JP6232644B2 - 遊技台、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、回胴遊技機(スロットマシン)や弾球遊技機(パチンコ機)に代表される遊技台、プログラム及び記録媒体に関する。
画像を表示する画像表示装置を備え、遊技に関する画像を表示する遊技台が知られている。このような遊技台においては、画像の表示態様を種々の要因に合わせるようにし、最適な演出を行うようにしている。
そして、このような遊技台において、演出可動体の動きに合わせて画像を縮小して表示するものがある(例えば、特許文献1等参照)。
特許第5425755号公報
しかしながら、従来の遊技台では、表示手段に改良の余地がある。
本発明は上記事情に鑑み、表示手段に特徴を持った遊技台、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
上記目的を解決する本発明のうちの第一の遊技台は、
動画を示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、遊技中に表示する動画として、通常動画と特別動画とを表示可能な手段であり、
前記表示手段は、遊技中に表示する動画として、特定内容の表示を含む複数種類のカットイン動画を表示可能な手段であり、
前記複数種類のカットイン動画のうちの一つは、第一のカットイン動画であり、
前記複数種類のカットイン動画のうちの一つは、第二のカットイン動画であり、
前記第二のカットイン動画の表示サイズは、前記第一のカットイン動画の表示サイズよりも小さいサイズであり、
前記表示手段は、前記通常動画の表示中にカットイン動画表示条件が成立した場合に、前記第一のカットイン動画を表示する手段であり、
前記表示手段は、前記特別動画の表示中に前記カットイン動画表示条件が成立した場合に、前記第二のカットイン動画を表示する手段であり、
前記第一のカットイン動画は、前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示(以下、「予告表示」という。)を第一の時間で表示した後に、該特定内容の表示として第一の特定内容表示を表示する動画であり、
前記表示手段は、前記第一のカットイン動画の表示が開始されると前記予告表示を前記第一の時間で表示した後に前記第一の特定内容表示を表示する手段であり、
前記第二のカットイン動画は、前記予告表示を表示することなく、前記特定内容の表示として第二の特定内容表示を表示する動画であり、
前記表示手段は、前記第二のカットイン動画の表示が開始されると前記予告表示を表示することなく前記第二の特定内容表示を表示することにより、該第二の特定内容表示を前記第一の特定内容表示よりも長い時間で表示する手段である、
ことを特徴とする。
上記目的を解決する本発明のうちの第二の遊技台は、
動画を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、遊技中に表示する動画として、通常動画と特別動画とを表示可能な手段であり、
前記表示手段は、遊技中に表示する動画として、特定内容の表示を含む複数種類のカットイン動画を表示可能な手段であり、
前記複数種類のカットイン動画のうちの一つは、第一のカットイン動画であり、
前記複数種類のカットイン動画のうちの一つは、第二のカットイン動画であり、
前記第二のカットイン動画の表示サイズは、前記第一のカットイン動画の表示サイズよりも小さいサイズであり、
前記表示手段は、前記通常動画の表示中にカットイン動画表示条件が成立した場合に、前記第一のカットイン動画を表示する手段であり、
前記表示手段は、前記特別動画の表示中に前記カットイン動画表示条件が成立した場合に、前記第二のカットイン動画を表示する手段であり、
前記第一のカットイン動画は、第一の予告表示を第一の時間で表示した後に、前記特定内容の表示として第一の特定内容表示を表示する動画であり、
前記第一の予告表示は、前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示であり、
前記表示手段は、前記第一のカットイン動画の表示が開始されると前記第一の予告表示を前記第一の時間で表示した後に前記第一の特定内容表示を表示する手段であり、
前記第二のカットイン動画は、第二の予告表示を第二の時間で表示した後に、前記特定内容の表示として第二の特定内容表示を表示する動画であり、
前記第二の予告表示は、前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示であり、
前記第二の時間は、前記第一の時間よりも短い時間であり、
前記表示手段は、前記第二のカットイン動画の表示が開始されると前記第二の予告表示を前記第二の時間で表示した後に前記第二の特定内容表示を表示することにより、該第二の特定内容表示を前記第一の特定内容表示よりも長い時間で表示する手段である、
ことを特徴とする。
上記目的を解決する本発明の第一のプログラムは、
コンピュータに、
表示手段に図柄の変動表示を実行させる図柄表示制御手段と、
前記図柄の変動表示の結果が特定表示結果となった場合に、特別遊技状態に移行させる制御を行う遊技制御手段と、
遊技中に表示する動画として、通常動画と特別動画とを前記表示手段に表示させる制御を行わせる遊技動画表示制御手段と、
前記通常動画の表示中にカットイン動画表示条件が成立した場合に、特定内容の表示としての第一の特定内容表示を含む第一のカットイン動画を前記表示手段に表示させる制御を行わせる第一のカットイン動画表示制御手段と、
前記特別動画の表示中に前記カットイン動画表示条件が成立した場合に、前記特定内容の表示としての第二の特定内容表示を含む第二のカットイン動画を前記表示手段に表示させる制御を行わせる第二のカットイン動画表示制御手段と、
を有する遊技台のシミュレーションを実現させるためのプログラムであって、
前記第二のカットイン動画表示制御手段は、前記第二のカットイン動画の表示サイズを前記第一のカットイン動画の表示サイズよりも小さいサイズで前記表示手段に表示させ、
前記第一のカットイン動画表示制御手段は、前記第一のカットイン動画の表示を開始してから前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示(以下、「予告表示」という。)を第一の時間で表示させた後に、前記第一の特定内容表示を表示する動画を前記表示手段に表示させ、
前記第二のカットイン動画表示制御手段は、前記第二のカットイン動画の表示を開始してから前記予告表示を表示させることなく、前記第二の特定内容表示を表示する動画を前記表示手段に表示させることにより、該第二の特定内容表示を前記第一の特定内容表示よりも長い時間で表示させるようにした、
ことを特徴とする
上記目的を解決する本発明の第二のプログラムは、
コンピュータに、
表示手段に図柄の変動表示を実行させる図柄表示制御手段と、
前記図柄の変動表示の結果が特定表示結果となった場合に、特別遊技状態に移行させる制御を行う遊技制御手段と、
遊技中に表示する動画として、通常動画と特別動画とを前記表示手段に表示させる制御を行わせる遊技動画表示制御手段と、
前記通常動画の表示中にカットイン動画表示条件が成立した場合に、特定内容の表示としての第一の特定内容表示を含む第一のカットイン動画を前記表示手段に表示させる制御を行わせる第一のカットイン動画表示制御手段と、
前記特別動画の表示中に前記カットイン動画表示条件が成立した場合に、前記特定内容の表示としての第二の特定内容表示を含む第二のカットイン動画を前記表示手段に表示させる制御を行わせる第二のカットイン動画表示制御手段と、
を有する遊技台のシミュレーションを実現させるためのプログラムであって、
前記第二のカットイン動画表示制御手段は、前記第二のカットイン動画の表示サイズを前記第一のカットイン動画の表示サイズよりも小さいサイズで前記表示手段に表示させ、
前記第一のカットイン動画表示制御手段は、前記第一のカットイン動画の表示を開始してから前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示としての第一の予告表示を第一の時間で表示させた後に、前記第一の特定内容表示を表示する動画を前記表示手段に表示させ、
前記第二のカットイン動画表示制御手段は、前記第二のカットイン動画の表示を開始してから前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示としての第二の予告表示を前記第一の時間よりも短い第二の時間で表示させた後に、前記第二の特定内容表示を表示する動画を前記表示手段に表示させることにより、該第二の特定内容表示を前記第一の特定内容表示よりも長い時間で表示させるようにした、
ことを特徴とする。
本発明の遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台、プログラム及び記録媒体を実現できる。
本発明の実施形態に係るスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 前面扉を開けた状態のスロットマシンを示す正面図である。 制御部の回路ブロック図である。 (a)は、各リールに施される図柄の配列を平面的に展開して示した図であり、(b)は、入賞役(作動役を含む)の種類、各入賞役に対応する図柄組合せ、各入賞役の作動又は払出を示す図である。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートであり、(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。 (a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートであり、(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートであり、(d)は、第2副制御部500の画像制御処理のフローチャートである。 図7(a)において実行される演出制御処理のフローチャートである。 (a)は、演出A1を実行する場合のコマンド送信のタイミングについて説明するシーケンス図であり、(b)は、演出A2を実行する場合のコマンド送信のタイミングについて説明するシーケンス図である。 (a)は、通常時において実行される通常動画の内容について説明する図であり、(b)は、BBやRBが内部当選しているか否かを煽る特別動画の内容について説明する図である。 (a)は、動画A1の実行時間について説明する図であり、(b)は、動画A2の実行時間について説明する図であり、(c)は、動画Bの実行時間について説明する図である。 (a)は、通常動画の実行中に動画Aの実行条件が成立した場合の演出表示の様子について説明する図であり、(b)は、動画Bの実行中に動画Aの実行条件が成立した場合の演出表示の様子について説明する図である。 (a)は、動画A1において用いられるキャラクタ画像を示す図であり、(b)は、動画A1の実行期間について説明する図であり、(c)は、動画A1の表示内容について説明する図である。 (a)は、動画A2において用いられるキャラクタ画像を示す図であり、(b)は、動画A2の実行期間について説明する図であり、(c)は、動画A2の表示内容について説明する図である。 (a)は、キャラクタ画像cd2を表示するための表示制御データのデータ構造について説明する図であり、(b)は、表示制御データに基づいて表示されるキャラクタ画像cd2の表示態様について説明する図である。 (a)は、動画A1が実行されているときにおける表示画像のレイヤー構成について説明する図であり、(b)は、動画A2が実行されているときにおける表示画像のレイヤー構成について説明する図である。 送受信されるコマンドと制御の内容について説明するタイミングチャートである。 演出Aにおける各演出の実行タイミングについて説明するタイミングチャートである。 演出Aにおける各演出の実行タイミングの変形例について説明するタイミングチャートである。 演出Aにおける各演出の実行タイミングの変形例について説明するタイミングチャートである。 (a)は、動画Aを表示していない場合における動画Bの表示態様について説明する図であり、(b)は、動画Bの表示中に動画A2が表示された場合の表示態様の一例について説明する図である。 (a)は、スロットマシンにおいて得られる遊技特典の種類と実行される演出の種類との対応関係を示す図であり、(b)は、演出B1の実行中に演出Aが開始される場合における表示態様について説明する図であり、(c)は、演出B2の実行中に演出Aが開始される場合における表示態様について説明する図である。 (a)は、動画A2の表示内容の変形例について説明する図であり、(b)は、動画A1の表示内容の変形例について説明する図であり、(c)は、演出Aにおける各演出の実行タイミングについて説明するタイミングチャートである。 (a)は、演出A1を実行する場合のコマンド送信のタイミングの他の例について説明するシーケンス図であり、(b)は、演出A2を実行する場合のコマンド送信のタイミングの他の例について説明するシーケンス図である。 (a)は、演出Aの実行条件が成立したときに演出Bが実行されている場合の動画Aの表示態様について説明する図であり、(b)は、演出Aの実行条件が成立したときに演出Bが実行されていない場合の動画Aの表示態様について説明する図である。 本発明を適用可能なパチンコ機の正面図である。 動画の内容について説明する図である。 (a)は、本発明を適用可能なカジノマシンの一例を示す外観斜視図であり、(b)は、本発明を適用可能な携帯端末の一例を示す正面図であり、(c)は、本発明を適用可能なゲーム機の一例を示す正面図であり、(d)は、本発明を適用可能なテレビゲーム機の一例を示す正面図であり、(e)は、本発明を適用可能なゲームシステムの構成を概略的に示すブロック図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係るスロットマシン(遊技台)について説明する。
以下説明する本実施形態のスロットマシンは、所定数の遊技媒体が投入され、且つ、複数種類の図柄がそれぞれ施された複数のリールが所定の回転開始指示操作を受け付けたことで回転を開始するとともに、その回転開始指示操作を受け付けたことに基づいて複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定し、その複数のリールそれぞれが、所定の回転停止指示操作を受け付けることで回転を個別に停止し、その抽選の結果に基づく役およびその複数のリールが停止したときの図柄組み合わせによって決まる条件が所定の払出し条件に、合致していれば遊技媒体を払い出して終了となり、合致していなければ遊技媒体を払い出さずに終了となる一連の遊技を進行する遊技台である。
まず、図1を用いてスロットマシン100の基本構成を説明する。図1は、スロットマシン100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。なお、図中の矢印で示される方向は、遊技者側から見た方向を表している。以下の図でも同様である。
図1に示すスロットマシン100は、本発明の遊技台の一例に相当するものであり、本体101と、本体101の正面に取り付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には(図示省略)、外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110〜112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円筒状のリールフレームの外周に貼り付けられて各リール110〜112が構成されている。リール110〜112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110〜112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合わせが変動することとなる。つまり、各リール110〜112は複数種類の図柄の組み合わせを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110〜112の内周には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに区画された凹室内にそれぞれ配置されており、個々の図柄毎に裏側から照明することができる。ここで、個々の図柄毎に均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110〜112の近傍には、投光部と受光部からなる光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110〜112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ123は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、特別役1および特別役2)に内部当選していること、または、後述する特別遊技状態であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技役(詳細は後述する)に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130〜132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130〜132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口141から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。
貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払い出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および、払出枚数表示器127は、7セグメント(SEG)表示器とした。
スタートレバー135は、リール110〜112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口141に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130〜132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110〜112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。なお、スタートレバー135を、ボタン型のプッシュスイッチとしてもよい。
ストップボタンユニット136には、左ストップボタン137、中ストップボタン138および右ストップボタン139が設けられている。ストップボタン137〜139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110〜112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110〜112に対応づけられている。より具体的に言えば、左ストップボタン137を操作することによって左リール110を停止させることができ、中ストップボタン138を操作することによって中リール111を停止させることができ、右ストップボタン139を操作することによって右リール112を停止させることができる。以下、ストップボタン137〜139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第一停止操作、次の停止操作を第二停止操作、最後の停止操作を第三停止操作という。また、これらの停止操作に対応して停止されるリールを順に第一停止リール、第二停止リール、第三停止リールと称する。さらに、回転中の各リール110〜112を全て停止させるためにストップボタン137〜139を停止操作する順序を操作順序または押し順という。さらに、第一停止操作を左リール110の停止操作とする操作順序を「順押し操作順序」または単に「順押し」と呼び、第一停止操作を右リール112の停止操作とする停止操作を「逆押し操作順序」または単に「逆押し」と呼ぶ。なお、各ストップボタン137〜139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137〜139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。また、ストップボタン137〜139による停止操作が有効な時期と、停止操作が無効な時期とで発光体の色を変更するようにしてもよい。このストップボタン137〜139は、本発明の操作手段の一例に相当する。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除したり、スロットマシン100において発生したエラーを解除するためにキーを挿入する孔である。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、下部音孔145及びメダル受皿161が設けられている。
前面扉102の上部左右には、方形状に開口された一対の音孔143が設けられており、スロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力する。前面扉102の左右側端部には、サイドランプ144がそれぞれ設けられている。サイドランプ144は、遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部に音孔143が設けられている。この演出装置160は、左右方向にスライド自在な2枚のシャッタ(右シャッタ163a及び左シャッタ163b)を備えるシャッタ装置(遮蔽装置)163と、このシャッタ装置163の奥側に配設された液晶表示装置157(演出画像表示装置)とを備えている。右シャッタ163a及び左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前側で液晶表示装置157の表示面に沿って左右方向外側にスライドすると、液晶表示装置157の表示画面がスロットマシン100の正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能な表示装置であればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、液晶表示装置157の表示画面は、方形状をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成されている。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。この液晶表示装置157は、本発明の表示手段の一例に相当する。
図2は、前面扉102を開けた状態のスロットマシン100を示す正面図である。本体101は、上面板261、左側の側面板260、右側の側面板260、下面板264および背面板242で囲われ、前面に開口する箱体である。本体101の内部には、背面板242の上部に設けた通風口249と重ならない位置に、内部に主制御基板を収納した主制御基板収納ケース210が配置され、この主制御基板収納ケース210の下方に、3つのリール110〜112が配置されている。主制御基板収納ケース210及びリール110〜112の側方、すなわち、遊技者側から見て左側の側面板260には、内部に副制御基板を収納した副制御基板収納ケース220が配設してある。また、遊技者から見て右側の側面板260には、主制御基板に接続されて、スロットマシン100の情報を外部装置に出力する外部集中端子板248が取り付けられている。
そして、下面板264には、メダル払出装置180(バケットに溜まったメダルを払出す装置。「ホッパー」と呼ぶ場合がある)が配設され、このメダル払出装置180の上方、即ちリール110〜112の下方には、電源基板を有する電源装置252が配設され、電源装置252正面には電源スイッチ244を配設している。電源装置252は、スロットマシン100に外部から供給される交流電源(例えば、AC24V)を直流化し、所定の電圧に変換して後述する主制御部300、副制御部400、500等の各制御部、各装置に供給する。さらには、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば、主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えばコンデンサ)を備えている。
メダル払出装置180の右側には、メダル補助収納庫240が配設してあり、この背後にはオーバーフロー端子が配設されている(図示省略)。電源装置252には、電源コード256を接続する電源コード接続部が設けられ、ここに接続された電源コード256が、本体101の背面板242に開設した電源コード用穴262を通して外部に延出している。
前面扉102は、本体101の左側の側面板260にヒンジ装置276を介して蝶着され、図柄表示窓113の上部には、演出装置160、および、この演出装置160を制御する演出制御基板(図示省略)、上部スピーカ272、を設けている。図柄表示窓113の下部には、投入されたメダルを選別するためのメダルセレクタ170、このメダルセレクタ170が不正なメダル等をメダル受皿161に落下させる際にメダルが通過する通路266等を設けている。さらに、音孔145に対応する位置には低音スピーカ277が設けられている。
次に、図3を用いて、スロットマシン100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500とを備えて構成されている。
<主制御部>
まず、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの図柄配列等を記憶したROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、WDT(ウォッチドッグタイマ)314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器315bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。さらには、CPU304は、電源が投入されるとROM306の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ312に送信し、カウンタタイマ312は受信した分周用のデータを基に割込み時間を決定し、この割込み時間ごとに割り込み要求をCPU304に送信する。CPU304は、この割込み要求を契機に各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、水晶発振器315bが出力するクロック信号を8MHz、カウンタタイマ312の分周値を1/256、ROM306の分周用のデータを47に設定した場合、割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。
主制御部300は、水晶発振器315aから入力されるクロック信号に基づき0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数生成回路316と、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路338とを備えており、CPU304は、この起動信号出力回路338から起動信号が入力された場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、センサ回路320を備えており、CPU304は、割込み時間ごとに各種センサ318(第1ベットボタンセンサ、第2ベットボタンセンサ、第3ベットボタンセンサ、メダル投入口141から投入されたメダルのメダル受付センサ、スタートレバーセンサ、左ストップボタンセンサ、中ストップボタンセンサ、右ストップボタンセンサ、精算ボタンセンサ、メダル払出装置180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、左リール110のインデックスセンサ、中リール111のインデックスセンサ、右リール112のインデックスセンサ、等)の状態を監視している。
なお、センサ回路320がスタートレバーセンサのHレベルを検出した場合には、この検出を示す信号(スタート信号)を乱数生成回路316に出力する。この信号を受信した乱数生成回路316は、そのタイミングにおける値をラッチし、抽選に使用する乱数値を格納するレジスタに記憶する。
メダル受付センサは、メダル投入口141の内部通路に2個設置されており、メダルの通過有無を検出する。スタートレバーセンサは、スタートレバー135内部に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。左ストップボタンセンサ、中ストップボタンセンサ、および、右ストップボタンセンサは、各々対応するストップボタン137〜139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
第1ベットボタンセンサ、第2ベットボタンセンサ、および、第3ベットボタンセンサは、対応するメダル投入ボタン130〜132のそれぞれに設置されており、RAM308に電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。精算ボタンセンサは、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、電子的に貯留されているメダルを精算する。メダル払出センサは、メダル払出装置180が払い出すメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
左リール110のインデックスセンサ、中リール111のインデックスセンサ、および、右リール112のインデックスセンサは、各リール110〜112の取付台の所定位置に設置されており、リールフレームに設けた遮光片が通過するたびにLレベルになる。一旦Lレベルになってから次にLレベルになるまでの間、リールが基準位置からどのくらい回転しているかを示す回転位置情報は、水晶発振器315bが出力するクロック信号をカウントした値に基づいて算出される。CPU304は、上記Lレベルの信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。この回転位置情報は、主制御部300のRAM308に格納されている。
主制御部300は、リール110〜112を回転させる装置であるリール装置110A〜112Aに設けたステッピングモータを駆動する駆動回路322、投入されたメダルを選別するメダルセレクタ170に設けたソレノイドを駆動する駆動回路324、メダル払出装置180に設けたモータを駆動する駆動回路326、各種ランプ336(入賞ライン表示ランプ120、告知ランプ123、遊技メダル投入可能ランプ124、再遊技ランプ122、遊技メダル投入ランプ129、遊技開始ランプ121、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、払出枚数表示器127)を駆動する駆動回路328を備えている。
また、基本回路302には、情報出力回路334が接続されており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にスロットマシン100の遊技情報(例えば、遊技状態を示す情報)を出力する。
また、主制御部300は、電源管理部(図示省略)から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路330を備えており、電圧監視回路330は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースを備えており、第1副制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、スロットマシン100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主制御部300が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信する。第1副制御部400は、この制御コマンドに基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402は、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412とを搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。ROM406には、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータ等が記憶されている。
CPU404は、所定のタイミングでデータバスを介してROM406の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ412に送信する。カウンタタイマ412は、受信した分周用のデータを基に割込み時間を決定し、この割込み時間ごとに割込み要求をCPU404に送信する。CPU404は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第1副制御部400には、音源IC418が設けられており、音源IC418に出力インタフェースを介して音声出力手段としてのスピーカ272,277が接続されている。音源IC418は、CPU404からの命令に応じてアンプおよびスピーカ272,277から出力する音声の制御を行う。音源IC418には音声データが記憶されたS−ROM(サウンドROM)が接続されており、このROMから取得した音声データに基づく音声信号がアンプで増幅されてスピーカ272,277から出力される。
また、第1副制御部400には、各種ランプ420(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、タイトルパネルランプ、ベットボタンランプ、リールバックライト等)を駆動する駆動回路422、シャッタ装置163における右シャッタ163a及び左シャッタ163bをスライドさせるためのステッピングモータを駆動する駆動回路424が設けられている。駆動回路424は、CPU404からの命令に応じて各モータに駆動信号を出力する。
また、副制御部400には、センサ回路426が備えられており、CPU404は、割込み時間ごとに各種センサ(シャッタセンサ428等)の状態を監視している。
また、CPU404は、出力インタフェースを介して第2副制御部500と信号の送受信を行う。第2副制御部500は、液晶表示装置157の表示制御を含む演出装置の各種制御を行う。なお、第2副制御部500は、例えば、液晶表示装置157の表示の制御を行う制御部、各種演出用駆動装置の制御を行う制御部(例えば、シャッタ装置163のモータ駆動を制御する制御部)とするなど、複数の制御部で構成するようにしてもよい。
第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512とを搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。ROM506には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ(表示制御データ)等が記憶されている。
CPU504は、所定のタイミングでデータバスを介してROM506の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ512に送信する。カウンタタイマ512は、受信した分周用のデータを基に割込み時間を決定し、この割込み時間ごとに割込み要求をCPU504に送信する。CPU504は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第2副制御部500には、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)516を設けており、このVDP516には、バスを介してROM506、VRAM518が接続されている。VDP516は、CPU504からの信号に基づいてROM506に記憶された画像データ等を読み出し、VRAM518のワークエリアを使用して表示画像を生成し、液晶表示装置157に画像を表示する。
<図柄配列>
図4(a)を用いて、上述の各リール110〜112に施される図柄配列について説明する。なお、同図は、各リール(左リール110、中リール111、右リール112)に施される図柄の配列を平面的に展開して示した図である。各リール110〜112には、同図の右側に示す複数種類(本実施形態では8種類)の図柄が所定コマ数(本実施形態では、番号0〜20の21コマ)だけ配置されている。また、同図の左端に示した番号0〜20は、各リール110〜112上の図柄の配置位置を示す番号である。例えば、本実施形態では、左リール110の番号1のコマには「リプレイ」の図柄、中リール111の番号0のコマには「ベル」の図柄、右リール112の番号2のコマには「スイカ」の図柄、がそれぞれ配置されている。
<入賞役の種類>
次に、図4(b)を用いて、スロットマシン100の入賞役の種類について説明する。なお、同図は入賞役(作動役を含む)の種類、各入賞役に対応する図柄組合せ、各入賞役の作動または払出を示している。本実施形態における入賞役のうち、ビッグボーナス(BB1、BB2)および、レギュラーボーナス(RB)はボーナス遊技に移行する役として、また、再遊技(リプレイ)は新たにメダルを投入することなく再遊技が可能となる役として、それぞれ入賞役とは区別され「作動役」と呼ばれる場合があるが、本実施形態における「入賞役」には、作動役である、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技が含まれる。また、本実施形態における「入賞」には、メダルの配当を伴わない(メダルの払い出しを伴わない)作動役の図柄組合せが有効ライン上に表示される場合も含まれ、例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技への入賞が含まれる。
スロットマシン100の入賞役には、ビッグボーナス(BB1、BB2)と、レギュラーボーナス(RB)と、小役(チェリー、スイカ、ベル)と、再遊技(リプレイ)がある。なお、入賞役の種類は、これに限定されるものではなく、任意に採用できることは言うまでもない。
「ビッグボーナス(BB1、BB2)」(以下、単に、「BB」と称する場合がある)は、入賞により特別遊技であるビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。対応する図柄組合せは、BB1が「白7−白7−白7」、BB2が「青7−青7−青7」である。また、BB1、BB2についてはフラグ持越しを行う。すなわち、BB1、BB2に内部当選すると、これを示すフラグが立つ(主制御部300のRAM308の所定のエリア内に記憶される)が、その遊技においてBB1、BB2に入賞しなかったとしても、入賞するまで内部当選を示すフラグが立った状態が維持され、次遊技以降でもBB1、BB2に内部当選中となり、BB1に対応する図柄組み合わせ「白7−白7−白7」、BB2に対応する図柄組み合わせ「青7−青7−青7」が、揃って入賞する状態にある。
「レギュラーボーナス(RB)」は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)が開始される特殊役(作動役)である。対応する図柄組合せは、「ボーナス−ボーナス−ボーナス」である。なお、RBについても上述のBBと同様にフラグ持越しを行う。但し、(詳細は後述するが)ビッグボーナス遊技(BB遊技)においては、レギュラーボーナス遊技(RB遊技)が内部当選することや、図柄組み合わせが入賞ライン上に表示されること、を開始条件とせずに、ビッグボーナス遊技の開始後からレギュラーボーナス遊技を開始し、1回のレギュラーボーナス遊技を終了した場合には次のレギュラーボーナス遊技をすぐに開始するような自動的にレギュラーボーナス遊技を開始させる設定としてもよい。
「小役(チェリー、スイカ、ベル)」(以下、単に、「チェリー」、「スイカ」、「ベル」と称する場合がある)は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役で、対応する図柄組合せは、チェリーが「チェリー−ANY−ANY」、スイカが「スイカ−スイカ−スイカ」、ベルが「ベル−ベル−ベル」である。また、対応する払出枚数は同図に示す通りである。なお、「チェリー−ANY−ANY」の場合、左リール110の図柄が「チェリー」であればよく、中リール111と右リール112の図柄はどの図柄でもよい。
「再遊技(リプレイ)」は、入賞により次回の遊技でメダル(遊技媒体)の投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出は行われない。なお、対応する図柄組合せは、再遊技は「リプレイ−リプレイ−リプレイ」である。
<遊技状態の種類>
次に、スロットマシン100の遊技状態の種類について説明する。遊技状態とは、抽選などにおいて選択する抽選データの種別を識別するための情報である。本実施形態では、スロットマシン100の遊技状態は、通常遊技と、BB遊技と、RB遊技と、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技と、に大別した。但し、内部当選遊技は、通常遊技に含まれる区分けであってもよい。
<通常遊技>
通常遊技に内部当選する入賞役には、ビッグボーナス(BB)と、レギュラーボーナス(RB)と、再遊技(リプレイ)と、小役(チェリー、スイカ、ベル)がある。「ビッグボーナス(BB)」は、入賞により特別遊技であるビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。レギュラーボーナス(RB)」は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)を開始する特殊役(作動役)である。「再遊技(リプレイ)」は、入賞により次回の遊技でメダルの投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出も行われない。「小役」は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役である。
なお、各々の役の内部当選確率は、通常遊技に用意された抽選データから、各々の役に対応付けされた抽選データの範囲に該当する数値データを、内部抽選時に取得される乱数値の範囲の数値データ(例えば65535)で除した値で求められる。通常遊技に用意された抽選データは、予めいくつかの数値範囲に分割され、各数値範囲に各々の役やハズレを対応付けしている。内部抽選を実行した結果得られた乱数値が、何れの役に対応する抽選データに対応する値であったかを判定し、内部抽選役を決定する。この抽選データは少なくとも1つの役の当選確率を異ならせた設定1〜設定6が用意され、遊技店の係員等はいずれかの設定値を任意に選択し、設定することができる。
通常遊技は、内部抽選の結果が概ねハズレ(ビッグボーナス(BB)、レギュラーボーナス(RB)、再遊技(リプレイ)および小役に当選していない)となる設定、又は、停止表示結果がいずれの役の図柄組合せに該当しないハズレの停止表示結果が概ね導出される設定がされており、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数に満たない遊技状態になっている。よって、遊技者にとっては不利益となる遊技状態である。但し、予め定めた条件を満たした場合(例えば、特定の図柄組み合わせが表示された場合)には、再遊技の内部当選の確率を上昇させる遊技状態(RT(リプレイタイム)状態)としてもよく、この場合、遊技に用いられるメダルの消費が抑えられ、小役の入賞によって所定数のメダルが払い出されることにより、獲得するメダルの総数が投入したメダルの総数を超え、遊技者にとっては利益となる遊技状態になる場合がある。
<BB遊技>
BB遊技は、遊技者にとっては利益となる遊技状態になるように設定されている。つまり、BB遊技は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態となる。BB遊技は、本実施形態では、ビッグボーナス(BB)の入賞により開始され、RB遊技(後述する)を連続して繰り返し実行可能になっており、遊技中に予め定められた一の数(例えば、465枚)を超えるメダルが獲得された場合に終了する。但し、BB遊技はRB遊技を複数回数実行可能であればよく、例えば、RB遊技を開始する役(図柄組み合わせは例えば、リプレイ−リプレイ−リプレイ)を設定し、この役が内部当選した場合、または、入賞した場合に、RB遊技を開始するように設定してもよい。さらには、BB遊技は、BB遊技中のRB遊技を除くBB一般遊技を予め定めた回数(例えば、30回)実行した場合、または、BB遊技中に実行したRB遊技の回数が予め定めた回数に達した場合(例えば、3回)に終了するようにしてもよい。
<RB遊技>
RB遊技は、遊技者にとっては利益となる遊技状態になるように設定されている。つまり、RB遊技は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数を超える遊技状態となる。RB遊技は、本実施形態では、レギュラーボーナス(RB)の入賞により開始され、予め定めた一の役が内部当選の確率を上昇させる変動(例えば、「設定1」「通常遊技」に設定された「小役1」の内部当選確率1/15を、予め定めた一の値である内部当選確率1/1.2に上昇させる)をし、予め定めた一の数(例えば、8回)の入賞があった場合に終了する。RB遊技は、予め定めた回数(少なくとも2回)の入賞があった場合(例えば、8回)、または、RB遊技中に実行したRB遊技の回数が予め定めた回数に達した場合(例えば、8回)に終了するようにしてもよい。上述したBB遊技は、RB遊技を複数回数実行可能であるので、一回のRB遊技を行った場合には、BB遊技で得られるメダルの総数よりも少ないメダル数を獲得して終了することとなる。
<ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技>
ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)の内部当選遊技に内部当選する入賞役には、再遊技(リプレイ)と、小役がある。ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)は内部当選することはなく、ビッグボーナス(BB)かレギュラーボーナス(RB)に対応する図柄組み合わせを入賞させることが可能となっている遊技状態である。
但し、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)に内部当選した次遊技から、再遊技の内部当選の確率を変動させてもよく、例えば、再遊技の内部当選の確率を上昇させる変動をさせて、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)対応する図柄組み合わせが入賞するまでの間は、獲得するメダルの総数が、投入したメダルの総数とほぼ同じとなる遊技状態とし、通常遊技と比べると遊技者にとっては利益となる遊技状態としてもよい。なお、BB遊技、RB遊技は両者とも遊技者にとって利益となる遊技状態であるため、総じて、ボーナス遊技、又は、特別遊技と称する場合がある。
<主制御部メイン処理>
図5を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)338が設けられている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図9に示す主制御部メイン処理を実行する。
電源投入が行われると、まず、ステップS101で各種の初期設定を行う。この初期設定では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定、割込禁止の設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。
ステップS103ではメダル投入・スタート操作受付処理を実行する。ここではメダルの投入の有無をチェックし、メダルの投入に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。なお、前回の遊技で再遊技に入賞した場合は、前回の遊技で投入されたメダル枚数と同じ数のメダルを投入する処理を行うので、遊技者によるメダルの投入が不要となる。また、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行い、スタートレバー135の操作があればステップS105へ進む。
ステップS105では投入されたメダル枚数を確定し、有効な入賞ラインを確定する。ステップS107では乱数値生成回路316で生成された乱数値を取得する。ステップS109では、現在の遊技状態に応じてROM306に格納されている入賞役抽選テーブルを読み出し、これとステップS107で取得した乱数値とを用いて内部抽選を行う。内部抽選の結果、いずれかの入賞役に内部当選した場合、その入賞役の内部当選フラグをONにする。ステップS111では内部抽選結果に基づき、リール停止データを選択する。
ステップS113では全リール110〜112の回転を開始させる。ステップS115では、ストップボタン137〜139の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリール110〜112をステップS111で選択したリール停止制御データに基づいて停止させる。リールの停止制御は、基本的には、内部当選した入賞役がある場合は、その入賞役に対応する図柄組み合わせが表示されることは許容し、ハズレ等の場合はいずれの役に対応する図柄組み合わせも表示されないように、いわゆる引き込み・蹴飛ばしといったリールの停止制御を行う。
全リール110〜112が停止するとステップS117へ進む。ステップS117では、入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン上に、何らかの入賞役に対応する絵柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞したと判定する。例えば、有効化された入賞ライン上に「ベル−ベル−ベル」が揃っていたならばベル入賞と判定する。また、フラグ持ち越しの場合を除き、内部当選フラグをリセットする。
ステップS119では払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを入賞ライン数に応じて払い出す。ステップS121では遊技状態制御処理を行う。遊技状態制御処理では、通常遊技、BB遊技、RB遊技、内部当選遊技の各遊技状態の移行に関する処理を行い、それらの開始条件、終了条件の成立により、遊技状態を移行する。なお、この遊技状態制御処理では、BB遊技の終了時にBB終了演出用の演出タイマを設定する処理が実行される。この演出タイマは、BB遊技の終了時の演出を実行するために設定されるタイマである。また、このタイマは、例えば、シャッタ装置163の位置補正が完了するまでの期間を担保(遊技の進行を遅延)するタイマでもある。こうして本実施形態では、停止表示された図柄の組み合わせに基づいて遊技者に特典を付与している。以上により1ゲームが終了する。以降ステップS103へ戻って上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。
<主制御部タイマ割込処理>
次に図6を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種センサ318のセンサ回路320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ318ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。
ステップS207では、各種遊技処理が実行され、割込みステータスに応じた処理が実行される。
ステップS209では、タイマ更新処理を行う。より具体的には、各種タイマをそれぞれの時間単位により更新する。
ステップS211では、コマンド設定送信処理を行い、送信準備されていた各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は本実施形態では16ビットで構成されており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、投入コマンド、スタートレバー受付コマンド、内部当選コマンド、演出抽選処理に伴う演出コマンド、リール110〜112の回転の開始に伴う回転開始コマンド、ストップボタン137〜139の操作の受け付けに伴う停止ボタン受付コマンド、リール110〜112の停止処理に伴う停止位置情報コマンド、入賞判定コマンド、メダル払出処理に伴う払出枚数コマンド及び払出終了コマンド、リール停止コマンド、遊技状態更新コマンド、演出回転開始コマンド、演出回転終了コマンド、ストップボタン有効化コマンド)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成されている。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS213では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路334を介してスロットマシン100とは別体の情報入力回路652に出力する。
ステップS215では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、まずはステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサ318の信号状態を読み出して、メダル投入異常及びメダル払出異常等に関するエラーの有無を監視し、エラーを検出した場合には(図示省略)エラー処理を実行させる。さらに、現在の遊技状態に応じて、メダルセレクタ170(メダルセレクタ170内に設けたソレノイドが動作するメダルブロッカ)、各種ランプ336、各種の7セグメント(SEG)表示器の設定を行う。
ステップS217では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS221に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS219に進む。
ステップS219では、タイマ割込処理を終了する各種処理を行うタイマ割込終了処理を実行する。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定等行う。その後、図5に示す主制御部メイン処理に復帰する。
一方、ステップS221では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
<第1副制御部の処理>
次に、図7を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、図7(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートであり、図7(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートであり、図7(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、図7(a)に示すように、電源投入が行われると、ステップS301で初期設定が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
初期設定が終了すると、続いてステップS303の処理を実行する。ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。
ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS307では、主制御部300から受信した各コマンドに対応する処理であるコマンド処理が実行される。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する処理を行う。この処理には、例えば、演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行うことが含まれる。演出制御処理の詳細については後述する。
ステップS311では、ステップS309の処理結果に基づいて音制御処理を行う。例えば、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC418への命令がある場合には、この命令を音源IC418に出力する。
ステップS313では、ステップS309の処理結果に基づいてランプ制御処理を行う。例えば、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ420への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップS315では、ステップS309の処理結果に基づいてシャッタ制御処理を行う。例えば、ステップS309で読み出した演出データの中にシャッタ装置163への命令がある場合には、この命令を駆動回路424に出力する。
ステップS317では、ステップS309の処理結果に基づいて第2副制御部500に制御コマンドを送信する設定を行う情報出力処理を行う。例えば、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。ステップS317が実行された後は、ステップS303へ戻る。
次に、図7(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS321では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、図7(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップS331では、図7(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS333では、ステップS317で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
<第2副制御部の処理>
次に、図8を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、図8(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートであり、図8(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートであり、図8(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートであり、図8(d)は、第2副制御部500の画像制御処理のフローチャートである。
まず、図8(a)に示すように、電源の投入が行われると、ステップS401で初期設定が実行される。この初期設定では、入出力ポート初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
初期設定が終了すると、続いてステップS403の処理を実行する。ステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。
ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS407では、コマンド処理を行う。コマンド処理では第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS409では、演出制御処理を行う。具体的には、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する処理を行う。例えば、背景画像に関する画像制御を行う演出データに関する演出データをROM506から読み出す処理を実行する。また、これ以外の演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行うことが含まれる。
ステップS411では、ステップS409の処理結果に基づいて画像制御処理を行う。例えば、ステップS409で読み出した演出データの中に画像制御の命令がある場合には、この命令に対応する画像制御を行う。例えば、表示画像(報知画像、背景画像)に関する画像制御が実行される。この画像制御処理の詳細については、図8(d)を用いて後述する。この画像制御処理が終了すると、ステップS403へ戻る。
次に、図8(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS421では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、図8(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップS431では、図8(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS403において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS433では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、図8(d)を用いて、第2副制御部500のメイン処理におけるステップS411の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示す図である。
ステップS441では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU504は、まず、VRAM518における表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が液晶表示装置157に表示される。次に、CPU504は、VDP516のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM506の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM518の転送先アドレス)などを設定した後、ROM506からVRAM518への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP516は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM506からVRAM518に転送する。その後、VDP516は、転送終了割込信号をCPU504に対して出力する。
ステップS443では、VDP516からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS445に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS445では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータ等に基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU504は、ステップS441でVRAM518に転送した画像データに基づいてVRAM518の表示領域A又はBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM518の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)、透過度等)をVDP516に指示する。VDP516はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS447では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU504は、VDP516に画像の描画開始を指示する。VDP516は、CPU504の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS449では、画像の描画終了に基づくVDP516からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS451に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS451では、RAM508の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、図9を参照して、図7(a)に示される第1副制御部メイン処理における演出制御処理(ステップS309)の詳細について説明する。なお、図9は、図7(a)において実行される演出制御処理のフローチャートである。
第1副制御部400のCPU404は、ステップS501で、後述する演出Aを実行するか否かを決定するための実行抽選を行うタイミングであるか否かを判定する。このタイミングは、例えば、スタートレバー受付コマンドの後で主制御部300から送信される内部当選コマンドを受信したタイミングとしたが、これに限定されず、適宜のタイミングに設定することができる。CPU404は、演出Aの実行抽選を行うタイミングであると判定した場合には(ステップS501:Yes)、ステップS503で、演出Aの実行抽選を行う。CPU404は、例えば、BBやRBに内部当選した旨の内部当選コマンドを受信した場合に、1/10の確率で演出Aを実行する旨の抽選を行う。なお、ハズレや特定の小役やリプレイに内部当選した旨の内部当選コマンドを受信した場合に、所定の確率(例えば、ハズレの場合は1/400、スイカの場合は1/20、リプレイの場合は1/50)で実行する旨の抽選を行ってもよい。また、BBやRBに内部当選したゲームの次のゲーム以降で内部当選コマンドを受信した場合にも所定の確率(例えば、1/5の確率)で演出Aを実行する旨の抽選を行うようにしてもよい。一方、CPU404は、ステップS501で、演出Aの実行抽選を行うタイミングであると判定しなかった場合には(ステップS501:No)、後述するステップS513の処理を実行する。
CPU404は、ステップS505で、演出Aを実行する旨の抽選に当選したか否かを判定する。すなわち、CPU404は、演出Aを実行するか否かを判定する。CPU404は、演出Aを実行すると判定した場合には(ステップS505:Yes)、ステップS507で後述する演出Bの実行中であるか否かを判定する処理を実行する。一方、CPU404は、ステップ505で、演出Aを実行すると判定しない場合には(ステップS505:No)、ステップS513の処理を実行する。
CPU404は、ステップS507で、演出Bの実行中であると判定しない場合、すなわち、演出Bが実行されていない場合には(ステップS507:No)、ステップS509で、後述する演出A1を実行するための設定を行った後、ステップS513に処理を移行する。一方、CPU404は、演出Bの実行中であると判定した場合には(ステップS507:Yes)、ステップS511で、後述する演出A2を実行するための設定を行った後、ステップS513に処理を移行する。本実施形態では、ステップS509で演出A1の設定が行われると、液晶表示装置157による表示や、各種ランプによる点滅や、音声出力や、シャッタ装置163による演出A1に対応する演出が行われ、ステップS511で演出A2の設定が行われると、液晶表示装置157による表示や、各種ランプによる点滅や、音声出力や、シャッタ装置163による演出A2に対応する演出が行われる。ここで、演出A1及び演出A2の設定内容は、第1副制御部400の制御により実行される演出(音・ランプ・シャッタ装置による演出)については同一となっており、一方、第2副制御部500に送信するコマンドの内容及びタイミングについて異なっている。したがって、詳しくは後述するが、演出A1と演出A2とは表示される内容が異なるようになっている。なお、第1副制御部400の制御により実行される音・ランプ・シャッタ装置のうちの一部又は全部を演出A1と演出A2とで異ならせるようにしてもよい。
CPU404は、ステップS513で、演出Bの開始タイミングであるか否かを判定する。より具体的には、CPU404は、例えば、内部当選コマンドの内容に基づいて演出Bを実行するか否かの抽選を行った結果、演出Bを実行すると決定した場合に、その後、所定の演出の開始タイミングとなったことをもって演出Bの開始タイミングであると判定している。なお、演出Bの開始タイミングは、上述したものに限定されず、適宜のタイミングに設定することができる。
CPU404は、演出Bの開始タイミングであると判定した場合には(ステップS513:Yes)、後述する演出Bを実行するための設定を行った後、ステップS517に処理を移行する。一方、CPU404は、演出Bの開始タイミングであると判定しない場合には(ステップS513:No)、ステップS515の処理を実行することなく、ステップS517に処理を移行する。本実施形態では、ステップS515で演出Bの設定が行われると、液晶表示装置157による表示や、各種ランプによる点滅や、音声出力や、シャッタ装置163による演出Bに対応する演出が行われる。
CPU404は、ステップS517で、主制御回路400から受信したコマンドの内容に応じた演出の設定を行った後、演出制御処理を終了する。具体的には、CPU404は、例えば、受信したコマンドの内容やタイミングに応じて各種演出を実行するか否かを決定し、その結果にしたがって演出の設定を行う。
次に、演出A1及び演出A2を実行する場合における、第1副制御部400から第2副制御部500に送信されるコマンドの内容及びタイミングについて、図10を参照しながら説明する。ここで、図10(a)は、演出A1を実行する場合のコマンド送信のタイミングについて説明するシーケンス図であり、図10(b)は、演出A2を実行する場合のコマンド送信のタイミングについて説明するシーケンス図である。
演出A1が設定されると、図10(a)に示すように、第1副制御部400のCPU404は、ステップSC11で、動画A1を表示させるとともに、キャラクタ画像cd1(図14(a)参照)を表示させるための表示コマンド(cd1表示情報)を第2副制御部500に送信する。
第2副制御部500のCPU504は、cd1表示情報を受信すると、ステップSC12で、動画A1を開始するとともに、キャラクタ画像cd1を、図14(c)に示すような動作が行われるように表示する。キャラクタ画像cd1の表示内容については、後述する。
その後、第1副制御部400のCPU404は、cd1表示情報を送信してから1400msが経過したときに、ステップSC13で、キャラクタ画像cd2(図14(a)参照)を第一の表示態様で表示させるための表示コマンド(cd2a表示情報)を第2副制御部500に送信する。
第2副制御部500のCPU504は、cd2a表示情報を受信すると、ステップSC14で、キャラクタ画像cd2が、図14(c)に示すように、所定のタイミング(例えば、動画A1が開始されてから45フレーム目)及び所定の表示態様で表示開始されるように制御する。動画A1におけるキャラクタ画像cd2の表示内容については、後述する。
一方、演出A2が設定されると、図10(b)に示すように、第1副制御部400のCPU404は、ステップSC21で、動画A2を表示させるとともに、キャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4(図15(a)参照)を所定の表示位置に表示させるための表示コマンド(cd3・cd4表示情報)を第2副制御部500に送信する。
第2副制御部500のCPU504は、cd3・cd4表示情報を受信すると、ステップSC22で、動画A2を開始するとともに、キャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4を、図15(c)に示される表示位置に表示する。キャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4の表示内容については、後述する。
その後、第1副制御部400のCPU404は、cd3・cd4表示情報を送信してから450msが経過したときに、ステップSC23で、キャラクタ画像cd2(図15(a)参照)を第二の表示態様で表示させるための表示コマンド(cd2b表示情報)を第2副制御部500に送信する。
第2副制御部500のCPU504は、cd2b表示情報を受信すると、ステップSC24で、キャラクタ画像cd2が、図15(c)に示すように、所定のタイミング(例えば、動画A2が開始されてから15フレーム目)及び所定の表示態様で表示開始されるように制御する。動画A2におけるキャラクタ画像cd2の表示内容については後述する。
次に、本実施形態において実行される動画の内容について、図11を参照しながら説明する。ここで、図11(a)は、通常時において実行される通常動画の内容について説明する図であり、図11(b)は、BBやRBが内部当選しているか否かを煽る特別動画の内容について説明する図である。
本実施形態では、遊技中に液晶表示装置157において表示する演出動画として、通常動画と特別動画とが用意されている。
通常動画は、図11(a)に示すように、複数種類用意されており、所定の切換条件が成立する毎に内容が変更されるように構成されている。通常動画には、例えば、城下町を殿様が闊歩する様子を表示する通常動画1や、城内を殿様が見回る様子を表示する通常動画2等がある。なお、通常動画は上述したものの他にも用意されていてもよい。また、通常動画は1種類だけであってもよい。また、通常動画の内容の切換条件としては、例えば、所定ゲーム数(例えば、50ゲーム)が実行される毎、遊技状態が移行する毎、切換抽選に当選する毎等である。なお、切換条件はこれらに限定されず、種々の条件に設定することができる。また、複数の条件を組み合わせるようにしてもよい。
特別動画は、図11(b)に示すように、動画A1、動画A2、動画B等が用意されている。動画A1及び動画A2は、実行中の動画に割り入って行われるいわゆるカットイン動画である。本実施形態において、動画A1及び動画A2は、第一の演出表示の一例ということができる。動画A1及び動画A2は、例えば、遊技者によって遊技開始操作手段としてのスタートレバー135が操作されたことを契機として実行され、当該ゲームあるいはそれ以前のゲームにおいてBBあるいはRBが内部当選しているか否かを煽る演出動画である。すなわち、本実施形態では、動画A1及び動画A2は、第一の表示条件の成立により開始可能な演出表示の一例ということができる。ここで、第一の表示条件は、例えば、スタートレバー135による操作をCPU304が受け付けた場合に成立する条件ということができる。本実施形態では、動画A1及び動画A2は、いずれも動画Aの実行条件が成立した場合に実行される動画であるが、動画Aの実行条件が成立したときに動画Bが実行中であるか否かによって動画A1及び動画A2のいずれか一方が実行されるように構成されている。
動画A1は、実行されていた通常動画が視認できないような態様で液晶表示装置157の表示画面全体で行われるものであり、所定の背景において殿様が画面の奥から手前に向かって走りながらボーナスが内部当選しているかもしれないことを示すメッセージが表示される。この動画A1は、殿様予告1ということがある。なお、動画A1は、実行されていた通常動画の一部が視認できる態様で液晶表示装置157の表示画面に大きく表示されるようにして行われるものであってもよい。
動画A2は、実行されていた動画が継続して視認できるような態様で液晶表示装置157の表示画面の下部において行われるものであり、殿様の顔と吹き出しが現れ、その吹き出しにボーナスが内部当選しているかもしれないことを示すメッセージが表示される。この動画A2は、殿様予告2ということがある。
動画Bは、例えば、遊技者によってスタートレバー135が操作されたことを契機として開始され、複数ゲーム(例えば、3ゲーム)間に跨って実行される演出であり、この動画BもBBあるいはRBが内部当選しているか否かを煽る演出動画である。本実施形態では、動画Bは、第二の演出表示の一例ということができる。ここで、動画Bは、実行されていた通常動画が視認できないような態様で液晶表示装置157の表示画面全体で行われるものである。なお、動画Bは、実行されていた通常動画の一部が視認できる態様で液晶表示装置157の表示画面全体に表示されるようにして行われるものであってもよい。また、動画Bは、実行されていた通常動画から切り替えて行われるものであってもよい。
動画Bは、図11(b)に示すように、最初に、八双の構えを見せる殿様と、居合の構えを見せる剣豪とが対峙する様子を示す表示が行われ(1)、続いて、殿様と剣豪とが鍔迫り合いをする様子を示す表示が行われる(2)。その後、再び、殿様と剣豪とが対峙する様子を示す表示が行われた後(3)、再び、殿様と剣豪とが鍔迫り合いをする様子を示す表示が行われる(4)。そして、殿様と剣豪とが対峙する様子を示す表示に重ねて、上部に殿様が剣豪に迫っていくカットイン画像が表示され、下部に剣豪が殿様に迫っていくカットイン画像が表示された後(5)、勝負を決する様子を示す表示が行われる(6)。その後、動画Bが、BBあるいはRBに内部当選していることに基づいて実行されたものである場合には、殿様が剣豪に勝利したことを示す表示が行われ(7−1)、BBあるいはRBが内部当選していない場合には、殿様が剣豪に敗北したことを示す表示が行われる(7−2)。なお、BBあるいはRBが内部当選している場合にも(7−2)に示されるような敗北演出を行ってもよく、この場合、例えば、その後にベットボタン130〜132が操作されたことに応じて殿様が復活する演出表示を行うようにしてもよい。
次に、図12を参照しながら、動画A及び動画Bの実行時間について説明する。ここで、図12(a)は、動画A1の実行時間について説明する図であり、図12(b)は、動画A2の実行時間について説明する図であり、図12(c)は、動画Bの実行時間について説明する図である。
図12(a)及び同図(b)に示すように、動画A1及び動画A2は、いずれも105フレームの間だけ実行される動画である。すなわち、動画A1も動画A2も実行する時間は同じである。ここで、1フレームは、1/30秒(約33ms)に相当する。
一方、図12(c)に示すように、動画Bは、200フレームの間だけ実行される動画であり、動画A1及び動画A2よりも実行期間が長く設定されている。
次に、図13を参照しながら、動画A1及び動画A2が実行される様子について説明する。ここで、図13(a)は、通常動画の実行中に動画Aの実行条件が成立した場合の演出表示の様子について説明する図であり、図13(b)は、動画Bの実行中に動画Aの実行条件が成立した場合の演出表示の様子について説明する図である。
図13(a)に示すように、液晶表示装置157の表示画面上に通常動画1が表示されているとき、すなわち、動画Bが表示されていないときに、動画Aの実行条件が成立すると、通常動画1の表示が視認できないように動画A1が液晶表示装置157の表示画面全体に表示される。その後、動画A1の表示が終了すると、通常動画1が引き続き表示される。なお、通常動画1は、動画A1が表示されている間も表示内容が進行しており、動画A1から通常動画1に表示が復帰した場合は、進行後の表示内容で通常動画1が表示される。
一方、図13(b)に示すように、液晶表示装置157の表示画面上に通常動画1が表示された後、動画Bの実行条件が成立して動画Bが表示されているときに、動画Aの実行条件が成立すると、動画A1ではなく、動画A2が表示される。このとき、動画A2は、動画Bが視認できるように、液晶表示装置157の表示画面の下部に表示される。なお、動画A2の表示は上述したように予め定められた時間だけ表示されるので、動画Bの表示が終了するよりも前に終了することもあるし、動画Bの表示が終了した後で終了することもある。動画Bは、殿様と剣豪との勝負の行方を表示する重要な演出であるので、このような演出が中断されて動画A1が表示されると、動画Bが見られなくなることで遊技者に演出上の違和感を与えるおそれがあり、興趣が低下する場合がある。本実施形態では、このような場合には、動画A1ではなく動画A2を表示することで、動画Bの表示を中断することなく、且つ、動画A2の演出効果についても同時に付与することで、遊技者に演出上の違和感を与えず、しかも、ボーナスに対する期待感をより一層高めることができ、興趣の向上を図ることができる場合がある。
次に、図14を参照しながら、動画A1の構成について説明する。ここで、図14(a)は、動画A1において用いられるキャラクタ画像を示す図であり、図14(b)は、動画A1の実行期間について説明する図であり、図14(c)は、動画A1の表示内容について説明する図である。
図14(a)に示すように、動画A1では、キャラクタ画像cd1とキャラクタ画像cd2とが使用される。キャラクタ画像cd1は、殿様が奥側から手前側に向かって走ってくる様子を表す画像である。キャラクタ画像cd2は、ボーナスが内部当選しているかもしれないことを示すメッセージである「ボーナス」の文字を含む画像である。なお、本実施形態において、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd2は、演出画像の一例ということがある。また、キャラクタ画像cd2は、抽選結果を遊技者に認識させるための表示ということもできる。換言すれば、キャラクタ画像cd2は、抽選結果を示唆する表示であるということもでき、また、抽選結果に基づく文字表示であるということもできる。
図14(b)は、動画A1の実行期間である105フレームを8等分して表している。すなわち、t1は、0フレーム目(0ms経過後)を示し、t2は、15フレーム目(500ms経過後)を示し、t3は、30フレーム目(1000ms経過後)を示し、t4は、45フレーム目(1500ms経過後)を示し、t5は、60フレーム目(2000ms経過後)を示し、t6は、75フレーム目(2500ms経過後)を示し、t7は、90フレーム目(3000ms経過後)を示し、t8は、105フレーム目(3500ms経過後)を示している。以下では、上述したt1〜t8の8つのタイミングでそれぞれどのような表示が行われるかについて説明する。
動画A1は、図14(c)に示すように、t1のタイミングでキャラクタ画像cd1が液晶表示装置157の表示画面の左上隅に所定の縮小率で縮小されて表示される。続いて、t2のタイミングとなると、キャラクタ画像cd1の縮小率及び表示位置が変化し、キャラクタ画像cd1は、t1に示される位置よりも右下に配置されるとともに、t1に示されるサイズよりも拡大して表示される。なお、キャラクタ画像cd1は、元の画像データよりも縮小して表示されるものであってもよいし、拡大して表示されるものであってもよいし、拡大及び縮小をしないで表示されるものであってもよい。
t3のタイミングとなると、キャラクタ画像cd1の縮小率及び表示位置がさらに変化し、キャラクタ画像cd1は、t2に示される位置よりも右下に配置されるとともに、t2に示されるサイズよりも拡大して表示される。
t4のタイミングとなると、キャラクタ画像cd1の縮小率及び表示位置がさらに変化し、キャラクタ画像cd1は、t3に示される位置よりも右下に配置されるとともに、t3に示されるサイズよりも拡大して表示される。さらに、t4のタイミングでは、キャラクタ画像cd1の右側に、キャラクタ画像cd2が所定の拡大率で表示される。本実施形態において、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd2は、第一の表示の一例ということができる。また、本実施形態において、t4のタイミングは、第一のタイミングの一例であるということができる。また、本実施形態において、キャラクタ画像cd1は、第一の表示の表示が開始されるよりも前に表示が開始され、第一の表示が開始されることを予告する第三の表示の一例ということができる。その後は、t8のタイミングとなるまで、表示状態が維持される。このように、本実施形態では、動画A1においてキャラクタ画像cd1が表示されるt1のタイミングからt8のタイミングまでの期間を第三の期間ということがある。
このように、動画A1では、開始してから45フレーム目でキャラクタ画像cd2が表示されるように構成されている。
次に、図15を参照しながら、動画A2の構成について説明する。ここで、図15(a)は、動画A2において用いられるキャラクタ画像を示す図であり、図15(b)は、動画A2の実行期間について説明する図であり、図15(c)は、動画A2の表示内容について説明する図である。
図15(a)に示すように、動画A2では、キャラクタ画像cd3、キャラクタ画像cd4及びキャラクタ画像cd2が使用される。キャラクタ画像cd3は、殿様の顔を表した画像である。キャラクタ画像cd4は、吹き出しを表す画像である。キャラクタ画像cd2は、図14(a)に示すキャラクタ画像cd2と同じである。なお、本実施形態において、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2は、演出画像の一例ということがある。また、キャラクタ画像cd2は、抽選結果を遊技者に認識させるための表示ということもできる。換言すれば、キャラクタ画像cd2は、抽選結果を示唆する表示であるということもでき、また、抽選結果に基づく文字表示であるということもできる。
図15(b)は、図14(b)に示される動画A1と同様、動画A2の実行期間である105フレームを8等分して表している。すなわち、t1は、0フレーム目(0ms経過後)を示し、t2は、15フレーム目(500ms経過後)を示し、t3は、30フレーム目(1000ms経過後)を示し、t4は、45フレーム目(1500ms経過後)を示し、t5は、60フレーム目(2000ms経過後)を示し、t6は、75フレーム目(2500ms経過後)を示し、t7は、90フレーム目(3000ms経過後)を示し、t8は、105フレーム目(3500ms経過後)を示している。以下では、上述したt1〜t8の8つのタイミングでそれぞれどのような表示が行われるかについて説明する。
動画A2は、図15(c)に示すように、t1のタイミングでキャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4が左右に並んだ状態で液晶表示装置157の表示画面の下部にそれぞれ所定の縮小率で縮小されて表示される。続いて、t2のタイミングとなると、キャラクタ画像cd2が、キャラクタ画像cd4に重畳して所定の縮小率で表示される。本実施形態において、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2は、第二の表示の一例ということができる。また、本実施形態において、t2のタイミングは、第一のタイミングよりも早いタイミングである第二のタイミングの一例であるということができる。また、本実施形態において、キャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4は、第二の表示の表示が開始されるよりも前に表示が開始され、第二の表示の表示が開始されることを予告する第四の表示の一例ということができる。その後は、t8のタイミングとなるまで、表示状態が維持される。このように、本実施形態では、動画A2においてキャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4が表示されるt1のタイミングからt8のタイミングまでの期間を第四の期間ということがある。そして、上述したように、動画A1の実行時間及び動画A2の実行時間は同じなので、第四の期間は、第三の期間と同じ長さの期間であるということができる。
上述したように、動画A2では、開始してから15フレーム目でキャラクタ画像cd2が表示されるように構成されている一方、動画A1では、開始してから45フレーム目でキャラクタ画像cd2が表示されるように構成されている。すなわち、キャラクタ画像cd2の表示開始タイミングは、動画A1よりも動画A2の方が30フレーム(およそ1秒)早いタイミングとなっている。このように、動画A1と動画A2とでは、キャラクタ画像cd2を表示するまでおよそ1秒の時間差があるので、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2を遊技者に十分に認識されやすくなる場合がある。なお、従来の遊技台(例えば、スロットマシン)は、スタートレバーが操作されてからストップボタンの操作が有効になるまでの最短時間として800msが確保されているので、遊技者によってはこの最短時間が経過した直後にストップボタンを操作することも苦にしない場合がある。よって、このような遊技者にとっては、スタートレバーの操作により実行開始された演出を認識し、この最短時間が経過した直後に演出に応じたストップボタンの操作を行うことも容易である。つまり、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2について、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd2よりも1秒も早く表示されていれば、画像が小さいとか、色の相違といった、画像の大きさや色による認識性の誤差を考慮しても大半の遊技者は表示されていることを認識ができるはずである。
また、上述したように、本実施形態では、動画Aにおいてキャラクタ画像cd2が第二の表示として表示される場合には、第一の表示としてのキャラクタ画像cd2が表示されず、動画Aにおいてキャラクタ画像cd2が第一の表示として表示される場合には、第二の表示としてのキャラクタ画像cd2が表示されないということができる。
なお、本実施形態において、キャラクタ画像cd2を複数種類用意して、抽選によって複数種類のキャラクタ画像cd2からいずれか一つ又は二以上を選択してこれを表示するようにしてもよく、例えば、「ボーナス」の文字表示を含むキャラクタ画像cd2と「チャンス」の文字表示を含むキャラクタ画像cd2を用意しておいて、抽選でいずれか一方を選択し、選択されたキャラクタ画像cd2を表示するように構成してもよい。
次に、図16を参照しながら、キャラクタ画像cd2を表示するためのデータ構造について説明する。ここで、図16(a)は、キャラクタ画像cd2を表示するための表示制御データのデータ構造について説明する図であり、図16(b)は、表示制御データに基づいて表示されるキャラクタ画像cd2の表示態様について説明する図である。
図16(a)に示すように、キャラクタ画像cd2は、動画A1において表示するための表示制御データ(キャラクタ画像cd2aの表示制御データ)と、動画A2において表示するための表示制御データ(キャラクタ画像cd2bの表示制御データ)とに基づいて表示される。すなわち、本実施形態では、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd2aは、第一の表示の一例であり、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2bは、第二の表示の一例であるということができる。表示制御データは、画像データが格納されているROM506における格納アドレスと、CPU504によって読み出された画像データが格納されるVRAM518における転送先アドレスと、画像を表示する位置を表す表示座標と、画像の拡大率(縮小率)とを含んでいる。その他にも、例えば、描画バッファ(フレームバッファ)への書き込み順等の制御データが含まれている。これらの表示制御データは、上述したように、例えば、第2副制御部500のROM506に格納されている。本実施形態では、キャラクタ画像cd2aとキャラクタ画像cd2bとでは、同じ画像データが用いられるので、少なくとも、格納アドレス及び転送先アドレスを示す表示制御データが同じとなっている。ここで、画像データは、例えば、どの色を付するかを示す色情報が画素毎に付与されたビットマップ形式のデータとしたが、これに限定されない。このように、本実施形態によれば、画像データを共通して使用することにより、メモリ容量の削減を図ることができる場合がある。なお、キャラクタ画像cd2aとキャラクタ画像cd2bとでそれぞれ画像データを用意するようにしてもよい。
上述したようにして表示制御データが構成されているので、図16(b)に示すように、キャラクタ画像cd2は、同じ画像データを用いて、動画A1において表示される場合と、動画A2において表示される場合とで表示態様を変更することができるようになっている。すなわち、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2bは、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd2aよりも小さく表示される表示であるということができる。換言すれば、キャラクタ画像cd2bは、キャラクタ画像cd2aに対して縮小された表示ということができる。なお、本実施形態において、キャラクタ画像cd2は、表示画像を構成する複数のレイヤーのうちの最前面のレイヤーに配置されるが、配置するレイヤーはこれに限定されない。
次に、動画A1及び動画A2が実行されているときにおける表示画像のレイヤー構成について、図17を参照しながら、説明する。ここで、図17(a)は、動画A1が実行されているときにおける表示画像のレイヤー構成について説明する図であり、図17(b)は、動画A2が実行されているときにおける表示画像のレイヤー構成について説明する図である。
図17(a)及び同図(b)に示すように、表示画像は4層のレイヤー(レイヤーL1〜レイヤーL4)によって構成されている。レイヤーL1は最前面に配置されるレイヤーであり、続いて、レイヤーL2、レイヤーL3、レイヤーL4の順に配置され、レイヤーL4が最背面のレイヤーとなっている。なお、レイヤーの層数は上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。
最初に、通常動画1が実行されているときに動画A1が実行される場合の各レイヤーに配置される画像について説明する。図17(a)に示すように、レイヤーL4では、上述した通常動画1が実行されている。通常動画1が実行されているレイヤーL4の前面のレイヤーL3には、表示画面全体が不透過の白背景画像BCが配置されている。これにより、レイヤーL4で実行されている通常動画1が視認困難な態様となっている。白背景画像BCが配置されたレイヤーL3の前面のレイヤーL2には、キャラクタ画像cd1が配置され、最前面のレイヤーL1には、キャラクタ画像cd2が配置される。その結果、動画A1の実行中は動画A1だけが視認でき、通常動画1は視認困難となっている。なお、キャラクタ画像cd1及びキャラクタ画像cd2は、レイヤーL1とレイヤーL2のいずれに配置されていてもよく、また、同一のレイヤーに配置されていてもよい。
次に、動画Bが実行されているときに動画A2が実行される場合の各レイヤーに配置される画像について説明する。図17(b)に示すように、レイヤーL4では、上述した動画Bが実行されている。動画Bが実行されているレイヤーL4の前面のレイヤーL3には、キャラクタ画像cd3が配置され、その前面側のレイヤーL2には、キャラクタ画像cd4が配置されている。そして、最前面のレイヤーL1には、キャラクタ画像cd2が配置される。その結果、動画A2の実行中は、その背面側で実行されている動画Bが視認可能となっている。なお、キャラクタ画像cd2、キャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4は、レイヤーL1〜レイヤL3のいずれに配置されていてもよく、また、同一のレイヤーに配置されていてもよい。この場合、キャラクタ画像cd2がキャラクタ画像cd4の背面側に配置されてキャラクタ画像cd2が視認されないようにするのを避けるのが好ましく、あるいは、キャラクタ画像cd2がキャラクタ画像cd4の背面側に配置される場合には、キャラクタ画像cd4を透過画像とするのが好ましい。
次に、遊技者によってスタートレバー135が操作されてから動画Aが液晶表示装置157に表示されるまでにおける主制御部300と、第1副制御部400と、第2副制御部500との間におけるコマンドのやり取り、及び、このコマンドに基づく制御の内容について説明する。ここで、図18は、送受信されるコマンドと制御の内容について説明するタイミングチャートである。
まず、遊技者によってスタートレバー135が操作されると、スタート信号が主制御部300に出力される。すると、主制御部300のCPU304は、スタートレバー135の操作が受け付けられたとして、その旨を示すコマンドであるスタートレバー受付コマンドを第1副制御部400に送信する。第1副制御部400のCPU404は、スタートレバー受付コマンドを受信すると、受信したコマンドに対応する画像を表示する旨のコマンドである表示情報を第2副制御部500に送信する。第2副制御部500は、表示情報を受信すると、受信した表示情報に対応する画像を液晶表示装置157に表示する。
また、主制御部300では、スタート信号が入力されると、乱数値生成回路316から乱数値が取得される。CPU304は、取得した乱数値に基づいて内部抽選を行う。CPU404は、内部抽選の結果を示す内部当選コマンドを第1副制御部400に送信する。第1副制御部400のCPU404は、内部当選コマンドを受信すると、演出Aを実行するか否かの演出抽選を行う。CPU404は、演出Aを実行すると決定した場合には、動画Aを実行させるために、演出A1を実行する場合には、動画A1を開始するとともに、キャラクタ画像cd1を表示する旨の表示情報を第2副制御部500に送信する。第2副制御部500のCPU504は、この表示情報を受信すると、動画A1を開始するとともに、キャラクタ画像cd1の表示を開始する。また、演出A2を実行する場合には、動画A2を開始するとともに、キャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4を表示する旨の表示情報を第2副制御部500に送信する。第2副制御部500のCPU504は、この表示情報を受信すると、動画A2を開始するとともに、キャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4の表示を開始する。一方で、第1副制御部400のCPU404は、演出Aに対応する音声の出力や、ランプの点滅や、シャッタ装置163の駆動による演出を行う。なお、CPU404は、演出Aを実行しないと決定した場合には、上述した演出Aに対応する動作を行わない。また、第1副制御部400のCPU404は、受信した内部当選コマンドに対応した音声の出力、ランプの点滅、シャッタ装置163の駆動による演出も行い、受信した内部当選コマンドに対応する画像を表示する旨のコマンドである表示情報も第2副制御部500に送信する。
その後、第1副制御部400のCPU404は、演出A2を実行する場合には、キャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4を表示する旨の表示情報を送信してから450msが経過したタイミングで、演出A1を実行する場合には、キャラクタ画像cd1を表示する旨の表示情報を送信してから1400msが経過したタイミングで、キャラクタ画像cd2を表示する旨の表示情報を第2副制御部500に送信する。その後、キャラクタ画像cd1又はキャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4を表示する旨の表示情報を送信してから1500msが経過したタイミングで、キャラクタ画像cd2に対応する効果音(演出A効果音)を出力する。この演出A効果音出力タイミングは、動画A1において液晶表示装置157にキャラクタ画像cd2の表示が開始されるタイミングとなっている。本実施形態では、演出A1を実行する場合でも演出A2を実行する場合でも、出力する音声の内容及び音声の出力タイミングを変更しないようにしているので、演出A1を実行する場合でも演出A2を実行する場合でも、演出の変更が小さくて済み、処理負担を軽減することができる場合がある。なお、演出A効果音の出力タイミングや出力する音声の内容はこれに限定されず、演出A1を実行する場合と、演出A2を実行する場合とで異ならせるようにしてもよく、例えば、演出A1及び演出A2のいずれの場合にも、キャラクタ画像cd2の表示が開始されるタイミングで演出A効果音の出力を開始するようにしてもよい。
その後、主制御部300のCPU304は、リール110〜112の回転を開始させるタイミングに合わせて、第1副制御部400に回転開始コマンドを送信する。第1副制御部400のCPU404は、回転開始コマンドを受信すると、リール110〜112の回転開始に対応する画像を液晶表示装置157に表示させるための表示情報を第2副制御部500に送信する。第2副制御部500のCPU504は、この表示情報を受信すると、受信した表示情報に対応する画像を液晶表示装置157に表示する。
次に、演出Aにおける各演出の実行タイミングについて、図19を参照しながら説明する。ここで、図19は、演出Aにおける各演出の実行タイミングについて説明するタイミングチャートである。なお、図19中、t1、t2、t4及びt8のタイミングは、図14(b)及び図15(b)に示されるタイミングに対応している。
図19に示すように、演出A2が実行される場合には、液晶表示装置157では、動画A2が実行される。すなわち、t1のタイミングでキャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4の表示が開始される。このとき、演出Bが実行されているので、出力される効果音は、演出Bに対応する効果音に重ねてt1のタイミングで演出Aに対応する効果音の出力が開始される。この場合、演出Bの効果音の音量を下げるようにしてもよい。なお、第1副制御部400から第2副制御部500への表示情報を送信するための処理や、第2副制御部500における画像表示制御等により、動画A2の開始タイミングと演出Aに対応する効果音の出力開始タイミングとで僅かなタイムラグが生じる場合もある。その後、t2のタイミング(t1のタイミングから約15フレーム後)になると、キャラクタ画像cd2の表示が開始される。そして、t4のタイミング(t1のタイミングから約45フレーム後)になると、キャラクタ画像cd2に対応する効果音である演出A効果音の出力が開始される。すなわち、演出A効果音は、キャラクタ画像cd2の表示開始に合わせて出力される音声である。ここで、演出A効果音は、例えば、殿様が「ボーナス」と発する内容であり、本実施形態において、第一の音声の一例ということがある。このとき、実行中の演出Bの効果音の音量を下げるようにしてもよい。このように、演出A2が実行される場合には、キャラクタ画像cd2に対応する効果音の出力が開始されるよりも前にキャラクタ画像cd2が液晶表示装置157に表示されることとなる。その後、t8のタイミングとなると、演出Aが終了する。ここで、演出Bが未だ終了のタイミングとなっていない場合には、その続きが実行されることとなる。
一方、演出A1が実行される場合には、液晶表示装置157では、動画A1が実行される。すなわち、t1のタイミングでキャラクタ画像cd1の表示が開始される。このとき、演出Aに対応する効果音の出力が開始される。その後、t4のタイミングになると、キャラクタ画像cd2の表示が開始されるとともに、上述した演出A効果音の出力が開始される。その後、t8のタイミングとなると、演出Aが終了する。
このように、本実施形態では、動画A1が実行される場合よりも動画A2が実行される場合の方が、キャラクタ画像cd2の表示時間が長い(あるいは、動画A1が実行される場合よりも動画A2が実行される場合の方が、キャラクタ画像cd2の表示開始の時期が早い)ので、遊技者の気を引く動画Bが液晶表示装置157に表示されてもキャラクタ画像cd2が表示されていることに気づきやすくなる場合がある。特に、本実施形態の場合には、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2が、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd2よりも小さく表示されるので、キャラクタ画像cd2が小さく表示されることで遊技者に気づかれにくくなるおそれも低減でき、好適に利用することができる場合がある。また、動画A1の開始(スタート信号の入力に基づくキャラクタ画像cd1の開始)のタイミングと、動画A2の開始(スタート信号の入力に基づくキャラクタ画像cd3とキャラクタ画像cd4との開始)のタイミングとを同じタイミング(t1のタイミング)としているので、遊技者に表示開始の遅れによる違和感を抱かせないようにすることができる場合がある。また、動画A2が実行される場合には、キャラクタ画像cd2に対応する効果音の出力が開始されるよりも前にキャラクタ画像cd2が液晶表示装置157に表示されるので、先に「ボーナス」の文字情報を含むキャラクタ画像cd2の表示を確認した後で、効果音の出力が行われることで、音声を聞きながらキャラクタ画像cd2に含まれる文字情報を目で追いやすくなって演出効果が向上する場合がある。また、動画A2が実行される場合には、キャラクタ画像cd2に対応する効果音を出力せずに、「ボーナス」の文字情報を含むキャラクタ画像cd2の表示を行う期間を設けることにより、それまでに実行されていた他の演出に係る効果音(例えば、演出Bの効果音)を当該期間において引き続き聞かせることができるので、キャラクタ画像cd2に対応する効果音を出力することにより当該他の演出の邪魔となっている印象を抱かせないことができる場合がある。
なお、本実施形態において、演出A2における各演出の実行タイミングを、図20に示すような態様としてもよい。なお、図20は、演出Aにおける各演出の実行タイミングの変形例について説明するタイミングチャートである。なお、図20中、t1、t4及びt8のタイミングは、図19に示した例と同様、図14(b)及び図15(b)に示されるタイミングに対応している。
図20に示す例では、動画A2が実行される場合に、t1のタイミングでキャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4とともにキャラクタ画像cd2も同時に表示される点で上述した実施形態と異なっている。すなわち、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2は、第一の表示条件の成立と略同時のタイミングで表示される画像であるということができる。これによれば、キャラクタ画像cd2の表示時間をより長く取れるので、キャラクタ画像cd2の表示を遊技者により気づきやすくすることができる場合がある。
また、演出A1における各演出の実行タイミングを、図21に示すような態様としてもよい。なお、図21は、演出Aにおける各演出の実行タイミングの変形例について説明するタイミングチャートである。なお、図21中、t1、t4及びt8のタイミングは、図19に示した例と同様、図14(b)及び図15(b)に示されるタイミングに対応している。
図21に示す例では、動画A1が実行される場合に、キャラクタ画像cd1をt1のタイミングではなく、t1よりも所定時間(例えば、20フレーム)遅れたタイミングで表示を開始する点で上述した実施形態と異なっている。このようにしても、上述した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお、動画A2におけるキャラクタ画像cd2の表示開始タイミングは、図21に示される例、及び、図19に示される例のいずれであってもよい。キャラクタ画像cd1の表示を開始するタイミングは、少なくとも1ゲームにおける規定の遊技時間(例えば、4.1秒)内であれば、遊技者がスロットマシン100から離れて演出を見損なう可能性は低いので、好ましい。さらに、スタートレバー135の操作受付後、ストップボタン137〜139の操作を有効とするまでの最短時間(800ms)が経過するまでの期間にキャラクタ画像cd1の表示が開始されるようにすれば、遊技者によるストップボタン137〜139の操作の前の必ず動画Aによる演出表示が開始されて遊技者に視認されやすくなるのでより好適である。
なお、上述した実施形態では、動画A1よりも動画A2の方がキャラクタ画像cd2の表示を開始するタイミングを早くしたが、動画A2の演出表示開始のタイミングが動画A1の演出表示開始のタイミングよりも早いタイミングであれば、キャラクタ画像cd2の表示開始タイミングを動画A1と動画A2とで同じにしてもよいし、動画A2におけるキャラクタ画像cd2の表示開始タイミングを動画A1におけるキャラクタ画像cd2の表示開始タイミングよりも遅いタイミングにしてもよい。このように構成した場合でも、動画Aが実行されることにより、キャラクタ画像cd2に注意を惹きつけることができ、演出効果を向上させることができる場合がある。
また、キャラクタ画像cd2の表示開始タイミングを、動画A1と動画A2とで同じにし、さらに、動画A2で表示されるキャラクタ画像cd2の表示期間が、動画A1で表示されるキャラクタ画像cd2の表示期間よりも長い期間となるように構成されてもよい。また、キャラクタ画像cd2の表示開始タイミングを、動画A1よりも動画A2の方が後になるようにし、さらに、動画A2で表示されるキャラクタ画像cd2の表示期間が、動画A1で表示されるキャラクタ画像cd2の表示期間よりも長い期間となるように構成されてもよい。このように構成した場合には、動画A1で表示されるキャラクタ画像cd2よりも、動画A2で表示されるキャラクタ画像cd2の方が表示期間が長いので、遊技者に注目される可能性が高く、十分な演出効果を与えることができる場合がある。
次に、動画Aが表示されるときにおける表示態様の一例について、図22を参照しながら説明する。ここで、図22(a)は、動画Aを表示していない場合における動画Bの表示態様について説明する図であり、図22(b)は、動画Bの表示中に動画A2が表示された場合の表示態様の一例について説明する図である。
動画Bを実行する場合には、図22(a)に示すように、動画Bの演出表示態様が明瞭に視認できるように、エフェクト等の表示効果を与えずに表示される。一方、動画Bが実行されているときに動画A2の表示が開始された場合には、図22(b)に示すように、例えば、動画Bが配置されるレイヤーの前面側のレイヤーにおいて所定の透過率(例えば、50%)である半透明の黒色の透過画像OQ1を配置して、動画Bの明度を低下させることにより、動画Bの視認性を低下させる。このように、本実施形態において、半透明の黒色の透過画像OQ1は、第二の演出表示の視認性を低下させる効果表示である第一の効果表示の一例ということができる。そして、動画A2を構成する画像が配置されるレイヤーよりも背面側であって、透過画像OQ1が配置されるレイヤーよりも前面側のレイヤーに、キャラクタ画像cd2、キャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4を囲うように表示される所定の透過率(例えば、50%)である半透明の白色の透過画像OQ2が配置され、動画A2が目立つような表示効果を与えている。このように、本実施形態において、半透明の白色の透過画像OQ2は、第一の演出表示の視認性を向上させる効果表示である第二の効果表示の一例ということができる。
次に、本実施形態の変形例について、図23を参照しながら説明する。この変形例では、演出Bが複数種類用意されており、演出Bの実行中に演出Aが開始される場合において、実行中の演出Bの種類に応じて演出Aの表示態様を変更するようにしている。ここで、図23(a)は、スロットマシンにおいて得られる遊技特典の種類と実行される演出の種類との対応関係を示す図であり、図23(b)は、演出B1の実行中に演出Aが開始される場合における表示態様について説明する図であり、図23(c)は、演出B2の実行中に演出Aが開始される場合における表示態様について説明する図である。
図23(a)に示すように、この変形例では、遊技特典として、特典A、特典B1及び特典B2を獲得することができる。特典Aは、例えば、AT(アシストタイム)状態を少なくとも50ゲーム継続可能なボーナスであり、特典B1は、例えば、AT状態を少なくとも20ゲーム継続可能なボーナスであり、特典B2は、例えば、AT状態を少なくとも100ゲーム継続可能なボーナスである。すなわち、特典Aは、特典B1よりも得られる利益が大きい特典であり、特典B2よりも得られる利益が小さい特典である。
また、この変形例において、演出Aは、特典A以上の利益が得られる特典に内部当選しているか否かを煽る演出であり、演出B1は、特典B1以上の利益が得られる特典に内部当選しているか否かを煽る演出であり、演出B2は、特典B2以上の利益が得られる特典に内部当選しているか否かを煽る演出である。すなわち、演出Aが実行される場合には、特典A又は特典B2に内部当選している可能性があり、演出B1が実行される場合には、特典B1、特典A又は特典B2に内部当選している可能性があり、演出B2が実行される場合には、特典B2に内部当選している可能性がある。
図23(b)に示す例では、演出B1が実行されているときに、演出Aの実行条件が成立すると、演出B1において実行される動画B1の表示が視認できないように、演出Aにおいて実行される動画A1が液晶表示装置157の表示画面全体に表示される。演出B1に対応する特典B1は、演出Aに対応する特典Aよりも利益が小さい特典であるので、遊技者は、演出B1の動向よりも演出Aの動向に注目する。そのため、この場合には、動画B1を遊技者に視認させず、動画A1を表示画面全体に表示させることで、遊技者を演出Aに注目させて特典付与に対する期待感を向上させることができる場合がある。その後、動画A1の表示が終了すると、動画B1が引き続き表示される。ここで、動画B1は、動画A1が表示されている間も表示内容が進行しており、動画A1から動画B1に表示が復帰した場合は、進行後の表示内容で演出B1が表示される。
図23(c)に示す例では、演出B2が実行されているときに、演出Aの実行条件が成立すると、液晶表示装置157には、動画A1ではなく、動画A2が表示される。このとき、動画A2は、動画B2が視認できるように、液晶表示装置157の表示画面の下部に表示される。演出B2に対応する特典B2は、演出Aに対応する特典Aよりも利益が大きい特典であるので、遊技者は、演出Aの動向よりも演出B2の動向に注目する。そのため、遊技者が注目する演出B2が中断されて動画Aが表示された場合には、演出上の違和感を与えるばかりでなく、付与される特典が小さくなるかもしれないという失望感を与えることとなり、演出効果を低下させることとなる。本実施形態では、演出B2の実行中である場合には、動画A2を表示することで、成功した場合に遊技者に付与が約束される利益の大きい演出については、これを中断させないようにして、遊技者に演出上の違和感を与えず、しかも、特典付与に対する期待感をより一層高めることができ、興趣の向上を図ることができる場合がある。その後、動画A2の表示が終了すると、動画B2が引き続き表示される。
次に、本実施形態において実行される動画A1及び動画A2の変形例について、図24を参照しながら説明する。ここで、図24(a)は、動画A2の表示内容の変形例について説明する図であり、図24(b)は、動画A1の表示内容の変形例について説明する図であり、図24(c)は、演出Aにおける各演出の実行タイミングについて説明するタイミングチャートである。
動画A2は、図24(a)に示す例では、最初にキャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4を表示し、ほどなく、キャラクタ画像cd4の左側の領域に重畳して「まさかの」の文字表示を含むキャラクタ画像cd21aが表示され(1)、その後、キャラクタ画像cd4の右側の領域に重畳して「ボーナス」の文字表示を含むキャラクタ画像cd22aがキャラクタ画像cd21aに並べられて表示されるものである(2)。
一方、動画A1は、図24(b)に示す例では、最初にキャラクタ画像cd1を表示し(1)、その後、動画A2におけるキャラクタ画像cd21aの表示開始タイミングよりも遅いタイミングで、キャラクタ画像cd1の右側上部に「まさかの」の文字表示を含むキャラクタ画像cd21bが表示され(2)、その後、動画A2におけるキャラクタ画像cd22aの表示開始タイミングと同じタイミングで、キャラクタ画像cd21bの下部に、「ボーナス」の文字表示を含むキャラクタ画像cd22bが表示されるものである(3)。なお、図24に示す例において、キャラクタ画像cd21bは、キャラクタ画像cd21aと共通の画像データが用いられており、動画A1と動画A2とで、表示位置及び縮小率が変更されている。また、キャラクタ画像cd22bは、キャラクタ画像cd22aと共通の画像データが用いられており、動画A1と動画A2とで、表示位置及び縮小率が変更されている。
各キャラクタ画像の表示タイミングについて詳説すると、動画A2では、図24(c)に示すように、p0のタイミングで演出Aが開始されると、液晶表示装置157では、キャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4の表示が開始される。このとき、演出Bが実行されているので、出力される効果音は、演出Bに対応する効果音に重ねてp0のタイミングで演出Aに対応する効果音の出力が開始される。続いて、p1のタイミング(例えば、p0から0.5秒後)で、キャラクタ画像cd21aの表示が開始される。その後、p2のタイミング(例えば、p0から3秒後)になると、キャラクタ画像cd21a及びキャラクタ画像cd21bに対応する効果音であるキャラクタ画像cd21の効果音の出力が開始される。キャラクタ画像cd21の効果音は、例えば、殿様が「まさかの」と発する内容である。このように、演出A2が実行される場合には、キャラクタ画像cd21の効果音の出力が開始されるよりも前にキャラクタ画像cd21aが液晶表示装置157に表示されることとなる。その後、p4のタイミング(例えば、p0から6秒後)になると、キャラクタ画像cd22aの表示が開始されると略同時に、キャラクタ画像cd22a及びキャラクタ画像cd22bに対応する効果音であるキャラクタ画像cd22の効果音の出力が開始される。キャラクタ画像cd22の効果音は、例えば、殿様が「ボーナス」と発する内容である。キャラクタ画像cd22の効果音は、p5のタイミング(例えば、p4のタイミングから3秒後)となるまで出力される。その後、p6のタイミング(例えば、p4のタイミングから5秒後)になると、演出Aが終了する。ここで、演出Bが未だ終了のタイミングとなっていない場合には、その続きが実行されることとなる。
一方、動画A1ではp0のタイミングで演出Aが開始されると、液晶表示装置157では、キャラクタ画像cd1の表示が開始される。このとき、演出Aに対応する効果音の出力が開始される。その後、p2のタイミングとなってキャラクタ画像cd21の効果音の出力が開始された後、p3のタイミング(例えば、p2のタイミングから1秒後)になると、キャラクタ画像cd21bの表示が開始される。このように、演出A1が実行される場合には、キャラクタ画像cd21の効果音の出力が開始された後でキャラクタ画像cd21bが液晶表示装置157に表示されることとなる。なお、キャラクタ画像cd21bの表示開始タイミングとキャラクタ画像cd21の効果音の出力開始タイミングとを略同時にしてもよい。その後、p4のタイミングになると、キャラクタ画像cd22bの表示が開始されると略同時に、キャラクタ画像cd22の効果音の出力が開始される。キャラクタ画像cd22の効果音は、p5のタイミング(例えば、p4のタイミングから3秒後)となるまで出力される。その後、p6のタイミング(例えば、p4のタイミングから5秒後)になると、演出Aが終了する。
図24に示す実施形態では、動画A2におけるキャラクタ画像cd21aの表示開始タイミングは、動画A1におけるキャラクタ画像cd21bの表示開始タイミングよりも早いタイミングとなっているが、動画A2におけるキャラクタ画像cd22aの表示開始タイミング及び動画A1におけるキャラクタ画像cd22bの表示開始タイミングは、キャラクタ画像cd22の効果音の出力タイミングと合わせるべく、同じタイミングとなっている。これは、キャラクタ画像cd22の出力タイミングとキャラクタ画像cd22a及びキャラクタ画像cd22bの表示開始タイミングとの演出的なミスマッチを防止して、演出効果の低下を抑制するためである。すなわち、図24に示す実施形態では、内部当選の結果を示唆する「ボーナス」の文字表示の表示開始タイミングについては、動画A1と動画A2とで同じにしている。
なお、図24に示す実施形態において、キャラクタ画像cd21a(キャラクタ画像cd21b)が表示された後で、キャラクタ画像cd22a(キャラクタ画像cd22b)が表示されているが、キャラクタ画像cd22a(キャラクタ画像cd22b)の表示及びキャラクタ画像cd22の効果音の出力が行われないで演出Aが終了する場合があってもよい。さらに、キャラクタ画像cd21a(キャラクタ画像cd21b)の表示及びキャラクタ画像cd21の効果音の出力も行われないで演出Aが終了する場合があってもよい。
また、図24に示す実施形態において、キャラクタ画像cd22a及びキャラクタ画像cd22bが表示されるタイミングで、キャラクタ画像cd22a及びキャラクタ画像cd22bとは異なるキャラクタ画像(例えば、「チャンス」といった文字表示や、「確定」といった文字表示等からなる画像)を表示するようにしてもよい。
次に、演出A1及び演出A2を実行する場合における、第1副制御部400から第2副制御部500に送信されるコマンドの内容及びタイミングの他の例について、図25を参照しながら説明する。ここで、図25(a)は、演出A1を実行する場合のコマンド送信のタイミングの他の例について説明するシーケンス図であり、図25(b)は、演出A2を実行する場合のコマンド送信のタイミングの他の例について説明するシーケンス図である。
図10に示して上述した実施形態では、動画A1及び動画A2の実行中において、第1副制御部400が第2副制御部500に対してキャラクタ画像を液晶表示装置157に表示させる毎に表示コマンドを逐一送信するものであったが、図25に示す実施形態では、第1副制御部400が第2副制御部500に対して動画A1及び動画A2の実行開始のタイミングにおいて一度だけ表示コマンドを送信することにより、動画A1及び動画A2の開始から終了までを第2副制御部500が時間を管理しながら表示制御を行うものである。すなわち、第2副制御部500が、各キャラクタ画像の表示開始タイミングを判断して液晶表示装置157に表示するものである。
具体的には、演出A1が設定されると、図25(a)に示すように、第1副制御部400のCPU404は、ステップSC31で、動画A1を表示させるための表示コマンド(動画A1表示情報)を第2副制御部500に送信する。
第2副制御部500のCPU504は、動画A1表示情報を受信すると、例えば、動画A1の表示開始から終了までの制御データをRAM508にセットする。この制御データには、キャラクタ画像cd1及びキャラクタ画像cd2の表示タイミング、表示位置、縮小率等のデータが含まれている。そのため、ステップSC32において、例えば、t1のタイミング(図14参照)で、キャラクタ画像cd1が図14(c)に示すような態様で液晶表示装置157に表示される。その後、45フレーム(1500ms)が経過すると、ステップSC33において、例えば、t4のタイミング(図14参照)で、キャラクタ画像cd2(cd2a)が図14(c)に示すような態様で液晶表示装置157に表示される。
一方、演出A2が設定されると、図25(b)に示すように、第1副制御部400のCPU404は、ステップSC41で、動画A2を表示させるための表示コマンド(動画A2表示情報)を第2副制御部500に送信する。
第2副制御部500のCPU504は、動画A2表示情報を受信すると、例えば、動画A2の表示開始から終了までの制御データをRAM508にセットする。この制御データには、キャラクタ画像cd3、キャラクタ画像cd4及びキャラクタ画像cd2の表示タイミング、表示位置、縮小率等のデータが含まれている。そのため、ステップSC42において、例えば、t1のタイミング(図15参照)で、キャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4が図15(c)に示すような態様で液晶表示装置157に表示される。その後、15フレーム(500ms)が経過すると、ステップSC43において、例えば、t2のタイミング(図15参照)で、キャラクタ画像cd2(cd2b)が図15(c)に示すような態様で表示される。
このような構成によれば、キャラクタ画像を液晶表示装置157に表示させる毎に表示コマンドを逐一送信しなくて済むので、コマンドの送受信が簡素化され、制御負担が軽減される場合がある。
なお、上述した実施形態では、第2副制御部500のVRAM518における2つの表示領域にそれぞれ複数の画像を配置して1フレーム毎の表示画像をそれぞれで生成するとともに、表示出力する表示領域を切り替えながら液晶表示装置157に画像信号を出力することで動画を表示する構成としたが、例えば、図19に示すような一連の動画表示が可能なムービーの形態であってもよい。
また、上述した実施形態では、演出Aの実行条件が成立したときに演出Bが実行されている場合と、演出Bが実行されていない場合とで、演出Aにおいて実行される動画Aの表示態様を動画A1と動画A2とで変更するようにしたが、例えば、図26に示すように、演出Bが実行されている場合と、演出Bが実行されていない場合とで、キャラクタ画像cd2等、少なくとも一部のキャラクタ画像の表示タイミングのみが異なるほかは、同じ表示態様であってもよい。なお、図26(a)は、演出Aの実行条件が成立したときに演出Bが実行されている場合の動画Aの表示態様について説明する図であり、図26(b)は、演出Aの実行条件が成立したときに演出Bが実行されていない場合の動画Aの表示態様について説明する図である。
演出Bが実行されているときに演出Aの実行条件が成立したときは、図26(a)に示すように、キャラクタ画像cd3、キャラクタ画像cd4及びキャラクタ画像cd2を含む上述した動画A2の表示を演出Aの開始タイミング(図26中、T1で示されるタイミング)から開始する。一方、演出Bが実行されていないときに演出Aの実行条件が成立したときは、図26(b)に示すように、演出AはT1のタイミングで開始されるが、動画A2の表示は、T1のタイミングよりも後のタイミングであるT2のタイミングとなったときに開始される。このようにしても、例えば、動画Bのような重要な演出表示の実行中に動画Aを実行するような場合に、遊技者が動画Bに注目して動画Aに気づかないといったおそれが低減できる場合がある。また、動画Bによる演出効果に、動画Aの演出効果をさらに付与して、ボーナスに対する期待感をより一層高めることができ、興趣の向上を図ることができる場合がある。また、例えば、ボーナスに対する期待感を持たせない通常動画において動画Aが実行される場合には、動画Aの表示開始タイミングが遅くても遊技者によって注目される可能性が高いので、十分な演出効果を与えることができる場合がある。
以上、本発明を回胴遊技機(スロットマシン)に適用させた実施形態について詳細に説明したが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、パチンコ機(弾球遊技機)やカジノマシンにも適用可能である。図27は、本発明を適用可能なパチンコ機を示す図である。
本発明に係る遊技台は、図27に示す、「所定の遊技領域1002に球を発射する発射装置1010と、発射装置1010から発射された球を入球可能に構成された入賞口1006と、入賞口に入球した球を検知する検知手段1008と、検知手段1008が球を検知した場合に球を払出す払出手段1012と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置1004を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置1004が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技状態の推移を告知するようなパチンコ機1000」にも好適である。
例えば、上述したパチンコ機1000においては、例えば、図28に示されるようなパターンにしたがって、演出を行うことができる。なお、図28は、動画の内容について説明する図である。
図28に示されるように、第1のパターン(パターン1)として、演出Bが疑似連演出であって、動画Bをその疑似連動画とし、演出Aが保留先読みによる演出ボタン操作演出であって、動画Aを演出ボタンの操作を促すカットイン動画とすることができる。ここで、動画A1は、カットイン動画を大きく表示するものであり、動画A2は、カットイン動画を小さくして実行中の動画Bを視認可能に表示するものである。本実施形態において、動画A2は、動画Bの実行中に動画Aの開始条件が成立した場合に開始される動画である。なお、疑似連演出は、1回の特別図柄の変動表示において、可変表示装置1004における図柄の変動及び停止表示を複数回行う演出であり、大当りへの期待感を向上させる演出の一態様である。また、保留先読みによる演出ボタン操作演出は、例えば、可変表示装置1004に表示された、図柄変動表示の保留数を示す保留アイコンの表示態様を演出ボタンの操作により変化させる演出である。より具体的には、表示態様を変化させる対象である保留アイコンを指し示すとともに、演出ボタンを模した画像及び操作を促す旨の「ボタンを押せ」等といった文字表示を含むカットイン画像を表示し、演出ボタンが操作された場合に、保留アイコンの表示態様が第一の表示態様(例えば、デフォルトの表示態様)から第二の表示態様(例えば、大当りに対する信頼度の高い表示態様)に変更する演出である。本実施形態においても、動画A2におけるカットイン動画の表示開始タイミングを、動画A1におけるカットイン動画の表示開始タイミングよりも早いタイミングとすることで、演出効果を高めることができる場合がある。また、動画Bの実行中に動画Aを開始する場合には動画A2を実行することで、動画Bの演出効果を損なうことなく動画Aによる演出効果を付与することができ、興趣を向上させることができる場合がある。
また、第2のパターン(パターン2)として、演出Bが予め定められた時間となったときに開始される時間連動演出であって、動画Bをその台間連動動画とし、演出Aが変動開始時に実行される予告演出であって、動画Aをキャラクタ画像とともに大当りとなるチャンスであることを示す「大当りか」の文字表示を含むカットイン動画とすることができる。ここで、動画A1は、カットイン動画を大きく表示するものであり、動画A2は、カットイン動画を小さくして実行中の動画Bを視認可能に表示するものである。なお、時間連動演出は、複数台の同一機種の遊技台が遊技店における同一島に並設され、これらの遊技台が内蔵のRTC(Real Time Clock)を用いて同一タイミングで同一あるいは同種の演出を開始することで、これらの遊技台があたかもシンクロして演出しているかような演出効果を与えるものである。本実施形態においても、例えば、動画A2における「大当りか」の文字表示の表示開始タイミングを、動画A1における「大当りか」の文字表示の表示開始タイミングよりも早いタイミングとすることで、演出効果を高めることができる場合がある。また、動画Bの実行中に動画Aを開始する場合には動画A2を実行することで、動画Bの演出効果を損なうことなく動画Aによる演出効果を付与することができ、興趣を向上させることができる場合がある。
なお、演出A及び演出Bに適用できる演出の内容は上述したものに限定されず、適宜に設定することができる。
本発明は、遊技台としてスロットマシンおよびパチンコ遊技機を例にあげたが、これに限るものではなく、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等にも適用することができる。
また、本実施形態に係る遊技台は、上述した遊技台以外の機器にも適用可能である。ここで、図29(a)は、本発明を適用可能なカジノマシンの一例を示す外観斜視図であり、図29(b)は、本発明を適用可能な携帯端末の一例を示す正面図であり、図29(c)は、本発明を適用可能なゲーム機の一例を示す正面図であり、図29(d)は、本発明を適用可能なテレビゲーム機の一例を示す正面図であり、図29(e)は、本発明を適用可能なゲームシステムの構成を概略的に示すブロック図である。
なお、上述した遊技台の実機の動作を映像上で擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を実現することができる。
すなわち、
『表示手段に図柄の変動表示を実行させる図柄表示制御手段と、
前記図柄の変動表示の結果が特定表示結果となった場合に、特別遊技状態に移行させる制御を行う遊技制御手段と、
第一の表示条件の成立により前記表示手段に第一の演出表示を行わせる第一の演出表示制御手段と、
前記表示手段に第二の演出表示を行わせる第二の演出表示制御手段と、
前記第二の演出表示が行われていないときに前記第一の表示条件が成立した場合に、該第一の表示条件が成立してから第一のタイミングとなったときに前記第一の演出表示において第一の表示を前記表示手段に表示させる第一の表示制御手段と、
前記第二の演出表示が行われているときに前記第一の表示条件が成立した場合に、該第一の表示条件が成立してから前記第一のタイミングよりも早い第二のタイミングとなったときに前記第一の演出表示において前記第一の表示よりも小さい表示である第二の表示を前記表示手段に表示させる第二の表示制御手段と、
を有する遊技台のシミュレーションを実現させるためのプログラム。』
をコンピュータに実行させることにより、本発明を実現することができる。
換言すれば、
『表示手段に図柄の変動表示を実行させる図柄表示制御手段と、
前記図柄の変動表示の結果が特定表示結果となった場合に、特別遊技状態に移行させる制御が可能な遊技制御手段と、
前記表示手段に複数種類の演出表示を実行させることが可能な表示制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出表示のうちの一つの演出表示は、第一の演出表示であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つの演出表示は、第二の演出表示であり、
前記第一の演出表示は、第一の表示条件の成立により開始可能な演出表示であり、
前記第一の演出表示は、複数種類の表示を表示可能な演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示よりも小さく表示される表示であり、
前記第二の演出表示の実行中に前記第一の表示条件が成立した場合には、前記第一の演出表示において前記第二の表示を表示可能であり、
前記第二の演出表示が実行されていないときに前記第一の表示条件が成立した場合には、前記第一の演出表示において前記第一の表示を表示可能であり、
前記第一の表示条件が成立してから第一のタイミングとなった場合に、前記第一の表示を表示可能であり、
前記第一の表示条件が成立してから第二のタイミングとなった場合に、前記第二の表示を表示可能であり、
前記第二のタイミングは、前記第一のタイミングよりも早いタイミングである、
ことを特徴とする遊技台のシミュレーションを実現させるためのプログラム。』
をコンピュータに実行させることにより、本発明を実現することができる。
本発明に係る遊技台は、例えば、図29(a)に示すような、「紙幣投入口2002に紙幣を投入し、ベットボタン2004及びスタートボタン2006の操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置2008で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウトボタン2008が操作された場合には、レシート発行機2010から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシン2000」であってもよい。
さらには、図29(b)に示すように、本発明を実現するプログラム及びデータを記憶する記憶部を備えている携帯端末2001、図29(c)に示すように、本発明を実現するプログラム及びデータを記憶する記憶部を備えているゲーム機の一例としてのポータブルゲーム機3000、図29(d)に示すように、本発明を実現するプログラム及びデータを記憶する記憶部を備えているテレビゲーム機の一例としての家庭用テレビゲーム機4000等に本発明を適用することも可能である。
より具体的には、図29(b)における携帯端末2000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを、携帯端末用電波や放送電波等を利用した搬送波あるいは通信回線等を通じて取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現するプログラム及びデータ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。携帯端末2000としては、例えば、いわゆるスマートフォン等の多機能携帯電話や、タブレットPCやPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯情報端末等が挙げられる。なお、ゲームに関するデータが記憶部にプリインストールされたものであってもよい。
図29(c)におけるポータブルゲーム機3000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記録媒体(CD−ROMやROMカートリッジ等の可搬型記録媒体)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現するプログラム及びデータ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。なお、上述した搬送波や通信回線等を用いてデータを取得するようにしてもよい。
図29(d)における家庭用テレビゲーム機4000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記録媒体(CD−ROMやROMカートリッジ等の可搬型記録媒体)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現するプログラム及びデータ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。なお、上述した搬送波や通信回線等を用いてデータを取得するようにしてもよい。
さらには、図29(e)に示すように、本発明を実現するプログラム及びデータを記憶したデータサーバ5000に適用してもよい。このデータサーバ5000から、例えば、インターネットNを介して同図(b)に示す携帯端末2000、同図(c)に示すポータブルゲーム機3000、同図(d)に示す家庭用テレビゲーム機4000、PC(Personal Computer)等に本発明を実現するプログラム及びデータをダウンロードするような場合がある。
以上の記載では、
『複数種類の演出表示を実行可能な表示手段[例えば、液晶表示装置157]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出表示のうちの一つの演出表示は、第一の演出表示[例えば、動画A1及び動画A2]であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つの演出表示は、第二の演出表示[例えば、動画B]であり、
前記第一の演出表示は、第一の表示条件の成立[例えば、スタートレバー135の操作の受付]により開始可能な演出表示であり、
前記第一の演出表示は、複数種類の表示を表示可能な演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、第一の表示[例えば、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd2a]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、第二の表示[例えば、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2b]であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示よりも小さく表示される表示であり、
前記表示手段は、前記第二の演出表示の実行中に前記第一の表示条件が成立した場合には、前記第一の演出表示において前記第二の表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、前記第二の演出表示が実行されていないときに前記第一の表示条件が成立した場合には、前記第一の演出表示において前記第一の表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、前記第一の表示条件が成立してから第一のタイミング[例えば、図14(c)に示される、t4のタイミング]となった場合に、前記第一の表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、前記第一の表示条件が成立してから第二のタイミング[例えば、図15(c)に示される、t2のタイミング]となった場合に、前記第二の表示を表示可能な手段であり、
前記第二のタイミングは、前記第一のタイミングよりも早いタイミングである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、従来、背景の画像の手前に表示していた図柄を縮小して表示する遊技台が知られている(例えば、特開2007−330386参照)。この遊技台によれば、背景の画像を遊技者に注目させやすくすることができる。
しかしながら、従来の遊技台では、背景の画像を遊技者に注目させやすくした分、縮小して表示した画像に注目し難くなり、結果的に、縮小して表示された画像の表示結果を遊技者が認識しなくなるという問題が生じるようになった。
この遊技台によれば、第一の表示よりも小さい第二の表示が表示される場合に長い期間表示させることができるので遊技者に認識されやすくなり、小さく表示した画像にも注目されやすくなって演出効果の向上を図ることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の演出表示のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出表示以外の表示をさらに実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の演出表示を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出表示を実行しないことがあってもよい。
また、表示手段は、第一の演出表示及び第二の演出表示以外の演出表示を実行可能であってもよいし、第一の演出表示及び第二の演出表示のみを実行可能であってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の表示条件が成立した場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の表示条件に加えて、第一の表示条件以外の条件が成立した場合に開始可能なものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一の表示条件が成立した場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の表示条件が成立した場合でも開始しないことがあってもよい。
また、第一の演出表示は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示をさらに表示可能なものであってもよい。また、第一の演出表示は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しないことがあってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の表示及び第二の表示以外の表示を表示可能であってもよいし、第一の表示及び第二の表示のみを表示可能であってもよい。
また、表示手段は、第二の演出表示の実行中に第一の表示条件が成立した場合には、第一の演出表示において第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の演出表示において第二の表示以外の表示をさらに表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の演出表示の実行中に第一の表示条件が成立した場合には、第一の演出表示において第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の演出表示において第二の表示を表示しないことがあってもよい。
また、表示手段は、第二の演出表示が実行されていないときに第一の表示条件が成立した場合には、第一の演出表示において第一の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の演出表示において第一の表示以外の表示をさらに表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の演出表示が実行されていないときに第一の表示条件が成立した場合には、第一の演出表示において第一の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の演出表示において第一の表示を表示しないことがあってもよい。
また、表示手段は、第一の表示条件が成立してから第一のタイミングとなった場合にのみ第一の表示を表示可能なものであってもよいし、第一のタイミング以外のタイミングとなった場合にも第一の表示を表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示条件が成立してから第一のタイミングとなった場合に第一の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一のタイミングとなった場合に第一の表示を表示しないことがあってもよい。
また、表示手段は、第一の表示条件が成立してから第二のタイミングとなった場合にのみ第二の表示を表示可能なものであってもよいし、第二のタイミング以外のタイミングとなった場合にも第二の表示を表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示条件が成立してから第二のタイミングとなった場合に第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第二のタイミングとなった場合に第二の表示表示しないことがあってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、第三の表示[例えば、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd1]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、第四の表示[例えば、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4]であり、
前記表示手段は、前記第一の表示の表示が開始されるよりも前に前記第三の表示の表示を開始可能な手段であり、
前記表示手段は、前記第二の表示の表示が開始されるよりも前に前記第四の表示の表示を開始可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示や第二の表示が表示されることを示唆できるので、第一の表示や第二の表示に注視させやすくすることができる場合がある。
ここで、第一の演出表示は、第一の表示、第二の表示、第三の表示及び第四の表示以外の表示を表示可能であってもよいし、第一の表示、第二の表示、第三の表示及び第四の表示のみを表示可能なものであってもよい。
また、表示手段は、第一の表示の表示が開始されるよりも前に第三の表示の表示のみを開始可能なものであってもよいし、第一の表示の表示が開始されるよりも前に第三の表示以外の表示をさらに開始可能であってもよい。また、表示手段は、第一の表示の表示が開始されるよりも前に第三の表示の表示を必ず開始するものであってもよいし、第一の表示の表示が開始されるよりも前に第三の表示の表示が開始されないことがあってもよい。
また、表示手段は、第一の表示の表示が開始されるよりも前にのみ第三の表示の表示を開始可能なものであってもよいし、第一の表示の表示が開始されるよりも前以外に第三の表示の表示を開始可能なものであってもよい。
また、表示手段は、第二の表示の表示が開始されるよりも前に第四の表示の表示のみを開始可能なものであってもよいし、第二の表示の表示が開始されるよりも前に第四の表示以外の表示をさらに開始可能であってもよい。また、表示手段は、第二の表示の表示が開始されるよりも前に第四の表示の表示を必ず開始するものであってもよいし、第二の表示の表示が開始されるよりも前に第四の表示の表示が開始されないことがあってもよい。
また、表示手段は、第二の表示の表示が開始されるよりも前にのみ第四の表示の表示を開始可能なものであってもよいし、第二の表示の表示が開始されるよりも前以外に第四の表示の表示を開始可能なものであってもよい。
また、『前記第三の表示は、前記第一の表示の表示が開始されることを予告する表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の表示の表示が開始されることを予告する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示や第二の表示が表示されることを予告できるので、第一の表示や第二の表示により注視させやすくすることができる場合がある。
ここで、第三の表示は、第一の表示の表示が開始されること以外のことも予告可能な表示であってもよいし、第一の表示の表示が開始されることのみを予告する表示であってもよい。
また、第四の表示は、第二の表示の表示が開始されること以外のことも予告可能な表示であってもよいし、第二の表示の表示が開始されることのみを予告する表示であってもよい。
また、『前記表示手段は、前記第三の表示を第三の期間[例えば、動画A1においてキャラクタ画像cd1が表示されるt1のタイミングからt8のタイミングまで(105フレーム)の期間]だけ表示可能な手段であり、
前記表示手段は、前記第四の表示を第四の期間[例えば、動画A2においてキャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4が表示されるt1のタイミングからt8のタイミングまで(105フレーム)の期間]だけ表示可能な手段であり、
前記第四の期間は、前記第三の期間と同じ長さの期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第三の表示の表示期間と第四の表示の表示期間とを同じ長さの期間としたので、簡素な制御により演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第三の表示を第三の期間で必ず表示するものであってもよいし、第三の表示を第三の期間で表示しないことがあってもよい。
また、表示手段は、第四の表示を第四の期間で必ず表示するものであってもよいし、第四の表示を第四の期間で表示しないことがあってもよい。
また、『前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、第三の表示[例えば、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd1]であり、
前記表示手段は、前記第一の表示の表示が開始されるよりも前に前記第三の表示の表示を開始可能な手段であり、
前記表示手段は、前記第三の表示を第三の期間[例えば、動画A1においてキャラクタ画像cd1が表示されるt1のタイミングからt8のタイミングまで(105フレーム)の期間]だけ表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示が表示されることを示唆できるので、第一の表示に注視させやすくすることができ、また、第三の表示を第三の期間だけ表示するので、演出効果がさらに向上する場合がある。
ここで、第一の演出表示は、第一の表示、第二の表示及び第三の表示以外の表示を表示可能であってもよいし、第一の表示、第二の表示及び第三の表示のみを表示可能なものであってもよい。
また、表示手段は、第一の表示の表示が開始されるよりも前に第三の表示の表示のみを開始可能なものであってもよいし、第一の表示の表示が開始されるよりも前に第三の表示以外の表示をさらに開始可能であってもよい。また、表示手段は、第一の表示の表示が開始されるよりも前に第三の表示の表示を必ず開始するものであってもよいし、第一の表示の表示が開始されるよりも前に第三の表示の表示が開始されないことがあってもよい。
また、表示手段は、第三の表示を第三の期間で必ず表示するものであってもよいし、第三の表示を第三の期間で表示しないことがあってもよい。
また、『前記第二の表示は、前記第一の表示に対して縮小された表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の表示が第一の表示に近似しているので、より遊技者に認識されやすくなる場合がある。
また、『前記表示手段は、前記第二の演出表示の実行中に前記第一の表示条件が成立した場合には、前記第二の演出表示の視認性を低下させる効果表示(以下、「第一の効果表示[例えば、図22(b)に示すように、動画Bが配置されるレイヤーの前面側のレイヤーに所定の透過率(例えば、50%)である半透明の黒色の透過画像OQ1を配置して、動画Bの明度を低下させることにより、動画Bの視認性を低下させる効果表示]」という。)を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示を目立たせることができるので、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第二の演出表示の実行中に第一の表示条件が成立した場合には、第一の効果表示のみを実行可能なものであってもよいし、第一の効果表示以外の表示をさらに実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の演出表示の実行中に第一の表示条件が成立した場合には、第一の効果表示を必ず実行するものであってもよいし、第一の効果表示を実行しないことがあってもよい。
また、『前記第一の効果表示とは、前記第二の演出表示の明度を低下させることにより該第二の演出表示の視認性を低下させる効果表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、簡素な方法で演出効果を向上させることができる場合がある。
また、『前記表示手段は、前記第一の演出表示において前記第二の表示を表示する場合は、該第一の演出表示において前記第一の表示を表示しない手段であり、
前記表示手段は、前記第一の演出表示において前記第一の表示を表示する場合は、該第一の演出表示において前記第二の表示を表示しない手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出表示をわかりやすくすることができる場合がある。
また、『複数種類の音声を出力可能な音声出力手段[例えば、スピーカ272,277]を備え、
前記複数種類の音声のうちの一つの音声は、第一の音声[例えば、殿様が「ボーナス」と発する内容の演出A効果音]であり、
前記第一の音声は、前記第一の演出表示に対応する音声であり、
前記音声出力手段は、前記第一の音声を、前記第一の表示の表示開始に合わせて出力可能[例えば、演出A効果音は、キャラクタ画像cd2の表示開始に合わせて出力される]な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、音声により第一の演出表示が行われていることがより認識されやすくなり、演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、音声出力手段は、複数種類の音声のみを出力可能なものであってもよいし、音声以外のものも出力可能なものであってもよい。また、複数種類の音声を必ず出力するものであってもよいし、複数種類の音声を出力しない場合があってもよい。
また、音声出力手段は、第一の音声以外の音声も出力可能であってもよいし、第一の音声のみを出力可能であってもよい。また、音声出力手段は、第一の音声を必ず出力するものであってもよいし、第一の音声を出力しない場合があってもよい。
また、音声出力手段は、第一の音声を、第一の表示の表示開始に合わせてのみ出力可能なものであってもよいし、第一の表示の表示開始以外にも出力可能であってもよい。また、音声出力手段は、第一の音声を、第一の表示の表示開始に合わせて必ず出力するものであってもよいし、第一の表示の表示開始に合わせて出力しないことがあってもよい。
また、『前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン100]であり、
遊技を開始させる操作を受け付ける遊技開始操作手段[例えば、スタートレバー13]を備え、
前記第一の表示条件は、前記遊技開始操作手段による操作の受け付けがあった場合に成立する表示条件である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、遊技開始操作に対する演出効果を向上させることができる場合がある。
ここで、遊技開始操作手段は、遊技を開始させる操作のみを受付可能なものであってもよいし、遊技を開始させる操作以外の操作も受付可能なものであってもよい。遊技を開始させる操作を必ず受け付けるものであってもよいし、遊技を開始させる操作を受け付けないことがあってもよい。
また、第一の表示条件は、遊技開始操作手段による操作の受け付けがあった場合にのみ成立するものであってもよいし、遊技開始操作手段による操作の受け付けがあった場合以外の場合にも成立するものであってもよい。また、第一の表示条件は、遊技開始操作手段による操作の受け付けがあった場合に必ず成立するものであってもよいし遊技開始操作手段による操作の受け付けがあった場合でも成立しないことがあってもよい。
また、『前記第二のタイミングは、前記第一の表示条件の成立と略同時のタイミングである[例えば、図20に示すように、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2は、第一の表示条件の成立と略同時のタイミングで表示される]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、遊技開始操作に対する演出効果をより向上させることができる場合がある。
ここで、「略同時」とは、第一の表示条件の成立と完全に同時である場合はもちろん、例えば、第一の表示条件が成立してから第二の表示を表示させるためのコマンド送受信や画像表示を行うための処理が実行されることに伴うタイムラグの発生も含む概念である。
また、以上の記載では、
『複数種類の演出表示を実行可能な表示手段[例えば、液晶表示装置157]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出表示のうちの一つの演出表示は、第一の演出表示[例えば、動画A1及び動画A2]であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つの演出表示は、第二の演出表示[例えば、動画B]であり、
前記第一の演出表示は、第一の表示条件の成立[例えば、スタートレバー135の操作の受付]により開始可能な演出表示であり、
前記第一の演出表示は、複数種類の表示を表示可能な演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、第一の表示[例えば、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd2a]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、第二の表示[例えば、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2b]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、第四の表示[例えば、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4]であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示よりも小さく表示される表示であり、
前記表示手段は、前記第二の演出表示の実行中に前記第一の表示条件が成立した場合には、前記第一の演出表示において前記第二の表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、前記第二の演出表示が実行されていないときに前記第一の表示条件が成立した場合には、前記第一の演出表示において前記第一の表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、前記第二の表示の表示が開始されるよりも前に前記第四の表示の表示を開始可能な手段であり、
前記第四の表示は、前記第二の表示の表示が開始されることを予告する表示であり、
前記表示手段は、前記第四の表示を第四の期間だけ表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の表示よりも小さい第二の表示が表示される前に第四の表示によって第二の表示が表示されることを示唆できるので遊技者に認識されやすくなり、小さく表示した画像にも注目されやすくなって演出効果の向上を図ることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の演出表示のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出表示以外の表示をさらに実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の演出表示を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出表示を実行しないことがあってもよい。
また、表示手段は、第一の演出表示及び第二の演出表示以外の演出表示を実行可能であってもよいし、第一の演出表示及び第二の演出表示のみを実行可能であってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の表示条件が成立した場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の表示条件に加えて、第一の表示条件以外の条件が成立した場合に開始可能なものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一の表示条件が成立した場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の表示条件が成立した場合でも開始しないことがあってもよい。
また、第一の演出表示は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外の表示をさらに表示可能なものであってもよい。また、第一の演出表示は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しないことがあってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の表示、第二の表示及び第四の表示以外の表示を表示可能であってもよいし、第一の表示、第二の表示及び第四の表示のみを表示可能であってもよい。
また、表示手段は、第二の演出表示の実行中に第一の表示条件が成立した場合には、第一の演出表示において第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の演出表示において第二の表示以外の表示をさらに表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の演出表示の実行中に第一の表示条件が成立した場合には、第一の演出表示において第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の演出表示において第二の表示を表示しないことがあってもよい。
また、表示手段は、第二の演出表示が実行されていないときに第一の表示条件が成立した場合には、第一の演出表示において第一の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の演出表示において第一の表示以外の表示をさらに表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の演出表示が実行されていないときに第一の表示条件が成立した場合には、第一の演出表示において第一の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の演出表示において第一の表示を表示しないことがあってもよい。
また、表示手段は、第二の表示の表示が開始されるよりも前に第四の表示の表示のみを開始可能なものであってもよいし、第二の表示の表示が開始されるよりも前に第四の表示以外の表示をさらに開始可能であってもよい。また、表示手段は、第二の表示の表示が開始されるよりも前に第四の表示の表示を必ず開始するものであってもよいし、第二の表示の表示が開始されるよりも前に第四の表示の表示が開始されないことがあってもよい。
また、表示手段は、第二の表示の表示が開始されるよりも前にのみ第四の表示の表示を開始可能なものであってもよいし、第二の表示の表示が開始されるよりも前以外に第四の表示の表示を開始可能なものであってもよい。
また、第四の表示は、第二の表示の表示が開始されること以外のことも予告可能な表示であってもよいし、第二の表示の表示が開始されることのみを予告する表示であってもよい。
また、表示手段は、第四の表示を第四の期間で必ず表示するものであってもよいし、第四の表示を第四の期間で表示しないことがあってもよい。
また、以上の記載では、
『コンピュータに、
表示手段に図柄の変動表示を実行させる図柄表示制御手段と、
前記図柄の変動表示の結果が特定表示結果となった場合に、特別遊技状態に移行させる制御を行う遊技制御手段と、
第一の表示条件の成立により前記表示手段に第一の演出表示を行わせる第一の演出表示制御手段と、
前記表示手段に第二の演出表示を行わせる第二の演出表示制御手段と、
前記第二の演出表示が行われていないときに前記第一の表示条件が成立した場合に、該第一の表示条件が成立してから第一のタイミングとなったときに前記第一の演出表示において第一の表示を前記表示手段に表示させる第一の表示制御手段と、
前記第二の演出表示が行われているときに前記第一の表示条件が成立した場合に、該第一の表示条件が成立してから前記第一のタイミングよりも早い第二のタイミングとなったときに前記第一の演出表示において前記第一の表示よりも小さい表示である第二の表示を前記表示手段に表示させる第二の表示制御手段と、
を有する遊技台のシミュレーションを実現させるためのプログラム、及び、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『表示手段に図柄の変動表示を実行させる図柄表示制御手段と、
前記図柄の変動表示の結果が特定表示結果となった場合に、特別遊技状態に移行させる制御が可能な遊技制御手段と、
前記表示手段に複数種類の演出表示を実行させることが可能な表示制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出表示のうちの一つの演出表示は、第一の演出表示であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つの演出表示は、第二の演出表示であり、
前記第一の演出表示は、第一の表示条件の成立により開始可能な演出表示であり、
前記第一の演出表示は、複数種類の表示を表示可能な演出表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の表示よりも小さく表示される表示であり、
前記第二の演出表示の実行中に前記第一の表示条件が成立した場合には、前記第一の演出表示において前記第二の表示を表示可能であり、
前記第二の演出表示が実行されていないときに前記第一の表示条件が成立した場合には、前記第一の演出表示において前記第一の表示を表示可能であり、
前記第一の表示条件が成立してから第一のタイミングとなった場合に、前記第一の表示を表示可能であり、
前記第一の表示条件が成立してから第二のタイミングとなった場合に、前記第二の表示を表示可能であり、
前記第二のタイミングは、前記第一のタイミングよりも早いタイミングである、
ことを特徴とする遊技台のシミュレーションをコンピュータに実現させるためのプログラム、及び、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『複数種類の演出表示を実行可能な表示手段[例えば、液晶表示装置157]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の演出表示のうちの一つの演出表示は、第一の演出表示[例えば、動画A1及び動画A2]であり、
前記複数種類の演出表示のうちの一つの演出表示は、第二の演出表示[例えば、動画B]であり、
前記第一の演出表示は、第一の表示条件の成立[例えば、スタートレバー135の操作の受付]により開始可能な演出表示であり、
前記表示手段は、前記第二の演出表示の実行中に前記第一の表示条件が成立した場合には、該第一の表示条件が成立してから第一のタイミング[例えば、図14(c)に示される、t4のタイミング]となったときに、演出画像[例えば、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd2a]を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、前記第二の演出表示が実行されていないときに前記第一の表示条件が成立した場合には、該第一の表示条件が成立してから第二のタイミング[例えば、図15(c)に示される、t2のタイミング]となったときに、前記演出画像[例えば、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2b]を表示可能な手段であり、
前記第二のタイミングは、前記第一のタイミングよりも早いタイミングである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第二の演出表示が実行されているときに第一の演出表示が実行される場合には、演出画像を長い期間表示させることができるので遊技者に認識されやすくなり、第二の演出表示が実行されている場合でも演出画像に注目させやすくなって演出効果の向上を図ることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の演出表示のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出表示以外の表示をさらに実行可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の演出表示を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出表示を実行しないことがあってもよい。
また、表示手段は、第一の演出表示及び第二の演出表示以外の演出表示を実行可能であってもよいし、第一の演出表示及び第二の演出表示のみを実行可能であってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の表示条件が成立した場合にのみ開始可能なものであってもよいし、第一の表示条件に加えて、第一の表示条件以外の条件が成立した場合に開始可能なものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一の表示条件が成立した場合に必ず開始するものであってもよいし、第一の表示条件が成立した場合でも開始しないことがあってもよい。
また、表示手段は、第二の演出表示の実行中に第一の表示条件が成立した場合には、第一の表示条件が成立してから第一のタイミングとなったときに演出画像のみを表示可能なものであってもよいし、演出画像以外の画像をさらに表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の演出表示の実行中に第一の表示条件が成立した場合には、第一の表示条件が成立してから第一のタイミングとなったときに演出画像を必ず表示するものであってもよいし、演出画像を表示しないことがあってもよい。
また、表示手段は、第二の演出表示が実行されていないときに第一の表示条件が成立した場合には、第一の表示条件が成立してから第二のタイミングとなったときに演出画像のみを表示可能なものであってもよいし、演出画像以外の画像をさらに表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の演出表示が実行されていないときに第一の表示条件が成立した場合には、第一の表示条件が成立してから第二のタイミングとなったときに演出画像を必ず表示するものであってもよいし、演出画像を表示しないことがあってもよい。
また、表示手段は、第一の表示条件が成立してから第一のタイミングとなった場合、及び、第一の表示条件が成立してから第二のタイミングとなった場合にのみ演出画像を表示可能なものであってもよいし、第一の表示条件が成立してから第一のタイミング、及び、第一の表示条件が成立してから第二のタイミング以外のタイミングとなった場合にも演出画像を表示可能なものであってもよい。
また、第一の表示条件が成立してから第一のタイミングとなったときに表示される演出画像と、第一の表示条件が成立してから第二のタイミングとなったときに表示される演出画像とが同一の画像であってもよいし、異なる画像であってもよい。
また、以上の記載では、
『 動画を表示可能な表示手段[例えば、液晶表示装置157等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、遊技中に表示する動画として、通常動画[例えば、通常動画1等]と特別動画[例えば、動画B等]とを表示可能な手段であり、
前記表示手段は、遊技中に表示する動画として、特定内容の表示[例えば、キャラクタ画像cd2等]を含む複数種類のカットイン動画を表示可能な手段であり、
前記複数種類のカットイン動画のうちの一つは、第一のカットイン動画[例えば、図14(c)に示す動画A1等]であり、
前記複数種類のカットイン動画のうちの一つは、第二のカットイン動画[例えば、図15(c)に示す動画A2等]であり、
前記第二のカットイン動画の表示サイズは、前記第一のカットイン動画の表示サイズよりも小さいサイズであり[例えば、図14(c)及び図15(c)に示すように、動画A2の表示サイズは、動画A1の表示サイズよりも小さいサイズである等]、
前記表示手段は、前記通常動画の表示中にカットイン動画表示条件[例えば、スタートレバー135の操作の受付等]が成立した場合に、前記第一のカットイン動画を表示する手段であり、
前記表示手段は、前記特別動画の表示中に前記カットイン動画表示条件が成立した場合に、前記第二のカットイン動画を表示する手段であり、
前記第一のカットイン動画は、前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示(以下、「予告表示[例えば、図14(c)に示す、キャラクタ画像cd1が拡大する動画表示等]」という。)を第一の時間[例えば、図20に示すt1〜t4の期間(45フレーム)等]で表示した後に、該特定内容の表示として第一の特定内容表示[例えば、図14(c)及び図16(b)に示す、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd2a等]を表示する動画であり、
前記表示手段は、前記第一のカットイン動画の表示が開始されると前記予告表示を前記第一の時間で表示した後に前記第一の特定内容表示を表示する手段であり[例えば、図20に示すように、動画A1が開始されるとt1〜t4の期間でキャラクタ画像cd1が拡大する動画表示を行った後、t4のタイミングでキャラクタ画像cd2aが表示される等]、
前記第二のカットイン動画は、前記予告表示を表示することなく、前記特定内容の表示として第二の特定内容表示[例えば、図15(c)及び図16(b)に示す、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2b等]を表示する動画であり、
前記表示手段は、前記第二のカットイン動画の表示が開始されると前記予告表示を表示することなく前記第二の特定内容表示を表示する[例えば、図20に示すように、動画A2が開始されるとキャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4とともにキャラクタ画像cd2が表示される等]ことにより、該第二の特定内容表示を前記第一の特定内容表示よりも長い時間で表示する手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 動画を表示可能な表示手段[例えば、液晶表示装置157等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、遊技中に表示する動画として、通常動画[例えば、通常動画1、通常動画2等]と特別動画[例えば、動画B等]とを表示可能な手段であり、
前記表示手段は、遊技中に表示する動画として、特定内容の表示[例えば、キャラクタ画像cd2等]を含む複数種類のカットイン動画を表示可能な手段であり、
前記複数種類のカットイン動画のうちの一つは、第一のカットイン動画[例えば、図14(c)に示す動画A1等]であり、
前記複数種類のカットイン動画のうちの一つは、第二のカットイン動画[例えば、図15(c)に示す動画A2等]であり、
前記第二のカットイン動画の表示サイズは、前記第一のカットイン動画の表示サイズよりも小さいサイズであり[例えば、図14(c)及び図15(c)に示すように、動画A2の表示サイズは、動画A1の表示サイズよりも小さいサイズである等]、
前記表示手段は、前記通常動画の表示中にカットイン動画表示条件[例えば、スタートレバー135の操作の受付等]が成立した場合に、前記第一のカットイン動画を表示する手段であり、
前記表示手段は、前記特別動画の表示中に前記カットイン動画表示条件が成立した場合に、前記第二のカットイン動画を表示する手段であり、
前記第一のカットイン動画は、第一の予告表示[例えば、図14(c)に示す、キャラクタ画像cd1が拡大する動画表示等]を第一の時間[例えば、図19に示すt1〜t4の期間(45フレーム)等]で表示した後に、前記特定内容の表示として第一の特定内容表示[例えば、図14(c)及び図16(b)に示す、動画A1において表示されるキャラクタ画像cd2a等]を表示する動画であり、
前記第一の予告表示は、前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示であり、
前記表示手段は、前記第一のカットイン動画の表示が開始されると前記第一の予告表示を前記第一の時間で表示した後に前記第一の特定内容表示を表示する手段であり[例えば、図19に示すように、動画A1が開始されるとt1〜t4の期間でキャラクタ画像cd1が拡大する動画表示を行った後、t4のタイミングでキャラクタ画像cd2aが表示される等]、
前記第二のカットイン動画は、第二の予告表示[例えば、図15(c)に示す、キャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4からなる表示等]を第二の時間[例えば、図19に示すt1〜t2の期間(15フレーム)等]で表示した後に、前記特定内容の表示として第二の特定内容表示[例えば、図15(c)及び図16(b)に示す、動画A2において表示されるキャラクタ画像cd2b等]を表示する動画であり、
前記第二の予告表示は、前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示であり、
前記第二の時間は、前記第一の時間よりも短い時間であり、
前記表示手段は、前記第二のカットイン動画の表示が開始されると前記第二の予告表示を前記第二の時間で表示した後に前記第二の特定内容表示を表示する[例えば、図19に示すように、動画A2が開始されるとt1〜t2の期間でキャラクタ画像cd3及びキャラクタ画像cd4の表示を行った後、t2のタイミングでキャラクタ画像cd2が表示される等]ことにより、該第二の特定内容表示を前記第一の特定内容表示よりも長い時間で表示する手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の特定内容表示は、前記第一の特定内容表示に対して縮小された表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 音声を出力可能な音声出力手段[例えば、スピーカ272,277等]を備え、
前記音声出力手段は、前記特定内容の表示に対応する音声(以下、「特定音声[例えば、殿様が「ボーナス」と発する内容の演出A効果音等]」という。)を出力可能な手段であり、
前記音声出力手段は、前記第一のカットイン動画の表示が開始されてから前記第一の時間[例えば、45フレーム等]が経過したときに前記特定音声を出力する手段であり、
前記音声出力手段は、前記第二のカットイン動画の表示が開始されてから前記第一の時間[例えば、45フレーム等]が経過したときに前記特定音声を出力する手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン100等]であり、
遊技を開始させる操作を受け付ける遊技開始操作手段[例えば、スタートレバー13等]を備え、
前記カットイン動画表示条件は、前記遊技開始操作手段による操作の受け付けがあった場合に成立する条件である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記特定内容の表示は、特別遊技状態[例えば、BB,RB等]に移行する可能性があることを予告する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 コンピュータに、
表示手段に図柄の変動表示を実行させる図柄表示制御手段と、
前記図柄の変動表示の結果が特定表示結果となった場合に、特別遊技状態に移行させる制御を行う遊技制御手段と、
遊技中に表示する動画として、通常動画と特別動画とを前記表示手段に表示させる制御を行わせる遊技動画表示制御手段と、
前記通常動画の表示中にカットイン動画表示条件が成立した場合に、特定内容の表示としての第一の特定内容表示を含む第一のカットイン動画を前記表示手段に表示させる制御を行わせる第一のカットイン動画表示制御手段と、
前記特別動画の表示中に前記カットイン動画表示条件が成立した場合に、前記特定内容の表示としての第二の特定内容表示を含む第二のカットイン動画を前記表示手段に表示させる制御を行わせる第二のカットイン動画表示制御手段と、
を有する遊技台のシミュレーションを実現させるためのプログラムであって、
前記第二のカットイン動画表示制御手段は、前記第二のカットイン動画の表示サイズを前記第一のカットイン動画の表示サイズよりも小さいサイズで前記表示手段に表示させ、
前記第一のカットイン動画表示制御手段は、前記第一のカットイン動画の表示を開始してから前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示(以下、「予告表示」という。)を第一の時間で表示させた後に、前記第一の特定内容表示を表示する動画を前記表示手段に表示させ、
前記第二のカットイン動画表示制御手段は、前記第二のカットイン動画の表示を開始してから前記予告表示を表示させることなく、前記第二の特定内容表示を表示する動画を前記表示手段に表示させることにより、該第二の特定内容表示を前記第一の特定内容表示よりも長い時間で表示させるようにした、
ことを特徴とするプログラム。』
についても説明した。
また、『 コンピュータに、
表示手段に図柄の変動表示を実行させる図柄表示制御手段と、
前記図柄の変動表示の結果が特定表示結果となった場合に、特別遊技状態に移行させる制御を行う遊技制御手段と、
遊技中に表示する動画として、通常動画と特別動画とを前記表示手段に表示させる制御を行わせる遊技動画表示制御手段と、
前記通常動画の表示中にカットイン動画表示条件が成立した場合に、特定内容の表示としての第一の特定内容表示を含む第一のカットイン動画を前記表示手段に表示させる制御を行わせる第一のカットイン動画表示制御手段と、
前記特別動画の表示中に前記カットイン動画表示条件が成立した場合に、前記特定内容の表示としての第二の特定内容表示を含む第二のカットイン動画を前記表示手段に表示させる制御を行わせる第二のカットイン動画表示制御手段と、
を有する遊技台のシミュレーションを実現させるためのプログラムであって、
前記第二のカットイン動画表示制御手段は、前記第二のカットイン動画の表示サイズを前記第一のカットイン動画の表示サイズよりも小さいサイズで前記表示手段に表示させ、
前記第一のカットイン動画表示制御手段は、前記第一のカットイン動画の表示を開始してから前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示としての第一の予告表示を第一の時間で表示させた後に、前記第一の特定内容表示を表示する動画を前記表示手段に表示させ、
前記第二のカットイン動画表示制御手段は、前記第二のカットイン動画の表示を開始してから前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示としての第二の予告表示を前記第一の時間よりも短い第二の時間で表示させた後に、前記第二の特定内容表示を表示する動画を前記表示手段に表示させることにより、該第二の特定内容表示を前記第一の特定内容表示よりも長い時間で表示させるようにした、
ことを特徴とするプログラム。』
についても説明した。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。
(付記1)
コンピュータに、
第一の表示条件の成立により表示手段に第一の演出表示を行わせる第一の演出表示制御手段、
前記表示手段に第二の演出表示を行わせる第二の演出表示制御手段、
前記第二の演出表示が行われていないときに前記第一の表示条件が成立した場合に、該第一の表示条件が成立してから第一のタイミングとなったときに前記第一の演出表示において第一の表示を前記表示手段に表示させる第一の表示制御手段、
前記第二の演出表示が行われているときに前記第一の表示条件が成立した場合に、該第一の表示条件が成立してから前記第一のタイミングよりも早い第二のタイミングとなったときに前記第一の演出表示において前記第一の表示よりも小さい表示である第二の表示を前記表示手段に表示させる第二の表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。なお、以上説明した実施形態や変形例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や変形例や付記に適用してもよい。
100 スロットマシン
110〜112 リール
113 表示窓
130〜132 ベットボタン
135 スタートレバー
137〜139 ストップボタン
157 液晶表示装置
163 シャッタ装置
163a 右シャッタ
163b 左シャッタ
272,277 スピーカ
420 各種ランプ
300 主制御部
400 第1副制御部
500 第2副制御部

Claims (9)

  1. 動画を示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
    前記表示手段は、遊技中に表示する動画として、通常動画と特別動画とを表示可能な手段であり、
    前記表示手段は、遊技中に表示する動画として、特定内容の表示を含む複数種類のカットイン動画を表示可能な手段であり、
    前記複数種類のカットイン動画のうちの一つは、第一のカットイン動画であり、
    前記複数種類のカットイン動画のうちの一つは、第二のカットイン動画であり、
    前記第二のカットイン動画の表示サイズは、前記第一のカットイン動画の表示サイズよりも小さいサイズであり、
    前記表示手段は、前記通常動画の表示中にカットイン動画表示条件が成立した場合に、前記第一のカットイン動画を表示する手段であり、
    前記表示手段は、前記特別動画の表示中に前記カットイン動画表示条件が成立した場合に、前記第二のカットイン動画を表示する手段であり、
    前記第一のカットイン動画は、前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示(以下、「予告表示」という。)を第一の時間で表示した後に、該特定内容の表示として第一の特定内容表示を表示する動画であり、
    前記表示手段は、前記第一のカットイン動画の表示が開始されると前記予告表示を前記第一の時間で表示した後に前記第一の特定内容表示を表示する手段であり、
    前記第二のカットイン動画は、前記予告表示を表示することなく、前記特定内容の表示として第二の特定内容表示を表示する動画であり、
    前記表示手段は、前記第二のカットイン動画の表示が開始されると前記予告表示を表示することなく前記第二の特定内容表示を表示することにより、該第二の特定内容表示を前記第一の特定内容表示よりも長い時間で表示する手段である、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 動画を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
    前記表示手段は、遊技中に表示する動画として、通常動画と特別動画とを表示可能な手段であり、
    前記表示手段は、遊技中に表示する動画として、特定内容の表示を含む複数種類のカットイン動画を表示可能な手段であり、
    前記複数種類のカットイン動画のうちの一つは、第一のカットイン動画であり、
    前記複数種類のカットイン動画のうちの一つは、第二のカットイン動画であり、
    前記第二のカットイン動画の表示サイズは、前記第一のカットイン動画の表示サイズよりも小さいサイズであり、
    前記表示手段は、前記通常動画の表示中にカットイン動画表示条件が成立した場合に、前記第一のカットイン動画を表示する手段であり、
    前記表示手段は、前記特別動画の表示中に前記カットイン動画表示条件が成立した場合に、前記第二のカットイン動画を表示する手段であり、
    前記第一のカットイン動画は、第一の予告表示を第一の時間で表示した後に、前記特定内容の表示として第一の特定内容表示を表示する動画であり、
    前記第一の予告表示は、前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示であり、
    前記表示手段は、前記第一のカットイン動画の表示が開始されると前記第一の予告表示を前記第一の時間で表示した後に前記第一の特定内容表示を表示する手段であり、
    前記第二のカットイン動画は、第二の予告表示を第二の時間で表示した後に、前記特定内容の表示として第二の特定内容表示を表示する動画であり、
    前記第二の予告表示は、前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示であり、
    前記第二の時間は、前記第一の時間よりも短い時間であり、
    前記表示手段は、前記第二のカットイン動画の表示が開始されると前記第二の予告表示を前記第二の時間で表示した後に前記第二の特定内容表示を表示することにより、該第二の特定内容表示を前記第一の特定内容表示よりも長い時間で表示する手段である、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1又は2に記載の遊技台であって、
    前記第二の特定内容表示は、前記第一の特定内容表示に対して縮小された表示である、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    音声を出力可能な音声出力手段を備え、
    前記音声出力手段は、前記特定内容の表示に対応する音声(以下、「特定音声」という。)を出力可能な手段であり、
    前記音声出力手段は、前記第一のカットイン動画の表示が開始されてから前記第一の時間が経過したときに前記特定音声を出力する手段であり、
    前記音声出力手段は、前記第二のカットイン動画の表示が開始されてから前記第一の時間が経過したときに前記特定音声を出力する手段である、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、スロットマシンであり、
    遊技を開始させる操作を受け付ける遊技開始操作手段を備え、
    前記カットイン動画表示条件は、前記遊技開始操作手段による操作の受け付けがあった場合に成立する条件である、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記特定内容の表示は、特別遊技状態に移行する可能性があることを予告する表示である、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. コンピュータに、
    表示手段に図柄の変動表示を実行させる図柄表示制御手段と、
    前記図柄の変動表示の結果が特定表示結果となった場合に、特別遊技状態に移行させる制御を行う遊技制御手段と、
    遊技中に表示する動画として、通常動画と特別動画とを前記表示手段に表示させる制御を行わせる遊技動画表示制御手段と、
    前記通常動画の表示中にカットイン動画表示条件が成立した場合に、特定内容の表示としての第一の特定内容表示を含む第一のカットイン動画を前記表示手段に表示させる制御を行わせる第一のカットイン動画表示制御手段と、
    前記特別動画の表示中に前記カットイン動画表示条件が成立した場合に、前記特定内容の表示としての第二の特定内容表示を含む第二のカットイン動画を前記表示手段に表示させる制御を行わせる第二のカットイン動画表示制御手段と、
    を有する遊技台のシミュレーションを実現させるためのプログラムであって、
    前記第二のカットイン動画表示制御手段は、前記第二のカットイン動画の表示サイズを前記第一のカットイン動画の表示サイズよりも小さいサイズで前記表示手段に表示させ、
    前記第一のカットイン動画表示制御手段は、前記第一のカットイン動画の表示を開始してから前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示(以下、「予告表示」という。)を第一の時間で表示させた後に、前記第一の特定内容表示を表示する動画を前記表示手段に表示させ、
    前記第二のカットイン動画表示制御手段は、前記第二のカットイン動画の表示を開始してから前記予告表示を表示させることなく、前記第二の特定内容表示を表示する動画を前記表示手段に表示させることにより、該第二の特定内容表示を前記第一の特定内容表示よりも長い時間で表示させるようにした、
    ことを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータに、
    表示手段に図柄の変動表示を実行させる図柄表示制御手段と、
    前記図柄の変動表示の結果が特定表示結果となった場合に、特別遊技状態に移行させる制御を行う遊技制御手段と、
    遊技中に表示する動画として、通常動画と特別動画とを前記表示手段に表示させる制御を行わせる遊技動画表示制御手段と、
    前記通常動画の表示中にカットイン動画表示条件が成立した場合に、特定内容の表示としての第一の特定内容表示を含む第一のカットイン動画を前記表示手段に表示させる制御を行わせる第一のカットイン動画表示制御手段と、
    前記特別動画の表示中に前記カットイン動画表示条件が成立した場合に、前記特定内容の表示としての第二の特定内容表示を含む第二のカットイン動画を前記表示手段に表示させる制御を行わせる第二のカットイン動画表示制御手段と、
    を有する遊技台のシミュレーションを実現させるためのプログラムであって、
    前記第二のカットイン動画表示制御手段は、前記第二のカットイン動画の表示サイズを前記第一のカットイン動画の表示サイズよりも小さいサイズで前記表示手段に表示させ、
    前記第一のカットイン動画表示制御手段は、前記第一のカットイン動画の表示を開始してから前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示としての第一の予告表示を第一の時間で表示させた後に、前記第一の特定内容表示を表示する動画を前記表示手段に表示させ、
    前記第二のカットイン動画表示制御手段は、前記第二のカットイン動画の表示を開始してから前記特定内容の表示が表示されることを予告する表示としての第二の予告表示を前記第一の時間よりも短い第二の時間で表示させた後に、前記第二の特定内容表示を表示する動画を前記表示手段に表示させることにより、該第二の特定内容表示を前記第一の特定内容表示よりも長い時間で表示させるようにした、
    ことを特徴とするプログラム。
  9. 請求項7又は8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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