JP2012150285A - 撮像装置及びカメラシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 所定の間隔で複数回発光装置へ出力される発光指示のうち最初の発光指示が出力されるタイミングと、走行開始指示に従って走行したシャッター幕が走行完了するタイミングとの間隔が一定となるように、最初の発光指示を出力するタイミング、及び、シャッター幕の走行開始を指示するタイミングの少なくとも一方を補正する。
【選択図】 図6
Description
図1は、本発明の第1の実施形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。100はカメラ本体、200はカメラ本体100に着脱可能なレンズユニット、300はカメラ本体100に着脱可能なストロボ装置(発光装置)を、それぞれ示している。なお、本実施形態では、レンズユニット200及びストロボ装置300がカメラ本体100に着脱可能な構成について説明するが、レンズユニット200及びストロボ装置300に相当する部分がカメラ本体100に内蔵された構成であってもよい。
103はシャッター幕及びシャッター制御回路を含むシャッターユニットで、シャッター幕を走行させることで撮像素子102を遮光する状態と撮像素子102へ光束を導く状態とになる。シャッター制御回路は、カメラマイコン101からのシャッター駆動信号に従って、シャッター幕を制御する。
116は無線通信回路、117は無線アンテナであり、2つで無線通信部として機能し、この無線通信部を介して装着していないストロボ装置やリモコン等のカメラアクセサリと電波を用いたデータ(無線通信パケット)の送受信を行う。
205は絞り、206は絞り制御回路であり、絞り205は絞り制御回路206を介してレンズマイコン201により制御される。
313は電圧検出回路であり、主コンデンサの電圧を検出し、検出結果はストロボマイコン310からSC通信を介してカメラマイコン101に通信される。
323は放電管307の発光量を受光するセンサーとしてのフォトダイオードであり、直接またはグラスファイバーなどを介して放電管307の発する光を受光する。309はフォトダイオード323の受光電流を積分する積分回路であり、その出力は312のコンパレータの反転入力端子とストロボマイコン310のA/Dコンバータ端子に入力される。
315は反射傘、316はパネル等から成りストロボ装置300の照射角を変更するズーム光学系である。ここで、反射傘315とズーム光学系316の距離を所定の位置に変更することにより、被写体への照射ガイドナンバー及び配光を変化させることが可能となる。
314はズーム光学系316のズーム位置を検出するエンコーダ等の位置検出部であり、ストロボマイコン310の位置信号端子に移動情報を与え、ストロボマイコン310の位置信号端子にて必要な駆動量分だけズーム駆動部313内のモーターを駆動させる。
322は定電圧回路で電池301から一定電圧の出力を行う。
324は無線通信回路、325は無線アンテナであり、2つで無線通信部として機能し、この無線通信ユニットを介して装着されていない撮像装置や他のストロボ装置及びリモコン等のカメラアクセサリと電波を用いたデータの送受信を行う。
本実施形態では、後述のストロボ装置1000に対して、無線通信回路324及び無線アンテナ325を介してストロボマイコン310によって生成された無線通信パケットを送信し、カメラ本体100から指示に従って制御を行う。
ストロボ装置1000はスレーブストロボであり、マスターストロボが指令した通信により動作する。このとき、既知の無線通信規格であるIEEE802.15.4等の方法によって無線通信を行う。なお、ストロボ装置1000は、ストロボ装置300と電波による無線通信が可能な構成であればよく、本実施形態ではストロボ装置300と同様の構成であるとして説明する。
400は被写体、600はスクリーン、500はカメラ本体100を固定する三脚であり、例えば、写真スタジオでのストロボ撮影を想定した概略図になっている。
カメラ本体100の不図示の電源スイッチがオンされて動作可能になると、カメラマイコン101は、図3のステップ(以下、Sと略す)1から所定の動作を開始する。
S1では、カメラマイコン101自身のメモリやポートの初期化を行う。また、入力部112より入力されたスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、シャッタースピードの決め方や、絞りの決め方等様々な撮影モードの設定を行う。
ストロボ装置300が検索によってストロボ装置1000を見つけると、カメラ本体100はネットワークコーディネータとして定期的なビーコンパケット(ビーコン信号)の発行を開始することでネットワークを立ち上げる。そして、ストロボ装置300はネットワークデバイスの役割を担い、ストロボ装置300の通信相手としてお互いにリンクを張ることで、いつでも通信可能な状態となる。
S2では、図示しないシャッターボタンの半押し状態であるSW1がONか否かを判別し、OFFのときはこのステップを繰り返し、ONのときはS3に進む。
S3では、カメラマイコン101はレンズマイコン201と通信ラインSCを介して通信を行う。そして、レンズユニット200の焦点距離情報や焦点検出処理、測光処理に必要な光学情報を取得する。
S4では、カメラ本体100にストロボ装置300が装着されているかどうかを判別する。カメラ本体100にストロボ装置300が装着されているならばS5へ進み、未装着ならばS6へ進む。
S5では、カメラマイコン101はストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、S3にて取得した焦点距離情報をストロボマイコン310に出力する。これにより、ストロボマイコン310は受信した焦点距離情報に基づいてズーム駆動部313を駆動してエンコーダ314で位置を検出し照射角を制御する。
S5では、カメラマイコン101はストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、ストロボマイコン310のメモリ内に格納されたストロボ情報を出力するように指示し、ストロボマイコン310はカメラマイコン101へストロボ情報を出力する。このストロボ情報は、現在の発光モード情報、主コンデンサ充電情報などである。
カメラマイコン101はレンズマイコン201と通信ラインSCを介して通信を行う。レンズマイコン201はS8の演算結果に基づきレンズ駆動回路203を制御してレンズ群202を駆動しS9へ進む。
S9では、測光回路106により測光を行い、複数の測光領域のそれぞれの被写体輝度値を取得する。
S10では、入力部112により入力されたゲイン設定の処理をゲイン切換え回路108により行う。また、S10では、カメラマイコン101はストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、ゲイン設定情報をストロボマイコン310に出力する。
S12では、ストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているかどうかを判別する。ここで、ストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているならばS13へ進み、出力していなければS14へ進む。なお、このS12におけるストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているかどうかの判別結果は、後のステップで用いるのでカメラマイコン101内のRAMなどに記憶しておく。
S13では、ストロボ撮影を行うために適したシャッター速度(Tv)と絞り値(Av)とをS11で演算された露出値に基づいて決定する。
S14では、ストロボ装置300及びストロボ装置1000を発光させない撮影(非発光撮影)を行うために適したシャッター速度(Tv)と絞り値(Av)とをS11で演算された露出値に基づいて決定する。S13またはS14の処理が実行されると、いずれの場合もS15へ進む。
続いて、S16で、図示しない撮影動作の開始指示を行うためのスイッチであるSW2がONであるか否かを判別し、OFFであればS2に戻りONであればS17に進む。
S17では、カメラマイコン101からストロボマイコン310に通信ラインSCを介して通信を行い、カメラ情報をストロボマイコン310に出力する。
S18では、ストロボ装置を発光させない状態で第1の測光(定常光の測光)を行う。
S20では、ストロボ装置300をプリ発光させた状態で第2の測光を行う。そして、S18及びS20の測光結果に基づいて、周知の演算方法により、シャッタースピード、絞り値、ストロボ装置300及びストロボ装置1000の発光量を演算する。
S22では、光量設定通信を行う。S20で得られた発光量情報をカメラマイコン101からストロボマイコン310に通信ラインSCを介して通信を行い、ストロボマイコン310に出力する。
S23では、発光コマンドを送信するため、カメラマイコン101からストロボマイコン310に通信ラインSCを介して通信を行う。そして、ストロボ装置300は、マスターストロボXout信号をオン(ハイレベルからローレベル)にする。
S24ではシャッターと絞り動作を行う。このとき、カメラマイコン101内の記憶装置に記憶されている、先幕の動作のばらつきによる変化を補正するための補正値に基づいて、カメラマイコン101により先幕走行信号Mg(先幕動作開始信号)の出力タイミングの変更を行う。
詳細は後述するが、ストロボ装置1000に何秒後に発光させるかを示すタイミング情報を含む発光コマンドを複数回出力するとともに、その出力順に応じて、各発光コマンドに含まれるタイミング情報を異ならせる。例えば、10ms後発光、9ms発光、・・・1ms後発光、のようにタイミング情報を異ならせる。
露光動作が終了すると、S26でミラーアップ状態だった主ミラー104をミラーダウン状態にする。S27では、撮像素子102から出力されゲイン切換え回路108で増幅されたアナログ信号をA/D変換器109でデジタル信号として変換する。変換された画素データに対して、信号処理回路111によりホワイトバランスなど所定の信号処理を実行させる。
続いて、ストロボ装置300内のストロボマイコン310での具体的な動作(ストロボ制御動作)について、図5のフローチャートを用いて説明する。
S102では、昇圧回路302を動作開始させて主コンデンサの充電を開始させる。そして、S103にて、カメラマイコン101から通信ラインSCを介して焦点距離情報、発光モード情報等のカメラ情報を取得する。
図6は、図4及び図5のフローチャートをタイミングチャートで表した図である。SW1がオンになる前は、ストロボ装置300は100ミリ秒間隔でビーコンパケットを発行している。ストロボ装置1000は、ビーコンパケットの発行周期に合わせて100ミリ秒間隔で無線通信回路324を受信動作させ、ビーコンパケットを受信できるように制御している。
カメラ本体100のSW1がオンになると、ストロボ装置300は、ストロボ装置1000に対してSW1がオンになったことを通知するためのパケットを送信する(マスターストロボ送信データのSW1で示す)。
ストロボ装置1000は、後述のS113で光量設定通信がなされた後は、いつでも発光コマンドパケットを受信可能な状態になる。つまり、いつでも本発光が可能なスタンバイ状態となる。
S111では、ストロボ装置300とストロボ装置1000のプリ発光動作を行う。それに伴いカメラ本体100が第2の測光を行う。
S116では、無線通信回路324を制御し無線アンテナ325を介してストロボ装置1000に発光コマンドを送信する。
ストロボ装置1000は、発光コマンドパケットを受信して正常に本発光できた場合には、ストロボ装置300に対してその旨を伝える通信を本発光後に行う(ストロボ送信データの正常発光/Ackで示す)。
第1の実施形態は、先幕の動作のばらつきを補正するため、ストロボ発光スタート信号をオンさせてから先幕走行信号Mgをオンさせるまでの時間を変更した。一方、本実施形態は、発光コマンドの送信タイミングあるいはタイミング情報を変更することで先幕の動作のばらつきを補正する。
101 カメラマイコン
102 撮像素子
103 シャッターユニット
116 無線通信回路
117 無線アンテナ
300 ストロボ装置(マスターストロボ)
310 ストロボマイコン
324 無線通信回路
325 無線アンテナ
1000 ストロボ装置(スレーブストロボ)
Claims (2)
- 無線通信部を介して発光装置と電波による無線通信が可能な撮像装置であって、
撮像素子と、
前記撮像素子の露光を開始させる方向へ走行するシャッター幕を有するシャッターユニットと、
前記発光装置への発光指示を所定の間隔で複数回出力する出力手段と、
前記シャッター幕の走行開始を指示する指示手段と、
前記出力手段により複数の前記発光指示のうち最初の前記発光指示が出力されるタイミングと、前記指示手段の指示に従って走行した前記シャッター幕が走行完了するタイミングとの間隔が一定となるように、前記出力手段が複数の前記発光指示のうち最初の前記発光指示を出力するタイミング、及び、前記指示手段が前記シャッター幕の走行開始を指示するタイミングの少なくとも一方を補正する補正手段と、を有することを特徴とする撮像装置。 - 発光装置と、当該発光装置と無線通信部を介して電波による無線通信が可能な撮像装置を含むカメラシステムであって、
撮像素子と、
前記撮像素子の露光を開始させる方向へ走行するシャッター幕を有するシャッターユニットと、
前記発光装置への発光指示を所定の間隔で複数回出力する出力手段と、
前記シャッター幕の走行開始を指示する指示手段と、
前記出力手段により複数の前記発光指示のうち最初の前記発光指示が出力されるタイミングと、前記指示手段の指示に従って走行した前記シャッター幕が走行完了するタイミングとの間隔が一定となるように、前記出力手段が複数の前記発光指示のうち最初の前記発光指示を出力するタイミング、及び、前記指示手段が前記シャッター幕の走行開始を指示するタイミングの少なくとも一方を補正する補正手段と、を有することを特徴とするカメラシステム。
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