JP2017122359A - 路面乾燥装置及び路面乾燥方法 - Google Patents

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正毅 池内
Masaki Ikeuchi
正毅 池内
泰生 山崎
Yasuo Yamazaki
泰生 山崎
潤一 芳賀
Junichi Haga
潤一 芳賀
圭祐 伊藤
Keisuke Ito
圭祐 伊藤
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【課題】中間材を路面に塗布又は貼付する前に、湿潤状態の路面を効率的に乾燥させる路面乾燥装置及び路面乾燥方法の提供。
【解決手段】路面乾燥装置1は、路面R上を走行可能な自走機械2と、自走機械2に搭載され、熱風を生成する熱風発生源3と、自走機械2に取り付けられ、熱風発生源3から供給された熱風を内部に充満させ、下部開口41bを介して路面Rに熱風を送風する熱風チャンバとを備えている。また前記熱風チャンバを取り付けた自走機械2を移動させ、熱風の送風範囲をスライドさせる。
【選択図】図2

Description

本発明は、橋や道路の路面上に防水材や接着剤等の中間材を塗布又は貼付した後に舗装体を舗装する道路舗装工事において、中間材を路面に塗布又は貼付する前に、路面を乾燥させる路面乾燥装置及び路面乾燥方法に関する。
従来より、道路舗装工事では、コンクリート又は鋼製床版等の表面(以下、「路面」と称す)に防水材を塗布してから舗装体を敷設する。また、防水機能に加えて、路面と舗装体とを強固に接着させるために溶剤系プライマー等の接着剤を路面上に塗布させることがある。さらに、傷んだ舗装体を切削除去し、接着剤を塗布した後に新たな舗装体を施工して修繕を行う切削オーバーレイ工法がある。このように接着剤や防水材(以下、併せて「中間材」と称す)を介在させることにより、舗装体を長期に亘って供用させることができる。
特許文献1には、コンクリート等の路面上に、合成樹脂等を塗布して形成された防水層、粒状又はシート状の熱硬化性樹脂及びアスファルト舗装層をこの順で積層する舗装道路の床版防水施工法が開示されており、防水層とアスファルト舗装層との間に介在する熱硬化性樹脂は、アスファルト舗装層を形成する際に、加熱アスファルト合材の保有熱を利用して溶融・流動化し、防水層及びアスファルト舗装層に浸透して、接着面積が増加するものである。
特開2004−183356号公報
ところで、降雨や結露によって路面が滞水することがある。また、切削オーバレイ工法では、切削工程で防塵のために散水した水分や削り残しの舗装体等を路面から除去するために清掃を行うが、時にはウォータージェット等による水を介した路面研掃を行うことがあるため、路面が滞水しがちである。しかしながら、上述したような方法では、路面が湿っていると、中間材を介した舗装体が路面に密着せず、雨水が舗装界面に浸水したり、舗装体が路面から剥離するおそれがあるという問題があった。
このような問題に対して、路面が著しく滞水している場合に、ゴムレーキでしごき切ったり、布、スポンジ又は吸水可能な電動掃除機等で水分を極力除去した後に、送風機やバーナで路面を乾燥させることが行われている。
このような小面積毎に路面を乾燥させると、路面全体を効率的かつ均一に乾燥させることが難しい。また、バーナの火炎が路面に当たると路面に急激な温度変化が生じるため、セメントコンクリートではひび割れや表面解離、アスファルトでは溶融や炭化が生じる等、路面性状が劣化するおそれがあった。
そこで、中間材を路面に塗布又は貼付する前に、湿潤状態の路面を効率的に乾燥させるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は、この課題を解決することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために提案するものであり、請求項1記載の発明は、路面と舗装体との間に介在させる中間材を前記路面に塗布又は貼付する前に前記路面を乾燥させる路面乾燥装置において、前記路面上を走行可能な自走機械と、該自走機械に搭載され、熱風を生成する熱風発生源と、前記自走機械に取り付けられ、前記熱風発生源から供給された熱風を内部に充満させ、下部開口を介して前記路面に熱風を送風する熱風チャンバと、を備えている路面乾燥装置を提供する。
この構成によれば、熱風が熱風チャンバ内に充満した後に下部開口から路面に向かって送風されることにより、路面には穏やかな風勢の熱風が送風されると共に下部開口の開口面積に応じた熱風の送風範囲内を均一に乾燥させることができる。また、自走機械を移動させて、熱風の送風範囲を自走機械の進行方向に沿って一定速度で移動させることができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記熱風チャンバは、前記下部開口及び前記熱風が流入する上部開口が形成されたカバーと、前記上部開口から流入する熱風を前記カバー内に拡散させる邪魔板と、を備えている路面乾燥装置を提供する。
この構成によれば、カバー内に流入した熱風が邪魔板に当たってカバー内に拡散されることにより、カバー内の温度むらが低減されるため、熱風の送風範囲内をさらに均一に乾燥することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明の構成に加えて、前記熱風チャンバに対して前記自走機械の進行方向の前方に配置され、前記路面に向けてエアーを吐出するスリットノズルを備えている路面乾燥装置を提供する。
この構成によれば、熱風チャンバが路面を乾燥させる前に、スリットノズルから吐出されたエアーが路面上の異物や滞水を吹き飛ばすため、路面を効率的に乾燥させることができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に加えて、前記スリットノズルが吐出するエアーは、前記熱風発生源から供給される熱風である路面乾燥装置を提供する。
この構成によれば、スリットノズルから高温のエアーが吐出されることで、エアーが、路面上の異物や滞水を吹き飛ばすと共に路面を予備乾燥するため、路面をさらに効率的に乾燥させることができる。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の発明の構成に加えて、前記スリットノズルの吐出口は、前記エアーの送風方向が前記自走機械の進行方向に対して鋭角になるように配置されている路面乾燥装置を提供する。
この構成によれば、エアーが、路面上の異物や滞水を自走機械の進行方向の前方に吹き飛ばすため、熱風チャンバから送風される熱風が、効率的に乾燥させることができる。
請求項6記載の発明は、路面と舗装体との間に介在させる中間材を前記路面に塗布又は貼付する前に前記路面を乾燥させる路面乾燥方法において、熱風発生源が熱風を生成する工程と、前記熱風を前記熱風チャンバ内に充満させる工程と、前記熱風チャンバの下部開口を介して前記路面に前記熱風を送風する工程と、前記熱風チャンバを取り付けた自走機械を移動させ、前記熱風の送風範囲をスライドさせる工程と、を含む路面乾燥方法を提供する。
この構成によれば、熱風が熱風チャンバ内に充満した後に下部開口から路面に向かって送風されることにより、路面には穏やかな風勢の熱風が送風されると共に下部開口の開口面積に応じた熱風の送風範囲内を均一に乾燥させることができる。また、自走機械を移動させて、熱風の送風範囲を自走機械の進行方向に沿って移動させることができる。
本発明は、熱風発生源で生成された熱風が、熱風チャンバ内に充満された後に路面に送風されることにより、熱風の送風範囲内を穏やかな風勢の熱風で均一に乾燥することができる。また、自走機械を移動させて、熱風の送風範囲を自走機械の進行方向に沿って移動させることができる。
本発明の第1実施例に係る路面乾燥装置を示す平面図。 図1に示す路面乾燥装置の側面図。 熱風チャンバを示す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)はA−A線断面図、(d)は底面図である。 熱風チャンバがリフトアップされた状態を示す側面図。 スリットノズルがリフトアップされた状態を示す側面図。
本発明は、中間材を路面に塗布又は貼付する前に、湿潤状態の路面を効率的に乾燥させるために、路面と舗装体との間に介在させる中間材を路面に塗布又は貼付する前に路面を乾燥させる路面乾燥装置において、路面上を走行可能な自走機械と、自走機械に搭載され、熱風を生成する熱風発生源と、自走機械に取り付けられ、熱風発生源から供給された熱風を内部に充満させ、下部開口を介して路面に熱風を送風する熱風チャンバと、を備えていることにより実現した。
また、本発明は、中間材を路面に塗布又は貼付する前に、湿潤状態の路面を効率的に乾燥させるために、路面と舗装体との間に介在させる中間材を路面に塗布又は貼付する前に路面を乾燥させる路面乾燥方法において、熱風発生源が熱風を生成する工程と、熱風を熱風チャンバ内に充満させる工程と、熱風チャンバの下部開口を介して路面に熱風を送風する工程と、熱風チャンバを取り付けた自走機械を移動させ、熱風の送風範囲をスライドさせる工程と、を含むことにより実現した。
以下、本発明の一実施例に係る路面乾燥装置1ついて、図面に基づいて説明する。なお、以下の実施例において、構成要素の数、数値、量、範囲等に言及する場合、特に明示した場合及び原理的に明らかに特定の数に限定される場合を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも構わない。
また、構成要素等の形状、位置関係に言及するときは、特に明示した場合及び原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似又は類似するもの等を含む。
また、図面は、特徴を分かり易くするために特徴的な部分を拡大する等して誇張する場合があり、構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。
図1は、路面乾燥装置1を示す平面図である。図2は、路面乾燥装置1の側面図である。図3は、補助輪41cを省略した熱風チャンバ4を示す図である。図4は、熱風チャンバ4がリフトアップされた状態を示す側面図である。図5は、スリットノズル6がリフトアップされた状態を示す側面図である。
路面乾燥装置1は、切削オーバレイ工法で再舗装される道路舗装工事等に用いられる。切削オーバレイ工法では、図示しない路面切削機が、傷んだ舗装路面を切削した後に、セメントコンクリート、アスファルト舗装や鋼製床版等の表面である路面R上にアスファルト舗装層(舗装体)を形成して新たな路面を再舗装する。路面乾燥装置1は、路面Rと舗装体との間に介在される防水材や接着剤等の中間材を路面R上に塗布又は貼付する前に、路面Rを乾燥させる際に用いられる。なお、以下では、「乾燥」とは、路面Rの水分量がゼロである状態のみを意図するものではなく、路面Rと中間材とが密着可能な程度に水分が残存している状態も含む。
図1〜3に示すように、路面乾燥装置1は、自走機械2と、熱風発生源3と、熱風チャンバ4と、を備えている。
自走機械2は、路面R上を進行方向Dに移動可能な車両である。自走機械2の駆動源は、エンジン又は電気モータの何れであっても構わない。自走機械2には、オペレータが座る座席21と、自走機械2を操向操作するハンドル22と、各種装置に給電する発電機23と、が設けられている。
熱風発生源3は、自走機械2に搭載されている。熱風発生源3は、図示しない燃料タンク内に貯蔵された燃料、例えば灯油を燃焼させて熱風を生成する。熱風発生源3で生成された熱風は、可撓性の熱風ダクト31を介して熱風チャンバ4に供給される。
熱風チャンバ4は、自走機械2の先端に接続機構5を介して取り付けられている。熱風チャンバ4は、カバー41と、邪魔板42と、蓋部43と、を備えている。
カバー41の上面には、上部開口41aが形成されている。熱風ダクト31の末端は、上部開口41aに接続されている。
カバー41の底面には、下部開口41bが形成されている。下部開口41bの開口面積は、カバー41の底面の面積と略同一である。下部開口41bの幅寸法は、自走機械2の幅寸法と略同一に設定されている。熱風発生源3から供給された熱風は、下部開口41bを介して路面Rに向けて送風される。
カバー41の四隅には、補助輪41cが設けられており、補助輪41cの取付位置を調整することで、カバー41と路面Rとの距離を任意に変更することができる。
邪魔板42は、熱風チャンバ4を1次チャンバC1と2次チャンバC2とに仕切るように配置されている。また、邪魔板42は、上部開口41aの下方に配置され、熱風の風向に対して垂直になるように設けられている。邪魔板42には、第1の通風口42aと、第1の通風口42aより大径の第2の通風口42bと、が設けられている。なお、邪魔板42は、カバー41内に流入する熱風をカバー41内に拡散するものであれば、形状や配置位置は如何なるものでも構わない。
蓋部43は、下部開口41bに嵌合されている。蓋部43は、格子状のメッシュ板や多数の孔が設けられたパンチングメタル又はエキスパンドメタル等であり、路面R上の異物等がカバー41内に侵入することを抑制すると共に、熱風チャンバ4内に充満させた熱風の流れを整えることで熱風をムラなく路面Rに吹き付けることができる。
接続機構5は、自走機械2の先端に立設された第1のフレーム51と、カバー41に連結された第2のフレーム52と、第1のフレーム51の基部と第2のフレーム52との間に配設された2本のリンクアーム53と、第1のフレーム51の上部と第2のフレーム52との間に配設された2本の昇降シリンダ54と、を備えている。
第1のフレーム51は、門型に形成され、下端が自走機械2に連結されている。
第2のフレーム52は、スライドシリンダ55を介してカバー41に連結されている。具体的には、第2のフレーム52の下部中央には、幅方向Wに延伸したシリンダ55aが接続されている。また、カバー41の上面には、シリンダ55a内を進退自在なロッド55bが取り付けられている。したがって、ロッド55bを図示しない駆動源でシリンダ55aに対して相対的にスライドさせることにより、カバー41は、幅方向Wに移動可能であるため、自走機械2が寄ることが難しい路面Rの際まで熱風を送風することができる。
リンクアーム53の後端は、第1のフレーム51の基部にヒンジ接続され、リンクアーム53の先端は、第2のフレーム52に接続されている。これにより、図4に示すように、カバー41は、昇降シリンダ54の伸縮に応じて、リンクアーム53の後端を中心に昇降可能である。
路面乾燥装置1には、スリットノズル6が設けられている。スリットノズル6は、カバー41の前方に配置され、カバー41に連結された第3のフレーム61に吊設されている。したがって、スリットノズル6は、カバー41のスライド移動に追従して、幅方向Wにスライド可能である。
第3のフレーム61の後端は、カバー41にヒンジ接続されており、第3のフレーム61の先端には、補助輪62が設けられている。したがって、図5に示すように、第3のフレーム61は、第3のフレーム61の後端を中心に垂直に立てかけることができる。スリットノズル6の幅寸法は、自走機械2の幅寸法と略同一に設定されている。スリットノズル6のスリット幅は、1〜10mmの範囲で供給される風圧や風量に応じて変更可能である。また、路面Rからスリットノズル6までの高さは、任意に変更可能である。
スリットノズル6は、2本の可撓性の送風ダクト63を介してブロア64から供給されるエアーを図示しない吐出口から路面Rに向かって吐出する。なお、送風ダクト63に供給されるエアーは、ブロア64から供給されるエアーを別途加熱するか、熱風発生源3から供給されるのが好ましい。
スリットノズル6の吐出口は、エアーが路面Rに対して斜めに当たるように設置されるのが好ましい。すなわち、スリットノズル6は、エアーの送風方向が自走機械2の進行方向Dに対して鋭角になるように配置されるのが好ましい。
次に、路面乾燥装置1を用いて路面Rを乾燥させる手順について説明する。熱風発生源3は、熱風を生成する。熱風発生源3が生成する熱風は、例えば、温度300℃、最大風量70m3/minに設定される。
熱風ダクト31を介してカバー41内に流入した熱風は、カバー41内に一時的に充満して、風勢が緩やかになると共にカバー41内の熱風の温度ムラが軽減される。具体的には、図3(c)中の矢印に示すように、熱風は、邪魔板42に当たって1次チャンバC1内に拡散する。1次チャンバC1内の熱風は、第1の通風口42aと第2の通風口42bを介して、2次チャンバC2内に流入する。第2の通風口42bは、平面視で、第1の通風口42aより上部開口41aより遠くに配置されているが、第1の通風口42aより大量の熱風を通過させるため、2次チャンバC2内の熱風は幅方向Wにおいて温度むらが少ない。下部開口41b付近では、熱風は150℃程度までに均一化される。
ブロア64は、常温のエアーを最大風量80m3/minで生成する。送風ダクト63を介してスリットノズル6に供給されるエアーは、スリットノズル6内に拡散する。
次に、下部開口41bが湿潤した路面Rの表面に対向するように、自走機械2を移動させて路面Rを乾燥する。具体的には、まず、スリットノズル6から吐出されたエアーが、路面R上の異物や滞水を進行方向Dの前方に吹き飛ばす。また、エアーの風向と自走機械2の進行方向Dとが鋭角になるように、エアーが路面Rに対して斜めに送風されることにより、エアーで吹き飛ばされた異物や水分は、スリットノズル6の後方の熱風チャンバ41の送風範囲内に侵入することが抑制される。なお、スリットノズル6に供給されるエアーを別途加熱するか、または熱風発生源3が生成する熱風をスリットノズル6に供給する場合には、エアーが路面R上の異物や滞水を吹き飛ばすと共に、路面Rを予備乾燥することができる。
次に、熱風チャンバ41内の熱風は、新たにカバー41内に上部開口41aから流入する熱風に押し出されるように、下部開口41bを介して路面Rに送風される。熱風チャンバ41から送風される熱風は、下部開口41bの開口面積に応じた送風範囲内を穏やかな風勢で且つ均一な温度で乾燥する。
熱風が路面Rに吹き付けられると、自走機械2を進行方向Dに前進させ、熱風の送風範囲を進行方向Dに沿って移動させる。自走機械2の進行速度は、例えば、2m/minに設定される。これにより、熱風の送風範囲が一定速度で移動して、路面R上での乾燥むらの発生が抑制される。
すなわち、湿潤した路面R上をエアー、熱風がこの順番で通過することにより、路面Rは、異物や滞水を吹き飛ばされた後に、熱風で効率よく乾燥される。
このようにして、本発明は、熱風発生源3で生成された熱風が、熱風チャンバ4内に充満された後に路面Rに送風されることにより、熱風の送風範囲内を穏やかな風勢で且つ均一な温度で乾燥させることができる。また、自走機械2を移動させて、熱風の送風範囲を自走機械2の進行方向Dに沿って一定速度で移動させることができる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変をなすことができ、そして、本発明が該改変されたものにも及ぶことは当然である。
1 ・・・ 路面乾燥装置
2 ・・・ 自走機械
21・・・ 座席
22・・・ ハンドル
23・・・ 発電機
3 ・・・ 熱風発生源
31・・・ 熱風ダクト
4 ・・・ 熱風チャンバ
41・・・ カバー
41a・・・上部開口
41b・・・下部開口
41c・・・補助輪
42・・・ 邪魔板
42a・・・第1の通風口
42b・・・第2の通風口
43・・・ 蓋部
5 ・・・ 接続機構
51・・・ 第1のフレーム
52・・・ 第2のフレーム
53・・・ リンクアーム
54・・・ 昇降シリンダ
55・・・ スライドシリンダ
6 ・・・ スリットノズル
61・・・ 第3のフレーム
62・・・ 補助輪
63・・・ 送風ダクト
64・・・ ブロア
W ・・・ 幅方向
R ・・・ 路面
D ・・・ (自走機械の)進行方向

Claims (6)

  1. 路面と舗装体との間に介在させる中間材を前記路面に塗布又は貼付する前に前記路面を乾燥させる路面乾燥装置において、
    前記路面上を走行可能な自走機械と、
    該自走機械に搭載され、熱風を生成する熱風発生源と、
    前記自走機械に取り付けられ、前記熱風発生源から供給された熱風を内部に充満させ、下部開口を介して前記路面に熱風を送風する熱風チャンバと、
    を備えていることを特徴とする路面乾燥装置。
  2. 前記熱風チャンバは、
    前記下部開口及び前記熱風が流入する上部開口が形成されたカバーと、
    前記上部開口から流入する熱風を前記カバー内に拡散させる邪魔板と、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の路面乾燥装置。
  3. 前記熱風チャンバに対して前記自走機械の進行方向の前方に配置され、前記路面に向けてエアーを吐出するスリットノズルを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の路面乾燥装置。
  4. 前記スリットノズルが吐出するエアーは、前記熱風発生源から供給される熱風であることを特徴とする請求項3記載の路面乾燥装置。
  5. 前記スリットノズルの吐出口は、前記エアーの送風方向が前記自走機械の進行方向に対して鋭角になるように配置されていることを特徴とする請求項3又は4記載の路面乾燥装置。
  6. 路面と舗装体との間に介在させる中間材を前記路面に塗布又は貼付する前に前記路面を乾燥させる路面乾燥方法において、
    熱風発生源が熱風を生成する工程と、
    前記熱風を前記熱風チャンバ内に充満させる工程と、
    前記熱風チャンバの下部開口を介して前記路面に前記熱風を送風する工程と、
    前記熱風チャンバを取り付けた自走機械を移動させ、前記熱風の送風範囲をスライドさせる工程と、
    を含むことを特徴とする路面乾燥方法。
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