JP2015219325A - ストロボ制御システム及びストロボ制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電波通信及び光通信が可能なスレーブストロボと、光通信が可能なスレーブストロボとが混在する場合にも同期動作を行えるようにする。
【解決手段】マスターストロボ300と、電波通信及び光通信が可能なスレーブストロボ1000〜1002と、光通信が可能なスレーブストロボ1003、1004とを備え、マスターストロボ300は、第1のスレーブストロボ1000〜1002に、スレーブストロボ1000〜1002の発光に関する情報を電波通信で送信し、さらにスレーブストロボのうちの特定スレーブストロボ1002には、マスター権限を委譲して、スレーブストロボ1003、1004の発光に関する情報を電波通信で送信し、特定スレーブストロボ1002は、スレーブストロボ1003、1004に、発光に関する情報を光通信で送信することにより、ストロボ300、1000〜1004を同期させて発光させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電波通信及び光通信が可能なスレーブストロボと、光通信が可能なスレーブストロボとを備えたストロボ制御システムに係る技術に関する。
従来、無線通信(ワイヤレス)ストロボシステムには、電波通信(主に「Radio Communication」)と光通信(光パルス通信)を使用した2つのシステムがある。電波や光を使った無線通信システムは、有線通信システムと比較して、ケーブルで接続する必要がないことから取り扱いが容易である一方、通信の信頼性という面では欠点がある。例えば、電波通信では、通信経路に障害物があったり、同じ周波数帯の電磁波を発するような外乱があったりした場合には通信エラーとなることがあった。また、光通信では、通信中に強い光が入ったりした場合には通信エラーとなることがあった。そのため、エラー訂正機構を備えたり、パケットの再送処理を行ったりすることで、通信の信頼性を確保していた。
特許文献1には、送信手段から発光データ信号を電波又は音波の信号によりワイヤレス送信し、発光開始信号を送信側照明手段の照明光によりワイヤレス送信する構成が開示されている。これにより、従来の受信装置を発光させるためにカメラのレリーズ前から搬送波信号を送信しておくといったことをなくし、余分なエネルギ消費を抑えることができるようにしている。しかも、光を用いて発光開始信号を送信するようにすることで、電波により発光開始信号を送信して受信装置を発光させる従来技術に比べて受信装置(受信側照明手段)における発光の反応を早くするようにしている。
また、特許文献2には、発光装置と撮像装置とが電波による無線通信を行う場合に、通信の信頼性を確保するとともに、撮像装置の露光と発光装置の本発光とを適正なタイミングで合わせることができるようにした構成が開示されている。従来無線送受信動作の遅延があり、これを考慮しシャッタータイミングのX同期を取る必要があり、発光同期信号はタイミングが合わなかったときの撮像画面での光量不足の欠点を改善している。具体的には、所定の間隔で複数回発光装置へ出力される発光指示のうち最初の発光指示が出力されるタイミングと、走行開始指示に従って走行したシャッター幕が走行完了するタイミングとの間隔が一定となるように、最初の発光指示を出力するタイミング、及び、シャッター幕の走行開始を指示するタイミングの少なくとも一方を補正するものである。
特許第3919537号公報 特開2012−150285号公報
スレーブストロボを多灯使用する場合に、電波通信及び光通信が可能なスレーブストロボと、光通信が可能なスレーブストロボとが混在する状況もありうる。
特許文献1に開示された技術では、電波通信及び光通信が可能なスレーブストロボと、光通信が可能なスレーブストロボとが混在する状況では、光通信が可能なスレーブストロボを制御することができない。
また、特許文献2に開示された技術では、電波通信で生じるX同期の遅延の補正とシャッターの耐久、温度、姿勢差等のばらつき等の遅延を加味してタイミング補正を行っており、光通信が可能なスレーブストロボが混在する状況では、X同期がずれてしまうといった欠点があった。結果的には、閃光時に撮影画面が光量不足で一部暗くなるといった欠点があった。
本発明は上記のような点に鑑みてなされたものであり、電波通信及び光通信が可能なスレーブストロボと、光通信が可能なスレーブストロボとが混在する状況でも同期動作を行えるようにすることを目的とする。
本発明のストロボ制御システムは、マスター装置と、電波通信及び光通信が可能な第1のスレーブストロボと、光通信が可能な第2のスレーブストロボとを備え、前記マスター装置は、前記第1のスレーブストロボに、前記第1のスレーブストロボの発光に関する情報を電波通信で送信し、さらに前記第1のスレーブストロボのうちの特定スレーブストロボには、マスター権限を委譲して、前記第2のスレーブストロボの発光に関する情報を電波通信で送信し、前記特定スレーブストロボは、前記第2のスレーブストロボに、発光に関する情報を光通信で送信することにより、前記第1のスレーブストロボと前記第2のスレーブストロボとを同期させて発光させることを特徴とする。
本発明によれば、ストロボの無線通信システムにおいて、電波通信及び光通信が可能なスレーブストロボと、光通信が可能なスレーブストロボとが混在する状況でも同期動作を行うことができる。
ストロボ制御システムの構成を示す図である。 カメラ及びストロボの構成を示す図である。 ストロボの構成を示す図である。 カメラの処理動作を示すフローチャートである。 カメラの処理動作を示すフローチャートである。 マスターストロボの処理動作を示すフローチャートである。 特定スレーブストロボの設定動作を示すフローチャートである。 マスターストロボの発光動作を示すフローチャートである。 電波/光スレーブストロボの発光動作を示すフローチャートである。 光スレーブストロボの発光動作を示すフローチャートである。 発光動作の詳細を示すフローチャートである。 特定スレーブストロボを設定する状況を説明するための図である。 特定スレーブストロボを設定する状況を説明するための図である。 特定スレーブストロボを設定する状況を説明するための図である。 カメラ及びストロボの動作を示すタイミングチャートである。 発光コマンドパケットの送信タイミングとストロボ撮影動作を示す特性図である。 発光コマンドパケットのパケットデータ構造を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るストロボ制御システムの構成を示す図である。本実施形態に係るストロボ制御システムは、カメラとストロボ(閃光装置)とから構成されるワイヤレスストロボシステムである。
100は撮像装置の例であるカメラであり、無線通信回路及び無線アンテナを内蔵している。
300、1000〜1002はストロボであり、無線通信回路及び無線アンテナを内蔵しており、電波通信及び光通信の併用可能なストロボである。ここでは、ストロボ300がアクセサリシューを介してカメラ100に装着されている。
1003、1004はストロボであり、無線通信回路及び無線アンテナを内蔵しておらず、光通信のみ可能なストロボである。
400は被写体、600はスクリーンであり、写真スタジオでのストロボ撮影を想定した概略図になっている。
なお、無線通信は、例えば無線通信規格であるIEEE802.15.4等の方法によって行われる。
図2は、実施形態に係るカメラ100及びストロボ300の構成を示す図である。
200はカメラ100に着脱可能なレンズユニットである。なお、本実施形態では、レンズユニット200及びストロボ300がカメラ100に着脱可能な構成について説明するが、レンズユニット200及びストロボ300に相当する部分がカメラ100に内蔵された構成であってもよい。
まず、カメラ100の構成について説明する。
101はマイクロコンピュータ(カメラマイコンと呼ぶ)であり、カメラ100の各部を制御する。カメラマイコン101は、内蔵もしくは外付け発振回路で生成されたクロックにより駆動されるとともに、このクロックをカウントすることによって正確な時間管理を行う。これにより、カメラ100全体の動作シーケンスにおけるタイミング、及びストロボやリモコン等との通信シーケンスにおけるタイミングを制御する。
102はCCD、CMOS等の撮像素子であり、レンズユニット200のレンズ群202を介して入射した光束が結像される。
103はシャッター幕及びシャッター制御回路を含むシャッターユニットであり、シャッター幕を走行させることで撮像素子102を遮光する状態と、撮像素子102へ光束を導く状態とになる。シャッター制御回路は、カメラマイコン101からのシャッター駆動信号に従って、シャッター幕を制御する。本実施形態では、シャッターユニット103としてフォーカルプレンシャッターを利用し、フォーカルプレンシャッターを構成する2つのシャッター駆動マグネットを制御し、先幕と後幕からなるシャッター幕を走行させる。なお、先幕は、撮像素子102の露光を開始させる方向へ走行し、後幕は、撮像素子102を遮光する方向へ走行する。また、シャッターユニット103は、走行時のシャッター幕の位置を検出し、シャッター走行完了等のタイミングを検出する複数のフォトインタラプタを内蔵し、検出信号を配線119を介してカメラマイコン101に出力する。
なお、シャッターユニット103は、カメラマイコン101が先幕の走行開始を指示する先幕走行信号Mgを出力してから先幕が走行完了するまでに要する時間が走行回数や温度、姿勢差等によって変化する。この変化量は、フォトインタラプタの検出結果に基づいてカメラマイコン101で演算することが可能であり、演算された変化量に基づいてこの変化を補正するための補正値を演算する。この演算された補正値はカメラマイコン101内の記憶装置(EEPROM等)に記憶される。
104は主ミラー(ハーフミラー)、105はピント板である。主ミラー104のミラーダウン状態では、レンズ群202を介して入射する光束の一部を反射しピント板105に結像させ、ミラーアップ状態では、レンズ群202を介して入射する光束を撮像素子102へ導く。
106は測光回路であり、この回路内の測光センサは複数の測光領域を有しており、それぞれの領域で測光を行うことができる。測光回路106内の測光センサは、ペンタプリズム114を介してピント板105に結像された被写体像を見込んでいる。
107は焦点検出回路であり、この回路内の焦点検出センサは複数の焦点検出領域を有している。
108はゲイン切換え回路であり、撮像素子102から出力されるアナログ信号の増幅ゲインを切換える。増幅ゲインの切換えは、撮影条件や充電電圧条件によるレベル設定、撮影者の入力等によりカメラマイコン101が制御する。
109はA/D変換器であり、撮像素子102から出力される増幅されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
110はタイミングジェネレータ(TG)であり、撮像素子102の増幅された信号入力とA/D変換器109の変換タイミングを同期させる。
111はデジタル信号処理回路であり、A/D変換器109でデジタル信号に変換された画像データをパラメータに従って画像処理を行う。
112は各種情報を入力するための入力部であり、任意のフィルタ情報の設定を入力することや、予備発光を行うための予備発光ボタン、日中シンクロモード等のスイッチやボタン、ダイヤル等を有する。
113は液晶装置や発光素子等からなる表示部であり、各種設定されたモードやその他の撮影情報等を表示する。
114はペンタプリズムであり、ピント板105の被写体像を測光回路106内の測光センサ及び不図示の光学ファインダに導く。
115はサブミラーであり、レンズ群202を介して入射し、主ミラー104を透過した光線を焦点検出回路107の測距センサに導く。
116は無線通信回路、117は無線アンテナであり、無線通信部として機能し、この無線通信部を介してストロボやリモコン等のカメラアクセサリと電波を用いたデータ(無線通信パケット)の送受信を行う。
SCはカメラ100とレンズユニット200及びストロボ300とのインタフェースの通信ラインである。例えばカメラマイコン101をホストとして、データの交換やコマンドの伝達を相互に行う。これにより、カメラマイコン101からストロボ300のストロボマイコン310への発光開始指示信号等の通信を可能にしている。また、カメラマイコン101とレンズユニット200のレンズマイコン201との間で通信を可能にしている。
次に、レンズユニット200の構成について説明する。
201はマイクロコンピュータ(レンズマイコンと呼ぶ)であり、レンズユニット200の各部を制御する。
202は複数枚で構成されたレンズ群である。
203はレンズ駆動回路であり、レンズ群202の焦点位置合わせ用の光学系を移動させる。レンズ群202の駆動量は、カメラ100の焦点検出回路107の出力に基づいてカメラマイコン101で算出される。
204はエンコーダであり、レンズ群202の駆動時に位置を検出する。算出された駆動量はカメラマイコン101からレンズマイコン201に通信され、エンコーダ204の駆動情報により駆動量分だけレンズマイコン201がレンズ駆動回路203を動作させ、レンズ群202を合焦位置に移動させる。
205は絞り、206は絞り制御回路であり、絞り205は絞り制御回路206を介してレンズマイコン201により制御される。
次に、ストロボ300の構成について説明する。
310はマイクロコンピュータ(以下、ストロボマイコンと呼ぶ)であり、ストロボ300の各部を制御する。
301はストロボの電源(VBAT)としての電池である。
302は昇圧回路であり、電池301の電圧を数百Vに昇圧させて、不図示の主コンデンサに発光のためのエネルギを蓄積させる。
304は電圧検出回路であり、主コンデンサの電圧を検出し、検出結果はストロボマイコン310から通信ラインSCを介してカメラマイコン101に通信される。
306はトリガ回路であり、発光時にストロボマイコン310より出力されるトリガ信号に従ってトリガ電圧を印加する。
307は放電管であり、主コンデンサに充電されたエネルギをトリガ回路306から印加される数KVのパルス電圧を受け励起することで発光し、その光を被写体に照射する。
308は発光制御回路であり、トリガ回路306と共に放電管307の発光の開始を制御し、さらに発光の停止を制御する。
323は放電管307の発光量を受光するセンサとしてのフォトダイオードであり、直接又はグラスファイバ等を介して放電管307の発する光を受光する。
309は積分回路であり、フォトダイオード323の受光電流を積分する。311はANDゲートである。312はコンパレータである。積分回路309の出力は、コンパレータ312の反転入力端子とストロボマイコン310のA/Dコンバータ端子に入力される。コンパレータ312の非反転入力端子はストロボマイコン310内のD/Aコンバータ出力端子に接続され、コンパレータ312の出力はANDゲート311の入力端子に接続される。ANDゲート311のもう一方の入力はストロボマイコン310の発光制御端子と接続され、ANDゲート311の出力は発光制御回路308に入力される。
315は反射傘である。316はパネル等からなるズーム光学系であり、ストロボ300の照射角を変更する。ここで、反射傘315とズーム光学系316の距離を所定の位置に変更することにより、被写体への照射ガイドナンバー及び配光を変化させることが可能となる。
313はモータを含むズーム駆動部であり、ズーム光学系316を駆動させる。ズーム光学系316の駆動は、ストロボマイコン310のズーム制御端子より信号を受け駆動される。ズーム駆動量は、レンズマイコン201からカメラマイコン101を介して通信された焦点距離情報に応じてストロボマイコン310で演算される。
314はエンコーダ等の位置検出部であり、ズーム光学系316のズーム位置を検出する。位置検出部314はストロボマイコン310の位置信号端子に移動情報を与え、ストロボマイコン310の位置信号端子にて必要な駆動量分だけズーム駆動部313内のモータを駆動させる。
320は各種情報を入力するための入力部(入力インタフェース)であり、例えばストロボ300の側面等にスイッチが設置されており、手動によりストロボの制御モード等を入力することも可能である。
321は表示部であり、ストロボ300の各状態を表示する。
322は定電圧回路であり、電池301から一定電圧の出力を行う。
324は無線通信回路、325は無線アンテナであり、無線通信部として機能し、この無線通信部を介してカメラ、他のストロボやリモコン等のカメラアクセサリと電波を用いたデータ(無線通信パケット)の送受信を行う。
326は光通信受信回路、327はフォトセンサ(SPD)であり、光通信受信回路326はフォトセンサ327からの受信されたストロボ閃光パルスを受信し、波形整形を行いストロボマイコン310に信号を送る。
なお、ストロボ1000〜1002の構成も、図2に示したストロボ300の構成と同様である。
図3は、ストロボ1003、1004の構成を示す図である。図2との比較でわかるように、ストロボ1003、1004は、無線通信回路324及び無線アンテナ325を備えていない。
図1に説明を戻して、本実施形態では、カメラ100に装着されたストロボ300がマスターストロボとして動作し、ストロボ1000〜1004がスレーブストロボとして動作する。そして、カメラ100のシャッターとストロボ300、ストロボ1000〜1004の発光とを同期動作させた、ストロボ同調撮影を行う。なお、ここではスレーブストロボの数は5台であるが、この限りではない。
ストロボ1000〜1002は、マスターストロボ300が指令した通信により動作する。特にストロボ1002は特定スレーブストロボであり、マスターストロボ300からマスター発光権限を委譲されて、中継マスターとして光通信を行い、ストロボ1003、1004を発光させる。
以下の説明では、ストロボ1000〜1002を電波/光スレーブストロボ、ストロボ1003、1004を光スレーブストロボと呼ぶこともある。
以下、ストロボ同調撮影を説明する。既知の無線ペアリングによって、マスターストロボ300と電波/光スレーブストロボ1000〜1002とは、予め通信相手としてお互いに登録が行われているとする。
図4、図5を参照して、カメラ100の処理動作について説明する。
カメラ100の不図示の電源スイッチがオンされて動作可能になると、ステップS401で、カメラマイコン101は、メモリやポートの初期化を行う。また、入力部112より入力されたスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、シャッタースピードの決め方や、絞りの決め方等様々な撮影モードの設定を行う。
なお、マスターストロボ300の電源がオンされて無線ストロボ発光モードに設定された状態であれば、ストロボマイコン310は無線通信回路324を制御し、無線周波数を振ってチャンネルをスキャンして通信相手である電波/光スレーブストロボ1000〜1002を検索する。また、マスターストロボ300と同様に、電波/光スレーブストロボ1000〜1002の電源がオンされて無線ストロボ発光モードに設定された状態であれば、ストロボマイコン310は無線通信回路324を制御し、使用するチャンネルを設定して、マスターストロボ300からの検索に応答できる状態に設定される。
マスターストロボ300が検索によって電波/光スレーブストロボ1000〜1002を見つけると、カメラ100はネットワークコーディネータとして定期的なビーコンパケット(ビーコン信号)の発行を開始することでネットワークを立ち上げる。そして、マスターストロボ300はネットワークデバイスの役割を担い、マスターストロボ300の通信相手としてお互いにリンクを張ることで、いつでも通信可能な状態となる。
このようにしてカメラ100とマスターストロボ300と電波/光スレーブストロボ1000〜1002とからなるシステムが起動した後、カメラ100は、ユーザからの撮影準備動作の指示を待機する状態となる。
ステップS402で、カメラマイコン101は、シャッターボタンの半押し状態であるか否か(撮影準備動作を指示するSW1がオンか否か)を判定し、オンになるまで待機し、オンである場合、ステップS403に進む。
ステップS403で、カメラマイコン101は、レンズマイコン201と通信ラインSCを介して通信を行う。そして、レンズユニット200の焦点距離情報や焦点検出処理、測光処理に必要なレンズ情報を取得する。
ステップS404で、カメラマイコン101は、ストロボ300が装着されているか否かを判定する。ストロボ300が装着されている場合、ステップS405に進み、ストロボ300が未装着の場合、ステップS406に進む。
ステップS405で、カメラマイコン101は、ストロボ300のストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、ステップS403で取得した焦点距離情報を出力する。これにより、ストロボマイコン310は、受信した焦点距離情報に基づいてズーム駆動部313を駆動して、位置検出部314で位置を検出し照射角を制御する。また、ストロボマイコン310のメモリ内に格納されたストロボ情報を出力するように指示し、ストロボマイコン310はカメラマイコン101にストロボ情報を出力する。このストロボ情報は、現在の発光モード情報、主コンデンサ充電情報等である。
ステップS406で、カメラマイコン101は、カメラ100に設定された撮影モードが、自動焦点検出動作を行うモード(AFモード)であるか、そうでないモード(MFモード)であるかを判定する。AFモードである場合、ステップS407に進み、MFモードである場合、ステップS409に進む。
ステップS407で、カメラマイコン101の制御下で、周知の位相差検出法による焦点検出動作を行う。また、カメラマイコン101は、複数の焦点検出領域のどの焦点検出領域を優先的に合焦させるかを、入力部112による入力結果、近点優先を基本の考え方とした周知の自動選択アルゴリズム等に基づいて決定する。
ステップS408で、カメラマイコン101は、ステップS407で決定した焦点検出領域をカメラマイコン101内のRAMに記憶させる。また、カメラマイコン101は、焦点検出回路107の出力に基づいて、レンズの駆動量を演算する。カメラマイコン101は、レンズマイコン201と通信ラインSCを介して通信を行う。レンズマイコン201は、ステップS408の演算結果に基づいてレンズ駆動回路203を制御してレンズ群202を駆動し、ステップS409に進む。
ステップS409で、カメラマイコン101の制御下で、測光回路106により測光を行い、複数の測光領域のそれぞれの被写体輝度値を取得する。
ステップS410で、カメラマイコン101の制御下で、入力部112により入力されたゲイン設定の処理をゲイン切換え回路108により行う。また、カメラマイコン101は、ストロボ300のストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、ゲイン設定情報を出力する。
ステップS411で、カメラマイコン101は、複数の測光領域のそれぞれの被写体輝度値EVbから、周知のアルゴリズムにより露出値(EVs)を演算する。
ステップS412で、カメラマイコン101は、ストロボ300のストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているか否かを判定する。充電完了信号を出力している場合、ステップS413に進み、充電完了信号を出力していない場合、ステップS414に進む。なお、ステップS412におけるストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているか否かの判定結果は、カメラマイコン101内のRAM等に記憶しておく。
ステップS413で、カメラマイコン101は、ステップS411で演算された露出値に基づいて、ストロボ撮影を行うために適したシャッター速度(Tv)と絞り値(Av)とを決定する。一方、ステップS414で、ステップS411で演算された露出値に基づいて、ストロボを発光させない撮影(非発光撮影)を行うために適したシャッター速度(Tv)と絞り値(Av)とを決定する。ステップS413又はS414の処理が実行されると、ステップS415に進む。
ステップS415で、カメラマイコン101は、ストロボ300のストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、ストロボ制御に関する情報を出力する。
ステップS416で、カメラマイコン101は、シャッターボタンの全押し状態であるか否か(撮影開始を指示するSW2がオンか否か)を判定し、オフである場合、ステップS402に戻り、オンである場合、ステップS417に進む。
図5に説明を移して、ステップS417で、カメラマイコン101は、ストロボ300のストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、カメラ情報を出力する。
ステップS418で、カメラマイコン101は、ストロボを発光させない状態で第1の測光(定常光の測光)を行う。
ステップS419で、カメラマイコン101は、ストロボにプリ発光させるためのプリ発光通信を行うため、ストロボ300のストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、カメラ情報を出力する。
ステップS420で、カメラマイコン101は、ストロボをプリ発光させた状態で第2の測光を行う。このとき、詳しくは後述するが、特定スレーブストロボ1002の遅延情報に基づいて発光タイミングを変える。
そして、ステップS418及びS420の測光結果に基づいて、周知の演算方法により、シャッタースピード、絞り値、ストロボ300及びストロボ1000〜1004の発光量を演算する。この詳細な動作説明は、図13等を用いて後述する。
ステップS421で、カメラマイコン101は、主ミラー104をアップさせ、レンズ群202を介して入射する光束を撮像素子102に導く。
ステップS422で、カメラマイコン101は、光量設定通信を行う。カメラマイコン101は、ストロボ300のストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、ステップS420で得られた発光量を出力する。
ステップS423で、カメラマイコン101は、発光コマンドを送信するため、ストロボ300のストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行う。そして、ストロボ300は、マスターストロボXout信号をオン(ハイレベルからローレベル)にする。
ステップS424で、カメラマイコン101は、シャッターと絞り動作を行う。このとき、特定スレーブストロボ1002の遅延情報とカメラマイコン101内の記憶装置に記憶されている先幕の動作のばらつきによる変化を補正するための補正値に基づいて、カメラマイコン101は先幕走行信号Mg(先幕動作開始信号)の出力タイミングの変更を行う。
ステップS425で、ストロボを本発光させて露光を行う。ストロボ1000〜1004に対して本発光を指示する場合、カメラ100はストロボ300を介して発光指示である発光トリガ通信を行う。詳細は後述するが、ストロボに何秒後に発光させるかを示すタイミング情報を含む発光コマンドを複数回出力するとともに、その出力順に応じて、各発光コマンドに含まれるタイミング情報を異ならせる。例えば10ms後発光、9ms発光、・・・1ms後発光のようにタイミング情報を異ならせる。このときの時間情報は、特定スレーブストロボ1002の遅延情報も含む。
露光動作が終了すると、ステップS426で、カメラマイコン101は、ミラーアップ状態だった主ミラー104をミラーダウン状態にする。
ステップS427で、カメラマイコン101の制御下で、撮像素子102から出力されゲイン切換え回路108で増幅されたアナログ信号をA/D変換器109でデジタル信号として変換する。デジタル信号に変換された画像データに対して、信号処理回路111によりホワイトバランス等の所定の信号処理を実行する。
ステップS428で、カメラマイコン101は、処理された画像データを図示しないメモリに記録して、一連の撮影動作を終了する。
図6を参照して、ストロボ300の処理動作について説明する。
ストロボ300の電源がオンされて動作可能になると、ステップS601で、ストロボマイコン310は、メモリやポートの初期化を行う。また、入力部320より入力されたスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、ストロボ撮影モードや発光量等の設定を行う。このストロボ撮影モードや発光量等に関する情報はストロボマイコン310内のRAMに記憶させる。
ステップS602で、ストロボマイコン310は、昇圧回路302を動作開始させて主コンデンサの充電を開始させる。
ステップS603で、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101から通信ラインSCを介して焦点距離情報、発光モード情報等のカメラ情報を取得する。
ステップS604で、ストロボマイコン310は、メモリ内に格納されたストロボ情報を表示部321に表示し、また、必要なストロボ設定(特定スレーブストロボの設定動作)を行う。
ここで、図7(a)、(b)のフローチャートを参照して、特定スレーブストロボの設定動作について説明する。図7(a)はマスターストロボ300の処理動作を示すフローチャート、図7(b)は電波/光スレーブストロボ1000〜1002の処理動作を示すフローチャートであり、マスターストロボ300と電波/光スレーブストロボ1000〜1002とは電波通信する。
図7(a)に示すように、マストーストロボ300において、ステップS701で、ストロボマイコン310は、入力部320による特定スレーブストロボ判定のためのテスト発光動作の入力を行う。もしくは、カメラ10の入力部112により入力し、ストロボマイコン310に送信するようにしてもよい。
ステップS702で、ストロボマイコン310は、スレーブストロボの個別IDをサーチして、動作可能な電波/光スレーブストロボの確認を行う。
ステップS703で、ストロボマイコン310は、電波/光スレーブストロボ1000(Slave−1)へのテスト発光の指示を電波通信で送信する。これは、図12Aのスレーブストロボ1000の電波通信にあたる。
図7(b)に示すように、電波/光スレーブストロボ1000〜1002において、ステップS751で、ストロボマイコン310は、特定スレーブストロボ判定を自動で行うか否かを判定する。自動でない場合、ステップS761(手動設定)に進み、自動である場合、ステップS752に進む。
ステップS761で、特定スレーブストロボにするか否かを手動で設定して特定スレーブストロボ設定の動作を終える。この情報はマスターストロボ300に電波通信で送信される。
ステップS752で、ストロボマイコン310は、マスターストロボ300から電波通信によるテスト発光の指示があるか否かを判定する。テスト発光の指示がある場合、ステップS754に進み、テスト発光の指示がない場合、ステップS753に進む。
ステップS753で、ストロボマイコン310は、発光禁止動作を行い、ステップS752に戻る。
ステップS754で、ストロボマイコン310は、発光指示の対象となるスレーブストロボが自身であるか否か個別IDのチェックを行う。
ステップS755で、ストロボマイコン310は、テスト発光指示を受けたスレーブストロボであるか否かを判定し、そうである場合、ステップS756に進み、そうでない場合、ステップS752に戻る。ここでの説明では、図7(a)のステップS703で電波/光スレーブストロボ1000(Slave−1)へのテスト発光の指示を行っているので、他の電波/光スレーブストロボ1001、1002はテスト発光しない。
ステップS756で、ストロボマイコン310は、光スレーブストロボ1003、1004にストロボ情報を光通信で送信する。ストロボ情報は、発光量、発光指示に関する情報である。図12Aで説明すると、電波/光スレーブストロボ1000から光スレーブストロボ1003(Slave−4)、光スレーブストロボ1004(Slave−5)の受光部に向けて閃光発光の光パルスを使った光通信を行う。図12Aの図中の「(1)−1 テスト発光指示(光)」に相当する。テスト発光命令に応じて光スレーブストロボ1003、1004のテスト発光を行う。
ステップS757で、ストロボマイコン310は、光通信受信回路326及びフォトセンサ327を介して、テスト発光の受信レベルを測定する。図12Aの「(1)−2 S4_テスト発光受信(光)」、「(1)−2 S5_テスト発光受信(光)」に相当する。
ステップS758で、ストロボマイコン310は、テスト発光の受信レベル結果をマスターストロボ300に電波通信で送信する。ステップS757において一定時間内に電波/光スレーブストロボ1000のテスト発光の受信レベルが一定レベル以下もしくは全く受信していない場合、光スレーブストロボ1003、1004に届かないもしくは存在しないと判定して、そのことを電波通信で送信する。
ステップS759で、ストロボマイコン310は、特定スレーブストロボに設定されたときの光通信による遅延情報をマスターストロボ300に電波通信で送信する。
ステップS760で、ストロボマイコン310は、テスト発光動作の終了に関する情報をマスターストロボ300に電波通信で送信して、処理を終了する。
図7(a)に説明を戻すと、ステップS704で、ストロボマイコン310は、電波/光スレーブストロボ1000のテスト発光受信レベル(ステップS758)と遅延情報(ステップS759)を電波通信で受信する。
ステップS705で、ストロボマイコン310は、電波/光スレーブストロボ1000のテスト発光動作の終了に関する情報(ステップS760)を受信しているか否かを判定する。テスト発光動作の終了に関する情報を受信している場合、ステップS707に進み、テスト発光動作の終了に関する情報を受信していない場合、ステップS706に進む。
ステップS706で、ストロボマイコン310は、タイムアウト処理を行い、一定時間まではステップS703〜S705の処理を繰り返し、一定期間内後にステップS707に進む。
ステップS707〜S710は電波/光スレーブストロボ1001(Slave−2)に対する処理動作であり、ステップS703〜S706において「スレーブストロボ1000(Slave−1)」を「スレーブストロボ1001(Slave−2)」に置き換えたものとなるので説明を省略する。
このときの状態が図12Bに相当する。図12Bでは、テスト発光命令に応じて光スレーブストロボ1003、1004のテスト発光を行ったとき、スクリーン600により電波/光スレーブストロボ1001の受信レベルが一定レベル以下もしくは全く受信していない場合を想定している。
ステップS711〜S714は電波/光スレーブストロボ1002(Slave−3)に対する処理動作であり、ステップS703〜S706において「スレーブストロボ1000(Slave−1)」を「スレーブストロボ1002(Slave−3)」に置き換えたものとなるので説明を省略する。
このときの状態が図12Cに相当する。図12Cでは、光スレーブストロボ1003、1004に対して、ストロボ1002が最も近くにあり、テスト発光命令に応じて光スレーブストロボ1003、1004のテスト発光を行ったとき、受信レベルが最も高くなる場合を想定している。
ステップS715で、ストロボマイコン310は、電波/光スレーブストロボのうちマスター権限を委譲する特定スレーブストロボの判定を行う。ステップS704、S708、S712の各電波/光スレーブストロボのテスト発光の受信レベルを比較して、設定光量レベル(最低光量レベル)以上で最大の受信レベルとなった電波/光スレーブストロボを特定スレーブストロボとする。図12A〜図12Cの例では、電波/光スレーブストロボ1002が特定スレーブストロボとなる。
ステップS716で、ストロボマイコン310は、ステップS715で判定した特定スレーブストロボ1002に特定スレーブストロボ指示信号を送信して、処理を終了する。例えば電波通信のプロトコルで決められた特定スレーブストロボを示す特定ビットを立てて送信してもよい。
なお、電波/光スレーブストロボのすべてにおいて光スレーブストロボ1003、1004のテスト発光受信がない場合、光スレーブストロボがないと判断する。
図6に説明を戻して、マスターストロボ300において、ステップS605で、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101と通信ラインSCを介して通信を行い、無線ストロボ設定情報を含むストロボ情報を出力する。
ステップS606で、ストロボマイコン310は、昇圧回路302により昇圧された電圧が放電管307の発光に必要な電圧レベルにまで達したか否か(充電完了か否か)を電圧検出回路304を介して判定する。必要な電圧レベルにまで達している場合、ステップS608に進む。必要な電圧レベルにまで達していない場合、ステップS607へ進む。
ステップS607で、ストロボマイコン310は、充電未完信号を出力して発光準備ができていないことを通信ラインSCを介してカメラマイコン101に報知する。
ステップS608で、ストロボマイコン310は、充電完了信号を出力して発光準備ができたことを通信ラインSCを介してカメラマイコン101に報知する。
ステップS609で、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101から通信ラインSCを介してカメラ情報を取得する。このとき無線ストロボ発光モードであることを確認して、カメラマイコン101よりプリ発光開始用信号が出力されているか否かをチェックする。プリ発光開始用信号が出力されていれば、ステップS610で、電波/光スレーブストロボ1000〜1002と電波通信によるプリ発光通信を行う(図5のステップS419に対応)。
ここで、図13は、カメラ及びストロボの動作を示すタイミングチャートである。
カメラ100のSW1がオンになる前は、マスターストロボ300は100ミリ秒間隔で公知のビーコンパケットを発行している。電波/光スレーブストロボ1000〜1002は、ビーコンパケットの発行周期に合わせて100ミリ秒間隔で無線通信回路324を受信動作させ、ビーコンパケットを受信できるように制御している。ビーコンパケットの受信に要する時間は数ミリ秒であり、特に通信する必要がないアイドル状態のときには、電波/光スレーブストロボ1000〜1002側の無線通信回路324は動作する必要が無いので、必要なときだけ受信動作を行うことで省電力を図ることが可能である。
カメラ100のSW1がオンになると、マスターストロボ300は、電波/光スレーブストロボ1000〜1002に対してSW1がオンになったことを通知するためのパケットを送信する(マスターストロボ送信データのSW1で示す)。これとともに、それまで100ミリ秒間隔であったビーコンパケットを、10ミリ秒程度のより細かい間隔で発行するように制御を変更する。このように、撮影準備動作指示の前後でビーコンパケットの発行間隔を変更することによって、次に撮影開始を指示するSW2がオンになったときの電波/光スレーブストロボ1000〜1002の反応レスポンスを向上させている。ビーコンパケットの発行間隔が短くなったことに伴い、電波/光スレーブストロボ1000〜1002側の受信動作のタイミングも、ビーコンの発行間隔に合わせて短くする。これによって、電波/光スレーブストロボ1000〜1002のレスポンスが向上する代わりに、電波/光スレーブストロボ1000〜1002側の無線通信回路324の動作頻度が高くなり消費電力が増加する。
カメラ100のSW2がオンになると、マスターストロボ300は、電波/光スレーブストロボ1000〜1002に対してSW2がオンになったことを通知するためのパケットを送信する(マスターストロボ送信データのSW2で示す)。電波/光スレーブストロボ1000〜1002は、自身の充電状態をチェックして、発光可能な状態であれば、カメラ100側にその旨を通知する(スレーブストロボ通信データ(RF)の充完情報/Ackで示す)。これとともに、電波/光スレーブストロボ1000〜1002は常時パケットを受信可能な状態に設定される。このような常時受信可能状態になった後、図6のステップS609〜S618までを順次実行していく。
なお、電波/光スレーブストロボ1000〜1002は、マスターストロボ300からのパケットを受信するたびに、パケットを受信したことを示す確認信号であるAckパケットを送信することで、通信の信頼性を確保している。ストロボ300は、送信したパケットに対して一定時間が経過しても電波/光スレーブストロボ1000〜1002からAckパケットが送られてこない場合、通信異常が発生したとして、再度同じパケットを送信する再送処理を行う。
電波/光スレーブストロボ1000〜1002は、後述するステップS613で光量設定通信がなされた後は、いつでも発光コマンドパケットを受信可能な状態になる。つまり、いつでも本発光が可能なスタンバイ状態となる。
図6に説明を戻して、マスターストロボ300において、ステップS610で、電波/光スレーブストロボ1000〜1002とプリ発光通信を行う。ストロボマイコン310は、電波/光スレーブストロボ1000〜1002にプリ発光開始用信号を電波通信で送信する。正常に受信されれば、電波/光スレーブストロボ1000〜1002からAckパケットが送信される。
ステップS611で、マスターストロボ300と電波/光スレーブストロボ1000〜1004のプリ発光動作を行う。それに伴い、カメラ100が第2の測光を行う。
ここで、図8〜図10のフローチャートを参照して、マスターストロボ300の発光動作、電波/光スレーブストロボ1000〜1002の発光動作、光スレーブストロボ1003、1004の発光動作について説明する。図8はマスターストロボ300の発光動作を示すフローチャート、図9は電波/光スレーブストロボ1000〜1002の発光動作を示すフローチャート、図10は光スレーブストロボ1003、1004の発光動作を示すフローチャートである。
図8に示すように、マスターストロボ300において、ステップS801で、ストロボマイコン310は、特定スレーブストロボの有無を判定する。特定スレーブストロボがある場合、ステップS802に進み、特定スレーブストロボがない場合、ステップS804に進む。
ステップS802で、ストロボマイコン310は、特定スレーブストロボ1002に光ワイヤレスデータを送信する。
ステップS803で、ストロボマイコン310は、電波/光スレーブストロボ1001〜1002に対して、光ワイヤレス同期のための同期補正データを電波通信で送信する。
ステップS804で、ストロボマイコン310は、本発光動作であるか否か判定する。本発光動作(図6のステップS615)である場合、ステップS805に進み、本発光動作でないプリ発光動作(図6のステップS611)である場合、ステップS806に進む。ここでの説明は、ステップS611のプリ発光動作であるので、ステップS806に進む。
ステップS805で、ストロボマイコン310は、本発光動作のためのマスターストロボのXout動作を行う。
ステップS806で、ストロボマイコン310は、電波/光スレーブストロボ1001〜1002に発光コマンドを送信する。図13において、本発光における動作は、「マスターストロボ送信データ」の「発光コマンド」の位置にあたる。また、プリ発光における動作は、「マスターストロボ送信データ」のプリ発光の位置にあたり、光ワイヤレス動作の遅延時間a1を考慮して通常の電波のタイミングを変える。
ステップS807で、ストロボマイコン310の制御下で発光動作が行われる。マスターストロボ300は遅延時間a1を見込んだタイミングで遅延して発光する。発光動作の詳細は図11を用いて後述する。図13において、この動作は、「マスターストロボ動作」の「プリ発光」の位置にあたる。
図9に示すように、電波/光スレーブストロボ1000〜1002において、ステップS901で、ストロボマイコン310は、発光に関する電波受信の有無を判定する。発光命令がない場合、ステップS902に進み、発光命令がある場合、ステップS903に進む。
ステップS902で、ストロボマイコン310は、発光を禁止して、ステップS901に戻る。
ステップS903で、ストロボマイコン310は、発光指示の出たスレーブストロボが自身のストロボであるか否か個別IDのチェックを行う。
ステップS904で、ストロボマイコン310は、マスター権限を委譲した特定スレーブストロボであるか否かを判定する。特定スレーブストロボである場合、ステップS905に進み、特定スレーブストロボでない場合、ステップS909に進む。
ステップS905で、ストロボマイコン310は、発光関連データを受信する。
ステップS906で、ストロボマイコン310は、マスターストロボ300から送信された(図8のステップS802)光ワイヤレススレーブ発光関連データを受信し、記憶装置に記憶する。
ステップS907で、ストロボマイコン310は、マスターストロボ300から送信された光ワイヤレス同期のための同期補正データを電波で受信し、記憶装置に記憶する。
ステップS908で、ストロボマイコン310は、ステップS906のデータに基づいて、光スレーブストロボ1003、1004に光ワイヤレスデータを送信する。図13において、この動作は、「特定スレーブストロボ動作」の光データ送信の位置あたる。光データ送信(公知)は一定の間隔で光パルスの発光が行われ、その発光の有無でデータ送信を行う通信である。これにより、電波ワイヤレスのプリ発光量、時間について光ワイヤレスも同じレベルに設定できる。
ステップS909で、ストロボマイコン310は、ステップS906と同様にマスターストロボ300から発光関連データを受信する。
ステップS910で、ストロボマイコン310は、ステップS907と同様にマスターストロボ300から光ワイヤレス同期のための同期補正データを受信して、特定スレーブストロボ1002と同期がとれるようにする。
ステップS911で、ストロボマイコン310は、本発光動作であるか否か判定する。本発光動作(図6のステップS615)である場合、ステップS912に進み、本発光動作でないプリ発光動作(図6のステップS611)である場合、ステップS914に進む。
ステップS912で、ストロボマイコン310は、発光同期タイミング受信を行う発光コマンドのみを受信する。図13において、この動作は、「スレーブストロボ通信データ(RF)」の発光「コマンド受信」の位置にあたる。なお、本発光時の「スレーブストロボ通信データ(RF)」の動作は特定スレーブストロボ(RF)とスレーブストロボ(RF)の区別はない。
ステップS913で、ストロボマイコン310は、発光同期タイミング情報により同期タイミングであるか否かを判定する。発光タイミングである場合、ステップS914に進み、発光タイミングでない場合、ステップS912に戻る。
ステップS914で、ストロボマイコン310の制御下で発光動作が行われる。プリ発光時、電波/光スレーブストロボ1000〜1002は遅延時間a1を見込んだタイミングで遅延して発光する。発光タイミングは発光コマンドで行う。図13において、この動作は、「特定スレーブストロボ動作」のプリ発光の位置、及び「スレーブストロボ動作(RF)」の「プリ発光」の位置にあたる。
図10に示すように、光スレーブストロボ1003、1004において、ステップS1001で、ストロボマイコン310は、発光に関する光ワイヤレスデータの受信の有無を判別する。発光命令がない場合、ステップS1002に進み、発光命令がある場合、ステップS1003に進む。
ステップS1002で、ストロボマイコン310は、発光を禁止して、ステップS1001に戻る。
ステップS1003で、ストロボマイコン310は、特定スレーブストロボ1002から送信された発光関連データを受信して、コマンド解析を行う。図13において、プリ発光における動作は「スレーブストロボ受信動作(光)」の「光受信(プリ)」と「コマンド解析(プリ)」の位置にあたる。また、本発光における動作は「スレーブストロボ受信動作(光)」の光受信(本発光)とコマンド解析(本発光)の位置にあたる。
ステップS1004で、ストロボマイコン310は、本発光動作であるか否か判定する。本発光動作(図6のステップS615)である場合、ステップS1005に進み、本発光動作でないプリ発光動作(図6のステップS611)である場合、ステップS1007に進む。ここでの説明は、ステップS611のプリ発光動作であるため、ステップS1007に進む。
ステップS1005で、ストロボマイコン310は、発光同期タイミング受信を行う発光コマンドのみを受信する。図13において、この動作は、「スレーブストロボ受信データ(光)」の「光受信(本発光)」の位置にあたる。
ステップS1006で、ストロボマイコン310は、マスター発光の本発光により同期タイミングであるか否かを判定する。発光タイミングである場合、ステップS1007に進み、発光タイミングでない場合、ステップS1005に戻る。
ステップS1007で、ストロボマイコン310の制御下で発光動作が行われる。プリ発光時、光スレーブストロボ1003、1004はコマンド解析(プリ)で判断した発光量を設定された時間発光する。発光タイミングは発光コマンドで行う。このとき光スレーブの遅延を加味しているので、スレーブストロボ発光のタイミングに合わせてスレーブストロボ1000〜1002は同期して発光する。
本発光時は光通信による発光量、発光時間をコマンド解析したら、マスターストロボ300の本発光に同期して発光する。そして動作が完了し飛び先に戻る。発光の動作については後述の図6にて説明する。
図13において、プリ発光における動作は「スレーブストロボ発光動作(光)」の「プリ発光」を示すタイミングにあたる。また、本発光における動作は「スレーブストロボ発光動作(光)」の「本発光」を示すタイミングにあたる。
発光動作に関しては、プリ発光、本発光の動作ともに図11のフローチャートにて示す。
ステップS1101で、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101より発光開始用信号が出力されているか否かをチェックする。発光開始用信号が出力されていない場合、ルーチンから抜け元に戻り、発光開始用信号が出力されている場合、ステップS1102に進む。
ステップS1102で、ストロボマイコン310の発光制御端子よりANDゲート311を介して発光制御回路308にトリガ信号を与えてストロボの発光を開始させる。
ステップS1103で、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101より通信ラインSCを介して発光量演算値で決められた光量に相当する発光量に到達したか、直接又はグラスファイバ等を介して放電管307の光をフォトダイオード323で受光する。積分回路309でフォトダイオード323の受光電流を積分し、その出力は312のコンパレータの反転入力端子とストロボマイコン310のA/Dコンバータ端子に入力される。コンパレータ312の非反転入力はストロボマイコン310内のD/Aコンバータ出力端子に接続され、発光量演算値で決められた光量に相当する発光量に相当するD/Aコンバータ値が設定されている。プリ発光量は例えばフル発光量の1/322等と小光量に設定され、本発光量はプリ発光量の相対値に設定してもよい。
ステップS1103でこのレベルまで達していない場合、発光を継続し、達している場合、ステップS1104に進む。
ステップS1104で、ストロボマイコン310の制御下で、ANDゲート311より発光停止信号を出し発光制御回路308により発光が停止される。
以上のように、図6のステップS611では、マスターストロボ300とスレーブストロボ1000〜1004のプリ発光動作が行われ、それに伴いカメラ100が第2の測光を行う。このとき、図13において、測光動作は「カメラ動作」の「調光2」のように発光命令から光ワイヤレスの遅延時間を考慮してタイミングを遅らせ、プリ発光の発光中に測光できるタイミングに合わせている。
また、ステップS420で記載したように、このタイミングでカメラ100は測光データに基づいて露出演算を行う。
図6に説明を戻して、マスターストロボ300において、ステップS612で、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101から通信ラインSCを介してカメラ情報を取得する。このとき無線ストロボ発光モードであることを確認して、カメラマイコン101より光量設定信号が出力されているか否かをチェックする。
光量設定がされていれば、ステップS613で、マスターストロボ300と電波/光スレーブストロボ1000〜1002とで光量設定通信を行う。ストロボマイコン310は、電波/光スレーブストロボ1000〜1002に光量設定信号を電波通信で送信する。正常に受信されれば、電波/光スレーブストロボ1000〜1002からAckパケットが送信される。
ステップS614で、ストロボマイコン310は、カメラマイコン101から通信ラインSCを介してカメラ情報を取得する。このとき無線ストロボ発光モードであることを確認して、カメラマイコン101よりストロボ発光スタート信号が出力されているか否かをチェックする。
ストロボ発光スタート信号がオンされていれば(ストロボ発光スタート信号がハイレベルからローレベルになっていれば)、ステップS615で、マスターストロボ300の本発光動作が行われる。なお、本発光動作のフローチャートは図8〜図10の本発光の分岐にて既に説明している。よって、電波の発光コマンド動作について説明する。まず、マスターストロボ300は、電波/光スレーブストロボ1000〜1002に発光コマンドを電波通信で送信する。本実施形態では、発光コマンドパケットを10回送信する構成であるため、先幕走行信号Mgをオンする前に最初の発光コマンドパケットの送信が開始される。なお、発光コマンドパケットは10回に限らず、複数であれば通信の信頼性は向上するため、何回であってもかまわない。また、送信する発光コマンドパケットの回数によっては、先幕走行信号Mgの動作の後に最初の発光コマンドパケットの送信が開始されてもよい。
図14は、発光コマンドパケットの送信タイミングとストロボ撮影動作を示す特性図である。発光コマンドパケットは等間隔に送信され、それぞれの間隔は1ミリ秒間隔である。各発光コマンドパケットに含まれるタイミング情報は、この送信間隔に対応して設定されており、すべての発光コマンドパケットが指示する発光開始時刻が同時刻となるように設定されている。なお、図14では、シャッター先幕走行完了タイミングと本発光とが同期した、いわゆる先幕シンクロ撮影時の各タイミングを示している。そのため、すべての発光コマンドパケットが指示する発光開始時刻は、シャッター先幕走行完了タイミングと一致するようになっている。
図15は、発光コマンドパケットのパケットデータ構造を示す図である。図15に示すように、発光コマンドパケットは16ビットの長さを持つパケットであり、カメラマイコン101で生成される。なお、発光コマンドパケットとしては、図15に示すような構造の16ビットパケットに限られず、長さの短い簡単なパケットとしてもよい。
電波/光スレーブストロボ1000〜1002は、10回の発光コマンドパケットのうち、発光コマンドパケットを受信するたびにタイミング情報を最新のものに更新していく。そして、一連の発光コマンドパケットの受信動作中は、各発光コマンドパケットを受信するたびにAckパケットの送信は行わない。
発光コマンドの送信後、ステップS615で、ストロボマイコン310は、カメラ100のシャッター先幕走行完了タイミングに同期させて本発光を行う。
本発光が終了すると、ステップS616で、ストロボマイコン310は、電波/光スレーブストロボ1000〜1002に、ストロボ撮影動作のシーケンスが終了したことを通知するパケットを送信する発光終了処理を行う。電波/光スレーブストロボ1000〜1002は、発光コマンドパケットを受信して正常に本発光できた場合、マスターストロボ300に対してその旨を伝える通信を本発光後に行う(ストロボ送信データの正常発光/Ackで示す)。
カメラ100は、Ackパケットに基づいて、今回撮影した画像がストロボが正常に本発光したときの撮影画像であると判断すると、画像を記録する際に撮影条件の情報としてファイルに添付して保存する。正常に本発光が行われなかったと判断すると、その旨を画像ファイルに添付して記録する。
以上のように、スレーブストロボとのX同調に関してスレーブストロボの一つにマスター光通信機能を持たせた特定スレーブストロボ(マスター権限移譲)を持たせ、光ワイヤレス制御を行う。発光動作時にマスター権限移譲時の遅延情報をマスターストロボが記憶し、シャッター先幕駆動信号と発光指示の相対的なタイミングの変更を行う。
これにより、電波通信及び光通信が可能なスレーブストロボと光通信が可能なスレーブストロボとが混在する状況でも、共にワイヤレス動作させて、同期動作を行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えばストロボ300がマスター装置となる例を説明したが、カメラ100がマスター装置となって電波通信によるスレーブ制御を行うようにしてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:カメラ、101:カメラマイコン、102:撮像素子、103:シャッター、116:無線通信回路、117:無線アンテナ、300、1000〜1004:ストロボ、310:ストロボマイコン、324:無線通信回路、325:無線アンテナ、326:光通信受信回路、327:フォトセンサ

Claims (7)

  1. マスター装置と、
    電波通信及び光通信が可能な第1のスレーブストロボと、
    光通信が可能な第2のスレーブストロボとを備え、
    前記マスター装置は、前記第1のスレーブストロボに、前記第1のスレーブストロボの発光に関する情報を電波通信で送信し、さらに前記第1のスレーブストロボのうちの特定スレーブストロボには、マスター権限を委譲して、前記第2のスレーブストロボの発光に関する情報を電波通信で送信し、
    前記特定スレーブストロボは、前記第2のスレーブストロボに、発光に関する情報を光通信で送信することにより、
    前記第1のスレーブストロボと前記第2のスレーブストロボとを同期させて発光させることを特徴とするストロボ制御システム。
  2. 前記マスター装置は、前記第1のスレーブストロボに、前記第2のスレーブストロボをテスト発光させるように指示を行い、テスト発光の結果に基づいて、前記第2のスレーブストロボの有無を確認することを特徴とする請求項1に記載のストロボ制御システム。
  3. 前記第1のスレーブストロボが複数台あり、
    前記マスター装置は、前記複数台の第1のスレーブストロボに順次、前記第2のスレーブストロボをテスト発光させるように指示を行い、各テスト発光の結果に基づいて、前記特定スレーブストロボを設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のストロボ制御システム。
  4. 前記特定スレーブストロボは、前記マスター装置に、前記第2のスレーブストロボの光通信による遅延情報を電波通信で送信することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のストロボ制御システム。
  5. 電波通信及び光通信が可能な第1のスレーブストロボと、光通信が可能な第2のスレーブストロボとに対するマスター装置であって、
    前記第1のスレーブストロボに、前記第1のスレーブストロボの発光に関する情報を電波通信で送信し、さらに前記第1のスレーブストロボのうちの特定スレーブストロボには、マスター権限を委譲して、前記第2のスレーブストロボの発光に関する情報を電波通信で送信して、前記第1のスレーブストロボと前記第2のスレーブストロボとを同期させて発光させることを特徴とするマスター装置。
  6. マスター装置と、電波通信及び光通信が可能な第1のスレーブストロボと、光通信が可能な第2のスレーブストロボとを備えたストロボ制御システムによるストロボ制御方法であって、
    前記マスター装置は、前記第1のスレーブストロボに、前記第1のスレーブストロボの発光に関する情報を電波通信で送信し、さらに前記第1のスレーブストロボのうちの特定スレーブストロボには、マスター権限を委譲して、前記第2のスレーブストロボの発光に関する情報を電波通信で送信し、
    前記特定スレーブストロボは、前記第2のスレーブストロボに、発光に関する情報を光通信で送信することにより、
    前記第1のスレーブストロボと前記第2のスレーブストロボとを同期させて発光させることを特徴とするストロボ制御方法。
  7. 電波通信及び光通信が可能な第1のスレーブストロボと、光通信が可能な第2のスレーブストロボとに対するマスター装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記第1のスレーブストロボに、前記第1のスレーブストロボの発光に関する情報を電波通信で送信し、さらに前記第1のスレーブストロボのうちの特定スレーブストロボには、マスター権限を委譲して、前記第2のスレーブストロボの発光に関する情報を電波通信で送信して、前記第1のスレーブストロボと前記第2のスレーブストロボとを同期させて発光させる処理を実行するためのプログラム。
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