JP2017120382A - ズームレンズ系、撮像装置、カメラ - Google Patents

ズームレンズ系、撮像装置、カメラ Download PDF

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Abstract

【課題】ズーム全域に渡って大口径でありながら高い光学性能を有し、小型なズームレンズ系、及びそのズームレンズ系を用いる撮像素子やカメラを提供する。【解決手段】ズームレンズ系は、正のパワーを有する第1レンズ群G1と、負のパワーを有する第2レンズ群G2と、少なくとも3つのレンズ群を含む全体として正のパワーを有する後続レンズ群と、を備える。ズーミング動作時には、第1レンズ群G1は光軸に沿って移動し、第2レンズ群G2は光軸に沿って移動しない。第2レンズ群G2は開口絞りを有する。そして、条件:−9.0≦fG1/fG2≦−2.0(ここで、fG1:第1レンズ群の焦点距離、fG2:第2レンズ群の焦点距離、である)を満足する。【選択図】図1

Description

本開示は、ズーム全域に渡って大口径でありながら高い光学性能を有し、小型なズームレンズ系、及びそのズームレンズ系を用いる撮像装置、カメラに関する。
特許文献1は、高倍率、小型化を実現するため、撮像素子が少なくとも変倍時に光軸方向に移動するようにしたズーム光学系を開示する。
特開平11−202201号公報
本開示は、高倍率でありながらズーム全域に渡って高い光学性能を有し、小型なズームレンズ系、及びそのズームレンズ系を用いる撮像装置と、カメラと、を提供することを目的とする。
本開示にかかるズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、少なくとも3つのレンズ群からなる後続レンズ群と、を備える。
ズーミング動作時には、第1レンズ群は光軸に沿って移動し、第2レンズ群は光軸に沿って移動しない。
また、第2レンズ群は開口絞りを有する。
そして、以下の条件(1)を満足する。
−9.0 ≦ fG1/fG2 ≦ −2.0 ・・・(1)
ここで、
fG1:第1レンズ群の焦点距離、
fG2:第2レンズ群の焦点距離、
である。
本開示によれば、高倍率でありながらズーム全域に渡って高い光学性能を有し、小型なズームレンズ系、及びそのズームレンズ系を用いる撮像装置と、カメラと、を提供することができる。
実施の形態1(数値実施例1)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施の形態1に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施の形態1に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態2(数値実施例2)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施の形態2に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施の形態2に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態3(数値実施例3)に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態を示すレンズ配置図 実施の形態3に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図 実施の形態3に係るズームレンズ系の望遠端における、像ぶれ補正を行っていない基本状態及び像ぶれ補正状態での横収差図 実施の形態1に係るズームレンズ系を適用した撮像装置の概略構成図 実施の形態1に係るズームレンズ系を適用したカメラの概略構成図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既に良く知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、出願人は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態1〜3)
図1、図4、図7は、各々実施の形態1〜3に係るズームレンズ系のレンズ配置図であり、いずれも無限遠合焦状態にあるズームレンズ系を表している。
図1、図4、図7において、(a)図は広角端(最短焦点距離状態:焦点距離fW)のレンズ構成、(b)図は中間位置(中間焦点距離状態:焦点距離fM=√(fW*fT))のレンズ構成、(c)図は望遠端(最長焦点距離状態:焦点距離fT)のレンズ構成をそれぞれ表している。(a)図、(b)図、(c)図において、縦横比は一致している。
また図1、図4、図7において、(a)図と(b)図との間に設けられた折れ線の矢印は、上から順に、広角端、中間位置、望遠端の各状態におけるレンズ群の位置を結んで得られる直線である。広角端と中間位置との間、中間位置と望遠端との間は、単純に直線で接続されているだけであり、実際の各レンズ群の動きとは異なる。
さらに図1、図4、図7において、レンズ群に付された矢印は、無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングを表す。なお、これら図1、図4、図7では、(a)図における各レンズ群の位置の下部に各レンズ群の符号が記載されているため、便宜上、この各レンズ群の符号の下部にフォーカシングを表す矢印を付しているが、各ズーミング状態において、フォーカシングの際に各レンズ群が移動する方向は、実施の形態ごとに後に具体的に説明する。
なお図1、図4、図7において、特定の面に付されたアスタリスク*は、該面が非球面であることを示している。また図1、図4、図7において、各レンズ群の符号に付された記号(+)及び記号(−)は、各レンズ群のパワーの符号に対応する。また図1、図4、図7において、最も右側に記載された直線は、像面S(撮像素子の物体側の面)の位置を表す。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係るズームレンズ系を表している。
ズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群G1と、負のパワーを有する第2レンズ群G2と、正のパワーを有する第3レンズ群G3と、負のパワーを有する第4レンズ群G4と、負のパワーを有する第5レンズ群G5と、平行平板Pと、で構成される。第3レンズ群G3、第4レンズ群G4および第5レンズ群G5は、後続レンズ群を構成する。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ素子L1、正のパワーを有する第2レンズ素子L2、正のパワーを有する第3レンズ素子L3、で構成される。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第4レンズ素子L4、負のパワーを有する第5レンズ素子L5、開口絞りA、負のパワーを有する第6レンズ素子L6、正のパワーを有する第7レンズ素子L7、正のパワーを有する第8レンズ素子L8、負のパワーを有する第9レンズ素子L9、で構成される。第4レンズ素子L4と第5レンズ素子L5、第6レンズ素子L6と第7レンズ素子L7、第8レンズ素子L8と第9レンズ素子L9は、それぞれ接着材などで接着される接合レンズである。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第10レンズ素子L10、正のパワーを有する第11レンズ素子L11、負のパワーを有する第12レンズ素子L12、負のパワーを有する第13レンズ素子L13、正のパワーを有する第14レンズ素子L14、正のパワーを有する第15レンズ素子L15、正のパワーを有する第16レンズ素子L16、負のパワーを有する第17レンズ素子L17、で構成される。第11レンズ素子L11と第12レンズ素子L12、第13レンズ素子L13と第14レンズ素子L14、第16レンズ素子L16と第17レンズ素子L17は、それぞれ接着材などで接着される接合レンズである。
第4レンズ群G4は、単レンズであり、負のパワーを有する第18レンズ素子L18で構成される。
第5レンズ群G5は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第19レンズ素子L19、正のパワーを有する第20レンズ素子L20、で構成される。第19レンズ素子L19と第20レンズ素子L20は接着材などで接着される接合レンズである。
各レンズ素子を説明する。
第1レンズ群G1におけるレンズ素子を説明する。第1レンズ素子L1は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第2レンズ素子L2は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第3レンズ素子L3は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。
第2レンズ群G2内におけるレンズ素子を説明する。第4レンズ素子L4は、両凸レンズである。第5レンズ素子L5は、両凹レンズである。第6レンズ素子L6は、両凹レンズである。第7レンズ素子L7は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第8レンズ素子L8は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。第9レンズ素子L9は、両凹レンズである。
第3レンズ群G3内におけるレンズ素子を説明する。第10レンズ素子L10は、両凸レンズである。第11レンズ素子L11は、両凸レンズである。第12レンズ素子L12は、両凹レンズである。第13レンズ素子L13は、両凹レンズである。第14レンズ素子L14は、両凸レンズである。第15レンズ素子L15は、両凸レンズである。第16レンズ素子L16は、両凸レンズである。第17レンズ素子L17は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。
第4レンズ群G4内におけるレンズ素子を説明する。第18レンズ素子L18は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズであり、その両面は非球面である。
第5レンズ群G5内におけるレンズ素子を説明する。第19レンズ素子L19は、両凹レンズである。第20レンズ素子L20は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。
ズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5、が物体側へ移動し、第2レンズ群G2と像面Sが移動しない。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿って移動する。また、図1に示すように、広角端から望遠端へのズーミングの際に、開口絞りAの開放絞り径は大きくなる。
ズームレンズ系は、無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
なお、第2レンズ群G2の一部である第7レンズ素子L7及び第8レンズ素子L8は、像のぶれを光学的に補正するために光軸に対して垂直方向に移動する。この第7レンズ素子L7及び第8レンズ素子L8によって、全系の振動による像点移動を補正する、すなわち、手ぶれ、振動等による像のぶれを光学的に補正することができる。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2に係るズームレンズ系を表している。
ズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群G1と、負のパワーを有する第2レンズ群G2と、正のパワーを有する第3レンズ群G3と、負のパワーを有する第4レンズ群G4と、負のパワーを有する第5レンズ群G5と、平行平板Pと、で構成される。第3レンズ群G3、第4レンズ群G4および第5レンズ群G5は、後続レンズ群を構成する。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ素子L1、正のパワーを有する第2レンズ素子L2、正のパワーを有する第3レンズ素子L3、で構成される。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第4レンズ素子L4、負のパワーを有する第5レンズ素子L5、負のパワーを有する第6レンズ素子L6、正のパワーを有する第7レンズ素子L7、正のパワーを有する第8レンズ素子L8、負のパワーを有する第9レンズ素子L9、開口絞りA、で構成される。第4レンズ素子L4と第5レンズ素子L5、第6レンズ素子L6と第7レンズ素子L7は、それぞれ接着材などで接着される接合レンズである。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第10レンズ素子L10、正のパワーを有する第11レンズ素子L11、負のパワーを有する第12レンズ素子L12、負のパワーを有する第13レンズ素子L13、正のパワーを有する第14レンズ素子L14、正のパワーを有する第15レンズ素子L15、正のパワーを有する第16レンズ素子L16、負のパワーを有する第17レンズ素子L17、で構成される。第11レンズ素子L11と第12レンズ素子L12、第13レンズ素子L13と第14レンズ素子L14、第16レンズ素子L16と第17レンズ素子L17は、それぞれ接着材などで接着される接合レンズである。
第4レンズ群G4は、単レンズであり、負のパワーを有する第18レンズ素子L18で構成される。
第5レンズ群G5は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第19レンズ素子L19、正のパワーを有する第20レンズ素子L20、で構成される。第19レンズ素子L19と第20レンズ素子L20は接着材などで接着される接合レンズである。
各レンズ素子を説明する。
第1レンズ群G1におけるレンズ素子を説明する。第1レンズ素子L1は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第2レンズ素子L2は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第3レンズ素子L3は、両凸レンズである。
第2レンズ群G2内におけるレンズ素子を説明する。第4レンズ素子L4は、両凸レンズである。第5レンズ素子L5は、両凹レンズである。第6レンズ素子L6は、両凹レンズである。第7レンズ素子L7は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第8レンズ素子L8は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。第9レンズ素子L9は、両凹レンズである。
第3レンズ群G3内におけるレンズ素子を説明する。第10レンズ素子L10は、両凸レンズである。第11レンズ素子L11は、両凸レンズである。第12レンズ素子L12は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。第13レンズ素子L13は、両凹レンズである。第14レンズ素子L14は、両凸レンズである。第15レンズ素子L15は、両凸レンズである。第16レンズ素子L16は、両凸レンズである。第17レンズ素子L17は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。
第4レンズ群G4内におけるレンズ素子を説明する。第18レンズ素子L18は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズであり、その両面は非球面である。
第5レンズ群G5内におけるレンズ素子を説明する。第19レンズ素子L19は、両凹レンズである。第20レンズ素子L20は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。
ズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5、が物体側へ移動し、第2レンズ群G2と像面Sが移動しない。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿って移動する。また、図4に示すように、広角端から望遠端へのズーミングの際に、開口絞りAの開放絞り径は大きくなる。
ズームレンズ系は、無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングの際に、第4レンズ群G4が光軸に沿って像側へ移動する。
なお、第2レンズ群G2の一部である第7レンズ素子L7及び第8レンズ素子L8は、像のぶれを光学的に補正するために光軸に対して垂直方向に移動する。この第7レンズ素子L7及び第8レンズ素子L8によって、全系の振動による像点移動を補正する、すなわち、手ぶれ、振動等による像のぶれを光学的に補正することができる。
(実施の形態3)
図7は、実施の形態3に係るズームレンズ系を表している。
ズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群G1と、負のパワーを有する第2レンズ群G2と、正のパワーを有する第3レンズ群G3と、正のパワーを有する第4レンズ群G4と、負のパワーを有する第5レンズ群G5と、負のパワーを有する第6レンズ群G6と、平行平板Pと、で構成される。第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5および第6レンズ群G6は、後続レンズ群を構成する。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第1レンズ素子L1、正のパワーを有する第2レンズ素子L2、正のパワーを有する第3レンズ素子L3、で構成される。第1レンズ素子L1と第2レンズ素子L2は接着材などで接着される接合レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第4レンズ素子L4、負のパワーを有する第5レンズ素子L5、負のパワーを有する第6レンズ素子L6、正のパワーを有する第7レンズ素子L7、正のパワーを有する第8レンズ素子L8、負のパワーを有する第9レンズ素子L9、開口絞りA、で構成される。第4レンズ素子L4と第5レンズ素子L5、第6レンズ素子L6と第7レンズ素子L7は、それぞれ接着材などで接着される接合レンズである。
第3レンズ群G3は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第10レンズ素子L10、正のパワーを有する第11レンズ素子L11、正のパワーを有する第12レンズ素子L12、負のパワーを有する第13レンズ素子L13、で構成される。第12レンズ素子L12と第13レンズ素子L13は接着材などで接着される接合レンズである。
第4レンズ群G4は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第14レンズ素子L14、正のパワーを有する第15レンズ素子L15、正のパワーを有する第16レンズ素子L16、正のパワーを有する第17レンズ素子L17、負のパワーを有する第18レンズ素子L18で構成される。第17レンズ素子L17と第18レンズ素子L18は接着材などで接着される接合レンズである。
第5レンズ群G5は、単レンズであり、負のパワーを有する第19レンズ素子L19、で構成される。
第6レンズ群G6は、物体側から像側へと順に、負のパワーを有する第20レンズ素子L20、正のパワーを有する第21レンズ素子L21、で構成される。第20レンズ素子L20と第21レンズ素子L21は接着材などで接着される接合レンズである。
各レンズ素子を説明する。
第1レンズ群G1におけるレンズ素子を説明する。第1レンズ素子L1は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第2レンズ素子L2は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第3レンズ素子L3は、両凸レンズである。
第2レンズ群G2内におけるレンズ素子を説明する。第4レンズ素子L4は、両凸レンズである。第5レンズ素子L5は、両凹レンズである。第6レンズ素子L6は、両凹レンズである。第7レンズ素子L7は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。第8レンズ素子L8は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。第9レンズ素子L9は、両凹レンズである。
第3レンズ群G3内におけるレンズ素子を説明する。第10レンズ素子L10は、両凸レンズである。第11レンズ素子L11は、両凸レンズである。第12レンズ素子L12は、両凸レンズである。第13レンズ素子L13は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。
第4レンズ群G4内におけるレンズ素子を説明する。第14レンズ素子L14は、両凹レンズである。第15レンズ素子L15は、両凸レンズである。第16レンズ素子L16は、両凸レンズである。第17レンズ素子L17は、両凸レンズである。第18レンズ素子L18は、物体側に凹面を有するメニスカスレンズである。
第5レンズ群G5内におけるレンズ素子を説明する。第19レンズ素子L19は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズであり、その両面は非球面である。
第6レンズ群G6内におけるレンズ素子を説明する。第20レンズ素子L20は、両凹レンズである。第21レンズ素子L21は、物体側に凸面を有するメニスカスレンズである。
ズームレンズ系において、撮像時の広角端から望遠端へのズーミングの際に、第1レンズ群G1、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4、第5レンズ群G5、第6レンズ群G6、が物体側へ移動し、第2レンズ群G2と像面Sが移動しない。すなわち、ズーミングに際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が減少し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が減少し、第5レンズ群G5と第6レンズ群G6との間隔が減少するように、各レンズ群が光軸に沿って移動する。また、図7に示すように、広角端から望遠端へのズーミングの際に、開口絞りAの開放絞り径は大きくなる。
ズームレンズ系は、無限遠合焦状態から近接合焦状態へのフォーカシングの際に、第5レンズ群G5が光軸に沿って像側へ移動する。
なお、第2レンズ群G2の一部である第7レンズ素子L7及び第8レンズ素子L8は、像のぶれを光学的に補正するために光軸に対して垂直方向に移動する。この第7レンズ素子L7及び第8レンズ素子L8によって、全系の振動による像点移動を補正する、すなわち、手ぶれ、振動等による像のぶれを光学的に補正することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1から3を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。
第2レンズ群G2と一体となる位置にある開口絞りAの例として、実施の形態1では第5レンズ素子L5と第6レンズ素子L6の間にあるが、開口絞りAは、第2レンズ群G2内の他の2つのレンズ素子の間にあっても良い。また、実施の形態2および3では、第2レンズ群G2の最も像側にあるが、開口絞りAは第2レンズ群G2の最も物体側にあっても良い。第2レンズ群と一体となり、移動しない位置に開口絞りを有すれば良い。
(条件及び効果等)
以下、例えば実施の形態1から3に係るズームレンズ系が満足することが可能な条件を説明する。なお、実施の形態1から3に係るズームレンズ系に対して、複数の可能な条件が規定されるが、これら複数の条件すべてを満足するズームレンズ系の構成が最も効果的である。しかしながら、個別の条件を満足することにより、それぞれ対応する効果を奏するズームレンズ系を得ることも可能である。
ズームレンズ系は、物体側から像側へと順に、正のパワーを有する第1レンズ群と、負のパワーを有する第2レンズ群と、少なくとも3つのレンズ群を含む全体として正のパワーを有する後続レンズ群と、を備える。
ズーミング動作時には、第1レンズ群は光軸に沿って移動し、第2レンズ群は光軸に沿って移動しない。
第2レンズ群と一体となる位置に開口絞りを有する。
そして、例えば、ズームレンズ系は、以下の条件(1)を満足することが望ましい。
−9.0 ≦ fG1/fG2 ≦ −2.0 ・・・(1)
ここで、
fG1:第1レンズ群の焦点距離、
fG2:第2レンズ群の焦点距離、
である。
第1レンズ群の焦点距離、第2レンズ群の焦点距離の具体的数値は、後述する数値実施例1〜3の表3C、表6C、表9Cに示される。
条件(1)は、第1レンズ群の焦点距離と第2レンズ群の焦点距離との比を規定するための条件である。条件(1)の下限より小さい場合、第1レンズ群の焦点距離が大きくなり過ぎるため、ズーミング時の第1レンズ群の移動量が大きくなるとともに、望遠端での光学全長が大きくなり過ぎることから、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することが困難となる。また、条件(1)の上限より大きいの場合、第1レンズ群の焦点距離が小さくなり過ぎるため、全系に渡っての諸収差の補正が困難になり、所望の光学性能を確保することが困難となる。
好ましくは、条件(1)‘を満足することにより、前述の効果をさらに奏功させることができる。
−5.0 ≦ fG1/fG2 ≦ −3.0 ・・・(1)’
また、例えば、ズームレンズ系は、以下の条件(2)を満足することが望ましい。
0.4 ≦ LG2a/LG2 ≦ 0.9 ・・・(2)
ここで、
LG2a:第2レンズ群内の空気間隔の中で最も広い値、
LG2 :第2レンズ群の光軸方向の厚み、
である。
第2レンズ群内の空気間隔の具体的数値は、後述する数値実施例1〜3の表1、表4、表7に、面間隔dとして示される。第2レンズ群の光軸方向の厚みの具体的数値は、後述する数値実施例1〜3の表3C、表6C、表9Cに、レンズ構成長として示される。
条件(2)は、第2レンズ群内の空気間隔の中で最も広い値と第2レンズ群の光軸方向の厚みとの比を規定するための条件である。条件(2)の下限以上になると、第2レンズ群内の空気間隔の中で最も広い値が小さくなり過ぎず、諸収差、特に球面収差やコマ収差を十分に補正することができるようになる。また、条件(2)の上限以下になると、第2レンズ群内の空気間隔の中で最も広い値が大きくなり過ぎず、光学全長は適度な大きさになり、コンパクトなレンズ鏡筒や撮像装置、カメラを提供することができるようになる。
好ましくは、以下の条件(2)‘を満足することにより、前述の効果をさらに奏功させることができる。
0.4 ≦ LG2a/LG2 ≦ 0.7 ・・・(2)’
また、例えば、第2レンズ群の一部が像ぶれ補正時に光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動するのが望ましい。
これにより、レンズ径を小さくでき、像ぶれ補正レンズ群の小型化と軽量化を図ることができる。したがって、簡略な駆動機構で像ぶれ補正レンズ群を駆動することができる。
実施の形態1から3に係るズームレンズ系では、像ぶれ補正レンズ素子を光軸と垂直方向に移動させて像ぶれ補正を行っているが、移動方式は垂直方向の成分を持つように移動させれば、画像のぶれを補正することが可能である。例えば、鏡筒構造の複雑化を許容すれば、光軸上に回転中心を持つように像ぶれ補正レンズ素子を回動させて像ぶれ補正を行っても良い。
また、例えば、ズームレンズ系の第1レンズ群を構成する3枚のレンズ素子は、それぞれ単レンズであるのが望ましい。
これにより、空気間隔が増えるので設計自由度が増し、収差の補正が容易になる。
(実施の形態1を適用した撮像装置の概略構成)
図10は、本実施の形態1に係るズームレンズ系を適用した撮像装置の概略構成を示す。なお、本実施の形態2及び3に係るズームレンズ系を撮像装置に適用することも可能である。
撮像装置100は、筐体104と、撮像素子102と、ズームレンズ系101と、で構成されている。撮像装置100の具体例はデジタルカメラである。
ズームレンズ系101には、第1レンズ群G1と、第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5と、がズーミングの際に移動するように、筐体104に含まれるアクチュエータやレンズ枠が構成されている。
これにより、ズーム全域に渡って大口径でありながら高い光学性能を有し、小型な撮像装置を実現することができる。
なお、以上説明した実施の形態1に係るズームレンズ系をデジタルカメラに適用した例を示したが、スマートフォン等に適用することもできる。
(実施の形態1を適用したカメラの概略構成)
図11は、本実施の形態1に係るズームレンズ系を適用したカメラの概略構成を示す。なお、本実施の形態2及び3に係るズームレンズ系をカメラに適用することも可能である。
カメラ200は、カメラ本体201と、カメラ本体201に着脱自在に接続される交換レンズ装置300とを備える。
カメラ本体201は、交換レンズ装置300のズームレンズ系によって形成される光学像を受光して、電気的な画像信号に変換する撮像素子202と、撮像素子202によって変換された画像信号を表示するモニタ203と、画像信号を記憶するメモリ(図示せず)と、カメラマウント部204と、ファインダ205と、を含む。
交換レンズ装置300は、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5と、を保持する鏡筒302と、カメラ本体201のカメラマウント部204に接続されるレンズマウント部304とを含む。
カメラマウント部204及びレンズマウント部304は、物理的な接続のみならず、カメラ本体201内のコントローラ(図示せず)と交換レンズ装置300内のコントローラ(図示せず)とを電気的に接続し、相互の信号のやり取りを可能とするインターフェースとしても機能する。
ズームレンズ系301は、鏡筒302が保持する各レンズ群と、カメラ本体201の平行平板Pと、から構成される。ズームレンズ系301には、第1レンズ群G1と、第3レンズ群G3と、第4レンズ群G4と、第5レンズ群G5と、がズーミングの際に移動するように、交換レンズ装置300内のコントローラによって制御されるアクチュエータやレンズ枠が構成されている。
これにより、ズーム全域に渡って大口径でありながら高い光学性能を有し、小型なカメラを実現することができる。
(数値実施例)
以下、実施の形態1〜3に係るズームレンズ系を具体的に実施した数値実施例を説明する。なお、各数値実施例において、表中の長さの単位はすべて「mm」であり、画角の単位はすべて「°」である。また、各数値実施例において、rは曲率半径、dは面間隔、ndはd線に対する屈折率、νdはd線に対するアッベ数である。また、各数値実施例において、*印を付した面は非球面であり、非球面形状は次式で定義している。
ここで、
Z:光軸からの高さがhの非球面上の点から、非球面頂点の接平面までの距離、
h:光軸からの高さ、
r:頂点曲率半径、
κ:円錐定数、
An:n次の非球面係数
である。
図2、5、8は、各々実施例1〜3に係るズームレンズ系の無限遠合焦状態の縦収差図である。
各縦収差図において、(a)図は広角端、(b)図は中間位置、(c)図は望遠端における各収差を表す。各縦収差図は、左側から順に、球面収差(SA(mm))、非点収差(AST(mm))、歪曲収差(DIS(%))を示す。球面収差図において、縦軸はFナンバー(図中、Fで示す)を表し、実線はd線(d−line)、短破線はF線(F−line)、長破線はC線(C−line)、一点鎖線はg線(g−line)の特性である。非点収差図において、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表し、実線はサジタル平面(図中、sで示す)、破線はメリディオナル平面(図中、mで示す)の特性である。歪曲収差図において、縦軸は像高(図中、Hで示す)を表す。
図3、6、9は、各々実施の形態1〜3に係るズームレンズ系の望遠端における横収差図である。
各横収差図において、上側の3つの収差図は、望遠端における像ぶれ補正を行っていない基本状態、下側の3つの収差図は、像ぶれ補正レンズ群を光軸と垂直な方向に所定量移動させた望遠端における像ぶれ補正状態に、それぞれ対応する。基本状態の各横収差図のうち、上段は最大像高の70%の像点における横収差、中段は軸上像点における横収差、下段は最大像高の−70%の像点における横収差に、それぞれ対応する。像ぶれ補正状態の各横収差図のうち、上段は最大像高の70%の像点における横収差、中段は軸上像点における横収差、下段は最大像高の−70%の像点における横収差に、それぞれ対応する。また各横収差図において、横軸は瞳面上での主光線からの距離を表し、実線はd線(d−line)、短破線はF線(F−line)、長破線はC線(C−line)、一点鎖線はg線(g−line)の特性である。なお各横収差図において、メリディオナル平面を、第1レンズ群G1の光軸と第2レンズ群G2(実施例1〜3)の光軸とを含む平面としている。
なお、各実施例のズームレンズ系について、望遠端における、像ぶれ補正状態での像ぶれ補正レンズ群の光軸と垂直な方向への移動量は、以下に示すとおりである。
実施例1 1.030mm
実施例2 0.930mm
実施例3 0.820mm
撮影距離が∞で望遠端において、ズームレンズ系が所定の角度だけ傾いた場合の像偏心量は、像ぶれ補正レンズ群が光軸と垂直な方向に上記の各値だけ平行移動するときの像偏心量に等しい。
各横収差図から明らかなように、軸上像点における横収差の対称性は良好であることがわかる。また、+70%像点における横収差と−70%像点における横収差とを基本状態で比較すると、いずれも湾曲度が小さく、収差曲線の傾斜がほぼ等しいことから、偏心コマ収差、偏心非点収差が小さいことがわかる。このことは、像ぶれ補正状態であっても充分な結像性能が得られていることを意味している。また、ズームレンズ系の像ぶれ補正角が同じ場合には、ズームレンズ系全体の焦点距離が短くなるにつれて、像ぶれ補正に必要な平行移動量が減少する。したがって、いずれのズーム位置であっても、所定の角度までの像ぶれ補正角に対して、結像特性を低下させることなく充分な像ぶれ補正を行うことが可能である。
(数値実施例1)
数値実施例1のズームレンズ系は、図1に示した実施の形態1に対応する。数値実施例1のズームレンズ系の面データを表1に、非球面データを表2に、無限遠合焦状態での各種データを表3A〜表3Dに示す。
(面データ)
(非球面データ)
(無限遠合焦状態での各種データ)
(数値実施例2)
数値実施例2のズームレンズ系は、図4に示した実施の形態2に対応する。数値実施例2のズームレンズ系の面データを表4に、非球面データを表5に、無限遠合焦状態での各種データを表6A〜表6Dに示す。
(面データ)
(非球面データ)
(無限遠合焦状態での各種データ)
(数値実施例3)
数値実施例3のズームレンズ系は、図7に示した実施の形態3に対応する。数値実施例3のズームレンズ系の面データを表7に、非球面データを表8に、無限遠合焦状態での各種データを表9A〜表9Dに示す。
(面データ)
(非球面データ)
(無限遠合焦状態での各種データ)
(条件の対応値)
以下、条件の対応値を表10に四捨五入により小数点以下第2位まで示す。
本開示に係るズームレンズ系は、デジタルスチルカメラ、交換レンズ式デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、携帯電話機器のカメラ、PDA(Personal Digital Assistance)のカメラ、監視システムにおける監視カメラ、Webカメラ、車載カメラ等に適用可能であり、特にデジタルスチルカメラシステム、デジタルビデオカメラシステムといった高画質が要求される撮影光学系に好適である。
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
G6 第6レンズ群
L1 第1レンズ素子
L2 第2レンズ素子
L3 第3レンズ素子
L4 第4レンズ素子
L5 第5レンズ素子
L6 第6レンズ素子
L7 第7レンズ素子
L8 第8レンズ素子
L9 第9レンズ素子
L10 第10レンズ素子
L11 第11レンズ素子
L12 第12レンズ素子
L13 第13レンズ素子
L14 第14レンズ素子
L15 第15レンズ素子
L16 第16レンズ素子
L17 第17レンズ素子
L18 第18レンズ素子
L19 第19レンズ素子
L20 第20レンズ素子
L21 第21レンズ素子
A 開口絞り
P 平行平板
S 像面
100 撮像装置
101 ズームレンズ系
102 撮像素子
104 筐体
200 カメラ
201 カメラ本体
202 撮像素子
203 モニタ
204 カメラマウント部
205 ファインダ
300 交換レンズ装置
301 ズームレンズ系
302 鏡筒
304 レンズマウント部

Claims (8)

  1. 物体側から像側へと順に、
    正のパワーを有する第1レンズ群と、
    負のパワーを有する第2レンズ群と、
    少なくとも3つのレンズ群を含む全体として正のパワーを有する後続レンズ群と、を備え、
    ズーミング動作時には、
    前記第1レンズ群は光軸に沿って移動し、
    前記第2レンズ群は前記光軸に沿って移動せず、
    前記第2レンズ群は開口絞りを有し、
    下記の条件(1)を満足し、
    −9.0 ≦ fG1/fG2 ≦ −2.0 ・・・(1)
    ここで、
    fG1:第1レンズ群の焦点距離、
    fG2:第2レンズ群の焦点距離、
    である、ズームレンズ系。
  2. 以下の条件(2)を満足し、
    0.4 ≦ LG2a/LG2 ≦ 0.9 ・・・(2)
    ここで、
    LG2a:第2レンズ群内の空気間隔の中で最も広い値、
    LG2 :第2レンズ群の光軸方向の厚み、
    である、請求項1に記載のズームレンズ系。
  3. 前記第2レンズ群の一部のレンズ素子が像ぶれ補正時に前記光軸に対して垂直方向の成分を持つように移動する、
    請求項1に記載のズームレンズ系。
  4. 前記第1レンズ群が3枚の単レンズからなる、
    請求項1に記載のズームレンズ系。
  5. 前記後続レンズ群が、
    正のパワーを有する第3レンズ群と、
    負のパワーを有する第4レンズ群と、
    負のパワーを有する第5レンズ群と、
    からなる、請求項1に記載のズームレンズ系。
  6. 前記後続レンズ群が、
    正のパワーを有する第3レンズ群と、
    正のパワーを有する第4レンズ群と、
    負のパワーを有する第5レンズ群と、
    負のパワーを有する第6レンズ群と、
    からなる、請求項1に記載のズームレンズ系。
  7. 物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、
    前記ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子と、
    を備え、
    前記ズームレンズ系が、物体側から像側へと順に、
    正のパワーを有する第1レンズ群と、
    負のパワーを有する第2レンズ群と、
    少なくとも3つのレンズ群からなる全体として正のパワーを有する後続レンズ群と、
    を備え、
    ズーミング動作時には、
    前記第1レンズ群は光軸に沿って移動し、
    前記第2レンズ群は前記光軸に沿って移動せず、
    前記第2レンズ群は開口絞りを有し、
    下記の条件(1)を満足し、
    −9.0 ≦ fG1/fG2 ≦ −2.0 ・・・(1)
    ここで、
    fG1:第1レンズ群の焦点距離、
    fG2:第2レンズ群の焦点距離、
    である、撮像装置。
  8. 物体の光学的な像を形成するズームレンズ系と、
    前記ズームレンズ系により形成された光学的な像を電気的な画像信号に変換する撮像素子と、
    を備え、
    前記ズームレンズ系が、物体側から像側へと順に、
    正のパワーを有する第1レンズ群と、
    負のパワーを有する第2レンズ群と、
    少なくとも3つのレンズ群からなる全体として正のパワーを有する後続レンズ群と、
    を備え、
    ズーミング動作時には、
    前記第1レンズ群は光軸に沿って移動し、
    前記第2レンズ群は前記光軸に沿って移動せず、
    前記第2レンズ群は開口絞りを有し、
    下記の条件(1)を満足し、
    −9.0 ≦ fG1/fG2 ≦ −2.0 ・・・(1)
    ここで、
    fG1:第1レンズ群の焦点距離、
    fG2:第2レンズ群の焦点距離、
    であり、
    前記撮像素子により変換された前記画像信号の表示及び記憶の少なくとも一方を行う、カメラ。
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