JP2017121029A - 制御装置、電子機器、および制御システム - Google Patents

制御装置、電子機器、および制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017121029A
JP2017121029A JP2015257696A JP2015257696A JP2017121029A JP 2017121029 A JP2017121029 A JP 2017121029A JP 2015257696 A JP2015257696 A JP 2015257696A JP 2015257696 A JP2015257696 A JP 2015257696A JP 2017121029 A JP2017121029 A JP 2017121029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
camera
electronic flash
flash device
light emission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015257696A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6733176B2 (ja
Inventor
太一 後藤
Taichi Goto
太一 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2015257696A priority Critical patent/JP6733176B2/ja
Publication of JP2017121029A publication Critical patent/JP2017121029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6733176B2 publication Critical patent/JP6733176B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】機器間の処理を適切に同期させること。【解決手段】制御装置は、外部機器と通信する通信部と、前記通信部により第1時刻を示す信号が前記外部機器へ送信され、前記第1時刻より前の第2時刻が計時されたことを示す信号が前記外部機器から受信されると、処理を実行する処理部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置、電子機器、および制御システムに関する。
無線制御によりストロボ装置を発光させて撮影するフラッシュ撮影システムが知られている(特許文献1参照)。従来技術では、異なる装置間で動作タイミングを精度よく合わせることが難しいという問題があった。
特開2013−115731号公報
本発明の第1の態様による制御装置は、外部機器と通信する通信部と、前記通信部により第1時刻を示す信号が前記外部機器へ送信され、前記第1時刻より前の第2時刻が計時されたことを示す信号が前記外部機器から受信されると、処理を実行する処理部とを備える。
本発明の第2の態様による電子機器は、外部機器と通信する通信部と、計時する計時部と、前記通信部により第1時刻および時間差を示す信号が前記外部機器から受信されると、前記計時部に前記第1時刻よりも前記時間差だけ前の第2時刻を計時させ、前記計時部によって前記第2時刻が計時されると、前記通信部により前記外部機器へ信号を送信させる制御部とを備える。
本発明の第3の態様は、互いに異なる計時部を有する第1機器と第2機器との間で制御情報を送受する制御システムに適用される。そして、前記第1機器は、前記第2機器へ第1時刻を示す信号を送信し、前記第2機器は、前記第1時刻を示す信号を受信してから前記第2機器によって前記第1時刻より前の第2時刻を計時したら前記第1機器へ前記第2時刻を計時したことを示す信号を送信し、前記第1機器は、前記第2時刻が計時されたことを示す信号を受信してから前記第1機器によって計時したタイミングに基づいて第1処理を開始し、前記第2機器は、前記第2時刻を計時したことを示す信号を送信してから前記第2機器によって計時したタイミングに基づいて第2処理を開始する。
一実施の形態による撮影システムの構成を例示する図である。 カメラ、マスター無線アダプタ、電子閃光装置(照明装置)、リモート無線アダプタ、およびリモート電子閃光装置(リモート照明装置)の構成を例示するブロック図である。 無線通信を説明する図である。 多灯撮影時の発光タイミングを例示する図である。 時刻t5から時刻t9までに行われる動作を説明する図である。 撮影処理の流れを例示するフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。
図1は、一実施の形態による撮影システムの構成を例示する図である。図1の撮影システムは、マスター無線アダプタ10および電子閃光装置20の双方が装着されたカメラ30と、リモート無線アダプタ10Aが装着されたリモート電子閃光装置20Aとによって構成された多灯フラッシュ撮影システムである。
図1において、カメラ30と、電子閃光装置20およびマスター無線アダプタ10とが物理的に接続されている。一方、カメラ30と、リモート電子閃光装置20A(およびリモート無線アダプタ10A)とは物理的に接続しておらず、互いに離れて(離間して)配置されている。つまり、本撮影システムは、リモート多灯フラッシュ撮影システムである。
本実施の形態において、電子閃光装置20とリモート電子閃光装置20Aとは、構造的に同じ構成の(同じ種類の、または同じ機能を備える)電子閃光装置として説明する。しかしながら、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aは、必ずしも構造的に同じ構成を有していない場合であっても、後述する通信機能を備える場合には、互いに組み合わせてリモート多灯フラッシュ撮影システムを構成してもよい。
電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aはそれぞれ、カメラ30に設けられている周知の構造のアクセサリシュー(不図示)に対して着脱可能に装着される取り付け脚を有する。なお、これら取り付け脚は、リモート無線アダプタ10Aのアクセサリシュー(不図示)にも着脱可能である。図1の例では、電子閃光装置20の取り付け脚がカメラ30のアクセサリシューに装着されており、リモート電子閃光装置20Aの取り付け脚は、リモート無線アダプタ10Aのアクセサリシューに装着されている。
なお、本実施の形態では、リモート無線アダプタ10Aをリモート電子閃光装置20Aに着脱可能な装置として説明するが、リモート無線アダプタ10Aは、リモート電子閃光装置20Aに内蔵させる構造でもよい。また、本実施の形態ではマスター無線アダプタ10をカメラ30に着脱可能な装置として説明するが、マスター無線アダプタ10は、カメラ30に内蔵させる構造にしてもよい。
マスター無線アダプタ10は、電気的な接続端子(電気接点)を備えている。カメラ30は、例えばその側面に、マスター無線アダプタ10の電気接点と電気的に接続可能な接続端子(不図示の電気接点)を備えている。マスター無線アダプタ10がカメラ30に装着されると、両者の電気接点が電気的に接続する。
リモート無線アダプタ10Aのアクセサリシューも、電気接点(不図示)を備えている。上記リモート電子閃光装置20Aの取り付け脚にも電気接点が設けられており、リモート電子閃光装置20Aをリモート無線アダプタ10Aに装着すると、両者間の電気接点同士が電気的に接続する。
カメラ30のアクセサリシューに装着された電子閃光装置20は、アクセサリシューに備えられる不図示の電気接点、および電子閃光装置20の取り付け脚に設けられた電気接点を介して、カメラ30との間で有線通信を行う。カメラ30の側面に装着されたマスター無線アダプタ10は、上述の電気接点を介してカメラ30との間で有線通信を行う。なお、カメラ30とマスター無線アダプタ10とは物理的に接続されてなくてもよい。カメラ30とマスター無線アダプタ10とは無線通信を行ってもよい。
マスター無線アダプタ10は、リモート無線アダプタ10Aとの間で無線通信を行う。リモート無線アダプタ10Aとリモート電子閃光装置20Aとは、リモート無線アダプタ10Aのアクセサリシューおよびリモート電子閃光装置20Aの取り付け脚にそれぞれ設けられている上述の電気接点を介して、有線通信を行う。
なお、図1の構成は、1台のカメラ30と、2台の電子閃光装置(電子閃光装置20、リモート電子閃光装置20A)とで構成するリモート多灯フラッシュ撮影システムである。電子閃光装置の総数は2台でなくてもよく、1台以上であれば何台でもよい。また、カメラ30のアクセサリシューに電子閃光装置20を装着せずに(あるいは、カメラ30に装着されていたとしてもフラッシュ撮影時に発光させない設定をして)、リモート電子閃光装置20Aのみを用いてリモートフラッシュ撮影システムを構成してもよい。また、リモート電子閃光装置20Aを含む複数のリモート電子閃光装置を用いて、リモート多灯フラッシュ撮影システムを構成してもよい
図2は、カメラ30、マスター無線アダプタ10、電子閃光装置20、リモート無線アダプタ10A、およびリモート電子閃光装置20Aの構成を例示するブロック図である。本実施の形態では、マスター無線アダプタ10およびリモート無線アダプタ10Aを同一の回路構成にしたため、両無線アダプタ間で共通するブロックに対しては同一符号を付して説明する。また、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aも、それ自身の構成(内部構成含めて)は共通の構成にしたため、内部のブロックに同一符号を付して説明する。
<電子閃光装置>
図2において、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aは、それぞれ、キセノン管などの発光管201と、発光制御回路202と、CPU203とを含む。CPU203は、接続されている外部機器のCPU(リモート無線アダプタ10AのCPU105、またはカメラ30のCPU306)との間で有線通信を行いながら、発光管201の発光を制御する。なお、実施形態における多灯撮影システムは、電子発光装置20およびリモート電子発光装置20Aではなく、LEDライトを有する定常発光装置であってもよい。
発光制御回路202は、放電発光に必要な電荷(エネルギー)を蓄積するメインコンデンサと、そのメインコンデンサに対して充電処理を行う高電圧充電回路とを含む。発光制御回路202は、CPU203からの指示に基づいて蓄積エネルギーの放電時間を制御することにより、発光管201を所望の発光量(目標発光量)で放電発光させる。なお目標発光量は、電子閃光装置20またはリモート電子閃光装置20Aとは別に設けられた外部機器から(電子閃光装置20に対してはカメラ30から、リモート電子閃光装置20Aに対してはカメラ30に装着されたマスター無線アダプタ10から)電子閃光装置内のCPU203へ伝達される。
具体的には、リモート電子閃光装置20Aの場合には、リモート電子閃光装置20Aから離間して配置されたカメラ30で目標発光量の情報が生成され、その生成された目標発光量の情報が、マスター無線アダプタ10からリモート無線アダプタ10Aを介してリモート電子閃光装置20A内のCPU203へ伝達される。また、カメラ30のアクセサリシューを介してカメラ30に物理的に接続された電子閃光装置20の場合には、カメラ30で生成された目標発光量の情報が、電子閃光装置20の取り付け脚の電気接点およびカメラ30のアクセサリシューの電気接点を介して、カメラ30から電子閃光装置20内のCPU203へ伝達される。
発光制御回路202は、メインコンデンサ内の蓄積エネルギーが所定値に達している場合に、CPU203へレディ情報(メインコンデンサ内の蓄積エネルギーが発光動作に必要な容量に達しており、いつでも発光可能な状態であることを示す情報)を送出する。発光制御回路202は、蓄積エネルギーが所定値未満の場合には、レディ情報を送出しない。
<無線アダプタ>
マスター無線アダプタ10およびリモート無線アダプタ10Aは、それぞれ、アンテナ101と、通信回路102と、CPU105とを含む。CPU105は、各無線アダプタ10、10Aに設けられた電気接点を介してそれぞれ物理的に接続されている外部機器のCPU(電子閃光装置20AのCPU203、またはカメラ30のCPU306)との間で有線通信を行う他、他の無線アダプタと間で行う無線通信の制御を行う。
CPU105は、タイマー回路105tを内蔵しており、自己のクロック信号に基づいて時間を計時することが可能である。マスター無線アダプタ10およびリモート無線アダプタ10AのCPU105は、同等のデバイスで構成されており、互いの計時精度が同等である。通信回路102は、CPU105からの指示に応じて、アンテナ101を介して他の無線アダプタと間で無線通信を行う。
<カメラ>
カメラ30は、撮影レンズ301と、シャッタ302と、撮像素子303と、測光センサ304と、シャッタ駆動装置305と、CPU306と、操作部材(レリーズスイッチ含む)307と、メモリ308と、表示部309とを備える。
撮影レンズ301は、被写体像を撮像素子303の撮像面に結像させる。シャッタ302は、不図示の先幕および後幕を有しており、シャッタ駆動装置305によって開閉制御される。測光センサ304は、入射光の強さに応じた測光信号を出力する。CPU306は、測光信号に基づいて所定の露出演算を行うことにより、撮像素子303の感度、シャッタ302の開時間、および不図示の絞りの絞り値を制御する。
また、CPU306は、上記測光センサ304からの出力信号に基づいて、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aに対する調光制御も行う。CPU306は、タイマー回路306tを内蔵しており、自己のクロック信号に基づいて時間を計時することが可能である。CPU105とCPU203とCPU306とは互いに異なるCPUであるため、CPU306による計時精度は、上述したマスター無線アダプタ10およびリモート無線アダプタ10AのCPU105による計時精度と同等とは限らない。
操作部材307は、レリーズスイッチやメニュースイッチ、操作ダイヤルなどを含み、各種操作に応じた操作信号をCPU306へ送出する。撮像素子303は、被写体像を光電変換して画像信号を出力する。撮像素子303から出力された画像信号は、CPU306によって所定の画像処理が施される。画像処理には、輪郭強調処理、補間処理、ホワイトバランス調整処理などが含まれる。画像処理後の画像信号は、メモリカードなどの記録媒体350に記録される。
メモリ308は、電子閃光装置20、リモート電子閃光装置20Aから送信された情報を記憶する。表示部309は、例えば、カメラ30のボディ背面に設けた液晶表示器によって構成され、撮影画像や、操作メニュー画面、情報表示画面などを表示する。
なお、カメラ30は、一眼レフタイプのカメラであってもよく、一眼レフタイプでないカメラであってもよい。一眼レフタイプのカメラの場合には、撮影レンズ301とシャッタ302との間に、不図示のクイックリターンミラー(以降、単にミラーと称する)が設けられる。撮影時にミラーがミラーアップされることにより、被写体からの光束が撮像素子303へ導かれる。撮影後にミラーがミラーダウンされることにより、被写体からの光束が不図示のファインダー光学系へ導かれる。
<多灯撮影>
多灯フラッシュ撮影を行う場合、カメラ30のCPU306は、例えば操作者によるレリーズスイッチ307の押下操作(撮影指示)を検出してレリーズシーケンス処理を開始させる。そして、有線通信によりマスター無線アダプタ10および電子閃光装置20へ発光指示を送出する。
なお、撮影指示に先立って、マスター無線アダプタ10とリモート無線アダプタ10A(すなわちカメラ30とリモート電子閃光装置20A)との間で無線通信が確立されているものとする。例えば、マスター無線アダプタ10が、無線接続を要求するリモート無線アダプタ10Aを検出して無線接続を行い、リモート無線アダプタを認識するためのIDをリモート無線アダプタ10Aへ付与することによって、マスター無線アダプタ10と、リモート無線アダプタ10Aとの間で無線通信を確立させる。
また、電子閃光装置20、および無線通信を確立したリモート無線アダプタ10Aに対応するリモート電子閃光装置20Aのうち、次回の撮影の際に発光すべき電子閃光装置が、操作者による撮影前の操作であらかじめ指定されているものとする。
―カメラとマスター無線アダプタ間の有線通信―
カメラ30(CPU306)と、マスター無線アダプタ10(CPU105)との間の通信は、上述の電気接点を介した有線通信である。この有線通信は、カメラ30が主導して必要に応じて適宜行う。
カメラ30とマスター無線アダプタ10との間の通信は、通常、カメラ30がマスター無線アダプタ10へコマンドおよびデータを送信し、これを受信したマスター無線アダプタ10がカメラ30へ返信(ack)する。このコマンドおよびデータには、リモート電子閃光装置20Aに対するものが含まれる。
―カメラとカメラのアクセサリシューに接続された電子閃光装置間との有線通信―
また、カメラ30(CPU306)と、電子閃光装置20(CPU203)との間の通信も、カメラ30のアクセサリシューに設けられた複数の電気接点(不図示)、および電子閃光装置20の取り付け脚に設けられた複数の電気接点(不図示)との間の電気的接触を介して行われる有線通信である。カメラ30のCPU306と電子閃光装置20のCPU203との間では、これら複数の電気接点を介して、前述の目標発光量などのデータや後述するコマンド等を送受信する情報通信を行う。なお、この有線通信もカメラ30が主導して必要に応じて適宜行う。
カメラ30と電子閃光装置20との間の通信(有線通信)は、通常、カメラ30が電子閃光装置20へコマンドおよびデータを送信し、これを受信した電子閃光装置20がカメラ30へ返信(ack)する。このコマンドやデータには、電子閃光装置20に対する情報(電子閃光装置20に対するモニタ発光や本発光を示すコマンド、およびモニタ発光時の発光量や本発光時の目標発光量等のデータ等)が含まれるが、リモート電子閃光装置20Aに対するコマンドやデータは含まれない。
本実施の形態において、モニタ発光動作(以下、単に「モニタ発光」と称する)とは、これから撮影しようとしている被写界内(撮影シーン内)に存在している被写体の反射率を測定するために、電子閃光装置20やリモート電子閃光装置20Aから微小光量の光を発する閃光発光動作のことをいう。
また、本実施の形態において、本発光動作(以下、単に「本発光」と称する)とは、被写体を所望の露出(例えば適正露出)にするために、電子閃光装置20やリモート電子閃光装置20Aから所定光量の光を発する閃光発光動作のこという。
電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aは、カメラ30に対してレリーズ操作が行われると、上記モニタ発光を、実際の撮影(撮影した画像をメモリカード等の記録媒体に記録するための本撮影)の際に行う上記本発光に先だって行うように制御される。
−マスター無線アダプタとリモート無線アダプタ間の通信−
マスター無線アダプタ10とリモート無線アダプタ10Aとの間の通信は、無線通信で行う。図3は、マスター無線アダプタ10がリモート無線アダプタ10Aとの間で行う無線通信を説明する図である。リモート無線アダプタ10Aに対する無線通信の発生頻度は、カメラ30とマスター無線アダプタ10との間の通信の発生頻度と同じである。すなわち、カメラ30とマスター無線アダプタ10との間の有線通信の後、遅滞なくマスター無線アダプタ10とリモート無線アダプタ10Aとの間で無線通信が行われる。
通常、マスター無線アダプタ10とリモート無線アダプタ10Aとの間で行う情報の通信は、マスター無線アダプタ10がリモート無線アダプタ10Aへ上記コマンドおよびデータを送信し、これを受信したリモート無線アダプタ10Aがマスター無線アダプタ10へ返信(ack)する。コマンドおよびデータには、通信相手のリモート無線アダプタ10Aに装着されているリモート電子閃光装置20Aに対するものが含まれる。しかしながら、後述するレリーズシーケンス中におけるマスター無線アダプタ10とリモート無線アダプタ10Aとの間の無線通信では、リモート無線アダプタ10Aはマスター無線アダプタ10へ返信(ack)を行わない(マスター無線アダプタ10およびカメラ30からも返信を求めない)。レリーズシーケンス中の通信動作については後述する。
−リモート無線アダプタとリモート電子閃光装置間の通信−
リモート無線アダプタ10Aと、リモート電子閃光装置20Aとの間の通信は、上述したように互いに設けられた電気接点を介した有線通信である。この有線通信は、リモート無線アダプタ10Aがマスター無線アダプタ10との無線通信を行った後で、対応するリモート電子閃光装置20Aとの間で直ちに行う。
リモート無線アダプタ10Aとリモート電子閃光装置20Aとの間の有線通信は、通常、リモート無線アダプタ10Aが対応する電子閃光装置20Aへ上記コマンドおよびデータを送信し、これを受信したリモート電子閃光装置20Aがリモート無線アダプタ10Aへ返信(ack)する。コマンドおよびデータには、リモート無線アダプタ10Aに装着されているリモート電子閃光装置20Aに対するものが含まれる。
<多灯撮影時の発光タイミング>
レリーズシーケンスにおける、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aによる発光の概略のタイムスケジュールを説明する。図4は、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aから撮影補助光を発光させるリモート多灯フラッシュ撮影において、TTL(through the lens)調光制御を行う場合のタイミングを例示する図である。
カメラ30の操作者(撮影者)によりカメラ30のレリーズスイッチ307の押下操作(撮影指示)が行われると、時刻t0において、カメラ30のCPU306がレリーズシーケンス処理を開始させる。
本実施の形態におけるTTL調光制御時のレリーズシーケンス処理では、CPU306から指示を受けたシャッタ駆動装置305がシャッタ302を開駆動する前(すなわち本撮影の露光前)に、各電子閃光装置(電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20A)にモニタ発光動作を行わせると共に、そのモニタ発光動作に連動するようにカメラ30側で測光動作を行う。
まず時刻t0において、カメラ30(CPU306)から電子閃光装置20に対してモニタ発光の指示(後述するコマンドA)が出される。この指示(コマンドA)に基づいて、時刻t1において電子閃光装置20がモニタ発光する。
次に、時刻t2において、カメラ30(CPU306)からリモート電子閃光装置20Aに対してモニタ発光の指示(後述するコマンドB)が出される。この指示(コマンドB)に基づいて、時刻t3においてリモート電子閃光装置20Aがモニタ発光する。このように、本実施の形態の場合(電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aを使用してリモート多灯フラッシュ撮影を行う場合)には、一度のレリーズシーケンス処理中に、合計2回のモニタ発光が行われる。なお、2回のモニタ発光は、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aが、それぞれモニタ発光時の目標発光量(目標モニタ発光量)で発光する。
カメラ30の測光センサ304は、上記2回のモニタ発光のタイミングに合わせて、それぞれ被写体からの反射光を受光するように制御される(測光)。CPU306は、測光センサ304から出力された測光信号に基づいて公知の演算処理(図4に記載の「カメラ処理」における「測光」に引き続く「演算処理」)を行うことにより、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aの、それぞれの本発光時の目標発光量を演算する。
電子閃光装置20における本発光時の目標発光量(以下、目標本発光量と称する)の演算例は、以下の通りである。すなわち、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aをいずれも発光させない状態で測光センサ304から出力された測光信号と、電子閃光装置20にモニタ発光させた状態で測光センサ304から出力された測光信号との差分に基づいて、電子閃光装置20の目標本発光量を演算する。
同様に、リモート電子閃光装置20Aについても、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aを発光させない状態で測光センサ304から出力された測光信号と、リモート電子閃光装置20Aにモニタ発光させた状態で測光センサ304から出力された測光信号との差分に基づいて、リモート電子閃光装置20Aの目標本発光量を演算する。
CPU306は、シャッタ302が全開している時刻t8において、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aを略同時に本発光させる(本撮影の露光)。本発光は、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aが、それぞれの目標本発光量で発光する。
以下、リモート多灯フラッシュ撮影動作における、電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aの発光タイミングを、図4を参照して詳しく説明する。図4は、シャッタ302の先幕が走行終了してシャッタ302が全開になったところで本発光させる、いわゆる先幕シンクロ撮影の例である。
<全ての電子閃光装置に対するモニタ発光の指示>
時刻t0に、操作者のレリーズ操作に基づいてレリーズシーケンス処理を開始させたカメラ30(CPU306)は、CPU306で生成したコマンドA(モニタ発光コマンドA)を、ほぼ同じタイミング(時刻t0)で、電子閃光装置20に対してアクセサリシューの電気接点を介して送信する。このモニタ発光コマンドAには、電子閃光装置20のモニタ発光時の目標モニタ発光量を示す情報と、モニタ発光するタイミングを示す情報(図4の発光開始時間td0)が含まれている。目標モニタ発光量は、あらかじめ決められた所定値であり、本発光量に比べて数百分の1程度の値である。
時刻t2において、カメラ30(CPU306)は、CPU306で生成したコマンドB(モニタ発光コマンドB)を、マスター無線アダプタ10に対して上述の電気接点を介して送信する。マスター無線アダプタ10は、そのモニタ発光コマンドBを無線通信でリモート無線アダプタ10Aへブロードキャスト送信する。マスター無線アダプタ10は、レリーズシーケンス処理中(図4に示す処理中)の無線通信であるため、既述のようにリモート無線アダプタ10Aからの返信(ack)を要求しない。すなわち、この場合の通信は一方向の送信(一方通行の通信)である。マスター無線アダプタ10は、このブロードキャスト送信を、複数回(例えば4回)繰り返す。
なお、ブロードキャスト送信の繰り返し送信回数は4回でなくてもよく、任意の複数回数に設定可能にしてもよい。
ここで、上述のブロードキャスト送信を複数回繰り返す理由は、通信状態が悪い環境(例えば、電磁雑音が多い環境や、他の通信機器が発信する電波との干渉が大きい環境など)が想定される無線通信の場合、送信する度に返信(ack)を待って、受信側において受信されたか否かを確認するよりも、送信を複数回繰り返すことによって、受信側において受信される確率を高める方が好ましいという考え方に基づく。
リモート無線アダプタ10A(これに接続されているリモート電子閃光装置20A)に対して送信される、上記モニタ発光コマンドBに含まれる内容について説明する。モニタ発光コマンドBには、リモート電子閃光装置20Aがモニタ発光するタイミングを示す情報(図4の発光開始時間td1)と、リモート電子閃光装置20Aのモニタ発光時の目標モニタ発光量を示す情報とが含まれている。目標モニタ発光量は、あらかじめ決められた所定値であり、本発光量に比べて数百分の1程度の値である。
なお、本実施の形態では、電子閃光装置20がモニタ発光する場合は、リモート電子閃光装置20Aより先に、優先してモニタ発光する(図4参照)ように構成されている。
<電子閃光装置20のモニタ発光>
電子閃光装置20は、モニタ発光コマンドAの受信(時刻t0)から発光開始時間td0が経過した時刻t1において、目標モニタ発光量でモニタ発光を行う。カメラ30(CPU306)は、時刻t1から電子閃光装置20によってモニタ発光が行われている間に測光処理を行い、モニタ発光後に電子閃光装置20を対象とする上記演算処理を行わせる(図4に記載の「演算処理」)。この演算処理により、電子閃光装置20の目標本発光量が算出される。
上記発光開始時間td0は、カメラ30(CPU306)からモニタ発光コマンドAが送出されてから、電子閃光装置20がモニタ発光を開始するまでの時間に相当する。
<リモート電子閃光装置20Aのモニタ発光>
マスター無線アダプタ10からモニタ発光コマンドBを受信したリモート無線アダプタ10Aは、接続されるリモート電子閃光装置20Aへモニタ発光コマンドBを有線通信で送信する。リモート電子閃光装置20Aは、モニタ発光コマンドBの受信(時刻t2)から発光開始時間td1が経過した時刻t3において、目標モニタ発光量でモニタ発光を行う。
カメラ30(CPU306)は、時刻t3からリモート電子閃光装置20Aによってモニタ発光が行われている間に測光処理を行い、モニタ発光後にリモート電子閃光装置20Aを対象とする上記演算処理を行わせる(図4に記載の「演算処理」)。この演算処理により、リモート電子閃光装置20Aの目標本発光量が算出される。
上記発光開始時間(td1)は、カメラ30(CPU306)からモニタ発光コマンドBが送出されてから、リモート電子閃光装置20Aがモニタ発光を開始するまでの時間に相当する。
カメラ30(CPU306)は、上記演算処理に続いて、時刻t4から本撮影露光に備えて所定の総合演算処理を行う(図4に記載の「総合演算処理」)。
<電子閃光装置20およびリモート電子閃光装置20Aに対する本発光の指示>
総合演算処理後の時刻t5において、カメラ30(CPU306)は、CPU306で生成したコマンドC(本発光コマンドC)を、マスター無線アダプタ10に対して上述の電気接点を介して送信する。マスター無線アダプタ10は、その本発光コマンドCを無線通信でリモート無線アダプタ10Aへブロードキャスト送信する。マスター無線アダプタ10は、レリーズシーケンス処理中の無線通信であるので、既述したように、リモート無線アダプタ10Aからの返信(ack)を要求しない一方方向の送信を複数回(例えば4回)繰り返す。
またカメラ30(CPU306)は、時刻t7において、カメラ30のアクセサリシューに接続された電子閃光装置20に対して、本発光コマンドDを有線通信で(アクセサリシューの電気接点を介して)送信する。
リモート無線アダプタ10A(これに接続されているリモート電子閃光装置20A)に対して送信される、上記本発光コマンドCに含まれる内容について説明する。本発光コマンドCには、リモート電子閃光装置20Aが本発光するタイミングを示す情報(図4の発光開始時間td2)と、リモート電子閃光装置20Aの本発光時の目標本発光量を示す情報とが含まれている。
一方、電子閃光装置20に対して送信される、本発光コマンドDには、電子閃光装置20の目標本発光量が含まれるが、本発光するタイミングを示す情報を含んでいない。電子閃光装置20に対する本発光のタイミングの指示は、カメラ30のアクセサリシューを介して伝達されるシンクロ接点のON信号(X信号とも称される)によって行われるためである。
このシンクロ接点のON信号は、リモート電子閃光装置20Aによる本発光と、電子閃光装置20による本発光とが同時期に行われるように、カメラ30のCPU306が、マスター無線アダプタ10から送信されるトリガ信号に基づいて生成する。マスター無線アダプタ10から送信されるトリガ信号については後述する。
<リモート電子閃光装置20Aおよび電子閃光装置20の本発光>
マスター無線アダプタ10から本発光コマンドCを受信したリモート無線アダプタ10Aは、接続されるリモート電子閃光装置20Aへ本発光コマンドCを有線通信で送信する。リモート電子閃光装置20Aは、本発光コマンドCの受信(時刻t5)から発光開始時間td2が経過した時刻t8において、目標本発光量で本発光を行う。
一方、時刻t7に本発光コマンドDを受信していた電子閃光装置20は、上述のごとく、その後の時刻t8においてカメラ30から発せられるシンクロ接点のON信号(X信号)に基づき本発光を行う。
本実施の形態では、シャッタ302が全開し、撮像素子303で本撮影のための電荷蓄積が開始される時刻t8以降に、リモート電子閃光装置20Aおよび電子閃光装置20がそれぞれ本発光するように、カメラ30(CPU306)が本発光コマンドCに含める発光開始時間td2と、カメラ30のアクセサリシューを介して出力するシンクロ接点のON信号(X信号)のタイミングとが以下のように制御される。
図5は、図4の時刻t5から時刻t9までにカメラ30、マスター無線アダプタ10およびリモート電子閃光装置20Aで行われる動作を説明する図である。既述したように、時刻t5においてカメラ30からマスター無線アダプタ10、リモート無線アダプタ10Aを経由してリモート電子閃光装置20Aへ本発光コマンドCが送信される。本発光コマンドCに含まれる時間情報は、時間X(=発光開始時間td2)と、時間Yとによって構成される。
時間Yは、例えば、撮像素子303に対するリセット処理(不要な蓄積電荷を排出させる処理)に要する時間と、シャッタ302の開駆動(すなわち、先幕走行時間)に要する時間と、余裕時間とを加味して決定される、カメラ30に固有の時間である。先幕走行時間は、経年変化による変動分も加味されている。余裕時間は、CPU306のタイマー回路306tと、CPU105のタイマー回路105tとの間の計時精度の差異も加味されている。
マスター無線アダプタ10のCPU105およびリモート無線アダプタ10AのCPU105はそれぞれ、カメラ30(CPU306)から本発光コマンドCを受信すると、タイマー回路105tによって計時を開始させる。マスター無線アダプタ10のCPU105は、本発光コマンドCの受信(時刻t5)から時間(X−Y)を計時した時点でトリガ信号をカメラ30(CPU306)へ送信する(時刻t6B)。時間X、時間Yを例示すると、例えば100msec(時間X)と10msec(時間Y)である。
リモート無線アダプタ10AのCPU105は、本発光コマンドCの受信(時刻t5)から時間Xを計時すると、リモート電子閃光装置20Aに本発光を開始させる(時刻t8)。
リモート電子閃光装置20Aが本発光を開始する時刻t8は、リモート無線アダプタ10Aのタイマー回路105tによる計時で得られた時刻であり、同種の回路を備えるマスター無線アダプタ10のCPU105tによる計時で得られる時刻t8と一致する。
一方、カメラ30のCPU306は、マスター無線アダプタ10へ本発光コマンドCを送信すると(時刻t5)、時刻t6において撮像素子303に対する通電(電力供給)をオンさせ、撮像素子303に対して撮像のために各種設定等を行う。さらに、カメラ30が一眼レフタイプのカメラである場合には、不図示のミラーに対するミラーアップ駆動を開始させて、マスター無線アダプタ10から送信されるトリガ信号を待つ。
カメラ30のCPU306は、マスター無線アダプタ10からトリガ信号を受信した時刻t6Bにおいて、撮像素子303に対する上記リセット処理を開始し、リセット処理後に蓄積処理(露光)を開始させるとともに、シャッタ駆動装置305によりシャッタ302の開駆動(すなわち、先幕走行)を開始させる。リセット処理および蓄積処理は、タイマー回路306tによって生成されたタイミング信号に基づいて行われる。カメラ30のCPU306は、時間Yの間に、撮像素子303の上記リセット処理および上記蓄積処理、シャッタ駆動装置305によるシャッタ302の開駆動を行う。
カメラ30のCPU306はさらに、マスター無線アダプタ10からトリガ信号を受信した時刻t6Bにおいて、タイマー回路306tによって計時を開始させる。CPU306は、トリガ信号の受信(時刻t6B)から時間Yを計時すると、カメラ30のアクセサリシューを介して電子閃光装置20へシンクロ接点のON信号(X信号)を送出する(時刻t8)。これにより、時刻t7に本発光コマンドDを受信していた電子閃光装置20が本発光を開始する。なお、カメラ30のCPU306は、タイマー回路306tによって時間Xを計時すると、カメラ30のアクセサリシューを介して電子閃光装置20へシンクロ接点のON信号(X信号)を送出するようにしてもよい。
電子閃光装置20が本発光を開始する時刻t8は、カメラ30のCPU306のタイマー回路306tによる計時に基づいて得られた時刻である。上述したように、CPU306のタイマー回路306tによる計時精度と、マスター無線アダプタ10およびリモート無線アダプタ10AにおけるCPU105のタイマー回路105tによる計時精度と同等とは限らないが、両タイマー回路306t、105tが並行して計時するのは、時刻t6Bから時刻t8までの時間Y(例えば10msec)に限られる。
すなわち、仮に、両タイマー回路306t、105tによって時間Yよりも長い時間X(例えば100msec)を並行して計時させて、それぞれの計時結果に基づいて電子閃光装置20による本発光の開始、リモート電子閃光装置20Aによる本発光の開始をさせる場合と比べて、両電子閃光装置(20、20A)による本発光タイミングの時間的なずれを抑えることができる。計時精度を15ppmとして具体例を計算すると、100msecの計時では150μsecのずれが見込まれるところ、10msecの計時では15μsecのずれに収まる。
上述した時間Yは、少なくとも撮像素子303に対するリセット処理と、シャッタ302の開駆動(すなわち、先幕走行)とが時刻t8において終了しているように決定される。
以上説明したように、電子閃光装置20による本発光と、リモート電子閃光装置20Aによる本発光とが、シャッタ302の全開後(すなわち先幕走行終了後)の時刻t8に行われ、シャッタ302の開時間(先幕走行開始から後幕走行終了まで)において撮像素子303に対する蓄積処理が行われる。さらに、撮像素子303に対するリセット処理は、蓄積処理の直前に行われる。蓄積処理の直前にリセット処理を行うと、ノイズの影響を抑えた撮影画像が得られる。
本実施の形態では、カメラ30のCPU306は、本発光を予定する時刻(t8)に対して、どの程度早めに撮像素子303に対するリセット処理を開始し、あるいはシャッタ302の開駆動を開始すれば、本発光と蓄積動作、あるいは本発光とシャッタ全開との同期をとれるかを示す時間Yの情報をあらかじめ決定しておく。
CPU306は、この時間Yに基づいて、マスター無線アダプタ10のタイマー回路105tによって計時されたタイミングで行われる動作(リモート電子閃光装置20Aによる本発光)と、カメラ30のタイマー回路306tによって計時されたタイミングで行われる動作(撮像素子303に対するリセット処理、シャッタ302の開駆動、シンクロ接点のON信号の送出)とのタイミングを制御する。時間Yの情報は、マスター無線アダプタ10(CPU105)と、カメラ30(CPU306)との間の定期通信や、本発光コマンドCの送信の際にカメラCPU306からマスター無線アダプタ10へ送ることができる。また、本発光コマンドCを受信してから本発光を予定する時刻(t8)までの時間Xに関する情報は、本発光コマンドCの送信の際にカメラCPU306からマスター無線アダプタ10へ送る。
<フローチャートの説明>
図6は、カメラ30のCPU306が、操作者によるレリーズスイッチ307の押下操作(撮影指示)を検出して開始させる撮影処理の流れを例示するフローチャートである。図6のステップS10において、CPU306は、電子閃光装置20へモニタ発光コマンドAを送信して(図4の時刻t0)ステップS20へ進む。ステップS20において、CPU306は、電子閃光装置20によってコマンドAに基づくモニタ発光が行われる間に測光処理を開始して(図4の時刻t1)ステップS30へ進む。
ステップS30において、CPU306は、演算処理を開始してステップS40へ進む。ステップS40において、CPU306は、モニタ発光動作が終了したか否かを判定する。CPU306は、CPU306との間で通信が確立し、あらかじめ指定されている全ての電子閃光装置へモニタ発光コマンドを送信した場合にステップS40を肯定判定してステップS50へ進む。CPU306は、モニタ発光コマンドを送信していない電子閃光装置が存在する場合は、ステップS40を否定判定してステップS10へ戻る。
ステップS10へ戻ったCPU306は、マスター無線アダプタ10にモニタ発光コマンドBを送信して(図4の時刻t2)ステップS20へ進む。マスター無線アダプタ10に送信されたモニタ発光コマンドBは、直ちにマスター無線アダプタ10からリモート無線アダプタ10Aを介してリモート電子閃光装置20Aに送信される。ステップS20において、CPU306は、リモート電子閃光装置20AによってコマンドBに基づくモニタ発光が行われる間に測光処理を開始して(図4の時刻t3)ステップS30へ進む。以降のステップS30およびS40の処理は、上述した場合と同様である。
ステップS50において、CPU306は、総合演算処理を開始してステップS60へ進む(図4の時刻t4)。ステップS60において、CPU306は、露光シーケンスを開始させる。具体的には、上記ミラーアップ駆動を開始させ、さらにシャッタ駆動装置305によりシャッタ302の先幕走行を開始させて、ステップS70へ進む。
ステップS70において、CPU306は、マスター無線アダプタ10から本発光コマンドCを送信させる(図4の時刻t5)とともに、電子閃光装置20へ本発光コマンドDを送信してステップS80へ進む(図4の時刻t7)。また、CPU306は、電子閃光装置20に対しては図4の時刻t8に、シンクロ接点をONするX信号を発信する。
リモート電子閃光装置20Aは、本発光コマンドCに含まれる発光開始時間td2(=時間X)に基づき、時刻t8において本発光を開始する。また、電子閃光装置20は、シンクロ接点のONに基づき、時刻t8において本発光を開始する。これにより、シャッタ302が全開した図4の時刻t8において本発光が行われる。
ステップS80において、CPU306は、シャッタ駆動装置305によるシャッタ302の後幕走行が終了するタイミング(図4の時刻t9)で、撮像素子303から画像信号を読み出して所定の画像処理を行い、ステップS90へ進む。
ステップS90において、CPU306は、画像処理後の画像信号をメモリカードなどの記録媒体350に記録し、一連の撮影処理を終了する。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)カメラ30に搭載される制御装置は、マスター無線アダプタ10との間で通信するCPU306と、計時するタイマー回路306tと、例えば撮像素子303に対するリセット処理等を実行するCPU306と、タイマー回路306tおよび通信を制御するCPU306とを備える。そして、CPU306は、CPU306からマスター無線アダプタ10へ少なくとも時刻t8を示す時間X(=発光開始時間td2)を送信させるとともに、マスター無線アダプタ10によって時刻t8より前の時刻t6Bが計時されたことを示すトリガ信号がCPU306により受信されると、CPU306に、例えば撮像素子303に対するリセット処理等を開始させる。
カメラ30が、マスター無線アダプタ10側で計時された時刻t6Bのトリガ信号を起点に、例えば撮像素子303に対するリセット処理等を開始するので、カメラ30側のリセット処理を、マスター無線アダプタ10側で計時された時刻に基づいて行われる動作(例えばリモート電子閃光装置20Aによる本発光)に対して早すぎも、遅すぎもせず、同期した適切なタイミングで行うことができる。
(2)カメラ30に搭載されるCPU306は、CPU306からマスター無線アダプタ10へ、時刻t8とともに、時刻t8と時刻t6Bとの時間差(すなわち、時間Y)を示す時間情報を送信させる。これにより、カメラ30の固有の時間Yを考慮して、カメラ30側の例えばリセット処理を、マスター無線アダプタ10側で計時された時刻に基づいて行われる動作(例えばリモート電子閃光装置20Aによる本発光)に同期した適切なタイミングで行うことができる。
(3)カメラ30に搭載されるCPU306は、マスター無線アダプタ10側で時間(X―Y)を計時したことを示すトリガ信号がCPU306により受信されると、カメラ30側の処理として、CPU306にカメラ30の撮像素子303のリセット処理およびシャッタ303の開駆動を行わせるので、カメラ30の上記リセット処理および開駆動を、マスター無線アダプタ10側で計時された時刻に基づいて行われる動作(例えばリモート電子閃光装置20Aによる本発光)に同期した適切なタイミングで行うことができる。
(4)カメラ30に搭載されるCPU306は、マスター無線アダプタ10によって時刻t6Bが計時されたことを示すトリガ信号がCPU306により受信されると、CPU306に、時刻t8と時刻t6Bとの時間差(すなわち、時間Y)を計時させるとともに、CPU306によって時間Yが計時されたとき、撮影補助光を発する電子閃光装置20に対するシンクロ接点のON信号を発生させるようにした。これにより、マスター無線アダプタ10側で計時された時刻に基づいて行われる動作(例えばリモート電子閃光装置20Aによる本発光)に同期した適切なタイミングで適切なタイミングで、電子閃光装置20を本発光させることができる。
(5)カメラ30に搭載されるCPU306は、時刻t8と時刻t6Bとの時間差(すなわち、時間Y)を、シャッタ302の開駆動に要する時間と、撮像素子303のリセット処理に要する時間と、上記開駆動およびリセット処理のための余裕時間とに基づいて決定するので、マスター無線アダプタ10側で計時された時刻に基づいて行われる動作(例えばリモート電子閃光装置20Aによる本発光)に同期した適切なタイミングで、電子閃光装置20を本発光させることができる。
(6)カメラ30に搭載されるCPU306は、CPU306からマスター無線アダプタ10へ時間情報を送信させると、CPU306に対し、前処理としてカメラ30のミラーのアップ駆動を行わせるようにしたので、マスター無線アダプタ10側で計時された時刻に基づいて行われる動作(例えばリモート電子閃光装置20Aによる本発光)よりも先に行うべき動作を適切に行うことができる。
(7)カメラ30に搭載されるCPU306は、時刻t8を、カメラ30のミラーのアップ駆動に要する時間と、撮像素子303に対する設定に要する時間とに基づいて決定するので、マスター無線アダプタ10側で計時された時刻に基づいて行われる動作(例えばリモート電子閃光装置20Aによる本発光)よりも先に行うべき動作を適切に行うことができる。
(8)マスター無線アダプタ10は、カメラ30との間で通信するCPU105と、計時するタイマー回路105tと、タイマー回路105tおよび通信を制御するCPU105とを備える。そして、CPU105は、カメラ30から送信された時刻t8および時刻t8と時刻t6Bとの時間差(すなわち、時間Y)を示す時間情報がCPU105で受信されると、タイマー回路105tに時刻t8よりも上記時間差だけ前の時刻t6Bを計時させるとともに、タイマー回路105tによって時刻t6Bが計時されたとき、CPU105からカメラ30へトリガ信号を送信させる。
これにより、カメラ30は、マスター無線アダプタ10側で計時した時刻(トリガ信号)を起点に、例えば撮像素子303に対するリセット処理等を開始することが可能になる。すなわち、カメラ30側のリセット処理を、マスター無線アダプタ10側で計時された時刻に基づいて行われる動作(例えばリモート電子閃光装置20Aによる本発光)に対して早すぎも、遅すぎもせず、同期した適切なタイミングで行わせることが可能になる。
(9)カメラ30から送信された時刻t8と時刻t6Bとの時間差(すなわち、時間Y)は、カメラ30のシャッタ302の開駆動に要する時間と、カメラ30の撮像素子303のリセット処理に要する時間と、上記開駆動およびリセット処理のための余裕時間と、に基づいて決定されている。これにより、カメラ30側の上記リセット処理および開駆動を、マスター無線アダプタ10側で計時された時刻に基づいて行われる動作(例えばリモート電子閃光装置20Aによる本発光)に同期した適切なタイミングで行わせることが可能になる。
(10)カメラ30から送信された時刻t8は、カメラ30のミラーのアップ駆動に要する時間と、撮像素子303に対する設定に要する時間と、に基づいて決定されている。これにより、カメラ30側で、マスター無線アダプタ10側で計時された時刻に基づいて行われる動作(例えばリモート電子閃光装置20Aによる本発光)よりも先に行うべき動作を適切に行わせることが可能になる。
(11)マスター無線アダプタ10のCPU105はさらに、撮影補助光を発するリモート電子閃光装置20Aへ情報を送信し、CPU105は、カメラ30から送信された時間情報がCPU105で受信されてからタイマー回路105tによって時刻t8が計時されたときにリモート電子閃光装置20Aを発光させる情報を、CPU105からリモート電子閃光装置20A(リモート無線アダプタ10A)へ送信させる。これにより、CPU105がカメラ30から送信された時間情報を受信してから、タイマー回路105tによって時刻t8が計時されたとき、すなわちマスター無線アダプタ10で計時された時刻に基づき、リモート電子閃光装置20Aによる本発光が行われる。
(12)互いの計時精度が異なるカメラ30とマスター無線アダプタ10との間で制御情報を送受する制御システムにおいて、カメラ30は、マスター無線アダプタ10へ時刻t8を示す時間情報を送り、マスター無線アダプタ10は、時間情報を受信してからマスター無線アダプタ10によって時刻t8に先立つ時刻t6Bを計時したらカメラ30へトリガ信号を送り、カメラ30は、トリガ信号を受信してからカメラ30によって計時したタイミングに基づいて、例えば撮像素子303に対するリセット処理等を開始し、マスター無線アダプタ10は、トリガ信号を送信してからマスター無線アダプタ10によって計時したタイミングに基づいて、例えばリモート電子閃光装置20A(リモート無線アダプタ10A)による本発光を行わせる。
これにより、カメラ30側のリセット処理等と、マスター無線アダプタ10側で計時された時刻に基づいて行われる動作(例えばリモート電子閃光装置20Aによる本発光)とを、同期した適切なタイミングで行わせることができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施の形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
カメラ30のCPU306からマスター無線アダプタ10へ時間Xと時間Yの情報を送るようにしてもよいし、カメラ30のCPU306が予め時刻t6Bの情報を送るようにしてもよい。マスター無線アダプタ10は、時刻t6Bの情報を受信し、時刻t6Bになるとトリガ信号をカメラ30(CPU306)へ送信するようにしてもよい。
(変形例2)
本実施の形態では、電子閃光装置20がモニタ発光する場合は、他のリモート電子閃光装置20Aよりも優先してモニタ発光する(図4参照)ように構成したが、この順序(電子閃光装置20のモニタ発光動作と、リモート電子閃光装置20Aのモニタ発光動作のタイミング)が逆であってもよい。
(変形例3)
本実施の形態では、リモート電子閃光装置20Aに対して送信するモニタ発光コマンドBおよび本発光コマンドCを、カメラ30のCPU306で生成しているが、これらのコマンドをカメラ30以外で生成するようにしてもよい。たとえばマスター無線アダプタ10にこれらのコマンドの生成機能を持たせるようにしてもよい。
(変形例4)
本実施の形態は、本発光コマンドが送信される時刻t5から、本発光を予定する時刻t8までの発光開始時間td2(=時間X)が、時間Yに比べて十分長い場合において特に好適である。このため、リモート電子閃光装置20Aにおいて、モニタ発光コマンドBが送信される時刻t2から、モニタ発光を予定する時刻t3までの時間を長く必要とする(発光開始時間td1を延ばす)場合には、モニタ発光時の制御を、上記本発光の場合と同様に制御してよい。
例えば、モニタ発光コマンドBに含める時間情報として、時刻t3を示す時間P(=発光開始時間td1’)と、時間Qとを含める。時間Qは、例えば、測光センサ304に対するリセット処理(不要な蓄積電荷を排出させる処理)に要する時間と、余裕時間とを加味して決定される、カメラ30に固有の時間である。余裕時間は、CPU306のタイマー回路306tと、CPU105のタイマー回路105tとの間の計時精度の差異も加味してよい。
マスター無線アダプタ10のCPU105およびリモート無線アダプタ10AのCPU105はそれぞれ、カメラ30(CPU306)からモニタ発光コマンドBを受信すると(時刻t2)、タイマー回路105tによって計時を開始させる。マスター無線アダプタ10のCPU105は、時刻t3に先立つ時刻(すなわち、時刻t2から時間(P−Q)を計時した時)にトリガ信号をカメラ30(CPU306)へ送信する。時間P、時間Qを例示すると、例えば40msec(時間P)と10msec(時間Q)である。
リモート無線アダプタ10AのCPU105は、モニタ発光コマンドBの受信(時刻t2)から時間Pを計時した時にリモート電子閃光装置20Aにモニタ発光を開始させる。一方、カメラ30のCPU306は、マスター無線アダプタ10からトリガ信号を受信すると、測光センサ304に対する上記リセット処理を開始し、リセット処理後に蓄積処理(測光)を開始させる。リセット処理は、タイマー回路306tによって生成されたタイミング信号に基づいて行われる。
変形例4によれば、リモート電子閃光装置20Aによりモニタ発光を行う場合において、測光センサ304に対するリセット処理を測光処理の直前に行い、適切に測光処理を行うことができる。
(変形例5)
本実施の形態は、複数台のカメラ30の露光開始タイミングを揃えたい場合にも適用できる。例えば、マスターとなるマスター無線アダプタ10(およびマスターとなるカメラ30)から、リモートとなるリモート無線アダプタ10A(およびリモートとなるカメラ30)に対して撮影コマンドが送信される。撮影コマンドには、時間情報として、撮影時刻を示す時間Xが含まれている。リモートとなるカメラ30が複数台存在する場合は、一番長い時間Xが採用される。
時間Yは、マスターとなるカメラ30からマスター無線アダプタ10へ、リモートとなるカメラ30からリモート無線アダプタ10Aへ、それぞれ伝えられる。時間Yは、例えば、各カメラ30の撮像素子303に対するリセット処理(不要な蓄積電荷を排出させる処理)に要する時間と、各カメラ30のシャッタ302の開駆動(すなわち、先幕走行時間)に要する時間と、余裕時間とを加味して決定される、各カメラ30に固有の時間である。先幕走行時間は、経年変化による変動分も加味されている。余裕時間は、各カメラ30のCPU306のタイマー回路306tと、外部機器のCPU105のタイマー回路105tとの間の計時精度の差異も加味されている。
マスターとなるマスター無線アダプタ10(およびマスターとなるカメラ30)は、リモートとなるリモート無線アダプタ10A(およびリモートとなるカメラ30)へ撮影コマンドを送信すると、タイマー回路105tによって計時を開始させる。マスター無線アダプタ10のCPU105は、撮影コマンドの送信から時間(X−Y)を計時した時点でトリガ信号をマスターとなるカメラ30(CPU306)へ送信する。時間X、時間Yを例示すると、例えば100msec(時間X)と8msec(時間Y)である。
リモートとなるリモート無線アダプタ10AのCPU105は、撮影コマンドを受信すると、タイマー回路105tによって計時を開始させる。リモート無線アダプタ10AのCPU105は、撮影コマンドの受信から時間(X−Y)を計時した時点でトリガ信号をリモートとなるカメラ30(CPU306)へ送信する。時間X、時間Yを例示すると、例えば100msec(時間X)と12msec(時間Y)である。
マスターとなるカメラ30のCPU306は、撮影コマンドの送信後、撮像素子303に対する通電(電力供給)をオンさせ、撮像素子303に対して撮像のために各種設定等を行う。さらに、カメラ30が一眼レフタイプのカメラである場合には、不図示のミラーに対するミラーアップ駆動を開始させて、マスター無線アダプタ10から送信されるトリガ信号を待つ。
マスターとなるカメラ30のCPU306は、マスター無線アダプタ10からトリガ信号を受信すると、撮像素子303に対する上記リセット処理を開始し、リセット処理後に蓄積処理(露光)を開始させるとともに、シャッタ駆動装置305によりシャッタ302の開駆動(すなわち、先幕走行)を開始させる。
リモートとなるカメラ30のCPU306は、撮影コマンドの受信後、撮像素子303に対する通電(電力供給)をオンさせ、撮像素子303に対して撮像のために各種設定等を行う。さらに、カメラ30が一眼レフタイプのカメラである場合には、不図示のミラーに対するミラーアップ駆動を開始させて、リモート無線アダプタ10Aから送信されるトリガ信号を待つ。
リモートとなるカメラ30のCPU306は、リモート無線アダプタ10Aからトリガ信号を受信すると、撮像素子303に対する上記リセット処理を開始し、リセット処理後に蓄積処理(露光)を開始させるとともに、シャッタ駆動装置305によりシャッタ302の開駆動(すなわち、先幕走行)を開始させる。
以上説明した変形例5によれば、複数台のカメラ30の露光開始タイミングを揃えることができる。
上記の説明では、実施の形態および複数の変形例を説明したが、これらの実施の形態および変形例の記載の構成を適宜組み合わせて装置(カメラ、あるいは電子閃光装置)を構成してもよい。
10…マスター無線アダプタ
10A…リモート無線アダプタ
20…電子閃光装置
20A…リモート電子閃光装置
30…カメラ
102…通信回路
105、203、306…CPU
105t、306t…タイマー回路
302…シャッタ
303…撮像素子

Claims (15)

  1. 外部機器と通信する通信部と、
    前記通信部により第1時刻を示す信号が前記外部機器へ送信され、前記第1時刻より前の第2時刻が計時されたことを示す信号が前記外部機器から受信されると、処理を実行する処理部とを備える制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置において、
    前記通信部は、前記第1時刻とともに前記第1時刻と前記第2時刻との時間差を示す信号を送信する制御装置。
  3. 請求項2に記載の制御装置において、
    計時する計時部を備え、
    前記処理部は、前記通信部により前記第2時刻が計時されたことを示す信号が受信されてから、前記計時部により前記時間差の間に処理を実行する制御装置。
  4. 請求項2に記載の制御装置において、
    計時する計時部を備え、
    前記処理部は、前記計時部により前記第1時刻が計時されるまでに処理を実行する制御装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記処理部は、前記処理としてカメラの撮像素子の初期化処理およびシャッタの開駆動を行う制御装置。
  6. 請求項5に記載の制御装置において、
    前記処理部は、前記通信部により前記第2時刻が計時されたことを示す信号が受信されてから前記時間差が経過すると、撮影補助光を発する照明装置を点灯する信号を発する制御装置。
  7. 請求項5に記載の制御装置において、
    前記処理部は、前記第1時刻になると撮影補助光を発する照明装置を点灯する信号を発する制御装置。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記シャッタの開駆動に要する時間と、前記初期化処理に要する時間と、前記開駆動および前記初期化処理のための準備時間とに基づいて前記時間差を決定する制御装置。
  9. 請求項5から請求項8のいずれか一項に記載の制御装置において、
    前記処理部は、前記通信部により前記外部機器へ前記第1時刻を示す信号が送信されると、前記カメラのミラーのアップ駆動を行う制御装置。
  10. 請求項9に記載の制御装置において、
    前記ミラーのアップ駆動に要する時間と、前記撮像素子に対する設定に要する時間とに基づいて前記第1時刻を決定する制御装置。
  11. 外部機器と通信する通信部と、
    計時する計時部と、
    前記通信部により第1時刻および時間差を示す信号が前記外部機器から受信されると、前記計時部に前記第1時刻よりも前記時間差だけ前の第2時刻を計時させ、前記計時部によって前記第2時刻が計時されると、前記通信部により前記外部機器へ信号を送信させる制御部とを備える電子機器。
  12. 請求項11に記載の電子機器において、
    前記通信部はカメラと通信し、前記時間差は、前記カメラのシャッタの開駆動に要する時間と、前記カメラの撮像素子の初期化処理に要する時間と、前記開駆動および前記初期化処理のための準備時間とに基づいて決定されている電子機器。
  13. 請求項12に記載の電子機器において、
    前記第1時刻は、前記カメラのミラーのアップ駆動に要する時間と、前記撮像素子に対する設定に要する時間とに基づいて決定されている電子機器。
  14. 請求項12または請求項13に記載の電子機器において、
    前記通信部は、撮影補助光を発する照明装置と通信し、前記第1時刻および前記時間差を示す信号を受信してから前記第1時刻までの間に前記照明装置が発光するための情報を前記照明装置へ送信する電子機器。
  15. 互いに異なる計時部を有する第1機器と第2機器との間で制御情報を送受する制御システムにおいて、
    前記第1機器は、前記第2機器へ第1時刻を示す信号を送信し、
    前記第2機器は、前記第1時刻を示す信号を受信してから前記第2機器によって前記第1時刻より前の第2時刻を計時したら前記第1機器へ前記第2時刻を計時したことを示す信号を送信し、
    前記第1機器は、前記第2時刻が計時されたことを示す信号を受信してから前記第1機器によって計時したタイミングに基づいて第1処理を開始し、
    前記第2機器は、前記第2時刻を計時したことを示す信号を送信してから前記第2機器によって計時したタイミングに基づいて第2処理を開始する、制御システム。
JP2015257696A 2015-12-29 2015-12-29 制御装置、電子機器、制御システムおよび撮像装置 Active JP6733176B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015257696A JP6733176B2 (ja) 2015-12-29 2015-12-29 制御装置、電子機器、制御システムおよび撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015257696A JP6733176B2 (ja) 2015-12-29 2015-12-29 制御装置、電子機器、制御システムおよび撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017121029A true JP2017121029A (ja) 2017-07-06
JP6733176B2 JP6733176B2 (ja) 2020-07-29

Family

ID=59272539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015257696A Active JP6733176B2 (ja) 2015-12-29 2015-12-29 制御装置、電子機器、制御システムおよび撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6733176B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020055305A1 (en) * 2018-09-11 2020-03-19 Profoto Aktiebolag A computer implemented method and a system for coordinating taking of a picture using a camera and initiation of a flash pulse of at least one flash device
US11863866B2 (en) 2019-02-01 2024-01-02 Profoto Aktiebolag Housing for an intermediate signal transmission unit and an intermediate signal transmission unit

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020055305A1 (en) * 2018-09-11 2020-03-19 Profoto Aktiebolag A computer implemented method and a system for coordinating taking of a picture using a camera and initiation of a flash pulse of at least one flash device
CN112673310A (zh) * 2018-09-11 2021-04-16 保富图公司 使得使用摄像机拍摄照片与启动至少一个闪光装置的闪光脉冲协调的计算机实现的方法和系统
CN112673310B (zh) * 2018-09-11 2022-10-28 保富图公司 使得使用摄像机拍摄照片与启动至少一个闪光装置的闪光脉冲协调的计算机实现的方法和系统
US11611691B2 (en) 2018-09-11 2023-03-21 Profoto Aktiebolag Computer implemented method and a system for coordinating taking of a picture using a camera and initiation of a flash pulse of at least one flash device
US11863866B2 (en) 2019-02-01 2024-01-02 Profoto Aktiebolag Housing for an intermediate signal transmission unit and an intermediate signal transmission unit

Also Published As

Publication number Publication date
JP6733176B2 (ja) 2020-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5268438B2 (ja) ストロボ装置、撮像装置およびその制御方法
JP5247510B2 (ja) 通信装置、外部装置及びそれらの制御方法
CN105579901B (zh) 用于相机与至少一个远程闪光装置之间的无线通信的方法、发送单元、系统及数据承载装置
JP5769436B2 (ja) 撮像装置、通信装置及びカメラシステム
US10630880B2 (en) Image capturing apparatus, light emitting apparatus, and control methods thereof
JP5692965B2 (ja) システム、通信装置及び発光制御装置
JP2013115731A (ja) 撮像装置、発光装置及びカメラシステム
JP6733176B2 (ja) 制御装置、電子機器、制御システムおよび撮像装置
JP2012150285A (ja) 撮像装置及びカメラシステム
JP2015219325A (ja) ストロボ制御システム及びストロボ制御方法
JP5517482B2 (ja) 撮像装置及びカメラシステム
CN110650272A (zh) 发光设备、摄像设备、控制方法、存储介质和摄像系统
JP6135397B2 (ja) カメラ
JP3976905B2 (ja) ストロボシステム
JP2003161987A (ja) 撮影装置および撮影システム
US10638053B2 (en) Image capturing apparatus, light emitting apparatus, and control method thereof
JP6597237B2 (ja) 制御装置、撮影装置、通信装置、および照明装置
JP3957891B2 (ja) ストロボシステムおよびストロボ装置
JP6349650B2 (ja) カメラおよび通信装置
JP3061437B2 (ja) カメラ及びカメラと非接続な外部ストロボからなるシステム
JP2013105024A (ja) ストロボ及び無線ストロボ制御システム
JP6597127B2 (ja) 発光制御装置および撮影装置
JP6916414B2 (ja) 発光制御装置、撮像装置および照明装置
JP7196948B2 (ja) 撮影システム
JP2019145957A (ja) 発光制御装置、発光装置、撮像装置、制御方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191030

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20191030

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200428

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20200512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200609

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200622

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6733176

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250