JP2017122534A5 - - Google Patents

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[1]給湯用熱交換器と、
前記給湯用熱交換器を加熱する給湯バーナと、
前記給湯用熱交換器と熱的に繋がっている、風呂追い焚き用熱交換器と、
前記風呂追い焚き用熱交換器を加熱する風呂バーナと、
前記給湯バーナと前記風呂バーナに共通に設けられて、これらに供給するガス量を調整するための比例弁と、
入側が給水元に接続され、前記給湯用熱交換器を経由して、出側が出湯先に接続される給湯経路と、
前記給湯経路の入側と出側とを前記給湯用熱交換器を迂回して接続するバイパス経路と、
前記バイパス経路に流す給水量を調整する混合弁と、
浴槽水を浴槽から取り込み、前記風呂追い焚き用熱交換器を経由して前記浴槽に戻すための風呂追い焚き回路と、
前記風呂追い焚き回路に浴槽水を循環させる循環ポンプと、
前記給湯バーナと前記風呂バーナの燃焼および前記混合弁の開度を制御する制御部と
を有し、
前記制御部は、給湯と風呂追い焚きを同時に行う場合に、給湯側を優先して前記比例弁の開度を制御すると共に、給湯単独使用の場合に比べて前記バイパス経路に流す給水量が増えるように前記混合弁の開度を調整して給湯設定温度の湯を作り出す
ことを特徴とする風呂給湯器。
上記発明では、給湯用熱交換器と風呂追い焚き用熱交換器は熱的に繋がっているので、同時燃焼時に給湯側の熱が風呂追い焚き側に伝熱する。そこで、給湯と風呂追い焚きを同時に行う場合は、給湯単独使用の場合に比べてバイパス経路に流す給水量が増えるように混合弁の開度を調整(大きくして給湯設定温度の湯を作り出す。すなわち、混合弁の開度を大にして(給水をたくさん混合して)給湯設定温度の湯を作るには、給湯用熱交換器で高温の湯を作る必要があるので混合弁を閉鎖する場合に比べて給湯用熱交換器が熱くなる。その結果、給湯用熱交換器から風呂追い焚き用熱交換器に伝わる熱量が増加して、同時燃焼時の風呂追い焚き用熱交換器での結露が防止される。なお、給湯単独使用の場合、混合弁は閉鎖もしくは少量開いた状態にされる。これにより、給湯用熱交換器に多量の給水が流れて給湯用熱交換器が高温にならず、熱効率を高めることができる。熱的に繋がる例として、たとえば、給湯用熱交換器と風呂追い焚き用熱交換器のフィンが繋がっている場合や、缶体内を仕切る仕切り板や缶体そものもを介して伝熱する場合などがある。
[2]前記制御部は、給湯と風呂追い焚きを同時に行う場合に前記混合弁の開度を給湯単独使用の場合と同じに制御したならば前記風呂追い焚き用熱交換器で結露するか否かを判定し、結露すると判定した場合に、前記混合弁の開度を、給湯単独使用の場合に比べて前記バイパス経路に流す給水量が増えるように調整する
ことを特徴とする[1]に記載の風呂給湯器。
[4]前記制御部は、給湯と風呂追い焚きを同時に行う場合に、給湯単独使用の場合に比べて前記バイパス経路に流す給水量が増えるように前記混合弁の開度を調整して給湯設定温度の湯を作り出しても前記風呂追い焚き用熱交換器で結露するか否かを判定し、結露すると判定した場合は、前記給湯バーナへのガスの供給を遮断する
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1つに記載の風呂給湯器。
そこで、本実施の形態に係る風呂給湯器10は、図2で説明した、給湯用熱交換器22側からフィン25等を通じた風呂用熱交換器32への伝熱を有効利用して、結露の発生を抑制する。具体的には、給湯と風呂追い焚きを同時使用する場合には、給湯単独使用の場合に比べて、バイパス混合弁55の開度を大きくして(給水をたくさん混合して)給湯設定温度の湯を作り出す。

Claims (6)

  1. 給湯用熱交換器と、
    前記給湯用熱交換器を加熱する給湯バーナと、
    前記給湯用熱交換器と熱的に繋がっている、風呂追い焚き用熱交換器と、
    前記風呂追い焚き用熱交換器を加熱する風呂バーナと、
    前記給湯バーナと前記風呂バーナに共通に設けられて、これらに供給するガス量を調整するための比例弁と、
    入側が給水元に接続され、前記給湯用熱交換器を経由して、出側が出湯先に接続される給湯経路と、
    前記給湯経路の入側と出側とを前記給湯用熱交換器を迂回して接続するバイパス経路と、
    前記バイパス経路に流す給水量を調整する混合弁と、
    浴槽水を浴槽から取り込み、前記風呂追い焚き用熱交換器を経由して前記浴槽に戻すための風呂追い焚き回路と、
    前記風呂追い焚き回路に浴槽水を循環させる循環ポンプと、
    前記給湯バーナと前記風呂バーナの燃焼および前記混合弁の開度を制御する制御部と
    を有し、
    前記制御部は、給湯と風呂追い焚きを同時に行う場合に、給湯側を優先して前記比例弁の開度を制御すると共に、給湯単独使用の場合に比べて前記バイパス経路に流す給水量が増えるように前記混合弁の開度を調整して給湯設定温度の湯を作り出す
    ことを特徴とする風呂給湯器。
  2. 前記制御部は、給湯と風呂追い焚きを同時に行う場合に前記混合弁の開度を給湯単独使用の場合と同じに制御したならば前記風呂追い焚き用熱交換器で結露するか否かを判定し、結露すると判定した場合に、前記混合弁の開度を、給湯単独使用の場合に比べて前記バイパス経路に流す給水量が増えるように調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の風呂給湯器。
  3. 前記給湯バーナは、複数のサブバーナで構成されており、
    前記制御部は、給湯と風呂追い焚きを同時に行う場合は、前記複数のサブバーナのうち前記風呂追い焚き用熱交換器に最も近いものを優先して燃焼させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の風呂給湯器。
  4. 前記制御部は、給湯と風呂追い焚きを同時に行う場合に、給湯単独使用の場合に比べて前記バイパス経路に流す給水量が増えるように前記混合弁の開度を調整して給湯設定温度の湯を作り出しても前記風呂追い焚き用熱交換器で結露するか否かを判定し、結露すると判定した場合は、前記給湯バーナへのガスの供給を遮断する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の風呂給湯器。
  5. 前記風呂追い焚き用熱交換器への入水温度を検出する温度センサをさらに有し、
    前記制御部は、前記温度センサの検出温度と前記風呂バーナの燃焼量に前記給湯用熱交換器側から前記風呂追い焚き用熱交換器へ伝わる熱量を加味して、前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項2または4に記載の風呂給湯器。
  6. 前記風呂追い焚き用熱交換器は、潜熱および顕熱を回収する潜熱回収型熱交換器である
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1つに記載の風呂給湯器。
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