JP2017129163A - 管端吊り上げ用クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】管端pから外れ難く、塗膜を損傷しないようにする。
【解決手段】管Pの端pを持上げる際、その持上げ用ワイヤ51に取り付けられて前記管端pを把持するクランプ装置60である。その管Pは管端p内面に凹部(溝)sを有する。ワイヤ51が接続されたコ字状の本体61と、その本体61の一方のフランジ61aにねじ通されて他方のフランジ61bに向かって進退する進退軸62と、その進退軸62の回転用ハンドル63と、進退軸62の先端にその軸心周りに回転自在に設けた嵌合子64とからなる。本体61の両フランジ61a、61b間に管端pを嵌め、進退軸62をハンドル63を介し回して嵌合子64を凹部sに嵌め込んで、本体61を管端pに取り付ける。嵌合子64を凹部sに嵌めて管端pをクランプするので、管端pを吊り下げてもその管端pが外れる恐れが極めて少ない。嵌合子は進退軸が回転しても共回りしないため塗膜が損傷することがない。
【選択図】図2

Description

この発明は、上水道、ガス、下水道等に用いる流体輸送用配管を、既設のさや管内に配設する工法に用いられ、さや管内に配設する新管を走行用台車に載せてそのさや管内に搬入し、所定の場所において走行用台車を取り外す際等に使用される管端吊り上げ用クランプ装置に関するものである。
ダクタイル鋳鉄管等の各種流体輸送用配管を地中に埋設する工法として、推進やシールド工法等によって新設された管をさや管(鞘管)とし、その内部に、ダクタイル鋳鉄管等の新しい管(以下、単に「新管」という。)を配設する工法が採用される場合がある。また、既に供用されている既設管をさや管として、その内部に口径の小さい新管を挿入して管路を更新する工法が採用される場合もある。
この種の工法において、新管には、走行用台車が取り付けられる。走行用台車には車輪が設けられており、車輪の転動により、新管がさや管内を走行できるようになっている。このため、作業車による牽引や推進により新管はさや管内を走行して、所定の配設箇所へ運搬される(特許文献1、本願図1参照)。
その新管が所定の配設箇所に運搬された後、走行用台車を取り外す際、その新管を一時的に持上げ・持下げる(以下、適宜に、両者を含めて「持上げ」と称する。)必要がある。このため、さや管内において管持上げ・持下げ装置(以下、「持上げ装置」と称する。)が用いられる。
その管持上げ装置の一構成部材として、管端を把持(クランプ)して吊り上げるためのクランプ装置が使用される。その従来のクランプ装置は、シャコ万力が一般的である(特許文献2、図1参照)。
特開昭59−77184号公報 特開平8−3789号公報 特開平10−16730号公報
上記新管等の管はその内外表面に塗装が施されて滑面となっている。このため、シャコ万力ではその把持面が滑る場合がある。この場合、シャコ万力から管端が外れたり、管が動いたりして、大変危険である。また、シャコ万力の締結点(圧接点)が動いて、特に、強固な締結力を得て管端を確実にクランプしようとすると、その締結点が動き易くて塗膜を損傷する恐れが高い。
この発明は、以上の実状の下、管端から外れ難いようにすることを課題とする。
世の中には、PN形ダクタイル鋳鉄管のように、管端内面に、ロックリング等を嵌合する凹部(溝)を有するものがある。この点に着目し、その凹部にシャコ万力の進退軸先端を嵌めれば、シャコ万力が管端から外れ難いと考えた。
この考えの下、上記の課題を解決するために、この発明は、管端内面に凹部を有するその管端を把持する管端吊り上げ用クランプ装置において、吊り上げ用線状体が接続されるコ字状の本体と、その本体の一方のフランジに挿通されて他方のフランジに向かって進退する進退軸と、その進退軸を進退させる手段と、前記進退軸の先端に設けた嵌合子とからなり、前記本体の両フランジ間に前記管端が嵌められて、前記進退軸は、他方のフランジに向かって進行して前記嵌合子を前記凹部に嵌め込んで、前記本体を管端に取り付ける機能を有する構成を採用したのである。
この構成における上記進退軸を進退させる手段は、従来周知の構成を適宜に採用すれば良いが、例えば、上記本体の一方のフランジにねじ通されたねじ軸からなる進退軸と、その進退軸の回転用ハンドルとからなり、そのハンドルを回して前記進退軸を進退させるものを採用することができる。他として、進退軸は、トグル機構やレバーによって進退させるようにすることができる。
また、上記嵌合子を進退軸にその軸周りに回転自在とすれば、進退軸が回ったりしても、嵌合子にはその回転力等が伝わり難く、嵌合子は管端凹部にしっかり嵌った状態を維持する。このため、管端を吊り下げてもその管端が外れる恐れが極めて少ないものとなるとともに、嵌合子が動いて塗膜を損傷する恐れも極めて少ない。
この発明は、以上のように、嵌合子を凹部に嵌めて管端をクランプ(把持)するので、管端が外れる恐れが極めて少なく、塗膜を損傷することも少ない。
この発明に係るクランプ装置を採用した管持上げ装置を利用した走行用台車の引き抜き方法の一実施形態の概略説明図 同実施形態の拡大であり、(a)は縦断面図、(b)は(a)の右切断側面図 同実施形態の吊り下げ部材の一例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図 同実施形態の押し上げ部材の一例の分解正面図 同実施形態の要部拡大概略図 図5の要部拡大図 管端の他の吊り上げ態様の右切断側面図 同一部省略縦断面図 他の各実施形態を示し、(a)は把持前の要部拡大正面図、(b)は同要部拡大側面図 同実施形態の把持後の要部拡大正面図 さらに他の実施形態を示し、(a)は把持前の要部拡大正面図、(b)は同要部拡大側面図 同実施形態の把持後の要部拡大正面図
この発明に係る一実施形態を図1〜図6に示し、この実施形態は、図1に示すように、鋼管、コンクリート管(ヒューム管)などの地中に埋設されたさや管P’内に、ダクタイル鋳鉄管等の新管Pをさや管P’内の所定の配設場所に運搬し、新管Pを順々に接続して管路を構築する。その接続は、先行する新管Pの受口2に後続の(運搬された)新管Pの挿し口1を挿入して継ぎ合わせる継手構造で行われる。なお、先行する新管Pの挿し口1に後続の新管Pの受口2を嵌めて継ぎ合わせる場合もある。
そのさや管P’内への新管Pの持ち込みに際し、新管Pの底には走行用台車3が取り付けられる。この走行用台車3には、新管Pの底を支える台枠3aと、その台枠3aに回転自在の車輪3bが設けられている。台枠3aの上に新管Pを載せれば、車輪3bの回転により新管Pがさや管P’内を走行できる。新管Pの運搬は、例えば、図1に示すように、駆動力によって走行する作業車4と走行用台車3とを連結材5で連結して、その作業車4が走行用台車3上の新管Pを推進していく。走行用台車3や作業車4はさや管P’内のレールR上を走行する。図中、Mは作業者である。
また、先行する新管Pに後続の新管Pを接続する際、運搬した新管Pの一端を管持上げ装置Aで持上げ、その状態で、作業車4が、連結材5を通じて走行用台車3を新管Pの下から引き抜いて、新管Pから走行用台車3を取り外す。走行用台車3が新管Pの下から離脱して所定の位置に到達すれば、管持上げ装置Aでもって、さや管P’内に新管Pを受け台(図示せず)を介在して載置する。
なお、新管P同士の継手部の形態は、管路の用途や仕様に応じて適宜選択される。例えば、挿し口1の先端に突起、受口2の内面にロックリングがそれぞれ設けられて、ゴム輪等を介在した状態で挿し口1を受口2に挿し込んだ後、押輪によってゴム輪を挿し口1と受口2との間の間隙に押し込んでシールした構造等を採用する。この実施形態においては、新管PはPN形ダクタイル鋳鉄管とし、図5、図6に示すように、管端p内面全周にロックリングを嵌合する溝(凹部)sを有する。
管持上げ装置Aは、図1及び図2に示すように、さや管P’の内面間に架け渡される水平方向のベース部材10と、そのベース部材10に設けられる新管Pの上下径方向(上下方向の中心軸方向)cの押し当て手段30と、その押し当て手段30により前記さや管P’の内面(天井)に押し当てられる吊下げベース20と、その吊下げベース20から新管Pの前記上下径方向cの下端側に導かれて固定される線状体40と、その線状体40を伸縮させる治具50と、その線状体40の下端を新管Pの端縁(端面周縁)に固定するクランプ装置60を有する。
ベース部材10は、H型鋼11からなって、その長さをさや管P’の直径以下の適宜なものとして、さや管P’内に水平状態で架け渡し得るとともに、架け渡した際、その下方のスペースSを走行用台車3が通り得る等の後工程に支障がでないようにする。H型鋼11に代えて、断面C型の鋼材など、他の断面形状の鋼材としてもよい。なお、通常、ベース部材10には金属製の部材が用いられるが、強度に問題がなければ、金属以外の、例えば繊維強化樹脂等の他の素材としてもよい。
上記吊下げベース20は、図3に示すように、さや管P’の周方向に長い部材となっており、断面コ字状の板材21と、その板材21の両端に溶接等で固定された平板状板片22、22とからなる。板材21はさや管P’の周面に沿う弧状(アーチ状)となってその中央下面に左ねじのねじ軸23が溶接等によって立設されている。板材21の両側板21aの両端には吊り下げ孔24、24がねじ軸23に対して対称に形成されている。
両板片22のそれぞれの両端には他の吊り下げ孔25、25がその中央線(ねじ軸23)に対して対称に形成されている。両板片22、22にそれぞれ吊り下げ孔25を形成したのは、左右のどちらの板片22を新管Pの端側にしても支障がないようにするためである。このため、両板片22、22もねじ軸23に対して対称となっている。
上記押し当て手段30は、図2、図4に示すように、円管31と、その一端に溶接等で固着された左ねじのナット32aと、他端に溶接等で固着された右ねじのナット32bと、下方のナット32bにねじ込まれる右ねじ軸33と、その右ねじ軸33にねじ込まれるねじ34とからなる。図2に示すように、右ねじ軸33の下部をベース部材10のフランジ間の上面に当てがい、ベース部材10のリブ下面からねじ34を右ねじ軸33にねじ込むことによって、ベース部材10の中央に右ねじ軸33が強固に立設される。
この右ねじ軸33と上記吊下げベース20の左ねじ軸23に円管31の両端のナット 32a、32bをねじこむと、ターンバックル構造となって、円管31を回転させると、両ねじ軸23、33の間の長さが伸縮する。
なお、ねじ軸23、ナット32aを右ねじ、ねじ軸33、ナット32bを左ねじとすることもできる。
上記線状体40は、図2、図5に示すように、その線状体40を伸縮させる治具が介され、その上側はナイロンスリング41からなり、下側は治具をなすレバーブロック(登録商標)50のチェーン51からなる。ナイロンスリング41は、下記吊り上げに支障がない強度を有すれば、チェーン、金属線状体、他の樹脂線状体等と任意である。
ナイロンスリング41は、図2に示すように、一方の板片22の両側の孔25又は板材21の孔24に通された後、レバーブロック50のフック52に係止される。ナイロンスリング41は孔24、25にシャックルを介して係止することもできる。また、その孔24、25にレバーブロック50のフック52を直接に係止することもできる。
レバーブロック50は、図5に示す従来周知の構造のものであって、本体53に対してレバー54を矢印のように回動させることによってチェーン51を繰り出し(巻き出し)又は巻き取る(巻き上げる)。
上記クランプ装置60がこの発明に係るものであり、図5、図6に示すように、コ字状の本体61と、その本体61の一方のフランジ61aにねじ通されて他方のフランジ61bに向かって進退する進退軸62と、そのハンドル63とからなるシャコ万力である。以上の構成は従来と同様であり、この発明にあっては、前記進退軸62の先端にユニバーサルジョイント等を介しその軸心周りに回転自在な嵌合子64を有している。
この嵌合子64は、上記管端pの溝sに嵌って回転しない形状、例えば、四角状となって溝sにぴったり嵌る形状となっている。但し、円柱状として、抵抗によって回転しないものとし得る。また、嵌合子64は、金属製でも良いが、ゴム等の弾性体として塗膜を損傷させない材料を使用することが好ましい。その弾性体は管端pに触れる部分だけでもよい(嵌合子64の一部でもよい)。さらに、溝sの底面との当接面(先端面)は溝sの円弧面に沿う形状とすることができる。
このクランプ装置60は、図6に示すように、その本体61を新管Pの端縁pに嵌めた後、ハンドル63でもって進退軸62を回転して他方のフランジ61bに向かって進行させ、その先端の嵌合子64を溝sに嵌め、さらに、ハンドル63を回して進退軸62を回転させて嵌合子64を溝sの底面に圧接することによってクランプ装置60をその端縁pに固定する(締結する)。固定されたクランプ装置60の係止輪65にはレバーブロック50のチェーン51先端のフック55が係止される(図5参照)。
この実施形態の管持上げ装置Aは以上の構成であり、今、図1のさや管P’内において、先行する新管Pの受口2に後続の新管Pの挿し口1を挿入して仮接続された状態において、同図及び図2に示すように、まず、さや管P’の内面間にベース部材10を水平方向に架け渡し、そのベース部材10の中程に押し当て手段(ターンバックル)30を固定し、その手段30によってさや管P’の内上面(天井面)に吊下げベース20を押し当てる。このとき、吊下げベース20の一方(新管Pに近い)側板21aは、図2に示すように、吊り下げ孔25が新管Pの端面よりも奥側になるように位置させる。
つぎに、その吊下げベース20の板材21の平板状板片22の両端の吊り下げ孔25、25にナイロンスリング41をそれぞれ通して係止し、そのナイロンスリング41をレバーブロック50のフック52に係止する。このとき、吊り下げ孔25が新管Pの端面よりも奥側(図2(a)において左側)に位置するため、ナイロンスリング41が新管Pの端面に当接してその端面より後方(奥側)に位置して新管Pの回転を阻止しつつ後方に押して吊り上げる。このため、挿し口1が受口2から抜ける恐れが極めて少ない。ナイロンスリング41は吊下げベース20の板片21aの吊り下げ孔24、24にそれぞれ通して係止しても良い。
また、新管Pの端の上下方向の中心軸cの下方両側対称位置にクランプ装置60を固定し、そのクランプ装置60の係止輪65にレバーブロック50のチェーン51先端のフック55を係止する。
そのクランプ装置60の管端pへの固定時、嵌合子64が回転自在のため、進退軸62の回転によっても嵌合子64は回転せずに、塗膜を損傷することもない。また、嵌合子64が弾性材であれば、その損傷もより少なくなる。さらに、クランプ装置60の嵌合子64が管端pの溝sに嵌っているため、新管Pが何らかの理由によって揺れる等しても、クランク装置60による管端Pの把持(クランプ)は維持される。
このクランプ装置60で管端pを把持した状態は、図2(b)に示すように、ターンバックル(押し当て手段)30が新管Pの上下方向の中心軸(上下径方向)c上にあって、その中心軸cの両側対称位置において、さや管P’の内面の両側から新管Pの端面下部の両側に線状体40が至っており、レバーブロック50によってチェーン51を巻き上げると、吊下げベース20に対して新管Pが上昇して走行用台車3から離れる。
新管Pが持ち上がれば、従来と同様にして、新管Pの下方から走行用台車3を引き出し、走行用台車3が新管Pの下から離脱して所定の位置に到達すれば、再度、レバーブロック50を操作して、さや管P’の底の所定の高さに新管Pを受け台を介在して載置し、作業を終了する。
この後、クランプ装置60による管端pの把持を止め、つづいて持上げ装置Aを解体し、つぎの新管Pの接続工程に移行する。
上記実施形態のさや管P‘は、鋼管、コンクリート管(ヒューム管)などの内面に縦リブ等の係止片を有しないものであったが、図7、図8に示す、その縦リブrを有するさや管(セグメント)P’においては、ナイロンスリング41を従来のシャコ万力60’を介して縦リブrに係止する。この場合、上記実施形態の管持上げ装置Aは不要であり、レバーブロック50の操作によって管端pを持ち上げる(吊り上げる)。
クランプ装置60における進退軸60を進退させる手段としては、上記ねじ軸に限らず、周知の種々の態様を実施することができる。例えば、図9Aから同Bに示すトグル機構67(特許文献3、図1〜図7参照)によったり、図10Aから同Bに示すレバー機構68によったりして、進退軸62aを他方のフランジ61bに向かって進退させて嵌合子64を管端pの溝sに嵌める構成とすることができる。
上記トグル機構67のクランプ装置60aは、図9A(a)、同(b)に示すように、上記と同様に、コ字状の本体61の一方のフランジ61aに進退軸62aが挿通され、トグル機構67が、ハンドル67aと、リンク67bと、スライダーとなる前記進退軸62aと、ハンドル67aを回転自在に支持(支持点A)する枠状の本体フランジ61aに固定の支持枠67dとを有する。この支持枠67d内に進退軸62aが上下動自在に挿入されている。リンク67bはハンドル67aの中程Bと進退軸62aの上部Cにそれぞれ連結されており、そのリンク67bと、このリンク67bとハンドル67aの連結点Bとハンドル67aの回転支持点Aとの間でなすリンクと、リンク67bに連結された進退軸62aからなるスライダーによってトグル機構が構成される。
このため、図9A(a)から図9Bに示すように、ハンドル67aを回動することによって、進退軸62aを他方のフランジ61bに向かって進退させて嵌合子64を管端pの溝sに嵌める。
上記レバー機構68のクランプ装置60bは、図10A(a)、同(b)に示すように、上記と同様に、コ字状の本体61の一方のフランジ61aに進退軸62aが挿通され、そのレバー機構68が、本体フランジ61aに固定の半筒状支持片68aと、その支持片68aのスリット68bを通って進退軸62aに固定されたレバー68cとから成る。スリット68bは上下方向(支持片68aの長さ方向)部分68bとその長さ方向等間隔の横方向部分68bとからなる。
このため、図10A(a)から図10Bに示すように、レバー68cの移動によって進退軸62aを他方のフランジ61bに向かって進退させて嵌合子64を管端pの溝sに嵌める。このとき、レバー68cをスリット68bの横方向部分68bに嵌めることによって嵌合子64の溝sへの嵌め状態を維持する。支持片68aは円筒とすることもできる。
なお、図9A、同B、図10A、同Bの進退軸62aは、ねじ軸ではなく、角柱、円柱又は円筒等のフランジ61aをスライド(摺動)自在に挿通するものであれば何れでも良く、嵌合子64は進退軸62aに対し回転自在としたり、回転しないものとしたりすることができる。また、図5においても、図9A、図10Aに示すように、レバーブロック50のフック55は本体61に直接に係止することができる。
上記各実施形態は、PN形ダクタイル鋳鉄管Pの管端pのクランプ(把持)の場合であったが、この発明の係るクランプ装置60,60a、60bは、管端p内面に凹部(溝)sを有する管Pであれば、その何れの管端pを吊り上げる際にも使用し得ることは勿論である。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
A 管持上げ装置
P 新管
P’ さや管
L レバー
p 新管の端縁
s 管端の溝(凹部)
r 縦リブ
1 挿し口
2 受口
60、60a、60b クランプ装置
61 クランプ装置のコ字状本体
61a 同本体の一方のフランジ
61b 同他方のフランジ
62、62a クランプ装置の進退軸
63 同ハンドル
64 同嵌合子
65 同係止輪
67 トグル機構

Claims (5)

  1. 管端(p)内面に凹部(s)を有するその管端(p)を把持する管端吊り上げ用クランプ装置(60)であって、吊り上げ用線状体(40)が接続されるコ字状の本体(61)と、その本体(61)の一方のフランジ(61a)に挿通されて他方のフランジ(61b)に向かって進退する進退軸(62、62a)と、その進退軸(62、62a)を進退させる手段と、前記進退軸(62、62a)の先端に設けた嵌合子(64)とからなり、前記本体(61)の両フランジ(61a、61b)間に前記管端(p)が嵌められて、前記進退軸(62、62a)は、他方のフランジ(61b)に向かって進行して前記嵌合子(64)を前記凹部(s)に嵌め込んで、前記本体(61)を管端(s)に取り付ける機能を有する管端吊り上げ用クランプ装置。
  2. 上記進退軸(62)を進退させる手段は、上記本体(61)の一方のフランジ(61a)にねじ通されたねじ軸からなる進退軸(62)と、その進退軸(62)の回転用ハンドル(63)とからなって、そのハンドル(63)を回して前記進退軸(62)を進退させるものであり、かつ、上記嵌合子(64)は前記進退軸(62)にその軸心周りに回転自在に設けられている請求項1に記載の管端吊り上げ用クランプ装置。
  3. 上記進退軸(62a)を進退させる手段は、トグル機構(67)によって前記進退軸(62a)を進退させるものである請求項1に記載の管端吊り上げ用クランプ装置。
  4. 上記進退軸(62a)を進退させる手段は、レバー(L)によって前記進退軸(62a)を進退させるものである請求項1に記載の管端吊り上げ用クランプ装置。
  5. 上記嵌合子(64)が弾性体からなる請求項1乃至4のいずれか一つの項に記載の管端吊り上げ用クランプ装置。
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