JP2017125365A - 水洗式便器 - Google Patents

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Abstract

【課題】便器本体をトイレ室の壁面の近くに配置できるようにする水洗式便器を提供する。【解決手段】水洗式便器Aは、便鉢部28と、便鉢部28から延出した便器排水管部30とを有し、内部に接続空間29が設けられた便器本体20と、便器本体20を構成し、便器本体20の外部と接続空間29とを区画する後壁部24と、後壁部24に形成され、トイレ室Tの壁面Wから水平に突出した排水管10を貫通させる開口部25と、便器排水管部30の下流端に接続した状態で接続空間29内に収容された排水接続部材40と、接続空間29内に位置するように排水接続部材40に形成され、排水管10の上流端と接続可能な下流側接続管部43とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、水洗式便器に関する。
特許文献1には、水洗式便器の便器本体内に、便鉢部の下端部から延出した便器排水管部を収容し、この便器排水管部の下流端と、トイレ室の壁面から突出した排水管の上流端とを、排水接続部材を介して接続する構造が開示されている。排水接続部材は、便器本体の後壁部に形成した開口部を貫通するように配置されている。そして、排水接続部材の上流端は、便器本体内において便器排水管部の下流端に接続されている。一方、排水接続部材の下流端は、便器本体の外部において、排水管の上流端に接続されている。
特許第5420608号公報
上記の接続構造では、便器本体が排水管の上流端よりも前方に位置しているため、トイレ室の壁面から水洗式便器の前端までの前出寸法が大きくなる。壁面と便器本体の後端との間の空間はデッドスペースであるから、トイレ室内のスペース有効利用のためには、便器本体を壁面の近くに配置することが好ましい。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、便器本体をトイレ室の壁面の近くに配置できるようにすることを解決すべき課題としている。
本発明の水洗式便器は、
便鉢部と、前記便鉢部から延出した便器排水管部とを有し、内部に接続空間が設けられた便器本体と、
前記便器本体を構成し、前記便器本体の外部と前記接続空間とを区画する外壁部と、
前記外壁部に形成され、トイレ室の壁面から突出した排水管を貫通させる開口部と、
前記便器排水管部の下流端に接続した状態で前記接続空間内に収容された排水接続部材と、
前記接続空間内に位置するように前記排水接続部材に形成され、前記排水管の上流端と接続可能な下流側接続管部とを備えていることを特徴とする。
便器本体の外壁部には、トイレ室の壁面から突出した排水管を貫通させる開口部が形成されているので、排水管の上流端は、便器本体の接続空間内に位置する。そして、この接続空間内において、排水管の上流端に排水接続部材の下流側接続管部が接続されている。この接続形態によれば、便器本体の外部で排水管に接続するものに比べると、便器本体をトイレ室の壁面の近くに設置することができる。
実施例1の水洗式便器の斜視図 水洗式便器を排水管に接続した状態の断面図 図2の部分拡大断面図 排水接続部材の斜視図 遮蔽部材を排水管に取り付けた状態をあらわす斜視図 遮蔽部材を排水管から外した状態をあらわす斜視図 遮蔽部材の斜視図
本発明の水洗式便器は、前記便器本体が不燃性材料からなり、前記開口部と前記排水管の外周との隙間が不燃性の遮蔽部材で塞がれていてもよい。排水管内の火炎が、排水接続部材を溶融して接続空間内に侵入した場合、接続空間内の炎が、開口部と排水管の外周面との隙間を通って便器本体の外部へ漏出することが懸念される。しかし、開口部と排水管の外周面との隙間を遮蔽部材で塞いだので、火炎が便器本体外へ漏出することを防止できる。
本発明の水洗式便器は、前記遮蔽部材が、前記排水管の外周に対し弾性的に接触可能なシール部材を備えていてもよい。この構成によれば、シール部材と排水管の外周との間に隙間が生じることを防止できる。
本発明の水洗式便器は、前記シール部材が、前記開口部の内周面に対して弾性的に接触していてもよい。この構成によれば、シール部材と開口部の内周との間に隙間が生じることを防止できる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図7を参照して説明する。尚、以下の説明において、前後方向については、図2における右方を前方と定義する。本実施例1の水洗式便器Aは、図2に示すように、トイレ室T内の床面Fに設置され、トイレ室Tの壁面Wから水平方向前方へ突出した排水管10に接続されるものである。
<排水管10>
排水管10は、合成樹脂材料からなる円形断面の内筒11と、耐火材からなる円形断面の外筒12とから構成された二層構造である。図3に示すように、排水管10における壁面Wからの突出領域は、壁面Wに近い基端側管部13(後端部)と、壁面Wから最も遠い流入管部14(前端部)と、基端側管部13と流入管部14との間の中間管部15とから構成されている。基端側管部13の外径は、流入管部14の外径よりも小さい。中間管部15の外径は、基端側管部13から流入管部14に向かって次第に大きくなっている。
<水洗式便器A>
図2に示すように、水洗式便器Aは、耐火性の便器本体20と、排水接続部材40と、耐火性の遮蔽部材50を備えて構成されている。便器本体20は、陶器製であり、台座部21と、便鉢部28と、便器排水管部30とを備えた単一部材である。台座部21は、便器本体20の前後及び左右の外周面を構成する周壁部22と、周壁部22の上端縁から内側へ張り出した上面部23を備えている。
周壁部22のうち便器本体20の後面を構成する後壁部24(請求項に記載の外壁部)には、後壁部24の下端縁に開放された形態の開口部25が形成されている。開口部25は、後壁部24の外面から内面に貫通している。図1に示すように、開口部25の後面視開口領域のうち上端側部分は、略半円形のアーチ状開口領域26となっている。アーチ状開口領域26の開口縁の曲率半径は、流入管部14の外周の曲率半径より大きい寸法である。また、開口部25の後面視開口領域のうちアーチ状開口領域26よりも下方の部分は、アーチ状開口領域26と同じ幅寸法の方形開口領域27となっている。方形開口領域27の高さ寸法は、流入管部14の外径(直径)よりも大きい寸法である。
<便鉢部28>
図2に示すように、便鉢部28は台座部21の内部に収容され、便鉢部28の上端縁は上面部23の内周縁に連なっている。台座部21の内部のうち周壁部22の内面と便鉢部28及び上面部23の下面とで区画された空間は、便器本体20(台座部21)の下面全領域に亘って開放された接続空間29となっている。接続空間29は、便器本体20の外部から隔絶されているとともに、開口部25を介して便器本体20の外部と連通可能となっている。尚、本実施例の技術概念上、開口部25は接続空間29に含まれる。
<便器排水管部30>
便器排水管部30は、便鉢部28の下端部(下流端部)から延出した形態であり、接続空間29の内部に収容されている。便器排水管部30は、便鉢部28の下端部に連なる上昇管部31と、上昇管部31の上端部に連なる下降管部32とから構成されている。下降管部32の下端部(便器排水管部30の下流端部)は、下向きに開口した流出管部33となっている。流出管部33は、便鉢部28よりも後方に配置され、接続空間29内における後端部(つまり、開口部25に近い位置)に配置されている。
<排水接続部材40>
図3,4に示すように、排水接続部材40は、合成樹脂製の管状本体41と、合成樹脂製の台座状をなす固定部材45と、連結リング47とを組み付けて構成されている。管状本体41は、断面が略円形をなす筒体であり、側面視形状が略四半円弧形をなしている。管状本体41の一方の開口端部は、排水接続部材40の前端部に位置し、軸線を上下方向に向けて上方へ開放された上流側接続管部42となっている。管状本体41の他方の開口端部は、排水接続部材40の後端部に位置し、軸線を前後方向に向けて後方へ開放された下流側接続管部43となっている。
管状本体41には、その下端部外面から下方へ突出した形態の筒状脚部44が形成されている。固定部材45には、軸線を上下方向に向けた筒状取付部46が形成され、筒状取付部46内には筒状脚部44が嵌入されている。筒状取付部46の上端部には連結リング47がねじ込まれている。連結リング47を締め込むと、図3に示すように、連結リング47と筒状取付部46との間に挟まれるように取り付けたパッキン49が縮径変形して筒状脚部44の外周に密着し、これにより、固定部材45と管状本体41とが組み付けられた一体化されている。
排水接続部材40の固定部材45は、ボルト(図示省略)により床面Fに固定されている。排水接続部材40は、その上流側接続管部42を便器排水管部30の流出管部33の外周に対し液密状に且つ同軸状に接続することにより、便器本体20に取り付けられている。排水接続部材40の下流側接続管部43は、排水管10の流入管部14の内周に対しパッキン48を介して液密状に且つ同軸状に接続されている。つまり、排水接続部材40により、便器本体20の便器排水管部30とトイレ室Tの壁面Wから突出した排水管10とが接続されている。
<排水管10と便器本体20との位置関係>
排水管10は、アーチ状開口領域26と同軸状となるように後壁部24の開口部25を貫通している。具体的には、排水管10のうち基端側管部13の全体は、後壁部24よりも後方(つまり、便器本体20の外部)に位置する。排水管10の中間管部15のうち前端部を除いた領域は、後壁部24の外面よりも後方に位置する。中間管部15の前端部と流入管部14の後端部は、後壁部24の板厚の範囲内(即ち、開口部25の範囲内)に位置する。
流入管部14のうち後端部よりも前方の領域は、接続空間29のうち後壁部24の内面よりも前方(内側)の領域内に位置する。一方、排水接続部材40は、下流側接続管部43を含む全体が、接続空間29のうち後壁部24の内面よりも前方(内側)の領域内に収容されている。したがって、排水管10と排水接続部材40との接続部分(流入管部14と下流側接続管部43とが径方向に重なる領域)は、その全体が接続空間29のうち後壁部24の内面よりも前方(内側)の領域内に収容されている。
<遮蔽部材50>
上述のように、後壁部24の開口部25のアーチ状開口領域26の内径は、排水管10の流入管部14の外径より大きいため、開口部25の内周と排水管10の外周との間には隙間が空くことになる。この隙間を空けたままにしておくと、火災時に排水管10内の火炎が、合成樹脂製の排水接続部材40を溶かして接続空間29内に侵入した場合に、接続空間29内の炎が、開口部25と排水管10との隙間を通って便器本体20の外部(つまり、トイレ室T内)へ漏出する虞がある。
この対策として、本実施例の水洗式便器Aには、排水管10と開口部25の隙間を塞ぐための手段として、不燃性の遮蔽部材50が設けられている。遮蔽部材50は、シール部材51と、金属製の遮蔽板54と、左右一対の金属製の固定アーム55とを組み付けて構成されている。
シール部材51は、所定形状に成形した弾性を有する不燃性材料(例えば、グラスウール、ロックウール、セラミックウール等)をアルミホイル等の不燃性外装材で包囲したものである。図6,7に示すように、シール部材51は、円環形をなすリング状シール部52と、リング状シール部52の左右両端から下方へ片持ち状に延出した左右一対の脚状シール部53とから構成されている。リング状シール部52の外周の半径寸法は、開口部25のアーチ状開口領域26の曲率半径よりも大きい寸法に設定されている。リング状シール部52の内径は、流入管部14の外径よりも小さい寸法に設定されている。
遮蔽板54は、後面視形状が、方形のうち上端部分を略半円弧形に切欠した形状をなしている。遮蔽板54の前面の左右両側縁部には、左右一対の脚状シール部53が、不燃性の接着剤(図示省略)により接着されている。遮蔽板54の前面の略半円弧状をなす上端縁部には、リング状シール部52のうちの下半分領域が、不燃性の接着剤(図示省略)により接着されている。左右一対の固定アーム55は、遮蔽板54の下端縁部のうち脚状シール部53の近傍位置に溶接等により固着されている。固定アーム55は、遮蔽板54から前方へ片持ち状に延出した形態である。
遮蔽部材50の固定アーム55は、ボルト(図示省略)により床面Fに固定されている。遮蔽部材50は、リング状シール部52を流入管部14の後端部及び中間管部15の前端部の外周に対し弾性的に外嵌させた状態で、排水管10に取り付けられている。また、遮蔽部材50は、リング状シール部52の上半分領域をアーチ状開口領域26の内周面に対し弾性的に内嵌させるとともに、脚状シール部53の外面を方形開口領域27の内側面に対し弾性的に当接させた状態で、便器本体20の後壁部24に取り付けられている。また、遮蔽板54は、開口部25のうち排水管10と床面Fとの間の開口領域(方形開口領域27)を塞ぐように位置する。
リング状シール部52の内径は、排水管10の流入管部14の外径より小さい寸法に設定されているので、リング状シール部52の内周面は、全周に亘り流入管部14の外周に対し弾性的に密着している。また、リング状シール部52の外周の半径は、アーチ状開口領域26の曲率半径より大きく設定されているので、アーチ状開口領域26の内周がリング状シール部52を下方(つまり、流入管部14側)へ押圧する。そして、この押圧作用により、リング状シール部52のうち上半分領域が流入管部14の外周に押し付けられる。
<実施例の作用及び効果>
上記構成になる水洗式便器Aは、次のようにして組み付けられる。まず、排水管10に対しその前方から遮蔽部材50を組み付けて、リング状シール部52を流入管部14に外嵌する。このとき、床面Fにおける排水接続部材40の設置位置を確認し、この設置位置から後方へ一定寸法だけ離れた位置を遮蔽部材50の取付け位置として設定する。遮蔽部材50を排水管10に対して位置決めしたら、固定アーム55を床面Fに固定する。次に、排水管10に対しその前方から排水接続部材40を組み付け、パッキン48と下流側接続管部43を流入管部14に内嵌する。排水接続部材40を排水管10に対して位置決めしたら、固定部材45を床面Fに固定する。
この後、便器本体20を、上方から排水管10、遮蔽部材50及び排水接続部材40に被せる。このとき、便器排水管部30の流出管部33を排水接続部材40の上流側接続管部42に外嵌するとともに、シール部材51を開口部25の内周面及び内側面に密着させる。最後に、便器本体20を床面Fに固定すれば、便器本体20、排水接続部材40及び遮蔽部材50の組付け作業が完了する。
上述のように、本実施例の水洗式便器Aは、便器本体20と排水接続部材40とを備えている。便器本体20は、便鉢部28と、便鉢部28から延出した便器排水管部30とを有しており、便器本体20の内部には接続空間29が設けられている。便器本体20は、便器本体20の外部と接続空間29とを区画する後壁部24を有している。後壁部24には、トイレ室Tの壁面Wから水平に突出した排水管10を貫通させる開口部25が形成されている。また、水洗式便器Aは、便器排水管部30の下流端に接続した状態で接続空間29内に収容された排水接続部材40を備えている。排水接続部材40には、排水管10の上流端(流入管部14)と接続可能な下流側接続管部43が、接続空間29内に位置するように形成されている。
便器本体20の外壁部には、トイレ室Tの壁面Wから突出した排水管10を貫通させる開口部25が形成されているので、排水管10の上流端(流入管部14)は、便器本体20の接続空間29内に位置する。そして、この接続空間29内において、排水管10の流入管部14に排水接続部材40の下流側接続管部43が接続されている。この接続形態によれば、便器本体20の外部で排水管10に接続するものに比べると、便器本体20をトイレ室Tの壁面Wの近くに設置することができる。また、流入管部14の前端部の全周が接続空間29内(後壁部24の外側面よりも内側)に配置され、排水管10と排水接続部材40との継ぎ目が接続空間29の内部に隠されているので、意匠性が高い。
また、便器本体20は不燃性材料からなり、開口部25と排水管10の外周との隙間を不燃性の遮蔽部材50で塞いでいる。この構成によれば、排水管10内の火炎が、排水接続部材40を溶融して接続空間29内に侵入した場合、接続空間29内の炎が、開口部25と排水管10の外周面との隙間を通って便器本体20の外部へ漏出することが懸念される。しかし、開口部25と排水管10の外周面との隙間を遮蔽部材50で塞いだので、火炎が便器本体20外(つまり、トイレ室T)へ漏出することを防止できる。
また、遮蔽部材50が、排水管10の外周に対し弾性的に接触可能なシール部材51を備えているので、シール部材51と排水管10の外周との間に隙間が生じることを防止できる。しかも、シール部材51は、開口部25の内周面に対して弾性的に接触するので、シール部材51と開口部25の内周との間に隙間が生じることを、より確実に防止できる。また、リング状シール部52の厚さ寸法(前後方向の寸法)は、後壁部24の厚さよりも大きい寸法に設定している。これにより、リング状シール部52の上方から便器本体20を被せる際に、リング状シール部52と開口部25との位置関係を目視し易くなっているので、作業性に優れている。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、遮蔽部材が、排水管の外周と開口部の内周に対し弾性的に接触可能なシール部材を備えているが、シール部材は弾性を有しない剛体であってもよい。
(2)上記実施例では、シール部材が排水管の外周と開口部の内周の両方に対して弾性接触しているが、シール部材は、排水管の外周と開口部の内周のうちいずれか一方のみに弾性接触してもよい。この場合、リング状シール部の内径を流入管部の外径より小さい寸法とし、リング状シール部の外周の半径を開口部のアーチ状開口領域の曲率半径より小さい寸法にするか、或いは、リング状シール部の外周の半径を開口部のアーチ状開口領域の曲率半径より大きい寸法とし、リング状シール部の内径を流入管部の外径より大きい寸法とすればよい。また、シール部材は、排水管の外周と開口部の内周の両方に対して殆ど弾性変形せずに接触してもよい。この場合、リング状シール部の内径を流入管部の外径とほぼ同じ寸法とし、リング状シール部の外周の半径を開口部のアーチ状開口領域の曲率半径とほぼ同じ寸法とすればよい。
(3)上記実施例では、開口部が外壁部の下端縁に開放された形態であるが、開口部は、外壁部の下端縁に開放されず、窓孔のように開口縁が全周に亘って閉じた形態であってもよい。
(4)上記実施例では、遮蔽部材のシール部材を開口部の内周面に接触させたが、シール部材は、外壁部の外面又は内面のうち開口部の開口縁部に接触させてもよい。
(5)上記実施例では、別部材として製造した排水接続部材と遮蔽部材を、別々の工程で便器本体や排水管に取り付けるようにしたが、これに限らず、排水接続部材と遮蔽部材を予め組み付けてモジュール化してもよい。この場合、トイレ室の床面に固定するのは、排水接続部材と遮蔽部材のうちいずれが一方だけでもよい。
(6)上記実施例では、排水管が前方へ突出する形態であるが、本発明は、排水管が側方へ突出する場合にも適用できる。
(7)上記実施例では、後壁部の板厚の範囲内に、排水管の中間管部の前端部と流入管部の後端部が位置するようにしたが、後壁部と排水管との位置関係はこれに限らない。即ち、後壁部の板厚の範囲内に、中間管部のみが位置するようにしてもよく、基端側管部の前端部と中間管部の後端部が位置するようにしてもよく、流入管部のみが位置するようにしてもよい。
(8)上記実施例では、排水管と排水接続部材との接続部分の全体を接続空間のうち後壁部の内面よりも前方の領域内に収容したが、これに限らず、排水管と排水接続部材の接続部分の一部を、接続空間の外部(後壁部の外面よりも後方の領域)や、後壁部の板厚範囲である開口部内に配置してもよい。
(9)上記実施例では、床面上における排水接続部材の設置位置と遮蔽部材の設置位置とを別々の位置に設定したが、排水接続部材の設置位置と遮蔽部材の設置位置とが重なるように設定して、排水接続部材と遮蔽部材を共締めによって床面に固定してもよい。
A…水洗式便器
T…トイレ室
W…壁面
10…排水管
14…流入管部(排水管の上流端)
20…便器本体
24…後壁部(外壁部)
25…開口部
28…便鉢部
29…接続空間
30…便器排水管部
33…流出管部(便器排水管部の下流端)
40…排水接続部材
43…下流側接続管部
50…遮蔽部材
51…シール部材

Claims (4)

  1. 便鉢部と、前記便鉢部から延出した便器排水管部とを有し、内部に接続空間が設けられた便器本体と、
    前記便器本体を構成し、前記便器本体の外部と前記接続空間とを区画する外壁部と、
    前記外壁部に形成され、トイレ室の壁面から突出した排水管を貫通させる開口部と、
    前記便器排水管部の下流端に接続した状態で前記接続空間内に収容された排水接続部材と、
    前記接続空間内に位置するように前記排水接続部材に形成され、前記排水管の上流端と接続可能な下流側接続管部とを備えていることを特徴とする水洗式便器。
  2. 前記便器本体が不燃性材料からなり、
    前記開口部と前記排水管の外周との隙間が不燃性の遮蔽部材で塞がれていることを特徴とする請求項1記載の水洗式便器。
  3. 前記遮蔽部材が、前記排水管の外周に対し弾性的に接触可能なシール部材を備えていることを特徴とする請求項2記載の水洗式便器。
  4. 前記シール部材が、前記開口部の内周面に対して弾性的に接触していることを特徴とする請求項3記載の水洗式便器。
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