JP2017118973A - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Abstract

【課題】使い捨ておむつの美観性を向上させる【解決手段】上下方向と、上下方向と交差する横方向を有し、肌側シートと、非肌側非肌側シートと、両シートとの間に位置し、上下、横方向に伸縮可能な伸縮性不織布と、胴回り部の少なくとも上端部よりも下方に設けられ、肌側シート、非肌側シート、及び伸縮不織布を接合する複数の溶着部を備え、胴回り部で溶着部が点在する点在領域には、接着剤が存在しない使い捨ておむつであって、第1溶着部39a1、第2溶着部39a2、第3溶着部39a3、及び第4溶着部39a4、は横長の菱形に配置され、第1溶着部、と第2溶着部、との距離2dは、第3溶着部、と第4溶着部、との距離2eの半分より長く、第3溶着部、と第4溶着部、との距離は、第1溶着部、と第2溶着部、との距離の半分より長い。【選択図】図8

Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来、尿などの排泄物を吸収する吸収性物品として使い捨ておむつが知られている。文献1に示すように、使い捨ておむつは、伸縮性シートに非伸縮性不織布を固着させて、非伸縮性不織布のひだを形成することが知られている。
特開平10−99373号
しかしながら、文献1に示す使い捨ておむつ1においては、伸縮性シート3Aが伸縮フィルムであるため、伸縮方向が一方向となり、ひだが一方向にしか形成されないため、美観性が低下してしまう恐れがあった。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、使い捨ておむつの美観性を向上させることにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
上下方向と、前記上下方向と交差する横方向を有し、肌側に位置する肌側シートと、非肌側に位置する非肌側シートと、前記肌側シートと前記非肌側シートとの間に位置し、前記上下方向及び前記横方向に伸縮可能な伸縮性不織布と、胴回り部のうちの少なくとも上端部よりも下方に設けられ、前記肌側シート、前記非肌側シート、及び前記伸縮不織布を接合する複数の溶着部と、を備え、前記胴回り部のうちの、前記複数の溶着部が点在している点在領域には、接着剤が存在しない使い捨ておむつであって、前記複数の溶着部は、第1溶着部、第2溶着部、第3溶着部、及び第4溶着部を有し、前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線は前記上下方向に沿っており、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線は前記横方向に沿っており、前記第2溶着部は、前記上下方向において、前記第1溶着部の下側にて当該第1溶着部に隣接し、前記第3溶着部は、前記上下方向において、前記第1溶着部と前記第2溶着部の間に設けられ、且つ、前記横方向において、当該横方向の一方側から前記第1溶着部に隣接し、前記第4溶着部は、前記上下方向において、前記第1溶着部と前記第2溶着部の間に設けられ、且つ、前記横方向において、当該横方向の他方側から前記第1溶着部に隣接し、前記第1溶着部と前記第2溶着部との距離は、前記第3溶着部と前記第4溶着部との距離の半分より長く、前記第3溶着部と前記第4溶着部との距離は、前記第1溶着部と前記第2溶着部との距離の半分より長いことを特徴とする使い捨ておむつである。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、第1溶着部、第2溶着部、第3溶着部、及び第4溶着部が上記の様な配置となっているため、第1溶着部と第2溶着部を結ぶ直線上の領域と、第3溶着部と第4溶着部を結ぶ直線上の領域が交差する。盛り上がりの大きい二つの領域が交差して重なるため、二つの領域の盛り上がりの相乗効果によって、交差部に一層大きな盛り上がりを形成することが可能となる。
図1は、本実施形態に係るおむつ1の斜視イメージ図である。 図2は、展開状態のおむつ1の平面図である。 図3は、展開状態のおむつ1の断面図である。 図4は、展開状態のおむつ1における胴回り部24及び股下パネル50の位置を示した平面図である。 図5は、展開状態のおむつ1における前側接合部62、後側接合部66、及び、本体接合部70の位置を示した平面図である。 図6は、図1のおむつ1を前身頃部30側から正面視した図である。 図7は、展開状態のおむつ1における点在領域X及び本体接合領域Yの位置を示した平面図である。 図8は、図1における部分Aを説明する図である。 図9Aは、図8におけるD−D断面図である。図9Bは、図8におけるE−E断面図である。図9Cは、伸縮フィルムを用いた場合の胴回り部の一部の断面図である。 図10は、伸縮不織布38(48)の断面を模式的に表した図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
上下方向と、前記上下方向と交差する横方向を有し、肌側に位置する肌側シートと、非肌側に位置する非肌側シートと、前記肌側シートと前記非肌側シートとの間に位置し、前記上下方向及び前記横方向に伸縮可能な伸縮性不織布と、胴回り部のうちの少なくとも上端部よりも下方に設けられ、前記肌側シート、前記非肌側シート、及び前記伸縮不織布を接合する複数の溶着部と、を備え、前記胴回り部のうちの、前記複数の溶着部が点在している点在領域には、接着剤が存在しない使い捨ておむつであって、前記複数の溶着部は、第1溶着部、第2溶着部、第3溶着部、及び第4溶着部を有し、前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線は前記上下方向に沿っており、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線は前記横方向に沿っており、前記第2溶着部は、前記上下方向において、前記第1溶着部の下側にて当該第1溶着部に隣接し、前記第3溶着部は、前記上下方向において、前記第1溶着部と前記第2溶着部の間に設けられ、且つ、前記横方向において、当該横方向の一方側から前記第1溶着部に隣接し、前記第4溶着部は、前記上下方向において、前記第1溶着部と前記第2溶着部の間に設けられ、且つ、前記横方向において、当該横方向の他方側から前記第1溶着部に隣接し、前記第1溶着部と前記第2溶着部との距離は、前記第3溶着部と前記第4溶着部との距離の半分より長く、前記第3溶着部と前記第4溶着部との距離は、前記第1溶着部と前記第2溶着部との距離の半分より長いことを特徴とする使い捨ておむつである。
このような使い捨ておむつによれば、第1溶着部、第2溶着部、第3溶着部、及び第4溶着部が上記の様な配置となっているため、第1溶着部と第2溶着部を結ぶ直線上の領域と、第3溶着部と第4溶着部を結ぶ直線上の領域が交差する。盛り上がりの大きい二つの領域が交差して重なるため、二つの領域の盛り上がりの相乗効果によって、交差部に一層大きな盛り上がりを形成することが可能となる。
かかる使い捨ておむつにおいて、前記第1溶着部、前記第2溶着部、前記第3溶着部、及び前記第4溶着部は、それぞれ複数設けられており、前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線と、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線との交点が複数設けられていることが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、シートに盛り上がりが形成された溶着部間を結ぶ線状の交差部を複数設けることで、使い捨ておむつの表面に盛り上がった皺を複数形成するため、使い捨ておむつの美観性を向上させ、肌触りを向上させることができる。
かかる使い捨ておむつにおいて、前身頃部及び後身頃部を有しており、前記前身頃部及び前記後身頃部には、前記前身頃部の前記横方向の端部と前記後身頃部の前記横方向の端部とを接合した端部接合領域が設けられており、前記胴回り部のうち、少なくとも、前記横方向において、一方側の前記端部接合領域から他方側の前記端部接合領域までの領域に、複数の前記交点が設けられていることが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、一方側の端部接合領域から他方側の端部接合領域までの領域に皺を形成することができるため、美観性を向上させることができる。
かかる使い捨ておむつにおいて、吸収性本体を有しており、前記吸収性本体の非肌側と、前記肌側シート、前記伸縮性不織布、及び前記非肌側シートとが接続された吸収性本体接合領域が設けられており、前記吸収体本体接合領域に位置する前記肌側シート、前記伸縮性不織布、及び前記非肌側シートには、前記複数の溶着部が点在している他の点在領域が設けられており、前記胴回り部のうち、前記上端部と前記他の点在領域を除く領域には、全域に亘って複数の前記交点が設けられていることが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、シートに盛り上がりを有する領域をより広く設けることができるため、より美観性を向上させ、肌触りを向上させることができる。
かかる使い捨ておむつにおいて、前記肌側シート、前記伸縮不織布、及び前記非肌側シートの厚みの合計は、前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線と、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線との交点より、前記溶着部の中央の方が小さいことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、溶着によって比較的硬くなった部分より、厚みが大きい溶着部の間、特に交点部分が先に肌に接触するため、より柔らかく感じることができる。
かかる使い捨ておむつにおいて、前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線と、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線との交点における、前記伸縮不織布の厚みより、前記溶着部の中央における前記肌側シート、前記伸縮不織布、及び前記非肌側シートの厚みの合計の方が小さいことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、溶着によって比較的に硬くなった部分の肌側シート、伸縮不織布、及び非肌側シートの厚みの合計より、溶着部の間の伸縮不織布の厚みが大きいことによって、溶着部の間、特に交点における肌側シート、伸縮不織布、及び非肌側シートの厚みの合計がより大きくなり、肌に最初に当接する部分をより柔らかくすることができる。
かかる使い捨ておむつにおいて、互いに隣接する前記溶着部の間において、前記伸縮不織布の少なくとも一部は、前記肌側シート、又は前記非肌側シートに接触することが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、例えば、溶着部の間の部分が肌に触れた場合等に伸縮不織布がクッションとなるため、肌触りを向上させることが可能となる。
かかる使い捨ておむつにおいて、前記交点は、前記上下方向及び前記横方向にそれぞれ均等な間隔で配置されていることが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、上下方向及び横方向に、それぞれ均等な間隔に配置された交点によって、より均一なシートの盛り上がりを形成することができる。
かかる使い捨ておむつにおいて、前記横方向において、前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線と、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線との交点から前記第3溶着部までの距離は、前記交点から前記第4溶着部までの距離と等しいことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、横方向における中央位置で上下方向への伸縮力を生じさせるため、横方向への伸縮によって形成されるシートの盛り上がりが略左右対称形となり、美観性を向上させることができる。
かかる使い捨ておむつにおいて、前記上下方向において、前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線と、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線との交点から前記第1溶着部までの距離は、前記交点から前記第2溶着部までの距離と等しいことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、上下方向における中央位置で横方向への伸縮力を生じさせるため、上下方向への伸縮によって形成されるシートの盛り上がりが略上下対称となり、美観性を向上させることができる。
かかる使い捨ておむつにおいて、吸収性本体、前身頃部及び後身頃部を有し、前記前身頃部及び前記後身頃部とを接合する複数の端部接合部を有しており、前記複数の端部接合部が点在している端部接合領域が設けられており、前記吸収性本体の非肌側と、前記肌側シート、前記伸縮性不織布、及び前記非肌側シートとが接合された吸収性本体接合領域が設けられており、前記吸収性本体接合領域に位置する前記肌側シート、前記伸縮性不織布、及び前記非肌側シートには、前記複数の溶着部が点在している他の点在領域が設けられており、前記他の点在領域の単位面積当たりの前記複数の溶着部の面積の合計が、前記端部接合領域の単位面積当たりの前記端部接合部の面積の合計より小さいことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、他の点在領域の単位面積当たりの複数の溶着部の面積の合計を、端部接合領域の単位面積当たりの端部接合部の面積の合計より小さくすることにより、端部接合領域における接合強度の確保と、他の点在領域における通気性の確保を両立させることが可能となる。
かかる使い捨ておむつにおいて、吸収性本体を有しており、前記吸収性本体の非肌側と、前記肌側シート、前記伸縮性不織布、及び前記非肌側シートとが接合された吸収性本体接合領域が設けられており、前記吸収性本体接合領域に位置する前記肌側シート、前記伸縮性不織布、及び前記非肌側シートには、前記複数の溶着部が点在している他の点在領域が設けられており、単位面積当たりの前記複数の溶着部の面積の合計は、前記点在領域の方が前記他の点在領域より小さいことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、単位面積当たりの複数の溶着部の面積の合計を、点在領域の方が他の点在領域より小さくすることにより、吸収体本体が幅方向に縮むことを抑制しつつも、使い捨ておむつ全体として適切な通気性を確保することが可能となる。
かかる使い捨ておむつにおいて、前記上下方向において、前記伸縮不織布の繊維密度は、前記胴回り部の中央部より、前記伸縮不織布の上端部の方が高いことが望ましい。
このような使い捨ておむつによれば、伸縮不織布の上端部の繊維密度をより大きくすることで、使用者が着用しようとする際に使い捨ておむつの上端部を引き上げても破れたりする等の破損する恐れを軽減することができる。一方、胴回り部の中央部の伸縮不織布の繊維密度をより小さくすることで、腹周りの通気性を向上させることができる。
===本実施形態に係る使い捨ておむつについて===
図1は、本実施形態に係る使い捨ておむつの斜視イメージ図、図2は、展開状態のおむつ1の平面図、図3は、展開状態のおむつ1の断面図、図4は、展開状態のおむつ1における胴回り部24及び股下パネル50の位置を示した平面図、図5は、展開状態のおむつ1における前側接合部62、後側接合部66、及び、本体接合部70の位置を示した平面図、図6は、図1のおむつ1を前身頃部30側から正面視した図である。
以下の説明では、図1の状態(着用状態)のおむつ1は、「上下方向」と、上下方向と交差する「横方向」と、上下方向及び横方向と交差する「厚み方向」とを有する。また、図2の状態(展開状態)でのおむつ1の長手方向を「長手方向」、おむつ1の長手方向における一端と他端をそれぞれ「上端」といい、長手方向におけるおむつ1の真ん中CLを「下端」ともいう。さらに、厚み方向のうち、着用者に接触する側を「肌側」、その反対側を「非肌側」という。図2等におけるC−C線は、横方向中心を示している。なお、図3は、C−C線における断面図であり、便宜上、溶着部39、49(後述)を省略している。また、各図において、溶着部39、49等は簡略化されており、縮尺等は必ずしも正確ではない。図6においては、便宜上、後身頃部40の溶着部49a、49bは省略されている。
本実施形態にかかる使い捨ておむつ1(以下、「おむつ1」と呼ぶ。)は、主に大人を着用対象としたパンツ型おむつであり、着用者の股間に配置される吸収性本体10と、吸収性本体10の非肌側に位置する外装シート20を有しており、胴回り開口部1aと一対の脚回り開口部1b、1bが形成されている。また、おむつ1の上端部25には、複数の糸ゴム30a、40aが設けられている。
外層シート20は、前身頃部30、後身頃部40、前身頃部30と後身頃部40との間に位置する股下パネル50(「股下部」ともいう。)を有している。股下パネル50は、長手方向において、前身頃部30と後身頃部40との間に位置し、接着剤等により、前身頃部30と股下パネル50とが固定され、後身頃部40と股下パネル50とが固定されている。
前身頃部30は、着用者の腹部に対応する部分、後身頃部40は、着用者の背部(尻部)に対応する部分、股下パネル50は、着用者の股下に対応する部分である。吸収性本体10は、前身頃部30、後身頃部40、股下パネル50と重なるように、前身頃部30から後身頃部40に亘って設けられ、接合部70で接着剤によって外層シート20に接合されている。
おむつ1は、外観形状は平面視略H形状をなしており(図2)、展開状態のおむつ1の真ん中CLを折り畳み位置として二つ折りして、端部接合領域Zで接合されて胴回り部24、胴回り開口部1a、及び一対の脚回り開口部1b、1bが形成される。端部接合領域Zは、前身頃側縁31の上端31aと後身頃側縁41の上端41aの位置を一致させ、前身頃側縁31の下端31bと後身頃側縁41の下端41bの位置を一致させて、前身頃側縁31と後身頃側縁41が上端31a(上端41a)から下端31b(下端41b)に亘って接合された領域である。
端部接合領域Zには、複数の端部接合部29が設けられている(図6)。端部接合部29は、前身頃部30と後身頃部40に超音波振動と圧力が加えられて超音波接合された部分であり、各端部接合部29は楕円形に形成され、均等な間隔で配置されている。なお、図6の端部接合領域Z及び端部接合領域Zより横方向外側の溶着部39aは省略している。
端部接合領域Zは、上下方向の長さは、最も上端に位置する端部接合部29の上端29uから、最も下端に位置する端部接合部29の下端29dまでであり、横方向の長さは、最も横方向外側に位置する端部接合部29の横端29eから、最も横方向内側に位置する端部接合部29の横端29iまでの、略矩形状であり、この面積をSzとする。
このとき、単位面積当たりの複数の端部接合部29の面積の合計(Rz)を所定値以上とすることが好ましい。つまり、端部接合領域Zの面積(Sz)に対する、端部接合領域Zに設けられた端部接合部29の面積の合計(Tz)を、所定値以上、例えば15%以上とすることが好ましい(Rz=Tz/Sz≧15%)。端部接合領域Zは、着用時に前身頃部30と後身頃部40とが分離しないように必要十分な接合強度を確保する必要があるためである。本実施形態においては、Rzは約19%である。
吸収性本体10は、尿等の排泄物を吸収するものであり、平面視略長方形状を有し、長辺がおむつ1の長手方向に沿っている。吸収性本体10は、吸収体11を有している(図2)。
吸収体11は、液体吸収性素材を積層してなる吸収性コアであり、尿等の排泄物を吸収することができる。吸収体11は、パルプ繊維と吸収性ポリマー(SAP)等を有している。また、吸収体11は、不織布等の液透過性シートに包まれ、厚み方向において、不織布等の液透過性のトップシート12と、ポリエチレン(PE)等の液不透過性シートと不織布等の液透過性シートからなる2層構造のバックシート14とに挟まれている。
前身頃部30は、前側胴回り部24a(胴回り部24)と、前側胴回り部24aよりも股下パネル50側に位置する前身頃股下側領域34とを有している。前側胴回り部24aは、図4に示すように、平面視略長方形状であり、上下方向の長さは、上端31aから下端31bまでの長さであり、横方向の長さは、一方側の前身頃側縁31から他方側の前身頃側縁31までの長さであり、長辺が横方向に沿って、短辺が長手方向に沿っている。一方、前身頃股下側領域34は、平面視において等脚台形に類似した形状を有している。
同様に、後身頃部40は、後側胴回り部24b(胴回り部24)と、後胴回り部24bよりも股下パネル50側に位置する後身頃股下側領域44とを有している、後側胴回り部24bは、平面視略長方形状であり、上下方向の長さは、上端41aから下端41bまでの長さであり、横方向の長さは、一方側の前身頃側縁41から他方側の後身頃側縁41までの長さであり、長辺が横方向に沿って、短辺が長手方向に沿っている。一方、後身頃股下側領域44は、平面視において等脚台形に類似した形状を有している。
前身頃部30及び後身頃部40は、図3に示すように、着用者の肌側に設けられた肌側シート32、42と、非肌側に設けられた非肌側シート33、43をそれぞれ備え、肌側シート32と非肌側シート33との間に設けられた伸縮性不織布38と、肌側シート42と非肌側シート43との間に設けられた伸縮不織布48を有している。
肌側シート32、42及び非肌側シート33、43は、柔軟なシート部材であり、ポリプロピレン(PP)繊維のスパンボンド不織布である。肌側シート32と非肌側シート33との目付量の差、及び、肌側シート42と非肌側シート43との目付量の差は、それぞれ5g/m以内であることが好ましい。これによって、おむつ1の肌側と非肌側にそれぞれほぼ均等な皺が形成されるため、触感が良く、美観性も向上される。肌側シート32と非肌側シート33、肌側シート42と非肌側シート43は、それぞれ平面視同じ外形形状を有している。なお、ポリプロピレン繊維は、ホモポリマーでもよく、エチレンを共重合したコポリマーでもよい。また、スパンボンド繊維に限らず、スパンボンド不織布とメルトブローン不織布とスパンボンド不織布とを積層してなる所謂SMS不織布であってもよい。
伸縮不織布38、48は、弾性を有する熱可塑性エラストマー性繊維であるポリウレタン系エラストマーと、非弾性を有する熱可塑性樹脂性繊維であるポリオレフィン系樹脂のポリプロピレン(PP)とを有しており、ギア延伸等の適宜な延伸処理が施された不織布である。この延伸処理により、伸縮不織布38、48は、上下方向及び横方向の伸縮性を有している。なお、延伸処理は、互いに直交する方向に延伸処理を行なうものであってもよいし、所定方向にのみ延伸処理を行なうものであってもよい。所定方向にのみ延伸処理を行なった場合、所定方向における伸縮性が発現されるが、すべての繊維の配向が所定方向に沿っているとは限らないため、所定方向と直交する方向にも伸縮性が発現される。
図10は、伸縮不織布38(48)の断面を模式的に表した図である。伸縮不織布38(48)は、ギア延伸処理によって、部分aと部分bとが横方向に沿って交互に設けられている。図10に示す部分aは、表面に凹凸を有するギアによる延伸処理がなされ、ギアの凸部に対応して伸ばされて繊維密度が低くなり、部分bは、ギアの凹部に対応した部分で部分aに対してより繊維密度が高くなっている。この伸縮不織布38(48)を用いることで、おむつ1をより柔らかく、より肌触りを良くすることができる。
伸縮不織布38は、肌側シート32及び非肌側シート33とほぼ同じ外形形状を有しており、伸縮不織布48は、肌側シート42及び非肌側シート43とほぼ同じ外形形状を有している(図2)。このとき、伸縮不織布38、48は、上下方向において、各伸縮不織布38、48の上端部、つまりおむつ1の上端部25により近い部分の繊維密度は、胴回り部24(24a、24b)の中央部より高い。これにより、着用者がおむつ1を着用しようとする際に、より繊維密度が高い上端部25を持って引き上げても、破れたりする等の破損の恐れを軽減することができる。一方、各伸縮不織布38、48のうち下端部側の領域の繊維密度をより低くすることで、湿気がこもりやすい胴回り部24の通気性を向上させることができる。
前身頃部30及び後身頃部40の上端部25には、伸縮不織布38、48が配置されておらず、代わりに糸ゴム30a、40aが配置されている。前身頃糸ゴム30a、後身頃糸ゴム40aは、横方向に沿って伸縮する糸状の伸縮部材であり、おむつ1の胴回り開口1aに伸縮性を与えている。前身頃糸ゴム30aは、前身頃上端縁35に沿って前身頃上端縁35の一端部から他端部に亘って設けられており、後身頃糸ゴム40aは、後身頃上端縁45に沿って後身頃上端縁45の一端部から他端部に亘って設けられている。これによって、線状の糸ゴム30a、40aがおむつ1のズレ落ち等を防ぐことができる。一方、前身頃部30及び後身頃部40の上端部25より下側の領域には、伸縮不織布38、48を配置して、着用者の腹部を伸縮不織布38、48の全面で緩やかにフィットさせている。
図3に示すように、前身頃部30の上端は、肌触りの向上と耐久性の向上のために、非肌側シート33が、前身頃上端縁35を起点として、肌側の下方へ折り返されている。このとき、非肌側シート33の折り返された領域のうち最も下方に位置する部分は、肌側から順に非肌側シート33、肌側シート32、伸縮不織布38、非肌側シート33が重ねられている。一方、非肌側シート33の上端部、つまりおむつ1の上端部25は、非肌側シート33と非肌側シート33が重ねられており、2つの非肌側シート33の間に複数の前身頃側糸ゴム30aが配置されている。
同様に、後身頃部40の上端は、非肌側シート43が、後身頃上端縁45を起点として、下方へ折り返されている。このとき、非肌側シート43の折り返された領域のうち最も下方に位置する部分は、肌側から順に非肌側シート43、肌側シート42、伸縮不織布48、非肌側シート43が重ねられている。一方、非肌側シート43の上端部、つまりおむつ1の上端部25は、非肌側シート43と非肌側シート43が重ねられており、2つの非肌側シート43の間に複数の後身頃側糸ゴム40aが配置されている。
このとき、非肌側シート33、43が折り返されることで、非肌側シート33、43の上端33a、43aが肌側シート32、42の上端32a、42aより上方に設けられている。前身頃糸ゴム30aは、非肌側シート33の上端33aと肌側シート32の上端32aの間に設けられており、後身頃糸ゴム40aは、肌側シート43の上端43aと肌側シート42の上端42aの間に設けられている。これにより、各糸ゴム30a、40aと各非肌側シート33、43との間に肌側シート32、42が設けられていないため、各糸ゴム30a、40aの伸縮力を着用者に与えやすくなり、着用時のフィット性を向上させることができる。
肌側シート32、伸縮不織布38、及び非肌側シート33は、複数の溶着部39で接合されて、前身頃部30を形成している。同様に、肌側シート42、伸縮不織布48、及び非肌側シート43は、複数の溶着部49で接合されて、後身頃部40を形成している。溶着部39、49の詳細については、後述する。
さらに、前身頃部30及び後身頃部40にはレッグギャザー26が設けられている。レッグギャザー26は、前身頃下端縁36に沿って一端部から他端部に亘って連続した前側レッグギャザー37と、後身頃下端縁46に沿って一端部から他端部に亘って連続した後身頃部40と、股下パネル50の股下レッグギャザー54を有している。各レッグギャザー37、47、54は、協働しておむつ1の脚回り開口1bに伸縮性を与えている。前側レッグギャザー37は、肌側シート32と非肌側シート33との間に配置された複数の糸ゴムで、肌側シート32及び非肌側シート33に伸縮性を付与し、後側レッグギャザー47は、肌側シート42と非肌側シート43との間に配置された複数の糸ゴムで、肌側シート42及び非肌側シート43に伸縮性を付与している。
股下パネル50は、2枚の不織布により構成されており、長手方向における略中央部分に、横方向における内側へ湾曲した湾曲部52を備えた平面視略砂時計形状を有している。湾曲部52において、股下パネル50の幅が最も狭くなっている(最狭部53)。一方で、股下パネル50の長手方向における両端部には、湾曲部52が設けられておらず、幅が最も広くなっている(最広部)。なお、図5に示すように、前身頃部30と股下パネル50とが前側接合部62で接合され、後身頃部40と股下パネル50とが後側接合部66で接合されている。
股下パネル50の2枚の不織布の間には、糸ゴムが配置されており、股下レッグギャザー54を構成している。股下レッグギャザー54は、湾曲部52に沿って連続して設けられて、湾曲部52を超えて、股下パネル50の長手方向における最広部まで延びている。湾曲部52に沿った股下レッグギャザー54を設けることで、内腿に対してのおむつ1の着用感をより一層向上させることができる。
股下レッグギャザー54は、吸収性本体10とは接合されておらず、前側接合部62は、上下方向において、前身頃側縁31の股下パネル50側の端(下端31b)よりも股下パネル50側に位置している。これにより、内腿や腹部に対してのおむつ1の着用感を向上させることができる。
湾曲部52を前身頃部30と重ねることで、湾曲部52を介して股下パネル50を前身頃部30にスムーズに繋げることが可能となる。
前身頃部30と股下パネル50とが重なった重なり部分において、前側接合部62の他に、重なり部分の横方向の両端部には非接合部64が設けられているため、内腿に対してのおむつ1の着用感をより一層向上させることができる。また、股下レッグギャザー54が、非接合部64と重なることで、股下レッグギャザー54の可動領域が減ることを防止することができる。
吸収性本体10の横方向における横方向両端部分のうちの、上下方向における上下方向端部においては、吸収性本体10が外装シート20に接合されている一方で、横方向両端部分のうちの、上下方向における上下方向非端部であって前側接合部62と重なっている部分においては、吸収性本体10が外層シート20に接合されていない。これによって、横方向両端部分のうち、上下方向端部、つまり、吸収性本体10の四隅については、しっかりと吸収性本体10を外層シート20に固定できる。
股下パネル50の最狭部53からの前側接合部62の離間距離D1は、最狭部53からの後側接合部66の離間距離D2よりも小さい。これによって、前側接合部62で未然に皺を途切れさせつつ、後側でごわごわ感を緩和することが可能となる。
吸収性本体10の横方向中央部分においては、吸収性本体10が、後身頃部40の股下パネル50側の端部と重なる部分を除いて、上下方向に沿って外層シート20に接合されている。これによって、吸収性本体10の横方向中央部分について吸収性本体10の固定すべきでない所(B)を固定せず、固定すべき所をしっかりと固定することが可能となる。
===溶着部39、49について===
図7は、展開状態のおむつ1における点在領域X及び本体接合領域Yの位置を示した平面図である。図8は、図1における部分Aを説明する図である。図9Aは、図8におけるD−D断面図である。図9Bは、図8におけるE−E断面図である。
前身頃部30のうち、上端部25と本体接合領域Yを除く領域と、後身頃部40のうち、上端部25と本体接合領域Yを除く領域には、点在領域Xが設けられている。点在領域Xは、図7において、記号Xで指し示されている斜線と同じ傾きの斜線が施されている領域であり、溶着部39a(39)及び溶着部49a(49)がそれぞれ点在する領域である。なお、本実施形態においては、前身頃部30及び後身頃部40のうち、端部接合領域Zや端部接合領域Zより横方向外側にも溶着部39a、49aを設けている。これにより、前身頃部30及び後身頃部40のより広い範囲に溶着部39、49が設けられているため、おむつ1の外観的統一性を感じることができ、おむつ1の美観性を向上させることができる。
本体接合領域Yは、図7において、記号Yで指し示されている斜線と同じ傾きの斜線が施されている領域であり、前身頃部30のうち吸収性本体10が重ねられた領域、及び後身頃部40のうち吸収性本体10が重ねられた領域であって、溶着部39bが点在する領域である。本実施形態において、点在領域Xに形成された溶着部39は、溶着部39a、49aであり、本体接合領域Yに形成された溶着部39、49は、溶着部39b、49bである。
前身頃部30の複数の溶着部39aは、図6等において黒塗りした部分であり、肌側シート32と伸縮性不織布38と非肌側シート33に超音波振動と圧力が加えられて超音波接合され、肌側シート32と伸縮性不織布38と非肌側シート33とが互いに溶融して固化した部分である。各溶着部39a(49a)は、ほぼ同じ大きさで円形状に形成され、例えば均一に分布されている。
以下、図8における2点鎖線で囲まれた領域F内の4つの溶着部39aを第1溶着部39a1、第2溶着部39a2、第3溶着部39a3、第4溶着部39a4として説明する。図8に示すように、第1溶着部39a1と、第1溶着部39a1の下側で第1溶着部39a1に隣接する第2溶着部39a2と、上下方向において第1溶着部39a1と第2溶着部39a2の間に設けられ、横方向において一方側(左側)から第1溶着部39a1に隣接する第3溶着部39a3と、上下方向において、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2の間に設けられ、横方向において他方側(右側)から第1溶着部39a1に隣接する第4溶着部39a4とが設けられている。第1溶着部39a1、第2溶着部39a2、第3溶着部39a3、第4溶着部39a4は、それぞれひし形の頂点を形成するような配置である。
このとき、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2を結ぶ直線Svは、上下方向に沿っており、第3溶着部39a3と第4溶着部39a4を結ぶ直線Shは、横方向に沿っている。直線Svと直線Shとの交点を交点Nとすると、第1溶着部39a1の下端から交点Nまでの距離はd、第2溶着部39a2上端から交点Nまでの距離はdであり、第1溶着部39a1の下端から第2溶着部39a2上端までの距離は2dである。同様に、第3溶着部39a3の右端から交点Nまでの距離はe、第4溶着部39a4の左端から交点Nまでの距離はeであり、第3溶着部39a3の右端から第4溶着部39a4の左端までの距離は2eである。
この第3溶着部39a3の右端から第4溶着部39a4の左端までの距離(2e)を、1.5〜5.0mmにすることが好ましい。また、第1溶着部39a1から第3溶着部39a3(第4溶着部39a4)までの距離、及び第2溶着部39a2から第3溶着部39a3(第4溶着部39a4)までの距離をそれぞれ1.0〜3.0mmとすることが好ましく、より好ましくは1.5〜2.5mmとすることが望ましい。各距離が短すぎる場合には、伸縮不織布38の伸縮力が発揮されず、皺が適切に形成されない恐れがあり、各距離が長すぎる場合には、形成される皺が大きくなりすぎてしまい、きめ細やかな皺を形成することができず、前身頃部30の外観的統一性が低下してしまう恐れがあるからである。
このとき、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2との距離(2d)は、第3溶着部39a3と第4溶着部39a4との距離の半分であるeより長く(2d>e)、第3溶着部39a3と第4溶着部39a4との距離(2e)は、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2との距離の半分であるdより長い(2e>d)。
第1溶着部39a1、第2溶着部39a2、第3溶着部39a3、第4溶着部39a4は、それぞれ複数設けられており、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2は、上下方向において、均等な間隔で配置されており、第3溶着部39a3と第4溶着部39a4は、横方向において、均等な間隔で配置されている。つまり、点在領域X全域に亘って均等な間隔で配置されている。なお、領域F内の4つの溶着部39aを第1溶着部39a1、第2溶着部39a2、第3溶着部39a3、第4溶着部39a4として説明したが、任意の溶着部39aをそれぞれ第1溶着部39a1、第2溶着部39a2、第3溶着部39a3、第4溶着部39a4に設定することができる。例えば、領域F内の第2溶着部39a2の下方に位置する溶着部39aを第1溶着部39a1としてもよい。
また、第1溶着部39a1、第2溶着部39a2、第3溶着部39a3、第4溶着部39a4は、それぞれ複数設けられることで、交点Nも複数設けられる。このとき、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2は、上下方向に均等な間隔で設けられており、第3溶着部39a3と第4溶着部39a4は、横方向に均等な間隔で設けられていることで、交点Nの配置も、上下方向及び横方向にそれぞれ均等な間隔で配置されている。
図9A及び図9Bに示すように、点在領域Xには、肌側に肌側シート32、非肌側に非肌側シート33、肌側シート32と非肌側シート33の間に、伸縮不織布38が設けられており、溶着部39aで、溶着接合されている。溶着部の中央をcuとすると、中央cuの厚みは、溶着をしていない部分、つまり溶着部39a間の肌側シート32、伸縮不織布38、及び非肌側シート33の厚みの合計より小さくなっている。
肌側シート32、伸縮不織布38、非肌側シート33の接合は、通常、伸縮不織布38を横方向に伸長させた状態で肌側シート32及び非肌側シート33をそれぞれ重ね合わせて溶着を行う。そのため、溶着後の自然長の点在領域Xは、図9Aに示すように、横方向について、伸縮不織布38の伸縮性及び繊維の柔らかさや不規則性によって、厚み方向に膨らんだ状態となり、肌側シート32がより肌側に湾曲して、非肌側シート33が非肌側に湾曲する。つまり、第3溶着部39a3と第4溶着部39a4の間(溶着部39a間)の伸縮不織布38の厚みは、溶着部39の中央cuにおける伸縮不織布38の厚みより大きい。そのより厚みが大きくなった伸縮不織布38が、肌側シート32をより肌側へ湾曲させ、非肌側シート33をより非肌側へ湾曲させる。この結果、第3溶着部39a3と第4溶着部39a4の間(溶着部39a間)は、厚みが大きくなり、肌側及び非肌側に突出した凸形状を形成し、特に溶着部39間の横方向の中央である交点Nの厚みが最も大きくなる。
伸縮不織布38は、上下方向にも伸縮性を有しているため、溶着後の自然長の点在領域Xは、図9Bに示すように、上下方向について、伸縮不織布38の伸縮性及び繊維の柔らかさや不規則性によって、厚み方向に膨らんだ凸状態となり、肌側シート32が肌側に湾曲し、非肌側シート33が非肌側に湾曲する。つまり、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2の間(溶着部39a間)の伸縮不織布38の厚みは、溶着部39の中央cuにおける伸縮不織布38の厚みより大きい。その厚みが大きくなった伸縮不織布38が、肌側シート32をより肌側へ湾曲させ、非肌側シート33をより非肌側へ湾曲させる。この結果、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2の間(溶着部39a間)は、厚みが大きくなり、肌側及び非肌側に突出した凸形状を形成し、特に溶着部39間の上下方向の中央である交点Nの厚みが最も大きくなる。なお、上下方向の伸縮性が、横方向の伸縮性より小さい場合には、図9Bに示す凸形状の突出量は、図9Aに示す凸形状の突出量よりも小さくなる。
単位面積当たりの溶着部39aの面積の合計(Ra)を所定値以下とすることが好ましい。つまり、前身頃部30の点在領域Xの面積(Sx)に対する、点在領域Xに設けられた複数の溶着部39aの面積の合計(Ta)を所定値以下とすることが好ましい(Ta/Sx≦所定値)。このTa/Sxは、約2〜7%程度が好ましい(Ta/Sx≒2〜7%)。Ta/Sxを7%より大きくすると、前身頃部30(おむつ1)の通気性が低下してしまう恐れがあり、2%より小さくすると、肌側シート32と伸縮不織布38と非肌側シート33との接合がはがれてしまう恐れがあるためである。
続いて、溶着部39bについて説明する。溶着部39bは、肌側シート32、伸縮性不織布38、非肌側シート33を接合しつつ、伸縮不織布38の伸縮を抑制して、吸収性本体10が伸縮不織布38によって不必要に縮んで、排泄物が漏れたりする恐れを防いでいる。
前身頃部30の複数の溶着部39bは、図6等において黒塗りした部分であり、肌側シート32と伸縮不織布38と非肌側シート33に超音波振動と圧力が加えられて超音波接合された部分である。各溶着部39bは、ほぼ同じ大きさで、略矩形状に形成されており、直立の長方形を45度傾けたものと、−45度傾けたものがそれぞれ規則正しく配置されている。なお、図6においては、便宜上、後身頃部40の溶着部49bは、省略されている。
このとき、前身頃部30の本体接合領域Yの面積(Sy)に対する、本体接合領域Yに設けられた複数の溶着部39bの面積の合計(Tb)は、端部接合領域Zの面積(Sz)に対する、端部接合領域Zに設けられた端部接合部29の面積の合計(Tz)より小さい(Tb/Sy<Tz/Sz)ことが好ましく、Tb/Syを7〜14%程度とすることが好ましい。つまり、単位面積当たりの溶着部39bの面積の合計(Rb)は、単位面積当たりの端部接合領域29の面積の合計(Rz)より小さい(Rb<Rz)。
上述のように、端部接合領域Zは、前身頃部30と後身頃部40とが分離しないように必要十分な接合強度を確保する必要があるため、所定の面積(Rz)の端部接合部29を形成する必要がある。仮に、本体接合領域Yにおいて、面積(Rz)で溶着部39bを設けると、溶着部39bによって、過度に通気性が阻害されてしまう懸念がある。
そのため、単位面積当たりの溶着部39bの面積の合計(Rb)を、単位面積当たりの端部接合領域29の面積の合計(Rz)より小さくして(Rb<Rz)、端部接合領域Zにおける接合強度の確保と、本体接合領域Yにおける通気性の確保を両立させている。
また、前身頃部30の点在領域Xの面積(Sx)に対する、点在領域Xに設けられた複数の溶着部39aの面積の合計(Ta)は、前身頃部30の本体接合領域Yの面積(Sy)に対する、本体接合領域Yに設けられた複数の溶着部39bの面積の合計(Tb)より小さい(Ta/Sx<Tb/Sy)。つまり、単位面積当たりの溶着部39aの面積の合計(Ra)は、単位面積当たりの溶着部39bの面積の合計(Rb)より小さい(Ra<Rb)。
本体接合領域Yにおいては、通気性を確保する必要がある一方で、吸収性本体10が伸縮不織布38によって横方向に縮むことを抑制するために、ある程度の面積(Rb)の溶着部39bを設ける必要がある。仮に、汗やムレ等の問題を生じやすい胴回り部24においては、通気性が重要であり、点在領域Xにおいて、本体接合領域Yと同じ面積(Rb)で溶着部39aを設けると、溶着部39aが必要以上に通気性を阻害してしまう懸念がある。
そのため、単位面積当たりの溶着部39aの面積の合計(Ra)を単位面積当たりの溶着部39bの面積の合計(Rb)より小さくすることで(Ra<Rb)、吸収性本体10が横方向に縮むことを抑制しつつも、おむつ1全体として適切な通気性を確保することができる。
以上、前身頃部30の肌側シート32、伸縮性不織布38、非肌側シート33、及び溶着部39a、39bについて説明したが、後身頃部40の肌側シート42、伸縮性不織布48、非肌側シート43、及び溶着部49a(49)、49b(49)についても同様である。
===その他の有効性について===
従来の使い捨ておむつにおいては、伸縮性シートとして弾性力を有する伸縮性フィルムを用いて、非伸縮性シート(肌側シート、非肌側シート)と接合して、前身頃部及び後身頃部を形成していた。そのため、伸縮フィルムの伸縮方向は一方向(例えば横方向)であり、伸縮フィルムによって形成される皺は、一方向の皺となり、美観性を損なう恐れがあった。また、伸縮性シートと非伸縮性シートとの接合に接着剤を用いていたため、接着剤の固化によって、おむつ1の肌触りが低下してしまうという問題を生じることがあった。図9Cは、伸縮フィルムを用いた場合の胴回り部の一部の断面図である。図9Cに示すように、従来の使い捨ておむつには、肌側から順に、肌側シート92、伸縮フィルム98、非肌側シート93が設けられている。伸縮フィルム98の厚みはほぼ均一であるため、線状の山部及び谷部を有する一方向の皺が形成されると、肌側シート92と伸縮フィルム98との間、非肌側シート93と伸縮フィルム98との間にそれぞれ空隙が生じる。したがって、例えば、着用時に肌に接触した場合に、図9C中の矢印で示した部分のように肌側シート92又は非肌側シート93がそれぞれ伸縮フィルム98側へ簡単に凹んでしまう恐れがある。
これに対し、本実施形態におけるおむつ1は、伸縮不織布38、48を用いている点、及び伸縮不織布38、48と非伸縮性シート(32、33、42、43)との接合に接着剤を用いていない点で異なる。
この溶着部39(49)は、横方向に伸長させた状態の伸縮不織布38(48)に肌側シート32(42)及び非肌側シート33(43)をそれぞれ重ね合わせて溶着した部分である。このとき、溶着後の伸縮不織布38は、縮む作用によって、溶着部39の間の肌側シート32(42)をより肌側へ、非肌側シート33(43)をより非肌側へ突出させる。これにより、隣接する2つの溶着部39(49)を結ぶ線状の領域が、他の領域よりも盛り上がって、厚み方向に膨らんだ状態となる。
本実施形態においては、図9A及び図9Bに示すように、溶着部39の間で伸縮不織布38の厚みが増しているため、着用時に肌に接触しても、伸縮不織布38がクッションとなって、簡単に凹んでしまうことを軽減することができる。これにより、皺の形状をより保つことができるため、おむつ1の美観性を向上させることができる。
また、上下方向及び横方向への伸縮によって、多方向の皺が形成され、肌側及び非肌側に突出した突出部が平面的に点在して形成される。これにより、着用者はどの角度からおむつ1を見ても略均一な皺を視認することができ、どの角度からおむつ1に接しても一様に柔らかさを感じることができる。
また、伸縮不織布38(48)を用いることによって、伸縮フィルムのような無機質な感触を与えることを防いでいる。
図8に示すように、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2を結ぶ直線Sv上の領域と、第3溶着部39a3と第4溶着部39a4を結ぶ直線Sh上の領域が交差する(交点N)。このとき、図9Bに示すように、直線Sv上において、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2との間が伸縮不織布38の縮む作用によって盛り上がっている。同様に、図9Aに示すように、直線Sh上において、第3溶着部39a3と第4溶着部39a4との間が伸縮不織布38の縮む作用によって盛り上がっている。この、盛り上がった2つの領域が交差して重なるため、2つの領域の盛り上がりの相乗効果によって、交差部、特に交点Nに一層大きな盛り上がりを形成することが可能となる。なお、一方向にのみ伸縮性を有している伸縮性フィルムと異なり、伸縮不織布38は、縮んだ際に溶着部39間で厚みが増し、且つ、伸縮不織布38を構成する複数の繊維が不規則に伸縮するため、表面形状が不規則となる。ここで、縮んだ伸縮性不織布38の厚みが増した部分で肌側シート32及び非肌側シート33における盛り上がり形状の形成を補助することができる。更に、点在領域Xには接着剤が存在しないため、肌側シート32及び非肌側シート33は、溶着部39同士の間において伸縮不織布38の不規則な表面形状と独立して滑らかな盛り上がり形状を形成することができる。このように、伸縮不織布38の縮む作用と、接着剤を使用していないことによる各シート(32、33)の独立した盛り上がりの相乗効果によって、より滑らかな皺を形成することができ、おむつ1の美観性を向上させることができる。
また、肌側シート32と非肌側シート33との間に伸縮不織布38が位置するため、肌側及び非肌側の両側に盛り上がりを形成することができる。そのため、おむつ1のようなパンツ型おむつの場合には、肌側シート32、42と非肌側シート33、43の両面を掴んだ状態で引き上げる際に、不織布の柔らかさを実感することができる。
さらに、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2との距離2dを、第3溶着部39a3と第4溶着部39a4との距離2eの半分(e)より長くし、第3溶着部39a3と第4溶着部39a4との距離2eを、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2との距離2dの半分(d)より長くしている。
そのため、上下方向及び横方向において比較的対称な形状の盛り上がり形状を形成することが可能となる。つまり、上下方向又は横方向のどちらか一方を長く形成しすぎたり、どちらか一方を短く形成しすぎたりすることによって、バランスの悪い皺を形成することを防ぐことができる。また、このような溶着部39(第1〜第4溶着部)を設けることで、より細かく、より均一に溶着部39間に皺が形成されるため、おむつ1の美観性を向上させることができる。
さらに、上述の実施形態においては、第1溶着部39a1、第2溶着部39a2、第3溶着部39a3、及び第4溶着部39a4が、それぞれ複数設けられており、直線Svと直線Shとの交点Nが複数設けられている。これにより、シートに盛り上がりを形成する溶着部39間を結ぶ直線による交点Nが複数設けられ、おむつ1の表面に盛り上がった皺が複数形成されて、おむつ1の美観性を向上させ、肌触りを向上させることができる。
さらに、上述の実施形態においては、前身頃部30及び後身頃部40のうち、上端部25と本体接合領域Yを除く領域を点在領域Xとしたが、胴回り部24のうち、少なくとも、横方向において、一方側の端部接合領域Zから他方側の端部接合領域Zまでの領域に、複数の交点Nが設けられていることが好ましい。これによって、一方側の端部接合領域Zから他方側の端部接合領域Zまでの領域に皺を形成することができるため、おむつ1の外観上の統一感を呈することができ、美観性を向上させることができる。
さらに、上述の実施形態においては、肌側シート32と伸縮不織布38と非肌側シート33の厚みの合計は、交点Nより、溶着部39の中央cuの方が小さい。溶着部39は、溶着によって、溶着されていない領域(溶着部39の間)より、比較的硬くなってしまう恐れがある。しかし、本実施形態のように、溶着されていない領域、特に交点Nにおける肌側シート32と伸縮不織布38と非肌側シート33との厚みの合計より、溶着部39、特に溶着部39の中央cuにおける肌側シート32と伸縮不織布38と非肌側シート33との厚みの合計を小さくすることによって、溶着部39よりも先に溶着部39の間(交点N)が肌に当接するため、着用者は、柔らかい肌触りを感じることができる。
また、上述の実施形態においては、交点Nにおける伸縮不織布38の厚みより、溶着部39の中央cuにおける肌側シート32と伸縮不織布38と非肌側シート33の厚みの合計の方が小さい。これにより、溶着部39の間(特に交点N)の不織布38の厚みより、溶着部39(特に、溶着部39の中央cu)の肌側シート32と伸縮不織布38と非肌側シート33との厚みの合計がより小さいため、溶着部39よりも先に溶着部39の間(交点N)が肌に当接するため、着用者は、柔らかい肌触りを感じることができる。また、溶着部39の間(特に交点N)の伸縮不織布38の厚みをより大きくすることによって、肌側シート32と伸縮不織布38と非肌側シート33の厚みの合計がより大きくなるため、溶着部39よりも溶着部39の間がより肌に当接することになり、着用者は柔らかさを実感することができる。
さらに、上述の実施形態においては、交点Nは、上下方向及び横方向にそれぞれ均等に配置されている。つまり、第1溶着部39a1と第2溶着部39a2は、上下方向に均等な間隔で設けられており、第3溶着部39a3と第4溶着部39a4は、横方向に均等な間隔で設けられていることで、交点Nの配置も、上下方向及び横方向にそれぞれ均等な間隔で配置されている。これにより、上下方向及び横方向にそれぞれ設けられた皺が、それぞれの方向に均一に形成されるため、おむつ1の外観的統一感を生じさせ、美観性を向上させることができる。
さらに、上述の実施形態においては、横方向において、交点Nから第3溶着部39a3までの距離は、交点Nから第4溶着部39a4までの距離と等しい。つまり、横方向において、交点Nから第3溶着部39a3の右端までの距離は、交点Nから第4溶着部39a4の左端までの距離と等しい。これによって、横方向に伸縮する部分の中央位置(交点N)において、上下方向への伸縮力を生じさせることになるため、横方向への伸縮によって形成されるシートの盛り上がり形状が略左右対称形となり、視認者に整った印象を与えることができ、おむつ1の美観性を向上させることができる。
さらに、上述の実施形態においては、上下方向において、交点Nから第1溶着部39a1までの距離は、交点Nから第2溶着部39a2までの距離と等しい。つまり、上下方向において、交点Nから第1溶着部39a1の下端までの距離は、交点Nから第2溶着部39a2の上端までの距離と等しい。これによって、上下方向に伸縮する部分の中央位置(交点N)において、横方向への伸縮力を生じさせることになるため、上下方向への伸縮によって形成させるシートの盛り上がり形状が略上下対称形となり、視認者に整った印象を与えることができ、おむつ1の美観性を向上させることができる。
なお、上述の実施形態においては、交点Nから第3溶着部39a3までの距離は、交点Nから第4溶着部39a4までの距離と等しく、且つ、交点Nから第1溶着部39a1までの距離は、交点Nから第2溶着部39a2までの距離と等しいため、おむつ1の美観性をより向上させることができる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態においては、溶着部39、49、及び端部接合部29は、それぞれ超音波接合により複数のシート等を接合することとしたが、これに限られない。熱溶着や融着等のその他の熱や圧力を加える手段によって接合を行ってもよい。
上述の実施形態においては、上端部25に配置する伸縮部材を、複数の糸ゴム30a、40aとし、不織布38、48を設けないことにしたが、これに限られない。上端部25に配置する弾性部材を不織布38、49と複数の糸ゴム30a、40aの両方にしてもよく、不織布38、48のみにしてもよい。但し、上端部25に糸ゴム30a、40aを配置することで、おむつ1がズレ落ちたりする恐れを軽減することができる。
上述の実施形態においては、単位面積当たりの溶着部39aの面積の合計(Ra)は、単位面積当たりの溶着部39bの面積の合計(Rb)より小さく、単位面積当たりの溶着部39bの面積の合計(Rb)は、単位面積当たりの端部接合領域29の面積の合計(Rz)より小さくしたが(Ra<Rb<Rz)、これに限られない。単位面積当たりの溶着部39aの面積の合計(Ra)、単位面積当たりの溶着部39bの面積の合計(Rb)、単位面積当たりの端部接合領域29の面積の合計(Rz)はそれぞれ任意の割合で設けてもよい。
上述の実施形態においては、上下方向及び横方向において、溶着部39、49をそれぞれ均等な間隔で配置され、交点Nも均等な間隔で配置されていることにしたが、これに限られない。溶着部39、49、及び交点Nは不均等な間隔で配置されても、何らかの模様を表す形状であってもよい。
また、上述の実施形態においては、交点Nから第3溶着部39a3までの距離は、交点Nから第4溶着部39a4までの距離と等しく、交点Nから第1溶着部39a1までの距離は、交点Nから第2溶着部39a2までの距離と等しいものとしたが、各溶着部39(39a1〜39a4)は、この配置である必要はない。交点Nから第3溶着部39a3までの距離と、交点Nから第4溶着部39a4までの距離をそれぞれ任意の長さにしてもよく、また、交点Nから第1溶着部39a1までの距離と、交点Nから第2溶着部39a2までの距離をそれぞれ任意の長さにしてもよい。但し、交点Nから第3溶着部39a3までの距離は、交点Nから第4溶着部39a4までの距離と等しく、交点Nから第1溶着部39a1までの距離は、交点Nから第2溶着部39a2までの距離と等しくすることによって、溶着部39間に形成される盛り上がった皺をより均一で整った印象のものにすることができるため、おむつ1の美観性を向上させることができる。
上述の実施形態においては、第1溶着部39a1、第2溶着部39a2、第3溶着部39a3、及び第4溶着部39a4をそれぞれ複数設け、交点Nも複数設けることにしたが、これに限られない。第1溶着部39a1、第2溶着部39a2、第3溶着部39a3、及び第4溶着部39a4を少なくとも1つずつ設け、交点Nを1つ設けるものであってもよい。交点Nを1つ設けることで、少なくとも1つ皺を形成することができる。但し、第1溶着部39a1、第2溶着部39a2、第3溶着部39a3、及び第4溶着部39a4をそれぞれ複数設け、交点Nも複数設けることで、よりおむつ1の美観性を向上させることができる。
上述の実施形態においては、前身頃部30及び後身頃部40のうち、上端部25と本体接合領域Yを除く領域に交点Nを設けることにしたが、これに限られない。交点Nは、前身頃部30及び後身頃部40の一部に設けるものであってもよい。つまり、前身頃部30及び後身頃部40の胴回り部24の一部に交点Nを設けていれば、交点Nが設けられた領域以外には、溶着部39、49が形成されていない領域であってもよく、接着剤を用いた領域であってもよい。前身頃部30及び後身頃部40の一部に設けられた交点Nであっても、盛り上がった形状の皺が形成されるため、柔らかい印象を与える美観性を与えつつ、着用者に柔らかい肌触りを与えることができる。但し、前身頃部30及び後身頃部40のうち、上端部25と本体接合領域Yを除く全ての領域に交点Nを設けることがより好ましい。これによって、おむつ1にきめ細やかな皺が形成されるため、布のような形状や質感を実現することができ、おむつ1の美観を向上させることができる。
上述の実施形態においては、肌側シート32、42、非肌側シート33、43は、PP繊維のスパンボンド繊維を用いたがこれに限られない。PE、ポリエステル、ポリアミド等の繊維からなるスパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンボンド不織布、SMS不織布、エアスルー不織布等を用いてもよい。繊維の構造については、単一の熱可塑性樹脂からなる単独繊維に限るものではなく、例えば、芯材がPPで鞘材がPEの芯鞘構造の複合繊維であってもよく、これら以外の構造の繊維であってもよい。また、伸縮不織布38、48は、弾性を有する熱可塑性エラストマー性繊維として、ポリウレタン系エラストマーを用い、非弾性を有する熱可塑性樹脂性繊維として、PPを用いたがこれに限られない。弾性を有する熱可塑性エラストマー性繊維としてポリスチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリアミド系エラストマー等であってもよく、非弾性を有する熱可塑性樹脂繊維として、PE、エチレン―αオレフィン共重合体等のポリオレフィン系樹脂を含む繊維であってもよい。
上述の実施形態においては、伸縮不織布38、48の上端部の繊維密度を、より高くすることにしたが、これに限られない。伸縮不織布38、48の繊維密度は、全域に亘って均一であってもよい。しかし、伸縮不織布38、48の上端部の繊維密度を、より高くすることで、着脱におけるおむつ1の破損の恐れをより軽減することができる。
上記実施の形態に係るおむつ1は、大人を着用対象としたが、これに限定されるものではなく、新生児、乳児、幼児等の子供を着用対象としてもよい。
1 おむつ、1a 胴回り開口、1b 脚回り開口、
10 吸収性本体、11 吸収体、
12 トップシート、14 バックシート、20 外層シート、
24 胴回り部、24a 前側胴回り部、24b 後側胴回り部、
25 上端部、26 レッグギャザー、
29 端部接合部、
30 前身頃部、30a 前身頃糸ゴム、
31 前身頃側縁、31a 上端、31b 下端、
32 肌側シート、32a 上端、
33 非肌側シート、33a 上端、
34 前身頃股下側領域、
35 前身頃上端縁、36 前身頃下端縁、
37 前側レッグギャザー、
38 伸縮性不織布、
39 溶着部、39a 溶着部、39b 溶着部、
40 後身頃部、40a 後身頃糸ゴム、
41 後身頃側縁、41a 上端、41b 下端、
42 肌側シート、42a 上端、
43 非肌側シート、43a 上端、
44 後身頃股下側領域、45 後身頃上端縁、46 後身頃下端縁、
46a 第1後身頃下端縁、46b 第2後身頃下端縁、46c 第3後身頃下端縁、
47 後側レッグギャザー、
48 伸縮性不織布、
49 溶着部、49a 溶着部、49b 溶着部、
50 股下パネル、52 湾曲部、53 最狭部、
54 股下レッグギャザー、
62 前側接合部、64 非接合部、66 後側接合部、
70 本体接合部、
CL おむつ1の真ん中の位置、Sv、Sh 直線、
X 点在領域、
Y 本体接合領域(吸収性本体接合領域、他の点在領域)、
Z 端部接合領域

Claims (13)

  1. 上下方向と、前記上下方向と交差する横方向を有し、
    肌側に位置する肌側シートと、
    非肌側に位置する非肌側シートと、
    前記肌側シートと前記非肌側シートとの間に位置し、前記上下方向及び前記横方向に伸縮可能な伸縮性不織布と、
    胴回り部のうちの少なくとも上端部よりも下方に設けられ、前記肌側シート、前記非肌側シート、及び前記伸縮不織布を接合する複数の溶着部と、
    を備え、
    前記胴回り部のうちの、前記複数の溶着部が点在している点在領域には、接着剤が存在しない使い捨ておむつであって、
    前記複数の溶着部は、第1溶着部、第2溶着部、第3溶着部、及び第4溶着部を有し、
    前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線は前記上下方向に沿っており、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線は前記横方向に沿っており、
    前記第2溶着部は、前記上下方向において、前記第1溶着部の下側にて当該第1溶着部に隣接し、
    前記第3溶着部は、前記上下方向において、前記第1溶着部と前記第2溶着部の間に設けられ、且つ、前記横方向において、当該横方向の一方側から前記第1溶着部に隣接し、
    前記第4溶着部は、前記上下方向において、前記第1溶着部と前記第2溶着部の間に設けられ、且つ、前記横方向において、当該横方向の他方側から前記第1溶着部に隣接し、
    前記第1溶着部と前記第2溶着部との距離は、前記第3溶着部と前記第4溶着部との距離の半分より長く、前記第3溶着部と前記第4溶着部との距離は、前記第1溶着部と前記第2溶着部との距離の半分より長いことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 請求項1に記載の使い捨ておむつにおいて、
    前記第1溶着部、前記第2溶着部、前記第3溶着部、及び前記第4溶着部は、それぞれ複数設けられており、
    前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線と、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線との交点が複数設けられていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  3. 請求項2に記載の使い捨ておむつにおいて、
    前身頃部及び後身頃部を有しており、
    前記前身頃部及び前記後身頃部には、前記前身頃部の前記横方向の端部と前記後身頃部の前記横方向の端部とを接合した端部接合領域が設けられており、
    前記胴回り部のうち、少なくとも、前記横方向において、一方側の前記端部接合領域から他方側の前記端部接合領域までの領域に、複数の前記交点が設けられていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  4. 請求項3に記載の使い捨ておむつにおいて、
    吸収性本体を有しており、
    前記吸収性本体の非肌側と、前記肌側シート、前記伸縮性不織布、及び前記非肌側シートとが接続された吸収性本体接合領域が設けられており、
    前記吸収体本体接合領域に位置する前記肌側シート、前記伸縮性不織布、及び前記非肌側シートには、前記複数の溶着部が点在している他の点在領域が設けられており、
    前記胴回り部のうち、前記上端部と前記他の点在領域を除く領域には、全域に亘って複数の前記交点が設けられていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の使い捨ておむつにおいて、
    前記肌側シート、前記伸縮不織布、及び前記非肌側シートの厚みの合計は、
    前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線と、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線との交点より、
    前記溶着部の中央の方が小さいことを特徴とする使い捨ておむつ。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の使い捨ておむつにおいて、
    前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線と、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線との交点における、前記伸縮不織布の厚みより、
    前記溶着部の中央における前記肌側シート、前記伸縮不織布、及び前記非肌側シートの厚みの合計の方が小さいことを特徴とする使い捨ておむつ。
  7. 請求項6に記載の使い捨ておむつにおいて、
    互いに隣接する前記溶着部の間において、前記伸縮不織布の少なくとも一部は、前記肌側シート、又は前記非肌側シートに接触することを特徴とする使い捨ておむつ。
  8. 請求項2に記載の使い捨ておむつにおいて、
    前記交点は、前記上下方向及び前記横方向にそれぞれ均等な間隔で配置されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  9. 請求項1から8に記載の使い捨ておむつにおいて、
    前記横方向において、
    前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線と、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線との交点から前記第3溶着部までの距離は、前記交点から前記第4溶着部までの距離と等しいことを特徴とする使い捨ておむつ。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の使い捨ておむつにおいて、
    前記上下方向において、
    前記第1溶着部と前記第2溶着部を結ぶ直線と、前記第3溶着部と前記第4溶着部を結ぶ直線との交点から前記第1溶着部までの距離は、前記交点から前記第2溶着部までの距離と等しいことを特徴とする使い捨ておむつ。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の使い捨ておむつにおいて、
    吸収性本体、前身頃部及び後身頃部を有し
    前記前身頃部及び前記後身頃部とを接合する複数の端部接合部を有しており、
    前記複数の端部接合部が点在している端部接合領域が設けられており、
    前記吸収性本体の非肌側と、前記肌側シート、前記伸縮性不織布、及び前記非肌側シートとが接合された吸収性本体接合領域が設けられており、
    前記吸収性本体接合領域に位置する前記肌側シート、前記伸縮性不織布、及び前記非肌側シートには、前記複数の溶着部が点在している他の点在領域が設けられており、
    前記他の点在領域の単位面積当たりの前記複数の溶着部の面積の合計が、前記端部接合領域の単位面積当たりの前記端部接合部の面積の合計より小さいことを特徴とする使い捨ておむつ。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載の使い捨ておむつにおいて、
    吸収性本体を有しており、
    前記吸収性本体の非肌側と、前記肌側シート、前記伸縮性不織布、及び前記非肌側シートとが接合された吸収性本体接合領域が設けられており、
    前記吸収性本体接合領域に位置する前記肌側シート、前記伸縮性不織布、及び前記非肌側シートには、前記複数の溶着部が点在している他の点在領域が設けられており、
    単位面積当たりの前記複数の溶着部の面積の合計は、前記点在領域の方が前記他の点在領域より小さいことを特徴とする使い捨ておむつ。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の使い捨ておむつにおいて、
    前記上下方向において、
    前記伸縮不織布の繊維密度は、前記胴回り部の中央部より、前記伸縮不織布の上端部の方が高いことを特徴とする使い捨ておむつ。
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