JP2017129670A - 医療用ルーペ - Google Patents

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永田 吉男
Yoshio Nagata
吉男 永田
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Abstract

【課題】ルーペ本体を設けたルーペ保持部材を取りつけた装着部材が撓んでも、その影響を受けることがなく、ルーペ本体に内蔵した拡大レンズ系の焦点距離が変わらないとともに、ルーペ本体を取り付けたルーペ保持部材の交換が容易で、この交換により所望の焦点距離が得られる医療用ルーペを提供する。【解決手段】医療用ルーペ1は、両端部に使用者の耳または頭に支持されるテンプル2a,2bを有し、中央部には使用者の鼻に支持される鼻あて3a,3bを有するとともに、可撓性を有する装着部材4を備え、この装着部材4の撓みの影響を受けない鼻あて3a,3b近傍付近に一対の嵌合溝5aを形成し、これら各嵌合溝5aに、一対のルーペ保持部材6a,6bを互いの接近端側に設けた嵌合突部7aで着脱可能に嵌合支持し、各ルーペ保持部材6a,6bには、所定の焦点距離を有する拡大レンズ系を内蔵したルーペ本体10a,10bをそれぞれ取り付けてなる。【選択図】図2

Description

本発明は、外科医などが手術の際に使用する医療用ルーペに関し、特に、一対のルーペ保持体にそれぞれルーペ本体を取り付けてなる医療用ルーペに関する。
従来の医療用ルーペとして、使用者の耳に支持して装着する装着部材たる眼鏡フレームを有し、眼鏡フレームの一対のレンズ枠にルーペ保持体たるレンズをそれぞれ四周囲において取り付け、各レンズには拡大レンズ系を筒体内に有するルーペ本体をそれぞれ取り付けたタイプのものが知られている(特許文献1)。そして、このタイプの医療用ルーペは、図4に示すように、使用者の希望する焦点距離(両拡大レンズ系の光軸aがそれぞれの焦点Fで交差する位置までのルーペ本体101からの距離)をもつ一対のルーペ本体101を、使用者の眼幅に合わせた所定の状態で各レンズ102のくり抜き部に嵌合して取り付けているものである。ここで、各ルーペ本体101の取り付け部分は、各拡大レンズ系の焦点Fを中心とし、その焦点距離を半径とする円弧を含む曲面b上に位置する。
ところがこの従来の医療用ルーペでは、眼鏡フレームの使用者の耳に掛けるテンプル部分は、使用時に撓んで使用者の耳や頭部に支持されるものであるが、この撓みの影響でレンズ枠が撓んでしまうと、レンズ102も変形することにより、拡大レンズ系の光軸aの位置が変化し、焦点距離が変化するという事態を生じる。そして、この事態が生じると、使用者の希望する焦点距離とは異なった拡大レンズ系を有するルーペ本体101となってしまい、手術などの際に焦点がぼやけて、所望の手術対象部を明瞭に視認することができないものである。
このため、従来の医療用ルーペにおける眼鏡フレームは、テンプルを除いて、撓みを防ぐために、可撓性を有する合成樹脂等の材質は避けられ、剛性の大きな金属で形成されるとともに、所定の焦点距離を維持するために、ルーペ本体101はレンズ102に所定状態で変位しないように取り付けられ、レンズ102はレンズ枠に対して特殊な工具を使用しないと脱却できないように四周囲で強固に固定されている。
したがって、使用者がルーペ本体101のレンズ102に対する取り付け状態を変えて焦点距離を調節し、あるいは、ルーペ本体101をレンズ102とともに交換して、所望の焦点距離を有する医療用ルーペとして使用することは不可能である。
実開昭55−52122号公報
このため、上述した従来の医療用ルーペでは、各使用者毎に専用の医療用ルーペが必要となるほか、手術対象部までの距離が異なる各種手術に対応するためには、焦点距離の異なる複数の医療用ルーペをあらかじめ用意しておかなければならないという不都合があった。
本発明は、この不都合を解消して、眼鏡フレームなどの装着部材が撓んでも、その影響を受けることがなく、ルーペ本体に内蔵した拡大レンズ系の焦点距離が変わらないとともに、ルーペ本体を取り付けたルーペ保持部材の交換が容易で、この交換により所望の焦点距離が得られる医療用ルーペを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る医療用ルーペは、両端部に使用者の耳または頭に支持される支持部を有し、中央部には使用者の鼻に支持される鼻あてを有するとともに、可撓性を有する装着部材を備え、この装着部材の鼻あて近傍に一対の嵌合溝を形成し、これら各嵌合溝に、一対のルーペ保持部材を互いの接近端側に設けた嵌合突部で着脱可能に嵌合支持し、各ルーペ保持部材には、所望の焦点距離を有する拡大レンズ系を内蔵したルーペ本体をそれぞれ取り付けてなるものである。
この構成によれば、可撓性を有する装着部材でも、その撓みが鼻あて近傍である中央部付近にまで及ぶことはなく、装着部材の一対のルーペ保持部材を嵌合支持する嵌合溝部分は撓みの影響を受けることはないので、ルーペ保持部材も装着部材の撓みの影響を受けることはない。したがって、一対のルーペ保持部材にそれぞれ取り付けたルーペ本体に内蔵した拡大レンズ系の光軸の位置が変化することはない。また、一対のルーペ保持部材を、装着部材の一対の嵌合溝に着脱可能に嵌合支持するので、異なる焦点距離を有するルーペ本体を取りつけてなる他の一対のルーペ保持部材と交換可能である。
同じく前記目的を達成するために、本発明の請求項2に係る医療用ルーペは、前記請求項1に係る医療用ルーペの構成を全て備え、前記嵌合突部の鼻あて側端は垂直方向から鼻あて側に傾斜した係止端となし、前記各嵌合溝には前記係止端が接合して係止される各規制端を形成してなり、前記各規制端に前記各係止端を接合、係止して、前記各ルーペ保持体を前記各嵌合溝に嵌合支持したものである。
この構成によれば、鼻あて側に傾斜した各係止端が各嵌合溝の規制端に接合、係止された状態で嵌合されるので、ルーペ保持部材を装着部材に対して垂直方向に引き抜く力が働いても、前記各規制端と前記各係止端との接合状態は容易には解除されないので、前記嵌合溝と前記嵌合突部との嵌合状態が不用意に解除されることはない。
本発明の請求項1に係る医療用ルーペによれば、装着部材が撓んだ場合でも、それぞれルーペ本体を取り付けた一対のルーペ保持部材にはその影響が及ばないので、一対のルーペ本体は何らの調整をすることなく常に所望の焦点距離を維持することができ、使用者は常に所望の手術対象局部を明瞭に視認することができ、また、装着部材に嵌合支持した一対のルーペ保持部材を使用者が容易に交換可能になるので、手術対象局部に対して最適な焦点距離を有するルーペ本体を選択して取り付けたルーペ保持部材を使用して手術を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明の請求項2に係る医療用ルーペによれば、前記請求項1に係る医療用ルーペの効果に加えて、一対のルーペ保持部材が装着部材から不用意に離脱することがないから、使用者は常に安定した状態で医療用ルーペを装着して手術を行うことができるという効果を奏する。
本発明に係る医療用ルーペの一実施形態を示す全体斜視図。 同じくレンズをフレームから脱却した状態を示す一部を省略した斜視図。 同じく嵌合溝の一部を示すフレームの部分拡大断面図。 レンズに取り付けたルーペ本体の光軸と焦点の関係を示す概略図。
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に示すように、医療用ルーペ1は、使用者の耳に掛ける支持部たるテンプル2a,2bを両端に有し、中央部には使用者の鼻に支持される鼻あて3a,3bを有する装着部材4を備えている。この装着部材4は、可撓性を有する合成樹脂製である。
図2に示すように、装着部材4の鼻あて3a,3b近傍には、一端からテンプル2a,2bに向けて中央部付近に延びるよう一対の嵌合溝5a(一方のみ図示)を形成し、これら各嵌合溝5aに、一対のレンズ状のルーペ保持部材6a,6bを、その上縁における互いの接近端側に設けた嵌合突部7a(一方のみ図示)で嵌合支持している。前記各嵌合突部7aは、鼻あて3a側一端に、前記鼻あて3a側に傾斜した各係止端9a(一方のみ図示)を有する。また、図3に示すように、前記各嵌合溝5aには、前記各係止端9aが接合して係止される各規制端8a(一方のみ図示)を形成している。そして、前記各嵌合突部7aの両端が前記嵌合溝5aに接合した状態で、前記各ルーペ保持部材6a,6bの各係合突部7aが前記各嵌合溝5aに嵌合支持されている。この嵌合支持状態において、前記各係止端9aは前記各規制端8aに接合し、係止されている。
ここで、前記装着部材4は可撓性を有するので、前記ルーペ保持部材6a,6bを前記係止端9aが前記規制端8aから離反するようにして、所定以上の力で引き抜くと、前記各嵌合突部7aを嵌合支持されている前記各嵌合溝5aから離脱することができる。すなわち、前記ルーペ保持部材6a,6bは、前記各嵌合突部7aにおいて前記各嵌合溝5aに着脱可能に嵌合支持されているものである。しかしながら、前記ルーペ保持部材6a,6bを装着部材4に対して垂直方向に引き抜く力が働いても、前記各規制端8aと前記各係止端9aとの接合状態は容易には解除されないので、前記各嵌合溝5a,5bと前記各嵌合突部7aとの嵌合状態が不用意に解除されることはない。
また、各ルーペ保持部材6a,6bには、それぞれ嵌合孔11a,11bを形成し、各嵌合孔11a,11bに所定の焦点距離を有する拡大レンズ系を内蔵したルーペ本体10a,10bをそれぞれ取り付けている。前記ルーペ本体10a,10bの前記各ルーペ保持部材6a,6bに対する取り付け状態は固定的であり、使用者の眼幅距離や、希望の焦点距離に合致するよう、使用者毎に設定されている。
本実施形態は以上のように構成したので、装着部材4は可撓性を有するため撓むものであるが、その撓みは端部であるテンプル2a,2bにおいて大きいものであり、テンプル2a,2bから離れた鼻あて3a,3b近傍である装着部材4の中央部付近は撓むことはないので、装着部材4の一対のルーペ保持部材6a,6bを嵌合支持する嵌合溝5a部分は撓みの影響を受けることはない。したがって、各嵌合溝5aに嵌合支持されたルーペ保持部材6a,6bも装着部材4の撓みの影響を受けることはないものである。このため、装着部材4の撓みによって、一対のルーペ保持部材6a,6bにそれぞれ取り付けたルーペ本体10a,10bに内蔵した拡大レンズ系の光軸a(図4参照)の位置が変化することはなく、使用者は、常に所望の状態で手術対象部を明瞭に視認することができる。
また、一対のルーペ保持部材6a,6bは、装着部材4の一対の嵌合溝5aに着脱可能に嵌合支持されているので、異なる焦点距離を有するルーペ本体10a,10bを取りつけてなる他の一対のルーペ保持部材6a,6bと交換可能である。したがって、使用者は、手術対象局部に対して最適な焦点距離を有するルーペ本体10a,10bを取り付けたルーペ保持部材6a,6bを使用して手術を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、例えば、可撓性を有する装着部材4は合成樹脂製のほか、ゴム製でもよい。また、嵌合溝5a及び嵌合突部7aの形状は、上述のものに限らない。
1 医療用ルーペ
2a,2b テンプル
3a,3b 鼻あて
4 装着部材
5a 嵌合溝
6a,6b ルーペ保持部材
7a 嵌合突部
8a 規制端
9a 係止端
10a,10b ルーペ本体
11a,11b 嵌合孔

Claims (2)

  1. 両端部に使用者の耳または頭に支持される支持部を有し、中央部には使用者の鼻に支持される鼻あてを有するとともに、可撓性を有する装着部材を備え、この装着部材の鼻あて近傍に一対の嵌合溝を形成し、これら各嵌合溝に、一対のルーペ保持部材を互いの接近端側に設けた嵌合突部で着脱可能に嵌合支持し、各ルーペ保持部材には、所定の焦点距離を有する拡大レンズ系を内蔵したルーペ本体をそれぞれ取り付けてなることを特徴とする医療用ルーペ。
  2. 前記嵌合突部の鼻あて側端は垂直方向から鼻あて側に傾斜した係止端となし、前記各嵌合溝には前記係止端が接合して係止される各規制端を形成してなり、前記各規制端に前記各係止端を接合、係止して、前記各ルーペ保持体を前記各嵌合溝に嵌合支持することを特徴とする前記請求項1に記載の医療用ルーペ。
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