JP2017126508A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成によって、信号伝送媒体PBの挿入及び抜去に伴う各操作を容易かつ確実に行うことを可能とする。
【解決手段】信号伝送媒体PBが挿入されるコネクタ本体部に、ロック部16dを係合位置に保持する変位規制部材13を設け、ロック部16dの弾性変位の軌跡上において当該変位規制部材13がロック部16dに対面する規制作用位置と、ロック部16dの弾性変位の軌跡から離間した非規制位置との間で変位規制部材13を往復移動可能に配置したことにより、信号伝送媒体PBの挿入操作や変位規制部材13の移動操作等の一連の各操作が、例えば作業者の片手のみで容易に行われるように構成したものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、コネクタ本体部の内部に挿入された信号伝送媒体をロック部により保持するように構成された電気コネクタに関する。
従来から、種々の電気機器等において、フレキシブルフラットケーブル(FFC)やフレキシブルプリント基板(FPC)などの信号伝送媒体を、回路配線基板に電気的に接続するために電気コネクタが広く採用されている。この電気コネクタは、例えば回路配線基板に接合される基板接続脚部を介して回路配線基板上に実装された状態で用いられ、コネクタ本体部に設けられた挿入開口部から信号伝送媒体が内方に向かって挿入されることで電気的な接続を行うようにしたものである。
このような電気コネクタにおいては、コネクタ本体部の内方に挿入される信号伝送媒体の挿入側の端末部分に、例えば切り欠き状の凹部からなるロック係合部が形成されている一方、電気コネクタ側にはロック部が設けられており、コネクタ本体部の内部に信号伝送媒体が挿入されてくると、その信号伝送媒体の挿入側の先端縁部がロック部の一部に接触してロック部を弾性変位させて退避状態にするとともに、信号伝送媒体の挿入が継続される。そして、信号伝送媒体の挿入が完了した時点において、ロック部が弾性的に復帰することで信号伝送媒体のロック係合部にロック部が係合状態となり、信号伝送媒体の挿入を完了して電気的に接続された状態が維持されるようになっている。
また、そのようなロック部による信号伝送媒体の保持状態からロックを解除させる場合にあっては、例えば一方の手で把持した治具等によりロック部を退避位置に変位させる一方で、他方の手で信号伝送媒体を把持して抜去を行う構成になされている。
しかしながら、特に近年のように電子機器の小型化・薄型化が進むにつれて、上述した両手を使ったロック解除操作は、様々な電子部品が密集している機器内部の狭いスペース内で行う状況になりつつあり、煩雑かつ困難な作業を作業者に強いる傾向を招来している。
特開2013−178892号公報
そこで本発明は、簡易な構成で、信号伝送媒体の挿入及び抜去に伴う各操作を容易かつ確実に行うことができるようにした電気コネクタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1にかかる電気コネクタにおいては、絶縁ハウジングを含むコネクタ本体部と、そのコネクタ本体部の内部に挿入された信号伝送媒体に対する係合位置と非係合位置との間で弾性変位可能に配置されたロック部と、を備えたものであって、前記コネクタ本体部の内部に挿入された前記信号伝送媒体により前記非係合位置に弾性変位させられた前記ロック部が、前記係合位置に弾性復帰されることで前記信号伝送媒体に係合状態となる構成になされた電気コネクタにおいて、前記コネクタ本体部に、前記ロック部を前記係合位置に保持する変位規制部材が設けられたものであって、前記変位規制部材は、前記ロック部の弾性変位の軌跡上において当該変位規制部材が前記ロック部に対面する位置である規制作用位置と、前記ロック部の弾性変位の軌跡から離間した非規制位置との間で往復移動可能に配置された構成が採用されている。
このような請求項1にかかる構成によれば、変位規制部材を非規制位置に移動させた状態で、信号伝送媒体をコネクタ本体部に挿入して信号伝送媒体を係合状態とした後に、それまで非規制位置にあった変位規制部材を規制作用位置に移動させることにより、係合位置にあるロック部に対して変位規制部材が対面状態に配置され、その変位規制部材のストッパー機能によってロック部の弾性変位が規制されることで当該ロック部が係合位置に保持されることとなる。また、そのように規制位置にある変位規制部材を非規制位置に移動させることとすれば、ロック部が弾性変位される状態となって、その後のロック解除操作が可能となる。そして、これら一連の各操作は、例えば作業者の片手のみで容易に行われる。
また、請求項2にかかる発明においては、前記変位規制部材には、当該変位規制部材を前記規制作用位置と前記非規制位置との間で往復移動させる規制操作部が、一体又は別体で設けられていることが可能である。
また、請求項3にかかる発明においては、前記変位規制部材が、前記信号伝送媒体の挿入方向に沿って往復移動可能に設けられたものであって、前記非規制位置が、前記信号伝送媒体の挿入方向において前記規制作用位置の手前側に配置されていることが望ましい。
このような請求項3にかかる構成によれば、コネクタ本体部に対する信号伝送媒体の挿入操作を終えた後における変位規制部材の移動操作が円滑に行われる。
また、請求項4にかかる発明においては、前記コネクタ本体部は、当該コネクタ本体部の内部に挿入された前記信号伝送媒体に対する媒体収容部を構成する本体壁部を有し、前記変位規制部材が、前記信号伝送媒体を板厚方向に挟んだ一対の本体壁部のうちの一方を構成していることが望ましい。
このような請求項4にかかる構成によれば、構成が簡素化されるとともに、コネクタ本体部に挿入された信号伝送媒体及びロック部材が、変位規制部材の移動操作によってコネクタ本体部の一部が開放された可視状態となり、コネクタ本体部の内部が確認できる状態となり、信号伝送媒体に対するロック部材の係合状態が良好に確認される。
また、請求項5にかかる発明においては、前記変位規制部材が、前記コネクタ本体部の長手方向の全長にわたって配置されていることが望ましい。
このような請求項5にかかる構成によれば、コネクタ本体部の長手方向の両側に一対のロック部が配置されている場合における移動操作が、一体の変位規制部材によって同時に効率的に行われる。
以上述べたように本発明は、信号伝送媒体が挿入されるコネクタ本体部に、ロック部を係合位置に保持する変位規制部材を設け、ロック部の弾性変位の軌跡上において当該変位規制部材がロック部に対面する規制作用位置と、ロック部の弾性変位の軌跡から離間した非規制位置との間で変位規制部材を往復移動可能に配置したことにより、信号伝送媒体の挿入操作や変位規制部材の移動操作等の一連の各操作が、例えば作業者の片手のみで容易に行われるように構成したものであるから、簡易な構成で、信号伝送媒体の挿入及び抜去に伴う各操作を容易かつ確実に行うことができる。
本発明の一実施形態にかかる電気コネクタを前方側上方から表した外観斜視説明図である。 図1に示された電気コネクタを後方側上方から表した外観斜視説明図である。 図1および図2に示された電気コネクタの正面説明図である。 図1〜図3に示された電気コネクタの平面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられている絶縁ハウジングの単体を前方側上方から表した外観斜視説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられている絶縁ハウジングの単体を後方側上方から表した外観斜視説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられている絶縁ハウジングの単体を前方側から表した正面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられている絶縁ハウジングの単体を後方側から表した平面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられている変位規制部材の単体を前方側上方から表した外観斜視説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられている変位規制部材の単体を後方側上方から表した外観斜視説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられている変位規制部材の単体を表した背面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられている変位規制部材の単体を表した平面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられている変位規制部材の単体を表した側面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられている導電コンタクト(導電端子)の単体を前方側上方から表した外観斜視説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられている導電コンタクト(導電端子)の単体を表した側面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられているロック部材の単体を前方側上方から表した外観斜視説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられているロック部材の単体を表した側面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられているロック部材の単体を表した正面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに用いられているロック部材の単体を表した平面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタの上方位置に信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBを配置した状態を前方側上方から表した外観斜視説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタの上方位置に信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBを配置した状態の正面説明図である。 図21中の XXII - XXII 線に沿った横断面説明図である。 図21中の XXIII - XXIII 線に沿った横断面説明図である。 図21中の XXIV - XXIV 線に沿った横断面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに対して信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBを挿入して嵌合した状態を前方側上方から表した外観斜視説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに対して信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBを挿入して嵌合した状態の図22相当の横断面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに対して信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBを挿入して嵌合した状態の図23相当の横断面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに対して信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBを挿入して嵌合した状態の図24相当の横断面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに対して信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBを挿入して嵌合した状態から変位規制部材を下方位置に押し下げた状態を正面側上方から表した外観斜視説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに対して信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBを挿入して嵌合した状態から変位規制部材を下方位置に押し下げた状態の図22相当の横断面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに対して信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBを挿入して嵌合した状態から変位規制部材を下方位置に押し下げた状態の図23相当の横断面説明図である。 図1〜図4に示された電気コネクタに対して信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBを挿入して嵌合した状態から変位規制部材を下方位置に押し下げた状態の図24相当の横断面説明図である。
以下、本発明を、フレキシブルフラットケーブル(FFC)やフレキシブルプリント基板(FPC)などの板状信号伝送媒体PBが挿入されるコネクタの一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、図1〜図4に示されているコネクタ11は、電気製品側の電子回路の一部を構成する回路配線基板(図示省略)に実装される、いわゆるノンジフ(Non−ZIF)型式の電気コネクタからなるものであって、当該コネクタ11は、略水平に配置された回路配線基板の表面から立ち上がるように配置される細長状のコネクタ本体部を有している。
以下において、回路配線基板の表面が水平状態に延在しているものとし、その回路配線基板の表面から、コネクタ本体部が立ち上がる方向を「上方向」、コネクタ本体部の立ち上がり方向と反対の方向を「下方向」とする。また、細長状をなすコネクタ本体部の長手延在方向を「コネクタ長手方向」とし、その「コネクタ長手方向」および「上下方向」の双方向に直交する方向を「コネクタ前後方向」または「コネクタ幅方向」と呼ぶこととする。
[コネクタ本体部について]
上述したコネクタ本体部を構成している本体壁部は、絶縁性部材からなる絶縁ハウジング12と変位規制部材13とを備えており、そのうちの絶縁ハウジング12が、コネクタ本体部の本体壁部における背面側壁部(後方側壁部)12aおよび「コネクタ長手方向」の両側壁部12b,12bを形成しているとともに、変位規制部材13が、コネクタ本体部の本体壁部における正面側壁部(前方側壁部)を形成している。そして、コネクタ本体部の背面側部分に位置する絶縁ハウジング12に対して、正面側部分に配置された変位規制部材13が、上下方向に往復移動可能に取り付けられている。
このとき、上述した絶縁ハウジング12により形成されている本体壁部の背面側壁部と、変位規制部材13により形成されている本体壁部の正面側壁部とは、共に「コネクタ長手方向」に沿って略平行に延在しており、これらコネクタ本体部の本体壁部を構成している両部材12,13同士が「コネクタ前後方向」に対向した状態に配置されている。また、上述した絶縁ハウジング12の両側壁部12b,12b同士は、「コネクタ長手方向」に対向配置されている。
そして、このようなコネクタ本体部の本体壁部を構成している絶縁ハウジング12の背面側壁部と、変位規制部材13の正面側壁部との対向部分には、「コネクタ長手方向」に細長状に延在する媒体収容部(媒体挿入通路)14が形成されている。その媒体収容部14の長手方向の両側部分は、上述した絶縁ハウジング12の両側壁部12b,12bにより仕切られている。
また、上述した媒体収容部(媒体挿入通路)14の上端部は、絶縁ハウジング12および変位規制部材13における立上り側の端部である上端面によって挿入開口部14a(図20および図22等参照)になされている。この挿入開口部14aは、「コネクタ長手方向」に沿って細長スリット形状をなすように形成されており、当該挿入開口部14aの上方位置に、回路配線基板(図示省略)の表面に略直交するようにして板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBの端末部分が下方向へ向いた状態に配置され(図20〜図24参照)、その板状信号伝送媒体PBの端末部分が下降移動されることによって、前記挿入開口部14aからコネクタ11の内部、より具体的にはコネクタ本体部の中空内部に板状信号伝送媒体PBの端末部分が挿入されるようになっている。
このようにコネクタ本体部の本体壁部は、当該コネクタ本体部の内部に挿入された板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBに対する媒体収容部(媒体挿入通路)14を構成しており、変位規制部材13が、板状信号伝送媒体PBを板厚方向に挟んだ一対の本体壁部のうちの一方を構成し、他方の本体壁部が絶縁ハウジング12により構成されている。変位規制部材13の詳細構造については後段において詳細に説明する。
[導電コンタクトについて]
上述したコネクタ本体部の絶縁ハウジング12には、当該コネクタ本体部の「コネクタ長手方向」に沿って多数の導電コンタクト(導電端子)15,15,・・・が所定のピッチ間隔をなして多極状に取り付けられている。これらの各導電コンタクト15は、特に図14及び図15に示されているような薄板状金属部材からなり、下端部分において脚部をなすように形成された基板接続部15aを有しているとともに、その基板接続部15aから上方に向かって固定基部15bが立ち上がるように形成されている。また、当該固定基部15bの途中位置からは、側面略L字形状をなして上方に立ち上がる弾性ビーム15cが分岐するようにして延出している。
上述した導電コンタクト(導電端子)15の基板接続部15aは、「コネクタ前後方向」に延在しており、当該基板接続部15aの前後両端部分が、上述した回路配線基板(図示省略)に形成された信号用導電路に半田接合されるようになっている。また、固定基部15bは、絶縁ハウジング12に対して下方側から上方に向かって圧入されており、当該固定基部15bの固定力によって導電コンタクト15の全体が保持される構成になされている。
さらに、前述した弾性ビーム15cは、片持ち状に延出する部材から形成されており、固定基部15bの下端部分からコネクタ前方側に向かって略水平に一旦延出した後に、上方に向かって略直角に湾曲して折れ曲がって延びる形状を有している。この弾性ビーム15cの上端部分には、上述したようにしてコネクタ11の内部に挿入された板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBの端末部に接触する接点部15dが設けられている。
このような構成を有する導電コンタクト(導電端子)15は、信号伝送用または接地(グランド接続)用にいずれかとして使用される。なお、板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBの導電路のピッチが狭い場合は、コネクタ長手方向で弾性ビームの長さが異なる導電コンタクトを交互に配置することも可能である。
[ロック部材およびホールドダウンについて]
さらに、上述した絶縁ハウジング12の「コネクタ長手方向」の両端部分には、図1及び図2等に示されるように、帯板状の金属部材を所定の形状に折り曲げ成形した一対のロック部材16が配置されているとともに、それらの各ロック部材16に対して「コネクタ長手方向」の外方側部分には、同じく薄板状の金属部材を打ち抜き加工により所定の形状に形成した一対のホールドダウン17,17が、圧入により絶縁ハウジング12に取り付けられている。
これらの各ロック部材16およびホールドダウン17は、「コネクタ長手方向」の左右両側部分に互いに対称的な構造および配置関係になされているが、以下においては、一方側の部材のみについての説明を行い、他方側については同様な構成を有していることから説明を省略することとする。
[ロック部材について]
そのうちのロック部材16は、特に図16〜図19に示されているように、前述した絶縁ハウジング12の背面側壁部(後方側壁部)に沿って立ち上がるように延在するロック基部16aを有しており、当該ロック基部16aの下端部分が、上述した回路配線基板(図示省略)に半田接合されることによって、ロック部材16の全体が保持されている。
また、そのロック基部16aの上端縁部には、側面逆U字形状をなす下方折返し部16bが形成されているとともに、その下方折返し部16bを介して、ロックアーム部16cが、弾性変位可能な揺動部材をなすように連設されている。下方折返し部16bは、上述したロック基部16aの上端縁部から一旦上方側に突出した後に下方に反転するように折り返されており、その下方折返し部16bの下端部からは、上述したロックアーム部16cが下方に向かって片持ち状をなすように延出している。そのロックアーム部16cの片持ち構造によって当該各ロックアーム部16cは、上述した下方折返し部16bまたはその近傍を支点として「コネクタ前後方向」に弾性的に揺動する構成になされている。
[ロック部について]
さらに、上述したロックアーム部16cは、図4に示すように、コネクタ11に対して帯板状の金属部材の板幅方向が「コネクタ長手方向」となるように配置されているが、当該ロックアーム部16cにおける板幅方向(コネクタ長手方向)の内方側に位置する側端縁部には、板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBの保持を行うロック部16dが設けられている。
上述したロック部16dは、板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBの端末部分に形成されたロック係合部PB1に対応して設けられている。すなわち、特に図20及び図21に示されているように、板状信号伝送媒体PBの端末部分には、当該板状信号伝送媒体PBの板幅方向(コネクタ長手方向)の両側端縁部分に、切り欠き状の凹部からなるロック係合部PB1がそれぞれ形成されていて、コネクタ11の内部に板状信号伝送媒体PBが差し込まれた際に、上述したようにコネクタ11側に設けられたロック部16dが、板状信号伝送媒体PB側に設けられたロック係合部PB1に係合し、そのロック係合部PB1に対するロック部16dの係合作用によって信号伝送媒体PBの挿入状態が保持されるようになっている。
このようにロック部16dは、前述した板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBのロック係合部PB1の内方に入り込む板状部材から形成されたものであって、上述したロックアーム部16cの揺動側部分から、上述した板状信号伝送媒体PBの媒体収容部(媒体挿入通路)14の内部に向かって前方に突出するように折曲げ形成されている。このロック部16dの前方突出方向における先端部分は、図16及び図17等に示されるように当該ロック部16dの上下方向の途中位置に設けられた前方への突出頂部から、傾斜案内辺が上下に傾斜して延在する形状になされている。このような形状からなるロック部16dは、前述したロックアーム部16cにおける板幅方向(コネクタ長手方向)の内側端縁部に設けられており、以下に説明するように板状信号伝送媒体PBに対する係合位置から非係合位置まで弾性的に変位する構成になされている。
すなわち、例えば図20〜図24に示されている状態からコネクタ本体部の媒体収容部(媒体挿入通路)14の内部に板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBの端末部分が挿入されてくると、板状信号伝送媒体PBの挿入側先端縁が、前述したロック部16dの傾斜案内辺に当接し、挿入前の初期状態のロックアーム部16cが、上端側の下方折返し部16bまたはその近傍を揺動支点として「コネクタ前後方向」の後方側に退避するように弾性変位され、それによってロック部16dは、板状信号伝送媒体PBに対して非係合位置に退避した状態となる。
そのようなロックアーム部16cの弾性変位によってロック部16dが非係合位置に退避した状態から、板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBの端末部分がさらに下方に押し込まれていくと、図25〜図28に示されているように、上述したロック部16dが、ロックアーム部16cの弾性復元力によって板状信号伝送媒体PBのロック係合部(切り欠き状の凹部)PB1の内部に向かって突出するように揺動されて係合位置に至る。このようにして係合位置に至ったロック部16dが板状信号伝送媒体PBのロック係合部PB1に対して係合状態となることで、板状信号伝送媒体PBがコネクタ上下方向に対して拘束状態となって保持される。
[ホールドダウンについて]
また、上述したホールドダウン17は、特に図24、図28および図32に示されているような形状に打ち抜き形成された薄板状金属部材からなり、前述した絶縁ハウジング12の両側壁部12bの内側表面に沿って立ち上がるように延在している。このホールドダウン17の下端部分には、脚部をなすように形成された基板接続部17aが設けられているとともに、その基板接続部17aの上端縁部から上方に向かって二股状をなす弾性ビーム17b,17bが分岐するように延出している。
上述したホールドダウン17の基板接続部17aは、「コネクタ前後方向」に延在しており、当該基板接続部17aの前後両端部分が、前述した回路配線基板(図示省略)に形成された信号用導電路に半田接合され、当該基板接続部17aの固定力によってホールドダウン17の全体が回路配線基板に保持される構成になされている。
さらに、前述した一対の弾性ビーム17b,17bは、上方に向かって片持ち状に延出する部材から形成されており、「コネクタ前後方向」に対称的に対向する配置関係になされている。そして、それら一対の弾性ビーム17b,17bが互いに対向している内方側の端縁部同士によって、上下方向に延在するガイド溝17cが細長状をなすように形成されている。
このガイド溝17cは、後述する変位規制部材13のガイド駒13aを上下方向に往復移動可能に収容する構成を備えている。その変位規制部材13については、後段において詳細に説明することとするが、当該変位規制部材13のガイド駒13aが収容されるホールドダウン17のガイド溝17cは、そのガイド溝17cの上下方向における略中央位置に形成された狭幅部17dによって、当該ガイド溝17cの内方領域の全体が上下の収容領域に分割されている。そして、そのガイド溝17cの内方領域に収容された変位規制部材13のガイド駒13aは、上述した狭幅部17dに対して上方側の収容領域と、狭幅部17dに対して下方側の収容領域との間で往復移動される構成になされている。
このときのガイド溝17cの狭幅部17dは、弾性ビーム17b,17bの途中位置に、互いに対向するように設けられた一対の突起部同士の間の部分に形成されており、当該狭幅部17dが有している間隔寸法は、後述する変位規制部材13のガイド駒13aの幅寸法よりやや狭い幅寸法に設定されている。そして、このような寸法の大小関係によって、後述する変位規制部材13のガイド駒13aがガイド溝17cの内方領域を上下方向に往復移動する際に、狭幅部17dを構成している弾性ビーム17b,17bの各突起部を乗り越えるようして移動する。そして、その変位規制部材13のガイド駒13aが弾性ビーム17b,17bの各突起部を乗り越えるにあたっては、両弾性ビーム17b,17b同士の間隔が押し広げられるようにして、当該両弾性ビーム17b,17bの弾性変位が行われる。さらに、ガイド駒13aが弾性ビーム17bの突起部を通過した後には、両弾性ビーム17b,17bが弾性的に復帰し、それによってガイド溝17cの上下の内方領域のいずれかの位置にガイド駒13aが維持される構成になされている。
なお、上述したガイド溝17cの上端部分は、上方に向かって開放された状態になされており、当該ガイド溝17cの開放された上端部分から、後述する変位規制部材13のガイド駒13aが下方に向かって挿入されるようにして装着が行われる。このガイド溝17cに対する変位規制部材13のガイド駒13aの挿入にあたっては、両弾性ビーム17b,17b同士の間隔が一旦押し広げられた後に、元の状態に弾性復帰されることとなる。
[変位規制部材について]
一方、前述したようにコネクタ本体部には、ロック部16dを係合位置、すなわち板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBのロック係合部PB1に対してロック部16dが係合状態となる位置に当該ロック部16dを保持する変位規制部材13が設けられている。この変位規制部材13は、図12に示すように平面視において略コの字形状をなすように形成された絶縁性の板状部材から構成されており、コネクタ本体部の正面側壁部を形成している正面操作板13bが、回路配線基板(図示省略)に対して略垂直に立てられた状態で「コネクタ長手方向」に延在しているとともに、その正面操作板13bにおける「コネクタ長手方向」の両側部分には、当該正面操作板13bから「コネクタ前後方向」に向かって略直角に折れ曲がるようにして延出する一対の側面ガイド板13c,13cが一体的に連設されている。
上述した変位規制部材13の側面ガイド板13c,13cは、前述したホールドダウン17が立設された位置に対して「コネクタ長手方向」の内方側の位置に配置されており、そのホールドダウン17における「コネクタ長手方向」の内方側の壁面に沿って、上述した各変位規制部材13の側面ガイド板13cが、上下方向に往復移動可能に配置されている。
一方、そのような各変位規制部材13の側面ガイド板13cにおける「コネクタ長手方向」の外方側の壁面には、小ブロック状をなすガイド駒13aが、「コネクタ長手方向」の外方側に向かって突出するように設けられている。それらの各ガイド駒13aにおいては、「コネクタ前後方向」における幅寸法が、下方向に向かって連続的かつ対称的に縮小するように形成されており、当該ガイド駒13aにおける幅方向(コネクタ前後方向)における両側表面が、下方に向かって幅方向の中心側に斜めに延びる傾斜表面になされている。
このようにして変位規制部材13に設けられた各ガイド駒13aは、前述したホールドダウン17のガイド溝17cに対して「コネクタ長手方向」に重なり合う配置関係になされており、そのホールドダウン17のガイド溝17cにおける上端開放部分から当該ガイド溝17cの内方領域にガイド駒13aが下方に向かって挿入されることで装着状態になされる。その装着状態になされた変位規制部材13の各ガイド駒13aは、ホールドダウン17のガイド溝17cに沿って上下方向に往復移動可能な状態になされるが、当該ガイド駒13aの上下往復移動に従って、変位規制部材13の全体が一体的に上下動される構成になされている。
なお、上述したようにガイド駒13aが、ホールドダウン17のガイド溝17cの内方領域を上下方向に往復移動されるにあたっては、当該ガイド溝17cの途中位置に設けられた狭幅部17dを構成している前述の弾性ビーム17b,17bの弾発作用が付与され、それによって前記ガイド駒13aは、ガイド溝17cの狭幅部17dより上方側の収容領域と、狭幅部17dより下方側の収容領域とのいずれかに位置することとなる。そして、変位規制部材13の全体も、上方位置と下方位置とのいずれかに位置する選択的な移動操作が行われる。
なお、変位規制部材13の全体が下方位置に移動された際にあっては、図9等に示される当該変位規制部材13の下端縁部に設けられた位置決め突起部13fが、絶縁ハウジング12の底面板側に設けられた位置決め用の穴内に挿通されて位置合わせが行われるようになっている。
一方、上述したように変位規制部材13の正面操作板13bにおける「コネクタ長手方向」の両側部分は、前述したロック部16dに対して前方側から対面した状態を維持しつつ上下動を行う配置関係になされているが、その正面操作板13bがロック部16dに対面可能となる内側表面には、媒体収容部(媒体挿入通路)14に向かって段差状をなすようにして突出する媒体案内突起13gが形成されており、変位規制部材13の全体が下方位置に移動した際に、当該媒体案内突起13gにより通路幅を狭められた媒体収容部14の内部に、板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBが位置合わせされることで、板状信号伝送媒体PBがロック部側へと寄せられる。
また、上述した変位規制部材13の正面操作板13bに対してロック部16dを挟んだ反対側、すなわちロック部16dの後方側部分には、側面ガイド板13cから突出するロック規制片13dが、ロック部16dに対面可能となるように配置されている。
そのロック規制片13dは、前述した各側面ガイド板13cの「コネクタ前後方向」における先端側の端縁部分に突設された小ブロック状部材から形成されており、これらの両側面ガイド板13c,13cに設けられた両ロック規制片13d,13d同士が、「コネクタ長手方向」に互いに対向する配置関係になされている。そして、当該各ロック規制片13dは、「コネクタ長手方向」に沿って見たときの形状が、下方側に向かって先細りとなる尖塔形状になされており、ロック部16dに対面する表面が傾斜面になされている。
このようなロック規制片13dは、前述した変位規制部材13の選択的な上下移動、すなわち「上方位置」と「下方位置」とのいずれかに位置する選択的な移動を行う構成になされている。より具体的には、変位規制部材13とともにロック規制片13dが下方位置に配置されている場合にあっては、当該ロック規制片13dが、ロック部16dに対して後方側から対面した状態に配置される一方、変位規制部材13とともにロック規制片13dが上方位置に配置されている場合にあっては、当該ロック規制片13dが、ロック部16dから離間した位置に配置される。
ここで、前述したようにロック部16dは、板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBに対する係合位置と非係合位置との間で弾性変位する構成になされているが、特に図31に示されているように、そのロック部16dの弾性変位(コネクタ前後方向)の軌跡の延長線上に、上述したロック規制片13dの「下方位置」が設定されている。従って、ロック規制片13dが「下方位置」にある場合の変位規制部材13は、ロック部16dから「コネクタ前後方向」に延出した線上に配置され、係合位置にあるロック部16dに対して変位規制部材13が、後方側から対面する状態となる。すなわち、この場合にあっては、ロック部16dの後方側への弾性変位がロック規制片13dにより阻止されることになるから、このときのロック規制片13dの「下方位置」は、ロック部16dに対する「規制作用位置」となる。
これに対して、ロック規制片13dの「上方位置」は、ロック部16dの弾性変位の軌跡から上方に離間した位置に設定されている。従って、ロック規制片13dが上方位置にある場合には、ロック規制片13dに邪魔されることなくロック部16dの弾性変位が許容されることとなるから、当該ロック規制片13dの上方位置は、ロック部16dに対する「非規制位置」となる。
このようにロック規制片13dを備えた変位規制部材13は、係合位置にあるロック部16dに対して後方側から対面することで、当該ロック部16dの弾性変位を規制する「規制作用位置(下方位置)」と、係合位置にあるロック部16dから離間することで当該ロック部16dの弾性変位を許容する「非規制位置(上方位置)」との間において、往復移動可能な構成になされている。
上述したように本実施形態では、ロック部16dを係合位置に保持する変位規制部材13が、板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBの挿入方向である下方向と、その反対の上方向に往復移動可能に配置されているが、その変位規制部材13の「非規制位置」が上方側に配置され、「規制作用位置」が下方側に配置されている。すなわち、前述した板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBがコネクタ本体部の内部に挿入される方向(下方向)における手前側(上方側)に、「非規制位置」が配置されているとともに、「規制作用位置」は、前記板状信号伝送媒体PBの挿入方向(下方向)における奥側(下方側)に配置されている。
また、上述した変位規制部材13を構成している正面操作板13bの前面側の上端縁部分には、前方に向かって突出する取手状の規制操作部13eが一体的に設けられている。この規制操作部13eは、正面操作板13bにおける「コネクタ長手方向」の略中央領域に所定長にわたってフック状をなすように延在しており、当該規制操作部13eに対して、操作作業者の指先で上下方向に押圧移動力が付与されることで、変位規制部材13の全体が上下のいずれかの方向に移動されるようになっている。
なお、この規制操作部13dは、正面操作板13bに対して別体の部材として設けることも当然のことながら可能である。
このような構成を有する本実施形態によれば、変位規制部材13を上方側の非規制位置に移動させた状態で、板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBをコネクタ本体部の媒体収容部(媒体挿入通路)14に挿入して板状信号伝送媒体PBを係合状態とした後に、それまで非規制位置(上方位置)にあった変位規制部材13を規制作用位置(下方位置)に移動させることにより、係合位置にあるロック部16dに対して変位規制部材13が後方側から対面状態に配置される。そして、そのときの変位規制部材13のストッパー機能によってロック部16dの弾性変位が規制されることで、当該ロック部16dが係合位置に保持されることとなる。
また、そのように規制作用位置(下方位置)にある変位規制部材13を非規制位置(上方位置)に移動させることとすれば、ロック部16dの弾性変位が許容される状態となって、その後のロック解除操作が可能となる。そして、これら一連の各操作は、例えば作業者の片手のみで容易に行われる。
また、特に本実施形態においては、変位規制部材13の「非規制位置」が、板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBの挿入方向において「規制作用位置」の手前側(上方側)に配置されていることから、コネクタ本体部に対する板状信号伝送媒体PBの挿入操作を終えた後における変位規制部材13の移動操作が、上下の方向において円滑に行われる。
さらに、本実施形態においては、板状信号伝送媒体(FFC又はFPC)PBの媒体収容部(媒体挿入通路)14を備えたコネクタ本体部の本体壁部の前面側部分(正面側部分)が、変位規制部材13により形成されていることから、コネクタ本体部の構成が簡素化されるとともに、変位規制部材13が下方側の規制作用位置(下方位置)に移動操作された際に、コネクタ本体部の前面側部分が開放された状態となり、そのコネクタ本体部に挿入されている板状信号伝送媒体PBやロック部材16が可視状態となる。その結果、板状信号伝送媒体PBに対するロック部材16の係合状態が良好に確認される。
加えて、本実施形態においては、コネクタ本体部の長手方向の両側に一対のロック部16d,16dおよびロック規制片13d,13dが配置されている一方、変位規制部材13は、コネクタ本体部の長手方向の全長にわたって配置されていることから、両側一対のロック部16d,16dおよびロック規制片13d,13dに対する移動操作が、一体の変位規制部材13によって同時に効率的に行われる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であるというのはいうまでもない。
例えば、上述した各実施形態は、垂直挿入型の電気コネクタに本発明を適用したものであるが、本発明はそれに限定されるものではなく、水平挿入型の電気コネクタに対しても同様に適用することが可能である。
さらに、本発明にかかる電気コネクタは、上述した実施形態のようなフレキシブルフラットケーブル(FFC)やフレキシブルプリント基板(FPC)の接続を行うものに限定されることはなく、他の電気コネクタを嵌合させる場合や、基板と基板、或いはケーブルと基板を電気的に接続する多種多様な電気コネクタに対しても本発明は同様に適用することができる。
以上のように本発明は、電気機器に使用される多種多様な電気コネクタに対して広く適用することが可能である。
11 コネクタ
12 絶縁ハウジング
12a 背面側壁部(本体壁部)
12b 両側壁部(本体壁部)
13 変位規制部材
13a ガイド駒
13b 正面操作板
13c 側面ガイド板
13d ロック規制片
13e 規制操作部
13f 位置決め突起部
13g 媒体案内突起
14 媒体収容部(媒体挿入通路)
14a 挿入開口部
15 導電コンタクト(導電端子)
15a 基板接続部
15b 固定基部
15c 弾性ビーム
15d 接点部
16 ロック部材
16a ロック基部
16b 下方折返し部
16c ロックアーム部
16d ロック部
17 ホールドダウン
17a 基板接続部
17b 弾性ビーム
17c ガイド溝
17d 狭幅部
PB 信号伝送媒体(FFC又はFPC)
PB1 ロック係合部

Claims (5)

  1. 絶縁ハウジングを含むコネクタ本体部と、そのコネクタ本体部の内部に挿入された信号伝送媒体に対する係合位置と非係合位置との間で弾性変位可能に配置されたロック部と、を備えたものであって、
    前記コネクタ本体部の内部に挿入された前記信号伝送媒体により前記非係合位置に弾性変位させられた前記ロック部が、前記係合位置に弾性復帰されることで前記信号伝送媒体に係合状態となる構成になされた電気コネクタにおいて、
    前記コネクタ本体部に、前記ロック部を前記係合位置に保持する変位規制部材が設けられたものであって、
    前記変位規制部材は、前記ロック部の弾性変位の軌跡上において当該変位規制部材が前記ロック部に対面する位置である規制作用位置と、前記ロック部の弾性変位の軌跡から離間した非規制位置との間で往復移動可能に配置されていることを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記変位規制部材には、当該変位規制部材を前記規制作用位置と前記非規制位置との間で往復移動させる規制操作部が、一体又は別体で設けられていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記変位規制部材が、前記信号伝送媒体の挿入方向に沿って往復移動可能に設けられたものであって、
    前記非規制位置が、前記信号伝送媒体の挿入方向において前記規制作用位置の手前側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  4. 前記コネクタ本体部は、当該コネクタ本体部の内部に挿入された前記信号伝送媒体に対する媒体収容部を構成する本体壁部を有し、
    前記変位規制部材が、前記信号伝送媒体を板厚方向に挟んだ一対の本体壁部のうちの一方を構成していることを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  5. 前記変位規制部材が、前記コネクタ本体部の長手方向の全長にわたって配置されていることを特徴とする請求項4記載の電気コネクタ。
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