JP2017120985A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通信機能及び記録機能を備える記録媒体の記録機能への指示がエラーになったときに、適切なエラー処理を行って、信頼性及び利便性の向上を図ることを目的とする。【解決手段】本発明の情報処理装置100は、記録媒体91を接続できる情報処理装置100であって、通信機能及び記録機能を備える所定の記録媒体の前記記録機能に対する指示がエラーとなったときに、前記通信機能を維持しつつ、前記記録機能をリセットするリセット処理手段を備えることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は記録媒体を接続できる情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラムに関する。
近年、データを記録する外部記憶媒体に、さらに無線LAN機能等の無線通信機能を備えた外部記憶媒体が開発され、ユーザが使用する機会が増えてきている。
例えば、1枚のメモリカードに、データの書き込み及び読出しを行うメモリ機能と、無線LAN機能とを備えるものがある(特許文献1)。メモリ機能と無線LAN機能とを備えるメモリカードを用いることで、デジタルカメラで撮影した画像データをメモリカードに記録しつつ、外部機器との間でメモリカード上の送受信ができて、ユーザの利便性の向上が図られている。
特開2010−183189号公報
しかしながら、上述したようなメモリカードなどの記録媒体が、メモリ機能及び無線機能という2つの機能を併せ持つことで、一方の機能が他方の機能から影響を受けてしまうことがある。例えば、デジタルカメラで撮影した画像データをメモリカードに記録しつつ、メモリカードがメモリカード上のデータを外部機器と送受信している場合を考える。この場合、メモリカードに画像データを記録しているときに、書き込みエラー等のエラーが起きることがある。
上記例において、書き込みエラーの復旧のために、例えばメモリカードの電源を一旦オフし、再度電源を投入して再復帰するようなハードウェアリセットを伴うリトライ処理を行うことが考えられる。しかし、このようなハードウェアリセットを伴うリトライ処理を行うと、同時に動作していた外部機器との通信が停止してしまう。そのため、メモリカードへの記録に成功しても、外部機器とのデータの送受信に失敗する、という問題が起きる。
本発明は以上のような状況に鑑みてなされたものであり、通信機能及び記録機能を備える記録媒体の信頼性及び利便性の向上を図ることを目的とする。
本発明の情報処理装置は、記録媒体を接続できる情報処理装置であって、通信機能及び記録機能を備える所定の記録媒体の前記記録機能に対する指示がエラーとなったときに、前記通信機能を維持しつつ、前記記録機能をリセットするリセット処理手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の情報処理装置は、記録媒体を接続できる情報処理装置であって、通信機能及び記録機能を備える所定の記録媒体の前記記録機能に対する指示がエラーとなったときに、前記所定の記録媒体への電力供給を停止し、その後、前記所定の記録媒体への電力供給を開始し、その後、前記通信機能の設定を行うリセット処理手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、通信機能及び記録機能を備える記録媒体の使用時に適切なエラー処理を行うことで、信頼性及び利便性の向上が図られる。
デジタルカメラの構成を示すブロック図である。 SDメモリカードの起動処理のフローチャートである。 SDメモリカードの無線LAN設定処理のフローチャートである。 第1実施形態におけるSDメモリカードへの書き込み処理のフローチャートである。 第2実施形態におけるSDメモリカードへの書き込み処理のフローチャートである。 第3実施形態におけるSDメモリカードへの書き込み処理のフローチャートである。 第4実施形態におけるSDメモリカードへの書き込み処理のフローチャートである。
<第1実施形態>
はじめに、図1を参照して、本実施形態における情報処理装置の一例であるデジタルカメラ100の構成について説明する。図1は、デジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。
10は、バリアであり、デジタルカメラ100の撮影レンズ11を含む撮像部を覆う事により、撮像部の汚れや破損を防止する。
11は、撮影レンズである。
12は、絞り機能を備えるシャッターである。
13は、光学像を電気信号に変換する撮像素子である。
14は、タイミング発生回路であり、撮像素子13、A/D変換器15、D/A変換器21にクロック信号や制御信号を供給する。タイミング発生回路14は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
15は、A/D変換器であり、撮像素子13のアナログ信号出力をデジタル信号に変換する。
20は、画像処理回路であり、A/D変換器15からのデータ又はメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行う。そして、演算処理の結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御手段40及び測距制御手段41に対して制御を行い、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等を行う。また、画像処理回路20は、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、演算処理の結果に基づいてAWB(オートホワイトバランス)処理を行う。さらに、画像処理回路20は、メモリ25に格納された画像データを読み込んで、JPEG方式やMPEG−4 AVC/H.264方式等での圧縮処理又は伸長処理を行い、処理されたデータをメモリ25に書き込む。
21は、D/A変換器である。
22は、メモリ制御回路であり、A/D変換器15、タイミング発生回路14、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器21、及び、メモリ25を制御する。A/D変換器15で変換されたデータが、画像処理回路20及びメモリ制御回路22を介して、又は、直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24又はメモリ25に書き込まれる。
23は、TFT−LCD(thin film transistor liquid crystal display)等から成る表示部である。画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データは、D/A変換器21を介して、表示部23に表示される。撮像した画像データを逐次表示部23に表示することで、ライブ映像を表示する電子ファインダ機能を実現できる。
24は、画像表示メモリである。
25は、撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。また、メモリ25はシステム制御回路50の作業領域としても使用できる。
40は、露光制御回路であり、絞り機能を備えるシャッター12を制御する。
41は、測距制御回路であり、撮影レンズ11のフォーカシングを制御する。
42は、ズーム制御回路であり、撮影レンズ11のズーミングを制御する。
43は、バリア制御回路であり、バリア10の動作を制御する。
50は、システム制御回路であり、デジタルカメラ100全体を制御する。
51は、電気的に消去及び記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)等が用いられる。不揮発性メモリ51には、プログラムのみならず、地図情報等も記録されている。なお、不揮発性メモリ51に記録されるプログラムは、システム制御回路50等によって読み込まれて実行される。
60、61及び62は、システム制御回路50等への各種動作の指示を入力するための操作手段であり、スイッチ、十字キー、ダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数又は複数の組み合わせで構成される。
60は、第1シャッタースイッチであり、不図示のシャッターボタンの操作途中でONとなって信号SW1をシステム制御回路50に送る。第1シャッタースイッチ60は、信号SW1を送ることで、AF処理、AE処理、AWB処理、EF処理等の動作開始を指示する。
61は、第2シャッタースイッチであり、不図示のシャッターボタンの操作完了でONとなって信号SW2をシステム制御回路50に送る。第2シャッタースイッチ61は、信号SW2を送ることで、露光処理、現像処理及び記録処理、という一連の動作の開始を指示する。露光処理は、撮像素子13から読み出された信号を、A/D変換器15及びメモリ制御回路22を介して、メモリ25に画像データを書き込む処理である。現像処理は、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算により行われる。記録処理は、メモリ25から画像データを読み出し、読み出した画像データに対して画像処理回路20が圧縮を行ってメモリ25に格納した後に、カードコントローラ90を介して、記録媒体91に画像データを書き込む処理である。
62は、各種ボタンやタッチパネル等からなる操作部である。操作部62は、電源ボタン、メニューボタン、撮影モード/再生モード/その他特殊撮影モードの切替えを行うモード切替スイッチ、十字キー、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、及び、フラッシュ設定ボタンを備える。また、操作部62は、単写/連写/セルフタイマー切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、及び、再生画像−(マイナス)ボタンを備える。また、操作部62は、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、及び、日付/時間設定ボタン等を備える。
80は、一次電池、二次電池、又は、ACアダプター等からなる電源である。一次電池には、アルカリ電池及びリチウム電池等がある。二次電池には、ニッケル・カドミウム蓄電池、リチウムイオン二次電池及びニッケル・水素充電池等がある。
81は、電源制御回路である。
90は、カードコントローラであり、メモリカード等の記録媒体91とデータの送受信を行う。
91は、SD(Secure Digital)メモリカード等の記録媒体である。記録媒体91は、デジタルカメラ100に着脱自在でもよく、デジタルカメラ100に内蔵されているものでもよい。記録媒体91には、通信機能及び記録機能を備える通信記録媒体と、通信機能を備えずに記録機能を備える通常記録媒体とがある。通信機能は外部機器と通信する機能であり、例えば無線LAN機能がある。また、記録機能は、記録媒体91の内部にデータを書き込んで記録媒体91にデータを記録したり、記録媒体91に記録されたデータを読み出したりする機能である。以下では、記録機能をメモリ機能とも呼ぶ。
次に、図2を参照して、デジタルカメラ100でSDメモリカードを使用するためのSDメモリカードの起動処理について説明する。図2は、SDメモリカードの起動処理のフローチャートである。
ステップS201において、システム制御回路50は、カードコントローラ90を介して、デジタルカメラ100の電源投入後に記録媒体91としてSDメモリカードが挿されたことを検知すると、SDメモリカードに電源を投入する。
ステップS202において、システム制御回路50は、カードコントローラ90を介して、SDメモリカードのイニシャライズ処理を行う。イニシャライズ処理は文献「SD Specifications Part 1 Physical Layer Simplified Specification Version 4.10 January 22, 2013」4.2章に記載がある。また、イニシャライズ処理は、文献「SD Specifications Part E1 SDIO Simplified Specification Version 3.00 February 25, 2011」3章に記載がある。イニシャライズ処理として、システム制御回路50は、SDメモリカードのコマンドであるCMD0から順次コマンドをSDメモリカードに発行していく。このコマンドの発行により、システム制御回路50は、SDメモリカードの内部状態をIdle状態からTransfer状態へと遷移させる。
ステップS203において、システム制御回路50は、イニシャライズ処理が成功したか否かを判定する。システム制御回路50は、イニシャライズ処理が成功したとき、処理をステップS204に進め、イニシャライズ処理でエラーが発生したとき、処理をステップS206に進める。
ステップS204において、システム制御回路50は、SDメモリカードがiSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるか否かを判定する。例えば、システム制御回路50は、ステップS202のイニシャライズ処理の過程でSDメモリカードから取得できる情報を基に、使用中のSDメモリカードがiSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるか否かを判定する。システム制御回路50は、SDメモリカードがiSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるとき、処理をステップS205に進め、iSDIOに準拠した無線LAN機能を備えないとき、図2に示す起動処理を終了する。
ステップS205において、システム制御回路50は、SDメモリカードの無線LAN設定処理を実行して、図2に示す起動処理を終了する。なお、無線LAN設定処理の詳細は次に説明する。
ステップS206において、システム制御回路50は、ステップS202のイニシャライズ処理でエラーが発生したことを、表示部23等を介してユーザに通知し、図2に示す起動処理を終了する。
次に、図3を参照して、SDメモリカードの無線LAN設定処理について説明する。図3は、SDメモリカードの無線LAN設定処理のフローチャートである。
ステップS301において、システム制御回路50は、メモリ25に記録されたデータを確認して、SDメモリカードの無線LAN機能を用いて外部機器と接続する設定になっているか否かを判定する。デジタルカメラ100のユーザは、表示部23に表示されるGUIメニューである無線LAN接続メニューを使って、SDメモリカードの無線LAN機能を用いて外部機器と接続するか否かを事前に設定できる。この設定についてのデータは、例えばメモリ25に記録される。システム制御回路50は、SDメモリカードの無線LAN機能を用いて外部機器と接続する設定になっているとき、処理をステップS302に進め、外部機器と接続する設定になっていないとき、処理をステップS303に進める。
ステップS302において、システム制御回路50は、カードコントローラ90を介して、SDメモリカードに対して、無線LAN接続開始の指示を送り、通信情報の設定を行う。通信情報は、SDメモリカードが無線LAN機能で通信を行うために必要な情報であり、例えば、SSID、ネットワークキー及び暗号化モード等が含まれる。ただし、通信情報は、通信を行うために必要な情報であれば、他の情報であってもよい。
SDメモリカードの無線LAN機能をアクセスポイントとして使用する設定のとき、システム制御回路50は、SDメモリカードにEstablishコマンドを発行して、アクセスポイントとして動作するようSDメモリカードに指示する。Establishコマンドは、SDメモリカードのコマンドであるCMD49を用いて発行される。Establishコマンドは、文献「SD Specifications Part E7 Wireless LAN Simplified Addendum Version 1.10 March 25, 2014」4章に記載がある。Establishコマンドで使用するSSID、ネットワークキー及び暗号化モードは、予め無線LAN設定メニューでユーザによって設定されたものでもよく、予めデジタルカメラ100のメモリ25又は不揮発性メモリ51に記録されているものでもよい。
SDメモリカードの無線LAN機能をステーションモードとして使用する設定のとき、システム制御回路50は、カードコントローラ90を介して、ステーションモードとして動作するようSDメモリカードに指示する。このとき、システム制御回路50は、SDメモリカードにScanコマンドを発行して、SDメモリカードに接続可能な外部機器の検索を行わせる。次に、システム制御回路50は、検索された接続可能な外部機器の一覧を表示部23に表示させて、どの外部機器に接続するかについてのユーザによる選択を待つ。次に、システム制御回路50がユーザの選択を受けると、システム制御回路50は、ユーザが選択した外部機器に合わせてSDメモリカードにConnectコマンドを発行する。このようにして、システム制御回路50は、ステーションモードとして動作するようSDメモリカードに指示する。Scanコマンドは文献「SD Specifications Part E7 Wireless LAN Simplified Addendum Version 1.10 March 25, 2014」4章に記載がある。Connectコマンドも同じ文献の4章に記載がある。
なお、SDメモリカードをアクセスポイントとして使用するかステーションモードとして使用するかの設定は、上記の無線LAN接続メニューを使ってユーザが行うことができる。
ステップS303において、システム制御回路50は、カードコントローラ90を介して、SDメモリカードに対して、無線LAN切断開始の指示を送る。このとき、カードコントローラ90は、CMD49を用いてDisconnectコマンドをSDメモリカードに発行し、SDメモリカードに対して外部機器との接続を行わないことを明示的に指示する。
ステップS304において、システム制御回路50は、カードコントローラ90を介して、ステップS302での無線LAN接続の設定が完了したか否かを判定する。このとき、システム制御回路50は、SDメモリカードのコマンドであるCMD48を通してiSDIOのステータスレジスタのコマンドレスポンスステータスを確認し、無線LANコマンドによる接続の設定が完了したか否かを確認する。システム制御回路50は、完了しているとき処理をステップS307に進め、完了していないとき処理をステップS305に進める。
ステップS305において、システム制御回路50は、SDメモリカードからコマンドレスポンスステータスでエラーが通知されているか否か、及び、予め定められたタイムアウト時間を過ぎたか否かを判定する。システム制御回路50は、SDメモリカードからエラーが通知されたとき、又は、予め定められたタイムアウト時間を過ぎたとき、処理をステップS306に進める。システム制御回路50は、SDメモリカードからエラーが通知されておらず、かつ、予め定められたタイムアウト時間を過ぎていないとき、処理をステップS304に戻す。
ステップS306において、システム制御回路50は、無線LAN接続でエラーが発生したことを、表示部23等を介してユーザに通知する。
ステップS307において、システム制御回路50は、無線LAN接続の設定が完了したことを、表示部23等を介してユーザに通知し、図3に示す無線LAN設定処理を終了する。
ステップS308において、システム制御回路50は、カードコントローラ90を介して、ステップS303での無線LAN切断が完了したか否かを判定する。このとき、システム制御回路50は、SDメモリカードのコマンドであるCMD48を通してiSDIOのステータスレジスタのコマンドレスポンスステータスを確認し、無線LANコマンドによる切断が完了したか否かを確認する。システム制御回路50は、完了しているとき処理をステップS311に進め、完了していないとき処理をステップS309に進める。
ステップS309において、システム制御回路50は、SDメモリカードからコマンドレスポンスステータスでエラーが通知されているか否か、及び、予め定められたタイムアウト時間を過ぎたか否かを判定する。システム制御回路50は、SDメモリカードからエラーが通知されたとき、又は、予め定められたタイムアウト時間を過ぎたとき、処理をステップS310に進める。システム制御回路50は、SDメモリカードからエラーが通知されておらず、かつ、予め定められたタイムアウト時間を過ぎていないとき、処理をステップS308に戻す。
ステップS310において、システム制御回路50は、無線LAN切断でエラーが発生したことを、表示部23等を介してユーザに通知する。
ステップS311において、システム制御回路50は、無線LAN切断が完了したことを、表示部23等を介してユーザに通知し、図3に示す無線LAN設定処理を終了する。
このように、システム制御回路50は、ユーザが設定した無線LAN設定に従って、SDメモリカードの無線LAN機能の設定を行う。ここでは、SDメモリカードの無線LAN設定処理がSDメモリカードの起動処理で行われる例を説明した。しかし、システム制御回路50は、デジタルカメラ100を使用中にユーザが無線LAN設定を変更した場合も、再度無線LAN設定処理を行い、ユーザの設定に従う無線LAN設定へと変更する。
次に図4を参照して、デジタルカメラ100が静止画や動画を撮影した際のSDメモリカードへの書き込み処理について説明する。図4は、SDメモリカードへの書き込み処理のフローチャートである。
ステップS401において、システム制御回路50は、SDメモリカードに対して、撮影して得られた画像データの書き込み指示をする。このとき、システム制御回路50は、カードコントローラ90を介して、SDメモリカードのコマンドであるCMD24又はCMD25と共に画像データをSDメモリカードに送ることで、画像データの書き込み指示をする。
ステップS402において、システム制御回路50は、SDメモリカードからエラーを表すレスポンスが通知されたか否かを判定する。システム制御回路50は、エラーを表すレスポンスが通知されたとき、処理をステップS405に進め、エラーを表すレスポンスが通知されていないとき、処理をステップS403に進める。
ステップS403において、システム制御回路50は、ステップS401の書き込みの指示から予め定められた時間が経過したか否かを判定する。システム制御回路50は、予め定められた時間が経過したとき、すなわち、タイムアウトが発生したとき、処理をS405に進め、タイムアウトが発生していないとき、処理をステップS404に進める。
ステップS402でSDメモリカードからエラーを表すレスポンスが通知されたとき、又は、ステップS403でタイムアウトが発生したときが、SDメモリカードでエラーが発生したときに該当する。
ステップS404において、システム制御回路50は、SDメモリカードでの書き込みが成功したか否かを判定する。システム制御回路50は、SDメモリカードでの書き込みが完了し、書き込み中を示すBUSY信号の通知解除を検知したとき、SDメモリカードでの書き込みが成功したと判定する。システム制御回路50は、SDメモリカードでの書き込みが成功したとき、書き込み成功として図4に示す書き込み処理を終了する。システム制御回路50は、SDメモリカードでの書き込みに成功していないとき、処理をステップS402に戻す。
ステップS405において、システム制御回路50は、SDメモリカードの起動処理で得られた情報から、使用中のSDメモリカードがiSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるか否かを判定する。システム制御回路50は、使用中のSDメモリカードがiSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるとき、処理をステップS407に進める。システム制御回路50は、使用中のSDメモリカードがiSDIOに準拠した無線LAN機能を備えない種類のSDメモリカードとき、処理をステップS406に進める。
ステップS406において、システム制御回路50は、SDメモリカードのハードウェアリセットを行う。SDメモリカードのハードウェアリセットは、SDメモリカードへの電力供給を一旦停止し、その後SDメモリカードへの電力供給を開始する処理である。ハードウェアリセットにより、SDメモリカードの無線LAN機能がリセットされる。
ステップS407において、システム制御回路50は、SDメモリカードのソフトウェアリセットを行う。SDメモリカードのソフトウェアリセットは、SDメモリカードへの電力供給を維持して、SDメモリカードのメモリ機能をリセットする処理である。このため、ソフトウェアリセットでは、SDメモリカードの無線LAN機能については、設定がリセットされずに維持される。
本実施形態では、SDメモリカードのソフトウェアリセットとして、SDメモリカードのイニシャライズ処理を行う。すなわち、システム制御回路50は、カードコントローラ90を介して、SDメモリカードの内部状態をIdle状態からTransfer状態へと遷移させるように、CMD0から順次コマンドをSDメモリカードに発行していく。
CMD0は、iSDIOの無線LAN対応SDメモリカードの場合、SDメモリカードのメモリ機能にのみ適応されるリセット処理である。この点は、文献「SD Specifications Part E1 SDIO Simplified Specification Version 3.00 February 25, 2011」4.2.2章に記載がある。よって、CMD0は、iSDIOの無線LAN対応SDメモリカードの場合、メモリ機能についてはリセット処理が行われるが、無線LAN機能については設定がリセットされない。したがって、SDメモリカードの無線LAN機能については、イニシャライズ処理を行っても、イニシャライズ処理の前と変わらない設定で動作し続けることが可能である。
ステップS405からS407が、SDメモリカードでエラーが発生したときに行われるエラー処理である。
ステップS408において、システム制御回路50は、再度、SDメモリカードに対して、撮影して得られた画像データの書き込み指示をする。この処理は、書き込み指示のリトライであり、ステップS401の処理と同様である。
ステップS409、S410及びS411は、それぞれ、ステップS402、S403及びS404と同様の処理である。
ただし、ステップS409において、エラーを表すレスポンスが通知されたとき、システム制御回路50は、書き込み失敗として図4に示す書き込み処理を終了する。
また、ステップS410において、タイムアウトが発生したとき、システム制御回路50は、書き込み失敗として図4に示す書き込み処理を終了する。
また、ステップS411において、システム制御回路50は、SDメモリカードでの書き込みに成功していないとき、処理をステップS409に戻す。
ステップS408からS411が、エラー処理の後に行われるリトライ処理である。
以上説明した通り、iSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるSDメモリカードに対する書き込み指示がエラーとなったとき、システム制御回路50は、ソフトウェアリセットを行う。このソフトウェアリセットでは、上記の通り、SDメモリカードの無線LAN機能については設定をリセットしない。よって、ユーザが無線LAN機能の再設定する必要がなく、SDメモリカードの無線LAN機能を継続して使用でき、SDメモリカードの利便性が向上する。また、ソフトウェアリセットでは、SDメモリカードのメモリ機能がリセットされるため、エラーが回復する可能性が高まり、SDメモリカードへの書き込みについての信頼性が向上する。
また、iSDIOに準拠した無線LAN機能を備えないSDメモリカードに対する書き込み指示がエラーとなったとき、システム制御回路50はSDメモリカードのハードウェアリセットを行う。よって、ソフトウェアリセットの場合よりもSDメモリカードのエラーが回復する可能性が高まる。したがって、SDメモリカードへの書き込みについての信頼性が向上する。
このように、システム制御回路50は、無線LAN機能への影響を抑えたエラー処理を行うことで、信頼性及び利便性が向上させている。
<第2実施形態>
次に、図5を参照して、本実施形態におけるデジタルカメラ100が静止画や動画を撮影した際のSDメモリカードへの書き込み処理について説明する。図5は、SDメモリカードへの書き込み処理のフローチャートである。なお、第1実施形態と同様の点の説明は省略する。
ステップS501からS504は、図4のステップS401からS404と同様の処理である。
ステップS505において、システム制御回路50は、SDメモリカードの起動処理で得られた情報から使用中のSDメモリカードがiSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるか否かを判定する。システム制御回路50は、使用中のSDメモリカードがiSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるとき処理をステップS506に進め、iSDIOに準拠した無線LAN機能を備えないとき処理をステップS508に進める。
ステップS506において、システム制御回路50は、SDメモリカードの無線LAN機能の優先度がメモリ機能の優先度より高い状態か否かを判定する。本実施形態では、システム制御回路50は、SDメモリカードが無線LANで外部機器と通信中か否かを確認し、通信中のときに、SDメモリカードの無線LAN機能の優先度がメモリ機能の優先度より高い状態と判定する。
iSDIOでは、SDメモリカードのメーカが独自のアプリケーションを搭載することができるようアプリケーションステータスレジスタ等のレジスタを用意している。そして、SDメモリカードには、SDメモリカードの無線LANがアクセスポイントとして動作中で、さらに外部機器が子機として接続しているか否かを示す情報が格納されるアプリケーションステータスレジスタ等のレジスタが用意されているものがある。
また、SDメモリカードには、ステーションモードとして外部機器に接続が成功しているか否かを示す情報が格納されるアプリケーションステータスレジスタ等のレジスタが用意されているものがある。
システム制御回路50は、例えばこのようなレジスタの値を参照して、SDメモリカードが無線LANで外部機器と通信中か否かを確認する。
システム制御回路50は、SDメモリカードが無線LANで外部機器と通信中のとき処理をステップS509に進め、通信中ではないとき処理をステップS507に進める。
ステップS507において、システム制御回路50は、SDメモリカードの無線LAN接続を切断するため、切断状態に移行することを、表示部23等を介してユーザに通知する。
ステップS508では、図4のステップS406と同様の処理が行われ、システム制御回路50は、SDメモリカードのハードウェアリセットを行う。
このように、本実施形態では、SDメモリカードへの書き込みの指示でエラーが発生すると、SDメモリカードが無線LANで外部機器と通信中のときのみ、SDメモリカードのハードウェアリセットを行わず、SDメモリカードに電力を供給し続ける。
ステップS509からS513は、図4のステップS407からS411と同様の処理である。
ステップS505からS509がSDメモリカードでエラーが発生したときに行われるエラー処理である。また、ステップS510からS513が、エラー処理の後に行われるリトライ処理である。
以上説明したように、iSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるSDメモリカードに対する書き込み指示がエラーとなっても、SDメモリカードが無線LANで外部機器と通信中ではないとき、システム制御回路50は次のように動作する。すなわち、システム制御回路50は、SDメモリカードのハードウェアリセットを行う。したがって、エラーが回復する可能性が高まり、SDメモリカードへの書き込みについての信頼性が向上する。
また、iSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるSDメモリカードに対する書き込み指示がエラーとなり、かつ、SDメモリカードが無線LANで外部機器と通信中のとき、システム制御回路50は、SDメモリカードのソフトウェアリセットを行う。よって、ユーザが無線LAN機能の再設定する必要がなく、SDメモリカードの無線LAN機能を継続して使用でき、SDメモリカードの利便性が向上する。また、ソフトウェアリセットでは、SDメモリカードのメモリ機能がリセットされるため、エラーが回復する可能性が高まり、SDメモリカードへの書き込みについての信頼性が向上する。
また、iSDIOに準拠した無線LAN機能を備えないSDメモリカードに対する書き込み指示がエラーとなったときは、システム制御回路50は、SDメモリカードのハードウェアリセットを行う。したがって、SDメモリカードへの書き込みについての信頼性が向上する。
<第3実施形態>
次に、図6を参照して、本実施形態におけるデジタルカメラ100が静止画や動画を撮影した際のSDメモリカードへの書き込み処理について説明する。図6は、SDメモリカードへの書き込み処理のフローチャートである。なお、第1実施形態と同様の点の説明は省略する。
ステップS601からS604は、図4のステップS401からS404と同様の処理である。
ステップS605において、システム制御回路50は、SDメモリカードの起動処理で得られた情報から使用中のSDメモリカードがiSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるか否かを判定する。システム制御回路50は、使用中のSDメモリカードがiSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるとき処理をステップS606に進め、iSDIOに準拠した無線LAN機能を備えないとき処理をステップS608に進める。
ステップS606において、システム制御回路50は、SDメモリカードの無線LAN機能の優先度がメモリ機能の優先度より高い状態か否かを判定する。本実施形態では、システム制御回路50は、現在のデジタルカメラ100の動作モードを確認し、撮影中ではないとき、SDメモリカードの無線LAN機能の優先度がメモリ機能の優先度より高い状態と判定する。撮影には、静止画撮影と動画撮影とがある。第2シャッタースイッチ61が押されて信号SW2がシステム制御回路50に送られて、デジタルカメラ100が静止画撮影を行っているときが、静止画撮影中の状態である。また、操作部62に含まれる動画撮影を指示する動画撮影ボタンが押されて、デジタルカメラ100が動画撮影を行っているときが、動画撮影中の状態である。
システム制御回路50は、撮影中のとき処理をステップS607に進め、撮影中ではないとき処理をステップS609に進める。
ステップS607において、システム制御回路50は、SDメモリカードの無線LAN接続を切断するため、切断状態に移行することを、表示部23等を介してユーザに通知する。
ステップS608では、図4のステップS406と同様の処理が行われ、システム制御回路50は、SDメモリカードのハードウェアリセットを行う。
ステップS609からS613は、図4のステップS407からS411と同様の処理である。
ステップS605からS609がSDメモリカードでエラーが発生したときに行われるエラー処理である。また、ステップS610からS613が、エラー処理の後に行われるリトライ処理である。
以上説明したように、iSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるSDメモリカードに対する書き込み指示がエラーとなっても、撮影中のときは、システム制御回路50は、SDメモリカードのハードウェアリセットを行う。よって、撮影中のときは、重要な記録すべきデータをできる限り記録できるように、エラーが回復する可能性を高められ、SDメモリカードへの書き込みについての信頼性が向上する。
また、iSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるSDメモリカードに対する書き込み指示がエラーとなり、かつ、撮影中ではないとき、システム制御回路50は、SDメモリカードのソフトウェアリセットを行う。よって、ユーザが無線LAN機能の再設定する必要がなく、SDメモリカードの無線LAN機能を継続して使用でき、SDメモリカードの利便性が向上する。また、ソフトウェアリセットでは、SDメモリカードのメモリ機能がリセットされるため、エラーが回復する可能性が高まり、SDメモリカードへの書き込みについての信頼性が向上する。
また、iSDIOに準拠した無線LAN機能を備えないSDメモリカードに対する書き込み指示がエラーとなったときは、システム制御回路50は、SDメモリカードのハードウェアリセットを行う。したがって、SDメモリカードへの書き込みについての信頼性が向上する。
<第4実施形態>
次に、図7を参照して、本実施形態におけるデジタルカメラ100が静止画や動画を撮影した際のSDメモリカードへの書き込み処理について説明する。図7は、SDメモリカードへの書き込み処理のフローチャートである。なお、第1実施形態と同様の点の説明は省略する。
ステップS701からS704は、図4のステップS401からS404と同様の処理である。
ステップS705では、図4のステップS406と同様の処理が行われ、システム制御回路50は、SDメモリカードのハードウェアリセットを行う。
ステップS706では、図2に示すSDメモリカードの起動処理が行われる。
ステップS707からS710は、図4のステップS408からS411と同様の処理である。
ステップS705からS706が、SDメモリカードでエラーが発生したときに行われるエラー処理である。また、ステップS707からS710が、エラー処理の後に行われるリトライ処理である。
本実施形態では、SDメモリカードに対する書き込み指示がエラーとなったとき、システム制御回路50は、ステップS705でSDメモリカードのハードウェアリセットを行うため、SDメモリカードの無線LAN機能の設定がクリアされる。しかし、その後、システム制御回路50はステップS706のSDメモリカードの起動処理を行う。SDメモリカードの起動処理では、無線LAN機能の通信情報が再度設定される。よって、SDメモリカードのメモリ機能がリセットされ、無線LAN機能の通信情報が設定された状態となる。したがって、ユーザが無線LAN機能の再設定する必要がなく、デジタルカメラ100の利便性が向上する。また、SDメモリカードのハードウェアリセットにより、SDメモリカードのエラーが回復する可能性が高まる。したがって、SDメモリカードへの書き込みについての信頼性が向上する。
ステップS706のSDメモリカードの起動処理では、図7に示す書き込み処理の前と同じ通信情報をSDメモリカードの無線LAN機能に設定してもよく、異なる通信情報をSDメモリカードの無線LAN機能に設定してもよい。ただし、書き込み処理の前と同じ通信情報をSDメモリカードの無線LAN機能に設定すると、通信情報が変わらないため、デジタルカメラ100の利便性が向上する。
<その他の実施形態>
図5の第2実施形態、及び、図6の第3実施形態では、SDメモリカードの無線LAN機能の優先度がメモリ機能の優先度より高いとき、システム制御回路50は、SDメモリカードのソフトウェアリセットを行う。また、SDメモリカードの無線LAN機能の優先度がメモリ機能の優先度より高くないとき、システム制御回路50は、SDメモリカードのハードウェアリセットを行う。
システム制御回路50は、この優先度の判定を次のように行ってもよい。
まず、システム制御回路50は、SDメモリカードへの書き込み指示でエラーが発生したとき、かつ、SDメモリカードがiSDIOの無線LAN対応SDメモリカードのとき、表示部23等を介して、ユーザにエラーの発生を通知する。そして、SDメモリカードの無線LAN機能とメモリ機能とのどちらの優先度が高いかを入力する画面を表示する。
次に、システム制御回路50は、操作部62を介して、ユーザの入力を受け取る。
次に、システム制御回路50は、ユーザの入力に応じて、SDメモリカードの無線LAN機能の優先度がメモリ機能の優先度より高いとき、システム制御回路50は、SDメモリカードのソフトウェアリセットを行う。また、SDメモリカードの無線LAN機能の優先度がメモリ機能の優先度より高くないとき、システム制御回路50は、SDメモリカードのハードウェアリセットを行う。なお、システム制御回路50は、SDメモリカードのハードウェアリセットの後にソフトウェアリセットを行う。
このような処理にすることで、ユーザは、SDメモリカードの無線LAN機能の優先度及びメモリ機能の優先度のどちらの優先度が高いかを状況に応じて判断でき、デジタルカメラ100の利便性が高まる。
また、ここで説明した優先度の判定方法を使う実施形態、図5の第2実施形態、及び、図6の第3実施形態では、SDメモリカードの無線LAN機能の優先度及びメモリ機能の優先度に基づいて、SDメモリカードのハードウェアリセットを行うか否かが決まる。したがって、デジタルカメラ100の状態に応じて適切なエラー処理を行うことができ、デジタルカメラ100の利便性が高まる。
また、上記の各実施形態では、SDメモリカードへの書き込み処理について説明を行った。しかし、SDメモリカードからの読み込みの処理でも同様のエラー処理を行ってもよい。このとき、例えば第1実施形態では、図4のステップS401及びS408において、システム制御回路50は、SDメモリカードに対して、画像データの読み込み指示をすることになる。
また、上記の実施形態では、例えば図4のステップS405等で、SDメモリカードがiSDIOに準拠した無線LAN機能を備えるか否かという条件(通信機能条件)を用いて、システム制御回路50はエラー処理を切り替える。すなわち、通信機能条件が肯定(YES)のとき、必要に応じて他の条件を満たすことで、システム制御回路50は、SDメモリカードのソフトウェアリセットを行う。また、通信機能条件が否定(NO)のとき、システム制御回路50は、SDメモリカードのハードウェアリセットを行う。
しかし、通信機能条件として、デジタルカメラ100からの指示なく自動で無線LAN機能を動作させることができるSDメモリカードであるか否かを用いてもよい。また、通信機能条件として、SDメモリカードが、無線LAN機能に限定されずに、有線LAN機能等の通信機能を備えるか否かという条件を用いてもよい。また、通信機能条件では、SDメモリカードに限定せずに、USBメモリ等の記録媒体を対象としてもよい。また、通信機能条件では、上記の条件を組み合わせた条件を用いてもよい。
このようにしても、通信機能条件が肯定(YES)のとき、必要に応じて他の条件を満たすことで、システム制御回路50は、記録媒体91のソフトウェアリセットを行う。また、通信機能条件が否定(NO)のとき、システム制御回路50は、記録媒体91のハードウェアリセットを行う。したがって、通信機能及び記録機能を備える記録媒体91の記録機能への指示がエラーになったときに、システム制御回路50は、通信機能への影響を抑えたエラー処理を行い、信頼性及び利便性の向上を図ることができる。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 デジタルカメラ、50 システム制御回路、91 記録媒体

Claims (12)

  1. 記録媒体を接続できる情報処理装置であって、
    通信機能及び記録機能を備える所定の記録媒体の前記記録機能に対する指示がエラーとなったときに、前記通信機能を維持しつつ、前記記録機能をリセットするリセット処理手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記リセット処理手段は、前記所定の記録媒体とは異なる種類の記録媒体であって前記記録機能を備える記録媒体の前記記録機能に対する指示がエラーとなったときに、前記異なる種類の記録媒体への電力供給を停止し、その後、前記異なる種類の記録媒体への電力供給を開始することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記リセット処理手段による処理の後に、前記エラーとなった指示のリトライを指示するリトライ手段をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記リセット処理手段は、前記所定の記録媒体の前記記録機能に対する指示がエラーとなったときに、前記所定の記録媒体への電力供給を維持して前記記録機能をリセットするソフトウェアリセットを行うこと特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記リセット処理手段は、前記所定の記録媒体の前記記録機能に対する指示がエラーとなり、かつ、前記通信機能の優先度が前記記録機能の優先度より高い状態のときに、前記通信機能を維持しつつ、前記記録機能をリセットすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記リセット処理手段は、前記所定の記録媒体の前記記録機能に対する指示がエラーとなり、かつ、前記通信機能の優先度が前記記録機能の優先度より高くない状態のときに、前記所定の記録媒体への電力供給を停止し、その後、前記所定の記録媒体への電力供給を開始することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記リセット処理手段は、前記所定の記録媒体の前記通信機能が外部機器と通信中のときに、前記通信機能の優先度が前記記録機能の優先度より高い状態と判定する請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  8. 撮影手段をさらに備え、
    前記リセット処理手段は、前記撮影手段が撮影中のときに、前記通信機能の優先度が前記記録機能の優先度より低い状態と判定する請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  9. ユーザの操作を受け付ける操作手段をさらに備え、
    前記リセット処理手段は、前記操作手段で受け付けた操作に応じて、前記通信機能の優先度が前記記録機能の優先度より高いか否かを判定することを特徴とする請求項5又は6に記載の情報処理装置。
  10. 記録媒体を接続できる情報処理装置であって、
    通信機能及び記録機能を備える所定の記録媒体の前記記録機能に対する指示がエラーとなったときに、前記所定の記録媒体への電力供給を停止し、その後、前記所定の記録媒体への電力供給を開始し、その後、前記通信機能の設定を行うリセット処理手段を備えることを特徴とする情報処理装置。
  11. 記録媒体を接続できる情報処理装置の制御方法であって、
    通信機能及び記録機能を備える所定の記録媒体の前記記録機能に対する指示がエラーとなったときに、前記通信機能を維持しつつ、前記記録機能をリセットするリセット処理ステップを備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  12. 記録媒体を接続できる情報処理装置を制御するためのプログラムであって、
    通信機能及び記録機能を備える所定の記録媒体の前記記録機能に対する指示がエラーとなったときに、前記通信機能を維持しつつ、前記記録機能をリセットするリセット処理ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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