JP2012150285A - 撮像装置及びカメラシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 発光装置と撮像装置とが電波による無線通信を行う場合に、通信の信頼性を確保するとともに、撮像装置の露光と発光装置の本発光とを適正なタイミングで合わせることができるようにする。
【解決手段】 所定の間隔で複数回発光装置へ出力される発光指示のうち最初の発光指示が出力されるタイミングと、走行開始指示に従って走行したシャッター幕が走行完了するタイミングとの間隔が一定となるように、最初の発光指示を出力するタイミング、及び、シャッター幕の走行開始を指示するタイミングの少なくとも一方を補正する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、発光装置と電波による無線通信が可能な撮像装置に関する。
従来の通信システムにおいて、電波や光を用いた無線通信システムは、有線の通信システムと比較して、通信を行う機器同士をケーブルで接続する必要が無いため取り扱いが容易である。
しかしながら、無線通信システムは外的な影響を受けやすく、有線の通信システムと比べて通信が不安定である。例えば、通信経路に障害物があったり、同じ周波数帯の電波を発するような外乱があったり、通信中に強い光が入ったりした場合には通信エラーとなることがあった。そのため、エラー訂正機構を備えたり、通信信号の再送処理を行ったりすることで、通信の信頼性を確保していた。
また、無線送受信動作には遅延が生じるため、発光装置と撮像装置とが無線通信を行う場合には、撮像装置もしくは撮像装置に装着されたマスターストロボとスレーブストロボとの発光同期信号を無線送受信動作の遅延を考慮して制御する必要がある。
そこで、例えば、特許文献1では、カメラが、スレーブストロボに何秒後に発光すればよいかを示すタイミング情報を含む複数の発光指示を順次送信するとともに、その送信順に応じて各発光指示に含めるタイミング情報を異ならせている。そして、スレーブストロボは、カメラから順次送信される複数の発光指示のうち、最初に受信できた発光指示に含まれるタイミング情報に従って発光を行う。
特開2010−185961号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術では、タイミング情報に従ってスレーブストロボを発光させるが、タイミング情報には、走行回数、温度、姿勢差等に起因するカメラのシャッター動作のばらつきが考慮されていない。そのため、カメラの露光に適切なタイミングでレリーズストロボを発光させることができず、光量不足の画像が撮影されてしまう場合が生じる。
そこで、本発明は、発光装置と撮像装置とが電波による無線通信を行う場合に、通信の信頼性を確保するとともに、撮像装置の露光と発光装置の本発光とを適正なタイミングで合わせることができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかる撮像装置は、無線通信部を介して発光装置と電波による無線通信が可能な撮像装置であって、撮像素子と、前記撮像素子の露光を開始させる方向へ走行するシャッター幕を有するシャッターユニットと、前記発光装置への発光指示を所定の間隔で複数回出力する出力手段と、前記シャッター幕の走行開始を指示する指示手段と、前記出力手段により複数の前記発光指示のうち最初の前記発光指示が出力されるタイミングと、前記指示手段の指示に従って走行した前記シャッター幕が走行完了するタイミングとの間隔が一定となるように、前記出力手段が複数の前記発光指示のうち最初の前記発光指示を出力するタイミング、及び、前記指示手段が前記シャッター幕の走行開始を指示するタイミングの少なくとも一方を補正する補正手段と、を有することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明にかかるカメラシステムは、発光装置と、当該発光装置と無線通信部を介して電波による無線通信が可能な撮像装置を含むカメラシステムであって、撮像素子と、前記撮像素子の露光を開始させる方向へ走行するシャッター幕を有するシャッターユニットと、前記発光装置への発光指示を所定の間隔で複数回出力する出力手段と、前記シャッター幕の走行開始を指示する指示手段と、前記出力手段により複数の前記発光指示のうち最初の前記発光指示が出力されるタイミングと、前記指示手段の指示に従って走行した前記シャッター幕が走行完了するタイミングとの間隔が一定となるように、前記出力手段が複数の前記発光指示のうち最初の前記発光指示を出力するタイミング、及び、前記指示手段が前記シャッター幕の走行開始を指示するタイミングの少なくとも一方を補正する補正手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、発光装置と撮像装置とが電波による無線通信を行う場合に、通信の信頼性を確保するとともに、撮像装置の露光と発光装置の本発光とを適正なタイミングで合わせることができるようにすることを目的とする。
本発明の第1の実施形態における撮像装置を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態におけるカメラシステムを示す模式図。 本発明の第1の実施形態におけるストロボ撮影動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態におけるストロボ撮影動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態におけるストロボ撮影時のストロボ制御動作を示すフローチャート。 本発明の第1の実施形態におけるストロボ撮影時のタイミングチャート。 本発明の第1の実施形態におけるカメラ送信データの送信タイミングとストロボ動作を示すタイミングチャート。 発光コマンドパケットのパケットデータ構造を示す図。 本発明の実施形態におけるカメラシステムの変形例を示す模式図。 本発明の実施形態におけるカメラシステムの変形例を示す模式図。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態における撮像装置の構成を示すブロック図である。100はカメラ本体、200はカメラ本体100に着脱可能なレンズユニット、300はカメラ本体100に着脱可能なストロボ装置(発光装置)を、それぞれ示している。なお、本実施形態では、レンズユニット200及びストロボ装置300がカメラ本体100に着脱可能な構成について説明するが、レンズユニット200及びストロボ装置300に相当する部分がカメラ本体100に内蔵された構成であってもよい。
まず、カメラ本体100の構成について説明する。101はカメラ本体100の各部を制御するマイクロコンピュータCCPU(以下、カメラマイコン)である。カメラマイコン101は、内蔵もしくは外付け発振回路で生成されたクロックにより駆動されるとともに、このクロックをカウントすることによって正確な時間管理を行う。これにより、撮像装置全体の動作シーケンスにおけるタイミング、及び、外部のストロボやリモコン等との通信シーケンスにおけるタイミングを制御する。
102はCCD、CMOS等の撮像素子であり、後述のレンズ群202を介して入射した光束が結像される。
103はシャッター幕及びシャッター制御回路を含むシャッターユニットで、シャッター幕を走行させることで撮像素子102を遮光する状態と撮像素子102へ光束を導く状態とになる。シャッター制御回路は、カメラマイコン101からのシャッター駆動信号に従って、シャッター幕を制御する。
本実施形態では、シャッターユニット103としてフォーカルプレンシャッターを利用し、フォーカルプレンシャッターを構成する2つのシャッター駆動マグネットを制御し、先幕と後幕からなるシャッター幕を走行させる。なお、先幕は、撮像素子102の露光を開始させる方向へ走行し、後幕は、撮像素子102を遮光する方向へ走行する。
また、シャッターユニット103は、走行時のシャッター幕の位置を検出し、シャッター走行完了などのタイミングを検出する複数のフォトインタラプタを内蔵し、検出信号119をカメラマイコン101に出力する。
なお、シャッターユニット103は、カメラマイコン101が先幕の走行開始を指示する先幕走行信号Mgを出力してから先幕が走行完了するまでに要する時間が走行回数や温度、姿勢差等によって変化する。この変化量は、フォトインタラプタの検出結果に基づいてカメラマイコン101で演算することが可能であり、演算された変化量に基づいてこの変化を補正するための補正値を演算する。この演算された補正値はカメラマイコン101内の記憶装置(EEPROMなど)に記憶される。
104は主ミラー(ハーフミラー)であり、ミラーダウン状態では、レンズ群202を介して入射する光束の一部を反射しピント板105に結像させる。また、ミラーアップ状態では、レンズ群202を介して入射する光束を撮像素子102へ導く。
106は測光回路であり、この回路内の測光センサーは複数の測光領域を有していて、それぞれの領域で測光を行うことができる。測光回路106内の測光センサーは、後述する114のペンタプリズムを介してピント板105に結像された被写体像を見込んでいる。
107は焦点検出回路であり、この回路内の焦点検出センサーは複数の焦点検出領域を有していている。108は撮像素子102から出力されるアナログ信号の増幅ゲインを切換えるためのゲイン切換え回路であり、増幅ゲインの切換えは撮影条件や後述の充電電圧条件によるレベル設定、撮影者の入力等によりカメラマイコン101が制御する。
109は増幅された撮像素子102から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換器で、110は撮像素子102の増幅された信号入力とA/D変換器109の変換タイミングを同期させるためのタイミングジェネレータ(TG)である。111はA/D変換器109でデジタル信号に変換された画像データをパラメータにしたがって画像処理を行うデジタル信号処理回路である。
SCはカメラ本体100とレンズユニット200及びストロボ装置300とのインタフェースの信号ラインである。例えば、カメラマイコン101をホストとしてデータの交換やコマンドの伝達を相互に行う。これにより、カメラマイコン101からストロボ装置300のストロボマイコン310への発光開始指示信号などの通信を可能にしている。
同様に、SCは後述するレンズマイコン201とのインタフェースであり、レンズマイコン201からカメラマイコン101にデータを送信する端子を有し、カメラマイコン101とレンズマイコン201との間で通信を可能にしている。
112は各種情報を入力するための入力部であって、任意のフィルタ情報の設定を入力することや、予備発光を行うための予備発光ボタン、日中シンクロモード等のスイッチやボタン、ダイヤルなどを有する。113は、各種設定されたモードやその他の撮影情報などを表示する液晶装置や発光素子などからなる表示部である。
114はペンタプリズムで、ピント板105の被写体像を測光回路106内の測光センサー及び不図示の光学ファインダーに導く。115はサブミラーで、レンズ群202を介して入射し主ミラー104を透過した光線を焦点検出回路107の測距センサーへ導く。
116は無線通信回路、117は無線アンテナであり、2つで無線通信部として機能し、この無線通信部を介して装着していないストロボ装置やリモコン等のカメラアクセサリと電波を用いたデータ(無線通信パケット)の送受信を行う。
次に、レンズユニット200の構成と動作について説明する。201はレンズユニット200の各部の動作を制御するマイクロコンピュータLPU(以下、レンズマイコン)である。
202は複数枚で構成されたレンズ群である。203はレンズ群202の焦点位置合わせ用の光学系を移動させるレンズ駆動回路であり、レンズ群202の駆動量は、カメラ本体100内にある焦点検出回路107の出力に基づいてカメラマイコン101内にて算出される。204はレンズ群202の駆動時に位置を検出するエンコーダである。算出された駆動量はカメラマイコン101からレンズマイコン201に通信され、エンコーダ204の駆動情報により駆動量分だけレンズマイコン201がレンズ駆動回路203を動作させ、レンズ群202を合焦位置へ移動させる。
205は絞り、206は絞り制御回路であり、絞り205は絞り制御回路206を介してレンズマイコン201により制御される。
次に、ストロボ装置300の構成について説明する。310はストロボ装置300の各部の動作を制御するマイクロコンピュータFPU(以下、ストロボマイコン)である。
301はストロボの電源(VBAT)としての電池である。後述の昇圧回路302、ストロボマイコン310に接続される。302は電池301の電圧を数百Vに昇圧させる昇圧回路で不図示の主コンデンサに発光のためのエネルギーを蓄積させる。
313は電圧検出回路であり、主コンデンサの電圧を検出し、検出結果はストロボマイコン310からSC通信を介してカメラマイコン101に通信される。
306はトリガ回路であり、発光時にストロボマイコン310より出力されるトリガ信号に従ってトリガ電圧を印加する。307は放電管であり、主コンデンサに充電されたエネルギーをトリガ回路306から印加される数KVのパルス電圧を受け励起することで発光し、その光を被写体に照射する。308はトリガ回路306と共に放電管307の発光の開始を制御し、さらに発光の停止を制御する発光制御回路である。
323は放電管307の発光量を受光するセンサーとしてのフォトダイオードであり、直接またはグラスファイバーなどを介して放電管307の発する光を受光する。309はフォトダイオード323の受光電流を積分する積分回路であり、その出力は312のコンパレータの反転入力端子とストロボマイコン310のA/Dコンバータ端子に入力される。
コンパレータ312の非反転入力端子はストロボマイコン310内のD/Aコンバータ出力端子に接続され、コンパレータ312の出力は311のANDゲートの入力端子に接続される。ANDゲート311のもう一方の入力はストロボマイコン310の発光制御端子と接続され、ANDゲート311の出力は発光制御回路308に入力される。
315は反射傘、316はパネル等から成りストロボ装置300の照射角を変更するズーム光学系である。ここで、反射傘315とズーム光学系316の距離を所定の位置に変更することにより、被写体への照射ガイドナンバー及び配光を変化させることが可能となる。
313はモーター等から成るズーム光学系316を移動させるズーム駆動部であり、ズーム光学系316の駆動量はストロボマイコン310のズーム制御端子より信号を受け駆動される。このズーム駆動量はレンズマイコン201からカメラマイコン101を介して通信された焦点距離情報に応じてストロボマイコン310で演算される。
314はズーム光学系316のズーム位置を検出するエンコーダ等の位置検出部であり、ストロボマイコン310の位置信号端子に移動情報を与え、ストロボマイコン310の位置信号端子にて必要な駆動量分だけズーム駆動部313内のモーターを駆動させる。
320は各種情報を入力するための入力部(入力インタフェース)であり、例えばストロボ装置300の側面などにスイッチが設置されており、手動によりストロボの制御モードなどを入力することも可能である。321はストロボ装置300の各状態を表示する表示部である。
322は定電圧回路で電池301から一定電圧の出力を行う。
324は無線通信回路、325は無線アンテナであり、2つで無線通信部として機能し、この無線通信ユニットを介して装着されていない撮像装置や他のストロボ装置及びリモコン等のカメラアクセサリと電波を用いたデータの送受信を行う。
本実施形態では、後述のストロボ装置1000に対して、無線通信回路324及び無線アンテナ325を介してストロボマイコン310によって生成された無線通信パケットを送信し、カメラ本体100から指示に従って制御を行う。
図2は、本実施形態におけるカメラシステムの模式図であり、カメラ本体100とストロボ装置300とを含む撮像装置とカメラ本体100に装着されていないストロボ装置1000(スレーブストロボ)により構成される。ストロボ装置300はカメラ本体100にアクセサリシューを介して装着されていて、マスターストロボとして動作する。
ストロボ装置1000はスレーブストロボであり、マスターストロボが指令した通信により動作する。このとき、既知の無線通信規格であるIEEE802.15.4等の方法によって無線通信を行う。なお、ストロボ装置1000は、ストロボ装置300と電波による無線通信が可能な構成であればよく、本実施形態ではストロボ装置300と同様の構成であるとして説明する。
400は被写体、600はスクリーン、500はカメラ本体100を固定する三脚であり、例えば、写真スタジオでのストロボ撮影を想定した概略図になっている。
次に、図3ないし図6を用いて本実施形態におけるストロボ撮影動作を説明する。なお、以下の説明では、ストロボ撮影が指示される前に既知の無線ペアリングによって、ストロボ装置300とストロボ装置1000とは、予め通信相手としてお互いに登録が行われているものとする。
まず、カメラマイコン101の具体的な動作について図3及び図4のフローチャートを用いて説明する。
カメラ本体100の不図示の電源スイッチがオンされて動作可能になると、カメラマイコン101は、図3のステップ(以下、Sと略す)1から所定の動作を開始する。
S1では、カメラマイコン101自身のメモリやポートの初期化を行う。また、入力部112より入力されたスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、シャッタースピードの決め方や、絞りの決め方等様々な撮影モードの設定を行う。
なお、ストロボ装置300の電源がオンされて無線ストロボ発光モードに設定された状態であれば、ストロボマイコン310は無線通信回路324を制御し、無線周波数を振ってチャンネルをスキャンして通信相手であるストロボ装置1000を検索する。同様に、ストロボ装置1000は、電源がオンされると、ストロボ装置300と同様に無線通信回路324を制御し、使用するチャンネルを設定して、ストロボ装置300からの検索に応答できる状態に設定される。
ストロボ装置300が検索によってストロボ装置1000を見つけると、カメラ本体100はネットワークコーディネータとして定期的なビーコンパケット(ビーコン信号)の発行を開始することでネットワークを立ち上げる。そして、ストロボ装置300はネットワークデバイスの役割を担い、ストロボ装置300の通信相手としてお互いにリンクを張ることで、いつでも通信可能な状態となる。
このようにしてカメラ本体100とストロボ装置300とストロボ装置1000からなるシステムが起動した後、カメラ本体100は、ユーザからの撮影準備動作の指示を待機する状態(SW1のオン待ちの状態)となる。
S2では、図示しないシャッターボタンの半押し状態であるSW1がONか否かを判別し、OFFのときはこのステップを繰り返し、ONのときはS3に進む。
S3では、カメラマイコン101はレンズマイコン201と通信ラインSCを介して通信を行う。そして、レンズユニット200の焦点距離情報や焦点検出処理、測光処理に必要な光学情報を取得する。
S4では、カメラ本体100にストロボ装置300が装着されているかどうかを判別する。カメラ本体100にストロボ装置300が装着されているならばS5へ進み、未装着ならばS6へ進む。
S5では、カメラマイコン101はストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、S3にて取得した焦点距離情報をストロボマイコン310に出力する。これにより、ストロボマイコン310は受信した焦点距離情報に基づいてズーム駆動部313を駆動してエンコーダ314で位置を検出し照射角を制御する。
S5では、カメラマイコン101はストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、ストロボマイコン310のメモリ内に格納されたストロボ情報を出力するように指示し、ストロボマイコン310はカメラマイコン101へストロボ情報を出力する。このストロボ情報は、現在の発光モード情報、主コンデンサ充電情報などである。
次に、S6では、カメラ本体100に設定された撮影モードが、自動焦点検出動作を行うモード(AFモード)であるか、そうでないモード(MFモード)であるかを判別する。
S6でAFモードであればS7に進み、MFモードであれば、S9へ進む。S7では、周知の位相差検出法による焦点検出動作を行う。またS7では、複数の焦点検出領域のどの焦点検出領域を優先的に合焦させるかを、入力部112による入力結果、近点優先を基本の考え方とした周知の自動選択アルゴリズムなどに基づいて決定する。
S8では、S7で決定された焦点検出領域をカメラマイコン101内の図示しないRAM(ランダムアクセスメモリー)に記憶させる。さらに、S8では、カメラマイコン101は焦点検出回路107の出力に基づきレンズの駆動量を演算する。
カメラマイコン101はレンズマイコン201と通信ラインSCを介して通信を行う。レンズマイコン201はS8の演算結果に基づきレンズ駆動回路203を制御してレンズ群202を駆動しS9へ進む。
S9では、測光回路106により測光を行い、複数の測光領域のそれぞれの被写体輝度値を取得する。
S10では、入力部112により入力されたゲイン設定の処理をゲイン切換え回路108により行う。また、S10では、カメラマイコン101はストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、ゲイン設定情報をストロボマイコン310に出力する。
S11では、複数の測光領域のそれぞれの被写体輝度値EVbから、周知のアルゴリズムにより露出値(EVs)を演算する。
S12では、ストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているかどうかを判別する。ここで、ストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているならばS13へ進み、出力していなければS14へ進む。なお、このS12におけるストロボマイコン310が充電完了信号を出力しているかどうかの判別結果は、後のステップで用いるのでカメラマイコン101内のRAMなどに記憶しておく。
S13では、ストロボ撮影を行うために適したシャッター速度(Tv)と絞り値(Av)とをS11で演算された露出値に基づいて決定する。
S14では、ストロボ装置300及びストロボ装置1000を発光させない撮影(非発光撮影)を行うために適したシャッター速度(Tv)と絞り値(Av)とをS11で演算された露出値に基づいて決定する。S13またはS14の処理が実行されると、いずれの場合もS15へ進む。
S15では、カメラマイコン101はストロボマイコン310と通信ラインSCを介して通信を行い、ストロボ制御に関する情報をストロボマイコン310に出力する。
続いて、S16で、図示しない撮影動作の開始指示を行うためのスイッチであるSW2がONであるか否かを判別し、OFFであればS2に戻りONであればS17に進む。
S17では、カメラマイコン101からストロボマイコン310に通信ラインSCを介して通信を行い、カメラ情報をストロボマイコン310に出力する。
S18では、ストロボ装置を発光させない状態で第1の測光(定常光の測光)を行う。
S19では、ストロボ装置300にプリ発光させるためのプリ発光通信を行うため、カメラマイコン101からストロボマイコン310に通信ラインSCを介して通信を行い、カメラ情報をストロボマイコン310に出力する。
S20では、ストロボ装置300をプリ発光させた状態で第2の測光を行う。そして、S18及びS20の測光結果に基づいて、周知の演算方法により、シャッタースピード、絞り値、ストロボ装置300及びストロボ装置1000の発光量を演算する。
次に、S21では、主ミラー104をアップさせ、レンズ群202を介して入射する光束を撮像素子102へ導く。
S22では、光量設定通信を行う。S20で得られた発光量情報をカメラマイコン101からストロボマイコン310に通信ラインSCを介して通信を行い、ストロボマイコン310に出力する。
S23では、発光コマンドを送信するため、カメラマイコン101からストロボマイコン310に通信ラインSCを介して通信を行う。そして、ストロボ装置300は、マスターストロボXout信号をオン(ハイレベルからローレベル)にする。
S24ではシャッターと絞り動作を行う。このとき、カメラマイコン101内の記憶装置に記憶されている、先幕の動作のばらつきによる変化を補正するための補正値に基づいて、カメラマイコン101により先幕走行信号Mg(先幕動作開始信号)の出力タイミングの変更を行う。
そして、S25において、ストロボ装置300及びストロボ装置1000を本発光させて露光を行う。
なお、ストロボ装置1000に対して本発光を指示する場合には、カメラ本体100はストロボ装置300を介して発光指示である発光トリガ通信を行う。
詳細は後述するが、ストロボ装置1000に何秒後に発光させるかを示すタイミング情報を含む発光コマンドを複数回出力するとともに、その出力順に応じて、各発光コマンドに含まれるタイミング情報を異ならせる。例えば、10ms後発光、9ms発光、・・・1ms後発光、のようにタイミング情報を異ならせる。
露光動作が終了すると、S26でミラーアップ状態だった主ミラー104をミラーダウン状態にする。S27では、撮像素子102から出力されゲイン切換え回路108で増幅されたアナログ信号をA/D変換器109でデジタル信号として変換する。変換された画素データに対して、信号処理回路111によりホワイトバランスなど所定の信号処理を実行させる。
そして、S28では、処理された画像データを図示しないメモリに記録して、一連の撮影動作を終了する。
続いて、ストロボ装置300内のストロボマイコン310での具体的な動作(ストロボ制御動作)について、図5のフローチャートを用いて説明する。
ストロボ装置300の不図示の電源スイッチがオンされてストロボマイコン310が動作可能となると、ストロボマイコン310はS101より所定の動作を開始する。S101では、ストロボマイコン310自身のメモリやポートの初期化を行う。また、入力部320より入力されたスイッチの状態や予め設定された入力情報を読み込み、ストロボ撮影モードや発光量等の設定を行う。
また、このストロボ撮影モードや発光量等に関する情報はストロボマイコン310内の図示しないRAM(ランダムアクセスメモリー)に記憶させる。
S102では、昇圧回路302を動作開始させて主コンデンサの充電を開始させる。そして、S103にて、カメラマイコン101から通信ラインSCを介して焦点距離情報、発光モード情報等のカメラ情報を取得する。
S104では、ストロボマイコン310内に記憶しているストロボ情報を表示部321に表示する。S105では、ストロボマイコン310からカメラマイコン101に通信ラインSCを介して通信を行い、無線ストロボ設定情報を含むストロボ情報をカメラマイコン101に出力する。
S106では、昇圧回路302により昇圧された電圧が放電管307の発光に必要な電圧レベルにまで達したか(充電完了か)どうかを判別し、放電管307の発光に必要な電圧レベルにまで達していると判別した場合にはS108に進む。
放電管307の発光に必要な電圧レベルにまで達していないと判定した場合には、ステップS107へ進む。S107では、充電未完信号を出力して発光準備ができていないことを通信ラインSCを介してカメラマイコン101に報知する。S108では、充電完了信号を出力して発光準備ができたことを通信ラインSCを介してカメラマイコン101に報知する。
次に、S109にて、カメラ情報を受信する。このとき無線ストロボ発光モードであることを確認して、カメラマイコン101よりプリ発光開始用信号が出力されているかどうかをチェックする。
プリ発光開始用信号が出力されていれば、S110にてストロボ装置1000に対してプリ発光通信を行う(図4のS19に対応)。このとき、ストロボマイコン310は、無線通信回路324を制御し無線アンテナ325を介してストロボ装置1000と通信を行う。
ここで、ストロボ装置300とストロボ装置1000との無線通信について、図6のタイミングチャートを用いて詳細な説明を行う。
図6は、図4及び図5のフローチャートをタイミングチャートで表した図である。SW1がオンになる前は、ストロボ装置300は100ミリ秒間隔でビーコンパケットを発行している。ストロボ装置1000は、ビーコンパケットの発行周期に合わせて100ミリ秒間隔で無線通信回路324を受信動作させ、ビーコンパケットを受信できるように制御している。
ビーコンパケットの受信に要する時間は数ミリ秒であり、特に通信する必要がないアイドル状態のときには、ストロボ装置1000側の無線通信回路324は動作する必要が無いので、必要なときだけ受信動作を行うことで省電力を図ることが可能である。
カメラ本体100のSW1がオンになると、ストロボ装置300は、ストロボ装置1000に対してSW1がオンになったことを通知するためのパケットを送信する(マスターストロボ送信データのSW1で示す)。
これとともに、それまで100ミリ秒間隔であったビーコンパケットを、10ミリ秒程度のより細かい間隔で発行するように制御を変更する。
このように、撮影準備動作指示の前後でビーコンパケットの発行間隔を変更することによって、次に撮影開始を指示するSW2がオンになったときのストロボ装置1000の反応レスポンスを向上させている。
ビーコンパケットの発行間隔が短くなったことに伴い、ストロボ装置1000側の受信動作のタイミングも、ビーコンの発行間隔に合わせて短くする。これによって、ストロボ装置1000のレスポンスが向上する代わりに、ストロボ装置1000側の無線通信回路324の動作頻度が高くなり消費電力が増加する。
カメラ本体100のSW2がオンになると、ストロボ装置300は、ストロボ装置1000に対してSW2がオンになったことを通知するためのパケットを送信する(マスターストロボ送信データのSW2で示す)。
ストロボ装置1000は、自身の充電状態をチェックして、発光可能な状態であれば、カメラ本体100側にその旨を通知する(スレーブストロボ通信データの充完情報/Ackで示す)。これとともに、ストロボ装置1000は常時パケットを受信可能な状態に設定される。このような常時受信可能状態になった後、図5のS109〜S118までを順次実行していく。
なお、ストロボ装置1000は、ストロボ装置300からのパケットを受信するたびに、パケットを受信したことを示す確認信号であるAckパケットを送信することで、通信の信頼性を確保している。ストロボ装置300は、送信したパケットに対して一定時間が経過してもストロボ装置1000からAckパケットが送られてこない場合には、通信異常が発生したとして、再度同じパケットを送信する再送処理を行う。
ストロボ装置1000は、後述のS113で光量設定通信がなされた後は、いつでも発光コマンドパケットを受信可能な状態になる。つまり、いつでも本発光が可能なスタンバイ状態となる。
次に、S110では、ストロボ装置300とストロボ装置1000とでプリ発光通信を行う。ストロボマイコン310は無線通信回路324を制御し無線アンテナ325を介してストロボ装置1000にプリ発光開始用信号の送信を行う。正常に受信されればストロボ装置1000からAckパケットが送信される。
S111では、ストロボ装置300とストロボ装置1000のプリ発光動作を行う。それに伴いカメラ本体100が第2の測光を行う。
次に、S112ではカメラ情報を受信する。このとき無線ストロボ発光モードであることを確認して、カメラマイコン101より光量設定信号が出力されているかどうかをチェックする。
光量設定がされていればS113にて、ストロボ装置300とストロボ装置1000とで光量設定通信を行う。ストロボマイコン310は無線通信回路324を制御し無線アンテナ325によりストロボ装置1000に光量設定信号の送信を行う。正常に受信されればストロボ装置1000からAckパケットが送信される。
次に、S114ではカメラ情報を受信する。このとき無線ストロボ発光モードであることを確認して、カメラマイコン101よりストロボ発光スタート信号が出力されているかどうかをチェックする。
ストロボ発光スタート信号がオンされていれば(ストロボ発光スタート信号がハイレベルからローレベルになっていれば)S115にて、マスターストロボXout信号をオンさせる。
S116では、無線通信回路324を制御し無線アンテナ325を介してストロボ装置1000に発光コマンドを送信する。
本実施形態では、発光コマンドパケットを10回送信する構成であるため、先幕走行信号Mgをオンする前に最初の発光コマンドパケットの送信が開始される。なお、発光コマンドパケットは10回に限らず、複数であれば通信の信頼性は向上するため、何回であってもかまわない。また、送信する発光コマンドパケットの回数によっては、先幕走行信号Mgの動作の後に最初の発光コマンドパケットの送信が開始されてもよい。
図7は、発光コマンドパケットの送信タイミングとストロボ撮影動作を示している。図8に示すように、発光コマンドパケットは等間隔に送信され、それぞれの間隔は1ミリ秒間隔である。各発光コマンドパケットに含まれるタイミング情報は、この送信間隔に対応して設定されており、すべての発光コマンドパケットが指示する発光開始時刻が同時刻となるように設定されている。
なお、図7では、シャッター先幕走行完了タイミングと本発光とが同期した、いわゆる、先幕シンクロ撮影時の各タイミングを示している。そのため、すべての発光コマンドパケットが指示する発光開始時刻は、シャッター先幕走行完了タイミングと一致するようになっている。
しかしながら、すべての発光コマンドパケットが指示する発光開始時刻は他のタイミングであってもよい。例えば、シャッター後幕走行開始タイミングと本発光とが同期した、いわゆる、後幕シンクロ撮影時では、本発光の終了とシャッター後幕走行開始タイミングとが同期するように発光開始時刻を設定すればよい。
また、シャッター先幕走行開始とストロボ発光開始が同期した、いわゆる、ハイスピードシンクロ撮影時では、シャッター先幕走行開始タイミングを発光開始時刻に設定すればよい。
図8は、発光コマンドパケットのパケットデータ構造を示す図である。図8に示すように、発光コマンドパケットは16ビットの長さを持つパケットであり、カメラマイコン101によって生成される。なお、発光コマンドパケットとしては、図8に示すような構造の16ビットパケットでなくてもかまわない。しかしながら、図8に示すように比較的長さの短い簡単なパケットとすることで、パケット自身の送信にかかる時間や、受信したときにパケットの解析にかかる時間を短くすることができるので、同期動作の時間精度を高めることができる。
ストロボ装置1000は、10回の発光コマンドパケットのうち、発光コマンドパケットを受信するたびにタイミング情報を最新のものに更新していく。そして、一連の発光コマンドパケットの受信動作中は、各発光コマンドパケットを受信するたびにAckパケットの送信は行わない。
発光コマンドの送信後、S117にて、カメラ本体100のシャッター先幕走行完了タイミングに同期させて本発光を行う。
このとき、カメラ本体100は、先幕の動作のばらつきを補正するための補正値に基づいて、シャッター先幕動作を開始させる。先幕の動作は、例えば、図6のタイミングチャートのカメラシャッター動作の先幕走行(a)が標準であるとしたら、走行回数、温度条件、姿勢差によって先幕走行(b)のように変化する。このような先幕動作が標準よりも遅くなる先幕走行(b)の場合、ストロボ発光スタート信号をオンさせてから先幕走行信号Mgをオンさせるまでの時間が固定だと先幕が全開になる前にストロボ装置1000が本発光してしまい必要な光量が得られない。
そこで、ストロボ発光スタート信号をオンさせてから先幕走行信号Mgをオンさせるまでの時間を先幕の変化に応じて短くし、図6のタイミングチャートのカメラシャッター動作の先幕走行(c)のように動作させる。そうすることで、シャッター先幕走行完了タイミングに同期させてストロボ装置1000を本発光させることができ、光量不足となることを防止できる。
本発光が終了すると、S118にて、ストロボ装置1000に対して、ストロボ撮影動作のシーケンスが終了したことを通知するパケットを送信する発光終了処理を行う。
ストロボ装置1000は、発光コマンドパケットを受信して正常に本発光できた場合には、ストロボ装置300に対してその旨を伝える通信を本発光後に行う(ストロボ送信データの正常発光/Ackで示す)。
カメラ本体100は、Ackパケットに基づいて、今回撮影した画像がストロボ装置300及びストロボ装置1000が正常に本発光したときの撮影画像であると判断すると、画像を記録する再に撮影条件の情報としてファイルに添付して保存する。反対に、正常に本発光が行われなかったと判断すると、その旨を画像ファイルに添付して記録する。
以上のように、スレーブストロボに対して複数回の発光コマンドを送信することにより、電波による無線通信で行う場合であっても、通信の信頼性を確保することができる。また、先幕の動作のばらつきを補正するための補正値に基づいて、先幕の動作開始タイミングを変更させることで、カメラ本体100の露光とストロボ装置1000の本発光とを適正なタイミングで合わせることができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態は、先幕の動作のばらつきを補正するため、ストロボ発光スタート信号をオンさせてから先幕走行信号Mgをオンさせるまでの時間を変更した。一方、本実施形態は、発光コマンドの送信タイミングあるいはタイミング情報を変更することで先幕の動作のばらつきを補正する。
すなわち、図6に示した先幕動作が標準よりも遅くなる先幕走行(b)の場合、ストロボ発光スタート信号をオンさせてからマスターストロボXout信号をオンさせるまでの時間を長くして発光コマンドパケットの送信開始タイミングを変更する。あるいは、マスターストロボXout信号をオンさせるまでの時間は変更せずに、各発光コマンドパケットに含まれるタイミング情報をそれぞれ長くする。なお、このときの補正値は、第1の実施形態と同様に、シャッターユニット103のフォトインタラプタの検出結果に基づいてカメラマイコン101で演算する。
以上のようにすることで、スレーブストロボに対して複数回の発光コマンドを送信することにより、電波による無線通信で行う場合であっても、通信の信頼性を確保することができる。また、先幕の動作のばらつきを補正するための補正値に基づいて、発光コマンドの送信タイミングあるいはタイミング情報を変更させることで、カメラ本体100の露光とストロボ装置1000の本発光とを適正なタイミングで合わせることができる。
なお、本実施形態と第1の実施形態とを組み合わせた構成であってもよく、先幕の動作のばらつきを補正するための補正値に基づいて、先幕の動作開始タイミング及び発光コマンドの送信タイミングを変更させる構成であってもよい。
なお、上記の2つの実施形態では、カメラ本体100に装着されたストロボ装置300を介してストロボ装置1000の制御を行う構成を説明したが、図9に示すように、カメラ本体100がストロボ装置1000と直接無線通信を行う構成であっても構わない。
すなわち、カメラ本体100に内蔵された無線通信回路及び無線アンテナを用いてストロボ装置1000と電波による無線通信を行う構成であってもよい。その場合、カメラ本体100とストロボ装置300との間で行われるストロボ装置1000を制御するための通信は省略され、ストロボ装置300が行っていたストロボ装置1000との通信処理はカメラ本体100が行うことになる。
また、カメラ本体100やカメラ本体100に装着されたストロボ装置300を介してストロボ装置1000の制御を行う構成ではなく、カメラ本体100に装着された無線通信装置を用いてストロボ装置1000の制御を行う構成であってもよい。
また、図10に示すように、複数のスレーブストロボを含むカメラシステムにも適用可能であり、その場合も、複数のスレーブストロボとカメラ本体で直接、あるいはカメラ本体100に装着された無線通信装置を介して無線通信を行う構成であってもよい。
また、先幕の動作のばらつきによる変化を補正するための補正値を予め複数記憶しておき、走行回数、温度、姿勢差等に応じて最適な補正値を選択するような構成であってもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 カメラ本体
101 カメラマイコン
102 撮像素子
103 シャッターユニット
116 無線通信回路
117 無線アンテナ
300 ストロボ装置(マスターストロボ)
310 ストロボマイコン
324 無線通信回路
325 無線アンテナ
1000 ストロボ装置(スレーブストロボ)

Claims (2)

  1. 無線通信部を介して発光装置と電波による無線通信が可能な撮像装置であって、
    撮像素子と、
    前記撮像素子の露光を開始させる方向へ走行するシャッター幕を有するシャッターユニットと、
    前記発光装置への発光指示を所定の間隔で複数回出力する出力手段と、
    前記シャッター幕の走行開始を指示する指示手段と、
    前記出力手段により複数の前記発光指示のうち最初の前記発光指示が出力されるタイミングと、前記指示手段の指示に従って走行した前記シャッター幕が走行完了するタイミングとの間隔が一定となるように、前記出力手段が複数の前記発光指示のうち最初の前記発光指示を出力するタイミング、及び、前記指示手段が前記シャッター幕の走行開始を指示するタイミングの少なくとも一方を補正する補正手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 発光装置と、当該発光装置と無線通信部を介して電波による無線通信が可能な撮像装置を含むカメラシステムであって、
    撮像素子と、
    前記撮像素子の露光を開始させる方向へ走行するシャッター幕を有するシャッターユニットと、
    前記発光装置への発光指示を所定の間隔で複数回出力する出力手段と、
    前記シャッター幕の走行開始を指示する指示手段と、
    前記出力手段により複数の前記発光指示のうち最初の前記発光指示が出力されるタイミングと、前記指示手段の指示に従って走行した前記シャッター幕が走行完了するタイミングとの間隔が一定となるように、前記出力手段が複数の前記発光指示のうち最初の前記発光指示を出力するタイミング、及び、前記指示手段が前記シャッター幕の走行開始を指示するタイミングの少なくとも一方を補正する補正手段と、を有することを特徴とするカメラシステム。
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