシートPの放熱を行う過程で、何ら他のエネルギーを消費することなく、電装ボックス103内の放熱を促進するという目的が達成される。
<その他の実施の形態>
本発明のシート検知装置は、実施の形態1、2における具体的な構成、部品形態には限定されない。実施の形態1、2の構成の一部又は全部を等価な部材に置き換えた別の実施の形態でも実施可能である。
実施の形態1では、電子写真方式の複写機の実施の形態を説明した。しかし、実施の形態1のシート検知装置は、プリンタ、ファクシミリ装置、インクジェットプリンタ、サーマルヘッドプリンタ、印刷機等でも実施できる。
図1に示すように、昇温部は、積載部61に積載されたシートには限らない。トナー像が転写されたシートを加熱する定着装置4であってもよい。特許文献1に示されるように、両面印刷経路60を通過する「第1面に画像が形成されたシートP」であってもよい。トナーの攪拌に伴って発熱する現像装置33であってもよい。
同様に画像形成装置1の発熱部は、電装ボックス103には限らない。商用電源の交流電圧から各種の直流電圧を発生させる電源ユニットであってもよい。露光装置32、感光ドラム7、帯電ローラ31等のプロセスユニットの機器、機材、制御回路等であってもよい。
1 画像形成装置、1B 装置本体、2 カセット
3 画像形成部、4 定着装置、5 排出部
6 画像読取装置、7 感光ドラム、8 転写ローラ
10 排出ローラ、15 排出センサ、20 定着モータ
22 メインモータ、23 排紙モータ、26 ソレノイド
28 排出部、31 帯電ローラ、32 露光装置
33 現像装置、34 ドラムクリーニング装置
40 定着ユニット、41 定着ベルト、42 加圧ローラ
43 ヒータ、44 支持部材、45 梁部材、46 軸部材
47 弾性層、61 積載部、62 排出トレイ
101 吸引ファン、102、200 冷却機構
103 電装ボックス、104 筐体
105、203 第2エアガイド、106、202 第1エアガイド
107、207 第2空気流路、108、214 第1空気流路
109、159 空気孔、111 羽根車、112、212 回転軸
211 第2羽根車、213 第1羽根車、214 第1空気流路

Claims (9)

  1. 画像形成する画像形成装置において、
    送風される画像形成装置内の空気が流れる第1の空気流路と、
    前記第1の空気流路の空気の流れに駆動される送風手段と、
    前記送風手段により送風される空気が流れる第2の空気流路と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記送風手段は、前記第1の空気流路に進入して回転することで前記第2の空気流路に空気の流れを形成する回転羽根を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の空気流路を流れる空気の流れの方向と、前記回転羽根が前記第2の空気流路に形成する空気の流れの方向と、が同じであることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の空気流路と前記第2の空気流路とが壁を挟んで隣接していることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記回転羽根は、前記第1の空気流路の出口に配置されることを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記送風手段は、
    前記第1の空気流路の空気の流れに回転駆動される第1回転羽根と、
    前記第1回転羽根に回転駆動されて前記第2の空気流路の空気の流れを形成する第2回転羽根と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記第2の空気流路は、画像形成に伴い発熱する発熱部の上面に配置されることを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記第1の空気流路は、画像形成に伴って昇温する昇温部を冷却した空気が流れるものであって、
    前記昇温部は、画像形成に伴う発熱量が前記発熱部よりも大きいことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. トナー像を形成してシートに転写する形成部と、
    前記形成部によりトナー像を転写されたシートを加熱する加熱部と、
    前記加熱部により加熱されたシートが積載される積載部と、を備え、
    前記第2の空気流路は、前記形成部に空気を流し、
    前記第1の空気流路は、前記積載部に排出されたシートに空気を流すことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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