JP2008106808A - クランプおよびその製造方法 - Google Patents

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憲治 大田
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Abstract

【課題】基体に螺合されるねじ軸4の先端部に押さえ体7を取り付けてなり、ねじ軸4を締め付けて押さえ体7と受け体との間に被挾持物を挾持するクランプにおいて、ユーザーがねじ軸に押さえ体を簡単に着脱でき、かつ製造者側でも、組み立て工程数の減少、組み立て作業の自動化を図ることができるクランプおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】ねじ軸4の先端部にばねリング10またはOリングを嵌合し、通常は前記リングの外周をねじ軸4の先端部外周より突出させる。ねじ軸4の先端部が押さえ体7の軸穴8に挿通されると、弾性変形で前記リングが内側に引っ込むので、ねじ軸4を軸穴8に対し挿通したり引き抜くだけで、押さえ体7を着脱できる。クランプ製造時は、基体に対し押さえ体7を同軸に固定した状態で、ねじ軸4を締め付け方向に回転して行くのみでねじ軸4に押さえ体7が取り付けられる。
【選択図】図4

Description

本発明はクランプおよびその製造方法に係り、特に、ねじ軸を回転させることにより被挾持物を挾持する形式のクランプおよびその製造方法に関する。
従来より、基体と、この基体に設けられたねじ穴と、このねじ穴に螺合されたねじ軸と、このねじ軸の先端部に取り付けられた押さえ体とを有してなり、前記ねじ軸を締め付け方向に回転することにより、前記押さえ体とこの押さえ体に対向される受け体との間に単数または複数の被挾持物を挾持する形式のクランプが知られている(例えば、特許文献1および2参照)。
この種のクランプにおいては、押さえ体によって被挾持物が傷つけられないようにするとともにねじ軸に対する被挾持物表面の傾きを吸収できるようにする等の目的で、押さえ体がねじ軸に対して回転可能かつあらゆる方向に若干傾斜可能に取り付けられるが、従来は、ねじ軸の先端部を押さえ体に貫通された軸穴に挿通した後、ねじ軸の先端部を塑性変形して押さえ体を軽くかしめることにより、そのような取り付けを実現していた。
登録実用新案第3104669号公報 登録実用新案第3110734号公報
しかしながら、前記従来のクランプおよびその製造方法においては、次のような問題があった。
(a)ねじ軸に対する押さえ体の取り付けは、クランプの製造メーカーでしか行うことができず、ユーザーはねじ軸に対する押さえ体の取り付け、取り外しを行うことができない。しかし、状況によっては、ユーザーが自分で適宜ねじ軸に対する押さえ体の取り付け、取り外しを行うことができると便利であったり、ユーザーが自分でねじ軸に対する押さえ体の取り付け、取り外しを行うことができないと、そもそもクランプを使用できないという場合がある。
(b)前記のように、ねじ軸に対する押さえ体の取り付けはクランプの製造メーカーでしか行うことができないため、ユーザーは、基体、ねじ軸および押さえ体の3つの部品が既に組み合わされたものを購入せざるを得ず、これらの3つの部品を適宜組み替えたり、ねじ軸と押さえ体のみを購入して、基体は使用用途に合わせて自作したり、別の部品を流用したりするというようなことはできない。
(c)前記押さえ体のかしめ作業を行えるような十分なスペースを基体に設けておく必要があり、例えば、特許文献1,2の場合のように、基体がコの字状をなしており、基体が受け体をも兼ねている場合は、コの字の2本の腕間の距離をある程度以上大きくなるように設計しておかないと、押さえ体のかしめ作業を行うことができない。
(d)基体の形状によっては、基体内部の奥まった場所等のかしめ作業を行うことが不可能な場所には、ねじ軸および受け体を設置することはできない。
(e)クランプの製造時、まず基体のねじ穴にねじ軸を螺合して、ねじ軸の先端部を基体から突出させた後、ねじ軸の先端部を押さえ体の軸穴に挿通し、しかる後にねじ軸の先端部を塑性変形して押さえ体をかしめるという多数の組み立て工程が必要になるので、組み立てコストが高くなる。
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的の一つは、ユーザーが自分で適宜ねじ軸に対する押さえ体の取り付け、取り外しを簡単かつ迅速に行うことができるクランプを提供することにある。
本発明の他の目的は、基体および受け体の形状・大きさや、基体および受け体に対するねじ軸および押さえ体の配置位置等が、ねじ軸に対する押さえ体の取付作業のために制約されることがないクランプおよびその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、クランプ製造時の組み立て工程数を減少するとともに、組み立て作業の自動化を容易にし、組み立てコストを低減することができるクランプおよびその製造方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、以下の説明から明らかになろう。
第一の本発明によるクランプは、基体に設けられたねじ穴に螺合されるねじ軸と、このねじ軸の先端部に取り付けられた押さえ体とを有してなり、前記ねじ軸を締め付け方向に回転することにより、前記押さえ体とこの押さえ体に対向される受け体との間に被挾持物を挾持するクランプにおいて、
前記押さえ体に貫通された軸穴と、前記ねじ軸の先端部付近に設けられた、前記軸穴を通過することができない大きさを有する軸穴通過不可能部と、前記ねじ軸のうちの前記軸穴通過不可能部より先端側に設けられた、前記軸穴に挿通可能な太さを有する軸穴挿通部と、この軸穴挿通部の外周に周方向に設けられたリング嵌合溝と、このリング嵌合溝に嵌合された、閉じられていない形状のばね性を有するばねリングとを有してなり、
前記ばねリングは、通常は、該ばねリングの外周の少なくとも一部が前記ねじ軸の前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態で前記リング嵌合溝に嵌合されているが、前記軸穴挿通部が前記軸穴に挿通されて行くと、前記軸穴の内周面に押されて弾性変形して前記リング嵌合溝内部側に引っ込み、前記軸穴挿通部が前記軸穴により深く挿通されるのを許し、該ばねリングが前記軸穴を通過し終わると、再び該ばねリングの外周の少なくとも一部が前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態に戻り、前記押さえ体を該ばねリングが装着されている部分と前記軸穴通過不可能部との間において、前記ねじ軸に対して回転可能かつ一定範囲内においてあらゆる方向に傾斜可能に取り付けられた状態とする一方、この取付状態から前記軸穴挿通部が前記軸穴から引き抜かれて行くと、該ばねリングが前記軸穴の内周面に押されて弾性変形して前記リング嵌合溝内部側に引っ込み、前記軸穴挿通部が前記軸穴から完全に引き抜かれるのを許した後、再び該ばねリングの外周の少なくとも一部が前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態に戻るようになっているものである。
第二の本発明によるクランプは、基体に設けられたねじ穴に螺合されるねじ軸と、このねじ軸の先端部に取り付けられた押さえ体とを有してなり、前記ねじ軸を締め付け方向に回転することにより、前記押さえ体とこの押さえ体に対向される受け体との間に被挾持物を挾持するクランプにおいて、
前記押さえ体に貫通された軸穴と、前記ねじ軸の先端部付近に設けられた、前記軸穴を通過することができない大きさを有する軸穴通過不可能部と、前記ねじ軸のうちの前記軸穴通過不可能部より先端側に設けられた、前記軸穴に挿通可能な太さを有する軸穴挿通部と、この軸穴挿通部の外周に周方向に設けられたリング嵌合溝と、このリング嵌合溝に嵌合されたOリングとを有してなり、
前記Oリングは、通常は、該Oリングの外周の少なくとも一部が前記ねじ軸の前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態で前記リング嵌合溝に嵌合されているが、前記軸穴挿通部が前記軸穴に挿通されて行くと、前記軸穴の内周面に押されて弾性変形して前記リング嵌合溝内部側に引っ込み、前記軸穴挿通部が前記軸穴により深く挿通されるのを許し、該Oリングが前記軸穴を通過し終わると、再び該Oリングの外周の少なくとも一部が前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態に戻り、前記押さえ体が該Oリングが装着されている部分と前記軸穴通過不可能部との間において、前記ねじ軸に対して回転可能かつ一定範囲内においてあらゆる方向に傾斜可能に取り付けられた状態とする一方、この取付状態から前記軸穴挿通部が前記軸穴から引き抜かれて行くと、該Oリングが前記軸穴の内周面に押されて弾性変形して前記リング嵌合溝内部側に引っ込み、前記軸穴挿通部が前記軸穴から完全に引き抜かれるのを許した後、再び該Oリングの外周の少なくとも一部が前記ねじ軸の前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態に戻るようになっているものである。
前記第一および第二の本発明によるクランプにおいては、押さえ体の軸穴にねじ軸の先端部に設けられた軸穴挿通部を挿入するだけで、極めて簡単かつ迅速にねじ軸に押さえ体を取り付けることができる。また、取り付けた後、逆に押さえ体またはねじ軸に抜き方向の力を作用させるだけで、ねじ軸の軸穴挿通部から押さえ体を極めて簡単かつ迅速に抜き取ることができる。したがって、ユーザーが自分で適宜ねじ軸に対する押さえ体の取り付け、取り外しを簡単かつ迅速に行うことができる。
また、従来、ねじ軸に対する押さえ体のかしめ作業を行うために生じていた、基体および受け体の形状・大きさの制約や、基体および受け体に対するねじ軸および押さえ体の配置位置に対する制約等がなくなる。
第一の本発明によるクランプの製造方法は、基体に設けられたねじ穴に螺合されるねじ軸と、このねじ軸の先端部に取り付けられた押さえ体とを有してなり、前記ねじ軸を締め付け方向に回転することにより、前記押さえ体とこの押さえ体に対向される受け体との間に被挾持物を挾持するクランプの製造方法であって、
軸穴を貫通された前記押さえ体を用意する段階と、
先端部付近に設けられた、前記軸穴を通過することができない大きさを有する軸穴通過不可能部と、前記軸穴通過不可能部より先端側に設けられた、前記軸穴に挿通可能な太さを有する軸穴挿通部と、この軸穴挿通部の外周に周方向に設けられたリング嵌合溝とを有する前記ねじ軸を用意する段階と、
前記リング嵌合溝に、閉じられていない形状のばね性を有するばねリングを嵌合し、通常は、該ばねリングの外周の少なくとも一部が前記ねじ軸の前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態とする段階と、
前記基体の前記ねじ穴と前記押さえ体の前記軸穴との軸を一致させるとともに前記基体に対し前記押さえ体を固定した状態で、前記ねじ穴に螺合したねじ軸を締め付け方向に回転して行くことにより、前記軸穴に前記軸穴挿通部を挿通して行き、一旦、前記ばねリングが前記軸穴の内周面に押されて弾性変形して前記リング嵌合溝内部側に引っ込み、前記ばねリングが前記軸穴を通過後、該ばねリングの外周の少なくとも一部が前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態に戻り、前記押さえ体が、前記ばねリングが装着されている部分と前記軸穴通過不可能部との間において、前記ねじ軸に対して回転可能かつ一定範囲内においてあらゆる方向に傾斜可能に取り付けられた状態となるようにするものである。
第二の本発明によるクランプの製造方法は、基体に設けられたねじ穴に螺合されるねじ軸と、このねじ軸の先端部に取り付けられた押さえ体とを有してなり、前記ねじ軸を締め付け方向に回転することにより、前記押さえ体とこの押さえ体に対向される受け体との間に被挾持物を挾持するクランプの製造方法であって、
軸穴を貫通された前記押さえ体を用意する段階と、
先端部付近に設けられた、前記軸穴を通過することができない大きさを有する軸穴通過不可能部と、前記軸穴通過不可能部より先端側に設けられた、前記軸穴に挿通可能な太さを有する軸穴挿通部と、この軸穴挿通部の外周に周方向に設けられたリング嵌合溝とを有する前記ねじ軸を用意する段階と、
前記リング嵌合溝にOリングを嵌合し、通常は、該Oリングの外周の少なくとも一部が前記ねじ軸の前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態する段階と、
前記基体の前記ねじ穴と前記押さえ体の前記軸穴との軸を一致させるとともに前記基体に対し前記押さえ体を固定した状態で、前記ねじ穴に螺合したねじ軸を締め付け方向に回転して行くことにより、前記軸穴に前記軸穴挿通部を挿通して行き、一旦、前記Oリングが前記軸穴の内周面に押されて弾性変形して前記リング嵌合溝内部側に引っ込み、前記Oリングが前記軸穴を通過後、該Oリングの外周の少なくとも一部が前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態に戻り、前記押さえ体が、前記Oリングが装着されている部分と前記軸穴通過不可能部との間において、前記ねじ軸に対して回転可能かつ一定範囲内においてあらゆる方向に傾斜可能に取り付けられた状態となるようにするものである。
前記第一および第二の本発明によるクランプの製造方法においては、ねじ軸をねじ穴に螺合して締め付け方向に回転して行くのみで、ねじ軸に対し押さえ体を取り付けることができるので、クランプ製造時の組み立て工程数を減少するとともに、組み立て作業の自動化を容易にし、組み立てコストを低減することができる(なお、ねじ軸をねじ穴に螺合して締め付け方向に回転して行く工程は、かしめ作業を行う従来の製造方法においても存在した工程である)。
本発明のクランプおよびその製造方法は、
(イ)ユーザーが自分で適宜ねじ軸に対する押さえ体の取り付け、取り外しを簡単かつ迅速に行うことができる、
(ロ)ユーザーが、基体、ねじ軸および押さえ体の3つの部品を適宜組み替えたり、ねじ軸と押さえ体のみを購入して、基体は使用用途に合わせて自作したり、別の部品を流用したりすることができる、
(ハ)ねじ軸に対する押さえ体の取付作業のために、基体および受け体の形状・大きさや、基体および受け体に対するねじ軸および押さえ体の配置位置等が制約されることがない、
(ニ)クランプ製造時の組み立て工程数を減少するとともに、組み立て作業の自動化を容易にし、組み立てコストを低減することができる、
等の優れた効果を得られるものである。
以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
図1〜10は本発明の実施例1を示し、このうち図1〜3は本実施例におけるクランプ1全体を示している。基体2は鋼鉄等の金属からなり、コの字状をなしていて、互いに平行に延びる第一の腕部2aと第二の腕部2bとを有している。前記第一の腕部2aの先端部付近には、該腕部2aに対して垂直方向にねじ穴3が貫通されている。前記ねじ穴3には、鋼鉄等の金属からなるねじ軸4の外周に設けられた雄ねじ部4aが螺合されている。このねじ軸4の基端側は基体2の外方に突出する一方、先端側は第一の腕部2aと第二の腕部2bとの間に突出している。本実施例においては、基体2の第二の腕部2bが受け体として機能するようになっている。前記ねじ軸4の基端部付近には、レバー穴5が該ねじ軸4に対して垂直方向に貫通されており、このレバー穴5には鋼鉄等の金属からなる直線状のハンドルレバー6が該レバー6の長さ方向に移動可能に嵌合されている。前記ねじ軸4の先端部には、後に詳しく説明する態様で、第二の腕部2bに対向するようにして押さえ体7が取り付けられている。この押さえ体7は、鋼鉄等の金属またはプラスチックからなり、図4によく示されるように、中央側が若干隆起された円板状をなしていて、中心部に円形の軸穴8を貫通されている。
図4は、前記ねじ軸4の先端部付近を示す拡大縦断面図、図6は図4のVI−VI線における断面図である(押さえ体7は図示していない)。前記ねじ軸4の先端部付近には、軸穴8を通過することができない大きさの円形の断面を有する軸穴通過不可能部4bが設けられている。前記ねじ軸4のうちの軸穴通過不可能部4bより先端側には、軸穴8に挿通可能な大きさの円形の断面を有する軸穴挿通部4cが設けられており、軸穴通過不可能部4bと軸穴挿通部4cとの間には段部が形成されている。この軸穴挿通部4cの先端部付近の外周面には、リング嵌合溝9が周方向に1周するように設けられている。このリング嵌合溝9には、ばね鋼、ピアノ線、ステンレス鋼等の金属からなり、ばね性を有するばねリング10が嵌合されている。図7および8は、前記ばねリング10を単体で示しており、閉じられていない形状、具体的にはC字状をなしている。
図4および6に示されるように、前記ばねリング10は、通常は、該ばねリング10の外周がねじ軸4の軸穴挿通部4cの外周面より外方に突出する状態で、リング嵌合溝9に嵌合されている(なお、図では、ばねリング10の外周全体が軸穴挿通部4cの外周面より外方に突出しているが、ばねリング10の外周の少なくとも一部が軸穴挿通部4cの外周面より外方に突出していればよい)。
図5は、ねじ軸4に対し押さえ体7を取り付け、または取り外す過程を示している。ねじ軸4の軸穴挿通部4cを押さえ体7の軸穴8に挿通して行くと(図5において、相対的にねじ軸4を上方に移動して行くと)、ばねリング10が軸穴8の内周面に押されて弾性変形してリング嵌合溝9内部側に引っ込み、軸穴挿通部4cが前記軸穴8により深く挿通されるのを許す。ばねリング10が軸穴8を通過し終わると、再びばねリング10の外周がねじ軸4の軸穴挿通部4cの外周面より外方に突出する状態に戻り、図4に示されるように、押さえ体7が、ばねリング10が装着されている部分と軸穴通過不可能部4bとの間において、ねじ軸4に対して回転可能かつ一点鎖線で示される如く一定範囲内においてあらゆる方向に若干傾斜可能に取り付けられた状態となる。
逆に、この取付状態から、軸穴挿通部4cが軸穴8から引き抜かれて行くと、ばねリング10が軸穴8の内周面に押されて弾性変形してリング嵌合溝9内部側に引っ込み、軸穴挿通部4cが軸穴8を通過して該軸穴8から完全に引き抜かれるのを許し、ばねリング10が軸穴8を通過し終わると、再び該ばねリング10の外周がねじ軸4の軸穴挿通部4cの外周面より外方に突出する状態に戻るようになっている。
このクランプ1は、従来のものと全く同様に使用することができる。すなわち、ハンドルレバー6を介してねじ軸4を締め付け方向に回転することにより、図2および3の一点鎖線で示すように、押さえ体7と基体2の第二の腕部2b(受け体)との間に被挾持物11を挾持することができる。
そして、このクランプ1においては、押さえ体7の軸穴8にねじ軸4の先端部に設けられた軸穴挿通部4cを挿入するだけで、極めて簡単かつ迅速にねじ軸4に対し押さえ体7を取り付けることができる。また、取り付けた後、逆に押さえ体7またはねじ軸4に抜き方向の力を作用させるだけで、ねじ軸4の軸穴挿通部4cから押さえ体7を極めて簡単かつ迅速に抜き取ることができる。したがって、ユーザーが自分で、適宜、ねじ軸4に対する押さえ体7の取り付け、取り外しを簡単かつ迅速に行うことができる。なお、通常の使用状態では、前記抜き取り方向の力が作用することはないので、使用者の意図に反して押さえ体7がねじ軸4から外れてしまうことはない。
また、上述のようにねじ軸4に対する押さえ体7の取り付け、取り外しを簡単かつ迅速に行うことができるので、ユーザーは、基体2、ねじ軸4および押さえ体7の3つの部品の組み合わせを所望のものに組み替えたり、ねじ軸4と押さえ体7のみを購入して、基体2は使用用途に合わせて自作したり、別の部品を流用したりするというようなことが可能になる。
また、従来、ねじ軸4による押さえ体7のかしめ作業を行うために生じていた、基体2および受け体の形状・大きさの制約や、基体2および受け体に対するねじ軸4および押さえ体7の配置位置に対する制約等がなくなる。
さらに、前述のようにこのクランプ1においては、ねじ軸4に対する押さえ体7の取り付け、取り外しをユーザーが自分で簡単かつ迅速に行うことができるが、製造者も次のようにして、製造時の組み立て工数を減少するともに、組み立て作業の自動化を容易にし、組み立てコストを低減することができる。
図9および10は、本実施例におけるクランプ1の製造方法を示している。まず、前記軸穴8を貫通された押さえ体7、および前記軸穴通過不可能部4bと軸穴挿通部4cとリング嵌合溝9とを有するねじ軸4をそれぞれ用意しておく。また、リング嵌合溝9にばねリング10を嵌合し、通常は、該ばねリング10の外周の少なくとも一部がねじ軸4の軸穴挿通部4cの外周面より外方に突出している状態としておく。
次に、図9に示されるように、基体2のねじ穴3と押さえ体7の軸穴8との軸を一致させるとともに基体2に対し押さえ体7を固定した状態とした上(図面が繁雑にならないようにするため、基体2に対し押さえ体7を固定する手段は図示を省略している)、ねじ軸4をねじ穴3に螺合して締め付け方向に回転して行くことにより、ねじ軸4を第二の腕部2b側に進行して行く。これにより、押さえ体7の軸穴8に軸穴挿通部4cが挿通されて行く。すると、一旦、ばねリング10が軸穴8の内周面に押されて弾性変形してリング嵌合溝9内部側に引っ込み、ばねリング10が軸穴8を通過し終わると、該ばねリング10の外周の少なくとも一部がねじ軸4の軸穴挿通部4cの外周面より外方に突出する状態に戻る。この結果、図10に示されるように、ばねリング10が装着されている部分と軸穴通過不可能部4bとの間において、押さえ体7がねじ軸4に対して回転可能かつ一定範囲内においてあらゆる方向に傾斜可能に取り付けられた状態となる。
このクランプ1の製造方法においては、ねじ軸4を基体2のねじ穴3に螺合して締め付け方向に回転して行くのみで、ねじ軸4に対し押さえ体7を取り付けることができるので、クランプ1製造時の組み立て工程数を減少するとともに、組み立て作業の自動化を容易にし、組み立てコストを低減することができる(なお、ねじ軸4をねじ穴3に螺合して締め付け方向に回転して行く工程は、かしめ作業を行う従来の製造方法においても存在した工程である)。
なお、図9,10では、基体2に対し押さえ体7が接した位置で、基体2に対し押さえ体7を固定しているが、基体2から押さえ体7が離間した位置で、基体2に対し押さえ体7を固定しておいてもよいことは言うまでもない。
図11〜16は本発明の実施例2におけるクランプ1を示している。本実施例においては、基体2はコの字状をなしておらず、板状をなしていて、受け体12(図16参照)とは別体とされている。このように、本発明においては、基体2はコの字状である必要はなく、任意の形状とすることができ、かつ受け体12とは別体とすることもできる。
ねじ軸4は、実施例1の場合とは異なる形状のハンドル13を完全に固定されている点を除いて、実施例1の場合と同様の構造を有している。押さえ体7およびばねリング10は、全体的に実施例1の場合と同様の構造を有している。
前記押さえ体7の外周側部分には、ゴム等のエラストマーからなる保護キャップ14が被せられている。図13〜15は、前記保護キャップ14を単体で示したものである。
図16は、本実施例におけるクランプ1の使用状態を示しており、本実施例では、基体2とは別体の受け体12に対して基体2を固定した状態において、ハンドル13を介してねじ軸4を締め付け、押さえ体7と受け体12との間に被挾持物11を挾持する。
本実施例のクランプ1においても、実施例1の場合と同様のばねリング10による押さえ体7の取付構造が採用されているので、前記実施例1の場合と同様の作用効果を得ることができる。また、実施例1の場合と同様の製造方法によりクランプ1を製造することもできる。
なお、押さえ体7がねじ軸4に対して回転可能かつあらゆる方向に若干傾斜可能とされていることのみによっても、押さえ体7により被挾持物11に傷が付く虞は少なくなるが、保護キャップ14が押さえ体7に被されていることにより、本実施例ではさらに被挾持物11に傷がつきにくくなる。
図17および18は、本発明の実施例3におけるクランプ1を示している。本実施例においては、ねじ軸4はハンドルを取り付けられておらず、その代わりに、六角レンチ等の工具を嵌合できるリセス15を有する頭部4dを一体的に設けられている。他の点においては、ねじ軸4は実施例1の場合と同様の構造を有している。基体2は板状をなしていて、受け体12とは別体とされている。押さえ体7およびばねリング10は、全体的に実施例1の場合と同様の構造を有している。
図18は、本実施例におけるクランプ1の使用状態を示しており、本実施例では、前記実施例2の場合と同様に、基体2とは別体の受け体12に対して基体2を固定した状態において、工具により頭部4dを介してねじ軸4を締め付け、押さえ体7と受け体12との間に被挾持物11を挾持する。
本実施例のクランプ1においても、前記各実施例の場合と同様のばねリング10による押さえ体7の取付構造が採用されているので、前記各実施例の場合と同様の作用効果を得ることができる。また、実施例1の場合と同様の製造方法によりクランプ1を製造することもできる。
図19は本発明の実施例4におけるクランプ1のばねリング10装着部を示す横断面図である。本実施例においては、ねじ軸4の軸穴挿通部4cの横断面形状が円形ではなく、四角形状とされており、ばねリング10もこれに合わせた角張った形状とされている。他の構成は、前記実施例1の場合と同様である。このように本発明においては、ねじ軸4の軸穴挿通部4cの横断面形状は必ずしも円形である必要はなく、四角形状、三角形状、多角形状、楕円形状等の非円形状とすることもでき、ばねリング10もこれに合わせた任意の形状とすることができる。
本実施例のクランプ1においても、前記各実施例の場合と同様の作用効果を得ることができる。また、実施例1の場合と同様の製造方法によりクランプ1を製造することもできる。
図20は本発明の実施例5におけるクランプ1のOリング装着部を示す横断面図である。本実施例においては、ばねリング10の代わりにゴム等のエラストマーからなるOリング16がリング嵌合溝9に嵌合されている。図21および22は、前記Oリング16を単体で示したものである。他の構成は、前記実施例1の場合と同様である。
本実施例のクランプ1においても、前記各実施例の場合と同様の作用効果を得ることができる。また、実施例1の場合と同様の製造方法によりクランプ1を製造することもできる。

なお、前記各実施例においては、ばねリング10またはOリング16の横断面形状は円形とされているが、ばねリングまたはOリングの横断面形状を四角形状、三角形状、多角形状、楕円形状等の非円形状とすることもできる。
以上のように本発明によるクランプおよびその製造方法は、ねじ軸を回転させることにより被挾持物を挾持する形式のクランプおよびその製造方法として有用である。
本発明の実施例1におけるクランプを示す斜視図である。 前記クランプを示す正面図である。 前記クランプを示す側面図である。 前記クランプのねじ軸の先端部付近を示す拡大縦断面図である。 前記実施例においてねじ軸に対し押さえ体を取り付け、または取り外す過程を示す拡大縦断面図である。 図4のVI−VI線における断面図である。 前記クランプにおけるばねリングを示す正面図である。 前記リングを示す側面図である。 前記実施例におけるクランプの製造方法において、軸穴に軸穴挿通部が挿通される前の状態を示す縦断面図である。 前記実施例におけるクランプの製造方法において、組み立てが完了した状態を示す縦断面図である。 本発明の実施例2におけるクランプを示す部分縦断面図である。 前記実施例2のクランプを示す平面図である。 前記実施例2における保護キャップを示す斜視図である。 前記保護キャップを示す平面図である。 前記保護キャップを示す縦断面図である。 前記実施例2のクランプの使用状態を示す縦断面図である。 本発明の実施例3におけるクランプを示す斜視図である。 前記実施例3のクランプの使用状態を示す縦断面図である。 本発明の実施例4におけるばねリング装着部を示す横断面図である(断面位置は図6と同様である)。 本発明の実施例5におけるOリング装着部を示す横断面図である(断面位置は図6と同様である)。 前記Oリングを示す正面図である。 前記Oリングを示す側面図である。
符号の説明
1 クランプ
2 基体
2b 第二の腕部(受け体)
3 ねじ穴
4 ねじ軸
4b 通過不可能部
4c 軸穴挿通部
7 押さえ体
8 軸穴
9 リング嵌合溝
10 ばねリング
11 被挾持物
12 受け体
16 Oリング

Claims (5)

  1. 基体に設けられたねじ穴に螺合されるねじ軸と、このねじ軸の先端部に取り付けられた押さえ体とを有してなり、前記ねじ軸を締め付け方向に回転することにより、前記押さえ体とこの押さえ体に対向される受け体との間に被挾持物を挾持するクランプにおいて、
    前記押さえ体に貫通された軸穴と、前記ねじ軸の先端部付近に設けられた、前記軸穴を通過することができない大きさを有する軸穴通過不可能部と、前記ねじ軸のうちの前記軸穴通過不可能部より先端側に設けられた、前記軸穴に挿通可能な太さを有する軸穴挿通部と、この軸穴挿通部の外周に周方向に設けられたリング嵌合溝と、このリング嵌合溝に嵌合された、閉じられていない形状のばね性を有するばねリングとを有してなり、
    前記ばねリングは、通常は、該ばねリングの外周の少なくとも一部が前記ねじ軸の前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態で前記リング嵌合溝に嵌合されているが、前記軸穴挿通部が前記軸穴に挿通されて行くと、前記軸穴の内周面に押されて弾性変形して前記リング嵌合溝内部側に引っ込み、前記軸穴挿通部が前記軸穴により深く挿通されるのを許し、該ばねリングが前記軸穴を通過し終わると、再び該ばねリングの外周の少なくとも一部が前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態に戻り、前記押さえ体を該ばねリングが装着されている部分と前記軸穴通過不可能部との間において、前記ねじ軸に対して回転可能かつ一定範囲内においてあらゆる方向に傾斜可能に取り付けられた状態とする一方、この取付状態から前記軸穴挿通部が前記軸穴から引き抜かれて行くと、該ばねリングが前記軸穴の内周面に押されて弾性変形して前記リング嵌合溝内部側に引っ込み、前記軸穴挿通部が前記軸穴から完全に引き抜かれるのを許した後、再び該ばねリングの外周の少なくとも一部が前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態に戻るようになっているクランプ。
  2. 前記ばねリングはC字状とされている請求項1記載のクランプ。
  3. 基体に設けられたねじ穴に螺合されるねじ軸と、このねじ軸の先端部に取り付けられた押さえ体とを有してなり、前記ねじ軸を締め付け方向に回転することにより、前記押さえ体とこの押さえ体に対向される受け体との間に被挾持物を挾持するクランプの製造方法であって、
    軸穴を貫通された前記押さえ体を用意する段階と、
    先端部付近に設けられた、前記軸穴を通過することができない大きさを有する軸穴通過不可能部と、前記軸穴通過不可能部より先端側に設けられた、前記軸穴に挿通可能な太さを有する軸穴挿通部と、この軸穴挿通部の外周に周方向に設けられたリング嵌合溝とを有する前記ねじ軸を用意する段階と、
    前記リング嵌合溝に、閉じられていない形状のばね性を有するばねリングを嵌合し、通常は、該ばねリングの外周の少なくとも一部が前記ねじ軸の前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態とする段階と、
    前記基体の前記ねじ穴と前記押さえ体の前記軸穴との軸を一致させるとともに前記基体に対し前記押さえ体を固定した状態で、前記ねじ穴に螺合したねじ軸を締め付け方向に回転して行くことにより、前記軸穴に前記軸穴挿通部を挿通して行き、一旦、前記ばねリングが前記軸穴の内周面に押されて弾性変形して前記リング嵌合溝内部側に引っ込み、前記ばねリングが前記軸穴を通過後、該ばねリングの外周の少なくとも一部が前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態に戻り、前記押さえ体が、前記ばねリングが装着されている部分と前記軸穴通過不可能部との間において、前記ねじ軸に対して回転可能かつ一定範囲内においてあらゆる方向に傾斜可能に取り付けられた状態となるようにするクランプの製造方法。
  4. 基体に設けられたねじ穴に螺合されるねじ軸と、このねじ軸の先端部に取り付けられた押さえ体とを有してなり、前記ねじ軸を締め付け方向に回転することにより、前記押さえ体とこの押さえ体に対向される受け体との間に被挾持物を挾持するクランプにおいて、
    前記押さえ体に貫通された軸穴と、前記ねじ軸の先端部付近に設けられた、前記軸穴を通過することができない大きさを有する軸穴通過不可能部と、前記ねじ軸のうちの前記軸穴通過不可能部より先端側に設けられた、前記軸穴に挿通可能な太さを有する軸穴挿通部と、この軸穴挿通部の外周に周方向に設けられたリング嵌合溝と、このリング嵌合溝に嵌合されたOリングとを有してなり、
    前記Oリングは、通常は、該Oリングの外周の少なくとも一部が前記ねじ軸の前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態で前記リング嵌合溝に嵌合されているが、前記軸穴挿通部が前記軸穴に挿通されて行くと、前記軸穴の内周面に押されて弾性変形して前記リング嵌合溝内部側に引っ込み、前記軸穴挿通部が前記軸穴により深く挿通されるのを許し、該Oリングが前記軸穴を通過し終わると、再び該Oリングの外周の少なくとも一部が前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態に戻り、前記押さえ体が該Oリングが装着されている部分と前記軸穴通過不可能部との間において、前記ねじ軸に対して回転可能かつ一定範囲内においてあらゆる方向に傾斜可能に取り付けられた状態とする一方、この取付状態から前記軸穴挿通部が前記軸穴から引き抜かれて行くと、該Oリングが前記軸穴の内周面に押されて弾性変形して前記リング嵌合溝内部側に引っ込み、前記軸穴挿通部が前記軸穴から完全に引き抜かれるのを許した後、再び該Oリングの外周の少なくとも一部が前記ねじ軸の前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態に戻るようになっているクランプ。
  5. 基体に設けられたねじ穴に螺合されるねじ軸と、このねじ軸の先端部に取り付けられた押さえ体とを有してなり、前記ねじ軸を締め付け方向に回転することにより、前記押さえ体とこの押さえ体に対向される受け体との間に被挾持物を挾持するクランプの製造方法であって、
    軸穴を貫通された前記押さえ体を用意する段階と、
    先端部付近に設けられた、前記軸穴を通過することができない大きさを有する軸穴通過不可能部と、前記軸穴通過不可能部より先端側に設けられた、前記軸穴に挿通可能な太さを有する軸穴挿通部と、この軸穴挿通部の外周に周方向に設けられたリング嵌合溝とを有する前記ねじ軸を用意する段階と、
    前記リング嵌合溝にOリングを嵌合し、通常は、該Oリングの外周の少なくとも一部が前記ねじ軸の前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態する段階と、
    前記基体の前記ねじ穴と前記押さえ体の前記軸穴との軸を一致させるとともに前記基体に対し前記押さえ体を固定した状態で、前記ねじ穴に螺合したねじ軸を締め付け方向に回転して行くことにより、前記軸穴に前記軸穴挿通部を挿通して行き、一旦、前記Oリングが前記軸穴の内周面に押されて弾性変形して前記リング嵌合溝内部側に引っ込み、前記Oリングが前記軸穴を通過後、該Oリングの外周の少なくとも一部が前記軸穴挿通部の外周面より外方に突出している状態に戻り、前記押さえ体が、前記Oリングが装着されている部分と前記軸穴通過不可能部との間において、前記ねじ軸に対して回転可能かつ一定範囲内においてあらゆる方向に傾斜可能に取り付けられた状態となるようにするクランプの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101256196B1 (ko) * 2011-08-22 2013-04-19 삼성중공업 주식회사 모형선 전용 보관대
KR200480414Y1 (ko) 2014-07-29 2016-05-24 (주)동일메탈 클램핑장치 및 그것이 설치된 지지구조체
JP2017129163A (ja) * 2016-01-18 2017-07-27 株式会社栗本鐵工所 管端吊り上げ用クランプ装置

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