JP2017129197A - 軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スリンガーの軸方向の移動を抑制しつつ、スリンガーを容易に圧入することができる構造の軸受装置を得る。【解決手段】封止部材50のスリンガー510は、段差面1121aに接触しながら軸方向に垂直な方向に延びる円環状の第1部511と、小径部の外周面101に接触した円筒状の第2部512と、第2部512の径方向外方に位置づけられた円筒状の第3部513と、を含む。第2部512は、第1部511の径方向内方の端部と連続し、軸方向で大径部112から遠ざかる方向に延びた形状を有する。第2部512の軸方向で大径部とは反対側の端部と、第3部513の軸方向で大径部とは反対側の端部とが連続している。ハブ輪110の小径部は、外周面101に、第2部512の軸方向で大径部とは反対側の端部と、第1の軌道面31との間に形成された凸部114を含む。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車輪を支持する軸受装置に関する。具体的には、内輪部材と外輪の間を封止する封止部材の構造に関する。
自動車等の車輪は、一般に、車輪用軸受装置により支持される。例えば、特許文献1には、フランジを有するハブ輪と、内輪と、外輪と、複数の転動体と、保持器とを含む車輪用軸受装置が開示されている。特許文献1において、ハブ輪と内輪とは、一体に回転する。ハブ輪の外周面及び内輪の外周面のそれぞれには、転動体が転動する軌道面が形成されている。外輪は、ハブ輪及び内輪の外周面に嵌め合わされる。外輪の内周面には、2列の軌道面が形成されている。複数の転動体は、ハブ輪の軌道面と外輪の軌道面との間の空間、及び内輪の軌道面と外輪の軌道面との間の空間に配置される。保持器は、複数の転動体が所定の間隔で並ぶように、複数の転動体を保持している。
複数の転動体が保持される空間には、グリースが封入されている。この空間のグリースが外部へ漏出することを抑制するため、また、外部からこの空間への水分や塵埃等の進入を抑制するため、外輪とハブ輪のフランジとの間、及び外輪と内輪との間のそれぞれには、円環状の封止部材が設けられている。
図9は、特許文献1の車輪用軸受装置のうち、外輪902とハブ輪904の間に設けられた封止部材を拡大して示した図である。封止部材は、芯金913と、弾性体からなるシール部材914とを含む。芯金913とシール部材914とは、外輪902の内周面に圧入されている。シール部材914は、外部からの水分や塵埃等の浸入を抑制するサイドリップ914a、914bと、外部へのグリースの漏出を抑制するグリースリップ914cと、を有する。なお、図9において、符号903は転動体を示す。
ハブ輪904のフランジ906の表面906c及びハブ輪904の外周面904eの表面には、円環状のスリンガー912が嵌め合わされている。スリンガー912は、ハブ輪904の外周面904eに沿った円筒状の部分912aと、フランジ906の表面906cに沿った円環状の部分912cとを含む。スリンガー912は、ステンレス等の金属で形成されている。
サイドリップ914a、914b及びグリースリップ914cのそれぞれは、スリンガー912の表面に接触している。サイドリップ914a、914b及びグリースリップ914cのそれぞれが、ハブ輪904に直接接触しないでスリンガー912の表面に接触しているので、サイドリップ914a、914b及びグリースリップ914cの回転によるハブ輪904の摩耗が抑制される。
車輪用軸受装置が車輪からの荷重や振動を繰り返し受けると、荷重や振動がスリンガー912に伝わって、スリンガー912が軸方向に移動(ウォークアウト)する虞がある。そして、スリンガー912が軸方向に移動することにより、スリンガー912が転動体903に接触する虞がある。スリンガー912の軸方向の移動を防止するため、特許文献1の車輪用軸受装置には、ハブ輪904の外周面のうちスリンガー912と転動体903との間に、突起状の抜け止め部916が設けられている。
特開2014−240679号公報
ところで、スリンガー912をハブ輪904に圧入するとき、スリンガー912のうち圧入面912dから遠い円環状の部分912cに圧入力を加えると、スリンガー912が変形してしまう虞がある。そのため、スリンガー912のうち円筒状の部分912aに圧入力を加えることが好ましい。
特許文献1に記載の車輪用軸受装置では、図9に示すように、スリンガー912が抜け止め部916を越えると、スリンガー912が軸方向に移動しないように設計された状態が示されている。しかしながら、加工精度の観点から、図9のようにスリンガー912が軸方向に移動しないように設計することは困難である。そのため、ハブ輪のフランジの表面と抜け止め部との軸方向の大きさは、スリンガーの軸方向の大きさよりもやや大きく設計されている。
上述のように、ハブ輪のフランジの表面と抜け止め部との軸方向の大きさが、スリンガーの軸方向の大きさよりもやや大きく設計されている場合、スリンガーが抜け止め部を越えても、さらに、スリンガーをアウター側に向かって圧入する必要がある。スリンガーの円筒状の部分の軸方向の端部が抜け止め部を超えてしまうと、スリンガーの端部が軸方向から見て抜け止め部と重なり、スリンガーの端部に圧入力を加えるのが困難になる。
本発明は、スリンガーの軸方向の移動を抑制しつつ、スリンガーを容易に圧入することができる構造の軸受装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決する本発明の軸受装置は、円環状の小径部と、小径部より大きい半径を有する円環状の大径部と、を含み、小径部の外周面に第1の軌道面が形成された内輪部材と、第1の軌道面と対向する第2の軌道面が内周面に形成され、内輪部材の小径部を覆うように設けられた外輪と、第1の軌道面と第2の軌道面との間の空間に配置される複数の転動体と、内輪部材の小径部と大径部との接続部に形成され、軸方向に垂直な方向に延びる段差面、及び、小径部の外周面に接して設けられ、内輪部材と外輪との間の空間を封止する環状の封止部材と、を備える。封止部材は、内輪部材の小径部に嵌め合わされたスリンガーと、外輪に嵌め合わされたシール部材と、を含む。スリンガーは、段差面に接触しながら軸方向に垂直な方向に延びる円環状の第1部と、小径部の外周面に接触した円筒状の第2部と、第2部の径方向外方に位置づけられた円筒状の第3部と、を含む。スリンガーの第2部及び第3部のいずれか一方は、第1部の径方向内方の端部と連続し、軸方向で大径部から遠ざかる方向に延びた形状を有する。スリンガーの第2部の軸方向で大径部とは反対側の端部と、第3部の軸方向で大径部とは反対側の端部とが連続している。内輪部材の小径部は、外周面に、スリンガーの第2部の軸方向で大径部とは反対側の端部と、第1の軌道面との間に形成された凸部、を含む。
本発明によれば、スリンガーの軸方向の移動を抑制しつつ、スリンガーを容易に圧入することができる構造の軸受装置を得ることができる。
図1は、実施形態1の車輪用軸受装置の断面図である。 図2は、図1において封止部材周辺を拡大して示す断面図である。 図3は、内輪部材にスリンガーを嵌めるときの状態を示す図である。 図4は、内輪部材にスリンガーを嵌めるときの状態を示す図である。 図5は、実施形態2の車輪用軸受装置の封止部材周辺を拡大して示す断面図である。 図6は、変形例1の車輪用軸受装置の封止部材周辺を拡大して示す断面図である。 図7は、変形例2の車輪用軸受装置の封止部材周辺を拡大して示す断面図である。 図8は、変形例3の車輪用軸受装置の封止部材周辺を拡大して示す断面図である。 図9は、従来例の車輪用軸受装置の封止部材周辺を拡大して示す断面図である。
上記の課題を解決する本発明の軸受装置は、円環状の小径部と、小径部より大きい半径を有する円環状の大径部と、を含み、小径部の外周面に第1の軌道面が形成された内輪部材と、第1の軌道面と対向する第2の軌道面が内周面に形成され、内輪部材の小径部を覆うように設けられた外輪と、第1の軌道面と第2の軌道面との間の空間に配置される複数の転動体と、内輪部材の小径部と大径部との接続部に形成され、軸方向に垂直な方向に延びる段差面、及び、小径部の外周面に接して設けられ、内輪部材と外輪との間の空間を封止する環状の封止部材と、を備える。封止部材は、内輪部材の小径部に嵌め合わされたスリンガーと、外輪に嵌め合わされたシール部材と、を含む。スリンガーは、段差面に接触しながら軸方向に垂直な方向に延びる円環状の第1部と、小径部の外周面に接触した円筒状の第2部と、第2部の径方向外方に位置づけられた円筒状の第3部と、を含む。スリンガーの第2部及び第3部のいずれか一方は、第1部の径方向内方の端部と連続し、軸方向で大径部から遠ざかる方向に延びた形状を有する。スリンガーの第2部の軸方向で大径部とは反対側の端部と、第3部の軸方向で大径部とは反対側の端部とが連続している。内輪部材の小径部は、外周面に、スリンガーの第2部の軸方向で大径部とは反対側の端部と、第1の軌道面との間に形成された凸部、を含む。
上記の構成によれば、内輪部材の小径部の外周面のうち、スリンガーの第2部の軸方向で大径部とは反対側の端部と、第1の軌道面との間に凸部が形成されているので、スリンガーの軸方向の移動が規制され、スリンガーが転動体に接触するのが抑制される。
また、上記の構成によれば、スリンガーを内輪部材に圧入して嵌め込むとき、スリンガーの第2部及び第3部の連続する部分に圧入力を加えることができる。スリンガーを圧入する過程において、スリンガーの少なくとも一部が、軸方向で凸部よりも第1軌道面側、または凸部と重なる位置に存在している場合には、スリンガーの第2部の内周面は凸部の外周面と接した状態で圧入される。つまり、圧入する作業者は、第2部及び第3部の連続部分全体に圧入力を加えて、安定的にスリンガーを軸方向に移動させることができる。
スリンガーを圧入する過程において、スリンガー全体が、軸方向で凸部よりも大径部側に移動したときは、作業者は、軸方向から見て、第2部及び第3部の連結部分のうち凸部で隠れていない部分に圧入力を加えながらスリンガーを軸方向に移動させることとなる。そのため、スリンガーの少なくとも一部が、軸方向で凸部よりも第1軌道面側、または凸部と重なる位置に存在している場合よりも、圧入力を加えることができる部分の面積が小さくなる。しかしながら、上記の構成によれば、スリンガーが、内輪部材と接する第2部に加えて第3部を有するので、圧入力を加える部分が凸部で隠れても、圧入作業に十分な面積が残ることとなる。
したがって、上記の構成によれば、スリンガーの少なくとも一部が軸方向で凸部よりも第1軌道面側、または凸部と重なる位置に存在している場合であっても、スリンガー全体が、軸方向で凸部よりも大径部側に移動した場合であっても、スリンガーを容易に内輪部材に圧入することができる。
本発明の軸受装置のスリンガーの第2部の外周面と、第3部の内周面とは、接していることが好ましい。
本発明の軸受装置のスリンガーの第1部の径方向内方の端部は、第2部の軸方向で大径側の端部と連続していることが好ましい。
本発明の軸受装置において、径方向で前記小径部の外周面及び前記第3部の外周面間の距離と、前記凸部の径方向の高さとの差は、前記スリンガーの前記第2部の径方向の大きさより大きいことが好ましい。
軸受装置は、内輪部材の外周面に凸部が形成されているので、スリンガーを内輪部材に嵌め込むとき、スリンガーが凸部よりも大径部側に移動した後、スリンガーの第2部及び第3部の一部が凸部で隠れることとなる。そのため、スリンガーを圧入する時に作業者が圧入する部分が小さくなる。上記の構成によれば、スリンガーが凸部よりも大径部側に移動した後、スリンガーの第2部及び第3部の一部が凸部で隠れても、第2部及び第3部のうち凸部で隠れていない部分の径方向の大きさがスリンガーの第2部の径方向の大きさよりも大きい。そのため、スリンガーが凸部よりも大径部側に移動した後であっても、作業者がスリンガーを圧入する部分を十分に確保することができる。したがって、上記の構成によれば、軸受装置の製造の作業性を高めることができる。
本発明の軸受装置のシール部材が、径方向内方に突出し、先端が軸方向で大径側を向くように第3部の外周面に接触したラジアルリップを含んでいる場合、スリンガーの第2部と第3部とは、曲面を介して連続していることが好ましい。
軸受装置を製造する工程は、スリンガーを固定した内輪部材の小径部の外周を覆うように、シール部材を固定した外輪を嵌め合わせる工程を含む。上記の構成によれば、スリンガーの第2部と第3部との連続する部分が曲面となっている。そのため、内輪部材の小径部を覆うように外輪を嵌め合わせるとき、シール部材がラジアルリップを含んでいても、ラジアルリップがスリンガーの第2部と第3部との連続部分によって反転してしまうことを抑制することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。以下の説明において参照する各図は、説明の便宜上、本発明の実施形態の構成部材のうち、本発明を説明するために必要な主要部材のみを示したものである。従って、本発明は、以下の各図に示されていない任意の構成部材を備え得る。また、以下の各図中の部材の寸法は、実際の寸法および各部材の寸法比率等を忠実に表したものではない。
<実施形態1>
本発明の実施形態1に係る車輪用軸受装置1について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、車輪用軸受装置1を示す。車輪用軸受装置1は、内輪部材100と、外輪20と、複数の転動体30と、保持器40と、封止部材50及び60と、を有する。内輪部材100、外輪20、保持器40、封止部材50及び60は、軸心L1を中心とする環状部材である。図1に示すように、車輪用軸受装置1は、軸方向の外方に取付部111が形成され、車輪に接続される。なお、図1において、紙面の左方が車両の外部方向(以下、アウター側、とする。)であり、紙面の右方が車両の内部方向(以下、インナー側、とする。)である。
内輪部材100は、ハブ輪110及び内輪120で構成されている。ハブ輪110及び内輪120は、軸心L1を中心とする環状部材である。内輪120は、ハブ輪110の外周面のうち、軸方向インナー側に固定されている。内輪部材100の外周面101には、2列の軌道面31、32が形成されている。これらのうちのアウター側の軌道面31は、ハブ輪110の外周面に形成されている。インナー側の軌道面32は、内輪120の外周面に形成されている。
図1に示すように、ハブ輪110は、外周面から径方向に広がったつば部112(本発明の「大径部」)を有する。つば部112は、ハブ輪110の全周に亘って連続して設けられたフランジ状の部材である。つば部112は、軸心L1を中心とする環状部材である。つば部112は、軸方向において、軌道面31のアウター側に設けられている。なお、ハブ輪110のうちつば部112以外の部分、及び内輪120が、本発明の「小径部」に相当する。
つば部112のうちの一部は、車輪用軸受装置1を車輪に取り付けるための取付部111となっている。取付部111は、ボルト113等を用いて車輪(不図示)に固定される。なお、取付部111は、例えば、周方向に間隔を空けて、複数個設けられている。
外輪20は、内輪部材100の外周面の一部を覆うように設けられている。具体的には、外輪20は、内輪部材100の外周面のうちハブ輪110のつば部112よりインナー側を覆うように設けられている。図1に示すように、外輪20の内周面には、2列の軌道面33,34が形成されている。2列の軌道面33,34のそれぞれは、ハブ輪110に形成された軌道面31及び内輪120に形成された軌道面32のそれぞれに対向するように位置づけられている。軌道面33,34は、軸心L1を中心とする環状の領域である。
複数の転動体30は、軌道面31と軌道面33の間の空間、及び軌道面32と軌道面34の間の空間に配置されている。複数の転動体30は、玉転動体である。複数の転動体30は、保持器40で保持されている。転動体30は、玉転動体の他、ころ転動体等であってもよい。
保持器40は、複数のポケットを備える。保持器40は、複数のポケットのそれぞれに複数の転動体30のそれぞれを収容する。
(封止部材)
次に、図2を参照して封止部材50について説明する。封止部材50は、ハブ輪110の外周面101、つば部112,及び外輪20のアウター側の端部22に接して設けられている。封止部材50は、スリンガー510と、シール部材520とを含む。封止部材50は、内輪部材100と外輪20との間の空間S1を外部から封止している。
(スリンガー)
スリンガー510は、第1部511,第2部512,第3部513,及び第4部514を含む。第1部511は、軸心L1に垂直な方向に延び、軸心L1を中心として円環状に形成されている。また、第2部512、第3部513及び第4部514は、軸心L1を中心として周方向に沿って円筒状に形成されている。第1部511,第2部512,第3部513,及び第4部514は、一体に形成されている。スリンガー510は、例えば、ステンレス等の金属で形成されている。スリンガー510の厚さd1は、例えば、0.4〜0.8mmである。
スリンガー510の第1部511は、アウター側の表面がハブ輪110のつば部112の表面1121aに接して形成されている。第1部511の径方向内方の端部と、第2部512のアウター側の端部とは、連続して形成されている。第1部511の径方向外方の端部と、第4部514のアウター側の端部とは、連続して形成されている。
スリンガー510の第2部512は、径方向内方の表面がハブ輪110の外周面101に接するように配置されている。第2部512は、ハブ輪110に対するスリンガー510の嵌め合い面となっている。つまり、第2部512がハブ輪110の外周面101と嵌まり合うことにより、スリンガー510がハブ輪110に固定される。
スリンガー510の第3部513は、第2部512の径方向外方に位置づけられている。第3部513のインナー側の端部は、第2部512のインナー側の端部と連続して形成されている。第3部513の内周面は、第2部512の外周面と接している。
スリンガー510の第2部512と第3部513とは、曲面Kを介して連続している。つまり、第2部512と第3部513とは、軸心L1を含む断面において、滑らかな曲線を描いて連続している。なお、本実施形態のように第2部512と第3部513とが、曲面Kを介して連続していることは、本発明にとって必須の構成ではない。
スリンガー510の第4部514のインナー側の端部は、外輪20のアウター側の端面22と対向するように位置づけられている。第4部514のインナー側の端部と外輪20のアウター側の端面22との間に形成される隙間は、微小な隙間(ラビリンス隙間)LB1となっている。第4部514のインナー側の端部と外輪20のアウター側の端面22との間に形成される隙間がラビリンス隙間LB1となっているので、外部からスリンガー510で囲まれた封止部材50の内部の空間S2に水分等が進入するのを抑制することができる。
(凸部)
ハブ輪110の外周面101のうち、軌道面31のアウター側には、凸部114が形成されている。凸部114は、畝状であり、周方向に延びる。また、凸部114は、軸L1を中心として環状に連続して形成されている。凸部114の径方向の高さh1は、例えば、0.05〜0.5mmである。なお、凸部114の形状について、本実施形態のように凸部114が畝状であることは本発明の必須の構成ではない。また、本実施形態のように凸部114が環状に連続して形成されていることも、本発明の必須の構成ではない。
凸部114は、スリンガー510の第2部512よりもインナー側に位置づけられている。ハブ輪110の外周面101に凸部114が形成されていることにより、スリンガー510が軸方向に移動して転動体30に接触することを防止することができる。
なお、図2に示すように、好ましくは、スリンガー510の第2部512の厚さd1は、凸部114の径方向の高さh1よりも大きく設定されている。
(シール部材)
シール部材520は、芯金530と、ゴム部材540とを含む。芯金530の外周はゴム部材540で覆われている。
芯金530は、例えばステンレス等の金属板で形成されている。芯金530は、第1部531、第2部532及び第3部533を含む。
芯金530の第1部531は、外輪20の周方向に沿って円筒状に形成されている。第1部531は、外輪20の内周面23に接触している。第1部531は、外輪20に対する芯金530の嵌め合い面となっている。つまり、第1部531が外輪20の内周面23と嵌まり合うことにより、芯金530が外輪20に固定される。
芯金530の第2部532は、軸心L1に垂直な方向に延び、軸心L1を中心として円環状に形成されている。第2部532は、軸方向で、外輪20のアウター側の端面22と同程度の位置に位置づけられている。第1部531のアウター側の端部と、第2部532の径方向外方の端部とは、連続して形成されている。
芯金530の第3部533は、第2部532の径方向内方の端部と連続して形成されている。第3部533は、第2部532の端部からインナー側に延び、且つやや径方向内方に傾斜して円筒状に形成されている。第3部533のインナー側の端部は、径方向内方に折れ曲がっている。
ゴム部材540は、軸心L1を中心とする環状部材である。ゴム部材540は、芯金530の第2部532のアウター側の表面及び第3部533の径方向内方の表面を覆っている。
ゴム部材540は、第1アキシャルリップ544と、第2アキシャルリップ545と、ラジアルリップ546と、を含む。第1アキシャルリップ544、第2アキシャルリップ545、及びラジアルリップ546のそれぞれは、軸心L1を中心として環状に形成されている。
第1アキシャルリップ544及び第2アキシャルリップ545は、芯金530の第2部532を覆うゴム部材540のうち、アウター側の表面からアウター側に向かって突出している。第1アキシャルリップ544及び第2アキシャルリップ545の先端のそれぞれは、径方向外方に折れ曲がり、スリンガー510の第1部511のインナー側の表面に接触している。
ラジアルリップ546は、芯金530の第3部533を覆うゴム部材540のうち、インナー側の端部から、径方向内方に向かって突出している。ラジアルリップ546の先端はアウター側に折れ曲がり、スリンガー510の第3部513の径方向外方の表面と接触している。
上記のように第1アキシャルリップ544、第2アキシャルリップ545及びラジアルリップ546が設けられているので、封止部材50の内部において、空間S2からそれよりも内側の空間S1に水分等が進入することを抑制することができる。
封止部材60は、図1に示すように、外輪20のインナー側の端部と内輪120の端部の間に設けられる環状の部材である。封止部材60は、一例として図1に示すように、スリンガー61及びシール部材62を備えている。
(ハブ輪とスリンガーとの嵌め込み)
図3及び図4は、ハブ輪110にスリンガー510を嵌めるときの状態を示す図である。以下、スリンガー510をハブ輪110に嵌めるときの状態について説明する。
スリンガー510は、インナー側からアウター側に向かって軸方向にスリンガー510を移動させることにより、ハブ輪110に嵌め込まれる。このとき、作業者は、図3の矢印A1で示すように、スリンガー510の第2部512と第3部513の連結部分に対してアウター側に向かって圧入力を加えて、スリンガー510を軸方向に移動させる。このとき、スリンガー510の第2部512の内周面が凸部114の径方向外方の面1141と接した状態で、スリンガー510を嵌め込んでゆく。このとき、スリンガー510の第2部512と第3部513の連結部分の厚さd2が、圧入力を加える部分の径方向の大きさとなる。
スリンガー510が凸部114よりもアウター側に移動し終わると、作業者は、図4の矢印A2で示すように、スリンガー510の第2部512と第3部513の連結部分に対してアウター側に向かって圧入力を加えて、スリンガー510を軸方向に移動させる。そして、スリンガー510の第1部511がハブ輪110のつば部112の表面1121aに接触したところでスリンガー510のアウター側への移動を停止し、スリンガー510の嵌め合い完了とする。
図4に示す状態でのスリンガー510の嵌め込み作業においては、作業者は、スリンガー510の第2部512と第3部513の連結部分のうち、凸部114で隠れていない部分に対して圧入力を加える。このとき、スリンガー510の第2部512と第3部513の連結部分の厚さd2と、凸部114の高さh1との差d3が、圧入力を加える部分の径方向の大きさとなる。
(ハブ輪と外輪との嵌め込み)
シール部材520は、図2に示すように、外輪20の内周面23と芯金530の第1部531の外周面とが接するように、アウター側から外輪20に圧入される。シール部材520が嵌め合わされた外輪20は、ハブ輪110の軌道面31に複数個の転動体30を配置した後、ハブ輪110の外周面101を覆うようにインナー側からハブ輪110に嵌め込まれる。これにより、スリンガー510とシール部材520が対向するように配置され、封止部材50が構成される。
(実施形態1の効果)
実施形態1の構成の車輪用軸受装置1によれば、ハブ輪110の外周面101のうち、スリンガー510の第2部512のインナー側の端部と、軌道面31との間に凸部114が形成されているので、スリンガー510の軸方向のインナー側への移動が規制され、スリンガー510が転動体30に接触するのが抑制される。
上述のように、スリンガー510を圧入する過程において、スリンガー510の少なくとも一部が、軸方向で凸部114よりもインナー側、または凸部114と重なる位置に存在している場合(つまり、スリンガー510が図3に示す位置にあるとき)においては、作業者は、スリンガー510の第2部512と第3部513の連結部分に対して圧入力を加える。
このとき、スリンガー510の第2部512と第3部513の連結部分の厚さd2が、圧入力を加える部分の径方向の大きさとなる。第2部512と第3部513の連結部分は、軸方向から見て、スリンガー510の第2部512を構成する厚さd1の2倍の厚さd2を有するので、作業者は、圧入作業時に、安定してスリンガー510を押すことが可能である。
スリンガー510を圧入する過程において、スリンガー510全体が、軸方向で凸部114よりもアウター側に移動したとき(つまり、スリンガー510が図4に示す位置にあるとき)は、作業者は、軸方向から見て、第2部512及び第3部513の連結部分のうち凸部114で隠れていない部分に圧入力を加えながらスリンガー510をアウター側に移動させることとなる。そのため、図3の場合よりも、圧入力を加えることができる部分の面積が小さくなる。
従来の構成の軸受装置のスリンガーのように、本実施形態における第3部513に相当する構成を備えない場合には、スリンガーが凸部よりもアウター側に移動した後は、スリンガーの第2部512に相当する部分が凸部に隠れて、スリンガーをアウター側に押す作業が困難となる。
しかしながら、本実施形態によれば、スリンガー510が、ハブ輪110と接する第2部512に加えて第3部513を有する。そのため、スリンガー510の第2部512と第3部513の連結部分の厚さd2と、凸部114の高さh1との差d3が、圧入力を加える部分の径方向の大きさとなる。そのため、スリンガー510のうち圧入力を加える部分が凸部114で隠れても、圧入作業に十分な厚さd3が確保されることとなる。
したがって、本実施形態によれば、図3に示すようにスリンガー510の少なくとも一部が軸方向で凸部114よりもインナー側、または凸部114と重なる位置に存在している場合であっても、図4に示すようにスリンガー510全体が、軸方向で凸部114よりもアウター側に移動した場合であっても、スリンガー510を容易にハブ輪110に圧入することができる。
本実施形態では、スリンガー510が第2部512に加えて第3部513を有するので、スリンガー510の第2部512の厚さを大きくすることなく、スリンガー510の圧入部分の大きさを確保することができる。そのため、スリンガー510の第1部511の厚さ(軸方向の大きさ)、第2部512の厚さ(径方向の大きさ)、第3部513の厚さ(径方向の大きさ)及び第4部514の厚さ(径方向の大きさ)が均一な材料を用いてスリンガー510を形成することができる。したがって、スリンガー510の製造コストの増加を抑制しつつ、圧入作業が容易なスリンガー510とすることができる。
また、本実施形態の別の効果として、スリンガー510の第2部512と第3部513とは、図2に示すように、曲面Kを介して連続している。つまり、第2部512と第3部513とは、軸心L1を含む断面において、滑らかな曲線を描いて連続している。そのため、外輪20をハブ輪110に嵌め込むときに、外輪20に固定されたシール部材520のゴム部材540のうち、ラジアルリップ546の先端が、スリンガー510の第2部512及び第3部513の連続部分に引っかかって裏返り、インナー側を向いてしまうことを抑制することができる。
<実施形態2>
以下、実施形態2の車輪用軸受装置1Aについて説明する。図5は、実施形態2の車輪用軸受装置1Aの封止部材50A周辺を拡大して示す断面図である。実施形態2の車輪用軸受装置1Aは、スリンガー510Aの構成が実施形態1と異なる。
(スリンガー)
スリンガー510Aは、第1部511,第2部512A,第3部513A,及び第4部514を含む。第1部511は、軸心L1に垂直な方向に延び、軸心L1を中心として円環状に形成されている。また、第2部512A、第3部513A及び第4部514は、軸心L1を中心として周方向に沿って円筒状に形成されている。第1部511,第2部512A,第3部513A,及び第4部514は、一体に形成されている。スリンガー510Aは、例えば、ステンレス等の金属で形成されている。
スリンガー510Aの第1部511は、アウター側の表面がハブ輪110のつば部112の表面1121aに接して形成されている。第1部511の径方向内方の端部と、第3部513Aのアウター側の端部とは、連続して形成されている。第1部511の径方向外方の端部と、第4部514のアウター側の端部とは、連続して形成されている。
スリンガー510Aの第3部513Aは、第1部511の径方向内方の端部からインナー側に延びるように形成されている。
スリンガー510Aの第2部512Aは、径方向で第3部513Aの内側において、第3部513Aのインナー側の端部からアウター側に延びるように形成されている。第3部513Aの内周面は、第2部512Aの外周面と接している。
スリンガー510Aの第2部512Aは、径方向内方の表面がハブ輪110の外周面101に接するように配置されている。第2部512Aは、ハブ輪110に対するスリンガー510Aの嵌め合い面となっている。つまり、第2部512Aがハブ輪110の外周面101と嵌まり合うことにより、スリンガー510Aがハブ輪110に固定される。
スリンガー510Aの第4部514は、実施形態1と同様、インナー側の端部が外輪20のアウター側の端面22と対向するように位置づけられている。
実施形態2の車輪用軸受装置1Aのその他の構成については、実施形態1の車輪用軸受装置1と同一である。
(実施形態2の効果)
実施形態2の車輪用軸受装置1Aによれば、実施形態1と同様、スリンガー510Aの軸方向の移動を抑制することができ、かつ、ハブ輪110へスリンガー510Aを容易に圧入することができる。
(変形例1、2)
上記の実施形態では、スリンガー510(510A)の第2部512(512A)の外周面と第3部513(513A)の内周面とが接している場合について説明したが、第2部512の外周面と第3部513の内周面とが接していることは本発明にとって必須の構成ではない。
図6は、実施形態1の変形例として、スリンガー510Bの第2部512Bの外周面と第3部513Bの内周面とが離間した場合を示す(変形例1)。この場合には、スリンガー510Bをハブ輪110に嵌めるときに、圧入力を加える部分がさらに大きくなるので、圧入時の作業が容易になる。
ただし、スリンガーの強度の観点からは、実施形態1のように、スリンガー510の第2部512の外周面と第3部513の内周面とが接触していることが好ましい。
同様に、図7は、実施形態2の変形例として、スリンガー510Cの第2部512Cの外周面と第3部513Cの内周面とが離間した場合を示す(変形例2)。この場合には、スリンガー510Cをハブ輪110に嵌めるときに、圧入力を加える部分がさらに大きくなるので、圧入時の作業が容易になる。
(変形例3)
上記の実施形態では、ハブ輪110の外周面101に形成された凸部114の形状が畝状である場合について説明したが、凸部114の形状は上記の実施形態に限定されない。例えば、図8に変形例3として示すように、凸部114Dは、段差1142Dを介して外周面101よりもやや拡径した構造として凸部114Dが形成されていてもよい。
図8の凸部114Dによっても、段差1142Dによってスリンガー510の軸方向の移動が制限される。そのため、スリンガー510が軸方向に移動して転動体30に接触することを抑制できる。
以上、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
1 車輪用軸受装置
100 内輪部材
110 ハブ輪
114 凸部
20 外輪
30 転動体
50 封止部材
510 スリンガー
511 第1部
512 第2部
513 第3部
520 シール部材
546 ラジアルリップ

Claims (5)

  1. 円環状の小径部と、前記小径部より大きい半径を有する円環状の大径部と、を含み、前記小径部の外周面に第1の軌道面が形成された内輪部材と、
    前記第1の軌道面と対向する第2の軌道面が内周面に形成され、前記内輪部材の前記小径部を覆うように設けられた外輪と、
    前記第1の軌道面と前記第2の軌道面との間の空間に配置される複数の転動体と、
    前記内輪部材の前記小径部と前記大径部との接続部に形成され、軸方向に垂直な方向に延びる段差面、及び、前記小径部の外周面に接して設けられ、前記内輪部材と前記外輪との間の空間を封止する環状の封止部材と、
    を備え、
    前記封止部材は、
    前記内輪部材の小径部に嵌め合わされたスリンガーと、
    前記外輪に嵌め合わされたシール部材と、
    を含み、
    前記スリンガーは、
    前記段差面に接触しながら軸方向に垂直な方向に延びる円環状の第1部と、
    前記小径部の外周面に接触した円筒状の第2部と、
    前記第2部の径方向外方に位置づけられた円筒状の第3部と、
    を含み、
    前記第2部及び前記第3部のいずれか一方は、前記第1部の径方向内方の端部と連続し、軸方向で前記大径部から遠ざかる方向に延びた形状を有し、
    前記第2部の軸方向で前記大径部とは反対側の端部と、前記第3部の軸方向で前記大径部とは反対側の端部とが連続し、
    前記内輪部材の小径部は、
    外周面に、前記スリンガーの前記第2部の軸方向で前記大径部とは反対側の端部と、前記第1の軌道面との間に形成された凸部、
    を含む、軸受装置。
  2. 請求項1に記載の軸受装置において、
    前記スリンガーの前記第2部の外周面と、前記第3部の内周面とは、接している、軸受装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の軸受装置において、
    前記スリンガーの前記第1部の径方向内方の端部は、前記第2部の軸方向で大径側の端部と連続している、軸受装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の軸受装置において、
    径方向で前記小径部の外周面及び前記第3部の外周面間の距離と、前記凸部の径方向の高さとの差は、前記スリンガーの前記第2部の径方向の大きさより大きい、軸受装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の軸受装置において、
    前記シール部材は、
    径方向内方に突出し、先端が軸方向で大径側を向くように前記第3部の外周面に接触したラジアルリップ
    を含み、
    前記スリンガーの前記第2部と前記第3部とは、曲面を介して連続している、軸受装置。
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