JP2017122825A - 光学シート、車両のウィンドウ - Google Patents
光学シート、車両のウィンドウ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017122825A JP2017122825A JP2016001468A JP2016001468A JP2017122825A JP 2017122825 A JP2017122825 A JP 2017122825A JP 2016001468 A JP2016001468 A JP 2016001468A JP 2016001468 A JP2016001468 A JP 2016001468A JP 2017122825 A JP2017122825 A JP 2017122825A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- optical sheet
- optical
- inclined surface
- optical shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】車両のウィンドウに貼り付けられ、映像源から投射された映像光の一部を視者側に反射させる光学シート20であって、第1傾斜面221a及び第2傾斜面221bを有する単位光学形状部221が複数配列された第1光学形状層22と、第1光学形状層22の単位光学形状部221が設けられた側に積層された第2光学形状層23と、第1傾斜面221a上の少なくとも一部に形成され、入射した光の一部を反射し、その他を透過させる反射層25と、前記第1光学形状層の前記単位光学形状部が設けられた側とは反対側の面に積層された粘着層26と、を備える。
【選択図】図3
Description
・第1の発明は、車両のウィンドウに貼り付けられ、映像源から投射された映像光の一部を視者側に反射させる光学シート(20、20A)であって、第1傾斜面(221a)及び第2傾斜面(221b)を有する単位光学形状部(221)が複数配列された第1光学形状層(22)と、前記第1光学形状層の前記単位光学形状部が設けられた側に積層された第2光学形状層(23)と、前記第1傾斜面上の少なくとも一部に形成され、入射した光の一部を反射し、その他を透過させる反射層(25)と、前記第1光学形状層の前記単位光学形状部が設けられた側とは反対側の面に積層された粘着層(26)と、を備える光学シートである。
・第2の発明は、第1の発明の光学シート(20、20A)であって、前記粘着層(26)の前記第1光学形状層(22)に積層された側とは反対側の面に積層された剥離紙(28)を備えることを特徴とする光学シートである。
・第3の発明は、第1又は第2の発明の光学シート(20、20A)であって、前記第1傾斜面(221a)において、前記反射層(25)及び前記反射層が形成されていない領域は、前記光学シートの厚み方向に垂直且つ前記単位光学形状部(221)の配列方向に垂直な方向に延在すると共に、前記単位光学形状部の配列方向に並んで設けられていることを特徴とする光学シートである。
・第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明に記載の光学シート(20、20A)であって、前記反射層(25)は、前記第1傾斜面(221a)上の一部に形成された金属層であることを特徴とする光学シートである。
・第5の発明は、第1から第4までのいずれかの発明の光学シート(20、20A)であって、前記第2光学形状層(23)の前記第1光学形状層(22)に積層された側とは反対側の面に積層された基材層(24)と、前記基材層の前記第2光学形状層に積層された側とは反対側の面に積層された保護層(27)と、を備えることを特徴とする光学シートである。
・第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明の光学シート(20、20A)であって、前記第1傾斜面(221a)上に前記反射層(25)が形成された特定領域と、前記第1傾斜面上に前記反射層が形成されていない非特定領域とを含むことを特徴とする光学シートである。
・第7の発明は、第1から第6までのいずれかの発明の光学シート(20、20A)が視者側に積層された車両のウィンドウである。
本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての例示であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
図1は、第1実施形態の表示装置10を配置した自動車1の運転席周辺を示す図である。図1(a)は、自動車1の運転席からフロントウィンドウW1側(自動車1の進行方向)を見た状態を示す図である。図1(b)は、運転席から見たときの右サイドウィンドウW2を説明する図である。図2は、第1実施形態の表示装置10を説明する図である。
図3は、第1実施形態の光学シート20を説明する図であり、図2に示す光学シート20の断面をより詳細に示している。
図3に示すように、光学シート20は、第1基材部21、第1光学形状層22、第2光学形状層23及び第2基材部(基材層)24を備えている。また、光学シート20には、粘着層26及び保護層27が積層されている。
第2傾斜面221bは、映像源11から投射された映像光が直接入射しない面である。
また、本実施形態の反射層25は、第1傾斜面221aの映像光の反射に寄与しない部分に設けられていないので、第1傾斜面221aの全面に反射層を形成した場合と比較しても、反射層25で反射する光量が低減することはない。
映像源11(図1参照)から単位光学形状部221に入射した映像光のうち、一部の映像光L1は、図3に示すように、第1傾斜面221aの反射層25において−Y側に反射して、運転者の眼Eに向けて出光する。また、他の映像光L2は、ハーフミラー状に形成された反射層25を透過した後、単位光学形状部221、第1基材部21等を透過して、右サイドウィンドウW2(図2参照)の背面側(+Y側)から外部に出光する。
また、第1傾斜面221aの反射層25に入射した他の外界の光G2は、その一部が反射層25によって光学シート20の背面側へ反射する(不図示)。しかし、その他の外界の光G2は、ハーフミラー状に形成された反射層25を透過して、運転者の眼Eに向けて出光する。
図4は、本実施形態の光学シート20の製造方法を説明する図である。図4の各分図は、光学シート20の製造過程を示している。
まず、図4(a)に示すように、単位光学形状部221に対応する凹凸形状が設けられた金型(不図示)を使用して、光学シート20を構成する第1光学形状層22を押出成形法、射出成形法等により形成する。第1基材部21は、形成された第1光学形状層22の背面側に貼り付けられる。
次に、図4(c)に示すように、第1光学形状層22の単位光学形状部221が形成された側の面に、第2光学形状層23を構成する樹脂を充填し、平坦面が形成された金型(不図示)によって押圧する。硬化後、金型から離型する等により、第2光学形状層23が形成される。
次に、図4(e)に示すように、第2基材部24の第2光学形状層23に積層された側とは反対側の面に保護層27を形成する。
次に、図4(f)に示すように、第1基材部21の第1光学形状層22に積層された側とは反対側の面に粘着層26を形成する。
次に、図4(g)に示すように、粘着層26の第1基材部21に積層された側とは反対側の面に剥離紙28を貼り付ける。剥離紙28は、紙片等の基材(不図示)の片面に剥離層を形成したものである。この剥離層は、例えば、基材にシリコン樹脂を含む溶剤を塗布した後、硬化させることにより形成することができる。
光学シート20は、剥離紙28が付いた状態で積層して保管することができる。光学シート20の施工者は、光学シート20から剥離紙28を剥がし、右サイドウィンドウW2の内側(室内側)の全面に貼り付けることにより、光学シート20を右サイドウィンドウW2に実装することができる。
第1実施形態の表示装置10において、映像源11は、天井部5に配置されている。そのため、表示装置10を自動車1に実装した場合、内装パネル2のスペースを有効に利用することができる。
第1実施形態の光学シート20は、右サイドウィンドウW2の内側の全面に貼り付けられている。そのため、右サイドウィンドウW2の昇降を繰り返した場合でも、光学シート20の端部が剥がれる等の不具合を生じにくい。
次に、第2実施形態の表示装置10Aについて説明する。
第2実施形態の説明及び参照する図面において、第1実施形態と同等の機能を果たす部材、装置等には、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図5は、第2実施形態の表示装置10Aを配置した自動車1Aの運転席周辺を示す図である。図6は、第2実施形態の表示装置10Aを説明する図である。なお、図6に示すフロントウィンドウW1は、実際には傾斜しているが、上下方向(Z方向)と平行に図示している。
第2実施形態の映像源11は、内装パネル2の上に配置されている。そのため、映像源11は、図6に示すように、光学シート20Aに対して上向きに映像光を投射する。
第2実施形態の光学シート20Aは、図6に示すように、単位光学形状部221(第1光学形状層22)の配列方向(Z方向)における第1傾斜面221a及び第2傾斜面221bの向きが第1実施形態の光学シート20と相違する。すなわち、第2実施形態の光学シート20Aにおいて、第1傾斜面221aは、映像源11から上向きに投射された映像光と対向するように、斜め下方向(−Z方向)に向くように形成されている。光学シート20Aのその他の構成は、第1実施形態の光学シート20と同じである。
本変形形態の説明において、「実施形態」とは、第1実施形態及び第2実施形態を含む。そのため、例えば、光学シート20は、光学シート20Aであってもよい。
(1)上述した実施形態の光学シート20は、助手席側の左サイドウィンドウW3に設けてもよいし、運転席側の右サイドウィンドウW2及び助手席側の左サイドウィンドウW3の両方に設けてもよい。また、光学シート20は、自動車1の側面側のウィンドウであれば、どのウィンドウに設けてもよい。例えば、光学シート20を、リアのサイドウィンドウに設けてもよい。このように、光学シート20に表示された映像を見るのは、運転者に限らず、助手席又は後部座席に座っている同乗者であってもよい。すなわち、本発明に係る表示装置の「視者」には、自動車1の運転者だけでなく、同乗者も含まれる。
11 映像源
20(20A) 光学シート
22 第1光学形状層
23 第2光学形状層
25 反射層
221a 第1傾斜面
221b 第2傾斜面
Claims (7)
- 車両のウィンドウに貼り付けられ、映像源から投射された映像光の一部を視者側に反射させる光学シートであって、
第1傾斜面及び第2傾斜面を有する単位光学形状部が複数配列された第1光学形状層と、
前記第1光学形状層の前記単位光学形状部が設けられた側に積層された第2光学形状層と、
前記第1傾斜面上の少なくとも一部に形成され、入射した光の一部を反射し、その他を透過させる反射層と、
前記第1光学形状層の前記単位光学形状部が設けられた側とは反対側の面に積層された粘着層と、
を備える光学シート。 - 請求項1に記載の光学シートであって、
前記粘着層の前記第1光学形状層に積層された側とは反対側の面に積層された剥離紙を備えること、
を特徴とする光学シート。 - 請求項1又は請求項2に記載の光学シートであって、
前記第1傾斜面において、前記反射層及び前記反射層が形成されていない領域は、前記光学シートの厚み方向に垂直且つ前記単位光学形状部の配列方向に垂直な方向に延在すると共に、前記単位光学形状部の配列方向に並んで設けられていること、
を特徴とする光学シート。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の光学シートであって、
前記反射層は、前記第1傾斜面上の一部に形成された金属層であること、
を特徴とする光学シート。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の光学シートであって、
前記第2光学形状層の前記第1光学形状層に積層された側とは反対側の面に積層された基材層と、
前記基材層の前記第2光学形状層に積層された側とは反対側の面に積層された保護層と、
を備えることを特徴とする光学シート。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の光学シートであって、
前記第1傾斜面上に前記反射層が形成された特定領域と、前記第1傾斜面上に前記反射層が形成されていない非特定領域とを含むこと、
を特徴とする光学シート。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の光学シートが視者側に積層された車両のウィンドウ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016001468A JP6836099B2 (ja) | 2016-01-07 | 2016-01-07 | 光学シート、車両のウィンドウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016001468A JP6836099B2 (ja) | 2016-01-07 | 2016-01-07 | 光学シート、車両のウィンドウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017122825A true JP2017122825A (ja) | 2017-07-13 |
JP6836099B2 JP6836099B2 (ja) | 2021-02-24 |
Family
ID=59305456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016001468A Active JP6836099B2 (ja) | 2016-01-07 | 2016-01-07 | 光学シート、車両のウィンドウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6836099B2 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0885363A (ja) * | 1994-09-16 | 1996-04-02 | Nissan Motor Co Ltd | ヘッドアップ型車両用表示装置 |
US20090015736A1 (en) * | 2005-11-01 | 2009-01-15 | Donnelly Corporation | Interior rearview mirror assembly with display |
WO2013190959A1 (ja) * | 2012-06-22 | 2013-12-27 | 旭硝子株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
JP2015210319A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | デクセリアルズ株式会社 | 光学部材及びその製造方法、並びに窓材及び建具 |
CN106959479A (zh) * | 2016-04-01 | 2017-07-18 | 江苏集萃智能液晶科技有限公司 | 一种光学膜 |
CN111149040A (zh) * | 2017-09-27 | 2020-05-12 | 奥迪股份公司 | 尤其用于车辆的显示装置以及带有这种显示装置的车辆 |
-
2016
- 2016-01-07 JP JP2016001468A patent/JP6836099B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0885363A (ja) * | 1994-09-16 | 1996-04-02 | Nissan Motor Co Ltd | ヘッドアップ型車両用表示装置 |
US20090015736A1 (en) * | 2005-11-01 | 2009-01-15 | Donnelly Corporation | Interior rearview mirror assembly with display |
WO2013190959A1 (ja) * | 2012-06-22 | 2013-12-27 | 旭硝子株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
JP2015210319A (ja) * | 2014-04-24 | 2015-11-24 | デクセリアルズ株式会社 | 光学部材及びその製造方法、並びに窓材及び建具 |
CN106959479A (zh) * | 2016-04-01 | 2017-07-18 | 江苏集萃智能液晶科技有限公司 | 一种光学膜 |
CN111149040A (zh) * | 2017-09-27 | 2020-05-12 | 奥迪股份公司 | 尤其用于车辆的显示装置以及带有这种显示装置的车辆 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6836099B2 (ja) | 2021-02-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2016088389A1 (ja) | 半透過型反射シート、導光板および表示装置 | |
JP5817904B1 (ja) | 導光板、表示装置 | |
JP7081705B2 (ja) | 反射スクリーン、映像表示装置 | |
JP5983790B2 (ja) | 半透過型反射シート、導光板、表示装置 | |
JP5843043B1 (ja) | 導光板、表示装置 | |
JP6659994B2 (ja) | 表示装置 | |
JP6027155B2 (ja) | 半透過型反射シート、表示装置 | |
JP7003971B2 (ja) | 表示装置 | |
JP5896075B1 (ja) | 導光板、表示装置 | |
JP6759618B2 (ja) | 光学部材、表示装置 | |
JP7176177B2 (ja) | 映像表示装置、車両 | |
JP7110575B2 (ja) | 映像表示装置、車両 | |
JP6540249B2 (ja) | 表示装置 | |
JP2016200682A (ja) | 光学部材、表示装置 | |
JP6836099B2 (ja) | 光学シート、車両のウィンドウ | |
JP6565458B2 (ja) | 光学シート、表示装置 | |
JP6733151B2 (ja) | 表示装置 | |
JP2017003664A (ja) | 光学部材、表示装置 | |
JP2017090860A (ja) | 表示装置 | |
JP6851715B2 (ja) | 光学部材の製造方法 | |
JP2016188962A (ja) | 半透過型反射シート、表示装置 | |
JP2020013044A (ja) | 反射スクリーン、映像表示装置 | |
JP6147311B2 (ja) | 半透過型反射シート、表示装置 | |
JP6565510B2 (ja) | 光学部材、表示装置 | |
JP7293731B2 (ja) | 光学部材の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160928 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181128 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191210 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200122 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200616 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200730 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200828 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210106 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210119 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6836099 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |