JP2017123516A - 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Mitsutaka Iwasaki
充孝 岩崎
田中 智憲
Tomonori Tanaka
智憲 田中
直樹 太田
Naoki Ota
直樹 太田
渡邊 裕人
Hiroto Watanabe
裕人 渡邊
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Abstract

【課題】本発明は、簡単な回路構成でアドレス生成して、画像データの傾きを補正する。【解決手段】複合装置1の傾き補正部408は、入力される画像データと出力媒体との相対的な傾きを示す傾き情報に基づいて、該画像データの各画素の画素位置を示すX方向及びY方向の座標情報を生成し、該座標情報に基づいて画像データを、複数ライン分の記憶容量を有する内部メモリに書き込む。傾き補正部408は、内部メモリを主走査方向において複数の均等な分割領域に分割して、該分割領域毎に、座標情報から該画像データの該分割領域の副走査方向における領域開始座標となる最小Y座標を検出し、検出した分割領域毎の最小Y座標に基づいて、内部メモリの読出アドレスと外部の画像メモリへの書込アドレスを生成する。傾き補正部408は、最小Y座標が更新される毎に、分割領域単位で、内部メモリから画像データを読み出し、画像メモリへ画像データを順次書き込む。【選択図】 図3

Description

本発明は、画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラムに関し、詳細には、傾き等の存在する画像データを補正する画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
主走査方向に所定ライン毎に画像形成する画像形成装置においては、形成画像のラインが主走査方向からずれて傾いたり曲がることがある。
例えば、電子写真方式の画像形成装置においては、1ライン分の画像データに基づいてレーザ光が感光体上に照射した走査ラインが、感光体の軸方向からずれて傾いたり曲がることがある。このような走査ラインの曲がりは、レーザ光源、感光ドラム等の取り付け位置に係る機械的な誤差等によって発生する。
従来、画像形成装置は、走査ラインの傾きと曲がりを、光学センサ等を用いて測定し、測定結果の走査ラインの傾きと曲がりを相殺するように、画像データ、すなわち、ビットマップデータを補正して、補正したビットマップデータに基づいて画像を形成している(特許文献1等参照)。
ところが、画像データを走査ラインの傾きと曲がりを相殺するように補正するためには、ラインバッファを用いて、走査ラインの曲がり部分での周囲画素を用いた補間処理を行う必要があり、このラインバッファの必要な容量は、走査ラインの曲がり幅に依存する。例えば、走査ラインの曲がり幅がビットマップデータのNライン分であれば、Nライン分のビットマップデータを記憶可能な容量のラインバッファが必要である。また、走査ラインの曲がり幅、すなわち、Nラインの本数は、画像形成装置毎にばらつきがあり、実装されるラインバッファの容量は、このばらつきの最大値を超えるライン数に対応している必要がある。
その結果、ラインバッファの容量が増大し、走査ラインの曲がりを補正するための回路規模が大きくなり、コストが高くつくという問題があった。
そして、従来、画像データに基づいて変調された照射光により像担持体を主走査方向に走査する露光手段を備える画像形成装置において、画像データをライン単位で入力する入力手段と、前記入力手段により入力された画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の互いに異なる副走査方向のアドレスに対応付けられた複数のデータ保持手段と、走査ラインの曲がり特性を示し前記像担持体に対する前記照射光による走査ラインの曲がりを補正するための曲がり情報に基づいて、前記ライン単位で入力された画像データを構成する画素データを前記複数のデータ保持手段のいずれかに書き込む書き込み手段と、前記複数のデータ保持手段のうちの特定のデータ保持手段に前記書き込み手段により所定数の画素データが書き込まれた場合に、該所定数の画素データを、前記特定のデータ保持手段に対応付けられた前記記憶手段の副走査方向のアドレスに保持するよう、前記特定のデータ保持手段を制御する制御手段と、前記記憶手段に記憶された画像データを、副走査方向のアドレスを変えることなく主走査方向のアドレスを切り替えながらライン単位で読み出して、前記露光手段に転送する転送手段と、を備えた画像形成装置が提案されている(特許文献2参照)。
すなわち、この従来技術は、所定数の画素データを、特定のデータ保持手段に対応付けられた記憶手段の副走査方向のアドレスに保持するよう、特定のデータ保持手段を制御し、記憶手段に記憶された画像データを、副走査方向のアドレスを変えることなく主走査方向のアドレスを切り替えながらライン単位で読み出している。
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、画像の分割の単位及びメモリアクセス時のバースト長が、まちまちであるため、アドレス生成回路の回路構成が複雑になり、画像品質が低下するとともに、コストが高くなるという問題があった。
そこで、本発明は、入力される画像データを、一時記憶手段を介して傾き補正を行って画像記憶手段に保管する際に、該画像データを主走査方向に均等に複数に分割して一時記憶手段に保管して傾き補正を行った状態で読み出して、アドレス生成を簡単な回路構成とし、安価に画像データの傾き補正を行うことを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像処理装置は、入力される画像データと該画像データの出力先の出力媒体との相対的な傾きを示す傾き情報に基づいて、該画像データの該出力媒体との関係における各画素の画素位置を示す主走査方向及び副走査方向の座標情報を生成する座標生成手段と、複数ライン分の記憶領域を有する一時記憶手段と、前記座標情報に基づいて前記画像データを前記一時記憶手段に書き込む一時書込手段と、前記一時記憶手段を主走査方向において複数の均等な分割領域に分割して、該分割領域毎に、前記座標情報から該画像データの該分割領域の副走査方向における領域開始座標となる最小副走査座標を検出する最小副走査座標検出手段と、検出された前記分割領域毎の前記最小副走査座標に基づいて、前記一時記憶手段から画像データを読み出す読出アドレス及び該画像データを画像記憶手段へ書き込む書込アドレスを生成するアドレス生成手段と、前記最小副走査座標検出手段の検出する前記最小副走査座標が更新される毎に、前記分割領域単位で、前記読出アドレスに基づいて前記一時記憶手段から前記画像データを読み出し、前記書込アドレスに基づいて前記画像記憶手段へ該画像データを書き込むデータ転送手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、入力される画像データを、一時記憶手段を介して傾き補正を行って画像記憶手段に保管する際に、該画像データを主走査方向に均等に複数に分割して一時記憶手段に保管して傾き補正を行った状態で読み出して、アドレス生成を簡単な回路構成とし、安価に画像データの傾き補正を行うことができる。
本発明の一実施例を適用した複合装置の構成図。 複合装置のブロック構成図。 システムコントローラのブロック構成図。 スキャナからの画像メモリへの画像データの転送経路を示す図。 画像メモリから読み出した画像データの転送経路を示す図。 傾き補正部のブロック構成図。 スキャナの読取ラインに対して原稿が傾いて搬送されている状態の一例を示す図。 図7の原稿をスキャナが読み取った画像を示す図。 傾き補正処理を示すフローチャート。 図9の続きの処理を示すフローチャート。 画像データを内部メモリへ書き込む際の動作説明図。 主走査方向右下がりで傾いている画像データの一例を示す図。 主走査方向右上がりで傾いている画像データの一例を示す図。 座標(X、Y)のビット割付の説明図。 画像データを内部メモリから読み出す際の動作説明図。 内部メモリの領域区分の他の例を示す図。 傾いている転写紙に応じた画像データの傾き補正の説明図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図17は、本発明の画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラムの一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法及びプログラムの一実施例を適用した複合装置1の構成図である。
図1において、画像形成装置としての複合装置1は、大きく分けて、スキャナ100、プリンタ200及び給紙部300等を備えている。
スキャナ(画像読取手段)100は、コンタクトガラス101上にセットされた原稿Gを圧板102で押さえつける。スキャナ100は、コンタクトガラス101の下部に配設されている第1走行体103上の光源である照明ランプ104から原稿Gに光を照射する。スキャナ100は、当該原稿Gで反射された反射光を第1走行体103上のミラー105で第2走行体106上のミラー107、108で順次反射して、レンズ109を通して3ラインCCD(Charge Coupled Device )センサ110に入射する。3ラインCCDセンサ110は、入射光を光電変換して、原稿Gの画像を読み取る。このとき、スキャナ100は、第1走行体103と第2走行体106が、原稿を主走査しつつ副走査方向に移動して、原稿Gを主走査及び副走査して、原稿Gの画像を読み取り、3ラインCCDセンサ110は、B、G、Rの画像を色毎に色分解して読み取る。
複合装置1は、スキャナ100で読み取ったB、G、Rの色分解画像信号強度レベルをもとに、図示しない画像処理ユニットで色変換処理を行って、Bk(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)及びY(イエロー)の記録色情報を含むカラー画像データに変換する。
複合装置1は、このカラー画像データに基づいて、プリンタ(画像形成手段)200でBk、C、M、Yの画像を中間転写ベルト上に重ねて形成し、転写紙に転写する。スキャナ100は、プリンタ200の動作とタイミングを取ったトナースタート信号を受けて、第1走行体103と第2走行体106を矢印で示す右方向に移動させて原稿Gの画像を走査し、1回の走査毎に1色の画像データを取得して、その都度、プリンタ200に送って、プリンタ200で順次顕像化しつつ、中間転写ベルト上に重ね合わせて、4色のフルカラー画像を形成する。
プリンタ(画像出力手段)200は、光書込ユニット201が、スキャナ100からのカラー画像データを光信号に変換して、原稿画像に対応した光書き込みを行って、感光体ドラム202に静電潜像を形成する。
この光書込ユニット201は、レーザ発光器203、レーザ発光器203を駆動する図示しない発光駆動制御部、ポリゴンミラー204、ポリゴンミラー204を回転駆動する回転用モータ205、fθレンズ206、反射ミラー207等で構成されている。光書込ユニット201は、発光駆動制御部がカラー画像データに基づいてレーザ発光器203の点灯を制御して、変調したレーザをポリゴンミラー204へ出射する。ポリゴンミラー204は、回転用モータ205により回転駆動されて、入射されるレーザを、fθレンズ206及び反射ミラー207等を介して感光体ドラム202上に走査し、感光体ドラム202上に静電潜像を形成する。
感光体ドラム202は、矢印で示すように、反時計方向に回転駆動される。感光体ドラム202は、その周囲に、感光体クリーニングユニット211、除電ランプ212、帯電器213、電位センサ214、リボルバー現像装置215、リボルバー現像装置215の選択された現像器、現像濃度パターン検知器216及び中間転写ベルト217等が配設されている。電位センサ214は、感光体ドラム202上の静電電位を検知する。
リボルバー現像装置215は、Bk現像器215K、C現像器215C、M現像器215Mと、各現像器215K〜215Mを矢印で示すように反時計回りに回転させる図示しないリボルバー回転駆動部等を備えている。各現像器215K〜215Mは、現像スリーブ215KS、215CS、215MS、215YSと現像パドル等で構成されている。現像スリーブ215KS、215CS、215MS、215YSは、静電潜像を顕像化するために、現像剤の穂を感光体ドラム202の表面に接触させて回転する。現像パドルは、現像剤を組み上げ・撹拌するために回転する。リボルバー現像装置215は、待機状態では、Bk現像器215Kで現像を行う位置にセットされている。リボルバー現像装置215は、コピー動作が開始されると、スキャナ100で所定のタイミングからBk画像データの読み取りがスタートし、Bk画像データに基づいて、レーザ光による感光体ドラム202への光書き込み及び該光書き込みによる潜像の形成が始まる。以下、このBk画像データによる静電潜像をBk潜像という。C、M、Yの各画像データについても同様に光り書き込みと潜像の形成を行い、同様に、C画像データ、M画像データ、Y画像データによる静電潜像を、適宜、それぞれC画像、M画像、Y画像という。このBk潜像の先端部から現像可能とするために、Bk現像器215Kの現像位置に潜像先端部が到達する前に、現像スリーブ215KSの回転を開始して、Bk潜像をBkトナーで現像する。そして、以後、Bk潜像領域の現像動作を続けるが、潜像後端部がBk潜像位置を通過した時点で、速やかに、Bk現像器215Kによる現像位置から次の色の現像器による現像位置まで、リボルバー現像装置215を駆動して回動させる。リボルバー現像装置215は、この回動動作を、少なくとも、次の画像データによる潜像先端部が到達する前に完了させる。
そして、プリンタ200は、画像形成サイクルを開始すると、感光体ドラム202を、図1に矢印で示すように、反時計方向に回転させ、中間転写ベルト217を、図示しない駆動モータにより、時計方向に回転させる。プリンタ200は、中間転写ベルト217の回動に伴って、Bkトナー像の形成、Cトナー像の形成、Mトナー像の形成及びYトナー像の形成を順次行い、最終的に、Bk、C、M、Yの順に中間転写ベルト217上に重ねてカラートナー像を形成する。プリンタ200は、まず、Bk像の形成を、以下のように行う。すなわち、帯電器213がコロナ放電によって、感光体ドラム202を負電荷で約−700Vに一様に帯電し、続いて、レーザ発光器203が、Bk信号に基づいてラスタ露光を行う。このようにラスタ像が露光されたとき、当初、一様に荷電された感光体ドラム202の露光された部分については、露光光量に比例する電荷が消失し、静電潜像が形成される。
リボルバー現像装置215内のトナーは、フェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電される。そして、リボルバー現像装置215のBk現像スリーブ215KSは、感光体ドラム202の金属基体層に対して図示しない電源回路によって、負の直流電位と交流とが重畳された電位にバイアスされている。したがって、感光体ドラム202の電荷が残っている部分には、トナーが付着せず、電荷のない部分、すなわち、露光された部分には、Bkトナーが吸着されて、潜像と相似のBk可視像が形成される。
中間転写ベルト217は、駆動ローラ218、転写対向ローラ219、クリーニング対向ローラ220及び従動ローラ群に張り渡されており、図示しない駆動モータにより回動駆動される。
そして、プリンタ200は、感光体ドラム202上に形成されたBkトナー像を、感光体ドラム202と接触状態で等速駆動している中間転写ベルト217の表面に、ベルト転写コロナ放電器(以下、ベルト転写部という。)221によって転写する。以下、感光体ドラム202から中間転写ベルト217へのトナー像転写を、ベルト転写という。
プリンタ200は、感光体ドラム202上の若干の未転写残留トナーを、感光体ドラム202の再使用に備えて、感光体クリーニングユニット211で清掃し、このとき回収されたトナーを、図示しない回収パイプを経由して図示しない排トナータンクに蓄える。
プリンタ200は、感光体ドラム202に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像を、中間転写ベルト217上の同一面に順次、位置合わせして転写し、4色重ねのベルト転写画像を形成する。プリンタ200は、その後、転写紙に紙転写コロナ放電器222で一括転写を行う。
そして、プリンタ200は、感光体ドラム202側では、Bk画像の形成工程の次に、C画像の形成工程に進むが、所定のタイミングから、スキャナ100によるC画像データの読み取りを開始する。プリンタ200は、そのC画像データによるレーザ光書き込みで、感光体ドラム202へのC潜像の形成を行う。C現像器215Cは、その現像位置に対して、先のBk潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像先端が到達する前に、リボルバー現像装置215の回転動作を行い、C潜像をCトナーで現像する。以降、プリンタ200は、C潜像領域の現像を続け、潜像後端部が通過した時点で、先のBk現像器215Kの場合と同様にリボルバー現像装置215を駆動して、C現像器215Cを送り出し、次のM現像器215Mを現像位置に位置させる。プリンタ200は、この動作についても、次のM潜像先端部が現像位置に到達する前に行う。なお、MおよびYの各像の形成工程については、それぞれの画像データの読み取り、潜像形成、現像の動作が、上記Bk像やC像の工程と同様であり、詳細な説明を省略する。
ベルトクリーニング装置223は、入口シール、ゴムブレード、排出コイル及び入口シールやゴムブレードの接離機構等を備え、中間転写ベルト217のクリーニングを行う。ベルトクリーニング装置223は、1色目のBk画像をベルト転写した後の、2、3、4色目の画像をベルト転写している間は、ブレード接離機構によって、中間転写ベルト面から入口シール、ゴムブレード等を離間させておく。
紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器という。)222は、コロナ放電方式で、AC+DCまたはDC成分を転写紙および中間転写ベルトに印加し、中間転写ベルト217上の重ね合わされたフルカラートナー像を転写紙に転写させる。
給紙部300は、内部に複数の転写紙カセット301が収納されており、各転写紙カセット301には、各種サイズの転写紙が収納されている。給紙部300は、指定されたサイズの用紙を収納している転写紙カセット301から、給紙コロ302によってプリンタ200のレジストローラ対224方向に給紙・搬送する。
なお、複合装置1は、プリンタ200の側面に、OHP用紙や厚紙等を手差しするための手差し給紙トレイ310が設けられている。
複合装置1は、画像形成を開始する時期に、転写紙を転写紙カセット301または手差し給紙トレイ310から給送し、レジストローラ対224のニップ部に待機させる。そして、複合装置1は、紙転写器222に中間転写ベルト217上のトナー像の先端がさしかかるときに、丁度、転写紙先端がこの像の先端に一致するようにレジストローラ対224を駆動し、紙と像との位置合わせを行う。複合装置1は、転写紙が中間転写ベルト217上の色重ね像と重ねられて、正電位に接続された紙転写器222の上を通過する。このとき、複合装置1は、コロナ放電電流によって転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像の殆どが転写紙上に転写される。複合装置1は、続いて、紙転写器222の左側に配置した図示しない除電ブラシによる分離除電器を通過するときに、転写紙を除電し、中間転写ベルト217から転写紙を剥離させて紙搬送ベルト225に移動させる。複合装置1は、中間転写ベルト217の表面から4色重ねトナー像を一括転写させた転写紙を、紙搬送ベルト225で定着器226に搬送し、所定温度にコントロールされた定着ローラ226Aと加圧ローラ226Bのニップ部でトナー像を溶融定着させる。複合装置1は、トナー画像を定着させた転写紙を、排出ロール対227で本体外に送り出して、図示しないコピートレイ上に表向きにスタックさせる。
なお、複合装置1は、中間転写ベルト217へのベルト転写後の感光体ドラム202を、ブラシローラ、ゴムブレード等からなる感光体クリーニングユニット211で表面をクリーニングし、また、除電ランプ212で均一に除電する。また、複合装置1は、転写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト217を、再び、ベルトクリーニング装置223のブレード接離機構でブレードを押圧してクリーニングする。複合装置1は、リピートコピーの場合には、スキャナ100の動作及び感光体ドラム202への画像形成を、1枚目の4色目画像工程に引き続き、所定のタイミングで2枚目の1色目画像工程に進む。複合装置1は、1色目画像工程に進むと、中間転写ベルト217の方を、1枚目の4色重ね画像の転写紙への一括転写工程に引き続き、表面をベルトクリーニング装置223でクリーニングされた領域に、2枚目のBkトナー像をベルト転写させるようにする。その後は、複合装置1は、1枚目と同様の動作を行う。
そして、複合装置1は、パーソナルコンピュータ等のホスト(外部装置)からLAN(Local Area Network)またはパラレルI/Fを通じてプリント指示コマンドとともにプリントデータ(画像データ)が与えられる。複合装置1は、プリントデータが与えられると、プリントデータをプリンタ200でプリントアウト(画像出力)し、かつ、スキャナ100で読み取った原稿Gの画像データを遠隔のフアクシミリ装置に送信する。また、複合装置1は、受信する画像データもプリントアウトできる複合機能を備えたデジタルフルカラー複写装置である。この複合装置1は、図示しない構内交換器PBXを介して公衆電話網に接続され、公衆電話網を介して、ファクシミリ交信やサービスセンタの管理サーバと交信することができる。
複合装置1は、その回路構成が、図2に示すようにブロック構成されている。複合装置1は、システムコントローラ400、画像メモリ501、ファクシミリボード502、操作ボード503及び上記スキャナ100、プリンタ200、ソータ200a、ADF(Auto Document Feeder)100a等を備えている。複合装置1は、上記システムコントローラ400に画像メモリ501が接続されており、システムコントローラ400、スキャナ100及びプリンタ200がバス504で接続されている。バス504は、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスが用いられている。
システムコントローラ400は、LAN(Local Area Network)等のネットワークNWを介してコンピュータ等の外部装置GSに接続されている。システムコントローラ400は、ネットワークNWを介して画像データ及びコマンドを授受し、受信した画像データとコマンドに基づいて動作する。
操作ボード503は、各種操作キー、ディスプレイ等を備えており、システムコントローラ400に接続されている。操作ボード503は、ユーザによって操作キーで操作された操作内容をシステムコントローラ400に出力し、システムコントローラ400からの表示データをディスプレイに表示出力する。
ソータ200aは、プリンタ200に取り付けられており、プリンタ200で複数部を印刷する際に、印刷物を、部毎に分類(ソート)して載置する。
ADF100aは、スキャナ100に取り付けられており、複数枚の原稿がセットされて、セットされた原稿を1枚ずつスキャナ100へ送り出す。
ファクシミリボード502は、システムコントローラ400及び構内交換機(PBX)を介して公衆回線網に接続されており、公衆回線網を介したファクシミリデータの送受信を行う。
画像メモリ(画像記憶手段)501は、システムコントローラ400に接続されている。画像メモリ501は、システムコントローラ400の制御下で、外部装置GSから受信した受信画像データ、スキャナ100の読み取った読取画像データが保管される。また、画像メモリ501は、システムコントローラ400の制御下で、保管している画像データが読み出されて、プリンタ200での画像形成、ファクシミリボード502によるファクシミリ送信、ネットワークNWを介したデータ転送に供される。
複合装置1は、例えば、スキャナ100で読み取った画像デ−タを、画像メモリ501に蓄積して再利用するジョブと、画像メモリ501に蓄積しないでプリンタ200に出力するジョブを実行する。
複合装置1は、画像メモリ501に画像データを蓄積する場合としては、例えば、1枚の原稿を複数枚複写する場合に、スキャナ100を1回だけ動作させ、読み取られた画像デ−タを画像メモリ501に蓄積する。複合装置1は、画像メモリ501に蓄積データを複数回読み出してプリンタ200で印刷する。
また、複合装置1は、画像メモリ501に画像データを蓄積しない場合としては、例えば、1枚の原稿を1枚だけ複写する場合である。この場合、複合装置1は、スキャナ100で読み取った画像デ−タをそのままプリンタ200に出力して、画像メモリ501への画像データの書き込みを行わない。
また、複合装置1は、画像データを画像メモリ501に蓄積し、その読み出し時に付加的な処理、例えば、画像方向の回転、画像の合成等を行なうことがある。複合装置1は、この場合は、システムコントローラ400において、画像メモリ501のアクセス制御、外部装置GSのプリント用データの展開(文字コ−ド/キャラクタビット変換)、メモリ有効活用のための画像データの圧縮/伸張を行なう。複合装置1は、画像メモリ501へ送った画像データを、画像メモリ501内でデータ圧縮後に蓄積し、蓄積した画像データを必要に応じて読み出す。複合装置1は、読み出した画像データを、画像メモリ501内で伸長し、元の画像データに戻す。
複合装置1は、上述のような画像データの流れにおいて、システムコントローラ400のバス制御によるPCIバス504を介したデータ転送により、複合機能を実現する。
また、複合装置1は、本発明においては、後述するように、入力画像データに、大きな傾きがある場合に、該傾きを補正するのに一時画像データを格納するのに使用される。
そして、システムコントローラ400は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)401、ROM(Read Only Memory)/RAM(Random Access Memory)402、通信系I/F(インターフェイス)403、圧縮/伸長器404、内部バスI/F405、画像出力用DMAC(Direct Memory Access Controller :DMAコントローラ)406、PCI I/F407、傾き補正部408及び外部メモリI/F409を備えている。システムコントローラ400は、各部が内部バス410で接続されている。
CPU401は、各種演算処理を実行し、複合装置1の全ての設定や画像出力用DMAC406、圧縮/伸長器404、傾き補正部408の起動を制御する。また、CPU401は、外部装置GSからの画像データの受信時に、プリンタ言語に基づいて外部メモリI/F409を介して画像メモリ501に、印刷可能な描画データとして描画を行なう。
外部メモリI/F409は、内部バス410と画像メモリ501に接続されており、CPU401の制御下で、画像メモリ501とシステムコントローラ400内のデータの授受を行う。
ROM/RAM402は、そのROMに、複合装置1の基本プログラム、本発明の画像処理方法のプログラム及びシステムデータや本発明の画像処理方法の実行に必要なデータが格納されている。ROM/RAM402は、そのRAMが、CPU401のワークメモリとして使用され、また、プリンタ200で印刷する1ページ分の描画データの展開等に利用される。
通信系I/F403は、外部装置GS、操作ボード503、ファクシミリボード502とシステムコントローラ400との間のインターフェイスであり、送受信データを、画像メモリ501経由あるいは内部レジスタ経由でCPU401と授受する。
PCI I/F407は、PCIバス504に接続されており、PCIバス504のプロトコルに準じてPCIバスマスタとデータのやりとりを行なう。
内部バスI/F405は、PCI I/F407と内部バス410との間のインターフェイスであり、PCIバスマスタから指定されたアドレス、データを受けて、外部メモリI/F409を介して画像メモリ501に入出力する。
システムコントローラ400は、スキャナ100で読み取られた画像データを、傾き補正を行わない場合には、図4に一点鎖線矢印で示すように転送する。すなわち、システムコントローラ400は、画像データを、PCI I/F407、内部バスI/F405、内部バス410及び外部メモリI/F409を通して、画像メモリ501へ書き込む。
また、システムコントローラ400は、スキャナ100で読み取られた画像データを、傾き補正を行う場合には、図4に実線矢印で示すように傾き補正部408を経由させて転送する。すなわち、システムコントローラ400は、画像データを、PCI I/F407、内部バスI/F405、傾き補正部408、内部バス410及び外部メモリI/F409を通して、画像メモリ501へ書き込む。システムコントローラ400は、この傾き補正部408で、入力画像データの傾きを補正させる。
画像出力用DMAC406は、内部バス410とPCI I/F407に接続されており、印刷時のDMAコントローラとして機能する。すなわち、画像出力用DMAC406は、CPU401により起動され、予め指定された領域の画像メモリ501から画像データを読み出して、PCI I/F407と随時ハンドシェークのやりとりしてデータ出力する。PCIバス504上のバスマスタは、通常アクセスでは、システムコントローラ400の内部バスI/F405経由で接続されている画像メモリ501を直接アクセスするが、この場合、予めPCIコンフィグ設定で決められている画像メモリ501のメモリ空間における一定のアドレスをアクセスする。したがって、画像メモリ501の画像データを読み出してプリンタ200へ転送する場合、図5に実線矢印で示すように、外部メモリI/F409、内部バス410、画像出力用DMAC406及びPCI I/F407を通して転送する。システムコントローラ400は、画像メモリ501の画像データをこのように転送することで、画像データを出力するためのPCIバス504のリードレスポンス時間を短縮する。
なお、複合装置1は、画像データを図4の実線で示す転送経路で転送するか、図4の一点鎖線で示す転送経路で転送するかを、例えば、操作ボード503の傾き補正キーで傾き機能がオン/オフされることで、決定する。
圧縮/伸長器404は、CPU401によって起動・制御され、画像メモリ501のデータ容量削減のために、様々なデータの圧縮と伸長を行う。
傾き補正部408は、CPU401の制御下で動作して、画像データの傾き、特に、スキャナ100で読み取られた画像データの傾きを補正する。すなわち、複合装置1は、ADF100aを利用してスキャナ100へ原稿を搬送すると、機械精度によって、スキャナ100で原稿を読み取ったときの状態に位置歪み(傾き)が発生する。したがって、複合装置1は、スキャナ100で読み取った原稿の画像データをそのままプリンタ200で印刷すると、原稿傾きに応じて微小な角度だけ回転した状態で印刷される。そこで、複合装置1は、スキャナ100の読取位置へ搬送される原稿のスキュー(傾き角度)をスキュー検出センサで検出し、傾き補正部408が、その検出結果を用いて画像データに傾きを補正する画像処理を施す。具体的には、傾き補正部408は、スキャナ100の読み取った原稿の画像データを画像メモリ501へ蓄積する際に、画像データの傾きを補正して、画像メモリ501へ書き込む。
システムコントローラ400は、傾き補正部408が傾き補正して画像メモリに書き込んだ画像データを、上述のように読み出してプリンタ200へ送って印刷する。
傾き補正部408は、図6に示すようにブロック構成されており、画像処理装置として機能している。傾き補正部408は、図6に示すように、座標生成部411、内部メモリライト部412、内部メモリ413、最小Y座標検出部414、アドレス発生部415及びメモリ制御部416を備えている。
座標生成部411は、ライン同期信号を発生するとともに、スキャナ100による原稿の主走査及び副走査された画像データの主走査方向における副走査方向への傾きを示す傾き情報から出力画素の位置を指定する主走査方向及び副走査方向の座標情報を生成する。画像データの傾きを示す傾き情報は、スキャナ100の原稿読取位置へ搬送される原稿の傾き(スキュー)を検出するスキュー検出センサの検出結果である。座標生成部411は、画像データの画素毎に、入力画像データの傾きを考慮して、画像メモリ501へ書き出される際、すなわち、プリンタ200で印刷される際の書き込み位置となる入力画像データの座標情報であり、2次元座標(X、Y)である。座標生成部411は、生成した座標情報を、内部メモリライト部412及び最小Y座標検出部414へ出力する。したがって、座標生成部411は、入力される画像データと該画像データの出力先の出力媒体との相対的な傾きを示す傾き情報に基づいて、該画像データの該出力媒体との関係における各画素の画素位置を示す主走査方向及び副走査方向の座標情報を生成する座標生成手段として機能している。
内部メモリ413は、Y方向(副走査方向)にm個(例えば、8個)配設されているSRAM(Static Random Access Memory)で構成されている。内部メモリ413は、また、主走査方向にn個に領域区分されていてもよく、この場合、m×n個の領域に区分された状態となっている。
内部メモリ413は、スキャナ100で読み取られた画像データが、内部メモリライト部412によって書き込まれ、書き込まれた画像データを一時蓄積する。また、内部メモリ413は、蓄積する画像データがメモリ制御部416により読み出される。したがって、内部メモリ413は、複数ライン分の記憶領域を有する一時記憶手段として機能している。
内部メモリライト部412は、座標生成部411からの座標情報に基づいて内部メモリ413のアドレスを生成して、スキャナ100からの画像データに所定の補間処理(傾き補正処理)を施した状態で内部メモリ413へ書き込む。したがって、内部メモリライト部412は、座標情報に基づいて画像データを一時記憶手段である内部メモリ413に書き込む一時書込手段として機能している。
最小Y座標検出部414は、座標生成部411の生成したY座標から、内部メモリ413の分割領域毎に最小となるY座標値(最小Y座標値)を検出し、アドレス発生部415へ出力する。したがって、最小Y座標検出部414は、内部メモリ413を主走査方向において複数の均等な分割領域に分割して、該分割領域毎に、座標生成部411の生成する座標情報から該画像データの該分割領域の副走査方向における領域開始座標となる最小副走査座標を検出する最小副走査座標検出手段として機能している。
アドレス発生部415は、最小Y座標検出部414の検出した最小Y座標に基づいて、一時記憶手段である内部メモリ413の読出アドレスを発生して、メモリ制御部416へ出力する。なお、アドレス発生部415は、最小Y座標検出部414の検出する最小Y座標が更新される毎に、分割領域単位で、内部メモリ413から画像データを読み出す。
また、アドレス発生部415は、内部メモリ413から読み出した画像データを、画像記憶手段である画像メモリ501へ書き込むための書込アドレスを発生してメモリ制御部416へ出力する。この読出アドレスアドレスは、主走査方向において分割されている分割領域の数だけ存在し、例えば、主走査方向において16領域に分割されていると、16アドレス存在する。したがって、アドレス発生部415は、検出された分割領域毎の最小Y座標(最小副走査座標)に基づいて、内部メモリ413から画像データを読み出す読出アドレス及び該画像データを画像メモリ501へ書き込む書込アドレスを生成するアドレス生成手段として機能している。
メモリ制御部416は、最小Y座標検出部414の検出する最小Y座標が更新される毎に、アドレス発生部415の発生した読出アドレスに基づいて内部メモリ413から画像データを読み出す。また、メモリ制御部416は、アドレス発生部415の発生した書込アドレスに基づいて、該画像データを画像メモリ501へ書き込む。したがって、メモリ制御部416は、データ転送手段として機能している。
なお、本実施例の複合装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の画像処理方法を実行するプログラムを読み込んでROM402等に導入することで、後述する入力される画像データを、内部メモリ413を介して傾き補正を行って外部記憶手段である画像メモリ501に保管する際に、該画像データを主走査方向に均等に複数に分割して内部メモリ413に保管して読み出し、アドレス生成を簡単な回路構成をとしてコストを削減しつつ、画像データの傾き補補正する画像処理方法を実行する画像処理装置としての傾き補正部408を搭載する画像形成装置として構築されている。この画像処理方法を実行するプログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の複合装置1は、その傾き補正部408が、入力される画像データを、内部メモリ413を介して傾き補正を行って画像メモリ501に保管する際に、該画像データを主走査方向に均等に複数に分割して内部メモリ413に保管して傾き補正を行った状態で読み出して、アドレス生成を簡単な回路構成とし、安価に画像データの傾き補正を行う。
複合装置1は、スキャナ100で読み取った原稿の画像データやネットワークNWを介して受信した画像データを、システムコントローラ400が書き込む。この場合、システムコントローラ400は、図4に太線矢印示すように、PCI I/F407、内部バスI/F405、傾き補正部408、内部バス410及び外部メモリI/F409を通して画像メモリ501に書き込む。
いま、図7に示すように、線分Mgが記載されている原稿Gが、スキャナ100の読取ラインLsに対して、所定角度傾いた状態で搬送されている場合、スキャナ100で読み取られた原稿Gの線分Mgの画像は、図8に示すように、傾いた画像Mgとなる。
そこで、複合装置1は、図示しないスキュー検出センサが原稿Gの傾きを検出して、システムコントローラ400へ出力する。
システムコントローラ400は、スキャナ100の読み取った画像データを、図4に実線で示したように、傾き補正部408を経由させて、原稿Gの傾きを相殺する傾き補正を施して画像メモリ501へ書き込む。
そこで、傾き補正部408は、スキャナ100で読み取られた画像データを、内部メモリライト部412で内部メモリ413に書き込むが、コストを削減するために、内部メモリ413は、所定数mライン分のSRAMで構成されている。傾き補正部408は、内部メモリ413へ画像データを書き込んで読み出すときに、画像データの傾きを補正して、読み出した画像データを、画像メモリ501へ格納する。
そこで、傾き補正部408は、図9及び図10に示すように傾き補正処理を実行する。傾き補正部408は、まず、図11に太線矢印で示すパスにおける動作を実行する。すなわち、傾き補正部408は、CPU401から起動指示があると、内部メモリライト部412が、内部メモリ413を0ライトすることでクリアする(ステップS101)。
座標生成部411は、最小Y座標検出部414でページの先頭となるY座標を検出するために、ダミーとなる1ライン目の座標を生成して出力する(ステップS102)。
座標生成部411は、1ライン目の座標を生成して、内部メモリライト部412へ出力する(ステップS103)。
この場合、座標生成部411は、スキュー検出センサから入力される画像データの傾き情報に基づいて、画像データの座標(X、Y)を生成する。
画像データは、傾いている場合、図12(a)に示すように、主走査方向に、右下がりで傾いている場合と、図13に示すように、主走査方向右上がりで傾いている場合と、がある。そして、傾き補正部408は、内部メモリ413の分割領域(m×n)に合わせて、画像データを、主走査方向(X方向)にn等分して、そのn等分した分割領域(主走査方向座標領域)毎に、最小となるY座標(最小副走査座標)を検出する。すなわち、座標生成部411は、画像データの各画素の座標(X、Y)を生成する。なお、図12(b)は、図12(a)の破線の丸部分を拡大した図である。
内部メモリライト部412は、X座標の上位桁に応じて、分割したn領域の中から該当する分割領域を選択し、Y座標の下位ビットから、内部メモリ413のSRAMのライン数であるmラインの中で有効なラインを選択する。内部メモリライト部412は、内部メモリ413の選択したラインの選択した分割領域に、画像データを書き込む(ライトする)(ステップS104)。
すなわち、本実施例の傾き補正部408は、図12及び図13に示すように、内部メモリ413が、8ラインのSRAMで構成され、主走査方向において、16分割されていると、8ライン、16分割の分割領域の内部メモリ413を、リング形式でアドレス指定して利用する。なお、本実施例では、画像データは、1分割領域が、1024画素で、1ラインの合計で、16384画素の1200dpi相当の画像データであるものとする。
内部メモリライト部412は、座標生成部411の生成する座標(X、Y)に基づいて、図12、図13に示す斜めの画像データに対して、X方向において、Y方向に区切られた分割領域の画像データを、内部メモリ413に書き込む。この場合、内部メモリライト部412は、図12(b)に示すように、内部メモリ413がそれぞれn等分されたm個(8個)のSRAMによって、n×m個に分割された分割領域に、上記座標(X、Y)に基づいて、それぞれ書き込む。なお、図12(b)において、ハッチングの施されている部分が、書き込まれた画像データを示している。
そして、いま、本実施例では、図14に示すように、座標(X、Y)のビット割付を行っている。図14では、座標(X、Y)を32ビットとし、分割領域指定ビットを、4ビット(16分割)、内部メモリ413のSRAMのmライン指定ビットを、3ビット(8ライン分)、SRAMアドレスを、10ビット(1024アドレス)としている。また、図14では、後述するアドレス発生部415が発生する画像メモリ501の書込アドレス(ライトアドレス)を、29ビットとしている。
したがって、内部メモリライト部412は、座標(X、Y)により、分割領域(n)と、内部メモリ413のSRAM(m)を指定して、図14のSRAMアドレスとして、画像データを、n×m分割して、内部メモリ413のn×m分割された対応するSRAMへ書き込む。
内部メモリライト部412は、最初の1ライン分の画像データを、内部メモリ413へ書き込むと、「m+1」とし、次の1ラインの書き込みを行うことを、「m+7」まで繰り返す。内部メモリライト部412は、「m」から「m+7」まで一巡すると、前回書き込んだ「m」へ、画像データを上書きして、順次「m」を「+1」して、上記同様に画像データの書き込みを行う。
次に、傾き補正部408は、図15に太線矢印で示すパスにおける動作を実行する。すなわち、最小Y座標検出部414は、図12(a)及び図13において、X方向において、Y方向に区切られた分割領域毎に、斜めの直線で示す画像データの画素値のうち、最小値となるY値を検出して保持(ラッチ)する(ステップS105)。すなわち、最小Y座標検出部414は、上記分割領域毎の最小Y座標を検出する。具体的には、図12の場合、分割領域は、X方向に、1024画素であるので、最小Y座標検出部41は、1024画素のうちの最小値となるY座標値(最小Y座標値)を検出する。図12(a)の破線丸で囲んだ領域では、最初の分割領域においては、左端からX方向に伸びる直線の位置の値が最小Y座標となる。
そして、アドレス発生部415は、分割領域毎の最小Y座標値に基づいて、内部メモリ413から画像データを読み出すための読出アドレス(リードアドレス)を算出し、メモリ制御部416へ出力する(ステップS106)。読出アドレスは、分割領域の数だけ存在し、本実施例の複合装置1では、内部メモリ413をX方向に、領域を、n=16等分しているので、16アドレス存在することになる。また、アドレス発生部415は、内部メモリ413から読み出した画像データを画像メモリ501へ書き込むための書込アドレス(ライトアドレス)を発生する。
メモリ制御部416は、アドレス発生部415によって生成された読出アドレスに従って、内部メモリ413から分割領域X0領域(mライン目)の画像データを読み出しを開始する(ステップS107)。メモリ制御部416は、内部メモリ413からの画像データの読み出しを開始すると、分割領域X(n−1)領域(mライン目)の画像データまで読み出す(ステップS108〜S110)。すなわち、メモリ制御部416は、内部メモリ413からmラインにおいて主走査方向に分割領域を変え、X0〜X(nー1)領域まで、画像データの読み出しを行う。
メモリ制御部416は、内部メモリ413から画像データを読み出すと、図10に示すように、アドレス発生部415の発生する書込アドレスに基づいて、内部メモリ413から読み出した1ラインの画像データを画像メモリ501へ書き込む(ステップS111)。
傾き補正部408は、メモリ制御部416による画像メモリ501へのmライン目の画像データの書き込みが行われると、処理したmラインが1ページ分の画像データの最終ラインであるかチェックする(ステップS112)。
ステップS112で、mラインが最終ラインでないと(ステップS112で、NOのとき)、傾き補正部408は、ステップS103に戻って、座標生成部411による次の1ラインの座標の生成処理から上記同様に処理する(ステップS103〜S112)。
一方、内部メモリライト部412は、図9のステップS105で、分割領域毎の最小Y座標値を検出すると、図10に示すように、最小Y座標値が更新されるかチェックする(ステップS113)。内部メモリライト部412は、最小Y座標値が更新されていると(ステップS113で、YESのとき)、更新された座標に従って、内部メモリ413へ画像データを書き込む(ステップS114)。内部メモリライト部412は、この内部メモリ413への画像データの書き込みにおいては、内部メモリ413のm個のSRAMのn個全ての分割領域に対して1ライン分の画像データを書き込む。
傾き補正部408は、内部メモリライト部412による画像データの内部メモリ413への書き込みを行うと、mラインが1ページ分の画像データの最終ラインであるかチェックする(ステップS112)。
ステップS113で、最小Y座標値が更新されていないと(ステップS113で、NOのとき)、内部メモリライト部412は、画像データの内部メモリ413への書き込みを行わず、傾き補正部408が、最終ラインであるかチェックする(ステップS112)。
ステップS112で、mラインが最終ラインでないと(ステップS112で、NOのとき)、傾き補正部408は、ステップS103に戻って、座標生成部411による次の1ラインの座標の生成処理から上記同様に処理する(ステップS103〜S112)。
ステップS112で、mラインが最終ラインであると(ステップS112で、YESのとき)、傾き補正部408は、傾き補正処理を終了する。
このように、入力される画像データを、内部メモリ413を介して画像メモリ501に保管する際に、該画像データを主走査方向に均等に複数に分割しつつ傾き補正を行いつつ内部メモリ413に保管して、画像メモリ501へ読み出している。したがって、画像データの傾き補正を適切に行いつつ、アドレス生成回路を簡単な回路構成として、コストを削減することができる。
なお、上記説明においては、内部メモリ413を、m個(8個)のSRAMで構成するとともに、主走査方向においてn個(16個)に分割して、画像データの書き込みと読み出しを行っている。内部メモリ413は、上記構成に限るものではない。例えば、図16に示すように、内部メモリ413は、m個のSRAMで構成されているが、主走査方向でn個に領域区分されていなくてもよい。図16は、図12(a)の破線丸範囲が同じSRAMで構成されている場合が示されており、破線の施されている矩形領域が画像データの書き込まれている領域である。図16において、主走査方向の太線は、最小Y座標を示しており、随時、更新してアドレス生成に使用される。
このように、内部メモリ413を、m個のライン領域のみに区分して、n×m個に領域に区分しないと、n×mの分割領域毎に領域分割された場合に比較して、ハードウェア構成を簡素化することができ、より一層コストを削減することができる。
また、上記説明においては、主に、スキャナ100で原稿の画像を読み取ったときの傾きの存在する画像データについて説明したが、上述のように、外部装置GS等から入力される画像データに対しても、同様に適用することができる。
なお、外部装置GSからの画像データに対する傾き補正は、入力画像データに傾きがある場合と、入力画像データに傾きはないとして、出力する転写紙等の出力媒体に傾きがある場合とがある。入力画像データに傾きがある場合は、複合装置1は、該傾きを示す情報が外部装置GSから画像データとともに送られてくるときには、上記スキャナ100で読み取った場合と同様に処理することで対応することができる。
ところが、入力画像データに傾きがないときには、複合装置1は、出力媒体の傾きに対して該傾きを相殺する状態で、画像データを傾けて出力することで、出力媒体に対して傾きがない状態で画像を出力することができる。
すなわち、複合装置1は、例えば、外部装置GSから受信した画像データに基づいてプリンタ200で画像を印刷出力する場合、画像データをビットマップデータに変換して、画像メモリ501に蓄積する。そして、複合装置1は、感光体ドラム202、すなわち、印刷部へ搬送される転写紙の傾きを、転写紙の搬送路上に配置された傾きセンサによって検出して、傾き情報を傾き補正部408へ送る。このような転写紙の傾きは、搬送路の機械的精度や内部の温度等のさまざまな要因で発生する。
この場合、傾き補正部408は、入力画像データを傾き補正することなくそのまま画像メモリ501に蓄積すると、図17(a)に示すように、画像メモリ501のメモリ領域に傾きなく蓄積される。ところが、転写紙が、例えば、17(c)に破線で示すように、右に傾いていると、そのまま画像メモリ501から読み出してプリンタ200で印刷出力すると、転写紙に対して画像が傾いて印刷される。
そこで、本実施例の複合装置1は、入力画像データを画像メモリ501へ書き込む際に、傾き補正部408で、図17(b)に示すように、転写紙の傾きを相殺する傾き補正を画像データに施した後、画像メモリ501へ蓄積する。
このように傾けた状態で画像メモリ501から画像データを読み出すことで、図17(c)に破線で示す転写紙に対して画像の傾きが補正された状態で印刷出力される。
したがって、転写紙等の出力媒体が傾いている場合に、該出力媒体の傾きに合わせて画像データを傾いた状態で、安価にアドレス調整して出力させることができ、安価に、かつ、画像を適切な向きで出力させることができる。
なお、図17において、実線で示す内枠の領域が画像データのページサイズを示しており、外枠の領域が画像メモリ501の画像領域である。このように、実際の画像データのページサイズよりも大きいメモリサイズが画像メモリ501に確保されていることで、画像データを傾けた状態で、画像メモリ501へ格納することができる。
そして、傾けた画像データを画像メモリ501から読み出すと、内枠と外枠の間の領域のデータも読み出すことになる。この枠間領域にノイズとなるデータがあると、画像品質が劣化する。
そこで、本実施例の複合装置1は、画像メモリ501への空データの書き込みを、画像データを画像メモリ501へ書き込む前に、CPU401によって行っている。
したがって、傾き補正後の出力画像に異常画像が混入することを防止することができ、出力画像データの画像品質を向上させることができる。
このように、本実施例の複合装置1は、その画像処理装置である傾き補正部408が、入力される画像データと該画像データの出力先の出力媒体との相対的な傾きを示す傾き情報に基づいて、該画像データの該出力媒体との関係における各画素の画素位置を示すX方向(主走査方向)及びY方向(副走査方向)の座標情報を生成する座標生成部(座標生成手段)411と、複数ライン分の記憶領域を有する内部メモリ(一時記憶手段)413と、前記座標情報に基づいて前記画像データを前記内部メモリ413に書き込む内部メモリライト部(一時書込手段)412と、前記内部メモリ413を主走査方向において複数の均等な分割領域に分割して、該分割領域毎に、前記座標情報から該画像データの該分割領域の副走査方向における領域開始座標となる最小Y座標(最小副走査座標)を検出する最小Y座標検出部(最小副走査座標検出手段)414と、検出された前記分割領域毎の前記最小Y座標に基づいて、前記内部メモリ413から画像データを読み出す読出アドレス及び該画像データを画像メモリ(画像記憶手段)501へ書き込む書込アドレスを生成するアドレス発生部(アドレス生成手段)415と、前記最小Y座標検出部414の検出する前記最小Y座標が更新される毎に、前記分割領域単位で、前記読出アドレスに基づいて前記内部メモリ413から前記画像データを読み出し、前記書込アドレスに基づいて前記画像メモリ501へ該画像データを書き込むメモリ制御部(データ転送手段)416と、を備えている。
したがって、入力される画像データを、内部メモリ413を介して傾き補正を行って画像メモリ501に保管する際に、該画像データを主走査方向に均等に複数に分割して内部メモリ413に保管して傾き補正を行った状態で読み出すことができる。その結果、アドレス生成を簡単な回路構成で行うことができるとともに、安価に画像データの傾きを補正することができる。
また、本実施例の複合装置1は、その傾き補正部408が、入力される画像データと該画像データの出力先の出力媒体との相対的な傾きを示す傾き情報に基づいて、該画像データの該出力媒体との関係における各画素の画素位置を示す主走査方向及び副走査方向の座標情報を生成する座標生成処理ステップと、前記座標情報に基づいて前記画像データを、複数ライン分の記憶領域を有する内部メモリ413に書き込む一時書込処理ステップと、前記内部メモリ413を主走査方向において複数の均等な分割領域に分割して、該分割領域毎に、前記座標情報から該画像データの該分割領域のY方向(副走査方向)における領域開始座標となる最小Y座標を検出する最小副走査座標検出処理ステップと、検出された前記分割領域毎の前記最小副走査座標に基づいて、前記内部メモリ413から画像データを読み出す読出アドレス及び該画像データを画像メモリ501へ書き込む書込アドレスを生成するアドレス生成処理ステップと、前記最小副走査座標検出処理ステップで検出された前記最小副走査座標が更新される毎に、前記分割領域単位で、前記読出アドレスに基づいて前記内部メモリ413から前記画像データを読み出し、前記書込アドレスに基づいて前記画像メモリ501へ該画像データを書き込むデータ転送処理ステップと、を有する画像処理方法を実行する。
したがって、入力される画像データを、内部メモリ413を介して傾き補正を行って画像メモリ501に保管する際に、該画像データを主走査方向に均等に複数に分割して内部メモリ413に保管して傾き補正を行った状態で読み出すことができる。その結果、アドレス生成を簡単な回路構成で行うことができるとともに、安価に画像データの傾きを補正することができる。
さらに、本実施例の複合装置1は、その傾き補正部408が、コンピュータに、入力される画像データと該画像データの出力先の出力媒体との相対的な傾きを示す傾き情報に基づいて、該画像データの該出力媒体との関係における各画素の画素位置を示す主走査方向及び副走査方向の座標情報を生成する座標生成処理と、前記座標情報に基づいて前記画像データを、複数ライン分の記憶領域を有する内部メモリ413に書き込む一時書込処理と、前記内部メモリ413を主走査方向において複数の均等な分割領域に分割して、該分割領域毎に、前記座標情報から該画像データの該分割領域の副走査方向における領域開始座標となる最小Y座標を検出する最小副走査座標検出処理と、検出された前記分割領域毎の前記最小副走査座標に基づいて、前記内部メモリ413から画像データを読み出す読出アドレス及び該画像データを画像メモリ501へ書き込む書込アドレスを生成するアドレス生成処理と、前記最小副走査座標検出処理で検出された前記最小副走査座標が更新される毎に、前記分割領域単位で、前記読出アドレスに基づいて前記内部メモリ413から前記画像データを読み出し、前記書込アドレスに基づいて前記画像メモリ501へ該画像データを書き込むデータ転送処理と、を実行させるプログラムを搭載している。
したがって、入力される画像データを、内部メモリ413を介して傾き補正を行って画像メモリ501に保管する際に、該画像データを主走査方向に均等に複数に分割して内部メモリ413に保管して傾き補正を行った状態で読み出すことができる。その結果、アドレス生成を簡単な回路構成で行うことができるとともに、安価に画像データの傾きを補正することができる。
また、本実施例の複合装置1の傾き補正部408は、前記内部メモリ413が、主走査方向において複数の前記分割領域に分割されている。
したがって、予め分割領域に分割されている内部メモリ413を利用して、画像データを主走査方向に均等に複数に分割して保管して傾き補正を行った状態で読み出すことができる。その結果、アドレス生成を簡単な回路構成で容易に行うことができるとともに、安価に画像データの傾きを補正することができる。
さらに、本実施例の複合装置1の傾き補正部408は、前記内部メモリライト部412が、前記座標情報の上位ビットに基づいて、前記一時記憶手段の主走査方向の前記分割領域を決定して、前記画像データを書き込む。
したがって、予め分割領域に分割されている内部メモリ413を利用して、画像データを主走査方向に均等に複数に分割して保管して傾き補正を行った状態で読み出すことができる。その結果、アドレス生成を簡単な回路構成で容易に行うことができるとともに、安価に画像データの傾きを補正することができる。
また、本実施例の複合装置1の傾き補正部408は、前記内部メモリライト部412が、前記座標情報の下位ビットに基づいて、前記内部メモリ413の複数のラインのうちアクセスするラインを決定して、前記画像データを書き込む。
したがって、予め分割領域に分割されている内部メモリ413を利用して、画像データを主走査方向に均等に複数に分割して保管して傾き補正を行った状態で読み出すことができる。その結果、アドレス生成を簡単な回路構成で容易に行うことができるとともに、安価に画像データの傾きを補正することができる。
さらに、本実施例の複合装置1の傾き補正部408は、前記内部メモリ413が、複数のラインメモリで構成され、各ラインメモリは、前記分割領域に非分割の状態である。
したがって、傾き補正部408のハードウェア構成をより一層簡素化することができ、アドレス生成を簡単な回路構成で行うことができるとともに、より一層安価に画像データの傾きを補正することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 複合装置
100 スキャナ
100a ADF
101 コンタクトガラス
102 圧板
103 第1走行体
104 照明ランプ
105 ミラー
106 第2走行体
107、108 ミラー
109 レンズ
110 3ラインCCDセンサ
G 原稿
200 プリンタ
200a ソータ
201 光書込ユニット
202 感光体ドラム
203 レーザ発光器
204 ポリゴンミラー
205 回転用モータ
206 fθレンズ
207 反射ミラー
211 感光体クリーニングユニット
212 除電ランプ
213 帯電器
214 電位センサ
215 リボルバー現像装置
215K〜215M 現像器
215KS、215CS、215MS、215YS 現像スリーブ
216 現像濃度パターン検知器
217 中間転写ベルト
218 駆動ローラ
219 転写対向ローラ
220 クリーニング対向ローラ
221 ベルト転写コロナ放電器
222 紙転写コロナ放電器
223 ベルトクリーニング装置
224 レジストローラ対
225 紙搬送ベルト
226 定着器
226A 定着ローラ
226B 加圧ローラ
227 排出ロール対
300 給紙部
301 転写紙カセット
310 手差し給紙トレイ
400 システムコントローラ
401 CPU
402 ROM/RAM
403 通信系I/F
404 圧縮/伸長器
405 内部バスI/F
406 画像出力用DMAC
407 PCI I/F
408 傾き補正部
409 外部メモリI/F
410 内部バス
411 座標生成部
412 内部メモリライト部
413 内部メモリ
414 最小Y座標検出部
415 アドレス発生部
416 メモリ制御部
501 画像メモリ
502 ファクシミリボード
503 操作ボード
504 PCIバス
NW ネットワーク
GS 外部装置
特開2004−170755号公報 特許5339824号公報

Claims (8)

  1. 入力される画像データと該画像データの出力先の出力媒体との相対的な傾きを示す傾き情報に基づいて、該画像データの該出力媒体との関係における各画素の画素位置を示す主走査方向及び副走査方向の座標情報を生成する座標生成手段と、
    複数ライン分の記憶領域を有する一時記憶手段と、
    前記座標情報に基づいて前記画像データを前記一時記憶手段に書き込む一時書込手段と、
    前記一時記憶手段を主走査方向において複数の均等な分割領域に分割して、該分割領域毎に、前記座標情報から該画像データの該分割領域の副走査方向における領域開始座標となる最小副走査座標を検出する最小副走査座標検出手段と、
    検出された前記分割領域毎の前記最小副走査座標に基づいて、前記一時記憶手段から画像データを読み出す読出アドレス及び該画像データを画像記憶手段へ書き込む書込アドレスを生成するアドレス生成手段と、
    前記最小副走査座標検出手段の検出する前記最小副走査座標が更新される毎に、前記分割領域単位で、前記読出アドレスに基づいて前記一時記憶手段から前記画像データを読み出し、前記書込アドレスに基づいて前記画像記憶手段へ該画像データを書き込むデータ転送手段と、
    を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記一時記憶手段は、
    主走査方向において複数の前記分割領域に分割されていることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記一時書込手段は、
    前記座標情報の上位ビットに基づいて、前記一時記憶手段の主走査方向の前記分割領域を決定して、前記画像データを書き込むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記一時書込手段は、
    前記座標情報の下位ビットに基づいて、前記一時記憶手段の複数のラインのうちアクセスするラインを決定して、前記画像データを書き込むことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記一時記憶手段は、
    複数のラインメモリで構成され、各ラインメモリは、前記分割領域に非分割の状態であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 画像読取手段で読み取った原稿の画像データを、画像処理部で画像処理した後、画像出力手段で出力媒体へ画像形成出力する画像形成装置であって、
    前記画像処理部として、請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像処理装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 入力される画像データと該画像データの出力先の出力媒体との相対的な傾きを示す傾き情報に基づいて、該画像データの該出力媒体との関係における各画素の画素位置を示す主走査方向及び副走査方向の座標情報を生成する座標生成処理ステップと、
    前記座標情報に基づいて前記画像データを、複数ライン分の記憶領域を有する一時記憶手段に書き込む一時書込処理ステップと、
    前記一時記憶手段を主走査方向において複数の均等な分割領域に分割して、該分割領域毎に、前記座標情報から該画像データの該分割領域の副走査方向における領域開始座標となる最小副走査座標を検出する最小副走査座標検出処理ステップと、
    検出された前記分割領域毎の前記最小副走査座標に基づいて、前記一時記憶手段から画像データを読み出す読出アドレス及び該画像データを画像記憶手段へ書き込む書込アドレスを生成するアドレス生成処理ステップと、
    前記最小副走査座標検出処理ステップで検出された前記最小副走査座標が更新される毎に、前記分割領域単位で、前記読出アドレスに基づいて前記一時記憶手段から前記画像データを読み出し、前記書込アドレスに基づいて前記画像記憶手段へ該画像データを書き込むデータ転送処理ステップと、
    を有していることを特徴とする画像処理方法。
  8. コンピュータに、
    入力される画像データと該画像データの出力先の出力媒体との相対的な傾きを示す傾き情報に基づいて、該画像データの該出力媒体との関係における各画素の画素位置を示す主走査方向及び副走査方向の座標情報を生成する座標生成処理と、
    前記座標情報に基づいて前記画像データを、複数ライン分の記憶領域を有する一時記憶手段に書き込む一時書込処理と、
    前記一時記憶手段を主走査方向において複数の均等な分割領域に分割して、該分割領域毎に、前記座標情報から該画像データの該分割領域の副走査方向における領域開始座標となる最小副走査座標を検出する最小副走査座標検出処理と、
    検出された前記分割領域毎の前記最小副走査座標に基づいて、前記一時記憶手段から画像データを読み出す読出アドレス及び該画像データを画像記憶手段へ書き込む書込アドレスを生成するアドレス生成処理と、
    前記最小副走査座標検出処理で検出された前記最小副走査座標が更新される毎に、前記分割領域単位で、前記読出アドレスに基づいて前記一時記憶手段から前記画像データを読み出し、前記書込アドレスに基づいて前記画像記憶手段へ該画像データを書き込むデータ転送処理と、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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