JP2017125783A - 信号処理回路および信号処理方法 - Google Patents

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好康 西村
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Abstract

【課題】ホール素子の駆動信号がオフセットまたは低周波ノイズを持つ場合のオフセットまたはノイズを除去する。
【解決手段】基準信号を第1クロック信号に応じて変調して駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、ホール素子の複数の端子へ駆動信号を供給する端子位置と、ホール素子の複数の端子からホール起電力信号を出力する端子位置とを、第2クロック信号に応じて切り替える切替回路と、を備え、第1クロック信号と第2クロック信号とは、立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングの少なくとも一方が異なる信号処理回路を提供する。
【選択図】図7

Description

本発明は、信号処理回路および信号処理方法に関する。
従来からホール素子を使った磁気センサが利用されている。ホール素子の駆動方法として、ホール駆動電流の方向を切り替えることによりオフセット電圧をキャンセルするスピニングカレント法が知られている。スピニングカレント法は、ホール素子に駆動電流を流す端子対と、ホール起電力信号を検出するための端子対とを、スピニングカレントクロックにしたがって周期的に切り替える。
[先行技術文献]
[非特許文献]
[非特許文献1] R.S. Popovic著、「Hall Effect Devices,Second Edition」、Inst of Physics Pub Inc、2003年12月
しかしながら、ホール起電力信号は、入力磁場の磁束密度Bのみならずホール駆動電流など駆動信号にも依存する。駆動信号がオフセットまたは低周波ノイズを持つ場合には、従来のスピニングカレント法では、オフセットまたはノイズを除去できなかった。
本発明の第1の態様においては、基準信号を第1クロック信号に応じて変調して駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、ホール素子の複数の端子へ駆動信号を供給する端子位置と、ホール素子の複数の端子からホール起電力信号を出力する端子位置とを、第2クロック信号に応じて切り替える切替回路と、を備え、第1クロック信号と第2クロック信号とは、立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングの少なくとも一方が異なる信号処理回路を提供する。
本発明の第2の態様においては、基準信号を第1クロック信号に応じて変調するステップと、基準信号が変調された信号を、第1クロック信号に応じて復調した駆動信号を生成するステップと、ホール素子の複数の端子へ駆動信号を供給する端子位置と、ホール素子の複数の端子からホール起電力信号を出力する端子位置とを、第1クロック信号とは立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングの少なくとも一方が異なる第2クロック信号に応じて切り替えるステップと、を備える信号処理方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
スピニングカレントクロックの位相がφ1でのホール素子の接続例を示す図である。 スピニングカレントクロックの位相がφ2でのホール素子の接続例を示す図である。 ホール素子10において発生する信号Vhallの信号スペクトルを示す図である。 ホール素子10に入出力する信号を処理する信号処理回路200の概略構成を示す図である。 信号処理回路200の回路構成の一例を示す図である。 オフセットと駆動電圧との関係の説明する図である。 信号処理回路200における各信号の波形を示す図である。 第1実施形態における信号処理回路100の概略構成を示す図である。 第1実施形態における信号処理回路100の回路構成の一例を示す図である。 第1実施形態の信号処理回路100におけるチョッパー変調時の各信号の波形を示す図である。 第1実施形態の信号処理回路100におけるチョッパー復調時の各信号の波形を示す図である。 第1実施形態の信号処理回路100におけるチョッパー変調後および復調後の各信号のスペクトルを示す図である。 信号処理方法を説明するフローチャートである。 第1実施形態における信号処理回路100による入力磁場と出力ノイズの関係を示す図である 比較例における信号処理回路におけるチョッパー変調時の各信号の波形を示す図である。 比較例における信号処理回路におけるチョッパー復調時の各信号の波形を示す図である。 比較例における信号処理回路におけるチョッパー変調後および復調後の各信号のスペクトルを示す図である。 第2実施形態における信号処理回路100におけるチョッパー変調時の各信号の波形を示す図である。 第2実施形態における信号処理回路100におけるチョッパー復調時の各信号の波形を示す図である。 第2実施形態の信号処理回路100におけるチョッパー変調後および復調後の各信号のスペクトルを示す図である。 スピニングカレントクロックの位相がφ3でのホール素子10の接続例を示す図である。 スピニングカレントクロックの位相がφ4でのホール素子10の接続例を示す図である。 第3実施形態の信号処理回路100におけるチョッパー変調時の各信号の波形を示す図である。 第3実施形態の信号処理回路100におけるチョッパー復調時の各信号の波形を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1A及び図1Bは、スピニングカレント法(非特許文献1)によるオフセットキャンセルの方法を説明するための図である。図1Aは、スピニングカレントクロックの位相がφ1でのホール素子の接続例を示す。図1Bは、スピニングカレントクロックの位相がφ2でのホール素子の接続例を示す。ホール素子10は、駆動電流が入力される入力端子対と、磁束密度Bに応じたホール起電力Vhallを検出する出力端子対を有する。スピニングカレントクロックは、異なる位相φでは、異なる論理値を示す。
図1Aにおいて、スピニングカレントクロックの位相がφ1のとき、端子1の電位はVbias+となり、端子3の電位は、Vbias+より低いVbias−となる。ホール素子10の駆動電流は、端子1から注入されて端子3に向けて流れる。このときのホール素子10の駆動電流の方向を0度とする。ホール素子がN型半導体であり、ホール素子10に印加される磁束密度Bの向きが紙面の表側面から裏側面に向けて垂直な向きである場合、ホール効果によって、端子2が+側の電位+Vsig(B)を持ち、端子4が−側の電位−Vsig(B)を持つ。ホール起電力Vhall(φ1)は、端子4を基準として測定される端子2の電位として定義されるため、Vhall(φ1)=+2Vsig(B)として検出される。
図1Bにおいて、スピニングカレントクロックの位相がφ2のとき、端子2の電位はVbias+となり、端子4の電位は、Vbias−となる。ホール素子10の駆動電流は、端子2から注入されて端子4に向けて流れる。このときのホール素子10の駆動電流の方向を90度とする。ホール効果によって、端子1が−側の電位−Vsig(B)を持ち、端子3が+側の電位+Vsig(B)を持つ。ホール起電力Vhall(φ2)は、端子3を基準として測定される端子1の電位として定義されるため、Vhall(φ1)=‐2Vsig(B)として検出される。
実際には、ホール起電力Vhall(φ1)およびVhall(φ2)は、数式1に示されるように、ホール起電力信号成分Vsig(B)とホール素子10のオフセット信号Vos(Hall)の和として表される。ホール起電力信号成分Vsig(B)は、ホール効果によって外部磁場による磁束の方向及び駆動電流の流れる方向と垂直な方向に発生する。ホール起電力信号成分に基づいて、磁束密度Bの大きさが検出される。
オフセット信号Vosは、ホール素子10の製造ばらつき等により、磁束密度Bがゼロの場合であっても生じる信号である。オフセット信号Vos(Hall)を除去することにより、磁束密度Bの大きさが精度よく検出される。
Figure 2017125783
表1は、ホール素子10において通電する端子対、ホール起電力を検出する端子対、およびホール起電力Vhallついて示す。
Figure 2017125783
スピニングカレント法では、入力端子対と出力端子対とが、スピニングカレントクロックの位相φ1、φ2間で交互に入れ替えられる。これにより、スピニングカレントクロックの位相にしたがって、ホール素子10の駆動電流の方向が、0度と90度の間で周期的に切替えられる。この結果、検出対象の磁場の磁束密度に対応したホール起電力信号Vsig(B)の極性が反転する。したがって、スピニングカレントクロック周波数f_chopでホール素子10の駆動電流の方向を切り替えることによって、Vsig(B)をスピニングカレントクロックの周波数f_chopに周波数変調することができる。
一方、ホール素子10のDCオフセット電圧Vos(Hall)は、ホール素子10の駆動方向を0度と90度の間で切替えても同じ極性の値となる。したがって、Vos(Hall)はスピニングカレントクロックによる周波数変調を受けない。
図2は、ホール素子10において発生するホール起電力Vhallの信号スペクトルを示す図である。検出対象の磁束密度Bに対応したホール起電力信号Vsig(B)とホール素子10のオフセット電圧Vos(Hall)は、周波数領域において分離される。したがって、スピニングカレント法を用いたホール素子10の駆動により、オフセット信号Vos(Hall)を除去できる。
図3は、ホール素子に入出力する信号を処理する信号処理回路の概略構成を示す図である。信号処理回路200は、駆動信号生成回路20、クロック信号生成部30、切替回路40、および信号処理部50を有する。駆動信号生成回路20は、基準信号に基づいて、ホール素子10に供給する駆動信号を生成する。駆動信号生成回路20は、駆動信号を供給することによってホール素子10を駆動する。駆動信号は、ホール駆動電流またはホール駆動電圧であってよい。
クロック信号生成部30は、クロック信号を生成する。具体的には、クロック信号生成部30は、スピニングカレントクロック信号である第2クロック信号CLK2を生成する。クロック信号生成部30は、チョッパー復調のためのチョッパークロックである第3クロック信号CLK3を生成する。
切替回路40は、第2クロック信号CLK2の位相φ(φ1、φ2)にしたがって、ホール素子を駆動する駆動電流または電圧を注入する端子対およびホール起電力信号を検出する端子対を切替える。ホール起電力Vhallは、スピニングカレント駆動により、スピニングカレントクロック周波数f_chopにチョッパー変調される。信号処理部50は、第3クロック信号CLK3に応じて、切替回路40からの出力信号を復調する。
図4は、信号処理回路200の回路構成の一例を示す図である。駆動信号生成回路20は、オペアンプ22、第1帰還抵抗24、および第2帰還抵抗26を有する。
オペアンプ22の第1入力端には基準信号が入力される。第1帰還抵抗24の一端は、オペアンプ22の出力端に電気的に接続される。第1帰還抵抗24の他端と第2帰還抵抗26の一端とが接続される。その接続点が、オペアンプ22の第2入力端に接続される。第2帰還抵抗26の他端は、接地されてよい。信号処理部50は、増幅回路52、チョッパー復調スイッチ54、およびアナログデジタル変換部56を有する。
増幅回路52は、計装アンプであってよい。増幅回路52は、ホール起電力Vhallを増幅してチョッパー復調スイッチ54に出力する。チョッパー復調スイッチ54は、復調回路である。アナログデジタル変換部56は、復調信号Vhall_outをデジタル信号に変換する。
駆動信号生成回路20のオフセットに起因する駆動信号のオフセットVodのうち、ホール素子10のオフセットに影響する成分をオフセット因子成分Vodh(Hall)とする。駆動信号のオフセットVodのうち、入力磁場の影響を受ける成分を磁場因子成分Vodb(B)とする。表2は、ホール素子10において通電する端子対、ホール起電力を検出する端子対、およびホール起電力Vhallついて示す。
Figure 2017125783
表2からわかる通り、ホール起電力信号成分Vsig(B)と、駆動信号オフセットの磁場因子成分Vodb(B)とが位相φ1、φ2の両方で同じ極性になっている。したがって、スピニングカレント法によっては、ホール起電力信号成分Vsig(B)と磁場因子成分Vodb(B)とを分離できない。
駆動信号オフセットの磁場因子成分Vodb(B)は、駆動信号のオフセットをVod、ホール素子10の定電圧感度をSv、印加される磁場の磁束密度をBとすると、Vodb(B)=Vod・Sv・Bと表すことができる。したがって、駆動信号オフセットの磁場因子成分Vodb(B)は、印加される磁場の磁束密度Bに比例する。
図5は、オフセットと駆動電圧との関係の説明する図である。図5では、ホール素子10を、4つの抵抗R1、R2、R3、およびR4で構成されるブリッジ回路によってモデリングしている。R2、R3、およびR4は、抵抗値Rを有し、R1が抵抗値R+ΔRを有する。ΔRが、オフセットを生じさせる抵抗成分である。端子1と端子3との間の駆動電圧をVとする。この場合、無磁場時のオフセットを計算すると、数式2のとおりである。ホール素子10のブリッジ抵抗に非平衡成分ΔRがある場合、オフセット因子成分Vodhは駆動電圧Vに比例する。
Figure 2017125783
図6は、信号処理回路200におけるスピニングカレント法による信号処理動作の一例を示す。より具体的には、図6は、チョッパー変調された変調信号とチョッパー復調された復調信号を示す。駆動信号生成回路のオフセットの影響が有る場合、つまり駆動信号オフセットの磁場因子成分Vodb(B)およびオフセット因子成分Vodh(Hall)を考慮した場合を実線で示し、これらを考慮しない場合の信号波形を点線で示している。
ホール素子のオフセットは駆動電圧に比例するため、より正確には駆動信号生成回路のオフセットの影響(Vodh)を受ける。しかし、復調後にはチョッパー動作により高周波に変調されるためVodhは、Vsigと分離される。一方、表2でも示した通り、駆動信号オフセットの磁場因子成分Vodb(B)はホール起電力信号成分Vsigと同極性となり分離されないため、ホール起電力信号成分Vsigと区別がつかない。磁場因子成分Vodb(B)は、上記のように印加磁場の磁束密度に比例する。したがって、印加磁場の磁束密度に比例して出力オフセットやDC近傍の低周波ノイズが増加する。
図7は、第1実施形態における信号処理回路100の概略構成を示す図である。信号処理回路100は、駆動信号生成回路120、クロック信号生成部130、切替回路140、および信号処理部150を有する。本実施形態の信号処理回路100は、基本的な構成は、図3および図4で説明した信号処理回路200と同様である。しかし、信号処理回路100は、駆動信号用のチョッパークロック信号である第1クロック信号CLK1を生成し、駆動信号生成回路120に供給する。
駆動信号生成回路120は、基準信号を第1クロック信号に応じて変調して駆動信号を生成する。より具体的には、駆動信号生成回路120は、第1クロック信号CLK1に応じて、基準信号を変調及び復調した駆動信号を生成してよい。基準信号は、回路外部から供給されてよい。
クロック信号生成部130は、第2クロック信号CLK2および第3クロック信号CLK3のみならず、第1クロック信号CLK1を生成する。駆動信号生成回路120は、第1クロック信号CLK1を駆動信号生成回路120に提供する。クロック信号生成部130は、第2クロック信号CLK2を切替回路140に供給する。クロック信号生成部130は、第3クロック信号CLK3を信号処理部150に供給する。
切替回路140は、ホール素子10の複数の端子へ駆動信号を供給する端子位置と、ホール素子10の複数の端子からホール起電力信号を出力する端子位置とを、第2クロック信号CLK2に応じて切り替える。切替回路140は位相φ(φ1、φ2)にしたがって、ホール素子を駆動する駆動電流または電圧を注入する端子対およびホール起電力信号を検出する端子対を切替えてよい。例えば、切替回路140は、ホール素子10が備える4つの端子である端子1、端子2、端子3、および端子4において、駆動信号を供給する端子位置を、少なくとも第1の端子から第2の端子へ、第2クロック信号に応じて切り替える。信号処理部150は、第3クロック信号CLK3の位相φ(φ1、φ2)により、切替回路140からの出力信号を復調する。
図8は、本実施形態における信号処理回路100の回路構成の一例を示す図である。信号処理部150は、増幅回路152、チョッパー復調スイッチ154、およびアナログデジタル変換部156を有する。増幅回路152は、切替回路140からの出力信号であるホール起電力Vhallを増幅して、チョッパー復調スイッチ154に供給する。
チョッパー復調スイッチ54は、切替回路140からの出力信号を受け取る。チョッパー復調スイッチ54は、増幅回路152を介して、切替回路140からの出力信号を受け取ってよい。チョッパー復調スイッチ54は、クロック信号生成部130から、第3クロック信号CLK3を取得する。
チョッパー復調スイッチ154は、信号処理部150用の第3クロック信号CLK3の位相φ(φ1、φ2)により、切替回路40からの出力信号を第3クロック信号CLK3に応じて極性を切り替えて、復調信号hall_outを出力する。本明細書において、復調とは、スピニングカレントクロック周波数f_chopにチョッパー変調された信号をベースバンドに戻すことを指す。第2クロック信号CLK2と、第3クロック信号CLK3は、立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングが同じであってよい。すなわち、第2クロック信号CLK2と、第3クロック信号CLK3は、クロック波形が同じであってよい。
駆動信号生成回路120は、第1チョッパースイッチ121、第2チョッパースイッチ122、初段トランスコンダクタ差動対123、2段目トランスコンダクタ差動対124、第1帰還抵抗125、および第2帰還抵抗126を有する。初段トランスコンダクタ差動対123、2段目トランスコンダクタ差動対124は、2段のトランスコンダクタ差動対構成(2段gm構成)のオペアンプを構成してよい。
初段トランスコンダクタ差動対123および2段目トランスコンダクタ差動対124のうちの少なくとも1つ、即ち、複数段の増幅器のうちの少なくとも一つの増幅器の入力側に第1チョッパースイッチ121が接続されてよく、増幅器の出力側に第2チョッパースイッチ122が接続されてよい。第1チョッパースイッチ121は、基準信号を第1クロック信号CLK1に応じて変調する。変調信号は、初段トランスコンダクタ差動対123によって増幅される。初段トランスコンダクタ差動対123は、変調信号を増幅して第2チョッパースイッチ122に供給する。
第2チョッパースイッチ122は、増幅された変調信号を第1クロック信号CLK1に応じて復調して、駆動信号を生成する。したがって、駆動信号生成回路120は、第1チョッパースイッチ121および第2チョッパースイッチ122によって、第1クロック信号CLK1により基準信号をチョッパー変調し、さらに変調信号をチョッパー復調することができる。この処理により、初段トランスコンダクタ差動対123が持つオフセットおよび低周波ノイズは、第1クロック信号CLKの周波数にチョッパー変調される。
表3は、ホール素子10において通電する端子対、ホール起電力を検出する端子対、第1クロック信号CLK1の極性、およびホール起電力Vhallについて示す。
Figure 2017125783
表3に示されるとおり、第1クロック信号CLK1の極性に応じて、駆動信号オフセットの磁場因子成分Vodb(B)およびオフセット因子成分Vodh(Hall)の符号が切り替わる。
図9Aは、第1実施形態の信号処理回路100におけるチョッパー変調時の各信号の波形を示す図である。図9Bは、第1実施形態の信号処理回路100におけるチョッパー復調時の各信号の波形を示す図である。実線が、駆動信号オフセットの磁場因子成分Vodb(B)およびホールオフセット影響成分Vodh(Hall)を考慮した場合を示し、点線がこれらの成分を考慮しない場合を示す。
図9Aおよび図9Bに示されるとおり、第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2および第3クロック信号CLM3とは、立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングの少なくとも一方が異なる。第1クロック信号CLK1は、極性がH状態とL状態とで遷移する。同様に、第2クロック信号CLK2も、極性がH状態とL状態とで遷移する。
例えば、第1クロック信号CLK1の極性と第2クロック信号CLK2の極性との組み合わせとして、H状態とH状態であるH‐H状態、H状態とL状態であるH‐L状態、L状態とH状態であるL‐H状態、およびL状態とL状態であるL‐L状態が存在する。H‐H状態、H‐L状態、L‐H状態、およびL‐L状態が、繰り返し現れる。特に、これらの状態が現れる順序は限定されない。H‐H状態、H‐L状態、L‐H状態、およびL‐L状態の各期間が一定であってよい。図9Aおよび図9Bの場合であれば、各期間は、4分の1クロック周期である。
本実施形態では、第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2とは、クロック周波数が同じで位相が異なる。本例では、第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2は、位相が4分の1クロックずれている。図9Aおよび図9Bに示される例では、第2クロック信号CLK2および第3クロック信号CLK3に対して、第1クロック信号CLK1の位相が4分の1クロック遅れている。
図9Aに示されるとおり、ホール起電力Vhallの変調信号の極性は、第1クロック信号CLK1およびスピニングカレントクロック周波数であるf_chopで反転される。一方、ホール起電力Vhallの変調信号の信号振幅は、f_chopの2倍の周波数で振動する。図9Bに示されるとおり、ホール素子オフセットの復調信号の極性は、f_chopで反転される。一方、ホール素子オフセットの復調信号の信号振幅は、f_chopの2倍の周波数で振動する。
第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2の周波数f_chopが同じである場合であっても、互いの位相が異なることによって、各クロックの組み合わせについて、H‐H状態、H‐L状態、L‐H状態、およびL‐L状態の4種類の状態が生じる。これによって、f_chopと異なる周波数を持った信号振幅が生じる。
図9Aおよび図9Bにおいて、駆動信号生成回路120のオフセットが適切にチョッピングされることで復調後の信号の平均値の変化を防止しつつ、駆動信号生成回路120に起因する低周波ノイズを高周波に変調する。
図10は、第1実施形態の信号処理回路100におけるチョッパー変調後および復調後の各信号のスペクトルを示す図である。ホール起電力Vhallは、スピニングカレントクロック周波数f_chopでの変調に加えて、第1クロック信号のチョッパー周波数f_chopの影響を受ける。そのため、ホール起電力Vhallは、周波数軸上において、スピニングカレントクロック周波数f_chopに加えて、スピニングカレントクロック周波数f_chopから第1クロック信号のチョッパー周波数f_chopだけ離れた周波数位置、2×f_chopにも集中したスペクトルを有する。一方、オフセット信号Vos(Hall)は、ベースバンドに集中したスペクトルを有する。
復調信号におけるホール起電力信号成分Vsig(B)は、ベースバンドに復調されたスペクトルを有する。すなわち、ホール起電力信号成分Vsig(B)はDC付近に復調される。一方、復調信号において、オフセット因子成分Vodh(Hall)は、スピニングカレントクロック周波数f_chopでの変調に加えて、第1クロック信号のチョッパー周波数f_chopの影響を受ける。そのため、オフセット因子成分Vodh(Hall)は、周波数軸上において、スピニングカレントクロック周波数f_chopに加えて、スピニングカレントクロック周波数f_chopから第1クロック信号のチョッパー周波数f_chopだけ離れた周波数位置、2×f_chopに集中したスペクトルを有する。
誤差要因となり得るオフセット信号Vos(Hall)および磁場因子成分Vodb(B)は、スピニングカレントクロック周波数f_chop付近に復調される。したがって、後段信号処理回路のローパスフィルタによってオフセット信号Vos(Hall)および磁場因子成分Vodb(B)を除去することができる。
また、本実施形態のように90度チョッパークロックの場合、第2クロック信号CLK2または第3クロック信号CLK3に対して、±1/4位相ずれにすることが望ましい。この場合、第2クロック信号CLK2のH区間の中間点とL区間の中間点でクロックが切り替わる。したがって、変調される成分のDutyが50%となり、駆動信号生成部のオフセットの影響は理想的には完全にキャンセルされる。
図11は、信号処理方法を説明するフローチャートである。駆動信号生成回路120は、基準信号を取得する。第1チョッパースイッチ121は、基準信号を第1クロック信号CLK1に応じて変調する(ステップS1)。第2チョッパースイッチ122は、基準信号が変調された信号を取得する。第2チョッパースイッチ122が取得する信号は、基準信号が変調されていればよく、基準信号が変調された信号が増幅された信号であってもよい。第2チョッパースイッチ122は、基準信号が変調された信号を、第1クロック信号に応じて復調した駆動信号を生成する(ステップS2)。
切替回路140は、ホール素子10の複数の端子へ駆動信号を供給する端子位置と、ホール素子10の複数の端子からホール起電力信号を出力する端子位置とを、第2クロック信号CLK2に応じて切り替える。第2クロック信号CLK2は、第1クロック信号CLK1とは立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングの少なくとも一方が異なる。第2チョッパースイッチ122によって生成された駆動信号は、切替回路140を介してホール素子10の端子に供給される(ステップS3)。
チョッパー復調スイッチ154は、ホール起電力信号を取得して、第3クロック信号CLK3に応じて極性を切り替えて出力する(ステップS4)。第3クロック信号CLK3は、第2クロック信号CLK2と立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングが同じである。以上の処理によって、駆動信号がオフセットまたは低周波ノイズを持つ場合にもオフセットまたはノイズを除去することができる。
図12は、第1実施形態における信号処理回路100による入力磁場と出力ノイズの関係を示す図である。点線が、第1クロック信号CLK1を用いない信号処理回路200による結果を示し、実線が第1クロック信号CLK1を用いる本実施形態の信号処理回路100による結果を示す。本実施形態の信号処理回路100によれば、ホール起電力出力ノイズの磁場依存性を低減させることができる。
本実施形態では、第1クロック信号CLK1と、第2クロック信号CLK2および第3クロック信号CLK3とは、立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングの少なくとも一方が異なる。図13Aおよび図13Bに、第1クロック信号CLK1と、第2クロック信号CLK2および第3クロック信号CLK3とが、立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングが同じ場合の比較例を示す。比較例において第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2および第3クロック信号CLK3とは、同じクロック波形を有する。
図13Aは、比較例における信号処理回路におけるチョッパー変調時の各信号の波形を示す図である。図13Bは、比較例における信号処理回路におけるチョッパー復調時の各信号の波形を示す図である。第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2および第3クロック信号CLK3とが同じクロック波形であった場合、図13Aおよび図13Bに示される信号波形になる。
比較例の場合、駆動信号生成回路120をチョッパー化することにより、出力オフセットが磁気信号に影響する成分は高周波に変調されるためキャンセルされる。しかし、比較例においては、ホール素子10のオフセットに影響する成分はキャンセルされずにDC成分として残ってしまい、特に、無磁場時の低周波ノイズ特性が劣化する。
なお、図13Aおよび図13Bに示される場合、第1クロック信号CLK1の極性と第2クロック信号CLK2の極性との組み合わせがH状態とH状態であるH‐H状態と、L状態とL状態であるL‐L状態が存在するが、H‐L状態およびL‐H状態が現れない。H‐H状態、H‐L状態、L‐H状態、およびL‐L状態の4種類の状態が生じないので、f_chopと異なる周波数を持った変調が生じない。
図14は、比較例における信号処理回路におけるチョッパー変調後および復調後の各信号のスペクトルを示す図である。比較例によれば、ホール起電力信号成分Vsig(B)と、オフセット因子成分Vodh(Hall)とが周波数軸上において区別できない。したがって、後段処理回路で、ホール起電力信号成分Vsig(B)と、オフセット因子成分Vodh(Hall)とを分離することができない。
図15Aは、第2実施形態における信号処理回路100におけるチョッパー変調時の各信号の波形を示す図である。図15Bは、第2実施形態における信号処理回路100におけるチョッパー復調時の各信号の波形を示す図である。本例では、第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2および第3クロック信号CLK3とは、周波数が異なる。周波数が周期の逆数であるので、第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2および第3クロック信号CLK3とは周期も異なる。
本例では、第1クロック信号CLK1の周期は、第2クロック信号の周期および第3クロック信号の周期の2倍である。したがって、第2クロック信号CLK2の周波数、即ち、スピニングカレントクロック周波数をf_chopとすると、第1クロック信号の周波数は、f_chopの半分の1/2・f_chopである。
図15Aおよび図15Bに示されるとおり、第1クロック信号CLK1と第2クロック信号CLK2とは、立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングの少なくとも一方が異なる。また、第1クロック信号CLK1の極性と第2クロック信号CLK2の極性との組み合わせとして、H状態とH状態であるH‐H状態、H状態とL状態であるH‐L状態、L状態とH状態であるL‐H状態、およびL状態とL状態であるL‐L状態が繰り返し現れる。H‐H状態、H‐L状態、L‐H状態、およびL‐L状態の各期間が一定である。
駆動信号生成回路120のオフセットが第1クロック信号CLK1によって、第2クロック信号CLK2および第3クロック信号CLK3の周期の2倍のクロックでチョッピングされる。この結果、復調後の信号の平均値は変化せず、駆動信号生成回路120に起因する低周波ノイズおよびオフセットは高周波に変調される。
図16は、第2実施形態の信号処理回路100におけるチョッパー変調後および復調後の各信号のスペクトルを示す図である。ホール起電力Vhallは、スピニングカレントクロック周波数f_chopでの変調に加えて、第1クロック信号のチョッパー周波数、本例では1/2・f_chopの影響を受ける。そのため、ホール起電力Vhallは、周波数軸上において、スピニングカレントクロック周波数f_chopに加えて、スピニングカレントクロック周波数f_chopから第1クロック信号のチョッパー周波数1/2・f_chopだけ離れた周波数位置、1/2・f_chopおよび3/2・f_chopにも集中したスペクトルを有する。一方、オフセット信号Vos(Hall)は、ベースバンドに集中したスペクトルを有する。
復調信号におけるホール起電力信号成分Vsig(B)は、復調されてベースバンドに集中したスペクトルを有する。すなわち、ホール起電力信号成分Vsig(B)はDC付近に復調される。一方、復調信号において、オフセット因子成分Vodh(Hall)および磁場因子成分Vodb(B)は、スピニングカレントクロック周波数f_chopでの変調に加えて、第1クロック信号のチョッパー周波数1/2・f_chopでの変調を受ける。そのため、Vodh(Hall)および磁場因子成分Vodb(B)は、スピニングカレントクロック周波数f_chopから第1クロック信号のチョッパー周波数1/2・f_chopだけ離れた周波数位置、1/2・f_chopおよび3/2・f_chopにも集中したスペクトルを有する。オフセット信号Vos(Hall)はスピニングカレントクロック周波数f_chop付近に復調される。
ホール起電力信号成分Vsig(B)は、オフセット因子成分Vodh(Hall)、磁場因子成分Vodb(B)、オフセット信号Vos(Hall)を周波数軸上で区別される。したがって、後段信号処理回路のローパスフィルタでホール起電力信号成分Vsig(B)を分離できる。
以上の説明では、90度チョッパー駆動と呼ばれる2方向切替の構成を説明したが、本発明は、この場合に限られない。たとえば、360度チョッパー駆動と呼ばれる4方向切替の構成に、本発明を適用することもできる。
第3実施形態の信号処理回路100は、360度チョッパー駆動である。ホール素子10は、φ1、φ2、φ3、およびφ4のチョッパークロックの位相により駆動される。φ1およびφ2については、表2、図1A、および図1Bに示した90度チョッパークロックの場合と同様である。
図17Aは、スピニングカレントクロックの位相がφ3でのホール素子10の接続例を示す。図17Bは、スピニングカレントクロックの位相がφ4でのホール素子10の接続例を示す。図17Aにおいて、スピニングカレントクロックの位相がφ3のとき、端子4の電位はVbias+となり、端子2の電位は、Vbias+より低いVbias−となる。ホール素子10の駆動電流は、端子4から注入されて端子2に向けて流れる。このときのホール素子10の駆動電流の方向を270度とする。本例では、ホール効果によって、端子1が+側の電位+Vsig(B)を持ち、端子3が−側の電位−Vsig(B)を持つ。ホール起電力Vhall(φ3)は、端子1を基準として測定される端子3の電位として定義されるため、Vhall(φ3)=-2Vsig(B)として検出される。
図17Bにおいて、スピニングカレントクロックの位相がφ4のとき、端子3の電位はVbias+となり、端子1の電位は、Vbias−となる。ホール素子10の駆動電流は、端子3から注入されて端子1に向けて流れる。このときのホール素子10の駆動電流の方向を180度とする。ホール効果によって、端子2が−側の電位−Vsig(B)を持ち、端子4が+側の電位+Vsig(B)を持つ。ホール起電力Vhall(φ2)は、端子2を基準として測定される端子4の電位として定義されるため、Vhall(φ1)=+2Vsig(B)として検出される。
表4は、ホール素子10において通電する端子対、ホール起電力を検出する端子対、第1クロック信号CLK1の極性、およびホール起電力Vhallついて示す。
Figure 2017125783
図18Aは、第3実施形態の信号処理回路100におけるチョッパー変調時の各信号の波形を示す図である。図18Bは、第3実施形態の信号処理回路におけるチョッパー復調時の各信号の波形を示す図である。本例によっても、第2実施形態の場合と同様に、ホール起電力信号成分Vsig(B)を、オフセット因子成分Vodh(Hall)、磁場因子成分Vodb(B)、およびオフセット信号Vos(Hall)から分離することができる。
なお各実施形態において、駆動信号生成回路20または120は、差動出力構成でもよい。 駆動信号生成回路20または120を差動出力の構成とする場合、その出力は切替回路40または140の駆動端子対に供給される。つまり、切替回路40または140の駆動端子(+側)には駆動信号生成回路20または120の差動出力の+側(Vbias+)が接続され、駆動端子(−側)には差動出力の−側(Vbias−)が接続される。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順序で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 ホール素子、20 駆動信号生成回路、22 オペアンプ、24 第1帰還抵抗、26 第2帰還抵抗、30 クロック信号生成部、40 切替回路、50 信号処理部、52 増幅回路、54 チョッパー復調スイッチ、56 アナログデジタル変換部、100 信号処理回路、120 駆動信号生成回路、121 第1チョッパースイッチ、122 第2チョッパースイッチ、123 初段トランスコンダクタ差動対、124 2段目トランスコンダクタ差動対、125 第1帰還抵抗、126 第2帰還抵抗、130 クロック信号生成部、140 切替回路、150 信号処理部、152 増幅回路、154 チョッパー復調スイッチ、156 アナログデジタル変換部、200 信号処理回路

Claims (13)

  1. 基準信号を第1クロック信号に応じて変調して駆動信号を生成する駆動信号生成回路と、
    ホール素子の複数の端子へ前記駆動信号を供給する端子位置と、前記ホール素子の複数の端子からホール起電力信号を出力する端子位置とを、第2クロック信号に応じて切り替える切替回路と、を備え、
    前記第1クロック信号と前記第2クロック信号とは、立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングの少なくとも一方が異なる
    信号処理回路。
  2. 前記第1クロック信号および前記第2クロック信号は、極性がそれぞれH状態とL状態とで遷移し、
    前記第1クロック信号の極性と前記第2クロック信号の極性との組み合わせがH状態とH状態とであるH‐H状態、H状態とL状態であるH‐L状態、L状態とH状態であるL‐H状態、およびL状態とL状態であるL‐L状態が、繰り返し現れる
    請求項1に記載の信号処理回路。
  3. 前記H‐H状態、前記H‐L状態、前記L‐H状態、および前記L‐L状態は、それぞれの期間が等しい
    請求項2に記載の信号処理回路。
  4. 前記第1クロック信号と前記第2クロック信号とは、位相が異なる
    請求項1から3のいずれか一項に記載の信号処理回路。
  5. 前記第1クロック信号と前記第2クロック信号とは、クロック周波数が等しく、
    前記第1クロック信号と前記第2クロック信号とは、位相が4分の1クロックずれている
    請求項4に記載の信号処理回路。
  6. 前記第1クロック信号と前記第2クロック信号とは、周期が異なる
    請求項1から3のいずれか一項に記載の信号処理回路。
  7. 前記第1クロック信号は、前記第2クロック信号の2倍の周期をもつ
    請求項6に記載の信号処理回路。
  8. 前記切替回路は、前記ホール素子が備える4つの端子において、前記駆動信号を供給する端子位置を、少なくとも第1の端子から第2の端子へ、前記第2クロック信号に応じて切り替える
    請求項1から7のいずれか一項に記載の信号処理回路。
  9. 前記切替回路の出力信号を、第3クロック信号に応じて極性を切り替えて出力する信号処理部をさらに備え、
    前記第2クロック信号と前記第3クロック信号とは、立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングが同じである
    請求項1から8のいずれか一項に記載の信号処理回路。
  10. 前記駆動信号生成回路は、前記第1クロック信号に応じて、入力される前記基準信号を変調及び復調した前記駆動信号を生成する
    請求項1から9のいずれか一項に信号処理回路。
  11. 前記駆動信号生成回路は、前記基準信号を増幅する増幅器と、前記増幅器の入力側に設けられる第1チョッパースイッチと、前記増幅器の出力側に設けられる第2チョッパースイッチと、を有し、
    前記第1チョッパースイッチは、前記第1クロック信号に応じて、前記基準信号を変調した信号を生成し、
    前記第2チョッパースイッチは、前記基準信号が変調された信号を、前記第1クロック信号に応じて復調した前記駆動信号を生成する
    請求項10に記載の信号処理回路。
  12. 基準信号を第1クロック信号に応じて変調するステップと、
    前記基準信号が変調された信号を、前記第1クロック信号に応じて復調した駆動信号を生成するステップと、
    ホール素子の複数の端子へ前記駆動信号を供給する端子位置と、前記ホール素子の複数の端子からホール起電力信号を出力する端子位置とを、前記第1クロック信号とは立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングの少なくとも一方が異なる第2クロック信号に応じて切り替えるステップと、
    を備える信号処理方法。
  13. 前記ホール起電力信号を、前記第2クロック信号と立ち上がりタイミングおよび立ち下がりタイミングが同じ第3クロック信号に応じて極性を切り替えて出力するステップをさらに備える請求項12に記載の信号処理方法。
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