JP2017128461A - 半導体装置及び層状カルコゲナイド膜の成長方法 - Google Patents

半導体装置及び層状カルコゲナイド膜の成長方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体装置及び層状カルコゲナイド膜の成長方法に関し、制御された空間位置に制御された形状の層状カルコゲナイド膜を成長する方法を提供する。【解決手段】主面が〔0001〕面から傾斜したサファイア基板1を準備する工程と、サファイア基板1に表面が〔0001〕面である〔0001〕面領域3を部分的に形成する工程と、〔0001〕面領域3の少なくとも一部に層状カルコゲナイド膜4を成長する工程とを有する層状カルコゲナイド膜4の成長方法。〔0001〕面領域3を形成する工程において、サファイア基板1の主面に対して傾斜した方向からイオンビーム2を照射することによって〔0001〕面領域3を形成する層状カルゲナイド膜4の製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及び層状カルコゲナイド膜の成長方法に関する。
グラファイトに代表される層状結晶は、基本の構成単位となる原子層、例えば、グラファイトの場合にはグラフェンが層の法線方向に規則的に積層した層構造をとっている。これらの結晶から剥離により取り出した単層の原子膜において、バルクの物性とは異なる新規な物性が発現することが報告されて以来多くの関心が集まっている。
このような単原子層薄膜は高い光透過性と柔軟性を有することから透明導電膜やフレキシブルデバイスへの応用が試みられている。近年では、同様の層状物質である層状カルコゲナイドが注目を集めている。
層状カルコゲナイドの種類は構成元素の組み合わせにより非常に多岐にわたり、カルコゲン(S、Se、Te)元素と、遷移金属(Mo、Nb、W、Ta、Ti、Zr、Hf、Vなど)から成る遷移金属ダイカルコゲナイド、13族元素(Ga、In、Tl)から成る13族カルコゲナイド、14族元素(Ge、Sn、Pb)から成る14族カルコゲナイド、ビスマスから成るビスマスカルコゲナイドがある。これらは、その組成に依存して金属、半導体、絶縁体など様々な電気的性質を有する。バルクの結晶から剥離したこれらの原子膜は、グラフェン同様、バルクのそれとは異なる物性を発現することが知られている。
例えば、遷移金属ダイカルコゲナイドの中で代表的な二硫化モリブデン(MoS)は、バルクではシリコンのように間接遷移型であるが、単層まで膜の層数を薄くすると直接遷移型に変化する(例えば、非特許文献1参照)。
図13は、層状MoSの分子構造の説明図であり、図13(a)は斜視図であり、図13(b)は、層構造の一部を取り出した分子構造図である。図13(b)に示すように、カルコゲンであるSに遷移金属元素であるMoが挟まれた構造が直線状に配列し、図13(a)に示すようにその直線状の構造が面状に広がって層状MoSを形成している。
また、バンドギャップの大きさもバルクのそれよりも大きくなる。さらに、複数の元素を組み合わせて合金化させることでバンドギャップを変調させることが可能である(例えば、非特許文献2参照)。したがって、それらを用途に応じて組み合わせることにより発光素子、光センサー、太陽電池などへの応用が期待されている(例えば、非特許文献3乃至非特許文献7参照)。
最近になって、バルク単結晶からの剥離ではなく、化学気相堆積法(CVD法)により、単層の層状カルコゲナイドを絶縁基板上に直接合成する技術も開発されており、基板サイズで均質な膜の作製が可能になりつつある。
Nano Lett.10,1271(2010) ACS Nano 7,4610(2013) Nano Lett.13,668(2013) Nat.Nanotech.8,497(2014) Nat.Nanotech.9,268(2014) ACS Nano 8,5304(2014) ACS Nano 8,8317(2014) J.AM.CHEM.130,16739−16744(2008)
基板上の全面に層状カルコゲナイド膜を合成する過程で、核形成密度を抑制することは膜中の単一ドメインサイズを増大させることにつながり、高品質な膜を得る上で非常に重要である。しかし、この様な層状カルコゲナイドの合成では金属膜などの触媒を必要とせず、基板上にランダムに核形成することが知られており、核形成時における空間位置および形状の制御は成されていないという問題がある。
また、デバイス作製時には、基板上に形成した層状カルコゲナイド膜をリソグラフィーによりパターニングすることで位置・形状を制御しているが、リソグラフィーの空間分解能を超えるナノメートルスケールの加工は難しいという問題がある。
さらに、層状カルコゲナイド膜は互いにランダムに回転したドメインから成っているため、パターニングにより層状カルコゲナイド膜のエッジ形状、即ち、ジグザグ型、アームチェアー型などの原子終端構造を厳密に制御することはできないという問題がある。例えば、デバイスがナノスケールまで微細化されると、量子サイズ効果により膜全体の物性に対するエッジ形状の効果が相対的に大きくなるため、ナノデバイスを作製する上で、エッジの原子構造制御は重要になる。
したがって、半導体装置及び層状カルコゲナイド膜の成長方法において、制御された空間位置に制御された形状の層状カルコゲナイド膜を成長することを可能にすることを目的とする。
開示する一観点からは、主面が〔0001〕面から傾斜したサファイア基板と、前記サファイア基板に部分的に設けられた表面が〔0001〕面である〔0001〕面領域と、前記〔0001〕面領域の少なくとも一部に形成された層状カルコゲナイド膜とを備えたことを特徴とする半導体装置が提供される。
また、開示する別の観点からは、主面が〔0001〕面から傾斜したサファイア基板を準備する工程と、前記サファイア基板に表面が〔0001〕面である〔0001〕面領域を部分的に形成する工程と、前記〔0001〕面領域の少なくとも一部に層状カルコゲナイド膜を成長する工程とを有することを特徴とする層状カルコゲナイド膜の成長方法が提供される。
開示の半導体装置及び層状カルコゲナイド膜の成長方法によれば、制御された空間位置に制御された形状の層状カルコゲナイド膜を成長することが可能になる。
本発明の実施の形態の層状カルコゲナイド膜の成長方法の説明図である。 本発明の実施の形態に用いる成長装置の一例を示す概略的構成図である。 多結晶サファイア基板上にCVD法によりMoSを成長させた場合の説明図である。 本発明の実施例1の層状MoS膜の製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例1の層状MoS膜の製造工程の図4以降の途中までの説明図である。 本発明の実施例1の層状MoS膜の製造工程の図5以降の説明図である。 本発明の実施例2の層状MoS膜の製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例2の層状MoS膜の製造工程の図7以降の説明図である。 本発明の実施例3の層状MoSリボンの製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例3の層状MoSリボンの製造工程の図9以降の説明図である。 本発明の実施例4の層状MoSリボンの製造工程の途中までの説明図である。 本発明の実施例4の層状MoSリボンの製造工程の図11以降の説明図である。 層状MoSの分子構造の説明図である。
ここで、図1乃至図3を参照して、本発明の実施の形態の層状カルコゲナイド膜の成長方法を説明する。図1は、本発明の実施の形態の層状カルコゲナイド膜の成長方法の説明図であり、図1(b)及び図1(c)の下図は上図におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。まず、図1(a)に示すように、主面が〔0001〕面から傾斜したサファイア基板1を用意する。なお、サファイア基板1は、〔0001〕面領域3を形成する工程が容易になるように、主面が〔0001〕面から0.5°〜30°傾斜したサファイア基板を用いることが望ましい。
次いで、図1(b)に示すように、サファイア基板1の表面に〔0001〕面領域3を形成する。図1(b)においては、サファイア基板1の主面に対して傾斜した方向からイオンビーム2を照射することによって〔0001〕面領域3をマトリクス状に形成する例を示しているが、1か所のみに〔0001〕面領域3を設けても良い。
次いで、図1(c)に示すように、化学気相成長法を用いて〔0001〕面領域3の少なくとも一部の領域に層状カルコゲナイド膜4を成長させる。この層状カルコゲナイド膜4を〔0001〕面領域3を越えて成長させても良く、各〔0001〕面領域3から成長した層状カルコゲナイド膜4が衝突して、衝突した面が粒界となる大面積の多結晶層状カルコゲナイド膜となる。
このような層状カルコゲナイド膜4に発光領域、受光領域或いは化学物質吸着領域を形成して機能半導体装置を形成するためには、層状カルコゲナイド膜4を支持基板に転写して、転写した層状カルコゲナイド膜4に電極を形成すれば良い(例えば、非特許文献3乃至非特許文献7参照)。
ここで、図2及び図3を参照して、層状カルコゲナイド膜の成長状況を説明する。作製法にはいくつか手法があるが、ここでは化学気相成長(CVD)法により行うことを例として説明する。一般的に、CVD法では原料となる前駆体を真空中、不活性ガス雰囲気、或いは水素を含む不活性ガス雰囲気中で反応させ、基板上に堆積させることにより層状カルコゲナイド膜が得られる。合成時の圧力は大気圧、または減圧、真空のいずれかで良い。
目的とする層状カルコゲナイド膜の種類に応じて前駆体を選定することが望ましい。前駆体の種類は、例えば、構成元素単体、もしくは、構成元素を含む化合物(酸化物、塩化物、フッ化物、水素化物、有機化合物など)が挙げられる。層状カルコゲナイド膜は、それを構成する元素をすべて含む1種類の前駆体から作製しても良く、或いは、複数の種類の前駆体から作製しても良い。
前駆体には、固体(結晶、アモルファス)、液体、気体のいずれを用いても良い。固体や液体を用いる場合には加熱等により気化させて用いることが望ましい。このときの前駆体の蒸発量は、温度や圧力、前駆体の量(重量、体積)や前駆体固有の蒸気圧に依存するため、必要とする層状カルコゲナイド膜の層数や面積に応じてそれぞれを適宜調整し作製することが望ましい。
また、層状カルコゲナイド膜を作製する基板の加熱温度も、目的とする層状カルコゲナイド膜の種類や層数、面積、質に応じて調整することが望ましい。合成装置内での基板、前駆体の配置は装置の構成や形状、合成条件に応じて適宜調整することが望ましい。2種類の異なる前駆体を用いた場合には、それぞれの蒸気圧を考慮した最適な加熱温度を設定することで各前駆体の蒸発量を独立に制御することが望ましい。これにより、作製する層状カルコゲナイド膜の化学量論比(元素組成比)を変化させることも可能である。また、気相中で各前駆体同士が反応・析出することを考慮し、成長基板と各前駆体との距離や配置を適宜設定することが望ましい。
図2は、本発明の実施の形態に用いる成長装置の一例を示す概略的構成図であり、管状炉11に3つのヒータ12〜12により3つの温度領域を設け、上流側からカルコゲン13、前駆体14及び成長基板15を順次配置する。ここでは、成長条件として、Ar雰囲気に満たした状態の管状炉11内にキャリアガス16としてArガスを500sccm程度導入し続けた状態で、成長基板15として多結晶サファイア基板の基板温度を800℃とする。基板の上流に配置した前駆体14としてのMoO(10mg)の温度を600℃程度、さらに上流に配置したカルコゲン13としての硫黄(500mg)の温度を160℃に設定し、その状態を20分保持させた。
図3は、多結晶サファイア基板上にCVD法によりMoSを成長させた場合の説明図である。図3に示すように、多結晶サファイア基板21の表面は1μm〜5μm程度の多数のグレイン(結晶粒)から成っており、それぞれ(0001)面、(0−110)面、(1−210)面、(1−100)面、及び、それ以外の高指数面を有している。これらの各グレインの面指数はEBSD(電子線後方散乱回折法)により分析した。図においては、EBSD方位マップ像の中央に位置する斜線で示す比較的大きなグレインは(0001)面22を有しており、その表面上にのみドットで示す比較的大きな面積のMoS膜23が成長していることが分かる。この結果は(0001)面22を有するグレイン表面上に優先的に層状カルコゲナイド膜が形成することを示唆している。
さらに、この作製条件においては層状カルコゲナイド膜が周囲のグレイン表面には広がっていかないことも示している。即ち、(0001)表面と面指数が異なる他の表面との境界で成長が止まる。この現象は、(0001)面上におけるMoS膜のエネルギーが、他の表面上に比べて最も低い、即ち、最も安定であることに由来すると考えられる。
したがって、層状カルコゲナイド膜の成長は、結晶面上における層状カルコゲナイド膜のエネルギーに依存するので、成膜方法には依存せず、上述のCVD法には限られないものである。例えば、予め基板に堆積させた前駆体を、カルコゲン元素を含む気体雰囲気中で加熱することで作製しても良い。前駆体の堆積には、真空蒸着法やスパッタリング法、分子線エピタキシー(MBE)法、スピンコート法、浸塗法などが挙げられる。また、真空蒸着法やスパッタリング法、MBE法により直接基板上に層状カルコゲナイド膜を作製しても良い。また、作製される層状カルコゲナイド膜はMoSに限定されず、同じ遷移金属カルコゲナイドであるMoSe、WS、WSe、NbS、HfSeなどにも適用される。また、13族カルコゲナイド(GaS、GaSe、GaTe、InSe、TlSeなど)、14族カルコゲナイド(GeS、SnS、PbSなど)、ビスマスカルコゲナイド(BiSe、BiTeなど)のすべて、及び、それらの合金にも適用される。
また、サファイア基板として、主面が〔0001〕面から0.5°〜30°傾斜したサファイア基板を用いて、主面が〔0001〕面領域を形成する工程において、サファイア基板を熱処理して、〔0001〕面がテラス面となる周期的テラス構造を形成しても良い。この場合、サファイア基板として、〈11−20〉方向に傾斜した基板を用いると、エッジ構造がアームチェアーエッジ構造の半導体特性を有する層状カルコゲナイド膜が得られる。一方、サファイア基板として、〈1−100〉方向に傾斜した基板を用いると、エッジ構造がジグザグエッジ構造の金属特性を有する層状カルコゲナイド膜が得られる。
即ち、サファイア基板の傾斜方位を変えることで、層状カルコゲナイドリボンのエッジ形状を制御することができる。これは層状カルコゲナイドが〔0001〕面領域上にエピタキシャル成長するためである。アームチェアーエッジを持つナノリボンでは直接遷移型の半導体的な性質を示す。一方、ジグザグエッジを持つナノリボンではリボン幅に依らず金属的となり強磁性を示す。また、複数層であってもその特性を保持する(例えば、非特許文献8参照)。なお、この周期的テラス構造は、パターニングにより形成しても良い。
また、層状カルコゲナイド膜を成長する工程においては、〔0001〕面領域に成長核を形成したのち、成長核を形成する際の原料供給量より多い原料供給量で成長核を起点にして層状カルコゲナイド膜を成長すれば良い。この場合、成長核の形成の際に原料供給量を少なくすることにより、一箇所の〔0001〕面領域に一つのみの成長核が形成されるように制御することが可能になる。
以上、説明したように、本発明の実施の形態においては、成長基板としてサファイア基板を用い、局所的に任意の形状の〔0001〕配向表面(C面)を有する表面を作製し、〔0001〕配向面上にのみ層状カルコゲナイド膜を形成させる。
その結果、〔0001〕配向表面の形状を予めパターニングすることで、ドット・スクエアー形状、および任意の形状の層状カルコゲナイド膜を、サファイア基板上に直接的に成長させることができる。
また、パターニングした〔0001〕配向表面上においてのみ層状カルコゲナイド膜を形成させることで、核発生点を制御(核形成密度を抑制)し、それらの膜を成長させて互いに繋ぎ合わせることで、層状カルコゲナイド膜中の単一ドメインのサイズを増大することができる。
また、〔0001〕微傾斜面上に〔0001〕配向面がテラスとして現れるステップテラス構造を用いることで、1次元的なリボン形状の層状カルコゲナイド膜をサファイア基板上に直接的に成長させることができる。この時、予め基板の傾斜方位を選ぶことにより、形成する層状カルコゲナイド膜のエッジ形状も制御することが可能になる。
次に、図4乃至図6を参照して、本発明の実施例1の層状MoS膜の製造工程を説明する。なお、各図における下図は上図におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。まず、図4(a)に示すように、〔0001〕面以外の面指数を有するサファイア基板31を用意する。このサファイア基板31の面方位は特定の面方位に限られないが、ここでは、〔0001〕面から10°傾いた高指数面のサファイア基板31を用いる。
次いで、図4(b)に示すように、集束イオンビーム(FIB)法によりArイオンビーム32を傾斜角度θで照射することによって、表面が〔0001〕面である〔0001〕面領域33を形成する。なお、傾斜角度θはサファイア基板31の〔0001〕面からの傾斜角に応じて変化する。
〔0001〕面領域33の平面パターンの面積や形状、間隔、配置は特に限定されるものではなく、作製する層状カルコゲナイド膜の種類、合成手法や作製条件、目的に応じて適宜調整することが望ましい。例えば、大気圧CVD法により層状MoS膜を作製する場合には、パターン面積は1μm〜1000μm、形状は正方形や長方形、円形など任意でよく、間隔は10μm〜1000μmで、それらを格子状に配置したものとする。なお、ここでは、〔0001〕面領域33の形状を10μm×5μmの長方形とし、間隔を10μmとする。
次いで、図5(c)に示すように、〔0001〕面領域33にMoS成長核34を形成する。このとき、1箇所の(0001)面領域33上では最大でも1つのMoS成長核34が発生することが望ましく、そのように条件を調整することが望ましい。初期段階では〔0001〕面領域33上にのみMoS2成長核33形成するために、前駆体の温度を調節して蒸発量(基板への供給量)を小さくする。前駆体の種類や量、炉内体積、圧力にも依存するが、ここでは、内径50mmφの石英炉内において、大気圧条件下でMoO(10mg)の温度を500℃、硫黄(500mg)の温度を140℃とする。
次いで、図5(d)に示すように、各〔0001〕面領域33上でのみ発生したMoS成長核34を起点として、合成時間とともに層状MoS2膜35が面内平行方向に広がるように成長する。この時の前駆体の温度は、前駆体の種類や量、炉内体積、圧力にも依存するが、ここでは、内径50mmφの石英炉内において、大気圧条件下でMoO(10mg)の温度を600℃、硫黄(500mg)の温度を160℃とする。
次いで、図6(e)に示すように、成長を続けると、〔0001〕面領域33の表面の全面を覆った時点で層状MoS膜35の成長が止まる。成長に要する時間は合成条件や〔0001〕面領域33の大きさに依存するが、1分〜10時間程度の範囲である。
以降は、サファイア基板31上に形成した層状MoS膜35を支持基板に転写して、転写した層状MoS膜35に発光領域、受光領域或いは化学物質吸着領域を形成するように電極を形成すれば良い。
本発明の実施例1によれば、予めパターニングにより作製した〔0001〕面領域33と同じ形状、同じ配置の層状MoS膜35をCVD法により位置制御した状態で直接的に基板上に形成することができる。
次に、図7及び図8を参照して、本発明の実施例2の層状MoS膜の製造工程を説明するが、基本的な製造工程は、上記の実施例1と全く同様である。なお、各図における下図は上図におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。まず、図7(a)に示すように、図4(a)乃至図6(e)の工程まで行って、〔0001〕面領域33の表面の全面を層状MoS膜35で覆う。
次いで、図7(b)に示すように、成長時間、前駆体の蒸発量を制御することで、〔0001〕面領域と周囲のサファイア基板31の主面の高指数面との境界を乗り越えて層状MoS膜35が高指数面上に広がるように成長していく。ここでは、MoOの温度を650℃、硫黄の温度を180℃まで上昇させることで供給量を増大させる。
さらに成長を続けると、図8(c)に示すように、やがてそれぞれの層状MoS膜35がすべて繋がることで、サファイア基板31の全面を覆う1枚の層状MoS膜36となる。この1枚の層状MoS膜36はサファイア基板31上に形成した〔0001〕面領域33の数と同数以下のドメインから成る多結晶膜になる。
このように、本発明の実施例2においては、原料の供給量を増大させることによって、サファイア基板31の全面を覆う1枚の大面積の層状MoS膜36を形成することができる。1枚の層状MoS膜36中のドメイン数は、〔0001〕面領域33の個数に比例することになる。したがって、〔0001〕面領域33の個数を減らし、そこにおいてMoS成長核34を起点に成長する個々の層状MoS膜35を大きく成長させることによって、ドメイン数の少ない単一ドメインの面積が大きい高品質な多結晶膜を得ることができる。
次いで、図9及び図10を参照して、本発明の実施例3の層状MoSリボンの製造工程を説明する。なお、各図における下図は上図におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。まず、図9(a)に示すように、主面が〔0001〕面から傾斜角0.5°〜30°傾斜したサファイア基板41を用意する。ここでは、〔0001〕面から傾斜角を3°とし、方向を〈11−20〉方向とする。
次いで、図9(b)に示すように、サファイア基板41を熱処理することによって、
表面に〔0001〕面のテラス42とステップ43が交互に配列したステップ/テラス構造が自己組織化的に形成する。基板の加熱条件としては、大気雰囲気下で1000℃〜1600℃程度であり、処理時間は1時間〜72時間程度とする。ここでは、基板温度を1100℃とし、処理時間を6時間とする。なお、テラスの幅42は、傾斜角度と熱処理温度に依存するため、所望の構造に合わせて両者を適宜調整する。ここでは、〈11−20〉方向に3°傾いた微傾斜したサファイア基板41を1100℃で6時間加熱することにより、40nm周期の〈11−20〉方向に垂直な、即ち、〈1−100〉方向に沿った〔0001〕面のステップエッジスを有するテップ/テラス構造が得られる。
次いで、図10(c)に示すように、原料ガスを供給することによって、サファイア基板41上の〔0001〕面であるテラス42の表面にMoS成長核44を形成する。引き続いて原料を供給することで、図10(d)に示すようにMoS成長核44を起点としてテラス42の表面にのみ、優先的に層状MoS膜45が堆積して、リボン形状の層状MoS膜45が形成される。成長条件としては、前駆体の種類や量、炉内体積、圧力にも依存する。典型的には、内径50mmφの管状の石英炉内において、大気圧の下、Ar雰囲気に満たした状態の炉内にキャリアガスとしてArガスを100sccm〜1000sccm導入し続ける。基板温度を500℃〜800℃、基板の上流に配置したMoO(1mg〜100mg)の温度を300℃〜600℃、さらに上流に配置した硫黄(10mg〜1000mg)の温度を100℃〜200℃とし、これを1分〜10時間程度保持する。ここでは、基板温度を800℃、基板の上流に配置したMoO(10mg)の温度を500℃、さらに上流に配置した硫黄(500mg)の温度を140℃とし、これを1時間保持する。
この方位は、層状カルコゲナイドのアームチェアーエッジに対応するため、〈11−20〉方向に傾斜した基板を用いればアームチェアーエッジのリボン状の層状MoS膜45が得られる。MoSの場合、アームチェアーエッジを持つナノリボンでは直接遷移型の半導体的な性質を示す。リボンの幅に依存してわずかにバンドギャップの大きさが変化するが、3nm以上では0.56eVに収束する。この層状MoS膜45に発光領域、受光領域或いは化学物質吸着領域を形成するように電極を形成すれば一次元アレイ状の半導体機能装置が得られる。
次いで、図11及び図12を参照して、本発明の実施例4の層状MoSリボンの製造工程を説明するが、基板の傾斜方向が〈1−100〉方向である以外は上記の実施例3と同様である。なお、各図における下図は上図におけるA−A′を結ぶ一点鎖線に沿った断面図である。まず、図11(a)に示すように、主面が〔0001〕面から傾斜角0.5°〜30°傾斜したサファイア基板51を用意する。ここでは、〔0001〕面から傾斜角を10°とし、方向を〈1−100〉方向とする。
次いで、図11(b)に示すように、サファイア基板51を熱処理することによって、
表面に〔0001〕面のテラス52とステップ53が交互に配列したステップ/テラス構造が自己組織化的に形成する。基板の加熱条件としては、大気雰囲気下で1000℃〜1600℃程度であり、処理時間は1時間〜72時間程度とする。ここでは、基板温度を1250℃とし、処理時間を1時間とする。なお、テラスの幅52は、傾斜角度と熱処理温度に依存するため、所望の構造に合わせて両者を適宜調整する。ここでは、〈1−100〉方向に10°傾いた微傾斜したサファイア基板51を1250℃で1時間加熱することにより、30nm周期の〈1−100〉方向に垂直な、即ち、〈11−20〉方向に沿った〔0001〕面のステップエッジスを有するテップ/テラス構造が得られる。
次いで、図12(c)に示すように、原料ガスを供給することによって、サファイア基板51上の〔0001〕面であるテラス52の表面にMoS成長核54を形成する。引き続いて原料を供給することで、図12(d)に示すようにMoS成長核54を起点としてテラス52の表面にのみ、優先的に層状MoS膜55が堆積して、リボン形状の層状MoS膜55が形成される。成長条件としては、前駆体の種類や量、炉内体積、圧力にも依存する。典型的には、内径50mmφの管状の石英炉内において、大気圧の下、Ar雰囲気に満たした状態の炉内にキャリアガスとしてArガスを100sccm〜1000sccm導入し続ける。基板温度を500℃〜800℃、基板の上流に配置したMoO3(1mg〜100mg)の温度を300℃〜600℃、さらに上流に配置した硫黄(10mg〜1000mg)の温度を100℃〜200℃とし、これを1分〜10時間程度保持する。ここでは、基板温度を800℃、基板の上流に配置したMoO(10mg)の温度を500℃、さらに上流に配置した硫黄(500mg)の温度を140℃とし、これを1時間保持する。
この方位は、層状カルコゲナイドのジグザグエッジに対応するため、〈1−100〉方向に傾斜したサファイア基板51を用いればジグザグエッジのリボン状の層状MoS膜55が得られる。このジグザグエッジを持つナノリボンではリボン幅に依らず金属的となり強磁性を示す。
ここで、実施例1乃至実施例4を含む本発明の実施の形態に関して、以下の付記を付す。
(付記1)主面が〔0001〕面から傾斜したサファイア基板と、前記サファイア基板に部分的に設けられた表面が〔0001〕面である〔0001〕面領域と、前記〔0001〕面領域の少なくとも一部に形成された層状カルコゲナイド膜とを備えたことを特徴とする半導体装置。
(付記2)前記サファイア基板が、主面が〔0001〕面から0.5°〜30°傾斜したサファイア基板であることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)前記〔0001〕面領域が、単一の前記層状カルコゲナイド膜で覆われていることを特徴とする付記1または付記2に記載の半導体装置。
(付記4)前記単一の層状カルコゲナイド膜が、前記〔0001〕面領域を越えて前記サファイア基板の〔0001〕面以外の領域に延在していることを特徴とする付記3に記載の半導体装置。
(付記5)前記〔0001〕面領域が、周期的テラス構造のテラス面であることを特徴とする付記2に記載の半導体装置。
(付記6)前記層状カルコゲナイド膜の少なくとも一部に、発光領域、受光領域或いは化学物質吸着領域のいずれかを有することを特徴とする付記1乃至付記5のいずれか1に記載の半導体装置。
(付記7)前記層状カルコゲナイド膜が、遷移金属カルコゲナイド、13族カルコゲナイド、14族カルコゲナイド、ビスマスカルコゲナイド、或いは、それらの合金のいずれかの単結晶膜であることを特徴とする付記1乃至付記6のいずれか1に記載の半導体装置。
(付記8)主面が〔0001〕面から傾斜したサファイア基板を準備する工程と、前記サファイア基板に表面が〔0001〕面である〔0001〕面領域を部分的に形成する工程と、前記〔0001〕面領域の少なくとも一部に層状カルコゲナイド膜を成長する工程と
を有することを特徴とする層状カルコゲナイド膜の成長方法。
(付記9)前記〔0001〕面領域を形成する工程において、前記サファイア基板の主面に対して傾斜した方向からイオンビームを照射することによって前記〔0001〕面領域を形成することを特徴とする付記8に記載の層状カルコゲナイド膜の成長方法。
(付記10)前記〔0001〕面領域を、前記サファイア基板の表面にマトリクス状に形成することを特徴とする付記9に記載の層状カルコゲナイド膜の成長方法。
(付記11)各前記〔0001〕面領域に成長させた層状カルコゲナイド膜を、前記〔0001〕面領域を越えて成長させることを特徴とする付記10に記載の層状カルコゲナイド膜の成長方法。
(付記12)前記サファイア基板が、主面が〔0001〕面から0.5°〜30°傾斜したサファイア基板であり、前記〔0001〕面領域を形成する工程において、前記サファイア基板を熱処理して、〔0001〕面がテラス面となる周期的テラス構造を形成することを特徴とする付記8に記載の層状カルコゲナイド膜の成長方法。
(付記13)前記サファイア基板が、〈11−20〉方向に傾斜した基板であることを特徴とする付記12に記載の層状カルコゲナイド膜の成長方法。
(付記14)前記サファイア基板が、〈1−100〉方向に傾斜した基板であることを特徴とする付記12に記載の層状カルコゲナイド膜の成長方法。
(付記15)前記層状カルコゲナイド膜を成長する工程が、前記〔0001〕面領域に成長核を形成する工程と、前記成長核を形成する工程における原料供給量より多い原料供給量で前記成長核を起点にして前記層状カルコゲナイド膜を成長する工程とを有することを特徴とする付記8乃至付記14のいずれか1に記載の層状カルコゲナイド膜の成長方法。
1 サファイア基板
2 イオンビーム
3 〔0001〕面領域
4 層状カルコゲナイド膜
11 管状炉
12〜12 ヒータ
13 カルコゲン
14 前駆体
15 成長基板
16 キャリアガス
21 多結晶サファイア基板
22 (0001)面
23 MoS
31,41,51 サファイア基板
32 Arイオンビーム
33 〔0001〕面領域
34 MoS成長核
35,45,55 層状MoS
36 層状MoS
42,52 テラス
43,53 ステップ
44,54 MoS成長核

Claims (5)

  1. 主面が〔0001〕面から傾斜したサファイア基板と、
    前記サファイア基板に部分的に設けられた表面が〔0001〕面である〔0001〕面領域と、
    前記〔0001〕面領域の少なくとも一部に形成された層状カルコゲナイド膜と
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 主面が〔0001〕面から傾斜したサファイア基板を準備する工程と、
    前記サファイア基板に表面が〔0001〕面である〔0001〕面領域を部分的に形成する工程と、
    前記〔0001〕面領域の少なくとも一部に層状カルコゲナイド膜を成長する工程と
    を有することを特徴とする層状カルコゲナイド膜の成長方法。
  3. 前記〔0001〕面領域を形成する工程において、前記サファイア基板の主面に対して傾斜した方向からイオンビームを照射することによって前記〔0001〕面領域を形成することを特徴とする請求項2に記載の層状カルコゲナイド膜の成長方法。
  4. 前記サファイア基板が、主面が〔0001〕面から0.5°〜30°傾斜したサファイア基板であり、
    前記〔0001〕面領域を形成する工程において、前記サファイア基板を熱処理して、〔0001〕面がテラス面となる周期的テラス構造を形成することを特徴とする請求項2に記載の層状カルコゲナイド膜の成長方法。
  5. 前記層状カルコゲナイド膜を成長する工程が、
    前記〔0001〕面領域に成長核を形成する工程と、
    前記成長核を形成する工程における原料供給量より多い原料供給量で前記成長核を起点にして前記層状カルコゲナイド膜を成長する工程と
    を有することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の層状カルコゲナイド膜の成長方法。
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