JP2015177934A - スロットマシン - Google Patents

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匡 上田
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Abstract

【課題】遊技者が意図的に報知遊技の期間を引き延ばせないようにするとともに、遊技者に違和感を与えないように、ATの終了条件を満たすまでの目安となる数値を表示する。【解決手段】特定抽選結果となった遊技で、特定の図柄の組合せを表示するための操作情報を報知する報知遊技と、報知しない非報知遊技とを有する。差枚数に関する変数を記憶する第1変数記憶手段(81a)及び第2変数記憶手段(81b)を備える。報知遊技の開始時に変数の初期値を第1及び第2変数記憶手段に設定する。報知遊技中に特定抽選結果となったときは、図柄の組合せの表示前に、特定の図柄の組合せが表示されたときの差枚数に対応する所定値を第1変数記憶手段の変数に反映させ、図柄の組合せの表示後に、所定値を第2変数記憶手段の変数に反映させる。第1変数記憶手段の変数が報知遊技の終了条件を満たす値になると報知遊技を終了する。第2変数記憶手段の変数を表示する。【選択図】図1

Description

本発明は、ストップスイッチの操作に応じて遊技者にとって有利/不利が生じる役抽選結果となったときに、遊技者にとって有利となるストップスイッチの操作情報を報知するATを実行するスロットマシンに関するものである。
従来のスロットマシンにおいて、特定抽選結果となった遊技で、ストップスイッチの操作(押し順)に応じて、遊技者にとって有利となる特定の図柄の組合せを表示可能に制御するときと表示しないように制御するときとを有するものが知られている。
特定の図柄の組合せを表示させるためのストップスイッチの操作情報(押し順)を報知する遊技は、AT(アシストタイム)と称される。AT中は、遊技者は、報知に従ってストップスイッチを操作することで、特定の図柄の組合せを表示させることができる。
また、特許文献1では、AT中におけるメダルの払出し枚数から投入枚数を引いた差枚数をカウントし、カウントした差枚数がATの終了条件を満たす値に到達したときは、ATを終了する(「0258」〜「0262」)。
特開2011−234965号公報
特許文献1では、AT中に特定抽選結果となった遊技で、報知した押し順と異なる押し順でストップスイッチが操作されると、特定の図柄の組合せを表示しない。この場合、特定の図柄の組合せを表示したときよりメダルの払出し枚数が少なくなり、ひいては差枚数が少なくなるので、ATの終了条件を満たす値への到達が遅れることとなる。
このため、特許文献1では、AT中に特定抽選結果となった遊技で、報知した押し順と異なる押し順でストップスイッチを操作することで、遊技者が意図的にATの期間を引き延ばすことが可能となる。そして、ATの期間を引き延ばし、その間に、ATの期間を上乗せする遊技状態への移行を待つという攻略が考えられる。
また、AT終了までの残りの期間に関する情報は、遊技者にとって関心事である。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、遊技者が意図的にATの期間を引き延ばすことができないようにするとともに、遊技者に違和感を持たれることがないように、ATの終了条件を満たすまでの目安となる数値を表示することである。
本発明は、以下の解決手段によって上述の課題を解決する。なお、かっこ書きで、対応する実施形態を記載する。
請求項1の発明は、
複数種類の図柄を表示した複数(左、中、右の3個)のリール(31)と、
前記リールを停止させるときに遊技者が操作する複数(左、中、右の3個)のストップスイッチ(42)と、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(60)と、
演出を制御するサブ制御手段(80)と
を備え、
前記メイン制御手段は、
特定抽選結果(複合ベルA1〜D3当選)となる場合を有するように役の抽選を行う役抽選手段(61)と、
前記リールを停止制御するリール制御手段(64)と
を備え、
前記リール制御手段は、前記特定抽選結果となった遊技では、前記ストップスイッチの操作に応じて、遊技者にとって有利となる特定の図柄の組合せを表示可能(10枚払出しとなるベル01が入賞可能)に前記リールを停止制御するときと、前記特定の図柄の組合せを表示しない(ストップスイッチ42の操作タイミングに応じて、1枚ベルを入賞させるか、又は役の非入賞となる)ように前記リールを停止制御するときとを有し、
前記サブ制御手段は、
前記特定抽選結果となった遊技で前記特定の図柄の組合せを表示させるための前記ストップスイッチの操作情報(押し順)を報知する報知遊技(AT)と、前記操作情報を報知しない非報知遊技(非AT)とを有するとともに、これらの間の移行を制御し、
遊技媒体(メダル)の払出し数又は払出し数から投入数を引いた差枚数に関する変数を記憶する第1変数記憶手段(管理用カウンタ81a)及び第2変数記憶手段(表示用カウンタ81b)と、
前記第2変数記憶手段の前記変数を表示する表示手段(演出制御手段83)と
を備え、
前記報知遊技を開始するときは前記変数の初期値(「150」)を前記第1変数記憶手段及び前記第2変数記憶手段にそれぞれ設定し、
前記報知遊技中に前記特定抽選結果となったときは、図柄の組合せが表示される前に、前記特定の図柄の組合せが表示されたときの遊技媒体の払出し数又は差枚数に対応する所定値(「7」)を前記第1変数記憶手段の前記変数に反映させる(管理用カウンタ81aのカウント値から減算する)ことで前記第1変数記憶手段の前記変数を更新し、図柄の組合せが表示された後に、前記特定の図柄の組合せが表示されたか否かにかかわらず、前記所定値を前記第2変数記憶手段の前記変数に反映させる(表示用カウンタ81bのカウント値から減算する)ことで前記第2変数記憶手段の前記変数を更新し、
前記第1変数記憶手段の前記変数が前記報知遊技の終了条件を満たす値(「0」以下)となったときは、前記報知遊技を終了する
ことを特徴とする。
本発明によれば、報知遊技中に特定抽選結果となったときは、図柄の組合せが表示される前に、特定の図柄の組合せが表示されたときの遊技媒体の払出し数又は差枚数に対応する所定値を第1変数記憶手段の変数に反映させる。このため、特定の図柄の組合せが表示されたか否かにかかわらず、第1変数記憶手段の変数に所定値が反映されるので、遊技者が意図的に報知遊技の期間を引き延ばすことができないようにすることができる。
また、本発明によれば、報知遊技中に特定抽選結果となったときは、図柄の組合せが表示された後に、第2変数記憶手段の変数に所定値を反映させる。そして、報知遊技の終了条件を満たすまでの目安となる数値として、第2変数記憶手段の変数を表示する。このため、表示する変数の更新のタイミングが、図柄の組合せの表示後になるので、遊技者に違和感を持たれないようにすることができる。
スロットマシンの制御の概略を示すブロック図である。 リールの図柄配列を示す図である。 スロットマシンのフロントマスク部(前面扉。図示せず。)に設けられた表示窓(透明窓)と、各リールの位置関係と、有効ラインとを示す図である。 役の種類、払出し枚数等、及び役に対応する図柄の組合せを示す図である。 役の種類、払出し枚数等、及び役に対応する図柄の組合せを示す図である。 当選の種類と、遊技状態ごとの当選確率を示す図である。 役の重複当選の種類、内容及び押し順との関係をより詳しく示す図である。 メイン遊技状態の移行を説明する図である。 外部信号の出力パターンを示すタイムチャートである。 外部信号の出力制御の処理の流れを示すフローチャートである。 サブ遊技状態の移行を説明する図である。 ATの開始から終了までの処理の流れを示すフローチャートである。 差枚数のカウントに関する処理の流れを示すフローチャートである。
図1は、本実施形態によるスロットマシン10の制御の概略を示すブロック図である。スロットマシン10は、遊技の進行を制御するメイン制御手段60と、演出を制御するサブ制御手段80とを備える。
メイン制御手段60は、役の抽選、リール31の駆動制御、及び入賞時のメダルの払出し等を制御する。
また、メイン制御手段60は、メイン制御基板(図示せず)上に設けられており、演算等を行うCPU、遊技の進行等に必要なプログラム等を記憶しておくROM、及びCPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
なお、本実施形態では、メダルを遊技媒体としているが、メダルに限らず、遊技球等であってもよいのはもちろんである。
サブ制御手段80は、演出の選択・出力、ストップスイッチ42の操作情報の報知等を制御する。
また、サブ制御手段80は、サブ制御基板(図示せず)上に設けられており、上記メイン制御基板と同様に、演算等を行うCPU、演出の出力に必要なプログラム等を記憶しておくROM、及びCPUが各種の制御を行うときに取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等を備える。
さらにまた、メイン制御基板とサブ制御基板とは、別体で構成されるとともに、メイン制御基板からサブ制御基板に対し一方向で、遊技に関する情報(コマンド)を送信可能なように両者が電気的に接続されている。
図1に示すように、メイン制御手段60の入力側(図1中、左側)には、ベットスイッチ40、スタートスイッチ41、及びストップスイッチ42が電気的に接続されている。
ベットスイッチ40は、遊技者が貯留メダルを当該遊技のために投入するときに操作するスイッチである。本実施形態でのベットスイッチ40は、max投入専用のスイッチであり、遊技者は、いずれの遊技状態においても、常に最大枚数のメダルを投入して遊技を行うようになっている。
また、本実施形態では、特別遊技(MB遊技)以外の遊技では、3枚のメダルを投入して遊技を行い、特別遊技では2枚のメダルを投入して遊技を行うように設定している。したがって、特別遊技以外の遊技でベットスイッチ40が操作されたときは3枚のメダルを投入し、特別遊技でベットスイッチ40が操作されたときは2枚のメダルを投入するように設定している。
なお、1枚ベット用のベットスイッチ40を設けてもよい。
また、メダル投入口43は、実際のメダルを遊技者が投入する部分であり、メダル投入口43からメダルを投入することは、ベットスイッチ40を操作することと同様の役割を果たす。
また、スタートスイッチ41は、(左、中、右のすべての)リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、(左、中、右)ストップスイッチ42は、3つ(左、中、右)のリール31に対応して3つ設けられ、対応するリール31を停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
メイン制御手段60の出力側(図1中、右側)には、モータ32が電気的に接続されている。
モータ32は、リール31を回転させるためのものであり、各リール31の回転中心部に連結され、後述するリール制御手段64によって制御される。ここで、リール31は、左リール31、中リール31、右リール31からなり、左リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が左ストップスイッチ42であり、中リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が中ストップスイッチ42であり、右リール31を停止させるときに操作するストップスイッチ42が右ストップスイッチ42である。
リール31は、リング状のものであって、その外周面には複数種類の図柄(役に対応する図柄の組合せを構成している図柄)を印刷したリールテープを貼付したものである。図2は、本実施形態におけるリール31の図柄配列を示す図である。図2では、図柄番号を併せて図示している。たとえば、左リール31において、図柄番号20番の図柄は、「ベル」である。
図2に示すように、本実施形態では、各リール31は、20コマに等分割され、各コマに所定の図柄が表示されている。
なお、図2に示すように、本実施形態では、「スイカ」は、異なる図柄である「スイカA」と「スイカB」とを備える。さらにまた、「BAR」は、異なる図柄である「黒BAR」と「白BAR」とを備える。
さらに、「ブランク」は、所定の図柄を有するものであり、当該コマに図柄が何も表示されていないという意味ではない。
また、図3は、スロットマシン10のフロントマスク部(前面扉。図示せず。)に設けられた表示窓(透明窓)11と、各リール31の位置関係と、有効ラインとを示す図である。
各リール31は、本実施形態では横方向に並列に3つ(左リール31、中リール31、及び右リール31)設けられている。さらに、各リール31は、表示窓11から、上下に連続する3図柄が見えるように配置されている。よって、スロットマシン10の表示窓11から、合計9個の図柄が見えるように配置されている。なお、各図柄の右下の数字は図柄番号を示している。
なお、本明細書では、図3中、左リール31の「スイカA」、中リール31の「リプレイ」、及び右リール31の「スイカB」の図柄が停止している位置を「上段」と称し、左、中及び右リール31の「ベル」の図柄が停止している位置を「中段」と称し、左リール31の「リプレイ」、中リール31の「スイカA」、及び右リール31の「リプレイ」の図柄が停止している位置を「下段」と称する。
さらにまた、図3に示すように、表示窓11から見える9個の図柄に対し、有効ラインが設定されている。
ここで、「有効ライン」とは、リール31の停止時における図柄の並びラインであって図柄の組合せを形成させる図柄組合せラインであり、かつ、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止したときに、その役の入賞となるラインである。本実施形態では、図3に示すように、水平方向中段の有効ライン(1本)のみが定められ、他の図柄組合せラインは、全て無効ラインとなっている。
たとえば、図3中、各リール31の上段を通過する図柄組合せラインや、左リール31の下段、中リール31の中段、及び右リール31の上段を通過する図柄組合せラインも考えられるが、このようなラインは、本実施形態では無効ラインとなっている。無効ラインは、図柄組合せラインのうち、有効ラインとして設定されないラインであって、いずれかの役に対応する図柄の組合せがそのラインに停止した場合であっても、その役に応じた利益の付与(メダルの払出し等)を行わないラインである。すなわち、無効ラインは、そもそも図柄の組合せの成立対象となっていないラインである。
また、従来より、メダルの投入枚数に応じて有効ライン数が異なるスロットマシンが知られている。たとえば、メダル投入枚数が1枚のときは有効ラインは1本、メダル投入枚数が2枚のときは有効ライン数は3本、メダル投入枚数が3枚のときは有効ライン数は5本に設定すること等が挙げられる。これに対し、本実施形態では、遊技中は、2枚又は3枚のメダルを投入して遊技を行うとともに、すべての遊技において、常に水平方向中段の1本のみが有効ラインとなる。
さらに、図1において、サブ制御手段80の出力側には、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23等の演出出力機器が電気的に接続されている。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置され、リール31に表示された図柄(表示窓11から見える上下に連続する3図柄)を背後から照らすためのバックランプ(図示せず)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ及びサイドランプ(図示せず)等が含まれる。
また、スピーカ22は、遊技中に各種の演出を行うべく、所定の条件を満たしたときに、所定のサウンドを出力するものである。
さらにまた、画像表示装置23は、液晶ディスプレイ、ドットディスプレイ、有機ELディスプレイ等からなるものであり、遊技中に各種の演出画像や、ストップスイッチ42の押し順等を表示するものである。
図4及び図5は、本実施形態における役(後述する役抽選手段61で抽選される役)の種類、払出し枚数等、及び図柄の組合せを示す図である。
本実施形態の役は、大別して、特別役、小役、リプレイを有する。
そして、各役に対応する図柄の組合せ及び入賞時の払出し枚数等が定められている。すべてのリール31の停止時に、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止する(役が入賞する。以下同じ。)と、その役に対応する枚数のメダルが払い出される。
ただし、特別役の入賞時の払出し枚数は0枚に設定されている。また、リプレイは、メダルが自動投入される。さらに、小役(ベル)のうち、ベル01においては、特別遊技を除く遊技での払出し枚数は10枚であるが、特別遊技では2枚の払出しとなる。
小役は、図4及び図5に示すように、ベル、チェリー、スイカを備える。さらに、ベルは、ベル01〜ベル33の33種類を有する。また、チェリーは、中チェリーと角チェリーとを有する。なお、中チェリーにおける「ANY」とは、いずれの図柄でもよいこと(任意の図柄)を意味する。さらにまた、リプレイは、ノーマルリプレイ、ベルリプレイ(2種類)、特殊リプレイを有する。
ベル01は、いわゆる「ベル」揃いの図柄の組合せであり、ストップスイッチ42の押し順正解時(後述)に停止する図柄の組合せである。また、ベル02〜ベル33は、押し順不正解時に停止表示可能な図柄の組合せである。ベル02〜ベル25は、左リール31の図柄は「リプレイ」に設定されている。さらに、ベル02〜ベル07の右リール31の図柄は「赤7」、ベル08〜ベル13の右リール31の図柄は「青7」、ベル14〜ベル19の右リール31の図柄は「黒BAR」、ベル20〜ベル25の右リール31の図柄は「白BAR」である。
また、ベル02〜ベル25において、右リール31の図柄が同一であるベルについては、中リール31の図柄が、「スイカA」、「黒BAR」、「赤7」、「チェリー」、「青7」、又は「白BAR」のいずれかに設定されている。
さらにまた、ベル26〜ベル29については、中リール31の図柄は、「ベル」に設定されており、ベル30〜ベル33については、右リール31の図柄は、「ベル」に設定されている。
さらに、図4及び図5に示すように、ベル02〜ベル33の入賞時のメダル払出し枚数は、常に1枚に設定されている。
また、リプレイ(再遊技役)とは、当該遊技で投入したメダル枚数を維持した(メダルを自動ベットする)再遊技が行えるようにした役である。
本実施形態のリプレイは、ノーマルリプレイ、2種類のベルリプレイ、及び特殊リプレイを備え、それぞれ図柄の組合せが異なる。
ベルリプレイとは、実際の入賞役は「リプレイ」であるが、遊技者には小役であるベルに見せるようにしたリプレイである。
上述したように、有効ラインは、「中段」−「中段」−「中段」であり、その他の一直線状のラインは、いずれも無効ラインに設定されている。
そして、ベルリプレイ1の当選時には、中段ライン(有効ライン)には、ベルリプレイ1に対応する図柄の組合せを停止させる。
ベルリプレイ1の当選時に、たとえば「リプレイ(14番)」−「スイカA(18番)」−「リプレイ(04番)」が中段ラインに停止したとする。なお、かっこ書きで示す番号は、図2の図柄番号である。これにより、中段ラインには、ベルリプレイの図柄の組合せである「リプレイ」−「スイカA」−「リプレイ」が停止したこととなるのでベルリプレイの入賞となる。さらに、この図柄の組合せの停止時に、「上段」−「上段」−「上段」の無効ラインには、「ベル(15番)」−「ベル(19番)」−「ベル(05番)」、すなわちベル揃いが停止する。
なお、図5に示すように、中リール31の停止時に、中段に「スイカB」又は「白BAR」が停止しても、上段ラインには上記と同様に常にベル揃いが停止する。
上記と同様に、ベルリプレイ2の当選時に、中段ライン(有効ライン)に、ベルリプレイ2に対応する図柄の組合せである「リプレイ」−「ベル」−「スイカA/スイカB」を停止させると、右下がりライン、すなわち「上段」−「中段」−「下段」には、常に、「ベル」揃いが停止する。たとえば、中段ラインに、「リプレイ(09番)」−「ベル(14番)」−「スイカB(01番)」が停止したときは、「上段」−「中段」−「下段」のライン上には、「ベル(10番)」−「ベル(14番)」−「ベル(20番)」が停止する。
そして、ベルリプレイの入賞時には、有効ラインである中段ライン上の図柄ではなく、「ベル」の図柄を点滅する等して、「ベル」(小役)が入賞したかのような演出を出力する。
さらに、ベルリプレイの入賞時に、直ちにメダルの自動ベットを行うと、リプレイの入賞に見えてしまうため、ベルリプレイの入賞と同時にたとえばフリーズを実行する。
ここで「フリーズ」とは、遊技の進行を、所定期間一時停止状態にして、遅延させることであり、たとえば、メダルの受付け、ベットスイッチ40の操作の受付け、スタートスイッチ41、ストップスイッチ42の操作の受付け、又はリール31の停止操作の受付けに関する機能を一時停止状態にすることである。さらに、前記一時停止状態の間に、リール31が通常動作とは異なる動作をする等の演出期間として使用される(いわゆる擬似遊技を実行する)こともある。
本実施形態では、ベルリプレイの入賞と同時にフリーズを開始するとともに、その経過時間を計測する。そして、所定時間(たとえば20秒)を経過する前にベットスイッチ40が操作されたときは、そのベットスイッチ40の操作を契機としてフリーズを解除(キャンセル)する。メイン制御手段60は、フリーズを解除すると、ベルリプレイの入賞に基づくメダルの自動ベットを行うように制御する。
よって、3枚のメダルをベットして遊技を行い、ベルリプレイが入賞したとき、その入賞時から20秒を経過する前に遊技者がベットスイッチ40を操作したときは、3枚のメダルが自動ベットされる。これにより、遊技者に対し、ベットスイッチ40の操作により3枚のメダルがベットされた印象を与えることができるので、ベルリプレイを、擬似的にベル(小役)に見せることができる。
また、フリーズの解除は、ベットスイッチ40の操作時に限らず、遊技者によるメダル投入口43からのメダルの手入れ時に行うことも可能である。
ベルリプレイの入賞時に、遊技者は、ベルリプレイを小役であると認識していれば、3枚のメダルがクレジットに加算されると考える。したがって、その3枚のクレジットを用いて、ベットスイッチ40の操作により、次遊技を開始できると考える。
さらに、小役の入賞後、次遊技の開始前(スタートスイッチ41を操作する前)に、メダルを手入れベットして遊技を行うことは、当然に可能である。ここで、ベルリプレイの入賞後、次遊技の開始前に、遊技者がメダルを手入れしたときに、そのメダルを受け付けずに、払出し口から返却してしまうと、ベルリプレイを小役のように見せることができない。そこで、ベルリプレイの入賞時に、メダル投入口43からのメダルの手入れを検出したときに、フリーズを解除するとともに、そのメダルを受け付け、貯留するように制御する。
この場合、メダルセンサ(図示せず)によりメダルが検知された時にフリーズを解除するとともに、ベルリプレイの入賞に基づくメダルの自動ベットを行う。さらに、手入れされたメダルについては、貯留処理を行う。なお、メダルセンサが複数設けられている場合には、どのメダルセンサがメダルを検知したときにフリーズを解除してもよい。あるいは、スタートスイッチ41が操作されたときにフリーズを解除してもよい。
さらにまた、リプレイのうち、特殊リプレイは、ATを開始させるときに入賞させる(「赤7」揃いさせる)役である。特殊リプレイの当選時に、所定の押し順(本実施形態では、右中左)でストップスイッチ42を操作し、かつ、各リール31の「赤7」図柄を有効ラインに停止するように目押しすると、有効ライン上に「赤7」揃いが停止するように設定されている。
また、特別役は、通常遊技から特別遊技に移行させる役である。本実施形態では、図5に示すように、特別役として、MB(ミドルボーナス。第2種ビッグボーナス(2BB)ともいう。)のみが設けられている。
なお、特別役としては、他に、1BB(第1種ビッグボーナス)、RB(レギュラーボーナス)、SB(シングルボーナス)が挙げられるが、本実施形態では設けられていない。
MBが入賞すると、当該遊技におけるメダルの払い出しはないが、次遊技から、特別遊技に相当するMB遊技に移行する。
なお、上記の1BBやRBの入賞によってそれぞれ移行する1BB遊技及びRB遊技は、出玉率が1を超えるように設定されていることで、通常遊技以上にメダル獲得が期待できる、遊技者にとって有利な遊技である。
これに対し、本実施形態のMBは、MB遊技でメダルを増加させることを直接の目的としたものではなく、MBに当選した後、入賞前の遊技状態(内部中)を作り出すことを主目的とする。
上述した各役において、役に当選した遊技でその役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止しなかったときは、次遊技以降に持ち越される役と、持ち越されない役とが定められている。
持ち越される役は、特別役であるMBである。MBに当選したときは、MBが入賞するまでの遊技において、MBの当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。
一方、MBの当選は持ち越されるのに対し、MB以外の小役及びリプレイは、持ち越されない。役の抽選において、小役又はリプレイに当選したときは、当該遊技でのみその当選役が有効となり、その当選は次遊技以降に持ち越されない。すなわち、これらの役に当選した遊技では、その当選した役に対応する図柄の組合せが入賞可能にリール31が停止制御されるが、その当選役の入賞の有無にかかわらず、その遊技の終了時に、その当選役に係る権利は消滅する。
なお、特別役(MB)に当選していない遊技中(特別役の当選が持ち越されていない遊技中)を、「非内部中」という。
また、当該遊技以前の遊技において特別役に当選しているが、当選した特別役が入賞していない遊技中(特別役の当選が持ち越されている遊技中)を「内部中」という。
遊技の開始時には、遊技者は、ベットスイッチ40を操作して予め貯留されたメダルを投入するか、又はメダル投入口43からメダルを投入し、スタートスイッチ41を操作(オン)する。スタートスイッチ41が操作されると、そのときに発生する信号がメイン制御手段60に入力される。メイン制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、すべてのモータ32を駆動制御して、すべてのリール31を回転させるように制御する。このようにしてリール31がモータ32によって回転されることで、リール31上の図柄は、所定の速度で表示窓11内で上下方向に移動表示される。
遊技者は、ストップスイッチ42を押すことで、そのストップスイッチ42に対応するリール31(たとえば、左ストップスイッチ42に対応する左リール31)の回転を停止させる。ストップスイッチ42が操作されると、そのときに発生する信号がメイン制御手段60に入力される。メイン制御手段60(具体的には、後述するリール制御手段64)は、この信号を受信すると、そのストップスイッチ42に対応するモータ32を駆動制御して、そのモータ32に係るリール31の停止制御を行う。
そして、すべてのリール31の停止時における図柄の組合せにより、当該遊技の遊技結果を表示する。また、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したとき(その役の入賞となったとき)は、入賞した役に対応するメダルの払出し等が行われる。
ここで、本実施形態では、メイン制御手段60側で制御するメイン遊技状態として、通常遊技及び特別遊技を備え、通常遊技として、非内部中遊技及び内部中遊技を備え、特別遊技として、MB遊技を備える。また、非内部中遊技は非RTとし、内部中遊技はRTとするように制御する。さらに、サブ制御手段80側で制御するサブ遊技状態として、AT及び非ATを備える。
「RT(リプレイタイム)」とは、リプレイの当選確率を非RTより高く設定したメイン遊技状態をいう。
なお、非RTとはリプレイの当選確率が異なるメイン遊技状態を、RTと称することもある。また、「リプレイの当選確率が異なる」には、複数種類のリプレイの当選確率の合算値は同一であるが、各リプレイの当選確率の振分け方が異なる場合や、抽選されるリプレイの種類が異なる場合を含む。さらに、非RTにおけるリプレイの当選確率を、RTより高く設定してもよい。このように、RTとは、狭義には、リプレイの当選確率を非RTより高く設定したメイン遊技状態を意味し、広義には、リプレイの当選確率が非RTとは異なるメイン遊技状態を意味する。
「AT(アシストタイム)」とは、ストップスイッチ42の操作(押し順及び/又は操作タイミング)に応じて、遊技者にとって有利/不利が生じる役抽選結果(単独及び重複の双方を含む)となったときに、遊技者にとって最も有利となるストップスイッチ42の操作情報を報知するサブ遊技状態をいう。本実施形態では、AT中は、複合ベル当選時に、正解押し順(ベル01が入賞して10枚の払出しとなる押し順)を報知し、非AT中は、正解押し順を報知しない。これにより、AT中は、遊技者は、報知に従ってストップスイッチ42を操作すれば、複合ベル当選時に、ベル01を入賞させることができる。
また、本実施形態では、メイン遊技状態が内部中遊技(RT)のときに、サブ遊技状態を非ATとATとの間で移行させる。RT中にATを実行すると、ART(ATかつRT)となる。また、非内部中遊技(非RT)は、通常は、非ATである。
なお、本実施形態では、稀に、AT中にMBが入賞し、MB遊技が実行され、その後、非内部中遊技(非RT)に移行することがある。この場合、ATかつ非RTとなる。
次に、メイン制御手段60の具体的構成について説明する。
図1に示すように、メイン制御手段60は、以下の役抽選手段61等を備える。なお、本実施形態における以下の各手段は例示であり、メイン制御手段60は、本実施形態で示した手段に限定されるものではない。
役抽選手段61は、役(上述した特別役、リプレイ、及び小役)の抽選を行うものである。役抽選手段61は、たとえば、役抽選用の乱数発生手段(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段と、乱数抽出手段が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段とを備えている。
乱数発生手段は、所定の領域(たとえば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。乱数は、たとえば200n(ナノ)secで1カウントを行うカウンターが0〜65535の範囲を1サイクルとしてカウントし続ける乱数であり、スロットマシン10の電源が投入されている間は、乱数をカウントし続ける。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41が操作(オン)された時に抽出する。判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値を、後述する役抽選テーブル62と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。たとえば、抽出した乱数値がMBの当選領域に属する場合は、MBの当選と判定し、非当選領域に属する場合は、非当選と判定する。
役抽選テーブル62は、抽選される役の種類と、各役の当選確率とを定めたものである。役抽選テーブル62は、遊技状態ごとに設けられ、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
図6は、各メイン遊技状態で抽選される当選役の種類を示す図である。
上述したように、メイン遊技状態として、通常遊技及び特別遊技を備え、通常遊技として、非内部中遊技(非RT)及び内部中遊技(RT)を備え、特別遊技として、MB遊技を備える。
そして、各メイン遊技状態ごとに役抽選テーブル62が設けられているとともに、抽選される役の種類や当選確率が設定されている。本実施形態では、内部中遊技(RT)におけるリプレイの当選確率(合算値)は、約47%に設定されている。
まず、非内部中遊技では、MBが抽選される。そして、MBに当選したときは、次遊技から内部中遊技に移行する。内部中遊技に移行すると、MBは抽選されない。
特別遊技以外の遊技状態では、リプレイの当選として、4種類を有する。そして、非内部中遊技では、ノーマルリプレイのみが抽選される。これに対し、内部中遊技では、4種類のリプレイすべてが抽選される。
また、小役の当選の種類としては、第1に、複合ベルA1〜複合ベルD3の12種類を有し、いずれも複数種類のベルが重複当選するものである。そして、これらの各当選確率は1/24であり、合算の当選確率は1/2に設定されている。
内部中遊技は、複合ベル合算の当選確率が1/2、リプレイ合算の当選確率が約47%であり、他の小役の当選確率を含めると、非当選確率は、ほぼ「0」(極めて低確率)に設定される。
また、MB遊技では、すべての役の抽選が行われない。なお、リプレイについては抽選を行うことも可能である。後述するように、MB遊技では、すべての小役の当選フラグがオンとなり、いずれかの小役が入賞可能な遊技状態となる。
図7は、重複当選の種類、内容、及び押し順との関係を示す図である。
まず、リプレイ重複当選は、ノーマルリプレイと特殊リプレイとの重複当選である。そして、このリプレイ重複当選時には、右中左の押し順(逆押し)でストップスイッチ42が操作されたことを条件として、特殊リプレイが入賞可能となる(本実施形態では常に入賞する)。一方、それ以外の5通りの押し順では、常にノーマルリプレイが入賞し、特殊リプレイは入賞しない。
また、複合ベルA1〜D3は、いずれも、5種類のベル(ベル01〜ベル33のいずれか)の重複当選であり、いずれの複合ベルも、ベル01の当選を含む。
さらにまた、たとえば複合ベルA1では、ベル02及びベル03の当選を含むが、ベル02及びベル03の中リール31に係る図柄は、図4に示すようにそれぞれ「スイカA」と「黒BAR」である。
同様に、複合ベルA2では、ベル04及びベル05の当選を含むが、ベル04及びベル05の中リール31に係る図柄は、図4に示すようにそれぞれ「赤7」と「チェリー」である。
さらに同様に、複合ベルA3では、ベル06及びベル07の当選を含むが、ベル06及びベル07の中リール31に係る図柄は、図4に示すようにそれぞれ「青7」と「白BAR」である。
他の複合ベルについても上記と同様に、たとえば複合ベルB1においては、ベル08とベル09の中リール31の各図柄は、「スイカA」と「黒BAR」である。
また、図7に示すように、各複合ベルには、正解押し順が割り当てられている。
具体的には、複合ベルA1〜A3の正解押し順は、中左右であり、複合ベルB1〜B3の正解押し順は、中右左である。さらにまた、複合ベルC1〜C3の正解押し順は、右左中であり、複合ベルD1〜D3の正解押し順は、右中左である。
たとえば複合ベルA1では、中左右の押し順が正解押し順であり、他の5通りの押し順は不正解押し順となる。そして、正解押し順のときは、ベル01を常に入賞させる。これに対し、不正解押し順の場合において、順押し(左第一停止時。順挟みを含む。以下同じ。)のときは、ベル02又はベル03を入賞可能とし、変則押し(中又は右第一停止を指す。以下同じ。)のときは、ベル26又はベル27を入賞させる。
これらのリール停止制御については、後述する。
当選フラグ制御手段63は、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、各役に対応する当選フラグ63aのオン/オフを制御するものである。本実施形態では、すべての役について、各役ごとに当選フラグ63aを備える。そして、役抽選手段61による役の抽選においていずれかの当選となったときは、当該当選に対応する役の当選フラグ63aをオンにする(当選フラグ63aを立てる)。
たとえば、非内部中遊技において、複合ベルA1に当選したときは、ベル01、02、03、26、27(合計5個)に係る当選フラグ63aがオンとなり、それ以外の役の当選フラグ63aはオフとなる。
さらに、上述したように、特別役以外の小役及びリプレイの当選は持ち越されないので、当該遊技で小役又はリプレイに当選し、これらの役の当選フラグ63aがオンにされても、当該遊技の終了時にその当選フラグ63aがオフにされる。
これに対し、MBの当選は持ち越されるので、当該遊技でMBに当選し、当選したMBに係る当選フラグ63aが一旦オンになったときは、そのMBが入賞するまでオンの状態が維持され、そのMBが入賞した時点でオフにされる。
たとえば役抽選手段61でMBに当選し、当該遊技でMBが入賞しなかった場合において、次遊技(内部中遊技)で複合ベルA1に当選したときは、前遊技で当選したMB、及び当該遊技で当選したベル01、02、03、26、27(合計6個)の当選フラグ63aがオンにされる。そして、この遊技でMBが入賞しなかったときは、MBの当選フラグ63aのオンの状態は維持される。これに対し、当該遊技での遊技結果(入賞/非入賞)にかかわらず、当該遊技の終了時に複合ベルA1に係る5個の当選フラグ63aはオフにされる。
図1において、リール制御手段64は、リール31の回転開始命令を受けたとき、特に本実施形態ではスタートスイッチ41が操作されたときに、すべて(3つ)のリール31の回転を開始するように制御するものである。さらに、リール制御手段64は、役抽選手段61により役の抽選が行われた後、当該遊技における当選フラグ63aのオン/オフを参照して当選フラグ63aのオン/オフに対応する停止位置決定テーブル65を選択するとともに、ストップスイッチ42が操作されたときに、ストップスイッチ42が操作されたときのタイミングに基づいて、そのストップスイッチ42に対応するリール31の停止位置を決定するとともに、モータ32を駆動制御して、その決定した位置にそのリール31を停止させるように制御するものである。
たとえば、リール制御手段64は、少なくとも1つの当選フラグ63aがオンである遊技では、リール31の停止制御の範囲内において、当選役(当選フラグ63aがオンになっている役)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止可能にリール31を停止制御するとともに、当選役以外の役(当選フラグ63aがオフになっている役)に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないようにリール31を停止制御する。
ここで、「リール31の停止制御の範囲内」とは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31が実際に停止するまでの時間又はリール31の回転量(移動コマ(図柄)数)の範囲内を意味する。
本実施形態では、リール31は、定速時は1分間で約80回転する速度で回転される。
そして、MB遊技以外の遊技では、ストップスイッチ42が操作されたときは、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31を停止させるまでの時間が190ms以内に設定されている。これにより、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄からリール31が停止するまでの最大移動コマ数が4コマに設定されている。
また、MB遊技中の左リール31については、ストップスイッチ42が操作された瞬間からリール31を停止させるまでの時間が75ms以内に設定されている。これにより、本実施形態では、ストップスイッチ42が操作された瞬間の図柄からリール31が停止するまでの最大移動コマ数が1コマに設定されている。なお、MB遊技中の中及び右リール31については、上記と同様に190ms以内(最大移動コマ数が4コマ)に設定されている。
そして、ストップスイッチ42の操作を検知した瞬間に、リール31の停止制御の範囲内にある図柄のいずれかが所定の有効ラインに停止させるべき図柄であるときは、ストップスイッチ42が操作されたときに、その図柄が所定の有効ラインに停止するように制御される。
すなわち、役の当選時にストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選した役に係るその図柄が所定の有効ラインに停止しないときには、リール31を停止させるまでの間に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選した役に係る図柄をできる限り所定の有効ラインに停止させるように制御する(引込み停止制御)。
また逆に、ストップスイッチ42が操作された瞬間に直ちにリール31を停止させると、当選していない役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止してしまうときは、リール31の停止時に、リール31の停止制御の範囲内においてリール31を回転移動制御することで、当選していない役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように制御する(蹴飛ばし停止制御)。
さらに、複数の役に当選している遊技では、入賞させる役の優先順位が予め定められており、所定の優先順位によって、最も優先する図柄の引込み停止制御を行う。
さらに、リール制御手段64は、ストップスイッチ42の押し順(操作順番)を検出する押し順検出手段64aを備える。押し順検出手段64aは、遊技者によりストップスイッチ42が操作されたときに、左、中、及び右ストップスイッチ42のうち、いずれが操作されたかを検出する。
ストップスイッチ42が操作されると、そのストップスイッチ42が操作された旨の信号が押し順検出手段64aに入力される。この信号を判別することで、押し順検出手段64aは、どのストップスイッチ42が操作されたかを検出する。
さらに、本実施形態では、非AT中(後述するAT準備中を除く)は、最初に操作すべき(第一停止の)ストップスイッチ42は、左(順押し)と定めている(左第一停止指示)。そして、左第一停止指示中に、中又は右第一停止(変則押し)でストップスイッチ42が操作されたときは、たとえば所定遊技回数の間、ペナルティ期間に設定する。
これにより、遊技者は、変則押し(第一停止が中又は右)の押し順報知が行われたとき以外は、常に左第一停止として遊技を消化する。
なお、AT中に押し順報知が行われた場合において、その報知内容が中又は右第一停止であるときはペナルティは設定されない。
また、変則押し時に設定するペナルティは、種々挙げられるが、本実施形態では、ペナルティ期間中は、AT抽選を行わないこと、及び当選役の報知を行わないことに設定されている。
停止位置決定テーブル65は、当選フラグ63aのオン/オフの状態ごと、すなわち役抽選手段61による役の抽選結果ごとに対応して設けられており、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31の位置に対する、リール31の停止位置を定めたものである。そして、各停止位置決定テーブル65には、たとえば01番の図柄(左リール31であれば「スイカA」)が中段(有効ライン)を通過する瞬間にストップスイッチ42が操作されたときは、何図柄だけ移動制御して、何番の図柄を中段に停止させる、というように停止位置が事前に定められている。
停止位置決定テーブル65は、以下のものを備える。
MBテーブルは、MBの当選フラグ63aのみがオンであるとき、すなわち当該遊技でMBに当選したとき、又は当該遊技以前にMBに当選し、かつ当該遊技で非当選であるときに用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、MBに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるとともに、MB以外の役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
本実施形態では、MBに係る図柄は、すべてのリール31において「ブランク」である(図5)。さらに、「ブランク」は、左及び右リール31では1個、中リール31には2個設けられている。したがって、遊技者は、「ブランク」が有効ラインに停止するタイミングでストップスイッチ42を操作しなければ、「ブランク」を有効ラインに停止させることはできない。
ここで、上記のように、適切なリール31の位置で(対象図柄を最大移動コマ数の範囲内において停止可能な操作タイミングで)ストップスイッチ42を操作しなければ、対象図柄を有効ラインに停止させる(有効ラインまで引き込む)ことができないことを、「PB(引込み率)≠1」と称する。
これに対し、ストップスイッチ42が操作された瞬間のリール31がどの位置であっても(ストップスイッチ42の操作タイミングにかかわらず)、対象図柄を常に有効ラインに停止させる(引き込む)ことができることを、「PB=1」と称する。
そして、「PB=1」は、その役について、全リール31がそのようになっている場合と、特定の(一部の)リール31についてのみそのようになっている場合とを有する。
上述したように、第1実施形態では、最大移動コマ数は「4」であるので、5図柄以内の間隔で対象図柄が配列されているときは、「PB=1」となり、5図柄を超える間隔で配列されているときは、「PB≠1」となる。
さらに、本実施形態では、非内部中遊技におけるMB当選時の遊技、又はMB内部中遊技における役の非当選時の遊技、すなわちMBが入賞可能な遊技では、右中左の押し順でストップスイッチ42が操作されたときに限り、MBの入賞を許可する。それ以外の押し順でストップスイッチ42が操作されたときは、MBは入賞しない(役の非入賞となる)。
また、非内部中遊技におけるMB当選時の遊技は、通常は非ATであり、押し順の報知を行わない。したがって、遊技者は、ペナルティとならないように左第一停止でストップスイッチ42を操作するので、当該遊技でMBが入賞することはない。
さらにまた、内部中遊技においても、非AT中は、左第一停止でストップスイッチ42を操作するので、当該遊技でMBが入賞することはない。
さらに、非内部中遊技又は内部中遊技において、AT中であって、MBが入賞可能となった遊技では、左第一停止となる(ダミーの)押し順を報知する。これにより、MBの入賞を回避し、役の非当選時には、当選しているMBを入賞させないようにする。
また、MBの入賞を回避する方法として、たとえば、遊技者に対して所定の目押しを行わせることにより、当選しているMBの入賞を回避させる方法が挙げられる。たとえば、MBが入賞可能となった遊技では、左リール31について、「「赤7」を狙え!」等を報知し、左リール31の2番の「ブランク」が有効ラインに停止させないようにする報知を行うことが挙げられる。
あるいは、左及び中リール31の停止時には何ら報知を行わず、「ブランク」−「ブランク」−「回転中」となってMBのテンパイ形を形成したときに限り、右リール31について報知を行う(たとえば、「「赤7」を狙え!」等)ことも考えられる。
これに反し、MBを入賞させてしまったときは、ペナルティを課すようにしてもよい。たとえば、MB遊技の終了後は、所定遊技回数の間、ATの抽選を行わないことが挙げられる。
複合ベルA1テーブルは、複合ベルA1の当選となったとき(ベル01、02、03、26、27の各当選フラグ63aオン時)に用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、ストップスイッチ42の押し順及び操作タイミングに応じて、当選したベルを入賞させる又は入賞可能となるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
また、複合ベルA2〜D3の当選となったときの停止位置決定テーブル65として、それぞれ複合ベルA2テーブル〜複合ベルD3テーブルが設けられている。
ここで、複数の役が同時に当選(重複当選)している場合のリール31を停止制御する方法として、「枚数優先」と「個数優先」とが挙げられる。
「枚数優先」とは、重複当選している役のうち、払出し枚数の最も多い役に係る図柄を優先して有効ラインに停止させる(引き込む)ように、リール31の停止位置を定めている。
一方、「個数優先」とは、リール31の停止時に、その図柄を有効ラインに停止させたときに入賞可能となる役の数が最も多くなるように、リール31の停止位置を定めている。
本実施形態では、複合ベルA1の当選時は、10枚役のベル01、1枚役のベル02及び03、同じく1枚役のベル26及び27の重複当選となる。
複合ベルの当選時は、10枚役のベル01と、1枚役の4種類のベルとの重複当選になることは、他の複合ベルについても同様である。
そして、本実施形態では、いずれかの複合ベル当選時において、ストップスイッチ42の押し順が正解押し順であるときは枚数優先に基づく停止制御を行い、押し順が不正解押し順であるときは個数優先に基づく停止制御を行う。
以下、複合ベルA1当選時を例に挙げ、停止制御について説明する。
図7に示すように、複合ベルA1では、正解押し順は「中左右」である。したがって、中第一停止のときは、最初のストップスイッチ42の押し順は正解であるから、リール制御手段64は、中段に「ベル」の図柄を停止させるように制御する。
次に、左第二停止のときは、2番目のストップスイッチ42の押し順も正解であるから(6択押し順の場合には、第二停止で押し順正解が確定する)、リール制御手段64は、中段に「ベル」の図柄を停止させるように制御する。
最後の右第三停止時は、左及び中リール31と同様に、中段に「ベル」の図柄を停止させるように制御する。これにより、有効ラインにはベル01の図柄の組合せが停止するので、ベル01の入賞となり、通常遊技であれば10枚の払出しとなる。
一方、複合ベルA1当選時に、押し順不正解の場合において、左第一停止時は、個数優先を行うことにより、ベル02又はベル03を入賞可能に制御する。
左第一停止において、左リール31の「ベル」は、ベル01に係る図柄である。これに対し、左リール31の「リプレイ」は、ベル02及び03に係る図柄である。したがって、左リール31の停止時に、「ベル」を有効ラインに停止させると、その時点で入賞可能となる役の数は1個(ベル01)であるが、「リプレイ」を有効ラインに停止させると、その時点で入賞可能となる役の数は2個(ベル02及び03)となる。したがって、個数優先では、「リプレイ」の図柄を有効ラインに停止させる。
なお、左リール31の「リプレイ」は、「PB=1」であるので、左ストップスイッチ42の操作タイミングにかかわらず常に停止させることができる。
また、左リール31の停止時に「リプレイ」を停止させると、左リール31の図柄が「リプレイ」でない図柄となっているベル01、26、27は、その時点で非入賞が確定する。
次に、中リール31を停止させるときは、ベル02に係る「スイカA」又はベル03に係る「黒BAR」を有効ラインに停止可能なタイミングで中ストップスイッチ42が操作されたときは、「スイカA」又は「黒BAR」を停止させる。
ここで、図2に示すように、中リール31において、ベル02又はベル03に係る図柄である「スイカA」又は「黒BAR」は、17番及び18番に配置されている。
そして、たとえば17番の「黒BAR」を有効ラインに停止させるためには、13番〜17番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42を操作する必要がある。
同様に、18番の「スイカA」を有効ラインに停止させるためには、14番〜18番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42を操作する必要がある。したがって、複合ベルA1当選時の順押し時(押し順不正解時)は、左リール31については「PB=1」であるが、中リール31については、「PB≠1」である。
なお、13番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42が操作されたときは、17番の「黒BAR」のみが有効ラインに停止可能であり、18番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42が操作されたときは、18番の「スイカA」のみが有効ラインに停止可能である。一方、14番〜17番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42が操作されたときは、「黒BAR」及び「スイカA」のいずれも有効ラインに停止可能である。
一方、17番の「黒BAR」又は18番の「スイカA」が有効ラインに停止可能なタイミング以外のタイミングで中ストップスイッチ42が操作されたときは、17番の「黒BAR」又は18番の「スイカA」を有効ラインに停止させることができないので、その時点で、ベル02又はベル03の非入賞が確定する。
また、ベル02又はベル03の右リール31に係る図柄は、「赤7」であり、12番に配置されている。そして、右リール31において、12番の「赤7」を有効ラインに停止させるためには、08番〜12番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に右ストップスイッチ42を操作する必要がある。一方、12番の「赤7」を有効ラインに停止させることができないタイミングで右ストップスイッチ42が操作されたときは、その時点で、ベル02又はベル03の非入賞となる。
一方、中リール31の停止時には「スイカA」又は「黒BAR」が有効ラインに停止したが、右リール31の停止時には「赤7」を有効ラインに停止させることができないときは、右リール31の停止時には、有効ライン(中段)に「ベル」を停止させる。右リール31において、「ベル」は、5図柄以内の間隔で配置されているので、常に有効ラインに停止させることができる。
また、左リール31の停止時に有効ラインに「リプレイ」を停止させた後、中第二停止時に、「スイカA」又は「黒BAR」のいずれも有効ラインに停止させることができないときは、他の役の図柄の組合せが有効ラインに停止しないことを条件に、どの図柄を有効ラインに停止させてもよい。
たとえば、中リール31の停止時には「ベル」を有効ライン(中段)に停止させることが挙げられる。
一方、この場合には、中リール31の停止時点で、複合ベルA1に係る当選役の非入賞が確定する。したがって、右リール31の停止時には、他の役の図柄の組合せが有効ラインに停止しない限り、どのような図柄を有効ラインに停止させてもよいが、たとえば「リプレイ」を中段に停止させることが挙げられる。右リール31の「リプレイ」は、「PB=1」の図柄配置であるので、常に停止させることができる。これにより、複合ベルA1当選時において、中及び右リール31の双方を取りこぼしたときの役の非入賞時は、「リプレイ」−「ベル」−「リプレイ」となる。そして、この図柄の組合せを、複合ベル当選時の1枚ベル取りこぼし出目としてもよい。
なお、複合ベルA1当選時に、左中右の押し順であり、中リール31の停止時点で役の非入賞が確定したときは、右リール31の停止時に、たとえば複合ベルA1の当選役であるベル02又はベル03に係る「赤7」の図柄が有効ラインに停止可能であるときは、「赤7」を停止させてもよい。
また、複合ベルA1の当選時に、左右中の順(順挟み)でストップスイッチ42が操作されたときは、上述の左中右の押し順時と同様の停止制御を、中及び右リール31に対して行う。
一方、複合ベルA1当選時において、AT中は、正解押し順である「中左右」が報知され、かつ、非AT中は、左第一停止と定めている。したがって、一般には、非ATでは、「中右左」や、「右第一停止」の押し順は、想定されない。しかし、遊技者のストップスイッチ42の操作ミス等でそのような押し順となったときは、以下のように制御する。
まず、ストップスイッチ42の押し順が「中右左」である場合において、中第一停止は、その時点では押し順正解となるので、上述した枚数優先により、中リール31の停止時には有効ラインに「ベル」を停止させる。次に、右第二停止であるときは、この時点で押し順不正解となる。押し順不正解時には、個数優先に切り替えて右リール31を停止する。右リール31の停止時に、「ベル」を中段に停止させると、その時点で入賞可能性を有する役は、ベル01(1個)となるが、「リプレイ」を中段に停止させると、その時点で入賞可能性を有する役は、ベル26又はベル27(2個)となる。よって、ベル26又はベル27の入賞を優先し、「リプレイ」を中段に停止させる。
そして、最後の左リール31の停止時には、ベル26に係る「スイカA」、又はベル27に係る「ブランク」を有効ラインに停止させる。
ここで、図2に示すように、左リール31においては、5図柄以内の間隔で、「スイカA」又は「ブランク」のいずれかが配置されている。したがって、左リール31において、ベル26又はベル27に係るいずれかの図柄は、「PB=1」の配置である。
以上より、中右左の押し順では、常に、ベル26又はベル27を入賞させることができる。ただし、ベル26又はベル27は、いずれも1枚の払出しとなるので、ベル01の入賞時よりは、遊技者が受ける利益が少ない。
なお、非AT中において、複合ベルA1当選時に中右左の押し順でストップスイッチ42を操作したときは、ペナルティとなる。
次に、複合ベルA1当選時に、ストップスイッチ42の押し順が「右第一停止」である場合においては、右第一停止時点で、押し順不正解となる。そして、押し順不正解であるので、個数優先によりリール31を停止制御する。ここで、右リール31の停止時に中段に「赤7」を停止させると、入賞可能性のあるベルは、ベル02又はベル03の2個となり、「リプレイ」を停止させると、入賞可能性のあるベルは、ベル26又はベル27の2個となる。このように、個数優先時に入賞可能性を有する役の数が同一となる場合には、いずれを優先してもよく、いずれを優先するかを予め定めておけばよい。仮に、ベル02又はベル03を優先するのであれば、左第一停止時と同様に、各リール31を停止制御する。
これに対し、ベル26又はベル27を優先するのであれば、右リール31の停止時には「リプレイ」(右リール31では「PB=1」)を有効ラインに停止させる。そして、左リール31の停止時には「スイカA」又は「ブランク」を有効ラインに停止させ、中リール31の停止時には「ベル」を有効ラインに停止させる。これにより、右第一停止時には、上述の中右左の押し順時と同様の停止制御となり、「PB=1」でベル26又はベル27が入賞する。
次に、複合ベルA2当選時について説明する。複合ベルA2では、正解押し順は「中左右」である。したがって、中第一停止のときは、最初のストップスイッチ42の押し順は正解であるから、リール制御手段64は、有効ラインに「ベル」を停止させる。
次に、左第二停止のときは、2番目のストップスイッチ42の押し順も正解であるから、リール制御手段64は、有効ラインに「ベル」を停止させる。
最後の右第三停止時は、左及び中リール31と同様に、有効ラインに「ベル」を停止させる。これにより、有効ラインにはベル01の図柄の組合せが停止する。よって、個々のリール31の停止制御は、複合ベルA1当選時と同様となる。
一方、複合ベルA2当選時に、押し順不正解の場合において、左第一停止時は、個数優先を行うことにより、ベル04又はベル05を入賞可能に制御する。
左第一停止において、左リール31の「ベル」は、ベル01に係る図柄である。これに対し、左リール31の「リプレイ」は、ベル04及びベル05に係る図柄である。したがって、左リール31の停止時に「ベル」を有効ラインに停止させると入賞可能となる役の数は1個(ベル01)となり、「リプレイ」を有効ラインに停止させると入賞可能となる役の数は2個(ベル04及びベル05)となる。したがって、個数優先では、「リプレイ」を有効ラインに停止させる。
また、左リール31の停止時に「リプレイ」を停止させると、左リール31の図柄が「ベル」でない図柄となっているベル01、26、27は、その時点で非入賞が確定する。
次に、中リール31を停止させるときは、ベル04に係る「赤7」又はベル05に係る「チェリー」を有効ラインに停止可能なタイミングで中ストップスイッチ42が操作されたときは、「赤7」又は「チェリー」を停止させる。
ここで、図2に示すように、中リール31において、ベル04又はベル05に係る図柄である「赤7」と「チェリー」は、それぞれ12番と11番に配置されている。
そして、「赤7」又は「チェリー」を有効ラインに停止させるためには、07番〜12番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42を操作する必要がある。したがって、複合ベルA2当選時の順押し時(押し順不正解時)は、左リール31については「PB=1」であるが、中リール31については、「PB≠1」である。
なお、07番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42が操作されたときは、11番の「チェリー」のみが有効ラインに停止可能であり、12番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42が操作されたときは、12番の「赤7」のみが有効ラインに停止可能である。一方、08番〜11番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42が操作されたときは、「チェリー」及び「赤7」のいずれも有効ラインに停止可能である。
最後の右リール31については、複合ベルA1当選時と同様に、「赤7」を有効ラインに停止可能なタイミングで右ストップスイッチ42が操作されたときは、「赤7」を有効ラインに停止させるが、それ以外のタイミングで右ストップスイッチ42が操作されたときは、「赤7」を有効ラインに停止させることができない。
中リール31の停止時に「赤7」又は「チェリー」を有効ラインに停止させることができないとき、及び右リール31の停止時に「赤7」を有効ラインに停止させることができないときは、複合ベルA1当選時の取りこぼし時と同様に、他の役が入賞しないような図柄を有効ラインに停止させればよい。
左右中(順挟み時)についても、各リール31の停止制御は、左中右(順押し時)と同様に行われる。
さらに、ストップスイッチ42の押し順が「中右左」又は「右第一停止」であるときは、上述した複合ベルA1当選時と同様である。
複合ベルA3当選時において、押し順正解時の停止制御は、複合ベルA1と同様である。また、押し順不正解時の左第一停止時は、複合ベルA1当選時と同様に、個数優先を行うことにより、ベル06又はベル07を入賞可能に制御する。したがって、左第一停止時には、個数優先によって「リプレイ」を有効ラインに停止させる。
次に、中リール31を停止させるときは、ベル06に係る「青7」又はベル07に係る「白BAR」を有効ラインに停止可能なタイミングで中ストップスイッチ42が操作されたときは、「青7」又は「白BAR」を停止させる。
ここで、図2に示すように、中リール31において、ベル06又はベル07に係る図柄である「青7」と「白BAR」は、それぞれ06番と03番に配置されている。
そして、「青7」又は「白BAR」を有効ラインに停止させるためには、19番〜20番、又は01番〜06番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42を操作する必要がある。したがって、複合ベルA3当選時の順押し時(押し順不正解時)は、左リール31については「PB=1」であるが、中リール31については、「PB≠1」である。
なお、19番〜20番、及び01番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42が操作されたときは、03番の「白BAR」のみが停止可能であり、04番〜06番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42が操作されたときは、06番の「青7」のみが停止可能である。02番又は03番の図柄が有効ラインを通過する瞬間に中ストップスイッチ42が操作されたときは、03番の「白BAR」及び06番の「青7」のいずれの図柄も有効ラインに停止可能である。
最後の右リール31については、複合ベルA1当選時と同様に、「赤7」を有効ラインに停止可能なタイミングで右ストップスイッチ42が操作されたときは、「赤7」を有効ラインに停止させるが、それ以外のタイミングで右ストップスイッチ42が操作されたときは、「赤7」を有効ラインに停止させることができない。
中リール31の停止時に「青7」又は「白BAR」を有効ラインに停止させることができないとき、及び右リール31の停止時に「赤7」を有効ラインに停止させることができないときは、複合ベルA1当選時の取りこぼし時と同様に、他の役が入賞しないような図柄を有効ラインに停止させればよい。
左右中(順挟み時)についても、各リール31の停止制御は、左中右(順押し時)と同様に行われる。
さらに、ストップスイッチ42の押し順が「中右左」又は「右第一停止」であるときは、上述した複合ベルA1当選時と同様である。
複合ベルB1当選時において、正解押し順は、中右左であり、複合ベルB1当選時に正解押し順でストップスイッチ42が操作されたときは、複合ベルA1と同様にベル01を入賞させるように制御する。
また、押し順不正解時の左第一停止時は、複合ベルA1当選時と同様に、個数優先を行うことにより、ベル08又はベル09を入賞可能に制御する。したがって、左第一停止時には、個数優先によって「リプレイ」を有効ラインに停止させる。
次に、中リール31を停止させるときは、ベル08に係る「スイカA」又はベル09に係る「黒BAR」を有効ラインに停止可能なタイミングで中ストップスイッチ42が操作されたときは、「スイカA」又は「黒BAR」を停止させる。このときのリール31の停止制御は、複合ベルA1当選時と同様である。
最後の右リール31については、ベル08又はベル09に係る図柄は「青7」であるので、図2中、07番の「青7」を有効ラインに停止可能なタイミングで右ストップスイッチ42が操作されたときは「青7」を有効ラインに停止させるが、それ以外のタイミングで右ストップスイッチ42が操作されたときは、「青7」を有効ラインに停止させることができない。
左右中(順挟み時)についても、各リール31の停止制御は、左中右(順押し時)と同様に行われる。
中リール31の停止時に「スイカA」又は「黒BAR」を有効ラインに停止させることができないとき、及び右リール31の停止時に「青7」を有効ラインに停止させることができないときは、他の複合ベル当選時の取りこぼし時と同様に、他の役が入賞しないような図柄を有効ラインに停止させればよい。
また、複合ベルB1当選時に、ストップスイッチ42の押し順が「中左右」である場合において、中第一停止は、その時点では押し順正解となるので、上述した枚数優先により、有効ラインに「ベル」を停止させる。次に、左第二停止であるときは、この時点で押し順不正解となる。押し順不正解時には、個数優先に切り替えて左リール31を停止する。すなわち、ベル28又はベル29の入賞を優先するように制御する。これにより、ベル01よりもベル28又はベル29の入賞が優先されるので、左リール31の停止時には「スイカA」(左リール31ではPB=1)を有効ラインに停止させる。
また、最後の右リール31については、「チェリー」又は「ブランク」を有効ラインに停止させる。図2に示すように、右リール31においては、5図柄以内の間隔で、「チェリー」又は「ブランク」のいずれかが配置されている。したがって、右リール31において、ベル28又はベル29に係るいずれかの図柄は、「PB=1」の配置である。
以上より、複合ベルB1当選時の中左右の押し順では、常に、ベル28又はベル29を入賞させることができる。ただし、ベル28又はベル29は、いずれも1枚の払出しとなるので、ベル01の入賞時よりは、遊技者が受ける利益が少ない。
さらにまた、ストップスイッチ42の押し順が「右第一停止」である場合においては、右第一停止時点で、押し順不正解となる。したがって、右第一停止時は、個数優先によりリール31を停止制御するので、「青7」(ベル08又はベル09)、又は「チェリー」若しくは「ブランク」(ベル28又はベル29)を停止させる。
右第一停止時に「青7」を停止させたときは、中リール31の停止時には、「スイカA」又は「黒BAR」を停止可能であるときは、これらのいずれかの図柄を停止させる。
また、右第一停止時に「チェリー」又は「ブランク」を停止させたときは、中リール31の停止時には、「ベル」(PB=1)を停止させる。
複合ベルB2当選時の停止制御は、上述の複合ベルB1当選時に対し、ベル08又はベル09をベル10又はベル11と置き換えるとともに、中リール31の図柄を「スイカA」又は「黒BAR」から「赤7」又は「チェリー」と置き換えたものに相当する。なお、中リール31の「赤7」又は「チェリー」の停止制御は、複合ベルA2当選時と同様である。
さらに、複合ベルB3当選時の停止制御は、上述の複合ベルB1当選時に対し、ベル08又はベル09をベル12又はベル13と置き換えるとともに、中リール31の図柄を「スイカA」又は「黒BAR」から「青7」又は「白BAR」と置き換えたものに相当する。なお、中リール31の「青7」又は「白BAR」の停止制御は、複合ベルA3当選時と同様である。
複合ベルC1当選時において、正解押し順は、右左中であり、複合ベルC1当選時に正解押し順でストップスイッチ42が操作されたときは、複合ベルA1と同様にベル01を入賞させるように制御する。
また、押し順不正解時の左第一停止時は、複合ベルA1当選時と同様に、個数優先を行うことにより、ベル14又はベル15を入賞可能に制御する。したがって、左第一停止時には、個数優先によって「リプレイ」を有効ラインに停止させる。
次に、中リール31を停止させるときは、ベル14に係る「スイカA」又はベル15に係る「黒BAR」を有効ラインに停止可能なタイミングで中ストップスイッチ42が操作されたときは、「スイカA」又は「黒BAR」を停止させる。このときのリール31の停止制御は、複合ベルA1当選時と同様である。
最後の右リール31については、ベル14又はベル15に係る図柄は「黒BAR」であるので、図2中、17番の「黒BAR」を有効ラインに停止可能なタイミングで右ストップスイッチ42が操作されたときは「黒BAR」を有効ラインに停止させるが、それ以外のタイミングで右ストップスイッチ42が操作されたときは、「黒BAR」を有効ラインに停止させることができない。
左右中(順挟み時)についても、各リール31の停止制御は、左中右(順押し時)と同様に行われる。
中リール31の停止時に「スイカA」又は「黒BAR」を有効ラインに停止させることができないとき、及び右リール31の停止時に「黒BAR」を有効ラインに停止させることができないときは、他の複合ベル当選時の取りこぼし時と同様に、他の役が入賞しないような図柄を有効ラインに停止させればよい。
また、複合ベルC1当選時に、ストップスイッチ42の押し順が「右中左」である場合において、右第一停止は、その時点では押し順正解となるので、上述した枚数優先により、有効ラインに「ベル」を停止させる。次に、中第二停止であるときは、この時点で押し順不正解となる。押し順不正解時には、個数優先に切り替えて中リール31を停止する。すなわち、ベル30又はベル31の入賞を優先するように制御する。これにより、中リール31の停止時には「リプレイ」(中リール31ではPB=1)を有効ラインに停止させる。
また、最後の左リール31については、「スイカA」又は「ブランク」(合算で「PB=1」)を有効ラインに停止させる。
以上より、複合ベルC1当選時の右中左の押し順では、常に、ベル30又はベル31を入賞させることができる。ただし、ベル30又はベル31は、いずれも1枚の払出しとなるので、ベル01の入賞時よりは、遊技者が受ける利益が少ない。
さらにまた、ストップスイッチ42の押し順が「中第一停止」である場合においては、中第一停止時点で、押し順不正解となる。したがって、中第一停止時は、個数優先によりリール31を停止制御するが、「スイカA」又は「黒BAR」のいずれかを停止させると、その停止時点で入賞可能性のあるベルは、1つに絞られるが、「リプレイ」を停止させると、入賞可能性のあるベルは、ベル30又はベル31の2個となる。よって、個数優先により、中第一停止時には「リプレイ」(「PB=1」)を停止させる。
そして、左リール31の停止時には「スイカA」又は「ブランク」(合算で「PB=1」)を有効ラインに停止させ、右リール31の停止時には「ベル」(「PB=1」)を有効ラインに停止させる。
複合ベルC2当選時の停止制御は、上述の複合ベルC1当選時に対し、ベル14又はベル15をベル16又はベル17と置き換えるとともに、中リール31の図柄を「スイカA」又は「黒BAR」から「赤7」又は「チェリー」と置き換えたものに相当する。なお、中リール31の「赤7」又は「チェリー」の停止制御は、複合ベルA2当選時と同様である。
さらに、複合ベルC3当選時の停止制御は、上述の複合ベルC1当選時に対し、ベル14又はベル15をベル18又はベル19と置き換えるとともに、中リール31の図柄を「スイカA」又は「黒BAR」から「青7」又は「白BAR」と置き換えたものに相当する。なお、中リール31の「青7」又は「白BAR」の停止制御は、複合ベルA3当選時と同様である。
複合ベルD1当選時の正解押し順は、右中左であり、複合ベルD1当選時に正解押し順でストップスイッチ42が操作されたときは、複合ベルA1と同様にベル01を入賞させるように制御する。
また、押し順不正解時の左第一停止時は、複合ベルA1当選時と同様に、個数優先を行うことにより、ベル20又はベル21を入賞可能に制御する。したがって、左第一停止時には、個数優先によって「リプレイ」を有効ラインに停止させる。
次に、中リール31を停止させるときは、ベル20に係る「スイカA」又はベル21に係る「黒BAR」を有効ラインに停止可能なタイミングで中ストップスイッチ42が操作されたときは、「スイカA」又は「黒BAR」を停止させる。このときのリール31の停止制御は、複合ベルA1当選時と同様である。
最後の右リール31については、ベル20又はベル21に係る図柄は「白BAR」であるので、図2中、02番の「白BAR」を有効ラインに停止可能なタイミングで右ストップスイッチ42が操作されたときは「白BAR」を有効ラインに停止させるが、それ以外のタイミングで右ストップスイッチ42が操作されたときは、「白BAR」を有効ラインに停止させることができない。
左右中(順挟み時)についても、各リール31の停止制御は、左中右(順押し時)と同様に行われる。
中リール31の停止時に「スイカA」又は「黒BAR」を有効ラインに停止させることができないとき、及び右リール31の停止時に「白BAR」を有効ラインに停止させることができないときは、他の複合ベル当選時の取りこぼし時と同様に、他の役が入賞しないような図柄を有効ラインに停止させればよい。
また、複合ベルD1当選時に、ストップスイッチ42の押し順が「右左中」である場合において、右第一停止は、その時点では押し順正解となるので、上述した枚数優先により、有効ラインに「ベル」を停止させる。次に、左第二停止であるときは、この時点で押し順不正解となる。押し順不正解時には、個数優先に切り替えて左リール31を停止する。すなわち、ベル32又はベル33の入賞を優先するように制御する。これにより、左リール31の停止時には「スイカA」(左リール31ではPB=1)を有効ラインに停止させる。
また、最後の中リール31については、「スイカB」又は「ブランク」(合算で「PB=1」)を有効ラインに停止させる。
以上より、複合ベルD1当選時の右左中の押し順(不正解時)では、常に、ベル32又はベル33を入賞させることができる。ただし、ベル32又はベル33は、いずれも1枚の払出しとなるので、ベル01の入賞時よりは、遊技者が受ける利益が少ない。
さらにまた、複合ベルD1当選時において、ストップスイッチ42の押し順が「中第一停止」である場合においては、中第一停止時点で、押し順不正解となる。したがって、中第一停止時は、個数優先によりリール31を停止制御するが、「スイカA」(ベル20)、「黒BAR」(ベル21)、「スイカB」(ベル32)、又は「ブランク」(ベル33)のいずれを停止させても、その停止時点で入賞可能性を有する役は、1個となる。
このような場合には、いずれを優先してもよく、いずれを優先するかを予め定めておけばよい。たとえば、中第一停止時に、16番の「スイカB」が有効ラインを通過する直前に中ストップスイッチ42が操作されたときは、「スイカB(16番)」、「黒BAR(17番)」、又は「スイカA(18番)」のいずれかを有効ラインに停止可能となる。
ここで、仮に、ベル20又はベル21を優先し、中リール31の停止時に「スイカA」又は「黒BAR」のいずれかを停止させたときは、左リール31は「PB=1」、右リール31は「PB≠1」となる。
これに対し、ベル32又はベル33を優先するのであれば、中リール31の停止時には「スイカB」又は「ブランク」(合算で「PB=1」)を有効ラインに停止させる。そして、左リール31の停止時には「スイカA」(「PB=1」)を有効ラインに停止させ、右リール31の停止時には「ベル」(「PB=1」)を有効ラインに停止させる。
複合ベルD2当選時の停止制御は、上述の複合ベルD1当選時に対し、ベル20又はベル21をベル22又はベル23と置き換えるとともに、中リール31の図柄を「スイカA」又は「黒BAR」から「赤7」又は「チェリー」と置き換えたものに相当する。なお、中リール31の「赤7」又は「チェリー」の停止制御は、複合ベルA2当選時と同様である。
さらに、複合ベルD3当選時の停止制御は、上述の複合ベルD1当選時に対し、ベル20又はベル21をベル24又はベル25と置き換えるとともに、中リール31の図柄を「スイカA」又は「黒BAR」から「青7」又は「白BAR」と置き換えたものに相当する。なお、中リール31の「青7」又は「白BAR」の停止制御は、複合ベルA3当選時と同様である。
中チェリーテーブルは、中チェリーの当選となったときに用いられ、左リール31の停止時に、「チェリー」を有効ライン(中段)に停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
なお、左リール31の「チェリー」の図柄は、「PB≠1」配置である。
また、中チェリーテーブルにおいては、中及び右リール31の停止時における図柄の制限は特にないが、たとえば「赤7」揃い、「青7」揃い、「黒BAR」揃い、「白BAR」揃い、「リプレイ」揃い、「ベル」揃い、「スイカ(A、B)」揃いが一直線状のラインに停止しないように制御する。
また、角チェリーテーブルは、角チェリーの当選となったときに用いられ、角チェリーに対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
ここで、角チェリーである「黒BAR/赤7/青7」−「チェリー」−「黒BAR/赤7/青7」が有効ラインに停止すると、「下段」−「中段」−「上段」の無効ライン(右上がりライン)には、「チェリー」−「チェリー」−「チェリー」、いわゆる3連チェリーが停止する。角チェリーの各リール31の図柄配置は、いずれも「PB≠1」である。
さらにまた、スイカテーブルは、スイカの当選となったときに用いられ、左リール31については「スイカA」を、中及び右リール31については「スイカB」を有効ラインに停止させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
なお、左リール31の「スイカA」の図柄は、「PB=1」配置であり、中及び右リール31の「スイカB」の図柄は、「PB≠1」配置である。
次に、リプレイに係る停止位置決定テーブル65について説明する。
まず、ノーマルリプレイイテーブルは、ノーマルリプレイの当選となったときに用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、ノーマルリプレイを入賞させるとともに、ノーマルリプレイ以外の役を入賞させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
図2に示すように、すべてのリール31において、「リプレイ」の図柄は、5図柄以内の間隔で配置されている。したがって、ノーマルリプレイについては、ストップスイッチ42の操作タイミングにかかわらず、ノーマルリプレイを常に入賞させることができる(PB=1)。
非内部中遊技及び内部中遊技のいずれも、ノーマルリプレイの当選時は、「PB=1」でノーマルリプレイが入賞する。
ベルリプレイ1テーブルは、ベルリプレイ1の当選となったときに用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、ベルリプレイ1を入賞させるとともに、ベルリプレイ1以外の役を入賞させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。ベルリプレイ1の図柄の組合せは、図2に示すように、「リプレイ」−「スイカA/スイカB/白BAR」−「リプレイ」である。ここで、左及び右リール31の「リプレイ」は、上述したように「PB=1」の図柄配置である。
また、中リール31については、5図柄以内の間隔で、「スイカA」、「スイカB」、又は「白BAR」のいずれかが配置されている。これにより、これら3図柄の合算で「PB=1」となっている。したがって、ベルリプレイ1の当選時は、「PB=1」でベルリプレイ1が入賞する。
また、上述したように、ベルリプレイ1の入賞時には、「上段」−「上段」−「上段」の無効ラインに、「ベル」揃いとなる。
また、ベルリプレイ2テーブルは、ベルリプレイ2の当選となったときに用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、ベルリプレイ2を入賞させるとともに、ベルリプレイ2以外の役を入賞させないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。ベルリプレイ2の図柄の組合せは、図2に示すように、「リプレイ」−「ベル」−「スイカA/スイカB」である。ここで、左リール31の「リプレイ」及び中リール31の「ベル」は、上述したように「PB=1」の図柄配置である。
また、右リール31については、5図柄以内の間隔で、「スイカA」又は「スイカB」のいずれかが配置されている。これにより、これら2図柄の合算で「PB=1」となっている。したがって、ベルリプレイ2の当選時は、「PB=1」でベルリプレイ2が入賞する。
また、上述したように、ベルリプレイ2の入賞時には、「上段」−「中段」−「下段」の無効ラインに「ベル」揃いとなる。
リプレイ重複テーブルは、ノーマルリプレイ及び特殊リプレイの重複当選となったときに用いられ、リール31の停止制御の範囲内において、ストップスイッチ42の押し順が右第一停止のときは特殊リプレイを入賞させ、左又は中第一停止となる押し順ではノーマルリプレイを入賞させるように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
特に本実施形態では、ATを開始するときに、リプレイ重複当選となるのを待ち、リプレイ重複当選となった遊技において、右中左の押し順でストップスイッチ42を操作すべきこと及び「赤7」図柄を狙うべきことを遊技者に報知する。
ここで、右第一停止時に12番の「赤7」を狙い、中第二停止時に12番の「赤7」を狙い、さらに左第三停止時に13番の「赤7」を狙うと、有効ライン上に「赤7」揃いとなる特殊リプレイが停止する。一方、右第一停止、中第二停止の押し順において、右及び中リール31の停止時に「赤7」を停止させることができないときは、それぞれ「リプレイ」を停止させる。さらに右第一停止の押し順において、左リール31の停止時に「赤7」を停止させることができないときは「ベル」を停止させる。
一方、左又は中第一停止となる押し順ではノーマルリプレイテーブルを用いて各リール31を停止させる。
なお、右第一停止の押し順をした場合において、遊技者の目押しミスにより、「赤7」揃いを取りこぼしても、特殊リプレイの図柄は、全リール31で「PB=1」の配置であるので、特殊リプレイ当選時には常に特殊リプレイが入賞する。
MBの当選を持ち越しているとき(内部中)にいずれかの小役又はリプレイに当選したときは、以下の停止位置決定テーブル65を用いてリール31を停止制御する。
先ず、内部中遊技のリプレイ当選時は、リプレイの入賞を優先する停止位置決定テーブル65が用いられる。そして、リプレイは、上述したように、常に入賞するので(PB=1)、内部中遊技におけるリプレイの当選時は、当選を持ち越しているMBが入賞する場合はない。
また、内部中遊技における複合ベル当選時は、ベルの入賞を優先し、ベルを入賞させることができないときは、当選を持ちしているMBを入賞させる停止位置決定テーブル65が用いられる。
まず、内部中遊技において、複合ベル当選時の押し順正解時には、常にベル01を入賞させる停止位置決定テーブル65が用いられる。したがって、内部中遊技における複合ベル当選時かつ押し順正解時は、「PB=1」でベル01が常に入賞し、当選を持ち越しているMBが入賞する場合はない。
また、内部中遊技において、複合ベル当選時の押し順不正解時(第一停止左時)には、1枚ベルを入賞させることを優先し、MBが入賞する場合はない。
上述したように、複合ベル当選時の押し順不正解時において、第一停止左時は、常に、中段に「リプレイ」が停止する。これに対し、MBの左リール31の図柄は、「ブランク」であるから、左第一停止時点でMBの非入賞が確定する。したがって、MBの内部中遊技において、複合ベル当選時の押し順不正解時、かつベル取りこぼし時であっても、MBが入賞する場合はない。
なお、ベル29については、右リール31の図柄がMBと同一の「ブランク」である。そして、複合ベルB1〜B3の当選時には、ベル29の当選を含む。このため、複合ベルB1〜B3のいずれかの当選時に、右第一停止時(押し順不正解時)には、右リール31の「ブランク」が有効ラインに停止する場合がある。しかし、ベル29の左リール31の「スイカA」、中リール31の「ベル」は、いずれも「PB=1」の配置であるので、常にベル29が有効ラインに停止する。よって、MBが入賞する場合はない。
さらに、複合ベルD1〜D3の当選時において、中第一停止時(押し順不正解時)には、ベル33の「ブランク」を停止させる場合がある。しかし、ベル33の左リール31の「スイカA」及び右リール31の「ベル」は、いずれも「PB=1」配置であるので、ベル33が常に入賞する。したがって、この場合にもMBが入賞する場合はない。
MB遊技中テーブルは、MB遊技中において役の抽選が一切行われないか、又は役(たとえば、リプレイ)の抽選が行われる場合にあっては当該役に当選していないときに用いられ、全小役の当選フラグ63aがオンとなり、リール31の停止制御の範囲内において、いずれかの小役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるように、リール31の停止位置を定めたものである。
本実施形態では、左リール31については75ms以内(最大移動コマ数が1コマ)の停止制御、中及び右リール31については190ms(4コマ以内)の停止制御が行われる。
さらに、MB遊技中は、どのような小役を入賞させるように制御してもよいが、本実施形態では、ベル01を入賞させるように制御する。
非当選テーブルは、すべての当選フラグ63aがオフであるときに用いられ、いずれの役に対応する図柄の組合せも有効ラインに停止しないように、リール31の停止時の図柄の組合せを定めたものである。
停止図柄判断手段66は、リール31の停止時に、有効ラインに停止したリール31の図柄の組合せが、いずれかの役に対応する図柄の組合せと一致するか否かを判断するものである。停止図柄判断手段66は、たとえばモータ32の停止時の角度やステップ数等を検知することにより、有効ライン上の図柄を判断する。
払出し手段67は、停止図柄判断手段66により、リール31の停止時に有効ラインに停止した図柄の組合せがいずれかの役に対応する図柄の組合せと一致すると判断され、その役の入賞となったときに、その入賞役に応じて所定枚数のメダルを遊技者に対して払い出すか、又はクレジットの加算等の処理を行うものである。また、リプレイの入賞時には、メダルを払い出すことなく、当該遊技で投入されたメダル枚数を自動投入するように制御する。
メイン遊技状態制御手段68は、MBの当選又は入賞に基づきメイン遊技状態を移行させるとともに、MB遊技の開始及び終了を制御する。
また、メイン遊技状態とは、メイン制御手段60側で移行を制御する遊技状態であり、MBの当選又は入賞等によって移行する。
図8は、メイン遊技状態の移行を示している。本実施形態のメイン遊技状態は、非内部中遊技(非RT)、MB内部中遊技(RT)、及びMB遊技の3種類である。非内部中遊技及びMB内部中遊技は、MB遊技以外の遊技であり、「通常遊技」と称する。
「非内部中遊技」は、MBに当選していない(MBの当選が持ち越されていない)遊技である。また、「MB内部中遊技」は、当該遊技以前の遊技においてMBに当選しているが、当選したMBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止(入賞)していない(MBの当選が持ち越されている)遊技である。
図6に示すように、各メイン遊技状態ごとに役抽選テーブル62が異なっている(少なくとも1つの役の当選確率が異なっているか、又は少なくともリプレイの1つの当選確率が異なっている)。
メイン遊技状態制御手段68は、非内部中遊技においてMBに当選し、当該遊技でMBが入賞しなかったときは、次遊技からメイン遊技状態をMB内部中遊技に移行させる。MB内部中遊技は、当選したMBが入賞するまで継続する。そして、当選したMBが入賞すると、メイン遊技状態制御手段68は、メイン遊技状態をMB遊技に移行させる。MB遊技は、所定の終了条件を満たすまで(たとえば払出し枚数が所定枚数(たとえば40枚)に到達するまで)継続する。そして、MB遊技が終了すると、メイン遊技状態制御手段68は、メイン遊技状態を非内部中遊技に移行させる。
なお、上述したように、MBは、押し順が右中左であることを条件として入賞可能となるが、当該押し順は、ペナルティに設定しているので、遊技者が意図的に逆押ししたり操作ミスをしない限り、当該押し順でストップスイッチ42が操作されることはない。このため、MBが入賞することはない。したがって、MBの当選後は、MBが入賞しない状態、すなわちMB内部中遊技がずっと継続することとなる。よって、当選したMBが入賞することは稀であるから、MB遊技が実行されることも稀である。
また、MBの当選確率は任意に設定できるが、本実施形態では、比較的高確率(図6の例では1/10)に設定されている。これにより、仮に、当選したMBが入賞してMB遊技に移行し、そのMB遊技が終了して非内部中遊技に移行すると、早期にMBに当選してMB内部中遊技となる。
サブ送信手段70は、メイン制御手段60からサブ制御手段80に対し、各種の情報(コマンド)を送信する。送信する情報としては、メダルが投入された旨の情報、ベットスイッチ40が操作された旨の情報、スタートスイッチ41が操作された旨の情報、役の抽選結果(当選役)に関する情報、リール31の回転を開始した旨の情報、ストップスイッチ42が操作された旨の情報、リール31が停止した旨の情報、各リール31の停止位置(有効ラインに停止した図柄)の情報、入賞役に関する情報、メダルの払出しに関する情報、メイン遊技状態(非内部中、内部中、MB遊技中)に関する情報、及びフリーズに関する情報(フリーズの開始及び終了、並びにフリーズ中のリールの動作態様の情報)、外部信号に関する情報、設定値に関する情報等が挙げられる。
なお、サブ制御手段80側では、役の抽選結果と、正解押し順となるストップスイッチ42の押し順との関係を予め記憶している。そして、AT中は、サブ制御手段80側では、メイン制御手段60側から受信した、役の抽選結果に関する情報に基づいて、いずれの押し順が正解押し順であるか判断して、これを報知する。
図1に示すように、メイン制御手段60を構成するメイン制御基板には、外部端子基板100(中継基板、集中端子板)が電気的に接続され、外部端子基板100には、遊技情報表示装置110が電気的に接続されている。
また、メイン制御手段60は、外部信号を外部端子基板100に対して一方向で送信し、外部端子基板100は、メイン制御手段60から受信した外部信号を遊技情報表示装置110やホールコンピュータ(図示せず)に対して一方向で送信する。
本実施形態では、メイン制御手段60は、外部信号として、非ATからATへの移行回数に関する外部信号S1、及びATの継続回数に関する外部信号S2を送信する。
また、遊技情報表示装置110は、スロットマシン10とは別体として設けられ、メイン制御手段60から送信された外部信号を外部端子基板100を介して受信して、必要な情報を表示等する。
これにより、遊技者は、遊技情報表示装置110を見ることで、そのスロットマシン10の遊技履歴、たとえば当日及び過去数日間におけるトータル遊技回数や、非ATからATへの移行回数や、ATの継続回数等を知ることができる。
また、ホールコンピュータは、非ATからATへの移行回数や、ATの継続回数を含めて、各スロットマシン10が、当日、どの程度の出玉があったか(出玉情報)等の各種統計情報を収集し、ホールの経営管理に利用する。
ここで、セキュリティ上の理由により、外部端子基板100は、メイン制御基板(メイン制御手段60)とのみ接続が許可され、セキュリティの面でメイン制御基板より劣るサブ制御基板(サブ制御手段80)とは接続されないのが一般的である。
したがって、外部信号S1及びS2をメイン制御手段60から外部端子基板100に対して送信するためには、非ATからATに移行したことや、ATが継続したことをメイン制御手段60側で判断する必要がある。
しかし、本実施形態では、ATの制御は、サブ制御手段80側で行うが、信号は、メイン制御手段60からサブ制御手段80に対して一方向で送信するため、非ATからATに移行したことや、ATを継続したことを示す信号をサブ制御手段80からメイン制御手段60に対して送信することができない。このため、メイン制御手段60側では、ATの開始、継続、及び終了を直接的には判断することができない。
そこで、メイン制御手段60側では、後述する外部信号制御手段71により、複合ベルA1〜D3に当選した遊技でベル01が入賞した遊技回数をカウントし、そのカウント値に基づいて、ATの開始、継続、及び終了を判断して、外部信号S1及びS2の出力を制御する。
図1に示すように、メイン制御手段60は、外部信号制御手段71を備える。
本実施形態では、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aを備える。
外部信号カウンタ71aは、複合ベルA1〜D3に当選した遊技でベル01に対応する図柄の組合せが表示された(ベル01が入賞した)遊技回数をカウントするものである。
具体的には、外部信号カウンタ71aの初期値を「0」に設定している。そして、外部信号制御手段71は、複合ベルA1〜D3に当選した遊技でベル01に対応する図柄の組合せが表示される(ベル01が入賞する)ごとに、外部信号カウンタ71aのカウント値に「1」を加算する。なお、外部信号制御手段71は、すべてのリール31の停止後に、外部信号カウンタ71aのカウント値の更新又は維持の処理を実行する。
また、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N1(N1≧1)となったときは、非ATからATへの移行回数に関する外部信号S1、及びATの継続回数に関する外部信号S2の出力をオンにする。
本実施形態では、N1=2に設定している。そして、外部信号制御手段71は、すべてのリール31の停止後に、外部信号カウンタ71aのカウント値が「1」から「2」になったときは、当該遊技の終了時に、外部信号S1及びS2の出力をオンにする。
さらにまた、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N2(N2>N1)となったときは、外部信号S1及びS2の出力をオフにする。
本実施形態では、N2=22に設定している。そして、外部信号制御手段71は、すべてのリール31の停止後に、外部信号カウンタ71aのカウント値が「21」から「22」になったときは、当該遊技の終了時に、外部信号S1及びS2の出力をオフにする。
さらに、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N3(N3>N2)となったときは、外部信号S1の出力をオフにしたまま、外部信号S2の出力をオンにする。
本実施形態では、N3=23に設定している。そして、外部信号制御手段71は、すべてのリール31の停止後に、外部信号カウンタ71aのカウント値が「22」から「23」になったときは、当該遊技の終了時に、外部信号S1の出力をオフにしたまま、外部信号S2の出力をオンにする。
また、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N4(N4>N3)となったときは、外部信号カウンタ71aのカウント値を規定値N2に書き換えるとともに、外部信号S2の出力をオフにする。
本実施形態では、N4=44に設定している。そして、外部信号制御手段71は、すべてのリール31の停止後に、外部信号カウンタ71aのカウント値が「43」から「44」になったときは、カウント値を「22」に書き換える。その後、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が「22」になったときの処理を実行する。すなわち、当該遊技の終了時に、外部信号S1及びS2の出力をオフにする。
ここで、外部信号カウンタ71aのカウント値が「43」から「44」になった時点では、外部信号S1の出力はオフであり、外部信号S2の出力はオンである。その後、外部信号カウンタ71aのカウント値を「44」から「22」に書き換える。このため、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が「44」から「22」になったときは、当該遊技の終了時に、外部信号S2の出力のみをオフにすることになる。
また、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が「44」になったときは、カウント値を「22」に書き換える。このため、外部信号カウンタ71aは、「22」から「44」までの間で、カウント動作を繰り返すことになる。すなわち、複合ベルA1〜D3当選時にベル01が入賞した遊技回数を、規定値N2から規定値N4までの間で繰り返すことになる。
このため、ATが長く継続しても、外部信号カウンタ71aのカウント値が増大し続けることはないので、メモリ容量を圧迫しないようにすることができる。
さらに、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値を「44」から「22」に書き換えた場合において、その後に複合ベルA1〜D3当選時にベル01が入賞することにより外部信号カウンタ71aのカウント値が「23」になったときは、再度、外部信号S1の出力をオフにしたまま、外部信号S2の出力をオンにする。
これにより、AT中は、ベル01の入賞回数が(N4−N2)回(22回)に到達するごとに、外部信号S2の出力を一旦オフにし、その後に再度オンにすることになる。
また、外部信号制御手段71は、複合ベルA1〜D3に当選した遊技でベル01に対応する図柄の組合せが表示されなかった(ベル01が入賞しなかった)遊技回数が規定値N5(N5≧1)となったときは、外部信号カウンタ71aのカウント値をクリアするとともに、外部信号S1及びS2の出力をオフにする。
本実施形態では、N5=1に設定している。そして、外部信号制御手段71は、複合ベルA1〜D3当選時にベル01が入賞しなかったときは、外部信号カウンタ71aのカウント値をクリア(初期値の「0」をセット)するとともに、外部信号S1及びS2の出力をオフにする。
このため、本実施形態では、遊技者の操作ミス等による1回の押し順不正解で、外部信号カウンタ71aのカウント値をクリアするとともに、外部信号S1及びS2の出力をオフにすることになる。この場合、サブ制御手段80側では、ATの終了条件を満たすまで、ATを継続する。このため、複合ベルA1〜D3当選時には、引き続き正解押し順を報知する。そして、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N1になると、外部信号制御手段71は、外部信号S1及びS2の出力を再度オンにすることになる。
また、外部信号制御手段71は、複合ベルA1〜D3以外の役抽選結果となった遊技では、外部信号カウンタ71aのカウント値を維持するとともに、外部信号S1及びS2の出力のオン/オフの状態を維持する。
さらに、サブ制御手段80側でATを終了したときは、複合ベルA1〜D3に当選しても正解押し順を報知しないので、押し順不正解となる可能性が高い。そして、複合ベルA1〜D3当選時に押し順不正解となり、ベル01が非入賞となると、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値をクリアするとともに、外部信号S1及びS2の出力をオフにする。
このように、本実施形態では、サブ制御手段80側でATの開始、継続、及び終了を決定するが、メイン制御手段60側の外部信号制御手段71により、ATの開始、継続、及び終了を判断して、外部信号S1及びS2の出力を制御している。
また、1個のカウンタ(外部信号カウンタ71a)で、2種類の外部信号(外部信号S1及びS2)の出力のオン/オフを制御することができる。
ここで、従来より、外部信号S1として、RB遊技に関するRB信号を出力し、外部信号S2として、1BB遊技に関する1BB信号を出力することが知られている。
このため、遊技情報表示装置110は、外部信号S1としてRB信号が出力され、外部信号S2として1BB信号が出力されることを前提に、RB遊技又は1BB遊技への移行回数をカウントして表示するように設定されている。
一方、RB信号よりも1BB信号を優先し、RB信号及び1BB信号の出力が同時にオンにされたときは、RB信号はカウントせずに、1BB信号のみをカウントするように設定された遊技情報表示装置110が知られている。
このような仕様の遊技情報表示装置110では、RB信号(外部信号S1)及び1BB信号(外部信号S2)の出力を同時にオンにすると、1BB信号(外部信号S2)のみをカウントし、RB信号(外部信号S1)はカウントしない。
そこで、本実施形態では、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N1となったときは、まず外部信号S1の出力をオンにし、外部信号S1の出力オンから所定時間T1(本実施形態では、1,500ms)経過後に、外部信号S2の出力をオンにするように設定している。
これにより、外部信号S1及びS2の出力が同時にオンにされたときは外部信号S2のみをカウントする遊技情報表示装置110においても、外部信号S1及びS2の双方ともカウントして表示に反映するようにしている。
なお、所定時間T1は、1,500msに限らず、適宜設定することができる。
また、外部信号S1及びS2の出力が同時にオンにされたときは外部信号S2のみをカウントする遊技情報表示装置110では、RB信号(外部信号S1)の出力をオンにしたまま、BB信号(外部信号S2)の出力をオフにすると、その瞬間にRB信号(外部信号S1)の出力がオンにされたと誤って判断して、RB信号(外部信号S1)をカウントしてしまう。
そこで、本実施形態では、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N2となったときは、外部信号S1の出力をオフにすると同時に、外部信号S2の出力をオフにし、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N3となったときは、外部信号S1の出力をオフにしたまま、外部信号S2の出力をオンにするように設定している。
これにより、外部信号S1及びS2の出力が同時にオンにされたときは外部信号S2のみをカウントする遊技情報表示装置110においても、外部信号S1(ATへの移行回数)を誤ってカウントすることなく、外部信号S2(ATの継続回数)を正しくカウントするようにしている。
次に、本実施形態における外部信号S1及びS2の出力パターンを、タイムチャートに基づき説明する。
図9は、外部信号S1及びS2の出力パターンを示すタイムチャートである。
外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N1(本実施形態では、N1=2)となったときは、外部信号S1(移行回数)の出力をオンにし、外部信号S1の出力オンから所定時間T1(本実施形態では、1,500ms)経過後に、外部信号S2(移行回数)の出力をオンにする。
また、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N2(本実施形態では、N2=22)となるか、又は複合ベルA1〜D3当選時にベル01が非入賞となるまでは、外部信号S1及びS2の出力をオンにした状態を維持する。
さらにまた、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N2となったときは、外部信号S1及びS2の出力をオフにする。
さらに、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N3(本実施形態では、N3=23)となったときは、外部信号S1の出力をオフにしたまま、外部信号S2の出力をオンにする。
また、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N4(本実施形態では、N4=44)となるか、又は複合ベルA1〜D3当選時にベル01が非入賞となるまでは、外部信号S1の出力をオフにし、かつ外部信号S2の出力をオンにした状態を維持する。
さらにまた、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N4となったときは、カウント値を規定値N2に書き換え(N4=N2)、その後、規定値N2となったときの処理を実行することにより、外部信号S2の出力をオフにする。その後、外部信号カウンタ71aは、複合ベルA1〜D3に当選した遊技でベル01が入賞した遊技回数のカウントを、規定値N2から規定値N4までの間で繰り返す。
続いて、外部信号S1及びS2の出力制御の処理の流れを、フローチャートに基づき説明する。
図10は、外部信号S1及びS2の出力制御の処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートによる処理は、毎遊技、すべてのリール31の停止後に行う。
図10のステップS11において、外部信号制御手段71は、複合ベルA1〜D3に当選したか否かを判断する。ここで、当選したと判断したときは、次のステップS12に進む。これに対し、当選していないと判断したときは、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS12では、外部信号制御手段71は、ベル01が入賞した(正解押し順)か否かを判断する。ここで、入賞しなかった(不正解押し順)と判断したときは、次のステップS13に進む。これに対し、入賞した(正解押し順)と判断したときは、ステップS16に進む。
ステップS13では、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値をクリア(初期値の「0」をセット)し、次のステップS14では、外部信号S1の出力をオフにし、次のステップS15では、外部信号S2の出力をオフにする。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS16では、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値に「1」を加算する。そして、次のステップS17に進む。
ステップS17では、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が「2」か否かを判断する。ここで、カウント値が「2」であると判断したときは、次のステップS18に進む。これに対し、カウント値が「2」でないと判断したときは、ステップS20に進む。
ステップS18では、外部信号制御手段71は、外部信号S1の出力をオンにし、次のステップS19では、外部信号S2の出力をオンにする。なお、外部信号S1の出力オンから所定時間T1(1,500ms)経過後に、外部信号S2の出力をオンにする。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS20では、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が「22」か否かを判断する。ここで、カウント値が「22」であると判断したときは、次のステップS21に進む。これに対し、カウント値が「22」でないと判断したときは、ステップS23に進む。
ステップS21では、外部信号制御手段71は、外部信号S1の出力をオフにし、次のステップS22では、外部信号S2の出力をオフにする。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS23では、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が「23」か否かを判断する。ここで、カウント値が「23」であると判断したときは、次のステップS24に進む。これに対し、カウント値が「23」でないと判断したときは、ステップS25に進む。
ステップS24では、外部信号制御手段71は、外部信号S2の出力をオンにする。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS25では、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が「44」か否かを判断する。ここで、カウント値が「44」であると判断したときは、次のステップS26に進み、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値を「22」に書き換える。そして、ステップS20に戻る。これに対し、カウント値が「44」でないと判断したときは、本フローチャートによる処理を終了する。
図1に示すように、サブ制御手段80は、サブ遊技状態制御手段81、及び報知制御手段82を備える。
サブ遊技状態とは、サブ制御手段80側で移行を制御する遊技状態をいう。
本実施形態では、サブ遊技状態として、AT、非AT、CZ(チャンスゾーン)、AT前兆状態、AT準備中、上乗せ前兆状態、及び上乗せ特化ゾーンを備える。
ATとは、複合ベルA1〜D3に当選した遊技で正解押し順(ベル01が入賞する押し順)を報知する遊技をいう。これに対し、非ATとは、複合ベルA1〜D3に当選しても正解押し順を報知しない遊技をいう。
また、CZとは、ATに移行する確率が非ATより高い遊技状態をいう。さらにまた、AT前兆状態とは、ATに移行することに決定したことを条件に移行する遊技状態をいう。さらに、AT準備中とは、CZ又はAT前兆状態が終了してからATに移行するまでの期間をいう。また、上乗せ前兆状態とは、上乗せ特化ゾーンに移行することに決定したことを条件に移行する遊技状態をいう。さらにまた、上乗せ特化ゾーンとは、ATの滞在期間が長くなるようにATの終了条件に関する変数(たとえば、差枚数)を変更(たとえば、加算)する場合を有する遊技状態をいう。
各サブ遊技状態では、サブ制御手段90側で制御する演出の状態が異なる。そして、サブ遊技状態制御手段81は、サブ遊技状態の移行を制御する。また、報知制御手段82は、ストップスイッチ42の押し順の報知を制御する。
図11は、サブ遊技状態の移行を説明する図である。
サブ遊技状態制御手段81は、非ATにおいて所定の条件を満たした(本実施形態では、当選確率が低いレア役(中チェリー、角チェリー、又はスイカ)に当選した)ときは、ATに移行させるか否かを決定するAT抽選、及びCZに移行させるか否かを決定するCZ抽選を行う。
本実施形態では、非ATは、AT抽選及びCZ抽選で当選する確率が異なる低確率状態、中確率状態、及び高確率状態を備える。そして、サブ遊技状態制御手段81は、非AT中の低確率状態、中確率状態、又は高確率状態において、AT抽選で当選(ATに移行させることに決定)したときはAT前兆状態に移行させ、CZ抽選で当選(CZに移行させることに決定)したときはCZに移行させるように制御する。
なお、低確率状態では、ATの当選確率は「1/8」に設定され、CZの当選確率は「1/4」に設定されている。また、中確率状態では、ATの当選確率は「1/6」に設定され、CZの当選確率は「1/3」に設定されている。さらに、高確率状態では、ATの当選確率は「1/4」に設定され、CZの当選確率は「1/2」に設定されている。
また、サブ遊技状態制御手段81は、非AT中は、レア役当選時又はリプレイ当選時に、低確率状態、中確率状態、又は高確率状態のいずれの状態に移行させるかを抽選で決定し、決定した状態に移行させるように制御する。
なお、低確率状態では、レア役当選時に、「1/2」の確率で中確率状態に移行させることに決定し、「1/10」の確率で高確率状態に移行させることに決定する。また、中確率状態では、レア役当選時には「1/2」の確率で高確率状態に移行させることに決定し、リプレイ当選時には「1/20」の確率で低確率状態に移行させることに決定する。さらに、高確率状態では、リプレイ当選時に、「1/20」の確率で中確率状態に移行させることに決定し、「1/40」の確率で低確率状態に移行させることに決定する。
また、サブ遊技状態制御手段81は、AT前兆状態に移行したときは、所定遊技回数(本実施形態では、5遊技)を消化するまで、AT前兆状態を継続する。さらに、AT前兆状態では、サブ制御手段80の演出制御手段83は、ATに移行することを遊技者に期待させる演出を出力する。
そして、サブ遊技状態制御手段81は、AT前兆状態において所定遊技回数(5遊技)を消化したときは、AT確定を報知するとともにAT前兆状態を終了し、その後、ATに移行させるように制御する。また、AT前兆状態の終了後、AT開始までの期間は、AT準備中となる。
なお、非AT中にAT抽選で当選したときは、その時点でAT確定を報知し、AT前兆状態を経由せずに、AT準備中に移行させてもよい。
また、サブ遊技状態制御手段81は、CZに移行したときは、所定遊技回数(本実施形態では、30遊技)を消化するか、又はAT抽選で当選するまで、CZを継続する。CZ中は、レア役当選時にAT抽選を行う。また、CZ中のATの当選確率は「1/2」に設定されている。
そして、サブ遊技状態制御手段81は、CZ中にAT抽選で当選することなく所定遊技回数(30遊技)を消化したときはCZを終了し、次遊技から非ATに移行させるように制御する。また、サブ遊技状態制御手段81は、CZ中にAT抽選で当選したときは、AT確定を報知するとともにCZを終了し、その後、ATに移行させるように制御する。CZ中にAT抽選で当選後、AT開始までの期間は、AT準備中となる。
また、サブ遊技状態制御手段81は、AT前兆状態の終了後、又はCZ中にAT抽選で当選後は、リプレイ重複当選となるまで待機する。すなわち、AT前兆状態の終了後、又はCZ中にAT抽選で当選後、リプレイ重複当選となるまでの期間がAT準備中となる。
報知制御手段82は、AT準備中に複合ベルA1〜D3に当選したときは、正解押し順を報知する。そして、報知制御手段82は、AT準備中にリプレイ重複当選となったときは、逆押しで「赤7」を狙うべき旨の演出を出力する。当該遊技では、「赤7」揃いであるか否かにかかわらず常に特殊リプレイが入賞する。そして、特殊リプレイが入賞したときは、ATを開始する旨の演出を出力し、次遊技からATを開始する。
なお、AT準備中を設けずに、たとえば、AT前兆状態において所定遊技回数を消化したとき、又はCZ中にAT抽選で当選したときは、次遊技からATを開始してもよい。
また、非ATにおいて、リプレイ重複当選時に遊技者が逆押しし(「赤7」を狙い)、特殊リプレイを入賞させても、サブ遊技状態制御手段81は、ATを開始しない。この場合、次遊技から所定遊技回数(たとえば、5遊技)を消化するまでの期間をペナルティ期間に設定する。
ここで、図1に示すように、サブ遊技状態制御手段81は、管理用カウンタ81a、及び表示用カウンタ81bを備える。
また、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bは、いずれも、ATの終了条件に関する変数を記憶するものである。
ただし、管理用カウンタ81aは、ATの開始から終了までの管理に用いるものであり、そのカウント値を表示しないものである。これに対し、表示用カウンタ81bは、ATの終了条件を満たすまでの目安となる数値を遊技者に知らせるためのものであり、そのカウント値を表示するものである。
本実施形態では、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bは、ATの終了条件に関する変数として、メダルの払出し枚数から投入枚数を引いた差枚数に関する変数を記憶する。
具体的には、サブ遊技状態制御手段81は、ATを開始するときは、差枚数に関する変数の初期値を、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bにそれぞれ設定する。本実施形態では、差枚数に関する変数の初期値を「150」に設定している。すなわち、ATを開始するときは、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bにそれぞれ「150」を設定する。
また、サブ遊技状態制御手段81は、AT中に複合ベルA1〜D3に当選したときは、図柄の組合せが表示される前に、ベル01に対応する図柄の組合せが表示された(ベル01が入賞した)ときのメダルの差枚数に対応する所定値を管理用カウンタ81aの変数に反映させることで管理用カウンタ81aの変数を更新する。
具体的には、スタートスイッチ41が操作されると、役抽選手段61により役の抽選を行い、このとき複合ベルA1〜D3に当選すると、サブ送信手段70は、サブ制御手段80に対し、複合ベルA1〜D3に当選した旨の複合ベル当選コマンドを送信する。
また、本実施形態では、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値を「7」に設定している。そして、サブ遊技状態制御手段81は、複合ベル当選コマンドを受信したときは、その時点で、管理用カウンタ81aのカウント値から「7」を減算する。すなわち、サブ遊技状態制御手段81は、ベル01が入賞したか否かにかかわらず、管理用カウンタ81aのカウント値から「7」を減算する。
さらにまた、サブ遊技状態制御手段81は、管理用カウンタ81aの変数がATの終了条件を満たす値となったときは、ATを継続するか否かを決定する継続抽選を行う。継続抽選で当選(ATを継続することに決定)する確率は「1/4」に設定している。
そして、サブ遊技状態制御手段81は、継続抽選で当選したときは、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bにそれぞれ初期値を再度設定する。これに対し、継続抽選で非当選となった(ATを継続しないことに決定した)ときは、ATを終了する。
具体的には、本実施形態では、ATの終了条件を満たす値を「0」以下に設定している。そして、サブ遊技状態制御手段81は、管理用カウンタ81aのカウント値が「0」以下になった場合には継続抽選を行い、継続抽選で当選したときは管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bにそれぞれ「150」を再度設定し、継続抽選で非当選となったときはATを終了する。
上述したように、差枚数に関する変数の初期値は「150」であり、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値は「7」である。
このため、本実施形態では、ATの滞在期間が長くなるように管理用カウンタ81aの変数が変更される場合(上乗せ特化ゾーンに移行した場合)を除き、AT中に複合ベルA1〜D3に当選した遊技回数が22遊技になると、管理用カウンタ81aのカウント値が「−4」になる。すなわち、「0」以下になる。このとき継続抽選を行い、継続抽選で当選したときはATを継続し、継続抽選で非当選となったときはATを終了する。
なお、管理用カウンタ81aのカウント値が「−4」のときに継続抽選に当選すると、管理用カウンタ81aのカウント値に「150」を加算して「146」にするのではなく、管理用カウンタ81aに「150」を再度設定する。これにより、遊技者に対し、メダル4枚分得したような印象を与えることができる。
さらにまた、サブ遊技状態制御手段81は、AT中に複合ベルA1〜D3に当選したときは、図柄の組合せが表示された後に、ベル01に対応する図柄の組合せが表示されたか否かにかかわらず、ベル01に対応する図柄の組合せが表示されたときのメダルの差枚数に対応する所定値を表示用カウンタ81bの変数に反映させることで表示用カウンタ81bの変数を更新する。
具体的には、サブ遊技状態制御手段81は、AT中に複合ベルA1〜D3に当選した遊技では、すべてのリール31の停止後に、ベル01が入賞したか否かにかかわらず、表示用カウンタ81bのカウント値から「7」を減算する。
そして、演出制御手段83は、表示用カウンタ81bのカウント値を、画像表示装置23としての液晶ディスプレイに表示する。すべてのリール31の停止後に表示用カウンタ81bのカウント値を更新するので、液晶ディスプレイに表示する表示用カウンタ81bのカウント値もすべてのリール31の停止後に更新されることとなる。
ここで、AT中の差枚数が所定枚数に到達したときにATを終了する(差枚数管理型)スロットマシンでは、AT中の複合ベルA1〜D3当選時に、不正解押し順でストップスイッチ42が操作されると、ATの終了条件を満たす値への到達が遅れることとなる。このため、AT中の複合ベルA1〜D3当選時に、不正解押し順でストップスイッチ42を操作することで、遊技者が意図的にATの期間を引き延ばすことが可能となる。そして、ATの期間を引き延ばし、その間にレア役の当選を待ち、ひいては上乗せ特化ゾーンへの移行を待つという攻略が考えられる。
そこで、複合ベルA1〜D3に当選した遊技では、サブ遊技状態制御手段81は、複合ベル当選コマンドを受信した時点で、ベル01が入賞したか否かにかかわらず、管理用カウンタ81aの変数にベル01が入賞したときの差枚数に対応する所定値を反映させることで管理用カウンタ81aの変数を更新する。これにより、遊技者が意図的にATの期間を引き延ばすことができないようにしている。また、AT中の複合ベルA1〜D3当選時に報知に従って正解押し順でストップスイッチ42を操作する遊技者に対しては不利益を与えないようにすることができる。
ここで、図柄の組合せが表示される前に、ATの終了条件を満たすまでの目安となる数値を更新して、これを表示すると、遊技者に不信感又は違和感を与える可能性を有する。
また、図柄の組合せが表示される前に、ATの終了条件を満たすまでの目安となる数値を更新して、これを表示すると、リールを停止させる前に、役の抽選結果が複合ベルA1〜D3であることが遊技者にわかってしまう。
そこで、管理用カウンタ81aとは別個に表示用カウンタ81bを備え、表示用カウンタ81bの変数の更新タイミングを全リール31の停止後に設定し、管理用カウンタ81aの変数は表示せずに表示用カウンタ81bの変数を表示する。これにより、ATの終了条件を満たすまでの目安となる数値を表示しつつ、その更新タイミングを全リール31の停止後にすることで、遊技者に不信感又は違和感を与えないようにしている。
また、表示用カウンタ81bは備えずに管理用カウンタ81aのみを備える(管理用カウンタ81aと表示用カウンタ81bとを兼用とする)ことも考えられる。しかし、複合ベル当選コマンドを受信した時点で管理用カウンタ81aの変数を更新し、全リール31の停止後に管理用カウンタ81aの変数を参照してこれを表示すると、管理用カウンタ81a及びこれを用いた処理が不安定になる可能性を有する。
たとえば、全リール31の停止後における管理用カウンタ81aの参照時に、管理用カウンタ81aのデータを壊してしまい、これによりATを終了させることができなくなってしまう可能性を有する。
そこで、管理用カウンタ81aと表示用カウンタ81bとを別個に備え、管理用カウンタ81aはATの開始から終了までの管理に用いるとともに、表示用カウンタ81bはATの終了条件を満たすまでの目安となる数値の表示に用いることで、管理用カウンタ81a及びこれを用いた処理の安定性の向上を図っている。
また、演出制御手段83は、管理用カウンタ81aの変数が特定の値となったときは、特定の演出を出力する。
本実施形態では、特定の値を「20」以下に設定している。また、差枚数に関する変数の初期値は「150」であり、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値は「7」である。このため、上乗せ特化ゾーンに移行した場合を除き、AT中に複合ベルA1〜D3に当選した遊技回数が19遊技になると、管理用カウンタ81aのカウント値が「17」になる。すなわち、「20」以下になる。このとき、演出制御手段83は、ベル01があと3回入賞するとATの継続抽選を行うことを示す演出を出力する。
また、サブ遊技状態制御手段81は、AT中に所定の条件を満たした(本実施形態では、レア役に当選した)ときは、上乗せ特化ゾーンに移行させるか否かを決定する上乗せ抽選を行う。上乗せ抽選で当選(上乗せ特化ゾーンに移行させることに決定)する確率は「1/4」に設定している。
サブ遊技状態制御手段81は、AT中に上乗せ抽選で当選したときは、上乗せ前兆状態に移行させるように制御する。また、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ前兆状態に移行したときは、所定遊技回数を消化するまで上乗せ前兆状態を継続する。
さらに、上乗せ前兆状態では、演出制御手段83は、上乗せ特化ゾーンに移行することを遊技者に期待させる演出を出力する。そして、上乗せ前兆状態において所定遊技回数を消化したときは、演出制御手段83は、上乗せ特化ゾーンに移行することを示す「上乗せチャンス」の報知を行い、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ前兆状態を終了して上乗せ特化ゾーンに移行させるように制御する。
ここで、上乗せ抽選で当選したときは、サブ遊技状態制御手段81は、管理用カウンタ81aの変数がATの終了条件を満たす値となる前に上乗せ特化ゾーンに移行するように、管理用カウンタ81aの変数に基づいて上乗せ前兆状態の遊技回数を決定する。
たとえば、上乗せ抽選で当選したときに、管理用カウンタ81aのカウント値が「80」であったとする。この場合、管理用カウンタ81aのカウント値がATの終了条件を満たす値となるまでに12遊技以上を要する。このように、ATの終了条件を満たす値となるまでの遊技回数が5遊技より大きいときは、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ前兆状態の遊技回数(上乗せ前兆遊技回数)を5遊技に決定する。
また、上乗せ抽選で当選したときに、管理用カウンタ81aのカウント値が「24」であったとする。この場合、最小で4遊技で、管理用カウンタ81aのカウント値がATの終了条件を満たすことになる。このように、ATの終了条件を満たす値となるまでの遊技回数が最小で5遊技以下のとき、すなわち、M遊技(1≦M≦5)のときは、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ前兆遊技回数を(M−1)遊技に決定する。たとえば、ATの終了条件を満たす値となるまでの遊技回数が最小で4遊技のときは、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ前兆遊技回数を3遊技に決定する。
さらに、演出制御手段83は、上乗せ前兆状態では、決定した上乗せ前兆遊技回数に応じた内容の演出を出力する。
そして、決定した上乗せ前兆遊技回数を消化したときは、演出制御手段83は、「上乗せチャンス」の報知を行い、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ前兆状態を終了して上乗せ特化ゾーンに移行させるように制御する。
なお、上乗せ抽選で当選したときに、ATの終了条件を満たす値となるまでの遊技回数が最小で1遊技のときは、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ前兆遊技回数を0遊技に決定する。この場合、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ前兆状態を経由せずに、上乗せ特化ゾーンに移行させることとなる。
このように、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ抽選で当選後、上乗せ特化ゾーンに移行前に、ATが終了しないようにしている。
また、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ特化ゾーンに移行したときは、所定遊技回数(本実施形態では、10遊技)を消化するまで、上乗せ特化ゾーンを継続する。
さらにまた、報知制御手段82は、上乗せ特化ゾーンにおいて複合ベルA1〜D3に当選したときは、正解押し順を報知する。
さらに、上乗せ特化ゾーンでは、サブ遊技状態制御手段81は、複合ベルA1〜D3に当選するごとにATの上乗せを決定して、ATの滞在期間が長くなるように管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bの変数を変更する。具体的には、上乗せ特化ゾーンでは、サブ遊技状態制御手段81は、複合ベルA1〜D3に当選するごとに、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bのカウント値に「20」を加算する。
また、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ特化ゾーンにおいて複合ベルA1〜D3に当選したときは、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値を管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bの変数に反映させないように制御する。すなわち、上乗せ特化ゾーンでは、複合ベルA1〜D3に当選しても、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bのカウント値から「7」を減算しない。
これにより、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ特化ゾーンにおいてATが終了しないようにしている。
そして、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ特化ゾーンにおいて所定遊技回数(10遊技)を消化したときは、上乗せ特化ゾーンを終了してATに移行させる(戻す)ように制御する。
また、サブ遊技状態制御手段81は、ATの終了条件を満たしたときはATを終了し、次遊技から非ATに移行させるように制御する。非ATに移行すると、報知制御手段82は、複合ベルA1〜D3に当選しても、正解押し順の報知を行わなくなる。
さらに、サブ遊技状態制御手段81は、非AT中に、変則押しでストップスイッチ42が操作されると、所定遊技回数(5遊技)を消化するまでの期間をペナルティ期間に設定し、その間は、レア役に当選してもAT抽選及びCZ抽選を行わない。
このため、非AT中は、遊技者は、ペナルティとならないように左第一停止でストップスイッチ42を操作する。
なお、サブ遊技状態制御手段81は、AT中に変則押しを報知したときに、変則押しでストップスイッチ42が操作されても、ペナルティ期間を設定することはない。
続いて、ATの開始から終了までの処理の流れを、フローチャートに基づき説明する。
図12は、ATの開始から終了までの処理の流れを示すフローチャートである。
図12のステップS31において、サブ遊技状態制御手段81は、ATを開始するか否かを判断する。ここで、ATを開始すると判断したときは、次のステップS32に進む。これに対し、ATを開始しないと判断したときは、ステップS32及びステップS33の処理をスキップして、ステップS34に進む。
ステップS32では、サブ遊技状態制御手段81は、管理用カウンタ81aに初期値の「150」を設定し、次のステップS33では、表示用カウンタ81bに初期値の「150」を設定する。そして、次のステップS34に進む。
ステップS34では、サブ遊技状態制御手段81は、上乗せ特化ゾーンに滞在中か否かを判断する。ここで、上乗せ特化ゾーンに滞在中でないと判断したときは、次のステップS35に進む。これに対し、上乗せ特化ゾーンに滞在中であると判断したときは、ステップS41に進む。この場合、ステップS35からステップS40までの処理を通ることはない。
ステップS35では、サブ遊技状態制御手段81は、複合ベルA1〜D3に当選(複合ベル当選コマンドを受信)したか否かを判断する。ここで、複合ベルA1〜D3に当選したと判断したときは、次のステップS36に進む。これに対し、複合ベルA1〜D3に当選していないと判断したときは、ステップS36からステップS38の処理をスキップして、ステップS39に進む。
ステップS36では、サブ遊技状態制御手段81は、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値の「7」を、管理用カウンタ81aのカウント値から減算する。
図12に示すように、ステップS36の処理は、リール31の停止前(図柄の組合せが表示される前)に行うものであり、ベル01が入賞したか否かにかかわらず、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値の「7」を、管理用カウンタ81aのカウント値から減算する。そして、次のステップS37に進む。
ステップS37では、サブ遊技状態制御手段81は、すべてのリール31が停止(すべてのリール31が停止した旨の全停止コマンドを受信)したか否かを判断し続ける。そして、すべてのリール31が停止したと判断したときは次のステップS38に進み、サブ遊技状態制御手段81は、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値の「7」を、表示用カウンタ81bのカウント値から減算する。
図12に示すように、ステップS38の処理は、全リール31の停止後(図柄の組合せが表示された後)に行うものであるが、ベル01が入賞したか否かにかかわらず、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値の「7」を、表示用カウンタ81bのカウント値から減算する。そして、次のステップS39に進む。
ステップS39では、サブ遊技状態制御手段81は、管理用カウンタ81aのカウント値が、ATの終了条件を満たす値か否か、すなわち「0」以下か否かを判断する。ここで、管理用カウンタ81aのカウント値が「0」以下であると判断したときは次のステップS40に進み、サブ遊技状態制御手段81は、ATを終了させる。そして、本フローチャートによる処理を終了する。これに対し、管理用カウンタ81aのカウント値が「0」以下でないと判断したときは、ステップS40の処理をスキップして、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS41では、サブ遊技状態制御手段81は、ATの上乗せを決定したか否かを判断する。ここで、ATの上乗せを決定したと判断したときは、次のステップS42に進む。これに対し、ATの上乗せを決定していないと判断したときは、ステップS42及びステップS43の処理をスキップして、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS42では、サブ遊技状態制御手段81は、管理用カウンタ81aのカウント値に上乗せ数の「20」を加算し、次のステップS43では、表示用カウンタ81bのカウント値に上乗せ数の「20」を加算する。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
ここで、図1に示すように、サブ遊技状態制御手段81は、差枚数をカウントする差枚数カウンタ81cを備える。
また、サブ遊技状態制御手段81は、ATを開始するときは、差枚数カウンタ81cのカウント値をチェックする。そして、カウント値が基準値以上であると判断したときは、差枚数カウンタ81cのカウント値を維持する。これに対し、カウント値が基準値未満であると判断したときは、差枚数カウンタ81cに基準値を設定する。
本実施形態では、基準値を「0」に設定している。そして、ATの開始時に差枚数カウンタ81cのカウント値をチェックし、カウント値が「0」以上のときは差枚数カウンタ81cのカウント値を維持し、カウント値が「0」未満のときは差枚数カウンタ81cに「0」を設定する。
差枚数カウンタ81cのカウント値が「0」未満の状態でATを開始すると、AT開始時に「0」未満の差枚数を遊技者に見せることとなり、遊技者に対し悪い印象を与える可能性を有する。
これに対し、差枚数カウンタ81cのカウント値が「0」以上の状態でATを開始すると、AT開始時に「0」以上の差枚数を遊技者に見せることとなり、遊技者に対し良い印象を与えることができる。
そこで、AT開始時に差枚数カウンタ81cのカウント値が「0」以上のときはその状態を維持する。これにより、AT開始時により大きい差枚数を遊技者に見せることができるので、遊技者に対し良い印象を与えることができる。
また、AT開始時に差枚数カウンタ81cのカウント値が「0」未満のときは差枚数カウンタ81cに「0」を設定する。これにより、AT開始時に「0」未満の差枚数を遊技者に見せないようにすることができるので、遊技者に対し悪い印象を与えないようにすることができる。
また、AT開始時に差枚数カウンタ81cのカウント値をチェックし、プラスのときは引き継ぎ、マイナスのときは「0」にすることで、カウント値がプラスのときにもマイナスのときにも同一の処理で対応することができる。
また、サブ遊技状態制御手段81は、スタートスイッチ41が操作されたときは、当該遊技におけるメダルの投入枚数を差枚数カウンタ81cのカウント値から減算する。
具体的には、スタートスイッチ41が操作されると、サブ送信手段70は、サブ制御手段80に対し、メダルの投入に関する投入コマンドを送信する。そして、サブ遊技状態制御手段81は、投入コマンドを受信したときは、その時点で、差枚数カウンタ81cのカウント値から投入枚数を減算する。たとえば、3枚投入を示す投入コマンドを受信したときは、差枚数カウンタ81cのカウント値から「3」を減算する。
さらにまた、サブ遊技状態制御手段81は、メダルの払出しを有する図柄の組合せが表示された(役が入賞した)ときは、当該遊技におけるメダルの払出し枚数を差枚数カウンタ81cのカウント値に加算する。
具体的には、メダルの払出しを有する役が入賞すると、サブ送信手段70は、サブ制御手段80に対し、メダルの払出しに関する払出しコマンドを送信する。そして、サブ遊技状態制御手段81は、払出しコマンドを受信したときは、その時点で、差枚数カウンタ81cのカウント値に払出し枚数を加算する。たとえば、10枚払出しを示す払出しコマンドを受信したときは、差枚数カウンタ81cのカウント値に「10」を加算する。
ここで、たとえば、差枚数カウンタ81cのカウント値が「67」のときに、10枚払出しを示す払出しコマンドを受信したとする。この場合、差枚数カウンタ81cのカウント値に「10」を加算して「77」とし、差枚数の表示も「67」→「77」と変更することができる。
また、たとえば、差枚数カウンタ81cのカウント値が「67」の場合において、10枚払出しを示す払出しコマンドを受信したときに、差枚数カウンタ81cのカウント値に「1」の加算を10回繰り返してもよい。この場合、差枚数の表示も「67」→「68」→「69」→「70」のように順次変更し、最後に「77」になるようにすることができる。
さらに、たとえば、差枚数カウンタ81cのカウント値が「67」の場合において、10枚払出しを示す払出しコマンドを受信したときに、差枚数カウンタ81cのカウント値に関しては、「67」に「10」を加算して「77」にするが、差枚数の表示に関しては、「67」→「68」→「69」→「70」のように順次変更し、最後に「77」になるようにしてもよい。
なお、払出しコマンドではなく、入賞コマンドに基づいて、差枚数カウンタ81cのカウント値を更新してもよい。たとえば、遊技の終了時に入賞判定を行い、このとき、10枚払出しの小役が入賞したと判断したとする。この場合、サブ送信手段70は、サブ制御手段80に対し、10枚払出しの小役が入賞したことを示す入賞コマンドを送信する。また、サブ遊技状態制御手段81は、10枚払出しの小役が入賞したことを示す入賞コマンドを受信したときは、差枚数カウンタ81cのカウント値に「10」を加算する。そして、演出制御手段83は、差枚数の表示を「10」増加させるとともに、10枚払出しに対応する払出し音を出力する。
さらに、サブ遊技状態制御手段81は、リプレイに対応する図柄の組合せが表示された(リプレイが入賞した)ときは、差枚数カウンタ81cのカウント値を維持する。
具体的には、リプレイが入賞すると、サブ送信手段70は、サブ制御手段80に対し、再遊技コマンドを送信する。そして、サブ遊技状態制御手段81は、再遊技コマンドを受信したときは、差枚数カウンタ81cのカウント値を維持する。
また、サブ遊技状態制御手段81は、リプレイが入賞した遊技の次遊技でスタートスイッチ41が操作されたときは、差枚数カウンタ81cのカウント値を維持する。
具体的には、再遊技コマンドを受信した遊技の次遊技で投入コマンドを受信したときは、差枚数カウンタ81cのカウント値を維持する。
ART中はリプレイの当選確率が高いので、頻繁にリプレイが入賞する。このため、リプレイが入賞した遊技で、当該遊技で投入したメダルの枚数を払出し枚数として差枚数のカウント値に加算し、リプレイが入賞した遊技の次遊技で、リプレイの入賞に基づいて自動投入したメダルの枚数を差枚数のカウント値から減算すると、差枚数の演算処理が頻繁に行われることとなる。
このため、本実施形態では、リプレイが入賞したとき、及びリプレイが入賞した遊技の次遊技でスタートスイッチ41が操作されたときは、差枚数カウンタ81cのカウント値を維持する。これにより、リプレイの入賞に基づく差枚数の演算処理をなくして、処理負担の軽減を図っている。
なお、リプレイには、ノーマルリプレイ、ベルリプレイ1、ベルリプレイ2、及び特殊リプレイを含む。このため、ベルリプレイ入賞時には、ベル(小役)が入賞したように見せるものの、差枚数の演算処理は行わない(差枚数カウンタ81cのカウント値は増減させない)。
そして、演出制御手段83は、差枚数カウンタ81cのカウント値を画像表示装置23としての液晶ディスプレイに表示する。
ただし、演出制御手段83は、差枚数カウンタ81cのカウント値が基準値未満のときは、カウント値を表示せずに基準値を表示する。すなわち、差枚数カウンタ81cのカウント値が「0」未満のときは、カウント値を表示せずに「0」を表示する。
また、演出制御手段83は、差枚数カウンタ81cのカウント値が特定値より大きいときは、カウント値を表示せずに特定値又は特定値より大きいことを示す情報を表示する。
本実施形態では、特定値を「9999」に設定している。そして、差枚数カウンタ81cのカウント値が「9999」より大きいときは、カウント値を表示せずに「9999」を表示する。また、差枚数カウンタ81cのカウント値が「9999」より大きいときは、「9999」より大きいことを示す情報として、「大爆発」等、「9999」以外の表示を行う場合も有する。
なお、本実施形態では、「0」〜「9999」の範囲内で差枚数カウンタ81cのカウント値を表示するが、差枚数カウンタ81cは、「−32767」〜「+32768」の範囲内で差枚数をカウントする。
また、差枚数カウンタ81cのカウント値が一旦、特定値より大きくなり、その後に、特定値以下になったとする。たとえば、差枚数カウンタ81cのカウント値が「10003」になり、その後、「9997」になったとする。この場合、差枚数の表示は、一旦「大爆発」等とし、その後に、「9997」にする。もちろん、その後、再度、差枚数カウンタ81cのカウント値が特定値より大きくなれば、差枚数の表示も、再度「大爆発」等とする。
また、サブ遊技状態制御手段81は、ATの終了後に、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアする(「0」にする)条件を満たすまで、差枚数カウンタ81cによる差枚数のカウントを継続する。このため、上乗せ前兆状態、及び上乗せ特化ゾーンにおいても、差枚数カウンタ81cによる差枚数のカウントを継続する。そして、ATの終了後に、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアする条件(クリア条件)を満たしたときは、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアする。
ATの終了時に差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアすると、一のATにおける差枚数を次のATに引き継ぐことができない。一方、ATの終了後も一律に差枚数カウンタ81cによる差枚数のカウントを継続すると、一のATの終了から次のATの開始までの期間が長いときに、負の差枚数を次のATに引き継ぐことになってしまう。
このため、ATの終了後に、クリア条件を満たすまで、差枚数カウンタ81cによる差枚数のカウントを継続し、クリア条件を満たしたときは、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアする。
これにより、一のATにおける差枚数を次のATに引き継ぐ場合と引き継がない場合とのバランスをとるようにしている。
特に、一のATの終了後、差枚数カウンタ81cのクリア条件を満たす前に、次のATに当選すると、一のATにおける差枚数を次のATに引き継ぐこととなる。
本実施形態では、非ATにおいて所定遊技回数(たとえば、50遊技)を消化したことを、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアする条件に設定している。
このため、図1に示すように、サブ遊技状態制御手段81は、非AT中の遊技回数をカウントする非ATカウンタ81dを備える。
また、サブ遊技状態制御手段81は、非AT以外から非ATに移行したときは、非ATカウンタ81dのカウント値をクリアする。その後、非ATにおいて遊技が行われるごとに、非ATカウンタ81dのカウント値に「1」を加算する。
さらに、サブ遊技状態制御手段81は、非ATから非AT以外に移行したときは、非ATカウンタ81dによる遊技回数のカウントを停止する。
そして、サブ遊技状態制御手段81は、非ATカウンタ81dのカウント値が「50」になるまでは、差枚数カウンタ81cによる差枚数のカウントを継続し、非ATカウンタ81dのカウント値が「50」になったときは、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアする。また、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアしたときは、その後、ATを開始するまで、差枚数カウンタ81cによる差枚数のカウントを停止する。
また、サブ遊技状態制御手段81は、非ATカウンタ81dのカウント値が「50」になる前に非ATから非AT以外に移行したときは、非ATカウンタ81dによる遊技回数のカウントは停止するが、差枚数カウンタ81cによる差枚数のカウントは継続する。
このため、非ATカウンタ81のカウント値が「50」になる前にAT抽選又はCZ抽選に当選したときは、CZ、AT前兆状態、AT準備中においても、差枚数カウンタ81cによる差枚数のカウントを行うことになる。
さらに、サブ遊技状態制御手段81は、非ATカウンタ81dのカウント値が「50」になる前に非ATからCZに移行したときは、非ATカウンタ81dによる遊技回数のカウントを停止し、その後、CZから非ATに移行したときは、非ATカウンタ81dのカウント値をクリアする。
このため、非ATカウンタ81dのカウント値が「50」になる前にCZに移行し、CZにおいてAT抽選で当選することなく所定遊技回数を消化して非ATに移行したときは、非ATカウンタ81dによる遊技回数のカウントを再度「0」から行うことになる。
また、サブ遊技状態制御手段81は、非ATカウンタ81dのカウント値が「50」になる前にATを開始したときは、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアすることなくATを開始することになる。このため、AT開始時に差枚数カウンタ81cのカウント値が「0」以上のとき及び「0」未満のときを有する。
そこで、サブ遊技状態制御手段81は、AT開始時に差枚数カウンタ81cのカウント値をチェックし、カウント値が「0」以上のときはこれを維持し、カウント値が「0」未満のときは差枚数カウンタ81cに「0」を設定する。
続いて、差枚数のカウントに関する処理の流れを、フローチャートに基づき説明する。
図13は、差枚数のカウントに関する処理の流れを示すフローチャートである。
図13のステップS51において、サブ遊技状態制御手段81は、ATを開始するか否かを判断する。ここで、ATを開始すると判断したときは、次のステップS52に進む。これに対し、ATを開始しないと判断したときは、ステップS52及びステップS53の処理をスキップして、ステップS54に進む。
ステップS52では、サブ遊技状態制御手段81は、差枚数カウンタ81cのカウント値が基準値の「0」以上か否かを判断する。ここで、基準値以上であると判断したときは、ステップS53の処理をスキップして、ステップS54に進む。これに対し、基準値未満であると判断したときは、次のステップS53に進む。
ステップS53では、サブ遊技状態制御手段81は、差枚数カウンタ81cに基準値の「0」を設定する。そして、次のステップS54に進む。
ステップS54では、サブ遊技状態制御手段81は、前遊技でリプレイが入賞したか否かを判断する。すなわち、再遊技コマンドを受信した遊技の次遊技か否かを判断する。ここで、前遊技でリプレイが入賞したと判断したときは、ステップS55及びステップS56の処理をスキップして、ステップS57に進む。これに対し、前遊技でリプレイが入賞していないと判断したときは、次のステップS55に進む。
ステップS54では、サブ遊技状態制御手段81は、スタートスイッチ41が操作された(スタートスイッチ41が操作された旨のスタートコマンド、及び投入コマンドを受信した)か否かを判断し続ける。そして、スタートスイッチ41が操作されたと判断したときは次のステップS56に進み、サブ遊技状態制御手段81は、差枚数カウンタ81cのカウント値から当該遊技のメダルの投入枚数を減算する。そして、次のステップS57に進む。
ステップS57では、サブ遊技状態制御手段81は、すべてのリール31が停止した(全停止コマンドを受信した)か否かを判断し続ける。そして、すべてのリール31が停止したと判断したときは次のステップS58に進み、当該遊技でリプレイが入賞した(再遊技コマンドを受信した)か否かを判断する。ここで、当該遊技でリプレイが入賞したと判断したときは、ステップS59及びステップS60の処理をスキップして、ステップS61に進む。これに対し、当該遊技でリプレイが入賞しなかったと判断したときは、次のステップS59に進む。
ステップS59では、サブ遊技状態制御手段81は、払出しを有する役が入賞した(払出しコマンドを受信した)か否かを判断する。ここで、払出しを有する役が入賞したと判断したときは、次のステップS60に進む。これに対し、払出しを有する役が入賞しなかったと判断したときは、ステップS60の処理をスキップして、ステップS61に進む。
ステップS60では、サブ遊技状態制御手段81は、差枚数カウンタ81cのカウント値に当該遊技のメダルの払出し枚数を加算する。そして、次のステップS61に進む。
ステップS61では、サブ遊技状態制御手段81は、非ATで所定遊技回数(50遊技)を消化したか否かを判断する。すなわち、非ATカウンタ81dのカウント値が「50」に到達したか否かを判断する。ここで、非ATで所定遊技回数を消化したと判断したときは、次のステップS62に進む。これに対し、非ATで所定遊技回数を消化していないと判断したときは、ステップS62の処理をスキップして、本フローチャートによる処理を終了する。
ステップS62では、サブ遊技状態制御手段81は、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアする。そして、本フローチャートによる処理を終了する。
図1に示すように、サブ制御手段80は、演出制御手段83を備える。
演出制御手段83は、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23からの演出の出力を制御するものである。
演出制御手段83は、遊技ごとに、遊技の開始時等に、役抽選手段61による役の抽選結果に基づいて、ソフトウェア乱数を用いた抽選によって演出を選択し、出力する。
具体的には、遊技の進行に伴って、どのようなタイミングで(スタートスイッチ41の操作時、又は各ストップスイッチ42の操作時等)、どのような演出を出力するか(ランプ21をどのように点灯、点滅又は消灯させるか、スピーカ22からどのようなサウンドを出力するか、及び画像表示装置23にどのような画像を表示させるか等)を選択する。そして、この選択に従って、演出を出力する。
なお、ランプ21、スピーカ22、及び画像表示装置23は、サブ制御手段80側で制御するものであり、メイン制御手段60側で制御するものではない。
しかし、フリーズについては、メイン制御手段60側で制御する。
ただし、フリーズを実行すると、その旨の信号をメイン制御手段60からサブ制御手段80に送信し、フリーズの実行中における画像表示等については、サブ制御手段80側で制御する。このようにして、演出制御手段83により、フリーズに応じた演出画像を画像表示装置23に表示する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、たとえば以下のような種々の変形が可能である。
(1)本実施形態では、外部信号制御手段71は、複合ベルA1〜D3当選時にベル01が入賞するごとに、外部信号カウンタ71aのカウント値に「1」を加算した。そして、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N1(実施形態では、N1=2)となったときは、外部信号S1及びS2の出力をオンにした。しかし、外部信号S1及びS2の出力をオンにする条件は、これに限られるものではない。
たとえば、メイン制御手段60側で移行を制御する状態として、メイン遊技状態とは別個に、内部状態を設ける。また、内部状態として、たとえば、通常状態と特定状態とを設ける。そして、メイン制御手段60は、メイン遊技状態制御手段68によるメイン遊技状態間の移行制御とは別個に、内部状態間の移行を制御する。たとえば、メイン遊技状態を内部中遊技(RT)に滞在させたまま、内部状態を通常状態と特定状態との間で移行させる。
また、たとえば、ストップスイッチ42の操作(押し順)にかかわらず遊技者に付与する利益が同一の遊技(ノーマルリプレイ、ベルリプレイ1、ベルリプレイ2等のリプレイに当選した遊技)において、内部状態の移行制御のための押し順が定まるようにする。
具体的には、たとえば、内部状態の移行制御のための押し順として、内部状態を移行させる移行押し順と、内部状態を移行させない標準押し順とを設ける。そして、リプレイ当選時に、役の抽選とは別個の抽選により、中左右、中右左、右左中、右中左の4通りの押し順のうちいずれか1つの押し順を移行押し順として定めるとともに、それ以外の3つの押し順を標準押し順として定める。
なお、内部状態の移行制御のための押し順は、リール31の停止制御の押し順(重複当選している複数種類の役のうちいずれの役に対応する図柄の組合せを有効ラインに停止させるかの押し順)とは異なる。すなわち、リール31の停止制御の押し順とは別個に、内部状態の移行制御のための押し順を定める。
また、メイン制御手段60は、現在の内部状態を示す情報や、内部状態の移行制御のための押し順を示す情報を、サブ制御手段80に送信する。これにより、現在いずれの内部状態に滞在しており、いずれの押し順が移行押し順であり、いずれの押し順が標準押し順であるかを、サブ制御手段80側で判断することができる。
そして、サブ制御手段80側では、役の抽選結果、メイン遊技状態、内部状態、及びサブ遊技状態等に応じて、押し順を報知するか否か、及びいずれの押し順を報知するかを決定し、この決定に従ってストップスイッチ42の押し順を報知する。
ここで、サブ制御手段80側では、ATを開始するときは、リプレイ当選時に移行押し順を報知する。また、メイン制御手段60は、リプレイ当選時に移行押し順でストップスイッチ42が操作されると、内部状態を通常状態から特定状態に移行させる。
そして、外部信号制御手段71は、特定状態において、複合ベルA1〜D3当選時にベル01が入賞するごとに、外部信号カウンタ71aのカウント値に「1」を加算し、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N1(N1≧1)になると、外部信号S1及びS2の出力をオンにしてもよい。
なお、メイン制御手段60は、複合ベルA1〜D3当選時に左第1停止(左中右、左右中)でストップスイッチ42が操作されると、内部状態を特定状態から通常状態に移行させる。
また、リプレイ当選時に、外部信号の出力制御のための押し順を決定してもよい。たとえば、リプレイ当選時に、役の抽選とは別個の抽選により、中左右、中右左、右左中、右中左の4通りの押し順のうちいずれか1つの押し順を、外端押し順として定める。
そして、外部信号制御手段71は、複合ベルA1〜D3当選時にベル01が入賞するか、又はリプレイ当選時に外端押し順でストップスイッチ42が操作されるごとに、外部信号カウンタ71aのカウント値に「1」を加算し、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N1となったときは、外部信号S1及びS2の出力をオンにしてもよい。
また、外部信号制御手段71は、リプレイ当選時に外端押し順でストップスイッチ42が操作されるごとに、外部信号カウンタ71aのカウント値に「1」を加算し、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N1となったときは、外部信号S1及びS2の出力をオンにしてもよい。
さらに、外部信号制御手段71は、最初に、リプレイ当選時に外端押し順でストップスイッチ42が操作され、次に、複合ベルA1〜D3当選時に正解押し順でストップスイッチ42が操作され、最後に、複合ベルA1〜D3当選時に正解押し順でストップスイッチ42が操作されるか又はリプレイ当選時に外端押し順でストップスイッチ42が操作されたことを条件に、外部信号S1及びS2の出力をオンにしてもよい。
このように、リプレイ当選時の押し順及び/又は複合ベルA1〜D3当選時の押し順に基づいて、外部信号の出力のオン/オフを制御してもよい。
(2)本実施形態では、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値に基づいて、外部信号S1及びS2の出力のオン/オフを制御した。すなわち、複合ベルA1〜D3当選時におけるベル01の入賞回数に基づいて、外部信号S1及びS2の出力のオン/オフを制御した。しかし、これに限られるものではない。
たとえば、内部状態として、通常状態とAT状態とを設ける。また、サブ制御手段80側では、ATを開始するときは、リプレイ当選時に移行押し順を報知する。さらに、メイン制御手段60は、移行押し順でストップスイッチ42が操作された遊技回数が所定の複数回に到達したときは、内部状態を通常状態からAT状態に移行させる。内部状態がAT状態に移行すると、メイン制御手段60は、サブ制御手段80側でATを実行していると判断する。
そして、外部信号制御手段71は、サブ制御手段80側でATを実行していると判断している期間における遊技回数をカウントし、そのカウント値が規定値N6(たとえば、N6=40)に到達するごとに、ATの継続回数に関する外部信号の出力をオンにすることができる。
なお、メイン制御手段60は、複合ベルA1〜D3当選時に左第1停止でストップスイッチ42が操作されると、内部状態をAT状態から通常状態に移行させる。
(3)本実施形態では、AT準備中にリプレイ重複当選となったときは、逆押しで「赤7」を狙うべき旨を報知した。そして、特殊リプレイが入賞したときは、「赤7」揃いであるか否かにかかわらず、ATを開始する旨の演出を出力し、次遊技からATを開始した。
しかし、これに限らず、たとえば、AT準備中にリプレイ重複当選となったときは、逆押しで「赤7」を狙うべき旨を報知する。そして、リプレイ重複当選となった遊技でストップスイッチ42が逆押しで操作されたときは、ATを開始する旨の演出を出力し、次遊技からATを開始してもよい。すなわち、特定の役抽選結果となった遊技で特定の押し順でストップスイッチ42が操作されたことを、ATの開始条件としてもよい。
(4)本実施形態では、MB遊技以外の遊技では3枚投入とし、ベル01入賞時には10枚払出しとし、ベル01が入賞したときの差枚数に対応する所定値を「7」にした。また、管理用カウンタ81aの初期値を「150」とし、ATの終了条件を満たす値を「0」以下に設定した。このため、AT中に複合ベルA1〜D3に当選した遊技回数が22遊技になると、管理用カウンタ81aのカウント値が「−4」になる。しかし、ベル01入賞時の払出し枚数、及びベル01入賞時の差枚数に対応する所定値は、これに限らない。
たとえば、ベル01入賞時の払出し枚数を8枚とし、ベル01が入賞したときの差枚数に対応する所定値を「5」とすることができる。この場合、AT中に複合ベルA1〜D3に当選した遊技回数が30遊技になると、管理用カウンタ81aのカウント値が「0」になり、ATの終了条件を満たす値となるようにすることができる。すなわち、管理用カウンタ81aのカウント値に端数が生じないようにすることができる。
(5)本実施形態では、AT遊技の開始時に特殊リプレイを入賞させるようにしたが、これに限らず、フリーズ中の擬似遊技を利用して、「赤7」揃い等のAT作動図柄を表示させてもよい。
ここで、本遊技と擬似遊技とについて説明する。
「本遊技」とは、操作スイッチの本来の機能(ベットスイッチ40は遊技を開始するためにメダルを投入する機能、スタートスイッチ41は遊技を開始するためにリール31の回転を開始する機能、ストップスイッチ42は、回転中のリール31を役の抽選結果に基づいて最大移動コマ数の範囲内において停止させる機能)が遊技を進行して遊技結果を得るためのものとして有効になっている遊技を指す。
本遊技では、ベットスイッチ40が操作されたときにメダルが投入され、スタートスイッチ41が操作されたときにリール31の回転を開始し(及び役の抽選を行い)、ストップスイッチ42が操作されたときに、役の抽選結果に基づいてリール31を停止させ、リール31の停止時における図柄の組合せによってその遊技における遊技結果を表示する。
これに対し、フリーズ中は、ベットスイッチ40を操作してもメダルが投入されない、スタートスイッチ41を操作してもリール31の回転が開始しない、ストップスイッチ42を操作しても、リール31が遊技結果を表示しない(リール31が停止しない)ことは、操作スイッチの機能が本遊技を進行して本遊技での遊技結果を得るためのものとして有効になっていない状態である。
そして、「擬似遊技」とは、このフリーズ中に実行される遊技であって、本遊技と異なり、少なくとも1つの操作スイッチについて、その機能が、本遊技を進行して遊技結果を得るためのものとして有効になっていない遊技を指す。特に、スタートスイッチ41が操作された時から、リール31が定速となってストップスイッチ42の操作受付け可能となるまで(ストップスイッチ42の機能が遊技結果を得るためのものとして有効になるまで)の間に、擬似遊技を実行する。
擬似遊技の実行のタイミングは、AT前兆状態の終了後の次遊技である。
たとえば、AT前兆状態において、リプレイ当選時に、内部状態を特定状態に移行させる移行押し順を報知する。なお、移行押し順でストップスイッチ42が操作された遊技回数が所定の複数回に到達したことを、特定状態への移行条件とすることもできる。
また、内部状態が特定状態に移行したときは、フリーズ及び擬似遊技を実行することに決定する。そして、フリーズ及び擬似遊技を実行することに決定した遊技の次遊技でスタートスイッチ41が操作されたときは、フリーズ及び擬似遊技を開始するとともに、擬似遊技で停止させる図柄の組合せ、たとえば「赤7」を狙わせる報知を行う。なお、擬似遊技で「赤7」揃いをさせる場合には、「赤7」揃いを役の図柄の組合せに設定しないようにする。
フリーズ及び擬似遊技を実行することに決定したときは、次遊技において、本遊技の開始前にフリーズ及び擬似遊技を開始する。
遊技者によりスタートスイッチ41が操作されると、役の抽選を行うとともに、擬似遊技を開始する。一方、スタートスイッチ41が操作されると、リール31の回転を開始する。スタートスイッチ41が操作されたことによりリール31を回転させる場合において、当該遊技で、本遊技の前に擬似遊技を実行する場合には、そのスタートスイッチ41の操作によるリール31の回転開始時は擬似遊技となる。
また、擬似遊技では、遊技者によるストップスイッチ42の操作を契機として、そのストップスイッチ42に対応するリール31を変動させ、遊技結果を表示する停止とは異なる図柄の表示状態とすることにより、遊技結果を示すものではない図柄の組合せの表示状態(リール31の停止に近い状態)となるように制御する。すなわち、ストップスイッチ42の機能は遊技結果を表示するものとして有効になっていないものの、ストップスイッチ42の操作を契機としてリール31の変動を行う。
このとき、ストップスイッチ42の操作を契機として「赤7」揃いを表示することで、AT開始時の演出とする。
なお、擬似遊技中に、ストップスイッチ42の操作を契機として「赤7」揃いを表示する場合には、本遊技における停止位置決定テーブル65を用いる停止制御(最大スベリコマ数が4コマ)と同様の制御を行ってもよいが、ストップスイッチ42の操作タイミングにかかわらず(最大スベリコマ数が4コマを超える場合であっても)、「赤7」揃いを常に有効ラインに表示するようにリール31を制御してもよい。擬似遊技は、本遊技における最大スベリコマ数の制約を受けないためである。
さらに、擬似遊技中の図柄の表示状態は、リール31(図柄)が一定位置に完全にとどまることなく、揺れ変動を伴うものとする。
ここで、「揺れ変動」とは、図柄が一定の振幅(揺れ幅)をもって上下移動を繰り返すものであり、常に上下移動を繰り返す場合や、静止及び移動を繰り返す場合、たとえば有効ラインを基準として上寄りの位置で所定時間静止した後、下寄りに移動してその位置で所定時間静止した後、再度上寄りに移動して所定時間静止することを繰り返す等の動作である。
より具体的には、図柄の表示状態とした時から390msその位置にとどまり、上寄り位置に移動してその位置で10msとどまり、次に下寄り位置に移動してその位置で10msとどまる、というように、最初は390msとどまり、次に移動及び10msとどまることを繰り返すパターンが挙げられる。
なお、最初のとどまる時間を390msに設定したのは、とどまる時間を500ms未満とすることで、遊技結果を表示する停止と区別するためである。
「リール31を停止させること」は、遊技結果を表示することを意味するものなる。そして、遊技結果を一旦表示した後は、その一遊技内で、遊技結果を表示したリール31の再変動を行うことはできない。したがって、擬似遊技中にリール31を停止させてしまうと、その後に本遊技においてリール31を停止させて遊技結果を表示することはできない。
そこで、擬似遊技中は、ストップスイッチ42の操作を契機として、リール31の停止に近い状態(一時的な仮停止、擬似停止)である、揺れ変動を伴う図柄の表示状態とする。すなわち、擬似遊技中の図柄の表示状態は、遊技結果を示す停止ではない。いいかえれば、ストップスイッチ42を操作しても、当該遊技における遊技結果を示すようにリール31が停止することはない。
このため、擬似遊技中の図柄の表示状態は、役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したこと、すなわち役の入賞を意味するものではない。よって、小役入賞時のようなメダルの払出しや、リプレイ入賞時のようなメダルの自動投入が行われることはない。
このようにして、擬似遊技では、すべてのリール31について図柄の表示状態とした後、遊技者によりスタートスイッチ41が操作されることを待ち、スタートスイッチ41が操作されたときは、擬似遊技及びフリーズを終了し、全リール31の再変動を行う。なお、このときのスタートスイッチ41の操作は、スタートスイッチ41の機能が遊技結果を得るためのものとして有効になっていない状態での操作であり、遊技者が自ら擬似遊技を終了させる(フリーズを解除ないしキャンセルする)操作である。また、リール31の再変動は、ランダム遅延によって、各リール31ごとに、再変動のタイミングをばらばらにする制御を行う。
以上のようにして、擬似遊技を用いてAT作動図柄を表示するようにすれば、前兆終了後の次遊技でAT作動図柄を表示させ、かつ当該遊技(当該擬似遊技終了後の本遊技)からATを開始することができる。これにより、AT準備中(複合ベル当選時に正解押し順を報知する遊技)を設けることがないので、AT準備中の複合ベルA1〜D3当選時に正解押し順を報知するより、AT前の出玉率(ベース)を下げることができる。
(6)本実施形態では、規定値N1=2に設定した。しかし、N1≧1であればよく、N1=2に限られるものではない。
たとえば、N1=1に設定することができる。すなわち、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が「0」から「1」になったときに、外部信号S1及びS2の出力をオンにするように設定することができる。
しかし、この場合、非AT中の複合ベルA1〜D3当選時に偶然に押し順に正解したときに、外部信号S1及びS2の出力をオンにしてしまうことになる。これを防止するために、N1≧2に設定することが好ましい。
ただし、N1に設定する数値を大きくするに従って、非AT中の外部信号S1及びS2の出力オンをより確実に防止することができるものの、サブ制御手段80側でのAT開始時期と、外部信号S1及びS2の出力オンの時期との間のズレが大きくなってしまう。
逆に、N1に設定する数値を小さくするに従って、サブ制御手段80側でのAT開始時期と、外部信号S1及びS2の出力オンの時期との間のズレを小さくすることができるものの、非AT中に外部信号S1及びS2の出力をオンにする可能性が高くなってしまう。
(7)本実施形態では、規定値N2=22に設定し、規定値N3=23に設定し、規定値N4=44に設定した。しかし、N2>N1であればよく、N2=22に限らない。同様に、N3>N2であればよく、N3=23に限らない。また、N4>N3であればよく、N4=44に限らない。
また、外部信号は、パルス信号としてもよい。この場合、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N1になったときにパルス状の外部信号S1及びS2を出力し、外部信号カウンタ71aのカウント値が規定値N3になるごとにパルス状の外部信号S2を出力することができる。
(8)本実施形態では、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が「44」になったときは、外部信号カウンタ71aのカウント値を「22」に書き換え、その後に、カウント値が「22」になったときの処理を実行することにより、外部信号S2の出力をオフにした。
しかし、これに限らず、外部信号制御手段71は、外部信号カウンタ71aのカウント値が「44」になったときは、外部信号S2の出力をオフにし、その後に、外部信号カウンタ71aのカウント値を「22」に書き換えてもよい。
(9)本実施形態では、規定値N5=1に設定した。しかし、N5≧1であればよく、N5=1に限られるものではない。
たとえば、N5=2に設定することができる。すなわち、外部信号制御手段71は、複合ベルA1〜D3当選時にベル01が入賞しなかった遊技回数が2遊技となったときは、外部信号カウンタ71aのカウント値をクリアするとともに、外部信号S1及びS2の出力をオフにすることができる。
この場合、たとえば、複合ベルA1〜D3当選時にベル01が入賞しなかった遊技回数をカウントする押し順不正解カウンタを備える。
また、外部信号制御手段71は、複合ベルA1〜D3当選時にベル01が非入賞となるごとに、押し順不正解カウンタのカウント値に「1」を加算する。
さらに、外部信号制御手段71は、複合ベルA1〜D3当選時にベル01が入賞したときは、押し順不正解カウンタのカウント値をクリア(初期値の「0」をセット)し、複合ベルA1〜D3以外の役抽選結果となったときは、押し順不正解カウンタのカウント値を維持する。
そして、外部信号制御手段71は、押し順不正解カウンタのカウント値が規定値N5(たとえば、N5=2)になったときは、外部信号カウンタ71aのカウント値をクリアするとともに、外部信号S1及びS2の出力をオフにする。
このように、N5≧2に設定することで、AT中に、遊技者の操作ミス等により押し順不正解となっても、外部信号カウンタ71aのカウント値をクリアしたり、外部信号S1及びS2の出力をオフにしてしまうことを防止することができる。
(10)本実施形態では、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bは、ATの終了条件に関する変数として、差枚数に関する変数を記憶した。しかし、これに限らず、ATの終了条件に関する変数として、たとえば、払出し枚数、遊技回数、当選回数、又は入賞回数を設定してもよい。
すなわち、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bは、払出し枚数に関する変数を記憶するものとしてもよい。同様に、遊技回数に関する変数を記憶するものとしてもよく、当選回数に関する変数を記憶するものとしてもよく、入賞回数に関する変数を記憶するものとしてもよい。
また、本実施形態では、差枚数に関する変数の初期値を「150」に設定した。しかし、「150」はあくまでも例示であり、差枚数に関する変数の初期値は、適宜設定することができる。たとえば、ATを開始するときに、変数の初期値を抽選で決定し、決定した初期値を管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bに設定してもよい。
さらにまた、本実施形態では、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値を「7」に設定した。しかし、「7」はあくまでも例示であり、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値は、ベル01が入賞したときの払出し枚数等に応じて適宜設定することができる。
(11)本実施形態では、複合ベルA1〜D3当選時にのみ、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bの変数に所定値を反映させることで、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bの変数を更新した。
しかし、これに限らず、たとえば、中チェリー、角チェリー、スイカ等のレア役の当選時、又は遊技者が取りこぼす可能性を有する役の当選時に、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bの変数に所定値を反映させることで、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bの変数を更新してもよい。すなわち、複合ベルA1〜D3当選時に限らず、払出しを有するすべての役の当選時に、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bの変数に、当選した役の種類に対応した所定の数値を反映させてもよい。
(12)本実施形態では、管理用カウンタ81aのカウント値について、特定の演出を出力するときの特定の値を「20」以下に設定し、ATの終了条件を満たす値を「0」以下に設定した。しかし、これらの値はあくまでも例示であり、特定の演出を出力するときの特定の値、及びATの終了条件を満たす値は、適宜設定することができる。
また、本実施形態では、ATを開始するときは、管理用カウンタ81aに、差枚数に関する変数の初期値「150」を設定し、複合ベルA1〜D3に当選したときは、管理用カウンタ81aのカウント値から、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値「7」を減算した。
しかし、これに限らず、たとえば、ATを開始するときは、管理用カウンタ81aに、差枚数に関する変数の初期値「0」を設定し、複合ベルA1〜D3に当選したときは、管理用カウンタ81aのカウント値に、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値「7」を加算してもよい。すなわち、「反映」とは、加算及び減算を含むものである。また、管理用カウンタ81aのカウント値に所定値を加算する場合には、ATの終了条件を満たす値を、たとえば「150」以上に設定することができる。
(13)本実施形態では、管理用カウンタ81aの変数がATの終了条件を満たす値となったときは、ATを継続するか否かを決定する継続抽選を行った。しかし、管理用カウンタ81aの変数がATの終了条件を満たす値となったときは、継続抽選を行うことなく、ATを終了させてもよい。
(14)本実施形態では、図柄の組合せが表示された後(すべてのリール31の停止後)に、ベル01が入賞したか否かにかかわらず、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値を表示用カウンタ81bの変数に反映させることで表示用カウンタ81bの変数を更新した。
しかし、これに限らず、たとえば、図柄の組合せが表示された後に、当該遊技のメダルの払出し枚数又は差枚数に対応する他の所定値を表示用カウンタ81bの変数に反映させることで表示用カウンタ81bの変数を更新してもよい。すなわち、実際のメダルの払出し枚数又は差枚数を表示用カウンタ81bのカウント値に加算又は減算してもよい。
この場合、管理用カウンタ81aの変数に対して、ベル01が入賞したか否かにかかわらず、ベル01が入賞したときのメダルの払出し枚数又は差枚数に対応する所定値を反映させると、管理用カウンタ81aの変数と表示用カウンタ81bの変数とが一致しないときが生じる。
また、電気的なノイズの発生により、管理用カウンタ81aの変数と表示用カウンタ81bの変数とが一致しないときが生じる可能性も有する。
さらに、メダルを不正に獲得することを目的として、スロットマシン10の近傍で強力な電磁波を発生させることにより、メイン制御手段60又はサブ制御手段80に誤作動を起こさせる、いわゆる電波ゴトにより、管理用カウンタ81aの変数と表示用カウンタ81bの変数とが一致しないときが生じる可能性も有する。
そこで、管理用カウンタ81aの変数と表示用カウンタ81bの変数とが一致しないときは、表示用カウンタ81bの変数を、管理用カウンタ81aの変数に書き換える。たとえば、管理用カウンタ81aのカウント値が「20」であり、表示用カウンタ81bのカウント値が「27」であるときは、表示用カウンタ81bのカウント値を、管理用カウンタ81aのカウント値である「20」に書き換える。
これにより、ATの終了までの目安となる数値の表示と、ATの終了の制御とを一致させることができ、遊技者に対し不信感又は違和感を与えないようにすることができる。
(15)本実施形態では、上乗せ特化ゾーンに移行したときは、複合ベルA1〜D3当選時に、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bのカウント値に「20」を加算した。しかし、これに限らず、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bのカウント値を加算する条件(上乗せ条件)及び加算する数値は、適宜設定することができる。
もちろん、ATの終了条件に関する変数として、払出し枚数、遊技回数、当選回数、又は入賞回数を設定した場合には、上乗せ特化ゾーンで上乗せ条件を満たしたときに、払出し枚数、遊技回数、当選回数、又は入賞回数に関する数値を上乗せすることができる。
また、複合ベルA1〜D3当選時に管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bのカウント値から所定値を減算する場合には、上乗せ特化ゾーンで上乗せを決定したときは、決定した数値を加算する。
一方、複合ベルA1〜D3当選時に管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bのカウント値に所定値を加算する場合には、上乗せ特化ゾーンで上乗せ数を決定したときは、決定した数値を減算する。
すなわち、「ATの滞在期間が長くなるようにATの終了条件に関する変数を変更する」とは、加算及び減算を含むものである。
(16)たとえば、ATを開始するときは、初期値として、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bにそれぞれ「150」を設定する。また、複合ベルA1〜D3当選時には、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値として、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bからそれぞれ「7」を減算する。そして、ATの終了条件を満たす値を「0」以下とし、管理用カウンタ81aのカウント値が「0」以下になったときは、ATを終了するものとする。
ここで、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bのカウント値が「80」のときに、「20」を上乗せすることに決定したとする。
この場合、たとえば、「AT終了までの残り差枚数/初期値」の表示を、「80/150」から「100/150」に変更してもよい。すなわち、AT終了までの残り差枚数に、上乗せ数を加算して表示してもよい。
(17)たとえば、ATを開始するときは、初期値として、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bにそれぞれ「0」を設定する。また、複合ベルA1〜D3当選時には、ベル01が入賞したときのメダルの差枚数に対応する所定値として、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bにそれぞれ「7」を加算する。そして、ATの終了条件を満たす値を「150」以上とし、管理用カウンタ81aのカウント値が「150」以上になったときは、ATを終了するものとする。
ここで、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bのカウント値が「70」のときに、「20」を上乗せすることに決定したとする。
この場合、たとえば、「差枚数/ATの終了条件を満たす値」の表示を、「70/150」から「50/150」に変更してもよい。すなわち、差枚数から、上乗せ数を減算して表示してもよい。
また、「差枚数/ATの終了条件を満たす値」の表示を、「70/150」から「70/170」に変更してもよい。すなわち、ATの終了条件を満たす値に、上乗せ数を加算して表示してもよい。
(18)実施形態では、上乗せ抽選で当選したときは、管理用カウンタ81aの変数がATの終了条件を満たす値となる前に上乗せ特化ゾーンに移行するように、管理用カウンタ81aの変数に基づいて上乗せ前兆状態の遊技回数を決定した。これにより、上乗せ抽選で当選後、上乗せ特化ゾーンに移行前に、ATが終了しないようにした。
しかし、これに限らず、たとえば、上乗せ前兆状態の遊技回数を固定値(たとえば、10遊技)とする。また、上乗せ前兆状態において、管理用カウンタ81aの変数(カウント値)がATの終了条件を満たす値に到達可能な値となるまでは、複合ベルA1〜D3当選時に管理用カウンタ81aの変数に所定値を反映させる(加算又は減算する)。
ここで、「ATの終了条件を満たす値に到達可能な値」とは、所定値を反映させる(加算又は減算する)と、ATの終了条件を満たすこととなる値を意味する。
そして、上乗せ前兆状態において、管理用カウンタ81aのカウント値がATの終了条件を満たす値に到達可能な値となったときは、複合ベルA1〜D3に当選しても、管理用カウンタ81aの変数に所定値を反映させないようにする。
具体的には、たとえば、上乗せ前兆状態において、管理用カウンタ81aのカウント値が「1」以上「7」以下になるまでは、複合ベルA1〜D3当選時に管理用カウンタ81aのカウント値から所定値「7」を減算する。
そして、上乗せ前兆状態において、管理用カウンタ81aのカウント値が「1」以上「7」以下になったときは、複合ベルA1〜D3に当選しても、管理用カウンタ81aのカウント値から所定値「7」を減算しないようにする。
このようにしても、上乗せ抽選で当選後、上乗せ特化ゾーンに移行前に、ATが終了しないようにすることができる。
(19)本実施形態では、ATを開始するときは、差枚数カウンタ81cのカウント値が基準値以上か否かを判断し、基準値以上のときは差枚数カウンタ81cのカウント値を維持し、基準値未満のときは差枚数カウンタ81cに基準値を設定した。
ここで、ATを開始するときは、差枚数カウンタ81cのカウント値が基準値以上か否かにかかわらず、差枚数カウンタ81cに基準値を設定してもよい。すなわち、ATを開始するときは常に差枚数カウンタ81cに基準値を設定してもよい。
また、本実施形態では、基準値を「0」に設定したが、「0」はあくまでも例示であり、これに限られるものではない。
さらにまた、本実施形態では、差枚数カウンタ81cのカウント値が基準値未満のときは、差枚数カウンタ81cのカウント値を表示せずに基準値を表示した。しかし、差枚数カウンタ81cのカウント値が基準値未満のときにも、差枚数カウンタ81cのカウント値を表示してもよい。
さらに、本実施形態では、差枚数カウンタ81cのカウント値が特定値より大きいときは、差枚数カウンタ81cのカウント値を表示せずに、特定値又は特定値より大きいことを示す情報を表示した。
ここで、本実施形態では、特定値を「9999」に設定したが、「9999」はあくまでも例示であり、これに限られるものではない。
また、本実施形態では、特定値より大きいことを示す情報として、「大爆発」等、「9999」以外の表示を行う場合も有するが、これもあくまでも例示であり、これに限られるものではない。
さらに、差枚数カウンタ81cのカウント値が特定値より大きいときにも、差枚数カウンタ81cのカウント値を表示してもよい。
(20)本実施形態では、非ATへの移行時に非ATカウンタ81dのカウント値をクリアし、非AT中に遊技が行われるごとに非ATカウンタ81dのカウント値に「1」を加算し、非ATカウンタ81dのカウント値が「50」になったときは差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアした。
しかし、たとえば、非ATへの移行時に非ATカウンタ81dに「50」を設定し、非AT中に遊技が行われるごとに非ATカウンタ81dのカウント値から「1」を減算し、非ATカウンタ81dのカウント値が「0」になったときは差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアしてもよい。
また、本実施形態では、非AT中に所定遊技回数(50遊技)を消化したことを、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアする条件に設定した。しかし、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアする条件は、非AT中に所定遊技回数を消化したことに限らず、適宜設定することができる。
たとえば、非ATへの移行時に、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアする条件となる遊技回数を抽選で決定し、決定した遊技回数を非ATカウンタ81dのカウント値に設定する。そして、非AT中に遊技が行われるごとに非ATカウンタ81dのカウント値から「1」を減算し、非ATカウンタ81dのカウント値が「0」になったときは差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアしてもよい。
また、差枚数カウンタ81cのカウント値に応じて、AT抽選、CZ抽選、継続抽選、及び上乗せ抽選の当選確率を異ならせてもよい。具体的には、差枚数カウンタ81cのカウント値が所定の範囲内(たとえば、「450」以上「600」未満)のときは、所定の範囲外のときより、AT抽選、CZ抽選、継続抽選、及び上乗せ抽選の当選確率を高く設定することができる。
さらに、本実施形態では、非ATカウンタ81dのカウント値が「50」になる前に非ATからCZに移行したときは、非ATカウンタ81dによる遊技回数のカウントを停止し、その後、CZから非ATに移行したときは、非ATカウンタ81dのカウント値をクリアした。
しかし、これに限らず、たとえば、非ATからCZを含む非AT以外のサブ遊技状態に移行したときも、非ATカウンタ81dによる遊技回数のカウントを継続してもよい。そして、非ATカウンタ81dのカウント値が、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアする条件となる値になったときは、差枚数カウンタ81cのカウント値をクリアすることができる。
(21)たとえば、ATの継続回数をカウントする継続回数カウンタを備えてもよい。すなわち、継続抽選で当選したとき、又は上乗せ特化ゾーンにおいてATの滞在期間が長くなるように管理用カウンタ81aの変数が変更されたときは、継続回数カウンタのカウント値に「1」を加算する。
また、AT終了後に所定の条件を満たすまで、継続回数カウンタのカウント値を維持し、AT終了後に所定の条件を満たしたときは、継続回数カウンタのカウント値をクリアしてもよい。この場合、継続回数カウンタのカウント値をクリアする所定の条件は、たとえば、非AT中に所定遊技回数を消化したことに設定することができる。
さらにまた、非ATへの移行時に、継続回数カウンタのカウント値をクリアする条件となる遊技回数を抽選で決定し、決定した遊技回数を非ATカウンタ81dのカウント値に設定する。そして、非AT中に遊技が行われるごとに非ATカウンタ81dのカウント値から「1」を減算し、非ATカウンタ81dのカウント値が「0」になったときは継続回数カウンタのカウント値をクリアしてもよい。
さらに、継続回数カウンタのカウント値に応じて、AT抽選、CZ抽選、継続抽選、及び上乗せ抽選の当選確率を異ならせてもよい。具体的には、継続回数カウンタのカウント値が所定の値(たとえば「3」、「6」又は「9」)のときは、所定の値以外のときより、AT抽選、CZ抽選、継続抽選、及び上乗せ抽選の当選確率を高く設定してもよい。
(22)たとえば、AT準備中に移行したときに、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bにそれぞれ初期値の「150」を設定したとする。また、AT準備中の複合ベルA1〜D3当選時にベル01を3回取りこぼし、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bのカウント値がそれぞれ「141」になったとする。
この場合、AT準備中からATに移行するときに、管理用カウンタ81a及び表示用カウンタ81bに、初期値の「150」にAT準備中の損失分の「9」を加算した「159」を設定してもよい。これにより、AT準備中の損失を補填することができる。
(23)実施形態では、1BB遊技中の出玉率を1より高く設定した。しかし、1BB遊技は、1以上の役の当選確率を通常遊技より高く設定すればよい。たとえば、1BB遊技中は、スイカ等のレア役の当選確率を通常遊技より高く設定することができる。この場合、1BB遊技中の出玉率を1より低く設定することができる。
また、実施形態では、MB当選後は、MB内部中遊技を継続させた。そして、MB内部中遊技において、非ATとATとの間を移行させた。しかし、1BB遊技中の出玉率を1より低く設定した場合には、1BB当選後に1BB内部中遊技を継続させ、その間に、非ATとATとの間を移行させてもよい。
すなわち、1BB遊技でメダルを増加させることを目的とせず、1BB内部中遊技を作り出すことを目的として、1BBを設けることができる。
(24)本実施形態では、ストップスイッチ42の押し順に応じて遊技者にとって有利となる遊技結果を得ることができる場合とできない場合とを設け、AT中は、遊技者にとって有利となる遊技結果を得ることができる押し順を報知した。すなわち、「押し順AT」とした。
しかし、これに限らず、たとえば、ストップスイッチ42の操作タイミングに応じて遊技者にとって有利となる遊技結果を得ることができる場合とできない場合とを設け、AT中は、遊技者にとって有利となる遊技結果を得ることができる操作タイミング(有効ラインに狙う図柄等)を報知してもよい。すなわち、「目押しAT」としてもよい。
また、押し順及び操作タイミングの双方の条件を満たしたときに、遊技者にとって有利となる遊技結果を得ることができるようにし、AT中は、遊技者にとって有利となる遊技結果を得ることができる押し順及び操作タイミングを報知してもよい。
(25)上記の変形例は、単独で実施されることに限らず、適宜組み合わせて実施することが可能である。
<付記>
本願の出願当初の請求項に係る発明(当初発明)が解決しようとする課題、当初発明に係る課題を解決するための手段及び当初発明の効果は、以下の通りである。
(1)当初発明が解決しようとする課題
特許文献1では、AT中に特定抽選結果となった遊技で、報知した押し順と異なる押し順でストップスイッチが操作されると、特定の図柄の組合せを表示しない。この場合、特定の図柄の組合せを表示したときよりメダルの払出し枚数が少なくなり、ひいては差枚数が少なくなるので、ATの終了条件を満たす値への到達が遅れることとなる。
このため、特許文献1では、AT中に特定抽選結果となった遊技で、報知した押し順と異なる押し順でストップスイッチを操作することで、遊技者が意図的にATの期間を引き延ばすことが可能となる。そして、ATの期間を引き延ばし、その間に、ATの期間を上乗せする遊技状態への移行を待つという攻略が考えられる。
また、AT終了までの残りの期間に関する情報は、遊技者にとって関心事である。
したがって、当初発明が解決しようとする課題は、遊技者が意図的にATの期間を引き延ばすことができないようにするとともに、遊技者に違和感を持たれることがないように、ATの終了条件を満たすまでの目安となる数値を表示することである。
(2)当初発明に係る課題を解決するための手段(なお、かっこ書きで、対応する実施形態を記載する。)
第1の解決手段は、
複数種類の図柄を表示した複数(左、中、右の3個)のリール(31)と、
前記リールを停止させるときに遊技者が操作する複数(左、中、右の3個)のストップスイッチ(42)と、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(60)と、
演出を制御するサブ制御手段(80)と
を備え、
前記メイン制御手段は、
特定抽選結果(複合ベルA1〜D3当選)となる場合を有するように役の抽選を行う役抽選手段(61)と、
前記リールを停止制御するリール制御手段(64)と
を備え、
前記リール制御手段は、前記特定抽選結果となった遊技では、前記ストップスイッチの操作に応じて、遊技者にとって有利となる特定の図柄の組合せを表示可能(10枚払出しとなるベル01が入賞可能)に前記リールを停止制御するときと、前記特定の図柄の組合せを表示しない(ストップスイッチ42の操作タイミングに応じて、1枚ベルを入賞させるか、又は役の非入賞となる)ように前記リールを停止制御するときとを有し、
前記サブ制御手段は、
前記特定抽選結果となった遊技で前記特定の図柄の組合せを表示させるための前記ストップスイッチの操作情報(押し順)を報知する報知遊技(AT)と、前記操作情報を報知しない非報知遊技(非AT)とを有するとともに、これらの間の移行を制御し、
遊技媒体(メダル)の払出し数又は払出し数から投入数を引いた差枚数に関する変数を記憶する第1変数記憶手段(管理用カウンタ81a)及び第2変数記憶手段(表示用カウンタ81b)と、
前記第2変数記憶手段の前記変数を表示する表示手段(演出制御手段83)と
を備え、
前記報知遊技を開始するときは前記変数の初期値(「150」)を前記第1変数記憶手段及び前記第2変数記憶手段にそれぞれ設定し、
前記報知遊技中に前記特定抽選結果となったときは、図柄の組合せが表示される前に、前記特定の図柄の組合せが表示されたときの遊技媒体の払出し数又は差枚数に対応する所定値(「7」)を前記第1変数記憶手段の前記変数に反映させる(管理用カウンタ81aのカウント値から減算する)ことで前記第1変数記憶手段の前記変数を更新し、図柄の組合せが表示された後に、前記特定の図柄の組合せが表示されたか否かにかかわらず、前記所定値を前記第2変数記憶手段の前記変数に反映させる(表示用カウンタ81bのカウント値から減算する)ことで前記第2変数記憶手段の前記変数を更新し、
前記第1変数記憶手段の前記変数が前記報知遊技の終了条件を満たす値(「0」以下)となったときは、前記報知遊技を終了する
ことを特徴とする。
第2の解決手段は、
複数種類の図柄を表示した複数(左、中、右の3個)のリール(31)と、
前記リールを停止させるときに遊技者が操作する複数(左、中、右の3個)のストップスイッチ(42)と、
遊技の進行を制御するメイン制御手段(60)と、
演出を制御するサブ制御手段(80)と
を備え、
前記メイン制御手段は、
特定抽選結果(複合ベルA1〜D3当選)となる場合を有するように役の抽選を行う役抽選手段(61)と、
前記リールを停止制御するリール制御手段(64)と
を備え、
前記リール制御手段は、前記特定抽選結果となった遊技では、前記ストップスイッチの操作に応じて、遊技者にとって有利となる特定の図柄の組合せを表示可能(10枚払出しとなるベル01が入賞可能)に前記リールを停止制御するときと、前記特定の図柄の組合せを表示しない(ストップスイッチ42の操作タイミングに応じて、1枚ベルを入賞させるか、又は役の非入賞となる)ように前記リールを停止制御するときとを有し、
前記サブ制御手段は、
前記特定抽選結果となった遊技で前記特定の図柄の組合せを表示させるための前記ストップスイッチの操作情報(押し順)を報知する報知遊技(AT)と、前記操作情報を報知しない非報知遊技(非AT)とを有するとともに、これらの間の移行を制御し、
遊技媒体(メダル)の払出し数又は払出し数から投入数を引いた差枚数に関する変数を記憶する第1変数記憶手段(管理用カウンタ81a)及び第2変数記憶手段(表示用カウンタ81b)と、
前記第2変数記憶手段の前記変数を表示する表示手段(演出制御手段83)と
を備え、
前記報知遊技を開始するときは前記変数の初期値(「150」)を前記第1変数記憶手段及び前記第2変数記憶手段にそれぞれ設定し、
前記報知遊技中に前記特定抽選結果となったときは、図柄の組合せが表示される前に、前記特定の図柄の組合せが表示されたときの遊技媒体の払出し数又は差枚数に対応する所定値(「7」)を前記第1変数記憶手段の前記変数に反映させる(管理用カウンタ81aのカウント値から減算する)ことで前記第1変数記憶手段の前記変数を更新し、図柄の組合せが表示された後に、当該遊技における遊技媒体の払出し数又は差枚数に対応する他の所定値を前記第2変数記憶手段の前記変数に反映させる(表示用カウンタ81bのカウント値から減算する)ことで前記第2変数記憶手段の前記変数を更新し、
前記第1変数記憶手段の前記変数が前記報知遊技の終了条件を満たす値(「0」以下)となったときは、前記報知遊技を終了する
ことを特徴とする。
第3の解決手段は、第2の解決手段において、
前記サブ制御手段は、前記第1変数記憶手段の前記変数と前記第2変数記憶手段の前記変数とが一致しないときは、前記第2変数記憶手段の前記変数を、前記第1変数記憶手段の前記変数に書き換える
ことを特徴とする。
(作用)
第1の解決手段においては、報知遊技を開始するときは、遊技媒体の払出し数又は差枚数に関する変数の初期値を第1変数記憶手段及び第2変数記憶手段にそれぞれ設定する。
また、報知遊技中に特定抽選結果となったときは、図柄の組合せが表示される前に、特定の図柄の組合せが表示されたときの遊技媒体の払出し数又は差枚数に対応する所定値を第1変数記憶手段の変数に反映させる。
このため、特定の図柄の組合せが表示されたか否かにかかわらず、第1変数記憶手段の変数に所定値が反映される。
さらにまた、報知遊技中に特定抽選結果となったときは、図柄の組合せが表示された後に、第2変数記憶手段の変数に所定値を反映させる。そして、報知遊技の終了条件を満たすまでの目安となる数値として、第2変数記憶手段の変数を表示する。
このため、表示する変数の更新のタイミングが、図柄の組合せの表示後になる。
すなわち、図柄の組合せが表示される前に、ATの終了条件を満たすまでの目安となる数値を更新して、これを表示すると、遊技者に違和感を与える可能性を有する。
また、図柄の組合せが表示される前に、ATの終了条件を満たすまでの目安となる数値を更新して、これを表示すると、リールを停止させる前に、役の抽選結果が遊技者にわかってしまう。
そこで、第1変数記憶手段とは別個に第2変数記憶手段を備え、第2変数記憶手段の変数の更新タイミングを図柄の組合せの表示後(全リールの停止後)に設定し、第1変数記憶手段の変数は表示せずに第2変数記憶手段の変数を表示する。
これにより、報知遊技の終了条件を満たすまでの目安となる数値を表示しつつ、その更新タイミングを図柄の組合せの表示後にすることができる。
第2の解決手段においては、報知遊技中に特定抽選結果となったときは、図柄の組合せが表示された後に、当該遊技における遊技媒体の払出し枚数又は差枚数に対応する他の所定値を第2変数記憶手段の変数に反映させる。
たとえば、特定抽選結果となった遊技で、特定の図柄の組合せが表示されて、当該遊技における差枚数が「7」となったとする。この場合、図柄の組合せの表示後に、第2変数記憶手段の変数から、当該遊技における差枚数の「7」を減算する。
これに対し、特定抽選結果となった遊技で、いずれの役に対応する図柄の組合せも表示されずに、当該遊技における差枚数が「−3」となったとする。この場合、図柄の組合せの表示後に、第2変数記憶手段の変数から、当該遊技における差枚数の「−3」を減算(「3」を加算)する。
このようにしても、報知遊技の終了条件を満たすまでの目安となる数値を表示しつつ、その更新タイミングを図柄の組合せの表示後にすることができる。
第3の解決手段においては、第1変数記憶手段の変数と第2変数記憶手段の変数とが一致しないときは、第2変数記憶手段の変数を、第1変数記憶手段の変数に書き換える。
ここで、第2の解決手段おいては、第1変数記憶手段の変数に対しては、特定の図柄の組合せが表示されたか否かにかかわらず、特定の図柄の組合せが表示されたときの遊技媒体の払出し数又は差枚数に対応する所定値を反映させる。一方、第2変数記憶手段の変数に対しては、当該遊技における遊技媒体の払出し数又は差枚数に対応する他の所定値を反映させる。
このため、特定抽選結果となった遊技で、特定の図柄の組合せが表示されなかったときは、第1変数記憶手段の変数と、第2変数記憶手段の変数とが一致しなくなる。
そこで、第1変数記憶手段の変数と第2変数記憶手段の変数とが一致しないときは、第2変数記憶手段の変数を、第1変数記憶手段の変数に書き換える。
これにより、報知遊技の終了までの目安となる数値の表示と、報知遊技の終了の制御とを一致させることができる。
(当初発明と実施形態との関係)
当初発明の「特定抽選結果」は、実施形態では「複合ベルA1〜D3当選」に相当し、当初発明の「特定の図柄の組合せ」は、実施形態では「ベル01に対応する「ベル」−「ベル」−「ベル」の図柄の組合せ」に相当する。
また、当初発明の「特定の図柄の組合せを表示させるためのストップスイッチの操作情報」は、実施形態では「正解押し順」に相当する。
さらにまた、当初発明の「第1変数記憶手段」は、実施形態では「管理用カウンタ81a」に相当し、当初発明の「第2変数記憶手段」は、実施形態では「表示用カウンタ81b」に相当し、当初発明の「初期値」は、実施形態では「150」に相当し、当初発明の「所定値」は、実施形態では「7」に相当し、当初発明の「報知遊技の終了条件を満たす値」は、実施形態では「0」以下に相当する。
なお、払出し枚数又は差枚数に関する変数は、報知遊技の終了条件に関するものである。そして、報知遊技を開始するときは、変数記憶手段に初期値を設定し、報知遊技中に特定抽選結果となったときは、変数記憶手段の変数から所定値を減算することで変数記憶手段の変数を更新してもよく、変数記憶手段の変数に所定値を加算することで変数記憶手段の変数を更新してもよい。すなわち、「反映」とは、加算及び減算を含むものである。
また、第1変数記憶手段(管理用カウンタ81a)及び第2変数記憶手段(表示用カウンタ81b)は、遊技媒体の差枚数に関する変数は記憶せずに、遊技媒体の払出し数に関する変数のみを記憶してもよく、逆に、遊技媒体の払出し数に関する変数は記憶せずに、遊技媒体の差枚数に関する変数のみを記憶してもよい。すなわち、「遊技媒体の払出し数又は差枚数に関する変数を記憶する第1変数記憶手段及び第2変数記憶手段」とは、「遊技媒体の払出し数に関する変数を記憶する第1変数記憶手段及び第2変数記憶手段」、並びに「遊技媒体の差枚数に関する変数を記憶する第1変数記憶手段及び第2変数記憶手段」を含むものである。
なお、「特定抽選結果」は、ストップスイッチの押し順に応じて遊技者にとって有利/不利が生じる役抽選結果、及びストップスイッチの操作タイミングに応じて遊技者にとって有利/不利が生じる役抽選結果を含むものである。
また、「報知遊技」は、遊技者にとって有利となるストップスイッチの押し順を報知する遊技(押し順AT)、及び遊技者にとって有利となるストップスイッチの操作タイミングを報知する遊技(目押しAT)を含むものである。
また、「報知遊技と非報知遊技との間の移行制御」は、たとえば、サブ遊技状態制御手段81、その他、サブ制御手段80が備える他の手段で行うことができる。
さらに、「変数記憶手段の変数の更新」は、たとえば、サブ遊技状態制御手段81、その他、サブ制御手段80が備える他の手段で行うことができる。
(3)当初発明の効果
当初発明によれば、報知遊技中に特定抽選結果となったときは、図柄の組合せが表示される前に、特定の図柄の組合せが表示されたときの遊技媒体の払出し数又は差枚数に対応する所定値を第1変数記憶手段の変数に反映させる。このため、特定の図柄の組合せが表示されたか否かにかかわらず、第1変数記憶手段の変数に所定値が反映されるので、遊技者が意図的に報知遊技の期間を引き延ばすことができないようにすることができる。
また、当初発明によれば、報知遊技中に特定抽選結果となったときは、図柄の組合せが表示された後に、第2変数記憶手段の変数に所定値を反映させる。そして、報知遊技の終了条件を満たすまでの目安となる数値として、第2変数記憶手段の変数を表示する。このため、表示する変数の更新のタイミングが、図柄の組合せの表示後になるので、遊技者に違和感を持たれないようにすることができる。
10 スロットマシン
11 表示窓
21 ランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
31 (左、中、右)リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 (左、中、右)ストップスイッチ
43 メダル投入口
60 メイン制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
63 当選フラグ制御手段
63a 当選フラグ
64 リール制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判断手段
67 払出し手段
68 メイン遊技状態制御手段
70 サブ送信手段
71 外部信号制御手段
71a 外部信号カウンタ
80 サブ制御手段
81 サブ遊技状態制御手段
81a 管理用カウンタ
81b 表示用カウンタ
81c 差枚数カウンタ
81d 非ATカウンタ
82 報知制御手段
83 演出制御手段
100 外部端子基板
110 遊技情報表示装置

Claims (3)

  1. 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
    前記リールを停止させるときに遊技者が操作する複数のストップスイッチと、
    遊技の進行を制御するメイン制御手段と、
    演出を制御するサブ制御手段と
    を備え、
    前記メイン制御手段は、
    特定抽選結果となる場合を有するように役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記リールを停止制御するリール制御手段と
    を備え、
    前記リール制御手段は、前記特定抽選結果となった遊技では、前記ストップスイッチの操作に応じて、遊技者にとって有利となる特定の図柄の組合せを表示可能に前記リールを停止制御するときと、前記特定の図柄の組合せを表示しないように前記リールを停止制御するときとを有し、
    前記サブ制御手段は、
    前記特定抽選結果となった遊技で前記特定の図柄の組合せを表示させるための前記ストップスイッチの操作情報を報知する報知遊技と、前記操作情報を報知しない非報知遊技とを有するとともに、これらの間の移行を制御し、
    遊技媒体の払出し数又は払出し数から投入数を引いた差枚数に関する変数を記憶する第1変数記憶手段及び第2変数記憶手段と、
    前記第2変数記憶手段の前記変数を表示する表示手段と
    を備え、
    前記報知遊技を開始するときは前記変数の初期値を前記第1変数記憶手段及び前記第2変数記憶手段にそれぞれ設定し、
    前記報知遊技中に前記特定抽選結果となったときは、図柄の組合せが表示される前に、前記特定の図柄の組合せが表示されたときの遊技媒体の払出し数又は差枚数に対応する所定値を前記第1変数記憶手段の前記変数に反映させることで前記第1変数記憶手段の前記変数を更新し、図柄の組合せが表示された後に、前記特定の図柄の組合せが表示されたか否かにかかわらず、前記所定値を前記第2変数記憶手段の前記変数に反映させることで前記第2変数記憶手段の前記変数を更新し、
    前記第1変数記憶手段の前記変数が前記報知遊技の終了条件を満たす値となったときは、前記報知遊技を終了する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 複数種類の図柄を表示した複数のリールと、
    前記リールを停止させるときに遊技者が操作する複数のストップスイッチと、
    遊技の進行を制御するメイン制御手段と、
    演出を制御するサブ制御手段と
    を備え、
    前記メイン制御手段は、
    特定抽選結果となる場合を有するように役の抽選を行う役抽選手段と、
    前記リールを停止制御するリール制御手段と
    を備え、
    前記リール制御手段は、前記特定抽選結果となった遊技では、前記ストップスイッチの操作に応じて、遊技者にとって有利となる特定の図柄の組合せを表示可能に前記リールを停止制御するときと、前記特定の図柄の組合せを表示しないように前記リールを停止制御するときとを有し、
    前記サブ制御手段は、
    前記特定抽選結果となった遊技で前記特定の図柄の組合せを表示させるための前記ストップスイッチの操作情報を報知する報知遊技と、前記操作情報を報知しない非報知遊技とを有するとともに、これらの間の移行を制御し、
    遊技媒体の払出し数又は払出し数から投入数を引いた差枚数に関する変数を記憶する第1変数記憶手段及び第2変数記憶手段と、
    前記第2変数記憶手段の前記変数を表示する表示手段と
    を備え、
    前記報知遊技を開始するときは前記変数の初期値を前記第1変数記憶手段及び前記第2変数記憶手段にそれぞれ設定し、
    前記報知遊技中に前記特定抽選結果となったときは、図柄の組合せが表示される前に、前記特定の図柄の組合せが表示されたときの遊技媒体の払出し数又は差枚数に対応する所定値を前記第1変数記憶手段の前記変数に反映させることで前記第1変数記憶手段の前記変数を更新し、図柄の組合せが表示された後に、当該遊技における遊技媒体の払出し数又は差枚数に対応する他の所定値を前記第2変数記憶手段の前記変数に反映させることで前記第2変数記憶手段の前記変数を更新し、
    前記第1変数記憶手段の前記変数が前記報知遊技の終了条件を満たす値となったときは、前記報知遊技を終了する
    ことを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項2において、
    前記サブ制御手段は、前記第1変数記憶手段の前記変数と前記第2変数記憶手段の前記変数とが一致しないときは、前記第2変数記憶手段の前記変数を、前記第1変数記憶手段の前記変数に書き換える
    ことを特徴とするスロットマシン。
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