JP2017121775A - 金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム - Google Patents

金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2017121775A
JP2017121775A JP2016002605A JP2016002605A JP2017121775A JP 2017121775 A JP2017121775 A JP 2017121775A JP 2016002605 A JP2016002605 A JP 2016002605A JP 2016002605 A JP2016002605 A JP 2016002605A JP 2017121775 A JP2017121775 A JP 2017121775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
polyester film
metal plate
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016002605A
Other languages
English (en)
Inventor
奈緒美 水野
Naomi Mizuno
奈緒美 水野
真一郎 岡田
Shinichiro Okada
真一郎 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Film Solutions Ltd
Original Assignee
Teijin Film Solutions Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Film Solutions Ltd filed Critical Teijin Film Solutions Ltd
Priority to JP2016002605A priority Critical patent/JP2017121775A/ja
Publication of JP2017121775A publication Critical patent/JP2017121775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

【課題】低温でラミネートした場合でも十分な接着性を有し、ラミネート後の成形加工性に優れ、かつ白色発色性に優れた金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルムを提供すること。【解決手段】一方の表層を形成する層Aと、層Bとを有する積層フィルムであり、層Aは、DSCにおける融解熱が10J/g以下であり、かつ面配向係数が0.000以上0.050以下である共重合ポリエステル層であり、層Bは、融点が210℃以上245℃以下であり、X線回析強度比Xbが0.50以上であるポリエステル層であり、層Bに着色剤を層Bの重量を基準として0.05〜50重量%含有し、かつフィルムの色差計によるL*値が60以上、a*値が−30〜20、b*値が−20〜10である、金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。【選択図】なし

Description

本発明は、金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルムに関するものである。更に詳しくは、金属板、特にブリキ板に熱接着することが容易である、白色の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルムに関する。
金属缶には内外面の腐蝕防止として一般に塗装が施されているが、近年、工程簡素化、衛生性向上、公害防止などの目的で有機溶剤を使用せずに防錆性を得る方法としてポリエステルフィルムのような熱可塑性樹脂フィルムによる被覆が行われている(特許文献1)。すなわち、ティンフリースチール、アルミニウム等の金属板に熱可塑性樹脂フィルムを貼り合わせ(ラミネート)した後、絞り缶や薄肉化絞り缶のなどのような厳しい成形加工が施される食缶および飲料缶用途へ使用されている。
ポリエステルフィルムを金属板へ貼り合わせる方法には、接着剤を用いる方法の他に、例えばポリエステルフィルムに熱接着性を付与して直接被着体へ貼り合わせる方法、更にはポリエステルフィルムを基材とする層と熱接着性を有する層との積層構造とすることで熱接着性を付与する方法がある。このうち熱接着層を有する積層構造とする方法が、接着性と強度とを両立できる点で優れている。
しかし、例えば、ブリキにラミネートする際は、錫メッキ層の融点が低いため低温でラミネートしなければならない。そのため、ラミネート後に成形加工を施すに際して、フィルムが剥がれたり破れたりする場合がある。
特許文献2には、熱接着性ポリエステル層を介してブリキに熱接着可能な積層ポリエステルフィルムが記載されている。しかし、このフィルムは、金属ラミネート後に成形加工を施さない3ピース金属缶ラミネート用であり、低温でラミネートしたラミネート板にさらに成形加工を施した場合、上述のように加工によりフィルムが剥がれたり破れたりする恐れがある。そこで、低温でラミネートでき、同時に十分な成形加工性を有する金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムが求められている。
また、金属板貼合せ用のフィルムとして、従来よりエチレンフタレートを主たる構成成分とした白色ポリエステルフィルム(特許文献3)や、エチレンフタレートとブチレンテレフタレートとからなる白色ポリエステルフィルム(特許文献4)により缶の外観を白色にすることが提案されているが、これらは低温でのラミネート性が不十分であることから、ブリキへのラミネートが困難であった。
特開平4−105922号公報 特開2003−080654号公報 特開平5−170942号公報 特開平5−331301号公報
本発明の目的は、かかる従来技術の課題を解消し、低温でラミネートした場合でも十分な接着性を有し、ラミネート後の成形加工性に優れ、かつ白色発色性に優れた金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルムを提供することにある。
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、延伸後の配向の小さい共重合ポリエステルを用いて、少なくともフィルムのいずれか片面に熱接着性を付与し、また少なくとも一層に着色剤を含有することにより、ブリキに低温でラミネートでき、その後の成形加工性にも優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用するものである。
1.一方の表層を形成する層Aと、層Bとを有する積層フィルムであり、
層Aは、DSCにおける融解熱が10J/g以下であり、かつ面配向係数が0.000以上0.050以下である共重合ポリエステル層であり、
層Bは、融点が210℃以上245℃以下であり、層Bの下記式で表されるX線回析強度比Xbが0.50以上であるポリエステル層であり、
層Bに着色剤を層Bの重量を基準として0.05〜50重量%含有し、かつフィルムの色差計によるL*値が60以上、a*値が−30〜20、b*値が−20〜10である、金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
Figure 2017121775
2.層Aの下記式で表されるX線回析強度比Xaと上記Xbとの差Xa−Xbが0.20〜0.70である、上記1に記載の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
Figure 2017121775
3.層Aにおける共重合ポリエステルが、共重合成分としてナフタレンジカルボン酸またはイソフタル酸を16〜30モル%含有する共重合ポリエチレンテレフタレートである、上記1または2に記載の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
4.フィルムの融解サブピーク温度(Tsm)が180℃以上215℃以下である、上記1〜3のいずれか1に記載の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
5.着色剤が白色顔料である、上記1〜4のいずれか1に記載の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
本発明の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルムは、低温でラミネートした場合でも十分な接着性を有し、ラミネート後の成形加工性に優れ、かつ白色発色性にも優れる。よって、金属板、特にブリキ等の加工温度の低い金属板を用いた飲料缶、食料缶などの用途に好適に用いることができる。
以下、本発明を詳しく説明する。
<層A>
(層A用共重合ポリエステル)
本発明における層Aを構成する共重合ポリエステルは、後述する面配向特性を満たしていれば、共重合ポリエチレンテレフタレート、共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートのいずれでもよいが、なかでも共重合ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
かかる共重合ポリエステルの共重合成分は、酸成分でもアルコール成分でも良い。酸成分としては、イソフタル酸成分、オルトフタル酸成分、テレフタル酸成分、2,6−ナフタレンジカルボン酸成分等の如き主たる酸成分以外の芳香族ジカルボン酸成分、アジピン酸成分、アゼライン酸成分、セバシン酸成分等の如き脂肪族ジカルボン酸成分等を挙げることができ、アルコール成分としては、ジエチレングリコール成分、トリエチレングリコール成分、ネオペンチルグリコール成分、1,6−ヘキサンジオール成分の如き脂肪族ジオール成分、1,4−ヘキサメチレンジメタノール成分の如き脂環族ジオール成分等を挙げることができる。これらは単独または2種以上を使用することができる。これらの中、イソフタル酸成分、2,6−ナフタレンジカルボン酸成分、ジエチレングリコール成分、1,4−ヘキサメチレンジメタノール成分が好ましい。
かかる共重合成分の共重合量は、共重合ポリエステルの全酸成分100モル%を基準として16〜30モル%が好ましい。これにより接着性により優れる。共重合量が16モル%未満では共重合ポリエステルの結晶性が高くなり、延伸によって生じる層Aの結晶や配向を緩和させるべく層Aの融点を超える温度で熱処理を施す方法によってこれらの結晶や配向が十分に緩和されないため、接着性が損なわれる。他方多すぎると耐熱性が低下する傾向にある。
(融解熱)
本発明における層Aは、DSCにおいて重量約10mgを20℃から20℃/分の速度で昇温したときの融解熱が10J/g以下であり、好ましくは8J/g以下、さらに好ましくは5J/g以下である。この融解熱は層Aの結晶化度を表しており、該融解熱が上限を超えると熱接着層である層Aの結晶化により熱接着性が低下し、初期接着力が不足したり、成形加工後に剥がれたりすることになるので好ましくない。層Aの融解熱はかかる範囲内であれば特に制限されないが、融解熱の下限は0J/g以上であることが好ましく、さらに0J/gを超える範囲であることが好ましい。なお、上記は金属板にラミネートする前のフィルムにおける層Aの融解熱である。
かかる要件を達成するためには、上述の共重合ポリエステルとして、非晶性ないし低結晶性のもの(共重合量の多いもの)を用いたり、後述するフィルムの製造方法において、二軸延伸後に該共重合ポリエステルの融点に近い温度かそれ以上の温度で熱固定して層Aを溶融し、結晶化度を低下すればよい。
本発明においては、ポリマー乾燥時の温度を高くすることができるなどの取扱い性に優れるため、完全に非晶性のポリエステルよりも結晶性の(融点を有する)共重合ポリエステルを用いることが好ましく、該共重合ポリエステルの融点は、後述する層Bを構成するポリエステルの融点より15℃以上、好ましくは20℃以上低いことが好ましい。
(面配向係数)
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムの層Aは、フィルムの縦方向(製膜機械軸方向のこと。以下、長手方向、製膜方向またはMD方向と称することがある。)、横方向(縦方向と厚み方向とに垂直な方向のこと。以下、幅方向またはTD方向と称することがある。)および厚み方向(以下、フィルム面に垂直な厚み方向、z方向と称することがある)の屈折率から求まる面配向係数(Ns)が、0.000以上0.050以下である。これにより接着性に優れる。面配向係数(Ns)が大きすぎると接着性に劣る傾向にある。かかる観点から面配向係数(Ns)は、0.000以上0.030以下が好ましく、0.000以上0.020以下が特に好ましい。なお、上記は金属板にラミネートする前のフィルムにおける層Aの面配向係数である。ここで面配向係数は、アッベ法にて測定されたフィルムの各方向成分の屈折率を用いて、下記式(1)に従って計算して得られた値で表される。
Ns=(nMD+nTD)/2−nZ ・・・(1)
(式中、nMDはフィルムのMD方向の屈折率、nTDはフィルムのTD方向の屈折率、nZはフィルム面に垂直な厚み方向の屈折率をそれぞれ示す。なお、いずれも層A表面において測定した屈折率とする。)
フィルムの面配向係数は、フィルム内における分子鎖の配向状態を表す指標といえるものであり、上限を越えると延伸にともなう層Aの分子鎖の配向により、金属板との接着力が低下する。
<層B>
(層B用ポリエステル)
本発明における層Bを構成するポリエステルの融点は、210℃以上245℃以下である。融点の下限は、好ましくは215℃以上、さらに好ましくは220℃以上である。融点が下限に満たない場合、金属板貼り合わせ時にロールに融着する可能性があるため好ましくない。融点の上限は、好ましくは243℃以下、さらに好ましくは240℃以下、特に好ましくは237℃以下である。融点が上限を超える場合、金属板貼り合わせ時に配向が多く残り成形加工時にフィルムの破れが発生するので好ましくない。
かかる融点の条件を満たしていれば共重合体であっても、ブレンド体であってもよい。共重合ポリエステルは、共重合ポリエチレンテレフタレート、共重合ポリブチレンテレフタレート、共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレートのいずれでもよいが、なかでも共重合ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
かかる共重合ポリエステルの共重合成分は、酸成分でもアルコール成分でも良い。酸成分としては、イソフタル酸成分、オルトフタル酸成分、テレフタル酸成分、2,6−ナフタレンジカルボン酸成分等の如き主たる酸成分以外の芳香族ジカルボン酸成分、アジピン酸成分、アゼライン酸成分、セバシン酸成分等の如き脂肪族ジカルボン酸成分等を挙げることができ、アルコール成分としては、ジエチレングリコール成分、トリエチレングリコール成分、ネオペンチルグリコール成分、1,6−ヘキサンジオール成分の如き脂肪族ジオール成分、1,4−ヘキサメチレンジメタノール成分の如き脂環族ジオール成分等を挙げることができる。これらは単独または2種以上を使用することができる。これらの中、イソフタル酸成分、2,6−ナフタレンジカルボン酸成分、ジエチレングリコール成分、1,4−ヘキサメチレンジメタノール成分が好ましい。
<着色剤>
本発明における層Bには、着色剤を層Bの重量を基準として0.05〜50重量%含有する。これにより適した白色を発色し易くなる。また、成形加工性にも優れる。含有量が少なすぎると適した発色ができず、隠蔽性に劣る。かかる観点から1重量%以上が好ましく、2重量%以上がより好ましい。他方、多過ぎると成形加工性に劣る。かかる観点から40重量%以下が好ましく、35重量%以下がより好ましい。
着色剤は、規定の色相が得られれば限定されないが、白色顔料であることが好ましい。白色顔料としては無機系、有機系の如何を問わないが、無機系が好ましい。無機系白色顔料としてはアルミナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等が好ましく挙げられる。白色顔料の平均粒径は2.5μm以下が好ましく、これが2.5μmを越える場合は、深絞り製缶等の加工により変形した部分の、粗大粒子(例えば10μm以上の粒子)が起点となり、ピンホールを生じたり、場合によっては破断するので、好ましくない。
着色剤は、原料樹脂の重合工程にて含有させてもよく、高濃度のマスターチップを例えば二軸押出機を用いて製造しておき、着色剤未含有のチップと混合することにより、所望の濃度の着色剤を含有する樹脂組成物を得てもよい。また、例えばスクリューフィーダーを用いて、製膜工程の押出機に着色剤を粉体のままで直接含有させてもよい。
<その他成分>
本発明における層Aおよび層Bには、本発明の目的を阻害しない範囲内で、必要に応じて他の添加物、例えば滑剤(有機粒子、無機粒子、有機無機複合粒子など)、蛍光増白剤、酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤等を添加することができる。
<フィルム厚みおよび層構成>
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムの厚みは、必要に応じて適宜変更できるが6〜75μmの範囲が好適であり、中でも10〜75μm、特に15〜50μmの範囲が好ましい。厚みが6μm未満では成形加工時にやぶれ等が生じやすくなり、一方75μmを超えるものは過剰品質であって不経済である。
層Aの厚みは1μm以上40μm以下が好ましく、これにより接着性により優れる。より好ましくは2μm以上であり、また、より好ましくは25μm以下、さらに好ましくは20μm以下である。層Bの厚みは5μm以上35μm以下が好ましく、これによりさらに適した発色をし易くなる。より好ましくは8μm以上であり、さらに好ましくは12μm以上であり、また、より好ましくは30μm以下である。
さらに層Aと層Bの厚み比(T/T:但し、Tは層Aの厚み、Tは層Bの厚み)は、接着性と防錆性の点から1/7〜1/2の範囲が好ましい。
<その他の層や表面処理>
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムは、層Aが一方の表層を形成し、層Bを有する積層フィルムであり、層Aが金属板と貼り合わされる密着層となるが、本発明の目的および効果を阻害しない範囲内で、必要に応じて他の層を積層することができる。例えば、層Bの前記層Aと反対側の表面には、別の層Aや、ポリエステルを含めて他の樹脂層を設けてもよい。また、層Aと層Bとの間に他の樹脂層を設けても良い。本発明において特に好ましい態様は、層Aと層Bとの2層構成である。このように層Bが他方の表面を形成すると、層Bがラミネート時にラミネートロールと接触して奏される効果を発現することができる。さらに、いずれの表面にもコロナ処理やプラズマ処理等を施してもよい。また、金属板との接着性を更に高める目的でプライマー層を用いることもできる。
<フィルム製造方法>
本発明の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法は特に限定されず、従来公知の製膜方法により先ず未延伸積層シートを作成し、次いで二方向に延伸すればよい。
層A用に調整した共重合ポリエステルを十分に乾燥させた後、ガラス転移点以上もしくは融点〜(融点+70)℃の温度で押出機内で溶融する。同時に層B用に調整したポリエステルを十分に乾燥させた後、他の押出機に供給し、融点〜(融点+70)℃の温度で溶融する。続いて、両方の溶融樹脂をダイ内部で積層する方法、例えばマルチマニホールドダイを用いた同時積層押出法により、積層された未延伸積層シートが製造される。かかる同時積層押出法によると、一つの層を形成する樹脂の溶融物と別の層を形成する樹脂の溶融物はダイ内部で積層され、積層形態を維持した状態でダイよりシート状に成形される。
次いで該未延伸フィルムを逐次または同時二軸延伸し、熱固定する方法で製造することができる。逐次二軸延伸により製膜する場合、未延伸積層シートをロール加熱、赤外線加熱等で加熱して先ず縦方向に延伸し、次いでステンターにて横延伸する。この時、延伸温度をポリエステルのガラス転移点(Tg)より20〜50℃高い温度とし、縦延伸倍率を2.5〜3.6倍、横延伸倍率を2.6〜3.9倍の範囲とすることが好ましい。熱固定の温度は、150〜240℃の範囲で層Aの面配向係数が0.000以上0.050以下となるようにフィルム品質を調整するべく選択するのが好ましい。
本発明の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルムが貼り合わされる金属板、特に製缶用金属板としては、ブリキ、ティンフリースチール、アルミニウム等の板が適切であるが、本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムは低温で貼り合わせできるため、低温での貼り合わせが必要なブリキが好ましい。
<フィルムの特性>
(色相)
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムは、フィルムの色差計によるL*値が60以上、a*値が−30〜20、b*値が−20〜10である。これにより隠蔽性を有し印刷の下地として適する。好ましくはL*値が75〜95である。また好ましくはa*値が−10〜10である。また好ましくはb*値が−10〜5である。
(融解サブピーク温度(Tsm))
本発明の二軸延伸ポリエステルフィルムは、融解サブピーク温度(Tsm)が180℃以上215℃以下であることが好ましい。融解サブピーク温度(Tsm)の下限は、より好ましくは185℃以上、さらに好ましくは190℃以上である。また融解サブピーク温度(Tsm)の上限は、より好ましくは210℃以下、さらに好ましくは205℃以下である。熱固定温度を調整し、フィルムがかかる温度範囲の融解サブピークを有することにより、初期接着力をより高めることができ、また、その後の成形加工性、加工後の接着力をより高めることができる。
(層BのX線回折強度比)
本発明における層Bは、下記式で表されるX線回折強度比Xbが、0.50以上である。
Figure 2017121775
これにより二軸延伸フィルムとして十分な強度を有しながら、優れた成形性が得られる。Xbが低いと成形加工性が低下する傾向にある。かかる観点から、Xbは、好ましくは0.55以上、より好ましくは0.60以上、さらに好ましくは0.65以上、特に好ましくは0.70以上である。このような観点からはXbは高いことは問題ないが、高すぎると強度が低下する傾向にあり、また二軸延伸フィルム製膜時に厚み斑が発生し易くなる傾向にあるので好ましくない場合がある。かかる観点から、Xbは、0.95以下が好ましく、より好ましくは0.92以下、さらに好ましくは0.90以下である。
層Bの上記Xbを上記範囲とするには、延伸倍率や延伸温度を調整すれば良い。例えば延伸倍率を高く(低く)すると、Xbは低くなる(高くなる)傾向にある。
(層Aと層BのX線回折強度比の差)
本発明においては、下記式で表される層AのX線回折強度比Xaと、上述した層BのX線回折強度比Xbとの差Xa−Xbが、0.20〜0.70の範囲にあることが好ましい。
Figure 2017121775
これにより低温ラミネート時の接着性と成形加工性とについて、さらに優れた効果が奏される。上記差が小さすぎると接着性の向上効果が低くなる傾向にある。他方、差が大きすぎると成形加工性の向上効果が低くなる傾向にある。かかる観点から、上記Xa−Xbは、より好ましくは0.22〜0.68、さらに好ましくは0.25〜0.65である。
上記のX線回折強度比XaおよびXbは、例えば共重合量や延伸条件を適宜調整することで上記態様を得ることができ、配向結晶を高くする方向が、X線回折強度比が小さくなる方向である。
以下、実施例により本発明を詳述するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、各特性値は以下の方法で測定した。また、実施例中の部および%は、特に断らない限り、それぞれ重量部および重量%を意味する。
(1)ポリエステル成分量
H−NMR測定よりポリエステルの成分および共重合成分及び各成分量を特定した。
(2)層Aの融解熱
フィルムサンプルから層Aを削り取り、層A約10mgを測定用のアルミニウム製パンに封入して示差走査熱量計(TA Instruments社製、DSCQ100)に装着し、20℃から20℃/分の速度で290℃まで昇温し、融解熱を測定した。
(3)層Bの融点
層B約10mgを測定用のアルミニウム製パンに封入して示差走査熱量計(TA Instruments社製、DSCQ100)に装着し、20℃から20℃/分の速度で290℃まで昇温させ、290℃で3分間保持した後取り出し、直ちに氷の上に移して急冷した。このパンを再度示差熱量計に装着し、20℃から20℃/分の速度で昇温させて、融点Tm(単位:℃)を測定した。
(4)面配向係数
得られたフィルムについて、JIS−K7105に従い、アッベ屈折計(光源:ナトリウムD線589nm、マウント液:ヨウ化メチレン)を用い、層A側の表面において各方向の屈折率を測定した。得られた屈折率から、下記式(1)に従い、面配向係数Nsを算出した。
Ns=(nMD+nTD)/2−nZ ・・・(1)
(式中、nMDはフィルムのMD方向の屈折率、nTDはフィルムのTD方向の屈折率、nZはフィルム面に垂直な厚み方向の屈折率をそれぞれ示す。)
なお、積層フィルムにおける層Aの厚さが薄すぎる等によりアッベ屈折計による屈折率の測定が困難またはできない場合は、実施例と同じ製膜条件にて、実施例の総厚みと同じ総厚みを有する層Aの組成からなる単層フィルムを作成し、かかる単層フィルムについて上記のように屈折率を測定し、求めた面配向係数を積層フィルムにおける層Aの面配向係数Nsとすることができる。
(5)融解サブピーク温度(Tsm)
フィルム約20mgを測定用のアルミニウム製パンに封入して示差走査熱量計(TA Instruments社製、DSCQ100)に装着し、昇温速度20℃/分でDSC曲線を描かせ、融解による明瞭な吸熱ピークより低温側の吸熱ピークを融解サブピーク温度とした。また、融解サブピークが結晶融解ピークに近接しピークとして明瞭でない場合には、DSC曲線の2次微分曲線が0となる点をサブピーク温度とした。
(6)熱接着性
板厚0.25mmのブリキ板の片面に、層Aが金属板側になるよう配置して220℃で熱融着によりポリエステルフィルムサンプルをラミネートした。ブリキ板に接着されたフィルムに対して、その接着部分の接着力を下記要領にて評価した。
〇:熱接着できる(指でなぞった程度ではブリキ板から剥離しない)
△:熱接着はできるが、指でなぞったときにブリキ板から剥離する場合がある
×:熱接着できない(接着後直ちにブリキ板から剥離する)
(7)成形加工性
上記(6)の方法に従いブリキにフィルムをラミネートさせたものを150mm径の円板状に切り取り、絞りダイスとポンチを用いて4段階で深絞り加工し、55mm径の側面無継目容器(以下、「缶」と略す)を作成した。これらの缶の加工状況を観察して下記の基準で評価した。
○:フィルムに異状なく加工され、フィルムの剥がれや破断、ピンホールの発生は認められなかった。
△:極めて僅かなフィルムの剥がれ、破断またはピンホールの発生が認められた。
×:剥がれや破断、ピンホールの発生が認められる。
(8)色相
色差計(日本電色工業社製SE6000)を用い、JIS K7105に従って3刺激値X、Y、ZからL*、a*、b*を求めた。光源は標準の光Cを用い、サンプルの裏打ちには標準黒色板を用いた。
◎:L*値が75〜95、a*値が−10〜10、b*値が−10〜5
○:L*値が60以上、a*値が−30〜20、b*値が−20〜10(ただし◎の範囲でないもの)
×:L*値、a*値、b*値のいずれかが上記範囲外のもの
(9)X線回折強度
X線源としてCuK−α線を用いて、発散スリット0.2mm、散乱スリット10mm、受光スリット10mm、スキャンスピード0.25°/分、入射角0.07度の条件にて測定し、多重ピーク分離法により下記のX線回折強度を測定し、上記の式によりX線回折強度比XaおよびXbを算出した。
Figure 2017121775
X線回折強度は各結晶面の回折ピークの面積を求め、この面積をX線回折強度とする。また、着色剤等を含む場合は、例えば酸化チタンなどの顔料であればそれに起因するピークが(100)面の近くにあるが、このようなピークを除いて樹脂に相当する面積を求める。
(10)厚み斑
長手方向には幅2cm×2m長、幅方向には幅2cm×製品ロール幅長となるようにサンプルを切り出し、各サンプルの厚みを電子マイクロメーター及びレコーダーを使用して連続的に測定した。それらの中での厚みの最大値と最小値を読み取り、また、フィルムサンプルをスピンドル検出器にはさみ、デジタル差動電子マイクロメーターにて、異なる位置で厚みを10点測定し、平均値を求め、下記式より厚み斑を求め、下記の基準で評価した。表には、長手方向と幅方向とで厚み斑の悪い方の評価を記載した。
厚み斑(%)=((最大値−最小値)/平均値)×100
◎:20%未満
○:20%以上30%未満
×:30%以上
[実施例1]
層Aを構成する共重合ポリエステルとしてイソフタル酸18モル%共重合ポリエチレンテレフタレートを用い、それを層Aを形成するための原料とし、層Bを構成するポリエステルとしてイソフタル酸12モル%共重合ポリエチレンテレフタレートを用い、それに着色剤として白色顔料であるルチル型酸化チタン(平均粒径0.24μm)を層Bの重量に対して10重量%となるように、かつ滑剤として平均粒径1.5μmの塊状シリカを層Bの重量に対して0.05重量%となるように含有したものを層Bを形成するための原料とし、それぞれ独立に乾燥・溶融後、隣接したダイより、得られるフィルムの厚み比率が表1に記載のとおりになるように280℃で共押出し、急冷固化して未延伸積層フィルムを得た。次いで、この未延伸積層フィルムを100℃で2.8倍に縦延伸した後、120℃で3.2倍に横延伸し、続いて215℃で熱固定して二軸延伸ポリエステルフィルムを得た。フィルムの全厚みは20μmであった。得られた二軸延伸ポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
[実施例2]
熱固定条件を205℃とした以外は実施例1と同様に行った。得られた二軸延伸ポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
[実施例3]
層Aを構成する共重合ポリエステルとしてイソフタル酸20モル%共重合ポリエチレンテレフタレートを用い、それを層Aを形成するための原料とし、層Bを構成するポリエステルとしてイソフタル酸14モル%共重合ポリエチレンテレフタレートを用い、それに着色剤として白色顔料であるルチル型酸化チタン(平均粒径0.24μm)を層Bの重量に対して10重量%となるように、かつ滑剤として平均粒径1.5μmの塊状シリカを層Bの重量に対して0.05重量%となるように含有したものを層Bを形成するための原料とし、熱固定条件を210℃とした以外は実施例1と同様に行った。得られた二軸延伸ポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
[実施例4]
層Bを構成するポリエステルとしてイソフタル酸4モル共重合ポリエチレンテレフタレートを用い、それに着色剤として白色顔料であるルチル型酸化チタン(平均粒径0.24μm)を層Bの重量に対して10重量%となるように、かつ滑剤として平均粒径1.5μmの塊状シリカを層Bの重量に対して0.05重量%となるように含有したものを層Bを形成するための原料とし、熱固定条件を220℃とした以外は実施例1と同様に行った。得られた二軸延伸ポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
[実施例5]
層B中の着色剤含有量を25重量%とした以外は実施例1と同様に行った。得られた二軸延伸ポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
[実施例6]
層B中の着色剤含有量を2重量%とした以外は実施例1と同様に行った。得られた二軸延伸ポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
[実施例7]
熱固定条件を200℃とした以外は実施例1と同様に行った。得られた二軸延伸ポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
[実施例8]
3.4倍に縦延伸、3.8倍に横延伸し、熱固定条件を220℃とした以外は実施例1と同様に行った。得られた二軸延伸ポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
[実施例9]
縦延伸倍率を2.6倍、横延伸倍率を2.8倍とした以外は実施例1と同様に行った。得られたポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
[比較例1]
熱固定条件を195℃とした以外は実施例1と同様に行った。得られた二軸延伸ポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
[比較例2]
層Bを構成するポリエステルとしてポリエチレンテレフタレートを用いた以外は実施例1と同様に行った。得られた二軸延伸ポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
[比較例3]
層Bに着色剤を添加しなかった以外には実施例1と同様に行った。得られた二軸延伸ポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
[比較例4]
3.7倍に縦延伸、4.0倍に横延伸し、熱固定条件を205℃とした以外は実施例1と同様に行った。得られた二軸延伸ポリエステルフィルムの評価結果を表1に示す。
Figure 2017121775
表1においてIAnは、イソフタル酸nモル%共重合ポリエチレンテレフタレートを示す。また、PETはポリエチレンテレフタレートを示す。
本発明の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルムは、低温でラミネートした場合でも十分な接着性を有し、ラミネート後の成形加工性に優れ、かつ白色性にも優れることから、金属板、特にブリキ等の加工温度の低い金属板を用いた飲料缶、食料缶などの用途に好適に用いることができる。

Claims (5)

  1. 一方の表層を形成する層Aと、層Bとを有する積層フィルムであり、
    層Aは、DSCにおける融解熱が10J/g以下であり、かつ面配向係数が0.000以上0.050以下である共重合ポリエステル層であり、
    層Bは、融点が210℃以上245℃以下であり、層Bの下記式で表されるX線回析強度比Xbが0.50以上であるポリエステル層であり、
    層Bに着色剤を層Bの重量を基準として0.05〜50重量%含有し、かつフィルムの色差計によるL*値が60以上、a*値が−30〜20、b*値が−20〜10である、金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
    Figure 2017121775
  2. 層Aの下記式で表されるX線回析強度比Xaと上記Xbとの差Xa−Xbが0.20〜0.70である、請求項1に記載の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
    Figure 2017121775
  3. 層Aにおける共重合ポリエステルが、共重合成分としてナフタレンジカルボン酸またはイソフタル酸を16〜30モル%含有する共重合ポリエチレンテレフタレートである、請求項1または2に記載の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
  4. フィルムの融解サブピーク温度(Tsm)が180℃以上215℃以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
  5. 着色剤が白色顔料である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム。
JP2016002605A 2016-01-08 2016-01-08 金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム Pending JP2017121775A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016002605A JP2017121775A (ja) 2016-01-08 2016-01-08 金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016002605A JP2017121775A (ja) 2016-01-08 2016-01-08 金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017121775A true JP2017121775A (ja) 2017-07-13

Family

ID=59306824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016002605A Pending JP2017121775A (ja) 2016-01-08 2016-01-08 金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017121775A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10661537B2 (en) Biaxially drawn colored polyester film for laminating metal sheet
JP5894308B2 (ja) 金属板貼合せ成形加工用着色2軸延伸ポリエステルフィルム
JP2021130310A (ja) 多層ポリエステルフィルム及びアルミニウムシートから製造される積層体、かかる積層体を製造する方法、及びかかる積層体から製造される飲料缶蓋
KR20180053249A (ko) 이축 배향 가열-밀봉 및 박리가능한 폴리에스테르 필름, 그의 제조 방법 및 그의 용도
JP2005314700A (ja) 白色二軸延伸ポリエステルフィルム及びその製造方法
JP2019025919A (ja) 剥離性ポリエステルフィルム及びその製造方法ならびにその使用
JP4799197B2 (ja) 金属板貼り合わせ成形加工用積層フィルム
JP2017121775A (ja) 金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム
JP4059966B2 (ja) 金属ラミネート用白色フィルム
JP7398041B2 (ja) 金属板貼合せ用フィルム
JP6779755B2 (ja) 金属板貼合せ成形加工用着色二軸延伸ポリエステルフィルム
JP6363499B2 (ja) 金属板貼合せ成形加工用着色2軸延伸ポリエステルフィルム
JP2017121774A (ja) 金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム
JP6345956B2 (ja) 金属板貼合せ成形加工用二軸延伸ポリエステルフィルム
JP4759250B2 (ja) 金属板貼合せ成形加工用フィルム
JP7057909B2 (ja) 金属板貼合せ成形加工用着色二軸延伸ポリエステルフィルム
JP6389059B2 (ja) 金属板貼合せ成形加工用着色二軸延伸ポリエステルフィルム
JPH10180969A (ja) 金属ラミネート用白色フィルム及びその製造方法
JP2006341423A (ja) 接着性に優れたポリエステル系樹脂フィルム
JP2007277365A (ja) 金属板貼合せ成形加工用着色ポリエステルフィルム
JP2018161831A (ja) 金属板貼合せ成形加工用着色二軸延伸ポリエステルフィルム
JP2001158073A (ja) 金属板貼合せ加工用白色積層ポリエステルフィルム
JP2018140565A (ja) 金属板貼り合わせ成形加工用積層フィルム
JP2019119048A (ja) 白色ポリエステルフィルム
JP2001212918A (ja) 金属板貼合せ成形加工用白色ポリエステルフィルム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181018

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191218