JP2017127512A - 遊技機 - Google Patents

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Kengo Kondo
憲吾 近藤
佐々木 浩司
Koji Sasaki
浩司 佐々木
清貴 續木
Kiyotaka Tsuzuki
清貴 續木
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Abstract

【課題】先読み演出に関する遊技者の違和感を軽減することが可能な遊技機の提供を目的とする。【解決手段】本発明の遊技機10では、特別図柄13A,13B,13Cの変動開始時に保留されている当否判定権に大当りとなるものが含まれていなくても、特別図柄13A,13B,13Cの変動中に、大当りとなる当否判定権が発生した場合、その発生が一つ目の特別図柄の停止前であれば、当該変動中の特別図柄13A,13B,13Cが「予告あり外れ図柄」で停止される。【選択図】図14

Description

本発明は、遊技の進行状況に応じて発生する当否判定権を1つずつ消化して当否判定を行うと共に、消化待ちの当否判定権を保留する遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、特別図柄の変動開始時に、保留されている当否判定権の中に当りとなるものが存在するか否かを確認し、例えば、当りとなる当否判定権が存在する場合に、特別図柄を所定の組み合わせで停止して、当りとなる当否判定権が保留されていることを示唆する先読み演出を行うものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−099203号公報(段落[0095]、[0149]等)
上述した従来の遊技機においては、例えば、保留されている当否判定権がない状態で開始された変動中に最初に保留された当否判定権が当りである場合、その当否判定権については、当りとなる当否判定権が保留されていることを示唆されないまま、当り報知がされて、遊技者に違和感を感じさせてしまうという問題が発生し得る。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、先読み演出に関する遊技者の違和感を軽減することが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、予め定められた判定条件が成立する度に発生する当否判定権を1つずつ消化して当否判定を行う当否判定手段と、前記当否判定の結果を報知するための報知演出を実行する報知演出実行手段と、前記当否判定権の発生時に、その当否判定権の当否結果を先読み判定してその結果を記憶する先読み手段と、前記報知演出において特定のタイミングより後に実行される特定演出の内容により、消化される順番を待って保留されている前記当否判定権の先読み判定結果を示唆する先読み演出を行う先読み演出実行手段と、を備えた遊技機において、前記報知演出の実行中に新たに前記当否判定権が発生した場合に、その当否判定権の発生が前記特定のタイミングよりも前であれば、その当否判定権の先読み判定結果を前記特定演出の内容に反映する実行中反映手段を有する遊技機である。
請求項2の発明は、前記先読み演出実行手段は、前記報知演出の開始時に保留されている前記当否判定権の先読み判定結果に応じて前記特定演出の内容を決定し、前記実行中反映手段は、前記報知演出の開始時に決定された前記特定演出の内容を、前記報知演出の実行中に発生した前記当否判定権の先読み判定結果に応じて変更する請求項1に記載の遊技機である。
請求項3の発明は、前記報知演出実行手段として、表示部と、前記表示部にて複数の特別図柄を変動表示後、停止表示し、その停止表示した複数の前記特別図柄の組み合わせによって前記当否判定の結果を報知する表示制御手段と、を有し、前記特定演出は、複数の前記特別図柄を全て停止表示することであり、前記先読み演出実行手段は、保留されている前記当否判定権の先読み判定結果に応じて、停止表示される複数の前記特別図柄の組み合わせを決定する請求項1又は2に記載の遊技機である。
請求項4の発明は、前記表示制御手段は、複数の前記特別図柄を段階的に停止させる構成で、前記特定のタイミングは、一つ目の前記特別図柄が停止するタイミングである請求項3に記載の遊技機である。
請求項5の発明は、前記先読み手段は、前記当否結果の判定とは別に、その当否判定権に対する前記先読み演出の実行の有無を決定する先読み実行判定を行い、前記先読み演出実行手段は、前記先読み実行判定において前記先読み演出の実行有りと判定された場合に、その当否判定権に対する前記先読み演出を行う請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の遊技機である。
請求項1の遊技機では、報知演出の実行中に、報知演出において特定のタイミングより後に実行される特定演出により先読み演出が行われるが、新たな当否判定権が報知演出の実行中に発生した場合でも、その発生が特定のタイミングよりも前であれば、その当否判定権の先読み判定結果が特定演出の内容に反映される。これにより、例えば、保留されている当否判定権がない状態で開始された報知演出の実行中に、当否判定権が発生した場合であっても、その当否判定権に対する報知演出が実行される前に、先読み演出が行われやすくなるので、先読み演出に関する遊技者の違和感を軽減することが可能となる。
なお、請求項1の遊技機は、特定演出の内容を、特定のタイミング以降に決定する構成であってもよいし、請求項2の遊技機のように、報知演出の開始時に特定演出の内容を一旦決定した後、報知演出の実行中に当否判定権が発生した際に、決定されていた特定演出の内容を変更する構成であってもよい。
請求項3の発明のように、先読み演出を当否判定の結果を報知する特別図柄を用いて行うことにより、先読み演出を見逃しにくくすることができる。このとき、特定のタイミングを、請求項4の発明のように、一つ目の特別図柄が停止するタイミングとしてもよい。
また、先読み演出は、当否判定権の先読み判定結果のみに起因して行われる構成であってもよいし、請求項5の発明のように、先読み実行判定がなされ、その結果、先読み演出の実行有りと判定された場合にのみ、その当否判定権に対する先読み演出を行う構成としてもよい。
本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図 遊技板の正面図 先読み演出について説明するための概念図 先読み演出について説明するための概念図 遊技機の電気的な構成を示したブロック図 メイン制御基板メインプログラムのフローチャート サブ制御基板メインプログラムのフローチャート 受信割り込み処理のフローチャート 2msタイマ割り込み処理のフローチャート 10msタイマ割り込み処理のフローチャート 受信コマンド解析処理のフローチャート 変動コマンド処理のフローチャート 特図決定処理のフローチャート 入賞コマンド処理のフローチャート
[第1実施形態]
以下、本発明に係る一実施形態を図1〜図14に基づいて説明する。図1に示した本発明の「遊技機」としてのパチンコ遊技機10(以下、「遊技機10」という。)は、前面を前面扉10Zにて覆われ、その前面扉10Zに形成されたガラス窓10Wを通して図2に示す遊技板11の遊技領域R1が視認可能になっている。
図1に示すように、遊技機10の前面の下部には、遊技球を貯留可能な上皿26及び下皿27が設けられている。また、下皿27の右側方には操作ハンドル28が備えられ、この操作ハンドル28を回動操作することで、上皿26の遊技球が遊技領域Rに向かって発射される。
図2に示すように、遊技領域R1は、遊技板11の前面から突出するガイドレール12によって包囲され、その遊技領域R1内に、遊技板11を貫通した異形の表示窓11Hが備えられている。そして、遊技板11の後側に設けられた液晶表示装置30(本発明の「報知演出実行手段」、「表示部」及び「表示制御手段」に相当する)の表示画面30Gが、表示窓11Hを通して前方に臨んでいる。また、表示窓11Hの開口縁には、表示装飾枠23が取り付けられ、その表示装飾枠23の一部が遊技板11の前面から突出して表示窓11H内への遊技球の進入を規制している。
遊技領域R1のうち表示装飾枠23の下方エリアには、その横方向の中央に第1と第2の始動入賞口14A,14Bが設けられると共に第1と第2の始動入賞口14A,14Bの左側に複数の一般入賞口20、右側に大入賞口15、下側にアウト口16が設けられている。また、大入賞口15の右側には、サイド入賞口21が備えられると共に、表示装飾枠23の右側には始動ゲート18が備えられる一方、左側方には風車19が備えられている。なお、遊技領域R1全体に亘って複数の障害釘が分散配置されている。
始動ゲート18は、遊技球が上下に通過可能な構造をなしている。上記した複数の入賞口のうち第2の始動入賞口14Bと大入賞口15は、開閉可能な構造をなして通常は閉じており、それら以外の入賞口は上方に向かって常時開口している。また、大入賞口15に遊技球が入賞したときには、例えば、1個の入球につき15個の賞球が、上皿26(図1参照)に払い出され、大入賞口15以外の入賞口に遊技球が入賞したときには、例えば1個の入球につき4個の賞球が上皿26に払い出される。
始動ゲート18を遊技球が通過すると普通図柄当否判定権が発生し、その普通図柄当否判定権を使用して普通図柄当否判定が行われ、普通図柄表示部18X(図5参照)において、普通図柄が変動表示後に停止表示されて、その停止表示された図柄の内容によって、判定結果が報知される。そして、普通図柄の当否判定の結果が当りとなったときに、所定時間だけ第2の始動入賞口14Bが開いて遊技球が入賞可能となる。
第1及び第2の始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞すると特別図柄当否判定権(以下、単に「当否判定権」という)が発生し、その当否判定権を使用して特別図柄当否判定(以下、単に「当否判定」という)が行われる。そして、当否判定の結果が当り(以下、「大当り」という)の場合には、「大当り遊技」が行われる。この「大当り遊技」では、通常は大入賞口15を閉塞している可動扉15Tが所定期間に亘って前側に倒されて大入賞口15が所定期間開放し、可動扉15Tを案内にして、大入賞口15に多くの遊技球が入賞可能となる。
上記した当否判定の結果は、特別図柄表示装置14X(図5参照)に表示されると共に、表示画面30Gにおいて行われる判定報知演出によって報知される。
具体的には、表示画面30Gには、通常、3つの左、中、右の特別図柄13A,13B,13Cが横並びに停止表示されている。これら各特別図柄13A,13B,13Cは、例えば、「0」〜「9」の数字を表記した複数種類のもので構成されており、通常は、各特別図柄13A,13B,13Cごと、所定の種類のものが停止表示されている。そして、始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞したときに、これら3つの特別図柄13A,13B,13Cが、上下方向にスクロール表示(変動表示)され、所定時間後に、例えば、左、右、中の順に(図3参照)停止表示されるという判定報知演出が行われる。当否判定結果が大当りの場合には、図2に示すように各特別図柄13A,13B,13Cが全て同じ図柄(ゾロ目)で停止表示され、遊技が「大当り遊技」に移行する。これに対し、当否判定結果が外れの場合には、ゾロ目以外の組み合わせで停止表示され、「大当り遊技」ではない通常遊技が続く。これら特別図柄13A,13B,13Cの停止表示される図柄の組み合わせは、例えば、変動表示が開始される際に、その当否判定権の当否結果等の遊技状況に応じて決定される。なお、判定報知演出では、上述した特別図柄13A,13B,13Cと共に、遊技を盛り上げるためのシナリオ画像が表示画面30Gに表示される。
また、判定報知演出中、及び、大当り遊技を行っている間に、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞した場合には、その分の当否判定権が、予め定められた上限数である例えば最大4つまでそれぞれ(第1の始動入賞口14Aへの入賞に起因した当否判定権が4つ、第2の始動入賞口14Bへの入賞に起因した当否判定権が4つ)保留され、それ以上は当否判定権は発生しない。そして、保留された当否判定権は、発生順(古い順)に使用される。
表示画面30Gには、保留された当否判定権の数(以下、「保留数」という)を表示するための保留数表示部14Yが表示されている。保留数表示部14Yは、横4列縦2列の「○」印の列であって、第1の始動入賞口14Aへの入賞か第2の始動入賞口14Bへの入賞かに拘わらず保留数に応じて、左上から順に色づいていく。
ところで、本実施形態の遊技機10では、判定報知演出中に、保留されている当否判定権の当否判定結果を予告する「先読み演出」が行われることがある。
詳細には、第1又は第2の始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞して当否判定権が発生すると、それら当否判定権は、当否判定結果が先読みされてその結果と共に保留として記憶される。そして、当否判定権が1つ使用されて特別図柄13A,13B,13Cの変動表示が開始されるときに、保留されている当否判定権に先読みされた判定結果が大当りであるものが含まれているときは、停止表示される特別図柄13A,13B,13Cの組み合わせとして、偶数又は奇数が3つ揃った組み合わせ(図3(D)には、「2」「4」「6」で偶数が3つ並ぶ例が示されている)が決定され、保留されている当否判定権に先読みされた判定結果が大当りであるものが含まれていないときは、偶数と奇数とが混ざった組み合わせが決定される。つまり、「先読み演出」とは、特別図柄13A,13B,13Cが偶数又は奇数が3つ揃った組み合わせで停止表示されたときに、保留されている当否判定権に先読みされた判定結果が大当りであるものが含まれていることを予告するものである。なお、判定結果が大当りとなる当否判定権の判定報知演出中には「先読み演出」は行われない。
以降、各特別図柄13A,13B,13Cがゾロ目となる組み合わせを「当り図柄」、偶数又は奇数で揃う組み合わせを「予告あり外れ図柄」、偶数と奇数とが混ざった組み合わせを「予告なし外れ図柄」と適宜いう。なお、例えば、偶数の数字を青色で表示すると共に、奇数の数字を赤色で表示すると、予告あり外れ図柄であるか否かを認識しやすくすることができる。
上述したように、特別図柄13A,13B,13Cの変動開始時に保留されている当否判定権に先読みされた判定結果が大当りであるものが含まれていれば、つまり、大当りとなる当否判定権が特別図柄13A,13B,13Cの変動開始前に発生していれば、特別図柄13A,13B,13Cが「予告あり外れ図柄」で停止する「先読み演出」が行われる。ここで、本実施形態の遊技機10では、大当りとなる当否判定権の発生が、特別図柄13A,13B,13Cの変動中であっても、当該変動に於いて「先読み演出」が行われることがある。以下に一例を説明する。
特別図柄13A,13B,13Cの変動開始時に、例えば、先読み判定結果が外れである当否判定権が2つ保留されている(図4(A)参照)と、特別図柄13A,13B,13Cの停止予定の組み合わせとして「予告なし外れ図柄」が決定されて、特別図柄13A,13B,13Cの変動表示が開始される。そして、その後当否判定権が発生しなければ、又は、特別図柄13A,13B,13Cの変動中に発生した当否判定権が外れであれば、特別図柄13A,13B,13Cがそのまま「予告なし外れ図柄」で停止表示される(図4(B),(C)参照)。一方、特別図柄13A,13B,13Cの変動中、かつ、一つ目の特別図柄(例えば、左の特別図柄13A)が停止される前に、当否判定権が発生し(図4(D)参照)、その先読み判定結果が大当りであるときは、特別図柄13A,13B,13Cの停止予定の組み合わせが「予告あり外れ図柄」に差し替えられ、その後、特別図柄13A,13B,13Cが「予告あり外れ図柄」で停止する(図4(E)参照)。なお、本実施形態では、一つ目の特別図柄が停止された後に、大当りとなる当否判定権が発生した場合は「予告あり外れ図柄」への差し替えは行われない。
以下、先読み演出の制御を含む遊技機10の制御について説明する。図5に示すように、遊技機10には、CPU60A、RAM60B及びROM60Cを実装した主制御基板60と、CPU61A、RAM61B及びROM61Cを実装したサブ制御基板61とを備えている。そして、主制御基板60のCPU60Aが図6に示したメイン処理PG1を実行すると共に、サブ制御基板61のCPU61Aが図7に示したメイン処理PG2を実行して遊技の制御を行う。
図6に示すように、メイン処理PG1では、遊技機10の電源投入後に初期設定(S1)を行ってから、割込禁止(S2)、乱数カウンタ更新処理(S3)及び割込許可(S4)を繰り返して行うループに入る。そのループで乱数カウンタ更新処理(S3)が実行される度に、上限値と下限値とを有する複数の乱数生成カウンタが更新されていき、上限値に達すると、下限値に戻って更新が繰り返される。また、複数の乱数生成カウンタの上限値は相互に異なっているため、乱数生成カウンタ同士のカウンタ値は相互に異なった値になっていく。そして、例えば、始動ゲート18を遊技球が通過したときに、普図判定用の乱数生成カウンタの値が普図判定用の乱数として取得されてRAM60Bに格納され、始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞したときには、特図判定用の乱数生成カウンタの値が特図判定用の乱数として取得されてRAM60Bに格納される。
ここで、RAM60Bの特図判定用の乱数記憶領域には、入賞時に取得された特別図柄関連のカウンタ値を、それぞれ保留の上限である「4つ」ずつまで記憶可能となっている。そして、乱数記憶領域に記憶された各カウンタ値(乱数値)は、古いものから順に遊技に使用されるようになっている。
主制御基板60のCPU60Aは、上記したメイン処理PG1のループに対して、主制御基板割込処理(S5)を所定周期で割り込ませて実行する。主制御基板割込処理(S5)に含まれる図示しない「普図判定処理」では、普図判定用の乱数が予め設定された普図判定値と一致したか否かによって普図の当り外れの判定を行う。
主制御基板割込処理(S5)に含まれる図示しない「特図判定処理」では、特図判定用の乱数が、予め設定された特図判定値と一致したか否かによって特図の当否判定を行う。また、特図判定処理は、上記した大当り遊技が実行されていないこと、及び、特別図柄13A,13B,13Cの変動表示が行われていないことを条件に行われる。なお、本実施形態の遊技機10では、上記した特図判定処理を行っているときのCPU60Aが、本発明に係る「当否判定手段」に相当する。また、始動入賞口14A,14Bへの入賞と、大当り遊技が実行されていないことと、特別図柄13A,13B,13Cの変動表示が行われていないこととが、本発明に係る「予め定められた判定条件」に相当する。
また、主制御基板割込処理(S5)では、始動入賞口14A,14Bへの入賞や特図の当否判定、変動に関するコマンドや種々の制御データをRAM60Bにセットし、それらコマンドや制御データをサブ制御基板61に受け渡したらリセットする。
図7に示すように、サブ制御基板61のCPU61Aで実行されるメイン処理PG2においても、主制御基板60のCPU60Aで実行されるメイン処理PG1と同様に、初期設定(S21)を行ってから、割込禁止(S24)、乱数カウンタ更新処理(S25)及び割込許可(S26)を繰り返して行うループに入る。そして、そのループに対して、受信割込処理(S27)、2msタイマ割込処理(S28)、10msタイマ割込処理(S29)を割り込んで実行する。また、このメイン処理PG2における乱数カウンタ更新処理(S25)で更新する乱数生成カウンタの1つは、特別図柄13A,13B,13Cの組み合わせを決定するための図柄決定用の乱数生成カウンタになっている。
受信割込処理(S27)では、図8に示すように、ストローブ信号をチェックし(S271)、ストローブ信号がオンでなければ(S271でNo)、直ちにこの処理(S27)を抜け、ストローブ信号がオンであれば(S271でYes)、主制御基板60からサブ制御基板61に送られたコマンドや制御データを取り込んでRAM61Bに格納してから(S272)、この処理(S27)を抜ける。
2msタイマ割込処理(S28)は、図9に示されており、2msecの周期で割り込み実行され、先ずは出力処理(S281)で、次述する10msタイマ割込処理(S29)で作成した制御データを液晶表示装置30等の制御基板に出力する。次いで、入力処理(S282)で、遊技機10の各種スイッチの状態を読み込んでスイッチデータを作成する。そして、ウォッチドックタイマ処理(S283)で、ウォッチドックタイマをリセットする。
10msタイマ割込処理(S29)は、10msecの周期で割り込み実行される。図10に示すように、この処理(S29)では、主に、スイッチ状態取得処理(S41)と受信コマンド解析処理(S42)とが実行される。まず、スイッチ状態取得処理(S41)では、2msタイマ割込処理(S28)で作成したスイッチデータを10msタイマ割込処理用のスイッチデータとして取り込む。
図11に示すように、受信コマンド解析処理(S42)では、主制御基板60から受信したコマンドに変動開始を指示する変動コマンドが含まれているか否かを判断し(S51)、変動コマンドが含まれている場合(S51でYes)、変動コマンド処理(S52)を行った後、その他の処理(S53)を行ってこの処理(S42)を抜ける。
変動コマンド処理(S52)は図12に示されており、まず、当否判定の結果やシナリオ用の乱数に応じて判定報知演出のシナリオを決定するシナリオ決定処理(S60)が実行され、その後、特別図柄13A,13B,13Cの停止組み合わせを決定する特図決定処理(S61)が行われる。
図13に示すように、特図決定処理(S61)では、まず、変動が開始される当否判定権の判定結果が大当りであるか否かを判断する(S70)。判定結果が大当りである場合(S70でYes)は、液晶表示装置30等の制御データに「当り図柄」をセットする(S71)。判定結果が外れの場合(S70でNo)、保留されている当否判定権の中に大当りとなるものがあるか否かを判断し(S73)、大当りとなるものがある場合(S73でYes)は、「予告あり外れ図柄」をセットする(S74)一方、大当りとなるものがない場合(S73でNo)は、「予告なし外れ図柄」をセットする(S75)。そして、ステップS71又はS74又はS75において対応した図柄をセットした後、その他処理(S72)を行ってからこの処理(S61)を抜ける。なお、「当り図柄」、「予告あり外れ図柄」、「予告なし外れ図柄」の具体的な組み合わせは、図柄決定用の乱数に基づいて決定される。
図12に示すように、変動コマンド処理(S52)では、特図決定処理(S61)を実行した後、その他処理(S62)を行ってこの処理(S52)を抜ける。
図11に示すように、受信コマンド解析処理(S42)におけるステップS51において、受信したコマンドに特図変動コマンドが含まれていない場合(S51でNo)は、入賞コマンドが含まれているか否かを判断し(S54)、入賞コマンドが含まれていない場合(S54でNo)は、その他の処理(S53)を行ってこの処理(S42)を抜ける一方、入賞コマンドが含まれている場合(S54でYes)は、次述する入賞コマンド処理(S55)を行った後、その他処理(S53)を行ってこの処理(S42)を抜ける。
入賞コマンド処理(S55)では、始動入賞口14A,14Bへの入賞情報を保留情報としてRAM61Bに格納すると共に、新たに保留された当否判定権の判定結果を、実行中の報知判定演出に反映する処理を行う。
図14に示すように、入賞コマンド処理(S55)では、まず、入賞した始動入賞口14A,14Bに対する保留数が4未満であるか否か(保留に空きがあるか否か)を判断し(S80)、保留数が4以上である場合(保留が上限に達している場合。S80でNo)は、その他処理(S86)を行ってからこの処理(S55)を抜ける。保留数が4未満である場合(S80でYes)は、入賞コマンドに含まれた特図判定用の乱数からその判定結果を先読み判定して、保留大当り情報にその入賞コマンドの当否判定結果を設定する(S81)。
次いで、新たに設定された保留の先読み判定の結果が当りであるか否かを判断し(S82)、外れである場合(S82でNo)は、その他処理(S86)を行ってからこの処理(S55)を抜ける。新たに設定された保留の先読み判定の結果が大当りである場合(S82でYes)は、次いで、特別図柄13A,13B,13Cが変動中であるか否か(報知判定演出中か否か)が判断される(S83)。特別図柄13A,13B,13Cが変動中でない場合(S83でNo)は、その他処理(S86)を行ってからこの処理(S55)を抜ける一方、変動中である場合(S83でYes)は、当該変動において3つの特別図柄13A,13B,13Cが未停止であるか否かが判断される(S84)。
そして、特別図柄13A,13B,13Cが1つでも停止している場合(S84でNo)、その他処理(S86)を行ってからこの処理(S55)を抜ける。一方、特別図柄13A,13B,13Cが3つとも停止していない場合(全て変動中の場合。S84でYes)、特図差し替え処理(S85)を実行する。
この特図差し替え処理(S85)では、当該変動において停止される特別図柄13A,13B,13Cの組み合わせを「予告あり外れ図柄」に差し替えてセットする。なお、特図差し替え処理(S85)では、当該変動が大当りの場合や、入賞球以前の保留球に当りがある場合(即ち、既に当り図柄や予告あり外れ図柄がセットされている場合)は、図柄の差し替えは行われない。その後、入賞コマンド処理(S55)では、本発明に深く関係しないその他の処理(S86)を行ってこの処理(S55)を抜ける。
なお、本実施形態の遊技機10では、特図決定処理(S61)を実行しているときのサブ制御基板61のCPU61Aが、本発明に係る「報知演出実行手段」及び「表示制御手段」に相当し、ステップS81を実行しているときのサブ制御基板61のCPU61Aが、本発明に係る「先読み手段」に相当し、変動コマンド処理(S52)及び入賞コマンド処理(S55)を実行しているときのサブ制御基板61のCPU61Aが、本発明に係る「先読み演出実行手段」に相当し、入賞コマンド処理(S55)を実行しているときのサブ制御基板61のCPU61Aが、本発明に係る「実行中反映手段」に相当する。
本実施形態の遊技機10の制御に関する説明は以上である。上記した制御により、特別図柄13A,13B,13Cの変動開始時に、保留されている当否判定権に大当りとなるものが含まれていれば、特別図柄13A,13B,13Cが、「予告あり外れ図柄」で停止されるのに対し、保留されている当否判定権に大当りとなるものが含まれていなければ、特別図柄13A,13B,13Cが、「予告なし外れ図柄」で停止される。
さらに、特別図柄13A,13B,13Cの変動開始時に保留されている当否判定権に大当りとなるものが含まれていなくても、特別図柄13A,13B,13Cの変動中に、大当りとなる当否判定権が発生した場合、その発生が一つ目の特別図柄の停止前であれば、当該変動中の特別図柄13A,13B,13Cが「予告あり外れ図柄」で停止される。即ち、大当りとなる当否判定権の発生が、変動中の特別図柄13A,13B,13Cにも反映され得る。
本実施形態の遊技機10の構成に関する説明は以上である。次に、この遊技機10の作用効果について説明する。操作ハンドル28を操作して遊技領域R1に遊技球を打ち込み、始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞すると特図判定が行われる。そして、その特図判定の結果が、特別図柄13A,13B,13Cが変動表示された後に停止表示される特別図柄13A,13B,13Cの図柄組み合わせによって報知される。
そして、当該変動の当否判定権が外れであり、保留されている当否判定権に当たりとなるものが存在する場合、特別図柄13A,13B,13Cが偶数又は奇数で揃う「予告あり外れ図柄」で停止し、数変動後に大当りとなることが示唆される「先読み演出」が行われる。これにより、特別図柄13A,13B,13Cが「当り図柄」以外の組み合わせで停止されそうなとき(例えば、2つの特別図柄が「2」「6」と停止し、残りの1つが変動中のとき)でも、遊技者に「予告あり外れ図柄」となるかもしれないという期待を持たせ、3つ目の特別図柄が停止するまで特別図柄13A,13B,13Cの変動に興味を持たせることができる。また、特別図柄13A,13B,13Cが「予告あり外れ図柄」で停止したときには、あと数回で大当りとなるかもしれないという高揚感を遊技者に感じさせることができる。
ところで、従来の遊技機においては、「先読み演出」が行われるか否かの判定が、特別図柄13A,13B,13Cの変動が開始されるタイミングでのみ行われていた。この構成では、例えば、保留されている当否判定権がない状態で開始された特別図柄13A,13B,13Cの変動中に最初に保留された当否判定権が当りである場合、その当否判定権については、当りとなる当否判定権が保留されていることを示唆されないまま、当り報知がされて、遊技者に違和感を感じさせてしまうという問題が発生し得る。
これに対して、本実施形態の遊技機10では、特別図柄13A,13B,13Cの変動中に、大当りとなる当否判定権が発生した場合、その発生が一つ目の特別図柄の停止前であれば、当該変動中の特別図柄13A,13B,13Cが「予告あり外れ図柄」で停止されて「先読み演出」が行われるので、従来よりも、当り報知がされる前の「先読み演出」が行われやすくなり、先読み演出に関する遊技者の違和感を軽減することが可能となる。
また、「先読み演出」を特別図柄13A,13B,13Cを用いて行うことにより、「先読み演出」を見逃しにくくすることができると共に、当該変動が外れとなる場合でも「先読み演出」が行われるかもしれないという期待感を持たせて、特別図柄13A,13B,13Cの変動表示に対する興味を長く持続させることができる。また、判定結果の「先読み演出」への反映が従来よりも早くなるので、特別図柄13A,13B,13Cの停止表示に対する関心をより大きくすることが可能となる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、「予告あり外れ図柄」が、偶数又は奇数が3つ揃う組み合わせであったが、これに限られるものではない。例えば、「0」〜「9」の数字を3色に色分けし、同色の図柄が3つ揃う組み合わせを「予告あり外れ図柄」としてもよい。
(2)上記実施形態では、本発明の「特定のタイミング」が、一つ目の特別図柄が停止するタイミングであったが、二つ目の特別図柄が停止するタイミングとしてもよい。この場合であっても、一つ目に停止した特別図柄に合わせて残りの特別図柄の停止目を変更することで、「予告なし外れ図柄」から「予告あり外れ図柄」に差し替えることができる。
(3)上記実施形態では、「先読み演出」が、特別図柄13A,13B,13Cにおいて行われていたが、特別図柄13A,13B,13Cと共に表示画面30Gに表示されるシナリオ画像において行われてもよい。
例えば、判定報知演出の最後に、「鳥」か「雲」か「飛行機」かの何れかが表示される「特定演出」が当該変動の当否に関わらず行われ、保留されている当否判定権に大当りとなるものがある場合にのみ、その「特定演出」において「鳥」が表示されるような構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、「先読み演出」が、保留されている当否判定権に当りとなるものがある場合にのみ行われていたが、例えば、いわゆるリーチ外れ(2つの特別図柄が同じ図柄で停止した後、最後の1つが異なる図柄で停止するもの)となるものがある場合等にも行うように構成してもよい。
(5)上記実施形態では、一つ目の特別図柄が停止されるタイミングよりも前に、当りとなる当否判定権が発生して保留されていれば必ず「先読み演出」が行われる構成であったが、「先読み演出」を行うか否かを抽選により決定する構成であってもよい。
また、このとき、「先読み演出」を行うか否かの抽選を、保留されている当否判定権に当りとなるものがある場合にのみ行う構成であってもよいし、保留されている当否判定権に当りとなるものがない場合にも行う構成であってもよい。後者の場合、保留されている当否判定権に当りとなるものがあれば「先読み演出」が行われる確率が比較的高くなるように、保留されている当否判定権に当りとなるものがなければ「先読み演出」が行われる確率が比較的低くなるように設定することが好ましい。
10 パチンコ遊技機(遊技機)
14A 第1の始動入賞口
14B 第2の始動入賞口
14Y 保留数表示部
30 液晶表示装置(表示部)
30G 表示画面
60 主制御基板
61 サブ制御基板
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、予め定められた判定条件が成立する度に発生する当否判定権を1つずつ消化して当否判定を行う当否判定手段と、前記当否判定の結果を報知するための報知演出を実行する報知演出実行手段と、前記当否判定権の発生時に、その当否判定権の当否結果を先読み判定してその結果を記憶する先読み手段と、前記報知演出において特定のタイミングより後に実行される特定演出の内容により、消化される順番を待って保留されている前記当否判定権の先読み判定結果を示唆する先読み演出を行う先読み演出実行手段と前記報知演出の実行中に新たに前記当否判定権が発生した場合に、その当否判定権の発生が前記特定のタイミングよりも前であれば、その当否判定権の先読み判定結果を前記特定演出の内容に反映する実行中反映手段と、を備え、前記報知演出実行手段として、表示部と、前記表示部にて複数の特別図柄を変動表示後、段階的に停止表示し、その停止表示した複数の前記特別図柄の組み合わせによって前記当否判定の結果を報知する表示制御手段と、を有し、前記特定演出は、複数の前記特別図柄を全て停止表示することであり、前記先読み演出実行手段は、保留されている前記当否判定権の先読み判定結果に応じて、停止表示される複数の前記特別図柄の組み合わせを決定し、前記特定のタイミングは、二つ目の前記特別図柄が停止するタイミングであって、前記実行中反映手段は、停止表示された前記一つ目の特別図柄に合わせて変動表示中の前記特別図柄の停止図柄を変更する遊技機である。
請求項1の遊技機では、報知演出の実行中に、報知演出において特定のタイミングより後に実行される特定演出により先読み演出が行われるが、新たな当否判定権が報知演出の実行中に発生した場合でも、その発生が特定のタイミングよりも前であれば、その当否判定権の先読み判定結果が特定演出の内容に反映される。これにより、例えば、保留されている当否判定権がない状態で開始された報知演出の実行中に、当否判定権が発生した場合であっても、その当否判定権に対する報知演出が実行される前に、先読み演出が行われやすくなるので、先読み演出に関する遊技者の違和感を軽減することが可能となる。
また、先読み演出を当否判定の結果を報知する特別図柄を用いて行うことにより、先読み演出を見逃しにくくすることができる。
また、このとき、「先読み演出」を行うか否かの抽選を、保留されている当否判定権に当りとなるものがある場合にのみ行う構成であってもよいし、保留されている当否判定権に当りとなるものがない場合にも行う構成であってもよい。後者の場合、保留されている当否判定権に当りとなるものがあれば「先読み演出」が行われる確率が比較的高くなるように、保留されている当否判定権に当りとなるものがなければ「先読み演出」が行われる確率が比較的低くなるように設定することが好ましい。

なお、上記実施形態から抽出される特徴[1]〜[5]について、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。

[1]
予め定められた判定条件が成立する度に発生する当否判定権を1つずつ消化して当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定の結果を報知するための報知演出を実行する報知演出実行手段と、
前記当否判定権の発生時に、その当否判定権の当否結果を先読み判定してその結果を記憶する先読み手段と、
前記報知演出において特定のタイミングより後に実行される特定演出の内容により、消化される順番を待って保留されている前記当否判定権の先読み判定結果を示唆する先読み演出を行う先読み演出実行手段と、を備えた遊技機において、
前記報知演出の実行中に新たに前記当否判定権が発生した場合に、その当否判定権の発生が前記特定のタイミングよりも前であれば、その当否判定権の先読み判定結果を前記特定演出の内容に反映する実行中反映手段を有する遊技機。

[1]の遊技機では、報知演出の実行中に、報知演出において特定のタイミングより後に実行される特定演出により先読み演出が行われるが、新たな当否判定権が報知演出の実行中に発生した場合でも、その発生が特定のタイミングよりも前であれば、その当否判定権の先読み判定結果が特定演出の内容に反映される。これにより、例えば、保留されている当否判定権がない状態で開始された報知演出の実行中に、当否判定権が発生した場合であっても、その当否判定権に対する報知演出が実行される前に、先読み演出が行われやすくなるので、先読み演出に関する遊技者の違和感を軽減することが可能となる。

[2]
前記先読み演出実行手段は、前記報知演出の開始時に保留されている前記当否判定権の先読み判定結果に応じて前記特定演出の内容を決定し、
前記実行中反映手段は、前記報知演出の開始時に決定された前記特定演出の内容を、前記報知演出の実行中に発生した前記当否判定権の先読み判定結果に応じて変更する[1]に記載の遊技機。

[1]の遊技機において、特定演出の内容を、特定のタイミング以降に決定する構成であってもよいし、[2]の遊技機のように、報知演出の開始時に特定演出の内容を一旦決定した後、報知演出の実行中に当否判定権が発生した際に、決定されていた特定演出の内容を変更する構成であってもよい。

[3]
前記報知演出実行手段として、表示部と、前記表示部にて複数の特別図柄を変動表示後、停止表示し、その停止表示した複数の前記特別図柄の組み合わせによって前記当否判定の結果を報知する表示制御手段と、を有し、
前記特定演出は、複数の前記特別図柄を全て停止表示することであり、
前記先読み演出実行手段は、保留されている前記当否判定権の先読み判定結果に応じて、停止表示される複数の前記特別図柄の組み合わせを決定する[1]又は[2]に記載の遊技機。

[4]
前記表示制御手段は、複数の前記特別図柄を段階的に停止させる構成で、
前記特定のタイミングは、一つ目の前記特別図柄が停止するタイミングである[3]に記載の遊技機。

[3]のように、先読み演出を当否判定の結果を報知する特別図柄を用いて行うことにより、先読み演出を見逃しにくくすることができる。このとき、特定のタイミングを、[4]のように、一つ目の特別図柄が停止するタイミングとしてもよい。

[5]
前記先読み手段は、前記当否結果の判定とは別に、その当否判定権に対する前記先読み演出の実行の有無を決定する先読み実行判定を行い、
前記先読み演出実行手段は、前記先読み実行判定において前記先読み演出の実行有りと判定された場合に、その当否判定権に対する前記先読み演出を行う[1]乃至[4]の何れか1に記載の遊技機。

先読み演出は、当否判定権の先読み判定結果のみに起因して行われる構成であってもよいし、[5]の発明のように、先読み実行判定がなされ、その結果、先読み演出の実行有りと判定された場合にのみ、その当否判定権に対する先読み演出を行う構成としてもよい。

Claims (5)

  1. 予め定められた判定条件が成立する度に発生する当否判定権を1つずつ消化して当否判定を行う当否判定手段と、
    前記当否判定の結果を報知するための報知演出を実行する報知演出実行手段と、
    前記当否判定権の発生時に、その当否判定権の当否結果を先読み判定してその結果を記憶する先読み手段と、
    前記報知演出において特定のタイミングより後に実行される特定演出の内容により、消化される順番を待って保留されている前記当否判定権の先読み判定結果を示唆する先読み演出を行う先読み演出実行手段と、を備えた遊技機において、
    前記報知演出の実行中に新たに前記当否判定権が発生した場合に、その当否判定権の発生が前記特定のタイミングよりも前であれば、その当否判定権の先読み判定結果を前記特定演出の内容に反映する実行中反映手段を有する遊技機。
  2. 前記先読み演出実行手段は、前記報知演出の開始時に保留されている前記当否判定権の先読み判定結果に応じて前記特定演出の内容を決定し、
    前記実行中反映手段は、前記報知演出の開始時に決定された前記特定演出の内容を、前記報知演出の実行中に発生した前記当否判定権の先読み判定結果に応じて変更する請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記報知演出実行手段として、表示部と、前記表示部にて複数の特別図柄を変動表示後、停止表示し、その停止表示した複数の前記特別図柄の組み合わせによって前記当否判定の結果を報知する表示制御手段と、を有し、
    前記特定演出は、複数の前記特別図柄を全て停止表示することであり、
    前記先読み演出実行手段は、保留されている前記当否判定権の先読み判定結果に応じて、停止表示される複数の前記特別図柄の組み合わせを決定する請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記表示制御手段は、複数の前記特別図柄を段階的に停止させる構成で、
    前記特定のタイミングは、一つ目の前記特別図柄が停止するタイミングである請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記先読み手段は、前記当否結果の判定とは別に、その当否判定権に対する前記先読み演出の実行の有無を決定する先読み実行判定を行い、
    前記先読み演出実行手段は、前記先読み実行判定において前記先読み演出の実行有りと判定された場合に、その当否判定権に対する前記先読み演出を行う請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の遊技機。
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